JP2011251846A - エレベータ制御システム - Google Patents

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【課題】エレベータ制御システムにおいて、エレベータ内の乗員の異常を検出し、エレベータの乗員と待員の関係により、エレベータの通過・停止階の制御をおこない、セキュリティを高める。
【解決手段】エレベータ装置のかご内から頭上から乗員の様子を撮影する頭上撮影装置を設け、画像認識装置が、撮影された画像から乗員の顔に検出し、乗員の顔の検出の状況から異常を判定し、異常が発生したと判定したときに、端末装置に異常を通報し、エレベータ制御装置にエレベータ装置のかごの階停止を判定し、エレベータ制御装置に階停止の判定結果を送信し、階停止の判定結果に従って、エレベータ装置を制御する。また、エレベータ装置のかご内とエレベータホールに、顔面撮影装置を設けて、乗員および待員の性別の有無、登録の有無に従って、エレベータ装置のかごの階通過・停止を判定し、エレベータ装置を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータ制御システムに係り、特に、映像監視システムによる画像認識技術を用て、運行状況によってエレベータの階通過・停止を制御し、運用におけるセキュリティを高めたエレベータ制御システムに関する。
近年、治安の悪化や社会不安の高まりとともに、商業施設や金融機関、駅や空港といった不特定多数の人が訪れる施設を始め、商店街や繁華街、住宅地の街頭などへの監視カメラの設置が増加している。
同様に、エレベータへの監視カメラの設置事例も増加している。
マンションや雑居ビルなどに設置されているエレベータは、不特定人物が利用可能であり、第3者の眼が届きにくい空間であるという特徴があり、犯罪行為や乗員トラブル等の異常状態発生を、カメラで監視するニーズがある。
またさらには、エレベータ内での犯罪行為の発生を未然に防ぐニーズも存在する。
特許文献1には、顔画像が検出されないときには、エレベータの呼び釦が利用できないようにする装置が開示されている。
また、特許文献2には、エレベータ待客を撮像するカメラを設けて、登録されている人物のみエレベータの利用を許可するシステムが開示されている。
一方、近年では、コンピュータの処理能力の向上とともに、画像認識技術の研究開発が進展しており、画像に対する様々な認識が可能となりつつある。
その中でも、顔に対する画像認識技術の進展は目覚しく、画像中に人物が存在した場合にその人物の顔の領域を見つけ出す顔検出技術に始まり、その検出された顔の特徴情報からその人物の性別を判定する性別判定技術、さらには、あらかじめ個人識別情報とともに登録しておいた顔の特徴情報との照合からその人物が誰であるかを識別する個人識別技術に至るまで、実用化レベルに達しつつある。
例えば、非特許文献1には、顔画像による性別や年代を推定する技術が開示されている。
特開2007−112575号公報 特開2005−306584号公報
「顔画像による自動性別・年代推定」OMRON TECHNICS Vol.43 No.1 (通巻145) 2003
例えば、特許文献2では、エレベータの待ち客に対して、エレベータの搭乗を許可するものであり、運行中のエレベータ内での異常を検出して、乗員の安全を図るものではない。また、エレベータの乗員が女性である場合やマンションの住人である場合に、特に、犯罪防止のための仕組みが考慮されてこなかった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、エレベータ内の乗員の異常を検出し、エレベータの乗員と待員の関係により、エレベータの通過・停止階の制御をおこない、セキュリティの高いエレベータ制御システムを提供することにある。
本発明のエレベータ制御システムの構成においては、エレベータ装置と、エレベータ装置を制御するエレベータ制御装置と、エレベータ装置のかご内において、乗員の頭上から乗員の様子を撮影する頭上撮影装置と、頭上装置の撮影した画像を受信し、受信した画像を認識する画像認識装置と、頭上装置の撮影した画像を受信し、受信した画像を表示し、画像認識装置から通報を受ける端末装置と設ける。
そして、画像認識装置は、頭上装置から受信した画像から乗員の顔に検出し、乗員の顔の検出の状況から異常を判定し、異常が発生したと判定したときに、端末装置に異常を通報し、エレベータ制御装置にエレベータ装置のかごの階停止を判定し、前記エレベータ制御装置に階停止の判定結果を送信する。
そして、エレベータ制御装置は、階停止の判定結果に従って、エレベータ装置を制御するようにする。
また、本発明のエレベータ制御システムの別の構成においては、エレベータ装置と、エレベータ装置を制御するエレベータ制御装置と、エレベータ装置のかご内において、乗員の顔を撮影する第一の顔面撮影装置と、エレベータホールの乗り場ドア前において、待員の顔を撮影する第二の顔面撮影装置と、第一の撮影装置と第二の撮影装置の撮影した画像を受信し、受信した画像を認識する画像認識装置と、第一の顔面撮影装置と第二の顔面撮影装置の撮影した画像を受信し、受信した画像を表示する端末装置とを設ける。
画像認識装置は、第一の顔面撮影装置から受信した画像から乗員の顔に検出し、第二の顔面撮影装置から受信した画像から待員の顔に検出し、画像認識装置は、乗員および待員の検出した顔の特徴量を算出し、乗員および待員の性別を判定し、性別の判定結果からエレベータ制御装置にエレベータ装置のかごの階通過・停止を判定し、エレベータ制御装置に階通過・停止の判定結果を送信する。
そして、エレベータ制御装置は、階通過・停止の判定結果に従って、エレベータ装置を制御するようにする。
また、本発明のエレベータ制御システムの別の構成においては、エレベータ装置と、エレベータ装置を制御するエレベータ制御装置と、エレベータ装置のかご内において、乗員の顔を撮影する第一の顔面撮影装置と、エレベータホールの乗り場ドア前において、待員の顔を撮影する第二の顔面撮影装置と、第一の撮影装置と第二の撮影装置の撮影した画像を受信し、受信した画像を認識する画像認識装置と、第一の顔面撮影装置と第二の顔面撮影装置の撮影した画像を受信し、受信した画像を表示する端末装置とを設ける。
画像認識装置は、特定人物を登録して登録者として、登録者の顔の特徴量を保管する手段を有しており、第一の顔面撮影装置から受信した画像から乗員の顔に検出し、第二の顔面撮影装置から受信した画像から待員の顔に検出し、乗員および待員の顔を検出し、前記乗員および前記待員の検出した顔の特徴量を算出し、登録者の特徴量と乗員および待員の検出した顔の特徴量を照合して、乗員および待員が登録者であるか否かを判定し、登録者であるか否かの判定結果からエレベータ制御装置にエレベータ装置のかごの階通過・停止を判定し、エレベータ制御装置に階通過・停止の判定結果を送信する。
そして、エレベータ制御装置は、階通過・停止の判定結果に従って、エレベータ装置を制御するようにする。
本発明のエレベータ制御システムによれば、エレベータ装置のかご内の乗員がその身体にトラブルが生じて仰向けに倒れている場合や、他の人に襲われて仰向けに乗り掛かられている場合などの異常状態を、自動検知して管理者などに通報し、エレベータを最寄の階に自動停止させることが可能となり、異常発生による被害を最小限に留め、エレベータのセキュリティをより高めることができる。
また、本発明のエレベータ制御システムによれば、かご内の乗員が女性で待員が男性である場合や乗員が男性で待員が女性である場合に、エレベータを待階通過させることが可能となり、犯罪行為の発生を未然に防ぎ、エレベータのセキュリティをより高めることができる。
また、本発明のエレベータ制御システムによれば、乗員がマンション住民で待員が非マンション住民である場合や、乗員が非マンション住民で待員がマンション住民である場合に、エレベータを待階通過させることが可能となり、犯罪行為の発生を未然に防ぎ、エレベータのセキュリティをより高めることができる。
本発明によれば、エレベータ内の乗員の異常を検出し、エレベータの乗員と待員の関係により、エレベータの通過・停止階の制御をおこない、セキュリティの高いエレベータ制御システムを提供することができる。
