JPWO2019244970A1 - 印刷用塗工紙 - Google Patents

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Abstract

原紙の少なくとも片面に顔料塗工層を備え、最外顔料塗層が0.50μmより大きく0.80μm以下の平均粒子径(D50)を有する炭酸カルシウムを含み、白紙光沢度(75°)が60%以上である、印刷用塗工紙。

Description

本発明は高い白紙光沢度と高い強度を備える印刷用塗工紙に関する。
塗工紙は光沢塗工紙と艶消し塗工紙に大別される。光沢塗工紙の中でも高光沢塗工紙には、従来高級印刷に用いられていたアート紙、スーパーアート紙、あるいはカタログ、パンフレットなどに用いられるコート紙等があり、これらは印刷仕上がりにおいて白紙光沢度も印刷光沢度も高いグロス調となる。また、艶消し塗工紙は高光沢塗工紙よりも白紙光沢度や印刷光沢度が低い塗工紙であり、ダル調塗工紙、マット調塗工紙がある。
一般的に、高光沢塗工紙においては扁平な顔料であるカオリンまたはクレーを多量に使用することや、光沢発現性が良好なプラスチックピグメントを使用することで白紙光沢度を達成している。カオリンまたはクレーなどの扁平顔料の主面は酸性、側面は塩基性であり(非特許文献1)、塗工紙で一般的に使用されるラテックス等の接着剤は酸性基を含む。したがって、カオリンまたはクレーの主面は酸性であるのでラテックス等の接着剤との親和性が低い。一方、カオリンまたはクレーの側面は塩基性であるので接着剤との親和性が高いが面積が小さく充分な接着面積が達成できないことに起因して、強度の発現効率が低いという問題があった。
カオリンまたはクレーは黄色〜茶色い色味を持つ顔料であり、これを多用した塗工紙は黄色味が強いため、高光沢塗工紙の色相が黄色っぽくなる傾向があった。黄色味はL***測色系におけるb*で示されるが、黄色味の強い紙はb*値が高くなる傾向がある。黄色味の強い紙に印刷した場合、印刷物全体の黄色味が強くなってしまうため、印刷物の発色が劣る傾向があった。
プラスチックピグメントは、非常に高価な資材であり、チラシ等の汎用の一般光沢塗工紙に使用することは困難であった。また、環境への配慮から有機顔料であるプラスチックピグメントの使用を避ける例が増えてきている。
この他に高光沢塗工紙に関して、平均粒子径0.50μm以下の非常に細かい炭酸カルシウムを使用して光沢度を向上させる技術が提案されている(特許文献2)。しかし、粒子径が細かすぎる炭酸カルシムは比表面積も大きくなってしまうため、バインダー要求量が高くなり、結果的に紙力が低下してしまう恐れがあった。
特開2007−231457号公報 特開平7−229091号公報
紙パルプ技術協会誌、Vol.62(2008)No.6、p.694−699
本発明は高い白紙光沢度と高い強度を備える印刷用塗工紙を提供することを課題とする。
本発明者は上記課題に鑑み、鋭意検討を重ねた結果、特定の微粒炭酸カルシウムを含む顔料塗工層を備える印刷用塗工紙が上記課題を解決することを見出した。すなわち、前記課題は以下の本発明によって解決される。
[1]原紙の少なくとも片面に顔料塗工層を備え、
最外顔料塗層が0.50μmより大きく0.80μm以下の平均粒子径(D50)を有する炭酸カルシウムを含み、
白紙光沢度(75°)が60%以上である、印刷用塗工紙。
[2]前記最外顔料塗工層における顔料100重量部中に、前記炭酸カルシウムを40重量部以上含む、[1]に記載の印刷用塗工紙。
[3]前記炭酸カルシウムの平均粒子径(D50)が0.55〜0.75μmである、[1]または[2]に記載の印刷用塗工紙。
[4]藍紅印刷部の印刷光沢度が70%以上である[1]〜[3]のいずれかに記載の印刷用塗工紙。
[5]前記最外顔料塗工層における顔料100重量部中に、前記炭酸カルシウムを75重量部以上含む、[2]に記載の印刷用塗工紙。
[6]複数の顔料塗工層を備え、かつ前記最外顔料塗工層の塗工量が最内顔料塗工層の塗工量より多い、[1]〜[5]のいずれかに記載の印刷用塗工紙。
