JPWO2019186698A1 - 収納容器 - Google Patents

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Abstract

収納物を収納する収納容器(1)において、収納空間を規定するとともに第1貫通穴(2011)が設けられた第1壁部(2010)と、第1壁部(2010)の外部に離隔して配置され、第1貫通穴(2011)を介して収納空間内に導かれる放電生成物を生成するよう構成された放電機構(11)と、を備えた。

Description

この発明は、収納物を収納する収納容器に関するものである。
収納容器の中に収納物が長時間放置されることによって、当該収納物からにおいが発生することがある。例えば、ランドリーバスケット(または、ランドリーセラーとよんでもよい)に衣類等が長時間放置されると、当該衣類等からにおいが発生する。このため、収納物が長時間放置されることによって当該収納物から発生するにおいを除去する技術が求められる。
従来、衣類等から発生するにおいを、オゾン等の放電生成物を利用して除去する技術が知られている。
特許文献1は、衣類等から発生するにおいを、イオン等の放電生成物を利用して除去する技術を提案している。特許文献1では、ドラム式洗濯乾燥機において、水槽上方に配設されたイオン発生装置から発生するイオンを、イオン供給風路によって、当該イオン供給風路とは離間して対向配置されたイオン送入孔へ供給するようにして、当該イオンによって衣類の脱臭又は消臭処理を行う技術が開示されている。
特開2009−66054号公報
放電生成物は、当該放電生成物の移動距離が長ければ長いほど減衰する。よって、においを除去する対象となる衣類等と放電生成物とは、放電生成物の生成後に速やかに接触させることが望ましい。
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、放電生成物の生成手段が処理槽とは離れた位置に設けられている。そのため、特許文献1に記載されたような従来の技術では、放電生成物の移動距離が長く、放電生成物と衣類等とが速やかに接触されない。
一方、当該技術において、上記生成手段を水槽の近傍に位置させた場合、洗濯に使用される水を貯める水槽から排出された水に上記生成手段が接触し、放電を悪化させる虞がある。
この結果、特許文献1に記載されたような従来の技術では、放電生成物の移動距離を長くする必要があり、放電生成物を効率的に利用した収納物のにおいの除去ができないという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、放電生成物を効率的に利用した収納物のにおいの除去をすることが可能な収納容器に関するものである。
この発明に係る収納容器は、収納物を収納する収納容器において、収納空間を規定するとともに第1貫通穴が設けられた第1壁部と、第1壁部の外部に離隔して配置され、第1貫通穴を介して収納空間内に導かれる放電生成物を生成するよう構成された放電機構と、を備えたものである。
この発明によれば、放電生成物を効率的に利用した収納物のにおいの除去が可能な収納容器を提供することができる。
実施の形態1に係るランドリーバスケットの外観の一例を示す図である。 実施の形態1に係るランドリーバスケットの脱臭部が有する放電機構について説明するための図であって、図2Aは、収納部が脱臭部に格納された状態における、ランドリーバスケットの斜視図であり、図2Bは、図2AのA−A’ 断面の一部を示す図であり、図2Cは、図2Aおよび図2BのB−B’ 断面の一部を示す図である。また、図2Dは、脱臭ケースにおいて、内壁部と支持部材とで形成される隙間の一例を説明するための図である。 実施の形態1に係るランドリーバスケットに備えられた湿度調節部の構成の一例を説明するための図である。 実施の形態1に係るランドリーバスケットにおいて、衣類の脱臭を行う際の、湿度調節部による冷却動作、および、放電機構による放電動作の順番を説明するためのフローチャートである。 実施の形態1に係るランドリーバスケットの脱臭部が有する放電機構について、図2で示したワイヤ電極を、針電極とした場合の放電機構の一例を説明するための図であって、図5Aは、収納部が脱臭部に格納された状態における、ランドリーバスケットの斜視図であり、図5Bは、図5AのA−A’ 断面の一部を示す図であり、図5Cは、図5Aおよび図5BのB−B’ 断面の一部を示す図である。また、図5Dは、脱臭ケースにおいて、内壁部と支持部材とで形成される隙間の一例を説明するための図である。 実施の形態1において、収納部をドーナツ型とした場合の、ランドリーバスケットの斜視図を示している。 実施の形態1において、放電機構が設けられた持ち手部の断面の一例を示す図である。 実施の形態1において、持ち手部が収納空間内の空気を攪拌させる機能を有するようにした、ランドリーバスケットの断面図の一例を示す図である。 実施の形態1において、加湿機構を備えるようにしたランドリーバスケットの構成の一例を説明するための図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
以下の実施の形態1では、一例として、収納容器は、住宅で使用される「ランドリーバスケット」とする。ランドリーバスケットは、日常生活の中で生じた、汚れた衣類等を収納物として、内部に収納するものである。実施の形態1において、衣類には、布おむつおよび紙おむつも含むものとする。以下の説明では、ランドリーバスケットに収納される、汚れた衣類等の収納物をまとめて、単に「衣類」という。
例えば、ユーザは、一定期間、ランドリーバスケットに、洗濯が必要な衣類を収納しておき、洗濯する際に、当該ランドリーバスケットに収納されている衣類を洗濯機の処理槽に移動させ、洗濯する。
実施の形態1に係るランドリーバスケットは、洗濯前の衣類に付着しているにおいの除去、または、衣類を放置することにより発生するにおいの除去を行うことが可能となる。
図1は、実施の形態1に係るランドリーバスケット1の外観の一例を示す図である。なお、図1は、ランドリーバスケット1の斜視図を示している。
図1に示すように、ランドリーバスケット1は、脱臭部10と収納部20と湿度調節部30を備える。ランドリーバスケット1は、例えば、図1に示すように、平面視で略楕円形状を有する。具体的には、ランドリーバスケット1の脱臭部10および収納部20が、いずれも、例えば、平面視で略楕円形状を有する。
収納部20は、脱臭部10内部に着脱可能に設置される。具体的には、収納部20は、脱臭部10が内部に有する、収納部20を格納するための空間(以下「格納空間」という。)に、着脱可能に設置される。なお、図1では、収納部20が脱臭部10から取り外された状態を示す斜視図としている。
収納部20は、収納ケース201と持ち手部202を備える。
収納ケース201の壁2010(第1壁部)は、内部に衣類(図示省略)を収納するための空間(以下「収納空間」という。)を規定するとともに、網目状の構造を有している。
収納ケース201の壁2010の網目の大きさは、5mm角の大きさ等、少なくとも、ランドリーバスケット1が動作中も放電生成物または水蒸気を含む空気が通過可能であるが衣類または子供の指等が通らない程度の大きさとする。放電生成物については後述する。
なお、実施の形態1において、収納ケース201の壁2010の網目を、「第1貫通穴」(図1において2011で示す)ともいう。
収納ケース201は、上面に開口(第1開口20a)を有し、当該開口を介して、ユーザは、収納空間に衣類を出し入れすることができる。
