JPWO2019102708A1 - グロープラグ - Google Patents

グロープラグ Download PDF

Info

Publication number
JPWO2019102708A1
JPWO2019102708A1 JP2019556117A JP2019556117A JPWO2019102708A1 JP WO2019102708 A1 JPWO2019102708 A1 JP WO2019102708A1 JP 2019556117 A JP2019556117 A JP 2019556117A JP 2019556117 A JP2019556117 A JP 2019556117A JP WO2019102708 A1 JPWO2019102708 A1 JP WO2019102708A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
heat generating
generating portion
tip
length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019556117A
Other languages
English (en)
Inventor
趙 艱
艱 趙
アンドレアス ライスナー
アンドレアス ライスナー
ディートマー ハーン
ディートマー ハーン
康夫 豊島
康夫 豊島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Robert Bosch GmbH filed Critical Robert Bosch GmbH
Publication of JPWO2019102708A1 publication Critical patent/JPWO2019102708A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23QIGNITION; EXTINGUISHING-DEVICES
    • F23Q7/00Incandescent ignition; Igniters using electrically-produced heat, e.g. lighters for cigarettes; Electrically-heated glowing plugs
    • F23Q7/001Glowing plugs for internal-combustion engines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

急速昇温を達成しつつ消費電力を抑える。本発明に係るグロープラグ(1)は、導電性セラミックス(11)と、導電性セラミックス(11)を覆う絶縁性セラミックス(16)と、を有するセラミックヒータ(10)を備え、導電性セラミックス(11)は、先端に配置された発熱部(12)と、発熱部(12)の後端に接続されたリード(14)と、を有し、絶縁性セラミックス(16)は、セラミックヒータ(10)の軸線と垂直な断面においてその外周面と発熱部(12)とが最も近接する最薄肉部分(16a)の厚さが0.5〜0.7mmであることを特徴とする。

