JPWO2019111352A1 - エアロゾル吸引器用カートリッジ、エアロゾル吸引器、およびエアロゾル吸引器用金属ヒータ - Google Patents

エアロゾル吸引器用カートリッジ、エアロゾル吸引器、およびエアロゾル吸引器用金属ヒータ Download PDF

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Abstract

従来に比べて改善されたエアロゾル吸引器用金属ヒータおよびそれを備えたエアロゾル吸引器用カートリッジ、並びにエアロゾル吸引器を提供する。エアロゾル吸引器用カートリッジは、エアロゾル生成液を貯留する液貯留部と、液貯留部から供給されるエアロゾル生成液を霧化する薄厚状の金属ヒータと、を備え、金属ヒータは、表面と、表面に対向する裏面と、表面および裏面を接続する側面とを有し、側面の少なくとも一部には、表面から裏面へ向かう仮想線と異なる方向に、テーパー状に突出するテーパー突出部が設けられており、テーパー突出部は、表面と側面が接続される表側縁部を基端としてテーパー突出部の先端に向けて凹曲面状に形成される第1テーパー面と、裏面と側面が接続される裏側縁部を基端としてテーパー突出部の先端に向けて凹曲面状に形成される第2テーパー面を有する。

Description

本発明は、エアロゾル吸引器用カートリッジ、エアロゾル吸引器、およびエアロゾル吸引器用金属ヒータに関する。
発生させたエアロゾルをユーザの吸引動作により提供するエアロゾル吸引器が知られている。この種のエアロゾル吸引器としては、エアロゾル生成液をヒータによる電気加熱によって霧化部で霧化(エアロゾル化)させる態様が一例として挙げられる。エアロゾル生成液としては、エアロゾルを生成するための液体であり、グリセリン(G)やプロピレングリコール(PG)等を含むものが知られている。
また、近年では、エアロゾル生成液を貯留する液貯留タンク等からエアロゾル生成液を吸液すると共に保持する液保持部材と、この液保持部材に設けられる面状ヒータを備えたアトマイジングユニットが提案されている(例えば、特許文献1等を参照)。
米国特許出願公開第2015/0136156号明細書 特表2014−527835号公報
ここで、従来のエアロゾル吸引器用金属ヒータには改善の余地があると考えられる。本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、従来に比べて改善されたエアロゾル吸引器用金属ヒータおよびそれを備えたエアロゾル吸引器用カートリッジ、並びにエアロゾル吸引器を提供することを目的とする。
本発明に係るエアロゾル吸引器用カートリッジは、エアロゾル生成液を貯留する液貯留部と、前記液貯留部から供給されるエアロゾル生成液を霧化する薄厚状の金属ヒータと、を備え、前記金属ヒータは、表面と、前記表面に対向する裏面と、前記表面および裏面を接続する側面とを有し、前記側面の少なくとも一部には、前記表面から裏面へ向かう仮想線と異なる方向に、テーパー状に突出するテーパー突出部が設けられており、前記テーパー突出部は、前記表面と側面が接続される表側縁部を基端として前記テーパー突出部の先端に向けて凹曲面状に形成される第1テーパー面と、前記裏面と側面が接続される裏側縁部を基端として前記テーパー突出部の先端に向けて凹曲面状に形成される第2テーパー面と、を有することを特徴とする。
上記構成を採用する本発明によれば、金属ヒータの側面にテーパー突出部が形成されているため、金属ヒータの表面積を十分に確保することができる。より具体的には、同一断面積で比較した場合、テーパー突出部を具備しない横断面が単なる円形状や矩形状のヒータに比べて、テーパー突出部を具備する本発明に係る金属ヒータの方が表面積を増加させることができる。その結果、本発明に係る金属ヒータで発生した熱をエアロゾル生成液へと効率的に伝熱することができるため、エアロゾル生成液の気化を促進することができる。つまり、エアロゾル生成液の霧化を促進し、エアロゾルを従来よりも効率よく生成することができる。
また、本発明に係るエアロゾル吸引器用カートリッジにおいて、前記テーパー突出部における基端から先端までの突出長さ寸法は、前記金属ヒータの厚さ寸法に対する5%以上20%以下であっても良い。
また、本発明に係るエアロゾル吸引器用カートリッジにおいて、前記テーパー突出部の先端が、前記金属ヒータにおける厚さ方向の略中央に位置していても良い。
また、本発明に係るエアロゾル吸引器用カートリッジにおいて、前記金属ヒータは、通電時に発熱して前記エアロゾル生成液を加熱するヒータ部および電極部が一体成形されていても良い。
また、本発明に係るエアロゾル吸引器用カートリッジにおいて、前記金属ヒータは、ライン形状を有するライン状ヒータであっても良い。
また、本発明に係るエアロゾル吸引器用カートリッジにおいて、前記金属ヒータは、板形状を有する板状ヒータであっても良い。
また、本発明に係るエアロゾル吸引器用カートリッジにおいて、前記金属ヒータを厚さ方向に貫通する貫通孔が設けられており、前記貫通孔の内周側面に前記テーパー突出部が設けられていても良い。
また、本発明に係るエアロゾル吸引器用カートリッジにおいて、前記金属ヒータに、前記貫通孔が複数配列されていても良い。
また、本発明に係るエアロゾル吸引器用カートリッジは、前記液貯留部と前記金属ヒータとの間に介在し、前記液貯留部から供給された前記エアロゾル生成液を保持する液保持部材を更に備え、前記金属ヒータは、前記液保持部材と接触して設けられていても良い。
また、本発明に係るエアロゾル吸引器用カートリッジにおいて、前記金属ヒータは板形状を有する板状ヒータであると共に、前記表面又は裏面が前記液保持部材に接触するように設置されており、前記金属ヒータには、厚さ方向に貫通する複数の貫通孔が配列されていると共に、各貫通孔の内周側面に前記テーパー突出部が設けられていても良い。
