JPWO2019167142A1 - セルスタック、及びレドックスフロー電池 - Google Patents

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Abstract

双極板の外周を枠体で支持した複数のセルフレームを含む積層体と、前記積層体をその積層方向の両側から締め付ける一対のエンドプレートと、を備えるセルスタックであって、前記積層体の積層方向から見た前記セルフレームの面積S[cm2]と、前記積層体の積層方向の長さW[mm]とが、0.05≦W/S≦0.9の関係を満たすセルスタック。

Description

本発明は、セルスタック、及びレドックスフロー電池に関するものである。
特許文献1〜4には、セルフレーム、正極電極、隔膜、負極電極、及びセルフレームを複数積層し、その積層体を端部給排板で挟み込んだセルスタック、及びそのセルスタックを用いたレドックスフロー電池が記載されている。セルフレームは、正極電極と負極電極との間に挟まれる双極板と、この双極板を外周から支持する枠体とを備える。この構成では、隣接する各セルフレームの双極板の間に一つのセルが形成される。
特開2015−122230号公報 特開2015−122231号公報 特開2015−138771号公報 特開2015−210849号公報
本開示のセルスタックは、
双極板の外周を枠体で支持した複数のセルフレームを含む積層体と、
前記積層体をその積層方向の両側から締め付ける一対のエンドプレートと、を備えるセルスタックであって、
前記積層体の積層方向から見た前記セルフレームの面積S[cm]と、前記積層体の積層方向の長さW[mm]とが、0.05≦W/S≦0.9の関係を満たす。
レドックスフロー電池の動作原理の説明図である。 レドックスフロー電池の概略構成図である。 レドックスフロー電池のセルの概略構成図である。 実施形態1に係るセルスタックの概略斜視図である。 実施形態1に係るセルスタックの概略側面図である。 実施形態2に係るセルスタックに使用されるセルフレームの平面図である。 実施形態3に係るセルスタックの部分縦断面図である。 図7Aとは異なるセルスタックの部分縦断面図である。 図7A、図7Bとは異なるセルスタックの部分縦断面図である。 図7A〜図7Cとは異なるセルスタックの部分縦断面図である。 図7A〜図7Dとは異なるセルスタックの部分縦断面図である。 図7A〜図7Eとは異なるセルスタックの部分縦断面図である。 実施形態4に係るセルスタックの部分縦断面図である。 実施形態5に係るセルスタックの部分縦断面図である。 試験例1の結果を示すグラフである。
[本開示が解決しようとする課題]
近年、風力や太陽光などの自然エネルギーを利用して得られる電力を蓄電するレドックスフロー電池が注目されており、レドックスフロー電池の高出力化や大容量化が求められている。レドックスフロー電池の高出力化を図るには、セルの積層数、即ちセルフレームの積層数を多くすれば良いが、そうすると積層体の中間部が撓み易く、電解液の液漏れやセルフレームのずれなどの不具合が生じる恐れがある。
本開示は、セルフレームの積層数が多くなっても、それに伴う不具合が生じ難いセルスタック、及びレドックスフロー電池を提供することを目的の一つとする。
[本願発明の実施形態の説明]
本発明者らは、セルフレームの積層数を多くしたときに生じる不具合の原因を詳細に調査した。セルフレームの積層数を多くする、即ち積層体の積層方向の長さW[mm]を長くすると、積層体の中間部が撓み易く、その中間部でセルフレームがずれる恐れがある。積層体の中間部の撓みを抑制するには、積層体の積層方向から見たセルフレームの面積S[cm]を大きくすることが有効である。しかし、セルフレームの枠体は射出成形などで得られる樹脂成形体であることが多いため、面積Sを大きくすると、セルフレームの枠体の平面方向の厚みにばらつきができ易くなる。枠体の厚みにばらつきがあると、隣接するセルフレーム間に隙間ができ易く、電解液の液漏れの問題がある。このような調査の結果から、本発明者らは、積層体の積層方向の長さWとセルフレームの面積Sとのバランスをとることが、液漏れ等の不具合を抑制する上で重要であるとの知見を得た。以下に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。
<1>実施形態に係るセルスタックは、
双極板の外周を枠体で支持した複数のセルフレームを含む積層体と、
前記積層体をその積層方向の両側から締め付ける一対のエンドプレートと、を備えるセルスタックであって、
前記積層体の積層方向から見た前記セルフレームの面積S[cm]と、前記積層体の積層方向の長さW[mm]とが、0.05≦W/S≦0.9の関係を満たす。
後述する試験例1に示すように、W/Sを0.05以上とすることで、隣接するセルフレーム間のシール不良を抑制でき、セルフレーム間からの液漏れを抑制できる。また、W/Sを0.9以下とすることで、セルフレームのずれを抑制できる。
<2>実施形態に係るセルスタックの一形態として、
前記Wが1800mm以下である形態を挙げることができる。
積層体の積層方向の長さWが長くなり過ぎると、積層体を構成するセルフレームがずれないように積層体を締め付ける力が強くなり過ぎる恐れがある。締付力が強くなると、セルフレーム(枠体)の材質によってはセルフレームがクリープ変形し、セルフレーム間から液漏れが生じる恐れがある。これに対して、Wが1800mm以下であれば、一般的にセルフレームの枠体に用いられる材質で構成されるセルフレームのクリープ変形を抑制し易い。もちろん、セルフレームの材質がクリープ変形し難い材質であれば、0.05≦W/S≦0.9の関係を満たす限り、Wが1800mm超であってもかまわない。
