JPWO2019230755A1 - カイガラムシの防除方法および農園芸用殺カイガラムシ組成物 - Google Patents

カイガラムシの防除方法および農園芸用殺カイガラムシ組成物 Download PDF

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Abstract

本発明は、有機溶剤を使用しなくても、高い防除効果を達成することができるカイガラムシの防除方法および農園芸用殺カイガラムシ組成物を提供すること課題とする。本発明のカイガラムシの防除方法は、植物体に対し、ナノバブル水および薬剤を施用する、カイガラムシの防除方法である。

Description

本発明は、カイガラムシの防除方法および農園芸用殺カイガラムシ組成物に関する。
カイガラムシ上科に属する昆虫(以下、単に「カイガラムシ」と略す。)は、植物体に寄生し吸汁して植物体に被害を与え、更に、分泌物が他の害虫を誘引し、病原細菌類の栄養源になり得るため、農業害虫として防除の対象となっている。
この防除には、薬剤(例えば、有機リン系およびピレスロイド系等)を植物体に施用する方法が用いられている。
ところが、カイガラムシは、成長に伴い、分泌物により形成された膜(虫体被覆物)に覆われていくため、薬剤が虫体まで到達し難く、十分に防除できないのが実情である。
このようなカイガラムシに対する防除方法として、例えば、特許文献1には、「水溶性有機溶剤を基剤とし、殺虫成分を含有することを特徴とする農園芸用殺カイガラムシ上科昆虫組成物」を用いることが記載されている。
特開2017−178788号公報
近年、より環境負荷の小さい持続可能な農業が志向され、有機溶剤を使用しないか、または、その使用量が少ない手法でカイガラムシを防除することが求められている。
そのため、特許文献1に記載された農園芸用殺カイガラムシ上科昆虫組成物では、水溶性有機溶剤を基材としている理由から、上記ニーズに十分応えられていないという問題があった。
そこで、本発明は、有機溶剤を使用しなくても、高い防除効果を達成することができるカイガラムシの防除方法および農園芸用殺カイガラムシ組成物を提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題を達成すべく鋭意検討した結果、植物体に対して、ナノバブル水および薬剤を施用することにより、有機溶剤を使用しなくても、カイガラムシの防除効果が高くなることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明者は、以下の構成により上記課題を達成することができることを見出した。
[1] 植物体に対し、ナノバブル水および薬剤を施用する、カイガラムシの防除方法。
[2] 上記植物体に対し、上記ナノバブル水によって希釈された上記薬剤を散布する、[1]に記載のカイガラムシの防除方法。
[3] 上記ナノバブル水に含まれる気泡の最頻粒子径が10〜500nmである、[1]または[2]に記載のカイガラムシの防除方法。
[4] 上記ナノバブル水に含まれる気泡が、酸素、窒素、二酸化炭素およびオゾンからなる群から選択される少なくとも1種の気体を含む、[1]〜[3]のいずれかに記載のカイガラムシの防除方法。
[5] 上記ナノバブル水が、1×10〜1×1010個/mLの気泡を有する、[1]〜[4]のいずれかに記載のカイガラムシの防除方法。
[6] 上記植物体が、果樹類である、[1]〜[5]のいずれかに記載のカイガラムシの防除方法。
[7] 上記植物体が、ミカン科植物である、[6]に記載のカイガラムシの防除方法。
[8] ナノバブル水と薬剤とを含有する、農園芸用殺カイガラムシ組成物。
本発明によれば、有機溶剤を使用しなくても、高い防除効果を達成することができるカイガラムシの防除方法および農園芸用殺カイガラムシ組成物を提供することができる。
ナノバブル生成装置の一例を示す模式図である。
以下、本発明について詳細に説明する。
