JP2020098999A - アンテナ装置および無線端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1のアンテナ素子の放射方向に第2のアンテナ素子が存在する場合における第1のアンテナ素子の性能低下を抑制。【解決手段】本アンテナ装置は、第1の周波数の電波での無線通信に用いる第1のアンテナ素子と、前記第1のアンテナ素子の放射方向に設けられる棒状に形成されたアンテナ素子であって、第2の周波数の電波での無線通信に用いる第2のアンテナ素子と、を備える。本アンテナ装置においては、前記第2のアンテナ素子は長手方向に沿って複数のインダクタが設けられており、複数の前記インダクタのそれぞれは、前記第1の周波数に対しては絶縁体となり、前記第2の周波数に対しては導体となる範囲のインダクタンスを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、アンテナ装置および無線端末に関する。
給電素子と無給電素子とを配置することで指向性を高めるアンテナ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2014/112357号
第5世代通信システムのサービス導入により、第4世代通信システムおよび第5世代通信システムはしばらくの間共存することになる。そのため、無線端末では、第4世代通信システム用のアンテナおよび第5世代通信システム用のアンテナの双方が搭載されることになる。
第5世代通信システム用アンテナによる電波の放射方向に第4世代通信システム用アンテナが設けられると、第4世代通信システム用アンテナの影響により、第5世代通信システム用アンテナの感度が低下する。このような課題は、第5世代通信システム用アンテナと第4世代通信システム用アンテナに限らず、第1の周波数用アンテナおよび第1の周波数とは異なる第2の周波数用アンテナにおいても生じ得る。
開示の技術の1つの側面は、第1のアンテナ素子の放射方向に第2のアンテナ素子が存在する場合における第1のアンテナ素子の性能低下を抑制することを課題とする。
開示の技術の1つの側面は、次のようなアンテナ装置によって例示される。本アンテナ装置は、第1の周波数の電波での無線通信に用いる第1のアンテナ素子と、前記第1のアンテナ素子の放射方向に設けられる棒状に形成されたアンテナ素子であって、第2の周波数の電波での無線通信に用いる第2のアンテナ素子と、を備える。本アンテナ装置においては、前記第2のアンテナ素子は長手方向に沿って複数のインダクタが設けられており、複数の前記インダクタのそれぞれは、前記第1の周波数に対しては絶縁体となり、前記第2の周波数に対しては導体となる範囲のインダクタンスを有する。
本アンテナ装置は、第1のアンテナ素子の放射方向に第2のアンテナ素子が存在する場合における第1のアンテナ素子の性能低下を抑制することができる。
図1は、スマートフォンが使用される場面の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係るアンテナ装置の一例を示す図である。 図3は図2のようにインダクタを配置した場合におけるLTEの通信で使用される周波数帯域での等価的な構成を示す図である。 図4は図2のようにインダクタを配置した場合におけるミリ波帯域での等価的な構成を示す図である。 図5は、図4の矩形領域を拡大した図である。 図6は、第1比較例を説明する図である。 図7は、第2比較例を説明する図である。 図8は、第3比較例を説明する図である。 図9は、実施形態、第2比較例および第3比較例それぞれによる放射パターンを比較する図である。 図10は、第1実施例の一例を示す図である。 図11は、実施例におけるテーパー型に形成されたバランの一例を示す図である。 図12は、実施例におけるアンテナ素子の第1部分と第2部分において経路差を設ける構成の一例を示す図である。 図13は、実施例における給電回路の一例を示す模式的に図である。 図14は所望のゲインが得られないインダクタの配置の一例を示す図である。 図15は図14のようにインダクタを配置した場合におけるミリ波帯域での等価的な構成を示す図である。 図16は、ミリ波帯域による通信性能の劣化を抑制するインダクタの配置の一例を示す図である。 