JPWO2019163104A1 - 空気調和機の室内機及び室内システム - Google Patents

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Abstract

複数の拡張ユニットに対応する制御端子をもつ主基板を備えた本体部を有する空気調和機の室内機。主基板は、制御端子と同一規格の接続端子である少なくとも1つの拡張端子をもつ拡張基板に接続されると共に、拡張基板を介して少なくとも1台の拡張ユニットに接続される。

Description

本発明は、空調対象空間の空気環境を調整する空気調和機の室内機及び室内システムに関する。
従来から、空気調和機の室内機は、吸込口から吸い込んで熱交換器を通過させた空気を吹出口から吹き出す基本機能を有している。また、近年の空気調和機の室内機には、基本機能以外の種々の機能が付加されたものがある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の室内機は、本体部の筐体内に、基本機能に関する電気部品が実装された主基板と、付加機能に関する電気部品が実装された複数の駆動基板と、が配備されている。
特開2004−251545号公報
しかしながら、特許文献1の室内機は、主基板と駆動基板とが信号線により一対一で接続されていることから、複数の駆動基板の各々を接続する複数の接続端子を主基板に設ける必要があるため、主基板のサイズが大きくなるという課題がある。また、特許文献1の室内機において、付加機能の制御を主基板のマイコンで行うように構成すると、主基板に、複数の駆動基板の各々への指令送信用の複数の接続端子を設ける必要があるため、主基板の大型化を防ぐことができない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、主基板の大型化を防ぐ空気調和機の室内機及び室内システムを提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和機の室内機は、複数の拡張ユニットに対応する制御端子をもつ主基板を備えた本体部を有し、主基板は、制御端子と同一規格の接続端子である少なくとも1つの拡張端子をもつ拡張基板に接続されると共に、拡張基板を介して少なくとも1台の拡張ユニットに接続されるものである。
本発明に係る室内システムは、上記の空気調和機の室内機と、基板ケースを備えた基板ユニットと、を有し、拡張基板は、基板ケースに収納されている。
本発明によれば、主基板が拡張基板を介して拡張ユニットに接続されることから、複数の拡張ユニットの各々を接続するための複数の接続端子を主基板に設ける必要がないため、主基板の大型化を防ぐことができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機及び室内システムの外観を例示した分解斜視図である。 各構成部材を連結させた図1の室内システムを化粧パネル部側からみた底面図である。 図2のZ−Z線に沿った概略断面図である。 図1の室内システムの接続関係を示す構成図である。 図1の室内機に1台の拡張ユニットを取り付けた室内システムの一例を示す構成図である。 図1の室内機に他の1台の拡張ユニットを取り付けた室内システムの一例を示す構成図である。 図1の室内機の接続関係を示す構成図である。 図1の室内システムの機能的構成を示すブロック図である。 図4の室内機にさらに拡張ユニットを取り付けた室内システムの一例を示す構成図である。 図4〜図6に示す各接続状態に応じた室内システムの動作のうち、電源投入時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1の変形例1−1に係る室内システムの一例を示す構成図である。 図11の室内システムの機能的構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1の変形例1−2に係る室内システムの一例を示す構成図である。 本発明の実施の形態1の変形例1−3に係る室内システムの一例を示す構成図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内機及び室内システムの一例を示す構成図である。 本発明の実施の形態2の変形例2−1に係る空気調和機の室内機及び室内システムの一例を示す構成図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室内機及び室内システムの一例を示す構成図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機及び室内システムの外観を例示した分解斜視図である。図2は、各構成部材を連結させた図1の室内システムを化粧パネル部側からみた底面図である。図3は、図2のZ−Z線に沿った概略断面図である。図1〜図3を参照して、本実施の形態1における空気調和機の室内機及び室内システムの全体的な構成について説明する。
本実施の形態1の室内システム100は、空気調和機の室内機10と、拡張ユニット40と、拡張ユニット50と、により構成されている。すなわち、室内システム100は、図示せぬ圧縮機などが設けられた室外機と共に空気調和機を構成する。本実施の形態1において、室内機10は、部屋等の空調対象空間の天井に埋め込まれて、あるいは空調対象空間の天井に吊り下げられて設置される。室内機10は、本体部20と化粧パネル部30とを有している。
化粧パネル部30は、下面部に、吸込口1と吹出口2とが形成されている。吸込口1は、化粧パネル部30の下面部の中央に開口している。吸込口1には、吸込グリル31が設けられており、吸込グリル31には、空気中に浮遊する塵埃を捕集するフィルタ31aが配設されている。なお、図2では、吸込グリル31を取り外した状態を示している。
図1及び図2では、化粧パネル部30に、4つの吹出口2が形成された例を示している。4つの吹出口2は、吸込口1の四方を囲むように開口している。つまり、フィルタ31aは、4つの吹出口の中央に設けられている。各吹出口2は、それぞれ、長方形状となっており、その長辺が化粧パネル部30の下面部の各辺に沿うように配置されている。
本体部20は、内部が空洞となった直方体形状の箱体である筐体25を外郭とする。本体部20は、筐体25の内部に、例えばターボファン等の遠心ファンである送風機26を有している。送風機26は、吸込口1と対向する位置に設けられている。送風機26は、空調対象空間の空気を、吸込口1から筐体25内に吸い込んで、吹出口2から吹き出す。加えて、本体部20は、送風機26の下方に、吸込口1から吸い込まれた空気を送風機26へ導くベルマウス28を有している。
また、本体部20は、例えばフィンアンドチューブ型の熱交換器である熱交換器27を有している。熱交換器27は、上述した圧縮機と冷媒配管を介して接続され、冷媒回路を形成している。熱交換器27は、筐体25の内部に、送風機26を囲むように設けられている。すなわち、熱交換器27は、平面視において、吸込口1の外周側であり、吹出口2の内周側となる位置に配置されている。熱交換器27は、その内部に流れる冷媒と、送風機26によって筐体25内に吸い込まれる空気とを熱交換させる。そして、熱交換器27の下方には、熱交換器27の表面から発生する凝縮水を受けるドレンパンが設けられている。