[7]最外塗工層の塗工量が、7g/m2以上である[1]〜[6]のいずれかに記載の印刷用塗工紙。
本発明により、高い白紙光沢度と高い強度を備える印刷用塗工紙を提供できる。
以下、本発明を詳細に説明する。本発明において「〜」はその端点を含む。すなわち「X〜Y」はXおよびYの値を含む。また、「XまたはY」はX、Yのいずれか一つ、あるいは双方を意味する。
1.印刷用塗工紙
印刷用塗工紙とは原紙の上に設けられた顔料塗工層を備える印刷用の紙である。顔料塗工層とは白色顔料を主成分とする層である。本発明の印刷用塗工紙は、最外顔料塗工層が0.50μmより大きく0.80μm以下の平均粒子径(D50)を有する炭酸カルシウムを含有する。本発明の印刷用塗工紙は、用紙表面にオフセット印刷、グラビア印刷、オンデマンド印刷(レーザー方式、インクジェット方式、電子写真方式)、などの商業印刷を施すことができ、用途しては書籍、雑誌、ポスター、封筒、カレンダーなどが挙げられるが、これらに限定されない。
(1)顔料塗工層
1)顔料
顔料塗工層は平均粒子径(D50)が0.50μmより大きく0.80μm以下の炭酸カルシウム(以下、「第1の炭酸カルシウム」ともいう)を含む。D50は体積50%平均粒子径である。沈降法による顔料の粒度分布およびD50は、Malvern社製、マスターサイザー3000等により測定可能である。炭酸カルシウムのD50の上限は0.75μm以下であることが好ましく、0.70μm以下であることが好ましい。顔料の比表面積とバインダー要求量の観点から下限は0.55μm以上であることが好ましい。D50上記範囲であれば塗工層が緻密になるため高光沢となり、さらに0.50μm未満の顔料を使用した場合と比較してバインダー要求量が少ないため、優れた強度を備える印刷用塗工紙を得ることができる。
顔料塗工層が原紙の両面に存在する場合は、少なくとも一方の面の最外顔料塗工層が第1の炭酸カルシウムを含めばよい。
最外顔料塗工層における第1の炭酸カルシウムの配合量の下限は、当該顔料塗工層中の顔料100重量部中、40重量部以上であることが好ましく、75重量部以上であることがより好ましく、80重量部以上であることがより好ましい。全量を第1の炭酸カルシウムとしてもよい。第1の炭酸カルシウムは、重質炭酸カルシウムまたはパルプ製造工程の苛性化工程で製造された軽質炭酸カルシウム(苛性化軽質炭酸カルシウム、特許5274077号公報参照)であることが好ましい。
顔料塗工層中の第1の炭酸カルシウム以外の白色顔料として、当該分野で通常使用されている顔料を用いることができる。その例としては、カオリン、クレー、エンジニアードカオリン、デラミネーテッドクレー、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、タルク、二酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、酸化亜鉛、珪酸、珪酸塩、コロイダルシリカ、サチンホワイトなどの無機顔料および密実型、中空型、またはコアーシェル型などの有機顔料が挙げられる。これらの顔料は複数種を組合せて使用してもよい。
第1の炭酸カルシウム以外の白色顔料として、D50が0.80μmを超える重質炭酸カルシウムまたは軽質炭酸カルシウム(以下、「第2の炭酸カルシウム」ともいう)を用いることが好ましい。炭酸カルシウムは接着剤(バインダー)との結着性に優れかつ白色度を向上するので、高い強度、白色度および印刷適性を達成できる。最外顔料塗工層中の顔料100重量部中、第1および第2の炭酸カルシウムの合計量は90重量部以上が好ましく、100重量部がより好ましい。2層以上の顔料塗工層を有する場合、最外塗工層以外の顔料塗工層中の第1および第2の炭酸カルシウムの合計量は限定されないが前記範囲であることが好ましい。第2の炭酸カルシウムは、重質炭酸カルシウムまたは苛性化軽質炭酸カルシウムであることが好ましい。
2)接着剤
