JPH02271808A - 電子レンジ用調理容器 - Google Patents
電子レンジ用調理容器Info
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- JPH02271808A JPH02271808A JP5788989A JP5788989A JPH02271808A JP H02271808 A JPH02271808 A JP H02271808A JP 5788989 A JP5788989 A JP 5788989A JP 5788989 A JP5788989 A JP 5788989A JP H02271808 A JPH02271808 A JP H02271808A
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Landscapes
- Cookers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は被調理物を赤外線加熱することができ°る電子
レンジ用調理容器に関するものである。
レンジ用調理容器に関するものである。
(従来の技術)
従来、被調理物を収容し電子レンジにて調理を行なう電
子レンジ用の調理容器として、一般にセラミック製のも
のが使用されている。これはセラミック材が非電波吸収
体であることから、電子レンジのマグネトロンにて発生
するマイクロ波が被調理物に効率良く伝わり被調理物の
内部で誘電加熱が行なわれることによるものである。
子レンジ用の調理容器として、一般にセラミック製のも
のが使用されている。これはセラミック材が非電波吸収
体であることから、電子レンジのマグネトロンにて発生
するマイクロ波が被調理物に効率良く伝わり被調理物の
内部で誘電加熱が行なわれることによるものである。
また、このようなセラミック製の調理容器にて焼芋、焼
栗或いは焼魚の調理を行なうときは、マイクロ波により
芋等が内部加熱され水分が蒸発するとともに芋等の風味
が飛散し、焼芋等の風味が著しく損なわれるという問題
点を有していた。
栗或いは焼魚の調理を行なうときは、マイクロ波により
芋等が内部加熱され水分が蒸発するとともに芋等の風味
が飛散し、焼芋等の風味が著しく損なわれるという問題
点を有していた。
そこで、このような問題点を解決するために、電子レン
ジにガスヒータや電熱ヒータを組み込み、芋等の調理を
この電熱ヒータ等により行なう電子レンジが提案されて
いる(オーブン−レンジ)。
ジにガスヒータや電熱ヒータを組み込み、芋等の調理を
この電熱ヒータ等により行なう電子レンジが提案されて
いる(オーブン−レンジ)。
これは、電熱ヒータ等により芋等を外部から加熱するも
ので、芋等の外側が内側より適度に強く焼かれ、内部の
風味を逃がすことなく、風味の良い焼芋等を調理できる
。
ので、芋等の外側が内側より適度に強く焼かれ、内部の
風味を逃がすことなく、風味の良い焼芋等を調理できる
。
(発明が解決しようとする課題)
このように、芋等を電子レンジで調理する場合は電熱ヒ
ータ等が組み込まれた電子レンジを要し、汎用の電子レ
ンジでは調理することができなかったし、また、前述の
オーブン・レンジではその構造が複雑となることは勿論
のこと非常に高価なものとなっていた。また、このオー
ブン吻レンジでは前述の如く芋等の外部加熱だけで調理
することから、調理時間が著しく長くなるという問題点
を有していた。
ータ等が組み込まれた電子レンジを要し、汎用の電子レ
ンジでは調理することができなかったし、また、前述の
オーブン・レンジではその構造が複雑となることは勿論
のこと非常に高価なものとなっていた。また、このオー
ブン吻レンジでは前述の如く芋等の外部加熱だけで調理
することから、調理時間が著しく長くなるという問題点
を有していた。
本発明の目的は前記従来の問題点に鑑み、汎用の電子レ
ンジにより風味の良い焼芋等の調理ができ、かつ、この
調理時間を短くすることができる電子レンジ用調理容器
を提供することにある。
ンジにより風味の良い焼芋等の調理ができ、かつ、この
