JPWO2020075558A1 - ボールジョイント及びダストカバー - Google Patents
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Abstract
Description
軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、前記球形部の軸受を有し、前記ボールスタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、前記軸部における前記球形部とは反対側に結合される結合部材と、を有するボールジョイント本体と、
前記ボールジョイント本体に取り付けられるダストカバーと、
を備えるボールジョイントであって、
前記軸部には、前記球形部側に設けられる球形部側フランジ部と、該球形部側フランジ部を介して前記球形部側とは反対側に設けられる反対側フランジ部と、が設けられると共に、
前記ダストカバーは、
変形可能な胴体部と、
該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに固定される被固定部と、
該胴体部の他端側に設けられるシール部と、
を備え、
前記シール部は、前記球形部側フランジ部と反対側フランジ部との間に挟み込まれた状態で、これらに対して摺動自在に備えられるメインシール部を有すると共に、
外力を受けていない状態におけるダストカバーの中心軸線が伸びる方向を中心軸線方向とした場合に、外力を受けていない状態における前記メインシール部の前記中心軸線方向の最大長さは、前記球形部側フランジ部と反対側フランジ部との対向面間の距離よりも長いことを特徴とする。
軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、前記球形部の軸受を有し、前記ボールスタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、前記軸部における前記球形部とは反対側に結合される結合部材と、を有し、かつ、前記軸部には、前記球形部側に設けられる球形部側フランジ部と、該球形部側フランジ部を介して前記球形部側とは反対側に設けられる反対側フランジ部と、が設けられているボールジョイント本体に取り付けられるダストカバーであって、
変形可能な胴体部と、
該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに固定される被固定部と、
該胴体部の他端側に設けられるシール部と、
を備え、
前記シール部は、前記球形部側フランジ部と反対側フランジ部との間に挟み込まれた状態で、これらに対して摺動自在に備えられるメインシール部を有すると共に、
外力を受けていない状態におけるダストカバーの中心軸線が伸びる方向を中心軸線方向とした場合に、外力を受けていない状態における前記メインシール部の前記中心軸線方向の最大長さは、前記球形部側フランジ部と反対側フランジ部との対向面間の距離よりも長いことを特徴とする。
径方向内側に向かって突出し、前記軸部の外周面に摺動自在に接触する一対の内周面側シール突起と、
前記反対側フランジ部に向かって突出し、該反対側フランジ部の端面に摺動自在に接触する端面側シール突起と、
を備えるとよい。
図1〜図6を参照して、本発明の実施例に係るボールジョイント及びダストカバーについて説明する。本実施例に係るボールジョイントは、車両などの各種装置に備えられる。なお、以下の説明において、外力を受けていない状態におけるダストカバーの中心軸線が伸びる方向を「中心軸線方向」と称する。
図1及び図2を参照して、本実施例に係るボールジョイント全体の構成等について説明する。図1は本発明の実施例に係るボールジョイントの模式的断面図である。なお、図1においては、ボールジョイントに備えられるボールスタッドの軸部の中心軸線を含む面でダストカバー等を切断した断面図を示している。図2は本発明の実施例に係るボールジョイントの一部拡大断面図であり、ダストカバーにおけるシール部付近を拡大した断面図である。
特に、図3及び図4を参照して、本実施例に係るダストカバー100について説明する。図3は本発明の実施例に係るダストカバー100の模式的断面図である。図3においては、ダストカバー100に外力が作用していない状態を示している。また、ダストカバー100に外力が作用していない状態においては、ダストカバー100は回転対称形状である。図3においては、ダストカバー100に外力が作用していない状態において、ダストカバー100の中心軸線を含む面でダストカバー100を切断した断面図を示している。図4は本発明の実施例に係るダストカバー100の一部拡大断面図であり、シール部付近を拡大した断面図である。
特に、図5及び図6を参照して、本実施例に係るボールスタッド300について説明する。図5は本発明の実施例に係るボールスタッド300の正面図である。図6は本発明の実施例に係るボールスタッド300の一部拡大図である。
特に、図1,図2,図4及び図6を参照して、本実施例に係るダストカバー100のシール部130と、ボールスタッド300との関係について説明する。ボールジョイント本体にダストカバー100が取り付けられた状態においては、メインシール部131は、ボールスタッド300の軸部310に設けられた第1フランジ部311と第3フランジ部313との間に挟み込まれた状態で、これらに対して摺動自在に備えられる。より具体的には、メインシール部131において、径方向内側に向かって突出するように設けられた一対の内周面側シール突起131a,131bが、軸部310の外周面(シール面314の部分)に摺動自在に接触する。また、メインシール部131において、第3フランジ部313に向かって突出するように設けられた端面側シール突起131dが、第3フランジ部313の端面に摺動自在に接触する。また、シール部130におけるダストリップ部132は、第3フランジ部313の外周面に摺動自在に接触する。更に、シール部130における接触部134が、第1フランジ部311の外周面に摺動自在に接触する。
