JPWO2020158898A1 - 緯編地 - Google Patents
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Abstract
Description
従来、生地から衣料を作る場合、生地裁断部より糸のほつれやカールが発生するため、生地裁断部を縫製しこれらを抑制しているが、縫製部の凹凸が外観に影響を与え外観を損ねる他、縫製部が外衣によって圧迫されることで着用感の低下を招くという問題がある。そこで、肌当たりの良い衣服として、生地裁断部を無縫製とした、いわゆる裁ち放し衣服が市販されている。
例えば、以下の特許文献1には、裁断部の縫製処理が不要な編地を用いて作製された衣料が開示されている。しかしながら、熱融着弾性糸と非弾性糸とをプレーティングして編成し、熱セットを施した編地は、熱融着弾性糸と非弾性糸がニードルループとシンカーループの全てで融着し、及び/又は、シンカーループにおける見掛けの繊維径が太いため、編地が曲げ固くなり、風合いが好ましくない。また、シングル丸編機によって編成された編地であるため、カールが発生しやすい。
また、以下の特許文献2には、裁ち放し性と圧縮性と圧縮回復が良いダブル編地が開示されている。しかしながら、表裏面の地組織は非弾性糸と弾性糸をプレーティングし、熱融着弾性糸と非弾性糸がニードルループとシンカーループの全てで融着し、及び/又は、シンカーループにおける見掛けの繊維径が太いため、編地が固くなり、肌着として風合いが好ましくない。
また、以下の特許文献3には、伸長性及びほつれ性に優れるダブル編地が開示されている。しかしながら、編地は表面及び/又は裏面の地組織は非弾性糸と弾性糸をプレーティングし、熱着弾性糸と非弾性糸がニードルループとシンカーループの全てで融着し、及び/又は、シンカーループにおける見掛けの繊維径が太いため、編地が固くなり、肌着として風合いが好ましくない。
[1]非弾性糸と弾性糸を含有し、表面と裏面とを有する緯編地であって、該弾性糸が該表面と該裏面とを連結しており、該表面、及び、該裏面において、該非弾性糸と該弾性糸とが引き揃ってニードルループを形成する部分を有し、該表面、及び、該裏面の該非弾性糸のシンカーループの総数に対する、該非弾性糸と該弾性糸とが引き揃って形成されているシンカーループの数の割合が50%以下であることを特徴とする、緯編地。
[2]前記非弾性糸と前記弾性糸とが引き揃ってシンカーループを形成する部分を有さない、[1]に記載の緯編地。
[3]前記表面、及び、前記裏面の非弾性糸のニードルループの総数に対する、該非弾性糸と前記弾性糸とが引き揃って形成されているニードルループの数の割合が50%以上である、前記[1]又は[2]に記載の緯編地。
[4]前記表面又は前記裏面のいずれか一方の面を構成する非弾性糸が、もう一方の面に連結していない、前記[1]〜[3]のいずれかに記載の緯編地。
[5]前記緯編地を経緯共に9.8Nの荷重で伸長したときの、前記非弾性糸のループにおけるニードルループ長とシンカーループ長の比が0.20〜0.80である、前記[1]〜[4]のいずれかに記載の緯編地。
[6]前記表面、及び、前記裏面において、前記非弾性糸がニット組織のみを形成する、前記[1]〜[5]のいずれかに記載の緯編地。
[7]前記弾性糸が、前記表面又は前記裏面のいずれか一方の面のニット組織と、もう一方の面へのタック組織とを、編地緯方向へ交互に繰り返す組織である、前記[1]〜[6]のいずれかに記載の緯編地。
[8]前記弾性糸同士が、合着又は融着している、前記[1]〜[7]のいずれかに記載の緯編地。
[9]前記弾性糸と前記非弾性糸とが、合着又は融着している、前記[1]〜[8]のいずれかに記載の緯編地。
[10]前記緯編地の全てのコースに弾性糸を含む、前記[1]〜[9]のいずれかに記載の緯編地。
[11]全コース数に対する、非弾性糸と弾性糸とがプレーティングにより編成されているコース数の割合が50%以下である、前記[1]〜[10]のいずれかに記載の緯編地。
本実施形態の緯編地は、非弾性糸と弾性糸を含有し、表面と裏面とを有する緯編地であって、該弾性糸が該表面と該裏面とを連結しており、該表面、及び、該裏面において、該非弾性糸と該弾性糸とが引き揃ってニードルループを形成する部分を有し、該表面、及び、該裏面の非弾性糸のシンカーループの総数に対する、該非弾性糸と該弾性糸とが引き揃って形成されているシンカーループの数の割合が50%以下であることを特徴とする。
本実施形態において、「ループ」とはニードルループとシンカーループに分けられる(図1参照)。尚、タック組織においては、オールドループのニードルループと重なる部分をニードルループとする(図2参照)。また、ミス(ウェルト)組織においては、糸が針にかかることが無いため、ニードルループは存在せず、全てシンカーループとなる(図3参照)。
