JPWO2019077678A1 - 無線綴じ冊子の製本方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 優れた見開き性を備えつつ、本文の任意の折丁又は半ペラ1枚又は数枚をノド元よりきれいに切り取り可能な無線綴じ冊子の製本方法の提供。【解決手段】 本発明の無線綴じ冊子の製本方法は、用紙を2つ折りして複数の折丁を得る工程と、前記複数の折丁の折り目部分をその厚さ方向に加圧する工程と、本文となる所定枚数の折丁と表紙と裏表紙とから形成される1冊分の束、又は当該1冊分の束をさらに複数積層して複数冊分の束を整える工程と、前記1冊分の束又は前記複数冊の束の背面の天地両端からそれぞれ5〜10mmを除いた中間領域に、硬化させることで接着剤が柔軟性を示すこととなる第1の接着剤を層状に塗布する工程と、前記第1の接着剤層を所定の乾燥時間放置した後に、前記背面において前記第1の接着剤が塗布されていない部分も含めた全面に第2の接着剤を塗布する工程と、前記第2の接着剤を所定の乾燥時間乾燥硬化させる工程とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、改良された無線綴じ冊子の製本技術、具体的には優れた見開き性を備える無線綴じ冊子の製本方法および当該製本方法によって製本される無線綴じ冊子に関する。
ノートブックその他の冊子では、用紙を所定枚数揃えて重ね束ねて積層体からなる本文をなし、その背面及び必要に応じて当該面の近傍に接着剤を塗布して表紙を貼り付けた無線綴じの製本方式が多用されている。この製本方式は、上記のとおり本文の背側の面(背面)に接着剤を塗布して当該本文の背を固めるものであるので、冊子がそのノドの部分まで左右に開くといわれており、また中綴じに比較して安価であり本文を構成する用紙の枚数の自由度が高いという利点があることが知られている。
しかしながら、この製本方式では、塗付後の接着剤層に対し本文の各用紙の背側の端部は垂直に配置固定されることになるので、冊子の任意の頁を開いた場合に、通常、接着剤層に略垂直に一端を固定されたそれぞれの用紙が特にノドの部分の近傍にて盛り上がり、開いた左右の頁の用紙が略180度開いた状態とならず、見開きが良好とは言えない問題があった。
また、近年、無線綴じ冊子の製本においては、表紙を本文背面に接着するのにホットメルト系の接着剤が多用されている。接着剤塗布の際に、加熱により溶融した低粘度の接着剤が本文と見返し(表紙)との間のノド部分に回り込んでそこで表紙とこれに接する1枚目の用紙の背側の端部とが接着される結果、本文の1枚目の用紙が良好に開けないという問題があった。また、冊子本文の各用紙の接着を向上させ冊子からの脱落を防止するために、本文背部にその厚さ方向に略平行に切り溝やスリットなどを設け、接着剤によって接着することが行われている(アジロ綴じ)。確かに切り溝・スリットなどを設けることにより、本文の各用紙は表紙背部の内面への接着性が向上することになるが、接着剤が切り溝を通して本文内部に浸透することにより隣接する各用紙のノドの背側の領域が接着され、180度見開けないことも生じていた。
出願人は、前記問題の解決について鋭意検討を重ね、本文の任意のページを開いた場合にノド部分の近傍が盛り上がらず、開いた左右のページが略180度開いた状態で良好な見開きが可能な無線綴じ冊子を開発し(特許文献1参照)、水平開きノート(登録商標)として上市した。特許文献1に記載の製本方法は、本文中の任意の折丁が剥離脱落しない冊子を製本するためのものであり、製本後の品質検査では、本文から折丁が剥離脱落しないかどうか背糊の接着強度の確認を徹底してきた。
ところが、最近は、通常時には本文の折丁が剥離脱落せず、必要な場合にブロックメモのように折丁又は半ペラをノド元から切り取ることができるという相反する機能を持つ無線綴じ冊子についての要望がユーザーより多く寄せられるようになってきた。