調理時間を短くすることができる電子レンジ用調理容器
を提供することにある。
(課題を解決するための手段)
本発明は前記目的を達成するため、請求項(1)の発明
は、芋、栗、魚等の被調理物を収容し電子レンジにて調
理を行なう電子レンジ用調理容器において、セラミック
材等にて形成されマイクロ波を透過する非電波吸収断熱
層と、マイクロ波を透過する非電波吸収材とフェライト
材等にて形成されマイクロ波を吸収し発熱する電波吸収
発熱材とを有する被調理物加熱層とからなり、該非電波
吸収断熱層の内側に該被調理物加熱層を配置したことを
特徴とする 請求項(2)の発明は請求項(1)に係る非電波吸収断
熱層と被調理物加熱層とを相互に間隙をおいて配置した
こと特徴とする。
は、芋、栗、魚等の被調理物を収容し電子レンジにて調
理を行なう電子レンジ用調理容器において、セラミック
材等にて形成されマイクロ波を透過する非電波吸収断熱
層と、マイクロ波を透過する非電波吸収材とフェライト
材等にて形成されマイクロ波を吸収し発熱する電波吸収
発熱材とを有する被調理物加熱層とからなり、該非電波
吸収断熱層の内側に該被調理物加熱層を配置したことを
特徴とする 請求項(2)の発明は請求項(1)に係る非電波吸収断
熱層と被調理物加熱層とを相互に間隙をおいて配置した
こと特徴とする。
(作 用)
請求項(1)の発明によれば、被調理物例えば芋を電子
レンジ用の調理容器内に収容し、この調理容器を電子レ
ンジ内に配置し電子レンジを稼動する。これにより、電
子レンジからマイクロ波が送出され、このマイクロ波が
調理容器の非電波吸収断熱層を通って内側の被調理物加
熱層に至る。この被調理物加熱層に送出されたマイクロ
波の一部は非電波吸収材を透過して芋に送出され、芋の
誘電加熱(内部加熱)が行われる。また、このマイクロ
波の他の部分は電波吸収発熱材に吸収され、これにより
発熱し赤外線が芋に向って放射される。
レンジ用の調理容器内に収容し、この調理容器を電子レ
ンジ内に配置し電子レンジを稼動する。これにより、電
子レンジからマイクロ波が送出され、このマイクロ波が
調理容器の非電波吸収断熱層を通って内側の被調理物加
熱層に至る。この被調理物加熱層に送出されたマイクロ
波の一部は非電波吸収材を透過して芋に送出され、芋の
誘電加熱(内部加熱)が行われる。また、このマイクロ
波の他の部分は電波吸収発熱材に吸収され、これにより
発熱し赤外線が芋に向って放射される。
この赤外線の放射により芋の外部加熱が行なわれる。
請求項(2)の発明によれば、請求項(1)に係る非電
波吸収断熱層と被調理物加熱層とを相互に間隙をおいて
配置したから、被調理物加熱層にて発生した熱の非電波
吸収断熱層側への伝達が抑制される。
波吸収断熱層と被調理物加熱層とを相互に間隙をおいて
配置したから、被調理物加熱層にて発生した熱の非電波
吸収断熱層側への伝達が抑制される。
(実施例)
第1図乃至第4図は本発明の第1の実施例を示すもので
、第1図は電子レンジを示す正面図、第2図は電子レン
ジ用の調理容器の一例を示す断面図である。
、第1図は電子レンジを示す正面図、第2図は電子レン
ジ用の調理容器の一例を示す断面図である。
図中、1は汎用の電子レンジで、マグネトロンを発振源
としたマイクロ波加熱装置(図示しない)が装着され、
調理室2内のターンテーブル3上の調理容器10にマイ
クロ波が送出される。
としたマイクロ波加熱装置(図示しない)が装着され、
調理室2内のターンテーブル3上の調理容器10にマイ
クロ波が送出される。
この調理容器10は、第2図に示すように、有底筒状の
容器本体11と、この容器本体11の上部開口を開閉す
る蓋体12とから構成されている。
容器本体11と、この容器本体11の上部開口を開閉す
る蓋体12とから構成されている。
容器本体11は内外2層に形成され、外側の層はマイク
ロ波を透過するセラミック粉と結合剤と混合成形し、更
にこれを焼結した非電波吸収断熱層13にて構成されて
いる。内側の層はセラミック粉と、マイクロ波を吸収し
て発熱し赤外線を放射するフェライト粉と、このセラミ
ック粉とフェライト粉とを結合する結合剤とを混合成形