ここで、室内システム100の内部には、吸込口1と熱交換器27とを連通させる吸込流路と、熱交換器27と吹出口2とを連通させる吹出流路とが形成されている。図3に示すように、室内システム100は、本体部20と拡張ユニット40と拡張ユニット50と化粧パネル部30とが一体的に構成されたものである。すなわち、吸込流路は、化粧パネル部30の吸込口1から、拡張ユニット50、拡張ユニット40、及び本体部20に亘って形成されている。また、吹出流路は、本体部20の熱交換器27から、拡張ユニット40、拡張ユニット50、及び化粧パネル部30の各吹出口2に亘って形成されている。
化粧パネル部30の各吹出口2には、それぞれ、吹出口2から吹き出される空気の上下方向の角度を調節する上下風向調整ベーン36が揺動自在に設けられている。各上下風向調整ベーン36は、それぞれ、吹出流路の長手方向に延びる板状部材である。各上下風向調整ベーン36は、それぞれ、後述する上下駆動モータ37によって駆動され、吹出風路の長手方向に延びる回転軸を中心として搖動する。
本実施の形態1の化粧パネル部30には、空調対象空間の輻射温度を検出する赤外線センサを含むムーブアイセンサ71が設けられている。ムーブアイセンサ71は、赤外線センサが、図示せぬ駆動装置によって周方向に回転自在となっている。ムーブアイセンサ71の駆動装置は、後述する制御部24によって制御される。ムーブアイセンサ71は、赤外線センサが周方向に一回転することにより、空調対象空間の全体の輻射温度を検出する。また、本実施の形態1の本体部20には、吸込口1から筐体25内に吸い込まれる空気の温度を検出する温度センサ72(図8参照)と、吸込口1から筐体25内に吸い込まれる空気の湿度を検出する湿度センサ73(図8参照)とが設けられている。
本実施の形態1では、拡張ユニット40として、本体部20の筐体25と化粧パネル部30との間に取り付けられる吹き分けユニットを例示している。拡張ユニット40は、吹出口2と同数である4つの左右風向調整部材46を有している。
4つの左右風向調整部材46は、それぞれ、4つの吹出口2と一対一で対応するよう、拡張ユニット40の内部に形成された吹出風路上に揺動自在に設けられている。各左右風向調整部材46は、それぞれ、吹出口2から吹き出される空気の左右方向の角度を調節する。各左右風向調整部材46は、それぞれ、複数の板状のベーンが所定の間隔を空けて配置され、連結部材によって連結されたものである。左右風向調整部材46は、後述する左右駆動モータ47の動力が連結部材に伝達されることにより、複数の板状のベーンが左右方向の往復運動を行うようになっている。
また、本実施の形態1では、拡張ユニット50として、化粧パネル部30に取り付けられ、吸込グリル31を自動で昇降させるための昇降ユニットを例示している。詳細については後述する。
図4は、図1の室内システムの接続関係を示す構成図である。図5は、図1の室内機に1台の拡張ユニットを取り付けた室内システムの一例を示す構成図である。図6は、図1の室内機に他の1台の拡張ユニットを取り付けた室内システムの一例を示す構成図である。図7は、図1の室内機の接続関係を示す構成図である。
図4〜図6に示すように、本体部20には、種々の拡張ユニットを直接的又は間接的に接続することができる。本実施の形態1では、本体部20に接続する拡張ユニットとして、吹き分けユニットである拡張ユニット40と、昇降ユニットである拡張ユニット50と、を例示している。
したがって、室内システム100における接続パターンとしては、図4〜図7の4通りが存在する。図4は、図1〜図3の構成に対応している。図7は、本体部20に拡張ユニット40及び拡張ユニット50のどちらも接続されていない場合を示す。なお、化粧パネル部30は、室内機10の基本構成として本体部20に接続されている。
まず、図4をもとに、各構成部材の概要及び各基板などの接続関係について説明する。図4に示すように、本体部20は、室内システム100を統括的に制御するための主基板21を有している。主基板21には、電源回路22と、端子部23を構成する制御端子23a及び駆動端子23bと、制御部24と、が設けられている。
ここで、室内機10と共に空気調和機を構成する室外機は、室外機の各種アクチュエータを制御する室外制御部を有しており、制御部24は、室外制御部との間で制御信号の送受信を行うようになっている。すなわち、空気調和機は、制御部24と室外制御部との連携により制御される。制御端子23aは、拡張ユニット40及び拡張ユニット50に対応する接続端子である。すなわち、拡張ユニット40及び拡張ユニット50は、制御端子23aの規格に適合する機器である。
電源回路22は、例えば商用電源に接続され、商用電源から供給される交流電源を直流電源に変換するDC電源回路である。電源回路22は、主基板21に接続されている拡張ユニットに電力を供給する。すなわち、電源回路22は、本体部20及び化粧パネル部30の駆動に必要な電力の他、拡張ユニット40及び拡張ユニット50の駆動に必要な電力も生成する。本実施の形態1では、電源回路22で生成された電力が、拡張ユニット40の拡張基板80と、拡張ユニット50の標準基板51と、に供給されるようになっている。
拡張ユニット40は、制御端子23aと同一規格の接続端子である少なくとも1つの拡張端子83をもつ拡張基板80を有している。すなわち、拡張ユニット40及び拡張ユニット50は、拡張端子83の規格にも適合する。図4の拡張基板80には、1つの拡張端子83が設けられている。また、拡張基板80には、駆動処理部44と入力端子45とが設けられている。駆動処理部44は、動作指令部24bからの動作指令に応じて左右駆動モータ47を駆動させることにより、左右風向調整部材46を動作させる。
さらに、拡張基板80は、制御部24からの動作指令を拡張ユニットに受け渡す中継機能を備えている。すなわち、駆動処理部44は、制御部24からの動作指令が拡張ユニット40及び拡張ユニット50のどちらに向けられたものであるかを識別し、拡張ユニット50への動作指令を転送する機能を有している。
拡張ユニット50は、駆動処理部54と入力端子55とが設けられ、拡張ユニット50の標準的な機能を実現するための標準基板51を有している。本実施の形態1において、拡張ユニット50の標準的な機能とは、吸込グリル31を昇降させる機能である。また、拡張ユニット50は、駆動処理部54により駆動される昇降機構56を有している。
昇降機構56は、何れも図示しないが、例えば、吸込グリル31の複数の箇所に連結されるワイヤと、ワイヤが巻き付けられるスプールと、スプールを回転させる昇降用駆動モータを含んで構成される。昇降用駆動モータは、スプールに巻かれたワイヤを送り出し、又はワイヤをスプールに巻き付けるように動作する。駆動処理部54は、動作指令部24bからの動作指令に応じて昇降機構56を駆動させることにより、吸込グリル31を昇降させる。
