JPWO2019102523A1 - 拡散装置 - Google Patents

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Abstract

本願は、室内にいる人間に気散性の物質の香りを感じやすくさせ、また室内全体に渡って持続的に気散性の物質を気散させることのできる拡散装置を開示する。この課題を解決するため、本発明では、気散性の物質を含有する固形物から形成される整流部材を空気調和機の吹出し口近傍に設ける。

Description

本願は、拡散装置を開示する。
人間の心理、精神に良い影響を与えるために、例えば香料が噴霧によって拡散されることが行われている。また、防虫対策のために、例えば忌避剤が噴霧によって拡散されることが行われている。これら香料や忌避剤の噴霧には、例えば特許文献1‐2に開示される装置が用いられる。
特開2016−77405号公報 特開2012−246008号公報
例えば気散性の香料や気散性の忌避剤といった物質の噴霧方法として、気散性の物質をエタノール液体などの揮発性液体と混合させて気散性の物質の濃度を希釈し、人体や室内に向けて噴霧する方法が考えられる。このような方法であれば、希釈された気散性の物質が一定の範囲に気散され、気散性の物質が有する効果は一定の範囲に及ぶものと考えられる。しかしながら、室内全体に渡るほど気散性の物質を気散させる場合、大掛かりな噴霧装置を開発しなければならず、開発費用が嵩む。また、噴霧装置を置く場所も問題となる。
このような課題に対して、室内に空気調和機が設けられている場合、空気調和機の吹出し口近傍に、吹き出し口から吹き出される空気が当たるように気散性の物質を含む揮発性液体を設けることが考えられる。このような方法であれば、空気調和機の吹出し空気の気流が揮発性液体に当たり、当たった際に気散性の物質が吹出し空気に混合される。よって、気散性の物質は、吹出し空気の気流に乗って室内全体に渡って気散されると考えられる。
しかしながら、上記のような方法の場合、空気調和機の吹出し空気の流速は速いため、室内にいる人間は、吹出し空気と混合されて気散される気散性の物質の香りを感じにくい虞がある。また、揮発性液体は、常に大気に曝されるため、吹出し口近傍において、揮発が促進されることが考えられる。すなわち、揮発性液体がすぐに無くなってしまい、吹出し空気への気散性の物質の混合が持続的に行われず、気散性の物質は持続的に気散されない虞がある。
そこで、本願は、室内にいる人間に気散性の物質の香りを感じやすくさせ、また室内全体に渡って持続的に気散性の物質を気散させることのできる拡散装置を開示する。
上記課題を解決するため、本発明では、気散性の物質を含有する固形物から形成される整流部材を空気調和機の吹出し口近傍に設けることとした。
詳細には、空気調和機の吹出し口近傍に設けられ、気散性の物質を含有する固形物から形成される整流部材を備える、拡散装置である。
ここで、気散とは、大気中に放出され、拡散されることをいう。
このような拡散装置であれば、吹出し口から吹き出された空気は、整流部材によって整流されてその流速が減速された場合、空気調和機が設けられている室内の全体に渡って緩やかに拡散される。ここで、整流部材に含有される気散性の物質は、吹出し口から吹き出された空気が整流部材近傍を通過する際に、吹き出された空気の気流に混合される。よって、気散性の物質は、吹出し口から吹き出された空気と共に、室内の全体に渡って緩やかに気散される。よって、気散性の物質が芳香性の性質を有する場合には、室内にいる人間が気散性の物質の香りを感じやすくなる。
また、このような拡散装置であれば、気散性の物質は吹出し口近傍において揮発することはなく、また空気調和機から吹き出された空気が整流部材近傍を通過する際に、吹出された空気に持続的に混合される。よって、気散性の物質の室内への気散が持続的に行われる。
