JP2013153943A - 高周波加熱用トレー、および高周波加熱装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】高周波加熱により被加熱物40を加熱する高周波加熱装置内に設置され、被加熱物40が載置される高周波加熱用トレーであって、高周波を透過する材料により形成された非発熱トレー1と、非発熱トレー1上に着脱自在に設置され、高周波が照射されることで発熱する高周波発熱体を、シリコンに混練して形成された発熱トレー2とを備えたものである。
【選択図】図1
Description
例えば、被加熱物としての食品を耐熱温度の低い容器に入れ、この容器を受け皿に載置してマイクロ波加熱する場合、受け皿からの熱伝導により容器が溶融してしまう可能性があり、事実上この受け皿では、耐熱温度の低い容器に入れた食品の加熱は不可能である。そのため、供給メーカとしては、やむなく発熱機能がない受け皿や網などを付属品として提供しなくてはならず、部品点数やコストが増加する課題があった。
また、受け皿の裏面は常に設置面として設置時に衝撃にさらされるため、発熱体に傷などが生じやすく劣化可能性が表面に比べて高くなる。
さらに、金属製の受け皿の場合、受け皿の端部にバリが残った部分や、受け皿の端部と加熱室内壁面との距離が近い部分に、マイクロ波が局所集中してスパークを起こす可能性がある。このため、金属製の受け皿は極力マイクロ波加熱に用いないことが望ましい。
また、運搬時の高温不快感の低減や設置箇所の変色などの不具合を防止することができる高周波加熱用トレーおよび高周波加熱装置を得るものである。
また、高周波加熱とヒータ加熱との同時加熱、リレー加熱(異熱源順番加熱)、交互加熱が可能となり、焦げ目つけと内部加熱の両立を可能とすることができる高周波加熱用トレーおよび高周波加熱装置を得るものである。
また、高周波のスパーク発生確率を低減することができる高周波加熱用トレーおよび高周波加熱装置を得るものである。
また、第二のトレー上で高周波発熱による焦げ目つけを可能とするとともに、発熱しない第一のトレー部は運搬時の把持や設置時の設置台として利用することで運搬時の高温不快感の低減や設置箇所の変色などの不具合を防止することが可能となる。
また、被加熱物を焦がしたくない場合には第一のトレーのみを使用することが可能となり、高周波による被加熱物内部への高周波加熱のみを実施することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態1を示す高周波加熱用トレーおよび高周波加熱装置の主要部を側面からみた断面図である。
図1において、高周波加熱装置本体4は、内部に被加熱物40を収納する加熱室5が設けられており、ドア7を開いて、角皿3、高周波加熱用トレー、被加熱物40を設置した後にドア7を閉め、操作パネル50(後述)で設定入力、操作することで加熱調理を実施する。
非発熱トレー1は、シリコンなどの高周波を透過する材料により形成されている。発熱トレー2は、非発熱トレー1上に着脱自在に設置され、高周波が照射されることで発熱する高周波発熱体をシリコンに混練して形成されている。詳細は後述する。
なお、非発熱トレー1は、本発明における「第一のトレー」に相当する。また、発熱トレー2は、本発明における「第二のトレー」に相当する。
その際、非発熱トレー1や発熱トレー2が前後左右に滑らないように、角皿3にはトレー位置固定用凸部3bが形成されている。このトレー位置固定用凸部3bを形成することにより、勢いよく角皿3を出し入れしても、発熱トレー2や被加熱物40が飛び出したり落ちたりすることがなく、安全に使用できる。なお、トレー位置固定用凸部3bは、本発明における「凸部」に相当する。
なお、本実施の形態では、非発熱トレー1や発熱トレー2のすべりを規制するトレー位置固定用凸部3bを形成する場合を説明するが、凸形状に限らず凹形状としても良い。
なお、本実施の形態ではコンベクションユニット15を加熱室5の背面に設ける場合を説明するが、本発明はこれに限らず、加熱室5の側面(右側面又は左側面)に設けても良い。