Description

本発明は、ディーゼルエンジン等の内燃機関の始動補助として使用されるグロープラグに関する。
ディーゼルエンジンの始動補助用に使用されるグロープラグとして、セラミックヒータ型グロープラグが知られている。このようなセラミックヒータ型グロープラグは、セラミックヒータと、少なくとも先端が露出するようにセラミックヒータの一部を収容する外筒と、を備えている。そしてセラミックヒータは、ヒータの先端に配置された発熱部と、発熱部の後端に接続されて発熱部よりも抵抗率が低いリードとを有し、これら発熱部及びリードは、絶縁性セラミックスによって覆われている。また、セラミックヒータの外周面と外筒の内周面とは、ろう付けなどの接合部を介して電気的に接続される(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−334768号公報
ところで、近年、内燃機関の始動時における燃焼室内の温度を急速に上げるようにすることが望まれている。しかし、セラミックヒータを急速昇温させるためには、例えば、通電初期において、リードを介して発熱部に大電流を流してヒータを急速昇温させることがあり電力消費が大きかった。
従来のセラミックヒータにおいては、セラミックヒータの急速昇温及び電力消費低減を達成するために、セラミックヒータにおける絶縁性セラミックスの外周面と、当該絶縁性セラミックスに埋設された導電性セラミックスとの間の絶縁性セラミックスの肉厚については考慮されていなかった。絶縁性セラミックスの肉厚を薄くすれば急速昇温に効果的であるとも考えられる。しかし、絶縁性セラミックスの経年劣化により、内部の発熱部が早期に露出するおそれがあり、単純に、肉厚を薄くすればよいという訳ではない。
また、セラミックヒータと外筒との接合部は、例えば、高熱伝導性のろう材により形成されているため、セラミックヒータから外筒へ熱が伝わりやすい。つまり、熱が接合部を介してセラミックヒータから逃げやすく、この点に着目して、セラミックヒータにおける発熱部の位置や、セラミックヒータと外筒の接合範囲等について急速昇温及び消費電力低減の観点から考慮されることはなかった。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、急速昇温を達成しつつ消費電力を抑えることができるグロープラグを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、導電性セラミックスと、前記導電性セラミックスを覆う絶縁性セラミックスと、を有するセラミックヒータを備え、前記導電性セラミックスは、先端に配置された発熱部と、前記発熱部の後端に接続されたリードと、を有し、前記絶縁性セラミックスは、前記セラミックヒータの軸線と垂直な断面においてその外周面と前記発熱部とが最も近接する最薄肉部分の厚さが0.5〜0.7mmであることを特徴とする。
また、前記最薄肉部分の厚さは、0.57〜0.66mmであることが好ましい。
また、前記絶縁性セラミックスの前記外周面は、2.9〜3.1mmの直径を有する円筒状であることが好ましい。
また、前記絶縁性セラミックスの先端から前記発熱部の後端までの軸線方向長さは4.5mm以下であることが好ましい。
上記目的を達成するために、さらに、本発明は、導電性セラミックスと、前記導電性セラミックスを覆う絶縁性セラミックスと、を有するセラミックヒータと、少なくとも先端が露出するように前記セラミックヒータの一部を収容し且つ前記セラミックヒータの外周面と接合部を介してその内周面が接合される外筒と、を備え、前記導電性セラミックスは、先端に配置された発熱部と、前記発熱部の後端に接続されたリードと、を有し、前記絶縁性セラミックスの先端から前記発熱部の後端までの軸線方向長さを、第1の長さA、前記絶縁性セラミックスの先端から前記接合部の先端までの軸線方向長さを第2の長さB、前記接合部の軸線方向長さを第3の長さC、したとき、以下の数式1及び数式2
Figure 2019102708
Figure 2019102708
を満たすことを特徴とする。
また、以下の数式3及び数式4
Figure 2019102708
Figure 2019102708
を満たすことが好ましい。
本発明によれば、急速昇温を達成しつつ消費電力を抑えることができる。
本実施の形態に係るグロープラグの構成を説明するための断面図である。 図1に示すII−II線に沿った断面図である。 図1に示すIII−III線に沿った断面図である。
本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に示す実施の形態は一つの例示であり、本発明の範囲において、種々の実施の形態をとりうる。図1は、グロープラグの構成を説明するための断面図である。図2は、図1に示すII−II線に沿った断面図である。図3は、図1に示すIII−III線に沿った断面図である。
グロープラグ1は、例えば、セラミックヒータ型グロープラグであり、図1に示すように、セラミックヒータ10と、少なくとも先端が露出するようにセラミックヒータ10の一部を収容し且つセラミックヒータ10の外周面と、接合部21を介してその内周面が接合される金属製の外筒20と、ハウジング30と、を備えている。
セラミックヒータ10は、内燃機関の始動を補助するものであり、燃焼室内(予燃焼型の内燃機関の場合には予燃焼室、直噴型の内燃機関の場合には内燃機関の燃焼室)に先端が挿入され、外筒20を介してハウジング30に固定されている。セラミックヒータ10は、セラミックスにより形成されている。