図17は図16のようにインダクタを配置した場合におけるミリ波帯域での等価的な構成を示す図である。 図18は、分岐型モノポールアンテナをLTE用アンテナに採用したアンテナ装置の構成を例示する図である。 図19は、3素子の八木アンテナを有するアンテナ装置の一例を示す図である。 図20は、無給電のLTE用アンテナを備えるアンテナ装置の一例を示す図である。 図21は、プリント基板のトップ側に加えて側方にもアンテナ装置を備えるスマートフォンの一例を示す図である。 図22は、スマートフォンの厚み方向に複数のアンテナ装置を実装する構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。以下に示す実施形態の構成は例示であり、開示の技術は実施形態の構成に限定されない。
<実施形態>
本実施形態に係るアンテナ装置は、第1の周波数の電波での無線通信に用いる第1のアンテナ素子と、前記第1のアンテナ素子の放射方向に設けられる棒状に形成されたアンテナ素子であって、第2の周波数の電波での無線通信に用いる第2のアンテナ素子と、を備える。本アンテナ装置においては、前記第2のアンテナ素子は長手方向に沿って複数のインダクタが設けられており、複数の前記インダクタのそれぞれは、前記第1の周波数に対しては絶縁体となり、前記第2の周波数に対しては導体となる範囲のインダクタンスを有する。
第1のアンテナ素子は、例えば、ミリ波を用いた無線通信を行う。また、第2のアンテナ素子は、例えば、Long Term Evolution(LTE)を用いた無線通信を行う。第2のアンテナ素子の長手方向には、複数のインダクタが設けられる。このインダクタは、前記第1の周波数の電流に対しては絶縁体となり、前記第2の周波数の電流に対しては導体となる範囲のインダクタンスを有する。そのため、第2の周波数帯の電流に対しては第2のアンテナ素子は一本の棒状のアンテナとして動作し、第1の周波数帯の
電流に対しては、第2のアンテナ素子は、複数のインダクタによって区切られた短い導体として動作する。複数のインダクタの配置によっては、第1の周波数の電波に対しては第2のアンテナ素子をあたかも短い導体に分割したような状態とすることで第1の周波数の電波による通信におけるゲインの低下を抑制したり、また、複数のインダクタによって区切られる短い導体が第1のアンテナ素子に対する導波素子となったりする。導波素子となる場合には、第1のアンテナ素子と導波素子とで八木アンテナを形成することができ、第1の周波数の電波による通信におけるゲインを向上させることができる。
本アンテナ装置は、第3の周波数の電波での無線通信に用いる棒状に形成された第3のアンテナ素子を前記第2のアンテナ素子よりも前記第1のアンテナ素子の放射方向に離れた位置に備え、前記第3のアンテナ素子は長手方向に沿って複数の第2のインダクタが設けられており、前記第2のインダクタのそれぞれは、前記第1の周波数の電流に対しては絶縁体となり、前記第3の周波数の電流に対しては導体となる範囲のインダクタンスを有する。このような構成を採用することで、例えば、導波素子を複数並べて第1の周波数の電波による通信におけるゲインをより向上させることもできる。
本アンテナ装置はダイポールアンテナであってもよい。ダイポールアンテナは、テーパー形状に形成されたバランを備えることで、漏洩電流を抑制するものでもよい。また、前記第1のアンテナ素子は、前記ダイポールアンテナに給電する給電点を境として長手方向に第1部分と第2部分とに分かれ、前記第1部分に給電する第1経路と前記第2部分をグランドに接続する第2経路との経路差が、前記第1の周波数の電波の波長の1/2の長さとすることで、漏洩電流を抑制してもよい。
また、上記アンテナ装置は無線端末に実装されてもよく、無線端末は、端末の厚み方向に上記アンテナ装置を複数並べて実装してもよい。
以上で説明したアンテナ装置および無線端末について、図面を参照してさらに説明する。図1は、スマートフォンが使用される場面の一例を示す図である。図1では、スマートフォン100が、ユーザ800の手で保持されて使用される様子が示される。スマートフォン100は、第4世代通信システムおよび第5世代通信システムの双方に対応する。そのため、スマートフォン100は、第4世代通信システムで使用されるLTE用のアンテナに加えて、第5世代通信システムで使用されるミリ波用アンテナも備える。