なお、本実施の形態ではフラットヒータ23を加熱室5の壁面のうち、天面に設ける場合を説明するが、本発明はこれに限らず、加熱室5の天面に加え又は天面に代えて、側面(右側面、左側面、背面)に設けても良い。
図2は、本発明の実施の形態1を示す高周波加熱装置の制御ブロック図である。
高周波加熱装置本体4への電源のon、offを司るメイン基板52により、制御装置51、電源装置53への電源供給が制御される。
電源装置53は、リレー56を介して、アンテナモータ11、インバータ(INV)基板57、高周波発振器8(マグネトロン)、下ヒータ13、コンベクションユニット15、フラットヒータ23と接続されている。制御装置51は操作パネル50において、入力手段50aにより入力された設定・入力情報により、後述する加熱モードに応じて、リレー56を制御し、各熱源に電源を供給するか否かを制御する。
なお、操作パネル50は、本発明における「設定入力手段」に相当する。制御装置51は、本発明における「制御手段」に相当する。
図3は、本発明の実施の形態1を示す非発熱トレーの平面図である。
図4は、本発明の実施の形態1を示す発熱トレーの平面図である。
図5は、本発明の実施の形態1を示す発熱トレー上に非発熱トレーを設置した状態における平面図および断面図である。
非発熱トレー1は、略シリコンのみで成形し、高周波加熱による自己発熱機能を持たないトレーである。
発熱トレー2は、高周波発熱体として粉末状の金属酸化物(フェライト粉)をシリコンに混練して形成することで、高周波加熱による発熱機能を持ったトレーである。
発熱トレー2上には被加熱物40が載置される。そして、高周波加熱が実施されることで、発熱トレー2の高周波発熱体が発熱し、被加熱物40の設置面である裏面を熱伝導により加熱することが可能となる。
なお、本実施の形態では、非発熱トレー1をシリコンにより形成する場合を説明するが、本発明はこれに限らず、高周波を透過する材料により形成すればよい。例えばセラミックにより形成しても良い。
なお、フェライトはその素材色から赤褐色の仕上がりになりやすく、特に食品加熱用の道具としては錆を想起させ、購買意欲を阻害する可能性があるため、黒色顔料を混練して成形することで黒色にすると良い。これにより、フライパンなどの調理器をイメージさせる色に仕上げることが可能となり、消費者の抵抗感を抑制することが可能である。
例えば、高周波発熱体としてカーボン粉を混練することで、同様のマイクロ波吸収機能を持たせることも可能である。カーボンはフェライトに比べて熱容量が小さい傾向があるため、少量の配合で温度を上昇させることができる。また冷めやすい傾向があるため、調理後の冷却時間を短縮し、火傷の可能性を低くすることが可能となる。
網部兼発熱トレー装着部30は、発熱トレー2が設置された際に、網部28が略固定されるような形状になっており、発熱トレー2を支える梁のような役割をする。また、網部兼発熱トレー装着部30は、発熱トレー2が設置されない状態において、単独で網の役割を果たすことができ、被加熱物40を直接置いて加熱に利用することも可能である。
この通風部35は、先述したコンベクションファン17により生み出される風によって加熱室5内を循環される熱風26の経路の一部を構成する。熱風26が網部兼発熱トレー装着部30の下部に通風されることにより、効果的に被加熱物40下部を加熱し、被加熱物40の水分を蒸発させることが可能となる。
網部28は、網状に形成され、前述の網部兼発熱トレー装着部30の上部にはめ合わせる形で設置される。
開口部29は、網部28以外の部分で下面まで連通しており、上部に設置される被加熱物40から出る油や水分を落としたり、コンベクションユニット15で生成され通風部35を通風する熱風26が被加熱物40に与えることにより加熱、乾燥を促したりする効果を有する。
非発熱トレー1および発熱トレー2は、それぞれ単独で使用することも、組み合わせて使用することも可能である。
