JP2007327156A - 織編物およびその製造方法および繊維製品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とで構成され、吸水時に織編物の全体寸法(面積)が変化することなく織編物表面に部分的に凹凸が発現する織編物およびその製造方法および繊維製品を提供する。
【解決手段】吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とで構成される織編物であり、かつ温度20℃、湿度65%RHの雰囲気中における該織編物中の吸水自己伸張糸の糸長を(A)、他方、非自己伸張糸の糸長を(B)とするとき、A/Bが0.9以下である織編物の表面に部分的に熱融着処理を施すことにより、織編物表面に熱融着部と非融着部とを形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とで構成される織編物であって、吸水により織編物表面が立体的に構造変化することにより、発汗時のベトツキ感を低減することが可能な織編物およびその製造方法および繊維製品に関するものである。
従来、合成繊維や天然繊維などからなる織編物を、スポーツウエアーやインナーウエアーなどの衣服として用いると、肌からの発汗によりムレやベトツキが発生するという問題があった。
このような発汗によって生じるムレやベトツキを解消する方法として、発汗時にその水分を吸収して通気性が向上する通気性自己調節織編物や、発汗時にその水分を吸収して織編物表面に凹凸が発現する織編物(例えば、特許文献1参照)などが提案されている。
しかしながら、かかる織編物において、吸水時に織編物の全体寸法が大きくなるおそれがあった。
なお、本発明者らは、特願平05−047553号において、2以上のシート状物が貼り合わされた多層構造体であって、吸水により織編物の全体寸法が変化することなく構造体表面に凹凸が発現する多層構造体を提案している。
特開2005−36374号公報
本発明は上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とで構成され、吸水時に織編物の全体寸法(面積)が変化することなく織編物表面に部分的に凹凸が発現する織編物およびその製造方法および繊維製品を提供することにある。
本発明者らは上記の課題を達成するため鋭意検討した結果、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とを所定の糸長差を持たせながら用いて織編物を得た後、織編物表面を部分的に熱融着処理することにより、織編物の全体寸法が変化することなく織編物表面において部分的に凹凸が発現することを見出し、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明を完成するに至った。
かくして、本発明によれば「吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とで構成される織編物であって、該織編物の表面に部分的に熱融着処理が施されることにより熱融着部と非融着部とが形成され、吸水により前記非融着部が伸長することにより織編物表面に凹凸が発現することを特徴とする織編物。」が提供される。
その際、前記吸水自己伸張糸が、ポリブチレンテレフタレートをハードセグメントとし、ポリオキシエチレングリコールをソフトセグメントとするポリエーテルエステルエラストマーからなるポリエーテルエステル繊維であることが好ましい。一方、非自己伸張糸がポリエステル繊維であることが好ましい。また、吸水時の厚さが乾燥時の厚さよりも10%以上大きくなることが好ましい。
また、本発明によれば「 吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とで構成される織編物であり、かつ温度20℃、湿度65%RHの雰囲気中における該織編物中の吸水自己伸張糸の糸長を(A)、他方、非自己伸張糸の糸長を(B)とするとき、A/Bが0.9以下である織編物の表面に部分的に熱融着処理を施すことにより、織編物表面に熱融着部と非融着部とを形成することを特徴とする前記に記載の織編物の製造方法。」が提供される。
