JPWO2019180872A1 - エンドミル - Google Patents

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夏菜子 中村
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Abstract

エンドミルは、シャンクと、切刃本体部とを有している。切刃本体部は、シャンク上に設けられ、かつクーラント供給路を有している。切刃本体部は、シャンク側にある後端面と、後端面と反対側の先端面を含んでいる。クーラント供給路は、後端面から先端面に向かう方向において拡がるテーパ部を有している。

Description

本開示は、エンドミルに関する。
特開2015−226953号公報(特許文献1)には、硬脆材を加工するためのエンドミルが記載されている。当該エンドミルは、切刃部の中心にオイルホールが設けられている。
特開2015−226953号公報
本開示に係るエンドミルは、シャンクと、切刃本体部とを備えている。切刃本体部は、シャンク上に設けられ、かつクーラント供給路を有している。切刃本体部は、シャンク側にある後端面と、後端面と反対側の先端面を含んでいる。クーラント供給路は、後端面から先端面に向かう方向において拡がるテーパ部を有している。
第1実施形態に係るエンドミルの斜視模式図である。 第1実施形態に係るエンドミルの切刃本体部付近の拡大斜視模式図である。 第1実施形態に係るエンドミルの正面模式図である。 図3のIV−IV線に沿った端面模式図である。 図3のV−V線に沿った端面模式図である。 第2実施形態に係るエンドミルの正面模式図である。 図6のVII−VII線に沿った端面模式図である。 図6のVIII−VIII線に沿った端面模式図である。 第3実施形態に係るエンドミルの正面模式図である。 図9のX−X線に沿った端面模式図である。 図9のXI−XI線に沿った端面模式図である。 第4実施形態に係るエンドミルの正面模式図である。 図12のXIII−XIII線に沿った端面模式図である。 図12のXIV−XIV線に沿った端面模式図である。 第5実施形態に係るエンドミルの切刃本体部付近の拡大斜視模式図である。 第5実施形態に係るエンドミルの正面模式図である。 図16のXVII−XVII線に沿った端面模式図である。 図16のXVIII−XVIII線に沿った端面模式図である。 第6実施形態に係るエンドミルの正面模式図である。 図19のXX−XX線に沿った端面模式図である。 図19のXXI−XXI線に沿った端面模式図である。 第7実施形態に係るエンドミルの正面模式図である。 図22のXXIII−XXIII線に沿った端面模式図である。 図22のXXIV−XXIV線に沿った端面模式図である。 第8実施形態に係るエンドミルの切刃本体部付近の拡大斜視模式図である。 第8実施形態に係るエンドミルの正面模式図である。 図26のXXVII−XVII線に沿った端面模式図である。 図26のXXVIII−XXVIII線に沿った端面模式図である。 第9実施形態に係るエンドミルの正面模式図である。 図29のXXX−XXX線に沿った端面模式図である。 図29のXXXI−XXXI線に沿った端面模式図である。
[本開示が解決しようとする課題]
硬脆材を高回転で加工する場合、摩擦熱により切刃部が摩耗しやすい。特開2015−226953号公報(特許文献1)に記載のエンドミルにおいては、単にオイルホールが設けられているだけであるため、切刃部に対して効果的にクーラントを供給することができなかった。そのため、当該エンドミルにおいては、切刃部の摩耗を十分に抑制することができず、寿命が短いという課題があった。
本発明の一態様は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、長寿命のエンドミルを提供することである。
[本開示の効果]
本発明の一態様によれば、長寿命のエンドミルを提供することができる。
[本発明の実施形態の概要]
まず、本発明の実施形態の概要について説明する。
(1)本開示に係るエンドミル1は、シャンク10と、切刃本体部50とを備えている。切刃本体部50は、シャンク10上に設けられ、かつクーラント供給路40を有している。切刃本体部50は、シャンク10側にある後端面32と、後端面32と反対側の先端面21を含んでいる。クーラント供給路40は、後端面32から先端面21に向かう方向において拡がるテーパ部41を有している。
上記(1)に係るエンドミル1によれば、クーラント供給路40は、後端面32から先端面21に向かう方向において拡がるテーパ部41を有している。これにより、テーパ部41がないエンドミルと比較して、クーラントが勢いよく刃先に対して吐出される。そのため、刃先の冷却効率が高くなり、エンドミル1の寿命を延ばすことができる。
(2)上記(1)に係るエンドミル1において、切刃本体部50は、後端面32に連なり、かつ回転軸Aの周りに設けられた外周面33を含んでいてもよい。
