JP2021521151A - 特定の昆虫を防除するためのテトラミン酸誘導体の使用 - Google Patents

特定の昆虫を防除するためのテトラミン酸誘導体の使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、A、B、G、W、X、およびYが上記の意味を有する式(I)の化合物の使用であって、腹吻亜目(Sternorrhyncha)に属する昆虫、特にワタムシ類(Pemphigidae)、ネアブラムシ類(Phylloxeridae)、キジラミ類(Psyllidae)、カタカイガラムシ類(Coccidae)、マルカイガラムシ類(Diaspididae)、ハカマカイガラムシ類(Ortheziidae)、コナカイガラムシ類(Pseudococcidae)、コナジラミ類(Aleyrodidae)およびアブラムシ類(Aphididae)の科に属する昆虫;カメムシ目(Hemiptera)に属する昆虫、特にカスミカメムシ類(Miridae)の科に属する昆虫;アザミウマ目(Thysanoptera)に属する昆虫、特にアザミウマ類(Thripidae)の科に属する昆虫;双翅目(Diptera)に属する昆虫、特にハモグリバエ類(Agromyzidae)、タマバエ類(Cecidomyiidae)、ミバエ類(Tephritidae)およびルート・マイナー・フライ(root-miner fly)類(Anthomyiidae)の科に属する昆虫;頚吻群(Auchenorrhynchae)に属する昆虫、特にヨコバイ類(Cicadellidae)の科に属する昆虫;鞘翅目(Coleoptera)に属する昆虫、特にハムシ類(Chyrsomelidae)およびゾウムシ類(Curculionidae)の科に属する昆虫;鱗翅目(Lepidoptera)に属する昆虫、特にハモグリガ(leaf-miner moth)類(Gracillariidae)およびハマキガ類(Tortricidae)の科に属する昆虫;並びにハバチ類(Tenthredinidae)の科に属する昆虫を防除するための使用に関する。【化1】

Description

本発明は、腹吻亜目(Sternorrhyncha)に属する昆虫、特にワタムシ類(タマワタムシ科(Pemphigidae))、ネアブラムシ類(ネアブラムシ科(Phylloxeridae))、キジラミ類(キジラミ科(Psyllidae))、カタカイガラムシ類(カタカイガラムシ科(Coccidae))、マルカイガラムシ類(マルカイガラムシ科(Diaspididae))、ハカマカイガラムシ類(ハカマカイガラムシ科(Ortheziidae))、コナカイガラムシ類(コナカイガラムシ科(Pseudococcidae))、コナジラミ類(コナジラミ科(Aleyrodidae))およびアブラムシ類(アブラムシ科(Aphididae))の科に属する昆虫;カメムシ目(Hemiptera)に属する昆虫、特にカスミカメムシ類(カスミカメムシ科(Miridae))の科に属する昆虫;アザミウマ目(Thysanoptera)に属する昆虫、特にアザミウマ類(アザミウマ科(Thripidae))の科に属する昆虫;双翅目(Diptera)に属する昆虫、特にハモグリバエ類(ハモグリバエ科(Agromyzidae))、タマバエ類(タマバエ科(Cecidomyiidae))、ミバエ類(ミバエ科(Tephritidae))およびルート・マイナー・フライ(root-miner fly)類(ハナバエ科(Anthomyiidae))の科に属する昆虫;頚吻群(Auchenorrhynchae)に属する昆虫、特にヨコバイ類(ヨコバイ科(Cicadellidae))の科に属する昆虫;鞘翅目(Coleoptera)に属する昆虫、特にハムシ類(ハムシ科(Chyrsomelidae))およびゾウムシ類(ゾウムシ科(Curculionidae))の科に属する昆虫;鱗翅目(Lepidoptera)に属する昆虫、特にハモグリガ(leaf-miner moth)類(ホソガ科(Gracillariidae))およびハマキガ類(ハマキガ科(Tortricidae))の科に属する昆虫;並びにハバチ類(ハバチ科(Tenthredinidae))の科に属する昆虫の防除のためのテトラミン酸誘導体の使用に関する。
NH−テトラミン酸誘導体は欧州特許出願公開第442073号から公知であり、1H−アリールピロリジンジオン誘導体は欧州特許出願公開第456063号、欧州特許出願公開第521334号、欧州特許出願公開第596298号、欧州特許出願公開第613884号、欧州特許出願公開第613885号、国際公開第95/01971号、国際公開第95/26954号、国際公開第95/20572号、欧州特許出願公開第0668267号、国際公開第96/25395号、国際公開第96/35664号、国際公開第97/01535号、国際公開第97/02243号、国際公開第97/36868号、国際公開第97/43275号、国際公開第98/05638号、国際公開第98/06721号、国際公開第98/25928号、国際公開第99/24437号、国際公開第99/43649号、国際公開第99/48869号、国際公開第99/55673号、国際公開第01/17972号、国際公開第01/23354号、国際公開第01/74770号、国際公開第03/013249号、国際公開第03/062244号、国際公開第2004/007448号、国際公開第2004/024688号、国際公開第04/065366号、国際公開第04/080962号、国際公開第04/111042号、国際公開第05/044791号、国際公開第05/044796号、国際公開第05/048710号、国際公開第05/049569号、国際公開第05/066125号、国際公開第05/092897号、国際公開第06/000355号、国際公開第06/029799号、国際公開第06/056281号、国際公開第06/056282号、国際公開第06/089633号、国際公開第07/048545号、ドイツ特許出願公開第102005059892号、国際公開第07/073856号、国際公開第07/096058号、国際公開第07/121868号、国際公開第07/140881号、国際公開第08/067873号、国際公開第08/067910、国際公開第08/067911号、国際公開第08/138551号、国際公開第09/015801号、国際公開第09/039975号、国際公開第09/049851号、国際公開第09/115262号、国際公開第10/052161号、国際公開第10/102758号、国際公開第10/066378号、国際公開第10/063570号から公知である。また、ケタール置換1H−アリールピロリジン−2,4−ジオンは国際公開第99/16748号から公知であり、(スピロ)−ケタール置換N−アルコキシアルコキシ置換アリールピロリジンジオンも日本国特許出願公開第2002−205984号およびIto M.ら、Bioscience、Biotechnology and Biochemistry 67,1230−1238(2003)から知られている。
腹吻亜目(Sternorrhyncha)に属する昆虫に対するこれらの化合物のいくつかの殺虫作用は公知である(国際公開第06/077071号、国際公開第06/089633号、国際公開第09/039951号)。また、キャベツでのマスタード・ビートル(Phaedon cochlearie)に対する作用は、国際公開第06/089633号、国際公開第09/039951号に記載されている。さらに、米でのトビイロウンカ(Nilaparvata lugens)および綿でのタバココナジラミ(Bemisia tabaci)に対する作用が記載されている(国際公開第09/039951号)。カメムシ類に対する作用も記載されている(国際公開第2010/149274号)。
さらに、これらの中の特定の化合物については、甲虫類、アザミウマ類、小昆虫類、ハエ類、セミ類、タマバエ類、ハモグリガ類、ハマキガ類およびハバチ類に対する殺虫作用が知られている(国際公開第07/131681号)。
国際公開第06/077071号パンフレット 国際公開第06/089633号パンフレット 国際公開第09/039951号パンフレット 国際公開第2010/149274号パンフレット 国際公開第07/131681号パンフレット
Bioscience、Biotechnology and Biochemistry 67,1230−1238(2003)
しかしながら、国際公開第06/077071号および国際公開第07/131681号から公知の化合物の殺虫効果は、特に低施用率では必ずしも十分ではない。当該実験で使用された施用量は、言及された昆虫種の良好な防除のための推奨/承認された施用量に対応する。
驚くべきことに異なって置換されたNH−テトラミン酸誘導体が、カメムシ亜目(Heteroptera)、腹吻亜目(Sternorrhyncha)、アザミウマ亜目(Terebrantia)、カ亜目(Nematocera)およびハエ亜目(Brachycera)などの亜目に属する動物害虫の防除にも良好な適合性を示すことが見出された。
さらに、テトラミン酸誘導体は野菜、綿、ジャガイモ、米などの単子葉植物および双子葉植物作物において、並びに驚くべきことに熱帯果実、針葉樹、ブドウ、茶および観賞植物などの多年生作物においても、ヨコバイ類(Cicadellidae)に対して非常に良好な作用を示すことが見出された。
さらに、テトラミン酸誘導体はジャガイモ、タバコ、メロン類、カブ、ナタネ、穀類、果菜類、塊茎菜類、葉菜類、根菜類、茎菜類、鱗茎菜類、野菜としての花序などの一年生作物、および驚くべきことに多年生作物、例えばカンキツ類果実、仁果類および核果類、ナッツ、アーモンド、ソフトフルーツ、ブドウおよびホップ、並びに熱帯作物、観賞植物、綿およびスパイス類においても、ゾウムシ類(Curculionidae)およびハムシ類(Chrysomelidae)に対して良好な作用を示すことが見出された。
同様に、テトラミン酸誘導体は多年生作物、例えば核果類や仁果類およびカンキツ類果実において、ハマキガ類(Tortricidae)およびハモグリガ(leaf-miner moth)類(Gracillariidae)に対しても良好な作用を示すことが見出された。
さらに、テトラミン酸誘導体はまた、多年生作物、例えばカンキツ類果実、仁果類に加えて果菜類および穀類において、タマバエ類(Cecidomyiidae)に対して良好な作用を示すことが分かった。