つまり、本実施形態の緯編地は、ループの中で非弾性糸と弾性糸が引き揃う部分と引き揃わない部分を形成する構造となり、これにより裁ち放し性と曲げ柔らかさを両立する。ニードルループとシンカーループの両方において非弾性糸と弾性糸がコース全体において引き揃っている、いわゆるプレーティング編の場合、熱セットを施した編地は非弾性糸と弾性糸とがニードルループとシンカーループの全てで融着し、また、シンカーループにおける見掛けの繊維径が太いため、編地が曲げ固くなり、風合いが好ましくない。
天然繊維としては、綿、麻、絹、羊毛等が挙げられる。また、合成繊維としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等のポリエステル繊維、ナイロン6やナイロン66等のポリアミド繊維、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン繊維等が挙げられ、これらのブライト糸、セミダル糸、フルダル糸等任意に選択でき、繊維の断面形状も丸型、楕円型、W型、繭型、中空糸等任意な断面形状であることができ、繊維の形態についても特に限定されず、原糸、仮撚等の捲縮糸であってもよい。
また、レーヨンやキュプラ、リヨセル等の再生(精製)セルロース繊維を用いてもよく、前記セルロース繊維は、原糸、撚糸として単一糸の形態であることができ、また、以下に例示する合成繊維との複合糸の形態であってもよい。
また、裁ち放し性向上の観点より、弾性糸として合着性又は融着性の弾性糸を用いることができる。但し、適切な後加工等により所望の裁ち放し性を達成できるのであれば、必ずしも合着性又は融着性の弾性糸でなくてもよい。
前記ループ長の比の測定方法の詳細は実施例の項で説明するが、編地を経緯それぞれ9.8Nの応力で伸長し、ピン枠で固定した後、マイクロスコープによる測定により9.8N伸長時ニードルループ長と9.8N伸長時シンカーループ長を測定する。この方法により、編地を破壊することなく測定を実施することが可能である。
弾性糸同士を合着又は融着させるためには、150℃〜210℃の範囲で乾熱セットを行うか、90℃以上の温度で湿熱セットを実施すればよい。
非弾性糸と弾性糸を針山へ給糸する方法には特に限りはなく、適宜好適な方法を選択すればよい。いずれの編成方法であっても、本実施形態の組織であれば得られる編地に変化はなく、非弾性糸のシンカーループの総数に対する、非弾性糸と弾性糸が引き揃って形成されているシンカーループの数の割合が50%以下である、曲げ柔らかい編地が得られる。
前述の曲げ柔らかさと編地緯方向へ40%伸長した際の伸長力の前記好ましい範囲を達成するためには、例えば、編地を最大伸長時の非弾性糸ニードルループ長と最大伸長時の非弾性糸シンカーループ長の比を0.20〜0.80とすることや、同一コースにおける非弾性糸のループ長と弾性糸のループ長比を1.0〜3.0の範囲で調整することで達成可能である。
本実施形態の緯編地は、曲げ柔らかさ(風合い)の観点から、全コース数に対する、非弾性糸と弾性糸とがプレーティングにより編成されているコース数の割合が50%以下であることが好ましく、25%以下であることがより好ましい。
以下、実施例等で用いた特性値の測定法を示す。尚、測定に用いる編地は、衣料から切り出された編地であるが、本発明は衣料となっていない編地をも包含し、用途は衣料に限られるものではない。
非弾性糸のニードルループの総数に対する非弾性糸と弾性糸とが引き揃って形成されているニードルループ数の割合は、編地中の任意の1つの1完全組織を選び、目視にて非弾性糸のニードルループの総数と、非弾性糸と弾性糸とが引き揃って形成されているニードルループ数の数を計測し、後者を前者で除して算出した。尚、本実施形態において、ニードルループは図1〜図3に示すように、ニット組織とタック組織のことを指す。また、「非弾性糸と弾性糸が引き揃って形成されているニードルループ」とは、非弾性糸と弾性糸とが重なってニードルループ構造を形成するニードルループのことを言う。弾性糸のみがニット又はタックを形成するループは、非弾性糸と弾性糸とが引き揃っているものとは数えない。非弾性糸のシンカーループの総数に対する非弾性糸と弾性糸とが引き揃って形成されているシンカーループの数の割合も、上記の非弾性糸のニードルループの総数に対する非弾性糸と弾性糸とが引き揃って形成されているニードルループ数の割合と同様にして計測及び算出する。
(1)において選んだ1完全組織における全コース数と、該1完全組織中における非弾性糸と弾性糸とがプレーティングにより編成されているコース数を計測し、後者を前者で除して算出した。尚、「非弾性糸と弾性糸とがプレーティングにより編成されているコース」とは、非弾性糸と弾性糸とが同一コースにおいてニードルループ及びシンカーループの両方で同じ組織を編成しているコースのことをいう。