その際、前記の熱融着処理を行う際、金属粉を含む糊剤を、織編物表面に部分的に塗布した後、マイクロウエーブ処理により部分的に熱融着処理を施すことが好ましい。また、熱融着処理を格子状のパターンで行うことが好ましい。また、前記の織編物において、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが、丸編組織の複合ループを形成していることが好ましい。また、前記の織編物において、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが、引き揃えられて織組織の経糸および/または緯糸を構成していることが好ましい。また、前記の織編物において、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが、各々織編物の構成糸条として、1本交互にまたは複数本交互に配列していることが好ましい。また、前記の織編物において、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが、複合糸として織編物中に含まれることが好ましい。また、吸水自己伸張糸が、ポリブチレンテレフタレートをハードセグメントとし、ポリオキシエチレングリコールをソフトセグメントとするポリエーテルエステルエラストマーからなるポリエーテルエステル繊維であることが好ましい。一方、非自己伸張糸がポリエステル繊維であることが好ましい。
また、本発明によれば、前記の織編物を用いてなる、アウター用衣料、スポーツ用衣料、インナー用衣料、靴材、おしめや介護用シーツ等の医療・衛生用品、寝装寝具、椅子やソファー等の表皮材、カーペット、カーシート地、インテリア用品からなる群より選択されるいずれかの繊維製品が提供される。
本発明によれば、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とで構成され、吸水時に織編物の全体寸法が変化することなく織編物表面に部分的に凹凸が発現する織編物およびその製造方法および繊維製品が得られる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
まず、本発明の織編物は、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とで構成される。ここで、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸は以下に定義する糸である。すなわち、枠周:1.125mの巻き返し枠を用いて荷重:0.88mN/dtex(0.1g/de)をかけて一定の速度で巻き返し、巻き数:10回のかせを作り、かせ取りした糸を温度20℃、湿度65RH%の環境下に24時間放置し、これに非弾性糸の場合は1.76mN/dtex(200mg/de)、弾性糸の場合は0.0088mN/dtex(1mg/de)の荷重をかけて測定した糸長(mm)を乾燥時の糸長とする。該糸を水温20℃の水中に5分間浸漬した後に水中より引き上げ、該糸に乾燥時と同様に非弾性糸の場合は1.76mN/dtex(200mg/de)、弾性糸の場合は0.0088mN/dtex(1mg/de)の荷重をかけて測定した糸長(mm)を湿潤時の糸長とする。なお、前記非弾性糸とは破断伸度が200%以下の糸であり、前記弾性糸とは破断伸度が200%より高い糸である。そして、下記式で求められる繊維軸方向の膨潤率が5%以上のものを吸水自己伸張糸と定義する。一方、該膨潤率が5%未満のものを非自己伸張糸と定義する。
膨潤率(%)=((湿潤時の糸長)−(乾燥時の糸長))/(乾燥時の糸長)×100
ここで、吸水自己伸張糸としては、前記の膨潤率を有するものであれば特に限定されないが、6%以上(より好ましくは8〜30%)の膨潤率を有するものであることが好ましい。
かかる吸水自己伸張糸としては、例えば、ポリブチレンテレフタレートをハードセグメントとし、ポリオキシエチレングリコールをソフトセグメントとするポリエーテルエステルエラストマーからなるポリエーテルエステル繊維や、ポリアクリル酸金属塩、ポリアクリル酸およびその共重合体、ポリメタアクリル酸およびその共重合体、ポリビニルアルコールおよびその共重合体、ポリアクリルアミドおよびその共重合体、ポリオキシエチレン系ポリマーなどを配合したポリエステル繊維、5−スルホイソフタル酸成分を共重合したポリエステル繊維などが例示される。なかでも、ポリブチレンテレフタレートをハードセグメントとし、ポリオキシエチレングリコールをソフトセグメントとするポリエーテルエステルエラストマーからなるポリエーテルエステル繊維が好適に例示される。
