JPWO2020095755A1 - アンテナ装置、アンテナモジュール、及び通信装置 - Google Patents

アンテナ装置、アンテナモジュール、及び通信装置 Download PDF

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Abstract

基板に、グランドプレーン、少なくとも1つの複合アンテナ、及び複合アンテナへの給電を行う給電線が設けられている。複合アンテナは、グランドプレーンとともにパッチアンテナを構成する給電素子と、グランドプレーンに対して垂直方向の成分を持つ電流を流す少なくとも1つの線状アンテナとを備えている。給電線は、給電素子に接続された主線路と、主線路から分岐して線状アンテナに接続された分岐線路とを含む。

Description

本発明は、アンテナ装置、アンテナモジュール、及び通信装置に関する。
高周波無線通信用アンテナとして、マイクロストリップアンテナ(パッチアンテナ)が使用されている。下記の非特許文献1に、パッチアンテナの基本的な特性について説明されている。パッチアンテナは、グランドプレーンが設けられた誘電体基板に配置された金属からなるパッチ(給電素子)を含む。パッチアンテナのアンテナゲインは、グランドプレーンの法線方向において最大になる。すなわち、パッチアンテナのメインビームはグランドプレーンの法線方向を向く。
D. M. Pozar, "Microstrip antennas", Proceedings of IEEE, Vol. 80, No 1, pp. 79-91, January 1992
グランドプレーンの法線方向から傾いた方向においてアンテナゲインを大きくしたい場合がある。言い換えると、ビームをチルトさせたい場合がある。ところが、従来のパッチアンテナでは、ビームをチルトさせることが困難である。
本発明の目的は、ビームをグランドプレーンの法線方向からチルトさせることが可能なアンテナ装置を提供することである。本発明の他の目的は、このアンテナ装置を有するアンテナモジュールを提供することである。本発明のさらに他の目的は、このアンテナモジュールを含む通信装置を提供することである。
本発明の一観点によると、
基板と、
前記基板に設けられたグランドプレーンと、
前記基板に設けられた少なくとも1つの複合アンテナと、
前記複合アンテナへの給電を行う給電線と
を有し、
前記複合アンテナは、
前記グランドプレーンとともにパッチアンテナを構成する給電素子と、
前記グランドプレーンに対して垂直方向の成分を持つ電流を流す少なくとも1つの線状アンテナと
を備えており、
前記給電線は、前記給電素子に接続された主線路と、
前記主線路から分岐して前記線状アンテナに接続された分岐線路と
を含むアンテナ装置が提供される。
本発明の他の観点によると、
基板と、
前記基板に設けられたグランドプレーンと、
前記基板に設けられた複合アンテナと、
前記複合アンテナへの給電を行う給電線と、
前記給電線を介して前記複合アンテナに高周波信号を供給する高周波集積回路素子と
を有し、
前記複合アンテナは、
前記グランドプレーンとともにパッチアンテナを構成する給電素子と、
前記グランドプレーンに対して垂直方向の成分を持つ電流源を構成する少なくとも1つの線状アンテナと
を備えており、
前記給電線は、前記給電素子に接続された主線路と、
前記主線路から分岐して前記線状アンテナに接続された分岐線路と
を含むアンテナモジュールが提供される。
本発明のさらに他の観点によると、
上述のアンテナモジュールと、
前記アンテナモジュールの高周波集積回路素子に中間周波信号を供給するベースバンド集積回路素子と
を有する通信装置が提供される。
本発明のさらに他の観点によると、
アンテナ装置と、
前記アンテナ装置を収容する筐体と
を有し、
前記アンテナ装置は、
基板と、
前記基板に設けられたグランドプレーンと、
前記基板に設けられた少なくとも1つの複合アンテナと、
前記複合アンテナへの給電を行う給電線と
を有し、
前記複合アンテナは、
前記グランドプレーンとともにパッチアンテナを構成する給電素子と、
前記グランドプレーンに対して垂直方向の成分を持つ電流を流す少なくとも1つの垂直部分と
を備えており、
前記給電線は、前記給電素子に接続された主線路と、
前記主線路から分岐して前記垂直部分に接続された分岐線路と
を含み、
前記筐体は、
前記垂直部分に接続されて前記垂直部分と共に線状アンテナを構成する導体部分を備えている通信装置が提供される。
パッチアンテナからの放射電界と線状アンテナからの放射電界とが、空間の一部の領域で相互に強め合い、他の一部の領域では相互に弱め合う。パッチアンテナからの放射電界と線状アンテナからの放射電界とが相互に強め合う領域では、アンテナゲインが高くなり、相互に弱め合う領域ではアンテナゲインが低くなる、このため、アンテナ装置のビームが向く方向をチルトさせることができる。
図1Aは、第1実施例によるアンテナ装置を模式的に示す斜視図であり、図1Bは、第1実施例によるアンテナ装置のx軸に垂直な概略断面図であり、図1Cは、給電素子及び線状アンテナによる放射電界を示す図である。 図2Aは、第2実施例によるアンテナ装置の主要部分の斜視図であり、図2B及び図2Cは、それぞれ第2実施例によるアンテナ装置のy軸に垂直な断面図及びx軸に垂直な断面図である。 図3Aは、第2実施例及び比較例によるアンテナ装置のアンテナゲインの角度依存性のシミュレーション結果を示すグラフであり、図3Bは、比較例によるアンテナ装置の概略斜視図である。 図4は、第3実施例によるアンテナ装置の主要部分の概略斜視図である。 図5は、第4実施例によるアンテナ装置の給電線、給電素子及び線状アンテナの平面的な位置関係及び形状を示す概略図である。 図6A、図6B及び図6Cは、それぞれ第5実施例、第5実施例の変形例、及び第5実施例の他の変形例によるアンテナ装置の断面図である。 図7Aは、第6実施例によるアンテナ装置の主要部分の概略斜視図であり、図7Bは、第6実施例によるアンテナ装置のx軸に垂直な断面図である。 図8は、第7実施例によるアンテナ装置の主要部分の概略斜視図である。 図9は、第8実施例によるアンテナモジュールの断面図である。 図10は、第9実施例による通信装置のブロック図である。 図11は、第9実施例の優れた効果を説明するための模式図である。 図12A及び図12Bは、それぞれ第10実施例による通信装置のアンテナ装置を筐体に固定する前及び固定した後の状態の断面図である。 図13A及び図13Bは、それぞれ第11実施例による通信装置のアンテナ装置を筐体に固定する前及び固定した後の状態の断面図である。 図14A及び図14Bは、それぞれ第11実施例の変形例による通信装置のアンテナ装置を筐体に固定する前及び固定した後の状態の断面図である。 図15A及び図15Bは、それぞれ第12実施例による通信装置のアンテナ装置を筐体に固定する前及び固定した後の状態の断面図である。