また、本発明は、上述までの何れかのエアロゾル吸引器用カートリッジを備えるエアロゾル吸引器として特定しても良い。また、例えば、本発明に係るエアロゾル吸引器は、エアロゾル生成液を貯留する液貯留部と、前記液貯留部から供給されるエアロゾル生成液を霧化する薄厚状の金属ヒータと、を備え、前記金属ヒータは、表面と、前記表面に対向する裏面と、前記表面および裏面を接続する側面とを有し、前記側面の少なくとも一部には、前記表面から裏面へ向かう仮想線と異なる方向に、テーパー状に突出するテーパー突出部が設けられており、前記テーパー突出部は、前記表面と側面が接続される表側縁部を基端として前記テーパー突出部の先端に向けて凹曲面状に形成される第1テーパー面と、前記裏面と側面が接続される裏側縁部を基端として前記テーパー突出部の先端に向けて凹曲面状に形成される第2テーパー面と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、エアロゾル吸引器用金属ヒータとして特定しても良い。すなわち、本発明は、エアロゾル生成液を霧化する薄厚状のエアロゾル吸引器用金属ヒータであって、表面と、前記表面に対向する裏面と、前記表面および裏面を接続する側面とを有し、前記側面の少なくとも一部には、前記表面から裏面へ向かう仮想線と異なる方向に、テーパー状に突出するテーパー突出部が設けられており、前記テーパー突出部は、前記表面と側面が接続される表側縁部を基端として前記テーパー突出部の先端に向けて凹曲面状に形成される第1テーパー面と、前記裏面と側面が接続される裏側縁部を基端として前記テーパー突出部の先端に向けて凹曲面状に形成される第2テーパー面と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、従来に比べて改善されたエアロゾル吸引器用ヒータに関する技術を提供することができる。
図1は、実施形態1に係るエアロゾル吸引器の概略図である。 図2Aは、実施形態1に係る金属ヒータを説明する図である。 図2Bは、実施形態1に係る金属ヒータを説明する図である。 図3は、実施形態1に係る金属ヒータにおけるヒータ部の横断面を示す図である。 図4は、実施形態1に係る金属ヒータの製造方法を概念的に説明する図である。 図5は、両面エッチングによって金属基材が徐々に溶解してゆく過程を概念的に説明する図である。 図6は、実施形態1に係るエッチング加工後の金属基材を示す図である。 図7は、金属基材に対するエッチング加工後において、枠部から取り外したヒータ形成部を示す図である。 図8は、実施形態1に係るアトマイジングユニットの液保持部材に対するヒータ部の設置態様を例示する図である。 図9Aは、実施形態1の変形例に係るアトマイジングユニットの液保持部材に対するヒータ部の設置態様を例示する図である。 図9Bは、実施形態1の変形例に係るアトマイジングユニットの液保持部材に対するヒータ部の設置態様を例示する図である。 図9Cは、実施形態1の変形例に係るアトマイジングユニットの液保持部材に対するヒータ部の設置態様を例示する図である。 図10Aは、実施形態2に係る金属ヒータを示す図である。 図10Bは、実施形態2に係る金属ヒータを示す図である。 図11は、実施形態2に係るヒータ部の横断面の一部を示す図である。 図12は、実施形態2に係るアトマイジングユニットにおいて、液保持部材と金属ヒータとの関係を示す図である。
ここで、本発明に係るエアロゾル吸引器用カートリッジ、エアロゾル吸引器、およびエアロゾル吸引器用ヒータの実施形態について、図面に基づいて説明する。また、本実施形態に記載されている構成要素の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<実施形態1>
図1は、実施形態1に係るエアロゾル吸引器1の概略図である。エアロゾル吸引器1は、着脱自在に連結されるカートリッジ10(エアロゾル吸引器用カートリッジ)および電源ロッド20を備えている。カートリッジ10は、一端に第1コネクタ11が設けられている。また、電源ロッド20は、一端に第2コネクタ21が設けられている。カートリッジ10の第1コネクタ11と、電源ロッド20の第2コネクタ21は、例えば嵌合方式によって機械的および電気的な接続が実現されている。但し、第1コネクタ11および第2コネクタ21の接続方式は嵌合方式に限定されず、ネジ式接続等、公知の種々の接続方式を用いることができる。カートリッジ10は、第1ハウジング10aを有している。また、カートリッジ10における第1コネクタ11とは反対側の端部に、吸い口としてのマウスピース12が設けられている。図1において、第1コネクタ11および第2コネクタ21は、抽象的に図示している。
電源ロッド20は、第2ハウジング20aを有しており、第2ハウジング20a内にバッテリ22、電子制御部23等が収容されている。例えば、バッテリ22は、例えばリチウムイオンバッテリー等である。また、バッテリ22および電子制御部23は、電気配線を介して接続されており、バッテリ22からカートリッジ10の電気ヒータへの電力供給が電子制御部23によって制御される。電源ロッド20には、例えば吸引センサ、或いは、手動スイッチ(共に図示せず)が備えられている。例えば、吸引センサによってユーザによるマウスピース12の吸引(パフ)が検知されることで、ユーザの喫煙要求を検知することができる。
電源ロッド20が吸引センサを備える場合、吸引センサは電子制御部23と電気配線を介して接続され、ユーザによるマウスピース12の吸引(パフ)を吸引センサが検知すると、電子制御部23はバッテリ22を制御し、バッテリ22にカートリッジ10の電気ヒータへと給電させるようにしても良い。吸引センサとしては、例えばユーザの吸引によって生じる負圧を検知する感圧センサや熱式流量計(MEMSフローセンサ等)等を適宜用いることができる。また、電源ロッド20が手動スイッチを備える場合、手動スイッチは電子制御部23と電気配線を介して接続され、手動スイッチがオンの状態に操作されたことを電子制御部23が検知すると、電子制御部23はバッテリ22を制御し、バッテリ22からカートリッジ10の電気ヒータへの給電が行われる。
次に、カートリッジ10を説明する。上記のように、カートリッジ10の一端には第1コネクタ11が設けられ、他端側にマウスピース12が設けられている。カートリッジ10の第1ハウジング10a内には、エアロゾル生成液が貯留された液貯留部13が設けられている。第1ハウジング10aは、例えば有底円筒状のシェルであって、一方が開放端として開放されていると共に、底面側にマウスピース12が設けられている。エアロゾル生成液は、例えばグリセリン(G)、プロピレングリコール(PG)、ニコチン液、水、香料等の混合液であっても良い。エアロゾル生成液に含まれる材料の混合比は適宜変更することができる。また、エアロゾル生成液には、ニコチン液が含まれていなくても良い。また、液貯留部13の内部には、エアロゾル生成液を含浸させて保持するためのコットン等のウィック材料がエアロゾル生成液と共に収容されていても良い。
