JPWO2021016462A5 - - Google Patents
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他の実施形態は、以下の特許請求の範囲内に記載される。
本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療または予防を必要とする対象において筋萎縮性側索硬化症(ALS)を治療または予防するための方法であって、前記対象に、治療有効量のペプチド模倣物(R)-2-アミノ-N-((S)-1-(((S)-5-アミノ-1-(3-ベンジル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ペンチル)アミノ)-3-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルフェニル)-1-オキソプロパン-2-イル)-5-グアニジノペンタンアミド、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、互変異性体、水和物、および/もしくは溶媒和物を投与することを含む、方法。
〔2〕前記対象が、ALSを有すると診断されている、前記〔1〕に記載の方法。
〔3〕前記ALSが、家族性である、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔4〕前記家族性ALSが、スーパーオキシドジスムターゼ1(SOD1)遺伝子またはTARDBP遺伝子における変異によって引き起こされる、前記〔3〕に記載の方法。
〔5〕前記ペプチド模倣物が、2週間以上、毎日投与される、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔6〕前記ペプチド模倣物が、12週間以上、毎日投与される、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔7〕前記治療または予防が、筋力低下、筋消耗(萎縮)、筋痙攣、筋痙縮、動作緩慢、バランス不良、協調運動障害、声質の変化、構音障害、嚥下障害、不完全な閉眼、流涎、情動調節障害、早死、および脳トランスロケータタンパク質-18kDa(TSPO)発現の増加のうちの1つ以上を含むALSの1つ以上の徴候または症状の前記治療または予防を含む、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔8〕前記治療または予防が、ニューロフィラメント軽鎖(NfL)の血漿蓄積の前記治療または予防を含む、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔9〕前記対象が、哺乳動物である、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔10〕前記哺乳動物対象が、ヒトである、前記〔9〕に記載の方法。
〔11〕前記ペプチド模倣物が、経口または皮下に投与される、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔12〕前記ペプチド模倣物が、局所的、鼻腔内、全身的、静脈内、腹腔内、皮内、眼内、眼科的、髄腔内、脳室内、イオン泳動的、経粘膜的、硝子体内、または筋肉内に投与される、前記〔1〕~〔11〕のいずれか一項に記載の方法。
〔13〕前記対象に追加の治療を、別々に、連続して、または同時に施すことをさらに含む、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔14〕前記追加の治療が、治療剤の投与を含む、前記〔13〕に記載の方法。
〔15〕前記治療剤が、リルゾール(Rilutek(登録商標))、エダラボン(Radicava(登録商標))、メカセルミン、バクロフェン(Lioresal(登録商標))、ジアゼパム(Valium(登録商標))、ダントロレン(Dantrium(登録商標))、非ステロイド性抗炎症剤、抗痙攣薬(例えば、カルバマゼピン(Tegretol(登録商標))またはフェニトイン(Dilantin(登録商標)))、アミトリプチリン(Elavil(登録商標))、ノルトリプチリン(Pamelor(商標))、およびロラゼパム(Ativan(登録商標))からなる群から選択される、前記〔14〕に記載の方法。
〔16〕ペプチド模倣物および追加の治療的処置の組み合わせが、前記ALSの予防または治療における相乗効果を有する、前記〔15〕に記載の方法。
〔17〕前記薬学的に許容される塩が、酒石酸塩、フマル酸塩、モノ酢酸塩、ビス酢酸塩、トリ酢酸塩、モノトリフルオロ酢酸塩、ビストリフルオロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、モノ塩酸塩、ビス塩酸塩、トリ塩酸塩、モノトシル酸塩、ビストシル酸塩、またはトリトシル酸塩を含む、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔18〕前記ペプチド模倣物が、トリスHCl塩、ビスHCl塩、またはモノHCl塩として製剤化される、前記〔1〕~〔16〕のいずれか一項に記載の方法。
〔19〕筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療または予防を必要とする対象において筋萎縮性側索硬化症(ALS)を治療または予防するための薬剤の調製における組成物の使用であって、前記組成物が、治療有効量のペプチド模倣物(R)-2-アミノ-N-((S)-1-(((S)-5-アミノ-1-(3-ベンジル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ペンチル)アミノ)-3-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルフェニル)-1-オキソプロパン-2-イル)-5-グアニジノペンタンアミド、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、互変異性体、水和物、および/もしくは溶媒和物を含む、使用。
〔20〕前記対象が、ALSを有すると診断されている、前記〔19〕に記載の使用。
〔21〕前記ALSが、家族性である、前記〔19〕または〔20〕に記載の使用。
〔22〕前記家族性ALSが、スーパーオキシドジスムターゼ1(SOD1)遺伝子またはTARDBP遺伝子における変異によって引き起こされる、前記〔21〕に記載の使用。
〔23〕前記ペプチド模倣物が、2週間以上、毎日投与されることが企図される、前記〔19〕~〔22〕のいずれか一項に記載の使用。
〔24〕前記ペプチド模倣物が、12週間以上、毎日投与されることが企図される、前記〔19〕~〔22〕のいずれか一項に記載の使用。
〔25〕前記治療または予防が、筋力低下、筋消耗(萎縮)、筋痙攣、筋痙縮、動作緩慢、バランス不良、協調運動障害、声質の変化、構音障害、嚥下障害、不完全な閉眼、流涎、情動調節障害、早死、および脳トランスロケータタンパク質-18kDa(TSPO)発現の増加のうちの1つ以上のうちの1つ以上を含むALSの1つ以上の徴候または症状の前記治療または予防を含む、前記〔19〕~〔24〕のいずれか一項に記載の使用。
〔26〕前記治療または予防が、ニューロフィラメント軽鎖(NfL)の血漿蓄積の前記治療または予防を含む、前記〔19〕~〔24〕のいずれか一項に記載の使用。
〔27〕前記対象が、哺乳動物である、前記〔19〕~〔26〕のいずれか一項に記載の使用。
〔28〕前記哺乳動物対象が、ヒトである、前記〔27〕に記載の使用。
〔29〕前記ペプチド模倣物が、経口または皮下投与のために製剤化される、前記〔19〕~〔28〕のいずれか一項に記載の使用。
〔30〕前記ペプチド模倣物が、局所的、鼻腔内、全身的、静脈内、腹腔内、皮内、眼内、眼科的、髄腔内、脳室内、イオン泳動的、経粘膜的、硝子体内、または筋肉内投与のために製剤化される、前記〔19〕~〔28〕のいずれか一項に記載の使用。
〔31〕前記ペプチド模倣物が、追加の治療と別々に、連続して、または同時に使用されることが企図される、前記〔19〕~〔30〕のいずれか一項に記載の使用。
〔32〕前記追加の治療が、治療剤の使用を含む、前記〔31〕に記載の使用。
〔33〕前記治療剤が、リルゾール(Rilutek(登録商標))、エダラボン(Radicava(登録商標))、メカセルミン、バクロフェン(Lioresal(登録商標))、ジアゼパム(Valium(登録商標))、ダントロレン(Dantrium(登録商標))、非ステロイド性抗炎症剤、抗痙攣薬(例えば、カルバマゼピン(Tegretol)またはフェニトイン(Dilantin(登録商標)))、アミトリプチリン(Elavil(登録商標))、ノルトリプチリン(Pamelor(商標))、およびロラゼパム(Ativan(登録商標))からなる群から選択される、前記〔32〕に記載の使用。
