JPWO2019159535A1 - 除去対象体除去方法 - Google Patents

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Abstract

この除去対象体除去方法は、液体が進入可能な微細孔を有する材料からなる除去対象体(11)と、上記液体が進入可能な微細孔を有しない材料からなると共に上記除去対象体と一体化された残存対象体(12)とを有する構造体(10)から、上記除去対象体を除去する除去対象体除去方法であって、噴射後に気化する液化流体(X)を上記除去対象体に噴射する。

Description

本開示は、除去対象体除去方法に関する。
本願は、2018年2月16日に日本に出願された特願2018−025925号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
建物の駆体等には、コンクリート材の内部に鉄筋が配設された鉄筋コンクリート材が広く用いられている。一般的に、このような鉄筋コンクリート材の穿孔を行う場合には、例えば、特許文献1や特許文献2に示されている穿孔機を用いて行う。
日本国特開2000-238033号公報 日本国特開平1−178405号公報
しかしながら、鉄筋コンクリート材には、上述のような鉄筋の他、配管等が埋設されている場合もある。つまり、鉄筋コンクリート材は、コンクリート材に対して、鉄筋や配管等が一体化された構造となっている。鉄筋コンクリート材の穿孔を行う場合には、これらの鉄筋や配管を傷つけることなく実施する必要がある。このため、穿孔機による穿孔の前に、鉄筋や配管の位置を把握する必要があり、穿孔前に多くの準備作業が必要となる。また、穿孔中に予期せずに鉄筋や配管等に穿孔機が当たった場合には、穿孔の角度を変えることが難しく、再度位置を変えて穿孔を行う必要がある。なお、このような問題は、鉄筋コンクリート材に限られるものではなく、複数の材料が一体化された構造物から一部の材料を除去する場合には同様に生じる。
本開示は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、液体が進入可能な微細孔を有する材料からなる除去対象体と、液体が進入可能な微細孔を有しない材料からなると共に除去対象体と一体化された残存対象体とを有する構造体から、除去対象体を容易に除去可能とすることを目的とする。
本開示は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
本開示の第1の態様の除去対象体除去方法は、液体が進入可能な微細孔を有する材料からなる除去対象体と、上記液体が進入可能な微細孔を有しない材料からなると共に上記除去対象体と一体化された残存対象体とを有する構造体から、上記除去対象体を除去する除去対象体除去方法であって、噴射後に気化する液化流体を上記除去対象体に噴射する。
本開示の第2の態様の除去対象体除去方法は、上記第1の態様において、上記液化流体を噴射することで上記除去対象体の穿孔を進め、上記残存対象体が露出してから上記残存対象体を避けるように上記液化流体の噴射方向を変更する。
本開示の第3の態様の除去対象体除去方法は、上記第1または第2の態様において、内部に上記液化流体を案内する流路を有すると共に先端部に噴射開口を有する管体部を備えるノズルユニットによって上記液化流体を噴射する。
本開示の第4の態様の除去対象体除去方法は、上記第3の態様において、上記管体部が、噴射開口を有する先端部が屈曲あるいは湾曲して基部に対して接続されると共に上記先端部及び上記基部を含む部位に上記液化流体を案内する流路が形成されている。
本開示の第5の態様の除去対象体除去方法は、上記第1〜第4いずれかの態様において、上記除去対象体が、コンクリート材である。
本開示の第6の態様の除去対象体除去方法は、上記第1〜第4いずれかの態様において、上記除去対象体が、繊維強化プラスチック材である。
本開示の第7の態様の除去対象体除去方法は、上記第1〜第6いずれかの態様において、上記液化流体が液体窒素である。