以下に記載する構成要件の説明は、本発明の代表的な実施態様に基づいてなされることがあるが、本発明はそのような実施態様に限定されるものではない。
なお、本明細書において、「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値および上限値として含む範囲を意味する。
[カイガラムシの防除方法]
本発明のカイガラムシの防除方法(以下、「本発明の防除方法」とも略す。)は、植物体に対し、ナノバブル水および薬剤を施用する、カイガラムシの防除方法である。
ここで、「カイガラムシ」とは、上述した通り、カイガラムシ上科に属する昆虫を意味する。
カイガラムシとしては、具体的には、例えば、ヤノネカイガラムシ(Unaspis yanonensis)、シュロマルカイガラムシ(Abgrallaspis cyanophylli)、アカマルカイガラムシ(Aonidiella aurantii)、アカマルカイガラモドキ(Aonidiella inornata)、オスベッキーマルカイガラムシ(Aonidiella orientalis)、ウスイロマルカイガラムシ(Aspidiotus destructor)、アカホシマルカイガラムシ(Chrysomphalus aonidum)、オンシツマルカイガラムシ(Chrysomphalus dictyospermi)、ランシロカイガラムシ(Diaspis boisduvalii)、ヤシシロマルカイガラムシ(Hemiberlesia lataniae)、クロイトカイガラムシ(Ischnaspis longirostris)、タコノキナガカイガラムシ(Pinnaspis buxi)、アオキシロカイガラムシ(Pseudaulacaspis cockerelli)、および、パパイヤシロナガカイガラムシ(Pseudaulacaspis papayae)等のマルカイガラムシ科のカイガラムシ;
ヒラタカタカイガラムシ(Coccus hesperidum)、ミドリカタカイガラムシ(Coccus viridis)、カメノコウカタカイガラムシ(Eucalymnatus tessellatus)、および、ハンエンカタカイガラムシ(Saissetia coffeae)等のカタカイガラムシ科のカイガラムシ;
エジプトワタフキカイガラムシ(Icerya aegyptiaca)等のワタフキカイガラムシ科のカイガラムシ;
パイナップルコナカイガラムシ(Dysmicoccus brevipes)、バナナコナカイガラムシ(Dysmicoccus neobrevipes)、フタスジコナカイガラムシ(Ferrisia virgata)、ミカンコナカイガラムシ(Planococcus citri)、バナナオナガコナカイガラムシ(Pseudococcus elisae)、および、ビーズレイコナカイガラムシ(Pseudococcus jackbeardsleyi)等のコナカイガラムシ科のカイガラムシ;
などが挙げられる。
本発明においては、上述した通り、植物体にナノバブル水および薬剤を施用することにより、有機溶剤を使用しなくても、カイガラムシの防除効果が高くなる。
これは、詳細には明らかではないが、本発明者は以下のように推測している。
まず、カイガラムシは、上述した通り、虫体被覆物(例えば、介殻および蝋など)で覆われているため、薬剤が効き難い害虫として知られており、特に、卵と成虫には効果がないと考えられている。
そのため、本発明においては、薬剤とともにナノバブル水を施用することにより、薬剤が虫体被覆物に浸透しやすくなり、薬剤が虫体まで達することができたためと考えられる。
以下に、本発明の防除方法で用いるナノバブル水および薬剤について詳述する。
〔ナノバブル水〕
本発明の防除方法で用いるナノバブル水は、直径が1μm未満の気泡を含む水であって、上記気泡を混入させた水である。なお、「上記気泡を混入させた水」とは、ナノバブル水の生成に使用する水(例えば、不純物を含む井水)などに起因して不可避的に含まれる上記気泡を含む水を除外する意図である。
