JP2016208577A - 集配電リング及び電動機 - Google Patents

集配電リング及び電動機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016208577A
JP2016208577A JP2015084119A JP2015084119A JP2016208577A JP 2016208577 A JP2016208577 A JP 2016208577A JP 2015084119 A JP2015084119 A JP 2015084119A JP 2015084119 A JP2015084119 A JP 2015084119A JP 2016208577 A JP2016208577 A JP 2016208577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
annular
power collection
portions
bus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015084119A
Other languages
English (en)
Inventor
太一 岡
Taichi Oka
太一 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2015084119A priority Critical patent/JP2016208577A/ja
Publication of JP2016208577A publication Critical patent/JP2016208577A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Landscapes

  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)

Abstract

【課題】搭載対象物への搭載性を高めることが可能な集配電リング及び電動機を提供する。【解決手段】集配電リング4は、第1乃至第3のバスリング41〜43及び中性相バスバー44と、第1乃至第3のバスリング41〜43及び中性相バスバー44を相互に固定する複数の保持部材5とを備え、第1乃至第3のバスリング41〜43は、線状の導電部材を屈曲して形成されて軸方向に沿って同心状に並列して配置され、中性相バスバー44は、第1乃至第3のバスリング及び中性相バスバー44のうち巻線32との接続部が最も多く、板状の導電部材を屈曲して形成され、第1乃至第3のバスリング41〜43のうち少なくとも1つのバスリングと径方向に沿って並列して配置される。【選択図】図2