本開示によれば、液化流体が気化する際の膨張力によって除去対象体を壊し、これによって除去対象体を除去する。液体が気化する場合の膨張率は例えば数百倍以上である。このため、液化流体を除去対象体の微細孔に進入させ、液化流体の膨張力を利用することによって除去対象体を容易に崩すことができる。一方で、液体が進入可能な微細孔を備えない残存対象体の内部には気化流体が進入しないため、気化流体の膨張によって残存対象体が壊れることはない。したがって、本開示によれば、残存対象体の位置を考慮することなく、噴射先に残存対象体が位置する場合でも、除去対象体の穿孔を続けることができる。したがって、本開示によれば、液体が進入可能な微細孔を有する材料からなる除去対象体と、液体が進入可能な微細孔を有しない材料からなると共に除去対象体と一体化された残存対象体とを有する構造体から、除去対象体を容易に除去することが可能となる。
本開示の第1実施形態のコンクリート穿孔方法で用いる液体窒素噴射システムの概略構成を示す模式図である。 本開示の第1実施形態のコンクリート穿孔方法で用いる液体窒素噴射システムが備えるノズルユニットの概略構成を示す拡大斜視図である。 本開示の第1実施形態のコンクリート穿孔方法の動作を説明するための模式図である。 本開示の第2実施形態のコンクリート穿孔方法の動作を説明するための模式図である。 ノズルユニットの第1変形例の概略構成を示す拡大斜視図である。 ノズルユニットの第1変形例が備える把持部の概略構成を示す拡大斜視図である。 ノズルユニットの第1変形例が備える把持部の変形例の概略構成を示す拡大斜視図である。 ノズルユニットの第1変形例が備える把持部の変形例の概略構成を示す拡大斜視図である。 ノズルユニットの第1変形例が備える把持部の変形例の概略構成を示す拡大斜視図である。 ノズルユニットの第2変形例の概略構成を示す拡大斜視図である。 ノズルユニットの第2変形例が備える断熱部の概略構成を示す部分拡大斜視図である。
以下、図面を参照して、本開示に係る除去対象体除去方法の一実施形態について説明する。なお、以下の実施形態では、コンクリート材(除去対象体)と鉄筋(残存対象体)とが一体化されたコンクリート構造物(構造体)において、コンクリート材の部分を穿孔するコンクリート穿孔方法に本開示を適用した例について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のコンクリート穿孔方法で用いる液体窒素噴射システム1の概略構成を示す模式図である。この図に示すように、液体窒素噴射システム1は、貯蔵タンク2と、液体窒素昇圧装置3と、チラー4と、フレキシブルチューブ5と、ノズルユニット6とを備えている。
貯蔵タンク2は、液体窒素Xを貯蔵する圧力タンクであり、液体窒素昇圧装置3とチラー4とに接続されている。なお、液体窒素噴射システム1は、この貯蔵タンク2を備えずに外部から液体窒素Xの供給を受ける構成とすることも可能である。
液体窒素昇圧装置3は、貯蔵タンク2から供給された液体窒素Xを一定の噴射圧にまで昇圧する。例えば、液体窒素昇圧装置3は、液体窒素Xを圧送するためのブーストポンプ、ブーストポンプから送られてくる液体窒素Xを1次昇圧するプレポンプ、1次昇圧された液体窒素Xを噴射圧まで2次昇圧するインテンシファイアポンプ等を備えている。このような液体窒素昇圧装置3は、チラー4と接続されている。
チラー4は、液体窒素昇圧装置3で昇圧されることによって昇温した液体窒素Xを、貯蔵タンク2から供給される液体窒素Xと熱交換することによって、昇圧された液体窒素Xを噴射温度まで冷却する熱交換器である。このチラー4には、フレキシブルチューブ5の一端が接続されている。
例えば、液体窒素昇圧装置3及びチラー4は、ユニット化されており、1つの移動台車上に配置されている。このような移動台車にユニット化された液体窒素昇圧装置3及びチラー4と、必要に応じて貯蔵タンク2とが配置されることによって、液体窒素噴射システム1を容易に移動させることが可能となる。なお、液体窒素昇圧装置3とチラー4とは必ずしもユニット化されている必要はない。例えば液体窒素昇圧装置3とチラー4と離間して配置し、チラー4をノズルユニット6の近くに配置するようにしても良い。これによって、チラー4で冷却された液体窒素Xがノズルユニット6に到達するまでに昇温することを抑制し、ノズルユニット6から噴射される液体窒素Xのジェット力を高めることが可能となる。