本発明の第一の実施形態に係るエレベータ制御システムのシステム構成図である。 エレベータ制御装置101のハードウェア構成図である。 エレベータ装置102のハードウェア構成図である。 頭上撮像装置103のハードウェア構成図である。 画像認識装置104のハードウェア構成図である。 端末装置105のハードウェア構成図である。 本発明の第一の実施形態に係るエレベータ制御システムの各装置間での処理シーケンス図である。 頭上撮影装置103の処理を示すフローチャートである。 画像認識装置104における処理を示すフローチャートである。 端末装置105における処理を示すフローチャートである。 エレベータ制御装置101における処理を示すフローチャートである。 本発明の第二の実施形態に係るエレベータ制御システムのシステム構成図である。 本発明の第二の実施形態に係るエレベータ制御システムの各装置間での処理シーケンス図である。 顔面撮影装置206、207の処理を示すフローチャートである。 画像認識装置204における処理を示すフローチャートである。 エレベータ制御装置101における処理を示すフローチャートである。 階通過・停止判定部2045における待階の通過・停止判定の処理を示すフローチャートである。 本発明の第三の実施形態に係るエレベータ制御システムのシステム構成図である。 本発明の第三の実施形態に係るエレベータ制御システムの各装置間での処理シーケンス図である。 画像認識装置304における処理を示すフローチャートである。 階通過・停止判定部3045における待階の通過・停止判定の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の各実施形態を、図1ないし図21を用いて説明する。
〔実施形態1〕
以下、本発明に係る第一の実施形態を、図1ないし図11を用いて説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係るエレベータ制御システムのシステム構成図である。
図2は、エレベータ制御装置101のハードウェア構成図である。
図3は、エレベータ装置102のハードウェア構成図である。
図4は、頭上撮像装置103のハードウェア構成図である。
図5は、画像認識装置104のハードウェア構成図である。
図6は、端末装置105のハードウェア構成図である。
本発明の第一の実施形態に係るエレベータ制御システムでは、エレベータ装置のかご内部に、頭上撮影装置を設け、乗員の状態を撮影して、異常を検知したときに、エレベータ装置を最寄階で停止するように制御する。
本発明の第一の実施形態に係るエレベータ制御システムは、図1に示されるように、ネットワーク100に、エレベータ制御装置101、エレベータ装置102、頭上撮影装置103、画像認識装置104、端末装置105が接続され、互いに通信可能な状態で構成される。
ネットワーク100は、データ通信をおこなう専用ネットワークやイントラネット、インターネット、無線LAN等の各装置を相互に接続して通信をおこなう通信手段である。
本実施形態では、説明の簡略化のため、全ての機器が一種類のネットワークにより接続されるように示すが、例えば、エレベータ装置とエレベータ制御装置間は低遅延の通信を別途用いる等の複数の種類のネットワークにより構成されてもよい。
エレベータ制御装置101は、エレベータ装置102の昇降や階通過・停止の制御をおこなう装置である。
エレベータ装置102は、エレベータ制御装置101から入力された制御に従い、階を昇降したり扉を開閉する装置である。
頭上撮影装置103は、エレベータ装置102のかご内の天井部に設置され、乗員を上から真下に向けて撮影する装置であり、例えば、広角レンズを装着したネットワークカメラである。
画像認識装置104は、頭上撮影装置103から入力された画像を用いて、異常状態を判定し、異常発生と判定した際に通報をおこなう装置であり、例えば、PC等の装置である。
端末装置105は、頭上撮影装置103から入力された画像や画像認識装置104から入力された異常通報を、液晶ディスプレイやCRT等のモニタに画面表示する装置であり、例えば、PC等の装置である。また本装置は、システム管理等の各種操作をおこなうキーボードやマウス等の操作インタフェースを提供する装置でもある。また、本装置にスピーカやサイレン、発光装置等を装着し、監視者への異常通報をより確実に伝達可能な形態にしてもよい。
エレベータ制御装置は、機能構成として、階通過・停止指示受信部1011と制御部1012の各処理部よりなる。
階通過・停止指示受信部1011は、画像認識装置104により、階通過や階停止が必要であると判定された場合に、その指示を受ける処理部である。
制御部1012は、従来からのエレベータ制御処理に加え、階通過・停止指示受信部にて受信した階通過・停止指示に対応した制御をおこなう処理部である。
頭上撮影装置103は、機能構成として、撮像部1031と画像送信部1032の各処理部よりなる。
撮像部1031は、レンズを介して入力された光を電気信号に変換し、さらにはデジタル変換をおこない、デジタル画像を出力する処理部であり、例えば、CCDやCMOS素子を接続したA/D回路である。
画像送信部1032は、撮像部1031から入力された画像を、画像認識装置104や端末装置105に出力する処理部であり、例えば、ネットワークインタフェースである。また必要に応じて出力前に、撮像部1031から入力された画像に対しデータ圧縮をおこなう処理部でもあり、例えば、LSIのような専用ハードウェアやCPU上で動作させる圧縮アルゴリズムソフトウェアである。データ圧縮して得られる画像は、例えば、MPEG画像やJPEG画像などである。
画像認識装置304は、機能構成として、画像受信部1041、顔検出部1042、異常判定部1044、階通過・停止指示送信部1046、通報送信部1047の各処理部よりなる。
画像受信部1041は、頭上撮影装置から入力された画像を受ける処理部であり、例えば、ネットワークインタフェースである。また、入力された画像が圧縮画像であった場合には、データ伸張をおこなう処理部でもある。
顔検出部1042は、画像受信部から入力された画像に対して顔検出をおこない、顔検出結果を出力する処理部であり、例えば、LSIのような専用ハードウェアやCPU上で動作させる顔検出アルゴリズムソフトウェアである。
この顔検出結果には、顔検出の有無、顔検出有の場合には画像内における顔領域の位置座標が含まれる。
異常判定部1044は、顔検出部1042から入力された顔検出結果を用いて、異常判定をおこなう処理部であり、例えば、CPU上で動作させる判定アルゴリズムソフトウェアである。本実施形態における判定アルゴリズムについては後述する。
階通過・停止指示送信部1046は、異常判定部1044が異常発生と判定した場合に、エレベータ制御装置に向けて階停止指示を出力する処理部であり、例えば、ネットワークインタフェースである。
通報送信部1047は、異常判定部1044が異常有りと判定した場合に、端末装置105に向けて通報を出力する処理部であり、例えば、ネットワークインタフェースである。
端末装置105は、機能構成として、画像受信部1051、通報受信部1052、画面表示部1053の各処理部よりなる。
画像受信部1051は、頭上撮影装置103から入力された画像を受ける処理部であり、例えば、ネットワークインタフェースである。また、入力された画像が圧縮画像であった場合には、データ伸張をおこなう処理部でもある。
通報受信部1052は、画像認識装置104から入力された画像を受ける処理部であり、例えば、ネットワークインタフェースである。
画面表示部1053は、画像受信部1051により受信した画像の動画表示や通報受信部1052により受信した通報の警告表示をおこなう処理部であり、例えば、描画ソフトウェアである。
エレベータ制御装置101のハードウェア構成としては、図2に示されるように、CPU231、主記憶装置232、補助記憶装置233、ネットワークI/F234が、バス230で結合された形態である。
