JPWO2019234792A1 - 車両用発音装置 - Google Patents

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Abstract

車両用発音装置は、発音手段(17)と、車体底部(14)に設けられた開口部(14a)と、発音手段を開口部に接続するダクト(20)とを備え、発音手段が発生する音の音圧をダクトにより増幅して車体底部の開口部から車外に伝播することで、歩行者に車両の接近を報知して注意を喚起できるだけでなく、ダクトを持たない場合に比べて発音手段の音圧を小さくすることができ、車室内のNV性能を改善できる。しかもダクトの導入口(21)および導出口(22)は上下方向軸線(L)に対して交差する方向にオフセットしているので、タイヤが撥ね上げた水や小石がダクトを通して発音手段を被水させたり損傷させたりするのを防止できるだけでなく、ダクトの剛性を低下させて車体底部に入力された振動や衝撃がダクトを介して発音手段に伝達され難くできる。

Description

本発明は、発音手段と、車体底部に設けられた開口部と、前記発音手段を前記開口部に接続するダクトとを備える車両用発音装置に関する。
電動車両やハイブリッド車両が電動モータで低速走行すると、走行音が小さいために歩行者が車両の接近に気付き難くなる問題がある。そこで疑似走行音を発生するスピーカを車体フレームに取り付け、このスピーカと車体アンダーカバーに設けた開口部とを下向きに拡径するダクトで接続することで、スピーカが発生する疑似走行音を効率的に車外に伝搬するものが、下記特許文献1により公知である。
日本特開2011−235774号公報
ところで、上記従来のものは、ダクトがスピーカから車体アンダーカバーの開口部に向けて真っ直ぐに下向きに延びているため、タイヤが路面から撥ね上げた水や小石がダクトを通してスピーカに達してしまい、水や小石によりスピーカが故障する原因となる可能性があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、歩行者等に車両の接近を報知する音響を発生する発音手段を簡単な構造で水や飛び石から保護することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、発音手段と、車体底部に設けられた開口部と、前記発音手段を前記開口部に接続するダクトとを備える車両用発音装置であって、前記ダクトは、前記発音手段に接続される導入口と、前記開口部に接続される導出口と、前記導入口および前記導出口を接続するダクト本体とを備え、前記導入口および前記導出口は上下方向軸線に対して交差する方向にオフセットしていることを第1の特徴とする車両用発音装置が提案される。
また本発明によれば、前記第1の特徴に加えて、前記発音手段は車体に取り付けられたブラケットに固定され、前記ダクトは前記ブラケットに固定されることを第2の特徴とする車両用発音装置が提案される。
また本発明によれば、前記第1または第2の特徴に加えて、前記ダクト本体は衝撃吸収部を備えることを第3の特徴とする車両用発音装置が提案される。
また本発明によれば、前記第1〜第3の何れか1つの特徴に加えて、前記導出口は前記導入口よりも大径であることを第4の特徴とする車両用発音装置が提案される。
また本発明によれば、前記第1〜第4の何れか1つの特徴に加えて、前記ダクト本体は可撓性材料で構成されることを第5の特徴とする車両用発音装置が提案される。
また本発明によれば、前記第1〜第5の何れか1つの特徴に加えて、前記導入口は硬質樹脂材料で構成されることを第6の特徴とする車両用発音装置が提案される。
また本発明によれば、前記第1〜第6の何れか1つの特徴に加えて、前記導出口の下端は前記開口部と面一に形成されることを第7の特徴とする車両用発音装置が提案される。
また本発明によれば、前記第3の特徴に加えて、前記衝撃吸収部は前記ダクト本体に上下方向軸線に対して交差する方向に形成された溝部であることを第8の特徴とする車両用発音装置が提案される。
また本発明によれば、前記第3の特徴に加えて、前記衝撃吸収部は前記ダクト本体に形成された蛇腹部であることを第9の特徴とする車両用発音装置が提案される。
また本発明によれば、前記第1〜第9の何れか1つの特徴に加えて、前記導入口を前記車体底部に固定する締結手段を備えることを第10の特徴とする車両用発音装置が提案される。