<3>実施形態に係るセルスタックの一形態として、
前記Sが10000cm以下である形態を挙げることができる。
セルフレームの面積Sを大きくし過ぎると、積層体内のセルの容積が大きくなり、セルに流通させる電解液の圧力が高くなり過ぎる恐れがある。電解液の圧力が高くなると、セルフレーム(枠体)の材質によってはセルフレームに亀裂などができてセルフレーム間から液漏れが生じる恐れがある。これに対してSが10000cm以下であれば、一般的にセルフレームの枠体に用いられる材質で構成されるセルフレームの破損を抑制し易い。もちろん、セルフレームの材質が高剛性の材質であれば、0.05≦W/S≦0.9の関係を満たす限り、Sが10000cm超であってもかまわない。
<4>実施形態に係るセルスタックの一形態として、
前記セルフレームの前記枠体は、前記積層方向に隣接する他のセルフレームの枠体に対向するフレーム対向面を備え、
前記フレーム対向面の表面粗さRaが0.03μm以上3.2μm以下である形態を挙げることができる。
積層するセルフレームの枠体の表面(フレーム対向面)が滑らか過ぎると、セルスタックを設置場所に運搬する際の振動や衝撃、セルスタックの内部に電解液を循環させたときの電解液の内圧などによって、隣接するセルフレームが大きくズレる恐れがある。隣接するセルフレームが大きくズレると、セルスタック内を循環する電解液が外部に漏れるといった不具合が生じる恐れがある。一方、積層するセルフレームの枠体の表面が粗すぎると、枠体の間に大きな隙間ができ易く、セルスタック内を循環する電解液が外部に漏れるといった不具合が生じる恐れがある。
上述の問題に対して、フレーム対向面の表面粗さRaが0.03μm以上であれば、セルスタックを運搬するときや、セルスタックの内部に電解液を循環させたときに、隣接するセルフレームがズレ難くなる。また、フレーム対向面の表面粗さRaが3.2μm以下であれば、隣接するセルフレームの枠体の間に大きな隙間ができ難い。そのため、上記構成を備えるセルスタックであれば、その内部に電解液を循環させたときに、電解液が外部に漏れ難い。ここで、本明細書におけるRaは、JIS B0601(2001年)に規定される算術平均粗さである。
<5>実施形態に係るセルスタックの一形態として、
前記枠体は、外周端部を含む所定幅の外周部を有し、
前記外周部は、前記枠体の中心側から前記外周端部側に向うに従って徐々に薄肉となる薄肉領域を備える形態を挙げることができる。
従来のセルフレームの枠体では、外周部の厚み方向に沿った断面形状は矩形であった。そのため、複数のセルフレームを積層するとき、及び積層した複数のセルフレームを締め付けるときなど、隣接する一方のセルフレームに備わる枠体の外周端部に形成される角部が、他方のセルフレームの枠体を損傷する場合がある。セルスタックのセルフレームは、金型内に樹脂を射出する射出成形で製造されることが多いため、上記角部による損傷によって割れる恐れもある。
上述の問題に対して、上記<5>の枠体であれば、複数のセルフレームを積層したときや、積層したセルフレームを締め付けたときに、隣接する一方のセルフレームの角部が、他方のセルフレームの枠体に接触して他方のセルフレームが損傷することを抑制できる。その結果、セルフレームの枠体の損傷に伴う不具合、例えば隣接するセルフレーム間から電解液が漏れるなどの不具合を回避することができる。ここで、外周部の全周に亘って薄肉領域が形成されていても良いし、一部に薄肉領域が形成されていても良い。
<6>上記<5>に示すセルスタックの一形態として、
前記枠体の厚み方向に沿った切断面において、前記薄肉領域の断面形状は、ペンシルダウン形状、R面取りされた形状、C面取りされた形状のいずれかを有する形態を挙げることができる。
上記断面形状とすることで、積層した複数のセルフレームの各枠体に損傷が生じることを抑制できる。
<7>実施形態に係るセルスタックの一形態として、
前記枠体は、前記枠体の軸方向に沿った厚みと、前記軸方向に直交して互いに直角方向に延びる長さ及び幅を有し、
前記厚みは、前記長さよりも短く、前記幅よりも短い形態を挙げることができる。
上記<7>では、枠体の長さ、幅、厚さのうち、厚みが最も短い。枠体の厚みが小さいことで、枠体を備えるセルフレームを積層したときに、セルスタックが過度に長くなることを抑制できる。ここで、枠体の長さ方向、幅方向、厚さ方向の定義に基づけば、上記<5>における外周端部は、枠体を厚さ方向から平面視したときの外周輪郭線を形成する部分である。
<8>上記<7>に示すセルスタックの一形態として、
前記枠体の前記長さは、前記枠体の前記幅よりも長い形態を挙げることができる。
上記構成では、枠体の厚さ<枠体の幅<枠体の長さとなる。セルスタックの設置スペースの形状によっては、セルスタックの設置が容易になる。
<9>上記<7>に示すセルスタックの一形態として、
前記枠体の前記長さは、前記枠体の前記幅よりも短い形態を挙げることができる。
上記構成では、枠体の厚さ<枠体の長さ<枠体の幅となる。セルスタックの設置スペースの形状によっては、セルスタックの設置が容易になる。
<10>実施形態に係るセルスタックの一形態として、
前記枠体の前記厚みは3mm以上10mm以下である請求項7から請求項9のいずれか1項に記載のセルスタック。
枠体の厚みを上記範囲とすることで、枠体の剛性を確保することができる。
<11>実施形態に係るセルスタックの一形態として、
