JPWO2020075558A1 - ボールジョイント及びダストカバー - Google Patents

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Abstract

ダストカバーの配置スペースが小さくても、安定したシール機能を発揮することのできるボールジョイント及びダストカバーを提供する。ダストカバー100は、変形可能な胴体部110と、胴体部110の一端側に設けられ、ソケット200に固定される被固定部120と、胴体部110の他端側に設けられるシール部130と、を備え、シール部130は、球形部側フランジ部と反対側フランジ部との間に挟み込まれた状態で、これらに対して摺動自在に備えられるメインシール部を有すると共に、外力を受けていない状態におけるダストカバー100の中心軸線が伸びる方向を中心軸線方向とした場合に、外力を受けていない状態における前記メインシール部の前記中心軸線方向の最大長さは、前記球形部側フランジ部と反対側フランジ部との対向面間の距離よりも長いことを特徴とする。

Description

本発明は、車両などに備えられるボールジョイント及びダストカバーに関する。
従来、車両などの各種装置に備えられるボールジョイントにおいては、ジョイント部への水やダストなどの侵入を防止し、かつジョイント部からのグリースの流出を防止するためにダストカバーが用いられている。このようなダストカバーにおいては、安定したシール機能を発揮させるために、ボールジョイントを構成するソケットに対してボールスタッドが揺動する際に、ダストカバーにおける胴体部が追随するように変形し、かつ、シール部分に隙間が生じないことが求められる。
しかしながら、近年、ソケットに対するボールスタッドの揺動角度の増大化に加えて、装置の小型化によりダストカバーの配置スペースが狭くなる場合があり、従来構造では、上記のような要求に答えるのが難しい。
特開2012−1028404号公報 実開平7−10543号公報
本発明の目的は、ダストカバーの配置スペースが狭くても、安定したシール機能を発揮することのできるボールジョイント及びダストカバーを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明のボールジョイントは、
軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、前記球形部の軸受を有し、前記ボールスタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、前記軸部における前記球形部とは反対側に結合される結合部材と、を有するボールジョイント本体と、
前記ボールジョイント本体に取り付けられるダストカバーと、
を備えるボールジョイントであって、
前記軸部には、前記球形部側に設けられる球形部側フランジ部と、該球形部側フランジ部を介して前記球形部側とは反対側に設けられる反対側フランジ部と、が設けられると共に、
前記ダストカバーは、
変形可能な胴体部と、
該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに固定される被固定部と、
該胴体部の他端側に設けられるシール部と、
を備え、
前記シール部は、前記球形部側フランジ部と反対側フランジ部との間に挟み込まれた状態で、これらに対して摺動自在に備えられるメインシール部を有すると共に、
外力を受けていない状態におけるダストカバーの中心軸線が伸びる方向を中心軸線方向とした場合に、外力を受けていない状態における前記メインシール部の前記中心軸線方向の最大長さは、前記球形部側フランジ部と反対側フランジ部との対向面間の距離よりも長いことを特徴とする。
また、本発明のダストカバーは、
軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、前記球形部の軸受を有し、前記ボールスタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、前記軸部における前記球形部とは反対側に結合される結合部材と、を有し、かつ、前記軸部には、前記球形部側に設けられる球形部側フランジ部と、該球形部側フランジ部を介して前記球形部側とは反対側に設けられる反対側フランジ部と、が設けられているボールジョイント本体に取り付けられるダストカバーであって、
変形可能な胴体部と、
該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに固定される被固定部と、
該胴体部の他端側に設けられるシール部と、
を備え、
前記シール部は、前記球形部側フランジ部と反対側フランジ部との間に挟み込まれた状態で、これらに対して摺動自在に備えられるメインシール部を有すると共に、
