JP2005343588A - エレベータの乗場敷居の据付装置及びその据付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 エレベータの乗場敷居を容易に据え付けることができる据付装置及びその据付方法を提供する。
【解決手段】 昇降路1内に垂下された下げ振り8を基準にして乗場出入口7に乗場敷居15を据え付けるもので、伸縮自在な突っ張り棒21の両端を、対向する昇降路側壁2に押接させて昇降路1内に横架し、上記下げ振り8と係合する係合部32が形成された型板31を、係合部32が下げ振りに係合する状態で突っ張り棒21に取り付け、更に、乗場敷居15の敷設位置を指標する位置設定具45を型板31から乗場出入口7側へ延設し、この位置設定具45に基づいて乗場敷居15を据え付けるようにしたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 昇降路1内に垂下された下げ振り8を基準にして乗場出入口7に乗場敷居15を据え付けるもので、伸縮自在な突っ張り棒21の両端を、対向する昇降路側壁2に押接させて昇降路1内に横架し、上記下げ振り8と係合する係合部32が形成された型板31を、係合部32が下げ振りに係合する状態で突っ張り棒21に取り付け、更に、乗場敷居15の敷設位置を指標する位置設定具45を型板31から乗場出入口7側へ延設し、この位置設定具45に基づいて乗場敷居15を据え付けるようにしたものである。
【選択図】 図1
Description
この発明は、エレベータの乗場敷居の据付けに係るものである。
従来のエレベータの乗場敷居の据付けは、例えば、特許文献1に開示されているように、乗場出入口の左右の壁に敷居取付金具を固定して行い、上記敷居取付金具に対して長穴及びねじによって上下左右に位置調整をするようにして、据え付けていた。
また、特許文献2に開示されているように、乗場床にアンカーボルトを植設し、このアンカーボルトに対して芯出治具を構成するベース部材を位置調整できるようにして、据え付けていた。
また、特許文献2に開示されているように、乗場床にアンカーボルトを植設し、このアンカーボルトに対して芯出治具を構成するベース部材を位置調整できるようにして、据え付けていた。
従来のエレベータの乗場敷居の据付けは、乗場出入口の左右の壁を把持させることによって敷居取付金具を取り付けて芯出しをしていた。また、乗場の床にアンカーボルトを植設して芯出しをするようにしていた。このような芯出作業では、いずれの場合も段取りに時間がかかる、という問題があった。
また、その敷居取付金具や乗場床に植設されるアンカーボルトは乗場敷居の据付けに限られる。このため、昇降路内の他の装置、例えば、ガイドレールの据付けには、別途に据付具を設置する必要がある。つまり、据付対象機器ごとに据付用具を必要とした。このため、輻輳する工事現場では、その維持管理に手間がかかる、という問題があった。
また、その敷居取付金具や乗場床に植設されるアンカーボルトは乗場敷居の据付けに限られる。このため、昇降路内の他の装置、例えば、ガイドレールの据付けには、別途に据付具を設置する必要がある。つまり、据付対象機器ごとに据付用具を必要とした。このため、輻輳する工事現場では、その維持管理に手間がかかる、という問題があった。
この発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、乗場敷居を容易に据え付けることができるエレベータの乗場敷居の据付装置及びその据付方法を提供することを目的とする。
また、乗場敷居に限らず、他の部品の据付けにも流用することができるエレベータの乗場敷居の据付装置を提供することを目的とする。
また、乗場敷居に限らず、他の部品の据付けにも流用することができるエレベータの乗場敷居の据付装置を提供することを目的とする。
