JPWO2020021664A1 - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

本発明を適用した回転電機は、ステータに相毎に設けられた複数のコイルと、相毎に設けられてコイルと接続され、それぞれが弾性を有する複数のバスバーと、複数のバスバーをそれぞれ変形させる溝状に形成された複数の挿入部を有するホルダと、を備える。

Description

本発明は、モータ、発電機等として用いられる回転電機に関する。
モータ、発電機等として用いられる回転電機では、コイルは相毎に設けられ、相毎に設けたコイルはそれぞれ対応するバスバーに接続される。相毎に用意されたバスバーは、ホルダに保持される。そのために、ホルダには、バスバーが挿入される溝状の挿入部がバスバー毎に形成されている。通常、各挿入部は、ロータのシャフトを囲むように、例えば同心円状に形成される(例えば、特許文献1参照)。
溝状の挿入部の断面形状、より具体的には、開口部の短手方向、及びバスバーの挿入方向を含む面で切断した場合の断面形状は、通常、全体的にU字型であり、1つの面が開口部となっている。そのため、バスバーは、開口部から挿入可能となっている。
特開2003−324883号公報
ホルダの製作上、挿入部の断面形状は、開口部が最も広く、開口部から奥側に行くほど、狭くなっている。そのため、挿入部に挿入したバスバーは、挿入部から抜けやすくなっている。バスバーが挿入部から抜けやすい場合、つまりバスバーがホルダに安定的に保持されない場合、回転電機の組立時には作業効率が阻害され、組立後にはメンテナンスの頻度を高くさせる。このことから、バスバーは、より安定的にホルダに保持させることが重要である。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたもので、その目的は、バスバーをより安定的にホルダに保持可能な回転電機を提供することにある。
本発明に係る回転電機は、ステータに相毎に設けられた複数のコイルと、相毎に設けられてコイルと接続され、それぞれが弾性を有する複数のバスバーと、複数のバスバーをそれぞれ変形させる溝状に形成された複数の挿入部を有するホルダと、を備える。
本発明によれば、回転電機内のバスバーをより安定的にホルダに保持させることができる。
本発明の実施の形態1に係る回転電機を示す半断面図である。 本発明の実施の形態1に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を模式的に示す正面図である。 本発明の実施の形態1に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を示すA−A線断面図である。 実施の形態1における格納溝とバスバーの径方向上の形状例を説明する図である。 実施の形態1における格納溝とバスバーの径方向上の形状の変形例を説明する図である。 本発明の実施の形態1に係る回転電機に搭載可能なホルダの他の例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を模式的に示す正面図である。 本発明の実施の形態2に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を示すA−A線断面図である。 実施の形態2における格納溝とバスバーの径方向上の形状例を説明する図である。 実施の形態2における格納溝とバスバーの径方向上の形状の変形例を説明する図である。 本発明の実施の形態3に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を模式的に示す正面図である。 本発明の実施の形態3に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を示すA−A線断面図である。 本発明の実施の形態4に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を模式的に示す正面図である。 本発明の実施の形態4に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を示すA−A線断面図である。 バスバーに設ける突出部の変形例を説明する図である。 本発明の実施の形態5に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を模式的に示す正面図である。
以下、本発明に係る回転電機の各実施の形態を、図を参照して説明する。ここでは、同じ、或いは対応する構成要素には同一の符号を付している。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る回転電機を示す半断面図である。本実施の形態1に係る回転電機100は、モータ、及び発電機のうちの少なくとも一方として用いられる機器である。この回転電機100は、図1に示すように、ステータ1と、ロータ2とを備えている。
ロータ2は、電気エネルギを運動エネルギに変換するか、或いは運動エネルギを電気エネルギに変換するための構造物である。このロータ2は、図1に示すように、シャフト21、ロータコア22、及び永久磁石23を備えている。