ここで、ナノバブル水に含まれる気泡の直径(粒子径)、ならびに、後述する気泡の最頻粒子径および気泡の個数は、水中の気泡のブラウン運動移動速度を、ナノ粒子トラッキング解析法を用いて測定した値であり、本明細書においては、ナノ粒子解析システム ナノサイトシリーズ(NanoSight社製)により測定した数値を採用する。
なお、ナノ粒子解析システム ナノサイトシリーズ(NanoSight社製)では、直径(粒子径)は、粒子のブラウン運動の速度を計測し、その速度から算出することができ、最頻粒子径は、存在するナノ粒子の粒子径分布から、モード径として確認することができる。
本発明においては、カイガラムシの防除効果がより向上する理由から、上記ナノバブル水に含まれる気泡の最頻粒子径が10〜500nmであることが好ましく、30〜300nmであることがより好ましく、70〜130nmであることが更に好ましい。
上記ナノバブル水に含まれる気泡を構成する気体は特に限定されないが、水中に長時間残存させる観点から、水素以外の気体が好ましく、具体的には、例えば、空気、酸素、窒素、フッ素、二酸化炭素、および、オゾンなどが挙げられる。
これらのうち、カイガラムシの防除効果がより向上する理由から、酸素、窒素、二酸化炭素およびオゾンからなる群から選択される少なくとも1種の気体を含むことが好ましく、特に、植物体の生育が良好となり、また、気泡がより長時間残存することができる理由から、酸素を含むことがより好ましい。
ここで、酸素を含むこととは、空気中の酸素濃度よりも高い濃度で含むことをいう。窒素、および、二酸化炭素も同様である。なお、酸素の濃度については、気泡中の30体積%以上であることが好ましく、50体積%超100体積%以下であることが好ましい。
上記ナノバブル水は、カイガラムシの防除効果がより向上する理由から、1×10〜1×1010個/mLの気泡を有していることが好ましく、特に、気泡の生成時間と気泡の残存性のバランスが良好となる理由から、1×10個/mLより多く、1×1010個/mLより少ない気泡を有していることがより好ましく、5×10〜5×10個/mLの気泡を有していることが更に好ましい。
上記ナノバブル水の生成方法としては、例えば、スタティックミキサー法、ベンチュリ法、キャビテーション法、蒸気凝集法、超音波法、旋回流法、加圧溶解法、および、微細孔法等が挙げられる。
ここで、本発明の防除方法は、上記ナノバブル水および後述する薬剤を施用する前に、上記ナノバブル水を生成させる生成工程を有していてもよい。すなわち、本発明の防除方法は、例えば、貯水タンク、井戸または農業用水などの水源から水をナノバブル生成装置に取り込み、ナノバブル水を生成させる生成工程と、生成したナノバブル水を施用する施用工程とを有する防除方法であってもよい。なお、水源からの水をナノバブル生成装置に取り込む手法としては、例えば、桶またはポンプ等を用いて水源から汲み上げた水をナノバブル生成装置に供給する手法、および、水源とナノバブル生成装置との間に敷設された流路をナノバブル生成装置に繋いで流路からナノバブル生成装置へ水を直接送り込む手法などが挙げられる。
また、上記ナノバブル水の生成方法としては、意図的にラジカルを発生させることがない装置を用いた生成方法が好ましく、具体的には、例えば、特開2018−15715号公報の[0080]〜[0100]段落に記載されたナノバブル生成装置を用いて生成する方法が挙げられる。なお、上記の内容は本明細書に組み込まれる。
意図的にラジカルを発生させることがない他のナノバブル生成装置としては、例えば、水を吐出する液体吐出機と、上記液体吐出機から吐出された水に、気体を加圧して混入させる気体混入機と、気体を混入させた水を内部に通すことにより、水中に微細気泡を生成する微細気泡生成器と、を有する微細気泡生成装置であって、上記気体混入機が、上記液体吐出機と上記微細気泡生成器の間において、加圧された状態で上記微細気泡生成器に向かって流れる液体に、気体を加圧して混入させることを特徴とする微細気泡生成装置が挙げられる。具体的には、図1に示すナノバブル生成装置を用いて生成する方法が挙げられる。
