JP2017208153A - ディスク搬送機構及びディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスクをトリガ部材へ効果的に接触させることができるディスク搬送機構を得る。【解決手段】接触部12b−3でのシャフト11の外周面11aから搬送ローラ12bの外周面12b−2までの距離G2を、接触部12a−3でのシャフト11の外周面11aから搬送ローラ12aの外周面12a−2までの距離G1よりも大きくする。これにより、ディスク30の搬送方向をトリガ部材21に向かわせる。【選択図】図6

Description

この発明は、搬送ローラによってディスクを搬送するディスク搬送機構、及び、当該ディスク搬送機構を備えるディスク装置に関するものである。
ディスク装置の外部から内部へディスクを搬送するディスク搬送機構は、駆動モータによって回転する搬送ローラをディスクに圧接させることで、ディスクを搬送する基本構造となっている。
例えば、特許文献1には、ディスクローディングロールが支持機構から受ける押圧力が、左右で不均一となることを考慮して、左右のディスクローディングロールの外径を異なるものとした構成が開示されている。このように構成することで、左右のディスクローディングロールの搬送力が均一になるようにしている。
特開2006−79675号公報
ところで、ディスク装置には、再生モードへの切替えを行うために、トリガ部材が設けられている。装置内部に搬送されるディスクがトリガ部材に接触して、トリガ部材を移動させることで、ディスクの搬送完了を検知し、再生モードへと移行し始める。
従って、搬送されるディスクがトリガ部材へ効果的に接触できない場合、トリガ部材が移動せずに再生モードへ切替えられないという不具合が発生する。
上記特許文献1の構成は、このような事象についての検討が一切されておらず、上記のような不具合が発生する可能性がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ディスクを搬送する際、当該ディスクをトリガ部材へ効果的に接触させることができるディスク搬送機構を得ることを目的とする。
この発明に係るディスク搬送機構は、回転するシャフトと、シャフトの外周に配置された円筒形状であって、シャフトの回転に伴い、ディスクの周縁部と接触する接触部が外周面にて軸方向に2つ並んでディスクを搬送する搬送ローラと、ディスクが接触して移動させることで、ディスクの搬送完了を検知するためのトリガ部材とを備え、接触部でのシャフトの外周面から搬送ローラの外周面までの距離は、一方の接触部での距離が他方の接触部での距離よりも大きくすることにより、ディスクがトリガ部材に向かうようにすることを特徴とするものである。
この発明によれば、一方の接触部でのシャフトの外周面から搬送ローラの外周面までの距離を、他方の接触部でのシャフトの外周面から搬送ローラの外周面までの距離よりも大きくして、ディスクがトリガ部材に向かうようにすることにより、搬送されるディスクをトリガ部材へ効果的に接触させることができる。
この発明の実施の形態1に係るディスク装置の構成例を示す外観斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るディスク装置のディスク搬送機構の構成例を示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係るディスク装置のディスク搬送機構の構成例を示す平面図であり、トリガ部材が作動した状態を示す。 この発明の実施の形態1に係るディスク装置のトリガ部材とその周辺部を拡大した斜視図である。 この発明の実施の形態1に係るディスク装置において、ディスクの搬送方向とトリガ部材の作動との関係について説明する図である。 この発明の実施の形態1に係るディスク装置の搬送ローラの構成例を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係るディスク装置の搬送ローラの構成例を説明する図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るディスク装置1の構成例を示す外観斜視図である。図2は、実施の形態1に係るディスク装置1のディスク搬送機構10の構成例を示す平面図である。図1および図2に示すディスク装置1は、ディスク挿入待機状態である。また、図2では、ディスク装置1の内部構造が見えるように、上面シャーシ4とアームクランプ5の図示を省略している。