(3)上記(2)に係るエンドミル1において、切刃本体部50は、後端面32と後端面32とは反対側の底面31とを有する台部30と、底面31上に設けられた切刃部20とを含んでいてもよい。底面31は、テーパ部41に連なり、テーパ部41に対して傾斜し、かつ外周面33に連なっていてもよい。これにより、クーラントを効果的に刃先付近に供給することができる。そのため、刃先の冷却効率がさらに高くなり、エンドミル1の寿命をさらに延ばすことができる。
(4)上記(3)に係るエンドミル1において、回転軸Aに平行な方向から見て、底面31とテーパ部41との境界部34は、切刃部20の内周部27と、外周面33との間に位置していてもよい。これにより、クーラントを内周側および外周側の双方の切刃に効果的に供給することができる。そのため、切刃の冷却効率がさらに高くなり、エンドミル1の寿命をさらに延ばすことができる。
(5)上記(3)に係るエンドミル1において、底面31は、テーパ部41に連なる第1底面部35と、外周面33に連なる第2底面部36とを有していてもよい。回転軸Aに平行な方向において、先端面21から第1底面部35までの距離は、先端面21から第2底面部36までの距離よりも長くてもよい。
(6)上記(5)に係るエンドミル1において、第1底面部35は、切刃部20に連なっており、かつ外周面33から離間していてもよい。これにより、クーラントを効果的に切刃付近に供給することができる。そのため、切刃の冷却効率がさらに高くなり、エンドミル1の寿命をさらに延ばすことができる。
(7)上記(5)に係るエンドミル1において、第1底面部35は、切刃部20および外周面33の各々に連なっていてもよい。これにより、クーラントを効果的に外周側の切刃付近に供給することができる。そのため、外周側の切刃の冷却効率がさらに高くなり、エンドミル1の寿命をさらに延ばすことができる。
(8)上記(5)に係るエンドミル1において、第1底面部35は、切刃部20から離間し、かつ外周面33に連なっていてもよい。
(9)上記(3)〜(8)のいずれか1項に係るエンドミル1において、外周面33には、底面31に連なる外周溝38が設けられていてもよい。これにより、切屑およびクーラントを効果的に排出することができる。そのため、刃先の冷却効率がさらに高くなり、エンドミル1の寿命をさらに延ばすことができる。
(10)上記(3)〜(9)のいずれか1項に係るエンドミル1において、回転軸Aに平行な方向における切刃部20の高さを第1高さT1とし、回転軸Aに平行な方向におけるテーパ部41の深さを第1深さT2とした場合、第1高さT1を第1深さT2で除した値は、0.1以上200以下であってもよい。
(11)上記(2)〜(9)のいずれか1項に係るエンドミル1において、回転軸Aに垂直な方向における切刃本体部50の直径を第1直径D1とし、回転軸Aに垂直な方向におけるテーパ部41の直径の最大値を第2直径D2とした場合、第2直径D2を第1直径D1で除した値は、0.005以上3以下であってもよい。
(12)上記(11)に係るエンドミル1において、クーラント供給路40は、後端面32側においてテーパ部41と連なり、かつ回転軸Aに沿って延在する筒状部42を有していてもよい。回転軸Aに垂直な方向における筒状部42の直径を第3直径D3とした場合、第3直径D3を第1直径D1で除した値は、0.005以上3以下であってもよい。第2直径D2は、第3直径D3よりも大きい。
(13)上記(1)〜(12)のいずれか1項に係るエンドミル1において、切刃本体部50を構成する材料は、多結晶ダイヤモンド、単結晶ダイヤモンドまたは立方晶窒化ホウ素のいずれかであってもよい。
(14)上記(13)に係るエンドミル1において、切刃本体部50を構成する材料は、多結晶ダイヤモンドであってもよい。多結晶ダイヤモンドの平均粒径は、1μm以下であってもよい。被削材が鉄系の材料の場合、ダイヤモンドと鉄とは反応性が高いため、切刃が著しく摩耗する場合がある。そのため、被削材が鉄系の材料であり、かつ切刃本体部50がダイヤモンドから構成されているエンドミル1において、特に摩耗を抑制する効果が高くなる。
[本開示の実施形態の詳細]
以下、図面に基づいて本開示の実施形態を説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係るエンドミル1の構成について説明する。図1は、第1実施形態に係るエンドミル1の斜視模式図である。図2は、第1実施形態に係るエンドミル1の切刃本体部50付近の拡大斜視模式図である。図3は、第1実施形態に係るエンドミル1の正面模式図である。
第1実施形態に係るエンドミル1は、たとえば超硬合金または焼入鋼などの硬脆材の加工に用いられる回転切削工具である。図1に示されるように、第1実施形態に係るエンドミル1は、回転軸Aの周りを回転可能に構成されており、シャンク10と、切刃本体部50とを主に有している。切刃本体部50は、シャンク10上に設けられている。切刃本体部50の直径は、たとえば6mm以下である。切刃本体部50は、切刃側クーラント供給路40を有している。シャンク10は、たとえば第1シャンク部11と、第2シャンク部12とにより構成されている。第2シャンク部12は、第1シャンク部11上に設けられている。第1シャンク部11および第2シャンク部12の各々は、円筒状である。第1シャンク部11の直径は、第2シャンク部12の直径よりも大きい。