CPU231は、エレベータ制御装置101の各部の制御と、機能を実現するためのエレベータ制御プログラムの実行をおこなう。主記憶装置232は、DRAMなどの半導体装置で実現され、検索のための画像データやCPU231で実行するプログラムをロードして格納するための中間的なメモリである。補助記憶装置233は、HDDやフラッシュメモリなどで実現され、主記憶装置232より大容量のメモリであり、エレベータの状態データやプログラムを格納する。ネットワークI/F234は、ネットワーク100を介して、エレベータ装置102の状態情報を受信したり、エレベータ装置102に制御コマンドを与えるためのインタフェースである。
エレベータ装置102ハードウェア構成としては、図3に示されるように、かご10、巻き上げ機11、釣合い錘12、ワイヤロープ13、操作パネル14、乗り場ドア20、ドア開閉部21、操作パネル22、かご状態表示板23からなる。
かご10は、乗員を乗せて、昇降路30をガイドレールに従って昇降運動をする箱状の構造物である。
かご10の上部には、ワイヤロープ13が取り付けられており、巻き上げ機11により、上部に引き上げられる。また、ワイヤロープ13のかご10の反対側には、バランスをとるために釣合い錘12が取り付けられている。釣合い錘12は、通常、全体の形状として扁平で縦に長く、非常に重い鉄の塊である。
エレベータホール40内には、乗り場ドア20があり、待員がかご10に乗るために待機する。待員は、かご状態表示板23により、エレベータ装置のかご10の状態を確認し、操作パネル22を操作して、自分の移動方向を入力する。また、エレベータ装置のかご10に乗り込んだ乗員は、操作パネル14を操作して、自分の移動階を入力する。
ドア開閉部21は、乗り場ドア20の開閉を制御する。
エレベータ制御装置101は、巻き上げ機11、操作パネル14、操作パネル22、かご状態表示板23、ドア開閉部21に接続されて、各部を制御する。
また、図には示さなかったが、安全運行をおこなうために、通常、調速機、緩衝器、地震感知器などが設置されている。
頭上撮影装置103のハードウェア構成としては、図4に示されるように、撮像素子241、主記憶装置242、符号化装置243、ネットワークI/F245が、バス240で結合された形態である。
撮像素子241は、レンズで撮像した光信号をデジタルデータに変換する。符号化装置243は、撮像素子241が出力するデジタルデータを符号化して、JPEGなどの画像データに変換する。主記憶装置242は、撮像したデジタルデータ、符号化された画像データを記憶する。ネットワークI/F245は、主記憶装置242上の画像データをネットワーク100を介して、画像認識装置104に送信するためのインタフェースである。
画像認識装置104のハードウェア構成としては、図5に示されるように、 CPU251、主記憶装置252、補助記憶装置253、ネットワークI/F254が、バス250で結合された形態である。
CPU251は、画像認識装置104の各部の制御と、機能を実現するための画像認識プログラムの実行をおこなう。主記憶装置252は、DRAMなどの半導体装置で実現され、検索のための画像データやCPU251で実行するプログラムをロードして格納するための中間的なメモリである。補助記憶装置253は、HDDやフラッシュメモリなどで実現され、主記憶装置252より大容量のメモリであり、画像データやプログラムを格納する。ネットワークI/F254は、ネットワーク100を介して、頭上撮影装置103からの画像データを受信したり、端末装置103に画像データや認識結果を送信するためのインタフェースである。
端末装置105のハードウェア構成としては、図6に示されるように、CPU261、主記憶装置262、補助記憶装置263、表示I/F264、入出力I/F255、ネットワークI/F266が、バス260で結合された形態である。
CPU261は、端末装置103の各部の制御と、機能を実現するための画面表示プログラムの実行をおこなう。主記憶装置262は、DRAMなどの半導体装置で実現され、表示のための画像データやCPU261で実行するプログラムをロードして格納するための中間的なメモリである。補助記憶装置263は、HDDやフラッシュメモリなどで実現され、主記憶装置262より大容量のメモリであり、検索キーワード、画像データやプログラムを格納する。表示I/F264は、表示装置270と接続するためのインタフェースである。入出力I/F265は、キーボード280やマウス282などの入出力装置と接続するためのインタフェースである。ネットワークI/F266は、ネットワーク200を介して、頭上撮影装置103や画像認識装置104からの画像データを受信したり、画像認識装置104における画像の認識結果を受信するためのインタフェースである。表示装置270は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などの装置であり、画像や動画を表示する装置である。
次に、図7ないし図11を用いて本発明の第一の実施形態に係るエレベータ制御システムの処理について説明する。
先ず、図7を用いて本発明の第一の実施形態に係るエレベータ制御システムの各装置間での処理について説明する。
図7は、本発明の第一の実施形態に係るエレベータ制御システムの各装置間での処理シーケンス図である。
ここで、時間軸400は、エレベータ装置における時系列方向を示す軸で、図上部から下部に向けて時間が進むことを示している。図中の他の装置における軸も同様である。
通信401〜404は、エレベータ装置102とエレベータ制御装置101間でおこなわれる通信である。
先ず、エレベータ装置102は、エレベータ制御装置101に、エレベータ装置102の操作パネルに対する乗員の操作内容を伝送する(通信401)。
次に、エレベータ制御装置101は、エレベータ装置102に、エレベータ装置102の目的階への移動指示を伝送する(通信402)。
エレベータ制御装置101が、画像認識装置104から最寄階停止指示(通信408)を受けたときに、エレベータ制御装置101は、エレベータ装置102に、エレベータ装置102の最寄階での停止指示を伝送する(通信403)。
次に、エレベータ装置102は、エレベータ制御装置101に、エレベータ装置が最寄階に到着したことを伝送する(通信404)。
通信405、406は、頭上撮影装置103が、それぞれ画像認識装置104と、端末装置105に対してする通信である。
頭上撮影装置103は、画像認識装置104に、エレベータ装置102のかご10内を頭上方向から撮影した画像を伝送する(通信405)。
また、頭上撮影装置103は、端末装置105に、エレベータ装置102のかご10内を頭上方向から撮影した画像を伝送する(通信406)。
ここで、通信405と406は、常時、繰り返して実施される。通信405と406は逆の順番でもよく、また、非同期関係にあってもよい。
イベント407は、画像認識装置104において、異常発生を検知(判定)したことを示している。異常発生を検知の詳細については、後に説明する。
通信408、409は、画像認識装置104が、それぞれエレベータ制御装置101と、端末装置105に対してする通信である。
画像認識装置104は、異常発生を検知したときに、エレベータ制御装置101に、最寄階停止指示を伝送する(通信408)。
また、画像認識装置104は、異常発生を検知したときに、端末装置105に、異常が発生した旨の通報を伝送する(通信409)。
次に、図8を用いて頭上撮影装置103の処理について説明する。
図8は、頭上撮影装置103の処理を示すフローチャートである。
先ず、撮像部1031は、CCDやCMOS等の素子からの撮像画像の出力待機をおこなう(ステップ500)。
そして、画像出力を検知すると処理は、次のステップ501に進み、撮像部1031は、出力された撮像画像をデジタル変換する(ステップ501)。
次に、画像送信部1032は、デジタル変換した画像を画像認識装置104に通信405として送信する(ステップ502)。図8には記載しなかったが、この際、画像のデータ圧縮処理をおこなうようにしてもよい。
次に、画像送信部1032は、デジタル変換した画像を端末装置105に通信406として送信する(ステップ503)。図8には記載しなかったが、この際、画像のデータ圧縮処理をおこなうようにしてもよい。
次に、図9を用いて画像認識装置104の処理について説明する。
