JP6313950B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機に関する。
空気調和機には、圧縮機と、膨張機構として膨張弁が設けられている。圧縮機の吐出温度は、膨張弁の開度を調整することで、予め定められた目標温度となるように制御される。
ここで、起動時は冷媒の移動・相変化に伴う圧力変動や温度変化などが大きい。そのため、起動時に圧縮機の吐出温度に基づいて膨張弁の開度を制御したとしても、圧縮機の吐出温度が大きく変動し、制御が不安定になる課題がある。
このような起動時の課題に対して、特許文献1は、起動時に室外膨張弁を閉じ気味の状態にして、時間の経過とともに、弁開度を開く初期弁開度制御を行う制御手段を備えた空気調和機を開示している。
特開2001−355933号公報
ところで、冷媒としてR32を採用した場合、R32はR410Aに対して常圧における沸点が低いことから、低温で液化しやすく、圧縮機が液冷媒を吸い込みしやすい。また、R32は、R410Aに比べて断熱指数が大きいため、圧縮過程における等エントロピ線の傾きが大きく、過熱度を取ったときの吐出温度の上昇幅が大きい。
そのため、冷媒としてR32を採用した場合、特許文献1に記載のように起動時に予め定められた比例定数で一律に膨張弁開度を変化させたとき、図3に示すように、圧縮機が十分に加熱されていない状態で、蒸発圧力が低下する。この状態が続くと、圧縮機の吐出温度が上昇しないまま、蒸発圧力が下がり続ける。すると、圧縮機が液冷媒を吸い込みやすくなり、圧縮機の信頼性が低下する。
一方、運転を継続すると、時間の経過ともに圧縮機が加熱されるため、吐出温度が上昇する。このとき、特許文献1に記載のように起動時に予め定められた比例定数で一律に膨張弁開度を変化させたとき、吐出温度が急激に上昇する。すると、吐出温度の急激な上昇によって圧縮機のモータに用いられる永久磁石が減磁するなど信頼性が低下する。このため、R410Aを使用している装置について、冷媒をR32に入れ換えただけでは、起動時に信頼性が低下する課題がある。
そこで、本発明は、起動時の信頼性を高めた空気調和機を提供することを目的とする。
本発明の空気調和機は、圧縮機、室内熱交換器、膨張機構及び室外熱交換器を有する冷凍サイクルと、圧縮機の吐出温度に基づいて膨張機構を制御する吐出温度制御手段と、起動時に第1の設定時間膨張機構の開度を第1の設定開度以上にする第1制御手段と、第1の設定時間経過後に第2の設定時間、膨張機構の開度を第1の設定開度より狭い第2の設定開度以上にする第2制御手段と、第2の設定時間経過後に第3の設定時間、膨張機構の開度を第2の設定開度より狭い第3の設定開度以上にする第3制御手段とを備え、R32単体又はR32が50重量%を越える混合冷媒が用いられる。
本発明によれば、起動時の信頼性を高めた空気調和機を提供することができる。
本実施形態に係る空気調和機の冷媒回路構成図である。 本実施形態に係る運転開始初期の膨張弁開度の変化と吐出温度の変化を示すグラフである。 運転開始初期に予め定められた比例定数で一律に膨張弁開度を変化させた場合における吐出温度の変化を示すグラフである。 R410AとR32の圧縮過程におけるサイクル変化を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。なお、各図において共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
本実施形態の空気調和機1の構成、機能および動作に関する概要について、説明する。図1は、本実施形態の空気調和機1を構成する各構成要素とそれらの接続関係を表す基本構成図である。
空気調和機1は、圧縮機2、流路切換弁(例えば四方弁)3、室外熱交換器4、膨張機構5、室内熱交換器6、サクションタンク7を環状に接続した回路10で構成される。また、空気調和機1を制御するため、制御部50とサーミスタなどの温度検出手段51を備えている。膨張機構5は電子膨張弁等を用いる。
温度検出手段51は圧縮機2の吐出温度を検知するため、圧縮機2の上部に設置されている。なお、温度検出手段51を圧縮機2の吐出配管に設置してもよい。
空気調和機1の各機器の動作について図1を用いて説明する。空気調和機1の運転モードが「冷房」である場合、四方弁3を切り替えることで、冷媒は図1の実線矢印の方向へ流れる。圧縮機2から吐出された冷媒は、四方弁3の実線で示した流路を介して、室外熱交換器4に供給される。そして、室外熱交換器4から排出された冷媒は、膨張機構5で減圧膨張し、室内熱交換器6に供給される。つづいて、室内熱交換器6から排出された冷媒は、四方弁3の実線で示した流路を介して、サクションタンク7及び圧縮機2に戻る。