ここで、図1に示すナノバブル生成装置10は、その内部に液体吐出機30、気体混入機40、および、ナノバブル生成ノズル50を備える。
また、液体吐出機30は、ポンプによって構成され、ナノバブル水の原水(例えば、井戸水)を取り込んで吐出する。気体混入機40は、圧縮ガスが封入された容器41と、略筒状の気体混入機本体42とを有し、液体吐出機30から吐出された水を気体混入機本体42内に流しつつ、気体混入機本体42内に容器41内の圧縮ガスを導入する。これにより、気体混入機本体42内で気体混入水が生成されることになる。
また、ナノバブル生成ノズル50は、その内部に気体混入水が通過することにより、加圧溶解の原理に従って気体混入水中にナノバブルを発生させるものであり、その構造としては、特開2018−15715号公報に記載されたナノバブル生成ノズルと同じ構造が採用できる。ナノバブル生成ノズル50内に生成されたナノバブル水は、ナノバブル生成ノズル50の先端から噴出した後、ナノバブル生成装置10から流出し、不図示の流路内を通じて所定の利用先に向けて送水される。
以上のようにナノバブル生成装置10では、気体混入機40が、液体吐出機30とナノバブル生成ノズル50の間において、加圧された状態でナノバブル生成ノズル50に向かって流れる水(原水)に、圧縮ガスを混入させる。これにより、液体吐出機30の吸込み側(サクション側)で気体を水に混入させるときに生じるキャビテーション等の不具合を回避することができる。また、ガスが加圧(圧縮)された状態で水に混入されるので、ガス混入箇所での水の圧力に抗してガスを混入させることができる。このため、ガス混入箇所において特に負圧を発生させなくとも、ガスを適切に水に混入させることが可能となる。
さらに、液体吐出機30のサクション側に、井戸または水道等の水源から供給される水の流路が繋ぎ込まれており、その流路において液体吐出機30の上流側から液体吐出機30に流れ込む水の圧力(すなわち、サクション側の水圧)が正圧であるとよい。この場合には、上記の構成がより有意義なものとなる。すなわち、液体吐出機30の上流側の水圧(サクション圧)が正圧となる場合には、液体吐出機30の下流側でガスを水に混入させることになるため、液体吐出機30の下流側でもガスを適切に水に混入させることができるナノバブル生成装置10の構成がより際立つことになる。
また、上記ナノバブル水の生成に使用する水は特に限定されず、例えば、雨水、水道水、井水、農業用水、および、蒸留水等を使用することができる。
このような水は、ナノバブル水の発生に供される前に他の処理を施されたものであってもよい。他の処理としては、例えば、pH調整、沈殿、ろ過、および、滅菌(殺菌)等が挙げられる。具体的には、例えば、農業用水を使用する場合、典型的には、沈殿、および、ろ過のうちの少なくとも一方を施した後の農業用水を使用してもよい。
〔薬剤〕
本発明の防除方法で用いる薬剤は特に限定されず、カイガラムシの殺虫剤として公知のものを適宜用いることができる。
このような薬剤としては、例えば、有機リン系、ピレスロイド系、および、ネオニコチノイド系などの薬剤が挙げられる。
有機リン系の薬剤としては、例えば、アセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害剤として作用する化合物が好適に挙げられ、具体的には、アザメチホス、アジンホスエチル、アジンホスメチル、カズサホス、クロレトキシホス、クロルフェンビンホス(CVP)、クロルメホス、クマホス、シアノホス(CYAP)、ジメトン−S−メチル、ダイアジノン、ジクロルボス(DDVP)、ジクロトホス、ジメトエート、ジメチルビンホス、エチルチオメトン(ジスルホトン)、O−エチル−O−4−ニトロフェニルフェニルフォスフォノチオエート(EPN)、エチオン、エトプロホス、ファムフル、フェナミホス、フェニトロチオン(MEP)、フェンチオン(MPP)、ホスチアゼート、ヘプテノホス、イミシアホス、イソフェンホス、イソプロピルO−(メトキシアミノチオホスホリル)サリチラート、イソキサチオン、マラソン(マラチオン)、メカルバム、メタミドホス、メチダチオン(DMTP)、メビンホス、モノクロトホス、ナレッド(BRP)、オメトエート、オキシジメトンメチル、パラチオン、メチルパラチオン(パラチオンメチル)、フェントエート(PAP)、ホレート、ホサロン、ホスメット(PMP)、ホスファミドン、ホキシム、ピリミホスメチル、プロフェノホス、プロペタムホス、プロチオホス、ピラクロホス、ピリダフェンチオン、キナルホス、スルホテップ、テブピリムホス、テメホス、テルブホス、テトラクロルビンホス(CVMP)、チオメトン、トリアゾホス、トリクロルホン(DEP)、バミドチオン、クロルピリホス、クロルピリホスメチル、および、アセフェート等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ピレスロイド系の薬剤としては、例えば、ナトリウムチャネルモジュレーターとして作用する化合物が好適に挙げられ、具体的には、アクリナトリン、ビフェントリン、シクロプロトリン、シフルトリン、ベータ−シフルトリン、シハロトリン、ラムダ−シハロトリン、ガンマ−シハロトリン、シペルメトリン、アルファ−シペルメトリン、ベータ−シペルメトリン、シータ−シペルメトリン、ゼータ−シペルメトリン、デルタメトリン、エトフェンプロックス、フェンプロパトリン、フェンバレレート、エスフェンバレレート、フルシトリネート、フルバリネート、タウ−フルバリネート、ハルフェンプロックス、ペルメトリン、シラフルオフェン、テフルトリン、トラロメトリン、および、プロトリフェンビュート等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ネオニコチノイド系の薬剤としては、具体的には、例えば、イミダクロプリド、クロチアニジン、チアメトキサム、ジノテフラン、アセタミプリド、チアクロプリド、および、ニテンピラム等が挙げられ、これらを1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
本発明においては、薬剤の使用量は特に限定されないが、上記ナノバブル水100質量部に対して、0.00001〜10質量部であることが好ましく、0.00005〜5質量部であることがより好ましい。
〔他の成分〕
本発明の防除方法は、上記ナノバブル水および上記薬剤以外の他の成分を含んでいてもよい。
上記他の成分としては、例えば、肥料、界面活性剤、凍結防止剤、消泡剤、防腐剤、酸化防止剤、および、増粘剤等が挙げられる。他の成分の種類、および、含有量は特に限定されず、目的に応じて選択可能である。
ただし、本発明においては、上記他の成分として、上記ナノバブル水中においてラジカルを実質的に含まないことが好ましい。なお、「ラジカルを実質的に含まない」とは、上記ナノバブル水の生成に使用する水(例えば、不純物を含む井水)などに起因して不可避的にラジカルが含まれることを除外する意図ではなく、何らかの操作で生成させたラジカルを混入させることを除外する意図である。
本発明においては、植物体に対する、上記ナノバブル水および上記薬剤を施用する態様は、植物体の種類、カイガラムシが寄生する位置などにより異なるため特に限定されないが、植物体(特に、カイガラムシが寄生した植物体)に対して、上記ナノバブル水によって希釈された上記薬剤を散布する態様が好ましい。
なお、散布方式については、特に限定されるものではなく、スプレー等によって噴霧して散布する方式、植物体の上方から飛散させたり滴下したりして散布する方式、あるいは、スプリンクラーのノズルから圧力を掛けて吐出して散布する方式等のいずれの方式を用いてもよい。
〔植物体〕
本組成物を施用する植物体としては特に制限されず、カイガラムシが寄生する、または、寄生する可能性がある植物体であればよい。