この発明に係るエレベータの乗場敷居の据付装置は、昇降路内に垂下された下げ振りを基準にして乗場出入口に乗場敷居を据え付けるもので、伸縮自在な突っ張り棒の両端を、対向する昇降路側壁に押接させて昇降路内に横架し、上記下げ振りと係合する係合部が形成された型板を、上記係合部が上記下げ振りに係合する状態で上記突っ張り棒に取り付け、更に、乗場敷居の敷設位置を指標する位置設定具を上記型板から上記乗場出入口側へ延設し、この位置設定具に基づいて乗場敷居を据え付けるようにしたものである。
また、この発明に係るエレベータの乗場敷居の据付方法は、昇降路内に垂下された下げ振りを基準にして乗場出入口に乗場敷居を据え付ける方法に係るもので、ナットとこのナットに螺合するねじ棒が両端に突設された突っ張り棒の上記ナットを回動させて上記ねじ棒を伸長させ、上記両端を対向する昇降路側壁に押接させて上記突っ張り棒を上記昇降路内に横架する架設工程と、上記下げ振りと係合する係合部が形成された型板を、上記係合部を上記下げ振りに係合させた状態で上記突っ張り棒に取り付ける型板取付工程と、上記乗場敷居の敷設位置を指標する位置設定具を、上記型板に取り付けて上記乗場出入口側へ延設する位置設定工程と、上記位置設定具によって指標された敷設位置に上記乗場敷居を敷設する敷居敷設工程とからなるものである。
この発明は以上述べたとおり、伸縮自在な突っ張り棒を伸長させて対向する昇降路側壁に両端を押接させて横架し、この突っ張り棒に、昇降路内に垂下された下げ振りと係合する型板を取り付けるようにしたので、突っ張り棒の固定が容易であると共に、型板と下げ振りとを容易に係合させることができる。延いては、乗場敷居を容易に据え付けることができる、という効果を奏する。
また、型板は昇降路内に垂下された下げ振りと係合するものであるから、突っ張り棒に取り付けられて下げ振りと係合している型板を、他の昇降路内部品の据付けにも流用することができる、という効果も奏する。
また、型板は昇降路内に垂下された下げ振りと係合するものであるから、突っ張り棒に取り付けられて下げ振りと係合している型板を、他の昇降路内部品の据付けにも流用することができる、という効果も奏する。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一符号を付し、説明の重複を省いた。
実施の形態1.
図1から図7は、この発明の実施の形態1を示す。
図1は、この発明に係るエレベータの乗場敷居の据付装置を示す斜視図である。図において、昇降路1のピット3の底面には、緩衝器台4が横設されている。この緩衝器台4の両端部にはガイドレール5が立設され、要所で昇降路側壁2に固定されている。各乗場6には乗場出入口7が形成されている。乗場出入口7の間口方向へ向けて所定距離を隔てて2条のピアノ線9が垂下され、下端には錘10が取り付けられて緊張されている。ピット3の乗場出入口7側の昇降路側壁2には、2箇所にブラケット12が取り付けられて連結具13が差し渡され、この連結具13にアイレットボルト14が取り付けられている。アイレットボルト14にはピアノ線9が挿通されていて、ピアノ線9の揺動を抑止している。ここで、ピアノ線9は、昇降路1の頂部から垂下されて昇降路1内の機器を取り付けるための基準線を示すもので、錘10と共に下げ振り8を構成する。
実施の形態1.
図1から図7は、この発明の実施の形態1を示す。
図1は、この発明に係るエレベータの乗場敷居の据付装置を示す斜視図である。図において、昇降路1のピット3の底面には、緩衝器台4が横設されている。この緩衝器台4の両端部にはガイドレール5が立設され、要所で昇降路側壁2に固定されている。各乗場6には乗場出入口7が形成されている。乗場出入口7の間口方向へ向けて所定距離を隔てて2条のピアノ線9が垂下され、下端には錘10が取り付けられて緊張されている。ピット3の乗場出入口7側の昇降路側壁2には、2箇所にブラケット12が取り付けられて連結具13が差し渡され、この連結具13にアイレットボルト14が取り付けられている。アイレットボルト14にはピアノ線9が挿通されていて、ピアノ線9の揺動を抑止している。ここで、ピアノ線9は、昇降路1の頂部から垂下されて昇降路1内の機器を取り付けるための基準線を示すもので、錘10と共に下げ振り8を構成する。