し、更にこれを焼結した被調理物加熱層14にて構成さ
れている。また、この被調理物加熱層14はそのマイク
ロ波の吸収率を50%〜70%とし、このマイクロ波の
吸収に伴なう発熱温度が250℃〜300℃となるよう
にセラミック粉とフェライト粉とを混合している。
ロ波を透過するセラミック粉と結合剤と混合成形し、更
にこれを焼結した非電波吸収断熱層13にて構成されて
いる。内側の層はセラミック粉と、マイクロ波を吸収し
て発熱し赤外線を放射するフェライト粉と、このセラミ
ック粉とフェライト粉とを結合する結合剤とを混合成形
し、更にこれを焼結した被調理物加熱層14にて構成さ
れている。また、この被調理物加熱層14はそのマイク
ロ波の吸収率を50%〜70%とし、このマイクロ波の
吸収に伴なう発熱温度が250℃〜300℃となるよう
にセラミック粉とフェライト粉とを混合している。
蓋体12も容器本体11と同様にセラミック製の非電波
吸収断熱層15の下面にセラミック及びフェライト製の
被調理物加熱層16を固着している。
吸収断熱層15の下面にセラミック及びフェライト製の
被調理物加熱層16を固着している。
本実施例において、焼芋の調理を行なうときは、調理容
器10の蓋体12を開き、容器本体11内に芋Aを収容
する。次いで、蓋体12を閉じ、調理容器10を第1図
に示すように電子レンジ1の調理室2のターンテーブル
3に置き電子レンジ1を稼動する。これにより、電子レ
ンジ1のマイクロ波加熱装置からマイクロ波が送出され
、このマイクロ波が調理容器10の各非電波吸収断熱層
13.15を透過して内側の被調理物加熱層14゜16
に至る。この被調理物加熱層14.16に送出されたマ
イクロ波の一部はマイクロ波を透過するセラミック材を
通って芋Aに送出され、芋Aの内部で誘電加熱が行なわ
れる。他方、このマイクロ波の他の部分はフェライト材
にて吸収され、これにより250℃〜300℃程度に発
熱し赤外線が芋Aに放射され、芋Aの外部加熱が行なわ
れる。
器10の蓋体12を開き、容器本体11内に芋Aを収容
する。次いで、蓋体12を閉じ、調理容器10を第1図
に示すように電子レンジ1の調理室2のターンテーブル
3に置き電子レンジ1を稼動する。これにより、電子レ
ンジ1のマイクロ波加熱装置からマイクロ波が送出され
、このマイクロ波が調理容器10の各非電波吸収断熱層
13.15を透過して内側の被調理物加熱層14゜16
に至る。この被調理物加熱層14.16に送出されたマ
イクロ波の一部はマイクロ波を透過するセラミック材を
通って芋Aに送出され、芋Aの内部で誘電加熱が行なわ
れる。他方、このマイクロ波の他の部分はフェライト材
にて吸収され、これにより250℃〜300℃程度に発
熱し赤外線が芋Aに放射され、芋Aの外部加熱が行なわ
れる。
このように、芋Aはマイクロ波による内部加熱及び赤外
線による外部加熱が行なわれ、内外から効率良く加熱さ
れ、短時間で焼芋の調理が行なわれる。また、赤外線加
熱により芋Aの外側が適度に強く焼かれるため、芋Aの
内部の風味が逃げることがない。
線による外部加熱が行なわれ、内外から効率良く加熱さ
れ、短時間で焼芋の調理が行なわれる。また、赤外線加
熱により芋Aの外側が適度に強く焼かれるため、芋Aの
内部の風味が逃げることがない。
第3図は調理容器の第1の変形例を示すものである。図
中、20は焼魚用の調理容器で、浅皿状の容器本体21
と、この容器本体21の上面を覆う蓋体22とからなり
、容器本体21及び蓋体22の外側には前述と同様にセ
ラミック製の非電波吸収断熱層23を、内側にはこれま
た前述と同様にセラミック及びフェライト製の被調理物
加熱層24をそれぞれ形成している。また、容器本体2
1側の被調理物加熱層24の上面には複数の突起25が
設けられ、この各突起25により魚B全体が被調理物加
熱層24に密着するのを防止している。このような調理
容器20を使用することにより山崩を起すことなく焼魚
の調理を行なうことができる。
中、20は焼魚用の調理容器で、浅皿状の容器本体21
と、この容器本体21の上面を覆う蓋体22とからなり
、容器本体21及び蓋体22の外側には前述と同様にセ
