JPWO2019087251A1 - エレベーター利用ログ出力システム、及びエレベーター利用ログ出力方法 - Google Patents

エレベーター利用ログ出力システム、及びエレベーター利用ログ出力方法 Download PDF

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Abstract

利用者の移動情報を正確に把握することができるエレベーター利用ログ出力システム、及びエレベーター利用ログ出力方法を提供する。エレベーターの乗場を撮影するカメラ17、或いは乗りかご内を撮影するカメラ20の画像から、利用者Pa〜Pdのそれぞれに利用者を判別する判別情報とID情報を設定、付与し、この判別情報とID情報を基に利用者Pa〜Pdの移動をトレースして少なくとも利用者の乗車階床と降車階床を紐つけて記憶させて利用者の移動情報を正確に把握する。これによれば、利用者の移動情報を正確に把握できるので、例えば、群管理制御を行なうための事前のシミュレーションの精度を向上することができる。

Description

本発明はエレベーターを利用する利用者の移動情報を正確に把握するエレベーター利用ログ出力システム、及びエレベーター利用ログ出力方法に関するものである。
比較的規模の大きな建築物においては、エレベーターによる利用者輸送能力を向上させるため複数のエレベーターを併設し、乗り場での呼び登録に際して、最適な乗りかごを選択してサービスさせるシステムを導入している。更に、建築物の規模が大きくなるにつれ、併設されるエレベーターの台数も多くなり、これら複数のエレベーターを群管理制御装置により、適切に制御して利用者に対する待ち時間の低減等のサービス向上を図っている。
このような群管理制御装置を用いたエレベーターにおいては、それぞれのエレベーターを適切に制御するため、利用者の行動等を計測してエレベーターの制御を行なうようにしている。例えば、特開2010−254391号公報(特許文献1)、特開2003−221174号公報(特許文献2)、特開2006−21852号公報(特許文献3)等においては、以下のようなシステムが提案されている。
特許文献1に示されたエレベーターシステムにおいては、乗場戸の周辺に引き込まれ事象を検出する検出器が設けられ、また、この検出器による引き込まれ事象を記録する履歴記録部が設けられている。そして、履歴記録部による事象検出数を計数する検出数集計部が備えられ、所定期間における事象検出数に基づいて乗場戸の開閉を制御している。これによれば、乗場戸への挟まれ事象や戸袋への引き込まれ事象を未然に防ぐことができる。
また、特許文献2に示されたエレベーターシステムにおいては、乗りかご内に監視カメラを設け、所定時刻にカメラ画像をエレベーター保守会社に送信して利用者の確認を行なうようにしている。これによれば、ビルの最終退館者や夜間入館者を離れた場所から容易に確認することができ、ビルのセキュリティ機能を向上することができる。
更に、特許文献3に示されたエレベーターシステムにおいては、監視カメラで撮影された乗りかご内の映像を記録する映像記録手段を設け、犯罪の可能性が高い事象に関する信号を受信したとき、受信時刻データ及び各事象を表す識別データとともに、映像記録手段に記録されている所定時間帯の乗りかご内の映像を保存するにしている。これによれば、乗りかご内の映像の記録容量を節減し、事象発生時の映像を迅速に検索できる。
特開2010−254391号公報 特開2003−221174号公報 特開2006− 21852号公報
ところで、この種の群管理制御装置を備えたエレベーターにおいては、エレベーターを効率的に運用するため、事前にシミュレーションによる模擬運転を行なうことが往々にして要求される。このためには、利用者の移動情報(建築物の上方向、或いは下方向への移動、利用者の人数、乗車号機、待機時刻、出発階床、到着階床等)を正確に把握する必要がある。このように利用者の移動情報が正確に把握できると、群管理制御を行なうための事前のシミュレーションに必要となる正確なパラメータデータが得られるので、シミュレーションの精度を向上できる。したがって、群管理制御装置においては、利用者の移動情報を正確に把握することが強く要請されている。
本発明の目的は、利用者の移動情報を正確に把握することができるエレベーター利用ログ出力システム、及びエレベーター利用ログ出力方法を提供することにある。
本発明の特徴は、エレベーターの乗場を撮影する乗場カメラ、或いは乗りかご内を撮影するかご内カメラの画像から、利用者のそれぞれに利用者を判別する判別情報とID情報を設定、付与し、この判別情報とID情報を基に利用者の移動をトレースして少なくとも利用者の乗車階床と降車階床を紐つけて記憶させて利用者の移動情報を把握する、ところにある。
本発明によれば、利用者の移動情報を正確に把握できるので、例えば、群管理制御を行なうための事前のシミュレーションに必要となる正確なパラメータデータが得られるので、シミュレーションの精度を向上できる。
本発明の第1の実施形態になるエレベーター運行管理システムと監視カメラ制御システムの概略を示す構成図である。 乗場を斜め上方から見た外観図である。 乗車号機毎に設定される利用者検出範囲を示す説明図である。 4階から1階までの乗車号機の利用者の移動を説明する説明図である。 利用者の移動を説明するもので、利用者が乗車号機に乗り込む前の5階の乗場を示す説明図である。 利用者の移動を説明するもので、利用者が乗車号機に乗り込んだ後の5階の乗場を示す説明図である。 利用者の移動を説明するもので、1人の利用者が降車した7階の乗場を示す説明図である。 利用者の移動を説明するもので、2人の利用者が降車した8階の乗場を示す説明図である。 利用者の移動を説明するもので、1人の利用者が降車した9階の乗場を示す説明図である。 1人の新たな利用者が乗車する前の9階の乗場を示す説明図である。 本発明の実施形態になるエレベーターの利用者の移動情報を取得する方法を説明するフローチャートである。 図6に示す制御ステップS12の詳細な制御フローである。 図6に示す制御ステップS13の詳細な制御フローである。 図6に示す制御ステップS20の詳細な制御フローである。 図5に示す制御ステップS19で実行されるログ出力の具体的なデータを示す図である。 図5に示す制御ステップS19で実行されるログ出力の他の具体的なデータを示す図である。