外力を受けていない状態におけるダストカバーの中心軸線が伸びる方向を中心軸線方向とした場合に、外力を受けていない状態における前記メインシール部の前記中心軸線方向の最大長さは、前記球形部側フランジ部と反対側フランジ部との対向面間の距離よりも長いことを特徴とする。
これらの発明によれば、ダストカバーにおけるメインシール部は、ボールスタッドの軸部に設けられた球形部側フランジ部と反対側フランジ部によって挟み込まれた状態となるため、メインシール部が密着する部分のスペースが狭くてもシール性が維持される。
前記メインシール部は、
径方向内側に向かって突出し、前記軸部の外周面に摺動自在に接触する一対の内周面側シール突起と、
前記反対側フランジ部に向かって突出し、該反対側フランジ部の端面に摺動自在に接触する端面側シール突起と、
を備えるとよい。
これにより、内周面側シール突起と軸部の外周面との間、及び端面側シール突起と反対側フランジ部の端面との間の双方でシール性が発揮される。また、上記の通り、メインシール部は、ボールスタッドの軸部に設けられた球形部側フランジ部と反対側フランジ部によって挟み込まれた状態となるため、内周面側シール突起が軸部の外周面から離れてしまうことが抑制され、かつ、端面側シール突起が反対側フランジ部の端面から離れてしまうことが抑制される。更に、内周面側シール突起は、一対設けられる構成が採用されている。これにより、これら一対の内周面側シール突起の間には空間が形成されるため、メインシール部が球形部側フランジ部と反対側フランジ部によって挟み込まれた状態となっても、内周面側シール突起は上記空間に逃げるように変形することができる。従って、メインシール部が異常に変形してしまうことに起因するシール性の低下を抑制することができる。
前記シール部の外周面に、環状凹部が設けられているとよい。
これにより、ソケットに対してボールスタッドが揺動することに伴って、胴体部の外周面側の部分と、シール部の外周面とが近付くように、ダストカバーが変形しても、環状凹部によって、ダストカバーが異常に変形してしまうことを抑制することができる。
前記シール部においては、前記メインシール部と胴体部との間に、外力を受けていない状態で、その内径が前記球形部側フランジ部の外径よりも小さく構成されることで、該球形部側フランジ部の外周面に摺動自在に接触する接触部が設けられているとよい。
これにより、より安定的にシール性を発揮させることができる。
なお、上記各構成は、可能な限り組み合わせて採用し得る。
以上説明したように、本発明によれば、ダストカバーの配置スペースが狭くても、安定したシール機能を発揮することができる。
図1は本発明の実施例に係るボールジョイントの模式的断面図である。 図2は本発明の実施例に係るボールジョイントの一部拡大断面図である。 図3は本発明の実施例に係るダストカバーの模式的断面図である。 図4は本発明の実施例に係るダストカバーの一部拡大断面図である。 図5は本発明の実施例に係るボールスタッドの正面図である。 図6は本発明の実施例に係るボールスタッドの一部拡大図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例)
図1〜図6を参照して、本発明の実施例に係るボールジョイント及びダストカバーについて説明する。本実施例に係るボールジョイントは、車両などの各種装置に備えられる。なお、以下の説明において、外力を受けていない状態におけるダストカバーの中心軸線が伸びる方向を「中心軸線方向」と称する。
<ボールジョイント>
図1及び図2を参照して、本実施例に係るボールジョイント全体の構成等について説明する。図1は本発明の実施例に係るボールジョイントの模式的断面図である。なお、図1においては、ボールジョイントに備えられるボールスタッドの軸部の中心軸線を含む面でダストカバー等を切断した断面図を示している。図2は本発明の実施例に係るボールジョイントの一部拡大断面図であり、ダストカバーにおけるシール部付近を拡大した断面図である。
本実施例に係るボールジョイント10は、ボールジョイント本体と、このボールジョイント本体に取り付けられるダストカバー100とを備えている。ボールジョイント本体は、ボールスタッド300と、ボールスタッド300を回転かつ揺動自在に支持するソケット200と、ボールスタッド300の軸部310と結合する結合部材としてのナックル400とを備えている。ダストカバー100は、ゴムなどの弾性体により構成される。