また、整流部材は、空気調和機の吹出し口の前方に設けられ、吹出し口から吹き出された空気を受ける面板部のことであり、拡散装置は、面板部を吹出し口の前方に取り付ける取付け部を備えてもよい。
このような拡散装置であれば、吹出し空気は、面板部によってより減速される。よって、気散性の物質は、より緩やかに室内へ気散される。
また、気散性の物質は、芳香性、忌避性、消臭性のうち、少なくとも1つの性質を有してもよい。
このような拡散装置であれば、気散性の物質が芳香性の性質を有する場合、上記のように室内にいる人間が気散性の物質の香りを感じやすくなり、また香りを感じやすくなる効果は持続する。また、気散性の物質が忌避性の性質を有する場合、空気調和機が設けられる室内の防虫を持続的に行うことができる。また、気散性の物質が消臭性の性質を有する場合、空気調和機が設けられる室内の消臭を持続的に行うことができ、室内の衛生を保つことができる。
また、気散性の物質は、整流部材の局部に含有されてもよい。このような拡散装置であれば整流部材に含有される気散性の物質の量を減らし、費用を削減することができる。
また、整流部材は、成型品であり、気散性の物質は、樹脂が成型される際に樹脂に混合されてもよい。
このような拡散装置であれば、気散性の物質を含有する固形物から整流部材を形成する手間を省くことができるため、気散性の物質を含有する整流部材を容易に量産することができる。また、拡散装置の美的外観を維持することができる。
上記の拡散装置は、室内にいる人間に気散性の物質の香りを感じやすくさせ、また室内全体に渡って持続的に気散性の物質を気散させることができる。
図1は、拡散装置の概要図である。 図2は、拡散装置を空気調和機へ取り付けた際の概要図である。 図3は、吹出し口から吹き出された空気に、面板部に含有されるトドマツの粉体に含まれる物質が混合される様子を示した概要図である。 図4は、トドマツの粉体に含まれる気散性の物質が、拡散装置の中央部分に局部的に含有されている例を示す。 図5は、冷房時と暖房時において、吹出し口に対して面板部の角度を異なるように設置した例を示した図である。 図6は、芳香性の物質を含有する面板部を備える拡散装置と、忌避性の物質を含有する面板部を備える拡散装置を空気調和機へ取り付けた際の概要図である。 図7は、面板部の両脇にプレートを備える拡散装置の概要図である。 図8は、プレートを備える複数の拡散装置を空気調和機の吹出し口へ取り付けた際の概要図である。 図9は、複数の分割された面板部を備える拡散装置の概要図である。 図10は、スリッドを有する面板部を備える拡散装置の概要図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本発明の一形態であり、本発明の技術的範囲を下記の実施形態に限定するものではない。
図1は、本実施形態に係る拡散装置1の概要図である。拡散装置1は、整流部材の一形態である、空気調和機から吹き出された空気を受ける面板部2と、空気調和機の吹出し口近傍へ取り付けられる取付け部3を備える。面板部2の筐体は、例えばポリカーボネート等の合成樹脂からなる成型品である。また、成型する際、合成樹脂に、例えばトドマツの粉体4を混合させる。トドマツの粉体4は、例えばhttp://www.kaoriken.com/business/feature.html等に記載されているように、粉体中に含まれるβ−フェランドレンが消臭芳香性を有する。また、トドマツの粉体4は、粉体中に含まれる物質が大気汚染物質の無害化などの効果を有する。面板部2の筐体は、このようなトドマツの粉体4に含まれる物質が、一定量含有した固形物から形成されている。また、取付け部3は、空気調和機の吹出し口近傍に粘着することができる粘着部5を有する。また、取付け部3は回動部6を有し、面板部2は回動部6の周りに回動可能である。また、回動部6には、図示しないが、回動途中において面板部を静止させることのできる機構を有する。すなわち、吹出し口前方へ面板部2を取り付けた際に、空気調和機から吹き出された空気を受ける面板部2の角度は、変えることができる。