次に、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明するが、本発明は以下の実施形態に限定されることなく、本発明の技術的な概念の中で種々の変形例や応用例をもその範囲に含むものである。
図1は、本発明の第1の施形態になる群管理制御されるエレベーターの概略を示す構成図である。
群管理制御装置として機能するエレベーター運行管理システム10は、複数台のエレベーターのそれぞれの乗車号機を制御する乗車号機エレベーター制御システム11A〜11Nと接続され、乗車号機エレベーター制御システム11A〜11Nは、エレベーター運行管理システム10からの制御指令を受信して乗車号機の運行を実際に行なう機能を備えている。例えば、乗車号機の巻上機の電動モータ、巻上機のブレーキ機構、戸開閉電動モータ等を制御するものである。
また、エレベーター運行管理システム10は、通信網12を介して乗場エレベーターサービス要求装置13、ビル管理システム14、公共機関管理システム15、及び監視カメラ制御システム16と接続されている。尚、乗場エレベーターサービス要求装置13、ビル管理システム14、公共機関管理システム15は、本実施形態と関係しないので、詳細な説明は省略する。また、図1に示すシステム構成は、建築物毎、或いは複数の建築物毎に構築されたプライベートシステムとして運用されるものである。
本実施形態になるエレベーター運行管理システム10は、学習部10A、受信部10B、階床別人数評価部10C、総合評価部10D、及び割当て指令部10Eとから構成されており、それぞれは、コンピュータの制御機能として実現することができる。
受信部10Bは、通信網12と接続されており、監視カメラ制御システム16からの各種関連情報が入力されている。受信された各種関連情報は、学習部10Aに送られて書き換え処理等の実行によって各種関連情報の学習が行われる。
また、受信された各種関連情報は、階床別人数評価部10Cに送られ、ここで所定の評価演算処理が実行される。この評価演算結果は総合評価部10Dに送られ、他の評価演算パラメータと併せて総合評価演算が実行される。総合評価部10Dで演算された乗車号機の運行割当て情報は割当て指令部10Eに送られ、割当て指令部10Eは、対応する乗車号機エレベーターシステム11A〜11Nに制御指令を送信して、乗車号機エレベーターシステム11A〜11Nに所定の機能を実行させる。
一方、本実施形態の特徴である監視カメラ制御システム16は、監視カメラの画像入力処理部16A、検出範囲設定処理部16B、利用者検出処理部16C、ID設定処理部16D、階床別利用者検出処理部16E、移動情報出力処理部16F、及びログ出力処理部16Gから構成されており、これらも、コンピュータの制御機能として実現することができる。
検出範囲設定処理部16Bは、以下の利用者検出処理部16Cで検出する利用者の利用者検出範囲を設定する機能を備えており、任意の範囲で利用者検出範囲を設定することができる。例えば、乗場の乗車号機の前面の乗場戸の前で、所定半径の半円状の検出範囲を設定したり、矩形の検出範囲を設定することができる。
利用者検出処理部16Cは、画像入力処理部16Aに入力された、監視カメラによって撮影された画像から、人物(=利用者)検出のための画像特徴量を求め、この特徴量から利用者を特定、抽出する機能を備えている。或いは、人物の頭部像や全体像のモデルと、撮影された画像とを比較して利用者を特定、抽出する機能を備えている。
いずれにしても、利用者検出処理部16Cは、監視カメラによって撮影された画像から、利用者を特定、抽出する機能を備えている。また、利用者検出処理部16Cは、検出された個別の利用者の判別情報、例えば個別の利用者の画像特徴量を記憶する機能を備えている。これによって、他の階床に移動した利用者を識別して特定することができる。以下では、利用者を判別する画像特徴量を判別情報として説明するが、画像特徴量以外にも利用者を識別する情報であれば、判別情報として取り扱うものとする。
ID設定処理部16Dは、利用者検出処理部16Cで検出された全ての利用者に対してID情報を設定、付与する機能を備えている。例えば、利用者の顔や身体の判別情報とID情報を紐つけておけば、利用者の画像解析によってID情報をトレースすることが可能となる。尚、これ以外の方法によっても個別の利用者の判別情報とID情報を紐つけることは可能である。また、個別の利用者の判別情報、ID情報等は秘匿性を確保するため、暗号化処理しておくことが望ましい。
更に紐付けた利用者とIDを解放する条件も設定可能とする。これらは、当該システムを納めた際に固定される値や、或いは、各種連携するシステムの通信要求によって、解放条件が変化するものであっても良い。利用者とIDを紐づけるためには利用者の特徴点をコンピュータ内に格納する必要があるため当該システムの利用シーンにおいてはより、秘匿性を考慮する必要があるためである。
階床別利用者検出処理部16Eは、各階床毎に利用者の判別情報とID情報に基づいてそれぞれの利用者の移動情報を検出する。ここで検出する利用者の移動情報は、例えば、利用者の判別情報、ID情報を基に、ID情報の発生時刻及びその階床、乗車号機番号、利用者の乗車時刻及びその階床、利用者の降車時刻及びその階床等である。
このような移動情報の取得は、利用者の画像解析による判別情報及びID情報の設定、付与によって可能となるもので、各階床の監視カメラや乗りかご内の監視カメラによってトレースすることができ、これによって上述した利用者の移動情報を正確に求めることができる。
移動情報出力処理部16Fは、階床別利用者検出処理部16Eで得られた階床毎の利用者の移動情報をログ出力できるように、別に設けた書き換え可能な記憶エリアに記憶させる機能を備えている。
