JPWO2020230229A1 - エレベータの乗場敷居装置の据付構造および据付方法 - Google Patents

エレベータの乗場敷居装置の据付構造および据付方法 Download PDF

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Abstract

本発明のエレベータの乗場敷居装置の据付構造は、昇降路と乗場とを連通する出入口の下部に配置された敷居と、前記出入口の下方の前記昇降路の内側の壁面に固定されて前記敷居を支える敷居支持部材と、前記敷居から下方に垂れ下げられた第1堰板と、前記壁面と前記敷居支持部材の上面とが成す角部に置かれるとともに、前記第1堰板に立て掛けられて当てられた第2堰板とを備え、前記敷居と前記壁面との隙間を前記第1堰板および前記第2堰板で塞ぎ、前記敷居と前記壁面との相対的な位置が変化しても、前記第2堰板が前記第1堰板側に凭り掛って前記隙間を塞いだ状態を維持することができ、堰板11の位置を調整し直す必要がないので、据付時間を削減することができる。

Description

この発明はエレベータの乗場敷居装置の据付構造および据付方法に関するものである。
従来のエレベータの乗り場敷居装置では、敷居取付金1が支持腕1bを鉛直にして、コンクリート床11の昇降路側の壁面に取付部1aをアンカー固定されて、乗り場出入り口の間口方向に複数配設されている。敷居受け金具2が載置部2bの上面である敷居載置面を同一水平面にして、取付部2aを各敷居取付金1の支持腕1bにボルト12とナット13により締着固定されている。コンクリート受け板3がコンクリート受け部3bを各載置部2bの敷居載置面上に載置し、当て部3aをコンクリート床11の昇降路側の壁面に当接させて、乗り場出入り口の間口方向の全域を超える範囲に延設されている。敷居部材5がコンクリート受け部3bを介在させて各敷居受け金具2の載置部2bにボルト14とナット15とにより締着固定されて、乗り場出入り口の間口方向に延設されている(例えば、特許文献1参照)。
上記したエレベータの乗り場敷居装置によれば、コンクリート床11と敷居部材5との間の隙間がコンクリート受け板3により塞口されるので、従来乗り場毎に作製していた隙間を塞口する鋼板が不要となり、乗り場敷居装置を簡易に付設することができる。また、モルタル7,8をコンクリート床11に塗設した際に、敷居部材5側のモルタル塗設厚みを厚くでき、十分な強度が得られる。そこで、乗り場床の仕上げ面に亀裂が発生することも防止できる。
特開2008−265939号公報
しかしながら、従来のエレベータの乗り場敷居装置では、コンクリート受け板3の当て部3aがコンクリート床11の昇降路側の壁面に当接されてコンクリート床11と敷居部材5との間の隙間が塞口されるとともに、コンクリート受け板3のコンクリート受け部3bが敷居部材5と各敷居受け金具2の載置部2bとの間に介在してボルト14とナット15とにより締着固定されるため、敷居部材5およびコンクリート受け板3の一方の位置を調整すると他方の位置がずれることがあり、据付時間が長くなっていた。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものである。
本発明に係るエレベータの乗場敷居装置の据付構造は、昇降路と乗場とを連通する出入口の下部に配置された敷居と、前記出入口の下方の前記昇降路の内側の壁面に固定されて前記敷居を支える敷居支持部材と、前記敷居から下方に垂れ下げられた第1堰板と、前記壁面と前記敷居支持部材の上面とが成す角部に置かれるとともに、前記第1堰板に立て掛けられて当てられた第2堰板とを備え、前記敷居と前記壁面との隙間を前記第1堰板および前記第2堰板で塞ぐ。
