JP6659235B2 - ステータ - Google Patents

ステータ Download PDF

Info

Publication number
JP6659235B2
JP6659235B2 JP2015091790A JP2015091790A JP6659235B2 JP 6659235 B2 JP6659235 B2 JP 6659235B2 JP 2015091790 A JP2015091790 A JP 2015091790A JP 2015091790 A JP2015091790 A JP 2015091790A JP 6659235 B2 JP6659235 B2 JP 6659235B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
stator
power collection
bus ring
phase bus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015091790A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016208798A (ja
Inventor
信章 林
信章 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2015091790A priority Critical patent/JP6659235B2/ja
Publication of JP2016208798A publication Critical patent/JP2016208798A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6659235B2 publication Critical patent/JP6659235B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Description

本発明は、環状に配列された複数のコアに複数相の巻線が巻回されるとともに、複数の集配電部材を固定する固定部を備える回転電機のステータに関する。
通常、コア(鉄心)の周囲に巻線が巻回されるとともに、複数の巻線が環状に配置されたステータが、例えば、三相交流モータのステータとして用いられている。三相交流モータは、U相、V相及びW相の三相からなり、各相の巻線(コイル)には、モータ電流を供給するための集配電部材が接続されている。
例えば、特許文献1に開示されているモータのステータ構造では、屈曲した線材で概ね環状に形成した中性点バスリングが、ステータの内周部に沿って配置されている。中性点バスリングは、円周方向に交互に延びる複数の大径部及び複数の小径部と、前記大径部及び前記小径部を径方向に接続する複数の渡り部とを備えている。そして、各巻線の端部は、径方向に延びて隣接する二つの渡り部の間に位置し、結線端子の一端は、前記巻線の前記端部に結線されるとともに、他端は、前記渡り部に結線されている。
さらに、中性点バスリングの隣接する二つの渡り部の一方から大径部に連なる折曲部は、コイルからの巻線の引出部よりも径方向外側に位置し、前記折曲部の内側に前記巻線の引出部が樹脂ポッティングされている。
特開2008−17582号公報
しかしながら、上記の特許文献1では、樹脂ポッティング処理及び加熱硬化処理のために、多数の工程及び設備が必要である。従って、生産効率の低下や生産コストの高騰が惹起するというおそれがある。
本発明は、この種の課題を解決するものであり、複数の集配電部材を容易且つ確実に固定することができるとともに、生産効率の向上及び生産コストの削減を有効に図ることが可能なステータを提供することを目的とする。
本発明は、回転電機のステータに関するものである。このステータは、環状に配列された複数のコアと、前記コアに巻回された複数相の巻線と、前記複数相の巻線に電流を集配電するリング形状の複数の集配電部材と、前記複数の集配電部材を固定する固定部と、を備えている。
複数の集配電部材は、所定の配列方向に沿って互いに当接するように配置されるとともに、固定部は、前記所定の配列方向に沿って配置された前記複数の集配電部材の中、少なくとも1つの集配電部材を押圧する押圧部位を備えている。
また、このステータでは、固定部は、所定の配列方向に沿って延在する壁部からなり、前記壁部の先端側には、複数の集配電部材の中、該壁部の先端側に配置される前記集配電部材を押圧する押圧部位が設けられることが好ましい。
さらに、このステータでは、壁部は、集配電部材の内径側に配置されるとともに、押圧部位は、該集配電部材を前記内径側から押圧することが好ましい。
さらにまた、このステータでは、押圧部位は、壁部の先端側で集配電部材に近接する方向に突出することが好ましい。
また、このステータでは、押圧部位は、壁部の根元側から先端側に向かうに従って、集配電部材側に近接するように傾斜する傾斜面を有することが好ましい。
さらに、このステータでは、押圧部位の厚さは、壁部の根元側の厚さよりも薄いことが好ましい。
さらにまた、このステータでは、壁部は、集配電部材の内径側に配置される内周壁部と、前記集配電部材の外径側に配置される外周壁部と、を備えることが好ましい。その際、内周壁部と外周壁部とは、径方向に沿って互いに対向するように形成されることが好ましい。
