JPWO2019159758A1 - 光学結像装置 - Google Patents

光学結像装置 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019159758A1
JPWO2019159758A1 JP2020500414A JP2020500414A JPWO2019159758A1 JP WO2019159758 A1 JPWO2019159758 A1 JP WO2019159758A1 JP 2020500414 A JP2020500414 A JP 2020500414A JP 2020500414 A JP2020500414 A JP 2020500414A JP WO2019159758 A1 JPWO2019159758 A1 JP WO2019159758A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
display device
imaging element
optical
optical imaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020500414A
Other languages
English (en)
Inventor
浜野 正孝
正孝 浜野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murakami Corp
Original Assignee
Murakami Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murakami Corp filed Critical Murakami Corp
Publication of JPWO2019159758A1 publication Critical patent/JPWO2019159758A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B30/00Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images
    • G02B30/50Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images the image being built up from image elements distributed over a 3D volume, e.g. voxels
    • G02B30/56Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images the image being built up from image elements distributed over a 3D volume, e.g. voxels by projecting aerial or floating images
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B30/00Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images
    • G02B30/60Optical systems or apparatus for producing three-dimensional [3D] effects, e.g. stereoscopic images involving reflecting prisms and mirrors only
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/003Light absorbing elements
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/11Anti-reflection coatings

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

本発明は、映り込みを抑制すると共に空中浮遊像の視認性を高めることができる光学結像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光学結像装置(1)は、光を照射して情報を表示する表示装置(11)と、表示装置(11)からの光を複数回反射させて虚像を表示する空中結像素子(13)と、表示装置(11)から空中結像素子(13)までの光路上に配置され、表示装置(11)から照射された光の方向を規制する光方向規制部材(12)と、を備える。