ディスク装置1は、ディスク挿入口3が前面に開口したシャーシ2、ディスク挿入口3を通してディスク30をシャーシ2つまりディスク装置1の内部へ搬送するディスク搬送機構10、ディスク搬送機構10に備えられディスク30の搬送が完了したことを検知するためのトリガ部材21、ディスク30のデータを読み出して再生する再生部等を備えている。
ディスク搬送機構10は、ディスク挿入口3にディスク30が挿入されたことを検知するディスク検知センサ13、シャフト11を回転駆動する駆動源であるディスク搬送用モータ14、ディスク搬送用モータ14の駆動力を受けて回転するシャフト11、ディスク搬送用モータ14の駆動力をシャフト11へ伝達する複数のギア15〜20、ディスク30に接触した状態でシャフト11の回転に伴い回転することで、ディスク30を搬送する搬送ローラ12a,12b、トリガ部材21等を備えている。つまり、ディスク装置1は、スロットイン方式のディスク装置である。
再生部は、ベース9の上に設置されたターンテーブル6、スピンドルモータ7、光ピックアップ8等を備えている。
ディスク挿入口3にディスク30が挿入されると、上面シャーシ4側のディスク挿入口3付近に設置された発光素子の光をディスク30が遮るため、受光素子であるディスク検知センサ13は、発光素子からの光を受光できなくなる。ディスク検知センサ13は、発光素子からの光を受光できなくなった場合、ディスク30が挿入されたことを検知して、ディスク搬送用モータ14へ信号を出力する。ディスク搬送用モータ14は、ディスク検知センサ13からの信号に基づいて、動作を開始し、複数のギア15〜20を介してシャフト11を回転させる。シャフト11の回転に伴い、当該シャフト11の外周に配置された搬送ローラ12a,12bが回転することにより、ディスク30がディスク挿入口3からディスク装置1の内部へと搬送される。ディスク装置1の内部へ搬送されてきたディスク30の周縁部が、シャーシ2内の図中の左奥に設置されたトリガ部材21に接触して押すことにより、トリガ部材21が作動する。
図3は、実施の形態1に係るディスク装置1のディスク搬送機構10の構成例を示す平面図であり、トリガ部材21が作動した状態を示す。図4は、トリガ部材21とその周辺部を拡大した斜視図である。なお、図4ではバネ部材21cおよびベース9等の図示を省略している。
トリガ部材21は、一端に、搬送されてきたディスク30の周縁部が接触するディスク接触部21aを有している。また、トリガ部材21は、ディスク接触部21aとは反対側に位置する他端に、スライダ接触部21bを有している。スライダ接触部21bは、移動することによって第1側面スライダ22に接触する。さらに、トリガ部材21とアームクランプ5との間にバネ部材21cが架け渡され、図2に示すトリガ部材21が作動していない状態では、トリガ部材21は、バネ部材21cの力によりディスク接触部21aがディスク30の搬送経路上に突き出た位置に保持されている。
シャーシ2の図中の左側面には、第1側面スライダ22と第2側面スライダ23が前後方向に移動可能に設置されている。第1側面スライダ22に第2側面スライダ23が取り付けられており、第1側面スライダ22の移動に伴って第2側面スライダ23も移動する。
シャーシ2の背面には、背面スライダ25が図中の左右方向に移動可能に設置されている。
シャーシ2の底面には、第2側面スライダ23と背面スライダ25とを接続するリンク24が設置されており、第2側面スライダ23が前後方向に移動すると背面スライダ25が左右方向に移動する。
図3に示すように、搬送されてきたディスク30の周縁部がディスク接触部21aに接触すると、図4に拡大して示すように、ディスク接触部21aがディスク30の周縁部に押されることによってバネ部材21cの力に抗して図中の矢印Aで示す左斜め奥方向へ後進し、スライダ接触部21bが矢印Aとは反対の右斜め手前方向へ前進して第1側面スライダ22を図中の矢印Bで示す手前方向へ押し出す。第1側面スライダ22の矢印Bの方向への移動に伴って、この第1側面スライダ22に取り付けられている第2側面スライダ23も、矢印Bの方向へ移動する。第2側面スライダ23が矢印Bの方向へ移動すると、これに連動してリンク24が図中の矢印Cの方向へ動き、背面スライダ25を図中の矢印Dで示す左方向へ引っ張る。背面スライダ25にはシャーシ2の内側へ突出した突部25aが形成されており、背面スライダ25が矢印Dの方向へ移動する際に突部25aが搬送完了スイッチ26を押し込む。また、トリガ部材21の作動により、アームクランプ5を上面シャーシ4側にロックしていたロック機構が解除され、アームクランプ5がベース9側へ下がり、ディスク30をターンテーブル6上に押し付けて保持する。
