JPWO2019111405A1 - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、実施の形態1における空気調和機の構成図である。
図1に示すように、空気調和機は、室外機1と、室内機2と、操作部3とを備えている。
室外機1は、圧縮機11と、四方弁12と、室外の空気と冷媒とを熱交換する室外熱交換器13と、膨張弁14と、アキュムレータ15と、室外の空気を室外熱交換器13に送風する室外ファン16とを備えている。
室内機2は、室内の空気と冷媒とを熱交換する室内熱交換器21と、室内の空気を室内熱交換器21に送風する室内ファン22とを備えている。
操作部3は、空気調和機の運転の操作及び室内の空気の設定温度の操作などが入力される。
四方弁12は、圧縮機11から吐出されたガス冷媒を室外熱交換器13又は室内熱交換器21に流すように流路を切り替える。
室外熱交換器13は、例えば、複数の伝熱管と複数のフィンとを有するフィンアンドチューブ型熱交換器により構成される。室外熱交換器13は、暖房運転時には蒸発器として機能し、冷房運転時には凝縮器として機能する。
膨張弁14は、冷媒回路を流れる冷媒を減圧して膨張させるものである。膨張弁14は、例えば、電子式膨張弁若しくは感温式膨張弁等により構成される。
アキュムレータ15は、ガス冷媒と液冷媒とを分離して余剰冷媒を溜める。なお、アキュムレータ15を省略した構成としても良い。
制御装置30は、圧縮機11の運転容量を制御する。また、制御装置30は、操作部3から取得した操作情報に基づいて、圧縮機11、四方弁12、膨張弁14、室外ファン16、及び室内ファン22の動作を制御する。
第2温度センサ32は、室外熱交換器13を通過する空気の温度を検出する。第2温度センサ32は、室外熱交換器13を通過する前の空気の温度、即ち室外空気の温度を検出する。第2温度センサ32は、例えばサーミスタによって構成される。
湿度センサ33は、室外熱交換器13を通過する空気の相対湿度を検出する。湿度センサ33は、室外熱交換器13を通過する前の空気の相対湿度、即ち室外空気の相対湿度を検出する。湿度センサ33は、例えば、感湿膜と電極を備えたセンサ素子の静電容量変化により湿度を検知する静電容量型湿度センサなどによって構成される。
図2に示すように、制御装置30は、第1運転制御部301と、第2運転制御部302と、露点温度算出部303とを備える。
第1運転制御部301は、第1温度センサ31が検出した検出温度T1に基づき、圧縮機11の運転容量を制御する第1運転制御を行う。詳細は後述する。
第2運転制御部302は、第1温度センサ31が検出した検出温度T1及び露点温度算出部303が算出した露点温度Tdpに基づき、圧縮機11の運転容量を制御する第2運転制御を行う。詳細は後述する。
なお、制御装置30は、暖房運転又は冷房運転の制御において、設定温度、過冷却度、及び過熱度の目標値などに応じて、圧縮機11の運転容量、膨張弁14の開度、室外ファン16及び室内ファン22の回転数などを制御しても良い。
冷房運転時は、四方弁12が図1の点線で示される状態に切り替えられる。即ち、圧縮機11の吐出側の配管と室外熱交換器13とが接続される。
圧縮機11から吐出した高温高圧の冷媒は、四方弁12を通過して室外熱交換器13へ流入する。室外熱交換器13に流入した冷媒は、室外ファン16からの室外の空気と熱交換して放熱し、温度が低下して過冷却状態の液冷媒となって、室外熱交換器13から流出する。
暖房運転時は、四方弁12が図1の実線で示される状態に切り替えられる。即ち、圧縮機11の吐出側の配管と室内熱交換器21とが接続される。
圧縮機11から吐出した高温高圧の冷媒は、四方弁12を通過して室内熱交換器21へ流入する。室内熱交換器21に流入した冷媒は、室内ファン22からの室内の空気と熱交換して放熱し、温度が低下して過冷却状態の液冷媒となって、室内熱交換器21から流出する。
以下、制御装置30の動作の詳細を説明する。
図4は、実施の形態1における空気調和機の制御装置の第1運転制御を示すフローチャートである。
図5は、実施の形態1における空気調和機の制御装置の第2運転制御を示すフローチャートである。
図6は、実施の形態1における空気調和機の第1温度センサの検出温度の温度変化を概念的に示す図である。図6の縦軸は温度を示し、横軸は経過時間を示す。なお、図6に示す例では、室外空気の温度Toutがゼロ度以上、室外空気の露点温度Tdpがゼロ度以下、冷媒の蒸発温度Tevaが露点温度Tdp以下の場合を示している。
以下、制御装置30の動作を、図3〜図5に基づき、図6を参照しつつ説明する。
なお、以下の説明において、冷媒回路の熱負荷に応じた圧縮機11の運転容量の制御を通常運転制御と称する。
第1運転制御部301は、第1温度センサ31の検出温度T1が第1閾値Tref1を下回り、且つ、予め設定した時間Δtにおける温度低下量ΔTが第2閾値Tref2以上であるか否かを判定する(ステップS201)。このステップS201は、室外熱交換器13への霜の着霜を検知するステップである。
一方、室外熱交換器13に霜が着霜した場合、即ち室外熱交換器13の表面に氷が付着している場合、第1温度センサ31の検出温度T1は冷媒の蒸発温度Tevaよりも低下する。また、第1温度センサ31の検出温度T1の低下量は、室外熱交換器13の着霜量が増えるほど大きくなる。