第1シャンク部11は、第1主面11aと、第2主面11bと、第1外周部11cとを有している。第2主面11bは、第1主面11aの反対側の面である。第1外周部11cは、回転軸Aの周りに設けられている。第2シャンク部12は、第3主面12aと、第4主面12bと、第2外周部12cとを有している。第4主面12bは、第3主面12aの反対側の面である。第1シャンク部11の第1主面11aは、第2シャンク部12の第4主面12bに接している。シャンク10には、シャンク側クーラント供給路43が設けられている。シャンク側クーラント供給路43は、第2主面11bから第3主面12aまで延在している。シャンク側クーラント供給路43は、切刃側クーラント供給路40に連なっている。クーラントは、第2主面11bに設けられたシャンク側クーラント供給路43の開口部から導入される。クーラントは、液体であってもよいし、気体であってもよい。クーラントが液体の場合、液体は水溶性であってもよし、油性であってもよい。
図2および図3に示されるように、切刃本体部50は、先端面21と、後端面32とを主に有している。後端面32は、シャンク10側にある面である。後端面32は、シャンク10に対向している。後端面32は、たとえばろう付けによってシャンク10の第3主面12aに接合されている。先端面21は、後端面32と反対側の面である。切刃本体部50は、台部30と、切刃部20とにより構成されている。切刃部20は、台部30上に設けられている。具体的には、台部30は、後端面32と、底面31と、外周面33とを有している。底面31は、後端面32とは反対側の面である。底面31は、たとえば先端面21と平行な面である。底面31は、回転軸Aに対して垂直な平面と平行であってもよい。外周面33は、底面31および後端面32の各々に連なっている。外周面33は、回転軸Aの周りに設けられている。切刃部20は、底面31上に設けられている。切刃部20の数は、たとえば4である。この場合、切刃部20は、周方向において、0°、90°、180°および270°の位置に配置されている。切刃部20の数は、特に限定されない。切刃部20の数は、たとえば6であってもよいし、8であってもよい。切刃部20は、たとえば周方向において等間隔で配置されている。
図2および図3に示されるように、切刃部20は、先端面21と、第1側面22と、第2側面23と、外周部28(図4参照)と、内周部27と、第1底刃24と、第2底刃25と、外周刃26とを主に有している。内周部27は、第1側面22と第2側面23との稜線である。第1底刃24は、第1側面22と先端面21との稜線である。第2底刃25は、第2側面23と先端面21との稜線である。外周刃26は、外周部28と先端面21との稜線である。図3に示されるように、回転軸Aに平行な方向から見て、先端面21の形状は、たとえば扇形である。回転軸Aに平行な方向から見て、第1底刃24および第2底刃25は、たとえば直線状である。回転軸Aに平行な方向から見て、外周刃26は、たとえば円弧状である。
図2および図3に示されるように、エンドミル1が第1回転方向R1に向かって回転する場合(別の観点から言えば、先端面21側から見て、反時計回りに回転する場合)、第1側面22はすくい面として機能し、第1底刃24および外周刃26の各々は実効的な切刃として機能する。反対に、エンドミル1が第2回転方向R2に向かって回転する場合(別の観点から言えば、先端面21側から見て、時計回りに回転する場合)、第2側面23はすくい面として機能し、第2底刃25および外周刃26の各々は実効的な切刃として機能する。
図4は、図3のIV−IV線に沿った端面模式図である。図5は、図3のV−V線に沿った端面模式図である。図4および図5に示されるように、クーラント供給路40は、テーパ部41と、筒状部42とを有している。テーパ部41は、後端面32から先端面21に向かう方向において拡がる部分である。テーパ部41は、たとえば回転軸Aに対して傾斜する直線に沿って延在している。回転軸Aに対して垂直な方向におけるテーパ部41の幅は、後端面32から先端面21に向かう方向において大きくなる。テーパ部41は、底面31に連なっている。底面31は、テーパ部41に対して傾斜している。筒状部42は、台部30の後端面32側においてテーパ部41と連なっている。筒状部42は、回転軸Aに沿って延在している。別の観点から言えば、筒状部42は、回転軸Aを取り囲んでいる。筒状部42は、後端面32に連なっている。
図3に示されるように、回転軸Aに平行な方向から見て、底面31とテーパ部41との境界部34は、切刃部20の内周部27よりも内周側に位置していてもよい。別の観点から言えば、回転軸Aに平行な方向から見て、底面31とテーパ部41との境界部34は、切刃部20の内周部27と、筒状部42との間に位置していてもよい。図4に示されるように、回転軸Aに対して垂直な方向から見て、底面31とテーパ部41との境界部34は、切刃部20の内周部27と回転軸Aとの間に位置していてもよい。