また、テトラミン酸誘導体は多年生作物、例えば仁果類、核果類、および林業樹において、ハバチ類(Tenthredinidae)に対して良好な作用を示すことが見出された。
同じく、テトラミン酸誘導体が特に、ワタムシ類(Pemphigidae)、ネアブラムシ類(Phylloxeridae)、キジラミ類(Psyllidae)、カタカイガラムシ類(Coccidae)、マルカイガラムシ類(Diaspididae)、ハカマカイガラムシ類(Ortheziidae)およびコナカイガラムシ類(Pseudococcidae)の科などの、腹吻亜目(Sternorrhyncha)由来のさらなる動物害虫の防除にも特に適していることが見出された。
さらに、テトラミン酸誘導体はまた、野菜、大豆、メロン類、ジャガイモ、タバコなどのさらなる一年生作物において、および驚くべきことに多年生作物、例えばカンキツ類果実、ソフトフルーツにおいても、並びに観賞植物およびスパイス類においても、コナジラミ類(Aleyrodidae)に対して優れた作用を示すことが見出された。
さらに、テトラミン酸誘導体はジャガイモ、タバコ、メロン類、カブ、ナタネ、穀類、果菜類、塊茎菜類、葉菜類、アブラナ属野菜、根菜類、茎菜類、鱗茎菜類、野菜としての花序などの一年生作物、および驚くべきことに多年生作物、例えばカンキツ類果実、仁果類および核果類、ナッツ、アーモンド、ソフトフルーツ、ブドウおよびホップ並びに熱帯作物、観賞植物およびスパイス類においても、アブラムシ類(Aphididae)に対して非常に良好な作用を示すことが見出された。
したがって、本発明は、以下の昆虫の防除のためのテトラミン酸誘導体の使用に関する、
a)一年生および多年生作物並びに熱帯作物における、ワタムシ類(Pemphigidae)、ネアブラムシ類(Phylloxeridae)、キジラミ類(Psyllidae)、カタカイガラムシ類(Coccidae)、マルカイガラムシ類(Diaspididae)およびコナカイガラムシ類(Pseudococcidae)の科に属する昆虫、および
b)多年生作物、例えばカンキツ類果実、仁果類および核果類における、ハカマカイガラムシ類(Ortheziidae)の科に属する昆虫、および
c)例えば野菜類、ジャガイモ、タバコ、メロン類、大豆などのさらなる一年生作物のほか、驚くべきことに多年生作物、例えばカンキツ類果実、ソフトフルーツ並びに観賞植物、スパイス類および熱帯作物における、コナジラミ類(Aleyrodidae)の科に属する昆虫、および
d)例えばジャガイモ、タバコ、メロン類、カブ、ナタネ、穀類、果菜類、塊茎菜類、葉菜類、アブラナ属野菜、根菜類、茎菜類、鱗茎菜類、野菜としての花序などのさらなる一年生作物のほか、驚くべきことに多年生作物、例えばカンキツ類果実、仁果類および核果類、ナッツ、アーモンド、ソフトフルーツ、ブドウおよびホップ並びに熱帯作物、観賞植物およびスパイス類における、アブラムシ類(Aphididae)の科に属する昆虫、および
e)一年生および多年生作物並びに熱帯作物における、カスミカメムシ類(Miridae)、アザミウマ類(Thripidae)、ハモグリバエ類(Agromyzidae)、タマバエ類(Cecidomyiidae)、ミバエ類(Tephritidae)およびルート・マイナー・フライ(root-miner fly)類(Anthomyiidae)の科に属する昆虫、および
f)単子葉および双子葉植物、一年生および多年生作物並びに熱帯作物における、
ヨコバイ類(Cicadellidae)の科に属する昆虫、および
g)例えばジャガイモ、タバコ、メロン類、カブ、ナタネ、穀類、果菜類、塊茎菜類、葉菜類、根菜類、茎菜類、鱗茎菜類、野菜としての花序などの一年生作物のほか、驚くべきことに多年生作物、例えばカンキツ類果実、仁果類および核果類、ナッツ、アーモンド、ソフトフルーツ、ブドウおよびホップ並びに熱帯作物、観賞植物、綿およびスパイス類における、ハムシ類(Chyrsomelidae)およびゾウムシ類(Curculionidae)の科に属する昆虫、および
h)多年生作物、例えばカンキツ類果実、仁果類および核果類並びに針葉樹における、ハマキガ類(Tortricidae)およびハモグリガ(leaf-miner moth)類(Gracillariidae)の科に属する昆虫、および
i)例えば野菜、穀類、ジャガイモなどの一年生作物および、例えばカンキツ類果実、仁果類並びに針葉樹および林業樹などの多年生作物における、タマバエ類(Cecidomyiidae)の科に属する昆虫、および
j)例えば仁果類および核果類並びに林業樹における、ハバチ類(Tenthredinidae)の科に属する昆虫。
保護されるべき作物は、一般的な用語でのみ記載すると、以下に詳述するように区別され、特定される。したがって、使用に関して野菜は、例えば以下のものを意味すると理解される:果菜類および野菜としての花序、例えばピーマン、トウガラシ、トマト、ナス、キュウリ、カボチャ、ズッキーニ、ソラマメ、ベニバナインゲン、ドワーフビーン、エンドウマメ、アーティチョーク、トウモロコシ;
葉菜類、例えば頭部形成レタス、チコリー、エンダイブ、様々な種類のコショウソウ、ロケット、ノヂシャ、アイスバーグレタス、リーキ、ホウレンソウ、フダンソウ;
また、塊茎、根および茎菜類、例えば根セロリ/セロリ、ビートの根(beetroot)、ニンジン、ダイコン、西洋ワサビ、フタナミソウ、アスパラガス、食用ビート、パームシュート、タケノコ、並びに鱗茎菜類、例えばタマネギ、リーキ、フェンネル、ニンニク;
また、カリフラワー、ブロッコリー、コールラビ、赤キャベツ、キャベツ、ケールキャベツ(curly kale)、サボイキャベツ(Savoy cabbage)、芽キャベツ、白菜などのアブラナ属の野菜。
したがって、穀類作物における使用に関しては、例えばコムギ、オオムギ、ライムギ、エンバク、ライコムギ(triticale)並びにトウモロコシ、キビ/モロコシおよび米が理解される。
使用に関して、多年生作物は以下のものを意味すると理解される:カンキツ類果実、例えばオレンジ、グレープフルーツ、タンジェリン、レモン、ライム、セビリアオレンジ、キンカン、温州ミカン;
例えばリンゴ、ナシ、マルメロなどの仁果類や、例えばモモ、ネクタリン、チェリー、プラム、ダムソン、アプリコットなどの核果類;
また、ブドウ、ホップ、オリーブ、茶および熱帯作物、例えばマンゴー、パパイヤ、イチジク、パイナップル、ナツメヤシ、バナナ、ドリアン、カキ、ココナッツ、カカオ、コーヒー、アボカド、ライチ、パッションフルーツ、グアバ;
並びにアーモンドおよびナッツ、例えばヘーゼルナッツ、クルミ、ピスタチオ、カシューナッツ、ブラジルナッツ、ペカンナッツ、バターナッツ、栗、ヒッコリーナッツ、マカダミアナッツ、ピーナッツ;
並びにソフトフルーツ、例えば赤スグリ、グースベリー、ラズベリー、ブラックベリー、ブルーベリー、イチゴ、リンゴンベリー、キウイフルーツ、クランベリー。
使用に関して、観賞植物とは、例えば以下のような一年生植物および多年生植物を意味すると理解される:例えばバラ、カーネーション、ガーベラ、ユリ、マーガレット、キク、チューリップ、スイセン、アネモネ、ケシ、アマリリス、ダリア、アザレア、フジのような切り花類のほかに;
例えばバラ、マリゴールド、スミレ、ゼラニウム、フクシア、ハイビスカス、キク、インパチェンス、シクラメン、アフリカスミレ、ヒマワリ、ベゴニアのような花壇用植物、鉢植え植物および多年生植物;
並びに、例えばアコウ、シャクナゲ、モミ、トウヒ、マツ(カサマツを含む)、イチイ、セイヨウネズ、キョウチクトウのような潅木および針葉樹。
使用に関して、スパイスは一年生植物および多年生植物、例えばアニス、トウガラシ、パプリカ、コショウ、バニラ、マジョラム、タイム、クローブ、ジュニパーベリー、シナモン、タラゴン、コリアンダー、サフラン、ショウガを意味すると理解される。
テトラミン酸誘導体は、好ましくは式(I)の化合物である:
Figure 2021521151
(式中、
WおよびYは、独立して、水素、C〜C−アルキル、塩素、臭素、ヨウ素またはフッ素であり;
Xは、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、塩素、臭素またはヨウ素であり;
A、Bおよびそれらが結合する炭素原子がC〜C−シクロアルキルを形成し、該シクロアルキルは、それが結合する炭素原子と共に5員または6員のケタールを形成するアルキレンジオキシ基であって、C〜C−アルキル−またはC〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル−で置換されていてもよいアルキレンジオキシ基によって置換されており;
Gは、水素(a)または以下の基の1つである;
Figure 2021521151
(式中、
Eは、金属イオンまたはアンモニウムイオンであり、
Mは、酸素または硫黄であり、
は、直鎖または分枝鎖のC〜C−アルキルであり、
は、直鎖または分岐C〜C−アルキルである。))。
上記の基が以下のように定義される上記式(I)のテトラミン酸誘導体が特に好ましく使用可能である:
Wは、より好ましくはメチルであり;
Xは、より好ましくは、塩素またはメチル(特にメチル)であり;
Yは、より好ましくは、塩素、臭素またはメチルであり;
A、Bおよびそれらが結合する炭素原子は、さらに好ましくは、それが結合する炭素原子と共に5員または6員ケタールを形成するアルキレンジオキシ基で置換された飽和C−シクロアルキルであり;
Gは、より好ましくは、水素(a)または以下の基の1つである;
Figure 2021521151
(式中、
Mは、酸素であり、
Eは、1当量の金属イオンまたはアンモニウムイオン(特に、ナトリウムまたはカリウム)であり、
は、より好ましくは直鎖または分枝鎖のC〜C−アルキルであり、
は、より好ましくは直鎖または分枝鎖のC〜C−アルキルである。)。
特に、G=水素(a)である上記式(I)のテトラミン酸誘導体が使用可能である。
同様に、最も好ましくは、G=E(d)である上記式(I)のテトラミン酸誘導体が使用可能である。
特に断らない限り、置換されていてもよい基はモノ−または多置換されていてもよく、ここで、多置換の場合の置換基は同じであっても異なっていてもよい。
特に好ましくは、前記の基が以下のように定義される上記式(I)のテトラミン酸誘導体が使用可能である。
Figure 2021521151
Figure 2021521151