Description

本開示は、虚像を表示する光学結像装置に関する。
特開2015−166845号公報は、平板状の光学結像素子を開示する。光学結像素子は、光入射面を構成する一主面と、光出射面を構成する他主面とを有する。この光学結像素子は、四角柱状の複数の透光部材を備える。光学結像素子は、複数の透光部材が第1の方向及び第2の方向のそれぞれに沿ってマトリクス状に配置されることによって形成される。
各透光部材の第1の方向を向く2つの側面のうちの一方、及び各透光部材の第2の方向を向く2つの側面のうちの一方には、反射膜が設けられている。各透光部材の上記の各側面の算術平均粗さは0.1nm以下とされている。反射膜としては、アルミニウム若しくは銀等の金属からなる金属膜、又は、相対的に高い屈折率を有する高屈折率膜と相対的に低い屈折率を有する低屈折率膜とが交互に積層された多層膜等が用いられる。
光学結像素子では、各透光部材が反射面によって包囲されている。このため、反射面の光出射面側の部分に光が入射しにくくなっており、入射光の多くは光入射面側の部分において反射面により反射される。よって、1次反射光を光出射面から出射しにくくすることにより、1次反射光に起因する高輝度なゴーストの抑制を図っている。
特開2015−166845号公報
ところで、図7に示されるように、ディスプレイ等の表示装置101から出射された光L20を複数回反射させることによって空中浮遊像(虚像)を表示する空中結像素子100が知られている。空中結像素子100は複数の光制御パネル102を備えており、各光制御パネル102は複数の反射面102aを有する。この空中結像素子100が空中浮遊像を表示することにより、当該空中浮遊像は空中結像素子100に対し面対称の位置に浮き出されたように表示される。
前述した空中結像素子100において、各光制御パネル102の反射面102aで2回反射された光L22は、空中結像素子100の表示装置101との反対側に照射されて空中浮遊像の形成に寄与する。しかしながら、複数の光制御パネル102のうち1枚の光制御パネル102の反射面102aで1回反射された光L21は、光制御パネル102の面内方向に沿って左右方向に進む。この左右方向に進む光L21により空中浮遊像の両側に映り込みが現れることがある。その結果、空中浮遊像が見えづらくなるという問題が生じうる。
本開示は、映り込みを抑制すると共に空中浮遊像の視認性を高めることができる光学結像装置を提供することを目的とする。
本開示に係る光学結像装置は、光を照射して情報を表示する表示装置と、表示装置からの光を複数回反射させて虚像を表示する空中結像素子と、表示装置から空中結像素子までの光路上に配置され、表示装置から照射された光の方向を規制する光方向規制部材と、を備える。
この光学結像装置は、情報を表示する表示装置から照射された光を複数回反射させて虚像を表示する空中結像素子を備える。従って、表示装置よりも手前側に虚像を表示することにより、当該虚像を手前側に浮き出された空中浮遊像として表示できる。その結果、空中結像素子による虚像を空中浮遊像として表示することにより、表示する情報のインパクトを高めることができる。更に、光学結像装置は表示装置と空中結像素子との間の光路に光方向規制部材を備えており、光方向規制部材は表示装置から照射された光の方向を規制する。よって、表示装置から照射された光の方向を光方向規制部材が規制することにより、空中結像素子に入射する光の進行方向を規制できる。従って、表示装置からの光を空中結像素子の面内方向に沿って左右方向に進まないようにすることができる。その結果、空中浮遊像の両側に現れる映り込みを抑制できるので、空中浮遊像の視認性を高めることができる。
光方向規制部材は、表示装置から照射された光の一部を遮断する複数の壁部を有してもよい。この場合、光方向規制部材の複数の壁部によって表示装置からの光の一部が遮断される。従って、空中結像素子に入射する光の進行方向をより確実に規制できる。
光学結像装置は、空中結像素子の表示装置との反対側に設けられる反射防止部材を備えてもよい。この場合、ユーザーから見て空中結像素子の手前側に反射防止部材が設けられる。よって、反射防止部材が設けられることにより、空中結像素子の手前側における光の反射を抑制できるので、空中浮遊像の視認性をより高めることができる。
光学結像装置は、空中結像素子の表示装置との反対側に設けられる防眩部材を備えてもよい。この場合、ユーザーから見て空中結像素子の手前側に防眩部材が設けられる。よって、防眩部材が設けられることにより、空中結像素子の手前側に映り込む白ぼけ、ぎらつき又は映り込みを抑制して防眩性を高めることができる。従って、空中浮遊像の視認性を更に高めることができる。
本開示によれば、映り込みを抑制すると共に空中浮遊像の視認性を高めることができる。
図1は、第1実施形態に係る光学結像装置を示す概略構成図である。 図2は、図1の光学結像装置の光方向規制部材及び表示装置を示す断面図である。 図3(a)は、図2の光方向規制部材を備えた光学結像装置による映像のシミュレーション結果を示す図である。図3(b)は、光方向規制部材を有しない比較例の光学結像装置による映像のシミュレーション結果を示す図である。 図4は、第2実施形態に係る光学結像装置を示す概略構成図である。 図5は、第3実施形態に係る光学結像装置の光方向規制部材及び表示装置を示す断面図である。 図6(a)は、第4実施形態に係る光学結像装置の表示装置を模式的に示す平面図である。図6(b)は、図6(a)の表示装置のコリメートレンズを模式的に示す側面図である。 図7は、従来の光学結像装置の空中結像素子を模式的に示す斜視図である。