また、空気調和機1の運転モードが「暖房」である場合、四方弁3を切り替えることで、冷媒は図1の破線矢印の方向へ流れる。圧縮機2から吐出された冷媒は、四方弁3の破線で示した流路を介して、室内熱交換器6に供給される。そして、室外熱交換器6から排出された冷媒は、膨張機構5で減圧膨張し、室外熱交換器4に供給される。室外熱交換器4から排出された冷媒は、四方弁3の破線で示した流路を介して、サクションタンク7及び圧縮機2に戻る。
例えば、室外熱交換器4及び室内熱交換器6はフィンチューブ形式で構成し、フィン側で空気をプロペラファンや貫流ファンなどで通流し、管側に冷媒を通流することで熱の授受が行われる。
制御部50は、温度検出手段51から吐出温度の情報を取得する他、四方弁3の切換や膨張機構5の弁開度、圧縮機2の回転数、室外熱交換器4及び室内熱交換器6、室内温度及び室外温度を図示していない温度検出手段によって取得し、室外熱交換器4と室内熱交換器6の空気側の交換熱量を制御する。
温度検出手段51の温度精度は、概ねサイクルに影響を与えない精度とする。例えば、上限+1℃、下限−1℃とする。この範囲内において温度検出手段51で検出される温度は同じ値となる。
また、膨張機構5の開度は、後述するように圧縮機2の回転数から算出される目標吐出温度と、温度検出手段51より検出される吐出温度との温度差に応じて定められる開度差で制御ステップ毎に制御される。
サクションタンク7は運転開始時など冷媒が液のまま圧縮機2で圧縮され信頼性が損なわれることを防ぐため設けられている。圧縮機2は容積型の圧縮機であり、本実施形態では回転数が可変である圧縮機とする。
以上、説明した動作の具体的な制御方法について、図2で説明する。図2は、本実施形態における起動時の膨張弁開度の変化と吐出温度の変化を示すグラフである。
図中の始動開度P1、第1初期制御の開度P2、第2初期制御の開度P3、第3初期制御の開度P4、並びに、ぞれぞれの開度の持続時間(始動開度の持続時間P1_T、第1初期制御の持続時間P2_T、第2初期制御の持続時間P3_T、第3初期制御の持続時間P4_T)は、空気調和機の容量や運転モードにより異なり、事前の要素検討などから実験的に定められる。例えば、初期制御の開度P2〜P4は、全開のパルスが480パルスの膨張弁を用いた場合、100〜300、初期制御の持続時間P2_T〜P4_Tは、膨張機構5のパルス制御間隔が10〜20秒の場合、概ね60秒から120秒に設定する。
本実施形態は、圧縮機2、室内熱交換器6、膨張機構5及び室外熱交換器4を有する冷凍サイクルと、圧縮機2の吐出温度に基づいて膨張機構5を制御する吐出温度制御手段と、起動時に第1の設定時間(第1初期制御の持続時間P2_T)膨張弁の開度を第1の設定開度(第1初期制御の開度P2)以上にする第1制御手段と、第1の設定時間(第1初期制御の持続時間P2_T)経過後に第2の設定時間(第2初期制御の持続時間P3_T)、膨張機構5の開度を第1の設定開度(第1初期制御の開度P2)より狭い第2の設定開度(第2初期制御の開度P3)以上にする第2制御手段と、第2の設定時間(第2初期制御の持続時間P3_T)経過後に第3の設定時間(第3初期制御の持続時間P4_T)、膨張機構5の開度を第2の設定開度(第2初期制御の開度P3)より狭い第3の設定開度(第3初期制御の開度P4)以上にする第3制御手段とを備え、R32単体又はR32が50重量%を越える混合冷媒が用いられる。
以下、具体的に本実施形態について説明する。空気調和機1の圧縮機2が起動した後、図2に示すように膨張機構5は予め定められた始動開度P1に設定される。圧縮機2が起動することで、圧縮機2内のガス冷媒と冷凍機油が攪拌され、圧縮されたガス冷媒と冷凍機油の一部がサイクル内を循環し始める。
始動開度の持続期間P1_Tが終了し、第1初期制御の持続時間P2_Tがスタートすると、予め設定されている目標吐出温度と、温度検出手段51での吐出温度の差により、膨張機構5の制御パルス量が決定される。
一定時間間隔で制御パルス量を都度定め、膨張機構5の開度が小さくなり、第1初期制御の開度P2と等しくなると、第1初期制御の持続時間P2_Tが経過するまで膨張機構5の開度を制御しない。
図2に示すように、膨張機構5が一定間隔で制御されている間は直線的に吐出温度が上昇し、膨張機構5の開度の変化がなくなると上昇する傾きが緩やかになり、山なりの変化をする。