Description

本発明は、複数相の巻線に対して集配電を行う集配電リング、及びその集配電リングを備えた電動機に関する。
従来、複数のコアにそれぞれ巻き回された複数相の巻線と、複数相の巻線に電流を集配電する集配電リングとを有する電動機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の集配電リングは、各相の巻線にそれぞれ接続される複数の接続部を有した4つの環状導体を備えている。複数の環状導体は、線状の中心導体を絶縁体で被覆してなる絶縁電線を環状に湾曲して形成されたU相,V相,及びW相の第1乃至第3のバスリングと、所定の形状に打ち抜き成形された板状の導電部材を屈曲して形成された中性相の第4のバスリングとで構成される。
第1乃至第4のバスリングは、径方向に沿って同一平面上に並列して配置され、径方向の内側から外側に沿って順に、第4のバスリング,第1のバスリング,第2のバスリング,第3のバスリングが配置されている。各相の巻線の端部は、第1のバスリングと第4のバスリングとの間に導出され、第1乃至第4のバスリングのそれぞれの接続部に接続されている。
特開2014−23396号公報
上記のように構成された集配電リングを備えた電動機は、車両の走行用の駆動源として用いられる場合がある。電動機が車両の走行用の駆動源として用いられた場合、その電動機は、車両の加速時にはインバータから供給される電流によって駆動力を発生させ、減速時には回生によって蓄電池を充電するための充電電力を発生させる。近年では、環境意識の高まりから、より小型の車両でも、走行用の駆動源として電動機が用いられる傾向にある。
このような車両では、電動機及び集配電リングを搭載するための車両内のスペースが厳しく制約される場合がある。例えば、特許文献1に記載のもののように4つの環状導体を径方向に並列した場合、集配電リングが径方向に大きくなってしまい、搭載対象物である車両への搭載性が低下してしまうおそれがある。また、4つの環状導体を軸方向に並列した場合には、集配電リングが軸方向に大きくなってしまい、4つの環状導体を径方向に並列した場合と同様に、搭載性の低下を招来してしまうおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、搭載対象物への搭載性を高めることが可能な集配電リング及び電動機を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、複数相の巻線に対して集配電を行う集配電リングであって、周方向に延びて環状に形成された本体部、及び前記本体部に設けられて前記巻線に接続される複数の接続部を有する第1乃至第4の環状導体と、前記第1乃至第4の環状導体を保持して相互に固定する複数の保持部材とを備え、前記第1乃至第3の環状導体は、軸方向に沿って同心状に並列して配置され、前記第4の環状導体は、前記第1乃至第3の環状導体のうち少なくとも1つの環状導体と径方向に並んで配置された、集配電リングを提供する。
また、本発明は、上記課題を解決することを目的として、上記の集配電リングと、前記複数のコアを環状に配置してなるステータと、前記複数相の巻線への通電により発生する磁力によって前記ステータに対して回転するロータと、を備えた電動機を提供する。
本発明に係る集配電リング及び電動機によれば、搭載対象物への搭載性を高めることが可能となる。
本実施の形態に係る電動機の構成例の概略について説明する模式図である。 集配電リングを示す斜視図である。 集配電リングの分解斜視図である。 集配電リングの構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。 (a)は、中性相バスバーが打ち抜き成形される金属板の一部を示す平面図である。(b)は、第1のバスリングを金属板の打ち抜き成形によって形成した場合について、その金属板の一部を示す平面図である。 保持部材の構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(b)のA−A線断面図である。 第1のバスリングの接続部とU相の巻線の一端部との接続方法を示す説明図であり、(a)は加締め前の状態を示し、(b)は加締め後の状態を示す。 中性相バスバーの接続部の構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 中性相バスバーの接続部とU相の巻線の他端部との接続方法を示す説明図であり、(a)は加締め前の状態を示し、(b)は加締め後の状態を示す。
[実施の形態]
本発明の集配電リング及び電動機の実施の形態について、図1乃至図9を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る電動機の回路構成例について説明する模式図である。
この電動機1は、例えば電気自動車等の車両の走行用の駆動源として用いられ、回転子であるロータ2と、固定子であるステータ3と、集配電リング4とを備えている。集配電リング4は、第1乃至第3のバスリング41〜43及び中性相バスバー44と、第1乃至第3のバスリング41〜43及び中性相バスバー44を保持して相互に固定する複数の保持部材5とを備えている。第1乃至第3のバスリング41〜43は、本発明の第1乃至第3の環状導体の一態様である。中性相バスバー44は、本発明の第4の環状導体の一態様である。
ロータ2は、図略の軸受によってステータ3と同軸上で回転可能に支持されたシャフト21と、シャフト21の外周面に固定されてN極及びS極が周方向に沿って交互に着磁された円筒状の磁石22とを有している。
ステータ3は、環状に配置された軟磁性体からなる複数のコア31と、コア31の外周囲に巻き回された巻線32とを有している。
本実施の形態では、24個のコア31が、図1に示すシャフト21の回転軸線Oを中心として環状に配置されている。これら24個のコア31は、8個のU相のコア31U、8個のV相のコア31V、及び8個のW相のコア31Wから構成され、図1に示すロータ2の回転方向Rに沿って、U相のコア31Uの隣にV相のコア31Vが、V相のコア31Vの隣にW相のコア31Wが、またW相のコア31Wの隣にU相のコア31Uが、それぞれ配置されている。なお、本実施の形態では、複数(24個)のコア31のそれぞれが別体である場合について説明するが、これら複数のコア31が一体に形成されていてもよい。
U相のコア31Uには、巻線32としてU相の巻線32Uが巻き回され、U相の巻線32Uに対して第1のバスリング41により集配電(集電及び配電)が行われる。V相のコア31Vには、巻線32としてV相の巻線32Vが巻き回され、V相の巻線32Vに対して第2のバスリング42により集配電が行われる。W相のコア31Wには、巻線32としてW相の巻線32Wが巻き回され、W相の巻線32Wに対して第3のバスリング43により集配電が行われる。
U相の巻線32Uの両端部のうち、一端部321Uは第1のバスリング41に電気的に接続され、他端部322Uは中性相バスバー44に電気的に接続されている。同様に、V相の巻線32Vの両端部のうち、一端部321Vは第2のバスリング42に電気的に接続され、他端部322Vは中性相バスバー44に電気的に接続されている。また同様に、W相の巻線32Wの両端部のうち、一端部321Wは第3のバスリング43に電気的に接続され、他端部322Wは中性相バスバー44に電気的に接続されている。また、第1乃至第3のバスリング41〜43及び中性相バスバー44は、複数の保持部材5によって保持されている。