スマートフォン100の通信を効率的に行うには、スマートフォン100のアンテナが、ユーザ800に向かう方向や地面に向かう方向ではなく、例えば、スマートフォン100のトップ方向(図1の矢印方向)に強いゲインを有することが好ましい。
図2は、実施形態に係るアンテナ装置の一例を示す図である。図2では、スマートフォン100のトップ方向が矢印で示される。図2に例示されるアンテナ装置1は、例えば、スマートフォン100の筐体内に搭載される。アンテナ装置1は、プリント基板2、LTE用アンテナ3およびミリ波用アンテナ4を備える。
プリント基板2には、スマートフォン100の各種部品が設けられる。また、プリント基板2には、グランド層22が設けられる。LTE用アンテナ3は、プリント基板2よりもトップ方向に配置され、プリント基板2のトップ側のエッジ面2aと平行に伸びる導体である長辺部分31と、長辺部分31からプリント基板2に向けて直角に屈曲しプリント基板2のトップ側の左端部に接続する導体である短辺部分32を有する。LTE用アンテナ3の長辺部分31は、棒上に形成されたアンテナ素子ということもできる。LTE用アンテナ3の短辺部分32の先端とプリント基板2とが接続する部分には、LTE用アンテナ3の給電点33が設けられる。すなわち、LTE用アンテナ3は、モノポールアンテナ
である。LTE用アンテナ3は、「第2のアンテナ素子」の一例である。
LTE用アンテナ3の長辺部分31とプリント基板2のトップ側のエッジ面2aとの間には、ミリ波用アンテナ4が配置される。ミリ波用アンテナ4は、LTE用アンテナ3の長辺部分31と平行に伸びる導体であるアンテナ素子41を複数含むアレイアンテナであり、ミリ波による無線通信を行う。アンテナ素子41は、LTE用アンテナ3から距離Lだけ離れた位置に設けられる。距離Lは、例えば、ミリ波用アンテナ4が無線通信に用いる電波の波長の1/4の正の整数倍の距離である。また、ミリ波用アンテナ4は、プリント基板2のエッジ面2aからミリ波用アンテナ4が無線通信に用いる電波の波長の1/4以上離れている。アンテナ素子41それぞれの長さはミリ波の送受信に好適な長さに形成されるとともに、LTE用アンテナ3の長辺部分31よりも短く形成される。アンテナ素子41は、その長手方向の中央部分に給電点42が設けられる。アンテナ素子41のそれぞれは、半波長ダイポールアンテナである。アンテナ素子41は、「第1のアンテナ素子」の一例である。
LTE用アンテナ3およびミリ波用アンテナ4のそれぞれは、放射方向をトップ方向としている。そのため、LTE用アンテナ3は、ミリ波用アンテナ4の放射方向を遮るように配置される。LTE用アンテナ3の長辺部分31には、さらに、複数のインダクタ5が設けられる。インダクタ5は、例えば、チップインダクタである。インダクタ5のインダクタンスは数nH(ナノヘンリー)に設定される。インダクタ5のインダクタンスが数nHであるため、LTEの通信で使用される周波数帯域では透過する。そのため、LTEの通信においては、図3に模式的に示すように、LTE用アンテナ3にインダクタ5が設けられていない状態と略等しくなる。
一方、LTEによる通信よりも高周波帯域の電波を用いるミリ波帯域の通信においてはリアクタンスが非常に高くなるため、インダクタ5が設けられた部分は絶縁された状態と略等しくなる。そのため、ミリ波帯域の通信においては、図4に模式的に示すように、LTE用アンテナ3においてインダクタ5が設けられた部分が開放し、LTE用アンテナ3の長辺部分31はインダクタ5によって分割され、複数の短い導体としてふるまう。
図5は、図4の矩形領域R1を拡大した図である。図5では、LTE用アンテナ3の長辺部分31はインダクタ5によって分割されたことによる短い導体とアンテナ素子41との組み合わせが4つ例示される。この組み合わせは、LTE用アンテナ3の長辺部分31はインダクタ5によって分割されたことによる短い導体が導波素子34となり、給電点42から給電されるアンテナ素子41が給電素子となることで、2素子の八木アンテナ43となる。その結果、4つの八木アンテナ43を含むミリ波用八木アレイアンテナ44が形成される。なお、プリント基板2のグランド層22は、反射板となる。