拡散装置1は、面板部2が空気調和機7の吹出し口8から吹出される空気の気流方向前方に取り付けられる。図2は、例えば室内に設けられた天井埋め込み型の空気調和機7に、拡散装置1を取り付けた際の概要図を示している。
空気調和機7が起動すると、空気調和機7の吹出し口8から空気調和された空気が吹き出され、面板部2に当たる。図3は、吹出し口8から吹き出された空気が面板部2に当たる様子を示している。空気調和機7から吹き出された空気が面板部2に当たると、吹き出された空気の流速は、減速される。また、吹き出された空気は、面板部2に当たり、面板部2の面内方向に広がり、室内に緩やかに拡散されていく。
ここで、吹出し口8から吹き出された空気が面板部2に当たり、面板部2の面内方向に広がる際、面板部2に含有されるトドマツの粉体4に含まれる、例えばβ−フェランドレンなどの物質は、吹き出された空気に混ざる。そして、β−フェランドレンなどの物質は、吹出された空気に乗って、室内に緩やかに気散される。
上記のような拡散装置1であれば、β−フェランドレンは、芳香性を有し、緩やかに気散されるため、室内にいる人間がβ−フェランドレンの香りを感じやすくなり、心理、精神に良い影響が及ぼされる。また、β−フェランドレンは消臭性も有するため、室内の消臭効果が実現される。よって、室内の衛生を保つこともできる。また、トドマツの粉体4に含まれる、大気汚染物質の無害化効果を有する物質が気散されれば、室内に存在する大気汚染物質の無害化を実現することもできる。
また、上記のような拡散装置1は、成型品であり、トドマツの粉体4は、成型される際に合成樹脂に混合される。よって、面板部2にトドマツの粉体4を加工して面板部2を形成する手間を省くことができ、トドマツの粉体4に含まれるβ−フェランドレンなどの気散性の物質を含有する面板部2を容易に量産することができる。また、面板部2においてトドマツの粉体4に含まれる気散性の物質が揮発することはない。よって、空気調和機7の吹出し口8から吹き出された空気が面板部2に当たった際に、トドマツの粉体4に含まれる気散性の物質は吹出された空気に持続的に混合され、室内へ気散される。よって、例えばβ−フェランドレンの芳香が室内において持続的に感じられる。また、室内の消臭、室内に存在する大気汚染物質の無害化といった効果も室内において持続される。よって、室内の衛生は持続される。また、拡散装置1の美的外観を維持することができる。
ここで、面板部2は、トドマツの粉体4に含まれる気散性の物質が、面板部2内において局部的に含まれるように成型されてもよい。図4は、トドマツの粉体4に含まれる気散性の物質が、例えば中央部分に局部的に含有される面板部2の概要を示している。図4のように、気散性の物質が、中央部分に局部的に含有される面板部2を作製するためには、例えば面板部2を成型する際に、気散性の物質が、面板部2の中央部分を成型する金型の中へ集中的に混入されればよい。また、含有される部分は、中央部分に限らず、例えば両端部分であってもよい。このような拡散装置1であれば、拡散装置1に含まれるトドマツの粉体量を抑制することができ、費用を節減することができる。
また、吹出し口8に対する面板部2の角度は、冷房時と暖房時とで変えられてもよい。図5は、冷房時と暖房時において吹出し口8に対して面板部2の角度を異なるように設置した例を示した図である。具体的には、例えば、冷房時、面板部2は、冷たい吹出し空気を減速させるために面板部2の角度を吹出し口8に対して小さくなるように吹出し口8に取付けられる。一方で、暖房時は、暖気が室内天井に自然に溜まるため、空気調和機7から吹出される暖かい吹出し空気を意図的に室内下部へ誘導する目的のために、面板部2は、面板部2の角度を吹出し口8に対して大きくとるように吹出し口8に取り付けられる。このように拡散装置を取り付ける場合、室内において空気調和機7の吹出し口8から吹出され、トドマツの粉体4に含まれる気散性の物質が混合した空気は、室内に効率的に気散される。