図4の場合、制御端子23aと入力端子45とは、配線11により接続されている。拡張端子83と入力端子55とは、配線12により接続されている。駆動端子23bと上下駆動モータ37とは、配線13により接続されている。このようにして、主基板21は、拡張基板80を介して拡張ユニット50に接続される。
すなわち、主基板21は、拡張基板80から延びる配線11が制御端子23aに接続されると共に、拡張基板80を有しない拡張ユニット50から延びる配線12が拡張端子83に接続されることにより、拡張基板80を介して拡張ユニット50に接続される。この場合、電源回路22は、配線11を通じて拡張ユニット40に電力を供給し、配線11及び配線12を通じて拡張ユニット50に電力を供給する。
ここで、制御部24は、本体部20と、拡張ユニット40及び拡張ユニット50のそれぞれとの接続の有無を検出する機能を有している。そして、図4のように、配線11が制御端子23aに接続され、かつ配線12が拡張端子83に接続されている場合、制御部24は、拡張ユニット40への動作指令と拡張ユニット50への動作指令とを、拡張基板80を有する拡張ユニット40へ送信する。
図5のように、本体部20に拡張ユニット40だけが接続されている場合、つまり拡張基板80を有する拡張ユニット40だけが主基板21に接続されている場合、制御部24は、拡張ユニット40だけに動作指令を送信する。この場合、電源回路22は、配線11を通じて拡張ユニット40に電力を供給する。
図6のように、本体部20に拡張ユニット50だけが接続されている場合、つまり拡張基板80を有しない拡張ユニット50から延びる配線12が制御端子23aに接続されている場合、制御部24は、拡張ユニット50に直接的に動作指令を送信する。図6の場合は、図4の場合とは異なり、拡張ユニット50の入力端子55から延びる配線12が、制御端子23aに直接的に接続されている。よって、電源回路22は、配線11を通じて拡張ユニット50に電力を供給する。
図4〜図6の構成を採る場合は、主基板21に設ける端子数を最低限に抑えることができるため、主基板21の大型化を防ぐことができる。また、図7のように、室内機10に拡張ユニットを付加せずに用いる場合でも、主基板21では、1つの制御端子23aを設けるスペースが増えているだけなので、主基板21の大型化を抑制することができる。
図8は、図1の室内システムの機能的構成を示すブロック図である。図8に示すように、制御部24は、接続判定部24aと、動作指令部24bと、通信部24cと、演算部24dと、記憶部24eと、を有している。接続判定部24aは、端子部23を監視することにより、本体部20と複数の拡張ユニットのそれぞれとの接続の有無、つまり本体部20の接続状態を検出する。
図8の構成の場合、接続判定部24aは、本体部20と、拡張ユニット40及び拡張ユニット50のそれぞれとの接続の有無を検出する。本実施の形態1において、接続判定部24aは、電源投入時、つまり室内システム100の電源が投入されたときに、図4〜図7に示す4通りのうちのどの接続状態であるかを判定する。すなわち、接続判定部24aは、電源投入時に、本体部20と、拡張ユニット40及び拡張ユニット50のそれぞれとの接続状態についての判定を行う。そして、接続判定部24aは、判定の結果である接続状態データを動作指令部24bへ出力する。
通信部24cは、コントロール装置170との通信を行い、コントロール装置170から送信される操作信号を動作指令部24bに受け渡す。ここで、コントロール装置170は、室内システム100を操作し管理するためのリモートコントローラ、又は室内システム100を含む空気調和機を統括的に管理する集中コントローラなどである。コントロール装置170は、通信部24cと有線又は無線により接続される。ユーザは、コントロール装置170を用いて、空気調和機の運転条件などの設定及び設定変更を行うことができる。すなわち、コントロール装置170は、風向、風量、及び目標温度などを設定し変更する操作を受け付け、受け付けた操作内容を示す操作信号を通信部24cへ送信する。
演算部24dは、ムーブアイセンサ71、温度センサ72、及び湿度センサ73などの各種センサから検出データを取得し、取得した検出データを用いて空調制御のための演算を行う。例えば、演算部24dは、ムーブアイセンサ71から、検出データとして、空調対象空間の輻射温度の情報を取得すると、輻射温度が基準温度よりも高い範囲を空調対象空間全域から検出する等の処理により、空調対象空間に存在する人体の位置を検出する。そして、演算部24dは、検出した人体の位置を示す位置情報を動作指令部24bへ出力する。
また、演算部24dは、温度センサ72から、検出データとして、空気の温度の情報を取得すると、検出データが示す温度と予め設定された基準温度とを比較し、比較の結果を示す温度比較情報を動作指令部24bへ出力する。基準温度は、例えば、コントロール装置170などで設定された目標温度であり、設定値は適宜変更することができる。演算部24dは、湿度センサ73から、検出データとして、空気の湿度の情報を取得すると、検出データが示す湿度と予め設定された基準湿度とを比較し、比較の結果を示す湿度比較情報を動作指令部24bへ出力する。基準湿度は、快適性などを考慮して予め設定されており、設定値は適宜変更することができる。
動作指令部24bは、電源投入時に接続判定部24aから出力される接続状態データをもとにシステム構成を特定する。そして、動作指令部24bは、特定したシステム構成に基づき、基本設定に従って、送風機26、拡張ユニット40、拡張ユニット50、及び上下駆動モータ37のうちの少なくとも1台を制御する。ここで、基本設定とは、例えば、最後に室内システム100の電源が落とされたときの設定である。もっとも、基本設定は、直近の設定に限らず、出荷時などにおけるデフォルトの設定であってもよい。
動作指令部24bは、図4のシステム構成であれば、送風機26、拡張ユニット40、拡張ユニット50、及び上下駆動モータ37を制御する。動作指令部24bは、図5のシステム構成であれば、送風機26、拡張ユニット40、及び上下駆動モータ37を制御する。動作指令部24bは、図6のシステム構成であれば、送風機26、拡張ユニット50、及び上下駆動モータ37を制御する。動作指令部24bは、図7のシステム構成であれば、送風機26及び上下駆動モータ37を制御する。
動作指令部24bは、通信部24cから出力される操作信号、又は演算部24dから出力される位置情報、温度比較情報、もしくは湿度比較情報に基づき、送風機26、拡張ユニット40、拡張ユニット50、及び上下駆動モータ37を制御する。動作指令部24bは、ムーブアイセンサ71から人体の位置を示す検出データを取得した場合、例えば、吹出口2から吹き出される空気が人体の位置を含む領域に向かうように、送風機26、上下風向調整ベーン36、及び左右風向調整部材46のうちの少なくとも1つを動作させる。
