JPWO2020262686A5 - - Google Patents

Description

＜４６＞ 上記水溶性オーバーコート層が、疎水性ポリマーを含む＜１１＞に記載の平版印刷版原版。
＜４７＞ 上記水溶性オーバーコート層が、変色性化合物を含む＜４６＞に記載の平版印刷版原版。
＜４８＞ 上記変色性化合物が、赤外線吸収剤である＜４７＞に記載の平版印刷版原版。
＜４９＞ 上記変色性化合物が、赤外線露光に起因して分解する分解性化合物を含む＜４７＞又は＜４８＞に記載の平版印刷版原版。
＜５０＞ 上記アルミニウム支持体が、アルミニウム板と、上記アルミニウム板上に配置されたアルミニウムの陽極酸化皮膜とを含み、
上記陽極酸化皮膜が上記アルミニウム板よりも上記画像記録層側に位置し、
上記陽極酸化皮膜が、画像記録層側の表面から深さ方向にのびるマイクロポアを有し、
上記マイクロポアの上記陽極酸化皮膜表面における平均径が、１０ｎｍを超え１００ｎｍ以下であり、
上記陽極酸化皮膜の上記画像記録層側の表面のＬ^＊ａ^＊ｂ^＊表色系における明度Ｌ^＊の値が、７０～１００である＜１＞～＜４９＞のいずれか１つに記載の機上現像型平版印刷版原版。
＜５１＞ 上記マイクロポアが、上記陽極酸化皮膜表面から深さ１０ｎｍ～１，０００ｎｍの位置までのびる大径孔部と、上記大径孔部の底部と連通し、連通位置から深さ２０ｎｍ～２，０００ｎｍの位置までのびる小径孔部とから構成され、
上記大径孔部の上記陽極酸化皮膜表面における平均径が、１５ｎｍ～１００ｎｍであり、
上記小径孔部の上記連通位置における平均径が、１３ｎｍ以下である、＜５０＞に記載の機上現像型平版印刷版原版。
＜５２＞ ＜１＞～＜５１＞のいずれか１つに記載の機上現像型平版印刷版原版を画像様に露光する工程と、
印刷機上で印刷インキ及び湿し水よりなる群から選ばれた少なくとも一方を供給して非画像部の画像記録層を除去する工程と、
を含む、平版印刷版の製造方法。
＜５３＞ ＜１＞～＜５１＞のいずれか１つに記載の機上現像型平版印刷版原版を画像様に露光する工程と、
印刷インキ及び湿し水の少なくとも一方を供給して非画像部の画像記録層を除去し平版印刷版を作製する工程と、
得られた平版印刷版により印刷する印刷工程と、
を含む、平版印刷方法。

Claims (22)

1. アルミニウム支持体、及び、前記アルミニウム支持体上に画像記録層を有し、
   前記画像記録層が、赤外線吸収剤、重合開始剤、重合性化合物、及び、親水性構造を有する付加重合型樹脂を含み、
   前記アルミニウム支持体の画像記録層側の表面における空中水滴法による水との接触角が、１１０°以下であり、
   前記重合性化合物が、７官能以上の重合性化合物を含む、
   機上現像型平版印刷版原版。
2. 前記アルミニウム支持体の画像記録層側の表面における空中水滴法による水との接触角が、５０°以下である、請求項１に記載の機上現像型平版印刷版原版。
3. 前記７官能以上の重合性化合物が、１１官能以上の重合性化合物を含む、請求項１又は請求項２に記載の機上現像型平版印刷版原版。
4. 前記画像記録層が、吸着性基を有する化合物を含む、請求項１～請求項３のいずれか１項に記載の機上現像型平版印刷版原版。
5. 前記アルミニウム支持体上の層が、ヒドロキシカルボン酸又はその塩を含み、
   前記ヒドロキシカルボン酸又はその塩が、ヒドロキシ基を３個以上有する化合物を含む請求項１～請求項４のいずれか１項に記載の機上現像型平版印刷版原版。
6. 前記アルミニウム支持体に含まれるケイ素原子の含有量が、５．０ｇ／ｍ^２～２０．０ｇ／ｍ^２である、請求項１～請求項５のいずれか１項に記載の機上現像型平版印刷版原版。
7. 前記画像記録層の上に水溶性オーバーコート層を含み、前記水溶性オーバーコート層の膜厚が、前記画像記録層の膜厚よりも厚い、請求項１～請求項６のいずれか１項に記載の機上現像型平版印刷版原版。
8. 前記親水性構造が、下記式Ｚで表される基を含む、請求項１～請求項７のいずれか１項に記載の機上現像型平版印刷版原版。
   ＊－Ｑ－Ｗ－Ｙ 式Ｚ
   式Ｚ中、Ｑは二価の連結基を表し、Ｗは親水性構造を有する二価の基又は疎水性構造を有する二価の基を表し、Ｙは親水性構造を有する一価の基又は疎水性構造を有する一価の基を表し、Ｗ及びＹのいずれかは親水性構造を有し、＊は他の構造との結合部位を表す。
9. 前記親水性構造が、ポリアルキレンオキシド構造を含み、
   前記ポリアルキレンオキシド構造が、ポリエチレンオキシド構造とポリプロピレンオキシド構造とを含む、請求項１～請求項８のいずれか１項に記載の機上現像型平版印刷版原版。
10. 前記重合開始剤が、電子受容型重合開始剤を含み、
    前記電子受容型重合開始剤のＬＵＭＯ－前記赤外線吸収剤のＬＵＭＯの値が、０．７０ｅＶ以下である、請求項１～請求項９のいずれか１項に記載の機上現像型平版印刷版原版。
11. 前記重合開始剤が、電子供与型重合開始剤を含み、
    前記赤外線吸収剤のＨＯＭＯ－前記電子供与型重合開始剤のＨＯＭＯの値が、０．７０ｅＶ以下である、請求項１～請求項１０のいずれか１項に記載の機上現像型平版印刷版原版。
12. 前記画像記録層が、発色剤を更に含み、
    前記発色剤が、酸発色剤である、請求項１～請求項１１のいずれか１項に記載の機上現像型平版印刷版原版。
13. 前記重合開始剤が電子受容型重合開始剤を含み、
    前記電子受容型重合開始剤が、下記式（Ｉ）で表される化合物を含む、請求項１～請求項１２のいずれか１項に記載の機上現像型平版印刷版原版。
    