第1乃至第3のバスリング41〜43には、それぞれ給電部412,422,432が形成され、車両の加速時や一定速度での定常走行時には、この給電部412,422,432を介して図略のインバータから120°ずつ位相がずれた正弦波状の駆動電流が供給される。この駆動電流によってステータ3に回転磁界が形成され、磁石22がこの回転磁界による吸引力及び反発力により回転力を受けてシャフト21をその回転軸線Oを中心として回転させる。すなわち、ロータ2は、U相の巻線32U、V相の巻線32V、及びW相の巻線32Wへの通電により発生する磁力によってステータ3に対して回転する。
また、車両の減速時には、シャフト21及び磁石22の回転によって各相の巻線32に誘起される電流が、集配電リング4を介してインバータに出力される。この電流は、インバータで交流から直流に変換され、図略の蓄電池に充電電流として供給される。
図2は、集配電リング4を示す斜視図である。図2では、各相の巻線32(32U,32V,32W)の一端部及び他端部(321U,321V,321W,322U,322V,322W)の一部を二点鎖線で示している。なお、以下の説明では、シャフト21の回転軸線Oに対して平行な方向を単に軸方向という。また、以下の説明では、この軸方向に直交する方向を単に径方向といい、軸方向及び径方向に直交する方向を単に周方向という。
図2に示すように、第1乃至第3のバスリング41〜43及び中性相バスバー44は、周方向に延びて環状に形成された本体部410,410,420,430,440、及び本体部410,410,420,430,440に設けられて巻線32に接続される複数の接続部411,421,431,441を有している。また、第1乃至第3のバスリング41〜43は、インバータとの接続のための給電部412,422,423を有している。
具体的には、第1のバスリング41は、本体部410と、U相の巻線32Uの一端部321Uに接続される複数(本実施の形態では4個)の接続部411と、本体部410から軸方向に立ち上がって形成された給電部412とを一体に有している。第2のバスリング42は、本体部420と、V相の巻線32Vの一端部321Vに接続される複数(本実施の形態では4個)の接続部421と、本体部420から軸方向に立ち上がって形成された給電部422とを一体に有している。第3のバスリング43は、本体部430と、W相の巻線32Wの一端部321Wに接続される複数(本実施の形態では4個)の接続部431と、本体部430から軸方向に立ち上がって形成された給電部432とを一体に有している。
また、中性相バスバー44は、本体部440と、各相の巻線32U,32V,32Wの他端部322U,322V,322Wにそれぞれ接続される複数(本実施の形態では12個)の接続部441とを一体に有している。このように、中性相バスバー44は、第1乃至第3のバスリング41〜43のそれぞれの接続部411,421,431の数(4個)よりも多い数の接続部441を有している。
図3は、集配電リング4の分解斜視図である。第1乃至第3のバスリング41〜43は、線状の中心導体400aを絶縁体400bで被覆してなる絶縁電線を用いて、接続部411,421,431となる部分の絶縁体400bが除去された絶縁電線を環状に湾曲してなる。
第1のバスリング41の複数の接続部411は、中心導体400aを屈曲させることにより本体部410から径方向の外側に突出している。同様に、第2のバスリング42の複数の接続部421は、中心導体400aを屈曲させることにより本体部420から径方向の外側に突出している。また同様に、第3のバスリング43の複数の接続部431は、中心導体400aを屈曲させることにより本体部430から径方向の外側に突出している。第1乃至第3のバスリング41〜43の接続部411,421,431の本体部410,420,430からの突出方向は、中性相バスバー44側と反対側である。
第1のバスリング41の給電部412は、径方向外方に延在した一対の延在部412aと、一対の延在部412aの先端部から軸方向に立ち上がって形成された一対の立ち上り部412bとを有している。一対の立ち上り部412bにおける絶縁体400bから露出した中心導体400aには、図略の給電端子が接続され、この給電端子を介して電流が供給される。
同様に、第2のバスリング42の給電部422は、径方向外方に延在した一対の延在部422aと、一対の延在部422aの先端部から軸方向に立ち上がって形成された一対の立ち上り部422bとを有している。一対の立ち上り部422bにおける絶縁体400bから露出した中心導体400aには、図略の給電端子が接続され、この給電端子を介して電流が供給される。
また同様に、第3のバスリング43の給電部432は、径方向外方に延在した一対の延在部432aと、一対の延在部432aの先端部から軸方向に立ち上がって形成された一対の立ち上り部432bとを有している。一対の立ち上り部432bにおける絶縁体400bから露出した中心導体400aには、図略の給電端子が接続され、この給電端子を介して電流が供給される。
第1乃至第3のバスリング41〜43の接続部411,421,431は、絶縁体400bが除去されて単線である中心導体400aが露出した部分に形成されている。これらの接続部411,421,431の構成の詳細については後述する。
中性相バスバー44は、板状の導電部材を屈曲して形成され、本体部440及び複数の接続部441を一体に有している。中性相バスバー44の本体部440は、径方向に所定の厚みを有する板状である。中性相バスバー44の複数の接続部441は、本体部440から径方向に突出して形成されている。中性相バスバー44の接続部441の本体部440からの突出方向は、第1乃至第3のバスリング41〜43側と反対側である。
中性相バスバー44の複数の接続部441は、径方向の内側に開口を有し、巻線32に加締めによって接合される加締め部442と、加締め部442を本体部440に対して支持する支持部443とを一体に有している。支持部443は、本体部440における軸方向の一端部から延在して形成されている。中性相バスバー44の接続部441の構成の詳細については後述する。
保持部材5は、樹脂等の絶縁体からなり、第1乃至第3のバスリング41〜43を保持する第1の保持部50と、中性相バスバー44を保持する第2の保持部51とを一体に有している。本実施の形態では、複数(本実施の形態では6個)の保持部材5が第1乃至第3のバスリング41〜43の周方向に沿って所定の間隔を有して配置されている。
第1の保持部51は、略直方形状であり、第1乃至第3のバスリング41〜43のそれぞれの本体部410,420,430の一部を収容可能な第1乃至第3の凹部50a,50b,50cを有している。第1乃至第3の凹部50a,50b,50cは、径方向の一側(外側)に開口し、かつ径方向の内側に向かって窪むように形成されている。また、第1乃至第3の凹部50a,50b,50cは、軸方向に沿って並んで設けられている。