また、このステータでは、複数の壁部は、円周方向に沿って所定の間隔ずつ離間して形成されることが好ましい。
さらに、このステータでは、壁部は、コアと巻線との間に介装される絶縁部材に形成されるとともに、前記壁部は、前記コアを構成するティース部に対して円周方向にずれた位置に配置されることが好ましい。
本発明では、複数の集配電部材が互いに当接するように配置されるとともに、前記複数の集配電部材の中、少なくとも1つの集配電部材が、固定部の押圧部位により押圧されている。このため、押圧部位により押圧されている少なくとも1つの集配電部材は、他の集配電部材と互いに当接することにより、又は、複数の前記集配電部材がそれぞれ押圧部位により押圧されることにより、振動や位置ずれが抑制されている。
従って、複数の集配電部材は、振動や位置ずれを良好に抑制することができる。これにより、複数の集配電部材を容易且つ確実に固定することができるとともに、生産効率の向上及び生産コストの削減を有効に図ることが可能になる。
本発明の実施形態に係るステータを組み込むモータの概略斜視説明図である。 前記ステータの正面説明図である。 前記ステータと集配電部材との分解斜視説明図である。 前記ステータの要部分解斜視説明図である。 前記ステータの、図2中、V−V線断面図である。 比較例1の説明図である。 比較例2の説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係るステータ10を組み込むモータ(回転電機)12は、図示しないロータを収容して、例えば、三相交流式のブラシレスモータを構成する。
ステータ10は、例えば、複数枚の電磁鋼板が軸方向(矢印A方向)に積層された複数個、例えば、12個のコア14を備えるとともに、前記コア14は、環状に配置される。各コア14には、インシュレータ(絶縁部材)16が装着される。なお、コア14の数は、用途等に応じて種々変更可能である。コア14は、円周方向に延在するヨーク部14yと、前記ヨーク部14yの内周側に設けられ径方向に延在する幅狭なティース部14tとを設ける。
各コア14には、インシュレータ16を介装してW相の巻線18W、V相の巻線18V及びU相の巻線18Uが、順次、巻回されることにより、W相コアアセンブリ14W、V相コアアセンブリ14V及びU相コアアセンブリ14Uが得られる。W相コアアセンブリ14W、V相コアアセンブリ14V及びU相コアアセンブリ14Uは、それぞれ4個ずつ形成される。
図1〜図3に示すように、それぞれ銅等の良導電性の線状金属に絶縁被覆を施して形成される環状のW相バスリング20、V相バスリング22、U相バスリング24及びN相(中性点)バスリング26が設けられる。
インシュレータ16は、図4に示すように、コア14と巻線18W(18V及び18U)との間に介装される巻回部16aを有する。巻回部16aの内周側には、内側板部16bが一体成形されるとともに、前記巻回部16aの外周側には、外側板部16cが一体成形される。外側板部16cには、前記外側板部16cと直交する板形状を有し、円周方向に延在するフランジ部16dが一体成形される。
フランジ部16dには、W相バスリング20、V相バスリング22、U相バスリング24及びN相バスリング26(以下、単に集配電部材ともいう)を固定する固定部28と、複数個のガイド部29とが一体成形される。固定部28は、壁部として、複数の集配電部材の内径側に配置される内周壁部28aと、前記複数の集配電部材の外径側に配置される外周壁部28bとを備える。固定部28は、複数の集配電部材の所定の配列方向(ステータ軸方向)(矢印A方向)に沿って延在する。
固定部28では、図5に示すように、内周壁部28aと外周壁部28bとの間に、W相バスリング20が配置され、前記W相バスリング20に重なってV相バスリング22が配置される。V相バスリング22には、U相バスリング24が重なって配置されるとともに、前記U相バスリング24には、N相バスリング26が重なって配置される。N相バスリング26は、最も軸方向外方に位置して配設される。
図4及び図5に示すように、内周壁部28aは、複数の集配電部材の中、少なくとも1つの集配電部材、本実施形態では、最も軸方向外方に配置されるN相バスリング26を押圧する押圧部位28aaを設ける。内周壁部28aは、フランジ部16dに連結される根元28abから一定の厚さt1を維持してステータ軸方向に延在する支持部位28acを有する。支持部位28acの先端には、段部28adが設けられることにより、押圧部位28aaは、集配電部材、特にN相バスリング26に近接する方向に突出し、前記N相バスリング26を内径側から押圧する。
図5に示すように、押圧部位28aaの厚さt2は、支持部位28acの厚さt1よりも薄く設定される(厚さt2<厚さt1)。押圧部位28aaは、支持部位28acの根元側から先端側に向かうに従って、N相バスリング26側に近接するように傾斜する傾斜面28aasを有する。内周壁部28aと外周壁部28bとの隙間hは、集配電部材の直径dよりも大きな寸法に設定される(直径d<隙間h)。
図2に示すように、固定部28は、コア14を構成するティース部14tに対して円周方向にずれた位置に配置される。ステータ10では、複数の固定部28は、円周方向に沿って所定の間隔ずつ離間して形成される。