より具体的に、動作指令部24bは、上下駆動モータ37に制御信号を送ることにより上下駆動モータ37を駆動させ、上下風向調整ベーン36を動作させる。動作指令部24bは、左右風向調整部材46を動作させる場合、制御端子23aを介して拡張基板80の駆動処理部44に、左右駆動モータ47の駆動を指示する左右駆動信号を動作指令として送信する。駆動処理部44は、動作指令部24bから送信される左右駆動信号に基づいて、左右駆動モータ47を駆動し、左右風向調整部材46を動作させる。
また、動作指令部24bは、コントロール装置170から吸込グリル31の下降又は上昇を指示する操作信号を受信した場合、制御端子23aを介して拡張基板80の駆動処理部44に、昇降機構56の駆動を指示する昇降駆動信号を動作指令として送信する。駆動処理部44は、動作指令部24bから送信される昇降駆動信号を、拡張端子83を介して駆動処理部54に送信する。駆動処理部54は、動作指令部24bから拡張基板80を介して送信される昇降駆動信号に基づいて、昇降機構56を駆動し、吸込グリル31を下降又は上昇させる。
記憶部24eには、基準温度及び基準湿度などのデータの他、制御部24の動作プログラムなどが記憶されている。また、記憶部24eには、接続判定部24aによる判定結果である接続状態データが動作指令部24bによって記憶される。もっとも、接続状態データは、接続判定部24aが記憶部24eに記憶してもよく、この場合、動作指令部24bは、記憶部24eの接続状態データを読み出してシステム構成を特定することになる。
ところで、上記の説明では、室内機10に2台の拡張ユニットを組み付ける場合を例示したが、これに限らず、3台以上の拡張ユニットを組み付けるようにしてもよい。
図9は、図4の室内機にさらに拡張ユニットを取り付けた室内システムの一例を示す構成図である。図9の例では、室内機10に組み付ける拡張ユニット60として、直付方式の加湿器を例示している。拡張ユニット60は、標準基板61と加湿機構66とを有しており、標準基板61には、駆動処理部64と入力端子65とが設けられている。駆動処理部64は、加湿機構66の動作を制御するものである。
本例では、拡張ユニット60が、制御端子23a及び拡張端子83の規格に適合しない場合を想定している。よって、主基板21には、端子部23の構成として、制御端子23cが設けられている。入力端子65から延びる配線14が制御端子23cに接続されている。電源回路22は、拡張ユニット60の駆動に必要な電力をさらに生成して、配線14を通じて拡張ユニット60へ供給するようになっている。
動作指令部24bは、拡張ユニット60を動作させる場合、制御端子23cを介して駆動処理部64に、加湿機構66の駆動を指示する加湿駆動信号を動作指令として送信する。駆動処理部64は、動作指令部24bからの加湿駆動信号に応じて加湿機構66を駆動させることにより、室内に吹き出される空気の湿度を調整する。
制御部24、駆動処理部44、及び駆動処理部54は、上記の各機能を実現する回路デバイスのようなハードウェア、もしくは、マイコンなどの演算装置と、こうした演算装置と協働して上記の各機能を実現させるソフトウェアとによって構成することができる。なお、記憶部24eは、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等のPROM(Programmable ROM)、又はHDD(Hard Disk Drive)等により構成することができる。
図10は、図4〜図6に示す各接続状態に応じた室内システムの動作のうち、電源投入時の動作を示すフローチャートである。ここでは、少なくとも1台の拡張ユニットが接続されていることを前提として、拡張ユニットを駆動制御する際の動作の流れを説明する。
接続判定部24aは、室内システム100の電源が投入されると、本体部20と、拡張ユニット40及び拡張ユニット50のそれぞれとの接続状態についての判定を行い、判定の結果である接続状態データを動作指令部24bに出力する(ステップS101)。
動作指令部24bは、拡張ユニット40だけが接続されている状態(図5参照)を示す接続状態データを接続判定部24aから入力した場合(ステップS101/D1)、拡張ユニット40の動作を指示する動作指令を基本設定に基づいて生成する。そして、動作指令部24bは、生成した動作指令を拡張ユニット40の駆動処理部44に送信する(ステップS102)。駆動処理部44は、動作指令部24bから送信された動作指令に従い、左右駆動モータ47などのアクチュエータにパルス数などを指示する駆動信号を出力する(ステップS103)。これにより、吹き分けユニットである拡張ユニット40の左右風向調整部材46が動作する(ステップS104)。
動作指令部24bは、拡張ユニット50だけが接続されている状態(図6参照)を示す接続状態データを接続判定部24aから入力した場合(ステップS101/D2)、拡張ユニット50の動作を指示する動作指令を基本設定に基づいて生成する。そして、動作指令部24bは、生成した動作指令を拡張ユニット50の駆動処理部54に送信する(ステップS105)。駆動処理部54は、動作指令部24bから送信された動作指令に従い、初期動作を指示する駆動信号を昇降機構56に出力する(ステップS106)。これにより、昇降ユニットである拡張ユニット50の昇降機構56が動作する(ステップS107)。
動作指令部24bは、拡張ユニット40と拡張ユニット50との双方が接続されている状態(図4参照)を示す接続状態データを接続判定部24aから入力した場合(ステップS101/D3)、基本設定に従い、拡張ユニット40の動作を指示する動作指令と、拡張ユニット50の動作を指示する動作指令とを生成する。そして、動作指令部24bは、拡張ユニット40への動作指令と、拡張ユニット50への動作指令とを、拡張ユニット40の駆動処理部44に送信する(ステップS108)。
駆動処理部44は、動作指令部24bから送信された拡張ユニット40への動作指令に従い、左右駆動モータ47に駆動信号を出力し(ステップS103)、左右風向調整部材46を動作させる(ステップS104)。また、駆動処理部44は、動作指令部24bから送信された拡張ユニット50への動作指令を拡張ユニット50の駆動処理部54に転送する(ステップS109)。駆動処理部54は、駆動処理部44から転送された動作指令に従い、昇降機構56に初期動作を指示する駆動信号を出力し(ステップS106)、昇降機構56を動作させる(ステップS107)。
もっとも、本実施の形態1では、拡張ユニット50として昇降ユニットを例示しているため、拡張ユニット50は電源投入時に動作させないことも想定される。したがって、基本設定に拡張ユニット50の初期動作が含まれていなければ、動作指令部24bは、拡張ユニット50への動作指令を生成しない。
ここで、接続判定部24a又は動作指令部24bは、図10に示す電源投入時の処理の一環として、接続状態データを記憶部24eに記憶させる。したがって、動作指令部24bは、電源投入以降において、通信部24cから操作信号を取得したとき、又は演算部24dから各種の情報を取得したとき、記憶部24eの接続状態データを読み出してシステム構成を特定する。そして、動作指令部24bは、特定したシステム構成に応じた動作指令を、拡張ユニット40の駆動処理部44もしくは拡張ユニット50の駆動処理部54に送信する。