顔料塗工層はマトリックスとして接着剤(バインダー)を含む。接着剤は限定されず、公知の接着剤を使用できる。その例としては、スチレン・ブタジエン系共重合体、スチレン・アクリル系共重合体、エチレン・酢酸ビニル系共重合体、ブタジエン・メチルメタクリレート系共重合体、酢酸ビニル・ブチルアクリレート系共重合体、無水マレイン酸共重合体、アクリル酸・メチルメタクリレート系共重合体等のラテックス;完全ケン化ポリビニルアルコール、部分ケン化ポリビニルアルコール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール、アセトアセチル変性ポリビニルアルコール等のポリビニルアルコール類;カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白等の蛋白質類;酸化澱粉、陽性澱粉、尿素燐酸エステル化澱粉、ヒドロキシエチルエーテル化澱粉などのエーテル化澱粉、デキストリン等の澱粉類;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース等のセルロース誘導体等が挙げられる。これらの複数種を組合せて使用できる。
接着剤の量は、印刷適性、塗工適性の点から、全顔料塗工層中の顔料100重量部に対して5〜30重量部であることが好ましく、8〜25重量部であることがより好ましい。その上限としては20重量部以下がより好ましく、17重量部以下が最も好ましい。接着剤の総量が30重量部を越える場合、顔料塗工液の粘度が高くなり塗工時に操業トラブルが生じ易い。さらにこの場合、インキの乾燥性が低下する傾向が見られる。一方、接着剤の総量が5重量部未満であると十分な表面強度を得にくくなる。
本発明の印刷用塗工紙は、全接着剤中10〜80重量%のラテックスを含むことが好ましく、15〜70重量%のラテックスを含むことがより好ましい。ラテックスとはエマルションの形態の接着剤である。ラテックスとしてはスチレン・ブタジエン系ラテックスが好ましい。前述のとおり、炭酸カルシウムはカオリンまたはクレーと比較して、ラテックス等の酸性基を有する接着剤との親和性が良好である。このため本発明の印刷用塗工紙にラテックスを使用することで、強度発現性に優れた印刷用塗工紙を得ることができる。本発明の印刷用塗工紙は顔料塗工層を備えるが、2層以上の顔料塗工層を有する場合、原紙に最も近い層は全接着剤中10〜80重量%のラテックスを含むことが好ましく、原紙に遠い層は30〜60重量%のラテックスを含むことが好ましい。他の接着剤としては澱粉類を用いることが特に好ましく、その量は原紙に最も近い層では全接着剤中30〜90重量%であることが好ましく、原紙に遠い層では40〜70重量%であることが好ましい。
3)他の添加剤
顔料塗工層は、必要に応じて、分散剤、増粘剤、保水剤、消泡剤、耐水化剤、染料、着色用顔料等、通常の塗工紙用顔料に配合される各種助剤を含んでいてもよい。
4)塗工量
顔料塗工層の塗工量は、片面あたり固形分で7g/m2以上が好ましく、10g/m2以上がより好ましく、15g/m2以上がさらに好ましい。塗工量が7g/m2未満では、紙基材表面の凹凸を十分に覆うことができないため、印刷インキの受理性が著しく低下することがあり、また十分な白紙光沢度が得られない場合がある。一方、顔料塗工層の塗工量は、50g/m2以下が好ましく、40g/m2以下がより好ましく、35g/m2以下がさらに好ましい。当該塗工量は片面あたりの全顔料塗工層の合計の値であるが、2層以上の顔料塗工層を有する場合、最内顔料塗工層(原紙に隣接する顔料塗工層)の塗工量は2〜15g/m2が好ましく、より好ましくは5〜12g/m2である。また、最外顔料塗工層の塗工量は7g/m2以上が好ましく、8g/m2以上がより好ましい。その上限は20g/m2以下が好ましく、15g/m2以下がより好ましい。光沢発現性には、最外塗工層の影響が大きいため、最外塗工層の塗工量は最内顔料塗工層の塗工量よりも多いことが好ましい。
(2)原紙
1)パルプ