巻線18Wは、W相バスリング20により電流の集配電(集電及び配電)がなされ、巻線18Vは、V相バスリング22により電流の集配電がなされ、巻線18Uは、U相バスリング24により電流の集配電がなされる。
W相バスリング20の両端には、W相給電端子30Wが接続され、V相バスリング22の両端には、V相給電端子30Vが接続され、U相バスリング24の両端には、U相給電端子30Uが接続される。
図2及び図3に示すように、W相バスリング20は、各巻線18Wの一方の端部18Waに接続される接続部20sを周方向の4カ所に設ける。接続部20sは、W相バスリング20の環状部位から中央に向かってU次状に突出し、U次の内側底部に位置して端部18Waがヒュージングされる。
V相バスリング22は、各巻線18Vの一方の端部18Vaに接続される接続部22sを周方向の4カ所に設ける。接続部22sは、V相バスリング22の環状部位から中央に向かってU次状に突出し、U次の内側底部に位置して端部18Vaがヒュージングされる。U相バスリング24は、各巻線18Uの一方の端部18Uaに接続される接続部24sを周方向の4カ所に設ける。接続部24sは、U相バスリング24の環状部位から中央に向かってU次状に突出し、U次の内側底部に位置して端部18Uaがヒュージングされる。
N相バスリング26は、12個の接続部26sと、複数の位置決め部26aとを備える。接続部26sは、N相バスリング26の環状部位から中央に向かってU次状に突出する。各接続部26sには、巻線18Wの他方の端部18Wb、巻線18Vの他方の端部18Vb及び巻線18Uの他方の端部18Ubが、順次、ヒュージングされる。
次に、集配電部材を組み付ける作業について、説明する。
4個のコア14には、インシュレータ16が装着されるとともに、前記インシュレータ16に巻線18Wが巻回されて4個のW相コアアセンブリ14Wが形成される。他の4個のコア14には、インシュレータ16が装着されるとともに、前記インシュレータ16に巻線18Vが巻回されて4個のV相コアアセンブリ14Vが形成される。さらに別の4個のコア14には、インシュレータ16が装着されるとともに、前記インシュレータ16に巻線18Uが巻回されて4個のU相コアアセンブリ14Uが形成される。
図2及び図3に示すように、W相コアアセンブリ14W、V相コアアセンブリ14V及びU相コアアセンブリ14Uは、この順で互いに円弧状に配置されるとともに、この配置を4組繰り返すことにより、環状のステータ10が形成される。
図2に示すように、W相コアアセンブリ14Wでは、巻線18Wの端部18Wa、18Wbが前記巻線18Wの外部に引き出されてステータ10の軸方向に屈曲される。V相コアアセンブリ14Vでは、巻線18Vの端部18Va、18Vbが前記巻線18Vの外部に引き出されてステータ10の軸方向に屈曲される。U相コアアセンブリ14Uでは、巻線18Uの端部18Ua、18Ubが前記巻線18Uの外部に引き出されてステータ10の軸方向に屈曲される。
次いで、ステータ10には、W相バスリング20が取り付けられる。W相バスリング20は、各インシュレータ16の固定部28及び複数個のガイド部29に案内されて環状に配置される。その際、W相バスリング20の各接続部20sのU次状の開口部には、各巻線18Wの端部18Waが配置される。
さらに、ステータ10には、W相バスリング20に重なるようにして、V相バスリング22が取り付けられた後、前記V相バスリング22に重なるようにして、U相バスリング24が取り付けられる。その際、V相バスリング22の各接続部22sのU次状の開口部には、各巻線18Vの端部18Vaが配置されるとともに、U相バスリング24の各接続部24sのU次状の開口部には、各巻線18Uの端部18Uaが配置される。
ステータ10には、U相バスリング24に重なるようにして、N相バスリング26が取り付けられる。N相バスリング26では、各接続部26sのU次状の開口部には、巻線18Wの端部18Wb、巻線18Vの端部18Vb及び巻線18Uの端部18Ubが、順次、配置される。
W相バスリング20の接続部20sと巻線18Wの端部18Waは、ヒュージングにより電気的に接続される。同様に、V相バスリング22の接続部22sと巻線18Vの端部18Va、及びU相バスリング24の接続部24sと巻線18Uの端部18Uaは、それぞれヒュージングにより電気的に接続される。
次いで、N相バスリング26の所定の接続部26sと巻線18Wの端部18Wbは、ヒュージングにより電気的に接続される。N相バスリング26の所定の接続部26sと巻線18Vの端部18Vbは、ヒュージングにより電気的に接続され、前記N相バスリング26の所定の接続部26sと巻線18Uの端部18Ubは、ヒュージングにより電気的に接続される。
この場合、本実施形態では、複数の集配電部材が、互いに当接するように配置されるとともに、前記複数の集配電部材の中、少なくとも1つの集配電部材であるN相バスリング26が、固定部28の押圧部位28aaにより押圧されている。このため、図5に示すように、押圧部位28aaにより押圧されているN相バスリング26は、他の集配電部材と互いに当接することにより、振動や位置ずれが抑制されている。又は、複数の集配電部材は、それぞれ押圧部位28aaにより押圧されるようにしてもよく、同様に振動や位置ずれが抑制されている。
