JPWO2019087417A1 - 加熱調理器 - Google Patents

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英雄 下田
上田 真也
真也 上田
小川 将志
将志 小川
裕也 渡邊
裕也 渡邊
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Abstract

本発明の加熱調理器(1)は、加熱室(10)内の所定の位置に配置され、被加熱物(12)を載置するトレイ(11)を備え、上記トレイは、高周波を透過する材質であり、上記加熱室内の底面から所定の距離離れた位置に載置されている。これにより、加熱室内で使用するトレイの配置位置がヒータ加熱時と高周波加熱時とで同じにできる加熱調理器を実現できる。

Description

本発明は、ヒータ加熱機能と高周波加熱機能とを備えた加熱調理器に関する。
従来、ヒータ加熱機能と高周波加熱機能とを備えた加熱調理器として、例えば特許文献1に開示されたヒータ付き高周波加熱調理器がある。
日本国公開特許公報「特開2004−360963号公報(2004年12月24日公開)」
ところで、特許文献1に開示されたヒータ付き高周波加熱調理器は、ヒータ加熱機能と高周波加熱機能とを備えているため、加熱室内で使用するトレイの配置位置がヒータ加熱時と高周波加熱時とで異なっている。このため、ヒータ加熱から高周波加熱に切り替える際、または、高周波加熱からヒータ加熱に切り替える際に、トレイの配置位置を変えなければならず、ユーザにとって煩わしい操作となる。
本発明の一態様は、加熱室内で使用するトレイの配置位置がヒータ加熱時と高周波加熱時とで同じにできる加熱調理器を実現することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る加熱調理器は、ヒータ加熱機能と高周波加熱機能とを備えた加熱調理器であって、加熱室内の所定の位置に配置され、被加熱物を載置するトレイを備え、上記トレイは、高周波を透過する材質であり、上記加熱室内の底面から所定の距離離れた位置に載置されていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、加熱室内で使用するトレイの配置位置がヒータ加熱時と高周波加熱時とで同じにできる。
本発明の実施形態1に係る加熱調理器の前面パネルを取り外した状態の概略正面断面図である。 図1に示す加熱調理器の側面パネルを取り外した状態の概略横断面図である。 図1に示す加熱調理器の加熱室の天面側を示す図である。 図1に示す加熱調理器の加熱室で用いるトレイの斜視図である。 図1に示す加熱調理器の加熱室にトレイを載置したときの正面図である。 図1に示す加熱調理器の加熱室にトレイを載置していないときの正面図である。 本発明の実施形態2に係る加熱調理器の概略構成斜視図である。 本発明の本実施形態3係る加熱調理器で用いられるトレイの平面図である。 (a)は、本実施形態に係る加熱調理器に備えられたタイマー操作部の正面図であり、(b)は、一般的な加熱調理器に備えられたタイマー操作部の正面図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。なお、本実施形態では、ヒータ加熱機能と高周波加熱機能とを備えた加熱調理器について説明する。
(加熱調理器の概要)
図1は、加熱調理器1の前面パネル(図示せず)を取り外した状態の概略正面断面図である。図2は、加熱調理器1の側面パネル(図示せず)を取り外した状態の概略横断面図である。
加熱調理器1は、図1に示すように、加熱室10内のトレイ11上の被加熱物(例えば食品)12を、高周波加熱機能、ヒータ加熱機能の何れかを実行することにより加熱するようになっている。
高周波加熱機能を実行するため、加熱調理器1は、図1に示すように、高周波を発生するマグネトロン13と、加熱室10の上部に設けられ、マグネトロン13で発生した高周波を加熱室10に導くための導波管14とを備えている。導波管14の開口部14aから放出された高周波は、加熱室10内のトレイ11上の被加熱物12に直接照射されるもの、加熱室10の内壁面10aに反射された後、トレイ11上の被加熱物12に照射されるものがある。図1中の矢印が導波管14によって加熱室10に導かれた高周波の一例を示している。なお、導波管14の詳細については後述する。