フレキシブルチューブ5は、一端がチラー4に接続され、他端がノズルユニット6に接続された可撓性を有するチューブであり、チラー4からノズルユニット6まで昇圧された液体窒素Xを案内する。このようなフレキシブルチューブ5は、耐圧性かつ断熱性を有しており、圧力及び温度の低下を最小限に抑えつつ、チラー4から供給される液体窒素Xをノズルユニット6に案内する。
図2は、ノズルユニット6の概略構成を示す拡大斜視図である。この図に示すように、ノズルユニット6は、接続部6aと、管体部6bとを備えている。接続部6aは、フレキシブルチューブ5が接続された部位であり、内部に不図示の流路が形成されている。
管体部6bは、内部に流路Rが形成された筒状の胴部6cと、胴部6cの先端部に固定されたオリフィス部6dとを備えている。胴部6cは、例えば断熱加工された長尺な配管状の部位であり、長手方向に沿って形成された流路Rを通じて接続部6aからオリフィス部6dまで液体窒素Xを案内する。このような胴部6cは、液体窒素Xを噴射する場合に作業者によって把持される部位である。オリフィス部6dは、胴部6cの先端に固定されており、前方に向けて液体窒素Xを噴射するための噴射開口6d1を備えている。この噴射開口6d1が胴部6cの流路Rと接続されており、流路Rを流れる液体窒素Xが噴射開口6d1から管体部6bの外部に向けて噴射される。
このような管体部6bは、直管状の基部61と、オリフィス部6dを含む先端部62とを有している。基部61は、胴部6cの根元側(接続部6a側)の部位からなり、直線状の軸芯Lに沿って直線状に延伸している。先端部62は、オリフィス部6dを有することより噴射開口6d1を含み、液体窒素Xを噴射する。先端部62は、図2に示すように、噴射開口6d1が基部61と反対側に向かって開口され、液体窒素Xの噴射方向が基部61の軸芯Lに対して傾斜するように、基部61に対して湾曲して接続されている。より詳細には、先端部62は、基部61側の部位が一定の曲率半径で湾曲され、噴射開口6d1側の部位が直線状とされ、噴射開口6d1側の軸芯L1が基部61の軸芯Lに対して90°より小さい(本実施形態では約45°)角度αを成すように、基部61側の部位と噴射開口6d1側の部位とが一体的に接続されている。
このようにノズルユニット6は、噴射開口6d1を有する先端部62が湾曲して基部61に接続されると共に基部61及び先端部62に液体窒素Xを案内する流路Rを有する管体部6bを備えている。また、この管体部6bは、直管状に形状設定された基部61と、基部61の軸芯Lに対して傾斜した方向に液体窒素Xを噴射する先端部62とを有している。
このようなノズルユニット6を備える液体窒素噴射システム1では、液体窒素Xが貯蔵タンク2から液体窒素昇圧装置3に供給される。液体窒素Xは液体窒素昇圧装置3によって噴射圧にまで昇圧された後、チラー4に供給される。液体窒素昇圧装置3からチラー4に供給された液体窒素Xは、別経路にてチラー4に貯蔵タンク2から供給された液体窒素Xと熱交換されることによって冷却される。チラー4で冷却された液体窒素Xは、フレキシブルチューブ5を介してノズルユニット6に供給される。ノズルユニット6に供給された液体窒素Xは、管体部6bの内部の流路Rを流れ、噴射開口6d1から外部に向けて噴射される。
図3は、本実施形態のコンクリート穿孔方法を説明するための模式図である。図3に示すように、コンクリート構造物10は、コンクリート材11と、コンクリート材11に埋設された鉄筋12とが一体化された構造とされている。コンクリート材11は、周知のように多数のポーラス(微細孔)を有する材料である。つまり、コンクリート材11は、液体が進入可能な微細孔を有する材料からなる。一方、鉄筋12は、鉄鋼によって形成され、ポーラスを有していない。つまり、鉄筋12は、液体が進入可能な微細孔を有していない材料からなる。本実施形態で説明するコンクリート穿孔方法では、コンクリート構造物10を穿孔することによって孔部20を形成する。
まず、作業者は図3(a)に示すようにノズルユニット6を把持する。ここで、作業者は、ノズルユニット6の先端部62が下方に向くように、ノズルユニット6を把持する。このとき、作業者は、孔部20を形成する位置のみを把握していれば良く、コンクリート材11に埋設された鉄筋12の位置を把握している必要はない。