従って、複数の集配電部材は、振動や位置ずれを良好に抑制することが可能になる。これにより、複数の集配電部材を容易且つ確実に固定することができるとともに、生産効率の向上及び生産コストの削減を有効に図ることが可能になるという効果が得られる。
また、固定部28は、ステータ軸方向(矢印A方向)に沿って延在する内周壁部28a及び外周壁部28bを備えている。そして、内周壁部28aの先端側には、複数の集配電部材の中、該内周壁部28aの先端側に配置されるN相バスリング26を押圧する押圧部位28aaが設けられている。
このため、N相バスリング26に付与される押圧力、又は該N相バスリング26と押圧部位28aaとの摩擦力により、U相バスリング24、V相バスリング22及びW相バスリング20の振動や位置ずれを抑制することができる。しかも、最先端のN相バスリング26を押圧することにより、U相バスリング24、V相バスリング22及びW相バスリング20の軸方向外側への変位、すなわち、飛び出しを効果的に抑制することが可能になる。
さらに、内周壁部28aは、W相バスリング20、V相バスリング22、U相バスリング24及びN相バスリング26の内径側に配置されるとともに、押圧部位28aaは、前記N相バスリング26を前記内径側から押圧している。従って、各集配電部材の太さや軸心からの半径のばらつきを考慮して、内周壁部28a及び外周壁部28bの位置や厚さt1、t3を設定することで、該ばらつきに影響されることがなく、適正な押圧力を付与することができる。しかも、内周壁部28a及び外周壁部28bに過大な応力が作用することを抑制することが可能になる。
さらにまた、押圧部位28aaは、内周壁部28aの先端側でN相バスリング26に近接する方向に突出している。例えば、図6の比較例1では、内周壁部2a及び外周壁部2b間全体に、W相バスリング20、V相バスリング22、U相バスリング24及びN相バスリング26の締め代を設けている。その際、各集配電部材の太さや軸心からの半径のばらつきにより、根元3a、3bには、過大な応力が発生するおそれがある。
これに対して、本願発明では、内周壁部28a及び外周壁部28bが、根元側のW相バスリング20に接触して反ってしまうことを確実に抑制しながら、最先端位置のN相バスリング26を押圧することができる。
また、押圧部位28aaは、支持部位28acの根元側から先端側に向かうに従って、N相バスリング26側に近接するように傾斜する傾斜面28aasを有している。例えば、図7の比較例2では、内周壁部4aがW相バスリング20、V相バスリング22、U相バスリング24及びN相バスリング26側に傾斜する一方、外周壁部4bが垂直姿勢に配置されている。その際、各集配電部材の太さや軸心からの半径のばらつきにより、内周壁部4aが、例えば、V相バスリング22やU相バスリング24に当接して反ってしまうおそれがある。これにより、内周壁部4aに過大な応力が作用するとともに、最先端のN相バスリング26に所望の押圧力が付与されないという問題がある。
これに対して、本願発明では、押圧部位28aaに傾斜面28aasを設けている。このため、最先端のN相バスリング26の位置が所定の位置からずれていても、傾斜面28aasは、前記N相バスリング26に確実に当接して適切な押圧力を付与することが可能になる。
さらに、押圧部位28aaの厚さt2は、根元側である支持部位28acの厚さt1よりも薄く設定されている。従って、内周壁部28aの先端である押圧部位28aaの剛性を低減させることができ、前記押圧部位28aaが変形し易くなる。これにより、押圧部位28aaは、N相バスリング26に当接する際に、撓み易くなり、支持部位28acの根元28abに応力が集中することを良好に抑制することが可能になる。
さらにまた、固定部28は、複数の集配電部材の内径側に配置される内周壁部28aと、前記複数の集配電部材の外径側に配置される外周壁部28bとを備えている。その際、内周壁部28aと外周壁部28bとは、径方向に沿って互いに対向するように形成されている。このため、W相バスリング20、V相バスリング22、U相バスリング24及びN相バスリング26を一層確実に位置決めすることができる。
また、複数の固定部28は、円周方向に沿って所定の間隔ずつ離間して形成されている。従って、複数の押圧部位28aaでN相バスリング26を押圧することが可能になり、前記N相バスリング26をより安定的に固定することができる。
さらに、固定部28は、コア14と巻線18W(18V及び18U)との間に介装されるインシュレータ16に形成されている。そして、固定部28は、コア14を構成するティース部14tに対して円周方向にずれた位置に配置されている。これにより、集配電部材の引き出し部が周方向中央から引き出される際にも、前記引き出し部と固定部28とが干渉することがなく、インシュレータ16を共用することが可能になる。
10…ステータ 12…モータ
14…コア 14t…ティース部
14y…ヨーク部 16…インシュレータ
18U、18V、18W…巻線 20…W相バスリング
20s、22s、24s、26s…接続部
22…V相バスリング 24…U相バスリング
26…N相バスリング 28…固定部
28a…内周壁部 28aa…押圧部材
28aas…傾斜面 28ab…根元
28ac…支持部位 28ad…段部
28b…外周壁部