ピット3の昇降路側壁2には、各乗場6の乗場仕上面6aを設定するための基準墨19が印されている。この基準墨19を基準にして各乗場6の乗場仕上面6aの位置を予め設定しておき、乗場敷居15の上面が上記乗場仕上面6aと合うように下支えするための敷居受け16が予め取り付けられている。
昇降路1内には伸縮自在な突っ張り棒21が、対向する昇降路側壁2に両端を押接させて横架されている。この突っ張り棒21にはピアノ線9に係合する係合部が形成された型板31が、ピアノ線9に係合した状態で取り付けられている。更に、型板31には、乗場出入口7側へ延設されて乗場敷居15の奥行き方向及び間口方向の敷設位置を指標する位置設定具45が取り付けられている。
なお、型板31を、乗場敷居15を設定するために突っ張り棒21に固定したそのままの状態にしておいて、この型板31にレール位置設定具55を取り付けるようにすれば、ガイドレール5の敷設位置も設定することができる。
昇降路1内には伸縮自在な突っ張り棒21が、対向する昇降路側壁2に両端を押接させて横架されている。この突っ張り棒21にはピアノ線9に係合する係合部が形成された型板31が、ピアノ線9に係合した状態で取り付けられている。更に、型板31には、乗場出入口7側へ延設されて乗場敷居15の奥行き方向及び間口方向の敷設位置を指標する位置設定具45が取り付けられている。
なお、型板31を、乗場敷居15を設定するために突っ張り棒21に固定したそのままの状態にしておいて、この型板31にレール位置設定具55を取り付けるようにすれば、ガイドレール5の敷設位置も設定することができる。
図2は、この発明に係るエレベータの乗場敷居15の据付装置の平面図、図3は昇降路1内から乗場6側を見た乗場敷居15の据付装置の背面図、図4は型板31の平面図、図5は図2のV−V線断面を矢視した断面図及び図6は型板31を本体22に取り付ける部分の斜視図である。
図において、突っ張り棒21は、本体22の両端にナット23と、このナット23に螺合するねじ棒24が突設されており、ハンドル26を手回ししてナット23を回動させて上記ねじ棒24を進退させることにより伸縮するようになっている。即ち、ねじ棒24を昇降路1内に横架するには、ハンドル26を手回ししてナット23を回動させてねじ棒24を伸長させ、先端に装着されているレベリングパッド25を対向する昇降路側壁2に押接させる。また、両側部にフック27が取り付けられているので、フック27にワイヤ(図示しない。)を通してねじ棒24を吊って上下に移動させることができる。
図において、突っ張り棒21は、本体22の両端にナット23と、このナット23に螺合するねじ棒24が突設されており、ハンドル26を手回ししてナット23を回動させて上記ねじ棒24を進退させることにより伸縮するようになっている。即ち、ねじ棒24を昇降路1内に横架するには、ハンドル26を手回ししてナット23を回動させてねじ棒24を伸長させ、先端に装着されているレベリングパッド25を対向する昇降路側壁2に押接させる。また、両側部にフック27が取り付けられているので、フック27にワイヤ(図示しない。)を通してねじ棒24を吊って上下に移動させることができる。
型板31には調整穴37が形成されていて、位置調整をしてピアノ線係合部32にピアノ線9を係合させた後、突っ張り棒21の本体22に取り付けることができる。即ち、詳細を図4から図6に示したとおり、調整穴37には、レバー付ボルト35のねじ部が遊挿され、手回しによって突っ張り棒21の本体22の内側に固着された固定用ナット36に螺合して型板31を突っ張り棒21に固定する。ここで、調整穴37の内径Dは大径であって、レバー付ボルト35のねじ部が単に遊挿されるだけではなく、突っ張り棒21を固定した状態で型板31を移動させて位置調整をしてピアノ線係合部32をピアノ線9に係合させるのに必要な寸法である。また、座金38は、調整穴37を塞ぐのに十分な大きさを有している。
型板31の両端部には、ピンボルト41が貫通し、型板31を挟んで両側から螺合するナット42及び43によって固定されている。
更に、型板31の両端部には前後方向の傾斜を検知するための水準器33が、中央部には左右方向の傾斜を検知するための水準器34が取り付けられている。