カートリッジ10は、液貯留部13から供給されるエアロゾル生成液を霧化し、エアロゾルを生成するためのアトマイジングユニット15を有している。本実施形態において、液貯留部13は開口端を有しており、当該開口端の近傍に液保持部材151が配置されている。液保持部材151としては、エアロゾル生成液を毛細管力によって吸収し、保持することができる適宜の材料を用いることが好ましい。液保持部材151は、例えばガラス繊維等からなるウィック部材であっても良いし、多孔質発泡体やコットン等であっても良い。本実施形態において、液保持部材151は面状に形成されている。液保持部材151は、液貯留部13と後述する金属ヒータ152との間に介在し、液貯留部13から供給されたエアロゾル生成液を液保持することができる。
アトマイジングユニット15は、上述した液保持部材151と、薄厚状の金属ヒータ152を備えている。ここでいう「薄厚状」とは、金属ヒータ152の長手方向X(後述する図2Aを参照)に沿った長手寸法に比べて、厚さ寸法が相対的に小さい形態を指し、長手方向Xに直交する横断面の形状は特に限定されない。金属ヒータ152の形状としては、ライン状(線状)、ストリップ状、平板状等を例示できるが、他の形状を採用してもよい。
図2Aおよび図2Bは、実施形態1に係る金属ヒータ152を説明する図である。金属ヒータ152は、電気加熱式の金属製ヒータであり、ライン状のヒータ部1521を有するライン状ヒータである。言うまでも無く、ライン状の金属ヒータ152は、薄厚状のヒータに該当する。図2Aには、ヒータ部1521の概略斜視図を示している。図2Bには、上段に金属ヒータ152の平面図を示し、下段に金属ヒータ152の側面図を示す。金属ヒータ152は、ヒータ部1521の両端に設けられた一対の電極部1522a,1522bを含んでいる。金属ヒータ152は、例えばステンレス、ニッケルクロム合金、鉄クロムアルミニウム合金等であっても良い。電極部1522a,1522bは、ヒータ部1521に比べて相対的に幅寸法が大きく設定されており、これにより、ヒータ部1521に比べて相対的に電気抵抗が小さい領域として形成されている。
本実施形態において、電極部1522a,1522bの形状は特に限定されない。また、金属ヒータ152において、電極部1522a,1522bの位置、大きさについても特に限定されない。金属ヒータ152の詳細については後述するが、金属ヒータ152はヒータ部1521と一対の電極部1522a,1522bとが同一材料で一体成形されている。金属ヒータ152は、ヒータ部1521が液保持部材151と当接(接触)した状態で配置されている。金属ヒータ152が通電されると、ヒータ部1521が発熱することで、周辺に存在するエアロゾル生成液を加熱し、気化させる。
なお、金属ヒータ152における一対の電極部1522a,1522bには、それぞれオス型電極ピン16a,16bが接合されている(図1、図2B等を参照)。各電極部1522a,1522bと各オス型電極ピン16a,16bは、溶着によって接合されてもよいし、カシメによって接合されてもよく、その接合方法は特に限定されない。また、図1に示すように、電源ロッド20の第2コネクタ21には、カートリッジ10の第1コネクタ11側に設けられたオス型電極ピン16a,16bを嵌合可能なメス型端子24a,24bが設けられている。例えば、カートリッジ10の第1コネクタ11と電源ロッド20の第2コネクタ21が嵌合接続されると、第1コネクタ11側のオス型電極ピン16a,16bが第2コネクタ21側のメス型端子24a,24bに嵌合されることで、オス型電極ピン16a,16bとメス型端子24a,24bとが電気的に接続される。なお、オス型電極ピン16aおよび16b同士、メス型端子24aおよび24b同士は、絶縁部材(図示せず)によって互いに絶縁される構造となっている。なお、第2コネクタ21におけるメス型端子24a,24bは、例えば図示しないリード線を介してバッテリ22の正極端子および負極端子に接続されている。但し、第1コネクタ11および第2コネクタ21の接続方式はピン接続に限定されず、種々の接続方式を採用することができる。
また、カートリッジ10における第1ハウジング10a内において、アトマイジングユニット15の金属ヒータ152周辺には、霧化キャビティ153が設けられている。第1ハウジング10aには、外部から空気を取り入れるための空気取り入れ口18が設けられている。ユーザがマウスピース12を吸引した際、第1ハウジング10aの空気取り入れ口18を通じて外部から取り込まれた空気は、霧化キャビティ153に導かれる。そして、金属ヒータ152によって気化されたエアロゾル生成液が空気と混合され、冷やされることで、霧化キャビティ153においてエアロゾルが生成される。なお、図1に示すように、霧化キャビティ153は、第1ハウジング10a内に形成された内部通路17を介してマウスピース12と連通している。これにより、カートリッジ10の霧化キャビティ153において生成されたエアロゾルは、内部通路17を通ってマウスピース12に至り、ユーザに供給される。なお、第1ハウジング10aに設ける空気取り入れ口18の数、位置、大きさ等は特に限定されない。
次に、本実施形態におけるアトマイジングユニット15の詳細について、特に金属ヒータ152の構造を中心に説明する。図3は、実施形態1に係る金属ヒータ152におけるヒータ部1521の横断面を示す図である。金属ヒータ152におけるヒータ部1521の横断面とは、図2Aにおいて符号Xで示す長手方向と直交する断面として定義する。
図3に示すように、金属ヒータ152におけるヒータ部1521は、表面S1、表面S1に対向する裏面S2、表面S1および裏面S2を接続する一対の側面S3を有している。図3に示す例では、表面S1および裏面S2は平行である。また、一対の側面S3の少なくとも一部には、側方に向けてテーパー状に突出するテーパー突出部1523が設けられている。より詳しくは、テーパー突出部1523は、表面S1から裏面S2へ向かう仮想線L1と異なる方向に突出している。図3に示す態様では、一例として、表面S1から裏面S2へ向かう仮想線L1と直交する方向にテーパー突出部1523が突出する場合を示している。以下、表面S1および裏面S2が延在する方向をヒータ部1521の「幅方向」と定義し、ヒータ部1521の幅方向の寸法を「幅寸法」と定義する。また、ヒータ部1521の横断面において、幅方向と直交する方向を「厚さ方向」と定義し、厚さ方向の寸法を「厚さ寸法」と定義する。なお、表面S1から裏面S2へ向かう仮想線L1は、ヒータ部1521の厚さ方向に平行かつ幅方向に直交している。また、テーパー突出部1523の突出方向は、ヒータ部1521の幅方向に平行である。