収納ケース201は、適宜の部材によって構成される。収納ケース201は、例えば、樹脂で構成されるものであっても、金属で構成されるものであってもよい。収納ケース201の材料として樹脂を用いた場合、軽量で安価な収納ケース201を作製できる。一方、収納ケース201の材料として金属を用いた場合、放電生成物により劣化しにくい収納ケース201を作製できる。
持ち手部202は、収納空間内に設けられる。
例えば、持ち手部202は、図1に示すように、2本の棒状部材の一端が収納ケース201の底面部にねじ止め等によって接続され、当該2本の棒状部材の他端にユーザが手を引っかける引っかけ部202aが設けられるように構成される。持ち手部202の形状を、図1に示すような形状とすると、当該持ち手部202をT字形状等とする場合と比較して、こわれにくく、かつ、持ち手部202の引っかけ部202aの中央部に棒状部材が存在しないため、ユーザにとって持ちやすい。また、収納ケース201の内部に2本の棒状部材が存在するため、収納ケース201に収納された衣類が絡まりにくい。
ユーザは、持ち手部202の引っかけ部202aを持って、収納ケース201を持ち上げることで、収納部20を脱臭部10から取り外し、収納部20単体で持ち運ぶことができる。具体的には、例えば、ユーザは、洗濯時に、収納部20を脱臭部10から取り外し、洗濯機の設置場所まで当該収納部20を持ち運び、洗濯機の処理槽に、収納部20に収納されている衣類を移動させて、洗濯機で当該衣類の洗濯を行う。
なお、持ち手部202の形状は、図1に示す形状に限らず、例えば、T字形状であってもよい。持ち手部202は、収納部20に接続され、ユーザが、当該持ち手部202を握る、または、手を引っかける等して、当該持ち手部202を持って、収納ケース201を持ち上げることができるような形状となっていれば、適宜の形状とすることができる。
また、図1では、持ち手部202は、一例として、収納ケース201の底面部に接続されて位置決めされるようにしているが、これは一例に過ぎず、持ち手部202は、例えば、収納ケース201の壁2010に接続されるようにしてもよい。持ち手部202は、ユーザが、当該持ち手部202を持って、収納ケース201を持ち上げることができる位置であれば、適宜の位置に設けられることができる。
脱臭部10は、脱臭ケース101と蓋部102を備える。
脱臭ケース101の壁1010(第2壁部)は、内部に収納ケース201を格納するための空間(以下「格納空間」という。)を規定する。
脱臭ケース101は、上面に開口(第2開口10a)を有し、当該開口を介して、格納空間に収納ケース201を着脱可能に格納する。
脱臭ケース101に収納ケース201を格納し、床等の地面にランドリーバスケット1が設置された状態で、脱臭ケース101が有する開口の、地面からの垂直方向の高さと、収納ケース201が有する開口の、地面からの垂直方向の高さとは略同じ高さとする(後述する図2参照)。ランドリーバスケット1は、脱臭ケース101に収納ケース201が格納され設置された状態での脱臭ケース101と収納ケース201の地面からの垂直方向の高さを略同じ高さとすることで、脱臭ケース101で生成された放電生成物を、収納空間内に収納されている衣類に対して、脱臭ケース101の開口および収納ケース201の開口を通って、最短経路で輸送できる構造となっている。
また、脱臭ケース101は、格納空間側の壁1010の内部に放電機構11を有する。放電機構11の詳細については後述する。
実施の形態1において、「壁の内部」とは、壁の内面と外面との間の部分をいう。また、「壁の外部」とは、「壁の内部」以外の部分をいう。
蓋部102は、脱臭ケース101に回動可能に設けられ、脱臭ケース101の開口を開閉する。
また、ランドリーバスケット1は、インタロック装置(図示省略)を備えており、予め設定された条件下において、当該インタロック装置により、蓋部102の施錠または解錠がなされる。
なお、図1に示すランドリーバスケット1では、蓋部102は、板状の形状を有するものとしているが、蓋部102の形状はこれに限らず、蓋部102は、脱臭ケース101の開口を閉じることができる形状となっていればよい。
湿度調節部30は、脱臭ケース101の底壁部101d(図2を用いて後述する)に備えられる。
湿度調節部30は、収納空間内における衣類の脱臭の効果を向上させるために設けられるものである。湿度調節部30の具体的な構成については、後述する。
また、図1では図示を省略しているが、ランドリーバスケット1は、先端にプラグを有する電源コードと接続されており、プラグがコンセントに接続されることで、ランドリーバスケット1に電力が供給される。なお、コンセントは、例えば、家庭に設置されているコンセントであり、当該コンセントには、商用電源(以下、単に「電源」という。)からの電力が供給される。
電源コードを介してランドリーバスケット1に電力が供給されるのではなく、ランドリーバスケット1が内部にバッテリを備えるようにし、当該バッテリから電力が供給されるようにしてもよい。バッテリから電力が供給されることにより、ランドリーバスケット1が、商用電源のない場所、または、商用電源の設置場所がランドリーバスケット1の設置場所から遠い場所に設置される場合でも、ユーザは、ランドリーバスケット1を稼動させることができる。
また、図1では図示を省略しているが、ランドリーバスケット1は、当該ランドリーバスケット1を構成する各部の動作を制御する制御部を備える。
制御部は、例えば、蓋制御部、湿度調節制御部、および、放電制御部を有する。
蓋制御部は、蓋部102の施錠動作または解錠動作を制御する。また、湿度調節制御部は、湿度調節部30の動作を制御する。また、放電制御部は、放電機構11の動作を制御する。
制御部による動作は、ソフトウェアに基づくCPU(Central Processing Unit)を用いたプログラム処理によって実行される。
制御部による各制御動作については、後述する。
ここで、図2は、実施の形態1に係るランドリーバスケット1の脱臭部10が有する放電機構について説明するための図である。図2Aは、収納部20が脱臭部10に格納された状態における、ランドリーバスケット1の斜視図であり、図2Bは、図2AのA−A’断面の一部を示す図であり、図2Cは、図2Aおよび図2BのB−B’断面の一部を示す図である。また、図2Dは、脱臭ケース101において、内壁部101a(後述する)と支持部材1013(後述する)とで形成される隙間の一例を説明するための図である。
図2Bに示すように、脱臭ケース101は、内壁部101a、外壁部101b、上壁部101c、および、底壁部101dで構成される。内壁部101aは、脱臭ケース101の、格納空間側の壁であり、外壁部101bは、脱臭ケース101の、格納空間とは反対側の壁である。以下、内壁部101aおよび外壁部101bをまとめて単に「壁1010」ともいう。
脱臭ケース101には、金網1011と、ワイヤ電極1012が取り付けられる。
金網1011は、脱臭ケース101の内壁部101aの、格納空間側の面上に、一面にわたって取り付けられる。実施の形態1において、金網1011の網目を「第2貫通穴」(図2において10111で示す)ともいう。
ワイヤ電極1012は、脱臭ケース101において、金網1011に対して格納空間とは反対側に設けられる。実施の形態1では、図2に示すように、ワイヤ電極1012は、脱臭ケース101の内壁部101a自体の内部に設けられる。