上記ポリブチレンテレフタレートは、ブチレンテレフタレート単位を少なくとも70モル%以上含有することが好ましい。ブチレンテレフタレートの含有率は、より好ましくは80モル%以上、さらに好ましくは90モル%以上である。酸成分は、テレフタル酸が主成分であるが、少量の他のジカルボン酸成分を共重合してもよく、またグリコール成分は、テトラメチレングリコールを主成分とするが、他のグリコール成分を共重合成分として加えてもよい。
テレフタル酸以外のジカルボン酸としては、例えばナフタレンジカルボン酸、イソフタル酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルキシエタンジカルボン酸、β−ヒドロキシエトキシ安息香酸、p−オキシ安息香酸、アジピン酸、セバシン酸、1、4−シクロヘキサンジカルボン酸のような芳香族、脂肪族のジカルボン酸成分を挙げることができる。さらに、本発明の目的の達成が実質的に損なわれない範囲内で、トリメリット酸、ピロメリット酸のような三官能性以上のポリカルボン酸を共重合成分として用いても良い。
また、テトラメチレングリコール以外のジオール成分としては、例えばトリメチレングリコール、エチレングリコール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、ネオペンチルグリコールのような脂肪族、脂環族、芳香族のジオール化合物を挙げることができる。更に、本発明の目的の達成が実質的に損なわれない範囲内で、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールのような三官能性以上のポリオールを共重合成分として用いてもよい。
一方、ポリオキシエチレングリコールは、オキシエチレングリコール単位を少なくとも70モル%以上含有することが好ましい。オキシエチレングリコールの含有量は、より好ましくは80モル%以上、さらに好ましくは90モル%以上である。本発明の目的の達成が実質的に損なわれない範囲内で、オキシエチレングリコール以外にプロピレングリコール、テトラメチレングリコール、グリセリンなどを共重合させても良い。
かかるポリオキシエチレングリコールの数平均分子量としては、400〜8000が好ましく、なかでも1000〜6000が特に好ましい。
前記のポリエーテルエステルエラストマーは、たとえば、テレフタル酸ジメチル、テトラメチレングリコールおよびポリオキシエチレングリコールとを含む原料を、エステル交換触媒の存在下でエステル交換反応させ、ビス(ω−ヒドロキシブチル)テレフタレート及び/又はオリゴマーを形成させ、その後、重縮合触媒及び安定剤の存在下で高温減圧下にて溶融重縮合を行うことにより得ることができる。
ハードセグメント/ソフトセグメントの比率は、重量を基準として30/70〜70/30であることが好ましい。
かかるポリエーテルエステル中には、公知の有機スルホン酸金属塩が含まれていると、さらに優れた吸水自己伸張性能が得られ好ましい。
ポリエーテルエステル繊維は、前記ポリエーテルエステルを、通常の溶融紡糸口金から溶融して押し出し、引取速度300〜1200m/分(好ましくは400〜980m/分)で引取り、巻取ドラフト率をさらに該引取速度の1.0〜1.2(好ましくは1.0〜1.1)で巻取ることにより製造することができる。
また、前記吸水自己伸張糸として、特開2006−112009号公報に開示されたような、ポリエステル成分とポリアミド成分とがサイドバイサイド型に接合され、かつ潜在捲縮性能が発現してなる捲縮を有する複合繊維であってもよい。
ここで、ポリエステル成分としては、他方のポリアミド成分との接着性の点で、スルホン酸のアルカリまたはアルカリ土類金属、ホスホニウム塩を有し、かつエステル形成能を有する官能基を1個以上もつ化合物が共重合された、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンタレフタレート等の変性ポリエステルが好ましく例示される。なかでも、汎用性およびポリマーコストの点で、前記化合物が共重合された、変性ポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。その際、共重合成分としては、5−ナトリウムスルホイソフタル酸およびそのエステル誘導体、5−ホスホニウムイソフタル酸およびそのエステル誘導体、p−ヒドロキシベンゼンスルホン酸ナトリウムなどがあげられる。なかでも、5−ナトリウムスルホイソフタル酸が好ましい。共重合量としては、2.0〜4.5モル%の範囲が好ましい。該共重合量が2.0モル%よりも小さいと、優れた捲縮性能が得られるものの、ポリアミド成分とポリエステル成分との接合界面にて剥離が生じるおそれがある。逆に、該共重合量が4.5モル%よりも大きいと、延伸熱処理の際、ポリエステル成分の結晶化が進みにくくなるため、延伸熱処理温度を上げる必要があり、その結果、糸切れが多発するおそれがある。