以上のように、本実施の形態1の室内機10は、主基板21が拡張基板80を介して拡張ユニット50に接続されるようになっている。よって、複数の拡張ユニットの各々と接続するための複数の接続端子を主基板21に設ける必要がないため、主基板21の大型化を防ぐことができる。すなわち、室内機10は、基本機能以外の種々の機能を付加する場合であっても、主基板21のサイズ変更を行う必要がないため、経済性を高めることができる。そして、主基板21のコンパクト化により、筐体25内の風路を確保することができるため、室内機10の性能向上を図ると共に、空調制御の質を高めることができる。
より具体的に、本実施の形態1の室内機10は、拡張基板80が、制御端子23aに適合する複数の拡張ユニットのうちの1台である拡張ユニット40に設けられている。そして、主基板21は、制御端子23aに拡張ユニット40の配線11が接続され、拡張基板80の拡張端子83に拡張ユニット50の配線12が接続されることにより、拡張ユニット50に接続される。よって、主基板21に拡張ユニット50を接続するための接続端子を設ける必要がなく、主基板21のコンパクト化を図ることができるため、室内機10に複数の拡張ユニットを付加する場合であっても、本体部20の外郭となる筐体25の小型化を図ることができる。したがって、室内機10の据え付け場所への制約条件を緩和することができる。
また、制御部24は、拡張基板80から延びる配線11が制御端子23aに接続され、かつ拡張ユニット50から延びる配線12が拡張端子83に接続されている場合、拡張ユニット40及び拡張ユニット50のそれぞれへの動作指令を拡張ユニット40へ送信する。すなわち、室内機10は、主基板21と拡張基板80と標準基板51とを直列的に配線接続すれば、制御部24からの制御信号を、拡張ユニット40だけでなく、拡張ユニット50にも伝達することができる。加えて、制御部24は、拡張ユニット40だけが主基板21に接続されている場合、拡張ユニット40だけに動作指令を送信し、拡張ユニット50から延びる配線12が制御端子23aに接続されている場合、拡張ユニット50に直接的に動作指令を送信する。よって、主基板21のコンパクト化を図ると共に、各拡張ユニットの制御を円滑に行うことができる。
さらに、主基板21には、主基板21に接続されている拡張ユニットに電力を供給する電源回路22が設けられている。すなわち、電源回路22は、例えば図4のシステム構成の場合、主基板21に直接的に接続されている拡張ユニット40と、主基板21に間接的に接続されている拡張ユニット50との双方に電力を供給する。したがって、電源回路を拡張基板80及び標準基板51に別途設ける必要がないため、室内機10に付加される拡張ユニットの複雑化及び大型化を抑制することができ、室内システム100の全体での小型化を図ることができる。
そして、吹き分けユニットである拡張ユニット40を室内機10に取り付けた場合は、吹出口2から吹き出される空気の向きを、上下方向だけではなく、左右方向にも調整することができるため、空調の質をさらに高めることができる。また、昇降ユニットである拡張ユニット50を室内機10に取り付けた場合は、吸込グリル31を自動的に昇降させることができるため、ユーザの利便性の向上を図ることができる。さらに、加湿器である拡張ユニット60を室内機10に取り付けた場合は、空調対象空間の細かな湿度調整も可能となるため、ユーザの快適性の向上を図ることができる。
<変形例1−1>
上記の説明では、拡張端子83を備えた拡張基板80が拡張ユニット40に設けられている場合を例示したが、これに限らず、拡張基板80は、他の拡張ユニットに設けられてもよい。ここでは、拡張基板80が拡張ユニット50に設けられた場合を想定し、上記の内容とは異なる構成及び動作について説明する。
図11は、本発明の実施の形態1の変形例1−1に係る室内システムの一例を示す構成図である。図11の例において、拡張ユニット50は、制御端子23aと同一規格の拡張端子83をもつ拡張基板80を有している。一方、拡張ユニット40は、拡張ユニット40の標準的な機能を実現するための標準基板41を有している。本変形例1−1において、拡張ユニット40の標準的な機能とは、左右風向調整部材46を動作させる機能である。
かかる構成の場合、拡張ユニット50の入力端子55から延びる配線12が、本体部20の主基板21の制御端子23aに接続される。また、拡張ユニット40の入力端子45から延びる配線11が、拡張ユニット50の拡張基板80の拡張端子83に接続される。したがって、電源回路22は、配線12を通じて拡張ユニット50に電力を供給し、配線11及び配線12を通じて拡張ユニット40に電力を供給する。
図12は、図11の室内システムの機能的構成を示すブロック図である。本変形例1−1の動作指令部24bは、左右風向調整部材46を動作させる場合、制御端子23aを介して拡張基板80の駆動処理部54に、左右駆動モータ47の駆動を指示する左右駆動信号を送信する。駆動処理部54は、動作指令部24bから送信される左右駆動信号を、拡張端子83を介して駆動処理部44に転送する。すなわち、本変形例1−1の駆動処理部54は、制御部24からの動作指令が拡張ユニット40及び拡張ユニット50のどちらに向けられたものであるかを識別し、拡張ユニット40への動作指令を転送する機能を有している。駆動処理部44は、動作指令部24bから駆動処理部54を介して送信される左右駆動信号に基づいて左右駆動モータ47を駆動し、左右風向調整部材46を動作させる。
また、動作指令部24bは、吸込グリル31を昇降させる場合、制御端子23aを介して拡張基板80の駆動処理部54に、昇降機構56の駆動を指示する昇降駆動信号を送信する。駆動処理部54は、動作指令部24bから送信される昇降駆動信号に基づいて昇降機構56を駆動し、吸込グリル31を昇降させる。
以上のように、本変形例1−1の室内機10は、拡張基板80が、制御端子23aに適合する複数の拡張ユニットのうちの1台である拡張ユニット50に設けられている。そして、主基板21は、制御端子23aに拡張ユニット50の配線12が接続され、拡張基板80の拡張端子83に拡張ユニット40の配線11が接続されることにより、拡張ユニット40に接続される。よって、主基板21に拡張ユニット40を接続するための接続端子を設ける必要がなく、主基板21のコンパクト化を図ることができるため、室内機10に複数の拡張ユニットを付加する場合であっても、本体部20の外郭となる筐体25の小型化を図ることができる。したがって、室内機10の据え付け場所への制約条件を緩和することができる。
また、制御部24は、拡張基板80から延びる配線12が制御端子23aに接続され、かつ拡張ユニット50から延びる配線11が拡張端子83に接続されている場合、拡張ユニット40及び拡張ユニット50のそれぞれへの動作指令を拡張ユニット50へ送信する。すなわち、室内機10は、主基板21と拡張基板80と標準基板51とを直列的に配線接続すれば、制御部24からの制御信号を、拡張ユニット50だけでなく、拡張ユニット40にも伝達することができる。よって、主基板21のコンパクト化を図ると共に、各拡張ユニットの制御を円滑に行うことができる。