ワイヤ電極1012は、脱臭ケース101の内壁部101aに沿って、当該内壁部101aを一周するように張られ、当該脱臭ケース101の内壁部101aの上下方向に複数の層が形成されるように取り付けられる。なお、実施の形態1では、ワイヤ電極1012は、複数の層が形成されるように設けられるものとするが、これは一例に過ぎず、ワイヤ電極1012は、脱臭ケース101の内壁部101aを1周し、1層のみ形成されるように取り付けられるようにしてもよい。
ワイヤ電極1012は、支持部材1013によって支持され、脱臭ケース101における高さ方向の位置が位置決めされる。
支持部材1013は、例えば、樹脂で成形されており、上側の一端および下側の他端が、それぞれ、脱臭ケース101の内壁部101aで挟まれるように成形される。
実施の形態1では、支持部材1013と内壁部101aとは樹脂で一体成形されるものとする。ただし、これは一例に過ぎず、支持部材1013と内壁部101aとを、それぞれ、別体として成形し、適宜の方法で接続するようにしてもよい。
支持部材1013は、ワイヤ電極1012を支持するための支持穴1013aを有する。
支持部材1013の、当該支持部材1013が支持するワイヤ電極1012が延びる方向と平行方向の幅は、適宜の長さとすればよい。ただし、支持部材1013が内壁部101aの全周にわたって設けられるのではなく、支持部材1013の上側と接続される内壁部101aと、支持部材1013の下側と接続される内壁部101aとの間に、空気が通過する隙間(以下、「第3貫通穴」(図2において10112で示す)という。)が設けられるようにする(図2C,図2D参照)。
なお、第3貫通穴10112は、空気の流れを阻害しないよう、適宜の大きさを有し、かつ、適宜の数設けられている必要がある。
金網1011は接地電極として機能し、ワイヤ電極1012は放電電極として機能する。金網1011とワイヤ電極1012とで放電機構11が構成される。
ランドリーバスケット1は、電源コード、および、ランドリーバスケット1の内部に設けられた電力線(図示省略)等を介して電源から電力を受ける受電部(図示省略)を備える。当該受電部が受ける電力によって、金網1011およびワイヤ電極1012間で放電が行われ、空気中に、イオンまたはオゾンガス等の放電生成物が生成される。放電については、既存の一般的な技術であるため、詳細な説明を省略する。
放電機構11による放電動作は、具体的には、放電制御部によって制御される。
放電制御部による、放電機構11に対しての具体的な制御動作については、後述する。
金網1011およびワイヤ電極1012は、収納ケース201の収納空間側に金網1011が取り付けられ、金網1011に対して収納空間とは反対側にワイヤ電極1012が取り付けられているようにする。
つまり、金網1011を、収納ケース201の壁2010とワイヤ電極1012とで挟む位置に、壁2010、金網1011、および、ワイヤ電極1012が配置される。
また、第1貫通穴2011、第2貫通穴10111、および、第3貫通穴10112は、収納空間からみて、第1貫通穴2011、第2貫通穴10111、および、第3貫通穴10112の順番で設けられるようにする。
放電機構11にて生成された放電生成物は、空気とともに移行し、第3貫通穴10112を通過後、第2貫通穴10111を通過し、さらに、第1貫通穴2011を通過して、収納ケース201の収納空間内に到達する。
脱臭ケース101は、図1に示すように、内壁部101aと外壁部101bとの間に空間を有しており、当該空間には、送風部が設けられる。実施の形態1では、送風部は、例えば、ファン1014とする。なお、図2Cでは、ファン1014の図示は省略している。
ファン1014は、内壁部101aと外壁部101bとの間の空間の、適宜の位置に、少なくとも1つ設けられるようになっていればよい。
ファン1014は、適宜の方法で、脱臭ケース101に取り付けられる。
ファン1014は、モータ(図示省略)と接続されており、モータが駆動することで、ファン1014が駆動し、格納空間に向けて送風する。
ファン1014が駆動すると、ファン1014から送られた空気は、放電機構11によって生成された放電生成物とともに、第3貫通穴10112および第2貫通穴10111を通過し、収納ケース201に送られる。
収納ケース201に送られた空気および放電生成物は、第1貫通穴2011を通過し、収納ケース201の収納空間内に送られる。
このように、放電機構11によって生成された放電生成物は、第1貫通穴2011を介して収納空間内に導かれ、収納ケース201の収納空間に収納された衣類中の臭気物質、微生物、または、ウイルスと放電生成物とが接触する。
これにより、当該放電生成物による酸化作用または中和作用が生じて、衣類中の臭気物質が脱臭される。
さらに、放電生成物による酸化作用が生じることで、衣類中の微生物またはウイルスが殺菌される。
また、放電生成物による酸化作用が生じることで、衣類に付着した汚れの表面は親水化され、後から洗濯機で洗濯される際に、当該汚れが水中に溶解しやすくなり、落ち易くなる。
また、ランドリーバスケット1は、ファン1014を設け、当該ファン1014が、格納空間へ向けて送風するようにしているため、脱臭部10に収納部20が格納されている状態で、収納空間内の衣類と放電生成物とを効率よく接触させることができ、衣類の脱臭効果を高めることができるようになっている。
このように、実施の形態1に係るランドリーバスケット1は、収納空間と放電機構11とが近接する位置に設けられるようになっており、ランドリーバスケット1は、放電機構11によって生成された放電生成物を、速やかに収納空間内の衣類に接触させて、当該衣類の脱臭を行うことができる。
また、ランドリーバスケット1は、脱臭ケース101と収納ケース201との間に、金網1011を備えていることで、脱臭ケース101で発生した電流が収納ケース201側に伝わることがなく、脱臭ケース101から収納ケース201内への漏電を防止することができる。また、収納ケース201の材質を適宜の材質とすることができる。
また、収納ケース201は、網目状であることで、衣類を収納するケースとしての役割と、脱臭部10から送られる放電生成物を通過させる上記第1貫通穴2011としての役割を果たす。
湿度調節部30(図1参照)の構成について説明する。
湿度調節部30は、収納ケース201内での衣類の脱臭または殺菌、または、汚れ分解の効果を向上させるために設けられる。
湿度調節部30は、例えば、ペルチェ素子を用いた冷却ユニットである。
ここで、図3は、実施の形態1に係るランドリーバスケット1に備えられた湿度調節部30の構成の一例を説明するための図である。
湿度調節部30は、例えば、熱伝導性の高いアルミナまたは窒化アルミニウムからなる絶縁板の片面側に回路を形成してある一対のペルチェ回路板301を、互いの回路が向き合うように対向させる。また、湿度調節部30は、多数列設してあるBiTe系のペルチェ素子302を両ペルチェ回路板301間で挟持するとともに、隣接するペルチェ素子302同士を両側の回路で電気的に接続させる。そして、ペルチェ入力リード線(図示省略)を介してなされるペルチェ素子302への通電により一方のペルチェ回路板301側から他方のペルチェ回路板301側に向けて熱が移動するように構成したものである。
このように、湿度調節部30は、例えば、ペルチェ素子による、既存の、一般的な冷却方法を用いて、冷却動作を行う。
なお、ペルチェ入力リード線は、例えば、ランドリーバスケット1の内部に設けられた電力線と接続されている。
湿度調節部30は、受電部が受けた電源からの電力によって作動する。
湿度調節部30の動作は、湿度調節制御部が制御する。
湿度調節制御部による、湿度調節部30に対しての具体的な制御動作については、後述する。