次に、テーパー突出部1523の詳細について説明する。テーパー突出部1523は、凹曲面状に形成された一対の第1テーパー面TS1および第2テーパー面TS2によって形成されている。第1テーパー面TS1は、表面S1と側面S3が接続される表側縁部E1を基端としてテーパー突出部1523の先端FEに向けて凹曲面状に形成されている。また、第2テーパー面TS2は、裏面S2と側面S3が接続される裏側縁部E2を基端としてテーパー突出部1523の先端FEに向けて凹曲面状に形成されている。なお、図3に示すように、金属ヒータ152のヒータ部1521において、各側面S3にそれぞれ形成されるテーパー突出部1523の基端を形成する表側縁部E1および裏側縁部E2の、ヒータ部1521の幅方向における位置は相互に等しいことが好ましい。
図4は、実施形態1に係る金属ヒータ152の製造方法を概念的に説明する図である。符号BM1は、金属ヒータ152を製作するための金属基材である。ここでは、金属ヒータ152を製造する方法の一例として、金属基材BM1に対してフォトエッチング加工を施すことで金属ヒータ152を製作する例を挙げて説明する。エッチングとは、化学薬品などの腐食作用を利用した表面加工技術であり、使用する素材表面の必要部分にのみレジスト処理を施し、腐食剤(エッチング液)によって不要部分を溶解することで目的形状のものを得る。フォトエッチングとは、上述のエッチング加工技術に、フォト(photo)、つまり精密写真技術・精密画像技術を組み合わせた精密加工技術であり、金属などの素材に写真製版プロセスを用いて必要なパターンに耐食膜を形成した後、エッチング液によって不要部分を除去することで部分的に腐食させる化学的な精密加工技術である。金属基材BM1のうち、ハッチングが付されている部分は、エッチング液によって金属基材BM1を溶解する領域である。また、図4中、符号A1は、金属ヒータ152のヒータ部1521を形成するヒータ部形成領域である。また、符号A2、A3は、それぞれ金属ヒータ152の電極部1522a,1522bを形成する電極部形成領域である。
次に、金属基材BM1に対するエッチングプロセスについて説明すると、まず、図4に示す金属基材BM1の両面(表面S1および裏面S2)の全面に対してフォトレジストをコートする(工程1:フォトレジストコート)。フォトレジストは、エッチング液による腐食加工から金属基材BM1を保護するマスクとして用いられる、感光性を有する樹脂である。そして、金属基材BM1の両面全体にコートされたフォトレジストのうち、エッチング加工によって金属基材BM1を溶解すべき領域(ハッチング領域)を除く領域(すなわち、ヒータ部形成領域A1と、電極部形成領域A2,A3と、図6で後述する外枠部R1および接続部R2を含む枠部R)をフォトマスクによって覆った状態で露光することで、溶解すべき領域(ハッチング領域)に対応するフォトレジストを感光させる(工程2:露光)。そして、現像液を用いて、感光した部分のフォトレジストを除去する(工程3:現像)。これにより、溶解すべき領域(ハッチング領域)の表面S1および裏面S2が露出し、それ以外の部分(ヒータ部形成領域A1と、電極部形成領域A2,A3)がフォトレジストによってマスキングされた状態の金属基材BM1が得られる。
工程3によって得られた金属基材BM1(ヒータ部形成領域A1と、電極部形成領域A2,A3がフォトレジストによってマスキングされた金属基材BM1)を、次いで、エッチング液に所定時間浸す。本実施形態においては、金属基材BM1の両面(表面S1および裏面S2)に対してエッチング加工を施す両面エッチング加工を採用している。図5は、両面エッチングによって金属基材BM1が徐々に溶解してゆく過程を概念的に説明する図である。図5中のハッチング矢印は、金属基材BM1をエッチング液が溶解する際の溶解方向を概念的に示したものである。図示のように、金属基材BM1に対して両面エッチング加工を施した場合、エッチング液が金属基材BM1を溶解する方向と直交する方向に一部金属基材BM1が残ることで、図3で説明したテーパー突出部1523を形成することができる。
金属基材BM1に対する両面エッチング加工が完了すると、図6に示すようなエッチング加工後の金属基材BM1´が得られる。図中の符号H1,H2は、エッチング加工によって形成されたエッチング孔である。金属基材BM1´の縁部(言い換えると、エッチング孔H1,H2の周縁部)には、テーパー突出部1523が形成されている。また、図6中、符号Rは、金属ヒータ152として用いられない枠部である。図6に示す例では、枠部Rは、金属基材BM1´の外周領域である外枠部R1と、当該外枠部R1およびヒータ形成部Pを接続する接続部R2を含む。ヒータ形成部Pは、金属基材BM1´のうち、金属ヒータ152となる領域である。
金属ヒータ152の製造プロセスにおいて、枠部Rの接続部R2からヒータ形成部Pを取り外す。そのため、ヒータ形成部Pにおける電極部形成領域A2およびA3のうち、それぞれ接続部R2と接続されていた箇所に相当する、ヒータ形成部側面には、上述したようなテーパー突出部1523が設けられていない。このようにして得られたヒータ形成部P(図7を参照)は、次いで、ヒータ部1521(ヒータ部形成領域A1)に対して一対の電極部1522a,1522b(電極部形成領域A2,A3)がそれぞれ起立するように折り曲げ加工が施される。これにより、図2および図3で説明したような金属ヒータ152が完成する。なお、図1に示すように、金属ヒータ152は、ヒータ部1521と一対の電極部1522a,1522bとは、カートリッジ10(エアロゾル吸引器用カートリッジ)の長手方向に対して異なる位置に配置されている。なお、金属ヒータ152を製造する際に用いるエッチング液は、金属基材に応じて適切なものを採用すれば良いが、例えば塩化第2鉄液、硝酸第2鉄液、フッ酸、硝酸等の中から適宜選択しても良い。なお、上記の例では、ヒータ形成部Pの端部を折り曲げることで一対の電極部1522a,1522bを形成しているが、これには限定されず、金属ヒータ152の製造プロセスにおいて上記折り曲げ加工は必須ではない。また、上記のように本実施形態における金属ヒータ152は、電極部1522a,1522bの側面のうち一部にテーパー突出部1523が設けられていない領域が存在するが、これには限られず、金属ヒータ152における側面の全領域にテーパー突出部1523が設けられていても良い。