図9は、画像認識装置104における処理を示すフローチャートである。
先ず、画像受信部1041は、データ着信待機をおこなう(ステップ600)。
そして、着信を検知すると処理は次ステップ601に進み、画像受信部1041は、通信405にて送られてきた頭上撮影装置103からの画像を受信する(ステップ601)。図9には記載しなかったが、画像がデータ圧縮されていた場合には、データ伸張処理をおこなう。
次に、顔検出部1042は、受信した画像に対して顔検出をおこなう(ステップ602)。顔検出は、例えば、背景画像との差分により動体検出をおこない、さらにその動体領域の形状等により、顔判定をする方法や、眼や鼻、口等の主要構成要素の配置や額と眼の濃淡差等の顔の特性を使って画像内探索をおこなう方法等の画像認識技術によりおこなう。本実施形態ではいずれの方法であってもよい。
そして、顔検出部1042は、前のステップ602で人の顔が検出された場合には、処理をステップ604に進め、検出されなかった場合には、処理をステップ600に戻す(ステップ603)。
顔が検出された場合には、異常判定部1044は、顔検出部での顔検出結果から異常発生の判定をおこなう(ステップ604)。判定は、顔が検出された場合に、即異常と判定してもよいが、誤検出による影響を抑えるために、顔検出がある一定期間連続することを条件に異常と判定するようにしてもよい。またエレベータ装置102のかご10内にて、直立状態で上を見上げた場合と仰向けに倒れた場合のそれぞれの顔と頭上撮影装置との距離は異なり、画像中における顔の見かけのサイズも変わってくる。したがって、検出された顔のサイズが、ある一定サイズ以下であることを条件に、異常と判定するようにしてもよい。
そして、前のステップ604での判定により、異常が発生したとされた場合、処理をステップ606に進め、検出されなかった場合には、処理をステップ600に戻す(ステップ605)。
異常が発生したとされた場合には、階通過・停止指示送信部1046は、最寄階停止指示をエレベータ制御装置101に通信408として送信する(ステップ606)。
そして、通報送信部1047は、異常発生の情報を端末装置105に通信409として送信する(ステップ607)。通報完了後、処理をステップ600に戻す。
次に、図10を用いて端末装置105の処理について説明する。
図10は、端末装置105における処理を示すフローチャートである。
先ず、端末装置105は、データ着信待機をおこなう(ステップ700)。
そして、着信を検知すると処理は、次のステップ701に進み、端末装置105は、着信データの内容判定をおこなう(ステップ701)。
着信データの内容判定の結果、データが画像である場合には、処理をステップ702に進め、通報である場合には、処理をステップ704に進める。
データが画像である場合には、画像受信部1051は、通信406にて送られてきた頭上撮影装置からの画像を受信する(ステップ702)。図10には記載しなかったが、画像がデータ圧縮されていた場合には、データ伸張処理をおこなう。
次に、画面表示部1053は、受信した画像を画面表示する(ステップ703)。表示完了後、処理をステップ700に戻す。
データが通報である場合には、通報受信部1052は、通信409にて送られてきた画像認識装置104からの通報を受信する(ステップ704)。
次に、画面表示部1053は、受信した通報を画面表示する(ステップ705)。表示完了後、処理をステップ700に戻す。
次に、図11を用いてエレベータ制御装置101の処理について説明する。
図11は、エレベータ制御装置101における処理を示すフローチャートである。
先ず、エレベータ制御装置は、データ着信待機をおこなう(ステップ800)。着信を検知すると処理は、次のステップ801に進み、エレベータ制御装置101は、着信データの内容判定をおこなう(ステップ801)。
着信データの内容判定の結果、データが操作パネル14または操作パネル22からのパネル操作内容である場合には、処理をステップ802に進め、最寄階停止指示である場合には、処理をステップ806に進め、階到着報告の情報である場合には、処理をステップ809に進める。
データがパネル操作内容である場合には、エレベータ制御装置101は、通信401にて送られてきたエレベータ装置からのパネル操作内容を受信する(ステップ802)。
次に、制御部1012は、受信したパネル操作内容を基に制御内容を決定する(ステップ803)。本実施形態においては、決定された制御内容が階移動であったとする。
次に、決定された制御内容が階移動のときに、エレベータ制御装置101は、目的階移動指示をエレベータ装置に通信402として送信する(ステップ804)。
次に、制御部1012は、階移動中フラグをONにして、処理をステップ800に戻す(ステップ805)。
データが最寄階停止指示のときには、階通過・停止指示受信部1011は、通信408にて送られてきた画像認識装置104からの最寄階停止指示を受信する(ステップ806)。
次に、制御部1012は、階移動中フラグの状態を確認し、ONである場合には、処理をステップ808へ進め、OFFである場合には、処理をステップ800に戻す(ステップ807)。また、この際、制御部1012は、必要に応じて、他の制御情報との兼合いも考慮するようにしてもよい。
そして、エレベータ制御装置101は、最寄階停止指示をエレベータ装置102に通信403として送信する(ステップ808)。送信完了後、処理をステップ800に戻す。
データが最寄階到着報告の情報のときには、エレベータ制御装置101は、通信404にて送られてきたエレベータ装置102からの最寄階到着報告の情報を受信する(ステップ809)。
そして、制御部1012は、階移動中フラグをOFFにして、処理をステップ800に戻す(ステップ810)。
〔実施形態2〕
以下、本発明に係る第二の実施形態を、図12ないし図17を用いて説明する。
図12は、本発明の第二の実施形態に係るエレベータ制御システムのシステム構成図である。
第一の実施形態に係るエレベータ制御システムでは、エレベータ装置のかごの内部に、頭上撮影装置を設け、乗員の状態を撮影して、異常を検知したときに、エレベータ装置を最寄階で停止するように制御するものであった。
本実施形態では、エレベータ装置のかご内と、エレベータ装置に乗降するためのエレベータホール内に、顔面撮影装置を設け、それによって撮影された画像により、乗員および待員の性別を判断して、エレベータ装置の階の通過や停止を制御しようとするものである。これにより、エレベータ運用上、特に、女性の安全を図ることができる。
本実施形態の説明では、第一の実施形態と異なる所のみ詳細に説明する。端末装置105における処理は、第一の実施形態の図10と同様である。
本発明の第二の実施形態に係るエレベータ制御システムは、図12に示されるように、ネットワーク100に、エレベータ制御装置101、エレベータ装置102、顔面撮影装置206、顔面撮影装置207、画像認識装置204、端末装置105が接続され、互いに通信可能な状態で構成される。
顔面撮影装置206は、エレベータ装置102のかご10内に設置され、乗員を前方向から低俯角に撮影する装置であり、例えば、エレベータの操作パネル14に収納されたネットワークカメラである。
顔面撮影装置207は、エレベータホール40の乗り場ドア20前に設置され、待員を前方向から低俯角に撮影する装置であり、例えば、エレベータの呼操作パネル22に収納されたネットワークカメラである。
画像認識装置204は、顔面撮影装置206や207から入力された画像に対し、乗員、待員の性別判定をおこない、それぞれの判定結果とその組合せから階通過・停止の判定と指示をおこなう装置であり、例えば、PC等の装置である。
画像認識装置204は、機能構成として、画像受信部1041、顔検出部1042、顔特徴量抽出部2043、性別判定部2044、階通過・停止判定部2045、階通過・停止指示送信部1046の各処理部よりなる。上記のうち、画像受信部1041、顔検出部1042、階通過・停止指示送信部1046は、第一の実施形態の図1で説明したものと同様の処理部である。