このような植物体としては、例えば、ナス科植物(例えば、ナス、ペピーノ、トマト(ミニトマトを含む)、タマリロ、トウガラシ、シシトウガラシ、ハバネロ、ピーマン、パプリカ、および、カラーピーマンなど)、ウコギ科植物(例えば、タカノツメなど)、ウリ科植物(例えば、カボチャ、ズッキーニ、キュウリ、ツノニガウリ、シロウリ、ゴーヤ、トウガン、ハヤトウリ、ヘチマ、ユウガオ、スイカ、メロン、および、マクワウリなど)、アオイ科植物(例えば、オクラなど)、ならびに、バラ科植物(例えば、イチゴなど)等の果菜類;
イネ、ムギ、および、トウモロコシ等の穀物類;
アズキ、インゲンマメ、エンドウ、エダマメ、ササゲ、シカクマメ、ソラマメ、ダイズ、ナタマメ、ラッカセイ、レンズマメ、および、ゴマ等のマメ類;
アイスプラント、アシタバ、カラシナ、キャベツ、クレソン、ケール、コマツナ、サラダナ、サニーレタス、サイシン、サンチュ、山東菜、シソ、シュンギク、ジュンサイ、シロナ、セリ、セロリ、タアサイ、ダイコンナ(スズシロ)、タカナ、チシャ、チンゲンサイ、ツケナ、菜の花、野沢菜、白菜、パセリ、ハルナ、フダンソウ、ホウレンソウ、ホトケノザ、ミズナ、ミドリハコベ、コハコベ、ウシハコベ、ミブナ、ミツバ、メキャベツ、モロヘイヤ、リーフレタス、ルッコラ、レタス、および、ワサビナ等の葉菜類;
ネギ、細ネギ、アサツキ、ニラ、アスパラガス、ウド、コールラビ、ザーサイ、タケノコ、ニンニク、ヨウサイ、ネギ、ワケギ、および、タマネギ等の茎菜類;
アーティチョーク、ブロッコリー、カリフラワー、食用菊、なばな、フキノトウ、および、ミョウガ等の花菜類;
スプラウト、モヤシ、および、かいわれ大根等の発芽野菜;
カブ、ダイコン、ハツカダイコン、ワサビ、ホースラディッシュ、ゴボウ、チョロギ、ショウガ、ニンジン、ラッキョウ、レンコン、および、ユリ根等の根菜類;
サツマイモ、サトイモ、ジャガイモ、ナガイモ(大和芋)、および、ヤマノイモ等のイモ類;
ミカン科植物(例えば、ミカンなど)、バラ科植物(例えば、リンゴ、モモ、スモモ、ヤマモモ、カリン、ナシ、西洋ナシ、ウメ、アンズ、サクランボ、キイチゴ、ラズベリー、ブラックベリー、および、ビワなど)、バショウ科植物(例えば、バナナなど)、ブドウ科植物(例えば、ブドウなど)、グミ科植物(例えば、グミなど)、ツツジ科植物(例えば、ブルーベリーなど)、クワ科植物(例えば、クワ、および、イチジクなど)、カキノキ科植物(例えば、カキなど)、アケビ科植物(例えば、アケビなど)、ウルシ科植物(例えば、マンゴーなど)、クスノキ科植物(例えば、アボカドなど)、クロウメモドキ科植物(例えば、ナツメなど)、ミソハギ科植物(例えば、ザクロなど)、トケイソウ科植物(例えば、パッションフルーツなど)、パイナップル科植物(例えば、パイナップルなど)、パパイア科植物(例えば、パパイアなど)、マタタビ科植物(例えば、キウイフルーツなど)、ブナ科植物(例えば、クリなど)、アカテツ科植物(例えば、ミラクルフルーツなど)、フトモモ科植物(例えば、グァバなど)、カタバミ科植物(例えば、スターフルーツなど)、ならびに、キントラノオ科(例えば、アセロラなど)等の果樹類;
等が挙げられる。
これらのうち、本発明の防除方法の有用性が高くなる理由から、カイガラムシの被害をより受けやすい永年性作物であることが好ましく、果樹類であることがより好ましく、ミカン科植物であることが更に好ましい。
[農園芸用殺カイガラムシ組成物]
本発明の農園芸用殺カイガラムシ組成物(以下、単に「本発明の組成物」とも略す。)は、ナノバブル水と薬剤とを含有する組成物である。
ここで、上記ナノバブル水および上記薬剤は、それぞれ、上述した本発明の防除方法で説明したナノバブル水および薬剤と同様である。
また、本発明の組成物は、上述した本発明の防除方法で説明した他の成分を含有していてもよい。
本発明の組成物においては、上記ナノバブル水を基材として含有することが好ましい。
ここで、「基剤」とは、組成物が含有する液分(固形分以外の成分)の全質量に対して50質量%を超えて含有される成分を意味し、液分の70質量%以上含有されることが好ましく、90質量%以上含有されることがより好ましく、99質量%以上含有されることが更に好ましい。