一方のポリアミド成分としては、主鎖中にアミド結合を有するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、ナイロン−4、ナイロン−6、ナイロン−66、ナイロン−46、ナイロン−12などがあげられる。なかでも、汎用性、ポリマーコスト、製糸安定性の点で、ナイロン−6およびナイロン−66が好適である。
次に、非自己伸張糸としては、木綿、麻などの天然繊維やレーヨン、アセテートなどのセルロース系化学繊維、さらにはポリエチレンテレフタレートやポリトリメチレンテレフタレートに代表されるポリエステル、ポリアミド、ポリアクリルニトリル、ポリプロピレンなどの合成繊維が例示される。なかでも、通常のポリエステル繊維が好ましく例示される。
本発明の織編物において、該織編物の表面に部分的に熱融着処理が施されることにより熱融着部と非融着部とが形成されることが肝要である。ここで、熱融着部では、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが熱融着しているため、吸水により寸法変化しない。一方、非融着部は、吸水により伸長する。その結果、織編物の表面において部分的に凹凸が発現する。しかも、吸水時に織編物の全体寸法(面積)は前記熱融着部で規制されるため変化することがない。なお、織編物の表面に部分的に処理された熱融着は裏面にまで達していてもさしつかえない。
前記吸水自己伸張糸及び非自己伸張糸の繊維形態は特に限定されず、短繊維でもよいし長繊維でもよい。繊維の断面形状も特に限定されず、丸、三角、扁平、中空など公知の断面形状が採用できる。吸水自己伸張糸及び非自己伸張糸の総繊度、単糸繊度、フィラメント数も特に限定されないが、風合いや生産性の点で総繊度30〜300dtex、単糸繊度0.6〜10dtex、フィラメント数1〜300本の範囲が好ましい。
本発明の織編物は、以下の製造方法により製造することが可能である。すなわち、まず、前記の吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とを用いて、温度20℃、湿度65%RHの雰囲気中における織編物中の吸水自己伸張糸の糸長を(A)、他方、非自己伸張糸の糸長を(B)とするとき、A/Bが0.9以下である織編物を得る。その際、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸との両者の重量比として、前者:後者で10:90〜60:40(より好ましくは20:80〜50:50)の範囲であることが好ましい。
織編物の構造としては、その織編組織、層数は特に限定されるものではない。例えば、平織、綾織、サテンなどの織組織や、天竺、スムース、フライス、鹿の子、デンビー、トリコットなどの編組織が好適に例示されるが、これらに限定されるものではない。層数は単層が好ましいが、2層以上の多層であってもよい。
吸水自己伸張糸と非自己伸張糸との糸配列としては、以下の糸配列が好適に例示される。
まず、その1として、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが引き揃えられて、編物のニードルループや、織物の経糸および/または緯糸を構成する糸配列があげられる。例えば、図2に示すように、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが丸編組織の複合ループ(2本の糸条で、同時にニードルループを形成する。添え糸編みとも言われる。)を形成してなる糸配列や、図3に示すように、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが、引き揃えられて織組織の経糸および/または緯糸に配された糸配列が例示される。