本発明に係るエレベータの乗場敷居装置の据付方法は、昇降路と乗場とを連通する出入口の下部に配置されて前記出入口の下方の前記昇降路の内側の壁面に固定された敷居支持部材に支えられる敷居と前記壁面との隙間を第1堰板および第2堰板で塞ぐエレベータの乗場敷居装置の据付方法であって、前記第1堰板を前記敷居から下方に垂れ下げる第1堰板取付け工程と、前記第1堰板取付け工程の後に行われ、前記第2堰板を前記壁面と前記敷居支持部材の上面とが成す角部に置いて、前記第1堰板に立て掛けて当てる第2堰板取付け工程とを含む。
本発明に係るエレベータの乗場敷居装置の据付構造および据付方法では、前記第2堰板が前記壁面と前記敷居支持部材の上面とが成す角部に置かれるとともに、前記敷居から下方に垂れ下がる前記第1堰板に当てられて立て掛けられるので、前記敷居と前記壁面との相対的な位置が変化しても、前記第2堰板が前記第1堰板側に凭り掛って前記敷居と前記壁面との前記隙間を塞いだ状態を維持することができ、堰板11の位置を調整し直す必要がないので、据付時間を削減することができる。
本発明に係るエレベータの乗場敷居装置の正面図である。 図1にAで示された部分のエレベータの乗場敷居装置の正面図である。 図1にAで示された部分のエレベータの乗場敷居装置の右側面図である。 本発明に係るエレベータの乗場敷居装置の据付方法のフローチャートである。 本発明に係るエレベータの乗場敷居装置の第1変形例の図3に相当する右側面図である。 本発明に係るエレベータの乗場敷居装置の第2変形例の図3に相当する右側面図である。
以下、本発明のエレベータの乗場敷居装置の据付構造および据付方法の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明に係るエレベータの乗場敷居装置の正面図である。図2は、図1にAで示された部分のエレベータの乗場敷居装置の正面図である。図3は、図1にAで示された部分のエレベータの乗場敷居装置の右側面図である。
図1から図3において、1は昇降路であり、2は乗場であり、3は躯体壁であり、4は仕上げ壁であり、5は躯体床であり、6は仕上げ床であり、7は出入口であり、8は三方枠であり、9は敷居であり、10は敷居支持部材であり、11は堰板であり、12は充填材である。
躯体壁3は、昇降路1と乗場2とを区画している。躯体壁3は、壁穴部3aを形成されている。
仕上げ壁4は、躯体壁3よりも乗場2の側に設けられている。仕上げ壁4は、三方枠8の周囲に設けられている。
躯体床5は、乗場2の階と乗場2の下の階とを区画している。躯体床5は、昇降路1の躯体壁3から乗場2の側へ伸びている。
仕上げ床6は、躯体床5の上に設けられている。仕上げ床6は、敷居9の乗場2の側の側面9aから乗場2の側へ伸びている。
出入口7は、躯体壁3の壁穴部3aに設けられている。出入口7は、昇降路1と乗場2とを連通している。
三方枠8は、乗場2の躯体壁3の壁穴部3aに配置されている。三方枠8は、出入口7を形成している。
敷居9は、出入口7の下部に配置されている。敷居9は、昇降路1の内側に位置している。敷居9は、下面9bに出入口7の幅方向に伸びる溝部9cが形成されている。敷居9は、側面9aに出入口7の幅方向に伸びる溝部9d(溝部)が形成されている。
敷居支持部材10は、出入口7の下方の昇降路1の内側の壁面1aに固定されている。敷居支持部材10は、敷居9を支えている。敷居支持部材10は、壁側支持部材13および敷居側支持部材14を有している。
壁側支持部材13は、板状の1つの部材が曲げられて形成されている。壁側支持部材13は、出入口7の高さ方向に伸びている壁側固定片13aおよび壁側接続片13bを有している。
