JPWO2019065485A1 - 鞍乗型車両の外装部品構造 - Google Patents

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Abstract

開口形状の工夫によって異なる整流効果を同時に得ることができる鞍乗型車両の外装部品構造を提供する。自動二輪車(1)のヘッドパイプ(43)の下方かつパワーユニット(P)の前方に配設されるラジエータ(30)の側方を覆うセンタカウル(9)と、パワーユニット(P)に接続されて車体下方後方に延びる排気管(15)の側方を覆うアンダカバー(16)と、センタカウル(9)の後部に取り付けられるサイドカウル(12)とを備える。アンダカバー(16)はセンタカウル(9)の下端部に連結されており、センタカウル(9)とアンダカバー(16)とを連結することで両者の間に開口(14)が形成される。サイドカウル(12)の下端部にセンタカウル(9)より車幅方向外側に突出する仕切板(13)を設けることで、開口(14)を前側開口(14a)および後側開口(14b)に分割する。

Description

本発明は、鞍乗型車両の外装部品構造に係り、特に、鞍乗型車両の前面から側面にかけて配設される外装部品によって走行風を任意に整流するための鞍乗型車両の外装部品構造に関する。
従来から、鞍乗型車両の前面から側面にかけて配設される外装部品において、種々の目的に応じて走行風を任意に整流するための構造が知られている。
特許文献1には、自動二輪車の前面から側面を覆うフロントカウルと、シートの下方に配設されるシートカウルとを有する外装部品において、シートカウルの前端部がフロントカウル後端部とオーバーラップするように構成すると共に、シートカウルの前端部に車体前後方向に指向する溝部を設けることで、フロントカウルの内側に導入される走行風がシートカウルの外側を通って車体後方へ流れるようにした構造が開示されている。
実公昭62−176089号公報
ところで、鞍乗型車両の外装部品に求められる整流効果は多様であり、エンジン等を冷却するために外装部品の内側に走行風を積極的に導入するだけでなく、外装部品の内側を適度に減圧したり、冷却に用いられた走行風を速やかに車体後方に排出する等が考えられる。特許文献1には、このような異なる整流効果を生じる構造を外装部品に同時に設けることに関しては検討されてなかった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、開口形状の工夫によって異なる整流効果を同時に得ることができる鞍乗型車両の外装部品構造を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、鞍乗型車両(1)の前面から側面にかけて配設される外装部品に適用される鞍乗型車両の外装部品構造において、ヘッドパイプ(43)の下方かつ動力源(P)の前方に配設されるラジエータ(30)の側方を覆うセンタカウル(9)と、前記動力源(P)に接続されて車体下方後方に延びる排気管(15)の側方を覆うアンダカバー(16)と、前記センタカウル(9)の後部に取り付けられるサイドカウル(12)とを備え、前記アンダカバー(16)は、前記センタカウル(9)の下端部に連結されており、前記センタカウル(9)と前記アンダカバー(16)とを連結することで、両者の間に開口(14)が形成され、前記サイドカウル(12)の下端部に、前記センタカウル(9)より車幅方向外側に突出する仕切板(13)が設けられており、前記仕切板(13)が前記センタカウル(9)と前記アンダカバー(16)との間に配設されることで、前記開口(14)が、前記センタカウル(9)寄りの前側開口(14a)および前記アンダカバー(16)寄りの後側開口(14b)に分割されるように構成されている点に第1の特徴がある。
また、前記開口(14)の前端部は、前記ラジエータ(30)の後方に位置し、前記開口(14)の後端部は、前記排気管(15)の側方に位置する点に第2の特徴がある。
また、前記仕切板(13)は、車体上下方向に長尺な形状とされ、車幅方向内側端部より車幅方向外側端部の方が車体後方側に位置するように傾斜している点に第3の特徴がある。
また、前記後側開口(14b)の車体後方側は、車体側面視で前記排気管(15)が外観されるように車体後方側に延出する形状とされる点に第4の特徴がある。
また、前記アンダカバー(16)の底部には、前記動力源(P)の底部が露出するように車体後方側に向かって開口する略U字状の切り欠き(16b)が形成されており、前記排気管(15)は、前記アンダカバー(16)の車体上方で、前記動力源(P)の車幅方向一方向側にオフセットして配索されており、前記切り欠き(16b)が、前記排気管(15)が配索されている側に大きく開口する形状とされている点に第5の特徴がある。