以下では、本開示に係る光学結像装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。図面の説明において同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。図面は、理解を容易にするため、一部を簡略化又は誇張して描いており、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る光学結像装置1を示している。例えば、光学結像装置1は、乗用車等の車両に搭載されている。一例として、光学結像装置1は、速度情報等の車両に関する車両情報、目的地に向かう進路の情報等の進路情報、及び、車両に近接する歩行者の有無等を含む危険度情報を表示し、更に別の情報を表示してもよい。光学結像装置1は、ユーザーUに充実した情報をよりユーザーフレンドリーな形で提供することにより、情報を把握しやすくすることが可能である。
光学結像装置1は、モニタ等の表示装置11と、表示装置11からの光L1の方向を規制する光方向規制部材12と、光方向規制部材12からの光L2を受けて虚像Kを表示する空中結像素子13と、空中結像素子13から出射される光L3の光路の下流側に設けられる反射防止部材14と、反射防止部材14が貼り付けられるガラス板15とを備える。
表示装置11は、例えば、前述した各情報を表示可能な液晶パネルである。表示装置11は、PC(パーソナルコンピュータ)、タブレット端末、又は携帯電話等の携帯端末のディスプレイであってもよい。空中結像素子13は、表示装置11の画像を、空中結像素子13及び表示装置11よりも手前(すなわちユーザーU側)の位置で虚像Kとして表示する。
空中結像素子13は2枚の光制御パネル13aを備える。光方向規制部材12から例えば上方に出射して空中結像素子13に入射した光L2は、空中結像素子13において2回反射する。空中結像素子13は、光L2を2回反射させることによって、ユーザーU側に位置する空間に虚像Kを結像する。各光制御パネル13aの厚さは、例えば、1.5mm程度であるため、空中結像素子13の厚さは3.0mm程度である。上記のように、虚像Kが結像される位置は、表示装置11及び空中結像素子13よりもユーザーUに近い位置とされるので、虚像Kを視認しやすくすることができる。空中結像素子13は、例えば、像を空中に結像させるAI(Aerial imaging)プレート(登録商標)であり、AIプレートは特許第4865088号に記載された技術を用いて作製されている。
反射防止部材14は、例えば、AR(Anti Reflection)コーティングがなされたフィルム部材である。反射防止部材14は、例えば、ガラス板15のユーザーU側に貼り付けられた反射防止膜である。反射防止部材14は、例えば、ハードコート層が形成されたベースフィルムに誘電体多層膜がコーティングされて作製されている。反射防止部材14は、空中結像素子13との反対側(すなわちユーザーU側)からの光の反射を防止するために設けられる。この反射防止部材14により、ユーザーUに反射光が向かうことを抑制できる。
図1及び図2に示されるように、光方向規制部材12は、例えば、表示装置11の空中結像素子13側を向く面11aに粘着剤17によって貼り付けられている。粘着剤17は、例えば、光学透明接着剤(OCA:Optical Clear Adhesive)、又は光学透明接着樹脂(OCR:Optical Clear Adhesive Resin)であってもよい。粘着剤17の光の屈折率は、例えば、ガラスの屈折率と同程度である。
光方向規制部材12は、面11aの全域に貼り付けられてもよいし、面11aの外縁等、面11aに部分的に貼り付けられてもよい。光方向規制部材12は、例えば両面テープ等、粘着剤17以外の手段によって貼り付けられてもよい。光方向規制部材12は、面11aに対して貼り付けられなくてもよく、例えば、固定部材によって面11aの上に固定されてもよい。このように、光方向規制部材12の配置態様は適宜変更可能である。
以降の説明では、表示装置11に対して光方向規制部材12が設けられる方向をZ方向、Z方向に対して直交する平面に沿う方向をX方向、Z方向及びX方向の双方に直交する方向をY方向として説明する。但し、これらの方向は、説明の便宜上のものであって、本開示の範囲を限定するものではない。
表示装置11からの光L1は、Z方向を向く面11aから発散光として出射されて光方向規制部材12に入射する。光方向規制部材12は、X方向及びY方向に延びる板状を成している。光方向規制部材12の厚さ(例えばZ方向の長さ)は、一例として0.1mm以上且つ0.8mm以下であり、好ましくは0.2mm以上且つ0.6mm以下であり、より好ましくは0.4mmである。光方向規制部材12の厚さが0.1mm以上であることによって光の方向の規制を確実に行うことができ、光方向規制部材12の厚さが0.8mm以下であることによって光L2の光量の低下(すなわち虚像Kの輝度の低下)を抑えることができる。
光方向規制部材12は、表示装置11からの光L1の一部を吸収する複数の壁部12aと、複数の壁部12aのZ方向のそれぞれに設けられる主面部12bとを備える。主面部12bはX方向及びY方向に沿う平面状とされている。一例として、光方向規制部材12はルーバーフィルムである。複数の壁部12aは、例えばX方向に沿って並ぶように配置されている。各壁部12aは、Z方向に延在する光吸収面12cを有する。各壁部12aはY方向に直線状に延在する。一対の主面部12bのうち、一方の主面部12bは面11aに対向し、他方の主面部12bは空中結像素子13側に露出する。