ヒータ加熱機能を実行するため、加熱調理器1は、図2に示すように、加熱室10の上部には、2本の上ヒータ15a、下部には、2本の下ヒータ15bが設けられている。上ヒータ15aは、外側をカバー16で覆われている。このカバー16は、熱を反射できる素材からなり、上ヒータ15aで発生した熱を反射して加熱室10内のトレイ11に向かって放射できる構造となっている。また、下ヒータ15bは、外側をカバー17で覆われている。このカバー17も、カバー16と同様に、熱を反射できる素材からなり、下ヒータ15bで発生した熱を反射して加熱室10内のトレイ11に向かって放射できる構造となっている。
なお、本実施形態において、トレイ11は、セラミックス製であり、被加熱物12の載置面が凹凸形状となっている例について説明する。トレイ11の詳細については後述する。
(導波管14の詳細)
図3は、加熱室10の天面側を示す図である。
導波管14には、図1に示すように、加熱室10の底面に対向した位置に開口部14aが形成され、且つ、図3に示すように、上記開口部14aの形成面に対向した位置に当該加熱室10内に向かって突出した突起部18が設けられている。
突起部18は、導波管14を伝送した高周波を反射して、開口部14aから加熱室10内に放出させるものである。従って、突起部18は、高周波を反射させる素材、例えばステンレス等の金属からなり、加熱室10側を頂点とする略円錐形状となっている。なお、突起部18は、円錐に近い形状であればよく、導波管14を伝送した高周波を加熱室10内に適切に放出できる形状であればよい。また、突起部18の先端の形状は、針状に尖っていてもよいが、少し平らに形成された円錐台形状であってもよい。このように、突起部18の先端が平らであることで、突起部18にて反射した高周波が加熱室10内の一点に集中せず、好ましい。
従って、突起部18は、加熱室10側を頂点とする円錐形状、円錐台形状、多角錐形状、または多角錐台形状であればよい。
導波管14には、突起部18よりも上流側(高周波の伝送方向の上流側)に、当該導波管14を伝送される高周波の位相を調整するための位相調整部材19がさらに設けられている。この位相調整部材19は、突起部18と同様に、ステンレス等の金属からなり、導波管14内で突出した円柱状となっている。
この位相調整部材19を設けることで、マグネトロン13で発生した高周波の位相が調整され、突起部18にて反射され、導波管14の開口部14aから加熱室10に放射される。これにより、加熱室10内に、導波管14から伝送された高周波を効率良く放射することができるので、より効果的に被加熱物12を加熱することができる。
なお、位相調整部材19は、円柱状に限定されるものではなく、円錐状であってもよく、導波管14の内面から突出した形状であればよく、また、突起部18が反射する高周波の位相に合わせる位置に設けられていればよい。
突起部18は、加熱室10の底面中央に対向する導波管14内の位置に設けられていることが好ましい。これにより、加熱室10内への高周波の拡散をより効率よく行なうことができるので、加熱室10内にセットされた被加熱物12をよりムラ無く温めることが可能となる。
なお、突起部18は、ステンレス等の金属以外の素材、例えばセラミックスで形成されてもよい。突起部18がセラミックスで形成された場合、加熱室10に被加熱物12がセットされていない状態で高周波を放射したときの加熱室10からの戻りの高周波を当該突起部18によって吸収することが可能となるので、戻りの高周波によるマグネトロン13の破損を回避することが可能となる。
(トレイ11の詳細)
図4は、トレイの一例を示す斜視図である。
図5は、加熱調理器の前面パネル(図示せず)を取り外した状態の概略正面断面図であり、トレイを加熱室内にセットした状態を示している。
図6は、加熱調理器の前面パネル(図示せず)を取り外した状態の概略正面断面図であり、トレイを加熱室内から取り外した状態を示している。
トレイ11は、セラミックス製であり、図4に示すように、被加熱物12を載置する載置面11aが凹凸に形成されている。
また、トレイ11は、図5に示すように、加熱室10内の底面から所定の距離離れた位置に載置されている。ここでは、加熱室10の高さを153mmである場合、底面から20mmの位置にトレイ11の下面が位置するように、トレイ11が加熱室10内にセットされている。
加熱室10の内壁面10aの長手方向両側には、トレイ11を保持するための支持部10bが設けられている。