次に、実施の形態1に係るランドリーバスケット1における、制御部による各種制御動作について、説明する。
まず、ランドリーバスケット1における、蓋制御部による蓋部102の開閉制御について、具体例をあげて説明する。
蓋制御部は、蓋解錠指示を受け付けると、蓋部102を開錠させる。
具体的には、例えば、ユーザは、ランドリーバスケット1の電源をONにし、蓋部102または脱臭ケース101等に設けられた「開」ボタンを押下することで、蓋解錠指示を入力する。また、例えば、ユーザは、リモコン等を操作して、蓋解錠指示を入力するようにしてもよい。この場合、ランドリーバスケット1が備える通信部(図示省略)が、リモコンから送信された蓋解錠指示を受信する。
蓋制御部は、蓋解錠指示を受け付け、蓋部102を解錠する。蓋部102が解錠されると、蓋部102は、開閉が可能な状態となる。
反対に、蓋制御部は、蓋施錠指示を受け付けると、蓋部102を施錠させる。
具体的には、例えば、ユーザは、蓋部102または脱臭ケース101等に設けられた「閉」ボタンを押下することで、蓋施錠指示を入力する。また、例えば、ユーザは、リモコン等を操作して、蓋施錠指示を入力するようにしてもよい。
蓋制御部は、蓋施錠指示を受け付け、蓋部102を施錠させる。
また、蓋制御部は、予め設定された条件下において、インタロック装置に対して、蓋部102の施錠または解錠を実施させる。
例えば、上述の放電生成物にオゾンガスが含まれる場合、蓋制御部は、以下のように、収納空間内におけるオゾンガス濃度に基づく、蓋部102の制御を行う。
まず、蓋制御部は、オゾンガス濃度センサ(図示省略)および放電電圧測定部(図示省略)から、それぞれ、収納空間内のオゾン濃度の情報と、放電機構11における放電電圧の情報とを取得する。なお、オゾンガス濃度センサおよび放電電圧測定部は、ランドリーバスケット1における適宜の場所に設けられる。
蓋制御部は、収納空間内のオゾンガス濃度が0.05ppmより大きい、または、放電機構11における放電電圧が0kVより大きい場合には、インタロック装置に対して、蓋部102を施錠させ、当該蓋部102の開閉ができないようにする。
そして、蓋制御部は、収納空間内のオゾンガス濃度が0.05ppm以下、かつ、放電機構11における放電電圧が0kVである場合に、インタロック装置に対して、蓋部102を解錠させ、当該蓋部102の開閉が可能な状態とする。
なお、オゾンガス濃度0.05ppm以下であることは、世界的な室内環境基準である。アメリカ合衆国食料医薬品局(FDA)で、室内環境基準の最大許容濃度が0.05ppm(24hr)と定められている(1992年)。また、日本空気清浄協会が、オゾンを発生する器具による室内ガスの許容濃度(設計基準、暫定)として、最大0.1ppm、平均0.05ppmと定めている。
また、オゾンガスは、脱臭効果は高いが、人体に対する影響が大きい。
収納空間内に、高い濃度のオゾンガスが蔓延している状態で、蓋部102が開けられると、オゾンガスが、収納空間内から、ランドリーバスケット1の外に漏洩し、人体に影響が出てしまう。
蓋制御部は、上述のように、オゾンガス濃度が0.05ppm以下、かつ、放電電圧が0kVである場合に、蓋部102の開閉を可能とするよう制御するため、オゾンガスのランドリーバスケット1の外への漏洩を防止することができる。
次に、ランドリーバスケット1における、放電制御部による放電機構11に対しての制御動作について、具体例をあげて説明する。
例えば、ユーザは、ランドリーバスケット1の電源をONにして蓋部102を開け、収納空間内に脱臭を行う衣類を入れる。その後、一定期間が経過したため、ユーザは、収納空間内に収納されたまま放置されている衣類の脱臭を行うとする。
ユーザは、ランドリーバスケット1の電源をONにして脱臭開始指示を入力する。例えば、ユーザは、蓋部102または脱臭ケース101の外壁部101b等に設けられた「脱臭開始」ボタンを押下することで、脱臭開始指示を入力する。また、例えば、ユーザは、リモコン等を操作して、脱臭開始指示を入力するようにしてもよい。この場合、ランドリーバスケット1が備える通信部が、リモコンから送信された脱臭開始指示を受信する。
放電制御部は、脱臭開始指示を受け付け、放電機構11に印加電圧が供給されるよう制御し、当該放電機構11を動作させる。これにより、放電機構11から放電生成物が生成され、生成された放電生成物が、空気とともに収納空間内に送られて、衣類の脱臭が行われる。
放電制御部は、放電機構11に対して、生成する放電生成物の濃度を制御しながら動作させることもできる。
例えば、放電機構11がオゾンガスを生成する場合、放電制御部は、放電機構11に対して、生成するオゾンガス濃度を0.05ppm以下に制御させるようにすることができる。
オゾンガスは、上述のとおり、人体に対する影響が大きいだけではなく、高い濃度のオゾンガスが衣類に接触すると、衣類を傷めるおそれがある。
そこで、放電制御部は、放電機構11が生成するオゾンガス濃度を、0.05ppm以下に制御させる。
具体的には、放電制御部は、オゾンガス濃度センサから収納空間内のオゾン濃度の情報を取得し、0.05ppm以上であれば、放電機構11に対して、印加電圧を低下させるようにする。
放電機構11は、供給される印加電圧および周波数の変化に応じて、生成するオゾンガス濃度を変化させることができる。
また、実施の形態1に係るランドリーバスケット1においては、放電機構11は、放電生成物として、オゾンガスと負イオンとを生成することができる。
例えば、上述のとおり、放電制御部が、オゾンガス濃度を0.05ppm以下に制御したとしても、オゾンガスと負イオンとで脱臭を行うようにすることで、ランドリーバスケット1は、低いオゾンガス濃度で、衣類の傷みを低減した脱臭を行うことができる。
なお、上述のように放電機構11を動作させると、放電制御部は、蓋制御部に、放電中である旨の通知を行う。
蓋制御部は、放電制御部から、放電中である旨の通知を受けると、インタロック装置に対して、蓋部102を施錠させる。
これにより、ユーザが、放電中に蓋部102を開けてしまい、脱臭ケース101で生成され、収納空間内に蔓延している放電生成物が、収納空間内からランドリーバスケット1外へと放出されることを防ぐことができる。
次に、ランドリーバスケット1における、湿度調節制御部による湿度調節部30に対しての制御動作について、具体例をあげて説明する。
例えば、ユーザは、衣類の脱臭を行いたい場合、上述のとおり、ランドリーバスケット1の電源をONにして、脱臭開始指示を入力する。ユーザによる脱臭開始指示の入力方法は、一例をあげて説明済みであるため、重複した説明を省略する。
湿度調節制御部は、脱臭開始指示を受け付け、湿度調節部30に電力が供給されるよう制御し、当該湿度調節部30を動作させる。
湿度調節部30は、湿度調節制御部の制御に基づき、収納空間内の温度を下げる。
湿度調節部30が収納空間内の温度を下げることにより、収納空間内の飽和水蒸気量が低下する。その結果、収納空間内の相対湿度が上がる。
湿度調節部30は、必要に応じて収納空間内の温度を下げることによって、収納空間内の相対湿度を調節する。
収納空間に衣類を収納した状態で、ファン1014が駆動し、収納空間内に空気が送られると、当該ファン1014から送られた空気により、衣類中の水分が気化し、収納空間内の絶対湿度が増加する。こうした状況下で収納空間内の温度が下げられると、収納空間内の相対湿度は、通常の温度での収納空間内の相対湿度よりも上昇しやすくなる。