ラミック製の非電波吸収断熱層23を、内側にはこれま
た前述と同様にセラミック及びフェライト製の被調理物
加熱層24をそれぞれ形成している。また、容器本体2
1側の被調理物加熱層24の上面には複数の突起25が
設けられ、この各突起25により魚B全体が被調理物加
熱層24に密着するのを防止している。このような調理
容器20を使用することにより山崩を起すことなく焼魚
の調理を行なうことができる。
第4図は調理容器の第2の変形例を示すものである。こ
こで、30は前部及び下部を開口した箱状の調理容器で
、電子レンジ1の調理室2の内周面を覆う如く調理室2
内に収容自在に配置されており、この調理容器30の周
壁は前述したセラミック製の非電波吸収断熱層31とセ
ラミック及びフェライト製の被調理物加熱層32とから
構成されている。このような調理容器30を調理室2内
に収容しておくことにより、電子レンジ1の扉体4を開
閉して芋A等の出し入れができ、簡単:ミ調理を行なう
ことができる。
こで、30は前部及び下部を開口した箱状の調理容器で
、電子レンジ1の調理室2の内周面を覆う如く調理室2
内に収容自在に配置されており、この調理容器30の周
壁は前述したセラミック製の非電波吸収断熱層31とセ
ラミック及びフェライト製の被調理物加熱層32とから
構成されている。このような調理容器30を調理室2内
に収容しておくことにより、電子レンジ1の扉体4を開
閉して芋A等の出し入れができ、簡単:ミ調理を行なう
ことができる。
第5図及び第6図は本発明の第2の実施例を示すもので
、第5図は電子レンジ用の調理容器の一例を示す断面図
である。ここで、40は調理容器で、前述と同様の材質
にて形成されたセラミック製の非電波吸収断熱層41と
、この非電波吸収断熱層41の内側に配置され前述と同
様の材質にて形成されたセラミック及びフェライト製の
被調理物加熱層42とから構成されている。この非電波
吸収断熱層41及び被調理物加熱層42はそれぞれ有底
筒状の容器本体411,421と、この各容器本体41
1,421の上部開口を開閉する蓋体412,422と
を有している。また、この容器本体411の内面には複
数の突起413を設けるとともに、各蓋体412,42
2を相互に離隔して配置し、非電波吸収断熱層41と被
調理物加熱層42との間に間隙43を形成している。
、第5図は電子レンジ用の調理容器の一例を示す断面図
である。ここで、40は調理容器で、前述と同様の材質
にて形成されたセラミック製の非電波吸収断熱層41と
、この非電波吸収断熱層41の内側に配置され前述と同
様の材質にて形成されたセラミック及びフェライト製の
被調理物加熱層42とから構成されている。この非電波
吸収断熱層41及び被調理物加熱層42はそれぞれ有底
筒状の容器本体411,421と、この各容器本体41
1,421の上部開口を開閉する蓋体412,422と
を有している。また、この容器本体411の内面には複
数の突起413を設けるとともに、各蓋体412,42
2を相互に離隔して配置し、非電波吸収断熱層41と被
調理物加熱層42との間に間隙43を形成している。
この実施例によれば、電子レンジ1のマイクロ波加熱装
置から送出されたマイクロ波により被調理物加熱層42
で発熱するが、この熱は間隙43で断熱され、非電波吸
収断熱層41側への熱伝達が抑制される。これにより、
被調理物加熱層42の熱が効率良く芋Aに伝達されるこ
ととなる。尚、その他の構成、作用は前記第1の実施例
と同様である。
置から送出されたマイクロ波により被調理物加熱層42
で発熱するが、この熱は間隙43で断熱され、非電波吸
収断熱層41側への熱伝達が抑制される。これにより、
被調理物加熱層42の熱が効率良く芋Aに伝達されるこ
ととなる。尚、その他の構成、作用は前記第1の実施例
と同様である。
第6図は本実施例に係る調理容器の変形例を示すもので
、50は扁平状の焼魚用の調理容器で、前述と同様のセ
ラミック製の非電波吸収断熱層51と、非電波吸収断熱
層51内に配置されたセラミック及びフェライト製の被
調理物加熱層52とからなり、各層51.52はそれぞ
れ浅皿状の容器本体511,521と、この各容器本体