また、空気調和機7へ取り付けられる拡散装置1の数は2個でも3個でも何個でもよい。また、この際、面板部2の吹出し口8に対する角度は、拡散装置ごとに異なっていてもよい。このような拡散装置は、トドマツの粉体4に含まれる気散性の物質を室内全体へ緩やかに気散させるために効率的な装置である。
また、上記の例では、トドマツの粉体4に含まれる気散性の物質を室内へ気散させる例を示したが、面板部の成型時に気散性の忌避性物質9を含有する固形物から形成される面板部2Aを成型してもよい。そして、面板部2と面板部2Aを備える拡散装置1を空気調和機7の吹出し口8の前方へ設け、トドマツの粉体4に含まれる気散性の物質と、気散性の忌避性物質9を室内へ拡散させてもよい。
図6は、トドマツの粉体4に含まれる気散性の物質を含有する面板部2を備える拡散装置と、気散性の忌避性物質9を含有する面板部2Aを備える拡散装置を空気調和機7の吹出し口へそれぞれ取り付けた概要図である。ここで、トドマツの粉体4に含まれる気散性の物質を含有する面板部2と、気散性の忌避性物質9を含有する面板部2Aの取り付け角度は異なる角度にして取り付けられる。具体的には、例えば空気調和機7の吹出し口8に対する面板部2の角度が大きくなるように面板部2を空気調和機7へ取り付け、空気調和機7の吹出し口8に対する面板部2Aの角度が小さくなるように、面板部2Aを取り付けられる。このような拡散装置であれば、トドマツの粉体4に含まれる気散性の物質を室内下部へ気散させて室内の消臭を行うことができる。加えて、気散性の忌避性物質9を室内天井へ気散させ、天井を防虫することもできる。
また、拡散装置は、面板部の両脇にプレート10を備えてもよい。図7は、面板部の両脇にプレートを備える拡散装置の概要図である。ここで、プレート10は、上記の面板部と同様に樹脂成型品であってもよい。また、上記の面板部と同様に成型される際に例えばトドマツの粉体4が混合されてもよい。
また、図8は、プレート10を備える複数の拡散装置1を空気調和機7の吹出し口8へ取り付けた際の概要図である。このようなプレート10を備える複数の拡散装置1を空気調和機7の吹出し口8へ取り付ける場合、面板部と面板部との間の隙間は、プレート10によって覆われる。よって、吹出し口8から吹出された空気の一部が、拡散装置1の面板部と面板部との間の隙間から室内下部に吹出すことは防止され、吹出された空気は、プレート10の面内方向へ広がった後に、室内へ緩やかに拡散される。また、プレート10に吹出し口8から吹出された空気が当たる際に、プレート10に含まれるトドマツの粉体4に含まれる気散性の物質が吹出し口8から吹出された空気に混合される。よって、トドマツの粉体4に含まれる気散性の物質の緩やかな気散が実現される。
また、拡散装置1は、面板部2が複数に分割されていてもよい。図9は、複数の分割された面板部2B、2C、2Dを備える拡散装置1の概要図である。面板部2が複数に分割される場合、分割される面板部がそれぞれ異なる方向を向いた状態で空気調和機7の吹出し口8の近傍に取り付けられ得る。よって、空気調和機7の吹出し口8から吹出されて面板部に当たり、トドマツの粉体4に含まれる気散性の物質が混合された空気は、面板部が分割されていない場合よりも、より室内の多方向へ向かう。よって、トドマツの粉体4に含まれる気散性の物質を室内全体へ緩やかに効率的に気散させることができる。