第2の保持部51は、周方向に沿って見た断面が軸方向に開口を有するU字状であり、中性相バスバー44の本体部440の一部が嵌合する嵌合溝51aが周方向に延びて形成されている。また、第2の保持部51は、周方向に沿って所定の曲率で円弧状に湾曲して延在し、第1の保持部51よりも周方向に延出して形成されている。
図4は、集配電リング4の構成例を示し、(a)は平面図、(b)は側面図である。
図4(a)に示すように、第1のバスリング41の複数の接続部411、第2のバスリング42の接続部421、及び第3のバスリング43の接続部431は、軸方向に重ならず、かつ周方向の間隔がそれぞれ等しくなるように設定されている。なお、「間隔がそれぞれ等しくなるように設定されている」とは、完全に等しくなくてもよく、例えば、0.1mm〜2.0mm程度ずれていてもよい。
また、第1乃至第3のバスリング41〜43の接続部411,421,431は、中性相バスバー44から離れる方向に突出している。本実施の形態では、第1乃至第3のバスリング41〜43の接続部411,421,431が径方向の外側に突出するのに対し、中性相バスバー44の接続部441は径方向の内側に突出している。これにより、第1乃至第3のバスリング41〜43の接続部411,421,431と巻線32との接続作業をする際の作業スペースと、中性相バスバー44の接続部441と巻線32との接続作業をする際の作業スペースとが、径方向の内側と外側とで分離される。
中性相バスバー44は、第1乃至第3のバスリング41〜43よりも小径に形成されており、第1乃至第3のバスリング41〜43の径方向の内側で、保持部材5の第2の保持部51に保持されている。
図5(a)は、中性相バスバー44が打ち抜き成形される金属板6の一部を示す平面図である。図5(b)は、第1のバスリング41を仮に金属板7の打ち抜き成形によって形成した場合について、その金属板7の一部を示す平面図である。図5(a)及び(b)では、金属板が打ち抜きされる部分の外縁を二点鎖線で示している。
中性相バスバー44は、導電性を有する金属板6を所定の形状に打ち抜き形成された板状の導電部材61を例えばプレス加工によって屈曲させることにより、本体部440及び複数の接続部441が一体に形成される。
図5(a)に示すように、打ち抜き加工後の金属板6は、中性相バスバー44として用いられる帯状成形体61と、帯状成形体61を除いた部分であって、廃棄される廃材部60とが同時に形成される。帯状成形体61は、中性相バスバー44の本体部440となる帯状の第1の板部610と、接続部411となる複数の第2の板部611とを有している。第2の板部611は、T字状を呈し、加締め部442となる先端部613、及び支持部443となる第1の板部610側の基端部612を有している。
一方、第1のバスリング41を金属板7の打ち抜き成形によって形成した場合、この金属板7の打ち抜きによって、第1のバスリング41となる帯状成形体71と複数の廃材部70とが同時に形成される。帯状成形体71は、帯状の第1の板部710と、先端部713及び基端部712からなるT字状の複数の第2の板部711とを有するが、第2の板部711の数は、中性相バスバー44となる帯状成形体61における第2の板部611の数よりも少ない。
このため、第1のバスリング41を金属板7の打ち抜き成形によって形成した場合の金属板7における複数の廃材部70の面積の総和は、中性相バスバー44を金属板6の打ち抜き成形によって形成した場合の金属板6における複数の廃材部60の面積の総和よりも大きい。このことは、第2又は第3のバスリング42,43を金属板の打ち抜き成形によって形成した場合も同様である。つまり、本実施の形態では、巻線32との接続部の数が最も多い中性相バスバー44のみを金属板の打ち抜きによって形成することにより、製造時に生じる材料ロスの低減が図られている。
図6は、保持部材5の構成例を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(b)のA−A線断面図である。なお、図6では、保持部材5に保持される第1乃至第3のバスリング41〜43及び中性相バスバー44を仮想線(二点鎖線)で示している。
図6(a)に示すように、第1の保持部50及び第2の保持部51は径方向に並び、第1の保持部50は径方向の一側(外側)に、第2の保持部51は径方向の他側(内側)に、それぞれ配置される。第2の保持部51は、中性相バスバー44の本体部440の曲率に適合するように周方向に沿って湾曲して形成され、第1の保持部50は、その周方向の中央部に設けられている。
図6(b)に示すように、保持部材5の第1の保持部50における第1乃至第3の凹部50a,50b,50cは、それぞれ周方向に沿って延びるように形成されている。第1のバスリング41は、第1の保持部50における第1の凹部50aに本体部410の一部が収容されて、保持部材5に保持されている。第2のバスリング42は、第2の凹部50bに本体部420の一部が収容されて、保持部材5に保持されている。第3のバスリング43は、第3の凹部50cに本体部430の一部が収容されて、保持部材5に保持されている。
図6(c)に示すように、保持部材5の第1の保持部50は、径方向に所定の厚みを有する板状の基部500と、基部500から径方向に突出して軸方向に沿って並んで形成された上壁部501,第1の中壁部502,第2の中壁部503,及び下壁部504とを一体に有している。上壁部501と第1の中壁部502との間には第1の凹部50aが形成され、第1の中壁部502と第2の中壁部503との間には第2の凹部50bが形成され、第2の中壁部503と下壁部504との間には第3の凹部50cが形成されている。
ここで、保持部材5は、第1の保持部50と、第1の保持部50よりも周方向に延出した第2の保持部51とを一体に有して構成されるので、第1の保持部50の軸方向に対する傾きが抑制されている。より詳細には、例えば第1の保持部50の上壁部501に対して径方向の外側から内側に向かう方向(矢印A方向)の力が作用したとき、第2の保持部51が第1の保持部50よりも周方向に延出されていない場合に比較して、第1の保持部50の軸方向に対して傾斜することが抑制される。つまり、保持部材5による第1乃至第3のバスリング41〜43の支持剛性が確保されている。
本実施の形態では、中性相バスバー44が、図6(c)に示すように、軸方向に沿って並列した第1乃至第3のバスリング41〜43に対して径方向に沿って並列して配置されている。より具体的には、中性相バスバー44の本体部440が保持部材5を介して第3のバスリング43の本体部430と径方向に沿って並列して配置され、中性相バスバー44の接続部441が第1及び第2のバスリング41,42の本体部410,420と径方向に沿って並列して配置されている。ただし、これに限らず、中性相バスバー44は、第1乃至第3のバスリング41〜43のうち少なくとも1つのバスリングと径方向に並んで配置されていればよい。
第1乃至第3のバスリング41〜43及び中性相バスバー44がこのように配置されていることにより、例えば第1乃至第3のバスリング41〜43及び中性相バスバー44を径方向に沿って同心状に配置した場合に比較して、径方向における寸法の縮小が図られている。
次に、集配電リング4の組付方法について説明する。集配電リング4を組み付ける際には、先ず、第1乃至第3のバスリング41〜43を複数の保持部材5の第1の保持部50に組み付けた後に、中性相バスバー44を複数の保持部材5の第2の保持部51に組み付ける。