顔特徴量抽出部2043は、顔検出部から入力された顔検出結果を用いて、顔の特徴量抽出をおこなう処理部であり、例えば、CPU上で動作させる特徴量抽出アルゴリズムソフトウェアである。
性別判定部2044は、顔特徴量抽出部2043から入力された顔特徴量を用いて、写された人物が男性であるか女性であるかの性別判定をおこなう処理部であり、例えば、CPU上で動作させる性別判定アルゴリズムソフトウェアである。
本実施形態においては、画像認識装置204は、上記の顔検出と顔特徴量抽出、性別判定を、顔面撮影装置206から入力された画像と顔面撮影装置207から入力された画像に対しておこなう。
階通過・停止判定部2045は、顔面撮影装置206から入力された画像に対する性別判定結果と顔面撮影装置207から入力された画像に対する性別判定結果から、待員がいる階の停止・通過を判定する処理部であり、例えば、CPU上で動作させる判定アルゴリズムソフトウェアである。本例における判定アルゴリズムについては後述する。
顔面撮影装置206、顔面撮影装置207のハードウェア構成は、第一の実施形態の図4で示した頭上撮影装置103と同様である。
また、画像認識装置204のハードウェア構成は、第一の実施形態の図5で示した画像認識装置104と同様である。
次に、図13ないし図17を用いて本発明の第二の実施形態に係るエレベータ制御システムの処理について説明する。
先ず、図13を用いて本発明の第二の実施形態に係るエレベータ制御システムの各装置間での処理について説明する。
図13は、本発明の第二の実施形態に係るエレベータ制御システムの各装置間での処理シーケンス図である。
このエレベータ制御システムの各装置間での処理についても、第一の実施形態の図7と異なったところのみを重点的に説明するものとする。
通信401、402、903〜908は、エレベータ装置102とエレベータ制御装置101間でおこなわれる通信である。
乗員のかご内の操作パネル14のパネル操作内容を伝送し(通信401)、それに対して、目的階への移動指示を伝送する(通信402)のは、第一の実施形態と同様である。
次に、エレベータ装置102は、エレベータ制御装置101に、エレベータホール40の操作パネル22に対する待員のパネル操作内容を伝送する(通信903)。
次に、エレベータ制御装置101は、エレベータ装置102に、エレベータ装置102の待階での停止指示を伝送する(通信904)。
エレベータ制御装置101が、画像認識装置204から待階での通過指示(通信914)を受けたときに、エレベータ制御装置101は、エレベータ装置102に、エレベータ装置102の待階での通過指示を伝送する(通信905)。
エレベータ装置102が目的階に到着したときに、エレベータ装置102は、エレベータ制御装置101に、エレベータ装置102が目的階に到着したことを伝送する(通信906)。
次に、エレベータ制御装置101は、エレベータ装置102に、待階への移動指示を伝送する(通信907)。
そして、エレベータ装置102が待階に到着したときに、エレベータ装置102は、エレベータ制御装置101に、エレベータ装置102が待階に到着したことを伝送する(通信908)。
通信909、910は、エレベータ装置102のかご10内の顔面撮影装置206が、それぞれ画像認識装置204と、端末装置105に対してする通信であり、通信911、912は、エレベータホール40内の顔面撮影装置207が、それぞれ画像認識装置204と、端末装置105に対してする通信である。
顔面撮影装置206は、画像認識装置204に、エレベータ装置102のかご10内の乗員を顔面方向から撮影した画像を伝送する(通信909)。
また、顔面撮影装置206は、端末装置105に、エレベータ装置102のかご10内の乗員を顔面方向から撮影した画像を伝送する(通信910)。
一方、顔面撮影装置207は、画像認識装置204に、エレベータホール40にいる待員を顔面方向から撮影した画像を伝送する(通信911)。
また、顔面撮影装置207は、端末装置105に、エレベータホール40にいる待員を顔面方向から撮影した画像を伝送する(通信910)。
通信909〜912は、常時、繰り返して実施される。通信909と910、通信911と912は逆の順番でもよく、また、非同期関係にあってもよい。
イベント913は、画像認識装置204にて、待階通過の判定がされたことを示しており、後述の図15のステップ1113において、待階通過の判定がされた場合に相当する。
通信914は、画像認識装置204が、エレベータ制御装置101に対してする通信である。
画像認識装置204は、待階通過の判定913の判定結果に基づき、エレベータ制御装置101に待階通過指示を伝送する(通信914)。
次に、図14を用いて顔面撮影装置206、207の処理について説明する。
図14は、顔面撮影装置206、207の処理を示すフローチャートである。
先ず、撮像部1031は、CCDやCMOS等の撮像素子からの撮像画像出力待機をおこなう(ステップ1000)。
そして、画像出力を検知すると処理は、次のステップ1001に進み、撮像部1031は、出力された撮像画像をデジタル変換する(ステップ1001)。
次に、画像送信部1032は、デジタル変換した画像を画像認識装置104に通信909または通信911として送信する(ステップ1002)。図14には記載しなかったが、この際、画像のデータ圧縮処理をおこなうようにしてもよい。
次に、画像送信部1032は、デジタル変換した画像を端末装置105に通信910または通信912として送信する(ステップ1003)。図14には記載しなかったが、この際、画像のデータ圧縮処理をおこなうようにしてもよい。
次に、図15を用いて画像認識装置204の処理について説明する。
図15は、画像認識装置204における処理を示すフローチャートである。
先ず、画像受信部1041は、データ着信待機をおこなう(ステップ1100)。
そして、着信を検知すると処理は次ステップ1101に進み、画像受信部1041は、通信909により送られてきた顔面撮影装置206からの画像を受信する(ステップ1101)。図15には記載しなかったが、画像がデータ圧縮されていた場合には、データ伸張処理をおこなう。
画像受信部1041は、着信画像が通信909により送られてきたエレベータ装置102のかご10内に設置された顔面撮影装置206からの画像であるか、あるいは、通信911により送られてきたエレベータホール40に設置された顔面撮影装置207からの画像であるかを判定する(ステップ1101)。判定は、送信元の通信に含まれるネットワークアドレスなどの情報や画像に付与された撮影装置番号などの情報で判断する。
エレベータ装置102のかご10内に設置された顔面撮影装置206からの画像である場合には、処理をステップ1102に進め、エレベータホール40に設置された顔面撮影装置207からの画像である場合には、処理をステップ1107に進める。
エレベータ装置102のかご10内に設置された顔面撮影装置206からの画像である場合、画像受信部1041は、通信909にて送られてきたエレベータ装置102のかご10内に設置された顔面撮影装置206からの画像を受信する(ステップ1102)。図15には記載しないが、画像がデータ圧縮されていた場合には、データ伸張処理をおこなう。
次に、顔検出部1042は、前のステップ1102で受信した画像に対して顔検出をおこなう(ステップ1103)。顔検出は、第一の実施形態の図9のステップ602と同様の方法である。
そして、顔検出部は、前のステップ1103で乗員の顔が検出された場合には、処理をステップ1105に進め、検出されなかった場合には、非検出であることを階通過・停止判定部2045に入力した後、処理をステップ1100に戻す(ステップ1104)。
前のステップ1104で乗員の顔が検出されたと判定された場合には、顔特徴量抽出部2043は、前のステップ1103で検出した乗員の顔に対して顔特徴量抽出処理をおこなう(ステップ1105)。顔特徴量とは、画像認識技術を用いて算出される画像の傾向を示す値である。顔特徴量には、例えば、画像の色分布やエッジパターンの構図分布、眼や鼻、口等の主要構成要素の配置、それらの組合せ等を用いる。本実施形態では、上記のいずれを使用してもよい。