セラミックヒータ10は、導電性セラミックス11と、導電性セラミックス11を覆う絶縁性セラミックス16と、を有する。
導電性セラミックス11は、グロープラグ1において通電により加熱されるものであり、先端に配置されたU字状に成形された発熱部12と、発熱部12の後端に接続されたリード14と、を有する。なお、セラミックヒータ10の軸線xに垂直な断面視において発熱部12の形状は、特に限定されず、円形、楕円形、長円形、多角形等の種々の形状をとり得る。
発熱部12は、セラミックヒータ10の軸線xに沿って互いに平行に延在する一対の延在部12a,12bと、当該延在部12a,12bを連結する湾曲部12cとを有する。発熱部12は、絶縁性セラミックス16の先端から4.5mmの範囲内に位置しており、セラミックヒータ10の軸線xに沿って3.5mmの長さlの寸法を有する。
発熱部12は、リード14に対して高抵抗性を有する発熱抵抗体であり、導電性セラミックスにより形成されている。発熱部12は、例えば、タングステン(W)、モリブデン(Mo)、チタン(Ti)などを含む炭化物、窒化物、珪化物などを主成分とする材料により形成されている。発熱部12は、特に、高い耐熱性を有するとともに、比抵抗が小さい点で無機導電性を有する炭化タングステン(WC)を含有することが好ましい。
発熱部12は、上記主成分の他に窒化珪素(Si)を含有しており、窒化珪素(Si)の含有率が20質量%以上であるものが好ましい。例えば、発熱部12となる導体成分は、窒化珪素質セラミックスを含む絶縁性セラミックス16中の窒化珪素(Si)と比較して熱膨張率が大きいため、通常は引張応力がかかった状態にある。これに対して、発熱部12中に窒化珪素(Si)を添加することにより、熱膨張率を絶縁性セラミックス16の熱膨張率に近づけて、セラミックヒータ10の昇温時及び降温時の熱膨張率の差による応力を緩和することができる。
また、発熱部12に含まれる窒化珪素(Si)の含有率が40質量%以下であるときには、発熱部12の抵抗値を比較的小さくして安定させることができる。したがって、発熱部12に含まれる窒化珪素(Si)の含有率は20〜40質量%であることが好ましい。より好ましくは、窒化珪素(Si)の含有率は25〜35質量%がよい。
なお、発熱部12への同様の添加物として、窒化珪素(Si)の代わりに4〜12質量%の窒化硼素(BN)を添加してもよい。さらに、発熱部12には、元素周期表第4周期の4,5,6,7,8族の元素(チタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、鉄(Fe))のうち少なくとも一種類を含有していてもよい。
例えば、チタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)の元素の発熱部12における含有率は、0.5モル%以下であることが好ましい。
リード14は、その先端が発熱部12の後端に接続されるとともに、その後端が絶縁性セラミックス16から露出している。リード14は、正極側リード14aと、負極側リード14bとを備える。
正極側リード14a及び負極側リード14bはそれぞれ、発熱部12に対して低抵抗性を有する導電性セラミックスにより形成されている。正極側リード14a及び負極側リード14bは、セラミックヒータ10の軸線xに沿って互いに平行に延在している。正極側リード14a及び負極側リード14bは、U字状に延在する発熱部12の延在部12a,12bの両端にそれぞれ接続されている。
正極側リード14aは、先端で発熱部12の延在部12aに接続される。正極側リード14aは、絶縁性セラミックス16の後端まで絶縁性セラミックス16の内部を延在している。セラミックヒータ10の後端において正極側リード14aは、絶縁性セラミックス16から露出してキャップ状の接続部114を介してリードワイヤ115に電気的に接続されている。
負極側リード14bは、先端で発熱部12の延在部12bに接続され、後端で絶縁性セラミックス16の外周面に一部露出した露出部14cを有する。リード14の露出部14cは、後述する接合部21を介して、外筒20の内周面にろう付け等によって接合されている。リード14は、露出部14cを介して導電性を有する金属材料により形成された外筒20に電気的に接続されている。リード14の露出部14cは、負極側電極として機能する。
リード14は、無機導電体である炭化タングステン(WC)を主成分とし、これに窒化珪素(Si)を含有率が15質量%以上となるように添加することが好ましい。窒化珪素(Si)の含有率が増すにつれて正極側リード14a及び負極側リード14bの熱膨張率を絶縁性セラミックス16に含有される窒化珪素(Si)の熱膨張率に近づけることができる。
窒化珪素の含有率が40質量%以下であるときには、正極側リード14a及び負極側リード14bの抵抗値が小さくなるとともに安定する。したがって、窒化珪素(Si)の含有率は15〜40質量%が好ましい。より好ましくは、窒化珪素(Si)の含有率は20〜35質量%とするのがよい。
さらに、リード14には、元素周期表第4周期の4,5,6,7,8族の元素(チタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、鉄(Fe))のうち少なくとも一種類の酸化物及び/又は窒化物が含まれてもよい。例えば、チタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、鉄(Fe)の元素のリード14における含有率は、0.5モル%以下であることが好ましい。