なお、本明細書において、冊子の「小口」という場合、冊子の背面に平行な切り口(前小口)を指すものとする。また、「1冊分の束」、「複数冊分の束」における「束」は、所定枚数からなる本文と表紙及び裏表紙とを合わせたものをいうこととする。
特許第5743362号明細書
本発明者は、ユーザーからの要望に応え前記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、
(1)折丁からなる本文から特に任意の半ペラをきれいに切り取るには、紙折り工程を経た折丁の折り目をさらに加圧する必要がある、
(2)複数の折丁を最初に固定する第1の接着剤は硬化により柔軟性を示す接着剤を用いる方がよりきれいにかつ再現性よく本文から任意の半ペラを切り取ることができる傾向が認められる、及び
(3)本文の天地いずれかの端から任意の半ペラを切り取ろうとする場合、上記(2)に記載の第1の接着剤を使用するとすると、本文の天地両端領域にはこれを塗布しない方が折丁の折り目から半ペラがよりきれいに切り離される傾向がある、
との各知見を得、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、優れた見開き性を備えつつ、本文の任意の折丁又は半ペラ1枚又は数枚をノド元又は折り目よりきれいに切り取ることができ、しかも切り取り後においても残りの折丁又は半ペラが本文から剥離脱落することがない無線綴じ冊子を得ることができる無線綴じ冊子の製本方法を提供することを目的とする。
前記目的は、本発明の一局面によれば、本文となる用紙を一葉ごと2つ折りして複数の折丁を得る紙折り工程と、前記複数の折丁の折り目部分をその厚さ方向に加圧するプレス工程と、本文となる所定枚数の折丁と、表紙と、裏表紙とから形成される1冊分の束、又は当該1冊分の束をさらに複数積層して複数冊分の束を整える紙揃え工程と、前記1冊分の束又は前記複数冊の束における背側の断面の天地両端縁からそれぞれ5〜10mmを除いた中間領域に、硬化させることで接着剤が柔軟性を示すこととなる第1の接着剤を層状に塗布する第1塗布工程と、前記第1の接着剤層を所定の乾燥時間放置した後に、前記1冊分の束において前記第1の接着剤が塗布されていない部分も含めた全面に第2の接着剤を層状に塗布する第2塗布工程とを含むことを特徴とする無線綴じ冊子の製本方法によって達成される。
第1の接着剤としてはアクリル樹脂系エマルション接着剤が好適に使用できる。また、第1の接着剤の乾燥時間は作業工程の効率性などを考慮して適宜設定できるが、0.5〜2時間の範囲に設定するのがよい。
第2の接着剤としては、主成分としてエチレン酢酸ビニル共重合体又は酢酸ビニル・アクリル共重合体を主成分として含む水性エマルション接着剤が好適に使用できる。第2の接着剤の乾燥時間もまた作業工程の効率性などを考慮して適宜設定できるが、1〜3時間の範囲に設定するのが好ましい。
第2の接着剤の乾燥後には、1冊分の束の背部分にクロスを配置接着するクロス貼り工程を実施し、クロス貼り冊子を製造することができる。また、表紙及び裏表紙は、本文の背部分を挟むように配置されクルミ表紙として一体とされている場合には、本文を包む包み工程を実施し、クルミ製本を製造することもできる。
前記目的は、本発明の別の局面によれば、前記無線綴じ冊子の製本方法を用いて製本した無線綴じ冊子であって、本文を任意の頁で開いた場合に左頁から右頁に連続した印刷領域が形成されてなることを特徴とする無線綴じ冊子によって達成される。
本発明の無線綴じ冊子の製本方法によれば、1冊分の束の折り目部分を当該束の厚さ方向に加圧した上で、当該束の背面の中間領域に、硬化により柔軟性を有することになる第1の接着剤を塗布し、比較的短時間のうちに前記背面の全面に第2の接着剤を塗布し乾燥させて本文、表紙及び裏表紙の三者の背部分を一体的に固着させるようにしたことで、得られる無線綴じ冊子は優れた見開き性を備えるだけでなく、冊子のノド部分から折丁の半ペラを折り目からきれいに切り取ることができる。また、本発明の無線綴じ冊子は、前記のように優れた見開き性を有することから、任意に開いた左右の頁に跨る1つの連続した印刷領域を設定できる。