続いて、作業者は、ノズルユニット6の先端部62をコンクリート材11の表面に当て液体窒素Xを噴射する。このとき噴射された液体窒素Xは、コンクリート材11のポーラスの内部に進入し、ポーラスの内部にて気化膨張する。言い換えれば、液体窒素Xを、コンクリート材11のポーラス内に進入させるようにコンクリート材11に噴射する。この結果、液体窒素Xが進入した領域にてコンクリート材11が崩れ、孔部20が形成される。そして、作業者は、ノズルユニット6の姿勢を変更することによって、孔部20を徐々に拡径かつ掘り進める。
なお、液体窒素Xをコンクリート材11へ噴射し、コンクリート材11のポーラス内に進入した液体窒素Xが気化するまでの間、液体窒素Xの噴射及び噴射位置を維持するようにしてもよい。この場合、コンクリート材11のポーラス内に液体窒素Xが進入した後、新たに噴射された液体窒素Xがポーラスの開口を塞ぐように働き、ポーラス内の液体窒素Xが気化した際の膨張力をポーラスの内面に適切に加えることができ、よって当該ポーラス及びその近傍のコンクリート材11を効率良く崩すことができる。
ここで、図3(b)に示すように孔部20の底部に鉄筋12が露出した場合には、作業者は孔部20の底部に鉄筋12が露出したことを目視等で確認した後に、図3(c)に示すようにノズルユニット6が鉄筋12に干渉しないようにノズルユニット6の姿勢を変更する。つまり、本実施形態においては、液体窒素Xを噴射することでコンクリート材11の穿孔を進め、鉄筋12が露出してから鉄筋12を避けるように液体窒素Xの噴射方向を変更する。このような場合であっても、液体窒素Xは、ポーラスを有していない鉄筋12の内部に進入することはない。このため、液体窒素Xが鉄筋12に噴射されても、鉄筋12はコンクリート材11のように崩れることがない。つまり、本実施形態のコンクリート穿孔方法では、コンクリート材11は液体窒素Xが噴射されることによって崩れて除去されるが、鉄筋12は液体窒素Xが噴射されても残存する。このため、孔部20の穿孔を続けると、コンクリート材11は除去されるが、鉄筋12は損傷なく残存する。
このような本実施形態のコンクリート穿孔方法によれば、液体窒素Xが気化する際の膨張力によってコンクリート材11を壊し、これによってコンクリート材11を除去する。液体が気化する場合の膨張率は例えば数百倍以上である。このため、液体窒素Xをコンクリート材11の微細孔に進入させ、液体窒素Xの膨張力を利用することによってコンクリート材11を容易に崩すことができる。一方で、液体が進入可能な微細孔を備えない鉄筋12の内部には気化流体が進入しないため、気化流体の膨張によって鉄筋12が壊れることはない。したがって、本実施形態のコンクリート穿孔方法によれば、鉄筋12の位置を考慮することなく、噴射先に鉄筋12が位置する場合でも、コンクリート材11の穿孔を続けることができる。したがって、本実施系チアのコンクリート穿孔方法によれば、液体が進入可能な微細孔を有する材料からなるコンクリート材11と、液体が進入可能な微細孔を有しない材料からなると共にコンクリート材11と一体化された鉄筋12とを有するコンクリート構造物10から、コンクリート材11を容易に除去することが可能となる。
例えば、ウォータジェット装置では、水を噴射することによってコンクリート材11の穿孔を行うことができる。しかしながら、ウォータジェット装置の場合には、水がコンクリート材11に衝突する際の衝撃力によってコンクリート材11を破壊するため、水が鉄筋12に衝突した場合には、少なからず鉄筋12の表面が損傷する。これに対して、本実施形態のコンクリート穿孔方法によれば、鉄筋12を無傷の状態で孔部20を形成することができる。
さらに、ウォータジェット装置の場合には、コンクリート材11に噴射された後の水が作業現場に残るため、必要に応じて水を後処理する必要がある。これに対して、本実施形態のコンクリート穿孔方法によれば、噴射された液体窒素Xは、気化される。このため、液体窒素Xが作業現場に残ることはなく、液体窒素Xの後処理を行う必要は生じない。したがって、本実施形態のコンクリート穿孔方法によれば、コンクリート穿孔の作業負担を低減することが可能となる。