原紙には公知のパルプを使用できる。公知のパルプとしては、化学パルプ、砕木パルプ(GP)、リファイナー砕木パルプ(RGP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケモサーモメカニカルパルプ(CTMP)、ケミグランドパルプ(CGP)、セミケミカルパルプ(SCP)、古紙パルプなどが挙げられる。本発明においては、化学パルプを使用することが好ましい。化学パルプには、クラフトパルプ法により製造したものと、亜硫酸パルプ法により製造されたものがあり、本発明においてはその両方を使用することができるが、クラフト法により製造した化学パルプが生産コストの面から好適である。原料パルプに占める化学パルプの含有量は、白色度等の観点から、全パルプ中60重量%以上が好ましく、80重量%以上がより好ましく、90重量%以上がさらに好ましく、95重量%以上が特に好ましい。
2)填料
原紙には公知の填料を用いてよい。公知の填料としては、重質炭酸カルシム、軽質炭酸カルシウム、クレー、シリカ、軽質炭酸カルシウム−シリカ複合物、カオリン、焼成カオリン、デラミカオリン、ホワイトカーボン、タルク、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛、酸化亜鉛、酸化チタン、ケイ酸ナトリウムの鉱酸による中和で製造される非晶質シリカ等の無機填料や、尿素−ホルマリン樹脂、メラミン系樹脂、ポリスチレン樹脂、フェノール樹脂などの有機填料が挙げられる。この中でも、中性抄紙やアルカリ抄紙における代表的な填料である重質炭酸カルシウムや軽質炭酸カルシウムが不透明度向上のためにも好ましく使用される。填料として使用する炭酸カルシウムは前述の第1の炭酸カルシウムであってもよいし第2の炭酸カルシウムであってもよいが、軽質炭酸カルシウムが好ましい。紙中填料率は特に制限されないが、1〜40重量%が好ましく、10〜35重量%がさらに好ましい。原紙の強度等を考慮すると、より好ましくは10〜20重量%である。
3)その他
公知の製紙用添加剤も使用できる。例えば、硫酸バンドや各種のアニオン性、カチオン性、ノニオン性あるいは、両性の歩留まり向上剤、濾水性向上剤、各種紙力増強剤や内添サイズ剤等の抄紙用内添助剤を必要に応じて使用することができる。乾燥紙力向上剤としてはポリアクリルアミド、カチオン化澱粉などが挙げられ、湿潤紙力向上剤としてはポリアミドアミンエピクロロヒドリンなどが挙げられる。これらの薬品は地合や操業性などの影響の無い範囲で添加される。内添サイズ剤としてはアルキルケテンダイマーやアルケニル無水コハク酸、ロジンサイズ剤などが挙げられる。更に、染料、顔料、蛍光増白剤、pH調整剤、消泡剤、ピッチコントロール剤、スライムコントロール剤等も必要に応じて添加することができる。
4)原紙の坪量
本発明の印刷用塗工紙の原紙の坪量は40〜160g/m2が好ましく、45〜150g/m2がより好ましく、50〜140g/m2がさらに好ましい。
5)クリア塗工層
本発明の印刷用塗工紙は、上述した原紙の片面または両面にクリア(透明)塗工層を有していてもよい。原紙上にクリア塗工を施すことにより、原紙の表面強度や平滑性を向上させることができ、また、顔料塗工をする際の塗工適性を向上させることができる。クリア塗工の量は、片面あたり固形分で0.1〜3.0g/m2が好ましく、0.2〜2.0g/m2がより好ましく、さらに好ましくは0.5〜2.0g/m2である。
本発明においてクリア塗工とは、例えば、2ロールポンドサイズプレス、ゲートロールコーター、プレメタリングサイズプレス、カーテンコーター、スプレーコーターなどのコータ(塗工機)を使用して、澱粉、酸化澱粉、各種変性澱粉(自家変性、カチオン変性等)などの澱粉類、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコールなどの水溶性高分子を主成分とする塗布塗工液(表面処理液)を、原紙上に塗布塗工(サイズプレス)することをいう。クリア塗工液にサイズ剤を含有させて塗工することもできる。本発明においては澱粉を塗工することが好ましい。
2.製造方法
本発明の印刷用塗工紙は公知の方法で製造できるが、原紙上に、顔料と接着剤を含む顔料塗工液を塗工することにより製造することが好ましい。