さらに、前記後側開口(14b)の前方下部のアンダカバー(16)に、走行風を前記排気管(15)の方向に導く傾斜整流面(16a)が形成されている点に第6の特徴がある。
第1の特徴によれば、鞍乗型車両(1)の前面から側面にかけて配設される外装部品に適用される鞍乗型車両の外装部品構造において、ヘッドパイプ(43)の下方かつ動力源(P)の前方に配設されるラジエータ(30)の側方を覆うセンタカウル(9)と、前記動力源(P)に接続されて車体下方後方に延びる排気管(15)の側方を覆うアンダカバー(16)と、前記センタカウル(9)の後部に取り付けられるサイドカウル(12)とを備え、前記アンダカバー(16)は、前記センタカウル(9)の下端部に連結されており、前記センタカウル(9)と前記アンダカバー(16)とを連結することで、両者の間に開口(14)が形成され、前記サイドカウル(12)の下端部に、前記センタカウル(9)より車幅方向外側に突出する仕切板(13)が設けられており、前記仕切板(13)が前記センタカウル(9)と前記アンダカバー(16)との間に配設されることで、前記開口(14)が、前記センタカウル(9)寄りの前側開口(14a)および前記アンダカバー(16)寄りの後側開口(14b)に分割されるように構成されているので、仕切板によって開口を前後に分割することで、前側の開口と後側の開口とが異なる整流効果を生じるように構成することが可能となる。
具体的には、仕切板を、その車幅方向外側端部より車幅方向内側端部の方が車体前方に位置するように傾斜させることで、車体前方から導入される走行風の一部を前側開口から排出すると共に、後側開口から走行風が導入されるように構成することができる。これにより、ラジエータを冷却した後の走行風を前側開口から積極的に排出すると共に、後側開口から走行風を積極的に導入して排気管を効率よく冷却することが可能となる。また、仕切板で開口を分割する構成とすることで、斬新な外観を得ることができる。
第2の特徴によれば、前記開口(14)の前端部は、前記ラジエータ(30)の後方に位置し、前記開口(14)の後端部は、前記排気管(15)の側方に位置するので、ラジエータの通過後にエンジンの前面に当接して車幅方向に広がる走行風を前側開口から排出すると共に、後側開口から導入された走行風によって排気管の側方を積極的に冷却することができる。
第3の特徴によれば、前記仕切板(13)は、車体上下方向に長尺な形状とされ、車幅方向内側端部より車幅方向外側端部の方が車体後方側に位置するように傾斜しているので、車体上下方向に広い範囲で仕切板による整流効果を得ることができる。
第4の特徴によれば、前記後側開口(14b)の車体後方側は、車体側面視で前記排気管(15)が外観されるように車体後方側に延出する形状とされるので、後側の開口から導入される走行風で排気管を効率よく冷却することが可能となる。また、排気管が外観されることで軽快感が高められ、鞍乗型車両のデザイン性を高めることができる。
第5の特徴によれば、前記アンダカバー(16)の底部には、前記動力源(P)の底部が露出するように車体後方側に向かって開口する略U字状の切り欠き(16b)が形成されており、前記排気管(15)は、前記アンダカバー(16)の車体上方で、前記動力源(P)の車幅方向一方向側にオフセットして配索されており、前記切り欠き(16b)が、前記排気管(15)が配索されている側に大きく開口する形状とされているので、アンダカバーの切り欠きから車体下方に排出される走行風を、排気管が配索されている側により多く導くことで、排気管の冷却効率を高めることが可能となる。
第6の特徴によれば、前記後側開口(14b)の前方下部のアンダカバー(16)に、走行風を前記排気管(15)の方向に導く傾斜整流面(16a)が形成されているので、走行風をより積極的に後側開口に導いて、排気管を効率よく冷却することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の外装部品構造を適用した自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車の右側面図である。 自動二輪車の正面図である。 開口およびその周囲の構造を示す右側面図である。 開口およびその周囲の構造を示す車体後方側から見た斜視図である。 図4のVI−VI線断面図である。 図4のVII−VII線断面図である。 アンダカバーの形状を示す自動二輪車の底面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の外装部品構造を適用した自動二輪車1の左側面図である。また、図2は同右側面図、図3は同正面図である。鞍乗型車両としての自動二輪車1の車体フレーム3は、ヘッドパイプ43から車体後方下方に延びる左右一対のメインパイプを有する。メインパイプの下部には、スイングアーム21を揺動自在に軸支するピボット17が設けられた左右一対のピボットプレート18が連結されている。ヘッドパイプ43には、ステアリングステム(不図示)が回転自在に軸支されており、ステアリングステムの上下には、左右一対のフロントフォーク11を支持するトップブリッジ41およびボトムブリッジ42が固定されている。トップブリッジ41の上部には、操向ハンドル4が取り付けられている。