壁側固定片13aは、昇降路1の壁面1aに沿って出入口7の幅方向に伸びている。壁側固定片13aは、出入口7の幅方向に長い長穴13cが形成されている。壁側固定片13aは、昇降路1の壁面1aに第1接合部材15で固定されている。第1接合部材15は、アンカーボルト15a、ナット15b、および座金15cを有している。アンカーボルト15aは、昇降路1の壁面1aに打ち込まれている。壁側固定片13aの長穴13cおよび座金15cは、アンカーボルト15aのねじ部に順に通されている。ナット15bは、アンカーボルト15aのねじ部にねじ込まれて座金15cを介して壁側固定片13aを昇降路1の壁面1aに締め付けている。
壁側接続片13bは、壁側固定片13aから昇降路1の内側に伸びている。壁側接続片13bは、出入口7の奥行方向に長い長穴13dが形成されている。
敷居側支持部材14は、板状の1つの部材が曲げられて形成されている。敷居側支持部材14の乗場2の側の側面14aは、敷居9の側面9aと段差無く配置されている。敷居側支持部材14は、出入口7の奥行方向に伸びている敷居側固定片14bおよび敷居側接続片14cを有している。
敷居側固定片14bは、敷居9の下面9bに沿って出入口7の幅方向に伸びている。敷居側固定片14bは、スリット14dが形成されている。敷居側固定片14bは、敷居9の下面9bに第2接合部材16で固定されている。第2接合部材16は、ボルト16aおよびナット16bを有している。ボルト16aの頭部は、敷居9の下面9bに形成された溝部9cに嵌っている。敷居側固定片14bのスリット14dは、ボルト16aのねじ部に通されている。ナット16bは、ボルト16aのねじ部にねじ込まれて敷居側固定片14bを敷居9の下面9bに締め付けている。
敷居側接続片14cは、敷居側固定片14bから下方に伸びている。敷居側接続片14cは、出入口7の高さ方向に長い長穴14eが形成されている。
壁側支持部材13の壁側接続片13bと敷居側支持部材14の敷居側接続片14cとは、第3接合部材17で固定されている。第3接合部材17は、ボルト17a、ナット17b、座金17c、および座金17dを有している。座金17c、敷居側接続片14cの長穴14e、壁側接続片13bの長穴13d、および座金17dは、ボルト17aのねじ部に順に通されている。ナット17bは、ボルト17aのねじ部にねじ込まれて座金17cおよび座金17dを介して壁側接続片13bと敷居側接続片14cとを締め付けている。
このように、敷居9は敷居支持部材10を介して昇降路1の壁面1aに固定されているので、敷居9の位置を出入口7の幅方向、高さ方向、および奥行方向に調整することができる。
なお、敷居支持部材10は、昇降路1の壁面1aに固定されて敷居9を支えられればよく、前述の構成でなくてもよい。例えば、敷居支持部材10は、1つの壁側支持部材13および2つの敷居側支持部材14を有していてもよく、この場合、壁側支持部材13は、1つの壁側固定片13aおよび2つの壁側接続片13bを有していればよい。また、例えば、壁側支持部材13および敷居側支持部材14は溶接で接合されてもよい。また、例えば、壁側支持部材13および敷居側支持部材14は、板状の1つの部材が曲げられて一体に形成されてもよい。また、例えば、長穴13c、長穴13d、スリット14d、および長穴14eは、長穴、丸穴、またはスリットであってもよいし、長穴およびスリットの向きは適宜決められてよい。
なお、敷居支持部材10は3つ設けられているが、2つ以上設けられればよい。
堰板11は、敷居9と昇降路1の壁面1aとの隙間18を塞いでいる。堰板11は、出入口7の幅方向に少なくとも躯体壁3の壁穴部3aよりも長く伸びている第1堰板19および第2堰板20を有している。