本実施例によれば、ダストカバー100におけるメインシール部131は、ボールスタッド300の軸部310に設けられた第1フランジ部311と第3フランジ部313によって挟み込まれた状態となる。そのため、メインシール部131が密着する部分のスペースが狭くてもシール性が維持される。
100 ダストカバー
110 胴体部
120 被固定部
121 取付溝
130 シール部
131 メインシール部
131a,131b 内周面側シール突起
131c 環状溝
131d 端面側シール突起
132 ダストリップ部
133 環状凹部
134 接触部
200 ソケット
210 ケース
211 切欠
220 底板
230 軸受
231 軸受面
300 ボールスタッド
310 軸部
311 第1フランジ部(球形部側フランジ部)
312 第2フランジ部
313 第3フランジ部(反対側フランジ部)
314 シール面
320 球形部
330 他端部
331 オネジ部
400 ナックル
500 ナット
600 締付具
Claims (8)
- 軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、前記球形部の軸受を有し、前記ボールスタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、前記軸部における前記球形部とは反対側に結合される結合部材と、を有するボールジョイント本体と、
前記ボールジョイント本体に取り付けられるダストカバーと、
を備えるボールジョイントであって、
前記軸部には、前記球形部側に設けられる球形部側フランジ部と、該球形部側フランジ部を介して前記球形部側とは反対側に設けられる反対側フランジ部と、が設けられると共に、
前記ダストカバーは、
変形可能な胴体部と、
該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに固定される被固定部と、
該胴体部の他端側に設けられるシール部と、
を備え、
前記シール部は、前記球形部側フランジ部と反対側フランジ部との間に挟み込まれた状態で、これらに対して摺動自在に備えられるメインシール部を有すると共に、
外力を受けていない状態におけるダストカバーの中心軸線が伸びる方向を中心軸線方向とした場合に、外力を受けていない状態における前記メインシール部の前記中心軸線方向の最大長さは、前記球形部側フランジ部と反対側フランジ部との対向面間の距離よりも長いことを特徴とするボールジョイント。 - 前記メインシール部は、
径方向内側に向かって突出し、前記軸部の外周面に摺動自在に接触する一対の内周面側シール突起と、
前記反対側フランジ部に向かって突出し、該反対側フランジ部の端面に摺動自在に接触する端面側シール突起と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載のボールジョイント。 - 前記シール部の外周面に、環状凹部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のボールジョイント。
- 前記シール部においては、前記メインシール部と胴体部との間に、外力を受けていない状態で、その内径が前記球形部側フランジ部の外径よりも小さく構成されることで、該球形部側フランジ部の外周面に摺動自在に接触する接触部が設けられていることを特徴とする請求項1,2または3に記載のボールジョイント。
- 軸部の一端に球形部を有するボールスタッドと、前記球形部の軸受を有し、前記ボールスタッドを回転かつ揺動自在に支持するソケットと、前記軸部における前記球形部とは反対側に結合される結合部材と、を有し、かつ、前記軸部には、前記球形部側に設けられる球形部側フランジ部と、該球形部側フランジ部を介して前記球形部側とは反対側に設けられる反対側フランジ部と、が設けられているボールジョイント本体に取り付けられるダストカバーであって、
変形可能な胴体部と、
該胴体部の一端側に設けられ、前記ソケットに固定される被固定部と、
該胴体部の他端側に設けられるシール部と、
を備え、
前記シール部は、前記球形部側フランジ部と反対側フランジ部との間に挟み込まれた状態で、これらに対して摺動自在に備えられるメインシール部を有すると共に、
外力を受けていない状態におけるダストカバーの中心軸線が伸びる方向を中心軸線方向とした場合に、外力を受けていない状態における前記メインシール部の前記中心軸線方向の最大長さは、前記球形部側フランジ部と反対側フランジ部との対向面間の距離よりも長いことを特徴とするダストカバー。 - 前記メインシール部は、
径方向内側に向かって突出し、前記軸部の外周面に摺動自在に接触する一対の内周面側シール突起と、
前記反対側フランジ部に向かって突出し、該反対側フランジ部の端面に摺動自在に接触する端面側シール突起と、
を備えることを特徴とする請求項5に記載のダストカバー。 - 前記シール部の外周面に、環状凹部が設けられていることを特徴とする請求項5または6に記載のダストカバー。
- 前記シール部においては、前記メインシール部と胴体部との間に、外力を受けていない状態で、その内径が前記球形部側フランジ部の外径よりも小さく構成されることで、該球形部側フランジ部の外周面に摺動自在に接触する接触部が設けられていることを特徴とする請求項5,6または7に記載のダストカバー。
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