表示装置11からの発散光である光L1のうち、Z方向に対する角度が所定値より大きい光L11は複数の壁部12a(具体的には光吸収面12c)のそれぞれによって遮断され、Z方向に対する角度が当該所定値以下である光L2が光方向規制部材12から出射される。このように、複数の壁部12aのそれぞれが光L11を遮断すると共に光L2のみを出射することにより、角度が規制された光L2を出射できる。光吸収面12cは、全ての光L11を吸収しなくてもよく、光L11の一部を反射してもよい。
ところで、仮に表示装置の発散光がそのまま空中結像素子に入射する場合、空中結像素子にあらゆる方向の光が入射する。空中結像素子にあらゆる方向の光が入射すると、本来空中結像素子において光を2回反射させるべきところ、1回しか反射しない光が生じうる(図7の光L21参照)。空中結像素子において1回しか反射しない光は、光制御パネルの面内方向に沿って左右方向に進み、映り込みの原因となりうる。
具体的には、図3(b)のシミュレーション結果に示されるように、空中結像素子において1回しか反射しない光は、光制御パネルの面内方向に沿って左右方向に進行し、この左右方向に進行する光により空中浮遊像である虚像Mの両側に映り込みNが現れることがある。このように映り込みNが現れることによって虚像Mが見えづらくなるという問題が生じうる。これに対し、本実施形態に係る光学結像装置1では、上記の問題を解消しており、具体的には以下の作用効果を奏する。
以下では、本実施形態に係る光学結像装置1の作用効果について説明する。図1及び図2に示されるように、光学結像装置1は、情報を表示する表示装置11から光方向規制部材12を介して照射された光L2を複数回反射させて虚像Kを表示する空中結像素子13を備える。従って、空中結像素子13に面対称の位置でユーザーUにより近い側に虚像Kを表示することにより、虚像Kを手前側に浮き出された空中浮遊像として表示できる。その結果、空中結像素子13による虚像Kを空中浮遊像として表示することにより、表示する情報のインパクトを高めることができる。
更に、光学結像装置1は表示装置11と空中結像素子13との間の光路に光方向規制部材12を備えており、光方向規制部材12は表示装置11から照射された光L1の方向を規制する。よって、表示装置11から照射された光L1の方向を光方向規制部材12が規制することにより、空中結像素子13に入射する光L2の進行方向を規制できる。従って、表示装置11からの光を空中結像素子13の面内方向に沿って左右方向に進まないようにすることができる。その結果、図3(a)に示されるように、空中浮遊像である虚像Kの両側に現れる映り込みを抑制できるので、空中浮遊像の視認性を高めることができる。
図3(a)は、1枚の光方向規制部材12を配置したときにおけるシミュレーションの結果を示している。光方向規制部材12は、2枚以上配置しても図3(a)と同様の効果が得られる。具体的には、複数の壁部12aが延びる方向を互いに同一にした2枚の光方向規制部材12を重ねて配置した場合、複数の壁部12aが延びる方向を互いに直交させた2枚の光方向規制部材12を重ねて配置した場合、及び複数の壁部12aが延びる方向を互いに45°ずらした2枚の光方向規制部材12を重ねて配置した場合、にも同様の効果が得られる。
しかしながら、2枚の光方向規制部材12を重ねて配置した場合、虚像Kが若干薄く表示される。これに対し、1枚の光方向規制部材12を配置した場合には、虚像Kの両側の映り込みを抑制できると共に、輝度を高めて虚像Kを鮮明に映し出すことができる。その結果、虚像Kの視認性を確実に維持できるため、結果的に視認性を更に高めることができる。
光方向規制部材12は、表示装置11から照射された光L1の一部を遮断する複数の壁部12aを有する。よって、光方向規制部材12の複数の壁部12aによって表示装置11からの光L1の一部が遮断される。従って、空中結像素子13に入射する光L2の進行方向をより確実に規制できる。
光学結像装置1は、空中結像素子13の表示装置11との反対側に設けられる反射防止部材14を備える。すなわち、ユーザーUから見て空中結像素子13の手前側に反射防止部材14が設けられる。よって、反射防止部材14が設けられることにより、空中結像素子13の手前側における光の反射を抑制できるので、空中浮遊像の視認性をより高めることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る光学結像装置について図4を参照しながら説明する。第2実施形態に係る光学結像装置31は、反射防止部材14に代えて防眩部材34を備える。防眩部材34は、例えば反射防止部材14と同様、ガラス板15に貼り付けられる。以降の説明では、第1実施形態と重複する説明を適宜省略する。
防眩部材34は、例えば、AG(Anti Glare)処理が施された材料によって構成されたフィルム部材である。防眩部材34は、表面に凹凸を有していてもよく、この場合、凹凸によって光を拡散して眩しさ及び映り込みを抑えることが可能となる。このように、防眩部材34は、入射された光を拡散することにより、画像のぎらつきを抑えて画像の鮮明度を高めている。
以上、第2実施形態に係る光学結像装置31は、空中結像素子13の表示装置11との反対側に設けられる防眩部材34を備える。ユーザーUから見て空中結像素子13の手前側に防眩部材34が設けられる。よって、防眩部材34が設けられることにより、空中結像素子13の手前側に映り込む白ぼけ、ぎらつき又は映り込みを抑制して防眩性を高めることができる。従って、空中浮遊像の視認性を更に高めることができる。防眩部材34と第1実施形態の反射防止部材14とを併用することも可能である。