リード14は、例えば、数十PPM程度の酸化クロム(Cr)等の希土類元素化合物を含む混合物であることが好ましく、焼結により形成された焼結体である。
リード14は、発熱部12と同じ材料により形成されているが、例えば、形成材料を発熱部12よりも多く含んだり、発熱部12よりも断面積を大きくしたりすることにより発熱部12よりも単位長さ当たりの抵抗値が低くなっている。
絶縁性セラミックス16は、例えば、焼結により形成された外周面が円筒状の焼結体である。絶縁性セラミックス16は、導電性セラミックス11を被覆しており、より具体的には、絶縁性セラミックス16は、発熱部12及びリード14を覆っている。換言すると、発熱部12及びリード14は、絶縁性セラミックス16に埋設されている。
絶縁性セラミックス16は、2.9〜3.1mmの直径dを有し外周面が円筒状であり、特に、直径dは、2.9mmであることが好ましい。ここで「絶縁性セラミックス16の直径d」は、円筒状の外周面の部分における直径であり、ドーム状の部分における直径は除かれる。なお、発熱部12の湾曲部12cの先端と、絶縁性セラミックス16の先端との間の距離(長さ)lは、約0.97mmである。
絶縁性セラミックス16は、軸線xと垂直な断面において絶縁性セラミックス16の外周面と発熱部12の延在部12a,12bとが最も近接する薄肉部分(最薄肉部分)16aの厚さtが0.5〜0.7mmの範囲内にある。薄肉部分16aの厚さtは、0.57〜0.66mmであるとより好ましい。
ここで、本実施の形態において「最も近接する」とは、絶縁性セラミックス16の外周面と発熱部12の延在部12a,12b(ここでは、延在部12a,12bの外周面)との間の絶縁性セラミックス16の薄肉部分16aの厚さtが0.5〜0.7mmの範囲内にあることを意味する。薄肉部分16aは、図2に示すように、軸線xに対して垂直をなす断面において、絶縁性セラミックス16の外周面から発熱部12の外周面までの最短距離となる厚さtが0.5〜0.7mmとなる部分である。なお、薄肉部分16aの以外の部分であっても、0.5〜0.7mmとなっていてもよい。
絶縁性セラミックス16は、リード14を覆う領域において、正極側リード14a及び負極側リード14bと、絶縁性セラミックス16の外周面との間の絶縁性セラミックス16の厚さtが0.25〜0.4mmの範囲内にある薄肉部分16bを有する。薄肉部分16bは、0.25〜0.35mmであるとより好ましい。
薄肉部分16bは、図3に示すように、軸線xに対して垂直をなす断面において、絶縁性セラミックス16の外周面からリード14の外周面までの最短距離となる厚さtが0.25〜0.4mmとなる部分である。
絶縁性セラミックス16の先端から発熱部12の後端、具体的には発熱部12の延在部12a,12bの後端までの軸線x方向長さ(第1の長さ)Aは、約4.5mmであり、絶縁性セラミックス16の先端から後述する接合部21の先端までの軸線x方向長さ(第2の長さ)Bは、12〜20mmであり、接合部21の軸線x方向長さ(第3の長さ)Cは、2.8〜10.8mmである。
絶縁性セラミックス16の長さBに対する長さAが、以下の数式(数式1)を満たす。
Figure 2019102708
絶縁性セラミックス16の長さBに対する長さAが、以下の数式(数式3)を満たすことが好ましい。
Figure 2019102708
また、絶縁性セラミックス16の長さB、及び長さCの合計の長さ(B+C)に対する長さCが、以下の数式(数式2)を満たす。
Figure 2019102708
また、絶縁性セラミックス16の長さB、及び長さCの合計の長さ(B+C)に対する長さCが、以下の数式(数式4)を満たすことが好ましい。
Figure 2019102708
また、絶縁性セラミックス16の先端から発熱部12の後端、具体的には、発熱部12の延在部12a,12bの後端までの軸線x方向長さ(l+l=A)は、4.5mm以下である。発熱部12は、絶縁性セラミックス16の先端から軸線xに沿ってその全体が4.5mmの範囲内に位置している。
セラミックスにより形成された絶縁性セラミックス16により、急速昇温時の信頼性が高いセラミックヒータ10の提供が可能になる。セラミックスとして具体的には、酸化物セラミックス、窒化物セラミックス、炭化物セラミックス等の電気的な絶縁性を有するセラミックスが挙げられる。
特に、窒化珪素質セラミックスは、主成分である窒化珪素が高強度、高靱性、高絶縁性及び耐熱性の観点で優れているからである。この窒化珪素質セラミックスは、例えば、主成分の窒化珪素に対して、焼結助剤として3〜12質量%の酸化イットリウム(Y)、酸化イッテルビウム(Yb)、酸化エリビウム(Er)等の希土類元素酸化物、0.5〜3質量%の酸化アルミニウム(Al)、さらに焼結体に含まれる二酸化珪素(SiO)量として1.5〜5質量%となるように二酸化珪素(SiO)を混合され、ホットプレス焼成することにより得られる。
また、絶縁性セラミックス16として窒化珪素質セラミックスから成るものを用いる場合、二珪化モリブデン(MoSi)、二珪化タングステン(WSi)等を混合し分散させることが好ましい。この場合、母材である窒化珪素質セラミックスの熱膨張率を発熱部12の熱膨張率に近づけることができ、セラミックヒータ10の耐久性を向上させることができる。