このとき、仮に膨張機構5の開度を制御し続け、さらに開度を小さくすると、圧縮機2が十分に加熱されていない状態で、蒸発圧力が低下する。図3は、運転開始初期に予め定められた比例定数で一律に膨張弁開度を変化させた場合における吐出温度の変化を示すグラフである。図3に示すように予め定められた比例定数で一律に膨張弁開度を変化させる状態が続くと、吐出温度が上昇しないまま、蒸発圧力が下がり続け、冷房運転の場合は室内熱交換器6、暖房運転の場合は室外熱交換器4の伝熱管温度が低下し、伝熱管表面で結露した水分が氷結してしまうおそれがある。
特に、冷媒としてR32を採用する場合、R32はR410Aに対して常圧における沸点が低いことから、低温で液化しやすく、圧縮機2の吸い込みで液を吸い込みしやすくなり、信頼性が低下する。また、R32のように断熱指数が大きい冷媒を用いた場合、熱容量による制御応答遅れを要因として、吐出温度が上昇しないまま、吐出温度と蒸発圧力が下がり続けて熱交換器が氷結する。
第1初期制御の開度P2を定める要素検討では、第1初期制御の持続時間P2_T内で蒸発側の熱交換器から圧縮機吸込み部の間で冷媒が過熱しないように、すなわち圧縮機2に吸入される冷媒が若干湿り気味となる開度に調整することが望ましい。圧縮機2は予め設定された回転数で駆動する。
第1初期制御の持続時間P2_Tが終了して、第2初期制御の持続時間P3_Tがスタートすると、第1初期制御の開度P2による制限が解除され、再度、目標吐出温度と吐出温度の差により、膨張機構5の制御パルス量が決定される。
一定時間間隔で制御パルス量を都度定め、膨張機構5の開度が小さくなり、第2初期制御の開度P3に等しくなると、それ以上膨張機構5を制御しない。
第2初期制御の持続時間P3_Tにおいても、第1初期制御の持続時間P2_Tと同様に、膨張機構5が一定間隔で制御されている間は直線的に吐出温度が上昇し、膨張機構5の開度の変化がなくなると、上昇する傾きが緩やかになり、山なりの変化をする。
このとき、仮に膨張機構5の開度を制御し続け、さらに開度を小さくすると、吐出温度が急上昇し、運転当初に圧縮機2内からサイクル内に循環した冷凍機油がサイクル内で分離・滞留し、圧縮機2内へ戻らないことがあり、圧縮機2の信頼性を損なう恐れがある。
第2初期制御の弁開度P_3を定める要素検討では、第1初期制御の弁開度P_2と同様に、第2初期制御の持続時間P3_T内で蒸発側の熱交換器から圧縮機2の吸込み部の間で冷媒が過熱しないように、すなわち圧縮機2に吸入される冷媒が若干湿り気味となる開度に調整することが望ましい。
第2初期制御の持続時間P3_Tが終了し、第3初期制御の持続時間P4_Tがスタートすると、図2に示すように、第2初期制御の弁開度P_3による制限が解除され、再度、目標吐出温度と吐出温度の差により、膨張機構5の制御パルス量が決定される。
一定時間間隔で制御パルス量を都度定め、膨張機構5の開度が小さくなり、第3初期制御の弁開度P_4と等しくなると、それ以上膨張機構5を制御しない。
図2に示すように、初期制御2時間と同様、膨張機構5が一定間隔で制御されている間は直線的に吐出温度が上昇し、膨張弁開度の変化がなくなると上昇する傾きが緩やかになり、山なりの変化をする。
このとき、仮に膨張機構5の開度を制御し続け、さらに開度を小さくすると、吐出温度が急上昇し、目標吐出温度を大きく超えるだけでなく、圧縮機2内のモータの磁力が低下したり、樹脂部品、四方弁内の樹脂部品などの高温劣化を招き、圧縮機2・要素部品の信頼性を著しく損なう恐れがある。
特に、冷媒としてR32を採用する場合、吐出温度が急激に上昇しやすい。図4は、R410AとR32の圧縮過程におけるサイクル変化を示すグラフである。一点差線は飽和蒸気線M、実線はR410Aの低過熱度での圧縮過程P及び高過熱度での圧縮工程Q、並びに、R32の低過熱度での圧縮過程P’及び高過熱度での圧縮工程Q’である。
図4に示すように、R410Aの吸込側における過熱度変化dSHsとR32の吸込側における過熱度変化dSHs’が等しい場合、R32の吐出側における過熱度変化dSHd’はR410Aの吐出側における過熱度変化dSHdよりも大きい。つまり、R32はR410Aに対して断熱指数が大きく、圧縮過程における等エントロピ線の傾きが大きく、過熱度が取れた際の吐出温度の上昇幅が大きい。従って、冷媒としてR32を採用する場合、圧縮過程における等エントロピ線の傾きが大きく、過熱度を取ったときの吐出温度の上昇幅が大きく、前述の現象が起こりやすい。
第3初期制御の弁開度P_4を定める要素検討では、第2初期制御の弁開度P_3と同様に、第3初期制御の持続時間P4_T内で蒸発側の熱交換器から圧縮機2の吸込み部の間で冷媒が過熱しないように、すなわち圧縮機2に吸入される冷媒が若干湿り気味となる開度に調整する。