さらに、電源回路22は、例えば図12のシステム構成の場合、主基板21に直接的に接続されている拡張ユニット50と、主基板21に間接的に接続されている拡張ユニット40との双方に電力を供給する。したがって、電源回路を拡張基板80及び標準基板51に別途設ける必要がないため、室内機10に付加される拡張ユニットの複雑化及び大型化を抑制することができ、室内システム100の全体での小型化を図ることができる。
<変形例1−2>
図9では、拡張ユニット60が制御端子23a及び拡張端子83の規格に適合しない場合を例示したが、これに限定されない。追加する拡張ユニットが制御端子23a及び拡張端子83の規格に適合する場合は、複数の拡張ユニットに拡張基板80を設けることにより、3台以上の拡張ユニットを追加する場合でも、主基板21の接続端子の数を減らすことができる。
図13は、本発明の実施の形態1の変形例1−2に係る室内システムの一例を示す構成図である。本変形例1−2では、拡張ユニット60が制御端子23a及び拡張端子83の規格に適合する場合を想定し、上記の内容とは異なる構成及び動作について説明する。
図13では、制御端子23aと同一規格の拡張端子83をもつ拡張基板80が拡張ユニット40及び拡張ユニット50の双方に設けられている場合を例示している。拡張ユニット50の拡張基板80は、上述した標準基板51が有する機能と共に、制御部24からの動作指令を拡張ユニット60に受け渡す中継機能を有している。拡張ユニット60の入力端子65から延びる配線14は、拡張ユニット50の拡張基板80に設けられた拡張端子83に接続されている。電源回路22は、配線11、配線12、及び配線14を通じて拡張ユニット60に電力を供給する。
本変形例1−2の接続判定部24aは、電源投入時に、本体部20と、拡張ユニット40、拡張ユニット50、及び拡張ユニット60のそれぞれとの接続状態についての判定を行い、判定の結果である接続状態データを動作指令部24bへ出力する。
本変形例1−2の動作指令部24bは、拡張ユニット60を動作させる場合、加湿駆動信号を、制御端子23aを介して拡張基板80の駆動処理部44に送信する。駆動処理部44は、動作指令部24bから送信される加湿駆動信号を、拡張端子83を介して拡張ユニット50の駆動処理部54に転送する。駆動処理部54は、駆動処理部54から転送される加湿駆動信号を、拡張端子83を介して拡張ユニット60の駆動処理部64に送信する。駆動処理部64は、動作指令部24bから駆動処理部44及び駆動処理部54を介して送信される加湿駆動信号に応じて加湿機構66を駆動させ、室内に吹き出される空気の湿度を調整する。
ここで、室内機10と直列的に接続する拡張ユニットは、3台に限定されない。室内機10は、4台以上の拡張ユニットを直列的に接続できるように構成してもよい。拡張基板80が複数台の拡張ユニットに設けられている場合、主基板21は、一台の拡張基板80から延びる配線が制御端子23aに接続されると共に、複数の拡張基板80が直列的に接続されることにより、拡張基板80を介して拡張ユニットに接続される。このとき、拡張基板80を有しない拡張ユニットが室内機10に取り付けられる場合、主基板21は、複数の拡張基板80及び標準基板が直列的に接続されることにより、拡張基板80を有しない拡張ユニットにも接続される。図13の例において、主基板21は、2つの拡張基板80及び標準基板61が直列的に接続されることにより、拡張ユニット60に接続されている。そして、制御部24は、拡張基板80を有する複数の拡張ユニットへの動作指令と、拡張基板80を有しない拡張ユニットへの動作指令とを、制御端子23aに接続された拡張基板80を有する拡張ユニットへ送信する。
以上のように、本変形例1−2の室内機10は、主基板21と2つの拡張基板80と標準基板51とを直列的に配線接続すれば、制御部24からの制御信号を、拡張ユニット40だけでなく、拡張ユニット50及び拡張ユニット60にも伝達することができる。よって、主基板21のコンパクト化を図ると共に、各拡張ユニットの制御を円滑に行うことができる。
もっとも、本変形例1−2の室内機10及び室内システム100には、前述した変形例1−1の構成も適用することができる。すなわち、本体部20と拡張ユニット50とを接続し、拡張ユニット50と拡張ユニット40とを接続し、拡張ユニット40と拡張ユニット60とを接続するようにしてもよい。さらに、標準基板61を拡張基板80に置き換える等により、拡張ユニット60に中継機能を持たせるようにすれば、さらに多くのシステム構成を構築することができる。
<変形例1−3>
図9では、拡張ユニット60が制御端子23a及び拡張端子83の規格に適合しない場合を例示したが、これに限定されない。追加する拡張ユニットが制御端子23a及び拡張端子83の規格に適合する場合は、拡張端子83を拡張基板80に増設することにより、3台以上の拡張ユニットを追加する場合でも、主基板21の接続端子の数を減らすことができる。
図14は、本発明の実施の形態1の変形例1−3に係る室内システムの一例を示す構成図である。本変形例1−3では、拡張ユニット60が制御端子23a及び拡張端子83の規格に適合する場合を想定し、上記の内容とは異なる構成及び動作について説明する。
本変形例1−3の拡張基板80には、2つの拡張端子83が設けられている。そして、拡張ユニット50の入力端子55から延びる配線12が、一方の拡張端子83に接続され、拡張ユニット60の入力端子65から延びる配線14が、他方の拡張端子83に接続されている。したがって、電源回路22は、配線11及び配線14を通じて拡張ユニット60に電力を供給する。
動作指令部24bは、拡張ユニット60を動作させる場合、加湿駆動信号を、制御端子23aを介して拡張基板80の駆動処理部44に送信する。駆動処理部44は、動作指令部24bから送信される加湿駆動信号を、他方の拡張端子83を介して駆動処理部64に送信する。駆動処理部64は、動作指令部24bから拡張基板80を介して送信される加湿駆動信号に応じて加湿機構66を駆動させ、室内に吹き出される空気の湿度を調整する。
もっとも、図14では、室内機10に3台の拡張ユニットが付加される場合を例示しているが、これに限らず、室内機10は、4つ以上の拡張ユニットを付加できるようにしてもよい。すなわち、拡張基板80に3つ以上の拡張端子83を設け、各拡張端子83と各拡張ユニットとを一対一で接続するようにしてもよい。そして、拡張基板80を設ける拡張ユニットは、オプション部品として用いられる頻度等の実情に応じて適宜変更するとよい。
以上のように、本変形例1−3の室内機10は、制御部24が、本体部20に接続されている拡張ユニットのそれぞれに対する動作指令を生成し、制御端子23aを介して各拡張ユニットへ送信するようになっている。したがって、図9の場合のように、制御端子23cを設ける必要がないため、3台以上の拡張ユニットを追加する場合でも、主基板21の大型化を防ぐことができる。
実施の形態2.