外筒20は、例えば、SUS430等のステンレス鋼が円筒形状になって構成されている。図1に示すように、外筒20は、セラミックヒータ10を当該セラミックヒータ10の先端部が露出した状態で収容するものである。セラミックヒータ10を収容した状態において外筒20の内周面には、セラミックヒータ10の軸線xに沿って所定の長さにわたってセラミックヒータ10と外筒20とを、例えば、銀ろう等のろう材を用いてろう付により接合する接合部21が形成されている。
接合部21は、絶縁性セラミックス16の外周面に銀ろう等のろう材のろう付けによりメタライズすることにより形成されており、セラミックヒータ10の軸線xに沿って所定の長さ(長さCに相当。)だけセラミックヒータ10の外周面と外筒20の内周面との間に形成されている。本実施の形態において接合部21は、外筒20の先端から、絶縁性セラミックス16が後端側で外筒20の先端部22の内周面と接触している位置まで形成されている。しかし、接合部21は、その先端が軸線xにおいて外筒20から進出していても、また、外筒20内にあってもよい。
ハウジング30は、図示しないエンジンのシリンダヘッドへの取付具であり、図1に示すように、セラミックヒータ10を外筒20とともに収容するものである。
ハウジング30は、放熱性に優れた熱伝導性の金属材料から形成されている。ハウジング30は、例えば、円筒状に形成されており、セラミックヒータ10は、後端側が部分的に外筒20に支持され、当該外筒20がハウジング30の内部に配置される。この状態において、セラミックヒータ10の先端側は、ハウジング30の先端から外側に突出している。
以下に、従来のグロープラグに基づく比較例と、上記実施の形態に係るグロープラグ1の具体的な実施例について説明する。また、本発明は、特にこれらの実施例に限定されることはない。なお、以下に示す数値は、シミュレーションにおいて得られた数値である。
表1にセラミックヒータ10における絶縁性セラミックス16の直径d(mm)、発熱部12と絶縁性セラミックス16の外周面との間の薄肉部分16aの厚さt(mm)、及びリード14と絶縁性セラミックス16の外周面との間の薄肉部分16bの厚さt(mm)が上記実施の形態の数値範囲となる実施例1,2と、それ以外の比較例1の各種諸元及び各種シミュレーションの結果について示す。
Figure 2019102708
実施例1,2及び比較例1に係るグロープラグ1に、シミュレーション開始後、最初の2秒間は11Vの電流を流し、その後は、7Vの電流を流した。
その結果、表1から分かるように、シミュレーション開始60秒後の実施例1,2の消費電力は、それぞれ、35.2W及び34.5Wであり、比較例1の消費電力35.6Wよりもいずれも低いことが分かった。
また、セラミックヒータ10の直径dが3.2mmより小さく、薄肉部分16aの厚さtが0.7mm未満である実施例1,2は、直径dが3.2mmより大きく、薄肉部分16aの厚さtが0.7mmを超える比較例1と比べて、1000℃までの昇温時間が短かった。特に、直径dが2.9mm、厚さtが0.57mmの実施例2においては、1000℃までの昇温時間が1秒を切っており、優れた昇温特性を示した。
さらに、通電2秒後の発熱部12における実施例1,2の温度は、比較例1の温度と比べていずれも高く、実施例2においては1500℃を超えており、実施例2が高い昇温特性を有しいていることが分かった。
絶縁性セラミックス16の体積が大きいほど発熱部12からの熱が拡散してしまうため
、実施例1,2のように、薄肉部分16aの厚さtが0.5〜0.7mmの条件を満たすと昇温特性に優れていることが分かった。さらに、直径dが2.9〜3.1mmの条件を満たすと、さらに好ましい。
なお、厚さtが0.5mm未満であると、時間の経過とともに絶縁性セラミックス16の腐食が進んだ場合に、発熱部12が早期に露出するおそれがある。発熱部12が露出すると、発熱部12の材料に含まれるタングステン(W)が酸化し、発熱部12が破壊されるおそれがある。実施例2は、発熱部12の早期露出を回避してグロープラグ1の長期寿命を達成しつつ、早期昇温及び消費電力低減を達成したものである。
次に、表2に実施例2と同じ絶縁性セラミックス16の直径d(mm)、発熱部12と絶縁性セラミックス16の外周面との間の薄肉部分16aの厚さt(mm)、及びリード14と絶縁性セラミックス16の外周面との間の薄肉部分16bの厚さt(mm)を有し、絶縁性セラミックス16の先端から接合部21の先端までの軸線方向長さB、接合部21の軸線方向長さCがそれぞれ異なる実施例3〜5及び比較例2,3の各種諸元及び各種シミュレーションの結果を示す。なお、絶縁性セラミックス16の先端から発熱部12の後端までの軸線方向長さAは、実施例3〜5及び比較例1,2においては同じである。
Figure 2019102708
表2から分かるように、シミュレーション開始60秒後の、セラミックヒータ10の先端から2mm地点における温度は、セラミックヒータ10が外筒20から露出している割合が大きい、つまり、外筒20とろう付されているセラミックヒータ10の領域が小さいほど高いことが分かった。
具体的には、実施例3〜5のように、絶縁性セラミックス16における長さBに対する長さAの割合(A/B)が、0.2〜0.4であり、かつ絶縁性セラミックス16における長さB+Cに対する長さCの割合(C/B+C)が、0.1〜0.5、という条件を満たすセラミックヒータ10は、60秒後における温度がほぼ1200℃にまで達していた。