収納空間内の相対湿度が上がると、空気中の水分子数が多くなり、放電生成物として、OHラジカルを含む水イオン濃度が増加する。その結果、放電生成物による酸化力が高くなる。その結果、常温で脱臭および殺菌を行う場合よりも、温度を下げて相対湿度を高めることで、放電生成物による脱臭効果および殺菌効果が向上する。
また、相対湿度が上がると、常温で汚れを分解する場合よりも、放電生成物による酸化力が向上し、汚れ分解効果が向上する。かつ、相対湿度があがると、衣類に付着した汚れからの水分の蒸発が抑制され、そのため、衣類に付着した汚れが固化しにくくなり、衣類が後から洗濯機で洗濯される際に、汚れが落ち易くなる。
また、収納空間内の温度が下がることにより、収納空間内で微生物が増殖することが抑制され、殺菌効果が向上する。
収納空間内の相対湿度が60%以上になると、収納空間内の脱臭効果は高まる。
したがって、湿度調節制御部は、収納空間内の相対湿度が60%以上となるまで収納空間内の温度を下げるよう、湿度調節部30を制御する。
湿度調節制御部は、例えば、収納ケース201の適宜の場所に設けられた湿度センサ(図示省略)から、収納空間内の相対湿度の情報を取得し、取得した相対湿度の情報に基づき、湿度調節部30を制御するようにすればよい。
湿度調節部30は、湿度調節制御部の制御に基づき、収納空間内の相対湿度を60%以上に調整する。
また、収納空間内の相対湿度が80%になると、収納空間内の脱臭効果はより高まるため、湿度調節制御部は、収納ケース201内の相対湿度が80%以上となるまで収納空間内の温度を下げるよう、湿度調節部30を制御することが、より望ましい。
湿度調節部30は、湿度調節制御部の制御に基づき、収納空間内の相対湿度を80%以上に調整する。
上述のとおり、放電制御部および湿度調節制御部は、それぞれ、脱臭開始指示に基づき、放電機構11に対する放電動作の制御および湿度調節部30に対する冷却動作の制御を行う。その際、放電制御部および湿度調節制御部は、湿度調節部30による湿度調節が行われ、相対湿度が所定の状態となった後に、放電機構11による放電が開始され、放電生成物が生成されるように、湿度調節部30と放電機構11の制御を行う。以下、詳細に説明する。
図4は、実施の形態1に係るランドリーバスケット1において、衣類の脱臭を行う際の、湿度調節部30による冷却動作、および、放電機構11による放電動作の順番を説明するためのフローチャートである。
ユーザがランドリーバスケット1の電源をONにし、脱臭開始指示を入力すると、湿度調節制御部および放電制御部は、当該脱臭開始指示を受け付ける(ステップST401)。
ステップST401にて脱臭開始指示を受け付けると、まず、湿度調節制御部が、湿度調節部30に対して、収納空間内の温度を下げるよう制御し、湿度調節部30は、収納空間内を冷却する(ステップST402)。
湿度調節制御部は、収納空間内の相対湿度が、目標相対湿度に達したかどうかを判定する(ステップST403)。目標相対湿度とは、上述の、収納空間内の脱臭効果は高まる相対湿度であり、60%以上、あるいは、より望ましくは、80%以上である。当該目標相対湿度は、予め設定されている。ここでは、目標相対湿度は、80%以上に設定されているものとする。
湿度調節制御部が、収納空間内の相対湿度は80%以上になっていないと判定した場合(ステップST403の“NO”の場合)、ステップST402に戻る。
一方、湿度調節制御部が、収納空間内の相対湿度は80%以上になったと判定した場合(ステップST403の“YES”の場合)、湿度調節制御部は、放電制御部に、相対湿度が80%以上になった旨を通知する。
放電制御部は、湿度調節制御部から、収納空間内の相対湿度が80%以上になった旨が通知されると、放電生成物が生成されるよう制御する(ステップST404)。具体的には、放電制御部は、放電機構11に対して、放電を開始させ、放電生成物を生成させる。
なお、ステップST403にて収納空間内の相対湿度が80%以上になったと判定した後も、ステップST404にて放電機構11が放電を行っている間、湿度調節制御部は、収納空間内の相対湿度が80%以上を維持するよう、湿度調節部30に対する制御を継続する。
また、当該ステップST404で、放電制御部は、放電機構11を制御するとともに、蓋制御部に対して、放電中である旨の通知を行う。蓋制御部は、インタロック装置に対して、蓋部102を施錠させる。
湿度調節制御部および放電制御部は、脱臭終了指示を受け付けたかどうかを判定する(ステップST405)。
例えば、ユーザは、蓋部102または脱臭ケース101の外壁部101bに設けられた「脱臭終了」ボタンを押下することで、脱臭終了指示を入力する。また、例えば、ユーザは、リモコン等を操作して、脱臭終了指示を入力するようにしてもよい。
湿度調節制御部および放電制御部は、ユーザが入力した脱臭終了指示を受け付ける。
ステップST405において、湿度調節制御部および放電制御部は、脱臭終了指示を受け付けていない場合(ステップST405の“NO”の場合)、ステップST404に戻る。
一方、ステップST405において、湿度調節制御部および放電制御部は、脱臭終了指示を受け付けた場合(ステップST405の“YES”の場合)、それぞれ、湿度調節部30に対して湿度の調節を停止させ、放電機構11に対して放電生成物の生成を停止させるよう、制御する(ステップST406)。
これにより、ランドリーバスケット1における脱臭動作が停止する。
このように、放電制御部は、湿度調節制御部が湿度調節部30に対して収納空間内の相対湿度を調節させた後、放電機構11に対して放電生成物を生成させるよう制御する。
これにより、ランドリーバスケット1は、収納空間内を、脱臭効果が高い環境とした上で、放電生成物を生成し、収納空間内に収納された衣類へ、生成した放電生成物を接触させるようになるため、より効果的に脱臭を行うことができる。
なお、ファン1014は、上述の図4の動作の、ステップST402の段階で動作させるようにしてもよいし、ステップST404の段階で動作させるようにしてもよい。
また、ファン1014は、例えば、上述の図4の動作のステップST406の段階で停止するようにする。
実施の形態1に係るランドリーバスケット1の構成等は、以上で説明した構成等に限られず、適宜変形させることができるので、以下説明する。
以上の説明では、図2で示したように、放電電極は、ワイヤ電極1012とした。
しかし、放電電極は、ワイヤ電極1012に限らない。例えば、放電電極は、リボン状電極、または、針電極とすることもできる。
リボン状電極は、面積が0.1mm×0.5mmの長方形またはその類似形状の導電性リボン(短辺がリボンの厚みをなし、その厚みが0.05mm〜0.5mm、幅が0.3mm〜1mm程度、材質タングステン、チタン、ステンレス、導電性樹脂など)で構成される。リボン状電極では、断面積の短辺(0.1mm)側となる面を接地電極に向けるようにした方が効率的に荷電できる。リボン状電極を用いることにより、ワイヤ電極1012よりも、放電時のスパッタによる電極磨耗による断線の影響を小さくできる効果がある。また、ワイヤ電極1012よりも、強度が強く、折れにくい効果もある。リボン状電極は、平板(厚み0.05〜0.5mm)を、エッチング、ワイヤ加工、レーザー加工、板金打ち抜き等で幅0.3〜1.0mmの短冊が並ぶように加工、電極としての張りを保つため、周囲をヘミング曲げ等の曲げ加工、もしくは、絶縁物等による補強をして放電電極として用いてもよい。
図5は、実施の形態1に係るランドリーバスケット1の脱臭部10が有する放電機構11について、図2で示したワイヤ電極1012を、針電極とした場合の放電機構11の一例を説明するための図である。