テトラミン酸誘導体は本発明にしたがって単独で使用することができるが、他の活性な殺虫および/または殺ダニ成分および/または殺線虫剤と組み合わせても使用することができる。
例えばカンキツ類果実、仁果類、核果類、野菜類、カブ、穀類および観賞植物のような作物において、ワタムシ類(Pemphigidae)の科からは、Eriosoma属の種、Pemphigus属の種への使用が好ましい。
ブドウ、ナッツ、カンキツ類果実において、ネアブラムシ類(Phylloxeridae)の科からは、Phylloxera属の種への使用が好ましい。
例えば仁果類、核果類、カンキツ類果実、野菜類、ジャガイモなどの作物や熱帯作物において、キジラミ類(Psyllidae)の科からは、Psylla属の種、Paratrioza属の種、Tenalaphara属の種、Diaphorina属の種、Trioza属の種への使用が好ましい。
例えばカンキツ類果実、仁果類、核果類、オリーブ、ブドウ、コーヒー、茶、熱帯作物、観賞植物、野菜類など多年生作物において、カタカイガラムシ類(Coccidae)の科からは、Ceroplastes属の種、Drosicha属の種、Pulvinaria属の種、Protopulminaria属の種、Saissetia属の種、Coccus属の種への使用が好ましい。、。
例えばカンキツ類果実、仁果類、核果類、アーモンド、ナッツ、オリーブ、茶、観賞植物、ブドウ、熱帯作物などの作物において、マルカイガラムシ類(Diaspididae)の科からは、Quadraspidiotus属の種、Aonidiella属の種、Lepidosaphes属の種、Aspidiotus属の種、Aspis属の種、Diaspis属の種、Parlatoria属の種、Pseudaulacaspis属の種、Unaspis属の種、Pinnaspis属の種、Selenaspidus属の種への使用が好ましい。
カンキツ類果実、仁果類、核果類において、ハカマカイガラムシ類(Ortheziidae)の科からは、Orthezia属の種への使用が好ましい。
例えばカンキツ類果実、核果類および仁果類、茶、ブドウ、野菜、観賞植物および熱帯作物などの作物において、コナカイガラムシ類(Pseudococcidae)の科からは、Pericerga、Pseudococcus属の種、Planococcus属の種、Dysmicoccus属の種への使用が好ましい。
例えば野菜、メロン類、ジャガイモ、タバコ、ソフトフルーツ、カンキツ類果実、観賞植物、綿および熱帯作物のような作物において、コナジラミ類(Aleyrodidae)の科からは、Bemisia argentifolii、Trialeurodes vaporariorum、Aleurothrixus floccosus、Aleurodes属の種、Dialeurodes属の種、Parabemisia myricaeへの使用が好ましく、また、例えば野菜、メロン類、ソフトフルーツ、タバコ、カンキツ類果実、観賞植物、ジャガイモおよび熱帯作物のような作物におけるBemisia tabaciへの使用が好ましい。
アブラムシ類(Aphidae)の科からは、以下のものへの使用も好ましい:
タバコ、穀類、核果類、ソフトフルーツ、果菜類、葉菜類、塊茎および根菜類、メロン類、ジャガイモ、カブ、ナタネ、観賞植物における、Myzus属の種;
野菜類における、Acyrthosiphon onobrychis;
野菜類における、Anuraphis属の種;
タバコ、カンキツ類果実、仁果類、核果類、穀類、メロン類、カブ、イチゴ、ソフトフルーツ、ナタネ、果菜類、葉菜類、アブラナ属野菜、塊茎および根菜類、観賞植物、ジャガイモ、カボチャにおける、Aphis属の種;
イチゴにおける、Rhodobium porosum;
葉菜類における、Nasonovia ribisnigri;
仁果類における、Dysaphis属の種;
観賞植物、穀類、ジャガイモ、葉菜類、アブラナ属野菜および果菜類、イチゴにおける、Macrosiphum属の種;
穀類における、Rhopalosiphum padi, Sitobion avenae, Methopolophium dirhodum, Brachycolus noxius;
ホップにおける、Phorodon humuli;
核果類、例えばプラムにおける、Brachycaudus helychrisii;
アブラナ属植物における、Brevicoryne brassicae;
カンキツ類果実、核果類、アーモンド、ナッツ、穀類、スパイス類における、Toxoptera属の種;
カンキツ類果実、ジャガイモ、果菜類および葉菜類における、Aulacorthum属の種。
カスミカメムシ類(Miridae)の科からは、例えば仁果類および核果類、ナッツ、ジャガイモ、穀類、熱帯作物、綿、観賞植物、茶、ソフトフルーツおよび大豆などの作物における、Collaria属の種、Calocoris属の種、Heliopeltis属の種、Horcias属の種、Lygus属の種、Psallus属の種およびPlesiocoris rugicollisへの使用がさらに好ましい。
同様に、アザミウマ類(Thripidae)の科からは、例えば果実、綿、ブドウ、茶、米、ナッツ、熱帯作物、観賞植物、針葉樹、タバコ、スパイス類、野菜類、ソフトフルーツ、メロン類、カンキツ類果物、ジャガイモおよびカブのような作物における、Anaphothrips属の種、Baliothrips属の種、Caliothrips属の種、Frankliniella属の種、Heliothrips属の種、Hercinothrips属の種、Rhipiphorothrips属の種、Scirtothrips属の種、Kakothrips属の種、Selenothrips属の種およびThrips属の種への使用が好ましい。
また、ハモグリバエ類(Agromyzidae)およびルート・マイナー・フライ(root-miner fly)類(Anthomyiidae)の科からは、例えば野菜類、メロン類、穀類、トウモロコシ、ジャガイモ、カブ、ナッツ、観賞植物などの作物における、Agromyza属の種、Amauromyza属の種、Atherigona属の種、Chlorops属の種、Liriomyza属の種、Oscinella属の種、Pegomyia属の種への使用が好ましい。
ヨコバイ類(Cicadellidae)の科からは、例えばカンキツ類果実、果実類、ブドウ、ジャガイモ、野菜類、観賞植物、針葉樹、メロン類、綿、ソフトフルーツ、茶、ナッツおよび熱帯作物などの作物における、Circulifer属の種、Dalbus属の種、Empoasca属の種、Erythroneura属の種、Homalodisca属の種、Iodioscopus属の種、Laodelphax属の種、Oncometopia属の種、Sogatella属の種への使用が好ましい。
ゾウムシ類(Curculionidae)の科からは、例えば野菜類、ジャガイモ、果実類、観賞植物、ソフトフルーツ、綿、ナタネ、カブ、大豆およびナッツのような作物における、Anthonomus属の種、Apion属の種、Bothynoderes属の種、Ceutorhynchus属の種、Cleonus属の種、Contrachelus属の種、Cosmopolites属の種、Curculio属の種、Hypera属の種、Lissorphoptrus属の種、Lixus属の種、Premnotrypes属の種、Sternechus属の種、Tanymecus属の種への使用がさらに好ましい。
ハムシ類(Chrysomelidae)の科からは、以下のものへの使用も好ましい:
メロン類、野菜類、ジャガイモ、カブ、ナタネ、観賞植物、ソフトフルーツにおける、Aulacophora属の種;
カブにおける、Cassida属の種;
穀類および米における、Lema属の種;
ジャガイモ、野菜類における、Leptinotarsa属の種、
ブドウにおける、Haltica属の種;
野菜類およびナタネにおける、Phyllotreta属の種。
ハマキガ類(Tortricidae)の科からは、仁果類および核果類、野菜類、針葉樹、ナッツ、ブドウ、観賞植物のような作物における、Adoxophyes属の種、Cocoecia属の種、Carpocapsa属の種、Clysia属の種、Acleris属の種、Argyrotaenia属の種、Homona属の種、Laspeyresia属の種、Lobesia属の種、Pandemis属の種、Polychrosis属の種への使用が好ましい。
ハモグリガ(leaf-miner moth)類(Gracillariidae)の科からは、仁果類、核果類、ブドウ、ナッツ、カンキツ類果実、針葉樹、ジャガイモ、コーヒーなどの作物における、Caloptilia属の種、Gracillaria属の種、Lithocolletis属の種、Leucoptera属の種、Phtorimaea属の種、Phyllocnistis属の種への使用が好ましい。
タマバエ類(Cecidomyiidae)の科からは、カンキツ類果実、仁果類、核果類、野菜類、穀類、ジャガイモ、アルファルファ、綿、スパイス類、ソフトフルーツ、針葉樹、林業樹、ホップなどの作物における、Contarinia属の種、Dasineura属の種、Diplosis属の種、Prodiplosis属の種、Thecodiplosis属の種、Sitodiplosis属の種、Haplodiplosis属の種への使用が好ましい。
同様に、ミバエ類(Tephritidae)の科からは、野菜類、ソフトフルーツ、メロン類、仁果類および核果類、観賞植物、ジャガイモ、ブドウ樹木、熱帯農作物、カンキツ類果実、綿花、オリーブなどの作物における、Anastrepha属の種、Ceratitis属の種、Dacus属の種、Rhagoletis属の種への使用が好ましい。
ハバチ類(Tenthredinidae)の科からは、仁果類、核果類、ソフトフルーツ、林業樹のような作物における、Hoplocampa属の種、Cephalcia属の種、Nematus属の種、Caliroa属の種、Macrophyra属の種への使用が好ましい。