前述した実施の形態1では、拡張基板80が拡張ユニットに設けられている場合を例示したが、これに限定されない。本実施の形態2の室内システムは、本体部20の内部に拡張基板80が設けられている点に特徴がある。実施の形態1と同等の構成部材については同一の符号を用いて説明は省略する。
図15は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内機及び室内システムの一例を示す構成図である。図15の例において、室内システム200は、本体部20A及び化粧パネル部30を備えた室内機10Aと、拡張ユニット40と、拡張ユニット50と、拡張ユニット60と、室内機10の拡張ユニットとしてのムーブアイセンサ71と、を有している。
本体部20Aは、制御端子23aと同一規格である複数の拡張端子83を備えた拡張基板80を有している。図15の場合、拡張基板80には、拡張ユニットと同数である4つの拡張端子83と、入力端子85とが設けられている。制御端子23aと入力端子85とは配線18により接続されている。すなわち、拡張基板80の入力端子85から延びる配線18は、制御端子23aに接続されている。
そして、拡張ユニット40、拡張ユニット50、拡張ユニット60、及びムーブアイセンサ71が、制御端子23a及び拡張端子83の規格に適合する場合を想定する。よって、各拡張端子83には、それぞれ、拡張ユニット40から延びる配線11と、拡張ユニット50から延びる配線12と、拡張ユニット60から延びる配線14と、ムーブアイセンサ71から延びる配線15とが、一対一で接続されている。
本実施の形態2の接続判定部24aは、電源投入時に、本体部20Aと、2つ以上の拡張ユニットのそれぞれとの接続の有無を検出する。図15の構成の場合、接続判定部24aは、本体部20Aと、拡張ユニット40、拡張ユニット50、拡張ユニット60、及びムーブアイセンサ71のそれぞれとの接続状態についての判定を行い、判定の結果である接続状態データを動作指令部24bへ出力する。動作指令部24bは、動作指令部24bにより、制御端子23a及び拡張端子83を介して、拡張ユニット40、拡張ユニット50、拡張ユニット60、及びムーブアイセンサ71のそれぞれに動作指令を送信する。すなわち、制御部24は、拡張基板80を介して接続されている拡張ユニットを検出した場合、検出した拡張ユニットに対し、拡張基板80を介して動作指令を送信する。
電源回路22は、配線18と、配線11、配線12、配線14、又は配線15とを通じて、拡張ユニット40、拡張ユニット50、拡張ユニット60、及びムーブアイセンサ71のそれぞれに電力を供給する。
ここで、図15では、室内機10Aに4台の拡張ユニットが取り付けられる場合を例示したが、これに限らず、室内機10Aには、1台〜3台の拡張ユニットが取り付けられてもよく、5台以上の拡張ユニットが取り付けられてもよい。つまり、図15では、拡張基板80に4つの拡張端子83を設ける場合を例示したが、これに限らず、拡張基板80には、3つ以下の拡張端子83を設けてもよく、5つ以上の拡張端子83を設けてもよい。
以上のように、本実施の形態2の室内機10Aは、主基板21に拡張基板80を介して複数の拡張ユニットを接続することができる。よって、複数の拡張ユニットの各々と接続するための複数の制御端子23aを主基板21に設ける必要がないため、主基板21の大型化を防ぐことができ、経済性の向上を図ることができる。
また、拡張基板80は、本体部20Aに着脱可能に設けられている。すなわち、室内機10は、複数の拡張ユニットを取り付ける場合であっても、拡張基板80を増設することにより、主基板21のサイズ変更を行う必要がない。また、室内機10Aは、拡張ユニットを取り付けない場合には、拡張基板80を設けないようにすることで、筐体25内の風路を拡張することができる。つまり、主基板21のサイズアップ抑制により経済性を高め、かつ筐体25内の風路確保により室内機10Aの性能向上を図ることができる。
また、主基板21は、拡張基板80から延びる配線が制御端子23aに接続されると共に、1台又は複数台の拡張ユニットから延びる配線が拡張端子83に接続されることにより、拡張基板80を介して1台又は複数台の拡張ユニットに接続される。よって、主基板21には、1つの制御端子23aを設ければよいことから、主基板21のコンパクト化を図ることができる。
さらに、制御部24は、拡張基板80を介して接続されている拡張ユニットを検出した場合、検出した拡張ユニットに対し、拡張基板80を介して動作指令を送信する。すなわち、室内機10Aは、制御部24からの制御信号を、拡張基板80を介して1台又は複数台の拡張ユニットに伝達することができるため、各拡張ユニットの制御を円滑に行うことができる。
<変形例2−1>
図16は、本発明の実施の形態2の変形例2−1に係る空気調和機の室内機及び室内システムの一例を示す構成図である。本変形例2−1では、複数の拡張ユニットのうちの少なくとも2台が制御端子23aの規格に適合しない場合を想定している。図16では、拡張ユニット40及び拡張ユニット60が制御端子23aの規格に適合し、拡張ユニット50及びムーブアイセンサ71が制御端子23aの規格に適合しない場合を例示している。ただし、ここでは、拡張ユニット50及びムーブアイセンサ71が同一の接続端子の規格に適合している場合を想定する。
図16の例において、主基板21には、制御端子23cが設けられ、拡張基板80には、2つの拡張端子83と、2つの拡張端子83cと、入力端子85と、が設けられている。2つの拡張端子83cは、制御端子23cと同一規格の接続端子である。そして、拡張ユニット50から延びる配線12は一方の拡張端子83cに接続され、ムーブアイセンサ71から延びる配線15は他方の拡張端子83cに接続されている。
ここで、図16では、室内機10Aに4台の拡張ユニットが取り付けられる場合を例示したが、これに限らず、室内機10Aには、1台〜3台の拡張ユニットが取り付けられてもよく、5台以上の拡張ユニットが取り付けられてもよい。つまり、図16では、主基板21に制御端子23a及び制御端子23cを設け、拡張基板80に2つの拡張端子83と2つの拡張端子83cとを設ける場合を例示したが、これに限定されない。主基板21に設ける制御端子及び拡張基板80に設ける拡張端子の数及び種類等の組み合わせは、複数の拡張ユニットの組み合わせ、すなわち複数の拡張ユニットそれぞれの接続端子に対する適合性により調整するとよい。
以上のように、本変形例2−1の室内機10Aによっても、主基板21に設ける制御端子の数を最低限に抑えることができるため、主基板21の大型化を防ぐことができ、経済性の向上を図ることができる。
実施の形態3.