図4に示されるように、回転軸Aに平行な方向における切刃部20の高さを第1高さT1とし、回転軸Aに平行な方向におけるテーパ部41の深さを第1深さT2とした場合、第1高さT1を第1深さT2で除した値は、たとえば0.1以上200以下である。第1高さT1を第1深さT2で除した値の上限は、特に限定されないが、たとえば100以下であってもよいし、50以下であってもよい。第1高さT1を第1深さT2で除した値の下限は、特に限定されないが、たとえば1以上であってもよいし、10以上であってもよい。なお、切刃部20の高さは、回転軸Aに平行な方向における底面31から先端面21までの距離である。
回転軸Aに垂直な方向における切刃本体部50の直径を第1直径D1とし、回転軸Aに垂直な方向におけるテーパ部41の直径の最大値を第2直径D2とした場合、第2直径D2を第1直径D1で除した値は、たとえば0.005以上3以下である。第2直径D2を第1直径D1で除した値の上限は、特に限定されないが、たとえば1以下であってもよいし、0.5以下であってもよい。第2直径D2を第1直径D1で除した値の下限は、特に限定されないが、たとえば0.01以上であってもよいし、0.1以上であってもよい。
回転軸Aに垂直な方向における筒状部42の直径を第3直径D3とした場合、第3直径D3を第1直径D1で除した値は、たとえば0.005以上3以下である。第3直径D3を第1直径D1で除した値の上限は、特に限定されないが、たとえば1以下であってもよいし、0.5以下であってもよい。第3直径D3を第1直径D1で除した値の下限は、特に限定されないが、たとえば0.01以上であってもよいし、0.1以上であってもよい。ただし、第2直径D2は、第3直径D3よりも大きい。
切刃本体部50を構成する材料は、たとえば多結晶ダイヤモンド、単結晶ダイヤモンドまたは立方晶窒化ホウ素等である。望ましくは、切刃本体部50を構成する材料は、バインダレス多結晶ナノダイヤモンド焼結体である。具体的には、多結晶ダイヤモンドの平均粒径は、たとえば1μm以下である。多結晶ダイヤモンドの平均粒径は、特に限定されないが、たとえば0.1μm以下であってもよいし、0.05μm以下であってもよい。粒径の測定方法は特許第5432610号に開示されている方法と同等の方法を用いることができる。なお、多結晶ダイヤモンドのD95粒径は、たとえば1μm以下であってもよいし、0.1μm以下であってもよいし、0.05μm以下であってもよい。多結晶ダイヤモンドの平均粒径並びにD95粒径は、以下の方法により測定することができる。
<多結晶ダイヤモンドの粒径測定方法>
多結晶ダイヤモンド中のダイヤモンド粒子の平均粒径は、走査型電子顕微鏡により倍率10〜50万倍で写真撮影像を元にして画像解析を実施することで得ることができる。ダイヤモンドは絶縁体であるため高倍率でのSEM観察には導電性薄膜のコーティングが必要であり、通常のSEM観察ではこのような微小粒径は観察できない。高感度のシンチレーターフォトマルチプライヤー組み合わせ型検出器搭載のSEMにより、加速電圧を極めて低く(0.7〜1.5KV)し、プローブ電流量を15〜16.5pAと大きくすることで、倍率2〜10万倍での組織観察が可能となる。この写真撮影像を元にして画像解析を実施することで、平均粒径及びD95粒径を得ることができる。以下にその詳細方法を示す。
まず、走査型電子顕微鏡で撮影した撮影像を元に焼結体を構成する結晶粒の粒径分布を測定する。具体的には、画像解析ソフト(例えば、Scion Corporation社製のScionImage)を用いて、個々の粒子を抽出し、抽出した粒子を2値化処理して各粒子の面積(S)を算出する。そして、各粒子の粒径(D)を、同じ面積を有する円の直径(D=2√(S/π))として算出する。次に、上記で得られた粒径分布をデータ解析ソフト(例えば、OriginLab社製のOrigin、Parametric Technology社製のMathchad等)によって処理し、平均粒径並びにD95粒径を算出することができる。
次に、第1実施形態に係るエンドミル1の作用効果について説明する。
第1実施形態に係るエンドミル1によれば、クーラント供給路40は、後端面32から先端面21に向かう方向において拡がるテーパ部41を有している。これにより、テーパ部41がないエンドミルと比較して、クーラントが勢いよく刃先に対して吐出される。そのため、刃先の冷却効率が高くなり、エンドミル1の寿命を延ばすことができる。
また第1実施形態に係るエンドミル1によれば、切刃本体部50は、後端面32と後端面32とは反対側の底面31とを有する台部30と、底面31上に設けられた切刃部20とを含んでいてもよい。底面31は、テーパ部41に連なり、テーパ部41に対して傾斜し、かつ外周面33に連なっていてもよい。これにより、クーラントを効果的に刃先付近に供給することができる。そのため、刃先の冷却効率がさらに高くなり、エンドミル1の寿命をさらに延ばすことができる。