導波素子34の長さはアンテナ素子41よりも短く形成され、トップ方向から見たときにおける導波素子34の長手方向における中心とアンテナ素子41の長手方向における中心とが重なる位置に導波素子34が形成されることが好ましい。すなわち、インダクタ5は、導波素子34とアンテナ素子41とがこのような位置関係になるように配置される。
八木アンテナはダイポールアンテナよりも高いゲインを有するため、アンテナ素子41よりも八木アンテナ43はアンテナ素子41から導波素子34の方向(すなわち、トップ方向)に向けて高いゲインを有する。そのため、複数のアンテナ素子41を含むアレイアンテナであるミリ波用アンテナ4よりも、複数の八木アンテナ43を含むアレイアンテナであるミリ波用八木アレイアンテナ44の方がトップ方向に高いゲインを有する。
<比較例>
実施形態の効果を検証するため、比較例について説明する。図6は、第1比較例を説明する図である。第1比較例に係るアンテナ装置1aは、LTE用アンテナ3の長辺部分31がアンテナ素子41と干渉しないように短く形成されるとともにインダクタ5を有しない点で、実施形態に係るアンテナ装置1とは異なる。アンテナ装置1aのようにLTE用アンテナ3の長辺部分31を短く形成すると、LTE用アンテナ3の放射効率およびゲインが低下する。そのため、LTE用アンテナ3の性能を低下させる第1比較例の構成は好ましくないと考えられる。
図7は、第2比較例を説明する図である。第2比較例に係るアンテナ装置1bは、インダクタ5を有しない点で、実施形態に係るアンテナ装置1とは異なる。アンテナ装置1bでは、ミリ波用アンテナ4の放射方向を遮るようにLTE用アンテナ3が設けられる。図8は、第3比較例を説明する図である。第3比較例に係るアンテナ装置1cは、LTE用アンテナ3を有しない点で、実施形態に係るアンテナ装置1とは異なる。
<実施形態と比較例との比較>
図9は、実施形態、第2比較例および第3比較例それぞれによる放射パターンを比較する図である。図9は、周波数28GHzのミリ波を用いた比較の結果が例示される。図9を参照して第2比較例と第3比較例とを比較すると、第2比較例ではLTE用アンテナ3によってミリ波の電波が散乱されるため、第3比較例のゲインよりも第2比較例のゲインの方が低いことがわかる。また、第3比較例と実施形態とを比較すると、実施形態では八木アンテナ43複数備えるアレイアンテナであるミリ波用八木アレイアンテナ44を使用できるため、実施形態のゲインの方が第3比較例のゲインよりも高いことがわかる。すなわち、実施形態によれば、LTE用アンテナ3を導波素子として利用することで、LTE用アンテナ3を有しない第3比較例よりも高いゲインでミリ波による通信を行うことができる。
<実施形態の効果>
実施形態では、LTE用アンテナ3にインダクタ5を設ける。インダクタ5のインダクタンスが数nHに設定される。インダクタ5のインダクタンスがこのように設定されるため、LTEの通信においてはLTE用アンテナ3にインダクタ5が設けられていない状態と略等しくなるため、インダクタ5を設けることによるLTE用アンテナ3の性能劣化は抑制される。
一方、ミリ波帯域の通信においてはインダクタ5が設けられた部分が絶縁された状態と略等しくなるため、インダクタ5によって分割された複数の短い導体が導波素子34となり、導波素子34とアンテナ素子41とで複数の2素子の八木アンテナ43が形成される。本実施形態によれば、LTE用アンテナ3を導波素子として利用することで、高いゲインでミリ波帯域を用いた通信を行うことができる。
(実施例)
第1実施例では、実施形態に係るアンテナ装置1をスマートフォンに適用した場合の一例について説明する。図10は、第1実施例の一例を示す図である。図10はスマートフォン100が備えるプリント基板2を正面視した図である。図10では、背面側の構成は点線で示される。図10では、スマートフォン100の内部構成が例示される。スマートフォン100の筐体101内には、各種部品が実装されるプリント基板2が格納される。プリント基板2では、一方の面(図10に表れている面)に誘電体層21が設けられ、誘電体層21上に各種部品を接続する配線パターンが形成される。配線パターンは、例えば、銅(Cu)によって形成される。
実施形態と同様に、プリント基板2の左上端部にはLTE用アンテナ3が接続される。