ログ出力処理部16Gは、移動情報出力処理部16Fで記憶された利用者の移動情報をログ出力させる機能を備えている。したがって、ログ出力される利用者の移動情報は、群管理制御を行なうための事前のシミュレーションのパラメータデータとして有効に利用することができる。
次に、本実施形態の特徴となる監視カメラ制御システム16の詳細を図2〜図11を用いて説明する。図2〜図5は、本実施形態の考え方を説明する図であり、図6〜図11はその具体的な実施形態を説明する図である。
図2においては、或る階床(例えば、4階)の乗場を示しており、乗場の任意の位置に乗場監視カメラ17が設置されている。この乗場監視カメラ17は、乗場の全体を撮影できる広角カメラが用いられている。また、この乗場には4台のエレベーターが設置されており、それぞれ乗車号機4A〜4Dが運行されている。
尚、この階床以外の各階床にも乗場監視カメラ17が配置されていることはいうまでもない。そして、各階床の乗場監視カメラ17はネットワークカメラとして構成されており、監視カメラ制御システム16で総合的に管理、制御されるものであり、これによって、利用者のトレースが可能とされている。そして、乗場には上方向へ運行される乗車号機4Bと、下方向へ運行される乗車号機4Dの前に、利用者が待機している。乗車号機4Bには下方向に向かう4名の利用者Pdnが待機し、乗車号機4Dには上方向に向かう6名の利用者Pupが待機している。
図3は、乗車号機毎の利用者を検出するための画像解析を行なう利用者検出範囲を示している。各乗車号機4A〜4Dの乗場戸18A〜18Dの前で、乗場戸18A〜18Dのそれぞれの中央付近を中心とする所定半径の半円形状に利用者検出範囲19A〜19Dが設定されている。したがって、乗車号機4A〜4D毎に利用者検出範囲19A〜19Dが設定されることになる。
現時点では乗車号機4Bと乗車号機4Dに利用者が待機しているので、画像解析によって、利用者検出範囲19B、及び利用者検出範囲19Dに存在する利用者を検出することができる。この利用者検出範囲の設定は、画像入力処理部16A及び検出範囲設定処理部16Bで任意に設定可能であり、半円形状とは別に矩形の形状、或いはこれ以外の任意の形状に設定することも可能である。
利用者検出範囲で検出された全ての利用者は、画像解析によって利用者の判別情報である画像特徴点が抽出され、この個別の利用者の画像特徴点に紐付けられるようにID番号が設定、付与される。したがって、別の乗場監視カメラ17で撮影された利用者の画像特徴点が一致する利用者がいれば、ID番号から利用者の移動軌跡を推定することができる。
ここで、隣接する利用者検出範囲19A〜19Dが重なる重複領域に位置する利用者Pdn-1については、どの利用者検出範囲に属するかが判断できない状態が発生する。この場合は、画像解析によって、利用者の顔、肩等の特徴点を抽出して利用者が向き合っている姿勢や方向から利用者検出範囲、及びその乗車号機を決定することができる。或いは、画像の時間的変化から利用者の移動軌跡が推定できるので、どの乗車号機に向かって移動したかを判定することで、利用者検出範囲、及びその乗車号機を決定することができる。
また、エレベーターを待っている状態でも、エレベーターの位置座標を事前に設定、或いは乗場から撮像した画像によってエレベータードアを検出し、自動でその位置座標を設定し、エレベーターの位置座標に対して、上述のとおり、検出した利用者の姿勢や方向からどのエレベーター位置座標に向かっているか否かを判別し、どの乗車号機に向かって待機しているか判別することが可能となる。
したがって、図3においては、利用者Pdn−1は乗車号機5Dに乗車する利用者として、利用者検出範囲19Dで検出される。他の利用者検出範囲の重複領域でも同様の処理によって利用者検出範囲を決定することができる。当然ことながら、重複領域に存在する利用者も、判別情報である画像特徴点に紐つけられるID番号が設定、付与されることはいうまでもない。
このような状態で、個別の利用者の判別情報である画像特徴点、ID番号、ID番号が付与された時刻、乗車階床、乗車号機等の移動情報を取得することができる。更には、利用者が利用者検出範囲から消失すると、利用者が該当の乗車号機に乗車した時刻として乗車時刻情報を取得できる。
図4は、図3に示す乗車号機4Bに乗車して下方に移動する利用者の移動状態を示している。各階床には乗場監視カメラ17-4〜17-1が設置されており、各乗場監視カメラ17の画像情報は監視カメラ制御システム16に送られて総合的に管理、制御される。尚、監視カメラの参照番号17-nの「n」は階床番号を意味している。同様に乗車号機4Bにも、乗りかご21にかご内監視カメラ20が設置されており、これの画像情報も監視カメラ制御システム16に送られて総合的に管理、制御される。
次に図5A〜図5Eを基に利用者の移動状態を説明するが、図5A〜図5Eは、図4とは反対に乗りかご21が上方に移動する場合を示している。
まず、5階に待機している利用者は、図5Aにある通り乗車号機4Bの到着を待機している。この場合、利用者は利用者Pa〜Pdの4名である。したがって、このとき乗場監視カメラ17-5からの画像を解析することによって、利用者検出範囲19B内の利用者Pa〜Pdの個別の利用者の判別情報を抽出する。更に、この利用者Pa〜Pdの判別情報に紐つけるようにID番号を設定、付与し、同時にID番号の設定時刻が計測されて記憶される。そして、乗車号機4Bが到着すると、図5Bにあるように利用者Pa〜Pdは乗車号機4Bに乗り込む。この時、利用者検出範囲19Bから利用者Pa〜Pdが消失すると、利用者Pa〜Pdが乗車号機4Bに乗車したと判断して、乗車階床と乗車時刻を計測して記憶する。
利用者Pa〜Pdが乗車号機4Bに乗車すると、乗りかご4Bのかご内監視カメラ20によって、利用者Pa〜Pdの画像が監視カメラ制御システム16に送られ、この画像から利用者Pa〜Pdの判別情報が求められ、乗場監視カメラ17-5から送られてきた利用者の判別情報と比較される。比較結果が同じであれば、乗場の利用者Pa〜Pdの全員が乗車号機4Bに乗車したと認識される。一方、比較結果が異なれば、一致しない利用者の一部が階段等を利用して移動したと認識される。