[第1実施例]
図1Aから図1Cまでの図面を参照して第1実施例によるアンテナ装置について説明する。
図1Aは、第1実施例によるアンテナ装置を模式的に示す斜視図である。第1実施例によるアンテナ装置は、板状または膜状の導体からなる給電素子11及び2つの線状アンテナ15を備えた複合アンテナ10を含む。給電素子11の平面形状は、正方形または長方形である。給電素子11の相互に直交する2つの縁に平行な方向を、それぞれx軸方向及びy軸方向とするxyz直交座標系を定義する。
2つの線状アンテナ15は、給電素子11をy軸方向に挟む位置に配置されている。給電線20が、主線路21及び分岐線路22を含む。主線路21は、給電素子11の給電点12に接続されている。ここで、「接続」とは、直流的に導通が確保されていること、または電界結合、磁界結合、電磁界結合の少なくとも1つの態様で結合していることを意味する。給電点12は、平面視において給電素子11の幾何中心からx軸の負の方向にずれた位置に配置されており、主線路21は、給電点12からx軸の正の方向に延びている。主線路21を介して給電素子11に高周波電力が給電される。
2本の分岐線路22が主線路21の分岐点23から分岐している。分岐点23は、平面視において給電素子11の内側に位置する。2本の分岐線路22は、それぞれ2つの線状アンテナ15に接続されており、2本の分岐線路22を介してそれぞれ2つの線状アンテナ15に高周波電力が給電される。
図1Bは、第1実施例によるアンテナ装置のx軸に垂直な概略断面図である。誘電体からなる基板30のz軸の正の方向を向く面(以下、上面という。)に給電素子11が配置されており、z軸の負の方向を向く面(以下、下面という。)にグランドプレーン32が配置されている。さらに、基板30の内層にもグランドプレーン31が配置されている。給電素子11とグランドプレーン31とによりパッチアンテナが構成される。このパッチアンテナから放射される電波のE面及びH面は、それぞれxz面及びyz面に平行である。グランドプレーン31とグランドプレーン32との間に、主線路21(図1A)及び2本の分岐線路22が配置されている。
グランドプレーン31から基板30の上面側に線状アンテナ15が延びている。例えば、線状アンテナ15はモノポールアンテナであり、グランドプレーン31がモノポールアンテナのグランドとして機能する。2本の分岐線路22がそれぞれ線状アンテナ15の給電点16に接続されている。給電点16は、基板30の厚さ方向に関して内層のグランドプレーン31と同一の位置に配置されている。言い換えると、給電点16は、グランドプレーン31に設けられたクリアランスホール内に位置する。分岐点23から一方の線状アンテナ15の給電点16までの線路長は、他方の線状アンテナ15の給電点16までの線路長と等しい。
x軸方向に関して図1Bに示した断面とは異なる位置において、主線路21(図1A)がグランドプレーン31に設けられたクリアランスホール内を通って給電素子11の給電点12に接続されている。
図1Cは、給電素子11(図1A)及び線状アンテナ15(図1A)による放射電界を示す図である。給電素子11のy軸方向に平行な一対の縁の周辺とグランドプレーン31との間に、波源となる同位相の磁流Msが生じると考えることができる。磁流Msによって放射電界EMが発生する。給電素子11よりもz軸の正の側の空間において、一対の磁流Msから発生する放射電界EMのx成分の向きは同一である。例えば、図1Cは、放射電界EMのx成分がx軸の負の方向を向いている状態を示している。
2本の線状アンテナ15は、グランドプレーン31(図1B)に対して垂直な方向(z軸に平行な方向)に同位相の電流Isを流す電流源を構成する。この電流Isが波源となり、放射電界EIが発生する。グランドプレーン31よりz軸の正の側の空間において、波源となる電流Isよりもx軸の正の側における放射電界EIのx成分と、電流Isよりもx軸の負の側における放射電界EIのx成分とは、相互に反対向きである。例えば、図1Cは、線状アンテナ15よりx軸の正の側及び負の側の空間にそれぞれ発生する放射電界EIのx成分が、正の方向及び負の方向を向いている状態を示している。
次に、第1実施例の優れた効果について説明する。
第1実施例では、図1Cを参照して説明したように、グランドプレーン31よりもz軸の正の側の空間において、2本の線状アンテナ15を結ぶ仮想直線を境にしてx軸の正の側の空間と負の側の空間とで放射電界EIのx成分が相互に反対向きである。これに対し、放射電界EMのx成分は同一方向を向いている。このため、2本の線状アンテナ15を結ぶ仮想直線を含み、yz面に平行な仮想平面(以下、境界面という。)を境にして、一方の空間では放射電界EMとEIとが強め合い、他方の空間では弱め合う。複合アンテナ10から放射される放射電界のビームの方向は、グランドプレーン31の法線方向に対して放射電界EMとEIとが強め合う方向に傾く。このように、第1実施例によるアンテナ装置においては、ビームをチルトさせることができる。
境界面を境としてどちらの空間で放射電界EMとEIとが強め合うかは、波源となる電流Isと磁流Msとの位相関係に依存する。両者の位相関係は、分岐点23(図1A)から給電素子11の給電点12(図1A)までの主線路21の線路長と、分岐点23から線状アンテナ15の給電点16(図1B)までの分岐線路22の線路長との差に依存する。従って、この2つの線路長を調整することにより、ビームのチルト方向及びチルト角を調整することができる。
電流Isからの放射電界EIと、磁流Msからの放射電界EMとの強め合い、または弱め合う十分な効果を得るために、波源となる磁流Msと電流Isとを十分近づけることが好ましい。このために、E面方向(x軸方向)に関して、波源となる電流Isを波源となる2つの磁流Msの間に配置することが好ましい。言い換えると、E面方向に関して、線状アンテナ15(図1A)を給電素子11(図1A)が配置された範囲内に配置することが好ましい。H面方向(y軸方向)に関しては、給電素子11の幾何中心から線状アンテナ15までの距離を、アンテナ装置の動作周波数帯域の下限における真空中の波長の1/2以下とすることが好ましい。