そして、性別判定部2044は、前ステップ1103で検出した乗員の顔に対して性別判定をおこなう(ステップ1106)。性別判定は、例えば、額の面積や口唇の幅、眼や眉の太さといった比較的顕著に性差の現れる特徴を利用する手法や、ガボール特徴量を用いる手法等の画像認識技術によりおこなう。本実施形態では、いずれの方法であってもよい。これに対しては、前述のように、非特許文献1に記述がある。
一方、エレベータホール40に設置された顔面撮影装置207からの画像である場合、画像受信部1041は、通信911にて送られてきたエレベータホール40に設置された顔面撮影装置207からの画像を受信する(ステップ1107)。図15には記載しないが、画像がデータ圧縮されていた場合には、データ伸張処理をおこなう。
次に、顔検出部1042は、前のステップ1107で受信した画像に対して顔検出をおこなう(ステップ1108)。顔検出は、第一の実施形態の図9のステップ602と同様の方法である。
そして、顔検出部は、前のステップ1108で待員の顔が検出された場合には、処理をステップ1110に進め、検出されなかった場合には、非検出であることを階通過・停止判定部2045に入力した後、処理をステップ1100に戻す(ステップ1109)。
前のステップ1109で待員の顔が検出されたと判定された場合には、顔特徴量抽出部2043は、前のステップ1108で検出した待員の顔に対して顔特徴量抽出処理をおこなう(ステップ1110)。顔特徴量抽出は、ステップ1105の処理と同様である。
そして、性別判定部2044は、前ステップ1108で検出した待員の顔に対して性別判定をおこなう(ステップ1106)。性別判定は、ステップ1106の処理と同様である。
階通過・停止判定部2045は、待階の通過・停止判定をおこなう(ステップ1112)。
前のステップ1112での判定が待階通過であった場合、処理をステップ1114に進め、それ以外の場合には、処理をステップ1100に戻す(ステップ1113)。
階通過・停止判定部における待階の通過・停止判定に関するステップ1112と1113については、後に、図17のフローチャートにより詳細に説明する。
前のステップ1113で通過すると判定されたときには、階通過・停止指示送信部1046は、待階通過指示をエレベータ制御装置101へ通信914として送信し(ステップ1114)、送信完了後、処理をステップ1100に戻す。
次に、図16を用いてエレベータ制御装置101の処理について説明する。
図16は、エレベータ制御装置101における処理を示すフローチャートである。
先ず、エレベータ制御装置101は、データ着信待機をおこなう(ステップ1200)。
そして、着信を検知すると処理は次のステップ1201に進み、エレベータ制御装置101は、着信データの内容判定をおこなう(1201)。
ステップ1201の着信データの内容判定の結果、着信データがエレベータ装置102内の操作パネル14のパネル操作内容である場合には、処理をステップ1202に進め、エレベータホール40の操作パネル22のパネル操作内容である場合には、処理をステップ1206に進め、待階通過指示である場合には、処理をステップ1209に進め、目的階到着報告である場合には、処理をステップ1212に進め、待階到着報告である場合には、処理をステップ1214に進める。
着信データがエレベータ装置102内の操作パネル14のパネル操作内容である場合には、エレベータ制御装置101は、通信401にて送られてきたエレベータ装置102からのパネル操作内容を受信する(ステップ1202)。
次に、制御部1012は、受信したパネル操作内容を基に基づき、制御内容を決定する(ステップ1203)。本実施形態においては、決定された制御内容が目的階移動であったとする。
次に、エレベータ制御装置101は、目的階移動指示をエレベータ装置102に通信402として送信する(ステップ1203)。
次に、制御部1012は、階移動中フラグをONにして、処理をステップ1200に戻す(ステップ1205)。
着信データがエレベータホール40の操作パネル22のパネル操作内容である場合には、エレベータ制御装置101は、通信903にて送られてきたエレベータホール40からのパネル操作内容を受信する(ステップ1206)。
次に、制御部1012は、受信したパネル操作内容と階移動中フラグを基づき、制御内容を決定する(ステップ1207)。本実施形態においては、階移動中フラグがONで、決定された制御内容が待階停止であったとする。
次に、エレベータ制御装置101は、待階停止指示をエレベータ装置102へ通信904として送信する(ステップ1208)。
着信データが待階通過指示である場合には、階通過・停止指示受信部1011は、通信914にて送られてきた画像認識装置204からの待階通過指示を受信する(ステップ1209)。
次に、制御部1012は、階移動中フラグの状態を確認し、ONである場合には、処理をステップ1211へ進め、OFFである場合には、処理をステップ1200に戻す(ステップ1210)。また、この際、制御部1012は、必要に応じて、他の制御情報との兼合いも考慮するようにしてもよい。
階移動中フラグの状態がONである場合には、エレベータ制御装置101は、待階通過指示をエレベータ装置102に通信905として送信する(ステップ1211)。送信完了後、処理をステップ1200に戻す。
着信データが目的階到着報告である場合には、エレベータ制御装置101は、通信906にて送られてきたエレベータ装置102からの目的階到着報告を受信する(ステップ1212)。
次に、制御部1012は、待階移動指示をエレベータ装置102に通信907として送信する(ステップ1213)。送信完了後、処理をステップ1200に戻す。
着信データが待階到着報告である場合には、エレベータ制御装置101は、通信908にて送られてきたエレベータ装置102からの待階到着報告を受信する(ステップ1214)。
次に、制御部1012は、階移動中フラグをOFFにして(ステップ1215)、処理をステップ1200に戻す。
次に、図17を用いて階通過・停止判定部2045における待階の通過・停止判定の処理について説明する。
図17は、階通過・停止判定部2045における待階の通過・停止判定の処理を示すフローチャートである。
先ず、階通過・停止判定部2045は、乗員の有無を判定する。乗員が有の場合には、処理をステップ1601に進め、乗員が無の場合には、処理を図11のステップ1100に戻す(ステップ1600)。
次に、階通過・停止判定部2045は、乗員が男性であるか否かを判定する(ステップ1601)。ここで、本実施形態では、かご10に乗る乗員は、全て男性の場合であるか、女性の場合であるかのいずれかであり、男性と女性が混在することはあり得ないことに留意する。乗員が男性である場合には、処理をステップ1602に進め、乗員が女性である場合には、処理をステップ1605に進める。
乗員が男性である場合には、階通過・停止判定部2045は、待員の中に女性がいるか否かを判定する(ステップ1602)。待員に女性がいない、すなわち、全て男性である場合には、処理をステップ1603に進め、待員に女性がいる場合には、処理をステップ1604に進める。
待員に女性がいない場合には、階通過・停止判定部2045は、待階停止と判断し、処理を図11のステップ1100に戻す(ステップ1603)。
待員に女性がいる場合には、階通過・停止判定部2045は、待階通過と判断し(ステップ1604)、処理を図11のステップ1114に進める。
乗員が女性である場合には、階通過・停止判定部2045は、待員の中に男性がいるか否かを判定する(ステップ1605)。待員に男性がいる場合には、処理をステップ1606に進め、待員に男性がいない、すなわち、全て女性である場合には、処理をステップ1607に進める。
待員に男性がいる場合には、階通過・停止判定部2045は、待階通過と判断し(ステップ1606)、処理を図11のステップ1114に進める。
待員に男性がいない場合には、階通過・停止判定部2045は、待階停止と判断し(ステップ1607)、処理を図11のステップ1100に戻す。
〔実施形態3〕
以下、本発明に係る第三の実施形態を、図18ないし図21を用いて説明する。
図18は、本発明の第三の実施形態に係るエレベータ制御システムのシステム構成図である。