次に、乗車号機4Bが上昇して7階で停車すると、図5Cにある通り、利用者Pdが降車するが、乗場監視カメラ17-7によって、利用者Pdの画像が監視カメラ制御システム16に送られ、この画像から利用者Pdの判別情報が求められて、乗場監視カメラ17-5から送られてきた画像の利用者Pdの判別情報と比較される。比較結果が同じであれば、7階で利用者Pdが降車したと認識して、降車階、及び降車時刻等が記憶される。
尚、乗りかご4Bのかご内監視カメラ20の画像からも利用者Pdが消失するので、利用者Pdが7階で降車したと認識することができる。したがって、乗場監視カメラ17-7による判別情報と、乗りかごのかご内監視カメラ20による判別情報を突き合わせることで、利用者の認識の確度を向上することができる。もちろん、以下の階床でも同様の処理を実行すれば、認識の確度を向上することができることはいうまでもない。
次に、乗車号機4Bが上昇して8階で停車すると、図5Dにある通り、利用者Pa、Pbが降車するが、乗場監視カメラ17-8によって、利用者Pa、Pbの画像が監視カメラ制御システム16に送られ、この画像から利用者Pa、Pbの判別情報が求められて、乗場監視カメラ17-5から送られてきた画像の利用者Pa、Pbの判別情報と比較される。比較結果が同じであれば、8階で利用者Pa、Pbが降車したとして、降車階、及び降車時刻等が記憶される。尚、乗りかご4Bのかご内監視カメラ20の画像からも利用者Pa、Pbが消失するので、利用者Pa、Pbが8階で降車したと認識することができる。
次に、乗車号機4Bが上昇して9階で停車すると、図5Eにある通り、利用者Pcが降車するが、乗場監視カメラ17-9によって、利用者Pcの画像が監視カメラ制御システム16に送られ、この画像から利用者Pcの判別情報が求められて、乗場監視カメラ17-5から送られてきた画像の利用者Pcの判別情報と比較される。比較結果が同じであれば、9階で利用者Pcが降車したとして、降車階、及び降車時刻等が記憶される。尚、乗りかご4Bのかご内監視カメラ20の画像からも利用者Pcが消失するので、利用者Pcが9階で降車したと認識することができる。
次に9階の乗場に新たに下方向に向かう利用者Peが出現した場合は、図5Fにある通り、利用者Peは利用者検出範囲19Cに存在して、利用者Peの判別情報の抽出とID情報の設定、付与が行われ、同時にID番号の設定時刻が計測されて記憶される。これ以降は、利用者Peの移動がトレースされ、移動情報が取得されることになる。
このような考え方に基づき、次に具体的な実施形態を説明する。図6は、監視カメラ制御システム10で実行される上述した処理のコンピュータによる制御フローを示すフローチャートである。この制御フローは所定時間毎の起動タイミングで起動されるものである。
≪ステップS10≫
ステップS10においては、利用者検出範囲の設定処理を実行するものであり、入力された乗場の画像を基に、図3に示したような利用者検出範囲19A〜19Dを設定する。そして、この利用者検出範囲19A〜19Dの中の画像から、以下のステップS11によって乗車号機毎の利用者の抽出が実行されることになる。利用者検出範囲の設定処理が完了するとステップS11に移行する。
≪ステップS11≫
ステップS11においては、利用者の検出処理を実行するものであり、ステップS10で設定された利用者検出範囲19A〜19Dの中の画像を解析し、乗車号機毎の個別の利用者の抽出を実行するものである。個別の利用者の抽出は、乗場監視カメラ17によって撮影された画像から、利用者を抽出するための画像特徴量を求め、この特徴量から個別の利用者を特定、抽出している。この特徴量は個別の利用者の判別情報として使用されるので、図示しない記憶エリアに記憶される構成となっている。
ここで、利用者検出範囲19A〜19Dの中の画像を解析した時に、利用者検出範囲が重複している重複領域に利用者が存在する場合では、どちらの利用者検出範囲の利用者に設定するか判断できない場合がある。したがって、利用者検出処理が終了するとステップS12に移行して重複領域に存在する利用者の設定処理を実行する。
≪ステップS12≫
ステップS12においては、重複領域に存在する利用者の利用者検出範囲の再設定、ここでは人ベクトル検出と称する処理を実行する。この処理は、重複領域に存在する利用者Pdn-1(図3参照)がどちらの利用者検出範囲に属するか判定して再設定するものであり、画像解析によって、利用者の顔、肩等の特徴点を抽出して利用者が向き合っている方向や姿勢から利用者検出範囲、及びその乗車号機を決定することができる。尚、この他に画像の時間的変化から利用者Pdn-1の移動軌跡が推定できるので、どの乗車号機に向かって移動したかを判定することで、利用者検出範囲、及びその乗車号機を決定することができる。このように、少なくとも利用者の姿勢や方向、或いは移動軌跡の1つ以上の情報から、重複領域に存在する利用者の利用者検出範囲を設定することができる。尚、この人ベクトル検出処理は図7で詳細に説明する。人ベクトル検出処理が終了するとステップS13に移行する。
≪ステップS13≫
ステップS13においては、ステップS11、12で抽出された全ての利用者の個別の判別情報にID番号を設定、付与している。利用者の顔や身体の特徴量からなる判別情報とID情報を紐つけておけば、利用者の画像解析によって、移動する利用者のID情報をトレースすることが可能となる。このステップS13においては、個別の利用者の判別情報に紐つけられたID番号が記憶される。
例えば、図4に示すような利用者Paには「0001」のID番号を設定し、利用者Pbには「0002」のID番号を設定し、利用者Pcには「0003」のID番号を設定し、利用者Pdには「0004」のID番号を設定することができる。したがって、例えば、利用者Paが、或る出発階床から異なる到着階床に移動した場合、出発階床で利用者Paの判別情報が取得されているので、到着階床で利用者Paの画像解析で同じ判別情報が得られれば、利用者PaはID番号「0001」によってトレースできることとなる。このID付与処理は図8で詳細に説明する。