シャフト21は、運動エネルギの伝達に用いられる回転部品である。運動エネルギは、回転電機100が発生させたもの、及び外部で発生されたもののうちの少なくとも一方である。ロータコア22は、シャフト21の外側に取り付けられ、永久磁石23は、ロータコア22の外側に取り付けられている。ロータコア22には、複数の永久磁石23が取り付けられている。
ステータ1は、ロータ2を回転させるか、或いは回転するロータ2から電力を発生させるための構造物である。このステータ1には、図1に示すように、ステータコア11、フレーム12、ボビン13、コイル14、及び結線板ユニット15を備えている。
ボビン13は、ステータコア11に取り付けられ、コイル14は、ボビン13の回りに巻かれている。コイル14は、相毎に、1つ以上、存在する。結線板ユニット15は、各コイル14に電力を供給するか、或いはコイル14からの電力を出力するための構造物であり、回転電機100のフレーム12内の端部に設けられている。ボビン13を介してステータコア11に巻かれた各コイル14の端の部分は、各々シャフト21の軸方向に沿って配線され、結線板ユニット15に接続されている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を模式的に示す正面図であり、図3は、本発明の実施の形態1に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を示すA−A線断面図である。正面図は、図1に示す矢印Bの視点での図である。次に図2及び図3を参照し、結線板ユニット15について詳細に説明する。
図2では、交差する2本の一点鎖線を描いている。2本の一点鎖線が交差する点は、回転電機100の回転軸、つまりロータ2の回転軸に相当する。この回転軸は、シャフト21の中心か、或いは略中心と一致する。これは、他の図でも同様である。
結線板ユニット15は、図2及び図3に示すように、全体が環状の形状となっている。それにより、結線板ユニット15は、シャフト21を中心か、或いは略中心にして、回転電機100に取り付けるようになっている。その結線板ユニット15は、相毎に用意されたバスバー151a〜151d、及びホルダ152を備えている。
各バスバー151a〜151dは、矢印B方向から見て、切り欠き部を含む環状の形状であり、シャフト21の径方向上の幅、つまり外径、及び内径が異なっている。各バスバー151a〜151dは、対応付けられた相の各コイル14と接続される。本実施の形態1では、相は、U相、V相、W相、及びN相の4相となっている。
ホルダ152は、各バスバー151a〜151dの格納用であり、櫛歯状に計5つの壁部153a〜153eが設けられている。それにより、バスバー151a〜151dを格納のために挿入する挿入部である溝状の格納溝154a〜154dが、シャフト21の径方向上の異なる位置に形成されている。そのため、各バスバー151a〜151dは、格納溝154a〜154dによって、同心円状に格納される。
以降、便宜的に、特定のバスバーを指さないような場合、バスバーに付す符号として「151」を用いる。同様に、壁部の符号としては「153」、格納溝の符号としては「154」をそれぞれ用いる。また、特に断らない限り、径方向はシャフト21を想定したものとし、その径方向は、結線板ユニット15の径方向、つまり格納溝154が並ぶ方向と一致すると想定する。
各バスバー151は、平板状の導電性の弾性部材を環状にしたものである。各格納溝154の断面形状は、図3に示すように、全体的にはU字型であり、短手方向の1面が開口部となっている。各格納溝154の径方向上の幅は、図2及び図3に示すように、バスバー151の板厚よりも大きくなっている。そのため、各バスバー151は、開口部から各格納溝154に挿入できるようになっている。図3は、各格納溝154に挿入することで各バスバー151がホルダ152に格納された状態を示している。
図3では、各格納溝154の径方向上の幅を一定に描いている。しかし、ホルダ152の製作上の理由から、幅は開口部から奥側にいくほど小さくなっている。
図4は、実施の形態1における格納溝とバスバーの径方向上の形状例を説明する図である。ここで図4を参照し、格納溝154aとバスバー151aの径方向上の形状、及びその形状によって得られる効果について具体的に説明する。図4では、混乱を避けるために、格納溝154aとバスバー151aのみを示している。
図4に示すように、バスバー151aの径方向上の外側の面は、壁部153bの径方向上の内側の面と全体的に接している。これは、バスバー151aは、外側の面間の径方向上の幅が、壁部153bの内側の面間の径方向上の幅よりも大きくなるように、つまりバスバー151aの外径>格納溝154aの外径、となるように製作しているためである。以降、特に断らない限り、位置関係は、径方向を想定して表現する。