次に、第1実施例の変形例について説明する。
第1実施例では、線状アンテナ15を2つ設けているが、線状アンテナ15を1つにしてもよい。線状アンテナ15が1つであっても、電流Isによる放射電界EIと、磁流Msによる放射電界EMの重ね合わせによる効果が得られる。なお、H面方向(y軸方向)に関する対称性を確保するためには、y軸方向に関して2つの線状アンテナ15を給電素子11の両側に配置することが好ましい。
分岐点23(図1A、図1B)から線状アンテナ15の給電点16(図1B)までの分岐線路22の線路長を、線状アンテナ15の共振波長の1/4とすることが好ましい。この構成を採用すると、分岐点23から線状アンテナ15を見たときの入力インピーダンスが高くなる。このため、主線路21(図1A)に分岐線路22(図1A)を接続したときに、給電素子11を含むパッチアンテナの入力インピーダンス特性に与える影響が低減される。
[第2実施例]
次に、図2Aから図3Bまでの図面を参照して、第2実施例によるアンテナ装置について説明する。以下、第1実施例によるアンテナ装置(図1A、図1B、図1C)と共通の構成については説明を省略する。
図2Aは、第2実施例によるアンテナ装置の主要部分の斜視図である。図2Aでは、グランドプレーンの記載を省略している。図2B及び図2Cは、それぞれ第2実施例によるアンテナ装置のy軸に垂直な断面図及びx軸に垂直な断面図である。
第2実施例では、給電素子11に無給電素子13が装荷されている。無給電素子13はグランドプレーン31(図2B)から見て給電素子11よりも遠い位置に配置されている。また、第2実施例では、給電素子11及び無給電素子13が、正方形または長方形の頂点を正方形状に切り落とした平面形状を有する。なお、給電素子11及び無給電素子13を正方形または長方形にしてもよい。
主線路21は、グランドプレーン31と32(図2B)との間に配置された伝送線路と、この伝送線路を給電素子11の給電点12に接続するビア導体14とを含む。このビア導体14は、グランドプレーン31に設けられたクリアランスホール内を通過する。なお、グランドプレーン31に設けられたクリアランスホール内には、グランドプレーン31と同一層内に配置された導体パターンが設けられている。
線状アンテナ15の各々は、基板30の厚さ方向(z軸方向)に延びる垂直部分15A(図2C)と、垂直部分15Aの上端からy軸方向に延びる水平部分15B(図2C)とを含む。垂直部分15Aの下端に給電点16が位置する。分岐線路22は、グランドプレーン31と32との間に配置された伝送線路と、この伝送線路を給電点16に接続するビア導体17とを含む。垂直部分15A及びビア導体17は、平面視においてグランドプレーン31に設けられたクリアランスホール内に配置されている。このクリアランスホール内には、グランドプレーン31と同一の層に配置された導体パターンが設けられている。
水平部分15Bは、基板30の厚さ方向に関して給電素子11と無給電素子13との間に配置されている。垂直部分15Aは、層間接続用のビア導体と、給電素子11と同一の層内に配置された導体パターンとで構成される。
次に、第2実施例の優れた効果について説明する。
第2実施例においても、第1実施例と同様にビームをチルトさせることができる。さらに、第2実施例では、給電素子11に無給電素子13が装荷されているため、アンテナ装置の広帯域化を図ることができる。また、線状アンテナ15が垂直部分15Aと水平部分15Bとを含むため、水平部分15Bの長さを調整することにより、線状アンテナ15の共振周波数を調整することができる。さらに、水平部分15Bが、給電素子11及び無給電素子13のいずれとも異なる層に配置されているため、給電素子11及び無給電素子13の配置の影響を受けることなく、水平部分15Bの長さを設定することができる。
線状アンテナ15の水平部分15Bを流れる高周波電流の向きはy軸に平行である。これに対し、給電素子11及び無給電素子13に流れる高周波電流の向きはx軸に平行である。給電素子11及び無給電素子13を流れる電流の向きと、線状アンテナ15の水平部分15Bを流れる電流の向きとが相互に直交するため、水平部分15Bを配置することによるパッチアンテナへの影響は小さい。このため、線状アンテナ15を配置しない条件でパッチアンテナを設計し、その後、線状アンテナ15の設計を行う場合、パッチアンテナの設計に修正を加える必要がない。よって、パッチアンテナと線状アンテナとをほぼ独立に設計することが可能なる。その結果、設計の自由度が向上するという優れた効果が得られる。
次に、図3A及び図3Bを参照して、第2実施例によるアンテナ装置においてビームがチルトすることを確認するために行ったシミュレーションについて説明する。
図3Aは、第2実施例及び比較例によるアンテナ装置のアンテナゲインの角度依存性のシミュレーション結果を示すグラフである。横軸は、グランドプレーン31の法線方向(z軸の正の方向)からx軸方向への傾斜角を単位「°」で表し、縦軸はアンテナゲインを単位「dB」で表す。
図3Bは、比較例によるアンテナ装置の概略斜視図である。比較例によるアンテナ装置は、第2実施例によるアンテナ装置(図2A、図2B、図2C)から線状アンテナ15及び分岐線路22を取り除いた構成と同一である。比較例によるアンテナ装置は、給電素子11及び無給電素子13を含む。なお、第2実施例では、給電素子11の給電点12が給電素子11の幾何中心よりもx軸の負の側に位置しているが、比較例では、給電点12が給電素子11の幾何中心よりもx軸の正の側に位置している。
図3Aに示すように、比較例によるアンテナ装置ではビームは実質的にチルトしていないが、第2実施例によるアンテナ装置では、角度が約−30°の方向において、アンテナゲインが最大値を示している。これは、ビームがx軸の負の側に約30°チルトしていることを意味する。また、第2実施例によるアンテナ装置においては、角度が−90°の方向においても、アンテナゲインが0dB以上である。このシミュレーションにより、第2実施例によるアンテナ装置のように、パッチアンテナに線状アンテナ15を付加することにより、ビームをチルトさせることが可能であることが確認された。