第1堰板19は、敷居9から下方に垂れ下げられている。第1堰板19は、敷居9の側面9aに沿って下方に垂れ下げられている。第1堰板19は、敷居側支持部材14の側面14aに沿って下方に垂れ下げられている。第1堰板19は、丸穴19aが形成されている。第1堰板19は、敷居9の側面9aに第4接合部材21で固定されている。第4接合部材21は、ボルト21aおよびナット21bを有している。ボルト21aの頭部は、敷居9の溝部9dに嵌っている。第1堰板19の丸穴19aは、ボルト21aのねじ部に通されている。ナット21bは、ボルト21aのねじ部にねじ込まれて第1堰板19を敷居9の側面9aに締め付けている。
第2堰板20は、一端20aが昇降路1の壁面1aと壁側支持部材13の上面13eとが成す角部22に置かれている。第2堰板20は、他端20bが第1堰板19に立て掛けられて当てられている。
ここで、壁側支持部材13の上面13eは、昇降路1の壁面1aと成す角部22で凹んでいる。壁側支持部材13の上面13eは、昇降路1の壁面1aと凹部23を形成している。第2堰板20の一端20aは、凹部23に嵌っている。第2堰板20の一端20aは、昇降路1の壁面1aに当たっている。
充填材12は、敷居9と昇降路1の壁面1aとの間に充填されている。充填材12は、液状で充填され、充填された後に固まる。充填材12は、例えば、モルタルである。
本発明の実施の形態1によるエレベータの乗場敷居装置の据付構造では、第2堰板20が昇降路1の壁面1aと敷居支持部材10の上面13eとが成す角部21に置かれるとともに、敷居9から下方に垂れ下がる第1堰板19に当てられて立て掛けられるので、敷居9と昇降路1の壁面1aとの相対的な位置が変化しても、第2堰板20が第1堰板19の側に凭り掛って隙間18を塞いだ状態を維持することができ、堰板11の位置を調整し直す必要がないので、据付時間を削減することができる。
また、第2堰板20が昇降路1の壁面1aと敷居支持部材10の上面13eとが成す角部21に置かれるとともに、敷居9から下方に垂れ下がる第1堰板19に当てられて立て掛けられるので、敷居9と昇降路1の壁面1aとの間に充填材12を充填する際に、堰板11に充填材12の重さが掛かっても、第2堰板20が第1堰板19の側に凭り掛って隙間18を塞いだ状態を維持することができ、第1堰板19と第2堰板20とを互いに固定する必要がないので、据付時間を削減することができる。
また、敷居支持部材10は、上面13eが昇降路1の壁面1aと凹部23を形成して、第2堰板20の一端20aは、凹部23に嵌っているので、第2堰板20の一端20aの位置がずれるのを防ぎ、第2堰板20の一端20aを固定する必要がないので、据付時間を削減することができる。
また、第1堰板19は、敷居9の側面9aおよび敷居支持部材10の側面14aに沿って下方に垂れ下げられているので、敷居9と昇降路1の側面1aとの間に充填材12が充填される際に、堰板11に充填材12の重さが掛かっても、第1堰板19が敷居支持部材10の側面14aに当たるので、第1堰板19が敷居支持部材10の側面14aよりも出入口7の奥行方向へ撓むのが抑制され、第1堰板19の下部を固定する必要がないので、据付時間を削減することができる。
なお、敷居側支持部材14の側面14aは、敷居9の側面9aと段差無く配置されているのが好ましいが、敷居側支持部材14の側面14aは、敷居9の側面9aよりも昇降路1の内側に配置されていればよく、敷居9の側面9aと段差無く配置されていなくてもよい。この場合も、前述の効果を奏する。
次に、本発明のエレベータの乗場敷居装置の据付方法につき、図面を用いて説明する。
図4は、本発明に係るエレベータの乗場敷居装置の据付方法のフローチャートである。本発明に係るエレベータの乗場敷居装置の据付方法は、図4にS1からS7で示される第1工程から第7工程で構成される。
第1工程では、敷居9を取付ける基準となる位置を決める。第1工程は、次のように行う。