さらに第1実施形態に係るエンドミル1によれば、切刃本体部50を構成する材料は、多結晶ダイヤモンドであってもよい。被削材が鉄系の材料の場合、ダイヤモンドと鉄とは反応性が高いため、切刃が著しく摩耗する場合がある。そのため、被削材が鉄系の材料であり、かつ切刃本体部50がダイヤモンドから構成されているエンドミル1において、特に摩耗を抑制する効果が高くなる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係るエンドミル1の構成について説明する。第2実施形態に係るエンドミル1は、底面31とテーパ部41との境界部34は、切刃部20の内周部27に連なっている構成において、第1実施形態に係るエンドミル1と異なっており、その他の構成は、第1実施形態に係るエンドミル1と同様である。以下、第1実施形態に係るエンドミル1と異なる構成を中心に説明する。
図6は、第2実施形態に係るエンドミル1の正面模式図である。図7は、図6のVII−VII線に沿った端面模式図である。図8は、図6のVIII−VIII線に沿った端面模式図である。図6に示されるように、回転軸Aに平行な方向から見て、底面31とテーパ部41との境界部34は、切刃部20の内周部27に連なっていてもよい。回転軸Aに平行な方向から見て、切刃部20の内周部27から回転軸Aまでの距離は、底面31とテーパ部41との境界部34から回転軸Aまでの距離と同じであってもよい。図7に示されるように、回転軸Aに垂直な平面に対するテーパ部41の傾斜角度θ1は、たとえば0°以上80°以下である。図8に示されるように、第2実施形態に係るエンドミル1の径方向における底面31の長さは、第1実施形態に係るエンドミル1の径方向における底面31の長さよりも長い。
第2実施形態に係るエンドミル1によれば、クーラントを内周側の切刃に効果的に供給することができる。そのため、切刃の冷却効率がさらに高くなり、エンドミル1の寿命をさらに延ばすことができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係るエンドミル1の構成について説明する。第3実施形態に係るエンドミル1は、テーパ部41は、台部30の外周面33に連なっている構成において、第1実施形態に係るエンドミル1と異なっており、その他の構成は、第1実施形態に係るエンドミル1と同様である。以下、第1実施形態に係るエンドミル1と異なる構成を中心に説明する。
図9は、第3実施形態に係るエンドミル1の正面模式図である。図10は、図9のX−X線に沿った端面模式図である。図11は、図9のXI−XI線に沿った端面模式図である。図9および図11に示されるように、テーパ部41は、台部30の外周面33に連なっていてもよい。図10に示されるように、テーパ部41は、切刃部20の内周部27に連なっていてもよい。テーパ部41は、第1側面22および第2側面23の各々に連なっていてもよい。図10に示されるように、回転軸Aに垂直な平面に対するテーパ部41の傾斜角度θ2は、たとえば10°以上80°以下である。
第3実施形態に係るエンドミル1によれば、クーラントを外周側の切刃に効果的に供給することができる。そのため、切刃の冷却効率がさらに高くなり、エンドミル1の寿命をさらに延ばすことができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態に係るエンドミル1の構成について説明する。第4実施形態に係るエンドミル1は、底面31とテーパ部41との境界部34は、切刃部20の内周部27と、外周面33との間に位置している構成において、第1実施形態に係るエンドミル1と異なっており、その他の構成は、第1実施形態に係るエンドミル1と同様である。以下、第1実施形態に係るエンドミル1と異なる構成を中心に説明する。
図12は、第4実施形態に係るエンドミル1の正面模式図である。図13は、図12のXIII−XIII線に沿った端面模式図である。図14は、図12のXIV−XIV線に沿った端面模式図である。図12に示されるように、回転軸Aに平行な方向から見て、底面31とテーパ部41との境界部34は、切刃部20の内周部27と、外周面33との間に位置していてもよい。別の観点から言えば、回転軸Aに平行な方向から見て、底面31とテーパ部41との境界部34から回転軸Aまでの距離は、切刃部20の内周部27から回転軸Aまでの距離よりも長く、かつ外周面33から回転軸Aまでの距離よりも短くてもよい。テーパ部41は、第1側面22および第2側面23の各々に連なっていてもよい。図13に示されるように、テーパ部41は、切刃部20の内周部27に連なっていてもよい。図14に示されるように、テーパ部41は、台部30の外周面33にから離間している。図13に示されるように、回転軸Aに垂直な平面に対するテーパ部41の傾斜角度θ3は、たとえば10°以上80°以下である。
第4実施形態に係るエンドミル1によれば、回転軸Aに平行な方向から見て、底面31とテーパ部41との境界部34は、切刃部20の内周部27と、外周面33との間に位置している。これにより、クーラントを内周側および外周側の双方の切刃に効果的に供給することができる。そのため、切刃の冷却効率がさらに高くなり、エンドミル1の寿命をさらに延ばすことができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態に係るエンドミル1の構成について説明する。第5実施形態に係るエンドミル1は、底面31が第1底面部35と第2底面部36とを有している構成において、第1実施形態に係るエンドミル1と異なっており、その他の構成は、第1実施形態に係るエンドミル1と同様である。以下、第1実施形態に係るエンドミル1と異なる構成を中心に説明する。