また、加熱室10の内壁面10aの短手方向奥側(図5の正面方向の内壁面10a)に、調理用の水蒸気を排出する水蒸気孔10cが形成されている。この水蒸気孔10cは、トレイ11が加熱室10にセットされた状態で、当該トレイ11の下面よりも下側に形成されている。これにより、水蒸気孔10cから排出された水蒸気はトレイ11の下側を回って、当該トレイ11の上面に向かって流れる。このため、水蒸気孔10cから噴出される水蒸気は、トレイ11上の被加熱物12に対して十分に供給することが可能となる。
なお、トレイ11は、上記の載置位置に限定されるものではなく、加熱室10内の高さ方向において、当該加熱室10の底面から1/6〜1/7の位置が好ましい。この位置であれば、上ヒータ15a、下ヒータ15bを用いたヒータ加熱機能による加熱調理が適切に行なうことができ、また、導波管14から放射される高周波を用いた高周波加熱機能による加熱調理を適切に行なうことがきる。つまり、トレイ11の加熱室10内の載置位置は、ヒータ加熱機能と高周波加熱機能の両方機能を効果的に実現できる位置が好ましい。
(効果)
トレイ11の載置面11aが凹凸形状であるので、当該載置面11aに載置された被加熱物12の脱油することが可能となる。
また、トレイ11の載置面11aの凸部分は、隣接する凸部分と同一平面を形成すべく、平面部を形成している。これにより、トレイ11上のコップやお皿が倒れないようにできるので、被加熱物12を置いた時の安定性を向上させている。また、脱油して被加熱物12に脱油した油が浸からないように最適な凹形状の寸法を持たせている。
トレイ11は、加熱室10の底面から少し隙間を設ける位置にセットされる。これにより、高周波をトレイ11上の被加熱物12の下にもぐらせて、解凍性能を良好にする。また、水蒸気孔10cをトレイ11より下面にする事で当該トレイ11上の被加熱物12へ蒸気が浸透しやすくなる。
なお、本実施形態では、トレイ11がセラミックス製である例について説明したが、高周波を透過する材質であれば、どのような材質のものであってもよい。また、本実施形態では、トレイ11の被加熱物12を載置する載置面が凹凸に形成されている例について説明したが、トレイ11の被加熱物12を載置する載置面に凹凸が形成されていなくてもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本実施形態にかかる加熱調理器1は、前記実施形態1の加熱調理器1とほぼ同じであり、異なるのは加熱室10の底面に凹部および凸部を設けた点である。
図7は、本実施形態に係る加熱調理器1の概略構成斜視図である。なお、図7に示す加熱調理器1は、説明の便宜上、加熱調理器1のドア21は取り外した状態としている。
加熱室10の底面の中央には、図7に示すように、長手方向に窪んだ凹部10dが形成され、凹部10dの短手方向両側に、長手方向に突出した凸部10eが形成されている。
このように、加熱室10の底面に、凹部10dおよび凸部10eが形成されていることで、高周波加熱機能とヒータ加熱機能の性能を向上させることができる。
すなわち、加熱室10の底面の中心に凹部10dを設けることで、高周波をトレイ11の下側に入りやすくし、トレイ11上の被加熱物12を中心に高周波を当てやすくしている。また、加熱室10内で水をこぼした場合においても、この凹部10dによって、こぼした水を一次的に貯めることが可能となる。
また、加熱室10の底面の凸部10eには、内部にヒータ(図示せず)を設けることで、熱源とトレイ11上の被加熱物12との距離を近くすることができる。
さらに、加熱室10の底面の凸部10e内部にヒータを設けることで、ユーザがヒータを直接触れるのを防止することができる。
なお、本実施形態では、凸部10eを、凹部10dの短手方向両側に設けた例を示したが、これに限定されるものではなく、凹部10dの長手方向両側に設けてもよい。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本実施形態に係る加熱調理器1は、前記実施形態1の加熱調理器1とほぼ同様の構成であり、異なる点は、トレイおよびタイマー操作部が異なる点である。
(トレイ)
図8は、本実施形態に係る加熱調理器1で用いられるトレイ111の平面図である。
トレイ111は、金属からなり、図8に示すように、複数の矩形状の孔111aが格子状に形成されている。孔111aは、矩形の長辺の長さが導波管14から放射される高周波の1/4波長以上に設定されている。また、孔111aの縦横比は、大凡1:2である。さらに、孔111aの向きは、トレイ111の外郭に対して長辺側が平行となる向きである。