本発明の無線綴じ冊子の製本方法におけるプレス工程の一例を示す図である。 図1に引き続き、紙揃え工程において、1冊分の束を表紙及び裏表紙にて挟み込む紙揃え工程の一例を示す図である。 図2に示す1冊分の束を複数積層して複数冊分の束の紙揃えを行う紙揃え工程の一例を示す図である。 図3に後続する第1塗布工程の一例を示す図である。 図4に後続する第2塗布工程の一例を示す図である。 本発明の無線綴じ冊子の製本方法により製本された冊子の一例としてのクロス巻き無線綴じ冊子の斜視図である。 図6に示す無線綴じ冊子を開いた場合の断面図である。
以下、添付の図1〜図6を参照しながら、本発明の無線綴じ冊子の製本方法の一実施形態について詳細に説明する。但し、本発明の無線綴じ冊子の製本方法は、以下の実施形態に限定されない。
図1は、本発明の無線綴じ冊子の製本方法の一例を説明する図である。この図に示すように、本発明の無線綴じ冊子の製本方法は、紙折り工程、プレス工程(図1(a)参照)、紙揃え工程(図1(b)、(c)参照)、第1の接着剤塗布工程(図1(d)参照)、第2の接着剤塗布工程(図1(e)参照)及び乾燥工程の各工程を含んでいる。
まず、無線綴じ冊子の主な構成部材である本文2、表紙3及び裏表示材4について説明する。本文2を構成する用紙はその種類を問わず、雑誌、ノート(ノートブック)、文庫本、パンフレット、写真集などの冊子の種類に応じてこれらの本文に通常使用されるものを特に制限なく使用できる。このような用紙の具体例としては、上級印刷紙、中級印刷紙、下級印刷紙及び薄葉印刷用紙などの非塗工印刷用紙;微塗工印刷用紙;アート紙、コート紙、軽量コート紙などの塗工印刷用紙;色上質紙などの特殊印刷用紙;複写用紙、コピー用紙などの情報用紙などが挙げられ、これらは単独で又は複数を組み合わせて用いることができる。また、用紙の米坪量についても特に制限がなく、例えば40〜150g/mの範囲のものを使用できる。例えば製本する冊子がノートブックの場合、米坪量70g/m前後の用紙が使用されるのが通常である。用紙には、印刷が施されていても施されていなくてもよい。各頁に印刷が施された冊子を製本する場合、紙折り工程に先立ち、予め複数の印刷面を有する原紙に印刷を行い、所定サイズの用紙に断裁されるのが通常である。例えば製本する冊子が方眼ノートの場合には、用紙中間の印刷領域に、折丁(後述)にした場合に見開き左右の頁にそれぞれのノド部分を含めて方眼目盛を連続的に印刷することができる。
表紙3及び裏表紙4としては、通常、無線綴じ冊子に使用される従来公知の各種の紙が使用可能である。具体的には、アート紙、コート紙、軽量コート紙などの塗工印刷用紙;色上質紙などの特殊印刷用紙などが使用できる。表紙3及び裏表紙4の米坪量については特に制限がなく、例えば80〜300g/mの範囲のものを使用できる。表紙3及び裏表紙4はそれぞれ、製本の最終工程において冊子1の天、地、小口の各端縁にそれぞれ設けられた余白を化粧裁断(仕上げ断ち)により切り落とすことから、製本する冊子1のサイズよりも僅かに大きいサイズを有している。
(1)紙折り工程
紙折り工程では、製本する冊子の仕上げサイズの倍の面積よりも僅かに大きい用紙を一葉ごと2つ折りにし複数の折丁を得る。用紙のサイズは、最終的に天、地及び小口の余白を仕上げ断ちによって切り落とすので、仕上げサイズの倍の面積よりも僅かに大きく設定されている。この工程は、他所にて行うことができ、複数の折丁の束2を受け入れるようにしてもよい。
(2)プレス工程