次に、第2実施例の変形例について説明する。
第2実施例では、線状アンテナ15の水平部分15Bが垂直部分15Aから給電素子11の幾何中心に向かって延びている。その反対に、水平部分15Bを給電素子11の幾何中心から遠ざかる方向に延伸させてもよい。
[第3実施例]
次に、図4を参照して第3実施例によるアンテナ装置について説明する。以下、第2実施例によるアンテナ装置(図2A、図2B、図2C)と共通の構成については説明を省略する。
図4は、第3実施例によるアンテナ装置の主要部分の概略斜視図である。第2実施例では、給電素子11の給電点12(図2A)が給電素子11の幾何中心よりもx軸の負の側に位置している。これに対し、第3実施例では、給電点12が給電素子11の幾何中心よりもx軸の正の側に位置している。平面視において、給電点12の位置と分岐点23の位置とが一致する。分岐点23と給電点12とが、ビア導体14で接続されている。分岐点23からx軸の正の方向に向かって主線路21が延び、負の方向に向かって1本の分岐線路22が延びる。1本の分岐線路22は分岐点24において2本の分岐線路22に分岐し、それぞれが線状アンテナ15の給電点16に接続されている。
次に、第3実施例の優れた効果について説明する。
第3実施例においても、第2実施例と同様の優れた効果が得られる。また、第3実施例では、分岐点23から給電素子11の給電点12までの線路長が、基板30(図2B)の厚さ方向に延びるビア導体14の高さにほぼ等しくなるため、第2実施例における分岐点23から給電点12までの線路長より短い。分岐点23から線状アンテナ15の給電点16までの分岐線路22の線路長は、第2実施例における分岐線路22(図2A)の線路長より長い。このため、第3実施例においては、分岐点23から給電素子11の給電点12までの線路長と、分岐点23から線状アンテナ15の給電点16までの線路長との差が、第2実施例における両者の差より大きくなる。線路長の差を大きくしたい場合には、第2実施例より第3実施例の構成の方が適している。
[第4実施例]
次に、図5を参照して第4実施例によるアンテナ装置について説明する。以下、第2実施例によるアンテナ装置(図2A、図2B、図2C)と共通の構成については説明を省略する。
図5は、第4実施例によるアンテナ装置の給電線20、給電素子11及び線状アンテナ15の平面的な位置関係及び形状を示す概略図である。第2実施例(図2A)では、分岐点23から線状アンテナ15の給電点16までの分岐線路22が直線であるが、第4実施例においては、分岐線路22が蛇行する部分を含んでいる。このため、分岐点23から線状アンテナ15の給電点16までの分岐線路22の線路長が、分岐点23から線状アンテナ15の給電点16までの最短距離より長くなる。分岐点23から給電素子11の給電点12までの主線路21は直線である。
次に、第4実施例の優れた効果について説明する。第4実施例においても、第2実施例と同様のすぐれた効果が得られる。また、第4実施例では分岐点23から線状アンテナ15までの分岐線路22の線路長が第2実施例の場合と比べて長くなる。第1実施例において説明したように、分岐点23から線状アンテナ15を見たときのインピーダンスを高くするために、分岐点23から給電点16までの分岐線路22の線路長を線状アンテナ15の共振波長の1/4にすることが好ましい。分岐点23と給電点16とを直線で接続した構成では十分な線路長が得られない場合に、第4実施例のように分岐線路22の一部を蛇行させるとよい。これにより、分岐点23から給電点16までの分岐線路22の線路長を充分長くすることができる。その結果、給電素子11と線状アンテナ15との給電位相差の設計自由度が高まるという優れた効果が得られる。
[第5実施例]
次に、図6Aから図6Cまでの図面を参照して第5実施例によるアンテナ装置について説明する。以下、第2実施例によるアンテナ装置(図2A、図2B、図2C)と共通の構成については説明を省略する。
図6Aは、第5実施例によるアンテナ装置の断面図である。第2実施例では、線状アンテナ15の水平部分15B(図2C)が基板30の厚さ方向に関して給電素子11と無給電素子13との間に配置されている。これに対し、第5実施例では、線状アンテナ15の水平部分15Bが無給電素子13と同一の層内に配置されている。このため、グランドプレーン31を高さの基準としたときの線状アンテナ15の高さが、グランドプレーン31から無給電素子13までの高さと等しい。
次に、第5実施例の優れた効果について説明する。第5実施例の線状アンテナ15は、第2実施例の線状アンテナ15(図2C)と比べて高さ方向(z軸方向)の寸法が大きい。線状アンテナ15を流れる高周波電流のうち高さ方向に流れる成分が放射電界に寄与し、水平方向に流れる成分は放射電界にほとんど寄与しない。第5実施例では、第2実施例と比べて、線状アンテナ15を流れる高周波電流のうち放射電界に寄与する成分が大きい。このため、線状アンテナ15のアンテナゲインを高めることができる。
第5実施例では、線状アンテナ15の水平部分15Bが無給電素子13と同一層内に配置されているため、水平部分15Bと無給電素子13とを平面視において重ねて配置することはできない。このため、水平部分15Bの長さが無給電素子13との位置関係による制約を受ける。目標とする共振波長との関係で水平部分15Bを無給電素子13と重なる位置まで長くする必要がある場合には、第2実施例の構成を採用するとよい。
図6Bは、第5実施例の変形例によるアンテナ装置の断面図である。本変形例では、線状アンテナ15の水平部分15Bが無給電素子13よりも高い位置に配置されている。本変形例では、第5実施例(図6A)と比べて線状アンテナ15がより高くなる。その結果、線状アンテナ15のアンテナゲインをより高くすることができる。さらに、本変形例では、水平部分15Bが無給電素子13とは異なる層に配置されているため、第2実施例の場合と同様に、水平部分15Bと無給電素子13とを平面視において重ねて配置することができる。このため、線状アンテナ15の目標とする共振波長に、より柔軟に対応することができる。
図6Cは、第5実施例の他の変形例によるアンテナ装置の断面図である。本変形例では、第5実施例の線状アンテナ15の水平部分(図6A)に代えて、グランドプレーン31に対して垂直方向に延びる導体柱15Cが用いられる。導体柱15Cは、例えば基板30の上面に設けられたランドにハンダを用いて固定される。本変形例では、線状アンテナ15を流れる高周波電流のうち高さ方向の成分がより大きくなる。その結果、線状アンテナ15のアンテナゲインをより大きくすることができる。