より具体的には、第1乃至第3のバスリング41〜43の径方向の内側に保持部材5を配置して、保持部材5における第1の保持部50の第1乃至第3の凹部50a,50b,50cに、第1乃至第3のバスリング41〜43のそれぞれの本体部410,420,430を収容する。そうすると、第1乃至第3のバスリング41〜43が保持部材5に組み付けられて第1乃至第3のバスリング41〜43が同心状に配置されると共に、複数の保持部材5が周方向に沿って環状に配置される。そして、環状に配置された複数の保持部材5の嵌合溝51aに中性相バスバー44の本体部440を嵌合する。これにより、中性相バスバー44が保持部材5によって保持されて、集配電リング4の組み付けが完了する。
次に、第1乃至第3のバスリング41〜43の接続部411,421,431の構成、及び巻線32との接続方法について説明する。ただし、これらの接続部411,421,431はその形状がそれぞれ同様であるので、このうち第1のバスリング41の接続部411を例にとって、図7を参照して説明する。
図7は、第1のバスリング41の接続部411とU相の巻線32Uの一端部321Uとの接続方法を示す説明図であり、(a)は加締め前の接続部411とU相の巻線32Uの一端部321Uの状態を示し、(b)は加締め後の接続部411とU相の巻線32Uの一端部321Uの状態を示す。なお、図7では、U相の巻線32Uの一端部321Uを仮想線(二点鎖線)で示している。
図7(a)に示すように、接続部411は、本体部410の絶縁体400bが除去された一端から径方向の外側に湾曲して延在した第1及び第2の延在部411a,411bと、第1及び第2の延在部411a,411bの先端から直線状に延びた第1の軸部411c及び第2の軸部411dと、第1及び第2の軸部411c,411dの先端との間を結合するようにU字状に湾曲したU字部411eとを一体に有している。
第1のバスリング41とU相の巻線32Uとは、巻線32Uの一端部321Uが挿通された状態の接続部411を加締めることによって電気的に接続される。
本実施の形態では、この接続を熱加締め(ヒュージング)によって行う。すなわち、U相の巻線32Uの一端部321Uが挿通された状態の接続部411を加熱しながら加締めることによって第1のバスリング41とU相の巻線32Uとを電気的に接続する。接続部411には予め錫メッキが施され、加熱によってメッキされた錫が溶融することにより、電気的な接続がより確実となる。
この熱加締めについてより具体的に述べると、正電極81を接続部411の第1の軸部411cに接触させると共に、負電極82を接続部411の第2の軸部411dに接触させ、第1及び第2の軸部411c,411dを正電極81及び負電極82によってU相の巻線32Uの一端部321Uに押し付けながら、正電極81と負電極82との間に直流電圧を印加する。
すると、図7(b)に示すように、第1及び第2の軸部411c,411dとの間の距離が狭くなり、正電極81から、接続部411の第1の軸部411c、巻線32Uの一端部321U、第2の軸部411dを介して負電極82に直流電流が流れ、そのジュール熱によって先ずメッキされた錫が溶融し、続いて接続部411の第1及び第2の軸部411c,411dならびに一端部321Uの一部が溶融する。これにより、第1のバスリング41の接続部411とU相の巻線32Uの一端部321Uとが電気的に接続される。
図8は、中性相バスバー44の接続部441の構成例を示し、(a)は軸方向から見た平面図、(b)は径方向内側から見た正面図、(c)は周方向に見た側面図である。
図8(a)に示すように、接続部441の加締め部442は、平面視においてU字状であり、所定の距離を介して対向し合う第1及び第2の平板部442a,442bと、第1及び第2の平板部442a,442bとを結合して半円状に湾曲した湾曲部442cとを一体に有する。
図8(b)に示すように、第1の平板部442aと第2の平板部442bは、軸方向に沿って平行な平坦状であり、互いに平行である。加締め部442と本体部440との間には、支持部443が介在している。
図8(c)に示すように、支持部443は、側面視において階段状であり、段階的に軸方向へ延びるように形成されている。支持部443は、本体部440の上端部から軸方向に延びる第1の延在部443aと、第1の延在部443aの端部から径方向内方に張り出して形成された張り出し部443bと、張り出し部443bの端部から軸方向へ更に延びて形成されて加締め部442に連続する第2の延在部443bとを一体に有している。
次に、中性相バスバー44の接続部441と、各相の巻線32の他端部322U,322V,322Wとの接続方法について説明する。ただし、説明の便宜上、各相の巻線32U,32V,32Wのうち、U相の巻線32Uの他端部322Uを例にとって、図9を参照して説明する。
図9は、中性相バスバー44の接続部441とU相の巻線32Uの他端部322Uとの接続方法を示す説明図であり、(a)は加締め前の接続部441とU相の巻線32Uの他端部322Uの状態を示し、(b)は加締め後の接続部441とU相の巻線32Uの他端部322Uの状態を示す。なお、図9では、U相の巻線32Uの他端部322Uを仮想線(二点鎖線)で示している。
本実施の形態では、中性相バスバー44とU相の巻線32Uとの接続を、先に述べた第1のバスリング41と巻線32Uの一端部321Uとの接続方法と同様に、熱加締めによって行う。
この熱加締めについてより具体的に述べると、正電極91を接続部441における加締め部442の第1の平板部442aに接触させると共に、負電極92を加締め部442の第2の平板部442bに接触させ、第1及び第2の平板部442a,442bを正電極91及び負電極92によってU相の巻線32Uの一端部321Uに押し付けながら、正電極91と負電極92との間に直流電圧を印加する。接続部441には予め錫メッキが施されている。
すると、図9(b)に示すように、第1及び第2の平板部441a,442bとの間の距離が狭くなり、正電極91から、加締め部442の第1の平板部441a、巻線32Uの他端部322U、第2の平板部442bを介して負電極92に直流電流が流れ、そのジュール熱によって先ずメッキされた錫が溶融し、続いて加締め部442の第1及び第2の平板部442a,442bならびに端部322Uの一部が溶融する。これにより、中性相バスバー44の接続部441における加締め部442とU相の巻線32Uの他端部322Uとが電気的に接続される。以上により、中性相バスバー44とU相の巻線32Uの一端部321Uとが電気的に接続される。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用及び効果が得られる。
(1)集配電リング4は、第1乃至第3のバスリング41〜43が軸方向に沿って並列して配置され、中性相バスバー44が第1乃至第3のバスリング41〜43と径方向に沿って配置されているので、例えば特許文献1に記載の集配電リングのように第1乃至第3のバスリング及び中性相バスバーが径方向に沿って並列している場合に比較して、径方向における寸法を小さくすることができる。すなわち、集配電リング4の小型化を図ることができ、搭載対象物である車両への搭載性を高めることが可能となる。