〔34〕ペプチド模倣物および追加の治療の組み合わせが、前記ALSの予防または治療における相乗効果を有する、前記〔31〕~〔33〕のいずれか一項に記載の使用。
〔35〕前記薬学的に許容される塩が、酒石酸塩、フマル酸塩、モノ酢酸塩、ビス酢酸塩、トリ酢酸塩、モノトリフルオロ酢酸塩、ビストリフルオロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、モノ塩酸塩、ビス塩酸塩、トリ塩酸塩、モノトシル酸塩、ビストシル酸塩、またはトリトシル酸塩を含む、前記〔19〕~〔34〕のいずれか一項に記載の使用。
〔36〕前記ペプチド模倣物が、トリスHCl塩、ビスHCl塩、またはモノHCl塩として製剤化される、前記〔19〕~〔34〕のいずれか一項に記載の使用。
〔37〕筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療または予防を必要とする対象において筋萎縮性側索硬化症(ALS)を治療または予防する際の使用のための、ペプチド模倣物(R)-2-アミノ-N-((S)-1-(((S)-5-アミノ-1-(3-ベンジル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ペンチル)アミノ)-3-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルフェニル)-1-オキソプロパン-2-イル)-5-グアニジノペンタンアミド、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、互変異性体、水和物、および/もしくは溶媒和物。
〔38〕前記対象が、ALSを有すると診断されている、使用のための、前記〔37〕に記載のペプチド模倣物。
〔39〕前記ALSが、家族性である、前記〔37〕または〔38〕に記載のペプチド模倣物。
〔40〕前記家族性ALSが、スーパーオキシドジスムターゼ1(SOD1)遺伝子またはTARDBP遺伝子における変異によって引き起こされる、前記〔39〕に記載のペプチド模倣物。
〔41〕前記ペプチド模倣物が、2週間以上、毎日投与されることが企図される、使用のための、前記〔37〕~〔40〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔42〕前記ペプチド模倣物が、12週間以上、毎日投与されることが企図される、使用のための、前記〔37〕~〔40〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔43〕前記治療または予防が、筋力低下、筋消耗(萎縮)、筋痙攣、筋痙縮、動作緩慢、バランス不良、協調運動障害、声質の変化、構音障害、嚥下障害、不完全な閉眼、流涎、情動調節障害、早死、および脳トランスロケータタンパク質-18kDa(TSPO)発現の増加のうちの1つ以上を含むALSの1つ以上の徴候または症状の前記治療または予防を含む、使用のための、前記〔37〕~〔42〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔44〕前記治療または予防が、ニューロフィラメント軽鎖(NfL)の血漿蓄積の前記治療または予防を含む、使用のための、前記〔37〕~〔42〕のいずれか一項に記載の使用。
〔45〕前記対象が、哺乳動物である、使用のための、前記〔37〕~〔44〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔46〕前記哺乳動物対象が、ヒトである、使用のための、前記〔45〕に記載のペプチド模倣物。
〔47〕前記ペプチド模倣物が、経口または皮下投与のために製剤化される、使用のための、前記〔37〕~〔46〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔48〕前記ペプチド模倣物が、局所的、鼻腔内、全身的、静脈内、腹腔内、皮内、眼内、眼科的、髄腔内、脳室内、イオン泳動的、経粘膜的、硝子体内、または筋肉内投与のために製剤化される、使用のための、前記〔37〕~〔46〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔49〕前記ペプチド模倣物が、追加の治療と別々に、連続して、または同時に使用されることが企図される、使用のための、前記〔37〕~〔48〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔50〕前記追加の治療が、治療剤の使用を含む、使用のための、前記〔49〕に記載のペプチド模倣物。
〔51〕前記治療剤が、リルゾール(Rilutek(登録商標))、エダラボン(Radicava(登録商標))、メカセルミン、バクロフェン(Lioresal(登録商標))、ジアゼパム(Valium(登録商標))、ダントロレン(Dantrium(登録商標))、非ステロイド性抗炎症剤、抗痙攣薬(例えば、カルバマゼピン(Tegretol)またはフェニトイン(Dilantin(登録商標)))、アミトリプチリン(Elavil(登録商標))、ノルトリプチリン(Pamelor(商標))、およびロラゼパム(Ativan(登録商標))からなる群から選択される、使用のための、前記〔50〕に記載のペプチド模倣物。
〔52〕ペプチド模倣物および追加の治療の組み合わせが、前記ALSの予防または治療における相乗効果を有する、使用のための、前記〔49〕~〔51〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔53〕前記薬学的に許容される塩が、酒石酸塩、フマル酸塩、モノ酢酸塩、ビス酢酸塩、トリ酢酸塩、モノトリフルオロ酢酸塩、ビストリフルオロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、モノ塩酸塩、ビス塩酸塩、トリ塩酸塩、モノトシル酸塩、ビストシル酸塩、またはトリトシル酸塩を含む、使用のための、前記〔37〕~〔52〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔54〕前記ペプチド模倣物が、トリスHCl塩、ビスHCl塩、またはモノHCl塩として製剤化される、使用のための、前記〔37〕~〔53〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔55〕αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症の治療または予防を必要とする対象においてαシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症を治療または予防するための方法であって、前記対象に、治療有効量のペプチド模倣物(R)-2-アミノ-N-((S)-1-(((S)-5-アミノ-1-(3-ベンジル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ペンチル)アミノ)-3-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルフェニル)-1-オキソプロパン-2-イル)-5-グアニジノペンタンアミド、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、互変異性体、水和物、および/もしくは溶媒和物を投与することを含む、方法。
〔56〕前記対象が、αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症を有すると診断されている、前記〔55〕に記載の方法。
〔57〕前記αシヌクレイン病が、パーキンソン病(PD)、認知症を伴うPD、レビー小体型認知症、または多系統萎縮症(MSA)であり、前記TDP-43タンパク質症が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)または前頭側頭葉変性症(FTLD)である、前記〔55〕または〔56〕に記載の方法。
〔58〕前記ペプチド模倣物が、2週間以上、毎日投与される、前記〔55〕~〔57〕のいずれか一項に記載の方法。
〔59〕前記ペプチド模倣物が、12週間以上、毎日投与される、前記〔55〕~〔58〕のいずれか一項に記載の方法。
〔60〕前記αシヌクレイン病の治療または予防が、未治療の対照と比較して、前記対象におけるドーパミン作動性ニューロンの喪失を減弱させることを含む、前記〔55〕~〔59〕のいずれか一項に記載の方法。
〔61〕前記TDP-43タンパク質症の治療または予防が、未治療の対照と比較して、前記対象における神経突起長の増加を含む、前記〔55〕~〔59〕のいずれか一項に記載の方法。