実施例3は、A/Bの値が0.375であり、C/B+Cの値が約0.474であり、実施例4は、A/Bの値が約0.321であり、C/B+Cの値が約0.386であり、実施例5は、A/Bの値が0.225であり、C/B+Cの値が約0.123であった。上記のいずれの割合の条件も満たしていない比較例2,3と実施例3〜5を比較しても、実施例3〜5において昇温特性が優れていることが分かった。
さらに、シミュレーション開始60秒後の消費電力は、実施例3〜5のように上記の割合の条件を満たす場合に29W以下となり、実施例3〜5における消費電力は、比較例2,3における消費電力と比較しても小さいことが分かった。
さらに、実施例3〜5においては、高熱伝導性の銀ろうにより形成された接合部21とセラミックヒータ10との接合面積が小さく抑えられたことにより、セラミックヒータ10からの熱を逃しにくい構成になっている。そのため、発熱部12付近における高い保温性を発揮することができている。
特に、実施例3〜5においては、発熱部12付近の温度を高温に保つことができるので、負極側リード14bと外筒20との接合部21における温度、つまり、リード14の露出部14cにおける温度を450℃未満に抑えることができた。これに対して、比較例2,3においては、リードの露出部における温度は450℃以上であった。以上より、実施例3〜5においては、接合部21のろう材に与える熱による負の影響も小さくすることができていることが分かった。
次に、表3に実施例2と同じ絶縁性セラミックス16の直径d(mm)、発熱部12と絶縁性セラミックス16の外周面との間の薄肉部分の厚さt(mm)、及びリード14と絶縁性セラミックス16の外周面との間の薄肉部分16aの厚さt(mm)を有し、発熱部12の長さlがそれぞれ異なる実施例6及び比較例4、並びに比較例1と同じ直径d(mm)、厚さt(mm)、及び厚さt(mm)を有し、実施例6と同じ発熱部12の長さlを有する比較例5の各種諸元及びシミュレーションの結果を示す。
Figure 2019102708
表3から分かるように、絶縁性セラミックス16の先端から発熱部12の後端までの軸線x方向長さAが4.5mm以下(A≦4.5(mm))となる実施例6においては、1000℃までの昇温時間が0.98秒であり、1秒を切っていた。
これに対して、絶縁性セラミックス16の先端から発熱部12の後端までの軸線方向長さAが4.5mmを超える(A>4.5(mm))比較例4においては、1000℃までの昇温時間が1.08秒であり、1秒を超えていた。
このことからも、絶縁性セラミックス16の先端から発熱部12の後端までの軸線x方向長さAが4.5mm以下であると、セラミックヒータ10における1000℃までの昇温時間が短縮されていることが分かった。
なお、比較例5のように絶縁性セラミックス16の先端から発熱部12の後端までの軸線方向長さAが4.5mm以下(A≦4.5(mm))であっても、直径dが3.22mmである(2.9mmを超える)場合、1000℃までの昇温時間は、1.32秒であり実施例6に比べて昇温特性は劣っていることが分かった。
以上のようなグロープラグ1によれば、絶縁性セラミックス16の外周面と発熱部12とが近接する薄肉部分16aの厚さtが0.5〜0.7mmの範囲内にあることにより、薄肉部分16aが上記範囲外にあるグロープラグと比べて昇温特性を大幅に向上させることができるとともに、消費電力を抑えることができる。薄肉部分16aの厚さtは、0.57〜0.66mmであると好ましく、さらに、絶縁性セラミックス16の直径dが2.9〜3.1mmであることがより好ましい。
絶縁性セラミックス16の先端から発熱部12の延在部12a,12bの後端までの軸線x方向長さAが4.5mm以下、換言すると、絶縁性セラミックス16の先端から4.5mmの範囲内に発熱部12全体が位置していることで、1000℃に達するまでの時間を、絶縁性セラミックス16の先端から発熱部12の延在部12a,12bの後端までの軸線x方向長さAが4.5mmを超えた場合と比べて短縮することができる。
また、グロープラグ1によれば、絶縁性セラミックス16の先端から発熱部12の延在部12a,12bの後端までの軸線x方向長さA、絶縁性セラミックス16の先端から接合部21の先端までの軸線x方向長さB、接合部21の軸線x方向長さをCが、以下の数式1及び数式2
Figure 2019102708
Figure 2019102708
を満たすと、昇温特性及び消費電力低減に加えて、負極側リード14bの露出部14cと外筒20との接触部における温度を低くすることができる。これにより、セラミックヒータ10と外筒20とを接合する接合部21のろう材への熱による負荷を軽減することができる。
また、以下の数式3及び数式4
Figure 2019102708
Figure 2019102708
を満たすことが、昇温特性及び消費電力低減の観点からさらに好ましい。
<その他>
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば、軸線xに対して垂直なセラミックヒータ10の断面形状は、円形に限られず、楕円、多角形といった他の形状であってもよい。また、発熱部12及びリード14の段面形状は、図2,3に示すように、楕円形に限られず、円形、矩形等の多角形といった他の形状であってもよい。