本発明は、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)、タバココナジラミ(Bemisia tabacci)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)の防除のための使用を除いて、腹吻亜目(Sternorrhyncha)に属する昆虫、特に、ワタムシ類(Pemphigidae)、ネアブラムシ類(Phylloxeridae)、キジラミ類(Psyllidae)、カタカイガラムシ類(Coccidae)、マルカイガラムシ類(Diaspididae)、ハカマカイガラムシ類(Ortheziidae)、コナカイガラムシ類(Pseudococcidae)、コナジラミ類(Aleyrodidae)およびアブラムシ類(Aphididae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明は、腹吻亜目(Sternorrhyncha)に属する昆虫、特にワタムシ類(Pemphigidae)、ネアブラムシ類(Phylloxeridae)、キジラミ類(Psyllidae)、カタカイガラムシ類(Coccidae)、マルカイガラムシ類(Diaspididae)およびコナカイガラムシ類(Pseudococcidae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明は、カメムシ目(Hemiptera)、特にカスミカメムシ類(Miridae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明は、アザミウマ目(Thysanoptera)、特にアザミウマ類(Thripidae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明は双翅目(Diptera)に属する昆虫を防除するための式(I)の化合物の使用、特にハモグリバエ類(Agromyzidae)、タマバエ類(Cecidomyiidae)、ミバエ類(Tephritidae)およびルート・マイナー・フライ(root-miner fly)類(Anthomyiidae)の科に属する昆虫の防除のための使用に関する。
本発明は、頚吻群(Auchenorrhynchae)、特にヨコバイ類(Cicadellidae)の科に属するの昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明はファエドン・コクレアリアエ(Phaedon cochlearie)の防除のための使用を除いて、鞘翅目(Coleoptera)、特に、ハムシ類(Chrysomelidae)およびゾウムシ類(Curculionidae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明は、鞘翅目(Coleoptera)、特にゾウムシ類(Curculionidae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明は、鱗翅目(Lepidoptera)、特にハモグリガ(leaf-miner moth)類(Gracillariidae)およびハマキガ類(Tortricidae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明は、ハバチ類(Tenthredinidae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明はまた、仁果類における、ワタムシ類(Pemphigidae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明はまた、仁果類およびカンキツ類果実における、キジラミ類(Psyllidae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明はまた、カンキツ類果実における、カタカイガラムシ類(Coccidae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明はまた、カンキツ類果実および仁果類における、マルカイガラムシ類(Diaspididae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明はまた、ブドウおよびカンキツ類果実における、コナカイガラムシ類(Pseudococcidae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明はまた、野菜、メロン類および大豆における、コナジラミ類(Aleyrodidae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明はまた、野菜、ジャガイモ、大豆、コムギおよびカンキツ類果実における、アブラムシ類(Aphididae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明はまた、野菜における、アザミウマ類(Thripidae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明はまた、野菜における、ハモグリバエ類(Agromyzidae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
本発明はまた、カンキツ類果実における、ハモグリガ(leaf-miner moth)類(Gracillaridae)の科に属する昆虫の防除のための式(I)の化合物の使用に関する。
式(I)の活性成分は慣用の製剤、および農薬としてそれから調製される使用形態、例えばドレンチ、ドリップおよびスプレー液に変換することができる。任意に、使用形態は、作用を改善する農薬および/または補助剤、例えば植物油(例えば菜種油、ヒマワリ油)、鉱油(例えばパラフィン油)、植物脂肪酸のアルキルエステル(例えば菜種油メチルエステルまたは大豆油メチルエステル)またはアルカノールアルコキシレートのような浸透剤、および/または例えばアルキルシロキサンおよび/または塩(例えば有機または無機アンモニウムまたはホスホニウム塩、例えば硫酸アンモニウムまたはリン酸水素二アンモニウム)のような展着剤、および/または保持促進剤(例えばジオクチルスルホコハク酸またはヒドロキシプロピルグアルポリマー)、および/または保湿剤(例えばグリセロール)、および/または肥料(例えばアンモニウム、カリウムまたはリン含有肥料)をさらに含む。
慣用的製剤は、例えば水溶性液体(SL)、エマルジョン(EC)、水中エマルジョン(EW)、濃厚懸濁液(SC、SE、FS、OD)、水分散造粒(WG)、造粒(GR)及びカプセル濃縮液(CS)であるが、これらの製剤の可能な種類としては例えばCrop Life Internationalおよび農薬仕様(Pesticide Specifications)、FAOおよびWHO農薬仕様の開発および使用マニュアル、FAOプラント生産・保護書−173(農薬仕様に関するFAO/WHO共同会議作成、2004年、ISBN:9251048576)がある。処方物は式(I)の1つ以上の化合物に加えて、任意に、さらなる活性農薬成分を含む。
助剤、例えば増量剤、溶媒、自然促進剤、担体、乳化剤、分散剤、凍結保護剤、殺生物剤、増粘剤および/またはさらなる助剤、例えばアジュバントを含む製剤または使用形態が好ましい。この文脈におけるアジュバントは製剤の生物学的効果を増強する成分であり、成分自体は生物学的効果を有さない。アジュバントの例は保持、広がり、葉表面への付着または浸透を促進する薬剤である。
これらの製剤は、公知の方法で、例えば式(I)の化合物を補助剤、例えば増量剤、溶媒および/または固体担体および/または他の補助剤、例えば界面活性剤と混合することによって製造される。製剤は、適切な施設で、または施用前もしくは施用中に製造される。
使用される補助剤は特定の物理的、技術的および/または生物学的特性などの特別な特性を式(I)の化合物の製剤に、またはこれらの製剤から調製される使用形態(例えば噴霧液または種子被覆製品などの使用準備済み殺虫剤)に付与するのに適した物質であってもよい。
適切な増量剤は例えば水、極性および非極性有機化学液体、例えば芳香族および非芳香族炭化水素(例えばパラフィン、アルキルベンゼン、アルキルナフタレン、クロロベンゼン)、アルコールおよびポリオール(適切であれば、置換、エーテル化および/またはエステル化されていてもよい)、ケトン(例えばアセトン、シクロヘキサノン)、エステル(脂肪および油を含む)および(ポリ)エーテル、単純および置換アミン、アミド、ラクタム(例えばN−アルキルピロリドン)およびラクトン、スルホンおよびスルホキシド(例えばジメチルスルホキシド)、カーボネートおよびニトリルのクラスからのものである。
使用される増量剤が水である場合、例えば有機溶媒を補助溶媒として使用することも可能である。有用な液体溶媒は本質的に、キシレン、トルエンまたはアルキルナフタレンのような芳香族、クロロベンゼンのような塩素化芳香族または塩素化脂肪族炭化水素、クロロエチレンまたは塩化メチレン、シクロヘキサンまたはパラフィンのような脂肪族炭化水素、例えば石油留分、鉱油および植物油、ブタノールまたはグリコールおよびそれらのエーテルおよびエステルのようなアルコール、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノンのようなケトン、ジメチルホルムアミドまたはジメチルスルホキシドのような強極性溶媒、炭酸プロピレン、炭酸ブチレン、炭酸ジエチルまたは炭酸ジブチルのような炭酸塩、またはアセトニトリルまたはプロパニトリルのようなニトリルである。
原則として、全ての適切な溶媒を使用することが可能である。好適な溶媒の例は、芳香族炭化水素、例えばキシレン、トルエンまたはアルキルナフタレン、塩素化芳香族または塩素化脂肪族炭化水素、例えばクロロベンゼン、クロロエチレンまたは塩化メチレン、脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキサン、パラフィン、石油留分、鉱油および植物油、アルコール、例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノールまたはグリコールおよびそれらのエーテルおよびエステル、ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノン、強極性溶媒、例えばジメチルスルホキシド、カーボネート、例えばプロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジエチルカーボネートまたはジブチルカーボネート、ニトリル、例えばアセトニトリルまたはプロパニトリル、並びに水である。