紙折り工程を経て受け入れた時点では、折丁の束は、折り目側が高く(厚く)、冊子の小口側が低く(薄く)なっており、束の上端面は折り目に直交する方向に下り方向の傾斜がついた状態となっている。そのため、プレス工程において、複数の折丁の束を必要であれば適宜枚数を調整しながら、折丁の束の折り目部分をその厚さ方向に加圧する。図1は、このプレス工程の一例を示している。この図に示すように、折丁の束はその折り目の厚くなった部分に、その厚さ方向にこれを挟むように押圧手段10、11を配置し、折丁の束の折り目部分を加圧する。このときの圧力は1.5トン以上で常識的な範囲(約5トン程度まで)であれば特に制限はなく、プレス工程において折丁の束の折り目部分を加圧することで、折丁の束の折り目側と小口側との高さが略同等になるようにすることが重要である。このプレス工程を経ることは、製本後の冊子の任意の頁から半ペラ1枚をきれいに切り取ることができる点で非常に重要である。
(3)紙揃え工程
次に、図2に示すように、紙折り工程で得られた所定枚数の折丁の束2を表紙3と裏表紙4とで挟みこむようにして1冊分の束5を作る。ここで、折丁の枚数は、製本対象がノートブックの場合には、各折丁には同様の印刷が施されているので、複数の折丁の束から分け取った枚数を指す。また、製本対象が例えば文庫本などの書籍の場合には、丁合作業(手丁合又は機械丁合のいずれでもよい。)によって折丁を所定の編集順に並べ、重ね合わせて得られる枚数を指す。なお、図2では、束2に含まれる折丁の枚数を適当に図示するにすぎず、その枚数に特に限定しているわけではない。
(4)第1塗布工程
1冊分の束又はこれを複数積層した複数冊分の束5、5、5、・・・をこれらの厚さ方向に押圧手段12、13によって押圧しながら、複数冊分の束5、5、5、・・・の背面6において天地両端縁からそれぞれ約5〜10mmを除いた略矩形の中間領域に第1の接着剤7を塗布する(図3参照)。ここで、第1の接着剤7としては、硬化により接着剤自体が柔軟性を有することとなるコールドグルー接着剤として、特にアクリルコポリマー(接着剤の有姿全量に対して60〜70重量%(不揮発分))を主成分としてこれを水中に懸濁させたアクリル共重合体エマルション接着剤(アクリル樹脂系エマルション接着剤)が好適に使用できる。なお、この接着剤には、例えばメチルメタクリレートや酢酸ビニルなどが微量含有されていてもよい。
この接着剤の具合例としては、MB接着22−686(株式会社松本久夫商店製)が挙げられる。この接着剤は、購入時の有姿のまま希釈することなく使用するのがよく、その点で塗布作業性には優れており、硬化後に柔軟性を備えつつ高い接着性を示すという特徴を備えている。第1の接着剤7の粘度は、その成分や使用環境条件によって大きく変化するので、一概には言えないが、例えば接着剤製造元の提示するカタログ、技術資料などに掲載されている公称粘度(25℃)で言えば、13000mPa・s程度が目安になるものと思われる。なお、この接着剤以外でも、略同等の柔軟性及び接着性を示す接着剤であれば、アクリル樹脂系エマルション接着剤に限定されず、特に制限なく本発明の製本方法に用いることができる。
第1の接着剤7の塗布方法としては特に制限がなく、ローラー塗り、刷毛塗りなどの従来公知の方法を採用できる。また、ロールコータ、バーコータなどの従来公知の各種塗工機などを用いた塗工法を用いてもよい。第1の接着剤7の塗布量又は塗厚は、複数冊分の束の背面6に目視にてムラが極力できないように層状に塗布されれば特に制限されないが、塗布量のおおよその目安としては、1m当たりに換算して約200〜550g、好ましくは300〜500g、より好ましくは350〜450gの範囲に設定するのがよいと思われる。
複数冊分の束の背面にこれを塗布した状態で、第1の接着剤7を約0.5〜2.5時間、好ましくは1〜2時間乾燥硬化させる。第1の接着剤7の乾燥時間は、作業効率を考慮し、前記範囲内で適宜設定できる。このとき、接着剤層の表面に不織布、寒冷紗、ティッシュペーパーなどの補強材を特に全面に敷設する必要はないが、これらのいずれかの補強材を敷設することもできる。また、乾燥は、ドライヤーなどの従来公知の器具などを用いて行ってもよいが、室内などに静置するだけでも十分である。このように前記時間乾燥させることで、接着剤7の表面は、これを指で触って指に付着しない程度に硬化した状態となる。