511゜521の上部開口を開閉する蓋体512,52
2とを有している。また、非電波吸収断熱層51の内面
には突起513を設け、各層51.52間に間隙53が
形成されている。他方、被調理物加熱層52の容器本体
521の上面には突起523を設け、魚Bの被調理物加
熱層52への密着を防止している。このように間隙53
を有する調理容器50を使用することにより前述の作用
の如く効率良く焼魚を調理できる。
、50は扁平状の焼魚用の調理容器で、前述と同様のセ
ラミック製の非電波吸収断熱層51と、非電波吸収断熱
層51内に配置されたセラミック及びフェライト製の被
調理物加熱層52とからなり、各層51.52はそれぞ
れ浅皿状の容器本体511,521と、この各容器本体
511゜521の上部開口を開閉する蓋体512,52
2とを有している。また、非電波吸収断熱層51の内面
には突起513を設け、各層51.52間に間隙53が
形成されている。他方、被調理物加熱層52の容器本体
521の上面には突起523を設け、魚Bの被調理物加
熱層52への密着を防止している。このように間隙53
を有する調理容器50を使用することにより前述の作用
の如く効率良く焼魚を調理できる。
尚、前記各実施例では被調理物加熱層14,24.32
,42.52をセラミック及びフェライト製の材質で形
成したが、このフェライトの代りにマイクロ波を吸収し
発熱するカーボン或いは酸化鉄等の金属を使用しても良
いことは勿論である。
,42.52をセラミック及びフェライト製の材質で形
成したが、このフェライトの代りにマイクロ波を吸収し
発熱するカーボン或いは酸化鉄等の金属を使用しても良
いことは勿論である。
また、調理を行なうとき蓋体12,22,412゜42
2.512.522を外して行なっても良い。
2.512.522を外して行なっても良い。
また、前記実施例では被調理物として焼芋、焼魚の調理
を例として掲げたが、この他に焼栗等の調理においても
同様に適用することができる。
を例として掲げたが、この他に焼栗等の調理においても
同様に適用することができる。
(発明の効果)
以上説明したように、請求項(1)の発明によれば、被
調理物加熱層に送出されたマイクロ波の一部は非電波吸
収材を透過して芋等に送出され、また、このマイクロ波
の他の部分は電波吸収発熱材により吸収され発熱するこ
とから、芋等が内部加熱及び外部加熱により調理され、
従来の如(焼芋等の風味が損なわれることがないし、ま
た、短時間で調理できるという利点を有する。更に汎用
の電子レンジで調理でき、かつ、調理容器の構造も非常
に簡単なものとなっている。
調理物加熱層に送出されたマイクロ波の一部は非電波吸
収材を透過して芋等に送出され、また、このマイクロ波
の他の部分は電波吸収発熱材により吸収され発熱するこ
とから、芋等が内部加熱及び外部加熱により調理され、
従来の如(焼芋等の風味が損なわれることがないし、ま
た、短時間で調理できるという利点を有する。更に汎用
の電子レンジで調理でき、かつ、調理容器の構造も非常
に簡単なものとなっている。
請求項(2)の発明によれば、前述の請求項(1)に係
る発明の効果を奏することは勿論のこと、被調理物加熱
層にて発生した熱が非電波吸収断熱層側に逃げることが
少ないから、焼芋等を一層効率良く調理し、調理時間を
更に短縮することができる。
る発明の効果を奏することは勿論のこと、被調理物加熱
層にて発生した熱が非電波吸収断熱層側に逃げることが
少ないから、焼芋等を一層効率良く調理し、調理時間を
更に短縮することができる。
第1図乃至第4図は本発明の第1の実施例を示すもので
、第1図は電子レンジの正面図、第2図は調理容器の一
例を示す断面図、第3図は調理容器の第1の変形例を示
す断面図、第4図は調理容器の第2の変形例を示す一部
切欠き正面図、第5図及びM6図は本発明の第2の実施
例を示し、第5図は調理容器の一例を示す断面図、第6
図は調理容器の変形例を示す断面図である。 図中、10.20.30,40.50・・・調理容器、
13.23,31.41.51・・・非電波吸収断熱層
、14.24,32,42.52・・・被調理物加熱層