原則として、全ての適切なキャリアを使用することが可能である。好適な担体としては、より具体的には例えばアンモニウム塩および天然の微粉砕岩石(例えばカオリン、アルミナ、タルク、チョーク、石英、アタパルガイト、モンモリロナイトまたは珪藻土)、並びに合成の微粉砕岩石(例えば微粉砕シリカ、酸化アルミニウム)および天然または合成のケイ酸塩、樹脂、ワックスおよび/または固形肥料が挙げられる。同様に、このような担体の混合物を使用することも可能である。顆粒のための有用な担体には、例えば方解石、大理石、軽石、セピオライト、ドロマイトなどの粉砕および分別された天然岩、および無機および有機粉の合成顆粒、並びにおがくず、紙、ココナッツ殻、トウモロコシヤシおよびタバコ茎などの有機材料の顆粒が含まれる。
液化された気体状増量剤または溶媒を使用することも可能である。特に適切な増量剤または担体は標準温度および大気圧下で気体であるもの、例えばハロゲン化炭化水素、並びにブタン、プロパン、窒素および二酸化炭素などのエアロゾル噴射剤である。
乳化剤および/または泡形成剤、分散剤またはイオン性若しくは非イオン性特性を持つ湿潤剤、或いはこれらの界面活性物質の混合物の例は、ポリアクリル酸の塩、リグノスルホン酸の塩、フェノールスルホン酸またはナフタレンスルホン酸の塩、エチレンオキシドと脂肪アルコール、脂肪酸、脂肪アミン、置換フェノール(好ましくはアルキルフェノールまたはアリールフェノール)との重縮合物、スルホコハク酸エステルの塩、タウリン酸誘導体(好ましくはアルキルタウレート)、イセチオネート誘導体、ポリエトキシル化アルコールまたはフェノールのリン酸エステル、ポリオールの脂肪酸エステル、サルフェート、スルホネートおよびホスフェートを含有する化合物の誘導体、例えばアルキルアリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネート、アルキルサルフェート、アリールスルホネート、タンパク質加水分解物、リグノサルファイト廃液およびメチルセルロースである。界面活性剤の存在は、式(I)の化合物の1つおよび/または不活性担体の1つが水に不溶性である場合、および施用が水中で行われる場合に有利である。
製剤およびそれから誘導される使用形態に存在し得るさらなる助剤には、無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタンおよびプルシアンブルーなどの染料、並びにアリザリン染料、アゾ染料および金属フタロシアニン染料などの有機染料、並びに鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリブデンおよび亜鉛の塩などの栄養素および微量栄養素が含まれる。
存在し得る追加の成分は、冷安定剤、防腐剤、酸化防止剤、光安定剤、または化学的および/または物理的安定性を改善する他の薬剤などの安定剤である。フォーム形成剤または消泡剤も存在し得る。
さらに、製剤およびそれから誘導される使用形態は、追加の補助剤として、カルボキシメチルセルロースなどの展着剤、並びに例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコールおよびポリ酢酸ビニル、または天然リン脂質、例えばセファリンおよびレシチンおよび合成リン脂質の粉末、顆粒またはラテックス形態の天然および合成ポリマーを含んでもよい。さらなる補助剤は、鉱油および植物油であってもよい。
適切であれば、製剤およびそれに由来する使用形態中に、なおさらなる補助剤を存在させることが可能である。このような添加剤の例は、芳香剤、保護コロイド、結合剤、接着剤、増粘剤、チキソトロピー剤、浸透剤、保持促進剤、安定剤、封鎖剤、錯化剤、湿潤剤、スプレッダーである。一般に、式(I)の化合物は、製剤化の目的で一般に使用される任意の固体または液体添加剤と組み合わせることができる。
有用な保持促進剤には、動的表面張力を減少させる物質、例えばジオクチルスルホコハク酸塩、または粘弾性を増加させる物質、例えばヒドロキシプロピルグアーポリマーが全て含まれる。
本文脈における有用な浸透剤は、活性農薬成分の植物への浸透を改善するために典型的に使用される全ての物質である。浸透剤はこの文脈において、(一般に水性の)施用液からおよび/またはスプレーコーティングから植物のクチクラ中に浸透し、したがってクチクラ中の活性成分の移動性を増加させるそれらの能力によって定義される。文献(Bauret al、1997、Pesticide Science 51、131−152)に記載されている方法は、この特性を決定するために使用することができる。例としては、ヤシ脂肪エトキシレート(10)またはイソトリデシルエトキシレート(12)などのアルコールアルコキシレート、脂肪酸エステル、例えばナタネ油メチルエステルまたは大豆油メチルエステル、脂肪アミンアルコキシレート、例えばタローアミンエトキシレート(15)、またはアンモニウムおよび/またはホスホニウム塩、例えば硫酸アンモニウムまたはリン酸水素二アンモニウムが挙げられる。
製剤は、製剤の重量に基づいて、好ましくは0.00000001〜98重量%の式(I)の化合物を含み、より好ましくは0.01〜95重量%の式(I)の化合物を含み、最も好ましくは、0.5〜90重量%の式(I)の化合物を含む。製剤(特に殺虫剤)から調製される使用形態中の式(I)の化合物の含有量は、広い範囲内で変化し得る。使用形態における式(I)の化合物の濃度は、典型的には使用形態の重量に基づいて、式(I)の化合物の0.00000001重量%〜95重量%、好ましくは0.00001重量%〜1重量%であり得る。施用は、使用形態に適切な慣用の様式で達成される。
使用例
ワタムシ類(Pemphigidae)
ワタムシ類(Pemphigidae)の科に属する以下の種の防除が非常に好ましい:
Figure 2021521151
実施例1
約14mの区画では、Eriosoma lanigerumが寄生した「ゴールデン・デリシャス」品種の約8歳齢のリンゴ樹木を、1g/l硫酸アンモニウムおよび0.1% a.i.菜種油メチルエステル(Stefes Mero)とのタンクミックス中の実施例(I−2)(025SC)および標準品スピロテトラマト(Spirotetramat)(240SC)を用いて、下記の施用率の市販の標準品チアメトキサム(Thiamethoxam)(25WG)と比較することにより、実用条件下で3回繰り返して処理する。施用は、電動バックパック噴霧器を用いて10バールで行う。2回の施用を9日間隔で行う。それぞれの場合の水施用量は、枝下高(=mch(meter of crown height))1メートル当たり500リットル/haである。
評価は最初の施用の9、18および27日後(d=日)に、シュート中のワタムシ類コロニーの殺虫率をパーセントでスコアリングすることによって行う。
Figure 2021521151
ネアブラムシ類(Phylloxeridae)
ネアブラムシ類(Phylloxeridae)の科に属する以下の種の、好ましくは葉面施用後の防除が非常に特に好ましい:
Figure 2021521151
キジラミ類(Psyllidae)
キジラミ類(Psyllidae)の科に属する以下の種の防除が非常に特に好ましい:
Figure 2021521151
実施例2
高さ約4mの「コンコード」品種(BBCH72)のナシ樹木を、Psylla pyricolaに関して3回繰り返して処理する。ここでは実施例(I−2)(050SC)の活性成分の1g/l硫酸アンモニウムおよび0.23% a.i.Dyne−amic(910XL)とのタンクミックス、並びに標準品スピロテトラマト(240SC)および0.23% a.i.Dyne−amic(910XL)を下記の施用率にて試験する。第2の施用を20日後に行う(BBCH74)。水施用量は1870l/haである。
評価は1回目の処置の4、8、15、20、28、36、43、50および57日後に、それぞれ100葉の生きている若虫を数えることによって行う。有効性は、Abbottの式を用いて決定される。
Figure 2021521151
実施例3
枝下高約0.5mの「Pacharito」品種(BBCH32)のオレンジ樹を、Diaphorina citriに関して3回繰り返して処理する。ここでは実施例(I−2)(4.2WP)の活性成分の0.18% a.i.Aureo(720EC)とのタンクミックスおよび標準品のMovento(スピロテトラマト)(150OD)を、下記の施用率で試験する。第2の施用を16日後に行う(BBCH34)。水施用量は50l/ha/mchである。
評価は、生きている若虫を数えることによって、第1の処置の3、9、13、16、20および24日後に行われる。有効性は、Abbottの式を用いて決定される。
Figure 2021521151
実施例3A
BBCH71生育段階の「リオグランデ」品種のトマトを植えた大きさが約20mの区画を、Paratrioza cockerelliに関して3回繰り返して処理する。施用は、圧力6.2バールの電動式バックパック噴霧器で行う。ここでは実施例(I−2)(4.8WG)の活性成分をCROVOL CR70Gとのタンクミックスとし、市販の標準品シバントプライム(商標)(Sivanto Prime)(200SL)に対して、下記の施用率で使用される。施用は、それぞれ300l/haの水施用量で行った。
評価は処理の7、15、21、28および35日後に、植物上の生きている個体を数えることによって行う。有効性は、Abbottの式を用いて決定される。
Figure 2021521151
カタカイガラムシ類(Coccidae)
以下の作物において、好ましくは葉面施用後に、カタカイガラムシ類(Coccidae)の科に属する以下の種の防除が非常に特に好ましい:
Figure 2021521151
実施例4
大きさが約13mの区画で、枝下高が約1.8mの「Fukimoto Navel」品種のオレンジをCoccus pseudomagnoliarumに関して3回繰り返して処理する。施用は、噴霧器を用いて行われる。ここでは実施例(I−2)(050SC)の活性成分を1g/lの硫酸アンモニウムおよび0.25%のDyne−amicとのタンクミックスとして試験し、各場合においてスピロテトラマト(240SC)+0.25%のDyne−amicのタンクミックスおよびピリプロキシフェン(086EC)に対して、下記の量で試験する。水施用量は1870l/haである。
評価は最後の処置の39、69および98日後に、葉での殺虫率(%)をスコアリングすることによって行う。