搬送完了スイッチ26は、背面スライダ25の突部25aによって押し込まれると、ディスク搬送完了を知らせる信号を出力する。ディスク搬送用モータ14は、搬送完了スイッチ26からの信号に基づいて、動作を終了する。スピンドルモータ7は、搬送完了スイッチ26からの信号に基づいて、動作を開始し、ターンテーブル6上のディスク30を回転させる。光ピックアップ8は、ディスク30のデータを読み出し、再生する。
なお、図示例では、トリガ部材21が作動することにより搬送完了スイッチ26が押し込まれてディスク30の搬送完了を検知する構成を示したが、トリガ部材21が作動することによりディスク30の搬送完了を検知できる構成であればどのような構成であってもよい。
また、トリガ部材21は、回動するタイプの物でも、スライドするタイプの物でもよく、要は、ディスク30が接触することで移動し、ディスク30の搬送完了を検知するように作動するものであればよい。
ディスク30の再生を終了してディスク30をディスク装置1から排出するときは、ディスク搬送用モータ14がシャフト11及び搬送ローラ12a,12bを、ディスク30を挿入したときとは逆向きに回転させることになる。本実施の形態1においてディスク30を排出する際の動作はどのような動作でもよいため、詳細な説明は省略する。
次に、図5を用いて、ディスク30の搬送方向とトリガ部材21の作動との関係について説明する。
搬送ローラ12a,12bの回転により、ディスク30をディスク挿入口3からディスク装置1の内部へと搬送する際、搬送ローラ12a,12bの形状に関して特に何も配慮がされていないと、ディスク30の搬送方向は、図5中の矢印E1,E2,E3のどの方向にもなり得る。
実施の形態1においては、トリガ部材21が左斜め奥に設けられており、ディスク30の搬送方向が矢印E3の右斜め奥方向である場合、搬送されるディスク30がトリガ部材21に接触した際のトリガ部材21を押す力が弱まる。より具体的には、ディスク30の搬送方向とトリガ部材21の移動方向とが異なるために、トリガ部材21の押し込みが不十分となる。このため、第1側面スライダ22、第2側面スライダ23、リンク24及び背面スライダ25の動作が不完全になり、搬送完了スイッチ26においてディスク30の搬送完了が検知されない可能性がある。
一方、ディスク30の搬送方向が矢印E1の左斜め奥方向である場合、搬送されるディスク30がトリガ部材21に接触した際のトリガ部材21を押す力は、矢印E3の場合よりも強くなる。より具体的には、ディスク30の搬送方向とトリガ部材21の移動方向とがほぼ同じとなるために、トリガ部材21を確実に押すことができる。このため、トリガ部材21、第1側面スライダ22、第2側面スライダ23、リンク24及び背面スライダ25が正常に動作し、搬送完了スイッチ26においてディスク30の搬送完了を検知できる。
なお、ディスク30の搬送方向が矢印E2のまっすぐな奥方向である場合も、搬送されるディスク30がトリガ部材21に接触した際のトリガ部材21を押す力は、矢印E1の場合よりも弱くなるので、トリガ部材21の押し込みが不十分になる可能性が十分に考えられる。
従って、ディスク30の搬送方向が矢印E1のようになってディスク30がトリガ部材21に向かうように、本実施の形態1では、図2、図3及び図6に示すように搬送ローラ12a,12bを構成する。ここで、図6を用いて、搬送ローラ12a,12bの形状について詳細に説明する。図6では、搬送ローラ12a,12bの形状を分かりやすくするために、それらの形状を実際よりも誇張して示している。また、搬送ローラ12a,12bの内径に比べて、シャフト11を実際よりも細くして示している。
搬送ローラ12a,12bは、シャフト11の外周に配置され、シャフト11の外周面11aを被覆する円筒形状に形成された例えばシリコーンゴム等の弾性体であり、円筒の内周面12a−1,12b−1が、円柱形状のシャフト11の外周面11aに対向した状態で設置されている。
搬送ローラ12a,12bの内径は、シャフト11の外径よりも大きくなっている。これは、ディスク30がディスク装置1内部に入り込んだ異物への接触等によって強制的に搬送が阻止された場合に、搬送ローラ12a,12bの内周面12a−1,12b−1とシャフト11の外周面11aとの間で滑りが発生することで、ディスク搬送用モータ14、ギア15〜20等の破損を防止するためである。しかしながら、搬送ローラ12a,12bの内径をシャフト11の外径とほぼ同じとして、シャフト11の回転が搬送ローラ12a,12bに効率的に伝わるようにしてもよい。
搬送ローラ12aは、シャフト11の軸方向において中央部より図6で左側に配置されている。また、搬送ローラ12bは、シャフト11の軸方向において中央部より図6で右側に配置されている。