なお、実施の形態のアンダーカバー部14は本発明の車体底部に対応し、実施の形態のスピーカ17は本発明の発音手段に対応し、実施の形態のクリップ24は本発明の締結手段に対応し、実施の形態の溝部25a,25bおよび蛇腹部25cは本発明の衝撃吸収部に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、車両用発音装置は、発音手段と、車体底部に設けられた開口部と、発音手段を開口部に接続するダクトとを備えるので、走行音の小さい車両が走行する際に、発音手段が発生する音の音圧をダクトにより増幅して車体底部の開口部から車外に伝播することで、歩行者に車両の接近を報知して注意を喚起できるだけでなく、ダクトを持たない場合に比べて発音手段の音圧を小さくすることができ、車室内のNV性能を改善できる。しかもダクトの導入口および導出口は上下方向軸線に対して交差する方向にオフセットしているので、タイヤが撥ね上げた水や小石がダクトを通して発音手段を被水させたり損傷させたりするのを防止できるだけでなく、ダクトの剛性を低下させて車体底部に入力された振動や衝撃がダクトを介して発音手段に伝達され難くできる。
また本発明の第2の特徴によれば、ダクトは車体に取り付けられたブラケットに固定されるので、発音手段にダクトを直接固定する場合に比べて、発音手段およびダクトが相互に干渉するのを防止して取付精度を高めることができるとともに、車体底部からダクトに伝達された振動が発音手段に伝達されるのを抑制することができる。
また本発明の第3の特徴によれば、ダクト本体は衝撃吸収部を備えるので、衝撃吸収部でダクトの剛性を低下させて発音手段に対する振動や衝撃の伝達を一層効果的に防止できる。
また本発明の第4の特徴によれば、導出口は導入口よりも大径であるので、発音手段が発生する音の音圧をダクトにより効果的に増幅できる。
また本発明の第5の特徴によれば、ダクト本体は可撓性材料で構成されるので、ダクトの剛性を低下させて発音手段に対する振動や衝撃の伝達を一層効果的に防止できる。
また本発明の第6の特徴によれば、導入口は硬質樹脂材料で構成されるので、ブラケットにダクトを強固に固定できるだけでなく、導入口と発音手段とを近接配置しても導入口が変形して発音手段に接触するのを防止できるため、導入口と発音手段との間隙からの音漏れを抑制しつつ、導入口から発音手段に対する振動伝達を抑制することができる。
また本発明の第7の特徴によれば、導出口の下端は開口部と面一に形成されるので、車両の走行風により風切り音が発生するのを防止できる。
また本発明の第8の特徴によれば、衝撃吸収部はダクト本体に上下方向軸線に対して交差する方向に形成された溝部であるので、溝部でダクトの剛性を効果的に低下させて振動や衝撃の伝達防止効果を高めることができる。
また本発明の第9の特徴によれば、衝撃吸収部はダクト本体に形成された蛇腹部であるので、蛇腹部でダクトの剛性を効果的に低下させて振動や衝撃の伝達防止効果を高めることができる。
また本発明の第10の特徴によれば、導入口を車体底部に固定する締結手段を備えるので、車体底部のインナーフェンダーやアンダーカバー等の部品がダクトにより支持されることで、それらの垂れ下がりを防止できる。
図1は電動車両の車体前部の右側面図である。(第1の実施の形態) 図2は図1の2方向矢視図である。(第1の実施の形態) 図3は図2に対応する分解図である。(第1の実施の形態) 図4は図2の4方向矢視図である。(第1の実施の形態) 図5は図1の5−5線断面図である。(第1の実施の形態) 図6は図5の6−6線断面図である。(第1の実施の形態) 図7は図4に対応する図である。(第2の実施の形態)
14 アンダーカバー部(車体底部)
14a 開口部
16 ブラケット
17 スピーカ(発音手段)
20 ダクト
21 導入口
22 導出口
24 クリップ(締結手段)
25 ダクト本体
25a 溝部(衝撃吸収部)
25b 溝部(衝撃吸収部)
25c 蛇腹部(衝撃吸収部)
L 上下方向軸線
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態
先ず、図1〜図6に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1に示すように、ガソリンエンジンを備えずに電動モータの駆動力で走行する電動車両の車体前部に配置されるフロントフェンダーインナー11は、右前輪12の前方を覆うフェンダー本体部13と、フェンダー本体部13の前下端から前方に延びるアンダーカバー部14とを備える。フロントフェンダーインナー11の上方に中空閉断面の車体フレーム15が配置されており、この車体フレーム15の下面にブラケット16を介してスピーカ17が取り付けられる。
図2〜図6に示すように、金属板をプレス加工したブラケット16は、平坦な底壁部16aと、底壁部16aの右端部を下向きに折り曲げた側壁部16bと、底壁部16aの左端部を下向きに折り曲げた2個の脚部16cと、側壁部16bの前端部を水平方向に折り曲げた固定部16dとを備えており、固定部16dが2本のボルト18で車体フレーム15のフランジ15aの下面に締結される。
短円筒状のスピーカ17は、その背面17aがブラケット16の底壁部16aに対向し、その外周面17bがブラケット16の側壁部16bおよび2個の脚部16c間に挟まれた状態で、3本のボルト19でブラケット16の側壁部16bに締結される。この状態で、スピーカ17のコーン部17cは斜め前下方を向いている。