[第6実施例]
次に、図7A及び図7Bを参照して、第6実施例によるアンテナ装置について説明する。以下、以下、第2実施例によるアンテナ装置(図2A、図2B、図2C)と共通の構成については説明を省略する。
図7Aは、第6実施例によるアンテナ装置の主要部分の概略斜視図である。図7Bは、第6実施例によるアンテナ装置のx軸に垂直な断面図である。第6実施例では、一方の線状アンテナ15の水平部分15Bと他方の線状アンテナ15の水平部分15Bとが、両者の先端で接続されている。すなわち、2つの線状アンテナ15が、両者の先端で相互に接続されている。このように、第6実施例では、2つの線状アンテナ15によってループアンテナが構成される。2つの線状アンテナ15の各々の水平部分15Bの先端においては高周波電流の大きさが常に0であるため、両者を接続した構成においても、線状アンテナ15の各々には、両者を接続していない場合と同様の高周波電流が流れる。
第6実施例においても、第2実施例と同様の優れた効果が得られる。さらに、第6実施例では、第2実施例と比べて水平部分15Bを長くすることができる。目標とする共振波長によっては、第6実施例の構成とすることが好ましい場合もある。
[第7実施例]
次に、図8を参照して第7実施例によるアンテナ装置について説明する。以下、第2実施例(図2A、図2B、図2C)によるアンテナ装置と共通の構成については説明を省略する。
図8は、第7実施例によるアンテナ装置の主要部分の概略斜視図である。第2実施例によるアンテナ装置は1つの複合アンテナ10(図2A)を含んでいるが、第7実施例によるアンテナ装置は複合アンテナ10を2つ含んでいる。複合アンテナ10の各々の構成は第2実施例の複合アンテナ10の構成と同一である。2つの複合アンテナ10の向きは相互に異なっている。つまり、2つの複合アンテナ10の給電素子11の幾何中心を始点とし給電素子11の給電点12を終点とするベクトルの向きが2つの複合アンテナ10の間で異なっている。例えば、一方の複合アンテナ10においては、給電素子11の幾何中心から給電点12を向くベクトルがx軸の負の方向を向いており、他方の複合アンテナ10においては、このベクトルがx軸の正の方向を向いている。このため、一方の複合アンテナ10のビームのチルト方向と、他方の複合アンテナ10のビームのチルト方向とは異なる。
2つの複合アンテナ10ごとに給電線20が設けられており、給電線20を介して複合アンテナ10に給電される。高周波信号の送受信を行う高周波集積回路素子(RFIC)45がスイッチ素子40を介して2本の給電線20に接続されている。スイッチ素子40は、2つの複合アンテナ10から一方の複合アンテナ10を選択し、選択した方の複合アンテナ10に給電を行う。さらに、スイッチ素子40は、両方の複合アンテナ10に同時に給電を行うことができる。なお、2つの複合アンテナ10の各々に対応してスイッチ素子を設け、2つのスイッチ素子を通して、対応する複合アンテナ10に給電してもよい。
次に、第7実施例の優れた効果について説明する。
第7実施例では、スイッチ素子40で選択する複合アンテナ10を切り替えることにより、ビームのチルト方向を切り替えることができる。例えば、図3Aに示したアンテナ装置においては、1つの複合アンテナ10により、x軸方向へのチルト角が、0°から−90°までの範囲をカバーすることができる。第7実施例においては、複合アンテナ10を切り替えることにより、x軸方向へのチルト角が−90°以上+90°以下の範囲をカバーすることができる。また、2つの複合アンテナ10を同時に選択することにより、法線方向(z軸の正の方向)におけるアンテナゲインを増大させることができる。
次に、第7実施例の変形例について説明する。第7実施例では、複合アンテナ10を2個設けているが、複合アンテナ10を3個以上設けてもよい。3個以上の複数の複合アンテナ10の給電素子11の幾何中心から給電点12を向くベクトルの向きを、xy面内で異ならせることにより、ビームをチルトさせる方位をxy面内で変化させることができる。
[第8実施例]
次に、図9を参照して第8実施例によるアンテナモジュールについて説明する。
図9は、第8実施例によるアンテナモジュールの断面図である。基板30の内層に、グランドプレーン31、32が配置されている。さらに基板30に、第2実施例によるアンテナ装置の複合アンテナ10(図2A、図2B、図2C)と同一の構成を持つ複合アンテナ10が設けられている。基板30の下面に高周波集積回路素子45が搭載されている。
高周波集積回路素子45は、複合アンテナ10に送信すべき情報を含む高周波信号を供給する。また、複合アンテナ10で受信された高周波信号が高周波集積回路素子45に入力されると、高周波集積回路素子45は入力された高周波信号を中間周波信号にダウンコンバートする。
次に、第8実施例の優れた効果について説明する。
第8実施例では、複合アンテナ10として第2実施例によるアンテナ装置の複合アンテナ10と同一の構成のものを用いているため、ビームをチルトさせることができる。
次に、第8実施例の変形例について説明する。第8実施例では、複合アンテナ10として第2実施例によるアンテナ装置の複合アンテナ10と同一の構成のものを用いたが、その他に、第1実施例から第7実施例までのいずれかの実施例による複合アンテナ10と同一の構成のものを用いてもよい。
[第9実施例]
次に、図10及び図11を参照して第9実施例による通信装置について説明する。第9実施例では、第1実施例から第6実施例までのいずれかの実施例によるアンテナ装置の複合アンテナ10によってフェーズドアレイアンテナが構成される。
図10は、第9実施例による通信装置のブロック図である。この通信装置は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等の携帯端末や、通信機能を備えたパーソナルコンピュータ等に搭載される。第9実施例による通信装置は、アンテナモジュール50と、ベースバンド信号処理を行うベースバンド集積回路素子(BBIC)46とを備えている。