    

    
    
    式（Ｉ）中、Ｘはハロゲン原子を表し、Ｒ^３はアリール基を表す。
14. 前記重合性化合物が、エチレン性不飽和結合価が５．０ｍｍｏｌ／ｇ以上の化合物を含み、
    前記エチレン性不飽和結合価が５．０ｍｍｏｌ／ｇ以上の化合物が、下記式（ＩＩ）で表される化合物である、請求項１～請求項１３のいずれか１項に記載の機上現像型平版印刷版原版。
    式（ＩＩ） ： Ｘ－（Ｙ）_ｎ
    式（ＩＩ）中、Ｘは水素結合性基を有するｎ価の有機基を表し、Ｙは２以上のエチレン性不飽和基を有する１価の基を表し、ｎは２以上の整数を表し、Ｘの分子量／（Ｙの分子量×ｎ）が１以下である。
15. 前記画像記録層の上に水溶性オーバーコート層を含み、
    前記水溶性オーバーコート層が、疎水性ポリマーを含む、請求項１～請求項１４のいずれか１項に記載の機上現像型平版印刷版原版。
16. 前記水溶性オーバーコート層が、変色性化合物を含む、請求項１５に記載の機上現像型平版印刷版原版。
17. 前記変色性化合物が、赤外線吸収剤である、請求項１６に記載の機上現像型平版印刷版原版。
18. 前記変色性化合物が、赤外線露光に起因して分解する分解性化合物を含む請求項１６又は請求項１７に記載の機上現像型平版印刷版原版。
19. 前記アルミニウム支持体が、アルミニウム板と、前記アルミニウム板上に配置されたアルミニウムの陽極酸化皮膜とを含み、
    前記陽極酸化皮膜が前記アルミニウム板よりも前記画像記録層側に位置し
    前記陽極酸化皮膜が、画像記録層側の表面から深さ方向にのびるマイクロポアを有し、
    前記マイクロポアの前記陽極酸化皮膜表面における平均径が、１０ｎｍを超え１００ｎｍ以下であり、
    前記陽極酸化皮膜の前記画像記録層側の表面のＬ^＊ａ^＊ｂ^＊表色系における明度Ｌ^＊の値が、７０～１００である請求項１～請求項１８のいずれか１項に記載の機上現像型平版印刷版原版。
20. 前記マイクロポアが、前記陽極酸化皮膜表面から深さ１０ｎｍ～１，０００ｎｍの位置までのびる大径孔部と、前記大径孔部の底部と連通し、連通位置から深さ２０ｎｍ～２，０００ｎｍの位置までのびる小径孔部とから構成され、
    前記大径孔部の前記陽極酸化皮膜表面における平均径が、１５ｎｍ～１００ｎｍであり、
    前記小径孔部の前記連通位置における平均径が、１３ｎｍ以下である、請求項１９に記載の機上現像型平版印刷版原版。
21. 請求項１～請求項２０のいずれか１項に記載の機上現像型平版印刷版原版を画像様に露光する工程と、
    印刷機上で印刷インキ及び湿し水よりなる群から選ばれた少なくとも一方を供給して非画像部の画像記録層を除去する工程と、
    を含む、平版印刷版の製造方法。
22. 請求項１～請求項２０のいずれか１項に記載の機上現像型平版印刷版原版を画像様に露光する工程と、
    印刷インキ及び湿し水の少なくとも一方を供給して非画像部の画像記録層を除去し平版印刷版を作製する工程と、
    得られた平版印刷版により印刷する印刷工程と、
    を含む、平版印刷方法。