、43.53・・・間隙、A・・・芋、B・・・魚。
、第1図は電子レンジの正面図、第2図は調理容器の一
例を示す断面図、第3図は調理容器の第1の変形例を示
す断面図、第4図は調理容器の第2の変形例を示す一部
切欠き正面図、第5図及びM6図は本発明の第2の実施
例を示し、第5図は調理容器の一例を示す断面図、第6
図は調理容器の変形例を示す断面図である。 図中、10.20.30,40.50・・・調理容器、
13.23,31.41.51・・・非電波吸収断熱層
、14.24,32,42.52・・・被調理物加熱層
、43.53・・・間隙、A・・・芋、B・・・魚。
Claims (2)
- (1)芋、栗、魚等の被調理物を収容し電子レンジにて
調理を行なう電子レンジ用調理容器において、セラミッ
ク材等にて形成されマイクロ波を透過する非電波吸収断
熱層と、マイクロ波を透過する非電波吸収材とフェライ
ト材等にて形成されマイクロ波を吸収し発熱する電波吸
収発熱材とを有する被調理物加熱層とからなり、該非電
波吸収断熱層の内側に該被調理物加熱層を配置した ことを特徴とする電子レンジ用調理容器。 - (2)非電波吸収断熱層と被調理物加熱層とを相互に間
隙をおいて配置したことを特徴とする請求項(1)記載
の電子レンジ用調理容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5788989A JPH02271808A (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 電子レンジ用調理容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5788989A JPH02271808A (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 電子レンジ用調理容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02271808A true JPH02271808A (ja) | 1990-11-06 |
Family
ID=13068556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5788989A Pending JPH02271808A (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | 電子レンジ用調理容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02271808A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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FR2867346A1 (fr) * | 2004-03-03 | 2005-09-09 | Transformation Ind Du Caoutcho | Dispositif souple ou semi-rigide pour cuire et/ou brunir ou rechauffer des aliments ou des matieres industrielles dans un four micro-ondes |
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-
1989
- 1989-03-13 JP JP5788989A patent/JPH02271808A/ja active Pending
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CN113301833A (zh) * | 2019-03-19 | 2021-08-24 | 麦克赛尔株式会社 | 微波炉用烹调器具及其制造方法 |
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