また、本実施形態のコンクリート穿孔方法においては、液体窒素Xを噴射することでコンクリート材11の穿孔を進め、鉄筋12が露出してから鉄筋12を避けるように液体窒素Xの噴射方向を変更する。本実施形態のコンクリート穿孔方法によれば、液体窒素Xの噴射によって鉄筋12を傷つけることがないため、鉄筋12が露出し、鉄筋12を目視等で確認してから、液体窒素Xの噴射方向を変更することができる。このため、予め鉄筋12の位置を把握する必要がなく、孔部20を形成する作業効率が極めて向上する。
また、本実施形態のコンクリート穿孔方法において、ノズルユニット6の管体部6bは、基部61に対して湾曲して接続された先端部62を備え、先端部62が噴射開口6d1を有している。このため、例えば軸芯Lを中心として基部61を回転させることによって、噴射開口6d1を容易に基部61側から見て周方向に移動させることができる。
また、本実施形態のコンクリート穿孔方法において、ノズルユニット6の管体部6bは、直管状に形状設定された基部61と、基部61の軸芯Lに対して傾斜した方向に液体窒素Xを噴射する先端部62とを有している。このため、軸芯Lを中心として直管状の基部61を回転させることによって容易に液体窒素Xの噴射方向を周方向に変更することができ、必要最小限の動作で液体窒素Xの噴射方向の変更を行うことが可能となる。
また、本実施形態のコンクリート穿孔方法において、ノズルユニット6の先端部62の噴射開口6d1が基部61と反対側に向けて開口されている。例えば、噴射開口6d1を軸芯Lに対して傾斜させかつ基部61側に向けることも可能であるが、噴射開口6d1を基部61と反対側に向けて開口することで、ノズルユニット6の前方に向けて容易に液体窒素Xを噴射することができる。
(第2実施形態)
次に、本開示の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
上記第1実施形態においては、基部61に対して湾曲して接続された先端部62を備えるノズルユニット6を用いてコンクリート材11の穿孔を行う構成について説明した。これに対して、本実施形態のコンクリート穿孔方法では、図4に示すように、直管状のノズルユニット6Sを用いてコンクリート材11を穿孔する。
このような場合には、まず図4(a)に示すように、作業者がノズルユニット6Sを把持する。ここで、作業者は、ノズルユニット6Sの先端部62が下方に向くように、ノズルユニット6Sを把持する。続いて、作業者は、図4(b)に示すように、ノズルユニット6の先端部62をコンクリート材11の表面に当て液体窒素Xを噴射する。
このような本実施形態のコンクリート穿孔方法によっても、液体窒素Xが気化する際の膨張力によってコンクリート材11のみを除去し、鉄筋12を残存させることができるため、鉄筋12の位置を把握することなくコンクリート材11の穿孔を行うことが可能となる。
(ノズルユニットの第1変形例)
次に、ノズルユニットの第1変形例について説明する。なお、本第1変形例において、本開示の上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図5は、ノズルユニット6Aの概略構成を示す拡大斜視図である。この図に示すように、ノズルユニット6Aは、上記第1実施形態のノズルユニット6の構成に加えて、把持部6eを備えている。
把持部6eは、管体部6bに取り付けられており、管体部6bから管体部6bの径方向外側に突出している。図5に示すように、把持部6eは、管体部6bの基部61(直線状の部位)に対して取り付けられており、基部61の延伸方向(基部61内の流路Rの延伸方向)に離間して複数(本変形例においては2つ)設けられている。
図6は、把持部6eの概略構成を示す拡大斜視図である。この図に示すように、把持部6eは、本体部6e1と、ロック部6e2とを備えている。本体部6e1は、図6に示すように、略C型状の部位であり、各々の端部に対して同心状の貫通孔6e3が形成されている。これらの貫通孔6e3は、管体部6bの基部61の外径よりも僅かに大きな直径されており、基部61が挿通されている。また、本体部6e1の各々の端部には、ロック部6e2が螺合されるネジ穴が形成されている。これらのネジ穴は、各々が貫通孔6e3に貫通孔6e3の径方向外側から接続されている。これによって、ネジ穴に螺合されたロック部6e2の先端部が貫通孔6e3に挿通された管体部6bに当接可能とされている。