幅30cmのチャックを用いて、チャック間が30cm四方となるように把持した編地を経緯9.8Nの応力にて伸長し、経緯ともに長方形のピン枠(内寸27cm×24cm、太さ1.5cm)で固定した後、マイクロスコープ(キーエンス社製VHX−6000)を用い、任意の倍率にて編地表裏面を撮影した。撮影した画像において、ピン枠内中心付近の編地の任意の1完全組織を選び、該1完全組織の全コースの非弾性糸について、それぞれ以下の通りループ長計測行った。非弾性糸の任意のニードルループの一端を起点として、該ニードルループの端から端までと、続くシンカーループの端から端までを1セットとし、コース方向に連続する10セット分の総ニードルループ長及び総シンカーループ長を測定し、セット数(10)で除して、非弾性糸のニードルループ及びシンカーループ長を算出する。尚、ループ長は、前記マイクロスコープの基本計測機能の「フリーライン測定」を用い、糸の中心を通るようループの形状に沿って測定カーソルを移動させ、カーソルの移動距離から計測する。この時、ニードルループとシンカーループは、図1〜図3に示すように、実線部をニードルループ、点線部をシンカーループとして計測した。
上記の通り計測した1完全組織の全コースの非弾性糸のニードルループ長とシンカーループ長より、それぞれ非弾性糸のループにおけるニードルループ長とシンカーループ長の比を以下の式:
非弾性糸のニードルループ長とシンカーループ長の比=非弾性糸のニードルループ長/非弾性糸のシンカーループ長
により算出する。
このようにして算出された1完全組織の全コースの非弾性糸のニードルループ長とシンカーループ長の比のうち、最も大きい値を、編地の非弾性糸のニードルループ長とシンカーループ長の比とした。
編地の任意の1完全組織において、該1完全組織の全コースについて、それぞれのコース中における100ウェル分の範囲を裁断、解編し、非弾性糸と弾性糸を抜き出し、20℃50%の標準環境にて、以下方法によってループ長の測定を行う。
非弾性糸:解編して得られた非弾性糸の片端を固定して吊り下げ、反対側の端に以下に示す糸種に応じた所定の荷重をかけ、30秒後の長さを測定する。単位はmm/100wとして表記している。尚、非弾性糸と弾性糸の複合糸については、本方法によりループ長を測定する。
<糸種による荷重>
合成繊維の伸縮かさ高糸、非弾性糸と弾性糸の複合糸:8.82mN/dtex
その他非弾性糸:2.94mN/dtex
弾性糸:解編して得られた弾性糸の片端を固定して吊り下げ、該弾性糸がほぼ直線状になっていることを確認し、その状態での長さを測定する。単位はmm/100wとして表記している。
上記の通り計測した1完全組織の全コースの100ウェル分の非弾性糸と弾性糸のループ長より、それぞれ同一コースにおける非弾性糸のループ長と弾性糸のループ長の比を以下の式:
同一コースにおける非弾性糸のループ長と弾性糸のループ長の比=非弾性糸のループ長/弾性糸のループ長
により算出する。
このようにして算出された1完全組織の全コースの100ウェル分の非弾性糸のニードルループ長とシンカーループ長の比のうち、最も大きい値を、編地の非弾性糸のニードルループ長とシンカーループ長の比とする。
編地の目付を、JIS−L−1096の標準状態における単位面積当たりの質量A法(JIS法)に準じて測定する。
編地の厚みを、PEACOCK社製編地用厚み計にて、編地の任意の位置3か所を測定し、3か所の平均値を算出する。
ウェル数:編地緯方向(コース方向)1インチにおけるニードルループの数を計測する。メッシュ部を含む編地の場合、編地組織によってはニードルループの数がコースごとに異なる場合があるが、この場合、最もニードルループの数が多いコースのニードルループの数をウェル数とし、単位はウェル/インチ(w/inch(2.54cm))とする。
コース数:編地経方向(ウェル方向)1インチにおけるニードルループの数を計測する。メッシュ部を含む編地の場合、編地組織によってはニードルループの数がウェルごとに異なる場合があるが、この場合、最もニードルループの数が多いウェルのニードルループの数をウェル数とし、単位はコース/インチ(c/inch)とする。
カトーテック株式会社製KES−FE2−AUTO−A自動純曲げ試験機を用いて測定する。巾20.0cm×長さ20.0cmにカットした編地を試験片とする。編地緯方向の曲げ剛性(編地経方向に折り目ができるよう折り曲げた時の編地の硬さ)を測定する場合、編地経方向の裁断部が試料台の奥になるよう試験片を試料台へ乗せ、試料挿入位置確認用ランプが点灯するまで奥に試験片を挿入し、測定を実施する。尚、本実施例においては測定感度を4.0gf・cm/10Vとしたが、試験片の曲げ剛性の大きさに応じて、4.0〜50.0gf・cm/10Vの範囲で適宜調節してもよい。前記試験機においては、編地を上に曲げた時の曲げ剛性と下に曲げた時の曲げ剛性が測定され、その平均値を採用する。試験は3つの試験片について実施し、その平均を算出する。尚、前記試験機においては単位がgf・cm2/cmとして出力されるため、これに0.980665を乗じ、cN・cm2/cmへ換算する。
曲げ剛性は、値が小さいほど、編地が柔らかく、身体の湾曲や運動に追随しやすく、風合いに優れる。本実施例においては、曲げ剛性が0.0200cN・cm2/cm以下であれば曲げ柔らかく、さらに0.0180cN・cm2/cm以下であれば、曲げ柔らかさに優れると判断した。
巾2.5cm×長さ15cmにカットした編地を、引張試験機を使用し、2.5cm巾で編地両端を把持する。このとき、把持部と把持部の間隔が10cmとなるように把持し、300mm/分の速度で、伸長率0%から80%まで伸長し、次いで伸長率80%から0%まで回復させる過程を3回繰り返し、伸長3回目における伸長率40%の際の応力を40%伸長時の応力とする。
裁ち放し性は以下の(a)裁断部カールと(b)ほつれ性の2つの観点より評価する。
[(a)裁断部カール]
<編地緯方向の裁断部カール>
編地緯方向へ10cm、編地経方向へ2.5cmに切断した長方形の編地を試験片とし、水平な机上に置いた。次いで、両短辺を1.5cm程度の幅で、指で把持し、10cmの長辺が15cmとなるよう伸長し(50%伸長)、伸長時の試験片長辺中央に生じるカールの角度を、図21に示すように、水平な編地(1)に接する直線(2)と、50%伸長時の編地の端部約3mmに接する直線(3)とが交わるカール角度(d)を測定した。
<編地経方向の裁断部カール>
編地経方向へ10cm、編地緯方向へ2.5cmに切断した長方形の編地を試験片とし、水平な机上に置いた。次いで、両短辺を1.5cm程度の幅で、指で把持し、10cmの長辺が15cmとなるよう伸長し(50%伸長)、伸長時の試験片長辺中央に生じるカールの角度を、図21に示すように、水平な編地(1)に接する直線(2)と、50%伸長時の編地の端部約3mmに接する直線(3)とが交わるカール角度(d)を測定した。
カール角度が60°未満であれば裁ち放しのまま衣服として使用できるが、30°以下であればカールがほとんど目立たないため裁ち放しの衣料としてより好適であり、5°以下であれば外衣に響かず審美性優れ、端部の肌当たりによる不快感が無いため、さらに好ましい。
本実施例においては、洗濯後の編地についてほつれ性の評価を行った。
編地を編地緯方向へ20.0cm、経方向へ10.0cmの長方形となるよう裁断した後、いずれか1つの角を45°に等分するように角の中央へ5.0cmの切り込みを入れ、試験片とした。試験片1枚と、JIS L 1930附属書HのIII型適合品負荷布との合計が1.0kgとなるよう負荷布の量を調整し、負荷布と共に家庭用洗濯機で40℃のお湯で15分×50回の洗濯を実施した後、試験片を平干しした。乾燥後の試験片の編地の長辺(編地緯方向)、短辺(編地経方向)、切り込み部(編地45°方向)についてそれぞれの裁断部観察し、以下の基準により評価し、3級以上であれば裁ち放しのまま衣服として使用可能とし、4級以上がほつれ性に優れると判断した。
5級:裁断部より2,0mm以上突出したほつれが発生しない
4級:裁断部より2,0mm以上突出したほつれが2.54cmあたり1〜5個以内
3級:裁断部より2,0mm以上突出したほつれが2.54cmあたり6〜10個以内
2級:裁断部より2,0mm以上突出したほつれが2.54cmあたり11〜20個以内
1級:裁断部より2,0mm以上突出したほつれが2.54cmあたり21個以上
尚、通常、ほつれ性は裁断直後の編地の編み終わりを伸長して、ほつれの有無を判断するため、実際に製品を使用する際、洗濯や乾燥などの負荷が編地にかかり、ほつれが発生することがある。そのため、裁断直後の編地を評価するだけでは不十分であり、洗濯後であってもほつれが発生しないことが、端部を裁ち放しのまま使用する衣服においては重要である。かかる事情を鑑み、本実施例においては、より厳しい条件によるほつれの評価として、洗濯後の編地についてほつれ性の評価を実施した。
実施例、比較例により得られた編地で上半身用の半袖インナーを縫製し、モニターに着用させ、前記半袖インナーの上からワイシャツを着用する。初夏における通勤を想定し、28℃50%RH環境下で、着用後5分間椅子に座って静止した後、トレッドミルを使用し、4.5km/hrの速度で20分間歩行した。インナー着用から歩行終了までの着用感を、[項目1:着用中の快適性]と[項目2:端部の肌当たり]の2項目について、それぞれ、以下評価基準のもと5点満点で主観評価した。10名のモニターによって試験を実施し、各項目の平均点を評価結果とした。平均値は小数点第二位以下を四捨五入し、小数点第一位まで求めた。平均点4.0以上は着用性又は快適性に優れると判断した。尚、風合いに優れる肌着においては、着用中の快適性が特に重要であり、端部の肌当たりも重要であるが、より優先して達成されるべきものである。
締め付け感、肌当たりの滑らかさ、動作追随性、風合いの観点から着心地を5点満点で評価した。
5点:非常に快適である
4点:快適である
3点:特に違和感はない
2点:不快である
1点:非常に不快である。
端部の肌当たりの観点から着心地を5点満点で評価した。
5点:非常に快適である
4点:快適である
3点:特に違和感はない
2点:不快である
1点:非常に不快である。
ナイロン:Ny
ポリエステル:Es
キュプラ:Cu
ポリウレタン弾性糸:Pu
また、フィラメント数の単位をfと表記する。
尚、特に断りがない限り、ポリウレタン弾性糸はベアを使用している。
32ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図5の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側及びダイアル側]
非弾性糸:Ny,33dtex/26f,仮撚糸
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表1、2に示す。
28ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図5の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側及びダイアル側]
非弾性糸:Ny,44dtex/34f,原糸
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、185℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ナイスポールPRN(日華化学株式会社)0.5%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表1、2に示す。
36ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図5の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側及びダイアル側]
非弾性糸:Ny,44dtex/34f,仮撚糸
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表1、2に示す。
28ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図5の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側]
非弾性糸:Es,56dtex/34f,原糸
弾性糸:Pu,22dtex
[ダイアル側]
非弾性糸:複合糸(Ny,22dtex/13f+Cu,33dtex/26f)
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ナイスポールPRN(日華化学株式会社)0.5%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表1、2に示す。
28ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図6の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側及びダイアル側]
非弾性糸:Ny,33dtex/36f,仮撚糸
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ナイスポールPRN(日華化学株式会社)0.5%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表1、2に示す。
28ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図7の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側及びダイアル側]
非弾性糸:Ny,33dtex/26f,仮撚糸
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表1、2に示す。
28ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図8の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側及びダイアル側]
非弾性糸:Ny,33dtex/26f,仮撚糸
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表1、2に示す。
28ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図9の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側及びダイアル側]
非弾性糸:Ny,33dtex/26f,仮撚糸
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表1、2に示す。
28ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図10の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側及びダイアル側]
非弾性糸:Ny,44dtex/34f,仮撚糸
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表1、2に示す。
28ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図11の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側及びダイアル側]
非弾性糸:Ny,44dtex/34f,仮撚糸
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表3−1、4に示す。
40ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図12の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側及びダイアル側]
非弾性糸:Ny,13dtex/7f,原糸
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表3−1、4に示す。
40ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図13の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側及びダイアル側]
非弾性糸:Ny,13dtex/7f,原糸
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表3−1、4に示す。
32ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図14の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側及びダイアル側]
非弾性糸:Ny,33dtex/26f,仮撚糸
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表3−1、4に示す。
32ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図15の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側及びダイアル側]
非弾性糸:Ny,33dtex/26f,仮撚糸
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表3−1、4に示す。
32ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図16の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側及びダイアル側]
非弾性糸:Ny,33dtex/26f,仮撚糸
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表3−1、4に示す。
28ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図17の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側]
非弾性糸:Ny,33dtex/36f,仮撚糸
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ナイスポールPRN(日華化学株式会社)0.5%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表3−2、4に示す。
32ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図18の編方図で編地を編成した。
[ダイアル側及びシリンダ側]
非弾性糸:綿,120/1
弾性糸:Pu,33dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ナイスポールPRN(日華化学株式会社)0.5%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表3−2、4に示す。
32ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図18の編方図で編地を編成した。
[ダイアル側及びシリンダ側]
複合糸:複合糸(Ny,22dtex/13f+Cu,33dtex/26f)
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表3−2、4に示す。
28ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図19の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側]
非弾性糸:Es,56dtex/34f,原糸
弾性糸:Pu,22dtex
[ダイアル側]
非弾性糸:複合糸(Ny,22dtex/13f+Cu,33dtex/26f)
弾性糸:Pu,22dtex
[連結糸]