フロントフォーク11の下端部には、前輪WFが回転自在に軸支されている。フロントフォーク11には、前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ10が支持される。車体フレーム3の下方には、並列4気筒の4サイクルエンジンと変速機とを一体に構成したパワーユニットPが吊り下げられている。ピボット17に揺動自在に軸支されるスイングアーム21は、リヤクッション27によって車体フレーム3に吊り下げられている。
パワーユニットPの回転駆動力は、ドライブチェーン20を介して後輪WRに伝達される。スイングアーム21の上部には、ドライブチェーン20の上方を覆うチェーンカバー31が取り付けられている。ヘッドパイプ43の下方かつパワーユニットPの前方の位置には冷却水のラジエータ30が配設されており、パワーユニットPの燃焼ガスはエンジンの下方で集合する4本の排気管15(15a,15b,15c,15d)を介して、車幅方向右側のマフラ32に連なる触媒装置19に導かれる。
車体フレーム3の上部には、燃料タンク2が配設されている。燃料タンク2の後部には、運転者が着座するシート26が配設されている。シート26の後方には、テールライト24およびリヤフェンダ23を支持するシートカウル28が取り付けられている。
ヘッドパイプ43の前方には、防風スクリーン5およびバックミラー6を支持するフロントカウル7が配設されている。フロントカウル7の下部には、左右一対のヘッドライト8が取り付けられており、ヘッドライト8の車幅方向外側から、ラジエータ30、排気管15の側方を覆う左右一対のセンタカウル9が車体下方後方に向かって延びている。
ヘッドライト8の下方には開口が設けられており、この開口から導入された走行風は、左右一対の導風ダクト28を介して燃料タンク2の前方内側に位置するエアクーナボックス(不図示)に導入される。さらに、センタカウル9はヘッドライト8の後方にスリット29とくびれ部を左右一対に有し、左右一対の導風ダクト28はスリット29から車体外方に膨出する。
センタカウル9の下端部には、排気管15の側方を覆うアンダカバー16が連結されている。アンダカバー16には、車体前方側に開口する切れ込みが形成されており、センタカウル9との連結部分において、開口14が形成されることとなる。本願発明に係る鞍乗型車両の外装部品構造は、この開口14の形状および構造に係るものであり、特に、仕切板13によって開口14に所望の整流効果を与える点に特徴がある。仕切板13(点描部)は、センタカウル9の後端部に取り付けられるサイドカウル12(点描部)の下端部に連結されている。各カウルやカバーは、それぞれ薄板状の合成樹脂等で形成されている。
図3を参照して、ラジエータ30は、パワーユニットPの前面を覆う形状とされており、左右のセンタカウル9の開放間口9aは、車体前方からの走行風がラジエータ30に直接当たるように、車幅方向に広い形状とされている。車幅方向右側から、1番管15a、2番管15b、3番管15c、4番管15dの順で並ぶ4本の排気管15は、パワーユニットPの下部で車幅方向右側に寄せられており、その一部は、車幅方向右側の開口14(14R)によって車体前方から視認することが可能である。開口14は、同様の構造で車体左右に設けられているが、本実施形態では、所望の整流効果に合わせて左右の開口14R,14Lが若干異なる形状とされている。
図4は、開口14およびその周囲の構造を示す右側面図である。また、図5は開口14およびその周囲の構造を示す車体後方側から見た斜視図である。センタカウル9の車体後方側に取り付けられるサイドカウル12は、屈曲構造によって剛性が高められた車体上下方向に長尺の板状部材によって構成されている。センタカウル9の後端部とサイドカウル12との間には、2本の支持部材12aが設けられており、この支持部材12aによってセンタカウル9とサイドカウル12との間に、所定の隙間からなるスリット12bが形成される。スリット12bは、左右のセンタカウル9の間に形成される開放間口9aから導入された走行風の一部を、車体外方に指向して排出する機能を有する。
一方、本発明に係る開口14は、センタカウル9とアンダカバー16とを連結することによって形成される開口14に、センタカウル9より車幅方向外側に突出する仕切板13が設けられることで、開口14が前後に分割される点に特徴がある。