搬送ローラ12a,12bは、シャフト11の軸方向において中央部から端部に向かうほど、外径が大きくなっている。そのため、搬送ローラ12a,12bがシャフト11の回転に伴い回転して、ディスク30を搬送する際には、ディスク30の周縁部と接触する接触部12a−3,12b−3が搬送ローラ12a,12bの外周面12a−2,12b−2に形成されながら、ディスク30を搬送する。接触部12a−3は、搬送ローラ12aの外周面12a−2、接触部12b−3は、搬送ローラ12bの外周面12b−2に形成され、接触部12a−3と接触部12b−3は、搬送ローラ12a,12bの軸方向に2つ並んで形成される。なお、接触部12a−3,12b−3は、ディスク30のディスク装置1への挿入度合いに応じて、その位置が搬送ローラ12a,12bの軸方向に沿って移動する。
搬送ローラ12a,12bは、シャフト11の軸方向における中心Oから同じ距離だけ離れた位置での外径が、搬送ローラ12aよりも搬送ローラ12bの方が大きくなるように構成される。このようにすることで、接触部12b−3での搬送ローラ12bの外径F2は、接触部12a−3での搬送ローラ12aの外径F1よりも大きくなる。そして、搬送ローラ12aと搬送ローラ12bのそれぞれの内径が同じであると、接触部12b−3でのシャフト11の外周面11aから搬送ローラ12bの外周面12b−2までの距離G2は、接触部12a−3でのシャフト11の外周面11aから搬送ローラ12aの外周面12a−2までの距離G1よりも大きくなる。
これにより、搬送ローラ12bによるディスク搬送速度が、搬送ローラ12aによるディスク搬送速度よりも速くなり、ディスク30の搬送方向が、図5中の矢印E1のようにトリガ部材21に向かうようにできる。よって、ディスク30がトリガ部材21に向かうようにできる。つまり、搬送されるディスク30をトリガ部材21へ効果的に接触させて、トリガ部材21を確実に押すことができる。そしてその後、搬送完了スイッチ26においてディスク30の搬送完了を検知できる。
なお、寸法の異なる搬送ローラ12a,12bを識別するために、搬送ローラ12aと搬送ローラ12bとを識別可能な印を、搬送ローラ12a,12bに付加するとよい。例えば、搬送ローラ12aと搬送ローラ12bの色を異ならせるとよい。このようにすると、部品管理が容易で、組立時の作業ミスを抑制することが可能である。後述する実施の形態2でも同様である。
なお、上記では、接触部12a−3での搬送ローラ12aの内径と、接触部12b−3での搬送ローラ12bの内径とを同じとした上で、接触部12b−3での搬送ローラ12bの外径F2を、接触部12a−3での搬送ローラ12aの外径F1よりも大きくした。しかしながら、要は、接触部12b−3でのシャフト11の外周面11aから搬送ローラ12bの外周面12b−2までの距離G2が、接触部12a−3でのシャフト11の外周面11aから搬送ローラ12aの外周面12a−2までの距離G1よりも大きくなればよい。従って、距離G2が距離G1よりも大きくなる範囲で、搬送ローラ12aの内径と搬送ローラ12bの内径とを異ならせてもよい。
また、上記では、図2、図3及び図5で示すように図中の左奥に設置されたトリガ部材21に対して、図中の右側に設置される搬送ローラ12bの接触部12b−3での外径F2を、搬送ローラ12aの接触部12a−3での外径F1よりも大きくした。つまり、トリガ部材21の配置位置に対して、左右逆側の搬送ローラ12bの外径F2を、もう一方の搬送ローラ12aの外径F1よりも大きくした。従って、トリガ部材21の配置位置によっては、搬送ローラ12aの外径F1を搬送ローラ12bの外径F2よりも大きくしてもよい。要は、図6に示す距離G1,G2を異ならせることで搬送ローラ12a,12bで搬送速度を異ならせ、ディスク30の搬送方向がトリガ部材21に向かうようにすればよい。上記では、左奥にトリガ部材21が設置されている場合を図示例に挙げ、説明しただけである。
また、上記では、搬送ローラを、第2搬送ローラである左側の搬送ローラ12aと、第1搬送ローラである右側の搬送ローラ12bの2部材に分けて構成したが、1部材で構成してもよい。その場合、1部材の搬送ローラの外径等の寸法を、左右で異なるように構成する。
以上より、実施の形態1によれば、接触部12b−3での搬送ローラ12bの外径F2を、接触部12a−3での搬送ローラ12aの外径F1よりも大きくし、接触部12b−3でのシャフト11の外周面11aから搬送ローラ12bの外周面12b−2までの距離G2を、接触部12a−3でのシャフト11の外周面11aから搬送ローラ12aの外周面12a−2までの距離G1よりも大きくする。これにより、ディスク30の搬送方向がトリガ部材21に向かうようにして、搬送されるディスク30をトリガ部材21へ効果的に接触させる。