(2)中性相バスバー44は、所定の形状に打ち抜き形成された板状の導電部材61を屈曲させることにより本体部440及び複数の接続部441が一体に形成されるので、製造時に生じる材料ロスの低減を図りながら、中性相バスバー44を容易に形成することができる。
(3)第1乃至第3のバスリング41〜43の接続部411,421,431と、中性相バスバー44の接続部441とは互いに遠ざかるように径方向に突出している。この構成により、これらの接続部411,421,431,441を熱加締めする際の作業スペースを十分に確保することができ、作業性を向上することができる。
(4)保持部材5は、第1の保持部50と第2の保持部51とを一体に有し、第2の保持部50が第1の保持部51よりも周方向に延出しているので、保持部材5の支持剛性を高めることができ、集配電リング4の高剛性化することができる。
(5)集配電リング4は、第1乃至第3のバスリング41〜43が複数の本体部410,420,430と、複数の接続部411,421,431を一体に有しているので、特許文献1に記載の集配電リングのように、巻線と接続するための端子部を別途に設ける必要がなく、部品点数を削減できる。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]複数相の巻線(32U,32V,32W)に対して集配電を行う集配電リング(4)であって、周方向に延びて環状に形成された本体部(410,420,430,440)、及び前記本体部(410,420,430,440)に設けられて前記巻線(32U,32V,32W)に接続される複数の接続部(411,421,431,441)を有する第1乃至第4の環状導体(41〜44)と、前記第1乃至第4の環状導体(41〜44)を保持して相互に固定する複数の保持部材(5)とを備え、前記第1乃至第3の環状導体(41〜43)は、軸方向に沿って同心状に並列して配置され、前記第4の環状導体(44)は、前記第1乃至第3の環状導体(41〜43)のうち少なくとも1つの環状導体と径方向に並んで配置された、集配電リング(4)。
[2]前記第1乃至第3の環状導体(41〜43)は、線状の中心導体(440a)を絶縁体(400b)で被覆してなる絶縁電線を用いて、前記接続部(411,421,431)となる部分の前記絶縁体(400b)が除去された前記絶縁電線を環状に湾曲してなり、前記第4の環状導体(44)は、所定の形状に打ち抜き形成された板状の導電部材を屈曲させることにより前記本体部(440)及び前記複数の接続部(441)が一体に形成されると共に、前記第1乃至第3の環状導体(41〜43)の何れの環状導体の前記接続部(411,421,431)の数よりも多い数の前記接続部(441)を有する、前記[1]に記載の集配電リング(4)。
[3]前記第1乃至第3の環状導体(41〜43)の前記接続部(411,421,431)は、中心導体(440a)を屈曲させることにより前記本体部(410,420,430)から径方向に突出し、前記第1乃至第3の環状導体(41〜43)の前記接続部(411,421,431)の突出方向が、前記第4の環状導体(44)側と反対側である、前記[2]に記載の集配電リング(4)。
[4]前記保持部材(5)は、径方向の一側に配置されて前記第1乃至第3の環状導体(41〜43)を保持する第1の保持部(50)と、径方向の他側に配置されて第4の環状導体(44)を保持する第2の保持部(51)と、を有し、前記第1の保持部(50)は、前記第1乃至第3の環状導体(41〜43)の前記本体部(410,420,430)の一部をそれぞれ収容し、前記径方向の一側に開口する第1乃至第3の凹部(50a,50b,50c)を有し、前記第2の保持部(51)には、前記第4の環状導体(44)の前記本体部(440)の一部が嵌合する嵌合溝(51a)が周方向に延びて形成され、前記第2の保持部(51)が前記第1の保持部(50)よりも周方向に延出して形成されている、前記[2]又は[3]に記載の集配電リング(4)。
[5]前記複数相の巻線(32U,32V,32W)は、U相,V相,及びW相の電流が供給される電動機(1)の複数のコア31に巻き回され、前記第1の環状導体(41)は、前記のU相の巻線(32U)の一端部(321U)に前記複数の接続部(411)が接続され、前記第2の環状導体(42)は、前記V相の巻線(32V)の一端部(321V)に前記複数の接続部(421)が接続され、前記第3の環状導体(43)は、前記W相の巻線(32W)の一端部(321W)に前記複数の接続部(431)が接続され、前記第4の環状導体(44)は、前記U相,V相,及びW相の巻線(32U,32V,32W)のそれぞれの他端部(322U,322V,322W)が前記接続部(441)に接続された、[1]乃至[4]の何れか1つに記載の集配電リング(4)。
[6][5]に記載の集配電リング(4)と、前記複数のコア(31)を環状に配置してなるステータ(3)と、前記複数相の巻線(32U,32V,32W)への通電により発生する磁力によって前記ステータ(3)に対して回転するロータ(2)と、を備えた電動機(1)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、第1乃至第3のバスリング41〜43は、本体部410,420,430において中心導体400aが絶縁体400bで被覆されていたが、これに限らず、第1乃至第3のバスリング41〜43のうち少なくとも1つのバスリングは、絶縁体400bで被覆されていない導体であってもよい。
また、上記実施の形態では、中性相バスバー44の接続部441が径方向の内側へ突出していたが、これに限定されず、例えば、中性相バスバー44の接続部441は本体部440に対して径方向に突出していなくてもよい。
また、上記実施の形態では、第1乃至第3のバスリング41〜43の内側に中性相バスバー44が配置されていたが、これに限定されず、中性相バスバー44が第1乃至第3のバスリング41〜43の外側に配置されていてもよい。この場合には、第1乃至第3のバスリング41〜43の接続部411,421,431は径方向の内側へ突出し、中性相バスバー44の接続部441は径方向の外側へ突出して形成されることが望ましい。
またさらに、巻線32との接続作業のための作業スペースを確保できる場合には、第1乃至第3のバスリング41〜43の接続部411,421,431と、中性相バスバー44の接続部441とが、径方向における同方向に突出していてもよい。すなわち、第1乃至第3のバスリング41〜43の接続部411,421,431及び中性相バスバー44の接続部441が、共に径方向の外側に突出していてもよく、共に径方向の内側に突出していてもよい。この場合には、集配電リング4が径方向寸法にさらに小型化される。
1…電動機
2…ロータ
3…ステータ
31…コア
32…巻線
321U,321V,321W…一端部
322U,322V,322W…他端部
32U,32V,32W…U相,V相,W相の巻線
4…集配電リング
41〜43…第1乃至第3のバスリング
44…中性相バスバー
411,421,431,441…接続部
410,420,430,440…本体部
5…保持部材
50…第1の保持部
51…第2の保持部