ロック部6e2は、本体部6e1に設けられた上述のネジ穴に螺合されたネジ部であり、軸芯に沿って回転させることによって、軸芯に沿う方向(管体部6bの基部61の径方向)に移動される。このようなロック部6e2は、締め付ける方向(管体部6bの基部61の径方向内側に移動する方向)に回転されることによって、先端部が管体部6bの基部61に当接し、摩擦力によって本体部6e1の基部61に対する移動を規制する。
このような把持部6eは、ロック部6e2を緩ませることによって、管体部6bの基部61の延伸方向(長手方向)に沿って移動可能とされている。また、把持部6eは、ロック部6e2を締めることによって、管体部6bに対して固定される。
なお、図5に示すように、管体部6bの先端側に配置された把持部6eと、接続部6a側に配置された把持部6eとを、管体部6bを中心として異なる方向に向けて突出するように固定することが好ましい。これによって、例えば、管体部6bの先端側に配置された把持部6eを作業者の左手側、接続部6a側に配置された把持部6eを右手側に突出させることができる。
このようなノズルユニット6Aは、管体部6bに取り付けられていると共に管体部6bから径方向外側に突出する把持部6eを備えている。このため、作業者が把持部6eを持ってノズルユニット6Aの操作を行うことができ、ノズルユニット6Aの取扱性を向上させることができる。
また、ノズルユニット6Aにおいては、把持部6eが、管体部6bの基部61に対して、流路Rの延伸方向に離間して複数設けられている。このため、作業者が両手で安定してノズルユニット6Aを掴むことができ、作業性を向上させることができる。
また、ノズルユニット6Aにおいては、2つの把持部6eが、管体部6bを中心として異なる方向に向けて突出している。このため、例えば作業者が両側から左右両手でノズルユニット6Aを把持することができ、より作業性を向上させることができる。
また、ノズルユニット6Aにおいては、把持部6eが管体部6bの延伸方向に対して移動可能に取り付けられている。このため、作業位置や作業者の体格に応じて把持部6eの位置を調整することができ、より作業性を向上させることができる。
なお、図7及び図8に示すように、把持部6eに換えて、本体部6f2が回動可能な把持部6fを備える構成を採用することもできる。図7及び図8に示す把持部6fは、支持部6f1と、本体部6f2と、ロック部6f3とを備えている。
支持部6f1は、管体部6bの基部61の外径よりも僅かに大きな直径とされた貫通孔6f4を有しており、貫通孔6f4に基部61が挿通されている。この支持部6f1は、図7及び図8に示すように、本体部6f2を回動可能に支持している。また、支持部6f1には、ロック部6f3が螺合されるネジ穴が形成されている。これらのネジ穴は、貫通孔6f4に貫通孔6f4の径方向外側から接続されている。これによって、ネジ穴に螺合されたロック部6f3の先端部が貫通孔6f4に挿通された管体部6bに当接可能とされている。
本体部6f2は、略三角形状の環状部位であり、頂点部の1つが支持部6f1に対して回転可能に接続されている。本体部6f2は、管体部6bの基部61の軸芯L(図2参照)に対して直交する回転軸芯を中心として回動可能とされている。
ロック部6f3は、支持部6f1に設けられた上述のネジ穴に螺合されたネジ部であり、軸芯に沿って回転させることによって、軸芯に沿う方向(管体部6bの基部61の径方向)に移動される。このようなロック部6f3は、締め付ける方向(管体部6bの基部61の径方向内側に移動する方向)に回転されることによって、先端部が管体部6bの基部61に当接し、摩擦力によって本体部6f2の基部61に対する移動を規制する。
このような把持部6fは、ロック部6f3を緩ませることによって、管体部6bの基部61の延伸方向(長手方向)に沿って移動可能とされている。また、把持部6fは、ロック部6f3を締めることによって、管体部6bに対して固定される。
このような把持部6fによれば、本体部6f2が支持部6f1に対して回転可能とされているため、作業者が本体部6f2の支持部6f1に対する回転角度を任意に調節することができ、取扱性が向上される。