第二の実施形態に係るエレベータ制御システムでは、乗員または待員の性別により判断して、エレベータ装置の階の通過や停止を制御をおこなうものであった。
本実施形態のエレベータ制御システムでは、同様の制御を登録者と非登録者の別によっておこなうものである。これにより、マンションの居住者、オフィスの従業員などの特定人物を登録しておくことより、居住者や従業員の安全を図ることができる。
本実施形態の説明では、第一の実施形態および第二の実施形態と異なる所のみ詳細に説明する。
本発明の第三の実施形態に係るエレベータ制御システムは、ネットワーク100に、エレベータ制御装置101、エレベータ装置102、顔面撮影装置206、顔面撮影装置207、画像認識装置304、端末装置105が接続され、互いに通信可能な状態で構成される。
画像認識装置304は、顔面撮影装置206や207から入力された画像に対し、乗員、待員の登録有無の判定をおこない、それぞれの判定結果とその組合せから階通過・停止の判定と指示をおこなう装置であり、例えば、PC等の装置である。
画像認識装置304は、機能構成として、画像受信部1041、顔検出部1042、顔特徴量抽出部2043、個人識別部3044、階通過・停止判定部3045、階通過・停止指示送信部1046、顔特徴量事前登録保管部3048の各処理部よりなる。上記のうち、画像受信部1041、顔検出部1042、階通過・停止指示送信部1046は、第一の実施形態の図1で説明したものと、顔特徴量抽出部2043は、第二の実施形態の図12で説明したものと同様の処理部である。
個人識別部3044は、顔特徴量抽出部2043で抽出した顔特徴量と、顔特徴量事前登録保管部3048に保管している顔特徴量とを照合して、登録有無の判定をおこなう処理部である。
本実施形態においては、上記の顔検出と顔特徴量抽出、登録有無判定を、顔面撮影装置206から入力された画像と顔面撮影装置207から入力された画像に対しておこなう。
階通過・停止判定部3045は、顔面撮影装置206から入力された画像に対する登録有無の判定結果と顔面撮影装置207から入力された画像に対する登録有無の判定結果から、待員がいる階の停止・通過を判定する処理部であり、例えば、CPU上で動作させる判定アルゴリズムソフトウェアである。本実施形態における判定アルゴリズムについては後述する。
顔特徴量事前登録保管部3048は、人物を登録して登録者として保管し、登録者の顔の特徴量をあらかじめ抽出し、保管しておく処理部である。保管には、例えば、データベースソフトウェアと記録媒体を使用する。抽出や登録には、上述の顔面撮影装置206、207を用いてもよいし、別途備えた撮影装置により抽出や登録をおこなってもよい。また、登録の際に、個人識別情報、例えば、氏名や社員番号も併せて保管するようにしてもよい。
次に、図19ないし図21を用いて本発明の第三の実施形態に係るエレベータ制御システムの処理について説明する。
先ず、図19を用いて本発明の第三の実施形態に係るエレベータ制御システムの各装置間での処理について説明する。
図19は、本発明の第三の実施形態に係るエレベータ制御システムの各装置間での処理シーケンス図である。
このエレベータ制御システムの各装置間での処理についても、第二の実施形態の図13と異なったところのみを重点的に説明するものとする。
イベント1313は、画像認識装置304において、待階通過の判定がされたことを示すもので、後述の図20のステップ1413において、待階通過の判定がされた場合に相当する。
端末装置105、顔面撮像装置206、207、エレベータ制御装置101における処理は、それぞれ、第一の実施形態の図10、第二の実施形態の図14、図16と同様である。
先ず、図20を用いて画像認識装置304の処理について説明する。
図20は、画像認識装置304における処理を示すフローチャートである。
先ず、画像受信部1041は、データ着信待機をおこなう(ステップ1400)。着信を検知すると処理は次のステップ1401に進み、画像受信部1041は、着信画像が通信909により送られてきたエレベータ装置102のかご10内に設置された顔面撮影装置206からの画像であるか、あるいは、通信911により送られてきたエレベータホール40に設置された顔面撮影装置207からの画像であるかを判定する(ステップ1401)。エレベータ装置102内に設置された顔面撮影装置206からの画像である場合には、処理をステップ1402に進め、エレベータホール40に設置された顔面撮影装置207からの画像である場合には、処理をステップ1407に進める。
エレベータ装置102内に設置された顔面撮影装置206からの画像である場合には、画像受信部1041は、通信909にて送られてきたエレベータ装置102内に設置された顔面撮影装置206からの画像を受信する(ステップ1402)。図20には記載しないが、画像がデータ圧縮されていた場合には、データ伸張処理をおこなう。
次に、顔検出部1042は、前のステップ1402で受信した画像に対して顔検出をおこなう(ステップ1403)。顔検出は、第一の実施形態の図9のステップ602と同様の方法である。
次に、顔検出部は、前のステップ1403で乗員の顔が検出された場合には、処理をステップ1405に進め、検出されなかった場合には、非検出を階通過・停止判定部3045に入力後、処理をステップ1400に戻す(ステップ1404)。
次に、顔特徴量抽出部2043は、前のステップ1404で検出した乗員の顔に対して顔特徴量抽出処理をおこなう(ステップ1405)。顔特徴量抽出は、第二の実施形態の図15のステップ1105と同様である。
次に、個人識別部は、前のステップ1405で抽出した顔特徴量を顔特徴量事前登録保管部3048の顔特徴量リストと比較して、乗員がリストに登録されている人物であるか否かを判定する(ステップ1406)。判定は、前のステップ1405で抽出した顔特徴量に最も近い特徴量を有する顔で、かつ、その近さが予め与えた閾値以内である顔の有無でおこなう。
この近さは、一般に類似度と呼ばれるものであり、画像特徴量の多次元空間における両特徴量間のスカラー量にて算出する。
エレベータホール40に設置された顔面撮影装置207からの画像である場合には、画像受信部1041は、通信911により送られてきたエレベータホール40に設置された顔面撮影装置207からの画像を受信する(ステップ1407)。図20には記載しないが、画像がデータ圧縮されていた場合には、データ伸張処理をおこなう。
次に、顔検出部1042は、前のステップ1407で受信した画像に対して顔検出をおこなう(ステップ1408)。顔検出は、第一の実施形態の図9のステップ602と同様の方法である。
次に、顔検出部は、前のステップで待員の顔が検出された場合には、処理をステップ1410に進め、検出されなかった場合には、非検出であることを階通過・停止判定部3045に入力した後、処理をステップ1400に戻す(ステップ1409)。
次に、顔特徴量抽出部2043は、前のステップ1409で検出した待員の顔に対して顔特徴量抽出処理をおこなう(ステップ1410)。顔特徴量抽出は、ステップ1105と同様である。
次に、個人識別部3044は、前のステップ1410で抽出した顔特徴量を顔特徴量事前登録保管部3048の顔特徴量リストと比較して、待員がリストに登録されている人物であるか否かを判定する(ステップ1411)。判定は、ステップ1406と同様である。
次に、階通過・停止判定部3045は、待階の通過・停止判定をおこなう(ステップ1412)。
次に、前のステップ1412での判定が待階通過であった場合、処理をステップ1414に進め、それ以外の場合には、処理をステップ1400に戻す(ステップ1413)。
階通過・停止判定部3045における待階の通過・停止判定に関するステップ1412と1413については、後に、図21のフローチャートより詳細に説明する。
次に、階通過・停止指示送信部3045は、待階通過指示をエレベータ制御装置101に通信914として送信する(ステップ1414)。送信完了後、処理をステップ1400に戻す。
次に、図21を用いて階通過・停止判定部3045における待階の通過・停止判定の処理について説明する。
図21は、階通過・停止判定部3045における待階の通過・停止判定の処理を示すフローチャートである。