ボールスタッド300は、軸部310の一端に球形部320を有している。ソケット200は、環状のケース210と、ケース210の底側に固定される底板220と、球形部320の軸受230とを備えている。軸受230は、球形部320の曲率半径と同径の球形状の面で構成された軸受面231を有している。ナックル400は、軸部310における球形部320とは反対側において、ナット500によって、軸部310と結合されている。
そして、本実施例に係るボールジョイント10においては、ジョイント部への水やダストなどの侵入を防止し、かつジョイント部からのグリースの流出を防止するために、ダストカバー100が備えられている。
<ダストカバー>
特に、図3及び図4を参照して、本実施例に係るダストカバー100について説明する。図3は本発明の実施例に係るダストカバー100の模式的断面図である。図3においては、ダストカバー100に外力が作用していない状態を示している。また、ダストカバー100に外力が作用していない状態においては、ダストカバー100は回転対称形状である。図3においては、ダストカバー100に外力が作用していない状態において、ダストカバー100の中心軸線を含む面でダストカバー100を切断した断面図を示している。図4は本発明の実施例に係るダストカバー100の一部拡大断面図であり、シール部付近を拡大した断面図である。
ダストカバー100は、変形可能な膜状の胴体部110と、胴体部110の一端側に設けられ、ソケット200に固定される被固定部120と、胴体部110の他端側に設けられるシール部130とを備えている。胴体部110は、中央が外側に膨らむように構成されている。また、被固定部120の外周面側には、環状の取付溝121が設けられている。この取付溝121に、締付具600が取り付けられることによって、被固定部120はソケット200のケース210の先端に形成された環状の切欠211に固定される(図1参照)。
シール部130は、内周面側に設けられるメインシール部131と、外周面側に設けられるダストリップ部132と、外周面側において、ダストリップ部132の根元付近に設けられる環状凹部133と、メインシール部131と胴体部110との間に設けられる接触部134とを備えている。また、メインシール部131は、径方向内側に向かって突出する一対の環状の内周面側シール突起131a,131bと、端面側に設けられる環状の端面側シール突起131dとを備えている。なお、一対の内周面側シール突起131a,131bの間には環状溝131cが形成されている。
<ボールスタッド>
特に、図5及び図6を参照して、本実施例に係るボールスタッド300について説明する。図5は本発明の実施例に係るボールスタッド300の正面図である。図6は本発明の実施例に係るボールスタッド300の一部拡大図である。
ボールスタッド300は、軸部310と、軸部310の一端に設けられる球形部320とを備えている。また、軸部310の他端部330の外周面には、オネジ部331が形成されている。このオネジ部331に上記のナット500が締結される。そして、軸部310には、球形部320側に設けられる第1フランジ部(球形部側フランジ部)311と、この第1フランジ部311を介して球形部320側とは反対側に設けられる第2フランジ部312及び第3フランジ部(反対側フランジ部)313が設けられている。なお、第2フランジ部312と第3フランジ部313は隣接するように設けられており、これらによって、後者の方が、外径が小さくなる段差付きのフランジ部を構成している。また、軸部310のうち、第1フランジ部311と第3フランジ部313との間の部分が、ダストカバー100におけるメインシール部131が摺動するシール面314としての役割を担っている。
<ダストカバーのシール部とボールスタッドとの関係>
特に、図1,図2,図4及び図6を参照して、本実施例に係るダストカバー100のシール部130と、ボールスタッド300との関係について説明する。ボールジョイント本体にダストカバー100が取り付けられた状態においては、メインシール部131は、ボールスタッド300の軸部310に設けられた第1フランジ部311と第3フランジ部313との間に挟み込まれた状態で、これらに対して摺動自在に備えられる。より具体的には、メインシール部131において、径方向内側に向かって突出するように設けられた一対の内周面側シール突起131a,131bが、軸部310の外周面(シール面314の部分)に摺動自在に接触する。また、メインシール部131において、第3フランジ部313に向かって突出するように設けられた端面側シール突起131dが、第3フランジ部313の端面に摺動自在に接触する。また、シール部130におけるダストリップ部132は、第3フランジ部313の外周面に摺動自在に接触する。更に、シール部130における接触部134が、第1フランジ部311の外周面に摺動自在に接触する。