LTE用アンテナ3は、誘電体層21上への配線パターンの印刷によって形成される。LTE用アンテナ3が形成されるプリント基板は、硬質なリジッド基板に限定されず、屈曲可能なフレキシブル基板であってもよい。
ミリ波用アンテナ4aのアンテナ素子41aは、誘電体層21およびプリント基板2の背面に形成されるグランドパターンの印刷によって形成される。プリント基板2の正面側の面において、給電回路から延びる給電線路23が直角に曲がることで、アンテナ素子41aの放射方向と直交する方向に長手方向を有する導体である第1部分41a1が形成される。また、プリント基板2の背面側の面においては、グランドパターンによってアンテナ素子41aの放射方向と直交する方向に長手方向を有する導体である第2部分41a2が形成される。第1部分41a1と第2部分41a2によって、ダイポールアンテナであるアンテナ素子41aを形成することができる。
給電線路23をプリント基板2の一方の面、グランドパターンをプリント基板2の他方の面に形成することで、給電線路23はアンテナにならずに信号の伝送に使用できるとともに、第1部分41a1と第2部分41a2をアンテナとして使用することができる。なお、スマートフォン100は4素子のミリ波用アンテナ4aを備えるが、スマートフォン100が備えるミリ波用アンテナ4aは4素子以外であってもよい。例えば、2素子以上のミリ波用アンテナ4aを備えることで、スマートフォン100はビームフォーミングを実現できる。また、ビームフォーミングを実行しない場合、スマートフォン100は、1素子のミリ波用アンテナ4aを備えてもよい。第1部分41a1は、「第1部分」の一例である。第2部分41a2は「第2部分」の一例である。
ダイポールアンテナでは、給電点近傍の不平衡により漏洩電流が生じる虞がある。このような漏洩電流を抑制するには、例えば、バラン(平衡不平衡変換器)を採用することができる。図11は、実施例におけるテーパー型に形成されたバランの一例を示す図である。図11に例示されるバラン45は、給電線路23を挟み込むように形成される。このようなバラン45を設けることで、漏洩電流を抑制することができる。
また、漏洩電流を抑制するには、第1部分41a1への給電線路23と第2部分41a2へのグランドからの線路の経路差を、ミリ波の通信で使用する電波の波長をλとしてλ/2程度とする方法を採用することもできる。図12は、実施例におけるアンテナ素子の第1部分と第2部分において経路差を設ける構成の一例を示す図である。図12では、矩形領域R2が示す部分において、経路を屈曲させてバイパス部分を設けている。矩形領域R2が示すバイパス部分は、略λ/2の長さとなっている。このような構成を採用しても、漏洩電流を抑制することができる。
(給電回路)
図13は、実施例における給電回路の一例を示す模式的に図である。図13では、アンテナ素子41、切替器61、アンプ62、63、位相シフタ64、65、受信信号合成回路66、送信信号分配回路67が例示される。切替器61は、例えば、時分割で送受信を切り替える。アンプ62は受信信号を増幅し、アンプ63は送信信号を増幅する。位相シフタ64は受信信号の位相を制御し、位相シフタ65は送信信号の位相を制御する。受信信号合成回路66は、複数のアンテナ素子41が受信した信号を合成する。送信信号分配回路67は、送信する信号を複数のアンテナ素子41に対して分配する。このような構成によって、アンテナ素子41に対して給電を行うとともに、アンテナ素子41による電波の送受信が可能でとなる。なお、図13では、切替器61によって送受信を切り替えることで、同一のアンテナ素子41を送信および受信の双方で使用したが、送信用のアンテナ素子41と受信用のアンテナ素子41とをそれぞれ設けてもよい。
<変形例>
実施形態では、インダクタ5を配置することでLTE用アンテナ3の長辺部分31を複数の短い導体に分割し、分割した導体を導波素子34として用いた。しかしながら、インダクタ5を配置する箇所によっては、導波素子34の近傍に導波素子34と同等以上の長さを有する導体が存在することになり、所望のゲインが得られないことがある。