図15は、第5実施形態に係るエンドミル1の切刃本体部付近の拡大斜視模式図である。図16は、第5実施形態に係るエンドミル1の正面模式図である。図17は、図16のXVII−XVII線に沿った端面模式図である。図18は、図16のXVIII−XVIII線に沿った端面模式図である。図15および図16に示されるように、底面31は、第1底面部35と、第2底面部36とを有していてもよい。第1底面部35は、テーパ部41に連なっている。第2底面部36は、外周面33に連なっている。第2底面部36は、第1底面部35よりも外周側に位置している。図16に示されるように、回転軸Aに平行な方向から見て、第2底面部36は、第1底面部35と外周面33との間に位置している。
図17および図18に示されるように、第2底面部36は、第1底面部35よりも先端面21側に位置する。第1底面部35および第2底面部36の各々は、先端面21と平行であってもよい。図17および図18に示されるように、回転軸Aに平行な方向において、先端面21から第1底面部35までの距離を第1距離H1とし、先端面21から第2底面部36までの距離を第2距離H2とした場合、第1距離H1は、第2距離H2よりも大きくてもよい。第1距離H1は、たとえば0.1mm以上3mm以下である。第2距離H2は、たとえば0.05mm以上3mm以下である。ただし、第1距離H1は、第2距離H2よりも大きい。
図18に示されるように、台部30は、第3側面37を有していてもよい。第3側面37は、第1底面部35および第2底面部36の各々に連なっている。第3側面37は、たとえば回転軸Aに平行な方向に沿って延在している。図16に示されるように、第3側面37は、折れ曲がっていてもよい。第3側面37は、第1側面22および第2側面23の各々に連なっていてもよい。図15に示されるように、第1底面部35は、第1側面22および第2側面23の各々に連なっていてもよい。第2底面部36は、第1側面22および第2側面23の各々に連なっていてもよい。第1底面部35は、切刃部20に連なっており、かつ外周面33から離間していてもよい。
第5実施形態に係るエンドミル1によれば、第1底面部35は、切刃部20に連なっており、かつ外周面33から離間している。これにより、クーラントを効果的に切刃付近に供給することができる。そのため、切刃の冷却効率がさらに高くなり、エンドミル1の寿命をさらに延ばすことができる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態に係るエンドミル1の構成について説明する。第6実施形態に係るエンドミル1は、第1底面部35が切刃部20から離間しかつ外周面33に連なっている構成において、第5実施形態に係るエンドミル1と異なっており、その他の構成は、第5実施形態に係るエンドミル1と同様である。以下、第5実施形態に係るエンドミル1と異なる構成を中心に説明する。
図19は、第6実施形態に係るエンドミル1の正面模式図である。図20は、図19のXX−XX線に沿った端面模式図である。図21は、図19のXXI−XXI線に沿った端面模式図である。図19に示されるように、第1底面部35は、切刃部20から離間し、かつ外周面33に連なっていてもよい。図20に示されるように、第1底面部35および第2底面部36の各々は、切刃部20の内周部27と回転軸Aとの間に位置していてもよい。図21に示されるように、第1底面部35は、テーパ部41および外周面33の各々に連なっている。図19に示されるように、第2底面部36は、外周面33に連なっており、かつテーパ部41から離間している。
図19に示されるように、第3側面37は、切刃部20から離間していてもよい。第3側面37は、第1側面22に平行な部分を有していてもよい。同様に、第3側面37は、第2側面23に平行な部分を有していてもよい。第3側面37は、切刃部20の内周部27と、テーパ部41との間に位置する部分を有していてもよい。
第6実施形態に係るエンドミル1によれば、クーラントを外周側の切刃付近に効果的に供給することができる。そのため、切刃の冷却効率がさらに高くなり、エンドミル1の寿命をさらに延ばすことができる。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態に係るエンドミル1の構成について説明する。第7実施形態に係るエンドミル1は、第1底面部35は、切刃部20および外周面33の各々に連なっている構成において、第5実施形態に係るエンドミル1と異なっており、その他の構成は、第5実施形態に係るエンドミル1と同様である。以下、第5実施形態に係るエンドミル1と異なる構成を中心に説明する。
図22は、第7実施形態に係るエンドミル1の正面模式図である。図23は、図22のXXIII−XXIII線に沿った端面模式図である。図24は、図22のXXIV−XXIV線に沿った端面模式図である。図22に示されるように、第1底面部35は、切刃部20および外周面33の各々に連なっていてもよい。第2底面部36は、外周面33に連なっており、かつ切刃部20から離間している。