ここで、外力を受けていない状態におけるメインシール部131の中心軸線方向の最大長さをH1とする(図4参照)。また、第1フランジ部311(球形部側フランジ部)と第3フランジ部313(反対側フランジ部)との対向面間の距離をH2とする(図6参照)。すると、H1>H2を満たすように設定されている。従って、メインシール部131は、第1フランジ部311と第3フランジ部313とにより圧縮されるため、より確実に、これらによって挟み込まれた状態となる。
そして、シール部130が外力を受けていない状態における接触部134の内径をD1とする(図4参照)。また、第1フランジ部311(球形部側フランジ部)の外径をD2とする(図6参照)。すると、D1<D2を満たすように設定されている。従って、接触部134は、第1フランジ部311の外周面に対して、締め代を有する状態で、摺動自在に接触する。
以上のように構成されるダストカバー100においては、ソケット200に対してボールスタッド300が揺動する(図1中、矢印P参照)と、胴体部110が変形する。また、ソケット200に対してボールスタッド300が回転する(図1中、矢印Q参照)と、シール部130はボールスタッド300の軸部310等に対して摺動する。これにより、ソケット200に対してボールスタッド300が揺動しても回転しても、ダストカバー100によりシール機能が発揮される。
<本実施例に係るボールジョイント及びダストカバーの優れた点>
本実施例によれば、ダストカバー100におけるメインシール部131は、ボールスタッド300の軸部310に設けられた第1フランジ部311と第3フランジ部313によって挟み込まれた状態となる。そのため、メインシール部131が密着する部分のスペースが狭くてもシール性が維持される。
また、本実施例に係るメインシール部131は、一対の内周面側シール突起131a,131bと、端面側シール突起131dとを備えている。これにより、内周面側シール突起131a,131bと軸部310の外周面との間、及び端面側シール突起131dと第3フランジ部313の端面との間の双方でシール性が発揮される。また、メインシール部131は、第1フランジ部311と第3フランジ部313によって挟み込まれた状態となるため、内周面側シール突起131a,131bが軸部310の外周面から離れてしまうことが抑制され、かつ、端面側シール突起131dが第3フランジ部313の端面から離れてしまうことが抑制される。
また、内周面側シール突起131a,131bは、一対設けられる構成が採用されている。これにより、これら一対の内周面側シール突起131a,131bの間には空間(環状溝131cの溝内の空間)が形成されるため、メインシール部131が第1フランジ部311と第3フランジ部313によって挟み込まれた状態となっても、内周面側シール突起131a,131bは上記空間に逃げるように変形することができる。従って、メインシール部131が異常に変形してしまうことに起因するシール性の低下を抑制することができる。
また、シール部130の外周面には、環状凹部133が設けられている。これにより、ソケット200に対してボールスタッド300が揺動することに伴って、胴体部110の外周面側の部分と、シール部130の外周面とが近付くように、ダストカバー100が変形しても、環状凹部133によって、ダストカバー100が異常に変形してしまうことを抑制することができる。
更に、本実施例に係るシール部130においては、第1フランジ部311の外周面に摺動自在に接触する接触部134が設けられている。これにより、より安定的にシール性を発揮させることができる。
以上のように、本実施例に係るボールジョイント10及びダストカバー100によれば、ダストカバー100の配置スペースが狭くても、安定したシール機能を発揮することができる。
10 ボールジョイント
100 ダストカバー
110 胴体部
120 被固定部
121 取付溝
130 シール部
131 メインシール部
131a,131b 内周面側シール突起
131c 環状溝
131d 端面側シール突起
132 ダストリップ部
133 環状凹部
134 接触部
200 ソケット
210 ケース
211 切欠
220 底板
230 軸受
231 軸受面
300 ボールスタッド
310 軸部
311 第1フランジ部(球形部側フランジ部)
312 第2フランジ部
313 第3フランジ部(反対側フランジ部)
314 シール面
320 球形部
330 他端部
331 オネジ部
400 ナックル
500 ナット
600 締付具

Claims (8)

  1. 軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、前記球形部の軸受を有し、前記ボールスタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、前記軸部における前記球形部とは反対側に結合される結合部材と、を有するボールジョイント本体と、