図8は、アトマイジングユニット15の液保持部材151に対する金属ヒータ152におけるヒータ部1521の設置態様を示す図である。図8に示す例では、液保持部材151に対して、金属ヒータ152のヒータ部1521における裏面S2が当接(接触)した状態で液保持部材151上にヒータ部1521が設置されている。上記のように、液保持部材151には、液貯留部13から供給されたエアロゾル生成液が吸液保持されているため、ヒータ部1521の周囲にはエアロゾル生成液が潤沢に存在している。ここで、電子制御部23によってユーザの喫煙要求が検知され、バッテリ22からカートリッジ10の金属ヒータ152への給電が開始されると、ヒータ部1521が発熱することで、エアロゾル生成液が気化する。その際、本実施形態におけるヒータ部1521によれば、その側面S3にテーパー突出部1523が形成されているため、その表面積を十分に確保することができる。より具体的には、同一断面積で比較した場合、テーパー突出部1523を具備しない横断面が単なる円形状や矩形状のヒータ部に比べて、テーパー突出部1523を具備したヒータ部1521の方が表面積を増加させることができる。その結果、ヒータ部1521で発生した熱をエアロゾル生成液へと効率的に伝熱することができるため、エアロゾル生成液の気化を促進することができる。つまり、本実施形態における金属ヒータ152によれば、エアロゾル生成液の霧化を促進し、エアロゾルを従来よりも効率よく生成することができる。
更に、本実施形態における金属ヒータ152の製造方法によれば、金属ヒータ152を金属基材BM1に対して両面エッチングを施すことで、ヒータ部1521の側面S3にテーパー突出部1523を形成するようにした。フォトエッチングは、精密写真画像で加工形状が決まるため、微細加工を精度高く行うことができるという利点がある。つまり、金属ヒータ152のヒータ部1521におけるテーパー突出部1523の形成に際して、金属の切削加工等では困難なレベルの微細加工もフォトエッチングによって容易に行うことができる。金属ヒータ152の製造方法は、種々の方法が考えられ、例えば金属の切削加工によって実現されても良いが、フォトエッチングによる製造が好ましい。また、金属ヒータ152の製造に際して、フォトエッチングに用いるエッチング液の種類、金属基材の種類および厚さ、金属基材のエッチング液への浸漬時間、エッチング液の圧力、エッチング液の温度等の各パラメータを制御することで、所望の形状のテーパー突出部1523を容易に成形することができる。
例えば、金属基材のエッチング液への浸漬時間(より正確には、上述した図4におけるハッチング領域(金属基材BM1のうちフォトレジストが除去された領域)が溶解することで開口部として形成された後の浸漬時間)を長くすることで、後述するテーパー突出部1523の突出長さ寸法L2(図3を参照)を短くすることができる。また、例えば、フォトエッチングに用いるエッチング液の温度を高めることによって、金属基材を腐食(溶解)させる速度を高めることができるため、エッチング液への同一浸漬時間で比較すると、上記突出長さ寸法L2を短くすることができる。また、金属基材の種類については、例えば、腐食しやすい種類の金属基材を用いる場合、エッチング液への同一浸漬時間で比較すると、相対的に腐食しにくい種類の金属基材を用いる場合に比べて上記突出長さ寸法L2を短くすることができる。また、例えば、金属基材の厚さを厚くした場合、幅方向への腐食速度が低下する傾向があるため、上記突出長さ寸法L2を長く確保し易くなる。なお、上記実施形態においては、エッチング液を用いるウェットエッチングによって金属ヒータ152のヒータ部1521にテーパー突出部1523を形成する例を説明したが、ドライエッチングによってヒータ部1521にテーパー突出部1523を形成しても良い。
また、本実施形態によれば、フォトエッチング技術を用いて金属ヒータ152を製造するため、ヒータ部1521と一対の電極部1522a,1522bとを、一体に成形することができる。これによれば、各オス型電極ピン16a,16bとそれぞれ接続される電極部1522a,1522bの形状や大きさを自在にすることができるため、例えば、オス型電極ピン16a,16bに対する電極部1522a,1522bの接合方法や設置面積等に起因するヒータ抵抗値のバラツキの低減を図ることができる。そして、上記のように、各電極部1522a,1522bをヒータ部1521に溶着する必要がないため、安定した品質の金属ヒータ152が得られやすくなる。特に、本実施形態では、金属基材BM1の枠部Rに対してヒータ部1521(ヒータ部形成領域A1)を接続せず、金属基材BM1の枠部R(具体的には、接続部R2)に対して各電極部1522a,1522b(電極部形成領域A2,A3)を接続するようにしたので、ヒータ部1521の長手方向Xにおける電気抵抗値のバラツキを低減することができる。その結果、ヒータ部1521における均一な加熱が得られ易くなり、以って霧化動作の安定化を図ることができる。但し、ヒータ部1521に対して各電極部1522a,1522bを溶着して金属ヒータ152を製造しても良い。
なお、本実施形態における金属ヒータ152においては、図3に示すように、金属ヒータ152におけるヒータ部1521は、テーパー突出部1523の先端FEがヒータ部1521における厚さ方向の略中央に位置している。ここで、ヒータ部1521におけるテーパー突出部1523の先端FEを、ヒータ部1521における厚さ方向の略中央に配置するということは、先端FEを表面S1および裏面S2から一定以上離間させて配置することを意味している。これによれば、金属ヒータ152におけるヒータ部1521と液保持部材151とを当接させる際に、テーパー突出部1523のみに圧力が掛かった際に、テーパー突出部1523の変形を回避し易くなる。その結果、ロットごとにおけるヒータ部1521の電気抵抗値のバラツキを低減することができる。
また、ヒータ部1521におけるテーパー突出部1523の先端FEを、ヒータ部1521における厚さ方向の略中央に配置することで、テーパー突出部1523の先端FEを中心として表面S1側と裏面S2側との形状をシンメトリーとすることができる。そのため、ヒータ部1521における表面S1と裏面S2の何れの面を液保持部材151と当接させても略同等な機能を発現することができる。また、金属ヒータ152の組み立て時において、表面S1および裏面S2の表裏確認が不要となるという効果も期待できる。なお、上記効果を実現するための観点からは、ヒータ部1521におけるテーパー突出部1523の先端FEは、ヒータ部1521における厚さ方向の中央位置から±10%の範囲に位置することが好ましい。