図22に示されるように、第3側面37は、切刃部20から離間していてもよい。第3側面37は、第1底刃24に平行な部分を有していてもよい。同様に、第3側面37は、第2底刃25に平行な部分を有していてもよい。図24に示されるように、第2底面部36は、テーパ部41から離間している。
第7実施形態に係るエンドミル1によれば、第1底面部35は、切刃部20および外周面33の各々に連なっていてもよい。これにより、クーラントを効果的に外周側の切刃付近に供給することができる。そのため、外周側の切刃の冷却効率がさらに高くなり、エンドミル1の寿命をさらに延ばすことができる。
(第8実施形態)
次に、第8実施形態に係るエンドミル1の構成について説明する。第8実施形態に係るエンドミル1は、外周面33に、底面31に連なる切刃側外周溝38が設けられていている構成において、第1実施形態に係るエンドミル1と異なっており、その他の構成は、第1実施形態に係るエンドミル1と同様である。以下、第1実施形態に係るエンドミル1と異なる構成を中心に説明する。
図25は、第8実施形態に係るエンドミル1の切刃本体部付近の拡大斜視模式図である。図26は、第8実施形態に係るエンドミル1の正面模式図である。図27は、図26のXXVII−XVII線に沿った端面模式図である。図28は、図26のXXVIII−XXVIII線に沿った端面模式図である。図25および図26に示されるように、外周面33には、底面31に連なる切刃側外周溝38が設けられていてもよい。外周面33は、円弧状面39と、切刃側外周溝38とにより構成されている。切刃側外周溝38は、内周側に凹んでいる。円弧状面39は、外周側に凸である。円弧状面39は、切刃部20に連なっている。切刃側外周溝38は、切刃部20から離間している。
切刃側外周溝38は、底面31からシャンク10に向かって延在している。切刃側外周溝38は、後端面32に達していてもよいし、後端面32から離間していてもよい。切刃側外周溝38は、回転軸Aに平行な方向に延在していてもよいし、回転軸Aの周りを螺旋状に延在していてもよい。図25に示されるように、シャンク10には、シャンク側外周溝15が設けられていてもよい。切刃側外周溝38は、シャンク側外周溝15に連なっていてもよい。切刃側外周溝38は、シャンク側外周溝15に沿って延在していてもよい。図28に示されるように、切刃側外周溝38は、クーラント供給路40の筒状部42に平行に設けられていてもよい。底面31は、テーパ部41および切刃側外周溝38の各々に連なっている。図26に示されるように、底面31は、外周面33の円弧状面39に連なっていてもよい。
第8実施形態に係るエンドミル1によれば、外周面33には、底面31に連なる外周溝38が設けられている。これにより、切屑およびクーラントを効果的に排出することができる。そのため、刃先の冷却効率がさらに高くなり、エンドミル1の寿命をさらに延ばすことができる。
(第9実施形態)
次に、第9実施形態に係るエンドミル1の構成について説明する。第9実施形態に係るエンドミル1は、底面31は、第1底面部35および第2底面部36を有している構成において、第8実施形態に係るエンドミル1と異なっており、その他の構成は、第8実施形態に係るエンドミル1と同様である。以下、第8実施形態に係るエンドミル1と異なる構成を中心に説明する。
図29は、第9実施形態に係るエンドミル1の正面模式図である。図30は、図29のXXX−XXX線に沿った端面模式図である。図31は、図29のXXXI−XXXI線に沿った端面模式図である。図29に示されるように、底面31は、第1底面部35と、第2底面部36とを有していてもよい。第1底面部35は、テーパ部41および外周面33の円弧状部の各々に連なっている。第2底面部36は、外周面33の切刃側外周溝38に連なっている。図29に示されるように、回転軸Aに平行な方向から見て、第2底面部36は、第1底面部35と切刃側外周溝38とによって取り囲まれていてもよい。
図30および図31に示されるように、第2底面部36は、第1底面部35よりも先端面21側に位置する。第1底面部35および第2底面部36の各々は、先端面21と平行であってもよい。図29に示されるように、台部30は、第3側面37を有していてもよい。図31に示されるように、第3側面37は、第1底面部35および第2底面部36の各々に連なっている。第3側面37は、たとえば回転軸Aに平行な方向に沿って延在している。図29に示されるように、第1底面部35は、切刃部20および外周面33の各々に連なっていてもよい。第2底面部36は、外周面33の切刃側外周溝38に連なっており、かつ切刃部20から離間していてもよい。
図29に示されるように、第3側面37は、切刃部20から離間していてもよい。第3側面37は、第1底刃24に平行な部分を有していてもよい。同様に、第3側面37は、第2底刃25に平行な部分を有していてもよい。図31に示されるように、第2底面部36は、テーパ部41から離間している。第3側面37は、外周面33の切刃側外周溝38に連なっていてもよい。第1底面部35は、外周面33の切刃側外周溝38に連なっていてもよい。