バスバー151a、壁部153bの各面間の幅をこのような関係とした場合、バスバー151aは、外側の面間の幅、つまり外径をより小さくさせて、格納溝154a内に挿入しなければならない。そのために、本実施の形態1では、各バスバー151は、上記のように、導電性の弾性部材を用いて製作し、切り欠き部1510を設けている。切り欠き部1510を設けることにより、バスバー151の径方向上の幅を変化させる変形がより容易となる。導電性の弾性部材としては、例えば銅合金を挙げることができる。
バスバー151aを格納溝154a内に挿入した後、バスバー151aに加えていた力を解除すると、バスバー151aは弾性によって広がる。しかし、広がる方向には、壁部153bが存在する。そのため、バスバー151aは、外側の面が壁部153bn内側の面に接するまでしか広がることができない。結果、図4に示すように、バスバー151aの弾性による変形は、外側の面が壁部153bの内側の面に接する状態で終了する。
図4に示すような状態のバスバー151aには、外側の面を壁部153bの内側の面に押し付ける弾性力が働く。バスバー151aと壁部153bとの間に働く摩擦力は、その弾性力に比例する。弾性力に応じた摩擦力を働かせることにより、格納溝154a内に挿入されたバスバー151aは、挿入された状態をより安定的に維持する。
このため、回転電機100の組立時には、格納溝154内に挿入したバスバー151が脱落するようなことが回避されるか、或いは抑制される。従って、作業者にとっては、バスバー151の脱落等によって同じ作業を繰り返さなくとも良くなるか、或いはその作業を繰り返す回数が低減する。この結果、作業者は、各バスバー151の各格納溝154への挿入作業を含む結線板ユニット15の回転電機100への取付作業をより容易、且つより迅速に行えるようになり、より高い作業効率が実現される。
各格納溝154には、バスバー151を挿入した後、例えば接着剤が塗布され、その接着剤によってバスバー151が固定される。そのバスバー151は、弾性力により、より安定的に格納溝154内に保持される。このため、接着剤へのバスバー151による物理的な力もより低減される。
その物理的な力の低減により、組立後の回転電機100でも、バスバー151がホルダ152から脱落する危険性は低減する。このため、回転電機100のメンテナンスを行う頻度をより低くすることができ、耐用年数はより向上するようになる。従って、回転電機100のユーザにとっては、回転電機100に要するコストがより抑えられるようになる。
なお、本実施の形態1では、図4に示すように、各バスバー151は、外側の面が格納溝154の外側の面と全体的に接するようになっているが、必ずしもそうしなくとも良い。例えば図5に示すように、バスバー151aの外側の面と壁部153bの内側の面との間に間隙51が生じても良い。これは、図5に示すような間隙51が生じたとしても、バスバー151aの弾性力が壁部153bの内側の面と接触する部分に働くからである。接触する部分がより小さくなるため、その部分に働く弾性力はより大きくなり、その部分だけで十分な摩擦力を確保できるようになる。
バスバー151間の距離は、絶縁距離である。図2及び図3に示すように、複数のバスバー151を比較的に狭いエリア内に配置する場合、この絶縁距離の変動は抑えることが好ましい。その点では、図4に示すように、各バスバー151は、外側の面が格納溝154の外側の面と全体的に接するようにすることが好ましい。
図5に示すような状態は、バスバー151aの少なくとも1径方向上の外側の面間の幅を、壁部153bのその径方向上の内側の面間の幅よりも大きくさせることで実現できる。その1径方向上の外側の面間の幅をより小さくさせるようにバスバー151aを変形させた場合、バスバー151aの弾性力により、バスバー151aの少なくとも2つの部分は、壁部153bと接することになる。図5に例を示すバスバー151aでは、切り欠き部1510にも弾性部材が存在すると想定した場合に、その切り欠き部1510の中心を含む径方向上の幅が壁部153bの内側の面間の幅よりも大きくなっている。そのために、両端部が壁部153bと接している。
本実施の形態1では、ホルダ152は、一つの部品として製作したものである。しかし、ホルダ152は、一つの部品として製作しなくとも良い。例えば図6に示すように、ホルダ152は、複数の部品1521を組み合わせたものであっても良い。図6に示す各部品1521は、それぞれ1つのボビン13と一体化させたものである。ここでは、相は、U相、V相、W相の3相である。
なお、ホルダ152に設けた格納溝154a〜154dは、同心円状となっているが、同心円状でなくとも良い。つまり格納溝154a〜154dの各中心は一致させなくとも良く、格納溝154a〜154dの全てを円状としなくとも良い。言い換えれば、格納溝154a〜154dは、回転軸が通るシャフト21を囲む形状であれば良い。シャフト21を囲む形状は、特に限定されない。1径方向は、回転軸と直交する方向である。
回転電機100のなかには、シャフト21とは異なる回転部品を備えているものがある。シャフト21とは異なる回転部品とは、例えばボスである。格納溝154a〜154dは、回転部品の種類に係わらず、その回転部品を囲む形状、つまり回転軸を囲む形状にすれば良い。
実施の形態2.