Claims (9)

  1. 環状に配列された複数のコアと、
    前記コアに巻回された複数相の巻線と、
    前記複数相の巻線に電流を集配電するリング形状の複数の集配電部材と、
    前記複数の集配電部材を固定する固定部と、
    を備える回転電機のステータであって、
    前記複数の集配電部材は、所定の配列方向に沿って互いに当接するように配置されるとともに、
    前記固定部は、前記所定の配列方向に沿って配置された前記複数の集配電部材の中、少なくとも1つの集配電部材を押圧する押圧部位を備え、
    前記固定部は、前記所定の配列方向に沿って延在する壁部からなり、
    前記壁部の先端側には、前記複数の集配電部材の中、該壁部の先端側に配置される前記集配電部材を押圧する前記押圧部位が設けられ、
    前記押圧部位の厚さは、前記壁部の根元側の厚さよりも薄いことを特徴とするステータ。
  2. 請求項1記載のステータにおいて、前記壁部は、互いに対向して配置された第1壁部及び第2壁部を有し、
    前記第1壁部は、前記所定の配列方向に沿って突出した支持部位と、前記支持部位の先端部から前記第2壁部側に向かって斜めに延出するとともに前記第2壁部から離間した板状の前記押圧部位とを有することを特徴とするステータ。
  3. 請求項記載のステータにおいて、前記第1壁部と前記第2壁部との対向方向における前記支持部位と前記第2壁部との間の隙間は、前記集配電部材の直径よりも大きいことを特徴とするステータ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のステータにおいて、前記壁部は、前記集配電部材の内径側に配置されるとともに、
    前記押圧部位は、該集配電部材を前記内径側から押圧することを特徴とするステータ。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載のステータにおいて、前記押圧部位は、前記壁部の先端側で前記集配電部材に近接する方向に突出することを特徴とするステータ。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載のステータにおいて、前記押圧部位は、前記壁部の根元側から先端側に向かうに従って、前記集配電部材側に近接するように傾斜する傾斜面を有することを特徴とするステータ。
  7. 請求項記載のステータにおいて、前記壁部は、前記集配電部材の内径側に配置される前記第1壁部である内周壁部と、
    前記集配電部材の外径側に配置される前記第2壁部である外周壁部と、
    を備え、
    前記内周壁部と前記外周壁部とは、径方向に沿って互いに対向するように形成されることを特徴とするステータ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のステータにおいて、複数の前記壁部は、円周方向に沿って所定の間隔ずつ離間して形成されることを特徴とするステータ。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載のステータにおいて、前記壁部は、前記コアと前記巻線との間に介装される絶縁部材に形成されるとともに、
    前記壁部は、前記コアを構成するティース部に対して円周方向にずれた位置に配置されることを特徴とするステータ。
JP2015091790A 2015-04-28 2015-04-28 ステータ Active JP6659235B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015091790A JP6659235B2 (ja) 2015-04-28 2015-04-28 ステータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015091790A JP6659235B2 (ja) 2015-04-28 2015-04-28 ステータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016208798A JP2016208798A (ja) 2016-12-08
JP6659235B2 true JP6659235B2 (ja) 2020-03-04