型板31の両端部には、ピンボルト41が貫通し、型板31を挟んで両側から螺合するナット42及び43によって固定されている。
更に、型板31の両端部には前後方向の傾斜を検知するための水準器33が、中央部には左右方向の傾斜を検知するための水準器34が取り付けられている。
型板31の両端部から乗場出入口7側へ向けて乗場敷居15の敷設位置を指標する位置設定具45が延設されている。この位置設定具45は、図5に示したとおり、一端がナット44によってピンボルト41に固定されて型板31から乗場敷居15側へ延びる一対の支持腕46と、一端が一の支持腕46が固定されたピンボルト41に重畳固定され、他端が他の支持腕46に固定された筋かい47と、両支持腕46間に橋設された角材からなる位置決め板48とからなる。この位置決め板48は、乗場7側の側面で乗場敷居15の奥行き方向の敷設位置を指標すると共に両端部に合せ指標48aが印されており、この合せ指標48aと乗場敷居15の合せ指標15aとを合せることにより、間口方向の敷設位置を設定することができる。
図7は、図2のVII− VII線断面を示す断面図、図8は、図2のVIII−VIII線断面を示す断面図である。図において、各階の乗場出入口7下の昇降路側壁2には、既に述べたとおり、基準墨19を基準にして乗場敷居15の縦位置が予め設定されている。この縦位置は、図8に示したとおり、乗場仕上面6aを見込んで乗場6よりも上位に設定されており、乗場6と乗場敷居15との間の空隙は、堰板6bによって埋められる。上記縦位置に基づいて敷居受け16が昇降路側壁2に取り付けられている。この敷居受け16は、L字状に屈曲したブラケット17と、L字状に屈曲した受け金具18とからなる。ブラケット17は、一面がアンカーボルトによって昇降路側壁2に取り付けられて立設され、他面には水平方向へ向けて長穴17aが形成されている。
受け金具18は、一側面に屈曲端方向へ長手を向けて長穴18aが形成されており、この長穴18aと長穴17aの双方を貫通するボルト18bによってブラケット17に取り付けられて立設されている。受け金具18の上面には乗場敷居15が載置されてボルト18cによって取り付けられている。ボルト18cは、乗場敷居15の長手方向に開口を下へ向けて貫通するC形状の欠切部に挿通されており、間口方向の任意の位置で乗場敷居15を受け金具18に固定することができる。また、長穴17a及び18aによって乗場敷居15を上下方向及び奥行き方向に調整移動させることができる。
図8に示したとおり、位置決め板48の乗場出入口7側の側面に乗場敷居15の側面を当接させて奥行き方向の敷設位置を設定する。更に、乗場敷居15の合せ指標15aと位置決め板48の合せ指標48aとを合せて間口方向の敷設位置を設定する。基準墨19を基準にした乗場敷居15の縦位置と合せて、乗場敷居15の敷設位置が設定される。
次に、エレベータの乗場敷居の据付方法について述べる。
まず、昇降路1の頂部からピアノ線9を垂下し、錘10を付けて張設する。また、ピット3の昇降路側壁2に印された基準墨19を基準にして各階に敷居受け16を予め取り付けて乗場敷居15を載置して縦方向の位置を設定しておく。
次に、型板31を突っ張り棒21に取り付けた後、フック27にワイヤ(図示しない。)を係止して、乗場敷居15を取り付けようとする階の乗場6まで吊り下げる。
まず、昇降路1の頂部からピアノ線9を垂下し、錘10を付けて張設する。また、ピット3の昇降路側壁2に印された基準墨19を基準にして各階に敷居受け16を予め取り付けて乗場敷居15を載置して縦方向の位置を設定しておく。
次に、型板31を突っ張り棒21に取り付けた後、フック27にワイヤ(図示しない。)を係止して、乗場敷居15を取り付けようとする階の乗場6まで吊り下げる。
目的の位置まで突っ張り棒21を吊り下げたならば、両側のハンドル26を手回しして突っ張り棒21を伸長させ、型板31のピアノ線係合部32がピアノ線9と略一致すると思われる位置で対向する両側の昇降路側壁2にレベリングパッド25を押接させると共に、水準器33、34によって型板31が水平となるようにして突っ張り棒21を昇降路1内に固定し横架する。