(1)原紙の調製
本発明で用いられる原紙に使用される原料についてはすでに述べたとおりである。原紙は公知の抄紙方法で製造される。例えば、トップワイヤー等を含む長網抄紙機、オントップフォーマー、ギャップフォーマ、丸網抄紙機、長網抄紙機と丸網抄紙機を併用した板紙抄紙機、ヤンキードライヤーマシン等を用いて行うことができる。抄紙時のpHは、酸性、中性、アルカリ性のいずれでもよいが、中性またはアルカリ性が好ましい。抄紙速度も特に限定されない。本発明で用いられる原紙は、単層でも多層でもよいが、単層の原紙が好適に使用される。
(2)原紙の平滑化処理
得られた原紙に顔料塗工液を塗工する前に、各種カレンダー装置により原紙に平滑化処理を施すことが好ましい。かかるカレンダー装置としては、スーパーカレンダー、ソフトカレンダー等の一般に使用されているカレンダー装置が適宜使用できる。カレンダー仕上げ条件としては、剛性ロールの温度、カレンダー圧力、ニップ数、ロール速度、カレンダー前の紙水分等が、要求される品質に応じて適宜選択される。原紙にカレンダー処理を施すことで、原紙の平滑性が向上し、顔料塗工適性が向上する。
(3)顔料塗工液の調製
顔料塗工液は顔料、接着剤、および必要に応じて添加剤を水に分散または溶解することで調製できる。前述の顔料塗工層を形成できるように各成分の配合は調整される。ブレード塗工を行う場合は、顔料塗工液の固形分濃度は40〜70重量%が好ましく、より好ましくは60〜70重量%である。顔料塗工液の粘度は室温にて60rpmで測定したB型粘度が500〜5000mPa・sの範囲であることが好ましい。また、ロールコーターで塗工を行う場合は、顔料塗工液の固形分は30〜60重量%が好ましく、より好ましくは40〜60重量%である。固形分重量が低すぎるとブレード塗工ではバックフロー等が起きてしまい、高すぎるとブレード負荷が大きくなりブレードの摩耗が進む、ロールコーターではボイリングが発生するなど、操業性に影響が出る。
(4)塗工方法
塗工方法は限定されず、ロールコーター、ブレードコーター等の公知の塗工方法を用いることができる。塗工速度も特に限定されないが、ブレードコーターの場合は400〜1800m/分、ロールコーターの場合は400〜2000m/分が好ましい。本発明においては、顔料塗工層を1層ブレードコーターで塗工してもよく、ロールコーターで塗工した後にブレードコーターで塗工してもよいし、ブレードコーターで塗工した後にブレードコーターで塗工してもよいが、表面の平滑性を向上させることができるため、最外塗工層の塗工にブレードコーターを用いることが好ましい。
本発明の印刷用塗工紙は少なくとも片面に顔料塗工層を有しており、2層以上の顔料塗工層を設けてもよい。顔料塗工層を2層以上とした場合、繊維被覆性が向上し、平滑度も高くなる。3層以上とすると塗工量を増やすことができるため塗工紙の品質は向上するが、コストや操業性の点から層数は1層または2層であることが好ましい。前述のとおり原紙の上にクリア塗工層を設け、その上に顔料塗工層を設けてもよい。
(5)その他の工程
湿潤状態の塗工層を乾燥させる方法は限定されず、例えば蒸気加熱シリンダ、加熱熱風エアドライヤ、ガスヒータードライヤ、電気ヒータードライヤ、赤外線ヒータードライヤ等を用いることができる。
本発明印刷用塗工紙は、以上のように製造した塗工紙を表面処理してもよく、高い光沢度を得るためにカレンダー処理を行うことが好ましい。カレンダー処理を行う場合には、スーパーカレンダー、ソフトカレンダー等の一般に使用されているカレンダー装置が適宜使用できる。カレンダー仕上げ条件としては、剛性ロールの温度、カレンダー圧力、ニップ数、ロール速度、カレンダー前の紙水分等が、要求される品質に応じて適宜選択されるが、本発明の印刷用塗工紙においてはホットソフトニップカレンダー処理を行うことがより好ましい。当該処理条件は線圧140〜300kN/m、温度70〜300℃で、5ニップ以上が好ましい。処理速度は200〜800m/min程度である。
3.紙質