また、面板部2B、2C、2Dには、それぞれ、例えば、それぞれリラックス効果のある芳香、忌避、除菌といったように、異なる効果を有する気散性の物質が含まれていてもよい。このような拡散装置であれば、1つの拡散装置によって、リラックス効果、防虫、除菌といった多様な効果を生じさせることができる。また、芳香、忌避、除菌といった異なる効果を有する気散性の物質が、例えば中央の面板部2Cにのみ含まれ、面板部2B、2Dには含まれなくともよい。このような拡散装置であれば、空気調和機7によって空気調和された空気を緩やかに拡散させると共に、気散性の物質の含有量を削減し、費用を節減することができる。
また、拡散装置1は、面板部にスリッド11が設けられていてもよい。図10は、スリッド11を有する面板部2Eを備える拡散装置を空気調和機7へ取り付けた際の概要図である。スリッド11を有する面板部は2E、上記の面板部と同様にトドマツの粉体4に含まれるβ−フェランドレンや気散性の忌避性物質9といった気散性の物質を含む。このようなスリッド11を有する面板部2Eが空気調和機7の吹出し口8の近傍に取り付けられた場合、空気調和機7の吹出し口8から吹き出された空気は、面板部に当たり、面板部に含まれる気散性の物質が混合され、面板部の面内方向に広がることに加えて、スリッド11を通過し、空気調和機7の下方にも拡散される。よって、このような拡散装置であれば、室内全体へ気散性の物質を効率的に気散させることができる。また、スリッドの数は、何個でもよい。
また、整流部材は、面板部2に限らず、例えば空気調和機7の吹出し口8近傍に設けられるルーバーであってもよい。そして、ルーバーは、例えばポリカーボネート等の合成樹脂からなる成型品であって、成型する際、合成樹脂に、例えばトドマツの粉体4を混合させてもよい。
このような拡散装置は、上記の面板部と同様に、例えば室内にいる人間がβ−フェランドレンの香りを感じやすくなり、またβ−フェランドレンの芳香が室内において持続的に感じられるといった効果を奏する。
また、拡散装置1の取付け部3は、粘着部5を有していなくとも、吹出し口8の前方に拡散装置1を設けることのできる手段を有していればよく、例えば、空気調和機7の筐体の一部分を挟むことによって拡散装置1を固定する挟み部分を有してもよい。また、空気調和機7の吹出し口8の近傍に、拡散装置1の取付け部3と嵌合する嵌合部品を貼り付け、取付け部3と嵌合部品を嵌合させることによって拡散装置1を固定させてもよい。また、気散性の物質は、上記のトドマツの粉体4、忌避性物質、除菌剤に含まれる物質に限らず、日常生活において、気散されて使用される物質であればよい。また、気散性の物質は、拡散装置1の取付け部3に含まれていてもよい。
1・・拡散装置
2、2A、2B、2C、2D、2E・・面板部
3・・取付け部
4・・トドマツの粉体
5・・粘着部
6・・回動部
7・・空気調和機
8・・吹出し口
9・・忌避性物質
10・・プレート
11・・スリッド

Claims (5)

  1. 空気調和機の吹出し口近傍に設けられ、気散性の物質を含有する固形物から形成される整流部材を備える、
    拡散装置。
  2. 前記整流部材は、前記空気調和機の吹出し口の前方に設けられ、前記吹出し口から吹き出された空気を受ける面板部のことであり、
    前記拡散装置は、前記面板部を前記吹出し口の前方に取り付ける取付け部を備える、
    請求項1に記載の拡散装置。
  3. 前記気散性の物質は、芳香性、忌避性、消臭性のうち、少なくとも1つの性質を有する、
    請求項1又は2に記載の拡散装置。
  4. 前記気散性の物質は、前記整流部材の局部に含有される、
    請求項1から3のうち何れか1項に記載の拡散装置。
  5. 前記整流部材は、成型品であり、
    前記気散性の物質は、樹脂が成型される際に前記樹脂に混合される、
    請求項1から4のうち何れか1項に記載の拡散装置。
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