また、実施の形態1のディスク搬送機構10は、搬送ローラの寸法変更で実現できるので、既存のディスク装置への導入コストを抑制することができる。また、組立作業性も既存のディスク装置と同等のままである。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係るディスク装置は、搬送ローラ12a,12bを、実施の形態1とは異なるように構成したものである。従って、搬送ローラ12a,12b以外の構成については、適宜図1〜図5を援用する。
図7に、実施の形態2の搬送ローラ12a,12bを示す。図7では、搬送ローラ12a,12bの形状を分かりやすくするために、それらの形状を実際よりも誇張して示している。また、搬送ローラ12aの内径に比べて、シャフト11を実際よりも細くして示している。
搬送ローラ12a,12bは、実施の形態1と同様に、シャフト11の軸方向において中央部から端部に向かうほど、外径が大きくなっている。そのため、実施の形態1と同様に、搬送ローラ12a,12bがシャフト11の回転に伴い回転して、ディスク30を搬送する際には、ディスク30の周縁部と接触する接触部12a−3,12b−3が搬送ローラ12a,12bの外周面12a−2,12b−2に形成されながら、ディスク30を搬送する。
搬送ローラ12bの内径は、搬送ローラ12aの内径よりも小さくなるように構成される。そして、搬送ローラ12a,12bは、シャフト11の軸方向における中心Oから同じ距離だけ離れた位置での外径が、搬送ローラ12aと搬送ローラ12bとで同じとなるように構成される。このようにすることで、接触部12b−3での搬送ローラ12bの外径H2と、接触部12a−3での搬送ローラ12aの外径H1とは、同じとなる。しかしながら、搬送ローラ12bの内径が搬送ローラ12aの内径よりも小さいことから、接触部12b−3でのシャフト11の外周面11aから搬送ローラ12bの外周面12b−2までの距離I2は、接触部12a−3でのシャフト11の外周面11aから搬送ローラ12aの外周面12a−2までの距離I1よりも大きくなる。具体的には、図中に示す距離Jだけ、距離I2の方が距離I1よりも大きい。距離Jは、搬送ローラ12aの内径から搬送ローラ12bの内径を引いた値の半分の値である。
つまり、図7に示す搬送ローラ12a,12bは、距離G2が距離G1よりも大きい実施の形態1の図6と実質的に同じ状態となる。
これにより、搬送ローラ12bによるディスク搬送速度が、搬送ローラ12aによるディスク搬送速度よりも速くなり、ディスク30の搬送方向が、図5中の矢印E1のようにトリガ部材21に向かうようにできる。つまり、搬送されるディスク30をトリガ部材21へ効果的に接触させて、トリガ部材21を確実に押すことができる。そしてその後、搬送完了スイッチ26においてディスク30の搬送完了を検知できる。
なお、上記では、接触部12a−3での搬送ローラ12aの外径H1と、接触部12b−3での搬送ローラ12bの外径H2とを同じとした上で、接触部12b−3での搬送ローラ12bの内径を、接触部12a−3での搬送ローラ12aの内径よりも小さくした。しかしながら、要は、接触部12b−3でのシャフト11の外周面11aから搬送ローラ12bの外周面12b−2までの距離I2が、接触部12a−3でのシャフト11の外周面11aから搬送ローラ12aの外周面12a−2までの距離I1よりも大きくなればよい。従って、距離I2が距離I1よりも大きくなる範囲で、接触部12a−3での搬送ローラ12aの外径H1と接触部12b−3での搬送ローラ12bの外径H2とを異ならせてもよい。搬送ローラ12bの外径H2を搬送ローラ12aの外径H1よりも大きくすれば、さらに搬送ローラ12bの搬送速度を速めることができる。
また、上記では、図2、図3及び図5で示すように図中の左奥に設置されたトリガ部材21に対して、図中の右側に設置される搬送ローラ12bの接触部12b−3での内径を、搬送ローラ12aの接触部12a−3での内径よりも小さくした。つまり、トリガ部材21の配置位置に対して、左右逆側の搬送ローラ12bの内径を、もう一方の搬送ローラ12aの内径よりも小さくした。従って、トリガ部材21の配置位置によっては、搬送ローラ12aの内径を搬送ローラ12bの内径よりも小さくしてもよい。要は、図7に示す距離I1,I2を異ならせることで搬送ローラ12a,12bで搬送速度を異ならせ、ディスク30の搬送方向がトリガ部材21に向かうようにすればよい。上記では、左奥にトリガ部材21が設置されている場合を図示例に挙げ、説明しただけである。