前記積層方向に隣接する一対の前記セルフレームをそれぞれ第一セルフレームと第二セルフレームとし、前記第一セルフレームと前記第二セルフレームとの組み合わせをセルフレーム対としたとき、
前記セルフレーム対において、
前記第一セルフレームに備わる前記枠体の外周端部は、前記第二セルフレームに備わる前記枠体の外周端部に対して、前記積層方向と交差する方向に0.5mm以上20mm以下ずれている形態を挙げることができる。
セルフレームに備わる枠体は、金型内に樹脂を射出する射出成形で製造されることが多い。しかし、射出成形で製造される枠体の外周端部近傍の位置には、局所的に厚くなった部分ができ易い。その局所的に厚くなった部分は、意図して厚くした部分ではなく、射出成形の特性上、厚くなってしまう部分であり、枠体における同じような位置にでき易い。そのため、複数のセルフレームを積層して締め付けたときに、各枠体の局所的に厚くなった部分が重なってしまい、その厚くなった部分に応力が集中して、セルフレームの枠体が損傷する恐れがある。
上記問題に対して、上記<11>の構成によれば、枠体の割れなどの損傷を抑制できる。第一セルフレームの外周端部と第二セルフレームの外周端部とがずれるように両セルフレームを重ねることで、第一セルフレームの枠体における局所的に厚くなった部分と、第二セルフレームの枠体における局所的に厚くなった部分とが、セルフレームの平面方向にずれるからである。
<12>実施形態に係るレドックスフロー電池は、
上記<1>から<11>のいずれかのセルスタックを有する。
レドックスフロー電池のセルスタックとして、実施形態に係るセルスタックを採用することで、レドックスフロー電池の高出力化を図り易い。実施形態に係るセルスタックは、セルフレームの積層数を多くしたことに伴う不具合を抑制できるので、当該積層数を多くしてレドックスフロー電池を高出力化できるからである。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、レドックスフロー電池の構成部材である本開示の枠体、セルフレーム、及びセルスタックの実施形態を説明する。なお、本願発明は実施形態に示される構成に限定されるわけではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内の全ての変更が含まれることを意図する。
<実施形態1>
実施形態のセルスタックの説明に先立ち、レドックスフロー電池(以下、RF電池)の基本構成を図1〜図3に基づいて説明する。その後、実施形態のセルスタックの詳細な説明を行う。
≪RF電池≫
RF電池は、電解液循環型の蓄電池の一つであって、太陽光発電や風力発電といった新エネルギーの蓄電などに利用されている。このRF電池1の動作原理を図1に示す。RF電池1は、正極用電解液に含まれる活物質イオンの酸化還元電位と、負極用電解液に含まれる活物質イオンの酸化還元電位との差を利用して充放電を行う電池である。RF電池1は、水素イオンを透過させる隔膜101で正極セル102と負極セル103とに分離されたセル100を備える。
正極セル102には正極電極104が内蔵され、かつ正極用電解液を貯留する正極電解液用タンク106が導管108,110を介して接続されている。導管108にはポンプ112が設けられており、これら部材106,108,110,112によって正極用電解液を循環させる正極用循環機構100Pが構成されている。同様に、負極セル103には負極電極105が内蔵され、かつ負極用電解液を貯留する負極電解液用タンク107が導管109,111を介して接続されている。導管109にはポンプ113が設けられており、これらの部材107,109,111,113によって負極用電解液を循環させる負極用循環機構100Nが構成されている。各タンク106,107に貯留される電解液は、充放電の際にポンプ112,113によりセル102,103内に循環される。充放電を行なわない場合、ポンプ112,113は停止され、電解液は循環されない。
図2に示すように、上記セル100は通常、セルフレーム120(図3参照)、正極電極104、隔膜101、及び負極電極105を複数積層した積層体を、その積層方向から一対のエンドプレート220で締め付けたセルスタック200の形態で用いられる。
セルフレーム120は、図3に示すように、貫通窓を有する枠体122と、貫通窓を塞ぐ双極板121と、を有している。つまり、枠体122は、双極板121をその外周側から支持している。このようなセルフレーム120は、例えば、双極板121の外周部に一体に枠体122を成形することで作製することができる(図2も合わせて参照)。また、貫通窓の外周近傍を薄肉に形成した枠体122と、枠体122とは別に作製した双極板121とを用意し、枠体122の薄肉部に双極板121の外周部を嵌めこむことで、セルフレーム120を作製することもできる。この場合、双極板121は枠体122に重ねられているだけでも良いし、接着されていても良い。このセルフレーム120の双極板121の一面側には正極電極104が接触するように配置され、双極板121の他面側には負極電極105が接触するように配置される。この構成では、隣接する各セルフレーム120に嵌め込まれた双極板121の間に一つのセル100が形成されることになる。