以上説明した通り、本実施形態によれば、運転開始から吐出温度が安定するまでに、少なくとも3つの区間で膨張機構5の開度変化に制限を設けることで、温度応答遅れにより考えられる不具合を回避でき、起動時の信頼性を高める空気調和機を提供することができる。本実施形態は、断熱指数が大きく、過熱するほど温度の上昇速度が速いR32のような冷媒を採用した場合に、目標吐出温度になるまで過熱しないように段階的に制御するため、特に有効である。
本実施形態では、第1の設定時間(第1初期制御の持続時間P2_T)は第2の設定時間(第2初期制御の持続時間P3_T)よりも長く、且つ、第2の設定時間(第2初期制御の持続時間P3_T)は第3の設定時間(第3初期制御の持続時間P4_T)よりも長くしている。運転を継続すると、時間の経過ともに圧縮機2、凝縮器等が加熱されて、吐出温度上昇に対する応答性が向上する。本実施形態によれば、冷凍サイクルの応答時間を確保し、運転開始から応答性の変化に応じて膨張機構5の開度を制御することができる。
本実施形態では、第1の設定時間(第1初期制御の持続時間P2_T)、第2の設定時間(第2初期制御の持続時間P3_T)及び第3の設定時間(第3初期制御の持続時間P4_T)において圧縮機2は予め設定された回転数で駆動し、少なくとも第2の設定時間(第2初期制御の持続時間P3_T)又は第3の設定時間(第3初期制御の持続時間P4_T)において圧縮機2は二相状態の冷媒を吸入する。本実施形態によれば、圧縮機2の吐出温度の急激な上昇を抑制でき、圧縮機2の信頼性をさらに向上させることができる。
なお、本実施形態では、始動開度の持続時間P1_T、第1初期制御の持続時間P2_T、第2初期制御の持続時間P3_T、第3初期制御の持続時間P4_Tにおいて、膨張機構5の開度の下限値(第1初期制御の開度P2、第2初期制御の開度P3、第3初期制御の開度P4)に加え、膨張機構5の開度の上限値を設けてもよい。
また、膨張機構5の開度変化を一律に緩やかにすることで、起動時の信頼性を確保することも考えられるが、室内の温度が設定温度に到達するまでの時間が長くなり、快適性が低下する。
以上、本発明に係る空気調和機について各実施形態により説明したが、本発明の実施態様はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更などを行うことができる。
冷媒としてR32を用いる場合について説明したが、これに限らない。例えば、冷媒として、R32を50重量%以上含む混合冷媒に用いてもよい。
1…空気調和機、2…圧縮機、3…流路切換弁、4…室外熱交換器、5…膨張弁、6…室内熱交換器、7…サクションタンク、50…制御部、51…温度検出手段

Claims (2)

  1. 圧縮機、室内熱交換器、膨張機構及び室外熱交換器を有する冷凍サイクル装置と、
    前記圧縮機の吐出温度を検出する吐出温度検出手段と、
    起動時に第1の設定時間の間、前記膨張機構の開度を漸次縮小して第1の設定開度まで下げ、その後当該第1の設定開度を前記第1の設定時間の終了までの所定時間維持する第1制御手段と、
    前記第1の設定時間経過後第2の設定時間の間、前記膨張機構の開度を漸次縮小しての設定開度まで下げ、その後当該第2の設定開度を前記第2の設定時間の終了までの所定時間維持する第2制御手段と、
    前記第2の設定時間経過後第3の設定時間の間、前記膨張機構の開度を漸次縮小しての設定開度まで下げ、その後当該第3の設定開度を前記第3の設定時間の終了までの所定時間維持する第3制御手段とを備え、
    前記第1乃至第3の設定開度は前記吐出温度検出手段で検出した前記圧縮機の吐出温度と目標吐出温度との差に基づいて前記第1乃至第3制御手段がそれぞれ決定し、
    前記第1の設定時間は前記第2の設定時間よりも長く、且つ、前記第2の設定時間は前記第3の設定時間よりも長く設定されていて、
    R32単体又はR32が50重量%を越える混合冷媒が用いられることを特徴とする空気調和機。
  2. 前記第1の設定時間、前記第2の設定時間及び前記第3の設定時間において前記圧縮機は予め設定された回転数で駆動し、少なくとも前記第2の設定時間又は前記第3の設定時間において前記圧縮機は二相状態の冷媒を吸入することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
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