以上より、実施の形態2によれば、搬送ローラ12bの内径を搬送ローラ12aの内径よりも小さくすることで、接触部12b−3での搬送ローラ12bの内径を接触部12a−3での搬送ローラ12aの内径よりも小さくし、接触部12b−3でのシャフト11の外周面11aから搬送ローラ12bの外周面12b−2までの距離I2を、接触部12a−3でのシャフト11の外周面11aから搬送ローラ12aの外周面12a−2までの距離I1よりも大きくする。これにより、ディスク30の搬送方向がトリガ部材21に向かうようにして、搬送されるディスク30をトリガ部材21へ効果的に接触させる。
また、実施の形態1と同様に、実施の形態2のディスク搬送機構10は、搬送ローラの寸法変更で実現できるので、既存のディスク装置への導入コストを抑制することができる。また、組立作業性も既存のディスク装置と同等のままである。
また、接触部12b−3での搬送ローラ12bの外径F2を、接触部12a−3での搬送ローラ12aの外径F1よりも大きくしたり、接触部12b−3での搬送ローラ12bの内径を、接触部12a−3での搬送ローラ12aの内径よりも小さくしたりした。このように、搬送ローラの寸法変更を行えばよいので、既存のディスク装置への導入コストを抑制することができる。また、組立作業性も既存のディスク装置と同等のままである。
また、搬送ローラとして、接触部12b−3が形成される搬送ローラ12bと、接触部12a−3が形成される搬送ローラ12aとを有し、搬送ローラ12bの色と搬送ローラ12aの色は、異なることとした。このようにすることで、寸法の異なる搬送ローラ12a,12bを識別することが容易となる。従って、部品管理が容易で、組立時の作業ミスを抑制することが可能である。
また、本発明はその発明の範囲内において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、または各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1 ディスク装置、2 シャーシ、3 ディスク挿入口、4 上面シャーシ、5 アームクランプ、6 ターンテーブル、7 スピンドルモータ、8 光ピックアップ、9 ベース、10 ディスク搬送機構、11 シャフト、11a 外周面、12a,12b 搬送ローラ、12a−1,12b−1 内周面、12a−2,12b−2 外周面、12a−3,12b−3 接触部、13 ディスク検知センサ、14 ディスク搬送用モータ、15〜20 ギア、21 トリガ部材、21a ディスク接触部、21b スライダ接触部、21c バネ部材、22 第1側面スライダ、23 第2側面スライダ、24 リンク、25 背面スライダ、25a 突部、26 搬送完了スイッチ、30 ディスク。

Claims (5)

  1. 回転するシャフトと、
    前記シャフトの外周に配置された円筒形状であって、前記シャフトの回転に伴い、ディスクの周縁部と接触する接触部が外周面にて軸方向に2つ並んで前記ディスクを搬送する搬送ローラと、
    前記ディスクが接触して移動させることで、前記ディスクの搬送完了を検知するためのトリガ部材とを備え、
    前記接触部での前記シャフトの外周面から前記搬送ローラの外周面までの距離は、一方の前記接触部での前記距離が他方の前記接触部での前記距離よりも大きくすることにより、前記ディスクが前記トリガ部材に向かうようにすることを特徴とするディスク搬送機構。
  2. 前記一方の接触部での前記搬送ローラの外径は、前記他方の接触部での前記搬送ローラの外径よりも大きいことを特徴とする請求項1記載のディスク搬送機構。
  3. 前記一方の接触部での前記搬送ローラの内径は、前記他方の接触部での前記搬送ローラの内径よりも小さいことを特徴とする請求項1または請求項2記載のディスク搬送機構。
  4. 前記搬送ローラは、前記一方の接触部が形成される第1搬送ローラと、前記他方の接触部が形成される第2搬送ローラとを有し、
    前記第1搬送ローラの色と前記第2搬送ローラの色は、異なることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のディスク搬送機構。
  5. 請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のディスク搬送機構を備えることを特徴とするディスク装置。
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