尚、これ以外の方法によっても個別の利用者の判別情報とID情報を紐つけることは可能である。また、個別の利用者の判別情報、ID情報等は秘匿性を確保するため、暗号化処理しておくことが望ましい。ID番号の付与処理が完了するとステップS14に移行する。
≪ステップS14≫
ステップS14においては、個別の利用者が乗場の利用者検出範囲に到達してID番号を設定、付与された時刻(発生時刻)を記憶する。このため、ID番号別に発生時刻が異なり、例えば、階床毎の利用者の出発時間分布等を取得することができる。
≪ステップS15≫
ステップS15においては、到着した乗車号機に利用者が乗車したかどうかの検出を行なう。この検出方法としては画像から利用者が消失したことを基に検出することができる。つまり、利用者検出範囲から利用者が消失すると、利用者が乗車号機に乗車したと判断するものである。もちろん、この場合も、利用者の判別情報とID情報を取得しているので、個別の利用者の乗車情報を求めることが可能である。
また、乗場監視カメラ17の画像から判断するのではなく、乗りかご21に設けたかご内監視カメラ20の画像から利用者の乗車情報を得ることもできる。上述した通り、乗場監視カメラ17による利用者の判別情報とID番号が取得されているので、かご内監視カメラ20の画像による利用者の判別情報と比較することで、乗場に待機していた利用者が乗車したかどうかを判定することができる。乗車利用者の検出処理が完了するとステップS16に移行する。
≪ステップS16≫
ステップS16においては、利用者が乗車号機に乗車した時刻(乗車時刻)を記憶する。この場合も、利用者の判別情報とID番号が取得されているので、ステップS15で示す通り、利用者毎に検出された乗車情報から利用者毎に乗車した時刻を取得することができる。乗車時刻が取得されるとステップS17に移行する。
≪ステップS17≫
ステップS17においては、利用者が乗車した乗車号機が目的とする降車階床に到達すると、利用客の降車情報を検出する。利用者の降車検出は、到着階の乗場監視カメラ17で検出することができる。つまり、到着階で利用者が降車するが、到着階の乗場監視カメラ17によって、利用者の画像が監視カメラ制御システム16に送られる。監視カメラ制御システム16では、送られてきた画像から降車した利用者の判別情報が求められ、出発階の乗場監視カメラ17から送られてきた画像の利用者の判別情報と比較される。比較結果が同じであれば、出発階から乗車した利用者が降車したと認識して、ID番号や降車階等が記憶される。尚、かご内監視カメラ20の画像からも利用者が消失するので、利用者が降車したと推定することができる。降車利用者の検出処理が完了するとステップS18に移行する。
≪ステップS18≫
ステップS18においては、利用者が乗車号機から降車した時刻(降車時刻)を記憶する。この場合も、利用者の判別情報とID番号が取得されているので、ステップS17で示す通り、利用者毎に検出された降車情報から利用者毎に降車した時刻を取得することができる。降車時刻が取得されるとステップS19に移行する。
≪ステップS19≫
ステップS19においては、上述した各制御ステップを実行することによって取得された、個別の利用者の移動情報(移動履歴)をログ出力できるように、利用者の移動情報を書き換え可能なログ用記憶エリアに記憶させている。この場合、「利用者の判別情報」と、これに紐つけられた「ID番号」と、ID番号の「発生時刻(設定時刻)」と、ID番号が発生した「発生階床番号」と、乗車号機に乗車した「乗車時刻」及び「乗車階床番号」と、乗車号機から降車した「降車時刻」及び「降車階床番号」とが記憶される。尚、これ以外に利用者検出範囲、乗車号機の情報も記憶されているので、必要に応じてログ用記憶エリアに記憶させることもできる。利用者の移動情報を書き換え可能なログ用記憶エリアに記憶させるとステップS20に移行する。
≪ステップS20≫
ステップS20においては、個別の利用者のID番号とこれに紐つけされている判別情報とが解放(消去)され、利用者の実質的な移動情報だけが履歴として残されることとなる。ステップS20を終了すると、図6の制御フローが終了され、次の起動タイミングに備えて待機することになる。このように、利用者の移動情報を正確に把握できるので、群管理制御を行なうための事前のシミュレーションの精度を向上することができる。尚、このID解放処理は図9で詳細に説明する。
次に図7を用いて、図6に示すステップS12の具体的な例を説明する。図6に示すステップS11が完了すると、図7に示すステップS30〜ステップS34が実行され、再びステップS13に移行する。
≪ステップS30≫
ステップS30においては、カメラの画像から乗場に新たに利用者を検知したかどうかが判定される。画像解析によって、個々の利用者の特定が可能であるため、現時点より前の利用者に対して新たな利用者が乗場に出現すると、これを抽出することで新たな利用者を特定できる。ステップS30では、新たな利用者が抽出されないとエンドに抜け、新たな利用者が抽出されるとステップS31に移行する。
≪ステップS31≫
ステップS31においては、図3に示しているように、新たな利用者Pdn-1が利用者検出範囲19Dと利用者検出範囲19Cの重複領域に存在しているかどうかを判定している。そして、新たな利用者Pdn-1が重複領域に存在していると判定されるとステップS32に移行し、新たな利用者Pdn-1が重複領域に存在していないと判定されるとステップS33に移行する。
≪ステップS32≫
ステップS32においては、図6に示した人ベクトル処理(ステップS12)によって、新たな利用者が属する利用者検出範囲が判定され、これによって乗車号機も判定される。これは、検出された利用者の位置座標と、利用者の向いている方向に対して任意方向を基準とする角度として数値化する。例えば、図3の利用者Pdn−1を例にすると、乗り場平面を上から俯瞰して見たレイアウトにおいて、図中上側に対して垂直に向く角度を基準とし、0°とする。そこからエレベーターの位置座標と、利用者の位置座標から、どのエレベーターに向いているか検出する。