また、本発明の組成物においては、薬剤の含有量は特に限定されないが、上記ナノバブル水100質量部に対して、0.00001〜10質量部であることが好ましく、0.00005〜5質量部であることがより好ましい。
以下に、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。以下の実施例に示す材料、使用量、割合、処理内容、処理手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。したがって、本発明の範囲は以下に示す実施例により限定的に解釈されるべきものではない。
<試験の内容>
試験は、神奈川県南足柄市にて栽培および収穫したミカンを対象として実施した。
具体的には、下記の試験区IおよびIIにて、それぞれ、2017年の4月〜12月にかけてミカン(品種:青島)を栽培し、2017年12月に収穫した。
試験区I:収穫前(2017年8月28日)のミカンの果樹に、ナノバブル水によって2000倍に希釈された薬剤〔スタークル(登録商標。以下同様。)顆粒水溶剤、三井化学アグロ社製〕を散布し、2017年12月にミカンを収穫した。
試験区II:収穫前(2017年8月29日)のミカンの果樹に、通常の農業用水(水道水)によって2000倍に希釈された薬剤〔スタークル顆粒水溶剤、三井化学アグロ社製〕を散布し、2017年12月にミカンを収穫した。
なお、各試験区の果樹は、圃場に植えられているミカンの樹から、7本ずつ選択した。
また、薬剤の散布量については、1本あたり10〜15Lとなるように設定し、散布頻度については、常法に従って設定し、両試験区で概ね同様となるように調整した。
<ナノバブル水の生成方法>
ナノバブル水は、ナノバブル生成装置〔株式会社カクイチ製作所 アクアソリューション事業部(現:株式会社アクアソリューション)製、100V,10L/minタイプ〕を用いて加圧溶解方式にて水中に気泡(ナノバブル)を発生させることで生成した。
なお、ナノバブル水の生成用に使用した水には、水道水を用い、気泡を構成する気体には、酸素(工業用酸素、濃度:99.5体積%)を用いた。
また、上記のナノバブル生成装置を用いてナノバブルを発生させる条件は、ナノ粒子解析システム ナノサイトLM10(NanoSight社製)による解析結果が以下となる条件で行った。
・水1mL当たりの気泡の数:5×10個/mL
・気泡の最頻粒子径:100nm
<カイガラムシの防除の評価>
各試験区から収穫したミカンについて、任意に選択した1000個のミカンを検体として、ヤノネカイガラムシの有無を目視で確認した。結果を以下に示す。
試験区I:25個のミカンでヤノネカイガラムシの寄生が確認された。
試験区II:50個のミカンでヤノネカイガラムシの寄生が確認された。
10 ナノバブル生成装置
30 液体吐出機
40 気体混入機
41 容器
42 気体混入機本体
50 ナノバブル生成ノズル

Claims (8)

  1. 植物体に対し、ナノバブル水および薬剤を施用する、カイガラムシの防除方法。
  2. 前記植物体に対し、前記ナノバブル水によって希釈された前記薬剤を散布する、請求項1に記載のカイガラムシの防除方法。
  3. 前記ナノバブル水に含まれる気泡の最頻粒子径が10〜500nmである、請求項1または2に記載のカイガラムシの防除方法。
  4. 前記ナノバブル水に含まれる気泡が、酸素、窒素、二酸化炭素およびオゾンからなる群から選択される少なくとも1種の気体を含む、請求項1〜3のいずれかに記載のカイガラムシの防除方法。
  5. 前記ナノバブル水が、1×10〜1×1010個/mLの気泡を有する、請求項1〜4のいずれかに記載のカイガラムシの防除方法。
  6. 前記植物体が、果樹類である、請求項1〜5のいずれかに記載のカイガラムシの防除方法。
  7. 前記植物体が、ミカン科植物である、請求項6に記載のカイガラムシの防除方法。
  8. ナノバブル水と薬剤とを含有する、農園芸用殺カイガラムシ組成物。
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