(1)白紙光沢度
白紙光沢度は白紙での光沢度合いを示す指標であり、本発明においてはJIS−P8142に従い測定される、紙面の法線に対して75°の角度における鏡面光沢度である。本発明の印刷用塗工紙は、白紙光沢度の高い高光沢な印刷用塗工紙である。本発明の印刷用塗工紙の白紙光沢度は60%以上であり、65%以上が好ましく、70%以上がより好ましい。白紙光沢度の上限は限定されないが、100%以下である。
(2)印刷光沢度
印刷光沢度は、印刷後の印刷物の光沢度合を示す指標であり、本発明においては後述の方法で測定される。藍紅印刷部の印刷光沢度(CM)は70以上が好ましく、75%以上が好ましい。
以下に実施例を挙げて、本発明を具体的に説明するがこれらによって本発明は限定されない。重量部および重量%は固形分換算の値である。
<評価方法>
(1)坪量
JIS P 8124に準じて測定した。
(2)ISO白色度:JIS P8148に準拠し、村上色彩(株)製色差計CMS−35SPXにて、紫外光を含む条件にて測定した。
(3)白紙光沢度
JIS−P8142に基づいて測定した。
(4)印刷光沢度
ローランド社製オフセット枚葉印刷機(4色)にてオフセット枚葉用インキ(東洋インキ(株)製NEX−M)を用い、印刷速度8000枚/hrでベタ部のインキ着肉濃度が藍1.60、紅1.50となる様に藍紅(CM)の順に印刷した。得られた印刷物の藍紅(CM)ベタ印刷部の光沢度を、JIS P−8142に基づいて測定した。
(5)印刷表面強度
RI−I型印刷機(明製作所製)を用い、印刷用インキ(東洋インキ製NEX−Y)を使用して印刷後、ゴムロールについて印刷跡を転写紙に手動で転写してピッキングの程度を目視で相対評価した。評価基準は以下の通りである。
A=ほとんど発生しない、B=発生する
<材料>
以下を用いた。
(1)重質炭酸カルシウム
株式会社ファイマテック製、商品名:FMT97、D50=0.88μm
株式会社ファイマテック製、商品名:FMT75、D50=1.65μm
株式会社ファイマテック製、商品名:カービタル90、D50=1.22μm
株式会社ファイマテック製、商品名:FMT100YF、D50=0.59μm
株式会社ファイマテック製、商品名:FMT100、D50=0.65μm
株式会社イメリスミネラルズ・ジャパン製、商品名:カービタル97、D50=0.88μm
(2)クレー
Kamin社製、ハイドラグロス D50=0.22μm
イメリスミネラルズ・ジャパン製、プレミア、D50=2.055μm
(3)接着剤
スチレン・ブタジエン系共重合ラテックス
澱粉:
ダイナコート68NB(ジー・エス・エルジャパン株式会社製)
バイオラテックス(Ecosynthetix社製)
(4)染料
紫染料(御国色素株式会社製)
青染料(御国色素株式会社製)
黒染料(御国色素株式会社製)
蛍光染料:canwhite(カナジアジャパン社製)
<シリーズ3>
[実施例1]
化学パルプ100重量%を用い、填料として軽質炭酸カルシウムを13.5重量%含有する坪量75g/m2の原紙を準備した。
顔料として重質炭酸カルシウム(株式会社ファイマテック製、商品名:FMT97、D50=0.88μm)100重量部を用い、これに接着剤としてスチレン・ブタジエン系共重合ラテックスを3重量部、酸化澱粉を6重量部配合して、さらに水を加えて固形分濃度65重量%の下塗り顔料塗工液を得た。
第1の炭酸カルシウムである微粒重質炭酸カルシウム(株式会社ファイマテック製、商品名:100YF、D50=0.59μm)100重量部を用い、これに接着剤としてスチレン・ブタジエン系共重合ラテックスを7.7重量部、澱粉系バインダー「バイオラテックス」を1.3部(表中BLxと表記)、表1に示すとおりに各染料を配合して、さらに水を加えて固形分濃度66重量%の上塗り顔料塗工液を得た。
前記原紙上に、下塗り顔料塗工液をブレードコーターで片面あたりの乾燥塗工量が9.5g/m2となるように両面塗工し乾燥した。さらに、その上に上塗り顔料塗工液をブレードコーターで片面あたりの乾燥塗工量が8.5g/m2となるように両面塗工し、樹脂ロールと金属ロールにてニップされ、温度とニップ線圧は表1に示す条件でカレンダー処理を行い、印刷用塗工紙を得た。当該印刷用塗工紙について、前述の方法にて評価した。