セル100への電解液の流通は、セルフレーム120に形成される給液用マニホールド123,124、及び排液用マニホールド125,126により行われる。正極用電解液は、給液用マニホールド123からセルフレーム120の一面側(紙面表側)に形成される入口スリット123sを介して正極電極104に供給され、セルフレーム120の上部に形成される出口スリット125sを介して排液用マニホールド125に排出される。同様に、負極用電解液は、給液用マニホールド124からセルフレーム120の他面側(紙面裏側)に形成される入口スリット124sを介して負極電極105に供給され、セルフレーム120の上部に形成される出口スリット126sを介して排液用マニホールド126に排出される。各セルフレーム120間には、Oリングや平パッキンなどの環状シール部材127が配置され、セルフレーム120間からの電解液の漏れが抑制されている。
≪実施形態のセルスタック≫
以上説明したRF電池1の基本構成を踏まえて、実施形態に係るセルスタック3を図4,5に基づいて説明する。図4,5では、図2に示すエンドプレート220の図示を省略している。
図4,5のセルスタック3は、セルフレーム120を複数積層した積層体30を備える。本例の積層体30は、端部給排板210と中間給排板211を含んでいるが、中間給排板211は無くても構わない。給排板210,211は、特許文献1の図18などに記載されるように、セルスタック3の外部からセル100(図3)内に電解液を流通させる部材である。
本例のセルスタック3は、積層体30の積層方向の長さW[mm]と、積層体30の積層方向を向くセルフレーム120の面積S[cm]との比であるW/Sが、所定範囲にあることを特徴の一つとする。ここで、セルフレーム120の面積Sは、セルフレーム120に備わる枠体122の外周輪郭線よりも内側の面積であり、枠体122から露出する双極板121(図3)の面積も含む。本例では、積層体30の積層方向から見たときの端部給排板210の形状がセルフレーム120とほぼ同じになっている。そのため、図4のクロスハッチングで示す端部給排板210の一面側の面積が、セルフレーム120の面積Sに等しいと考えて良い。一方、積層体30の長さWは、図5に示すように、積層体30の一端に配置される端部給排板210の外面と、他端に配置される端部給排板210の外面と、の間の長さである。
セルフレーム120の面積Sを大きくすると、セルフレーム120の面内厚みのばらつきが大きくなり、セルフレーム120間にシール不良が生じ易い。そのシール不良は、積層体30の長さWが大きくなりセルフレーム120の積層数が多くなると、低減される。セルフレーム120の積層数が多くなると、積層体30に及ぼす各セルフレーム120の面内厚みのばらつきの影響が小さくなるからである。しかし、セルフレーム120の積層数が多くなり過ぎると、積層体30の中間部が撓み易く、セルフレーム120のずれが生じ易くなる。このように、RF電池1(図1)の容量を高めるために面積Sを大きくしたり、出力を高めるために長さWを長くしたときに積層体30に生じる種々の不具合を抑制するには、面積Sと長さWとのバランスをとることが重要である。
W/Sは、具体的には0.05以上0.9以下とする。W/Sを0.05以上とすることで、隣接するセルフレーム120間のシール不良を抑制でき、セルフレーム120間からの液漏れを抑制できる。長さWに対して面積Sが過度に大きくないため、各セルフレーム120の枠体122の面内厚みのばらつきの影響が小さくなるからである。また、W/Sを0.9以下とすることで、積層体30の中間部が撓んで、セルフレーム120がずれすることを抑制できる。面積Sに対して長さWが長くなり過ぎないからである。W/Sは、0.1以上0.8以下とすることが好ましい。
積層体30の長さWは、0.05≦W/S≦0.9以下を満たす限り、特に限定されない。しかし、長さWが長くなり過ぎると、積層体30を構成するセルフレーム120や給排板210,211がずれないように、積層体30を締め付ける力が強くなる。締付力が強くなると、セルフレーム120の枠体122(図3)の材質によっては枠体122がクリープ変形し、セルフレーム120間から液漏れが生じる恐れがある。そのため、長さWは1800mm以下とすることが好ましい。長さWが1800mm以下であれば、一般的にセルフレーム120の枠体122に用いられる材質で構成されるセルフレーム120のクリープ変形を抑制し易い。長さWの上限値はさらに1700mm以下とすることが好ましい。
長さWの下限は100mmとすることが好ましい。長さWは、セルフレーム120の積層数、即ちセル100(図2,3)の直列接続数と相関関係にあるからである。長さWを100mm以上とすることで、セル100の直列接続数を多くでき、十分な出力を有するRF電池1(図1)とできる。RF電池1の高出力化を図るのであれば、長さWを200mm以上とすることが好ましい。長さWが長くなるほど、セルフレーム120の積層数が多くなるからである。ここで、一般的なセルフレーム120の厚さは3mm以上10mm以下(あるいは5mm以上8mm以下)程度であるため、長さWとセルフレーム120の厚さとからセルフレーム120の積層数を計算で求めることができる。但し、積層体30には、給排板210,211が配置されているので、長さWから給排板210,211の厚さを引いた上で、セルフレーム120の積層数を計算する必要がある。
セルフレーム120の面積Sは、0.05≦W/S≦0.9以下を満たす限り、特に限定されない。しかし、面積Sを大きくし過ぎると、積層体30内のセル100(図2,3)の容積が大きくなり、セル100に流通させる電解液の圧力が高くなり過ぎる恐れがある。電解液の圧力が高くなると、セルフレーム120の枠体122(図3)の材質(剛性)によっては枠体122に亀裂などができてセルフレーム120間から液漏れが生じる恐れがある。そのため、面積Sは、10000cm以下とすることが好ましい。面積Sが10000cm以下であれば、一般的に枠体122に用いられる材質で構成されるセルフレーム120の破損を抑制し易い。面積Sの上限値はさらに9000cm以下とすることが好ましい。