Figure 2021521151
マルカイガラムシ類(Diaspididae)
以下の作物において、好ましくは葉面施用後に、マルカイガラムシ類(Diaspididae)の科に属する以下の種の防除が非常に特に好ましい:
Figure 2021521151
実施例5
枝下高約1.5mの「Navelino」品種のカンキツ樹木を、Aonidiella aurantiiに関して3回繰り返して処理する。施用は、噴霧器を用いて行われる。ここでは実施例(I−2)(012OD)の活性成分を、それぞれの場合において、スピロテトラマト(048OD)およびピリプロキシフェン(100EC)+クロルピリホス−メチル(480EC)のタンクミックスに対して、下記の量で試験する。水施用量は1000l/ha/mchである。
評価は処理の73日後および111日後に、それぞれ25個の果実上のカイガラムシの新しいコロニーを計数することによって行う。有効性は、Abbottの式を用いて決定される。
Figure 2021521151
実施例6
「レッド・デリシャス」品種の枝下高約3.7mのリンゴ樹を、Quadraspidiotus perniciosusに関して3回繰り返して処理する。ここでは実施例(I−2)(2.4WG)の活性成分を1%オイル(100EC)とのタンクミックスとし、標準品のMovento(スピロテトラマト)(240SC)も1%オイル(100EC)とのタンクミックスとして、下記の施用率で試験する。2回の施用を12日間隔で行う。水施用量は1870l/haである。
評価は2回目の処理の32日後および82日後に、それぞれ25または100個の果実上のカイガラムシの新しいコロニーを計数することによって行う。有効性は、Abbottの式を用いて決定される。
Figure 2021521151
実施例6A
枝下高約2.5mの「スイートキャップ」品種のピーチ樹を、Diaspis sp.に関して3回繰り返して処理する。ここでは実施例(I−2)(4.8WG)の活性成分のCROVOL CR70Gとのタンクミックスおよび標準品のMovento(スピロテトラマト)(100SC)を、下記の施用率で試験する。
評価は処理の14日後および61日後に、10の新たに成長した枝上の生きているカイガラムシを計数することによって行われる。有効性は、Abbottの式を用いて決定される。
Figure 2021521151
実施例6B
Aspidiotus neriiに関して、約3mの枝下高の「Fino45」品種のレモン樹を3回繰り返して処理する。ここでは実施例(I−2)(4.8WG)の活性成分のCROVOL CR70Gとのタンクミックスおよび標準品のMovento(スピロテトラマト)(100SC)を、下記の施用率で試験する。水施用量は、1000l/ha/m(枝下高)である。
処理後60および172日目に、それぞれ100個の果実からのカイガラムシの新しいコロニーを有する果実および有さない果実を計数することによって評価を行う。有効性は、Abbottの式を用いて決定される。
Figure 2021521151
実施例6C
Pseudaulacaspis pentagonaに関して、約2.2mの枝下高の「ロイヤル・スイート」品種のピーチ樹を3回繰り返して処理する。ここでは実施例(I−2)(4.8WG)の活性成分のCROVOL CR70Gとのタンクミックスおよび標準品のMovento(スピロテトラマト)(100SC)を、下記の施用率で試験する。水分施用量は、1500l/10,000m葉壁面積(LWA)である。
評価は処理の49日後に、それぞれ100個の果実上のカイガラムシのコロニーを計数することによって行う。有効性は、Abbottの式を用いて決定される。
Figure 2021521151
ハカマカイガラムシ類(Ortheziidae)
特に好ましいのは、以下の作物において、好ましくは葉面施用後の、ハカマカイガラムシ類(Ortheziidae)の科に属する以下の種の防除である:
Figure 2021521151
コナカイガラムシ類(Pseudococcidae)
以下の作物において、コナカイガラムシ類(Pseudococcidae)の科に属する以下の種の防除が非常に特に好ましい:
Figure 2021521151
Figure 2021521151
実施例7
大きさが約33mの区画で、約80歳齢の「Thompson」品種のブドウをPlanococcus ficusに関して3回繰り返して処理する。施用は、噴霧器を用いて行われる。ここでは実施例(I−2)の活性成分(050SC)を1g/l硫酸アンモニウムとのタンクミックスとし、市販の標準品ブプロフェジン(70WG)およびスピロテトラマト(240SC)に対して、下記の施用率で試験する。水施用量は935l/haである。全ての試験品を0.25%Dyne−amicを含有するタンクミックスとして噴霧する。
処理69日後と114日後に、果実上の幼虫の殺虫率をスコアリングして評価を行う。
Figure 2021521151
実施例8
枝下高約2.5mの「Navelina」品種(BBCH74)のオレンジ樹を、Pseudococcus citriに関して3回繰り返して処理する。ここでは実施例(I−2)(4.2WP)の活性成分および標準品のMovento(スピロテトラマト)(240SC)を0.1% a.i.菜種油メチルエステル(500EW)とのタンクミックスとし、下記の施用率で試験する。水施用量は1000l/ha/mchである。
評価は処理の7、15および35日後に、それぞれ100個の果実について生きているコナカイガラムシを計数することによって行われる。有効性は、Abbottの式を用いて決定される。
Figure 2021521151
コナジラミ類(Aleyrodidae)
さらに、以下の作物における、コナジラミ類(Aleyrodidae)の科に属する以下の種の防除が非常に特に好ましい:
Figure 2021521151
実施例9
Trialeurodes vaporariorumに関して、「Galine」品種のナスを植えた8m区画を3回繰り返して処理する。ここでは実施例(I−2)(025SC)の活性成分およびスピロテトラマト(240SC)を1g/lの硫酸アンモニウムおよび0.1% a.i.ナタネ油メチルエステル(500EW)を含有するタンクミックスとし、市販の標準品イミダクロプリド(200SL)に対して下記の施用率で試験する。活性成分はそれぞれ、7日間隔で750l/haの水施用量で施用される。施用は、5バールの電動バックパック噴霧器で行う。
評価は最初の処理の7、14、22および31日後に、葉上の虫の殺虫率をスコアリングすることによって行う。
Figure 2021521151
実施例10
Bemisia argentifoliiに関して、マスクメロンを植えた約14mの大きさの区画を3回繰り返して処理する。施用は、電動バックパック噴霧器を用いて行われる。ここでは実施例(I−2)(006OD)の活性成分、市販の標準品スピロテトラマト(240SC)および市販の標準品ブプロフェジン(432SC)を、下記の施用率で、0.37%Dyne−amicとのタンクミックスとして試験する。水施用量は281l/haである。
評価は処理の8、15、22および29日後に、葉上の若虫の殺虫率をスコアリングすることによって行う。
Figure 2021521151
実施例11
Bemisia argentifoliiに関して、「MSOY8001」品種の大豆を植えた約12.5mの大きさの区画を3回繰り返して処理する。施用は、圧力3バールの圧縮空気作動式バックパック噴霧器で行われる。ここでは実施例(I−2)(050SL)の活性成分の1g/lの硫酸アンモニウムおよび0.1% a.i.ナタネ油メチルエステル(500EW)とのタンクミックス、並びに市販の標準品チアメトキサム(25WG)およびMovento Plus(480SC)(2)(0.2%Aureoを含むタンクミックス)を下記の施用率で試験する。2回の施用を10日間隔で行う。水施用量は、それぞれ200l/haである。
評価は2回目の処置の4、7、10および16日後に、葉上の虫(若虫)の殺虫率をスコアリングすることによって行う。
Figure 2021521151
実施例12
「リオグランデ」品種のトマトを植えた大きさ約4mの区画を、Bemisia argentifoliiに関して3回繰り返して処理する。施用は、圧力4バールの電動式バックパック噴霧器で行う。実施例(I−2)(012OD)の活性成分を、市販の標準品チアメトキサム(25WG)およびMovento Plus(480SC)(0.2%Aureoとのタンクミックス)に対して、下記の施用率で試験する。それぞれ500l/haの水施用量で8日間隔で4回の施用を行う。
評価は最初の処置の8、16、24、29および41日後に、葉上の虫(若虫)の殺虫率をスコアリングすることによって行う。
Figure 2021521151
実施例12A
「Babystar」品種のキュウリを植えた8m区画を、Trialeurodes vaporariorumに関して、13日間隔でBBCH18およびBBCH71生育段階で2回、各3回繰り返して処理する。施用は、圧力6バールの電動式バックパック噴霧器で行う。ここでは実施例(I−2)(4.8WG)の活性成分をCROVOL CR70Gとのタンクミックスとし、市販の標準品スピロテトラマト(100SC)およびスピロメシフェン(240SC)に対して、下記の施用率で使用する。それぞれの場合において、施用は葉壁面積に対して500l/10000mの水施用量で行われる。
評価は最初の処置の6、13、18、21および27日後に、それぞれ10枚の葉の生きている若虫を数えることによって行う。効力は、Abbottの式によって計算される。
Figure 2021521151
アブラムシ類(Aphididae)
以下の作物における、アブラムシ類の科に属する以下の種の防除も非常に特に好ましい:
Figure 2021521151
Figure 2021521151
実施例13
「Spring」品種のエンドウを植えた大きさが約12.5mの区画を、Acyrthosiph ononobrychisに関して3回繰り返して処理する。施用は、2.5バールの圧力で圧縮空気作動噴霧器を用いて行われる。ここでは実施例(I−2)(050SC)の活性成分を1g/lの硫酸アンモニウムおよび0.1% a.i.菜種油メチルエステル(500EW)とのタンクミックスとし、市販の標準品イミダクロプリド(200SL)およびカラテゼオン(Karate Zeon)(100EC)に対して、下記の施用率で試験する。水施用量は500l/haである。