〔62〕前記対象が、哺乳動物である、前記〔55〕~〔61〕のいずれか一項に記載の方法。
〔63〕前記哺乳動物対象が、ヒトである、前記〔62〕に記載の方法。
〔64〕前記ペプチド模倣物が、経口または皮下に投与される、前記〔55〕~〔63〕のいずれか一項に記載の方法。
〔65〕前記ペプチド模倣物が、局所的、鼻腔内、全身的、静脈内、腹腔内、皮内、眼内、眼科的、髄腔内、脳室内、イオン泳動的、経粘膜的、硝子体内、または筋肉内に投与される、前記〔55〕~〔63〕のいずれか一項に記載の方法。
〔66〕前記対象に追加の治療を、別々に、連続して、または同時に施すことをさらに含む、前記〔55〕~〔65〕のいずれか一項に記載の方法。
〔67〕前記追加の治療が、治療剤の投与を含む、前記〔66〕に記載の方法。
〔68〕前記治療剤が、前記αシヌクレイン病の治療のためのレボドパを含み、前記治療剤が、前記TDP-43タンパク質症の治療のための選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)抗うつ薬を含む、前記〔67〕に記載の方法。
〔69〕ペプチド模倣物および追加の治療的処置の組み合わせが、αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症の予防または処置における相乗効果を有する、前記〔66〕~〔68〕のいずれか一項に記載の方法。
〔70〕前記薬学的に許容される塩が、酒石酸塩、フマル酸塩、モノ酢酸塩、ビス酢酸塩、トリ酢酸塩、モノトリフルオロ酢酸塩、ビストリフルオロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、モノ塩酸塩、ビス塩酸塩、トリ塩酸塩、モノトシル酸塩、ビストシル酸塩、またはトリトシル酸塩を含む、前記〔55〕~〔69〕のいずれか一項に記載の方法。
〔71〕前記ペプチド模倣物が、トリスHCl塩、ビスHCl塩、またはモノHCl塩として製剤化される、前記〔55〕~〔70〕のいずれか一項に記載の方法。
〔72〕αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症の治療または予防を必要とする対象においてαシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症を治療または予防するための薬剤の調製における組成物の使用であって、前記組成物が、治療有効量のペプチド模倣物(R)-2-アミノ-N-((S)-1-(((S)-5-アミノ-1-(3-ベンジル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ペンチル)アミノ)-3-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルフェニル)-1-オキソプロパン-2-イル)-5-グアニジノペンタンアミド、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、互変異性体、水和物、および/もしくは溶媒和物を含む、使用。
〔73〕前記対象が、αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症を有すると診断されている、前記〔72〕に記載の使用。
〔74〕前記αシヌクレイン病が、パーキンソン病(PD)、認知症を伴うPD、レビー小体型認知症、または多系統萎縮症(MSA)であり、前記TDP-43タンパク質症が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)または前頭側頭葉変性症(FTLD)である、前記〔72〕または〔73〕に記載の使用。
〔75〕前記ペプチド模倣物が、2週間以上、毎日投与されることが企図される、前記〔72〕~〔74〕のいずれか一項に記載の使用。
〔76〕前記ペプチド模倣物が、12週間以上、毎日投与されることが企図される、前記〔72〕~〔75〕のいずれか一項に記載の使用。
〔77〕前記αシヌクレイン病の治療または予防が、未治療の対照と比較して、前記対象におけるドーパミン作動性ニューロンの喪失を減弱させることを含む、前記〔72〕~〔76〕のいずれか一項に記載の使用。
〔78〕前記TDP-43タンパク質症の治療または予防が、未治療の対照と比較して、前記対象における神経突起長の増加を含む、前記〔72〕~〔76〕のいずれか一項に記載の使用。
〔79〕前記対象が、哺乳動物である、前記〔72〕~〔78〕のいずれか一項に記載の使用。
〔80〕前記哺乳動物対象が、ヒトである、前記〔79〕に記載の使用。
〔81〕前記ペプチド模倣物が、経口または皮下投与のために製剤化される、前記〔72〕~〔80〕のいずれか一項に記載の使用。
〔82〕前記ペプチド模倣物が、局所的、鼻腔内、全身的、静脈内、腹腔内、皮内、眼内、眼科的、髄腔内、脳室内、イオン泳動的、経粘膜的、硝子体内、または筋肉内投与のために製剤化される、前記〔72〕~〔80〕のいずれか一項に記載の使用。
〔83〕前記対象に追加の治療を、別々に、連続して、または同時に施すことをさらに含む、前記〔72〕~〔82〕のいずれか一項に記載の使用。
〔84〕前記追加の治療が、治療剤の投与を含む、前記〔83〕に記載の使用。
〔85〕前記治療剤が、前記αシヌクレイン病の治療のためのレボドパを含み、前記治療剤が、前記TDP-43タンパク質症の治療のための選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)抗うつ薬を含む、前記〔84〕に記載の使用。
〔86〕ペプチド模倣物および追加の治療的処置の組み合わせが、αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症の予防または処置における相乗効果を有する、前記〔83〕~〔85〕のいずれか一項に記載の使用。
〔87〕前記薬学的に許容される塩が、酒石酸塩、フマル酸塩、モノ酢酸塩、ビス酢酸塩、トリ酢酸塩、モノトリフルオロ酢酸塩、ビストリフルオロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、モノ塩酸塩、ビス塩酸塩、トリ塩酸塩、モノトシル酸塩、ビストシル酸塩、またはトリトシル酸塩を含む、前記〔72〕~〔86〕のいずれか一項に記載の使用。
〔88〕前記ペプチド模倣物が、トリスHCl塩、ビスHCl塩、またはモノHCl塩として製剤化される、前記〔72〕~〔87〕のいずれか一項に記載の使用。
〔89〕αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症の治療または予防を必要とする対象においてαシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症を治療または予防する際の使用のための、ペプチド模倣物(R)-2-アミノ-N-((S)-1-(((S)-5-アミノ-1-(3-ベンジル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ペンチル)アミノ)-3-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルフェニル)-1-オキソプロパン-2-イル)-5-グアニジノペンタンアミド、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、互変異性体、水和物、および/もしくは溶媒和物。
〔90〕前記対象が、αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症を有すると診断されている、使用のための、前記〔89〕に記載のペプチド模倣物。
〔91〕前記αシヌクレイン病が、パーキンソン病(PD)、認知症を伴うPD、レビー小体型認知症、または多系統萎縮症(MSA)であり、前記TDP-43タンパク質症が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)または前頭側頭葉変性症(FTLD)である、前記〔89〕または〔90〕に記載のペプチド模倣物。