先ず、階通過・停止判定部3045は、乗員の有無を判定する(ステップ1700)。乗員が有の場合には、処理をステップ1701に進め、乗員が無の場合には、処理を図20のステップ1400に戻す。
次に、階通過・停止判定部3045は、乗員が登録者であるか否かを判定する(ステップ1701)。ここで、本実施形態では、かご10に乗る乗員は、全て登録者の場合であるか、非登録者の場合であるかのいずれかであり、登録者と非登録者が混在することはあり得ないことに留意する。乗員が非登録者である場合には、処理をステップ1702に進め、乗員が登録者である場合には、処理をステップ1705に進める。
乗員が非登録者である場合には、階通過・停止判定部3045は、待員の中に登録者がいるか否かを判定する(ステップ1702)。待員に登録者がいない、すなわち、全て非登録者である場合には、処理をステップ1703に進め、待員に登録者がいる場合には、処理をステップ1704に進める。
待員に登録者がいない場合には、階通過・停止判定部3045は、待階停止と判断し(ステップ1703)、処理を図20のステップ1400に戻す。
待員に登録者がいる場合には、階通過・停止判定部3045は、待階通過と判断し(ステップ1704)、処理を図20のステップ1414に進める。
乗員が登録者である場合には、階通過・停止判定部3045は、待員の中に非登録者がいるか否かを判定する(ステップ1705)。待員に非登録者がいる場合には、処理をステップ1706に進め、待員に非登録者がいない、すなわち、全て登録者である場合には、処理をステップ1707に進める。
待員に非登録者がいる場合には、階通過・停止判定部3045は、待階通過と判断し(ステップ1706)、処理を図20のステップ1414に進める。
待員に非登録者がいない場合には、階通過・停止判定部3045は、待階停止と判断し(ステップ1707)、処理を図20のステップ1400に戻す。
説明の簡略化のため、上記の各実施形態においては、各装置は各1台の構成で示したが、これらはネットワークに対し、複数台の接続が可能である。
また、上記の各実施形態においては、エレベータ装置やエレベータ制御装置、頭上撮影装置、顔面撮影装置、画像認識装置、端末装置をそれぞれ別個の装置として示したが、これらの全て、または一部を同時に備えた装置としてもよい。
また、上記の各実施形態においては、顔検出部や異常判定部、性別判定部、顔特徴量抽出部を画像認識装置上で実施する構成にて示したが、その全て、または一部を、ネットワークで接続された別個の装置にて実施するようにしてもよい。例えば、頭上撮影装置や顔面撮影装置に実装するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態においては、個人識別部や階通過・停止判定部、通報送信部、顔特徴量事前登録保管部を画像認識装置上で実施する構成にて示したが、その全て、もしくは一部を、ネットワークで接続された別個の装置にて実施するようにしてもよい。例えば、エレベータ制御装置に実装するようにしてもよい。
また、上記の各実施形態においては、個人識別部における判定対象を登録有無にて実施する構成にて示したが、個人の生体識別により実施するようにしてもよい。その場合には、登録有無単位の組合せによる待階通過・停止判定ではなく、個人単位の組合せによる待階通過・停止を実施することが可能になる。
10…かご、11…巻き上げ機、12…釣合い錘、13…ワイヤロープ、20…乗り場ドア、21…ドア開閉部、22…操作パネル、23…かご状態表示板、30…昇降路、40…エレベータホール、100…ネットワーク、101…エレベータ制御装置、102…エレベータ装置、103…頭上撮影装置、104…画像認識装置、105…端末装置、1011…階通過・停止指示受信部、1012…制御部、1031…撮像部、1032…画像送信部、1041…画像受信部、1042…顔検出部、1044…異常判定部、1046…階通過・停止指示送信部、1047…通報送信部、1051…画像受信部、1052…通報受信部、1053…画面表示部、206…顔面撮影装置、207…顔面撮影装置、204…画像認識装置、2043…顔特徴量抽出部、2044…性別判定部、2045…階通過・停止判定部、3044…個人識別部、3045…階通過・停止判定部、3048…顔特徴量事前登録保管部。

Claims (3)

  1. エレベータ装置と、
    前記エレベータ装置を制御するエレベータ制御装置と、
    前記エレベータ装置のかご内において、乗員の頭上から乗員の様子を撮影する頭上撮影装置と、
    前記頭上装置の撮影した画像を受信し、受信した画像を認識する画像認識装置と、
    前記頭上装置の撮影した画像を受信し、受信した画像を表示し、前記画像認識装置から通報を受ける端末装置とを有するエレベータ制御システムにおいて、
    前記画像認識装置は、前記頭上装置から受信した画像から乗員の顔に検出し、
    前記画像認識装置は、前記乗員の顔の検出の状況から異常を判定し、異常が発生したと判定したときに、前記端末装置に異常を通報し、前記エレベータ制御装置に前記エレベータ装置のかごの階停止を判定し、前記エレベータ制御装置に階停止の判定結果を送信し、
    前記エレベータ制御装置は、前記階停止の判定結果に従って、前記エレベータ装置を制御することを特徴とするエレベータ制御システム。
  2. エレベータ装置と、
    前記エレベータ装置を制御するエレベータ制御装置と、
    前記エレベータ装置のかご内において、乗員の顔を撮影する第一の顔面撮影装置と、
    前記エレベータホールの乗り場ドア前において、待員の顔を撮影する第二の顔面撮影装置と、
    前記第一の撮影装置と前記第二の撮影装置の撮影した画像を受信し、受信した画像を認識する画像認識装置と、
    前記第一の顔面撮影装置と前記第二の顔面撮影装置の撮影した画像を受信し、受信した画像を表示する端末装置とを有するエレベータ制御システムにおいて、
    前記画像認識装置は、前記第一の顔面撮影装置から受信した画像から乗員の顔に検出し、前記第二の顔面撮影装置から受信した画像から待員の顔に検出し、
    前記画像認識装置は、前記乗員および前記待員の検出した顔の特徴量を算出し、前記乗員および前記待員の性別を判定し、性別の判定結果から前記エレベータ制御装置に前記エレベータ装置のかごの階通過・停止を判定し、前記エレベータ制御装置に階通過・停止の判定結果を送信し、
    前記エレベータ制御装置は、前記階通過・停止の判定結果に従って、前記エレベータ装置を制御することを特徴とするエレベータ制御システム。
  3. エレベータ装置と、
    前記エレベータ装置を制御するエレベータ制御装置と、
    前記エレベータ装置のかご内において、乗員の顔を撮影する第一の顔面撮影装置と、
    前記エレベータホールの乗り場ドア前において、待員の顔を撮影する第二の顔面撮影装置と、
    前記第一の撮影装置と前記第二の撮影装置の撮影した画像を受信し、受信した画像を認識する画像認識装置と、
    前記第一の顔面撮影装置と前記第二の顔面撮影装置の撮影した画像を受信し、受信した画像を表示する端末装置とを有するエレベータ制御システムにおいて、
    前記画像認識装置は、特定人物を登録して登録者として、前記登録者の顔の特徴量を保管する手段を有し、
    前記画像認識装置は、前記第一の顔面撮影装置から受信した画像から乗員の顔に検出し、前記第二の顔面撮影装置から受信した画像から待員の顔に検出し、
    前記画像認識装置は、前記乗員および前記待員の検出した顔の特徴量を算出し、前記登録者の特徴量と前記乗員および前記待員の検出した顔の特徴量を照合して、前記乗員および前記待員が登録者であるか否かを判定し、登録者であるか否かの判定結果から前記エレベータ制御装置に前記エレベータ装置のかごの階通過・停止を判定し、前記エレベータ制御装置に階通過・停止の判定結果を送信し、
    前記エレベータ制御装置は、前記階通過・停止の判定結果に従って、前記エレベータ装置を制御することを特徴とするエレベータ制御システム。
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