また、本実施形態における金属ヒータ152の製造方法によれば、金属ヒータ152を金属基材BM1に対して両面エッチングを施すことで、ヒータ部1521の側面S3にテーパー突出部1523を形成するようにしたので、ヒータ部1521のテーパー突出部1523の先端FE位置をヒータ部1521における厚さ方向の略中央に容易に合わせることができる。
また、本実施形態における金属ヒータ152において、ヒータ部1521のテーパー突出部1523における基端(表側縁部E1,裏側縁部E2)から先端FEまでの突出長さ寸法L2(図3を参照)は、金属ヒータ152におけるヒータ部1521の厚さ寸法に対する5%以上20%以下の範囲とすることが好ましく、10%以上15%以下の範囲とすることが特に好ましい。上記のように、ヒータ部1521の厚さ寸法に対するテーパー突出部1523の突出長さ寸法L2の比率を設定することで、ヒータ部1521の十分な表面積を担保することができる。これにより、ヒータ部1521がより多くのエアロゾル生成液と接触できるようになり、その結果、ヒータ部1521における霧化効率を向上させることができ、また、ヒータ部1521自身を発熱させるための潜熱の増大を抑制することで、電力量に対する発熱量を好適な値とすることができる。
また、本実施形態におけるヒータ部1521におけるテーパー突出部1523において、表側縁部E1(裏側縁部E2)と先端FEを直線で結んだ線分長さをD1(図3を参照)とし、テーパー突出部1523の第1テーパー面TS1(第2テーパー面TS2)における弧長をD2(図3を参照)とした場合に、1<(D2/D1)<1.29の範囲にすることが好ましい。すなわち、線分長さD1に対する弧長D2の比率を1より大きく1.29未満とすることが好ましく、このようにすることでヒータ部1521のテーパー突出部1523がエアロゾル生成液と接することのできる表面積を増大させることができる。なお、上述した線分長さD1に対する弧長D2の比率については、ヒータ部1521における一対のテーパー突出部1523のうち少なくとも一方において満たしていれば良く、テーパー突出部1523がエアロゾル生成液と接することのできる表面積を増大させることができるという効果を奏する。
なお、金属ヒータ152のヒータ部1521において、一対の側面S3にそれぞれ形成されるテーパー突出部1523の表側縁部E1および裏側縁部E2の、ヒータ部1521の幅方向における位置は相互に等しくなっている。また、テーパー突出部1523の突出長さ寸法L2(図3を参照)は、金属ヒータ152のヒータ部1521に用いる金属基材BM1の種類、エッチング液の種類および厚さ、金属基材BM1のエッチング液への浸漬時間、エッチング液の圧力、エッチング液の温度等の各パラメータを調整することで、所望の長さに調節することができる。
また、金属ヒータ152のヒータ部1521においてエアロゾル生成液を効率的に霧化させる観点や、金属基材BM1に対するフォトエッチング加工によって金属ヒータ152を製造する観点から、ヒータ部1521の各寸法を以下のようにすると好適である。例えば、ヒータ部1521の横断面における厚さ寸法は、20μm以上120μm以下の寸法にすることが好ましく、50μm以上120μm以下の寸法にすることがより好ましい。また、ヒータ部1521の横断面における幅寸法は、20μm以上120μm以下の寸法にすることが好ましく、50μm以上120μm以下の寸法にすることがより好ましい。ここで、ヒータ部1521の厚さや幅寸法を20μm未満に設定した場合、テーパー突出部1523を形成する際の精度が低下する虞があり、120μmよりも大きくすると、ヒータ部1521自身を発熱させるための潜熱が大きくなり過ぎてしまい、電力量に対する発熱量が少なくなってしまう虞がある。そこで、ヒータ部1521の横断面における厚さ寸法、幅寸法を上述した好ましい範囲に設定することで、ヒータ部1521の発熱効率を高めることが可能となる。なお、ヒータ部1521の横断面において、厚さ寸法と幅寸法の大小関係は特に限定されない。ヒータ部1521の幅寸法に対する厚さ寸法の比(アスペクト比)は、最大で1:2程度までであれば両面エッチング加工を採用して製造することができる。
<変形例>
なお、図8に示した金属ヒータ152の設置例では、液保持部材151に対してヒータ部1521の裏面S2が当接(接触)した状態でヒータ部1521が設置されていたが、これには限られない。ヒータ部1521の表面S1を液保持部材151に当接(接触)させた状態で金属ヒータ152を設置しても良い。例えば、液保持部材151にヒータ部1521の一部を埋め込せる態様で金属ヒータ152を設置してもよい。例えば、図9Aに示す変形例のように、ヒータ部1521におけるテーパー突出部1523の先端FEが液保持部材151の表面151aに接触するように、金属ヒータ152および液保持部材151のうち少なくとも一方が付勢されていてもよい。ヒータ部1521におけるテーパー突出部1523の先端FEが液保持部材151の表面151aに接触する深さまでヒータ部1521を液保持部材151に沈み込ませると、液保持部材151に保持されているエアロゾル生成液を円滑に霧化させる観点から好適である。
また、図9Bに示す変形例のように、ヒータ部1521の表面S1を外部に露出させつつヒータ部1521の全体が液保持部材151内に埋め込まれるように、金属ヒータ152および液保持部材151のうち少なくとも一方が付勢されていてもよい。このような態様で金属ヒータ152を設置するようにすると、エアロゾル生成液の霧化を促進させる観点から特に好ましい。図9Bに示す例では、ヒータ部1521の表面S1が液保持部材151の表面151aよりも低位置となる態様で金属ヒータ152が設置されている。また、例えば、金属ヒータ152および液保持部材151のうち少なくとも一方を付勢することで、図9Cに示す変形例のように、金属ヒータ152におけるヒータ部1521の側面S3に設けられたテーパー突出部1523を液保持部材151に当接(接触)させる姿勢で金属ヒータ152を設置しても良い。
図9Cに示す設置態様によれば、エアロゾル吸引器1の製造時にアトマイジングユニット15を組み立てる際、金属ヒータ152におけるヒータ部1521のテーパー突出部1523が液保持部材151に対して引っ掛かることによるアンカー効果によって、金属ヒータ152におけるアセンブリ精度の向上も期待することができる。