図7は、本発明の実施の形態2に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を模式的に示す正面図であり、図8は、本発明の実施の形態2に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を示すA−A線断面図である。
上記実施の形態1では、各バスバー151は、外側の面が格納溝154の外側の面に全体的に接するようになっている。これに対し、本実施の形態2では、図7及び図8に示すように、各バスバー151は、内側の面が格納溝154の内側の面に全体的に接するようになっている。
そのために、各バスバー151は、内側の面間の径方向上の幅である内径が、格納溝154の内側の面間の径方向上の幅である内径よりも小さくなるように製作されている。例えば、格納溝154aでは、バスバー151aの内側の面間の径方向上の幅が、壁部153aの外側の面間の径方向状の幅よりも小さくなるように製作されている。それにより、各バスバー151は、内側の面間の幅をより大きくさせて、格納溝154a内に挿入させるようになっている。
図9は、実施の形態2における格納溝とバスバーの径方向上の形状例を説明する図である。ここで図9を参照し、格納溝154aとバスバー151aの径方向上の形状、及びその形状によって得られる効果についてより具体的に説明する。図9でも、混乱を避けるために、格納溝154aとバスバー151aのみを示している。
図9に示すように、バスバー151aの径方向上の内側の面は、壁部153aの径方向上の外側の面と全体的に接している。これは、上記のように、バスバー151aは、内側の面間の径方向上の幅が、壁部153aの外側の面間の径方向上の幅よりも小さくなるように、つまりバスバー151aの内径>格納溝154aの内径、となるように製作しているためである。
バスバー151a、壁部153aの各面間の径方向上の幅をこのような関係とした場合、バスバー151aは、内側の面間の幅をより大きくさせて、格納溝154a内に挿入することになる。そのため、バスバー151aを格納溝154a内に挿入した後、バスバー151aに加えていた力を解除すると、バスバー151aは弾性によって狭まる。しかし、狭まる方向には、壁部153aが存在する。結果、図9に示すように、バスバー151aの弾性による変形は、内側の面が壁部153aの外側の面に接する状態で終了する。
図9に示すような状態のバスバー151aには、内側の面を壁部153aの外側の面に押し付ける弾性力が働く。この弾性力に応じた摩擦力を働かせることにより、格納溝154a内に挿入されたバスバー151aは、上記実施の形態1と同様に、挿入された状態をより安定的に維持する。この結果、本実施の形態2でも、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態2では、図7及び図9に示すように、各バスバー151は、内側の面が格納溝154の内側の面と全体的に接するようになっているが、必ずしもそうしなくとも良い。例えば図10に示すように、バスバー151aの内側の面と壁部153aの外側の面との間に間隙55が生じても良い。これは、図10に示すような間隙55が生じたとしても、バスバー151aの弾性力が壁部153aの内側の面と接触する部分に働くからである。接触する部分がより小さくなるため、その部分に働く弾性力はより大きくなり、その部分だけで十分な摩擦力を確保できるようになる。しかし、絶縁性能の面では、上記実施の形態1と同様に、各バスバー151は、内側の面が格納溝154の内側の面と全体的に接するようにすることが好ましい。
図10に示すような状態は、バスバー151aの少なくとも1径方向上の内側の面間の幅を、壁部153aのその径方向上の外側の面間の幅よりも小さくさせることで実現できる。その1径方向上の内側の面間の幅をより大きくさせるようにバスバー151aを変形させた場合、バスバー151aの弾性力により、バスバー151aの少なくとも2つの部分は、壁部153aと接することになる。図10に例を示すバスバー151aでは、切り欠き部1510にも弾性部材が存在すると想定した場合に、その切り欠き部1510の中心を含む径方向上の幅が壁部153aの外側の面間の幅よりも大きくなっている。そのために、両端部が壁部153aと接している。
実施の形態3.