Claims (6)

  1. 導電性セラミックスと、前記導電性セラミックスを覆う絶縁性セラミックスと、を有するセラミックヒータを備え、
    前記導電性セラミックスは、先端に配置された発熱部と、前記発熱部の後端に接続されたリードと、を有し、
    前記絶縁性セラミックスは、前記セラミックヒータの軸線と垂直な断面においてその外周面と前記発熱部とが最も近接する最薄肉部分の厚さが0.5〜0.7mmである
    ことを特徴とするグロープラグ。
  2. 前記最薄肉部分の厚さは、0.57〜0.66mmであることを特徴とする請求項1に記載のグロープラグ。
  3. 前記絶縁性セラミックスの前記外周面は、2.9〜3.1mmの直径を有する円筒状であることを特徴とする請求項1又は2に記載のグロープラグ。
  4. 前記絶縁性セラミックスの先端から前記発熱部の後端までの軸線方向長さは4.5mm以下であることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一項に記載のグロープラグ。
  5. 導電性セラミックスと、前記導電性セラミックスを覆う絶縁性セラミックスと、を有するセラミックヒータと、
    少なくとも先端が露出するように前記セラミックヒータの一部を収容し且つ前記セラミックヒータの外周面と接合部を介してその内周面が接合される外筒と、を備え、
    前記導電性セラミックスは、先端に配置された発熱部と、前記発熱部の後端に接続されたリードと、を有し、
    前記絶縁性セラミックスの先端から前記発熱部の後端までの軸線方向長さを、第1の長さA、
    前記絶縁性セラミックスの先端から前記接合部の先端までの軸線方向長さを第2の長さB、
    前記接合部の軸線方向長さを第3の長さC、
    としたとき、以下の数式1及び数式2
    Figure 2019102708
    Figure 2019102708
    を満たすことを特徴とするグロープラグ。
  6. 以下の数式3及び数式4
    Figure 2019102708
    Figure 2019102708
    を満たすことを特徴とする請求項5に記載のグロープラグ。
JP2019556117A 2017-11-21 2018-09-26 グロープラグ Pending JPWO2019102708A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017223485 2017-11-21
JP2017223485 2017-11-21
PCT/JP2018/035539 WO2019102708A1 (ja) 2017-11-21 2018-09-26 グロープラグ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2019102708A1 true JPWO2019102708A1 (ja) 2020-10-22