〔92〕前記ペプチド模倣物が、2週間以上、毎日投与されることが企図される、使用のための、前記〔89〕~〔91〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔93〕前記ペプチド模倣物が、12週間以上、毎日投与されることが企図される、使用のための、前記〔89〕~〔92〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔94〕前記αシヌクレイン病の治療または予防が、未治療の対照と比較して、前記対象におけるドーパミン作動性ニューロンの喪失を減弱させることを含む、使用のための、前記〔89〕~〔93〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔95〕前記TDP-43タンパク質症の治療または予防が、未治療の対照と比較して、前記対象における神経突起長の増加を含む、使用のための、前記〔89〕~〔93〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔96〕前記対象が、哺乳動物である、使用のための、前記〔89〕~〔95〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔97〕前記哺乳動物対象が、ヒトである、使用のための、前記〔96〕に記載のペプチド模倣物。
〔98〕前記ペプチド模倣物が、経口または皮下投与のために製剤化される、使用のための、前記〔89〕~〔97〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔99〕前記ペプチド模倣物が、局所的、鼻腔内、全身的、静脈内、腹腔内、皮内、眼内、眼科的、髄腔内、脳室内、イオン泳動的、経粘膜的、硝子体内、または筋肉内投与のために製剤化される、使用のための、前記〔89〕~〔98〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔100〕前記ペプチド模倣物が、追加の治療と別々に、連続して、または同時に使用されることが企図される、使用のための、前記〔89〕~〔99〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔101〕前記追加の治療が、治療剤の使用を含む、使用のための、前記〔100〕に記載のペプチド模倣物。
〔102〕前記治療剤が、前記αシヌクレイン病の治療のためのレボドパを含み、前記治療剤が、前記TDP-43タンパク質症の治療のための選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)抗うつ薬を含む、使用のための、前記〔101〕に記載のペプチド模倣物。
〔103〕ペプチド模倣物および追加の治療的処置の組み合わせが、αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症の予防または処置における相乗効果を有する、使用のための、前記〔100〕~〔102〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔104〕前記薬学的に許容される塩が、酒石酸塩、フマル酸塩、モノ酢酸塩、ビス酢酸塩、トリ酢酸塩、モノトリフルオロ酢酸塩、ビストリフルオロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、モノ塩酸塩、ビス塩酸塩、トリ塩酸塩、モノトシル酸塩、ビストシル酸塩、またはトリトシル酸塩を含む、使用のための、前記〔89〕~〔103〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔105〕前記ペプチド模倣物が、トリスHCl塩、ビスHCl塩、またはモノHCl塩として製剤化される、使用のための、前記〔89〕~〔104〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療または予防を必要とする対象において筋萎縮性側索硬化症(ALS)を治療または予防するための方法であって、前記対象に、治療有効量のペプチド模倣物(R)-2-アミノ-N-((S)-1-(((S)-5-アミノ-1-(3-ベンジル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ペンチル)アミノ)-3-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルフェニル)-1-オキソプロパン-2-イル)-5-グアニジノペンタンアミド、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、互変異性体、水和物、および/もしくは溶媒和物を投与することを含む、方法。
〔2〕前記対象が、ALSを有すると診断されている、前記〔1〕に記載の方法。
〔3〕前記ALSが、家族性である、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔4〕前記家族性ALSが、スーパーオキシドジスムターゼ1(SOD1)遺伝子またはTARDBP遺伝子における変異によって引き起こされる、前記〔3〕に記載の方法。
〔5〕前記ペプチド模倣物が、2週間以上、毎日投与される、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔6〕前記ペプチド模倣物が、12週間以上、毎日投与される、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔7〕前記治療または予防が、筋力低下、筋消耗(萎縮)、筋痙攣、筋痙縮、動作緩慢、バランス不良、協調運動障害、声質の変化、構音障害、嚥下障害、不完全な閉眼、流涎、情動調節障害、早死、および脳トランスロケータタンパク質-18kDa(TSPO)発現の増加のうちの1つ以上を含むALSの1つ以上の徴候または症状の前記治療または予防を含む、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔8〕前記治療または予防が、ニューロフィラメント軽鎖(NfL)の血漿蓄積の前記治療または予防を含む、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔9〕前記対象が、哺乳動物である、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔10〕前記哺乳動物対象が、ヒトである、前記〔9〕に記載の方法。
〔11〕前記ペプチド模倣物が、経口または皮下に投与される、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔12〕前記ペプチド模倣物が、局所的、鼻腔内、全身的、静脈内、腹腔内、皮内、眼内、眼科的、髄腔内、脳室内、イオン泳動的、経粘膜的、硝子体内、または筋肉内に投与される、前記〔1〕~〔11〕のいずれか一項に記載の方法。
〔13〕前記対象に追加の治療を、別々に、連続して、または同時に施すことをさらに含む、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔14〕前記追加の治療が、治療剤の投与を含む、前記〔13〕に記載の方法。
〔15〕前記治療剤が、リルゾール(Rilutek(登録商標))、エダラボン(Radicava(登録商標))、メカセルミン、バクロフェン(Lioresal(登録商標))、ジアゼパム(Valium(登録商標))、ダントロレン(Dantrium(登録商標))、非ステロイド性抗炎症剤、抗痙攣薬(例えば、カルバマゼピン(Tegretol(登録商標))またはフェニトイン(Dilantin(登録商標)))、アミトリプチリン(Elavil(登録商標))、ノルトリプチリン(Pamelor(商標))、およびロラゼパム(Ativan(登録商標))からなる群から選択される、前記〔14〕に記載の方法。
〔16〕ペプチド模倣物および追加の治療的処置の組み合わせが、前記ALSの予防または治療における相乗効果を有する、前記〔15〕に記載の方法。
〔17〕前記薬学的に許容される塩が、酒石酸塩、フマル酸塩、モノ酢酸塩、ビス酢酸塩、トリ酢酸塩、モノトリフルオロ酢酸塩、ビストリフルオロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、モノ塩酸塩、ビス塩酸塩、トリ塩酸塩、モノトシル酸塩、ビストシル酸塩、またはトリトシル酸塩を含む、先行態様のいずれか一項に記載の方法。
〔18〕前記ペプチド模倣物が、トリスHCl塩、ビスHCl塩、またはモノHCl塩として製剤化される、前記〔1〕~〔16〕のいずれか一項に記載の方法。
〔19〕筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療または予防を必要とする対象において筋萎縮性側索硬化症(ALS)を治療または予防するための薬剤の調製における組成物の使用であって、前記組成物が、治療有効量のペプチド模倣物(R)-2-アミノ-N-((S)-1-(((S)-5-アミノ-1-(3-ベンジル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ペンチル)アミノ)-3-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルフェニル)-1-オキソプロパン-2-イル)-5-グアニジノペンタンアミド、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、互変異性体、水和物、および/もしくは溶媒和物を含む、使用。