面積Sの下限は500cmとすることが好ましい。面積Sは、セルフレーム120の双極板121の大きさ、即ちRF電池1(図1)の容量と相関関係にあるからである。面積Sを500cm以上とすることで、双極板121を大きくでき、十分な容量を有するRF電池1(図1)とできる。RF電池1の高容量化を図るのであれば、面積Sを1000cm以上とすることが好ましい。
<実施形態2>
実施形態2では、セルフレーム2の枠体22の表面粗さを所定値としたセルスタックを図6に基づいて説明する。
図6に示す本例のセルフレーム2は、従来のセルフレーム120(図3)と同様に双極板21と枠体22とを備える。枠体22の紙面下側の枠片には給液用マニホールド123,124が、紙面上側の枠片には排液用マニホールド125,126が配置されている。つまり、図6のセルフレーム2では、紙面下側から上側に向う方向が電解液の流通方向であって、当該セルフレーム2は、流通方向の長さよりも、流通方向に直交する方向の長さが長い横長のセルフレーム2である。
セルフレーム2の枠体22は、セルフレーム2を積層したときに他のセルフレーム2の枠体22に対向するフレーム対向面20f(クロスハッチング部分を参照)を有している。フレーム対向面20fは、セルフレーム2におけるマニホールド123〜126、スリット123s〜126sを除く部分である。本例では、セルスタック3からの電解液の漏洩対策として、そのフレーム対向面20fの表面粗さRa(JIS B0601:2001の算術平均粗さ)を0.03μm以上3.2μm以下としている。表面粗さRaは、フレーム対向面20fにおける10箇所以上の領域を市販の測定器で測定し、それらの測定結果を平均することで求めることができる。
フレーム対向面20fの表面粗さRaが0.03μm以上であれば、積層したセルフレーム2のフレーム対向面20fの間に適度な摩擦力が発生する。その結果、セルスタック3(図4,5)を運搬するときや、セルスタック3の内部に電解液を循環させたときに、隣接するセルフレーム2がズレ難くなる。また、フレーム対向面20fの表面粗さRaが3.2μm以下であれば、隣接するセルフレーム2の枠体22間に大きな隙間ができ難い。そのため、表面粗さRa0.03μm以上3.2μm以下のフレーム対向面20fを備えるセルフレーム2を用いてセルスタック3を製造すれば、セルスタック3の内部に電解液を循環させたときに、セルスタック3から電解液が漏れ難くなる。フレーム対向面20fの表面粗さRaは0.03μm以上3.2μm以下とすることが好ましく、更に0.05μm以上1.5μm以下とすることが好ましい。
<実施形態3>
実施形態3では、枠体22の外周端部22Eを含む所定幅の外周部に薄肉領域22Rを形成したセルフレーム2を備えるセルスタック3を図7A〜図7Fに基づいて説明する。図7A〜図7Fは、セルスタック3の部分縦断面図(枠体22の厚み方向に沿った断面図)である。
図7A〜7Fに示すように、薄肉領域22Rは、枠体22の中心から外周端部22Eに向うに従って徐々に薄肉となる領域である。枠体22に薄肉領域22Rを設けることで、複数のセルフレーム2を積層したときや、積層したセルフレーム2を締め付けたときに、隣接する一方のセルフレーム2に備わる枠体22の外周端部22Eの角部が、他方のセルフレーム2の枠体22に接触して他方のセルフレーム2が損傷することを抑制できる。その結果、セルフレーム2の枠体22の損傷に伴う不具合、例えば隣接するセルフレーム2間から電解液が漏れるなどの不具合を回避することができる。
薄肉領域22Rの断面形状は、外周端部22Eに向うに従って徐々に薄肉になる形状であれば特に限定されない。図7Aでは、薄肉領域22Rの断面形状が細長い等脚台形状に形成されている。薄肉領域22Rと平面部との繋ぎ目部分(白抜き矢印参照)を曲面(断面においては曲線)とすることが好ましい。本例の薄肉領域22Rの断面形状は、等脚台形の先端が丸み付けられた形状、いわゆるペンシルダウン形状である。そのため、セルフレーム2の平面に沿った方向における薄肉領域22Rの形成開始位置から外周端部22Eまでの長さL1は、セルフレーム2の厚み方向における外周端部22Eからセルフレーム2の平面を延長した仮想面までの長さL2よりも長くなっている。長さL1は、例えば1mm以上30mm以下とすることが好ましく、更に5mm以上10mm以下とすることが好ましい。また、長さL2は、セルフレーム2の厚さの1/2以下であれば特に限定されず、例えば0.1mm以上2.5mm以下とすることが好ましく、更に1mm以上1.5mm以下とすることが好ましい。
図7Bに示す例では、薄肉領域22Rの断面形状が、矩形の角部(点線参照)がR面取りされた形状に形成されている。面取り半径Rの値は、セルフレーム2の厚さの1/2以下であれば特に限定されない。例えば、面取り半径Rは、0.1mm以上2.5mm以下とすることが好ましく、更に1.0mm以上1.5mm以下とすることが好ましい。
図7Cに示す例では、薄肉領域22Rの断面形状が、矩形の角部(点線参照)がC面取りされた形状に形成されている。薄肉領域22Rと平面部との繋ぎ目部分(白抜き矢印参照)を曲面(断面においては曲線)とすることが好ましい。面取り長さCの値は、セルフレーム2の厚さの1/2以下であれば特に限定されない。例えば、面取り長さCは、0.1mm以上2.5mm以下とすることが好ましく、更に1.0mm以上1.5mm以下とすることが好ましい。
図7Dに示す例では、薄肉領域22Rの断面形状が半円形(即ち曲線)形状に形成されている。この構成によっても、隣接する一方のセルフレーム2の繋ぎ目部分が、他方のセルフレーム2を損傷することを抑制できる。