より詳しくは、アンダカバー16は、センタカウル9の下端部に固定されるわけだが、センタカウル9の後部にサイドカウル12を取り付けることで、開口14の一方側を形成するセンタカウル9の下端部に仕切板13が設けられ、これによって、開口14がセンタカウル9側の前側開口14aとアンダカバー16側の後側開口14bとに分割されることとなる。この仕切板13(13R)によれば、前側開口14aと後側開口14bとに異なる整流効果が生じるように構成することが可能となる。
具体的には、仕切板13を、その車幅方向外側端部より車幅方向内側端部の方が車体前方に位置するように傾斜させることで、車体前方から導入される走行風の一部を前側開口14aから排出すると共に、後側開口14bからは車体前方からの走行風が導入されるように構成することができる。これにより、ラジエータ30を冷却した後の走行風を前側開口14aから積極的に排出すると共に、後側開口14bから走行風を積極的に導入して排気管15を効率よく冷却することが可能となる。
また、仕切板13で開口14を分割する構成とすることで、斬新な外観を得ることができる。車幅方向左右のサイドカウル12および仕切板13(13R,13L)は、互いに対称形状とすることができるが、本実施形態では、車幅方向右側の後側開口14bの車体後方側が、車体側面視で排気管15が外観されるように車体後方側に延出する形状とすることで、後側開口14bから導入される走行風によって排気管15を効率よく冷却すると共に、排気管15を外観させることで軽快感が高められ、自動二輪車1のデザイン性も高められている。
また、開口14の前端部(前側開口14aの前端部)がラジエータ30の後方に位置することで、ラジエータ30を通過後にパワーユニットPの前面に当接して車幅方向に広がる走行風を前側開口14aから排出することができ、開口14の後端部(後側開口14bの後端部)は、排気管15の側方に位置することで、後側開口14bから導入された走行風によって排気管15の側方を積極的に冷却することを可能としている。
さらに、後側開口14bの前方下部のアンダカバー16には、走行風を排気管15の方向に導く傾斜整流面16aが形成されている。これにより、走行風をより積極的に後側開口14bに導いて、排気管15をさらに効率よく冷却することができる。本実施形態では、車幅方向右側のアンダカバー16にも同様の傾斜整流面16aを形成している。なお、サイドカウル12と仕切板13とは別体部品であってもよい。
図6は、図4のVI−VI線断面図である。また、図7は図4のVII−VII線断面図である。図6の断面位置では、左右の開口14(14R,14L)の開口寸法はほぼ同じであるが、図7の断面位置では、車幅方向右側にオフセット配置された排気管15に合わせて、特に、後側開口14bの開口寸法が拡大されていることが明らかである。
仕切板13は、車幅方向外側端部より車幅方向内側端部の方が車体前方に位置するように傾斜することで、センタカウル9の開放間口9aから導入される走行風W1を前側開口14aから排出すると共に、後側開口14bから走行風W2を積極的に導入して排気管15を冷却する効果を発揮する。仕切板13の車幅方向外側端部は、車体後方側に湾曲する形状とされており、仕切板13の外側で走行風の巻き込みが生じるのを防ぐと共に、仕切板13の外観性が高められている。また、仕切板13は、車体上下方向に長尺形状とされているため、車体上下方向に広い範囲で仕切板13による整流効果を得ることができる。
図8は、アンダカバー16の形状を示す自動二輪車1の底面図である。アンダカバー16の底部には、パワーユニットPの底部に設けられるオイルパンPfが露出するように車体後方側に向かって開口する略U字状の切り欠き16bが形成されている。また、前記したように、4本の排気管15は、オイルパンPfを避けるように車幅方向右側にオフセットして配索されている。アンダカバー16の切り欠き16bは、この排気管15のレイアウトに合わせて、車幅方向右側が大きく開口する形状とされている。これにより、アンダカバー16の切り欠き16bから車体下方に排出される走行風を、排気管15が配索されている側により多く導くことで、排気管15の冷却効率が高められている。