ダクト20は、ポリプロピレン等の硬質合成樹脂製の導入口21および導出口22と、導入口21および導出口22を接続するゴム等の可撓性材料製のダクト本体25とからなる。
導入口21は円形断面の筒状部21aと、筒状部21aの上端外周部に突設した3個のフランジ部21bとを備えており、これら3個のフランジ部21bが、ブラケット16の側壁部16bおよび2個の脚部16cの下端に設けた3個のフランジ部16eに重ね合わされて3本のボルト23で締結される。この状態で、ダクト20の導入口21はブラケット16だけに当接し、スピーカ17には当接しない。
導出口22は略五角形断面の筒状部22aと、筒状部22aの下端外周部に突設した4個のフランジ部22bと、筒状部22aの内部を複数の狭い通路に仕切る格子部22c(図6参照)とを備えており、これら4個のフランジ部22bが、フロントフェンダーインナー11のアンダーカバー部14に形成した開口部14aの周囲に重ね合わされて4本のクリップ24で締結される。この状態で、導出口22の下端はアンダーカバー部14の開口部14aの下面と面一になり、アンダーカバー部14の開口部14aから下方に突出することはない。
ダクト本体25の上端部は導入口21の筒状部21aの外周に下方から嵌合し、締結バンド26で締結されて固定される。またダクト本体25の下端部は導出口22の筒状部22aの外周に上方から嵌合し、2本のボルト27で締結されて固定される。
ダクト20の導入口21および導出口22の位置関係は、導入口21の中心を通る上下方向軸線Lに対して導出口22の中心は前後方向に整列しているが(図6参照)、導出口22の中心は左側(車幅方向内側)にオフセットしている(図5参照)。つまり、ダクト本体25は導入口21から導出口22に向かって左側(車幅方向内側)に屈曲する。
導出口22の外径(断面積S2)は導入口21の外径(断面積S1)よりも大きく(図6参照)、ダクト本体25の断面積は導入口21から導出口22に向かって拡開する。そしてダクト本体25の左側面(車幅方向内面)には、上下方向軸線Lに対して交差する方向に延びる衝撃吸収部としての2本の溝部25a,25bが形成される。上側の溝部25aは後上方から前下方に傾斜するように延び、下側の溝部25bは後方から前方に延びている。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
走行用の駆動源として電動モータを備える電動車両は、低速走行時に電動モータが発生する走行音が小さいため、歩行者が電動車両の接近に気付き難くなるが、スピーカ17で疑似走行音を発生させることで、歩行者に電動車両の接近を報知して注意を喚起することが可能となる。
また車室内のNV(騒音・振動)性能を良好に維持するには、スピーカ17が発生する疑似走行音を小さくすることが望ましいが、このようにすると、車外に伝播される疑似走行音の小さくなって歩行者に電動車両の接近を報知できなくなる可能性がある。しかしながら、本実施の形態によれば、スピーカ17とアンダーカバー部14の開口部14aとを、開口部14aに向けて拡径するダクト20で接続したので、車室内のNV性能を阻害しない小型のスピーカ17を用いても、スピーカ17が発生する疑似走行音の音圧をダクト20で拡大して歩行者に確実に報知することが可能となる。
また車両の走行に伴ってタイヤが路面から水を撥ね上げると、その水が下向きに開口する導出口22からダクト20の内部に浸入し、スピーカ17を被水させて故障の原因となる可能性があるが、ダクト20は導入口21に対して導出口22がオフセットするように屈曲しているので、導出口22からダクト20の内部に浸入した水がスピーカ17に達し難くなることで、スピーカ17が被水から保護される。
また路面から撥ね上げられた小石の大部分は、導出口22の格子部22cに阻止されてダクト20内に侵入することはないが、細かい小石は格子部22cを通過してダクト20内に侵入することがある。しかしながら、格子部22cを通過した小石も屈曲するダクト20に阻止されてスピーカ17に達し難くなることで、小石との衝突によるスピーカ17の損傷が防止される。
仮にダクト20が屈曲しない真っ直ぐな形状であると、ダクト20の剛性が高くなって軸方向にも軸直角方向にも変形し難くなるため、スピーカ17とアンダーカバー部14とをダクト20で接続すると、アンダーカバー部14に入力する振動や衝撃がダクト20を介してスピーカ17に伝達されてしまう問題がある。しかしながら、本実施の形態によれば、ダクト20は導入口21に対して導出口22がオフセットするように屈曲しているので、ダクト20の剛性が低下して軸方向にも軸直角方向にも変形し易くなることで、アンダーカバー部14に入力する振動や衝撃がダクト20を介してスピーカ17に伝達され難くなる。
このとき、ダクト本体25は可撓性材料であるゴム製であり、しかもダクト本体25は溝部25a,25bよりなる衝撃吸収部を備えるので、溝部25a,25bでダクト本体25の剛性を低下させてスピーカ17に対する振動や衝撃の伝達を一層効果的に防止できる。