なお、第1の接着剤7は、これを下塗り及び上塗りの2回に分けて、前記矩形の中間領域に重ねて塗布することもできる。この場合、下塗り塗布後、その表面前記のように硬化したところで、続いて下塗りの全面にこれを被覆するように上塗りを層状に塗布するのがよい。上塗りの乾燥時間も下塗りと同程度に設定できる。前記した補強材を用いる場合には、下塗り後上塗り前ににその表面に補強材を敷設できる。下塗りと上塗りとは同種のものを用いてもよく、異種のものを用いてもよい。乾燥には、ドライヤーなどの従来公知の器具などを用いることができるが、室内などに静置して乾燥させてもよい。
(5)第2塗布工程
次に、図4に示すように、押圧手段12、13で押圧状態にした複数冊分の束の背面6において、第1の接着剤7の塗布面を含めて全面に第2の接着剤8を塗布する。第2の接着剤8は、硬化することで高い接着性を示す接着剤であれば、従来公知の各種の接着剤を特に制限なく使用できる。例えば、合成樹脂エマルション系、特に酢酸ビニル樹脂系エマルション接着剤、エチレン酢酸ビニル樹脂系エマルション接着剤、アクリル樹脂系エマルション接着剤などのほか、これらの成分の共重合体を含む接着剤などが挙げられる。これらの接着剤はまた、有姿の全量に対して40〜65重量%、好ましくは45〜60重量%、より好ましくは45〜55重量%を不揮発分として含有するものであることが好ましい。第2の接着剤8がこのような揮発分の範囲にあれば、初期及び固化後の接着力が向上し、その結果、第1の接着剤層及び複数冊分の束5、5、5、・・・の背面6の天地両端領域との高い接着性が得られるためである。
これらのうち、主成分としてエチレン酢酸ビニル共重合体、又は酢酸ビニル・アクリル共重合体を含む水性エマルション接着剤やこれら2つの共重合体が共存するエマルション接着剤などが特に好適に使用できる。後者の接着剤として、例えばMB接着7K号M(株式会社松本久夫商店製)などが特に好適に使用できる。この接着剤は、その製品安全データシートによれば、エチレン酢酸ビニル共重合体及び酢酸ビニル・アクリル共重合体の含有率が53.0重量%であり、これと微量成分としてのイソプロピルアルコール(含有率0.2重量%)及び酢酸ビニル(含有率0.3重量%)とが水中(含有率46.5重量%)に懸濁しているものである(前記した含有率はいずれも接着剤全量を100重量%とする。)。この接着剤は、購入時の有姿のまま希釈することなく使用するのがよく、その点で塗布作業性には優れており、硬化後に高い接着性を示すという特徴を備えている。
第2の接着剤8の粘度は、その成分や使用環境条件によって大きく変化するので、一概には言えない。例えば前記例示の接着剤の場合、製造元の提示するカタログ及び技術資料などによれば、公称粘度(30℃)について8000mPa・sと記載されているので、第2の接着剤8の粘度としては、おおよそこの公称粘度が目安になるものと思われる。
第2の接着剤8の塗布方法としては特に制限がなく、第1の接着剤7の場合と同様、ローラー塗り、刷毛塗りなどの従来公知の方法のほか、ロールコータ、バーコータなどの従来公知の各種塗工機などを用いた塗工法であってもよい。第2の接着剤8は、第1の接着剤7の塗布面のほか、塗布していない天地両端から5〜10mmの範囲も含めて複数冊分の束5、5、・・・の背面6の全面に塗布する。この時、第1の接着剤7を塗布していなかった領域については、第2の接着剤8の塗厚を大きくし、第1の接着剤7の塗布面に上塗りした総塗布厚と略同等の塗厚となるように塗布することが重要である。