弾性糸:Pu,33dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表3−2、4に示す。
28ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図19の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側及びダイアル側]
非弾性糸:Es,56dtex/34f,原糸
弾性糸:Pu,22dtex
[連結糸]
弾性糸:Pu,75dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表3−2、4に示す。
28ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図5の編方図で、弾性糸を非弾性糸に置き換えた編地を編成した。
[シリンダ側及びダイアル側]
非弾性糸:Es,56dtex/34f,原糸
弾性糸の置き換え:Es,33dtex/24f,原糸
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表3−2、4に示す。
28ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図5の編方図で、弾性糸を非弾性糸に置き換えた編地を編成した。
[シリンダ側及びシリンダ側]
非弾性糸:Ny,33dtex/24f,原糸
弾性糸の置き換え:Ny,33dtex/24f,熱融着糸
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、180℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表3−2、4に示す。
32ゲージのダブル丸編機を使用し、以下の糸使いにて、図20の編方図で編地を編成した。
[シリンダ側及びダイアル側]
非弾性糸:Ny,33dtex/26f,仮撚糸
弾性糸:Pu,22dtex
編成した編地を連続精練機でリラックス、精練を行い、次いで、190℃で1分間プレセットを行った。染色時に柔軟剤ニッカシリコンAMZ(日華化学株式会社)1.0%owfを加えた状態で染色を実施し、170℃で1分の条件で仕上げセットを行って得られた編地を用いて半袖インナーを縫製し、評価を行った。評価結果を以下の表3−2、4に示す。
2 水平な編地に接する直線
3 発生したカールの編地端部に接する直線
d カール角度
Claims (11)
- 非弾性糸と弾性糸を含有し、表面と裏面とを有する緯編地であって、該弾性糸が該表面と該裏面とを連結しており、該表面、及び、該裏面において、該非弾性糸と該弾性糸とが引き揃ってニードルループを形成する部分を有し、該表面、及び、該裏面の該非弾性糸のシンカーループの総数に対する、該非弾性糸と該弾性糸とが引き揃って形成されているシンカーループの数の割合が50%以下であることを特徴とする、緯編地。
- 該非弾性糸と該弾性糸とが引き揃ってシンカーループを形成する部分を有さない、請求項1に記載の緯編地。
- 前記表面、及び、前記裏面の非弾性糸のニードルループの総数に対する、該非弾性糸と前記弾性糸とが引き揃って形成されているニードルループの数の割合が50%以上である、請求項1又は2に記載の緯編地。
- 前記表面又は前記裏面のいずれか一方の面を構成する非弾性糸が、もう一方の面に連結していない、請求項1〜3のいずれか1項に記載の緯編地。
- 前記緯編地を経緯共に9.8Nの荷重で伸長したときの、前記非弾性糸のループにおけるニードルループ長とシンカーループ長の比が0.20〜0.80である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の緯編地。
- 前記表面、及び、前記裏面において、前記非弾性糸がニット組織のみを形成する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の緯編地。
- 前記弾性糸が、前記表面又は前記裏面のいずれか一方の面のニット組織と、もう一方の面へのタック組織とを、編地緯方向へ交互に繰り返す組織である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の緯編地。
- 前記弾性糸同士が、合着又は融着している、請求項1〜7のいずれか1項に記載の緯編地。
- 前記弾性糸と前記非弾性糸とが、合着又は融着している、請求項1〜8のいずれか1項に記載の緯編地。
- 前記緯編地の全てのコースに弾性糸を含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載の緯編地。
- 全コース数に対する、非弾性糸と弾性糸とがプレーティングにより編成されているコース数の割合が50%以下である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の緯編地。
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