アンテナモジュール50は、複数の複合アンテナ10からなるアンテナアレイと、高周波集積回路素子45とを備えている。送信すべき情報を含む中間周波信号がベースバンド集積回路素子46から高周波集積回路素子45に入力される。高周波集積回路素子45は、ベースバンド集積回路素子46から入力された中間周波信号を高周波信号にアップコンバートし、複数の複合アンテナ10に供給する。
さらに、高周波集積回路素子45は、複数の複合アンテナ10で受信された高周波信号をダウンコンバートする。ダウンコンバートされた中間周波信号が高周波集積回路素子45からベースバンド集積回路素子46に入力される。ベースバンド集積回路素子46は、ダウンコンバートされた中間周波信号を処理する。
次に、高周波集積回路素子45の送信動作について説明する。ベースバンド集積回路素子46から中間周波増幅器60を介してアップダウンコンバート用ミキサ59に、中間周波信号が入力される。アップダウンコンバート用ミキサ59でアップコンバートされた高周波信号が、送受信切り替えスイッチ58を介してパワーディバイダ57に入力される。パワーディバイダ57で分割された高周波信号の各々が、移相器56、アッテネータ55、送受信切り替えスイッチ54、パワーアンプ52、送受信切り替えスイッチ51、及び給電線20を経由して複数の複合アンテナ10に供給される。パワーディバイダ57で分割された後の高周波信号の処理を行う移相器56、アッテネータ55、送受信切り替えスイッチ54、パワーアンプ52、送受信切り替えスイッチ51、及び給電線20は、複合アンテナ10ごとに設けられている。
次に、高周波集積回路素子45の受信動作について説明する。複数の複合アンテナ10の各々で受信された高周波信号が、給電線20、送受信切り替えスイッチ51、ローノイズアンプ53、送受信切り替えスイッチ54、アッテネータ55、移相器56を経由してパワーディバイダ57に入力される。パワーディバイダ57で合成された高周波信号が、送受信切り替えスイッチ58を経由して、アップダウンコンバート用ミキサ59に入力される。アップダウンコンバート用ミキサ59でダウンコンバートされた中間周波信号が、中間周波増幅器60を経由してベースバンド集積回路素子46に入力される。
高周波集積回路素子45は、例えば上述の機能を含む1チップの集積回路部品として提供される。または、複合アンテナ10に対応する移相器56、アッテネータ55、送受信切り替えスイッチ54、パワーアンプ52、ローノイズアンプ53、送受信切り替えスイッチ51については、複合アンテナ10ごとに1チップの集積回路部品として提供してもよい。
次に、図11を参照して第9実施例の優れた効果について説明する。
図11は、第9実施例の優れた効果を説明するための模式図である。複数の複合アンテナ10が、第1群71に属する複数の複合アンテナ10と第2群72に属する複数の複合アンテナ10とに分類される。同一群に属する複数の複合アンテナ10は、同一の指向特性を持ち、異なる群の間では、複合アンテナ10の指向特性が異なる。
第1群71に属する複数の複合アンテナ10がx軸方向に並び、第2群72に属する複数の複合アンテナ10も、x軸方向に並んでいる。複合アンテナ10の正面方向をz軸方向とするxyz直交座標系を定義する。第1群71に属する複数の複合アンテナ10の各々のメインビーム73は、正面方向からx軸の負の方向に傾斜している。第2群72に属する複数の複合アンテナ10の各々のメインビーム74は、正面方向からx軸の正の方向に傾斜している。
第1群71に属する複数の複合アンテナ10をフェーズドアレイアンテナとして動作させてビームステアリングを行う場合に、最大利得を示すメインビーム75は、正面方向に対してx軸の負の方向に傾斜する。このため、第1群71の複数の複合アンテナ10からなるフェーズドアレイアンテナのカバレッジエリアは、正面方向を基準としてx軸の負の方向に偏る。なお、第1群71の複数の複合アンテナ10を動作させているときは、第2群72の複合アンテナ10は動作さない。
逆に、第2群72に属する複数の複合アンテナ10をフェーズドアレイアンテナとして動作させてビームステアリングを行う場合に、最大利得を示すメインビーム76は、正面方向に対してx軸の正の方向に傾斜する。このため、第2群72の複数の複合アンテナ10からなるフェーズドアレイアンテナのカバレッジエリアは、正面方向を基準としてx軸の正の方向に偏る。なお、第2群72の複数の複合アンテナ10を動作させているときは、第1群71の複合アンテナ10は動作さない。
メインビームが正面方向を向く複数のアンテナでフェーズドアレイアンテナを構成する場合と比べて、第9実施例では、動作させる複合アンテナ10の群を切り替えることにより、カバレッジエリアをより広くすることが可能になる。
次に、第9実施例の変形例について説明する。
第9実施例では、x軸の負の方向にメインビーム73が傾斜している第1群71の複数の複合アンテナ10、及びx軸の正の方向にメインビーム74が傾斜している第2群72の複数の複合アンテナ10でフェーズドアレイアンテナを構成している。さらに、メインビームが正面方向を向く第3群の複数のアンテナを配置してもよい。例えば、第9実施例において、正面方向にビームステアリングを行ったときに十分なアンテナ利得が得られない場合、第3群の複数のアンテナを設けることにより、正面方向において十分なアンテナ利得を得ることが可能になる。
[第10実施例]
次に、図12A及び図12Bを参照して第10実施例による通信装置について説明する。以下、第6実施例によるアンテナ装置(図6A、図6B、図6C)と共通の構成については説明を省略する。
図12A及び図12Bは、それぞれ第10実施例による通信装置のアンテナ装置を筐体に固定する前及び固定した後の状態の断面図である。第6実施例及びその変形例では、線状アンテナ15の垂直部分15Aの先端に接続された水平部分15Bまたは導体柱(導体部分)15Cがアンテナ装置の基板30に設けられている。これに対して第10実施例では、導体柱(導体部分)15Dが筐体80の内側の面に、接着剤等により取り付けられている。導体柱15Dとして、ポゴピンが用いられる。ポゴピンは、スプリング等によって長さ方向に伸縮可能であり、自然長より縮めた状態では、延びる方向の力が発生する。
アンテナ装置を筐体80内に収容して固定した状態で、筐体80側の導体柱15Dの先端がアンテナ装置側の垂直部分15Aの先端に設けられているランドに接触する。垂直部分15Aと導体柱15Dとが、ランドを介して導通する。これにより、垂直部分15Aと導体柱15Dとにより線状アンテナ15が構成される。