ここで、薄肉領域22Rの断面形状が曲線のみで構成されていれば、その断面形状は半円形に限定されるわけではない。例えば、当該断面形状は、半楕円形であっても良いし、図7Aの等脚台形の直線部分を丸めたような形状であっても良い。
図7Eに示す例では、セルフレーム2の枠体22の外周部のうち、一面側のみが厚み方向に傾斜することで薄肉領域22Rが形成されている。そのため、薄肉領域22Rの断面形状は、直角台形状に形成されている。この構成によっても、隣接するセルフレーム2の損傷を抑制することができる。
図7Fに示すように、隣接するセルフレーム2の薄肉領域22Rの形成幅が異なっていても良い。本例では、左右のセルフレーム2の薄肉領域22Rが扁平な等脚台形状、真ん中のセルフレーム2の薄肉領域22Rが細長い等脚台形状であるが、この組合せに限定されるわけではない。
<実施形態4>
実施形態4では、隣接するセルフレーム2A,2B(2B,2C)の外周端部22Eをずらしたセルスタック3を図8に基づいて説明する。図8は、セルスタック3の部分縦断面図である。
図8では、セルフレーム2A(第一セルフレーム)とセルフレーム2B(第二セルフレーム)とでセルフレーム対4が構成され、セルフレーム2B(第一セルフレーム)とセルフレーム2C(第二セルフレーム)とでセルフレーム対5が構成されている。図8に示すように、セルフレーム対4における第一セルフレーム2Aの枠体22における外周端部22Eと、第二セルフレーム2Bの枠体22における外周端部22Eとが、長さL3だけずれている。また、セルフレーム対5における第一セルフレーム2Bの枠体22の外周端部22Eと、第二セルフレーム2Cの外周端部22Eとが、長さL4だけずれている。このように、異なるセルフレーム対4,5におけるずれ量(長さL3,L4)は異なっていても良い。
外周端部22Eのずれ量(長さL3,L4)は、0.5mm以上20mm以下とする。外周端部22Eのずれ量が0.5mm以上であれば、セルフレーム2A(2B)の枠体22における局所的に厚くなった部分と、セルフレーム2B(2C)の枠体22における局所的に厚くなった部分とが、セルフレーム2A,2B(2B,2C)の平面方向にずれる。その結果、締め付け時に各セルフレーム2A,2B,2Cの枠体22における局所的に厚くなった部分に過大な応力が作用し難くなり、当該部分に割れなどの不具合が生じ難くなる。一方、外周端部22Eのずれ量が20mm以下であれば、隣接するセルフレーム2A,2B(2B,2C)のマニホールド123〜126(図4など)がずれて、マニホールド123〜126が閉塞することがない。上記外周端部22Eのずれ量は、0.8mm以上10mm以下とすることが好ましく、更には1.2mm以上5mm以下とすることがより好ましい。
図8では、二つのセルフレーム対4,5についてのみ説明を行なったが、本例では、セルスタック3に備わる全てのセルフレーム対において、第一セルフレームと第二セルフレームの外周端部22Eがずれている。そうすることで、セルスタック3に備わる全てのセルフレームにおいて局所的に過剰な応力が作用することを抑制できる。本例と異なり、一部のセルフレーム対において、第一セルフレームと第二セルフレームの外周端部22Eがずれている構成であっても、セルフレームに過剰な応力が作用することを抑制できる。なお、セルスタック3に備わる全てのセルフレームの最大ずれ量を20mm以下とすることが好ましい。最大ずれ量とは、全てのセルフレームのうち、最も低い位置にあるセルフレームと最も高い位置にあるセルフレームとのずれ量のことである。
≪その他≫
図8に示す例では、隣接する二つのセルフレームが、セルスタックを設置する設置面を基準にして上下方向(鉛直方向に沿った長さ方向)にずれた状態を説明したが、左右方向(幅方向)にずれた状態としても良い。また、隣接する二つのセルフレームが、設置面を基準にして上下方向と左右方向の両方にずれた状態としても構わない。この場合、上下方向のずれ量と左右方向のずれ量はそれぞれ、0.5mm以上20mm以下とする。
その他、隣接する第一セルフレームと第二セルフレームとで、局所的に厚くなった部分をセルフレームの平面方向にずらす構成として、第一セルフレームに備わる枠体の大きさと、第二セルフレームに備わる枠体の大きさとを異ならせても構わない。大きさの異なる枠体を備えるセルフレームを重ねれば、積層方向に直交する方向から見た第一セルフレームに備わる枠体の外周端部と、第二セルフレームに備わる枠体の外周端部とがずれるし、第一セルフレームの枠体における局所的に厚くなった部分と、第二セルフレームの枠体における局所的に厚くなった部分とがセルフレームの平面方向にずれる。
<実施形態5>
実施形態5では、実施形態3の構成と実施形態4の構成を組み合わせたセルスタック3を図9に基づいて説明する。図9は、実施形態5のセルスタック3の部分縦断面図である。
図9に示すように、本例のセルスタック3では、隣接するセルフレーム2A,2B(2B,2C)の外周端部22Eをずらすだけでなく、各セルフレーム2A,2B,2Cの枠体22に薄肉領域22Rを形成している。そうすることで、枠体22の外周端部22Eの角部によって、隣接するセルフレーム2A,2B,2Cに過度な応力が作用することを抑制できる。ここで、図9に示す例では、薄肉領域22Rの断面形状はペンシルダウン形状であるが、R面取りされた形状やC面取りされた形状などであっても良い。
<試験例1>