さらに、図9に示すように、把持部6eに換えて、棒状の本体部6g1と、ロック部6g2とを備える把持部6gを備える構成を採用することもできる。本体部6g1は、一方の端部に対して同心状の貫通孔6g3が形成されている。この貫通孔6g3は、管体部6bの基部61の外径よりも僅かに大きな直径されており、基部61が挿通されている。また、本体部6g1の端部には、ロック部6g2が螺合されるネジ穴が形成されている。これらのネジ穴は、貫通孔6g3に貫通孔6g3の径方向外側から接続されている。これによって、ネジ穴に螺合されたロック部6g2の先端部が貫通孔6g3に挿通された管体部6bに当接可能とされている。
ロック部6g2は、本体部6g1に設けられた上述のネジ穴に螺合されたネジ部であり、軸芯に沿って回転させることによって、軸芯に沿う方向(管体部6bの基部61の径方向)に移動される。このようなロック部6g2は、締め付ける方向(管体部6bの基部61の径方向内側に移動する方向)に回転されることによって、先端部が管体部6bの基部61に当接し、摩擦力によって本体部6g1の基部61に対する移動を規制する。
このような把持部6gは、ロック部6g2を緩ませることによって、管体部6bの基部61の延伸方向(長手方向)に沿って移動可能とされている。また、把持部6gは、ロック部6g2を締めることによって、管体部6bに対して固定される。
(ノズルユニットの第2変形例)
次に、ノズルユニットの第2変形例について説明する。なお、本第2変形例において、本開示の上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図10は、ノズルユニット6Bの概略構成を示す拡大斜視図である。この図に示すように、ノズルユニット6Bは、上記第1実施形態のノズルユニット6の構成に加えて、断熱部6hを備えている。
断熱部6hは、管体部6bの基部61の周囲を覆うように管体部6bに固定されている。つまり、ノズルユニット6Bは、管体部6bに固定されると共に流路Rを径方向外側から被覆する断熱部6hを有している。この断熱部6hは、管体部6bの流路Rを流れる液体窒素の冷熱が作業者に到達することを防ぐ部材であり、例えば発泡プラスチック材料によって形成されている。
図11は、ノズルユニット6Bが備える断熱部6hの概略構成を示す部分拡大斜視図である。この図に示すように、断熱部6hは、管体部6bの延伸方向に連続して複数配列された複数の断熱ブロック6iによって構成されている。各々の断熱ブロック6iは、管体部6bが挿通される中央開口を有する環状形状とされており、外周面から中央開口に至るスリット6jを有している。スリット6jは、断熱ブロック6iを管体部6bに対して着脱する場合に管体部6bが通過される部位である。このスリット6jは、断熱ブロック6iを弾性変形させることによって広げることが可能であり、広げられた状態で管体部6bを通過可能とする。
このようなノズルユニット6Bによれば、断熱ブロック6iを着脱することによって、断熱部6hが管体部6bを覆う範囲を変更することができる。つまり、ノズルユニット6Bによれば、断熱部6hが管体部6bの延伸方向に対して分割可能とされている。
以上、図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に限定されない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本開示の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、コンクリート材11(除去対象体)と鉄筋12(残存対象体)とが一体化されたコンクリート構造物10(構造体)において、コンクリート材11の部分を穿孔するコンクリート穿孔方法に本開示を適用した例について説明した。しかしながら、本開示はこれに限定されない。例えば、本開示は、金属配管(残存対象体)から繊維強化プラスチック材(除去対象体)を除去する方法に適用することも可能である。例えば、繊維強化プラスチック材に亀裂やポーラス等に液体窒素Xが進入可能な微細孔を有している場合、この微差孔に進入した液体窒素Xが気化膨張することによって、繊維強化プラスチック材を崩し、これによって繊維強化プラスチック材を除去することも可能である。