図5Aは、収納部20が脱臭部10に格納された状態における、ランドリーバスケット1の斜視図であり、図5Bは、図5AのA−A’断面の一部を示す図であり、図5Cは、図5Aおよび図5BのB−B’断面の一部を示す図である。また、図5Dは、脱臭ケース101において、内壁部101aと支持部材1016(後述する)とで形成される隙間の一例を説明するための図である。なお、図5Aは、図2Aと同じ図である。
図5に示すように、脱臭ケース101には、金網1011と、針電極1015が設けられる。この場合、金網1011と針電極1015とで放電機構11が構成される。
針電極1015は、図2で説明したワイヤ電極1012同様、脱臭ケース101において、金網1011の、格納空間とは反対側に設けられる。
針電極1015は、例えば、図5に示すように、当該針電極1015が、収納ケース201の上壁部101cから底壁部101dに向かって延びるように、収納ケース201に、適宜の方法で取り付けられる。
図5Aに示すように、放電機構11に針電極1015を用いた場合、針電極1015を支持するための支持部材は必要ない。ただし、ファン1014から送られた空気を収納ケース201の収納空間へ送るための第3貫通穴10112は必要である。
そこで、脱臭ケース101は、支持穴1013a(図2参照)を有しない支持部材1016を有するようにする(図5C,図5D参照)。支持部材1016の形状は、支持穴1013aを有しないこと以外、図2を用いて説明した支持部材1013と同じ形状とすればよい。
また、支持部材1016と内壁部101aとは樹脂で一体成形されるものとしてもよいし、支持部材1013と内壁部101aとを、それぞれ、別体として成形し、適宜の方法で接続するようにしてもよい。
なお、図5では、収納ケース201の上壁部101cから底壁部101dに向かって延びる針電極1015の上端が脱臭ケース101の内壁部101aに取り付けられるようにしているが、針電極1015の取付方法はこれに限らない。例えば、針電極1015は、収納ケース201の底壁部101dから上壁部101cに向かって延びるようにし、針電極1015の下端が内壁部101aに取り付けられるようにしてもよい。
また、例えば、針電極1015は、内壁部101aに取り付けられるのではなく、支持部材1016に取り付けられるようにしてもよい。
このように、放電電極は、例えば針電極1015としてもよい。放電電極は、放電機構11によって放電が行われ、放電生成物が生成されるようになっており、かつ、放電機構11によって生成された放電生成物が、空気とともに、脱臭ケース101から収納ケース201内へと送られるように構成されていればよい。
また、以上の説明では、例えば、図1等に示すように、脱臭部10および収納部20は、それぞれ、略楕円形状を有するようにしたが、これは一例に過ぎない。
脱臭部10および収納部20は、例えば、円形状としてもよいし、長方形状としてもよいし、ドーナツ型としてもよい。脱臭部10および収納部20は、収納部20が脱臭部10の開口を介して当該脱臭部10内に着脱可能に格納され、収納ケース201が当該収納ケース201の開口を介して内部に衣類を収納できるようになっていれば、適宜の形状とすることができる。
図6は、実施の形態1において、収納部20をドーナツ型とした場合の、ランドリーバスケット1の斜視図を示している。図6では、脱臭部10は、図1等に示すように、略楕円形状のものとしている。
なお、図6は、収納部20が脱臭部10に格納されている状態を示しており、蓋部102および持ち手部202の図示は省略している。
図6に示すようなランドリーバスケット1において、湿度調節部30は、例えば、ドーナツ型の収納部20の、内側の壁2010よりもさらに内側に取り付けられるようにすることができる。
この場合、放電機構11は、例えば、ドーナツ型の収納部20が脱臭部10に格納された状態で、収納部20の外側の壁2010に対して、格納空間とは反対側に取り付けられるようにする。
また、上述の例とは反対に、放電機構11を、例えば、ドーナツ型の収納部20の、内側の壁2010よりもさらに内側に取り付けられるようにすることもできる。
この場合、湿度調節部30は、例えば、ドーナツ型の収納部20が脱臭部10に格納された状態で、収納部20の外側の壁2010に対して、格納空間とは反対側に取り付けられるようにする。
また、例えば、収納ケース201も脱臭ケース101もドーナツ型とし、ドーナツ型の脱臭ケース101に、ドーナツ型の収納ケース201が格納されるようにしてもよい。
この場合、放電機構11は、ドーナツ型の脱臭ケース101の、内側の壁1010に設けられるようにしてもよい。ドーナツ型の脱臭ケース101の内側の壁1010とは、ランドリーバスケット1の中心に近いほうの、脱臭ケース101の壁1010のことをいう。
ランドリーバスケット1において、放電機構11は、収納空間に対して外側方向に配置されることに限らず、上述のように、収納空間に対して内側方向に配置されるようにすることもできる。また、例えば、脱臭ケース101の底壁部101dに設けられる等、放電機構11は、収納空間に対して下側方向に配置されるようにすることもできる。
放電機構11は、収納部20の壁2010の外部に離隔して配置され、第1の貫通穴を介して収納空間内に導かれる放電生成物を生成するようになっていればよい。
いずれの場合も、放電機構11において、接地電極と放電電極は、収納部20が脱臭部10に格納された状態で、収納空間側からみて、必ず、収納部20、接地電極、放電電極の順番で、互いに近接して設けられるようにする。
また、上述の例に限らず、湿度調節部30は、ランドリーバスケット1の適宜の位置に備えられるようにすることができる。
例えば、湿度調節部30は、収納部20が有する収納ケース201の内部に設けられるようにしてもよいし、脱臭部10が有する蓋部102の内部に設けられるようにしてもよい。
また、以上の説明では、放電機構11は、脱臭ケース101の全周の全面にわたって設けられるものとしたが、これに限らず、放電機構11は、例えば、脱臭ケース101の外周の半分の範囲のみ等、脱臭ケース101の壁1010の一部に設けられるようにしてもよい。
放電機構11を脱臭ケース101の壁1010の一部に設けられるようにし、放電機構11の設置面積を小さくすることで、ランドリーバスケット1が小型化される。
また、放電機構11は、脱臭ケース101の壁1010に設けられることに限らず、適宜の位置に設けられることができる。ただし、脱臭部10に収納部20を格納した状態で、脱臭部10に設けられる放電機構11と対向する収納部20の壁2010には、第1貫通穴2011が設けられているようにする。
具体的には、例えば、放電機構11は、脱臭ケース101の底壁部101dに取り付けられるようにしてもよい。その場合、収納部20が脱臭部10に格納された状態で、放電機構11と対向する収納ケース201の底壁部は網目状とし、放電機構11で生成された放電生成物、および、空気が収納空間内に送られることができるようにする。
また、例えば、放電機構11は、脱臭部10の脱臭ケース101に設けられることに加え、さらに、収納部20が有する持ち手部202に設けられるようにしてもよい。
例えば、放電機構11は、持ち手部202の2本の棒状部材(図1参照)に設けられるようにする。
図7は、実施の形態1において、放電機構11が設けられた持ち手部202の断面の一例を示す図である。例えば、持ち手部202は、図1に示すような形状を有するものとし、図7は、持ち手部202が有する2本の棒状部材のうちの、1本の断面の一部を示している。
図7に示すように、持ち手部202において、棒状部材には、当該棒状部材の表面を覆うように、金網1011が取り付けられる。