即ち、図5に示した非発熱トレー1の上に発熱トレー2を設置する方式のほかに、図6(A)に示すとおり、角皿3上に発熱トレーを単独で設置し、その上に被加熱物40を設置する方式も可能である。また、図6(B)に示す通り、角皿3上に非発熱トレー1を置き、その上に被加熱物40を設置する方式も可能である。このように、角皿3の上に、非発熱トレー1および発熱トレー2のうち少なくとも一方が載置され、高周波加熱を実施することが可能である。
なお、図6(C)に示すように、非発熱トレー1及び発熱トレー2の双方を使用せず、角皿3上に直接、被加熱物40を載置して加熱する使用方法も可能であることは言うまでもない。
また、発熱トレー2上で高周波発熱による焦げ目つけを可能とするとともに、発熱しない非発熱トレー1は運搬時の把持や設置時の設置台として利用することで運搬時の高温不快感の低減や設置箇所の変色などの不具合を防止することが可能となる。
また、被加熱物40を焦がしたくない場合には非発熱トレー1のみを使用することが可能となり、高周波による被加熱物40内部への高周波加熱のみを実施することが可能となる。
さらにまた、非発熱トレー1は、金属部材を用いない構成となるため、高周波のスパーク発生確率を大幅に下げることが可能となる。
非発熱トレー1および発熱トレー2の少なくとも一方は、エラストマーにより形成し、可撓性を有するようにしても良い。
例えば、発熱トレー2を、シリコンエラストマーに高周波発熱体を混練することにより形成することで、可撓性を持たせることができる。このように、収納性を向上することができる。
図7に示すように、使用時は平面上になっているが、可撓性を持つシリコン素材の特性を生かして、丸めて寸法を抑制して収納することが可能である。嵌合穴33を利用して、収納用留め具36を差し込むことにより発熱トレー2が開くことを抑制して、あたかも紙を丸めたように省スペースにて収納することができる。
なお、ここでは収納用留め具36にて固定する方式を示したが、筒の中に収納するような形態や、折り曲げて収納するような形態を取ってもよい。また、収納用留め具36は、発熱トレー2の一部に設けられていてもよい。
なお、非発熱トレー1についてもシリコンエラストマーにより形成して、同様に収納性を向上するようにしても良い。
上述の説明では、非発熱トレー1の側面に通風部35を設けて熱風26を通風させる場合を説明したが、これに代えて、図8に示すように、水が投入される凹部37を設けるようにしても良い。
非発熱トレー1の凹部37は、水41を入れられるよう凹形状になっている。この凹部37は発熱トレー2の開口部29と連通している。
このような構成により、凹部37に投入された水41が、高周波加熱により加熱されると蒸気化し、この蒸気が開口部29から排出され、被加熱物40を蒸気により加熱する蒸し調理が可能となる。
また、水41に吸収されなかったマイクロ波により、発熱トレー2の高周波発熱体が発熱し、被加熱物40の設置面である裏面を熱伝導により加熱することが可能となる。
本構成によれば、効果的に水41を加熱し蒸気を生成しつつ、余剰なマイクロ波を利用して被加熱物40自身および発熱トレー2の加熱でき、効率的な蒸し調理が可能となる。
制御装置51は、複数の加熱モードのうち、操作パネル50により選択された任意の加熱モードを実行する。そして、制御装置51は、赤外線センサ54およびサーミスタ55の検知温度と、加熱モードに応じて予め設定された設定温度とに応じて、高周波加熱およびグリル加熱(ヒータ加熱)の動作を制御する。なお、設定温度に限らず、加熱モードに応じて予め設定した加熱時間と加熱出力等により各熱源の加熱動作を制御しても良い。
以下、被加熱物40の種類や用途に合わせた高周波加熱用トレーの設置状態と、各加熱モードの詳細を説明する。
リレー加熱モードは、高周波発振器8による高周波加熱の後に、フラットヒータ23、下ヒータ13による輻射加熱やコンベクションヒータ16による対流加熱によるグリル加熱(ヒータ加熱)を行う加熱モードである。
ここでは、クリスピーピザを加熱調理する場合を例に説明する。