    前記ボールジョイント本体に取り付けられるダストカバーと、
    を備えるボールジョイントであって、
    前記軸部には、前記球形部側に設けられる球形部側フランジ部と、該球形部側フランジ部を介して前記球形部側とは反対側に設けられる反対側フランジ部と、が設けられると共に、
    前記ダストカバーは、
    変形可能な胴体部と、
    該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに固定される被固定部と、
    該胴体部の他端側に設けられるシール部と、
    を備え、
    前記シール部は、前記球形部側フランジ部と反対側フランジ部との間に挟み込まれた状態で、これらに対して摺動自在に備えられるメインシール部を有すると共に、
    外力を受けていない状態におけるダストカバーの中心軸線が伸びる方向を中心軸線方向とした場合に、外力を受けていない状態における前記メインシール部の前記中心軸線方向の最大長さは、前記球形部側フランジ部と反対側フランジ部との対向面間の距離よりも長いことを特徴とするボールジョイント。
  2. 前記メインシール部は、
    径方向内側に向かって突出し、前記軸部の外周面に摺動自在に接触する一対の内周面側シール突起と、
    前記反対側フランジ部に向かって突出し、該反対側フランジ部の端面に摺動自在に接触する端面側シール突起と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のボールジョイント。
  3. 前記シール部の外周面に、環状凹部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のボールジョイント。
  4. 前記シール部においては、前記メインシール部と胴体部との間に、外力を受けていない状態で、その内径が前記球形部側フランジ部の外径よりも小さく構成されることで、該球形部側フランジ部の外周面に摺動自在に接触する接触部が設けられていることを特徴とする請求項1,2または3に記載のボールジョイント。
  5. 軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、前記球形部の軸受を有し、前記ボールスタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、前記軸部における前記球形部とは反対側に結合される結合部材と、を有し、かつ、前記軸部には、前記球形部側に設けられる球形部側フランジ部と、該球形部側フランジ部を介して前記球形部側とは反対側に設けられる反対側フランジ部と、が設けられているボールジョイント本体に取り付けられるダストカバーであって、
    変形可能な胴体部と、
    該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに固定される被固定部と、
    該胴体部の他端側に設けられるシール部と、
    を備え、
    前記シール部は、前記球形部側フランジ部と反対側フランジ部との間に挟み込まれた状態で、これらに対して摺動自在に備えられるメインシール部を有すると共に、
    外力を受けていない状態におけるダストカバーの中心軸線が伸びる方向を中心軸線方向とした場合に、外力を受けていない状態における前記メインシール部の前記中心軸線方向の最大長さは、前記球形部側フランジ部と反対側フランジ部との対向面間の距離よりも長いことを特徴とするダストカバー。
  6. 前記メインシール部は、
    径方向内側に向かって突出し、前記軸部の外周面に摺動自在に接触する一対の内周面側シール突起と、
    前記反対側フランジ部に向かって突出し、該反対側フランジ部の端面に摺動自在に接触する端面側シール突起と、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載のダストカバー。
  7. 前記シール部の外周面に、環状凹部が設けられていることを特徴とする請求項5または6に記載のダストカバー。
  8. 前記シール部においては、前記メインシール部と胴体部との間に、外力を受けていない状態で、その内径が前記球形部側フランジ部の外径よりも小さく構成されることで、該球形部側フランジ部の外周面に摺動自在に接触する接触部が設けられていることを特徴とする請求項5,6または7に記載のダストカバー。
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