図14は所望のゲインが得られないインダクタの配置の一例を示す図であり、図15は図14のようにインダクタを配置した場合におけるミリ波帯域での等価的な構成を示す図である。図14に例示されるアンテナ装置1cのようにインダクタ5を配置すると、図15に例示されるように、導波素子34の近傍に導波素子34と同等以上の長さを有する導体35が存在する。そのため、導波素子34に加えて導体35もミリ波帯域の電波に影響を及ぼすため、アンテナ装置1cではミリ波帯域による通信性能が劣化する虞がある。
図16は、ミリ波帯域による通信性能の劣化を抑制するインダクタの配置の一例を示す図である。図17は図16のようにインダクタを配置した場合におけるミリ波帯域での等価的な構成を示す図である。図16に例示されるアンテナ装置1dでは、導波素子34の近傍に導波素子34と同等以上の長さを有する導体が存在しないように、インダクタ5が配置される。すなわち、アンテナ装置1dでは、導波素子34と同等以上の導体が導波素子34の近傍に存在しないように、導波素子34間の導体を分断するようにインダクタ5が配置される。その結果、図17に例示するように、導波素子34の近傍に存在する導体35aは導波素子34よりも短くすることができるため、アンテナ装置1dではミリ波帯域による通信性能の劣化を抑制できる。なお、インダクタ5によって導波素子34をLTE用アンテナ3上に形成するのではなく、インダクタ5によってLTE用アンテナ3上に形成される短い導体の長さを短くすることで、ミリ波用アンテナ4のゲイン低下を抑制することもできる。
実施形態に係るアンテナ装置1は分岐を有しないLTE用アンテナ3を備えたが、LTE用アンテナは多バンドに対応する分岐型モノポールアンテナであってもよい。図18は、分岐型モノポールアンテナをLTE用アンテナに採用したアンテナ装置の構成を例示する図である。図18に例示されるように、分岐型モノポールアンテナであるLTE用アンテナ3aを有するアンテナ装置1eに対しても、実施形態に開示の技術を適用することができる。
実施形態に係るアンテナ装置1のミリ波用八木アレイアンテナ44は、2素子の八木アンテナ43を有するが、ミリ波用アンテナは3素子以上の八木アンテナを有してもよい。図19は、3素子の八木アンテナを有するアンテナ装置の一例を示す図である。図19に例示されるアンテナ装置1fは、LTE用アンテナ3の放射方向にさらにLTE用アンテナ3bを備える。アンテナ装置1fでは、LTE用アンテナ3bにインダクタ5を配置することで、導波素子34aを形成する。導波素子34aは、導波素子34よりも短く形成される。このような構成を有することで、アンテナ素子41、導波素子34および導波素子34aにより、3素子の八木アンテナを形成することができる。アンテナ装置1fは、導波素子34aを追加して3素子の八木アンテナを備えることで、2素子の八木アンテナよりも高いゲインを得ることができる。また、4素子以上の八木アンテナも同様の手法により形成することができる。LTE用アンテナ3bは、「第3のアンテナ素子」の一例である。
アンテナ装置1fでは、LTE用アンテナ3およびLTE用アンテナ3bのいずれも給電点33から給電されるアンテナであったが、図20に例示されるアンテナ装置1gのように、導波素子を形成するLTE用アンテナは無給電アンテナであってもよい。図20では、無給電のLTE用アンテナとして、LTE用アンテナ3cが例示され、LTE用アン
テナ3cは、給電点33を有さずに調整用チップ33aによってプリント基板2と接続される。
図21は、プリント基板のトップ側に加えて側方にもアンテナ装置を備えるスマートフォンの一例を示す図である。スマートフォン100aは、側方にもアンテナ装置を設けることで、例えば、側方を上に向けてスマートフォン100が使用される場合でも、スマートフォン100は、側方に備えるアンテナ装置を用いることで効率的に通信を行うことができる。