ところで、一般に、トレイに中空部やスリットもしくは金属線材を設ける場合、小皿、コップ、徳利などを置く場合に不安定となる。また、丼ぶりなどの重量物を置く場合に、撓むことがある。一方で、トレイに強度を付加するために開口部を少なくすると、被加熱物の下側の加熱が不十分となる。例えば、冷凍食品の解凍時に上面は焦げるが、下面は凍ったままという状態となる。さらに、ヒータ加熱によりパンを焼く場合に、裏側と表側の仕上がりが著しく異なることとなる。
しかしながら、上記構成のトレイ111を用いることで、高周波加熱およびヒータ加熱の両方において、当該トレイ111に載置した被加熱物の下側からの加熱および輻射熱の有効利用が可能となり、調理性能を向上させることができる。
また、高周波加熱時およびヒータ加熱時に同一のトレイを使用することができる。
さらに、弁当や陶器皿などの重量物についても同一のトレイを使用することができる。
また小皿、コップ、徳利など、安定性の悪い容器を使用することができる。
(タイマー操作部)
図9の(a)は、本実施形態に係る加熱調理器に備えられたタイマー操作部の正面図であり、(b)は、一般的な加熱調理器に備えられたタイマー操作部の正面図である。
一般のタイマー操作部200は、図9の(b)に示すように、タイマー表示(時間表示)における時間が等間隔で設定されている。
これに対して、本実施形態に係るタイマー操作部20は、図9の(a)に示すように、タイマー表示(時間表示)を等間隔で使用頻度の高い時間によって設定されている。従って、本実施形態に係るタイマー操作部20では、細かい秒単位、分単位を混合した表示となっている。
通常、タイマー操作部の時間表示には、LEDを点灯しているが、使用頻度の高い時間設定のみの表示にする事で、LEDの数量を最低限にする事が出来る。
残時間もLEDの点滅で表示するが、残り時間に合わせて自動でLED点滅表示を消灯させる。
通常のタイマー操作部20では、タイマー表示時間の等間隔が多く、最大設定時間が長いもの程、使用頻度が少ない表示も多くなり、無駄なLEDを搭載しなければならない。従って、設定時間表示が多ければ多いほど、設定する時間も面倒で、使い勝手も悪い。
これに対して、デジタル型タイマー方式であれば、等間隔でありながら表示内容を自由に変えることが出来、残時間も自動でLED点滅表示を消灯させることが出来る。
従って、調理設定時間を秒単位、分単位を混合させ、更に使用頻度の多い時間設定のみ表示を行うことで使いやすく、かつムダなLEDを搭載しなくてすむ。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る加熱調理器は、ヒータ加熱機能と高周波加熱機能とを備えた加熱調理器1であって、加熱室10内の所定の位置に配置され、被加熱物12を載置するトレイ11を備え、上記トレイ11は、高周波を透過する材質であり、上記加熱室10内の底面から所定の距離離れた位置に載置されていることを特徴としている。
上記構成によれば、トレイは、高周波を透過する材質であり、上記庫内の底面から所定の距離離れた位置に載置されていることで、高周波加熱の場合、高周波が高周波を透過する材質のトレイを透過するため、当該トレイの上側と下側の両側から被加熱物に対して高周波を照射することができる。また、ヒータ加熱の場合、ヒータがトレイの上部および下部に配置されていれば、被加熱物をトレイの上側からと下側から加熱することができる。
これにより、一つトレイを高周波加熱、ヒータ加熱の両方に用いることができるので、加熱室内で使用するトレイの配置位置がヒータ加熱時と高周波加熱時とで同じにすることが可能となる。
本発明の態様2に係る加熱調理器は、上記態様1において、上記加熱室10の上部に、当該加熱室10に高周波を伝送する導波管14が設けられると共に、当該加熱室10の天面側および底面側にヒータ(上ヒータ15a、下ヒータ15b)が設けられ、上記トレイ11は、上記加熱室10内の底面から天面までの中間位置よりも下に配置されていてもよい。
上記構成によれば、トレイが、加熱室内の底面から天面までの中間位置よりも下に配置されていることで、高周波加熱とヒータ加熱とを効果的に行なうことができる。つまり、加熱室の上部に設けられた導波管から放出される高周波をトレイ上の被加熱物に対して上側からと下側から効果的に当てることができる。また、加熱室内の天面側と底面側に設けられたヒータからの熱がトレイ上の被加熱物に対して側からと下側から効果的に当てることができる。
本発明の態様3に係る加熱調理器は、上記態様1または2において、上記加熱室10内の上記トレイ11の配置位置の下側に、当該加熱室10に蒸気を排出するための蒸気排出口(水蒸気孔10c)が設けられていてもよい。