図11は、本発明の実施の形態3に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を模式的に示す正面図であり、図12は、本発明の実施の形態3に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を示すA−A線断面図である。
上記実施の形態1及び2では、各バスバー151が格納溝154内で接する側を全て同じとしている。これに対し、本実施の形態3では、図11及び図12に示すように、径方向上、隣接する2つのバスバー151が格納溝154内で接する側を異ならせている。例えば、バスバー151aは格納溝154aの外側の面に、バスバー151bは格納溝154bの内側の面にそれぞれ接触させるようにしている。
ホルダ152は、樹脂等で製作される。樹脂製のホルダ152では、バスバー151の弾性力により、壁部153が変形する恐れがある。使用環境によっては、回転電機100の内部の温度は非常に高くなる。その温度が高くなるほど、壁部153は変形し易くなる。
径方向上、隣接する2つのバスバー151が格納溝154内で接する側を異ならせる場合、図11及び図12に示すように、同じ壁部153の外側の面、内側の面にそれぞれ異なるバスバー151が接するようになる。そのため、外側の面に接するバスバー151の弾性力と、内側の面に接するバスバー151の弾性力とを相殺させることができる。2つのバスバー151の弾性力を相殺させることにより、壁部153の変形は回避されるか、たとえ変形するとしても、僅かな変形量に抑えられる。壁部153の変形を抑えることにより、バスバー151を格納溝154内により安定的に保持させることができる。
実施の形態4.
図13は、本発明の実施の形態4に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を模式的に示す正面図であり、図14は、本発明の実施の形態4に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を示すA−A線断面図である。
本実施の形態4では、上記実施の形態1と同様に、各バスバー151の外側の面間の径方向上の幅は、格納溝154の外側の面間の径方向上の幅よりも大きくなっている。各バスバー151の外側の面には、図13及び図14に示すように、外側に向けて突出する突出部1511が設けられている。この突出部1511は、突起部に相当する。
本実施の形態4では、突出部1511は、バスバー151の2つの端部にそれぞれ設けている。この2つの突出部1511により、各バスバー151は、図13に示すように、2つの突出部1511、及びこの2つの突出部1511と径方向上、反対側に位置する部分が格納溝154の外側の面と接している。
図13に示すように、突出部1511の存在により、バスバー151の外側の面のなかで格納溝154の外側の面と接しない部分が発生する。そのような部分の発生により、各突出部1511には、より強い弾性力が加わることになって、各突出部1511と壁部153との間に働く摩擦力はより大きくなる。そのため、バスバー151を格納溝154内により安定的に保持させることができる。
突出部1511は、例えばエンボス加工により形成させることができる。バスバー151の製作工程でバリが発生するような場合、このバリを突出部1511として残しても良い。図15は、バリを突出部1511とした場合の例を示している。図15中に示す矢印Cは、突出部1511に働く弾性力の方向を表している。図15に示す例では、相は3相である。バリは、かえりとも呼称される。バリを突出部1511として用いる場合、バスバー151の製作コストはより抑えることができる。
なお、本実施の形態5では、突出部1511をバスバー151の外側の面に設けているが、突出部1511は内側の面に設けても良い。突出部1511は内側の面に設ける場合、各バスバー151の内側の面間の径方向上の幅は、格納溝154の内側の面間の径方向上の幅よりも小さくする必要がある。
実施の形態5.