[実施例2]
下塗り塗工液のラテックス量を変更した以外は実施例1と同様にして印刷用塗工紙を製造して評価した。
[比較例1、2]
表1に示した塗工液を用いた以外は、実施例1と同様にして印刷用塗工紙を製造して評価した。
<シリーズ1>
[実施例3、4]
化学パルプ100重量%を用い、填料として軽質炭酸カルシウムを13.5重量%含有する坪量69g/m2の原紙を準備した。
表1に示す顔料、接着剤を用いて固形分濃度65重量%の下塗り顔料塗工液を得た。表1に示す顔料、接着剤を用いて固形分濃度65重量%の上塗り顔料塗工液を得た。
これらを用いて、実施例1と同様に印刷用塗工紙を製造して評価した。
[比較例3、4]
表1に示すとおりに上塗り塗工液を変更した以外は、実施例3と同様に印刷用塗工紙を製造して評価した。
<シリーズ2>
[実施例5〜8]
化学パルプ100重量%を用い、填料として軽質炭酸カルシウムを13.5重量%含有し、澱粉サイズプレスされた坪量75g/m2の原紙を準備した
表1に示す顔料、接着剤を用いて固形分濃度65重量%の顔料塗工液を得た。
これらを用いて、実施例1と同様にして1層の顔料塗工層を備える印刷用塗工紙を製造して評価した。
[比較例5]
表1に示すとおりに塗工液を変更した以外は、実施例5と同様に印刷用塗工紙を製造して評価した。
Figure 2019244970
Figure 2019244970
Figure 2019244970
シリーズ1の実施例3、4では、D50が0.80μm以下の炭酸カルシウムを用いることでクレーが配合される比較例4よりも印刷表面強度が向上し、バインダーを減配できる可能性が示唆された。また、実施例3、4では平均粒子径が大きい炭酸カルシウムを使用した比較例3と同カレンダー条件においても高い光沢度が得られた。
シリーズ2はシングル塗工を施した印刷用塗工紙に関する。D50が0.80μm以下の炭酸カルシウムを配合した実施例5〜8では、シリーズ1(ダブル塗工)と同様に、平均粒子径が大きい炭酸カルシウムを使用した比較例5に比べて高い光沢度が得られた。また実施例8では、実施例5に比べてバインダーである澱粉を1重量部減配したが、印刷表面強度は印刷上問題無いレベルを保持し、両者に大差は見られなかった。
シリーズ3より、D50が0.80μm以下の炭酸カルシウムを使用することで、クレーまたはカオリンを使用した場合と比較して、同等の白紙光沢度でありながら、強度を向上でき、接着剤の量を減らしても同等強度の印刷用塗工紙を得ることができたことが明らかである。以上より、本発明の印刷用塗工紙は、白紙光沢度が高く、かつ強度に優れることが明らかである。

Claims (7)

  1. 原紙の少なくとも片面に顔料塗工層を備え、
    最外顔料塗層が0.50μmより大きく0.80μm以下の平均粒子径(D50)を有する炭酸カルシウムを含み、
    白紙光沢度(75°)が60%以上である、印刷用塗工紙。
  2. 前記最外顔料塗工層における顔料100重量部中に、前記炭酸カルシウムを40重量部以上含む、請求項1に記載の印刷用塗工紙。
  3. 前記炭酸カルシウムの平均粒子径(D50)が0.55〜0.75μmである、請求項1または2に記載の印刷用塗工紙。
  4. 藍紅印刷部の印刷光沢度が70%以上である請求項1〜3のいずれかに記載の印刷用塗工紙。
  5. 前記最外顔料塗工層における顔料100重量部中に、前記炭酸カルシウムを75重量部以上含む、請求項2に記載の印刷用塗工紙。
  6. 複数の顔料塗工層を備え、かつ前記最外顔料塗工層の塗工量が最内顔料塗工層の塗工量より多い、請求項1〜5のいずれかに記載の印刷用塗工紙。
  7. 最外塗工層の塗工量が、7g/m2以上である請求項1〜6のいずれかに記載の印刷用塗工紙。
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