(第3実施形態)
続いて、第3実施形態に係る光学結像装置について図5を参照しながら説明する。第3実施形態に係る光学結像装置では、光方向規制部材42の壁部42aの構成が第1実施形態と異なっている。光方向規制部材42は、X方向に沿って配列された複数の壁部42aと、前述した主面部12bとを備える。各壁部42aは、Z方向に対して傾斜する光反射面42cを有する。例えば、光反射面42cはZ方向に向かうに従って壁部42aが細くなる方向に傾斜しており、Z方向に対する光反射面42cの傾斜角度θは0°より大きく且つ15°以下である。光反射面42cは、表示装置11からの光L1の一部の光L2を反射し、光L1の残部の光L11を吸収する。
以上、第3実施形態に係る光学結像装置の光方向規制部材42は、表示装置11から照射された光L1の一部を反射する光反射面42cを備えた複数の壁部42aを有し、各光反射面42cは光方向規制部材42の厚さ方向(Z方向)に対して傾斜している。よって、光L2の進行方向を規制できると共に反射された光L2を出射できるので、光L2の光量を増加して輝度を高めることにより虚像Kをより鮮明に映し出すことができる。従って、虚像Kの視認性を更に高めることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態に係る光学結像装置について図6(a)及び図6(b)を参照しながら説明する。第4実施形態に係る光学結像装置では、表示装置51の構成が前述した各実施形態と異なっている。表示装置51は、前述した表示装置11よりも高輝度なディスプレイである。図6(a)及び図6(b)に示されるように、表示装置51は、液晶ディスプレイであり、複数のマイクロレンズ51aを備える。複数のマイクロレンズ51aは、例えば、表示装置51の画素ごとに設けられており、格子状に配列されている。すなわち、表示装置51の液晶1つ1つに対してマイクロレンズ51aが配置されている。各マイクロレンズ51aは、発散光であった光L1を平行光に変換し、平行光に変換した光L1を光方向規制部材に出射する。
以上、第4実施形態に係る光学結像装置では、表示装置51が複数のマイクロレンズ51aを備えており、各マイクロレンズ51aは光L1を平行光として光方向規制部材に出射する。従って、光L1の方向を光方向規制部材に入射する前に規制できるので、光方向規制部材から空中結像素子に向かって出射する光L2の光量を増やすことができる。よって、虚像Kを更に鮮明に映し出すことができるので、虚像Kの視認性を一層高めることができる。
以上、本開示に係る光学結像装置の各実施形態について説明した。しかしながら、本開示は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲において変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。すなわち、光学結像装置の各部の構成は、各請求項の要旨を変更しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、図1及び図4に示されるように、反射防止部材14を備える光学結像装置1、及び防眩部材34を備える光学結像装置31について説明した。しかしながら、光学結像装置では、反射防止部材14及び防眩部材34に代えて、指紋による汚れを防ぐ防指紋部材(Anti Finger)がガラス板15に貼り付けられてもよい。防指紋部材は、指紋を目立ちにくく且つ拭き取りやすくする機能を有してもよいし、付着した指紋を除去する消指紋部材であってもよい。
防指紋部材は、フィルム状の基材の表面に耐指紋コーティング添加剤(又は指紋付着防止剤)が塗布されたものであってもよい。前述した反射防止部材14、防眩部材34及び防指紋部材を含む機能膜のうち、複数の任意の部材をガラス板15に貼り付けてもよい。更に、反射防止部材14、防眩部材34及び防指紋部材の少なくともいずれかをガラス板15ではなく空中結像素子13に貼り付けてもよい。この場合、ガラス板15を省略できる。
前述した実施形態では、光方向規制部材12がルーバーフィルムである例について説明した。しかしながら、光方向規制部材は、ルーバーフィルム以外のものであってもよい。例えば、光方向規制部材は、複数の孔を有し、各孔の内面の一部が光吸収面とされ残部が光反射面とされた部材であってもよく、光方向規制部材の構成は適宜変更可能である。
前述の実施形態では、空中結像素子13が像を空中に結像させるAIプレートである例について説明した。しかしながら、空中結像素子は、例えば、ユーザーUから見て手前側に立体的な虚像を結像する立体結像素子であってもよく、AIプレート以外の素子であってもよい。
前述した実施形態では、表示装置11、光方向規制部材12、空中結像素子13、反射防止部材14及びガラス板15を備える光学結像装置1について説明した。しかしながら、表示装置、光方向規制部材、空中結像素子、反射防止部材及びガラス板の種類、形状、大きさ、数、材料及び配置態様は適宜変更可能である。更に、前述した実施形態では、乗用車等の車両に搭載される光学結像装置1について説明した。しかしながら、光学結像装置は、車両以外の種々の機器にも適用させることが可能である。
1,31…光学結像装置、11,51…表示装置、12,42…光方向規制部材、12a,42a…壁部、13…空中結像素子、14…反射防止部材、34…防眩部材、K…虚像、L1,L2,L3,L11…光。