〔20〕前記対象が、ALSを有すると診断されている、前記〔19〕に記載の使用。
〔21〕前記ALSが、家族性である、前記〔19〕または〔20〕に記載の使用。
〔22〕前記家族性ALSが、スーパーオキシドジスムターゼ1(SOD1)遺伝子またはTARDBP遺伝子における変異によって引き起こされる、前記〔21〕に記載の使用。
〔23〕前記ペプチド模倣物が、2週間以上、毎日投与されることが企図される、前記〔19〕~〔22〕のいずれか一項に記載の使用。
〔24〕前記ペプチド模倣物が、12週間以上、毎日投与されることが企図される、前記〔19〕~〔22〕のいずれか一項に記載の使用。
〔25〕前記治療または予防が、筋力低下、筋消耗(萎縮)、筋痙攣、筋痙縮、動作緩慢、バランス不良、協調運動障害、声質の変化、構音障害、嚥下障害、不完全な閉眼、流涎、情動調節障害、早死、および脳トランスロケータタンパク質-18kDa(TSPO)発現の増加のうちの1つ以上のうちの1つ以上を含むALSの1つ以上の徴候または症状の前記治療または予防を含む、前記〔19〕~〔24〕のいずれか一項に記載の使用。
〔26〕前記治療または予防が、ニューロフィラメント軽鎖(NfL)の血漿蓄積の前記治療または予防を含む、前記〔19〕~〔24〕のいずれか一項に記載の使用。
〔27〕前記対象が、哺乳動物である、前記〔19〕~〔26〕のいずれか一項に記載の使用。
〔28〕前記哺乳動物対象が、ヒトである、前記〔27〕に記載の使用。
〔29〕前記ペプチド模倣物が、経口または皮下投与のために製剤化される、前記〔19〕~〔28〕のいずれか一項に記載の使用。
〔30〕前記ペプチド模倣物が、局所的、鼻腔内、全身的、静脈内、腹腔内、皮内、眼内、眼科的、髄腔内、脳室内、イオン泳動的、経粘膜的、硝子体内、または筋肉内投与のために製剤化される、前記〔19〕~〔28〕のいずれか一項に記載の使用。
〔31〕前記ペプチド模倣物が、追加の治療と別々に、連続して、または同時に使用されることが企図される、前記〔19〕~〔30〕のいずれか一項に記載の使用。
〔32〕前記追加の治療が、治療剤の使用を含む、前記〔31〕に記載の使用。
〔33〕前記治療剤が、リルゾール(Rilutek(登録商標))、エダラボン(Radicava(登録商標))、メカセルミン、バクロフェン(Lioresal(登録商標))、ジアゼパム(Valium(登録商標))、ダントロレン(Dantrium(登録商標))、非ステロイド性抗炎症剤、抗痙攣薬(例えば、カルバマゼピン(Tegretol)またはフェニトイン(Dilantin(登録商標)))、アミトリプチリン(Elavil(登録商標))、ノルトリプチリン(Pamelor(商標))、およびロラゼパム(Ativan(登録商標))からなる群から選択される、前記〔32〕に記載の使用。
〔34〕ペプチド模倣物および追加の治療の組み合わせが、前記ALSの予防または治療における相乗効果を有する、前記〔31〕~〔33〕のいずれか一項に記載の使用。
〔35〕前記薬学的に許容される塩が、酒石酸塩、フマル酸塩、モノ酢酸塩、ビス酢酸塩、トリ酢酸塩、モノトリフルオロ酢酸塩、ビストリフルオロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、モノ塩酸塩、ビス塩酸塩、トリ塩酸塩、モノトシル酸塩、ビストシル酸塩、またはトリトシル酸塩を含む、前記〔19〕~〔34〕のいずれか一項に記載の使用。
〔36〕前記ペプチド模倣物が、トリスHCl塩、ビスHCl塩、またはモノHCl塩として製剤化される、前記〔19〕~〔34〕のいずれか一項に記載の使用。
〔37〕筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療または予防を必要とする対象において筋萎縮性側索硬化症(ALS)を治療または予防する際の使用のための、ペプチド模倣物(R)-2-アミノ-N-((S)-1-(((S)-5-アミノ-1-(3-ベンジル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ペンチル)アミノ)-3-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルフェニル)-1-オキソプロパン-2-イル)-5-グアニジノペンタンアミド、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、互変異性体、水和物、および/もしくは溶媒和物。
〔38〕前記対象が、ALSを有すると診断されている、使用のための、前記〔37〕に記載のペプチド模倣物。
〔39〕前記ALSが、家族性である、前記〔37〕または〔38〕に記載のペプチド模倣物。
〔40〕前記家族性ALSが、スーパーオキシドジスムターゼ1(SOD1)遺伝子またはTARDBP遺伝子における変異によって引き起こされる、前記〔39〕に記載のペプチド模倣物。
〔41〕前記ペプチド模倣物が、2週間以上、毎日投与されることが企図される、使用のための、前記〔37〕~〔40〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔42〕前記ペプチド模倣物が、12週間以上、毎日投与されることが企図される、使用のための、前記〔37〕~〔40〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔43〕前記治療または予防が、筋力低下、筋消耗(萎縮)、筋痙攣、筋痙縮、動作緩慢、バランス不良、協調運動障害、声質の変化、構音障害、嚥下障害、不完全な閉眼、流涎、情動調節障害、早死、および脳トランスロケータタンパク質-18kDa(TSPO)発現の増加のうちの1つ以上を含むALSの1つ以上の徴候または症状の前記治療または予防を含む、使用のための、前記〔37〕~〔42〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔44〕前記治療または予防が、ニューロフィラメント軽鎖(NfL)の血漿蓄積の前記治療または予防を含む、使用のための、前記〔37〕~〔42〕のいずれか一項に記載の使用。
〔45〕前記対象が、哺乳動物である、使用のための、前記〔37〕~〔44〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔46〕前記哺乳動物対象が、ヒトである、使用のための、前記〔45〕に記載のペプチド模倣物。
〔47〕前記ペプチド模倣物が、経口または皮下投与のために製剤化される、使用のための、前記〔37〕~〔46〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔48〕前記ペプチド模倣物が、局所的、鼻腔内、全身的、静脈内、腹腔内、皮内、眼内、眼科的、髄腔内、脳室内、イオン泳動的、経粘膜的、硝子体内、または筋肉内投与のために製剤化される、使用のための、前記〔37〕~〔46〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔49〕前記ペプチド模倣物が、追加の治療と別々に、連続して、または同時に使用されることが企図される、使用のための、前記〔37〕~〔48〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔50〕前記追加の治療が、治療剤の使用を含む、使用のための、前記〔49〕に記載のペプチド模倣物。
〔51〕前記治療剤が、リルゾール(Rilutek(登録商標))、エダラボン(Radicava(登録商標))、メカセルミン、バクロフェン(Lioresal(登録商標))、ジアゼパム(Valium(登録商標))、ダントロレン(Dantrium(登録商標))、非ステロイド性抗炎症剤、抗痙攣薬(例えば、カルバマゼピン(Tegretol)またはフェニトイン(Dilantin(登録商標)))、アミトリプチリン(Elavil(登録商標))、ノルトリプチリン(Pamelor(商標))、およびロラゼパム(Ativan(登録商標))からなる群から選択される、使用のための、前記〔50〕に記載のペプチド模倣物。