例えば、昇降路1の頂部と底部との間に設けた下げ振りの位置を出入口7の幅方向および奥行方向の位置の基準とする。例えば、床仕上げ面の高さを出入口7の高さ方向の位置の基準とする。
第2工程では、昇降路1の壁面1aに敷居支持部材10を取り付ける。第2工程は、次のように行う。
敷居支持部材10の壁側支持部材13を昇降路1の壁面に取り付ける。昇降路1の壁面1aの所定の位置にアンカーボルト15aを打ち込む。壁側支持部材13の壁側固定片13aの長穴13cおよび座金15cを、アンカーボルト15aのねじ部に順に通す。ナット15bを、アンカーボルト15aのねじ部にねじ込んで仮締めして座金15cを介して壁側固定片13aを昇降路1の壁面1aに締め付ける。
壁側支持部材13に敷居支持部材10の敷居側支持部材14を取り付ける。座金17c、敷居側支持部材14の敷居側接続片14cの長穴14e、壁側支持部材13の壁側接続片13bの長穴13d、および座金17dを、ボルト17aのねじ部に順に通す。ナット17bを、ボルト17aのねじ部にねじ込んで仮締めして座金17cおよび座金17dを介して壁側接続片13bと敷居側接続片14cとを締め付ける。
なお、昇降路1の躯体がコンクリートで形成される場合は、前述のように昇降路1の躯体に敷居支持部材10をアンカーボルト15aで取り付け、昇降路1の躯体が鉄骨で形成される場合は、昇降路1の躯体に敷居支持部材10を溶接で取り付ける。
なお、第2工程よりも前に、壁側支持部材13に敷居側支持部材14を取り付けてもよい。
第3工程では、敷居支持部材10に敷居9を取り付ける。第3工程は、次のように行う。
敷居9を敷居側支持部材14に取り付ける。ボルト16aの頭部を、敷居9の溝部9cに嵌める。敷居側支持部材14の敷居側固定片14bのスリット14dを、ボルト16aのねじ部に通す。ナット16bを、ボルト16aのねじ部にねじ込んで仮締めして敷居側固定片14bを敷居9の下面9bに締め付ける。
なお、第3工程よりも前に、敷居9を敷居支持部材10に取り付けてもよい。
第4工程では、敷居9の位置を調整する。第4工程は、次のように行う。
例えば、第1工程で昇降路1の中に設けた下げ振りを基準として、敷居9の出入口7の幅方向、および奥行方向の位置を調整する。例えば、床仕上げ面の高さを基準として、敷居9の出入口7の高さ方向の位置を調整する。
敷居9の位置を調整した後、敷居9および敷居支持部材10を固定する。第1接合部材15のナット15bを本締めして、昇降路1の壁面1aと敷居支持部材10の壁側支持部材13とを固定する。第2接合部材16のナット16bを本締めして、敷居9と敷居支持部材10の敷居側支持部材14とを固定する。第3接合部材17のナット17bを本締めして、壁側支持部材13と敷居側支持部材14とを固定する。
第5工程(第1堰板取付け工程)では、第1堰板19を取り付ける。第5工程は、次のように行う。
ボルト21aの頭部を、敷居9の溝部9dに嵌める。第1堰板19の丸穴19aを、ボルト21aのねじ部に通す。ナット21bを、ボルト21aのねじ部にねじ込んで本締めして第1堰板19を敷居9の側面9aに締め付ける。
なお、第5工程は、第6工程よりも前に行われればよく、第1工程、第2工程、第3工程、または第4工程よりも前に行われてもよい。
第6工程(第2堰板取付け工程)では、第2堰板20を取り付ける。第6工程は、次のように行う。
第2堰板20の一端20aを昇降路1の壁面1aと壁側支持部材13の上面13eとが成す角部22に置く。第2堰板20の一端20aを、壁側支持部材13の上面13eと昇降路1の壁面1aとが成す凹部23に嵌める。第2堰板20の一端20aを、昇降路1の壁面1aに当てる。第2堰板20の他端20bを第1堰板19に立て掛けて当てる。