Claims (4)

  1. 光を照射して情報を表示する表示装置と、
    前記表示装置からの光を複数回反射させて虚像を表示する空中結像素子と、
    前記表示装置から前記空中結像素子までの光路上に配置され、前記表示装置から照射された光の方向を規制する光方向規制部材と、
    を備える光学結像装置。
  2. 前記光方向規制部材は、前記表示装置から照射された光の一部を遮断する複数の壁部を有する、
    請求項1に記載の光学結像装置。
  3. 前記空中結像素子の前記表示装置との反対側に設けられる反射防止部材を備える、
    請求項1又は2に記載の光学結像装置。
  4. 前記空中結像素子の前記表示装置との反対側に設けられる防眩部材を備える、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の光学結像装置。
JP2020500414A 2018-02-13 2019-02-05 光学結像装置 Pending JPWO2019159758A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018023151 2018-02-13
JP2018023151 2018-02-13
PCT/JP2019/004052 WO2019159758A1 (ja) 2018-02-13 2019-02-05 光学結像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2019159758A1 true JPWO2019159758A1 (ja) 2021-03-11

Family

ID=67619479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020500414A Pending JPWO2019159758A1 (ja) 2018-02-13 2019-02-05 光学結像装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20210003858A1 (ja)
JP (1) JPWO2019159758A1 (ja)
CN (1) CN111742256B (ja)
DE (1) DE112019000780T5 (ja)
WO (1) WO2019159758A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102020116830A1 (de) 2020-06-25 2021-12-30 Faurecia Innenraum Systeme Gmbh Kraftfahrzeuginnenraum-Verkleidungsteil