Claims (6)

  1. 複数相の巻線に対して集配電を行う集配電リングであって、
    周方向に延びて環状に形成された本体部、及び前記本体部に設けられて前記巻線に接続される複数の接続部を有する第1乃至第4の環状導体と、
    前記第1乃至第4の環状導体を保持して相互に固定する複数の保持部材とを備え、
    前記第1乃至第3の環状導体は、軸方向に沿って同心状に並列して配置され、
    前記第4の環状導体は、前記第1乃至第3の環状導体のうち少なくとも1つの環状導体と径方向に並んで配置された、
    集配電リング。
  2. 前記第1乃至第3の環状導体は、線状の中心導体を絶縁体で被覆してなる絶縁電線を用いて、前記接続部となる部分の前記絶縁体が除去された前記絶縁電線を環状に湾曲してなり、
    前記第4の環状導体は、所定の形状に打ち抜き形成された板状の導電部材を屈曲させることにより前記本体部及び前記複数の接続部が一体に形成されると共に、前記第1乃至第3の環状導体の何れの環状導体の前記接続部の数よりも多い数の前記接続部を有する、
    請求項1に記載の集配電リング。
  3. 前記第1乃至第3の環状導体の前記接続部は、前記中心導体を屈曲させることにより前記本体部から径方向に突出し、
    前記第1乃至第3の環状導体の前記接続部の突出方向が、前記第4の環状導体側と反対側である、
    請求項2に記載の集配電リング。
  4. 前記保持部材は、径方向の一側に配置されて前記第1乃至第3の環状導体を保持する第1の保持部と、径方向の他側に配置されて第4の環状導体を保持する第2の保持部と、を有し、
    前記第1の保持部は、前記第1乃至第3の環状導体の前記本体部の一部をそれぞれ収容し、前記径方向の一側に開口する第1乃至第3の凹部を有し、
    前記第2の保持部には、前記第4の環状導体の前記本体部の一部が嵌合する嵌合溝が周方向に延びて形成され、
    前記第2の保持部が前記第1の保持部よりも周方向に延出して形成されている、
    請求項2又は3に記載の集配電リング。
  5. 前記複数相の巻線は、U相,V相,及びW相の電流が供給される電動機の複数のコアに巻き回され、
    前記第1の環状導体は、前記U相の巻線の一端部に前記複数の接続部が接続され、
    前記第2の環状導体は、前記V相の巻線の一端部に前記複数の接続部が接続され、
    前記第3の環状導体は、前記W相の巻線の一端部に前記複数の接続部が接続され、
    前記第4の環状導体は、前記U相,V相,及びW相の巻線のそれぞれの他端部が前記接続部に接続された、
    請求項1乃至4の何れか1項に記載の集配電リング。
  6. 請求項5に記載の集配電リングと、
    前記複数のコアを環状に配置してなるステータと、
    前記複数相の巻線への通電により発生する磁力によって前記ステータに対して回転するロータと、
    を備えた電動機。
JP2015084119A 2015-04-16 2015-04-16 集配電リング及び電動機 Pending JP2016208577A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015084119A JP2016208577A (ja) 2015-04-16 2015-04-16 集配電リング及び電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015084119A JP2016208577A (ja) 2015-04-16 2015-04-16 集配電リング及び電動機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016208577A true JP2016208577A (ja) 2016-12-08