試験例1では、図5に示す積層体30の長さWと、図4に示すセルフレーム120の面積Sとを変化させた試験体No.1〜16を作製した。そして、各試験体における液漏れの有無、セルフレーム120のずれの有無、クリープ変形の有無、及び液圧損壊の有無を調べた。その測定結果を、各試験体の長さWと面積S、及びW/Sと共に表1に示す。
Figure 2019167142
表1における各試験体の液漏れの有無は、セルスタックの電解液の流路内にHeガスを流通させ、セルフレーム120の機械的な変形・損壊を伴わずに積層体30の外部にHeがリークしているか否かで判断した。Heの測定感度は10−4Pa・m/s以上とした。各試験体のセルフレーム120のずれは、試験体を持ち上げて振動させたときに、積層体30のいずれかの箇所でセルフレーム120が0.5mm以上ずれたか否かで判断した。クリープ変形(常温)は、試験体を持ち上げることができる程度に積層体30を締め付け、所定時間経過後に積層体30を解体したときに、セルフレーム120にクリープ変形が生じているか否かで判断した。試験体の液圧損壊は、液圧300kPa以上で試験体内に電解液を循環させたときに、セルフレーム120(枠体122)に割れが生じたか否かで判断した。ここで、液圧300kPaは、通常のRF電池1の運転時に比べて過剰気味の圧力である。
表1に示すように、W/Sが0.05以上0.9以下を満たし、かつ長さWが1800mm以下、面積Sが10000cm以下である試験体No.1〜11では、いずれの不具合も生じなかった。一方、W/Sが0.05未満である試験体No.13,14では、セルフレーム120のずれは生じないものの、液漏れが生じた。また、W/Sが0.9超である試験体No.12では、液漏れは生じないものの、セルフレーム120のずれが生じた。これらの結果から、W/Sが0.05以上0.9以下を満たすことが、積層体30からの液漏れとセルフレーム120のずれの抑制に重要であることが分かった。
W/Sが0.05以上0.9以下を満たすものの、長さWが1800mm超である試験体No.15では、電解液の循環初期には液漏れが生じなかったし、セルフレーム120のずれも生じなかった。しかし、試験体No.15のセルフレーム120にクリープ変形が生じたため、電解液の循環を継続すると液漏れが生じる可能性がある。また、W/Sが0.05以上0.9以下を満たすものの、面積Sが10000cm超である試験体No.16でも、電解液の循環初期には液漏れが生じなかったし、セルフレーム120のずれも生じなかった。しかし、試験体No.16のセルフレーム120では、電解液の流通量が増加したとき、内圧によって液圧損壊が生じ、電解液が漏れた。この結果から、たとえ長さWが長かったり面積Sが大きかったりしても、W/Sを0.05以上0.9以下とすることで、少なくともセルフレーム120の機械的な変形・損壊を伴わない液漏れとセルフレーム120のずれは抑制できることが明らかになった。クリープ変形や液圧損壊は、セルフレーム120の枠体122の材質によっては抑制可能である。
次に、表1に示す測定結果をグラフ化し、表1に示すいずれの不具合も生じないW/Sの範囲を検討した。図10は、表1の測定結果をプロットしたグラフである。図10の横軸はセルフレーム120の面積S、縦軸は積層体30の積層方向の長さWである。いずれの不具合も生じなかった試験体No.1〜11のプロットはダイヤマーク、セルフレーム120のずれが生じた試験体No.12は四角マーク、液漏れが生じた試験体No.13,14は三角マーク、クリープ変形が生じた試験体No.15はバツマーク、液圧損壊が生じた試験体No.16はアスタリスクマークで示す。
図10に示すように、試験体No.1〜11を内包する領域を形成する五本の直線を求めた。各直線は、実験結果から計算により求めた。
・縦軸方向の破線…S=500cm、W=25mm以上450mm以下
・右上がり点線…W=0.9S、S=500cm以上2000cm以下
・横軸方向の二点鎖線…W=1800mm、S=2000cm以上10000cm以下
・縦軸方向の一点鎖線…S=10000cm、W=500mm以上1800mm以下
・右上がり破線…W=0.05S
長さWと面積Sとが図10の五本の直線で囲まれた範囲にある積層体30であれば、いずれの不具合も生じないものと考えられる。
<試験例2>
試験例2では、図6に示すセルフレーム2のフレーム対向面20fの表面粗さの相違が、セルスタック3における電解液の漏洩に及ぼす影響を調べた。フレーム対向面20fの表面粗さが異なる5つのセルスタック(試験体Q〜U)を用意し、各セルスタックの内部に電解液を循環させ、セルスタックの外部に電解液が漏れるか否かを試験する。試験体Q〜Uの概略構成は以下の通りである。
・試験体Q…フレーム対向面20fの表面粗さRa=0.03μm
・試験体R…フレーム対向面20fの表面粗さRa=1.5μm
・試験体S…フレーム対向面20fの表面粗さRa=3.2μm
・試験体T…フレーム対向面20fの表面粗さRa=0.01μm
・試験体U…フレーム対向面20fの表面粗さRa=3.5μm
各試験体Q〜Uの内部に電解液を流通させた。その際、流通させる電解液の圧力を徐々に大きくした。その結果、試験体Tにおける隣接するセルフレームの一部がズレて、そのズレた部分から電解液が漏れた。また、試験体Uでは隣接するセルフレームにズレは生じなかったが、電解液が漏れた。これに対して、同じ圧力で電解液が流通された試験体Q,R,Sでは、隣接するセルフレームのズレも、電解液の漏れも生じなかった。
この試験例の結果から、セルフレームのフレーム対向面の表面粗さを所定範囲内にすることが、セルスタックからの電解液の漏れを抑制する上で有効であることが分かった。
<試験例3>