その2として、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが、織編物の経糸および/または緯糸において1本交互(1:1)や複数本交互(2:2、3:3など)に配された糸配列があげられる。例えば、図4に示すように、丸編物中に吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが1:1に配された糸配列、図5に示すように、織物中に吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが1:1に経糸および緯糸に配された糸配列などが例示される。
その3として、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが、混繊糸、複合仮撚捲縮加工糸、合撚糸、カバリング糸などの複合糸として織編物を構成する態様があげられる。
ここで、糸長の測定は以下の方法で行うものとする。まず、織編物を温度20℃、湿度65%RHの雰囲気中に24時間放置した後、該織編物から、30cm×30cmの小片を裁断する(n数=5)。続いて、各小片から、吸水自己伸張糸及び非自己伸張糸を1本ずつ取り出し、吸水自己伸張糸の糸長A(mm)、非自己伸張糸の糸長B(mm)を測定する。その際、非弾性糸の場合は1.76mN/dtex(200mg/de)、弾性糸の場合は0.0088mN/dtex(1mg/de)の荷重をかけて測定する。そして、(糸長Aの平均値)/(糸長Bの平均値)をA/Bとする。ここで、小片から取り出す吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とは織編物中において同一方向のものである必要がある。例えば、吸水自己伸張糸を織物の経糸(緯糸)から取り出す場合、他方の非自己伸張糸も経糸(緯糸)から取り出す必要がある。また、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが、複合糸として織編物を構成する場合には、裁断された小片(30cm×30cm)から複合糸を取り出し(n数=5)、さらに複合糸から吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とを取り出して前記と同様にして測定するものとする。
前記のように、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸との糸長差をもうける方法としては、以下の方法が例示される。
例えば、その1として、前記の織編物を製編織する際、吸水自己伸張糸として、前記の弾性を有するポリエーテルエステル繊維を使用し、該ポリエーテルエステル繊維をドラフト(延伸)しながら非自己伸張糸と引き揃え、同一の給糸口に給糸して製編織する方法があげられる。その際、ポリエーテルエステル繊維のドラフト率としては、10%以上(好ましくは20%以上300%以下)が好ましい。なお、該ドラフト率(%)は、下記式で求められる。
ドラフト率(%)=((引き取り速度)−(供給速度))/(供給速度)×100
ポリエーテルエステル繊維は、通常弾性性能を有しているため、織編物中において、ポリエーテルエステル繊維は、弾性回復してその糸長が短くなり、他方の非自己伸張糸との糸長差をもうけることができる。
その2として、前記の織編物を製編織する際、吸水自己伸張糸の沸水収縮率を非自己伸張糸の沸水収縮率よりも大きくする方法があげられる。かかる織編物を通常の染色加工工程に供することにより、吸水自己伸張糸の糸長が短くなり、他方の非自己伸張糸との糸長差をもうけることができる。
その3として、非自己伸張糸をオーバーフィード(過供給)させながら吸水自己伸張糸と引き揃えて、通常の空気混繊加工、撚糸、カバリング加工なより複合糸を得て、該複合糸を用いて織編物を製編織する方法があげられる。
次いで、かかる織編物の表面を部分的に熱融着処理する。かかる熱融着処理としては、
レーザー等による部分熱融着処理、グラビアコーテイング、フラットスクリーン、ロータリースクリーンなどを用い金属粉を含む糊剤を織編物表面に部分的に塗布した後、マイクロウエーブ処理により部分的に熱融着処理を施す方法などが例示される。なかでも、ロータリースクリーンなどを用い金属粉を含む糊剤を織編物表面に部分的に塗布した後、マイクロウエーブ処理により部分的に熱融着処理を施す方法が生産性に優れ好ましい。なお、前記金属粉としては、具体的には、アンチモンドープ酸化錫(ATO)やスズドープ酸化インジューム(ITO)などの平均粒子径が100nm以下の金属酸化物系微粒子が好ましく例示される。かかる金属酸化物系微粒子は可視光線を透過する透明な材料でもあり、布帛本体の色相に変化を与えない点でも好ましい。