またダクト20の導入口21は車体フレーム15に取り付けられたブラケット16に固定されるので、ブラケット16にスピーカ17を固定してスピーカ17にダクト20を固定する場合に比べて、スピーカ17およびダクト20が相互に干渉するのを防止して取付精度を高めることができる。しかも導入口21は硬質樹脂材料であるポリプロピレン製であるので、ブラケット16にダクト20を強固に固定できるだけでなく、導入口21が変形してスピーカ17に接触するのを防止できるため、導入口21とスピーカ17との間隙からの音漏れを抑制しつつ、導入口21からスピーカ17への振動伝達を抑制できる。
さらにダクト20の導出口22の下端はアンダーカバー部14の開口部14aと面一に形成されるので、車両の走行風により風切り音が発生するのを防止できる。しかもフロントフェダーインナー11をクリップ24でダクト20の導出口22に締結したので、フロントフェダーインナー11の垂れ下がりを防止できる。
第2の実施の形態
次に、図7に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態では、ダクト本体25の衝撃吸収部を溝部25a,25bで構成しているが、第2の実施の形態は、ダクト本体25の衝撃吸収部を蛇腹部25cで構成したものである。蛇腹部25cは溝部25a,25bに比べて上下方向あるいは水平方向に容易に変形可能であるため、ダクト本体25の剛性を効果的に低下させてアンダーカバー部14からスピーカ17への振動や衝撃の伝達を更に低減できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、本発明の発音手段は実施の形態のスピーカ17に限定されず、何らかの疑似走行音を発生可能なものであれば良く、またホーンのような警報音を発生可能なものでも良い。
また本発明の車両は電動車両に限定されず、走行用の駆動源としてエンジンおよび電動モータの両方を備えるハイブリッド車両であっても良い。
また実施の形態のダクト20は導入口21に対して導出口22が車幅方向内側にオフセットしているが、オフセットの方向は前後方向および車幅方向の任意の方向で良い。

Claims (10)

  1. 発音手段(17)と、車体底部(14)に設けられた開口部(14a)と、前記発音手段(17)を前記開口部(14a)に接続するダクト(20)とを備える車両用発音装置であって、
    前記ダクト(20)は、前記発音手段(17)に接続される導入口(21)と、前記開口部(14a)に接続される導出口(22)と、前記導入口(21)および前記導出口(22)を接続するダクト本体(25)とを備え、前記導入口(21)および前記導出口(22)は上下方向軸線(L)に対して交差する方向にオフセットしていることを特徴とする車両用発音装置。
  2. 前記発音手段(17)は車体に取り付けられたブラケット(16)に固定され、前記ダクト(20)は前記ブラケット(16)に固定されることを特徴とする、請求項1に記載の車両用発音装置。
  3. 前記ダクト本体(25)は衝撃吸収部(25a,25b,25c)を備えることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の車両用発音装置。
  4. 前記導出口(22)は前記導入口(21)よりも大径であることを特徴とする、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用発音装置。
  5. 前記ダクト本体(25)は可撓性材料で構成されることを特徴とする、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の車両用発音装置。
  6. 前記導入口(21)は硬質樹脂材料で構成されることを特徴とする、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用発音装置。
  7. 前記導出口(22)の下端は前記開口部(14a)と面一に形成されることを特徴とする、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の車両用発音装置。
  8. 前記衝撃吸収部は前記ダクト本体(25)に上下方向軸線(L)に対して交差する方向に形成された溝部(25a,25b)であることを特徴とする、請求項3に記載の車両用発音装置。
  9. 前記衝撃吸収部は前記ダクト本体(25)に形成された蛇腹部(25c)であることを特徴とする、請求項3に記載の車両用発音装置。
  10. 前記導入口(21)を前記車体底部(14)に固定する締結手段(24)を備えることを特徴とする、請求項1〜請求項9の何れか1項に記載の車両用発音装置。
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