第7工程では、敷居9と昇降路1の壁面1aとの間に充填材12を充填する。
上述のように、第1工程から第7工程によりエレベータの乗場敷居装置を据え付ける。
本発明の実施の形態1によるエレベータの乗場敷居装置の据付方法は、本発明の実施の形態1によるエレベータの乗場敷居装置の据付構造と同様の効果を奏する。
なお、本発明の実施の形態1では、エレベータの乗場敷居装置は第1堰板19を有しているが、第1堰板19は第1堰板24または第1堰板25であってもよい。第1堰板24は、第1堰板19の第1変形例である。第1堰板25は、第1堰板19の第2変形例である。
図5を用いて第1堰板24について説明する。図5は、本発明に係るエレベータの乗場敷居装置の第1変形例の図3に相当する右側面図である。
第1堰板24は、出入口7の幅方向に少なくとも躯体壁3の壁穴部3aよりも長く伸びている。第1堰板24は、板状の1つの部材が曲げられて形成されている。第1堰板24は、固定部24aおよび塞ぎ部24bを有する。
固定部24aは、敷居9の下面9bに沿って、出入口7の奥行方向に伸びている。固定部24aは、敷居9の下面9bの昇降路1の側の端部よりも手前まで伸びている。固定部24aは、敷居9と敷居支持部材10の間に挟まれている。固定部24aは、丸穴24cが形成されている。固定部24aの丸穴24cおよび敷居側固定片14bのスリット14dは、ボルト16aのねじ部に順に通されている。ナット16bは、ボルト16aのねじ部にねじ込まれて固定部24aおよび敷居側固定片14bを敷居9の下面9bに締め付けている。
塞ぎ部24bは、固定部24aの乗場2の側の端部から下方に垂れ下げられている。塞ぎ部24bは、敷居側支持部材14の側面14aに沿って下方に垂れ下げられている。
第2堰板20は、他端20bが第1堰板24の塞ぎ部24bに立て掛けられて当てられている。
上述のように、本発明の実施の形態1の第1変形例では、敷居9と昇降路1の壁面1aとの隙間18を第1堰板24および第2堰板20が塞いでいる。
本発明の実施の形態1の第1変形例は、本発明の実施の形態1と同様の効果を奏する。
また、第1堰板24は、敷居9と敷居支持部材10の間に挟まれて固定されるので、接合部材を少なくでき、製造コストを低減することができるとともに据付時間を削減することができる。
なお、固定部24aの丸穴24cを出入口7の奥行方向に長い長穴にすることで、第1堰板24の位置を出入口7の奥行方向に調整することができ、本発明の実施の形態1よりもさらに敷居9と昇降路1の壁面1aとの相対的な位置が変化しても隙間18を塞ぐことができる。
なお、敷居9の溝部9dは形成されていなくてもよい。この場合も前述の効果を奏する。
なお、敷居側支持部材14の側面14aは、敷居9の側面9aと段差無く配置されていなくてもよい。この場合も、前述の効果を奏する。
次に、図6を用いて第1堰板25について説明する。図6は、本発明に係るエレベータの乗場敷居装置の第2変形例の図3に相当する右側面図である。
第1堰板25は、出入口7の幅方向に少なくとも躯体壁3の壁穴部3aよりも長く伸びている。第1堰板25は、板状の1つの部材が曲げられて形成されている。第1堰板25は、鉤部25aおよび塞ぎ部25bを有する。
鉤部25aは、敷居9の溝部9dに引っ掛けられている。鉤部25aは、敷居9の溝部9dの外側から内側にかけて、水平方向または下方向に伸びている。
塞ぎ部25bは、鉤部25aの乗場2の側の端部から下方に垂れ下げられている。塞ぎ部25bは、敷居9の側面9aに沿って下方に垂れ下げられている。塞ぎ部25bは、敷居側支持部材14の側面14aに沿って下方に垂れ下げられている。
第2堰板20は、他端20bが第1堰板25の塞ぎ部25bに立て掛けられて当てられている。