Family

ID=66630594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019556117A Pending JPWO2019102708A1 (ja) 2017-11-21 2018-09-26 グロープラグ

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP3736493B1 (ja)
JP (1) JPWO2019102708A1 (ja)
WO (1) WO2019102708A1 (ja)

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62731A (ja) * 1985-06-27 1987-01-06 Jidosha Kiki Co Ltd デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ
JPH0220293U (ja) * 1988-07-26 1990-02-09
JPH07151332A (ja) * 1993-11-29 1995-06-13 Kyocera Corp セラミックグロープラグ
JPH07220859A (ja) * 1994-01-31 1995-08-18 Kyocera Corp セラミック発熱体
JP2001227744A (ja) * 2000-02-14 2001-08-24 Denso Corp セラミックグロープラグ
JP2004061041A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Kyocera Corp セラミックグロープラグ
JP2005315447A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Kyocera Corp セラミックヒーターおよびグロープラグ
JP2007265893A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Kyocera Corp セラミックヒータ
JP2009231161A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Ngk Spark Plug Co Ltd セラミックヒータ及びグロープラグ
JP2009287920A (ja) * 2009-09-09 2009-12-10 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグ
JP2010182443A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Ngk Spark Plug Co Ltd セラミックヒータ及びグロープラグ
WO2017038694A1 (ja) * 2015-08-29 2017-03-09 京セラ株式会社 ヒータおよびこれを備えたグロープラグ

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3766786B2 (ja) * 2000-12-28 2006-04-19 日本特殊陶業株式会社 セラミックヒータ及びそれを備えるグロープラグ
JP4294232B2 (ja) 2001-05-02 2009-07-08 日本特殊陶業株式会社 セラミックヒータ及びそれを用いたグロープラグ

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62731A (ja) * 1985-06-27 1987-01-06 Jidosha Kiki Co Ltd デイ−ゼルエンジン用グロ−プラグ
JPH0220293U (ja) * 1988-07-26 1990-02-09
JPH07151332A (ja) * 1993-11-29 1995-06-13 Kyocera Corp セラミックグロープラグ
JPH07220859A (ja) * 1994-01-31 1995-08-18 Kyocera Corp セラミック発熱体
JP2001227744A (ja) * 2000-02-14 2001-08-24 Denso Corp セラミックグロープラグ
JP2004061041A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Kyocera Corp セラミックグロープラグ
JP2005315447A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Kyocera Corp セラミックヒーターおよびグロープラグ
JP2007265893A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Kyocera Corp セラミックヒータ
JP2009231161A (ja) * 2008-03-25 2009-10-08 Ngk Spark Plug Co Ltd セラミックヒータ及びグロープラグ
JP2010182443A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Ngk Spark Plug Co Ltd セラミックヒータ及びグロープラグ
JP2009287920A (ja) * 2009-09-09 2009-12-10 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグ
WO2017038694A1 (ja) * 2015-08-29 2017-03-09 京セラ株式会社 ヒータおよびこれを備えたグロープラグ

Also Published As

Publication number Publication date
EP3736493B1 (en) 2024-03-13
EP3736493A1 (en) 2020-11-11
EP3736493A4 (en) 2021-06-02
WO2019102708A1 (ja) 2019-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5166451B2 (ja) セラミックヒータおよびグロープラグ
JPWO2009057597A1 (ja) セラミックヒータおよびこれを備えたグロープラグ
JP4794338B2 (ja) セラミックヒータ
US9291144B2 (en) Heater and glow plug including the same
JPWO2019102708A1 (ja) グロープラグ
JP6835604B2 (ja) ヒータ
JP7037338B2 (ja) グロープラグ
JPH04268112A (ja) セラミックヒータ型グロープラグ
JP2004061041A (ja) セラミックグロープラグ
JPH06251862A (ja) セラミック発熱体
KR20130016353A (ko) 히터 및 이것을 구비한 글로 플러그
JP2019090567A (ja) グロープラグ用のセラミックヒータ及びグロープラグ
JP5307487B2 (ja) セラミックヒータ、グロープラグ、及び、内燃機関
JP4153849B2 (ja) セラミックヒータおよびそれを用いたグロープラグ
JP2018129211A (ja) セラミックヒータ及びグロープラグ
JP6952395B2 (ja) ヒータ
JP2015141858A (ja) ヒータ
JP7032954B2 (ja) ヒータ
JPWO2018199229A1 (ja) ヒータおよびこれを備えたグロープラグ
JPH09112904A (ja) ディーゼルエンジン用グロープラグ
JP2002289327A (ja) セラミックヒータ及びそれを備えるグロープラグ
JP6952397B2 (ja) ヒータ
EP3461228B1 (en) Heater and glow plug equipped with same
JPH0228045B2 (ja)
JP2018088316A (ja) ヒータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200228

AA64 Notification of invalidation of claim of internal priority (with term)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764

Effective date: 20200630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210705

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220221