第2の接着剤8の塗布量は、複数冊分の束の背面6全面の塗布厚が目視にて極力同程度となるように層状に塗布されれば特に制限されない。塗布量のおおよその目安としては、1m当たりに換算して約200〜450g、好ましくは220〜400g、より好ましくは240〜350gの範囲に設定するのが良いと思われる。
その後、第2の接着剤8を乾燥硬化させる。乾燥時間は、作業の都合や効率などを考慮し、適宜決定することができ、目安としては約1〜3時間(好ましくは1〜2.5時間)程度又はそれ以上を参考にすることができる。よって、作業効率の点からは、例えば一昼夜放置することが好ましい場合があれば、それでも 構わない。乾燥には、第1の接着剤7の場合と同様、ドライヤーなどの従来公知の器具などを用いてもよく、室内などに静置するだけでもよい。このように前記時間乾燥させることで、接着剤8の表面は、これを指で触って十分に硬くなっている。第2の接着剤8について所定の乾燥時間が経過したところで、複数冊分の束5、5、5、・・・から1冊分の束5をそれぞれ切り離す。
切り離した1冊分の束5に仕上げ断ちを施すことで、無線綴じ冊子の製本を完了させることもできるが、1冊分の束5の背面と表紙3及び裏表紙4のノド部分の外面とを覆うように、当該背面に沿って帯状の製本クロスを貼り付けた上で仕上げ断ちを行うこともできる。これによって、図6に示すように、クロス巻きした無線綴じ冊子1の製本が完成する。
以上説明したように、本発明の無線綴じ冊子の製本方法では、以下の3つの構成を備えている。
(1)本文2を構成する折丁が、紙折り工程でつくられた折り目をさらにプレス工程において加圧するようにした、
(2)硬化により接着部が柔軟性を示すこととなる第1の接着剤を用い、1冊分の束の背面において天地両端領域を除く中間領域にこれを塗布するようにした、
(3)第1の接着剤層が十分乾燥硬化する前に、その上と前記天地両端領域とに高い接着性を示す第2の接着剤を塗布した。これにより、本発明の製本方法によって後述するような優れた特徴を備える無線綴じ冊子の製本が可能となった。
本発明の無線綴じ冊子の製本方法は、例えば文庫本などの書籍、ノート(ノートブック)など種々の無線綴じ冊子の製本に適用可能であるが、特に30〜300枚程度のノートブックなどの冊子の製本に有効に適用できるものである。
なお、以上、本発明の無線綴じ冊子の製本方法の実施形態についてクロス巻きした無線綴じ冊子を例にとり説明したが、本発明はこのようなクロス巻き冊子の製本に限定されない。例えば、表紙と裏表紙とを含むクルミ表紙により本文を包むクルミ製本にも適用が可能である。この場合、まず表紙と裏表紙とを背表紙に相当する帯状の部分を中間にしてその両側に配置して一体に形成したクルミ表紙とする。また、表紙及び裏表紙とを背表紙とそれぞれ区画するようにこれらの間にスジを設けることができる。そうして、本文の背面にクルミ表紙の背表紙部分を接着することでクルミ製本を実施することができる。例えば、本文の背面に第2の接着剤8を塗布した直後にこのクルミ表紙で本文を包み、第2の接着剤8の硬化によってクルミ表紙と本文とを接着してもよい。
[無線綴じ冊子]
次に、図6及び図7を参照しながら、本発明の無線綴じ冊子の一実施形態について説明する。図6は、前記した本発明の無線綴じ冊子の製本方法によって製本された一例として、クロス巻きされた無線綴じ冊子の斜視図を、また図7は、図6に示すクロス巻き冊子を開いた場合の断面図を示している。なお、図7中、図1〜図6の各図と共通する各部については同じ符号を用いることとし、前記と重複する事項の説明は省略する。
図6に示すように、本発明の製本方法により得られる無線綴じ冊子1は、用紙を所定枚数重ね合せた本文2と、表紙3と、裏表紙4と、これらを束ねた1冊分の束5の背面に塗布された第1の接着剤層7と、その上にさらに塗布され硬化した第2の接着剤層8と、該第2の接着剤層8と表紙及び裏表紙のノドの外面とに貼り付けられた製本クロス9とから構成されている。