試験例3では、セルスタック3(図8)に備わる全てのセルフレーム対4,5における外周端部22Eのずれ量が0.5mm〜3.0mm前後であるセルスタック(試験体W)を用意した。また、セルスタック3に備わる全てのセルフレーム対4,5における外周端部22Eのずれ量が0.3mm前後であるセルスタック(試験体X)を用意した。そして、セルスタック3の締付機構の締め付け力を徐々に大きくしていった。その結果、所定の締め付け力となったときに、試験体Xに備わるセルフレーム2の枠体22に割れが生じたが、同じ締め付け力で締め付けられた試験体Wに備わるセルフレーム2の枠体22には割れが生じなかった。
この試験例3の結果から、セルフレーム対4,5を構成する第一セルフレーム2A(2B)に備わる枠体22の外周端部22Eと、第二セルフレーム2B(2C)に備わる枠体22の外周端部22Eとを0.5mm以上ずらすことが、セルスタック3の締め付け時のセルフレーム2A,2B,2Cの割れを抑制する上で有効であることが分かった。
<用途>
実施形態に係るセルスタックは、RF電池などの流体流通型の蓄電池の構築に好適に利用可能である。また、実施形態のセルスタックを備えるRF電池は、太陽光発電、風力発電などの新エネルギーの発電に対して、発電出力の変動の安定化、発電電力の余剰時の蓄電、負荷平準化などを目的とした蓄電池として利用できる。その他、実施形態のセルスタックを備えるRF電池は、一般的な発電所に併設されて、瞬低・停電対策や負荷平準化を目的とした大容量の蓄電池としても利用することができる。
1 RF電池(レドックスフロー電池)
2,2A,2B,2C,120 セルフレーム
21,121 双極板
22,122 枠体 22E 外周端部 22R 薄肉領域
20f フレーム対向面
123,124 給液用マニホールド 125,126 排液用マニホールド
123s,124s 入口スリット 125s,126s 出口スリット
127 環状シール部材
3 セルスタック
30 積層体
4,5 セルフレーム対
100 セル 101 隔膜 102 正極セル 103 負極セル
100P 正極用循環機構 100N 負極用循環機構
104 正極電極 105 負極電極 106 正極電解液用タンク
107 負極電解液用タンク 108,109,110,111 導管
112,113 ポンプ
200 セルスタック
210 端部給排板 211 中間給排板
220 エンドプレート
<10>実施形態に係るセルスタックの一形態として、
前記枠体の前記厚みは3mm以上10mm以下である形態を挙げることができる

Claims (12)

  1. 双極板の外周を枠体で支持した複数のセルフレームを含む積層体と、
    前記積層体をその積層方向の両側から締め付ける一対のエンドプレートと、を備えるセルスタックであって、
    前記積層体の積層方向から見た前記セルフレームの面積Scmと、前記積層体の積層方向の長さWmmとが、0.05≦W/S≦0.9の関係を満たすセルスタック。
  2. 前記Wが1800mm以下である請求項1に記載のセルスタック。
  3. 前記Sが10000cm以下である請求項1又は請求項2に記載のセルスタック。
  4. 前記セルフレームの前記枠体は、前記積層方向に隣接する他のセルフレームの枠体に対向するフレーム対向面を備え、
    前記フレーム対向面の表面粗さRaが0.03μm以上3.2μm以下である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のセルスタック。
  5. 前記枠体は、外周端部を含む所定幅の外周部を有し、
    前記外周部は、前記枠体の中心側から前記外周端部側に向うに従って徐々に薄肉となる薄肉領域を備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のセルスタック。
  6. 前記枠体の厚み方向に沿った切断面において、前記薄肉領域の断面形状は、ペンシルダウン形状、R面取りされた形状、C面取りされた形状のいずれかを有する請求項5に記載のセルスタック。
  7. 前記枠体は、前記枠体の軸方向に沿った厚みと、前記軸方向に直交して互いに直角方向に延びる長さ及び幅を有し、
    前記厚みは、前記長さよりも短く、前記幅よりも短い請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のセルスタック。
  8. 前記枠体の前記長さは、前記枠体の前記幅よりも長い請求項7に記載のセルスタック。
  9. 前記枠体の前記長さは、前記枠体の前記幅よりも短い請求項7に記載のセルスタック。
  10. 前記枠体の前記厚みは3mm以上10mm以下である請求項7から請求項9のいずれか1項に記載のセルスタック。
  11. 前記積層方向に隣接する一対の前記セルフレームをそれぞれ第一セルフレームと第二セルフレームとし、前記第一セルフレームと前記第二セルフレームとの組み合わせをセルフレーム対としたとき、
    前記セルフレーム対において、
    前記第一セルフレームに備わる前記枠体の外周端部は、前記第二セルフレームに備わる前記枠体の外周端部に対して、前記積層方向と交差する方向に0.5mm以上20mm以下ずれている請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のセルスタック。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のセルスタックを有するレドックスフロー電池。
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