また、織編物表面に部分的に熱融着処理を施す際、所定のパターン、例えば、縞のように一方向にのみ連続的につながっているパターン、図1に模式的に示すような縦横または斜線格子状のパターンで処理を行うことが好ましい。このようなパターンで熱融着処理を行うと、熱融着処理された個所(熱融着部)は吸水時に凹凸変化せず、一方、熱融着処理されていない箇所(非融着部)は吸水時に凹凸変化する。熱融着処理を格子状に行った場合は、吸水時に凹凸変化する個所が島状に散在するので、吸水時に織編物の全体寸法(面積)が変化することがない。
ここで、パターン内における吸水時に凹凸変化する個所(非融着部)の比率は10〜90%(より好ましくは25〜70%)であることが好ましい。なお、該比率は下記式により算出される。
凹凸変化部の面積比率(%)=(凹凸変化部の面積)/((凹凸変化部の面積)+(非変化部の面積))×100
なお、熱融着処理の前および/または後に、染色加工、吸水加工、さらには、常法の起毛加工、紫外線遮蔽あるいは抗菌剤、消臭剤、防虫剤、蓄光剤、再帰反射剤、マイナスイオン発生剤、撥水剤等の機能を付与する各種加工を付加適用してもよい。
かくして得られた織編物において、吸水時に乾燥時よりも10%以上(好ましくは20〜200%)大きくなることが好ましい。
また、本発明の繊維製品は、前記の織編物を用いてなる、アウター用衣料、スポーツ用衣料、インナー用衣料、靴材、おしめや介護用シーツ等の医療・衛生用品、寝装寝具、椅子やソファー等の表皮材、カーペット、カーシート地、インテリア用品からなる群より選択されるいずれかの繊維製品である。かかる繊維製品は前記の織編物を用いているので、織編物の表面において吸水により部分的に凹凸が発現し、ベトツキ感、ムレ感、冷え感を低減することが可能となる。しかも、繊維製品のサイズが吸水により変化することもない。
以下、実施例をあげて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。なお、実施例中の各物性は下記の方法により測定したものである。
<面積変化率>試料を温度20℃、湿度65RH%の環境下に24時間放置した後に小片(経20cm×緯20cmの正方形)を試料と同じ方向に裁断し、乾燥時の面積(cm)とする。一方、該小片に含水率が70%になるよう霧吹きにて水を付与した後、該小片の面積を測定し、吸水時の面積(cm)とする。そして、下記式で定義する面積変化率により面積変化率(%)を算出した。
面積変化率(%)=((吸水時の面積)−(乾燥時の面積))/(乾燥時の面積)×100
<厚み変化率>試料を温度20℃、湿度65%RHの雰囲気中に24時間放置した後、該試料から、10cm×10cmの小片を裁断する(n数=5)。続いて、上記試料を平らな板の上に置き、圧力0.13cN/cm(0.13g/cm)の荷重をかけ、ミツトヨ社製デジマチックハイトゲージ(HDS−HC)を用いて、試料の厚みTDを計測する。更に、この小片に含水率が70%になるよう霧吹きにて水を付与し、1分経過後に当該滴下部に前記と同様に圧力0.13cN/cm(0.13g/cm)の荷重下にて厚みTWを計測する。
以上の測定数値から下記の計算式にて、厚み変化率を算出する。
厚み変化率(%)=(TW−TD)/TD×100
<沸水収縮率>JIS L 1013−1998、7.15で規定される方法により、沸水収縮率(熱水収縮率)(%)をn数3で測定した。
<糸長の測定>織編物を温度20℃、湿度65%RHの雰囲気中に24時間放置した後、該織編物から、経緯の方向が織編物と同じになるよう30cm×30cmの小片を裁断する(n数=5)。続いて、各々の小片から、吸水自己伸張糸及び非自己伸張糸を1本ずつ取り出し、弾性糸である吸水自己伸張糸には0.0088mN/dtex(1mg/de)の荷重をかけ、非弾性糸である非自己伸張糸には1.76mN/dtex(200mg/de)の荷重をかけて吸水自己伸張糸の糸長A(mm)、非自己伸張糸の糸長B(mm)を測定する。そして、(糸長Aの平均値)/(糸長Bの平均値)をA/Bとする。
[実施例1]