突っ張り棒21を横架したならば、レバー付ボルト35を手回しによって弛緩させ、調整穴37の範囲内で型板31を移動させて、ピアノ線係合部32をピアノ線9に係合させた後、レバー付ボルト35を締めて突っ張り棒21に型板31を固定する。
次に、支持腕46をピンボルト41に差し込んでナット44で固定して位置設定具45を型板31に取り付けて乗場出入口7側へ延設する。
敷居受け16に載置された乗場敷居15の昇降路1側の側面を位置決め板48の乗場出入口7側の側面に合せ、かつ、乗場敷居15に印された合せ指標15aを位置決め板48に印された合せ指標48aに合せる。この位置合せ作業によって、基準墨19による乗場敷居15の縦位置と共に、奥行き方向と間口方向の位置を設定することができる。乗場敷居15が所定の位置に設定されたならば、ボルト18cによって敷居受け16に固定する。
次に、支持腕46をピンボルト41に差し込んでナット44で固定して位置設定具45を型板31に取り付けて乗場出入口7側へ延設する。
敷居受け16に載置された乗場敷居15の昇降路1側の側面を位置決め板48の乗場出入口7側の側面に合せ、かつ、乗場敷居15に印された合せ指標15aを位置決め板48に印された合せ指標48aに合せる。この位置合せ作業によって、基準墨19による乗場敷居15の縦位置と共に、奥行き方向と間口方向の位置を設定することができる。乗場敷居15が所定の位置に設定されたならば、ボルト18cによって敷居受け16に固定する。
乗場敷居15を固定し終えたならば、ハンドル26を手回しして突っ張り棒21を縮め、昇降路側壁2から離した後、フック27に係止されたワイヤ(図示しない。)を吊り上げて、次の階の乗場敷居15の位置まで移動させる。移動させたならば、ハンドル26を手回しして対向する両側の昇降路側壁2にレベリングパッド25を押接させて突っ張り棒21を横架する。以下、同様にして乗場敷居15の位置を設定してボルト18cによって敷居受け16に固定する。
ここで、位置設定具45は、突っ張り棒21を吊って移動させるときは勿論のこと、移動させた後も、型板31に取り付けたままであってもよい。
また、突っ張り棒21を移動させるときは、位置設定具45を型板31に取り付けて合体移動させ、移動し終わったならば位置設定具45を型板31から一旦取り外し、型板31を設定し終えたならば、再び取り付けるようにしてもよい。位置設定具45を取り外すことによって、型板31を水平状態に設定する作業が容易になる。
また、突っ張り棒21を移動させるときは、位置設定具45を型板31に取り付けて合体移動させ、移動し終わったならば位置設定具45を型板31から一旦取り外し、型板31を設定し終えたならば、再び取り付けるようにしてもよい。位置設定具45を取り外すことによって、型板31を水平状態に設定する作業が容易になる。
上記実施の形態1によれば、ハンドル26を手回しして突っ張り棒21を伸長させて対向する昇降路側壁2に両端を押接させて固定し、突っ張り棒21を縮めることにより昇降路側壁2から離脱するようにしたので、突っ張り棒21の固定及び開放を極めて容易に行うことができる。延いては、乗場敷居15の据付作業の効率を向上させることができる。
また、型板31に大きい内径Dの調整穴37を形成し、内径Dの範囲内で移動させて位置調整をするようにしたので、ピアノ線係合部32をピアノ線9に容易に係合させることができる。
更に、型板31を突っ張り棒21に取り付ける場合も、調整穴37によって位置調整できるようにしたので、突っ張り棒21の位置は精度を必要としない。このため、突っ張り棒21を容易に固定することができる。
更にまた、ピアノ線9は、乗場敷居15に対する基準位置に限らず、昇降路1内の他の機器、例えばガイドレール5に対しても基準位置を指標するものである。このため、乗場敷居15の据付用に固定された突っ張り棒21及び型板31を、そのままの状態でガイドレール5の据付用に流用することができる。
また、型板31に大きい内径Dの調整穴37を形成し、内径Dの範囲内で移動させて位置調整をするようにしたので、ピアノ線係合部32をピアノ線9に容易に係合させることができる。