例えば、単純に、1°〜90°である場合、1号機待ち、91°〜180°の場合、2号機待ち、181°〜270°の場合、3号機待ち、271°から0°の場合4号機待ちとする場合や、エレベーターの位置エリアを設定し、利用者の位置座標に応じて、上記の各号機待ちを検出する角度が変わる方式でも良い。図3の例の場合、利用者の向きを検出し、利用者Pdn−1の利用者は120°とすると、2号機待ちと判定される。
このように、利用者検出範囲の再設定は、それぞれの乗車号機の待ち方向を設定し、監視カメラの画像から重複領域の利用者の待機方向を検出し、乗車号機の待ち方向と比較して、重複領域に存在する利用者の利用者検出範囲を設定することができる。
≪ステップS33≫
ステップS31で新たな利用者が明確に利用者検出範囲に属していると判定されているので、ステップS33においては、この利用者検出範囲に基づき乗車号機が判定される。
≪ステップS34≫
ステップS34においては、重複領域の利用者と利用者検出範囲で抽出した利用者に対して乗車号機番号を付与する。一方、新たな利用者が出現し、重複領域に存在しないで利用者検出範囲に存在する場合も、利用者検出範囲で抽出した利用者に対して乗車号機番号を付与する。この処理が完了すると、図6のステップS13に移行して、図6に示す制御フローの動作を継続するものである。
次に図8を用いて、図6に示すステップS13の具体的な例を説明する。図6に示すステップS12が完了すると、図8に示すステップS40〜ステップS41が実行され、再びステップS14に移行する。
≪ステップS40≫
ステップS40においては、利用者検出範囲に存在する利用者の判別情報が初めて検出されたものかどうかが判定される。この場合、現時点より前の利用者検出範囲に存在する利用者の判別情報は、既に監視カメラ制御システム16の記憶エリアに記憶されているので、この記憶されている判別情報と今回検出された判別情報を比較することで、初めて検出された利用者かどうかが判定できる。
初めて検出された判別情報でなければエンドに抜け、初めて検出された判別情報であればステップS41に移行する。
≪ステップS41≫
ステップS41においては、初めて検出された利用者の判別情報に対して、新たにID番号を付与する。そして、利用者の判別情報とID番号は紐つけられて記憶されるので、ID番号を付与された利用者の移動状態をトレースすることができることになる。この処理が完了すると、図6のステップS14に移行して、図6に示す制御フローの動作を継続するものである。
次に図9を用いて、図6に示すステップS20の具体的な例を説明する。図6に示すステップS19が完了すると、図9に示すステップS50〜ステップS51が実行されてエンドに移行する。
≪ステップS50≫
ステップS50においては、ID番号の解放処理の要否の判断を行なっている。本実施形態では、利用者の移動情報(移動履歴)を所定時間に亘ってトレースする場合と、そうでない場合とが設定されており、その例として「1日単位」で設定されている。そして、解放状条件が「1日単位」と設定されている場合はステップS51に移行し、設定されていない場合はステップS52に移行する。
≪ステップS51≫
ステップS51では、日時が0:00:00になるまで判別情報(特徴量)とID番号を開放せずに、それぞれ紐つけして保持する。これによって、1日の時間に亘って利用者の移動状態をトレースすることが可能となる。
≪ステップS52≫
ステップS52においては、「1日単位」未満の時間内で、所定の解放条件を満足する場合に、個別の利用者に付与されたID番号とこれに紐つけられた判別情報が解放(消去)される。尚、前にも述べたが、解放されるのは個別の利用者に付与されたID番号とこれに紐つけられた判別情報であり、これ以外のID番号の「発生時刻(設定時刻)」、ID番号が発生した「発生階床番号」、乗車号機に乗車した「乗車時刻」及び「乗車階床番号」、乗車号機から降車した「降車時刻」及び「降車階床番号」等は、シミュレーションのパラメータデータとして保持されている。
ここで、ステップS52で設定される解放条件としては、(1)利用者が乗車号機を降車したことを解放条件とする、(2)エレベーターの設置計画に用いる交通計算における一周時間等の時間を用いた時間満了を解放条件とする、(3)乗り継ぎを想定した場合、第1のエレベーター群と第2のエレベーター群があった場合、第1のエレベーター群から第2のエレベーター群、或いは第2のエレベーター群から第1のエレベーター群に乗り継ぎいだとき最終的に降車したこと解放条件とする(例えば、低層から高層へ乗継があった場合、高層のエレベーターを降車したときを解放条件とする)等が考えられるので、適切な解放条件を設定すれば良いものである。
図10は、ステップS19で実行されるログ集計処理の具体例を示したものであり、乗車号機から降車する場合をID解放条件とした時のログ出力である。
ログ出力は、利用者を表す「利用者の判別情報」と、これに紐つけられた「ID番号」と、ID番号の「発生時刻」と、ID番号が発生した「発生階床番号」と、乗車号機に乗車した「乗車時刻」及び「乗車階床番号」と、乗車号機から降車した「降車時刻」及び「降車階床番号」とが記憶されている。
例えば、利用者Paに関しては、ID番号は「0001」と設定され、このID番号が「5階」で「8:00:01」に設定され、また、利用者Paは、「5階」の乗場で乗車号機に「8:01:05」に乗車し、更に、利用者Paは、「8階」の乗場で乗車号機から「8:01:20」に降車したという情報を取得できる。他の利用者についても同様であり、これらの利用者の移動情報から群管理制御を行なうための事前のシミュレーションの精度を向上することができる。
尚、ID解放処理が実行されると、利用者の判別情報と、これに紐つけられた「ID番号」は消去され、一般的な利用者情報(例えば、A、B、C…等)に置き換えられる。シミュレーションには、利用者の個人情報は必要ないので、利用者の判別情報のような個人情報が削除されても問題はなく、また、個人情報の保護の点からも望ましいものである。
