JPWO2020051555A5 - - Google Patents

Claims (20)

1. 標的ＲＮＡに結合すると、ミスマッチを含む二本鎖ＲＮＡを形成する、標的ＲＮＡに相補的な配列を含む遺伝子操作されたガイドＲＮＡをコードする核酸を含むベクターであって、二本鎖ＲＮＡが標的ＲＮＡを編集するＡＤＡＲ１またはＡＤＡＲ２をリクルートし、ここで、
   (a) 標的ＲＮＡに相補的な配列は、標的ＲＮＡに結合する際に構成され、標的ＲＮＡの相補的な塩基のミスマッチにより二次構造を形成し、
   (b)標的ＲＮＡの編集は、標的ＲＮＡによってコードされるポリペプチドの発現の減少をもたらし、または
   (c) (a) と (b) の任意の組み合わせ、および
   遺伝子操作されたガイドＲＮＡはＡＤＡＲリクルートドメインを持たない、ベクター。
2. Ｕ６プロモーターからなる単一のプロモーターをさらに含む、請求項１に記載のベクター。
3. Ｕ６プロモーターがヒトＵ６プロモーターまたはマウスＵ６プロモーターである、請求項２記載のベクター。
4. 標的ＲＮＡに相補的な配列がゆらぎ塩基を含む、請求項１に記載のベクター。
5. 標的ＲＮＡに相補的な配列が２つのゆらぎ塩基を含む、請求項４に記載のベクター。
6. 標的ＲＮＡに相補的な配列が、標的ＲＮＡに結合すると、標的ＲＮＡにおける相補的塩基のミスマッチにより二次構造を形成するように構成される、請求項１に記載のベクター。
7. 標的ＲＮＡの編集が、標的ＲＮＡによってコードされるポリペプチドの発現の増加をもたらす、請求項６に記載のベクター。
8. 標的ＲＮＡの編集が、標的ＲＮＡによってコードされるポリペプチドの発現の減少をもたらす、請求項１に記載のベクター。
9. １）標的ＲＮＡに相補的な配列は、標的ＲＮＡに結合する際に構成され、標的ＲＮＡ中の相補的塩基のミスマッチにより二次構造を形成し、および
   ２）標的ＲＮＡの編集は、標的ＲＮＡによってコードされるポリペプチドの発現の減少をもたらす、請求項１に記載のベクター。
10. 標的ＲＮＡに相補的な配列が約５０～約２００塩基対の長さである、請求項１に記載のベクター。
11. 標的ＲＮＡに相補的な配列が約１００～約２００塩基対の長さである、請求項１０に記載のベクター。
12. ベクターがウイルスベクターを含む、請求項１に記載のベクター。
13. ウイルスベクターがアデノ随伴ウイルス（ＡＡＶ）ベクターを含む、請求項１２に記載のベクター。
14. 遺伝子操作されたガイドＲＮＡが、標的ＲＮＡに相補的な第２の配列をさらに含む、請求項１記載のベクター。
15. 請求項１～１４のいずれか一項に記載のベクター、および薬学的に許容される賦形剤、希釈剤、または担体を含む、薬学的組成物。
16. 医薬組成物が単位用量形態である、請求項１５に記載の医薬組成物。
17. それを必要とする対象における疾患または状態の治療に使用するための、請求項１５に記載の医薬組成物。
18. 疾患または状態が、神経変性障害、筋肉障害、代謝障害、眼障害、およびそれらの任意の組み合わせからなる群より選択される、請求項１７記載の薬学的組成物。
19. 疾患または状態がアルツハイマー病である、請求項１７に記載の医薬組成物。
20. 対象がヒトである、請求項１７記載の薬学的組成物。