Family

ID=57490711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015091790A Active JP6659235B2 (ja) 2015-04-28 2015-04-28 ステータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6659235B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11206057A (ja) * 1998-01-16 1999-07-30 Oriental Motor Co Ltd モータのステータコア用インシュレータ構造
JP3535452B2 (ja) * 2000-06-28 2004-06-07 株式会社日立製作所 直流ブラシレス電動機
JP4247287B2 (ja) * 2007-05-24 2009-04-02 ファナック株式会社 電動機のコイル結線構造およびその結線方法
JP6113607B2 (ja) * 2013-08-27 2017-04-12 日立金属株式会社 集配電部材の保持構造、電動機、及び電動機の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016208798A (ja) 2016-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6457198B2 (ja) ブラシレスモータ
JP6053001B2 (ja) バスバーユニット
JP4331231B2 (ja) ステータおよび回転電機
JP2009261082A (ja) 回転電機の集配電リング
JP2009106003A (ja) 回転電機
JP5849939B2 (ja) 集配電リング及び電動機
JP6232449B2 (ja) 回転電機
WO2018092209A1 (ja) 回転電機
WO2019004116A1 (ja) ステータ、モータおよびステータの製造方法
JP2017112749A (ja) ステータの組立方法およびステータ
JP2016208577A (ja) 集配電リング及び電動機
JP2018107989A (ja) モータ
JP2015109734A (ja) 回転電機のステータ
JP2016129446A (ja) 回転電機用ステータ
JP2014241710A (ja) 回転電機
JP2015073386A (ja) 回転電機のステータ
US20180115211A1 (en) Rotary electric machine
CN110504780B (zh) 旋转电机
JP4465396B2 (ja) 回転電機の配電接続構造および回転電機の配電接続構造の製造方法
JP6659235B2 (ja) ステータ
JP2009106008A (ja) 回転電機の固定子
JP2019193471A (ja) 回転電機のステータ
JP6233217B2 (ja) 回転電機のステータ
JP5260112B2 (ja) 回転電機
JP5513163B2 (ja) スロットレスモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190507

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200206

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6659235

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150