図17は、本発明の実施の形態3に係る空気調和機の室内機及び室内システムの一例を示す構成図である。上述した実施の形態1及び2と同等の構成部材については同一の符号を用いて説明は省略する。
図17に示すように、本実施の形態3の室内システム300は、拡張基板80と基板ケース91とを備えた基板ユニット90を有している。すなわち、室内システム300では、実施の形態2において本体部20Aに設けられていた拡張基板80が、基板ケース91に収納されている。本実施の形態3の基板ユニット90は、本体部20に着脱可能に設けられている。
以上のように、本実施の形態3の室内システム300は、本体部20に外付けされる基板ユニット90内の拡張基板80を介して、複数の拡張ユニットを主基板21に接続することができる。よって、複数の拡張ユニットの各々と接続するための複数の制御端子23aを主基板21に設ける必要がないため、主基板21の大型化を防ぐことができ、経済性の向上を図ることができる。また、本実施の形態3に変形例2−1の構成を適用した場合でも、主基板21に設ける制御端子の数を最低限に抑えることができるため、主基板21の大型化を防ぐことができ、経済性を高めることができる。もっとも、基板ユニット90は、化粧パネル部30に着脱可能に設けるようにしてもよい。
上述した各実施の形態は、空気調和機の室内機及び室内システムにおける好適な具体例であり、本発明の技術的範囲は、これらの態様に限定されるものではない。例えば、図1〜図3では、天井埋込カセット形4方向の室内機を例示したが、これに限らず、上記各実施の形態の室内機は、天井埋込カセット形2方向の室内機、又は天井埋込カセット形1方向の室内機であってもよい。加えて、上記各実施の形態の室内機は、天井埋込形に限らず、壁掛形又は床置形の室内機であってもよい。
また、上記各実施の形態では、室内機に付加する拡張ユニットとして、吹き分けユニット、昇降ユニット、直付方式の加湿器、及びムーブアイセンサ71を例示したが、これらに限定されない。例えば、フィルタ自動清掃ユニット、吹出口シャッタープレート、パワー脱臭フィルタ、及びワイヤレス受光部キットなどの種々の機器を、上記各実施の形態の室内機に付加する拡張ユニットとして適用することができる。
1 吸込口、2 吹出口、10、10A 室内機、11〜15、18 配線、20、20A 本体部、21 主基板、22 電源回路、23 端子部、23a、23c 制御端子、23b 駆動端子、24 制御部、24a 接続判定部、24b 動作指令部、24c 通信部、24d 演算部、24e 記憶部、25 筐体、26 送風機、27 熱交換器、28 ベルマウス、30 化粧パネル部、31 吸込グリル、31a フィルタ、36 上下風向調整ベーン、37 上下駆動モータ、40、50、60 拡張ユニット、41、51、61 標準基板、44 駆動処理部、45、55、65、85 入力端子、46 左右風向調整部材、47 左右駆動モータ、54 駆動処理部、55、65、85 入力端子、56 昇降機構、64 駆動処理部、66 加湿機構、71 ムーブアイセンサ、72 温度センサ、73 湿度センサ、80 拡張基板、83、83c 拡張端子、90 基板ユニット、91 基板ケース、100、200、300 室内システム、170 コントロール装置。
本発明に係る空気調和機の室内機は、複数の拡張ユニットに対応する制御端子をもつ主基板を備えた本体部を有し、主基板は、制御端子と同一規格の接続端子である少なくとも1つの拡張端子をもつ拡張基板に直接的に接続されると共に、拡張基板を介して少なくとも1台の拡張ユニットに間接的に接続され、主基板には、主基板に直接的に接続されている拡張基板、及び主基板に間接的に接続されている全ての拡張ユニットに電力を供給する電源回路が設けられているものである。

Claims (10)

  1. 複数の拡張ユニットに対応する制御端子をもつ主基板を備えた本体部を有し、
    前記主基板は、
    前記制御端子と同一規格の接続端子である少なくとも1つの拡張端子をもつ拡張基板に接続されると共に、前記拡張基板を介して少なくとも1台の前記拡張ユニットに接続される、
    空気調和機の室内機。
  2. 前記主基板は、
    前記拡張基板が1台の前記拡張ユニットに設けられている場合、
    前記拡張基板から延びる配線が前記制御端子に接続されると共に、前記拡張基板を有しない前記拡張ユニットから延びる配線が前記拡張端子に接続されることにより、前記拡張基板を介して前記拡張ユニットに接続される、
    請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  3. 前記主基板は、
    前記拡張基板が複数台の前記拡張ユニットに設けられている場合、
    一台の前記拡張基板から延びる配線が前記制御端子に接続されると共に、複数の前記拡張基板が直列的に接続されることにより、前記拡張基板を介して前記拡張ユニットに接続される、
    請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  4. 前記主基板には、
    前記本体部と複数の前記拡張ユニットのそれぞれとの接続の有無を検出する制御部が設けられており、
    前記制御部は、
    前記拡張基板から延びる配線が前記制御端子に接続され、かつ前記拡張基板を有しない前記拡張ユニットから延びる配線が前記拡張端子に接続されている場合、前記拡張基板を有する前記拡張ユニットへの動作指令と、前記拡張基板を有しない前記拡張ユニットへの動作指令とを、前記制御端子に接続された前記拡張基板を有する前記拡張ユニットへ送信するものである、
    請求項2又は3に記載の空気調和機の室内機。
  5. 前記制御部は、
    前記拡張基板を有する前記拡張ユニットだけが前記主基板に接続されている場合、当該拡張ユニットだけに動作指令を送信し、
    前記拡張基板を有しない前記拡張ユニットから延びる配線が前記制御端子に接続されている場合、当該拡張ユニットに直接的に動作指令を送信するものである、
    請求項4に記載の空気調和機の室内機。
  6. 前記主基板は、
    前記拡張基板から延びる配線が前記制御端子に接続されると共に、前記拡張ユニットから延びる配線が前記拡張端子に接続されることにより、前記拡張基板を介して前記拡張ユニットに接続される、
    請求項1に記載の空気調和機の室内機。
  7. 前記拡張基板は、前記本体部に着脱可能に設けられている、
    請求項6に記載の空気調和機の室内機。
  8. 前記主基板には、
    前記本体部と2つ以上の前記拡張ユニットのそれぞれとの接続の有無を検出する制御部が設けられており、
    前記制御部は、
    前記拡張基板を介して接続されている前記拡張ユニットを検出した場合、検出した前記拡張ユニットに対し、前記拡張基板を介して動作指令を送信する、
    請求項6又は7に記載の空気調和機の室内機。
  9. 前記主基板には、
    前記主基板に接続されている前記拡張ユニットに電力を供給する電源回路が設けられている、
    請求項1〜8の何れか一項に記載の空気調和機の室内機。
  10. 請求項1又は6に記載の空気調和機の室内機と、
    基板ケースを備えた基板ユニットと、を有し、
    前記拡張基板は、前記基板ケースに収納されている、
    室内システム。
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