<実施形態2>
次に、実施形態2について説明する。図10Aおよび図10Bは、実施形態2に係る金属ヒータ152を示す図である。図10Aに金属ヒータ152の平面を示し、図10Bに金属ヒータ152の側面を示す。
本実施形態における金属ヒータ152は、板形状のヒータ部1521Aを有する板状ヒータである。図10Aに示す例では、ヒータ部1521Aは、略矩形平面を有しており、複数の貫通孔1524がヒータ部1521Aを厚さ方向に貫通して設けられている。以下、ヒータ部1521Aの平面において、長辺方向を長手方向と呼び、短辺方向を幅方向と呼ぶ。図10Aに示す例では、貫通孔1524は矩形断面を有しており、ヒータ部1521Aの平面において複数の貫通孔1524がグリッド状に整列されている。
実施形態2に係る金属ヒータ152のヒータ部1521Aは、実施形態1に係るライン状のヒータ部1521と同様、表面S1、表面S1に対向する裏面S2を有する。また、表面S1および裏面S2を接続する4つの側面S3を有している。図11は、実施形態2に係るヒータ部1521Aの横断面の一部を示す図である。図11に示すヒータ部1521Aの横断面は、ヒータ部1521を幅方向(短辺方向)に沿って切断したときの断面である。
本実施形態に係るヒータ部1521Aは、各側面S3に実施形態1で説明したテーパー突出部1523が設けられている。本実施形態においても、テーパー突出部1523は、凹曲面状に形成された一対の第1テーパー面TS1および第2テーパー面TS2によって形成されており、表面S1から裏面S2へ向かう仮想線L1と直交する方向に向けて突設されている。そして、第1テーパー面TS1は、表面S1と側面S3が接続される表側縁部E1を基端としてテーパー突出部1523の先端FEに向けて凹曲面状に形成され、第2テーパー面TS2は、裏面S2と側面S3が接続される裏側縁部E2を基端としてテーパー突出部1523の先端FEに向けて凹曲面状に形成されている。テーパー突出部1523は、4つの側面S3に沿って延在しており、ヒータ部1521Aの外周を囲むように環状に形成されている。本実施形態においても、ヒータ部1521Aにおけるテーパー突出部1523の先端FEは、ヒータ部1521Aにおける厚さ方向の略中央に位置している。
ここで、図11に示す符号S3´は、貫通孔1524の内周側面である。ヒータ部1521Aにおける貫通孔1524の内周側面S3´は、表面S1と裏面S2を接続する側面に該当する。図11に示すように、本実施形態に係るヒータ部1521Aは、貫通孔1524の内周側面S3´にもテーパー突出部1523Aが設けられている。テーパー突出部1523Aは、第1テーパー面TS1´および第2テーパー面TS2´によって形成されている。第1テーパー面TS1´は、ヒータ部1521Aの表面S1と内周側面S3´が接続される表側縁部E1´を基端としてテーパー突出部1523Aの先端FEに向けて凹曲面状に形成され、第2テーパー面TS2´は、裏面S2と内周側面S3´が接続される裏側縁部E2´を基端としてテーパー突出部1523Aの先端FEに向けて凹曲面状に形成されている。テーパー突出部1523Aは、内周側面S3´に沿って環状に形成されており、その先端FEは、ヒータ部1521Aにおける厚さ方向の略中央に位置している。
実施形態2に係る金属ヒータ152は、実施形態1で説明した金属基材BM1に対する両面エッチング加工によって好適に製造することができる。金属基材BM1に対するエッチングプロセスについては、実施形態1と同様であり、詳しい説明を省略する。
図12は、実施形態2に係るアトマイジングユニット15において、液保持部材151と金属ヒータ152との関係を示す図である。図12に示す例では、平板形状を有するヒータ部1521Aの裏面S2(表面S1であっても良い)が液保持部材151に当接(接触)した状態でヒータ部1521Aが設置されている。本実施形態においても、ヒータ部1521Aの側面S3にテーパー突出部1523が形成され、貫通孔1524の内周側面S3´にテーパー突出部1523Aが形成されているためヒータ部1521Aの表面積を増大させることができる。すなわち、同一断面積で比較した場合、テーパー突出部1523,1523Aを具備することで、具備しない場合に比べてヒータ部1521Aの表面積を相対的に増加させることができる。その結果、通電時におけるヒータ部1521Aの発熱によってエアロゾル生成液の気化を促進することができ、エアロゾルを効率よく生成することができる。
更に、本実施形態に係るアトマイジングユニット15によれば、グリッド状に貫通孔1524が配列された平板状のヒータ部1521Aの裏面S2が液保持部材151と面接触する態様で金属ヒータ152を設置するようにした。これによれば、液保持部材151に吸液保持されているエアロゾル生成液を、ヒータ部1521Aにおける各貫通孔1524の内部へと毛細管力によって吸引することができる。特に、ヒータ部1521Aの各貫通孔1524にはテーパー突出部1523Aが設けられているため、毛細管力によって凹曲面状に形成されている第2テーパー面TS2の基端である裏側縁部E2から先端FEに向かって、貫通孔1524の開口断面積が徐々に減少する構造になっている。これにより、ヒータ部1521Aの各貫通孔1524に設けられたテーパー突出部1523Aの第2テーパー面TS2´に沿って、エアロゾル生成液を先端FEに向けて円滑に液保持部材151から吸い上げることができる。つまり、ヒータ部1521Aへの通電時において、テーパー突出部1523Aの第2テーパー面TS2´に沿って吸い上げつつ円滑に気化させることができる。
更に、ヒータ部1521Aの各貫通孔1524において、テーパー突出部1523Aの先端FEが位置する厚さ方向の中央近傍から表側縁部E1´に亘って、貫通孔1524の開口断面積が徐々に増加する構造になっている。これによれば、テーパー突出部1523Aの第2テーパー面TS2´による加熱によって気化させたエアロゾル生成液を、霧化キャビティ153に向かって円滑に拡散させることができる。その結果、気化したエアロゾル生成液を霧化キャビティ153において空気と効率的に混合し、エアロゾルの生成を促進させることができる。
なお、本実施形態に係るアトマイジングユニット15において、ヒータ部1521Aの表面S1を液保持部材151に当接(接触)する態様で金属ヒータ152を設置してもよく、この場合においても貫通孔1524に設けられたテーパー突出部1523Aによる上述したようなエアロゾルの生成の促進効果が期待できる。また、本実施形態におけるヒータ部1521Aにおいても、図9A〜9Cに係る変形例で説明したような液保持部材151との配置関係を採用してもよい。