また、本開示は、コンクリート材11や繊維強化プラスチック材に限られず、液体が進入可能な微細孔(微細な隙間を含む)を有する材料の除去に適用することが可能である。このような微細孔を有する材料が、微細孔を備えない材料と一体化されている場合には、本開示によって、微細孔を備えない材料を損傷なく残し、微細孔を有する材料のみを除去することが可能である。
また、上記実施形態においては、噴射後に気化膨張する液化流体として液体窒素を用いる構成について説明した。しかしながら、本開示はこれに限定されない。例えば、液化流体として、液体二酸化炭素や液体ヘリウムを用いることも可能である。
また、上記第1実施形態においては、管体部6bの先端部62が基部61に対して湾曲して接続された構成について説明した。しかしながら、本開示はこれに限定されず、管体部6bにおいて、先端部62が基部61に対して屈曲して接続された構成を採用することも可能である。
また、上記実施形態においては、コンクリート構造物10がコンクリート材11と鉄筋12とが一体化された構成について説明した。しかしながら、例えばコンクリート構造物10に金属製の配管が含まれていても良い。このような場合には、金属製の配管も残存対象体となる。
また、上記実施形態においては、下方に向けてコンクリート材11を穿孔する構成について説明した。しかしながら、本開示はこれに限定されない。例えば、本開示は、側方に向けてコンクリート材11を穿孔する方法に適用することも可能である。このような場合には、作業者が先端部62をコンクリート構造物10の側面に対して側方から押し当て、液体窒素Xを噴射することによってコンクリート材11を穿孔する。
本開示は、除去対象体と残存対象体とを有する構造体から、除去対象体を除去する除去対象体除去方法に利用することができる。
1 液体窒素噴射システム
2 貯蔵タンク
3 液体窒素昇圧装置
4 チラー
5 フレキシブルチューブ
6 ノズルユニット
6a 接続部
6A ノズルユニット
6b 管体部
6B ノズルユニット
6c 胴部
6d オリフィス部
6d1 噴射開口
6e 把持部
6e1 本体部
6e2 ロック部
6e3 貫通孔
6f 把持部
6f1 支持部
6f2 本体部
6f3 ロック部
6f4 貫通孔
6g 把持部
6g1 本体部
6g2 ロック部
6g3 貫通孔
6h 断熱部
6i 断熱ブロック
6j スリット
6S ノズルユニット
10 コンクリート構造物(構造体)
11 コンクリート材(除去対象体)
12 鉄筋(残存対象体)
20 孔部
61 基部
62 先端部
L 軸芯
L1 軸芯
R 流路
X 液体窒素(液化流体)

Claims (7)

  1. 液体が進入可能な微細孔を有する材料からなる除去対象体と、前記液体が進入可能な微細孔を有しない材料からなると共に前記除去対象体と一体化された残存対象体とを有する構造体から、前記除去対象体を除去する除去対象体除去方法であって、
    噴射後に気化する液化流体を前記除去対象体に噴射する除去対象体除去方法。
  2. 前記液化流体を噴射することで前記除去対象体の穿孔を進め、前記残存対象体が露出してから前記残存対象体を避けるように前記液化流体の噴射方向を変更する請求項1記載の除去対象体除去方法。
  3. 内部に前記液化流体を案内する流路を有すると共に先端部に噴射開口を有する管体部を備えるノズルユニットによって前記液化流体を噴射する請求項1または2記載の除去対象体除去方法。
  4. 前記管体部は、噴射開口を有する先端部が屈曲あるいは湾曲して基部に対して接続されると共に前記先端部及び前記基部を含む部位に前記液化流体を案内する流路が形成されている請求項3記載の除去対象体除去方法。
  5. 前記除去対象体は、コンクリート材である請求項1〜4いずれか一項に記載の除去対象体除去方法。
  6. 前記除去対象体は、繊維強化プラスチック材である請求項1〜4いずれか一項に記載の除去対象体除去方法。
  7. 前記液化流体が液体窒素である請求項1〜6いずれか一項に記載の除去対象体除去方法。
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