JPWO2020145663A5

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Publication number: JPWO2020145663A5
Application number: JP2021539973A
Authority: JP
Publication date: 2022-04-20
Anticipated expiration: 2040-01-08

Claims

ロドコッカス（Ｒｈｏｄｏｃｏｃｃｕｓ）属細菌由来小胞を有効成分として含む、悪性疾患、糖尿病、脳卒中、心血管疾患、炎症性肺疾患、および脳神経疾患からなる群より選ばれる１つ以上の疾患の予防または治療用薬学的組成物。
前記悪性疾患は、肺癌、すい臓癌、胆管癌、乳癌、膀胱癌、およびリンパ腫からなる群より選ばれる１つ以上であることを特徴とする、請求項１に記載の薬学的組成物。
前記心血管疾患は、心筋梗塞、高血圧、虚血性心臓疾患、冠状動脈疾患、狭心症、粥状硬化症（動脈硬化症）、および不整脈からなる群より選ばれる１つ以上であることを特徴とする、請求項１に記載の薬学的組成物。
前記炎症性肺疾患は、喘息、慢性閉塞性肺疾患（ＣＯＰＤ）、急性肺損傷（ａｃｕｔｅｌｕｎｇｉｎｊｕｒｙ）、膿胸、肺膿瘍、肺炎、肺結核および気管支炎からなる群より選ばれる１つ以上であることを特徴とする、請求項１に記載の薬学的組成物。
前記脳神経疾患は、うつ病、強迫性障害、統合失調症、認知症、アルツハイマー病、てんかん、自閉症、およびパーキンソン病からなる群より選ばれる１つ以上であることを特徴とする、請求項１に記載の薬学的組成物。
前記小胞は、平均直径が１０～２００ｎｍであることを特徴とする、請求項１に記載の薬学的組成物。
前記小胞は、ロドコッカス属細菌から自然的または人工的に分泌されることを特徴とする、請求項１に記載の薬学的組成物。
前記ロドコッカス属細菌由来小胞は、ロドコッカス・エクイ（Ｒｈｏｄｏｃｏｃｃｕｓｅｑｕｉ）から分泌されることを特徴とする、請求項１に記載の薬学的組成物。
ロドコッカス（Ｒｈｏｄｏｃｏｃｃｕｓ）属細菌由来小胞を有効成分として含む、悪性疾患、糖尿病、脳卒中、心血管疾患、炎症性肺疾患、および脳神経疾患からなる群より選ばれる１つ以上の疾患の予防または改善用食品組成物。
前記小胞は、平均直径が１０～２００ｎｍであることを特徴とする、請求項９に記載の食品組成物。
前記小胞は、ロドコッカス属細菌から自然的または人工的に分泌されることを特徴とする、請求項９に記載の食品組成物。
前記ロドコッカス属細菌由来小胞は、ロドコッカス・エクイ（Ｒｈｏｄｏｃｏｃｃｕｓｅｑｕｉ）から分泌されることを特徴とする、請求項９に記載の食品組成物。
ロドコッカス（Ｒｈｏｄｏｃｏｃｃｕｓ）属細菌由来小胞を有効成分として含む、悪性疾患、糖尿病、脳卒中、心血管疾患、炎症性肺疾患、および脳神経疾患からなる群より選ばれる１つ以上の疾患の予防または治療用吸入剤組成物。
ロドコッカス（Ｒｈｏｄｏｃｏｃｃｕｓ）属細菌由来小胞を有効成分として含む、炎症性皮膚疾患の予防または改善用化粧料組成物。
前記炎症性皮膚疾患は、アトピー皮膚炎、にきび、脱毛、および乾癬からなる群より選ばれる１つ以上であることを特徴とする、請求項１４に記載の化粧料組成物。
ロドコッカス（Ｒｈｏｄｏｃｏｃｃｕｓ）属細菌由来小胞の、悪性疾患、糖尿病、脳卒中、心血管疾患、炎症性肺疾患、および脳神経疾患からなる群より選ばれる１つ以上の疾患の治療に用いられる薬剤の生産のための使用。
下記の段階を含む、肺癌、すい臓癌、胆管癌、乳癌、膀胱癌、リンパ腫、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞、喘息、慢性閉塞性肺疾患（ＣＯＰＤ）または認知症の診断のための情報提供方法：
（ａ）正常ヒトおよび被検者のサンプルから分離した小胞からＤＮＡを抽出する段階；
（ｂ）前記抽出したＤＮＡに対して１６ＳｒＤＮＡに存在する遺伝子配列に基づいて作製したプライマーペアを用いてＰＣＲ（ＰｏｌｙｍｅｒａｓｅＣｈａｉｎＲｅａｃｔｉｏｎ）を行った後、それぞれのＰＣＲ産物を取得する段階；および
（ｃ）前記ＰＣＲ産物の定量分析を通じて、正常ヒトに比べてロドコッカス（Ｒｈｏｄｏｃｏｃｃｕｓ）属細菌由来小胞の含量が低い場合に、肺癌、すい臓癌、胆管癌、乳癌、膀胱癌、リンパ腫、糖尿病、脳卒中、心筋梗塞、喘息、慢性閉塞性肺疾患（ＣＯＰＤ）、または認知症に分類する段階。
前記（ａ）段階でのサンプルは、血液または尿であることを特徴とする、請求項１７に記載の情報提供方法。