上記したように、本発明に係る鞍乗型車両の外装部品構造によれば、ヘッドパイプ43の下方かつパワーユニットPの前方に配設されるラジエータ30の側方を覆うセンタカウル9と、パワーユニットPに接続されて車体下方後方に延びる排気管15の側方を覆うアンダカバー16と、センタカウル9の後部に取り付けられるサイドカウル12とを備え、アンダカバー16はセンタカウル9の下端部に連結されており、センタカウル9とアンダカバー16とを連結することで両者の間に開口14が形成され、サイドカウル12の下端部にセンタカウル9より車幅方向外側に突出する仕切板13が設けられており、仕切板13がセンタカウル9とアンダカバー16との間に配設されることで、開口14がセンタカウル9寄りの前側開口14aおよびアンダカバー16寄りの後側開口14bに分割されるように構成されているので、仕切板13によって開口14を前後に分割することで、前側開口14aと後側開口14bとが異なる整流効果を生じるように構成することが可能となる。
なお、パワーユニットの形式やエンジン気筒数、フレームやラジエータの形状、排気管のレイアウト、センタカウルやアンダカバーの形状や構造、サイドカウルや仕切板の形状や構造、前側開口および後側開口の形状や配置等は、上記実施形態に限られず種々の変更が可能である。本発明に係る鞍乗型車両の外装部品構造は、自動二輪車に限られず、三輪車や四輪車等の鞍乗型車両に適用することが可能である。
1…自動二輪車(鞍乗型車両)、9…センタカウル、9a…開放間口、12…サイドカウル、13…仕切板、14…開口、14a…前側開口、14b…後側開口、15(15a,15b,15c,15d)…排気管、16…アンダカバー、16a…傾斜整流面、16b…切り欠き、30…ラジエータ、43…ヘッドパイプ、P…パワーユニット(動力源)
車体フレーム3の上部には、燃料タンク2が配設されている。燃料タンク2の後部には、運転者が着座するシート26が配設されている。シート26の後方には、テールライト24およびリヤフェンダ23を支持するシートカウル25が取り付けられている。

Claims (6)

  1. 鞍乗型車両(1)の前面から側面にかけて配設される外装部品に適用される鞍乗型車両の外装部品構造において、
    ヘッドパイプ(43)の下方かつ動力源(P)の前方に配設されるラジエータ(30)の側方を覆うセンタカウル(9)と、
    前記動力源(P)に接続されて車体下方後方に延びる排気管(15)の側方を覆うアンダカバー(16)と、
    前記センタカウル(9)の後部に取り付けられるサイドカウル(12)とを備え、
    前記アンダカバー(16)は、前記センタカウル(9)の下端部に連結されており、
    前記センタカウル(9)と前記アンダカバー(16)とを連結することで、両者の間に開口(14)が形成され、
    前記サイドカウル(12)の下端部に、前記センタカウル(9)より車幅方向外側に突出する仕切板(13)が設けられており、
    前記仕切板(13)が前記センタカウル(9)と前記アンダカバー(16)との間に配設されることで、前記開口(14)が、前記センタカウル(9)寄りの前側開口(14a)および前記アンダカバー(16)寄りの後側開口(14b)に分割されるように構成されていることを特徴とする鞍乗型車両の外装部品構造。
  2. 前記開口(14)の前端部は、前記ラジエータ(30)の後方に位置し、
    前記開口(14)の後端部は、前記排気管(15)の側方に位置することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両の外装部品構造。
  3. 前記仕切板(13)は、車体上下方向に長尺な形状とされ、車幅方向内側端部より車幅方向外側端部の方が車体後方側に位置するように傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両の外装部品構造。
  4. 前記後側開口(14b)の車体後方側は、車体側面視で前記排気管(15)が外観されるように車体後方側に延出する形状とされることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の鞍乗型車両の外装部品構造。
  5. 前記アンダカバー(16)の底部には、前記動力源(P)の底部が露出するように車体後方側に向かって開口する略U字状の切り欠き(16b)が形成されており、
    前記排気管(15)は、前記アンダカバー(16)の車体上方で、前記動力源(P)の車幅方向一方向側にオフセットして配索されており、
    前記切り欠き(16b)が、前記排気管(15)が配索されている側に大きく開口する形状とされていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の鞍乗型車両の外装部品構造。
  6. 前記後側開口(14b)の前方下部のアンダカバー(16)に、走行風を前記排気管(15)の方向に導く傾斜整流面(16a)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の鞍乗型車両の外装部品構造。
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