ハードセグメントとしてポリブチレンテレフタレートを49.8重量部、ソフトセグメントとして数平均分子量4000のポリオキシエチレングリコール50.2重量部からなるポリエーテルエステルを、230℃で溶融し、所定の紡糸口金より吐出量3.05g/分で押出した。このポリマーを2個のゴデットロールを介して705m/分で引取り、さらに750m/分(巻取りドラフト1.06)で巻取り、44デシテックス/1フィラメントの弾性を有する吸水自己伸張糸を得た。この吸水自己伸張糸の吸水時の繊維軸方向への膨潤率は10%であり、沸水収縮率は8%であった。
また、非自己伸張糸として沸水収縮率が10%であり、吸水時の膨張率が1%以下である、通常のポリエチレンテレフタレートマルチフィラメント糸(84デシテックス/24フィラメント)を用意した。
次いで、28ゲージのシングル丸編機を用いて、上記吸水自己伸張糸を延伸倍率2.7倍で引張りながら上記非自己伸張糸と同時に該編機に給糸することにより、81コース/2.54cm、37ウェール/2.54cmの編密度にて天竺組織の丸編地を編成した。次いで、この丸編地を常法の染色仕上げ方法にて加工を行うことにより、吸水時に通気性が向上する編地を得た。得られた丸編物において、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とで丸編組織の複合ループが形成されており、A/Bが0.54であった。また、得られた編地は、面積変化率が22%(タテ11%、ヨコ10%)、厚み変化率が−5%と吸水時に面積が大きくなるものであった。この編地を布帛aとして用いることにした。
次いで、上記の布帛aの表面に対してロータリースクリーン法により、30%のATO水溶液30重量%と、固形分15%のプリント用元糊(安達染料(株)製 セルパール587)46重量%からなる粘度600ポイズのマイクロウエーブ加熱処理剤を用意し、吐出量が20.0cm/mのロータリースクリーン(高木彫刻(株)製)を使用して、布帛aの片面に格子状に該樹脂を20cm/mの付着量及び先述の格子状のパターン(塗布部面積比率50%)で付与した。
そして、該布帛を温度130℃、時間5分で乾熱乾燥した後、市金工業製ApollotexR型にてマイクロウエーブ出力1kwにて照射させながら温度105℃、時間8分間のマイクロウエーブ処理を施し、湯洗い、水洗いをして処理部がマイクロウエーブによる部分的加熱され部分的に熱融着することにより部分的に吸水変形する部分が形成されている布帛を得た。
得られた布帛は、図6に模式的に示すように、吸水により非処理部部分(領域SN)が立体的に浮き上がり(領域SNが格子状に浮き上がる)、結果として厚みは60%変化し、通気性も48%向上し、本発明の目的である吸水により立体的に構造変化する多層構造体として満足なものであった。
[比較例1]
布帛aとして実施例1で用いた丸編地を使用し、実施例1と同じ樹脂を用いて、20cm/mの付着量で前記吸水変化層の表面が完全に被覆されるように塗布し同様の処理を施した。得られた加工布帛は、前面にわたり溶融融着し吸水により厚みが向上せず、通気性変化もなく満足ゆくものではなかった。
[比較例2]
布帛aとして実施例1で用いた丸編地を使用し、実施例1の塗布(熱融着処理)を行わなかった。得られた加工布帛は、吸水により厚みと通気性変化は実施例1と同様に向上するが全体的に変形する為に、生地として寸法安定性が劣り満足ゆくものではなかった。
Figure 2007327156
本発明によれば、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とで構成され、吸水時に織編物の全体寸法(面積)が変化することなく織編物表面に部分的に凹凸が発現する織編物およびその製造方法および繊維製品が提供され、その工業的価値は極めて大である。
本発明の織編物において採用することのできる、熱融着処理のパターンの一例であり、(1)表面、(2)断面を示す。なお、四角形部が非融着部である。 本発明の織編物において、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが丸編組織の複合ループを形成する糸配列を模式的に示すものであり、(1)乾燥時、(2)吸水時である。 本発明の織編物において、引き揃えられて織組織の経糸および緯糸を構成する糸配列を模式的に示すものであり、(1)乾燥時、(2)吸水時である。 本発明の織編物において、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが1:1に配列されて丸編物を構成する糸配列を模式的に示すものであり、(1)乾燥時、(2)吸水時である。 本発明の織編物において、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが織物の経糸と緯糸に1:1に配列されて織物を構成する糸配列を模式的に示すものであり、(1)乾燥時、(2)吸水時である。 本発明の織編物において、織編物表面に部分的に凹凸が発現する様子を模式的に示すものであり、(1)乾燥時、(2)吸水時である。