また、ヒータ部1521Aにおける貫通孔1524の形状は特に限定されず、円形断面であっても良いし、四角形以外の多角形であっても良い。また、図10Aに示す例では、ヒータ部1521Aに複数の貫通孔1524をグリッド状に整列されているが、貫通孔1524の配置態様は特に限定されない。例えば、ヒータ部1521Aに複数の貫通孔1524が不規則に配置されていても良い。
なお、実施形態2に係る金属ヒータ152のヒータ部1521Aの長手方向(長辺方向)の寸法は特に限定されないが、通常、15mm以下とする態様が挙げられる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、実施形態に係るエアロゾル吸引器用カートリッジ、エアロゾル吸引器、およびエアロゾル吸引器用金属ヒータは、は種々の変更、改良、組み合わせ等が可能である。例えば、実施形態1において示したヒータ部1521(図3等を参照)や、実施形態2において示したヒータ部1521A(図11等を参照)では、表面S1から裏面S2へ向かう仮想線L1と直交する方向にテーパー突出部1523を突出させる場合を示しているが、テーパー突出部1523は仮想線L1に対して異なる方向に突出していれば良く、例えば、仮想線L1に対して斜め方向にテーパー突出部1523を突出させても良い。
1・・・エアロゾル吸引器
10・・・カートリッジ
11・・・第1コネクタ
12・・・マウスピース
13・・・液貯留部
15・・・アトマイジングユニット
151・・・液保持部材
152・・・金属ヒータ
1521・・・ヒータ部
1522a,1522b・・・電極部
1523,1523A・・・テーパー突出部
1524・・・貫通孔
TS1,TS1´・・・第1テーパー面
TS2,TS2´・・・第2テーパー面

Claims (13)

  1. エアロゾル生成液を貯留する液貯留部と、
    前記液貯留部から供給されるエアロゾル生成液を霧化する薄厚状の金属ヒータと、
    を備え、
    前記金属ヒータは、表面と、前記表面に対向する裏面と、前記表面および裏面を接続する側面とを有し、
    前記側面の少なくとも一部には、前記表面から裏面へ向かう仮想線と異なる方向に、テーパー状に突出するテーパー突出部が設けられており、
    前記テーパー突出部は、前記表面と側面が接続される表側縁部を基端として前記テーパー突出部の先端に向けて凹曲面状に形成される第1テーパー面と、前記裏面と側面が接続される裏側縁部を基端として前記テーパー突出部の先端に向けて凹曲面状に形成される第2テーパー面と、を有する、
    エアロゾル吸引器用カートリッジ。
  2. 前記テーパー突出部における基端から先端までの突出長さ寸法は、前記金属ヒータの厚さ寸法に対する5%以上20%以下である、
    請求項1に記載のエアロゾル吸引器用カートリッジ。
  3. 前記テーパー突出部の先端が、前記金属ヒータにおける厚さ方向の略中央に位置している、
    請求項1又は2に記載のエアロゾル吸引器用カートリッジ。
  4. 前記金属ヒータは、通電時に発熱して前記エアロゾル生成液を加熱するヒータ部および電極部が一体成形されている、
    請求項1から3の何れか一項に記載のエアロゾル吸引器用カートリッジ。
  5. 前記金属ヒータは、ライン形状を有するライン状ヒータである、請求項1から4の何れか一項に記載のエアロゾル吸引器用カートリッジ。
  6. 前記金属ヒータは、板形状を有する板状ヒータである、請求項1から4の何れか一項に記載のエアロゾル吸引器用カートリッジ。
  7. 前記金属ヒータを厚さ方向に貫通する貫通孔が設けられており、前記貫通孔の内周側面に前記テーパー突出部が設けられている、
    請求項6に記載のエアロゾル吸引器用カートリッジ。
  8. 前記金属ヒータに、前記貫通孔が複数配列されている、請求項7に記載のエアロゾル吸引器用カートリッジ。
  9. 前記液貯留部と前記金属ヒータとの間に介在し、前記液貯留部から供給された前記エアロゾル生成液を保持する液保持部材を更に備え、
    前記金属ヒータは、前記液保持部材と接触して設けられている、
    請求項1から8の何れか一項に記載のエアロゾル吸引器用カートリッジ。
  10. 前記金属ヒータは板形状を有する板状ヒータであると共に、前記表面又は裏面が前記液保持部材に接触するように設置されており、
    前記金属ヒータには、厚さ方向に貫通する複数の貫通孔が配列されていると共に、各貫通孔の内周側面に前記テーパー突出部が設けられている、
    請求項9に記載のエアロゾル吸引器用カートリッジ。
  11. 請求項1から10の何れか一項に記載のエアロゾル吸引器用カートリッジを備えるエアロゾル吸引器。
  12. エアロゾル生成液を貯留する液貯留部と、
    前記液貯留部から供給されるエアロゾル生成液を霧化する薄厚状の金属ヒータと、
    を備え、
    前記金属ヒータは、表面と、前記表面に対向する裏面と、前記表面および裏面を接続する側面とを有し、
    前記側面の少なくとも一部には、前記表面から裏面へ向かう仮想線と異なる方向に、テーパー状に突出するテーパー突出部が設けられており、
    前記テーパー突出部は、前記表面と側面が接続される表側縁部を基端として前記テーパー突出部の先端に向けて凹曲面状に形成される第1テーパー面と、前記裏面と側面が接続される裏側縁部を基端として前記テーパー突出部の先端に向けて凹曲面状に形成される第2テーパー面と、を有する、
    エアロゾル吸引器。
  13. エアロゾル生成液を霧化する薄厚状のエアロゾル吸引器用金属ヒータであって、
    表面と、前記表面に対向する裏面と、前記表面および裏面を接続する側面とを有し、
    前記側面の少なくとも一部には、前記表面から裏面へ向かう仮想線と異なる方向に、テーパー状に突出するテーパー突出部が設けられており、
    前記テーパー突出部は、前記表面と側面が接続される表側縁部を基端として前記テーパー突出部の先端に向けて凹曲面状に形成される第1テーパー面と、前記裏面と側面が接続される裏側縁部を基端として前記テーパー突出部の先端に向けて凹曲面状に形成される第2テーパー面と、を有する、
    エアロゾル吸引器用金属ヒータ。
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