評価は処理の3、8および13日後に、植物上の動物の殺虫率をスコアリングすることによって行われる。
Figure 2021521151
実施例14
「Fuego」品種のソラマメを植えた15m区画を、Aphis fabaeに関して3回繰り返して処理する。施用は、2.5バールの圧力で圧縮空気作動式バックパック噴霧器で行われる。ここでは実施例(I−2)(050SC)の活性成分の1g/l硫酸アンモニウムおよび0.1% a.i.菜種油メチルエステル(500EW)とのタンクミックスおよび市販の標準品チアクロプリド(240OD)を、下記の施用率で試験する。水施用量は200l/haである。
評価は2回目の処理の3、9および16日後に、植物上の個体群密度に対する殺虫率をスコアリングすることによって行う。
Figure 2021521151
実施例15
「Agata」品種のジャガイモを植えた大きさが約10mの区画を、Aphis fabaeに関して3回繰り返して処理する。3.5バールの圧力で圧縮空気駆動のバックパック噴霧器で施用する。ここでは実施例(I−2)(050SC)の活性成分の1g/l硫酸アンモニウムおよび0.1% a.i.菜種油メチルエステル(500EW)とのタンクミックス、並びに市販の標準品イミダクロプリド(200SL)およびチオメトキサム(25WG)を、下記の施用率で試験する。水施用量は500l/haである。
評価は処理の3日後および10日後に、植物上の虫の殺虫率をスコアリングすることによって行われる。
Figure 2021521151
実施例16
大豆を植えた約20mの大きさの区画を、Aphis glycineに関して3回繰り返して処理する。施用は、4.9バールの圧力で、電動式バックパック噴霧器で行われる。ここでは実施例(I−2)(050SC)の活性成分および標準品スピロテトラマト(240SC)の1g/l硫酸アンモニウムおよび0.25%Dyne−amicとのタンクミックス、並びに標準品のラムダ−シハロトリン(120EC)を下記の施用率で施用する。水施用量は187l/haである。
評価は処理7、15および22日後に、葉上の虫の殺虫率をスコアリングすることによって行う。
Figure 2021521151
実施例17
Macrosiphum avenaeに関して、「Taros」品種の冬コムギを植えた12.5m区画を3回繰り返して処理する。3バールの圧力で圧縮空気作動式バックパック噴霧器で施用する。ここでは実施例(I−2)(050SC)の活性成分および標準品スピロテトラマト(SC240)の1g/lのリン酸水素二アンモニウムおよび0.1% a.i.ナタネ油メチルエステル(Stefes Mero)とのタンクミックス、並びに標準品のラムダ−シハロトリン(100EC)を下記の施用率で施用する。水施用量は300l/haである。
評価は処理の4日後および9日後に、葉上の虫の殺虫率をスコアリングすることによって行う。
Figure 2021521151
実施例18
Nasonovia ribisnigriに関して、「Kristin」品種のレタスを植えた大きさ約6mの区画を3回繰り返して処理する。ここでは実施例(I−2)(024OD)の活性成分および標準品スピロテトラマト(150OD)を、下記の施用率で施用する。水施用量は300l/haである。
評価は、各場合において15のレタス植物のアブラムシを計数することによって、処理の3日後および8日後に行われる。有効性は、Abbottの式を用いて決定される。
Figure 2021521151
実施例19
枝下高約2mの「Arrayana」品種(BBCH53)のオレンジ樹を、Toxoptera aurantiiに関して3回繰り返して処理する。ここでは実施例(I−2)(4.2WP)の活性成分の0.25%Aureo(720EC)とのタンクミックスおよび標準品のMovento(商標)(スピロテトラマト)(150OD)を、下記の施用率で試験する。水施用量は500l/ha/mchである。
評価は処置の3、7、11および17日後に、シュートチップ上のアブラムシを計数することによって行う。有効性は、Abbottの式を用いて決定される。
Figure 2021521151
実施例19A
Dysaphis plantagineaに関して、BBCH59生育段階で約21歳齢、枝下高約2.5mの「ゴールデン・デリシァス」品種のリンゴ樹を3回繰り返し処理する。ここでは実施例(I−2)(4.8WG)の活性成分のCROVOL CR70Gとのタンクミックスおよび標準品のシバントプライム(商標)(Sivanto Prime)(200SL)を、下記の施用率で試験する。施用水量は、葉壁面積に対して300l/10000mである。
評価は処理後21、34および41日目に、それぞれ25分枝の生存アブラムシを計数することによって行う。有効性は、Abbottの式を用いて決定される。
Figure 2021521151
カスミカメムシ類(Miridae)
カスミカメムシ類(Miridae)の科に属する以下の種の防除が非常に特に好ましい:
Figure 2021521151
アザミウマ類(Thripidae)
さらに、以下の作物における、アザミウマ類(Thripidae)の科に属する以下の種の防除が非常に特に好ましい:
Figure 2021521151
実施例20
キュウリを植えた大きさが約2mの区画を、Thrips palmiに関して3回繰り返して処理する。施用は、2.5バールの圧力で、電動式バックパック噴霧器で行われる。ここでは実施例(I−2)(025SC)の活性成分および標準品のスピロテトラマト(240SC)の1g/lの硫酸アンモニウムおよび0.1% a.i.菜種油メチルエステル(500EW)とのタンクミックス、並びに市販の標準品プロヴァド・デュオ(Provado Duo)(112.5SC)およびフィプロニル(200SC)を、下記の施用率で試験する。2回の施用を7日間隔で行う。水施用量は250l/haおよび500l/haである。
最終処置の2、5、8および12日後に、植物上の虫(若虫)の殺虫率をスコアリングすることにより評価を行う。
Figure 2021521151
実施例21
タマネギ(BBCH17)を植えた大きさが約6mの区画を、Thrips tabaciに関して3回繰り返して処理する。ここでは実施例(I−2)(024OD)の活性成分および標準品のスピロテトラマト(150OD)を下記の施用率で試験する。3回の施用を7日間隔で行う。水施用量は300l/haである。
評価は最初の処置の3、7、14、21、27および34日後に、生きているアザミウマを計数することによって行われる。有効性は、Abbottの式を用いて決定される。
Figure 2021521151
実施例22
「Agami」品種のエンドウ豆を植えた大きさが約10mの区画を、Kakothrips pisivoraに関して3回繰り返して処理する。3.5バールの圧力で圧縮空気駆動のバックパック噴霧器で施用する。ここでは実施例(I−2)(050SC)の活性成分の1g/l硫酸アンモニウムおよび0.1% a.i.菜種油メチルエステル(500EW)とのタンクミックス、並びに市販の標準品イミダクロプリド(200SL)およびデルタメトリン(015EC)を、下記の施用率で施用する。施用は、500l/haの水施用量で行われる。
評価は処理23日後に、植物上の虫の殺虫率をスコアリングすることによって行われる。
Figure 2021521151
ヨコバイ類(Cicadellidae)
さらに、以下の作物における、ヨコバイ類(Cicadellidae)の科に属する以下の種の防除が非常に特に好ましい:
Figure 2021521151
ハモグリバエ類(Agromyzidae)
さらに、以下の作物において、ハモグリバエ類(Agromyzidae)の科に属する以下の種の防除が非常に特に好ましい:
Figure 2021521151
実施例23
「ブルーレイク」品種の豆を植えた2mの区画を、Liriomyza sativaに関して3回繰り返して処理する。3.5バールの圧力で圧縮空気作動式バックパック噴霧器で施用する。ここでは実施例(I−2)(025SC)の活性成分および標準品スピロテトラマト(240SC)の1g/lの硫酸アンモニウムおよび0.1% a.i.ナタネ油メチルエステル(500EW)とのタンクミックスを、市販の標準品アバメクチン(Abamectin)(018EC)に対して、下記の施用率で試験する。水施用量は600l/haである。
評価は、葉上の生きている虫を計数することによって、処置の3、8および12日後に行われる。続いて、HendersonおよびTiltonにしたがって、パーセントでの効力を計算する。
Figure 2021521151
タマバエ類(Cecidomyiidae)
さらに、タマバエ類(Cecidomyiidae)の科に属する以下の種の防除が非常に特に好ましい:
Figure 2021521151
ミバエ類(Tephritidae)
さらに、以下の作物における、ミバエ類(Tephritidae)の科に属する以下の種の防除が非常に特に好ましい:
Figure 2021521151
ハムシ類(Chrysomelidae)
さらに、以下の作物において、ハムシ類(Chrysomelidae)の科に属する以下の種の防除が非常に特に好ましい:
Figure 2021521151
ゾウムシ類(Curculionidae)
さらに、以下の作物において、ゾウムシ類(Curculionidae)の科に属する以下の種の防除が非常に特に好ましい:
Figure 2021521151
ハモグリガ(leaf-miner moth)類(Gracillaridae)
さらに、以下の作物において、コハモグリガ亜科(Phyllocnistinae)に属する以下の種の防除が非常に特に好ましい:
Figure 2021521151
実施例24
枝下高約1.2m(BBCH75)の「Naval」種のオレンジ樹をPhyllocnistis citrellaに関して3回繰り返して処理する。ここでは実施例(I−2)(4.2WP)の活性成分および市販の標準品スピロテトラマト(240SC)を0.1%Dyne−amic(990SL)とのタンクミックスとして、下記の施用率で試験する。水施用量は、それぞれ935l/haである。