〔52〕ペプチド模倣物および追加の治療の組み合わせが、前記ALSの予防または治療における相乗効果を有する、使用のための、前記〔49〕~〔51〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔53〕前記薬学的に許容される塩が、酒石酸塩、フマル酸塩、モノ酢酸塩、ビス酢酸塩、トリ酢酸塩、モノトリフルオロ酢酸塩、ビストリフルオロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、モノ塩酸塩、ビス塩酸塩、トリ塩酸塩、モノトシル酸塩、ビストシル酸塩、またはトリトシル酸塩を含む、使用のための、前記〔37〕~〔52〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔54〕前記ペプチド模倣物が、トリスHCl塩、ビスHCl塩、またはモノHCl塩として製剤化される、使用のための、前記〔37〕~〔53〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔55〕αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症の治療または予防を必要とする対象においてαシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症を治療または予防するための方法であって、前記対象に、治療有効量のペプチド模倣物(R)-2-アミノ-N-((S)-1-(((S)-5-アミノ-1-(3-ベンジル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ペンチル)アミノ)-3-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルフェニル)-1-オキソプロパン-2-イル)-5-グアニジノペンタンアミド、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、互変異性体、水和物、および/もしくは溶媒和物を投与することを含む、方法。
〔56〕前記対象が、αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症を有すると診断されている、前記〔55〕に記載の方法。
〔57〕前記αシヌクレイン病が、パーキンソン病(PD)、認知症を伴うPD、レビー小体型認知症、または多系統萎縮症(MSA)であり、前記TDP-43タンパク質症が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)または前頭側頭葉変性症(FTLD)である、前記〔55〕または〔56〕に記載の方法。
〔58〕前記ペプチド模倣物が、2週間以上、毎日投与される、前記〔55〕~〔57〕のいずれか一項に記載の方法。
〔59〕前記ペプチド模倣物が、12週間以上、毎日投与される、前記〔55〕~〔58〕のいずれか一項に記載の方法。
〔60〕前記αシヌクレイン病の治療または予防が、未治療の対照と比較して、前記対象におけるドーパミン作動性ニューロンの喪失を減弱させることを含む、前記〔55〕~〔59〕のいずれか一項に記載の方法。
〔61〕前記TDP-43タンパク質症の治療または予防が、未治療の対照と比較して、前記対象における神経突起長の増加を含む、前記〔55〕~〔59〕のいずれか一項に記載の方法。
〔62〕前記対象が、哺乳動物である、前記〔55〕~〔61〕のいずれか一項に記載の方法。
〔63〕前記哺乳動物対象が、ヒトである、前記〔62〕に記載の方法。
〔64〕前記ペプチド模倣物が、経口または皮下に投与される、前記〔55〕~〔63〕のいずれか一項に記載の方法。
〔65〕前記ペプチド模倣物が、局所的、鼻腔内、全身的、静脈内、腹腔内、皮内、眼内、眼科的、髄腔内、脳室内、イオン泳動的、経粘膜的、硝子体内、または筋肉内に投与される、前記〔55〕~〔63〕のいずれか一項に記載の方法。
〔66〕前記対象に追加の治療を、別々に、連続して、または同時に施すことをさらに含む、前記〔55〕~〔65〕のいずれか一項に記載の方法。
〔67〕前記追加の治療が、治療剤の投与を含む、前記〔66〕に記載の方法。
〔68〕前記治療剤が、前記αシヌクレイン病の治療のためのレボドパを含み、前記治療剤が、前記TDP-43タンパク質症の治療のための選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)抗うつ薬を含む、前記〔67〕に記載の方法。
〔69〕ペプチド模倣物および追加の治療的処置の組み合わせが、αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症の予防または処置における相乗効果を有する、前記〔66〕~〔68〕のいずれか一項に記載の方法。
〔70〕前記薬学的に許容される塩が、酒石酸塩、フマル酸塩、モノ酢酸塩、ビス酢酸塩、トリ酢酸塩、モノトリフルオロ酢酸塩、ビストリフルオロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、モノ塩酸塩、ビス塩酸塩、トリ塩酸塩、モノトシル酸塩、ビストシル酸塩、またはトリトシル酸塩を含む、前記〔55〕~〔69〕のいずれか一項に記載の方法。
〔71〕前記ペプチド模倣物が、トリスHCl塩、ビスHCl塩、またはモノHCl塩として製剤化される、前記〔55〕~〔70〕のいずれか一項に記載の方法。
〔72〕αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症の治療または予防を必要とする対象においてαシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症を治療または予防するための薬剤の調製における組成物の使用であって、前記組成物が、治療有効量のペプチド模倣物(R)-2-アミノ-N-((S)-1-(((S)-5-アミノ-1-(3-ベンジル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ペンチル)アミノ)-3-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルフェニル)-1-オキソプロパン-2-イル)-5-グアニジノペンタンアミド、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、互変異性体、水和物、および/もしくは溶媒和物を含む、使用。
〔73〕前記対象が、αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症を有すると診断されている、前記〔72〕に記載の使用。
〔74〕前記αシヌクレイン病が、パーキンソン病(PD)、認知症を伴うPD、レビー小体型認知症、または多系統萎縮症(MSA)であり、前記TDP-43タンパク質症が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)または前頭側頭葉変性症(FTLD)である、前記〔72〕または〔73〕に記載の使用。
〔75〕前記ペプチド模倣物が、2週間以上、毎日投与されることが企図される、前記〔72〕~〔74〕のいずれか一項に記載の使用。
〔76〕前記ペプチド模倣物が、12週間以上、毎日投与されることが企図される、前記〔72〕~〔75〕のいずれか一項に記載の使用。
〔77〕前記αシヌクレイン病の治療または予防が、未治療の対照と比較して、前記対象におけるドーパミン作動性ニューロンの喪失を減弱させることを含む、前記〔72〕~〔76〕のいずれか一項に記載の使用。
〔78〕前記TDP-43タンパク質症の治療または予防が、未治療の対照と比較して、前記対象における神経突起長の増加を含む、前記〔72〕~〔76〕のいずれか一項に記載の使用。
〔79〕前記対象が、哺乳動物である、前記〔72〕~〔78〕のいずれか一項に記載の使用。
〔80〕前記哺乳動物対象が、ヒトである、前記〔79〕に記載の使用。
〔81〕前記ペプチド模倣物が、経口または皮下投与のために製剤化される、前記〔72〕~〔80〕のいずれか一項に記載の使用。
〔82〕前記ペプチド模倣物が、局所的、鼻腔内、全身的、静脈内、腹腔内、皮内、眼内、眼科的、髄腔内、脳室内、イオン泳動的、経粘膜的、硝子体内、または筋肉内投与のために製剤化される、前記〔72〕~〔80〕のいずれか一項に記載の使用。
〔83〕前記対象に追加の治療を、別々に、連続して、または同時に施すことをさらに含む、前記〔72〕~〔82〕のいずれか一項に記載の使用。
〔84〕前記追加の治療が、治療剤の投与を含む、前記〔83〕に記載の使用。
〔85〕前記治療剤が、前記αシヌクレイン病の治療のためのレボドパを含み、前記治療剤が、前記TDP-43タンパク質症の治療のための選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)抗うつ薬を含む、前記〔84〕に記載の使用。
〔86〕ペプチド模倣物および追加の治療的処置の組み合わせが、αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症の予防または処置における相乗効果を有する、前記〔83〕~〔85〕のいずれか一項に記載の使用。