上記構成によれば、加熱室内の上記トレイの配置位置の下側に、当該加熱室に蒸気を排出するための蒸気排出口が設けられていることで、当該蒸気排出口から排出される蒸気がトレイの下側から当該トレイを包み込むように移動する。これにより、トレイ上の被加熱物に対して蒸気を効果的に与えることが可能となる。
本発明の態様4に係る加熱調理器は、上記態様1〜3の何れか1態様において、上記加熱室10の底面の中心に凹部10dが設けられていてもよい。
上記構成によれば、加熱室の底面の中心に凹部が設けられていることで、高周波をトレイの下側に入りやすくし、トレイ上の被加熱物を中心に高周波を当てやすくしている。また、加熱室内で水をこぼした場合においても、この凹部によって、こぼした水を一次的に貯めることが可能となる。
このように、加熱室の底面に、凹部が形成されていることで、高周波加熱機能とヒータ加熱機能の性能を向上させることができる。
本発明の態様5に係る加熱調理器は、上記態様4の何れか1態様において、上記加熱室10の底面に凸部10eが設けられ、当該凸部10e内に加熱部材が配置されていてもよい。
上記構成によれば、加熱室の底面の凸部の内部に加熱部材(例えばヒータ)を設けることで、加熱部材(熱源)とトレイ上の被加熱物との距離を近くすることができる。
さらに、加熱室の底面の凸部内部に加熱部材として例えばヒータを設けることで、ユーザがヒータを直接触れるのを防止することができる。
本発明の態様6に係る加熱調理器は、上記態様5において、上記凸部10eは、上記凹部10dの両側に設けられていてもよい。
上記構成によれば、凸部が凹部の両側に設けられていることで、トレイの下面からの加熱をムラなく行なうことができるので、トレイ上の被加熱物をムラなく加熱することができる。
本発明の態様7に係る加熱調理器は、上記態様1〜6の何れか1態様において、トレイは11、セラミック製であり、被加熱物12を載置する載置面が凹凸に形成されていてもよい。
上記構成によれば、トレイの被加熱物を載置する載置面が凹凸に形成されていることで、被加熱物が加熱されることで生じる脱油が凹部に溜り、脱油で被加熱物にべたつくのを抑制することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 加熱調理器
10 加熱室
10a 内壁面
10b 支持部
10c 水蒸気孔(蒸気排出口)
10d 凹部
10e 凸部
11 トレイ
11a 載置面
12 被加熱物
13 マグネトロン
14 導波管
14a 開口部
15a 上ヒータ(ヒータ)
15b 下ヒータ(ヒータ)
16 カバー
17 カバー
18 突起部
19 位相調整部材
20 タイマー操作部
21 ドア
111 トレイ
200 タイマー操作部

Claims (7)

  1. ヒータ加熱機能と高周波加熱機能とを備えた加熱調理器であって、
    加熱室内の所定の位置に配置され、被加熱物を載置するトレイを備え、
    上記トレイは、高周波を透過する材質であり、上記加熱室内の底面から所定の距離離れた位置に載置されていることを特徴とする加熱調理器。
  2. 上記加熱室の上部に、当該加熱室に高周波を伝送する導波管が設けられると共に、当該加熱室の天面側および底面側にヒータが設けられ、
    上記トレイは、上記加熱室内の底面から天面までの中間位置よりも下に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 上記加熱室内の上記トレイの配置位置の下側に、当該加熱室に蒸気を排出するための蒸気排出口が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 上記加熱室の底面の中心に凹部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の加熱調理器。
  5. 上記加熱室の底面に凸部が設けられ、当該凸部内に加熱部材が配置されていることを特徴とする請求項4に記載の加熱調理器。
  6. 上記凸部は、上記凹部の両側に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の加熱調理器。
  7. 上記トレイは、セラミック製であり、被加熱物を載置する載置面が凹凸に形成されていることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の加熱調理器。
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