そして、棒状部材の内部には、針電極が複数取り付けられる。棒状部材において、針電極の代わりに、例えば、金網1011よりも内側に、棒状部材の外周を1周するように、ワイヤ電極が取り付けられるようにしてもよい。針電極またはワイヤ電極は、適宜の設置方法で持ち手部202に取り付けられる。
脱臭部10に加え、収納部20内にも放電機構11が設けられることで、収納空間内において、放電生成物と衣類との接触効率が高まり、収納空間内における脱臭効果がさらに高まる。
また、以上の説明では、持ち手部202は、収納ケース201に固定的に設けられるものとしたが、これに限らず、持ち手部202は回転し、収納空間内の空気を攪拌させる機能を有するようにすることもできる。
図8は、実施の形態1において、持ち手部202が収納空間内の空気を攪拌させる機能を有するようにした、ランドリーバスケット1の断面図の一例を示す図である。
なお、図8では、説明の便宜上、収納ケース201および湿度調節部30の記載は省略している。また、図8は、蓋部102を閉めた状態のランドリーバスケット1の断面を示している。
持ち手部202は、1本の棒状部材801と、当該棒状部材801に設けられた引っかけ部202aと、当該棒状部材801に設けられた攪拌部802とを備える。
棒状部材801は、一方の端部が収納ケース201に回動可能に支持され、もう一方の端部が、蓋部102が閉められた際に、当該蓋部102に設けられたモータ81と接続される。
攪拌部802は、例えば、樹脂で形成された板状の部材であり、棒状部材801に、少なくとも1つ以上設けられる。攪拌部802は、棒状部材801と一体形成されていてもよいし、適宜の方法で棒状部材801と接続されてもよい。
攪拌部802の、ランドリーバスケット1における高さ方向の長さは、適宜の長さとすればよい。
また、攪拌部802の厚さ、および、棒状部材801の中心から収納ケース201の壁面に向かう方向の長さは、それぞれ、収納空間内に衣類が収納される際に邪魔にならない程度の、適宜の厚さ、および、長さとすればよい。
例えば、ユーザは、ランドリーバスケット1の電源をONにし、脱臭開始指示を入力する際に、蓋部102等に設けられた「攪拌」ボタンを押下する等して、攪拌指示を入力する。
ランドリーバスケット1の制御部は、ユーザが入力した攪拌指示を受け付け、モータ81を駆動させる。モータ81が駆動されることによって、棒状部材801が回転し、攪拌部802によって、収納空間内の空気が攪拌される。
このように、ランドリーバスケット1は、収納部20に、収納空間内の空気を攪拌させる攪拌部802を有するようにすることで、脱臭動作の際、収納空間内における、衣類と放電生成物との接触効率を高め、脱臭効果を高めることができる。
なお、ここでは、一例として、持ち手部202が攪拌部802を有するようにした例を示したが、これに限らず、例えば、収納ケース201の壁面に、モータで駆動する、攪拌部としてのプロペラを設ける等、持ち手部202とは別の場所に攪拌部を設けるようにしてもよい。
また、実施の形態1に係るランドリーバスケット1は、加湿機構を備えるようにすることもできる。
図9は、実施の形態1において、加湿機構90を備えるようにしたランドリーバスケット1の構成の一例を説明するための図である。
なお、図9では、説明の便宜上、収納ケース201および湿度調節部30の記載は省略している。また、図9は、蓋部102を閉めた状態のランドリーバスケット1の断面図を示している。
図9は、一例として、ランドリーバスケット1の蓋部102の、格納空間側の面に、加湿機構90を備えるようにした例を示している。
加湿機構90は、加湿ケース901と、水供給部902と、ファン903とを備える。
加湿ケース901は、上面に開口を有しており、当該開口は、蓋部102で塞がれるようになっている。
加湿ケース901の、開口と対向する面である底面901aには、親水膜が設けられている。また、当該底面901aには、水滴が通過できる程度の細かい穴が複数設けられている。
また、加湿ケース901の底部には水供給部902が設けられる。
また、ファン903は、加湿ケース901内に設けられる。ファン903は、例えば、加湿ケース901の上面を塞いでいる蓋部102に、適宜の方法で取り付けられる。ファン903は、ランドリーバスケット1に取り付けられているモータ(図示省略)によって駆動される。
例えば、ユーザは、衣類の脱臭を行う前に、水供給部902に、少量の水を入れておくようにする。少量の水とは、例えば、10mL程度の水である。
例えば、蓋部102には、水供給部902に通じる水供給路(図示省略)が設けられており、ユーザは、当該水供給路を介して、水供給部902に水を入れることができる。
ユーザが、脱臭開始指示を入力し、放電制御部が放電機構11に対して放電を開始させ、放電生成物を生成させる際(図4のステップST404参照)、放電制御部は、ファン903を駆動させるようにする。
ファン903が駆動すると、ファン903からの送風により、水供給部902に供給されている水が、加湿ケース901の底面901aに設けられた複数の細かい穴を介して、収納空間内に拡散される。
このように、ランドリーバスケット1は、加湿機構90によって収納空間内へ水分を供給可能とすることで、収納空間内に収納された、セーター等の乾燥した衣類も、効率よく脱臭することができる。
また、以上の説明では、収納ケース201の壁2010は、網目状の構造を有するものとしたが、これは一例に過ぎない。収納ケース201の壁2010は、第1貫通穴2011を有し、当該第1貫通穴2011から、放電生成物および空気が通過可能になっていればよい。
収納部20は、収納空間を規定するとともに第1貫通穴2011が設けられた、収納ケース201の壁2010を有するようになっており、放電機構11は、脱臭部10が収納部20を格納空間に格納した状態で、複数の第1貫通穴2011の少なくとも一部と対向する位置の、脱臭ケース101の壁1010に、当該壁1010の外部に離隔して設けられるようになっていればよい。
また、以上の説明では、放電機構11の接地電極は金網1011としたが、接地電極は、金属製で、放電生成物および空気が通過可能な複数の第2貫通穴10111を有するものであればよい。
そして、放電機構11は、格納空間に面して設けられ複数の第2貫通穴10111を有する接地電極と、当該接地電極に対して格納空間とは反対側に設けられた放電電極とを有するようになっていればよい。
また、以上の説明では、ファン1014は、脱臭ケース101の内壁部101aと外壁部101bと間の空間に設けられるものとしたが、これは一例に過ぎない。ファン1014は、脱臭部10に収納部20が格納されている状態で、放電機構11で生成された放電生成物が収納空間内に移動されるように、格納空間に向けて送風できる位置に1つ以上設けられるようになっていれば、脱臭ケース101の内壁部101aと外壁部101bとの間の空間以外の場所に設けられるようになっていてもよい。
また、以上の説明では、ランドリーバスケット1は、ユーザから入力された脱臭開始指示および脱臭終了指示に基づき脱臭動作を行うものとしたが、これは一例に過ぎない。例えば、ランドリーバスケット1は、電源が投入されると脱臭動作を行うものとしてもよいし、ユーザが予めタイマーをセットしておき、ランドリーバスケット1は、セットされた時刻になると、脱臭を開始または終了するものとしてもよい。
また、以上の説明では、ランドリーバスケット1において、収納部20は、脱臭部10内部に着脱可能に設置されるものとしたが、これは一例に過ぎない。ランドリーバスケット1において、収納部20は、脱臭部10内部に固定的に設置されるものとしてもよい。