Family

ID=57487977

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015084119A Pending JP2016208577A (ja) 2015-04-16 2015-04-16 集配電リング及び電動機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016208577A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019102640A1 (ja) * 2017-11-24 2019-05-31 日本電産株式会社 モータ
DE102019210126A1 (de) * 2019-07-09 2021-01-14 Brose Fahrzeugteile SE & Co. Kommanditgesellschaft, Würzburg Stator für eine elektrische Maschine
WO2021124669A1 (ja) * 2019-12-16 2021-06-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 バスバーガイド及びそれを用いたバスバー集合体、モータ
JP2021518735A (ja) * 2018-03-23 2021-08-02 ヴァレオ エキプマン エレクトリク モトゥール 回転電機のための電気接続装置
WO2022082412A1 (zh) * 2020-10-20 2022-04-28 舍弗勒技术股份两合公司 汇流环端子、集电环和电机
WO2023228734A1 (ja) * 2022-05-25 2023-11-30 ニデック株式会社 ステータ、およびモータ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011205875A (ja) * 2010-03-03 2011-10-13 Nippon Densan Corp バスバーユニット及びモータ
JP2014155319A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Hitachi Metals Ltd 集配電リング及びその製造方法
JP2015046958A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 日立金属株式会社 集配電リング

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011205875A (ja) * 2010-03-03 2011-10-13 Nippon Densan Corp バスバーユニット及びモータ
JP2014155319A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Hitachi Metals Ltd 集配電リング及びその製造方法
JP2015046958A (ja) * 2013-08-27 2015-03-12 日立金属株式会社 集配電リング

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019102640A1 (ja) * 2017-11-24 2019-05-31 日本電産株式会社 モータ
CN111373636A (zh) * 2017-11-24 2020-07-03 日本电产株式会社 马达
JPWO2019102640A1 (ja) * 2017-11-24 2020-11-19 日本電産株式会社 モータ
JP2021518735A (ja) * 2018-03-23 2021-08-02 ヴァレオ エキプマン エレクトリク モトゥール 回転電機のための電気接続装置
DE102019210126A1 (de) * 2019-07-09 2021-01-14 Brose Fahrzeugteile SE & Co. Kommanditgesellschaft, Würzburg Stator für eine elektrische Maschine
WO2021124669A1 (ja) * 2019-12-16 2021-06-24 パナソニックIpマネジメント株式会社 バスバーガイド及びそれを用いたバスバー集合体、モータ
WO2022082412A1 (zh) * 2020-10-20 2022-04-28 舍弗勒技术股份两合公司 汇流环端子、集电环和电机
WO2023228734A1 (ja) * 2022-05-25 2023-11-30 ニデック株式会社 ステータ、およびモータ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016208577A (ja) 集配電リング及び電動機
US8922079B2 (en) Electric motor and centralized power distribution member
JP5991172B2 (ja) 電動機の製造方法
JP5729091B2 (ja) バスバー、モータ及びこれらの製造方法
JP5849939B2 (ja) 集配電リング及び電動機
JP6809476B2 (ja) モータ
WO2015060058A1 (ja) バスバーユニットおよびモータ
JP5929715B2 (ja) 集配電リング及び電動機
CN108886283B (zh) 马达
JP2009261082A (ja) 回転電機の集配電リング
JP5991261B2 (ja) 電動機の製造方法
EP3073617A1 (en) Electrical collecting and distributing ring and electric motor
JP2012075215A (ja) ステータ
WO2018155006A1 (ja) モータ
JP6353722B2 (ja) バスバーユニット及びこれを備えた回転電機
JP6668671B2 (ja) 電動機の製造方法
US20220311299A1 (en) Stator and motor
US20220393535A1 (en) Motor
US20220311301A1 (en) Motor
JPWO2019065586A1 (ja) モータ
JP2014064361A (ja) 配電部品及び回転電機
JP6549836B2 (ja) 電動機及び電動機の製造方法
JP5991173B2 (ja) 集配電リング及び電動機
JPWO2015083229A1 (ja) 集配電リング及び電動機
JP6160635B2 (ja) 集配電リング及び電動機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171117

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180327

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181122

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190219