クリスピーピザを加熱調理する場合、いわゆるクリスピー(カリカリした)な食感を出すために、生地の裏側をよく焼く必要があるとともに、具材を乗せた表面もよく加熱する必要がある。また、適度な乾燥状態も必要となる。
このため、この加熱モードでは、図1、図5に示したように、角皿3の上に非発熱トレー1、発熱トレー2を設置した状態とし、発熱トレー2上面に被加熱物40であるクリスピーピザを設置する。
本加熱モードのシーケンスによれば、クリスピーピザ表面、裏面に十分に焦げ目をつけつつ、具材や生地内部までマイクロ波の効果で温度上昇をさせることが可能となり、かつ裏面には熱風を通すことで生地を適度な乾燥状態とすることもでき、焦げ目と昇温の双方おいて、十分な仕上がりを得ることができる。
同時加熱モードは、高周波発振器8による高周波加熱と、フラットヒータ23、下ヒータ13による輻射加熱やコンベクションヒータ16による対流加熱によるグリル加熱(ヒータ加熱)とを同時に行う加熱モードである。
ここでは、ハンバーグを加熱調理する場合を例に説明する。
ハンバーグを加熱調理する場合、表面、裏面を焦がさなくてはならない点においてはクリスピーピザと変わりないが、食材に厚みがあることと、衛生面の観点から肉内部まで十分に温度上昇が必要である。したがって、外面からの熱伝導、輻射、対流加熱では十分に内部まで熱が伝わりにくい場合がある難しい調理である。
そこで、ハンバーグの加熱調理では、裏面の状態は熱風による乾燥が進まないよう、図6(A)に示したように、角皿3上に発熱トレー2を単独で設置した状態とする。
交互加熱モードは、高周波発振器8による高周波加熱と、フラットヒータ23、下ヒータ13による輻射加熱やコンベクションヒータ16による対流加熱によるグリル加熱(ヒータ加熱)とを交互に行う加熱モードである。
ここでは、ガラスやセラミックなど、マイクロ波を透過する容器にカレーを入れて長時間煮込むような使用状況を想定する。なお、カレーは一例であり、シチューやポトフでも同様である。
一般に煮込みは長時間をかけた方が具材に味がしみやすい効果があるため、ゆるやかに均一に加熱をしたい調理である。
そこで、このような調理の場合、マイクロ波で食品を直接加熱する効果を最大限生かすため、図6(B)あるいは図6(C)に示すように発熱トレー2を使用せず、角皿3上あるいは非発熱トレー1上にカレーを入れた容器をおいて加熱する。
特に、容器内部の水分を逃さないために蓋をしつつ、その分、上面からの加熱を重視したい場合には、図6(B)のように非発熱トレー1上に容器をおいて加熱を実施する。
また、角皿3上において加熱を実施することの効果としては、万一吹き零れた際にも加熱室5内の床面である高周波透過板14を汚すことなくできる点が挙げられる。
図12は、本発明の実施の形態1を示す高周波加熱装置の操作パネルの一例である。
操作パネル50においては、加熱調理工程の前半と後半を分けるリレー加熱モード、マイクロ波とヒータを交互に加熱する交互加熱モード、同時に加熱する同時加熱モードが選択可能になっている。
リレー加熱モードでは、前半工程と後半工程それぞれに加熱モードとその時間を設定できるように設定してある。
また、高周波加熱と共に熱伝導による加熱を行う調理と、高周波加熱のみを行う調理とを選択可能とし、使い勝手を向上することができる。
Claims (17)
- 高周波加熱により被加熱物を加熱する高周波加熱装置内に設置され、前記被加熱物が載置される高周波加熱用トレーであって、
高周波を透過する材料により形成された第一のトレーと、
前記第一のトレー上に着脱自在に設置され、高周波が照射されることで発熱する高周波発熱体を、シリコンに混練して形成された第二のトレーと
を備えたことを特徴とする高周波加熱用トレー。 - 前記高周波発熱体は、粉末状の金属酸化物またはカーボンである
ことを特徴とする請求項1記載の高周波加熱用トレー。 - 前記第一のトレーおよび第二のトレーの少なくとも一方はエラストマーにより形成され可撓性を有する
ことを特徴とする請求項1または2記載の高周波加熱用トレー。 - 前記第二のトレーは、前記第一のトレーと嵌合する嵌合部を有し、前記第一のトレー上に嵌合状態で設置される