図16は、本発明の実施の形態5に係る回転電機に搭載された結線板ユニットの例を模式的に示す正面図である。
本実施の形態5では、バスバー151の両端部分を外側に向けて折り曲げるようにしている。それにより、本実施の形態5では、図16に示すように、各バスバー151の両端部分がそれぞれ突出部1511となっている。そのために、本実施の形態5でも、上記実施の形態1と同様に、各バスバー151の外側の面間の径方向上の幅は、格納溝154の外側の面間の径方向上の幅よりも大きくなっている。
バスバー151の製作では、円形状に曲げる曲げ工程を含めることができる。バスバー151の両端部分を外側に向けて折り曲げるのは、この曲げ工程で行うことができる。そのため、曲げ工程を用いてバスバー151を製作する場合、突出部1511はより安価に設けることができる。
なお、突出部1511は、バスバー151の両端部分を内側に向けて折り曲げることにより、設けても良い。バスバー151の両端部分を内側に向けて折り曲げることにより、突出部1511を設ける場合、各バスバー151の内側の面間の径方向上の幅は、格納溝154の内側の面間の径方向上の幅よりも小さくする必要がある。突出部1511の数は、安定的に格納溝154内に保持させるために、2以上にするのが好ましい。このことから、突出部1511の数は3以上であっても良い。
上記実施の形態1〜5では、全てのバスバー151が弾性を有しているが、必ずしも全てのバスバー151に弾性を持たせなくとも良い。また、格納溝154の外側、及び内側の面の形状は、バスバー151を接するようにするか否かにより、異ならせても良い。そのようにした場合、バスバー151の弾性力をより有効に利用できるようになる。
1 ステータ、2 ロータ、13 ボビン、14 コイル、15 結線板ユニット、21 シャフト、100 回転電機、151a〜151d バスバー、152 ホルダ、153a〜153e 壁部、154a〜154d 格納溝、1510 切り欠き部、1511 突出部。

Claims (12)

  1. ステータに相毎に設けられた複数のコイルと、
    前記相毎に設けられて前記コイルと接続され、それぞれが弾性を有する複数のバスバーと、
    前記複数のバスバーをそれぞれ変形させる溝状に形成された複数の挿入部を有するホルダと、
    を備える回転電機。
  2. 前記複数の挿入部が、ロータの回転軸を囲む形状に形成され、
    前記複数の挿入部のうちの少なくとも一つに挿入されるバスバーの前記回転軸と直交する1径方向上の外径は、前記バスバーが挿入される前記挿入部の前記1径方向上の外径より大きい、
    請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記複数のバスバーの前記1径方向上の外径は全て、各バスバーが挿入される前記挿入部の前記1径方向上の外径より大きい、
    請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記複数の挿入部が、ロータの回転軸を囲む形状に形成され、
    前記複数の挿入部のうちの少なくとも一つに挿入されるバスバーの前記回転軸と直交する1径方向上の内径は、前記バスバーが挿入される前記挿入部の前記1径方向上の内径より小さい、
    請求項1に記載の回転電機。
  5. 前記複数のバスバーの前記1径方向上の内径は全て、各バスバーが挿入される前記挿入部の前記1径方向上の内径より小さい、
    請求項4に記載の回転電機。
  6. 前記バスバーの前記1径方向上の内径より前記1径方向上の内径が大きい前記挿入部は、前記バスバーの前記1径方向上の外径より前記1径方向上の外径が小さい前記挿入部の前記1径方向上、大きい側に隣接している、
    請求項2または4に記載の回転電機。
  7. 前記複数のバスバーのうちの少なくとも1つには、前記挿入部への挿入時に、前記1径方向上に突出する突起部が形成されている、
    請求項2〜6の何れか1項に記載の回転電機。
  8. 前記挿入部の前記1径方向上の内径より前記1径方向上の内径が小さいバスバーに形成された前記突起部は、前記1径方向上、内側に向けて突出している、
    請求項7に記載の回転電機。
  9. 前記挿入部の前記1径方向上の外径より前記1径方向上の外径が大きいバスバーに形成された前記突起部は、前記1径方向上、外側に向けて突出している、
    請求項7に記載の回転電機。
  10. 前記突起部は、2以上、形成されている、
    請求項7〜9の何れか1項に記載の回転電機。
  11. 前記突起部は、前記バスバーの両端部に少なくともそれぞれ形成されている、
    請求項7〜10の何れか1項に記載の回転電機。
  12. 前記突起部は、前記バスバーの製作時に生じたバリ、及び前記バスバーの曲げた両端部分、のうちの何れかである、
    請求項7〜11の何れか1項に記載の回転電機。
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