図22は、スマートフォンの厚み方向に複数のアンテナ装置を実装する構成の一例を示す図である。図22はスマートフォン100bの筐体を開いた状態で側面視した図である。スマートフォン100bは、スマートフォン100bの各種部品が搭載される基板102の正面側と背面側のそれぞれにアンテナ装置1が接続される。アンテナ装置1は、互いに、ミリ波の通信で使用する電波の波長をλとしてλ/2程度離れて配置される。基板102とアンテナ装置1とは、LTE用給電バネ102aとミリ波用同軸ケーブル102bによって接続される。アンテナ装置1のLTE用アンテナ3には、LTE用給電バネ102aを介した給電が行われる。アンテナ装置1のミリ波用アンテナ4には、ミリ波用同軸ケーブル102bを介した給電が行われる。このような構成を採用するスマートフォン100bは、装置の厚み方向にアンテナ装置1を並べることで、厚み方向の指向性をカバーすることができる。なお、スマートフォン100bは、複数のアンテナ装置1を有することで、複数のLTE用アンテナ3および複数のミリ波用アンテナ4を備える。ここで、複数のLTE用アンテナ3のそれぞれが同一の周波数の電波による通信を行ってもよいし、それぞれ異なる周波数の電波で通信を行うようにしてもよい。また、複数のミリ波用アンテナ4のそれぞれが同一の周波数の電波による通信を行ってもよいし、それぞれ異なる周波数の電波で通信を行ってもよい。
以上で開示した実施形態や変形例はそれぞれ組み合わせる事ができる。
1、1a、1c、1d、1e、1f、1g・・・アンテナ装置
2・・・プリント基板
2a・・・エッジ面
3、3a・・・LTE用アンテナ
4・・・ミリ波用アンテナ
5・・・インダクタ
21・・・誘電体層
22・・・グランド層
23・・・給電線路
31・・・長辺部分
32・・・短辺部分
33、42・・・給電点
33a・・・調整用チップ
34、34a・・・導波素子
35、35a・・・導体
41・・・アンテナ素子
43・・・八木アンテナ
44・・・ミリ波用八木アレイアンテナ
45・・・バラン
61・・・切替器
62、63・・・アンプ
64、65・・・位相シフタ
66・・・受信信号合成回路
67・・・送信信号分配回路
100・・・スマートフォン
101・・・筐体
800・・・ユーザ

Claims (8)

  1. 第1の周波数の電波での無線通信に用いる第1のアンテナ素子と、
    前記第1のアンテナ素子の放射方向に設けられる棒状に形成されたアンテナ素子であって、第2の周波数の電波での無線通信に用いる第2のアンテナ素子と、を備え、
    前記第2のアンテナ素子は長手方向に沿って複数のインダクタが設けられており、
    複数の前記インダクタのそれぞれは、前記第1の周波数に対しては絶縁体となり、前記第2の周波数に対しては導体となる範囲のインダクタンスを有する、
    アンテナ装置。
  2. 前記第2のアンテナ素子において、前記インダクタによって区切られた領域の少なくとも一部が前記第1のアンテナに対する導波素子となる、
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 第3の周波数の電波での無線通信に用いる棒状に形成された第3のアンテナ素子を前記第2のアンテナ素子よりも前記第1のアンテナ素子の放射方向に離れた位置に備え、
    前記第3のアンテナ素子は長手方向に沿って複数の第2のインダクタが設けられており、
    前記第2のインダクタのそれぞれは、前記第1の周波数に対しては絶縁体となり、前記第3の周波数に対しては導体となる範囲のインダクタンスを有する、
    請求項1または2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1のアンテナ素子が、ダイポールアンテナである、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記第1のアンテナ素子は、テーパー形状に形成されたバランを有する、
    請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1のアンテナ素子は、前記ダイポールアンテナに給電する給電点を境として長手方向に第1部分と第2部分とに分かれ、前記第1部分に給電する第1経路と前記第2部分をグランドに接続する第2経路との経路差が、前記第1の周波数の電波の波長の1/2の長さである、
    請求項4に記載のアンテナ装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のアンテナ装置を備える、
    無線端末。
  8. 請求項1から6のいずれか一項に記載のアンテナ装置を自装置の厚み方向に複数並べて備える、
    無線端末。
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