図11は、ステップS19で実行されるログ集計処理の具体例を示したものであり、「1日単位」をID解放条件とした時のログ出力である。ログ出力は、基本的には図10と同一であるが、ID解放条件が「1日単位」であるため、利用者Pcに示すように「1日単位」で移動情報が取得されている。
例えば、最初の検出処理で利用者Pcに関しては、ID番号は「0003」と設定され、このID番号が「5階」で「8:00:04」に設定され、また、利用者Pcは、「5階」の乗場で乗車号機に「8:01:06」に乗車し、更に、利用者Pcは、「9階」の乗場で乗車号機から「8:01:55」に降車して事務所に向かったという情報を取得できる。
また、利用者Pcが9回の事務所で執務して時間が経過した後でも、利用者PcのID番号は「0003」と保持されており、このID番号は「9階」で「10:10:25」に再検出され、また、利用者Pcは、「9階」の乗場で乗車号機に「10:10:36」に乗車し、更に、利用者Pcは、「1階」の乗場で乗車号機から「10:11:03」に降車したという情報を取得できる。他の利用者についても同様であり、これらの利用者の移動情報から群管理制御を行なうための事前のシミュレーションの精度を向上することができる。更に、IDの解放条件を設定することで、プライバシーに配慮し、いかなる利用シーンでもシミュレーションの精度を保つためのデータを作成することが可能となる。
尚、本実施形態では上述した利用者を表す「利用者の判別情報」と、これに紐つけられた「ID番号」と、ID番号の「発生時刻」と、ID番号が発生した「発生階床番号」と、乗車号機に乗車した「乗車時刻」及び「乗車階床番号」と、乗車号機から降車した「降車時刻」及び「降車階床番号」とが記憶されているが、必要に応じてこれ以外の記憶項目を設定することも可能である。
上述の実施形態は、各階床の乗場に設けた乗場監視カメラ17と乗りかご内に設けたかご内監視カメラ20の画像を監視カメラ制御システム16で総合的に管理、制御している例を示したが、各階床の乗場に設けた乗場監視カメラ17だけを使用して利用者の移動情報を取得しても良いし、また、乗りかごに設けたかご監視カメラ20だけを使用して利用者の移動情報を取得しても良いものである。
各階床の乗場に設けた乗場監視カメラ17だけを使用して利用者の移動情報を取得する場合は、基本的には図5に示す制御フローと同じ制御で実現できるものである。この場合は、ステップS15の乗車利用者検出処理とステップS17の降車利用者検出処理は、乗車する乗場監視カメラ17の画像、及び降車する乗場監視カメラ17の画像から利用者の挙動を検出することで実施できる。つまり、乗車する場合は、利用者検出範囲から利用者が消失したことで検出することができ、降車する場合は、利用者検出範囲に利用者が出現したことで検出することができる。
また、乗りかごに設けたかご内監視カメラ20だけを使用して利用者の移動情報を取得する場合は、かご内監視カメラ20で検出した、個別の利用者の判別情報とID番号を紐つけ、利用者が乗りかご内に出現した出現時刻と、乗りかご内から消失した消失時刻をID番号毎に記憶させる。そして、乗車号機情報と時刻情報からID番号毎に出発階と到着階を紐つけて、ログ出力を取得することができる。
以上述べた通り、本発明はエレベーターの乗場を撮影する乗場カメラ、或いは乗りかご内を撮影するかご内カメラの画像から、利用者のそれぞれに利用者を判別する判別情報とID情報を設定、付与し、この判別情報とID情報を基に利用者の移動をトレースして少なくとも利用者の乗車階床と降車階床を紐つけて記憶させて利用者の移動情報を把握する構成としている。
これによれば、利用者の移動情報を正確に把握できるので、例えば、群管理制御を行なうための事前のシミュレーションに必要となる正確なパラメータデータが得られるので、シミュレーションの精度を向上できる。
尚、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。またある実施例の構成の一手段を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一手段について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
10…エレベーター運行管理システム、10A…学習部、10B…受信部、10C…階床別人数評価部、10D…総合評価部、10E…割当て指令部、11A〜11N…乗車号機エレベーター制御システム、12…通信網、16…監視カメラ制御システム、16A…画像入力処理部、16B…検出範囲設定処理部、16C…利用者検出処理部、16D…ID設定処理部、16E…階床別利用者検出処理部、16F…移動情報出力処理部、16G…ログ出力処理部、17…乗場監視カメラ、18A〜18D…乗場戸、19A〜19D…利用者検出範囲、20…かご内監視カメラ。

Claims (14)

  1. 複数のエレベーターの乗車号機の乗場を撮影する乗場カメラの画像を解析して、前記乗場の利用者の移動情報を把握するエレベーター利用ログ出力システムであって、
    前記エレベーター利用ログ出力システムは、
    前記乗場カメラの画像から、個別の利用者を判別する判別情報を検出する利用者検出手段と、
    前記判別情報に対応して個別のID番号を設定して付与するID番号設定手段と、
    前記判別情報と前記ID番号とから個別の利用者の移動情報を検出する移動情報検出手段と、
    前記移動情報検出手段によって検出された前記移動情報を、前記ID番号に対応して記憶する記憶手段とを備えている
    ことを特徴とするエレベーター利用ログ出力システム。
  2. 請求項1に記載のエレベーター利用ログ出力システムであって、
    前記移動情報検出手段は、
    前記乗場から乗車号機に乗車する個別の利用者の前記判別情報と、前記乗車号機から他の前記乗場に降車する個別の利用者の前記判別情報とを比較して、乗車時の前記判別情報と降車時の前記判別情報が一致する個別の利用者を特定する利用者認識手段を備え、前記利用者認識手段で認識された個別の利用者の前記移動情報を検出する