本発明の無線綴じ冊子1は、第1の接着剤7を用いたことで、より接着剤層7の柔軟性(弾性)が増し、本文2を構成する任意の折丁の半ペラの動きの自由度が向上したものと推測する。また、その第1の接着剤層7を覆うように高い接着性を示す第2の接着剤層8を設けた結果、冊子(本文)を任意の頁で開いた場合、図7に示すように、接着剤層(7、8)が強制的に折れ曲がり、それとともに当該接着剤層(7、8)に略垂直に固定された左右の頁の個々の反ペラ(折丁)が水平に倒れ、また動きの自由度が高いことから互いに180度開いた状態になろうとし、結果として優れた見開き性を得ることができると思われる。
また、1冊分の束2の背面の中間領域にのみ第1の接着剤層7を設け、天地両端領域には第2の接着剤層8のみを配置したことから、任意の折丁の天側又は地側の端部だけは中間領域に比べ、第2の接着剤層8から剥離しやすくなり、切れ目を入れ易くなり、さらに個々の折丁はプレス工程でさらに折り目が押しつぶされた状態となっているため、半ペラが前記した切れ目から折り目に沿ってきれいに切り取ることができるようになったと考えられる。
このように本発明の製本方法によって製本される無線綴じ冊子は略180度の見開き性を示すので、本文を任意の頁で開いた場合に左頁からノド元にまたノド元から右頁に連続した印刷領域が形成可能となる。この印刷領域には、例えば方眼目盛を印刷することができる。このような方眼目盛を印刷した冊子の場合、従来の1頁毎方眼目盛が印刷されたものよりも長時間にわたりデータのプロットが可能となるといった利点がある。また、本発明の無線綴じ冊子は見開き性が良好であるため、任意の見開きの複写を行う場合に、従来の無線綴じ冊子のようにノドの部分が汚れることなく、きれいな状態のコピーをとることができる。
本発明の無線綴じ冊子であるノートブックを図1に示すように作製した。このノートブックのサイズはB5版である。本文はB4版よりも僅かにサイズの大きい上質紙(米坪70g/m)15枚をそれぞれ2つ折りした折丁を束ねて30枚で本文を構成した。各折丁には、折り目を含む中央領域に当該折り目で左右対称となるように1mmm方眼目盛を印刷してある。折丁におけるこの印刷部分と折り目を除く3辺との間の余白を約20mmとした。また、表紙及び裏表紙として、米坪100g/mの上質紙を用いた。本文、表紙及び裏表紙のそれぞれは、最終的な化粧裁断(仕上げ断ち)に備えてサイズはB5版よりも僅かに大きいサイズとされている。
本文を表紙及び裏表紙で挟むようにして1冊分の束をつくり、これを100冊分積層し(複数冊分の束)、当該複数冊分の束の背の折り目部分を加圧手段によって当該束の厚さ方向に加圧した(圧力1.5トン)。加圧を解き押圧によって複数冊分の束を挟んで動かない状態とし、当該複数冊分の束の背面において、天地のそれぞれの端縁から5mmを除いた中間領域に第1の接着剤を層状に下塗りした。この第1の接着剤としては、株式会社松本久夫商店製、商品名:MB接着22−686(アクリル共重合体エマルション接着剤)を有姿(原液)のまま用いた。第1の接着剤の塗布量は、ノート1冊(厚さ3mm、高さ280mm)、100冊重ねて得られる塗布面に対し、接着剤を34g使用したので、計算上、1冊当たり0.34g、1m当たり405g/mとなる。第1の接着剤の乾燥時間は1.5時間とした。
前記乾燥時間が経過した後、接着剤層の表面を指で触っても接着剤が指に付着することがないことを確認した上で、複数冊分の束の背面全面に第2の接着剤を塗布した。使用した第2の接着剤は、株式会社松本久夫商店製、商品名:MB接着 7K号M(酢酸ビニル・アクリル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体水性エマルション接着剤)であり、これを有姿(原液)のまま使用した。また、複数冊分の束の背面の天地両端領域の第1の接着剤が塗布されていない部分には厚く塗布し、第1の接着剤が塗布された中間領域と略同等の総塗布厚となるようにした。第2の接着剤の使用量は、ノート1冊(厚さ3mm、高さ280mm)、100冊重ねて得られる塗布面に対し接着剤を23g使用したので、計算上、1冊当たり0.23g、1m当たり274g/mとなる。その後、複数冊分の束を一昼夜放置し第2の接着剤を乾燥効果させた。そうして、1冊分の束ごと切り離し、それぞれの束の背面に製本クロスを貼り付け、さらに仕上げ断ちを行い、クロス巻きしたB5版無線綴じノートの製本を完了した。