〔87〕前記薬学的に許容される塩が、酒石酸塩、フマル酸塩、モノ酢酸塩、ビス酢酸塩、トリ酢酸塩、モノトリフルオロ酢酸塩、ビストリフルオロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、モノ塩酸塩、ビス塩酸塩、トリ塩酸塩、モノトシル酸塩、ビストシル酸塩、またはトリトシル酸塩を含む、前記〔72〕~〔86〕のいずれか一項に記載の使用。
〔88〕前記ペプチド模倣物が、トリスHCl塩、ビスHCl塩、またはモノHCl塩として製剤化される、前記〔72〕~〔87〕のいずれか一項に記載の使用。
〔89〕αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症の治療または予防を必要とする対象においてαシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症を治療または予防する際の使用のための、ペプチド模倣物(R)-2-アミノ-N-((S)-1-(((S)-5-アミノ-1-(3-ベンジル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ペンチル)アミノ)-3-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルフェニル)-1-オキソプロパン-2-イル)-5-グアニジノペンタンアミド、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、互変異性体、水和物、および/もしくは溶媒和物。
〔90〕前記対象が、αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症を有すると診断されている、使用のための、前記〔89〕に記載のペプチド模倣物。
〔91〕前記αシヌクレイン病が、パーキンソン病(PD)、認知症を伴うPD、レビー小体型認知症、または多系統萎縮症(MSA)であり、前記TDP-43タンパク質症が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)または前頭側頭葉変性症(FTLD)である、前記〔89〕または〔90〕に記載のペプチド模倣物。
〔92〕前記ペプチド模倣物が、2週間以上、毎日投与されることが企図される、使用のための、前記〔89〕~〔91〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔93〕前記ペプチド模倣物が、12週間以上、毎日投与されることが企図される、使用のための、前記〔89〕~〔92〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔94〕前記αシヌクレイン病の治療または予防が、未治療の対照と比較して、前記対象におけるドーパミン作動性ニューロンの喪失を減弱させることを含む、使用のための、前記〔89〕~〔93〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔95〕前記TDP-43タンパク質症の治療または予防が、未治療の対照と比較して、前記対象における神経突起長の増加を含む、使用のための、前記〔89〕~〔93〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔96〕前記対象が、哺乳動物である、使用のための、前記〔89〕~〔95〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔97〕前記哺乳動物対象が、ヒトである、使用のための、前記〔96〕に記載のペプチド模倣物。
〔98〕前記ペプチド模倣物が、経口または皮下投与のために製剤化される、使用のための、前記〔89〕~〔97〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔99〕前記ペプチド模倣物が、局所的、鼻腔内、全身的、静脈内、腹腔内、皮内、眼内、眼科的、髄腔内、脳室内、イオン泳動的、経粘膜的、硝子体内、または筋肉内投与のために製剤化される、使用のための、前記〔89〕~〔98〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔100〕前記ペプチド模倣物が、追加の治療と別々に、連続して、または同時に使用されることが企図される、使用のための、前記〔89〕~〔99〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔101〕前記追加の治療が、治療剤の使用を含む、使用のための、前記〔100〕に記載のペプチド模倣物。
〔102〕前記治療剤が、前記αシヌクレイン病の治療のためのレボドパを含み、前記治療剤が、前記TDP-43タンパク質症の治療のための選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)抗うつ薬を含む、使用のための、前記〔101〕に記載のペプチド模倣物。
〔103〕ペプチド模倣物および追加の治療的処置の組み合わせが、αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症の予防または処置における相乗効果を有する、使用のための、前記〔100〕~〔102〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔104〕前記薬学的に許容される塩が、酒石酸塩、フマル酸塩、モノ酢酸塩、ビス酢酸塩、トリ酢酸塩、モノトリフルオロ酢酸塩、ビストリフルオロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、モノ塩酸塩、ビス塩酸塩、トリ塩酸塩、モノトシル酸塩、ビストシル酸塩、またはトリトシル酸塩を含む、使用のための、前記〔89〕~〔103〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
〔105〕前記ペプチド模倣物が、トリスHCl塩、ビスHCl塩、またはモノHCl塩として製剤化される、使用のための、前記〔89〕~〔104〕のいずれか一項に記載のペプチド模倣物。
Claims (43)
- 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療または予防を必要とする対象において筋萎縮性側索硬化症(ALS)を治療または予防するための薬剤の調製における組成物の使用であって、前記組成物が、治療有効量のペプチド模倣物(R)-2-アミノ-N-((S)-1-(((S)-5-アミノ-1-(3-ベンジル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ペンチル)アミノ)-3-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルフェニル)-1-オキソプロパン-2-イル)-5-グアニジノペンタンアミド、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、互変異性体、水和物、および/もしくは溶媒和物を含む、使用。
- 前記対象が、ALSを有すると診断されている、請求項1に記載の使用。
- 前記ALSが、家族性である、請求項1または2に記載の使用。
- 前記家族性ALSが、スーパーオキシドジスムターゼ1(SOD1)遺伝子またはTARDBP遺伝子における変異によって引き起こされる、請求項3に記載の使用。
- 前記治療または予防が、ニューロフィラメント軽鎖(NfL)の血漿蓄積の前記治療または予防を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の使用。
- 前記対象が、哺乳動物である、請求項1~5のいずれか一項に記載の使用。
- 前記哺乳動物対象が、ヒトである、請求項6に記載の使用。
- 前記ペプチド模倣物が、経口または皮下投与のために製剤化される、請求項1~7のいずれか一項に記載の使用。
- 前記ペプチド模倣物が、局所的、鼻腔内、全身的、静脈内、腹腔内、皮内、眼内、眼科的、髄腔内、脳室内、イオン泳動的、経粘膜的、硝子体内、または筋肉内投与のために製剤化される、請求項1~7のいずれか一項に記載の使用。
- 前記ペプチド模倣物が、追加の治療と別々に、連続して、または同時に使用されることが企図される、請求項1~9のいずれか一項に記載の使用。
- 前記ペプチド模倣物が、トリスHCl塩、ビスHCl塩、またはモノHCl塩として製剤化される、請求項1~10のいずれか一項に記載の使用。