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の高周波加熱用トレー。 - 前記第一のトレーは、使用者が当該第一のトレーを把持する把持部を有し、
前記第二のトレーは、前記把持部に接触しない位置に嵌合状態で設置される
ことを特徴とする請求項4記載の高周波加熱用トレー。 - 前記第二のトレーは、前記被加熱物を設置する領域に開口部を有する
ことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の高周波加熱用トレー。 - 前記第一のトレーは、底面と前記第二のトレーとの間に通風可能な空間が設けられ、側面に通風部が設けられた
ことを特徴とする請求項6記載の高周波加熱用トレー。 - 前記第一のトレーは、水が投入される凹部が設けられ、該凹部と前記開口部とが連通する
ことを特徴とする請求項6記載の高周波加熱用トレー。 - 前記第一のトレーおよび第二のトレーのうち、少なくとも第二のトレーは、黒色である
ことを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の高周波加熱用トレー。 - 被加熱物を収納する加熱室と、
高周波を発振する高周波発振器と、
前記加熱室に接続され、前記高周波発振器から発振された高周波を前記加熱室に導く導波管と、
前記加熱室内に設置され、高周波を透過する材料により形成された載置台と、
請求項1〜9の何れか一項に記載の高周波加熱用トレーと
を備え、
前記載置台の上に、前記第一のトレーおよび前記第二のトレーのうち少なくとも一方が載置される
ことを特徴とする高周波加熱装置。 - 前記載置台は、前記第一のトレーおよび前記第二のトレーの少なくとも一方のすべりを規制する凸部または凹部が形成された
ことを特徴とする請求項10記載の高周波加熱装置。 - 前記加熱室の壁面のうち少なくとも一つの面に設置され、前記被加熱物を加熱するヒータと、
加熱モードの選択に関する操作の入力を行う設定入力手段と、
選択された加熱モードに応じて、前記ヒータおよび前記高周波発振器の加熱動作を制御する制御手段と
を備えたことを特徴とする請求項10または11記載の高周波加熱装置。 - 前記制御手段は、
前記加熱モードとして、前記高周波発振器による高周波加熱の後に前記ヒータによるヒータ加熱を行うリレー加熱モードを有する
ことを特徴とする請求項12記載の高周波加熱装置。 - 前記制御手段は、
前記加熱モードとして、前記高周波発振器による高周波加熱と前記ヒータによるヒータ加熱とを同時に行う同時加熱モードを有する
ことを特徴とする請求項12または13記載の高周波加熱装置。 - 前記制御手段は、
前記加熱モードとして、前記高周波発振器による高周波加熱と前記ヒータによるヒータ加熱とを交互に行う交互加熱モードを有する
ことを特徴とする請求項12〜14の何れか一項に記載の高周波加熱装置。 - 前記加熱室内の温度および前記高周波加熱用トレーの温度の少なくとも一方を検知する温度検知手段を備え、
前記制御手段は、
前記温度検知手段の検知温度と、前記加熱モードに応じて予め設定された設定温度とに応じて、前記高周波発振器および前記ヒータの加熱動作を制御する
ことを特徴とする請求項12〜15に記載の高周波加熱装置。 - 前記加熱室の壁面に設けられた吸気口および排気口と、
前記加熱室内の空気を前記吸気口から吸気し、該空気を加熱して前記排気口から前記加熱室内へ排気することで熱風対流加熱をするコンベクションユニットと
を備え、
前記載置台の上に、前記第一のトレーおよび前記第二のトレーが載置された状態で、前記コンベクションユニットによる熱風対流加熱がされたとき、
前記コンベクションユニットからの熱風の少なくとも一部が、前記第一のトレーと前記第二のトレーとの間を通風する
ことを特徴とする請求項12〜16に記載の高周波加熱装置。
Priority Applications (1)
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