実施の形態1では、一例として、収納容器とは、住宅で使用される「ランドリーバスケット」としたが、実施の形態1の内容は、脱臭対象とする収納物を内部に収納可能な、あらゆる収納容器に適用することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、ランドリーバスケット1(収納容器)は、収納空間を規定するとともに第1貫通穴2011が設けられた第1壁部と、第1壁部の外部に離隔して配置され、第1貫通穴2011を介して収納空間内に導かれる放電生成物を生成するよう構成された放電機構11とを備えるように構成した。そのため、放電生成物を効率的に利用した収納物のにおいの除去をすることが可能な収納容器とすることができる。
また、実施の形態1によれば、放電機構11は、第1貫通穴に対応する第2貫通穴10111を有する接地電極(金網1011)と、接地電極を第1壁部とで挟む位置に配置された放電電極(ワイヤ電極1012)とを備え、放電生成物は、接地電極および放電電極間の放電によって生成されるように構成した。そのため、接地電極が、放電電極よりも収納空間側で、放電電極と収納空間の間に設けられるため、放電機構11で発生した電流が収納空間に伝わることがなく、放電機構11から収納空間への漏電を防止することができる。また、収納部20の材質を適宜の材質とすることができる。
また、実施の形態1によれば、ランドリーバスケット1は、収納空間内の温度を下げることで、収納部20内の相対湿度を調節する湿度調節部30をさらに備えるように構成した。これにより、脱臭を行う際、収納空間内の相対湿度をあげて、収納空間内を、放電生成物による酸化効果を向上させ、脱臭効果が高い環境とすることができる。
また、実施の形態1によれば、ランドリーバスケット1において、収納部20は、収納部空間内の空気を攪拌させる攪拌部802を有する。これにより、脱臭を行う際、収納空間内における、衣類と放電生成物との接触効率を高め、脱臭効果を高めることができる。
また、実施の形態1によれば、ランドリーバスケット1は、収納空間に向けて送風する送風部(ファン1014)を有する。これにより、収納部20が脱臭部10に格納されて脱臭を行う際、収納空間内に収納されている衣類と放電生成物とを効率よく接触させることができ、衣類の脱臭効果を高めることができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
この発明に係る収納容器は、内部に収納している収納物のにおいを除去することが可能となるため、例えば、洗濯前の衣類等を収納するランドリーバスケット等の収納容器に適用することができる。
1 ランドリーバスケット、10 脱臭部、10a 第2開口、11 放電機構、20 収納部、20a 第1開口、30 湿度調節部、81 モータ、90 加湿機構、101 脱臭ケース、102 蓋部、201 収納ケース、202 持ち手部、202a 引っかけ部、301 ペルチェ回路板、302 ペルチェ素子、801 棒状部材、802 攪拌部、901 加湿ケース、902 水供給部、1010,2010 壁、1011 金網、1012 ワイヤ電極、1013,1016 支持部材、903,1014 ファン、1015 針電極、2011 第1貫通穴、10111 第2貫通穴、10112 第3貫通穴。
この発明に係る収納容器は、収納物を収納する収納容器において、収納空間を規定するとともに第1貫通穴が設けられた第1壁部と、第1壁部の外部に離隔して配置され、第1貫通穴を介して収納空間内に導かれる放電生成物を生成するよう構成された放電機構と、を備え、放電機構は、第1貫通穴に対応する第2貫通穴を有する接地電極と、接地電極を第1壁部とで挟む位置に配置された放電電極とを備え、放電生成物は、接地電極および放電電極間の放電によって生成されることを特徴とするものである。

Claims (12)

  1. 収納物を収納する収納容器において、
    収納空間を規定するとともに第1貫通穴が設けられた第1壁部と、
    前記第1壁部の外部に離隔して配置され、前記第1貫通穴を介して前記収納空間内に導かれる放電生成物を生成するよう構成された放電機構と、
    を備えた収容容器。
  2. 前記放電機構は、
    前記第1貫通穴に対応する第2貫通穴を有する接地電極と、
    前記接地電極を前記第1壁部とで挟む位置に配置された放電電極とを備え、
    前記放電生成物は、前記接地電極および前記放電電極間の放電によって生成される
    ことを特徴とする請求項1記載の収容容器。
  3. 前記第1貫通穴および前記第2貫通穴は、前記放電生成物が前記収納空間内に移行するよう配置してある
    ことを特徴とする請求項2記載の収容容器。
  4. 前記第1壁部と、前記収納空間に収納物を出し入れするための第1開口と、を有する収納部と、
    前記収納部が着脱可能に格納される格納空間を規定する第2壁部と、当該格納空間に前記収納部を出し入れするための第2開口とを有し、前記収納部を前記格納空間に格納した状態で、前記第1貫通穴の少なくとも一部と対向する位置の前記第2壁部に、前記放電機構が設けられた脱臭部
    とを備えた請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の収納容器。
  5. 前記放電機構は、
    前記格納空間に面して設けられる
    ことを特徴とする請求項4記載の収納容器。
  6. 前記収納空間内の温度を下げることで、前記収納空間内の相対湿度を調節する湿度調節部をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の収納容器。
  7. 前記湿度調節部を制御する湿度調節制御部と前記放電機構を制御する放電制御部とを備え、
    前記放電制御部は、前記湿度調節制御部が前記湿度調節部に対して前記収納空間内の前記相対湿度を調節させた後、前記放電機構に対して前記放電生成物を生成させる
    ことを特徴とする請求項6記載の収納容器。
  8. 前記収納空間内の空気を攪拌させる攪拌部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の収納容器。
  9. 前記収納空間に向けて送風する送風部を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の収納容器。
  10. 前記脱臭部の前記第2開口を開閉する蓋部と、
    前記蓋部の施錠または解錠を行うインタロック装置と、
    前記インタロック装置に対して、前記蓋部の施錠または解錠を実施させる蓋制御部
    とを備えた請求項4記載の収納容器。
  11. 前記放電生成物としてオゾンガスを含み、
    前記蓋制御部は、
    前記収納空間内のオゾンガス濃度が所定値より大きい、または、前記放電機構における放電電圧が0kVより大きい場合には、前記インタロック装置に対して、前記蓋部を施錠させ、
    前記収納空間内の前記オゾンガス濃度が所定値以下、かつ、前記放電機構における前記放電電圧が0kVである場合に、前記インタロック装置に対して、前記蓋部を解錠させる
    ことを特徴とする請求項10記載の収納容器。
  12. 前記放電生成物としてオゾンガスを含み、
    前記放電制御部は、
    前記放電機構に対して、生成するオゾンガス濃度を所定値以下に制御させる
    ことを特徴とする請求項7記載の収納容器。
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