上述のように、本発明の実施の形態1の第2変形例では、敷居9と昇降路1の壁面1aとの隙間18を第1堰板25および第2堰板20が塞いでいる。
本発明の実施の形態1の第2変形例は、本発明の実施の形態1と同様の効果を奏する。
また、第1堰板25は、鉤部25aが敷居9の溝部9dに引っ掛けられて取り付けられているので、接合部材を少なくでき、製造コストを低減することができるとともに据付時間を削減することができる。
本発明に係るエレベータの乗場敷居装置の据付構造および据付方法は、敷居と昇降路の壁面との隙間を堰板で塞ぐエレベータの乗場敷居装置に好適に利用可能である。
1 昇降路、1a 壁面、2 乗場、3 躯体壁、3a 壁穴部、4 仕上げ壁、5 躯体床、6 仕上げ床、7 出入口、 8 三方枠、9 敷居、9a 側面、9b 下面、9c 溝部、9d 溝部、10 敷居支持部材、11 堰板、12 充填材、13 壁側支持部材、13a 壁側固定片、13b 壁側接続片、13c 長穴、13d 長穴、13e 上面、14 敷居側支持部材、14a 側面、14b 敷居側固定片、14c 敷居側接続片、14d スリット、14e 長穴、15 第1接合部材、15a アンカーボルト、15b ナット、15c 座金、16 第2接合部材、16a ボルト、16b ナット、17 第3接合部材、17a ボルト、17b ナット、17c 座金、17d 座金、18 隙間、19 第1堰板、19a 丸穴、20 第2堰板、20a 一端、20b 他端、21 第4接合部材、21a ボルト、21b ナット、22 角部、23 凹部、24 第1堰板、24a 固定部、24b 塞ぎ部、24c 丸穴、25 第1堰板、25a 鉤部、25b 塞ぎ部。

Claims (6)

  1. 昇降路と乗場とを連通する出入口の下部に配置された敷居と、
    前記出入口の下方の前記昇降路の内側の壁面に固定されて前記敷居を支える敷居支持部材と、
    前記敷居から下方に垂れ下げられた第1堰板と、
    前記壁面と前記敷居支持部材の上面とが成す角部に置かれるとともに、前記第1堰板に立て掛けられて当てられた第2堰板とを備え、
    前記敷居と前記壁面との隙間を前記第1堰板および前記第2堰板で塞ぐエレベータの乗場敷居装置の据付構造。
  2. 前記敷居支持部材は、前記上面が前記角部で凹んで前記壁面と凹部を形成する請求項1に記載のエレベータの乗場敷居装置の据付構造。
  3. 前記第1堰板は、前記敷居と前記敷居支持部材の間に挟まれた請求項1または請求項2に記載のエレベータの乗場敷居装置の据付構造。
  4. 前記敷居および前記敷居支持部材の前記乗場の側の側面は、段差無く配置され、
    前記第1堰板は、前記敷居および前記敷居支持部材の前記乗場の側の前記側面に沿って垂れ下げられている請求項1または請求項2に記載のエレベータの乗場敷居装置の据付構造。
  5. 前記敷居は、前記乗場の側の前記側面に前記出入口の幅方向に伸びる溝部が形成され、
    前記第1堰板は、前記溝部に引っ掛けられて下方に垂れ下げられた請求項4に記載のエレベータの乗場敷居装置の据付構造。
  6. 昇降路と乗場とを連通する出入口の下部に配置されて前記出入口の下方の前記昇降路の内側の壁面に固定された敷居支持部材に支えられる敷居と前記壁面との隙間を第1堰板および第2堰板で塞ぐエレベータの乗場敷居装置の据付方法であって、
    前記第1堰板を前記敷居から下方に垂れ下げる第1堰板取付け工程と、
    前記第1堰板取付け工程の後に行われ、前記第2堰板を前記壁面と前記敷居支持部材の上面とが成す角部に置いて、前記第1堰板に立て掛けて当てる第2堰板取付け工程とを含むエレベータの乗場敷居装置の据付方法。
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