次に、第10実施例の優れた効果について説明する。
第10実施例では、筐体80に取り付けられている導体柱15Dが、アンテナ装置の垂直部分15Aと共に線状アンテナ15として動作する。このため、線状アンテナ15が、アンテナ装置に設けられている垂直部分15Aよりも長くなる。その結果、線状アンテナ15の利得が向上するという優れた効果が得られる。
さらに、第10実施例では、導体柱15Dとしてポゴピンが用いられるため、アンテナ装置と筐体80との間隔の変動に柔軟に対応することができる。
[第11実施例]
次に、図13A及び図13Bを参照して第11実施例による通信装置について説明する。以下、第10実施例によるアンテナ装置(図12A、図12B)と共通の構成については説明を省略する。
図13A及び図13Bは、それぞれ第11実施例による通信装置のアンテナ装置を筐体に固定する前及び固定した後の状態の断面図である。第11実施例においても、第10実施例の場合と同様に、筐体80に導体柱15Dが取り付けられている。第11実施例では、さらに、筐体80内に導体柱(導体部分)15Eが埋め込まれている。埋め込まれている導体柱15Eは、筐体80の内側の表面から突出する導体柱15Dを軸方向に延長した延長線に沿って配置されており、導体柱15Dに電気的に接続されている。アンテナ装置の垂直部分15A、導体柱15D、及び導体柱15Eによって線状アンテナ15が構成される。
次に、第11実施例の優れた効果について説明する。第11実施例による線状アンテナ15の実質的な長さは、垂直部分15A、ポゴピンからなる導体柱15D、及び筐体80に埋め込まれている導体柱15Eの長さの合計とほぼ等しい。第10実施例の場合と比べて線状アンテナ15が長くなるため、線状アンテナ15の利得がさらに向上するという優れた効果が得られる。
次に、図14A及び図14Bを参照して、第11実施例の変形例による通信装置について説明する。
図14A及び図14Bは、それぞれ第11実施例の変形例による通信装置のアンテナ装置を筐体に固定する前及び固定した後の状態の断面図である。本変形例では、第11実施例による通信装置の筐体80に埋め込まれた導体柱15E(図15A、図15B)の代わりに、筐体80の内側の表面に沿って配置された導体部材(導体部分)15Fが配置されている。導体部材15Fの一端が導体柱15Dに接続されている。導体部材15Fは、平面視において導体柱15Dとの接続箇所から無給電素子13に向かって延びる。
本変形例においては、垂直部分15A、導体柱15D、及び導体部材15Fによって線状アンテナ15が構成される。本変形例においても、第11実施例の場合と同様に、第10実施例の場合と比べて線状アンテナ15が長くなるため、線状アンテナ15の利得がさらに向上するという優れた効果が得られる。
[第12実施例]
次に、図15A及び図15Bを参照して第12実施例による通信装置について説明する。以下、第11実施例によるアンテナ装置(図13A、図13B)と共通の構成については説明を省略する。
図15A及び図15Bは、それぞれ第12実施例による通信装置のアンテナ装置を筐体に固定する前及び固定した後の状態の断面図である。第11実施例では、アンテナ装置の垂直部分15Aと、筐体80に埋め込まれた導体柱15Eとが、ポゴピンからなる導体柱15Dを介して接続されている。これに対して第12実施例では、アンテナ装置側の垂直部分15Aと筐体80側の導体柱15Eとが、ハンダ15Gによって相互に接続されている。ハンダ15Gは、垂直部分15Aと導体柱15Eとを電気的に接続するとともに、アンテナ装置を筐体80に機械的に固定する。
次に、第12実施例の優れた効果について説明する。第12実施例においては、垂直部分15A、ハンダ15G、及び導体柱15Eによって線状アンテナ15が構成される。筐体80内の導体柱15Eが線状アンテナ15の一部として動作するため、垂直部分15Aのみで線状アンテナ15を構成する場合と比べて線状アンテナ15が長くなる。その結果、線状アンテナ15の利得が向上するという優れた効果が得られる。
さらに、第12実施例では、ハンダ15Gによってアンテナ装置が筐体80に固定されるため、ハンダのリフロー工程においてアンテナ装置を筐体80に対して高精度に位置決めして固定することができる。
上述の各実施例は例示であり、異なる実施例で示した構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることは言うまでもない。複数の実施例の同様の構成による同様の作用効果については実施例ごとには逐次言及しない。さらに、本発明は上述の実施例に制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
10 複合アンテナ
11 給電素子
12 給電素子の給電点
13 無給電素子
14 ビア導体
15 線状アンテナ
15A 垂直部分
15B 水平部分
15C 導体柱
15D 筐体側の導体柱(導体部分)
15E 筐体に埋め込まれた導体柱(導体部分)
15F 導体部材(導体部分)
15G ハンダ
16 線状アンテナの給電点
17 ビア導体
20 給電線
21 主線路
22 分岐線路
23、24 分岐点
30 基板
31、32 グランドプレーン
40 スイッチ素子
45 高周波集積回路素子
46 ベースバンド集積回路素子
50 アンテナモジュール
51 送受信切り替えスイッチ
52 パワーアンプ
53 ローノイズアンプ
54 送受信切り替えスイッチ
55 アッテネータ
56 移相器
57 パワーディバイダ
58 送受信切り替えスイッチ
59 アップダウンコンバート用ミキサ
60 中間周波増幅器
71 第1群
72 第2群
73、74、75、76 メインビーム
80 筐体
EI 電流からの放射電界
EM 磁流からの放射電界
Is 波源となる電流
Ms 波源となる磁流

D. M. Pozar, "Microstrip antennas", Proceedings of IEEE, Vol. 80, No.1, pp. 79-91, January 1992
[第6実施例]
次に、図7A及び図7Bを参照して、第6実施例によるアンテナ装置について説明する。以下、第2実施例によるアンテナ装置(図2A、図2B、図2C)と共通の構成については説明を省略する。