こうして得られたノートブックの本文における任意の頁を開いたところ、左右の頁は互いに略180度開くこと、よって優れた見開き性を有することを確認した。また、100冊のうち任意の10冊を抜き取り、それぞれの本文のうちの1枚の小口側の端部を指でつまみ、上下に20回ゆすったが、それによる折丁の剥離脱落も認められなかった。よって、抜き取った10冊のノートの本文を構成する各用紙は、当該ノートの背に十分接着されていることが推測された。その10冊についてそれぞれ任意の頁を開き、見開いた片方の頁の天側の端部を指で押さえ、他方の頁の半ペラを折り目に沿って切り取ったところ、いずれのノートでも半ペラは折り目からきれいに切り取ることができた。
1・・・無線綴じ冊子、 2・・・本文、 2a・・・背面、 3・・・表紙、 4・・・裏表紙、 5・・・1冊分の折丁の束、 6・・・背面、 7・・・第1の接着剤塗布(下塗り)層、 8・・・第2の接着剤塗布(上塗り)層、 9・・・クロス、 10、11・・・加圧手段、 12、13・・・押圧手段、 P・・・圧力

Claims (8)

  1. 本文となる用紙を一葉ごと2つ折りして複数の折丁を得る紙折り工程と、
    前記複数の折丁の折り目部分を当該複数の折丁の厚さ方向に加圧するプレス工程と、
    本文となる所定枚数の折丁、表紙及び裏表紙からなる1冊分の束、又は当該1冊分の束をさらに複数積層して複数冊分の束を整える紙揃え工程と、
    前記1冊分の束又は前記複数冊の束における背側の断面の天地両端縁からそれぞれ5〜10mmを除いた中間領域に、硬化させることで接着剤が柔軟性を示すこととなる第1の接着剤を層状に塗布する第1塗布工程と、
    前記第1の接着剤層を所定の乾燥時間放置した後に、前記1冊分の束において前記第1の接着剤が塗布されていない部分も含めた全面に第2の接着剤を層状に塗布する第2塗布工程とを含むことを特徴とする無線綴じ冊子の製本方法。
  2. 前記第1の接着剤はアクリル樹脂系エマルション接着剤である請求項1に記載の無線綴じ冊子の製本方法。
  3. 前記第1の接着剤の乾燥時間は、0.5〜2.5時間の範囲に設定される請求項1又は2に記載の無線綴じ冊子の製本方法。
  4. 前記第2の接着剤は、主成分としてエチレン酢酸ビニル共重合体又は酢酸ビニル・アクリル共重合体を含む水性エマルション接着剤である請求項1〜3のいずれか1項に記載の無線綴じ冊子の製本方法。
  5. 前記第2の接着剤の乾燥時間は、1〜3時間又はそれ以上に設定される請求項1〜4のいずれか1項に記載の無線綴じ冊子の製本方法。
  6. 前記第2の接着剤の乾燥工程を経た1冊分の束は、その背部分にクロスを配置接着するクロス貼り工程をさらに含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の無線綴じ冊子の製本方法。
  7. 前記した表紙及び裏表紙は、背部分を挟むように配置されて一体とされたものであり、前記本文を包む包み工程を含む請求項1〜5のいずれか1項に記載の無線綴じ冊子の製本方法。
  8. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の無線綴じ冊子の製本方法を用いて製本した無線綴じ冊子であって、本文を任意の頁で開いた場合に左頁から右頁に連続した印刷領域が形成されてなることを特徴とする無線綴じ冊子。
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