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013257529A (ja) * 2012-05-18 2013-12-26 Sharp Corp 光学システム
JP2014115464A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Dainippon Printing Co Ltd 表示装置
US20140253880A1 (en) * 2013-03-07 2014-09-11 Seiko Epson Corporation Display device
JP2014235368A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 船井電機株式会社 立体映像投影装置
JP2015158882A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報表示装置
JP2016224110A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 シャープ株式会社 光学結合素子
JP2017167224A (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 大日本印刷株式会社 空間浮遊映像表示装置
JP2017191175A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 大日本印刷株式会社 結像装置
JP2017194538A (ja) * 2016-04-19 2017-10-26 シャープ株式会社 光学結合素子、および光学結合素子の製造方法
US20180039090A1 (en) * 2016-08-08 2018-02-08 Innolux Corporation Image display system

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002040560A (ja) * 2000-07-31 2002-02-06 Denso Corp ホログラムディスプレイ装置
CN101533177B (zh) * 2005-01-06 2011-03-16 友达光电股份有限公司 可携式电子装置及其双面式液晶显示装置
CN101916009B (zh) * 2010-08-02 2013-03-27 苏州汉朗光电有限公司 一种近晶态液晶显示器
CN103722817B (zh) * 2013-12-30 2016-07-13 深圳市东丽华科技有限公司 一种具有光学特性和防污特性的镀膜玻璃及其制备方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013257529A (ja) * 2012-05-18 2013-12-26 Sharp Corp 光学システム
JP2014115464A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Dainippon Printing Co Ltd 表示装置
US20140253880A1 (en) * 2013-03-07 2014-09-11 Seiko Epson Corporation Display device
JP2014235368A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 船井電機株式会社 立体映像投影装置
JP2015158882A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報表示装置
JP2016224110A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 シャープ株式会社 光学結合素子
JP2017167224A (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 大日本印刷株式会社 空間浮遊映像表示装置
JP2017191175A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 大日本印刷株式会社 結像装置
JP2017194538A (ja) * 2016-04-19 2017-10-26 シャープ株式会社 光学結合素子、および光学結合素子の製造方法
US20180039090A1 (en) * 2016-08-08 2018-02-08 Innolux Corporation Image display system

Also Published As

Publication number Publication date
WO2019159758A1 (ja) 2019-08-22
CN111742256B (zh) 2023-03-14
US20210003858A1 (en) 2021-01-07
CN111742256A (zh) 2020-10-02
DE112019000780T5 (de) 2020-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6885332B2 (ja) 光学デバイスおよび表示装置
JP2011191715A (ja) 光学素子、表示装置、表示方法、及び、移動体
WO2015098557A1 (ja) 死角補助装置
JP6717051B2 (ja) スクリーン、映像表示装置
JP5499015B2 (ja) 光学素子、表示装置、表示方法、及び、移動体
JP2004062084A (ja) 視認性向上シートおよびこれを用いたディスプレイ
JP2005208558A (ja) 反射型スクリーン
JP6988069B2 (ja) 反射スクリーン、映像表示装置
JPWO2019159758A1 (ja) 光学結像装置
JP6549817B2 (ja) コンバイナ
JP6938872B2 (ja) 映像表示装置
JP6717052B2 (ja) 反射スクリーン、映像表示装置
JP6724424B2 (ja) 反射スクリーン、映像表示装置
JP5439786B2 (ja) 光拡散シート、液晶映像源ユニット及び液晶表示装置
JP6464733B2 (ja) 死角補助装置
JP6225363B2 (ja) 死角補助装置
JP6812757B2 (ja) 映像表示装置
TWI625550B (zh) 抬頭顯示器
JP6957891B2 (ja) 反射スクリーン、映像表示装置
JP7322511B2 (ja) 透過型スクリーン、映像表示装置
JP2016002975A (ja) 死角補助装置
JP7226119B2 (ja) 透過型スクリーン、映像表示装置
WO2022190493A1 (ja) 空中表示装置
JP7487549B2 (ja) 反射型スクリーン、映像表示装置
WO2022190581A1 (ja) 空中表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230606