第1群71に属する複数の複合アンテナ10をフェーズドアレイアンテナとして動作させてビームステアリングを行う場合に、最大利得を示すメインビーム75は、正面方向に対してx軸の負の方向に傾斜する。このため、第1群71の複数の複合アンテナ10からなるフェーズドアレイアンテナのカバレッジエリアは、正面方向を基準としてx軸の負の方向に偏る。なお、第1群71の複数の複合アンテナ10を動作させているときは、第2群72の複合アンテナ10は動作させない
逆に、第2群72に属する複数の複合アンテナ10をフェーズドアレイアンテナとして動作させてビームステアリングを行う場合に、最大利得を示すメインビーム76は、正面方向に対してx軸の正の方向に傾斜する。このため、第2群72の複数の複合アンテナ10からなるフェーズドアレイアンテナのカバレッジエリアは、正面方向を基準としてx軸の正の方向に偏る。なお、第2群72の複数の複合アンテナ10を動作させているときは、第1群71の複合アンテナ10は動作させない

Claims (14)

  1. 基板と、
    前記基板に設けられたグランドプレーンと、
    前記基板に設けられた少なくとも1つの複合アンテナと、
    前記複合アンテナへの給電を行う給電線と
    を有し、
    前記複合アンテナは、
    前記グランドプレーンとともにパッチアンテナを構成する給電素子と、
    前記グランドプレーンに対して垂直方向の成分を持つ電流を流す少なくとも1つの線状アンテナと
    を備えており、
    前記給電線は、前記給電素子に接続された主線路と、
    前記主線路から分岐して前記線状アンテナに接続された分岐線路と
    を含むアンテナ装置。
  2. 前記給電素子から放射される電波のE面方向に関して、前記線状アンテナは前記給電素子が配置された範囲内に配置されている請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記少なくとも1つの線状アンテナは2つ設けられており、平面視において、前記2つの線状アンテナは、前記給電素子の両側に配置されている請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記主線路からの分岐点から、前記線状アンテナの給電点までの前記分岐線路の線路長が、前記線状アンテナの共振波長の1/4である請求項1乃至3のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記主線路からの分岐点から前記線状アンテナの給電点までの前記分岐線路の線路長が、前記分岐点から前記線状アンテナの給電点までの最短距離より長い請求項1乃至4のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記分岐線路は蛇行する部分を含んでいる請求項1乃至5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  7. 前記複合アンテナは、前記グランドプレーンから見て前記給電素子よりも遠い位置に配置されて前記給電素子に装荷された無給電素子を、さらに含み、
    前記グランドプレーンを高さの基準としたときの前記線状アンテナの高さは、前記グランドプレーンから前記無給電素子までの高さと等しい請求項1乃至6のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  8. 前記少なくとも1つの複合アンテナは複数設けられており、
    前記複数の複合アンテナのうち少なくとも1つの複合アンテナの前記給電素子の幾何中心を始点とし前記給電素子の給電点を終点とするベクトルの向きが、他の少なくとも1つの複合アンテナの前記給電素子の幾何中心を始点とし前記給電素子の給電点を終点とするベクトルの向きと異なっている請求項1乃至7のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  9. 請求項8に記載のアンテナ装置と、
    前記アンテナ装置の前記複数の複合アンテナから選択した一部の複合アンテナを選択して給電を行うスイッチ素子と
    を有するアンテナモジュール。
  10. 前記スイッチ素子は、さらに、前記複数の複合アンテナのすべてに給電を行うことができる請求項9に記載のアンテナモジュール。
  11. 基板と、
    前記基板に設けられたグランドプレーンと、
    前記基板に設けられた複合アンテナと、
    前記複合アンテナへの給電を行う給電線と、
    前記給電線を介して前記複合アンテナに高周波信号を供給する高周波集積回路素子と
    を有し、
    前記複合アンテナは、
    前記グランドプレーンとともにパッチアンテナを構成する給電素子と、
    前記グランドプレーンに対して垂直方向の成分を持つ電流源を構成する少なくとも1つの線状アンテナと
    を備えており、
    前記給電線は、前記給電素子に接続された主線路と、
    前記主線路から分岐して前記線状アンテナに接続された分岐線路と
    を含むアンテナモジュール。
  12. 請求項11に記載のアンテナモジュールと、
    前記アンテナモジュールの高周波集積回路素子に中間周波信号を供給するベースバンド集積回路素子と
    を有する通信装置。
  13. アンテナ装置と、
    前記アンテナ装置を収容する筐体と
    を有し、
    前記アンテナ装置は、
    基板と、
    前記基板に設けられたグランドプレーンと、
    前記基板に設けられた少なくとも1つの複合アンテナと、
    前記複合アンテナへの給電を行う給電線と
    を有し、
    前記複合アンテナは、
    前記グランドプレーンとともにパッチアンテナを構成する給電素子と、
    前記グランドプレーンに対して垂直方向の成分を持つ電流を流す少なくとも1つの垂直部分と
    を備えており、
    前記給電線は、前記給電素子に接続された主線路と、
    前記主線路から分岐して前記垂直部分に接続された分岐線路と
    を含み、
    前記筐体は、
    前記垂直部分に接続されて前記垂直部分と共に線状アンテナを構成する導体部分を備えている通信装置。
  14. さらに、前記垂直部分と前記導体部分とを接続するポゴピンを有する請求項13に記載の通信装置。

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