第9実施形態に係るエンドミル1によれば、切屑およびクーラントを効果的に排出することができる。また外周側の切刃を効果的に冷却することができる。そのため、刃先の冷却効率がさらに高くなり、エンドミル1の寿命をさらに延ばすことができる。
なお、上記各実施形態に係るエンドミルによって好適に加工される被削材は、たとえばセラミックス、超硬合金または焼入鋼製の金型である。セラミックスの種類はたとえばジルコニア、アルミなどである。超硬合金の種類は、たとえばAF1、G5またはG6などである。焼入鋼の種類は、たとえばSKD11である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 エンドミル、10 シャンク、11 第1シャンク部、11a 第1主面、11b 第2主面、11c 第1外周部、12 第2シャンク部、12a 第3主面、12b 第4主面、12c 第2外周部、15 シャンク側外周溝、20 切刃部、21 先端面、22 第1側面、23 第2側面、24 第1底刃、25 第2底刃、26 外周刃、27 内周部、28 外周部、30 台部、31 底面、32 後端面、33 外周面、34 境界部、35 第1底面部、36 第2底面部、37 第3側面、37a 第1部分、37b 第2部分、37c 第3部分、37d 第4部分、38 外周溝(切刃側外周溝)、39 円弧状面、40 クーラント供給路(切刃側クーラント供給路)、41 テーパ部、42 筒状部、43 シャンク側クーラント供給路、50 切刃本体部、A 回転軸、D1 第1直径、D2 第2直径、D3 第3直径、H1 第1距離、H2 第2距離、R1 第1回転方向、R2 第2回転方向、T1 第1高さ、T2 第1深さ。

Claims (14)

  1. シャンクと、
    前記シャンク上に設けられ、かつクーラント供給路を有する切刃本体部とを備え、
    前記切刃本体部は、前記シャンク側にある後端面と、前記後端面と反対側の先端面を含み、
    前記クーラント供給路は、前記後端面から前記先端面に向かう方向において拡がるテーパ部を有している、エンドミル。
  2. 前記切刃本体部は、前記後端面に連なり、かつ回転軸の周りに設けられた外周面を含む、請求項1に記載のエンドミル。
  3. 前記切刃本体部は、前記後端面と前記後端面とは反対側の底面とを有する台部と、前記底面上に設けられた切刃部とを含み、
    前記底面は、前記テーパ部に連なり、前記テーパ部に対して傾斜し、かつ前記外周面に連なる、請求項2に記載のエンドミル。
  4. 前記回転軸に平行な方向から見て、前記底面と前記テーパ部との境界部は、前記切刃部の内周部と、前記外周面との間に位置する、請求項3に記載のエンドミル。
  5. 前記底面は、前記テーパ部に連なる第1底面部と、前記外周面に連なる第2底面部とを有し、
    前記回転軸に平行な方向において、前記先端面から前記第1底面部までの距離は、前記先端面から前記第2底面部までの距離よりも長い、請求項3に記載のエンドミル。
  6. 前記第1底面部は、前記切刃部に連なっており、かつ前記外周面から離間している、請求項5に記載のエンドミル。
  7. 前記第1底面部は、前記切刃部および前記外周面の各々に連なっている、請求項5に記載のエンドミル。
  8. 前記第1底面部は、前記切刃部から離間し、かつ前記外周面に連なっている、請求項5に記載のエンドミル。
  9. 前記外周面には、前記底面に連なる外周溝が設けられている、請求項3〜請求項8のいずれか1項に記載のエンドミル。
  10. 前記回転軸に平行な方向における前記切刃部の高さを第1高さとし、
    前記回転軸に平行な方向における前記テーパ部の深さを第1深さとした場合、
    前記第1高さを前記第1深さで除した値は、0.1以上200以下である、請求項3〜請求項9のいずれか1項に記載のエンドミル。
  11. 前記回転軸に垂直な方向における前記切刃本体部の直径を第1直径とし、
    前記回転軸に垂直な方向における前記テーパ部の直径の最大値を第2直径とした場合、
    前記第2直径を前記第1直径で除した値は、0.005以上3以下である、請求項2〜請求項9のいずれか1項に記載のエンドミル。
  12. 前記クーラント供給路は、前記後端面側において前記テーパ部と連なり、かつ前記回転軸に沿って延在する筒状部を有し、
    前記回転軸に垂直な方向における前記筒状部の直径を第3直径とした場合、
    前記第3直径を前記第1直径で除した値は、0.005以上3以下であり、
    前記第2直径は、前記第3直径よりも大きい、請求項11に記載のエンドミル。
  13. 前記切刃本体部を構成する材料は、多結晶ダイヤモンド、単結晶ダイヤモンドまたは立方晶窒化ホウ素のいずれかである、請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載のエンドミル。
  14. 前記切刃本体部を構成する材料は、多結晶ダイヤモンドであり、
    前記多結晶ダイヤモンドの平均粒径は、1μm以下である、請求項13に記載のエンドミル。
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