- 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の治療または予防を必要とする対象において筋萎縮性側索硬化症(ALS)を治療または予防する際の使用のための、ペプチド模倣物(R)-2-アミノ-N-((S)-1-(((S)-5-アミノ-1-(3-ベンジル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ペンチル)アミノ)-3-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルフェニル)-1-オキソプロパン-2-イル)-5-グアニジノペンタンアミド、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、互変異性体、水和物、および/もしくは溶媒和物を含む医薬組成物。
- 前記対象が、ALSを有すると診断されている、使用のための、請求項12に記載の医薬組成物。
- 前記ALSが、家族性である、請求項12または13に記載の医薬組成物。
- 前記家族性ALSが、スーパーオキシドジスムターゼ1(SOD1)遺伝子またはTARDBP遺伝子における変異によって引き起こされる、請求項14に記載の医薬組成物。
- 前記治療または予防が、ニューロフィラメント軽鎖(NfL)の血漿蓄積の前記治療または予防を含む、使用のための、請求項12~15のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記対象が、哺乳動物である、使用のための、請求項12~16のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記哺乳動物対象が、ヒトである、使用のための、請求項17に記載の医薬組成物。
- 前記医薬組成物が、経口または皮下投与のために製剤化される、使用のための、請求項12~18のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記医薬組成物が、局所的、鼻腔内、全身的、静脈内、腹腔内、皮内、眼内、眼科的、髄腔内、脳室内、イオン泳動的、経粘膜的、硝子体内、または筋肉内投与のために製剤化される、使用のための、請求項12~18のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記医薬組成物が、追加の治療と別々に、連続して、または同時に使用されることが企図される、使用のための、請求項12~20のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記ペプチド模倣物が、トリスHCl塩、ビスHCl塩、またはモノHCl塩として製剤化される、使用のための、請求項12~21のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症の治療または予防を必要とする対象においてαシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症を治療または予防するための薬剤の調製における組成物の使用であって、前記組成物が、治療有効量のペプチド模倣物(R)-2-アミノ-N-((S)-1-(((S)-5-アミノ-1-(3-ベンジル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ペンチル)アミノ)-3-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルフェニル)-1-オキソプロパン-2-イル)-5-グアニジノペンタンアミド、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、互変異性体、水和物、および/もしくは溶媒和物を含む、使用。
- 前記対象が、αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症を有すると診断されている、請求項23に記載の使用。
- 前記αシヌクレイン病が、パーキンソン病(PD)、認知症を伴うPD、レビー小体型認知症、または多系統萎縮症(MSA)であり、前記TDP-43タンパク質症が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)または前頭側頭葉変性症(FTLD)である、請求項23または24に記載の使用。
- 前記αシヌクレイン病の治療または予防が、未治療の対照と比較して、前記対象におけるドーパミン作動性ニューロンの喪失を減弱させることを含む、請求項23~25のいずれか一項に記載の使用。
- 前記TDP-43タンパク質症の治療または予防が、未治療の対照と比較して、前記対象における神経突起長の増加を含む、請求項23~25のいずれか一項に記載の使用。
- 前記対象が、哺乳動物である、請求項23~27のいずれか一項に記載の使用。
- 前記哺乳動物対象が、ヒトである、請求項28に記載の使用。
- 前記ペプチド模倣物が、経口または皮下投与のために製剤化される、請求項23~29のいずれか一項に記載の使用。
- 前記ペプチド模倣物が、局所的、鼻腔内、全身的、静脈内、腹腔内、皮内、眼内、眼科的、髄腔内、脳室内、イオン泳動的、経粘膜的、硝子体内、または筋肉内投与のために製剤化される、請求項23~29のいずれか一項に記載の使用。
- 前記ペプチド模倣物が、トリスHCl塩、ビスHCl塩、またはモノHCl塩として製剤化される、請求項23~31のいずれか一項に記載の使用。
- αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症の治療または予防を必要とする対象においてαシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症を治療または予防する際の使用のための、ペプチド模倣物(R)-2-アミノ-N-((S)-1-(((S)-5-アミノ-1-(3-ベンジル-1,2,4-オキサジアゾール-5-イル)ペンチル)アミノ)-3-(4-ヒドロキシ-2,6-ジメチルフェニル)-1-オキソプロパン-2-イル)-5-グアニジノペンタンアミド、またはその薬学的に許容される塩、立体異性体、互変異性体、水和物、および/もしくは溶媒和物を含む医薬組成物。
- 前記対象が、αシヌクレイン病またはTDP-43タンパク質症を有すると診断されている、使用のための、請求項33に記載の医薬組成物。
- 前記αシヌクレイン病が、パーキンソン病(PD)、認知症を伴うPD、レビー小体型認知症、または多系統萎縮症(MSA)であり、前記TDP-43タンパク質症が、筋萎縮性側索硬化症(ALS)または前頭側頭葉変性症(FTLD)である、請求項33または34に記載の医薬組成物。
- 前記αシヌクレイン病の治療または予防が、未治療の対照と比較して、前記対象におけるドーパミン作動性ニューロンの喪失を減弱させることを含む、使用のための、請求項33~35のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記TDP-43タンパク質症の治療または予防が、未治療の対照と比較して、前記対象における神経突起長の増加を含む、使用のための、請求項33~35のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記対象が、哺乳動物である、使用のための、請求項33~37のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記哺乳動物対象が、ヒトである、使用のための、請求項38に記載の医薬組成物。
- 前記医薬組成物が、経口または皮下投与のために製剤化される、使用のための、請求項33~39のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記医薬組成物が、局所的、鼻腔内、全身的、静脈内、腹腔内、皮内、眼内、眼科的、髄腔内、脳室内、イオン泳動的、経粘膜的、硝子体内、または筋肉内投与のために製剤化される、使用のための、請求項33~39のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記薬学的に許容される塩が、酒石酸塩、フマル酸塩、モノ酢酸塩、ビス酢酸塩、トリ酢酸塩、モノトリフルオロ酢酸塩、ビストリフルオロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、モノ塩酸塩、ビス塩酸塩、トリ塩酸塩、モノトシル酸塩、ビストシル酸塩、またはトリトシル酸塩を含む、使用のための、請求項33~41のいずれか一項に記載の医薬組成物。
- 前記ペプチド模倣物が、トリスHCl塩、ビスHCl塩、またはモノHCl塩として製剤化される、使用のための、請求項33~41のいずれか一項に記載の医薬組成物。
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