評価は処理の7、13および26日後に、それぞれ10の枝について幼虫を計数することによって行う。有効性は、Abbottの式を用いて決定される。
Figure 2021521151
ハマキガ類(Tortricidae)
次の作物では、ハマキガ類(Tortricidae)の科に属する次の種の防除が非常に好ましい:
Figure 2021521151
ハバチ類(Tenthredinidae)
ハバチ類(Tenthredinidae)の科に属する以下の種の防除も非常に特に好ましい:
Figure 2021521151
実施例に記載された標準品の活性成分製剤のいくつかは市販されており、いくつかは標準的な方法によって調製することができる。
式(I−2)の化合物のSL製剤(050SL)およびSC製剤(025SC、050SC)は、国際公開第2009/115262に記載の製剤と同様に調製することができる。
式(I−2)の化合物のOD製剤(006OD、012OD)は、式(I−2)の化合物の油性濃厚懸濁液(024OD)について以下に記載する製造と同様に製造することができる:油性濃厚懸濁液(024OD)の製造には、
Figure 2021521151
上記のものを、以下のものに撹拌しながら室温で添加する。
Figure 2021521151
水分散性粉末(4.2WP)の製造には、以下のものを混合する。
Figure 2021521151
水分散性顆粒(2.4WG)の製造には、以下のものを混合する。
Figure 2021521151
水分散性顆粒(4.8WG)の製造には、以下のものを混合する(EP−18167281.7を参照のこと)。
Figure 2021521151

Claims (25)

  1. ワタムシ類(Pemphigidae)、ネアブラムシ類(Phylloxeridae)、キジラミ類(Psyllidae)、カタカイガラムシ類(Coccidae)、マルカイガラムシ類(Diaspididae)、ハカマカイガラムシ類(Ortheziidae)、コナカイガラムシ類(Pseudococcidae)、コナジラミ類(Aleyrodidae)、アブラムシ類(Aphididae)、カスミカメムシ類(Miridae)、アザミウマ類(Thripidae)、ヨコバイ類(Cicadellidae)、ハモグリバエ類(Agromyzidae)、タマバエ類(Cecidomyiidae)、ミバエ類(Tephritidae)、ハムシ類(Chrysomelidae)、ゾウムシ類(Curculionidae)、ハモグリガ(leaf-miner moth)類(Gracillariidae)、ハマキガ類(Tortricidae)、ハバチ類(Tenthredinidae)の科に属する昆虫であって、但しモモアカアブラムシ(Myzus persicae)、タバココナジラミ(Bemisia tabacci)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ファエドン・コクレアリアエ(Phaedon cochlearie)を除く昆虫の防除のための、下記の式(I)の化合物の使用:
    Figure 2021521151
    (式中、
    WおよびYは、独立して、水素、C〜C−アルキル、塩素、臭素、ヨウ素またはフッ素であり;
    Xは、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、塩素、臭素またはヨウ素であり;
    A、Bおよびそれらが結合する炭素原子がC〜C−シクロアルキルを形成し、該シクロアルキルは、それが結合する炭素原子と共に5員または6員のケタールを形成するアルキレンジオキシ基であって、C〜C−アルキル−またはC〜C−アルコキシ−C〜C−アルキル−で置換されていてもよいアルキレンジオキシ基によって置換されており;
    Gは、水素(a)または以下の基の1つである;
    Figure 2021521151
    (式中、
    Eは、金属イオンまたはアンモニウムイオンであり、
    Mは、酸素または硫黄であり、
    は、直鎖または分岐鎖のC〜C−アルキルであり、
    は、直鎖または分岐鎖のC〜C−アルキルである。))。
  2. 式(I)の化合物が以下の定義を有する、請求項1に記載の使用:
    Wは、メチルであり;
    Xは、塩素またはメチルであり;
    Yは、塩素、臭素またはメチルであり;
    A、Bおよびそれらが結合する炭素原子は、それが結合する炭素原子と共に5員または6員のケタールを形成するアルキレンジオキシ基で置換された、飽和C−シクロアルキルであり;
    Gは、水素(a)または以下の基の1つである;
    Figure 2021521151
    (式中、
    Mは、酸素であり、
    Eは、1当量の金属イオンまたはアンモニウムイオンであり、
    は、直鎖または分枝鎖のC〜C−アルキルであり、
    は、直鎖または分岐鎖のC〜C−アルキルである。)。
  3. 式(I)の化合物が以下の化合物から選択される、請求項1に記載の使用。
    Figure 2021521151
  4. 式(I)の化合物が以下の構造を有する、請求項1に記載の使用。
    Figure 2021521151
  5. ワタムシ類(Pemphigidae)、ネアブラムシ類(Phylloxeridae)、キジラミ類(Psyllidae)、カタカイガラムシ類(Coccidae)、マルカイガラムシ類(Diaspididae)の科に属する昆虫、コナカイガラムシ類(Pseudococcidae)、カスミカメムシ類(Miridae)、アザミウマ類(Thripidae)、ヨコバイ類(Cicadellidae)、ハモグリバエ類(Agromyzidae)、タマバエ類(Cecidomyiidae)、ミバエ類(Tephritidae)、ゾウムシ類(Curculionidae)、ハモグリガ(leaf-miner moth)類(Gracillariidae)、ハマキガ類(Tortricidae)、ハバチ類(Tenthredinidae)の科に属する昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  6. ワタムシ類(Pemphigidae)の科に属する昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  7. ネアブラムシ類(Phylloxeridae)の科に属する昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  8. キジラミ類(Psyllidae)の科に属する昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  9. カタカイガラムシ類(Coccidae)の科に属する昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  10. マルカイガラムシ類(Diaspididae)の科に属する昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  11. ハカマカイガラムシ類(Ortheziidae)の科に属する昆虫であって、但しモモアカアブラムシ(Myzus persicae)は除く昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  12. コナカイガラムシ類(Pseudococcidae)の科に属する昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  13. コナジラミ類(Aleyrodidae)の科に属する昆虫であって、但しタバココナジラミ(Bemisia tabacci)は除く昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  14. アブラムシ類(Aphididae)の科に属する昆虫であって、但しワタアブラムシ(Aphis gossypii)は除く昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  15. カスミカメムシ類(Miridae)の科に属する昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  16. アザミウマ類(Thripidae)の科に属する昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  17. ヨコバイ類(Cicadellidae)の科に属する昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  18. ハモグリバエ類(Agromyzidae)の科に属する昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  19. タマバエ類(Cecidomyiidae)の科に属する昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  20. ミバエ類(Tephritidae)の科に属する昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  21. ハムシ類(Chyrsomelidae)の科に属する昆虫であって、但しファエドン・コクレアリアエ(Phaedon cochlearie)を除く昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  22. ゾウムシ類(Curculionidae)の科に属する昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  23. ハモグリバエ類(Gracillariidae)の科に属する昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  24. ハマキガ類(Tortricidae)の科に属する昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
  25. ハバチ類(Tenthredinidae)の科に属する昆虫の防除のための、請求項1に記載の式(I)の化合物の使用。
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