更に、型板31を突っ張り棒21に取り付ける場合も、調整穴37によって位置調整できるようにしたので、突っ張り棒21の位置は精度を必要としない。このため、突っ張り棒21を容易に固定することができる。
更にまた、ピアノ線9は、乗場敷居15に対する基準位置に限らず、昇降路1内の他の機器、例えばガイドレール5に対しても基準位置を指標するものである。このため、乗場敷居15の据付用に固定された突っ張り棒21及び型板31を、そのままの状態でガイドレール5の据付用に流用することができる。
1 昇降路、 2 昇降路側壁、 3 ピット、 4 緩衝器台、 5 ガイドレール、 6 乗場、 6a 乗場仕上面、 7 乗場出入口、 8 下げ振り、 9 ピアノ線、 10 錘、 11 ピアノ線固定具、 12 ブラケット、 13 連結具、 14 アイレットボルト、 15 乗場敷居、 15a 合せ指標、 16 敷居受け、 17 ブラケット、 18 受け金具、 18a 長穴、 18b ボルト、 18c ボルト、 19 基準墨、 21 突っ張り棒、 22 本体、 23 ナット、 24 ねじ棒、 25 レベリングパッド、 26 ハンドル、 27 フック、 31 型板、 32 ピアノ線係合部、 33 水準器、 34 水準器、 35 レバー付ボルト、 36 固定用ナット、 37 調整穴、 38 座金、 41 ピンボルト、 42 ナット、 43 ナット、 44 ナット、 45 位置設定具、 46 支持腕、 47 筋かい、 48 位置決め板、 48a 合せ指標、 55 レール位置設定具。
Claims (5)
- 昇降路内に垂下された下げ振りを基準にして乗場出入口に敷設されるエレベータの乗場敷居の据付装置において、対向する昇降路側壁に両端を押接させて上記昇降路内に横架された伸縮自在な突っ張り棒と、上記下げ振りと係合する係合部が形成され、この係合部を上記下げ振りに係合させた状態で上記突っ張り棒に取り付けられた型板と、この型板から上記乗場出入口側へ延設されて上記乗場敷居の敷設位置を指標する位置設定具とを備えたエレベータの乗場敷居の据付装置。
- 突っ張り棒は、両端にナットとこのナットに螺合するねじ棒が突設され、上記ナットを手回しで回動させて上記ねじ棒を進退させることにより伸縮するものとした請求項1に記載のエレベータの乗場敷居の据付装置。
- 下げ振りは、乗場出入口の間口方向へ向けて所定距離を隔てて2組垂下されるものとし、型板は、上記下げ振りに係合する係合部が2組形成され、この係合部を上記下げ振りにそれぞれ係合させた状態で突っ張り棒に取り付けられるものとした請求項1に記載のエレベータの乗場敷居の据付装置。
- 型板は、調整穴が欠設され、この調整穴の範囲で上記突っ張り棒に対して相対移動して係合部を下げ振りに係合させた状態で、上記調整穴に遊挿されたボルトによって上記突っ張り棒に取り付けられるものとした請求項1に記載のエレベータの乗場敷居の据付装置。
- 昇降路内に垂下された下げ振りを基準にして乗場出入口に敷設されるエレベータの乗場敷居の据付方法において、ナットとこのナットに螺合するねじ棒が両端に突設された突っ張り棒の上記ナットを手回しで回動させて上記ねじ棒を伸長させ、上記両端を対向する昇降路側壁に押接させて上記突っ張り棒を上記昇降路内に横架する架設工程と、上記下げ振りと係合する係合部が形成された型板を、上記係合部を上記下げ振りに係合させた状態で上記突っ張り棒に取り付ける型板取付工程と、上記乗場敷居の敷設位置を指標する位置設定具を、上記型板に取り付けて上記乗場出入口側へ延設する位置設定工程と、上記位置設定具によって指標された敷設位置に上記乗場敷居を敷設する敷居敷設工程とからなるエレベータの乗場敷居の据付方法。
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- 2004-05-31 JP JP2004162224A patent/JP2005343588A/ja active Pending
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