符号の説明
1 織編物
2 熱融着処理部
A−1,A−2,A−3,A−4,A−5,A−6,A−7,A−8 吸水自己伸張糸
B−1,B−2,B−3,B−4,B−5,B−6,B−7,B−8 非自己伸張糸

Claims (14)

  1. 吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とで構成される織編物であって、該織編物の表面に部分的に熱融着処理が施されることにより熱融着部と非融着部とが形成され、吸水により前記非融着部が伸長することにより織編物表面に凹凸が発現することを特徴とする織編物。
  2. 前記吸水自己伸張糸が、ポリブチレンテレフタレートをハードセグメントとし、ポリオキシエチレングリコールをソフトセグメントとするポリエーテルエステルエラストマーからなるポリエーテルエステル繊維である、請求項1に記載の織編物。
  3. 非自己伸張糸がポリエステル繊維である、請求項1または請求項2のいずれかに記載の織編物。
  4. 吸水時の厚さが乾燥時の厚さよりも10%以上大きくなる、請求項1〜3のいずれかに記載の織編物。
  5. 吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とで構成される織編物であり、かつ温度20℃、湿度65%RHの雰囲気中における該織編物中の吸水自己伸張糸の糸長を(A)、他方、非自己伸張糸の糸長を(B)とするとき、A/Bが0.9以下である織編物の表面に部分的に熱融着処理を施すことにより、織編物表面に熱融着部と非融着部とを形成することを特徴とする請求項1に記載の織編物の製造方法。
  6. 前記の熱融着処理を行う際、金属粉を含む糊剤を、織編物表面に部分的に塗布した後、マイクロウエーブ処理により部分的に熱融着処理を施す、請求項5に記載の織編物の製造方法。
  7. 熱融着処理を格子状のパターンで行う、請求項6に記載の織編物の製造方法。
  8. 前記の織編物において、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが、丸編組織の複合ループを形成してなる、請求項5〜7のいずれかに記載の織編物の製造方法。
  9. 前記の織編物において、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが、引き揃えられて織組織の経糸および/または緯糸を構成してなる、請求項5〜7のいずれかに記載の織編物の製造方法。
  10. 前記の織編物において、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが、各々織編物の構成糸条として、1本交互にまたは複数本交互に配列してなる、請求項5〜7のいずれかに記載の織編物の製造方法。
  11. 前記の織編物において、吸水自己伸張糸と非自己伸張糸とが、複合糸として織編物中に含まれる、請求項5〜7のいずれかに記載の織編物の製造方法。
  12. 吸水自己伸張糸が、ポリブチレンテレフタレートをハードセグメントとし、ポリオキシエチレングリコールをソフトセグメントとするポリエーテルエステルエラストマーからなるポリエーテルエステル繊維である、請求項5〜11のいずれかに記載の織編物の製造方法。
  13. 非自己伸張糸がポリエステル繊維である請求項5〜12のいずれかに記載の織編物の製造方法。
  14. 請求項1〜4のいずれかに記載の織編物を用いてなる、アウター用衣料、スポーツ用衣料、インナー用衣料、靴材、おしめや介護用シーツ等の医療・衛生用品、寝装寝具、椅子やソファー等の表皮材、カーペット、カーシート地、インテリア用品からなる群より選択されるいずれかの繊維製品。
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