    ことを特徴とするエレベーター利用ログ出力システム。
  3. 請求項2に記載のエレベーター利用ログ出力システムであって、
    前記エレベーター利用ログ出力システムは、
    前記乗場カメラの画像から前記乗場の前記乗車号機毎に利用者を抽出する利用者検出範囲を設定する利用者検出範囲設定手段を備えており、
    前記利用者検出手段は、前記利用者検出範囲設定手段で設定された前記乗車号機毎の前記利用者検出範囲から個別の利用者の前記判別情報を抽出する
    ことを特徴とするエレベーター利用ログ出力システム。
  4. 請求項3に記載のエレベーター利用ログ出力システムであって、
    前記エレベーター利用ログ出力システムは、
    前記利用者検出範囲設定手段によって設定された隣接する前記利用者検出範囲の重複領域に利用者が存在する場合に、前記重複領域の利用者の画像を解析して前記重複領域に存在する利用者の前記利用者検出範囲を設定する利用者検出範囲再設定手段を備えている
    ことを特徴とするエレベーター利用ログ出力システム。
  5. 請求項4に記載のエレベーター利用ログ出力システムであって、
    前記利用者検出範囲再設定手段は、それぞれの前記乗車号機の待ち方向を設定し、前記乗場カメラの画像から前記重複領域の利用者の待機方向を検出し、前記乗車号機の待ち方向と比較して、前記重複領域に存在する利用者の前記利用者検出範囲を設定する
    ことを特徴とするエレベーター利用ログ出力システム。
  6. 請求項2に記載のエレベーター利用ログ出力システムであって、
    前記エレベーター利用ログ出力システムは、
    前記記憶手段に前記移動情報が記憶されると、所定の解放条件にしたがって個別の利用者の前記ID番号と、これに紐つけられた前記判別情報を解放するID番号開放手段を備えている
    ことを特徴とするエレベーター利用ログ出力システム。
  7. 複数のエレベーターの乗車号機の乗場を撮影する乗場カメラの画像を解析して、前記乗場の利用者の移動情報を把握するエレベーター利用ログ出力方法であって、
    前記エレベーター利用ログ出力方法は、
    前記乗場カメラの画像から、個別の利用者を判別する判別情報を検出し、
    前記判別情報に対応して個別のID番号を設定し、
    前記判別情報と前記ID番号とから個別の利用者の移動情報を検出し、
    検出された前記移動情報を前記ID番号に対応して記憶する
    ことを特徴とするエレベーター利用ログ出力方法。
  8. 請求項7に記載のエレベーター利用ログ出力方法であって、
    前記移動情報を検出する場合は、
    前記乗場から乗車号機に乗車する個別の利用者の前記判別情報と、前記乗車号機から他の前記乗場に降車する個別の利用者の前記判別情報とを比較し、乗車時の前記判別情報と降車時の前記判別情報が一致する個別の利用者を特定して前記移動情報を検出する
    ことを特徴とするエレベーター利用ログ出力方法。
  9. 請求項8に記載のエレベーター利用ログ出力方法であって、
    前記エレベーター利用ログ出力方法は、
    前記乗場カメラの画像から前記乗場の前記乗車号機毎に利用者を抽出する利用者検出範囲を設定し、
    設定された前記乗車号機毎の前記利用者検出範囲から個別の利用者の前記判別情報を抽出する
    ことを特徴とするエレベーター利用ログ出力方法。
  10. 請求項9に記載のエレベーター利用ログ出力方法であって、
    前記エレベーター利用ログ出力方法は、
    隣接する前記利用者検出範囲の重複領域に利用者が存在する場合に、前記重複領域の利用者の画像を解析して前記重複領域に存在する利用者の前記利用者検出範囲を再設定する
    ことを特徴とするエレベーター利用ログ出力方法。
  11. 請求項10に記載のエレベーター利用ログ出力方法であって、
    前記エレベーターの上下方向人数検出方法は、
    それぞれの前記乗車号機の待ち方向を設定して前記乗場カメラの画像から前記重複領域の利用者の待機方向を検出し、
    前記乗車号機の待ち方向と比較して、前記重複領域に存在する利用者の前記利用者検出範囲を設定する
    ことを特徴とするエレベーター利用ログ出力方法。
  12. 請求項8に記載のエレベーター利用ログ出力方法であって、
    前記エレベーター利用ログ出力方法は、
    前記移動情報が記憶されると、所定の解放条件にしたがって、個別の利用者の前記ID番号と、これに紐つけられた前記判別情報を解放する
    ことを特徴とするエレベーター利用ログ出力方法。
  13. 複数のエレベーターの乗車号機の乗りかご内を撮影するかご内カメラの画像を解析して、前記乗りかご内の利用者の移動情報を把握するエレベーター利用ログ出力システムであって、
    前記エレベーター利用ログ出力システムは、
    前記かご内カメラの画像から、個別の利用者を判別する判別情報を検出する利用者検出手段と、
    前記判別情報に対応して個別のID番号を設定して付与するID番号設定手段と、
    前記判別情報と前記ID番号とから個別の利用者の移動情報を検出する移動情報検出手段と、
    前記移動情報検出手段によって検出された前記移動情報を、前記ID番号に対応して記憶する記憶手段とを備えている
    ことを特徴とするエレベーター利用ログ出力システム。
  14. 複数のエレベーターの乗車号機の乗りかご内を撮影するかご内カメラの画像を解析して、前記乗りかご内の利用者の移動情報を把握するエレベーター利用ログ出力方法であって、
    前記エレベーター利用ログ出力方法は、
    前記かご内カメラの画像から、個別の利用者を判別する判別情報を検出し、
    前記判別情報に対応して個別のID番号を設定し、
    前記判別情報と前記ID番号とから個別の利用者の移動情報を検出し、
    検出された前記移動情報を前記ID番号に対応して記憶する
    ことを特徴とするエレベーター利用ログ出力方法。
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