このようなことから、第1閾値Tref1の条件に加えて、予め設定した時間Δtにおける温度低下量ΔTが第2閾値Tref2以上であるか否かを判断することにより、室外熱交換器13への着霜を検知することができる。
これにより、室外熱交換器13の表面の温度も上昇し、室外熱交換器13の表面に付着した霜が溶解する。また、冷媒回路の凝縮温度の低下により暖房能力が低下するものの、暖房運転を継続しつつ室外熱交換器13に付着した霜を除去することが可能となる。
第3閾値Tref3は、第1閾値Tref1よりも高い値に設定される。また、第3閾値Tref3は、ゼロ度よりも高い温度である。例えば、制御装置30は、室外空気の温度Toutとゼロ度との間の温度に設定する。
なお、所定時間は、第3閾値Tref3の温度に応じて変化させても良い。また、室外空気の温度Toutと第3閾値Tref3との温度差に応じて変化させても良い。例えば、第3閾値Tref3が高いほど所定時間を短くしても良い。また、室外空気の温度Toutが高いほど所定時間を短くしても良い。
第1温度センサ31の検出温度T1が露点温度Tdpでない場合、第2運転制御部302は、第1温度センサ31の検出温度T1が露点温度Tdpよりも高いか否かを判定する(ステップS402)。
ステップS403のあと、第2運転制御部302は、ステップS401に戻り上記動作を繰り返す。
ステップS404のあと、第2運転制御部302は、ステップS401に戻り上記動作を繰り返す。
また、圧縮機11の運転容量の変化と検出温度T1の変化とには時間的な遅れが生じることから、圧縮機11の運転容量を増加又は低下させたあと所定時間待機したあとに、ステップS401及びステップS402の判定を行うようにしても良い。
また、室外熱交換器13の表面の温度が室外空気の露点温度Tdpよりも低下しないため、室外空気に含まれる水分が室外熱交換器13を通過する際に昇華して霜として付着しない。
このため、室外熱交換器13への霜の着霜を検知し、暖房運転を継続しつつ室外熱交換器13に付着した霜を除去することが可能となる。
よって、暖房運転を中断することなく、室外熱交換器13への着霜を抑制することができる。従って、除霜運転による暖房運転が中断されることがなく、室内温度の低下を抑制することができ、快適性の低下を抑制できる。
このため、室外空気が室外熱交換器13を通過する際に、室外空気に含まれる水分が霜として付着することを抑制しつつ、暖房運転を継続することができる。
このため、第1運転制御において霜を除去した後、第2運転制御において霜の着霜を抑制した暖房運転を行うことができる。
このため、室外熱交換器13に霜が着霜しない最大の能力で暖房運転を行うことができる。
なお、以下の説明において、冷媒回路の熱負荷に応じた圧縮機11の運転容量の制御を通常運転制御と称する。
このため、室外空気が室外熱交換器13を通過する際に、室外空気に含まれる水分が霜として付着することを抑制しつつ、暖房運転を継続することができる。
このため、室外熱交換器13に霜が着霜しない最大の能力で暖房運転を行うことができる。
Claims (7)
- 圧縮機、室内熱交換器、膨張弁、及び空気と冷媒とを熱交換する室外熱交換器が配管で接続され、前記冷媒を循環させる冷媒回路と、
前記室外熱交換器の温度を検出する第1温度センサと、
前記圧縮機の運転容量を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記第1温度センサの検出温度が第1閾値を下回り、且つ、予め設定した時間当たりの温度低下量が第2閾値以上となったとき、前記圧縮機の運転容量を低下させる第1運転制御を行うように構成された
空気調和機。 - 前記室外熱交換器を通過する前記空気の露点温度を検出する露点温度検出手段を備え、
前記制御装置は、
前記第1運転制御のあと、
前記第1温度センサの検出温度が前記露点温度以上となるように、前記圧縮機の運転容量を可変させる第2運転制御を行うように構成された
請求項1に記載の空気調和機。 - 前記制御装置は、
前記第1運転制御において、前記圧縮機の運転容量を低下させたあと、前記第1温度センサの検出温度が、前記第1閾値よりも高い第3閾値を超えた場合、前記第2運転制御に移行するように構成された
請求項2に記載の空気調和機。 - 前記制御装置は、
前記第2運転制御において、
前記第1温度センサの検出温度が前記露点温度となるように、前記圧縮機の運転容量を可変させる
請求項2又は3に記載の空気調和機。 - 前記制御装置は、
前記第2運転制御において、
前記第1温度センサの検出温度が前記露点温度よりも高い場合、前記圧縮機の運転容量を増加させ、
前記第1温度センサの検出温度が前記露点温度以下の場合、前記圧縮機の運転容量を低下させる
請求項2〜4の何れか一項に記載の空気調和機。 - 前記制御装置は、
前記露点温度を前記第1閾値として設定する
請求項2〜5の何れか一項に記載の空気調和機。 - 前記露点温度検出手段は、
前記室外熱交換器を通過する前記空気の温度を検出する第2温度センサと、
前記室外熱交換器を通過する前記空気の相対湿度を検出する湿度センサと、
前記第2温度センサの検出値と前記湿度センサの検出値とから前記空気の前記露点温度を算出する露点温度算出部と、
を備えた
請求項2〜6の何れか一項に記載の空気調和機。
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