JPWO2019044958A1 - 振動装置 - Google Patents

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Abstract

小型でありながら駆動力が大きい、振動装置を提供する。振動装置1は、対向し合う第1の辺部分5a及び第2の辺部分5bを有する支持部材5と、自由端を有するように、第1の辺部分5aに支持されており、第2の辺部分5b側に延びている第1の変位板6と、自由端を有するように、第2の辺部分5bに支持されており、第1の辺部分5a側に延びている第2の変位板7と、第1の変位板6上及び第2の変位板7上に設けられている第1,第2の圧電振動素子と、第1の変位板6及び第2の変位板7における自由端側の部分の両方に接続された質量付加部材9とを備える。

Description

本発明は、振動装置に関する。
従来、着信を報知する目的などに用いられる振動装置として、種々の振動装置が提案されている。下記の特許文献1には、このような振動装置の一例が開示されている。特許文献1に記載の振動装置では、金属板を側面から見てU字状の形状となるように曲げ加工された、弾性板が用いられている。この弾性板の屈曲部の一方側が板状の固定部、他方側が板状の振動部とされている。
国際公開第2015/163166号
近年、振動装置のさらなる小型化が求められている。しかしながら、特許文献1に記載の振動装置は振動にほぼ寄与しない領域を多く含む。そのため、小型化した場合、大きな駆動力を得ることができなかった。
本発明の目的は、小型でありながら駆動力が大きい、振動装置を提供することにある。
本発明に係る振動装置は、対向し合う第1の辺部分及び第2の辺部分を有する支持部材と、自由端を有するように、前記支持部材の前記第1の辺部分に支持されており、前記第2の辺部分側に延びている第1の変位板と、自由端を有するように、前記支持部材の前記第2の辺部分に支持されており、前記第1の辺部分側に延びている第2の変位板と、前記第1の変位板上及び前記第2の変位板上にそれぞれ設けられている第1,第2の圧電振動素子と、前記第1の変位板における前記自由端側の部分及び前記第2の変位板における前記自由端側の部分の両方に接続されている質量付加部材とを備える。
本発明の振動装置によれば、小型でありながら、大きな駆動力を得ることができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る振動装置の斜視図である。 図2は、図1中のI−I線に沿う断面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係る振動装置の分解斜視図である。 図4は、本発明の第1の実施形態における圧電振動素子の斜視図である。 図5は、本発明の第1の実施形態における圧電振動素子の平面断面図である。 図6は、本発明の第1の実施形態における圧電振動素子の、図5とは異なる部分を示す平面断面図である。 図7は、比較例の振動装置が振動する様子を示す模式的側面断面図である。 図8は、本発明の第1の実施形態に係る振動装置が振動する様子を示す、図2に示す断面に相当する模式的断面図である。 図9は、本発明の第1の実施形態に係る振動装置が振動する様子を示す、図2に示す断面に相当する模式的断面図である。 図10は、従来の片持ち梁の振動装置における質量付加部材の変位量を説明するための模式的側面図である。 図11は、第1の実施形態の振動装置における質量付加部材の変位量を説明するための模式的側面図である。 図12は、本発明の第2の実施形態に係る振動装置が振動する様子を示す、図2に示す断面に相当する模式的断面図である。 図13は、本発明の第2の実施形態における質量付加部材の斜視図である。 図14は、本発明の第3の実施形態に係る振動装置で用いられる質量付加部材を示す斜視図である。 図15は、本発明の第3の実施形態に係る振動装置で用いられる質量付加部材を示す側面図である。 図16は、第1の実施形態の振動装置の模式的平面図である。 図17は、本発明の第4の実施形態に係る振動装置の模式的平面図である。 図18は、本発明の第5の実施形態の振動装置における第1の辺部分と第1の変位板と、狭幅部とを説明するための部分切欠き平面図である。 図19は、本発明の第6の実施形態の振動装置における第1の辺部分と第1の変位板と、狭幅部とを説明するための部分切欠き平面図である。 図20は、本発明の第7の実施形態の振動装置の要部を示す模式的平面図である。 図21は、本発明の第8の実施形態の振動装置の要部を示す模式的平面図である。 図22は、参考例に係る振動装置の要部を示す模式的平面図である。 図23は、本発明の第9の実施形態の振動装置の要部を示す模式的平面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
なお、本明細書に記載の各実施形態は、例示的なものであり、異なる実施形態間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることを指摘しておく。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る振動装置の斜視図である。図2は、図1中のI−I線に沿う断面図である。図3は第1の実施形態に係る振動装置の分解斜視図である。
図1に示すように、振動装置1は、第1のケーシング材2及び第2のケーシング材3を有する。第1のケーシング材2と第2のケーシング材3との間には、支持部材5が配置されている。第1のケーシング材2、第2のケーシング材3及び支持部材5によりケースが構成されている。ケースの形状は直方体である。このケースを平面視、すなわち、第1のケーシング材2、支持部材5及び第2のケーシング材3の積層方向から見たときの形状は正方形である。なお、ケースの形状は上記に限定されない。ケースの平面形状は、例えば、矩形などであってもよい。
振動装置1は、第1のケーシング材2の底部が実装基板などに接合されることにより実装される。該底部から外部に振動装置1の振動が伝搬する。
第1のケーシング材2及び第2のケーシング材3は、適宜の金属もしくは合成樹脂からなる。合成樹脂としては、例えば、LCPやPEEK、PPSなどを挙げることができる。金属としては、例えば、ステンレス鋼や銅合金などを挙げることができる。
図2及び図3に示すように、支持部材5は枠状であり、複数の辺部分により構成されている。支持部材5の複数の辺部分は、並行する第1の辺部分5a及び第2の辺部分5bを含む。第1の辺部分5aから、第2の辺部分5b側に第1の変位板6が延びている。第1の変位板6は、自由端を有するように、第1の辺部分5aに片持ち梁で支持されている。他方、第2の辺部分5bから、第1の辺部分5a側に第2の変位板7が延びている。第2の変位板7は、自由端を有するように、第2の辺部分5bに片持ち梁で支持されている。平面視において、第1の変位板6及び第2の変位板7は、支持部材5の枠の内周形の中心を対称点として点対称に配置されている。第1の辺部分5aが延びる方向に平行な方向から見たときに、第1の変位板6及び第2の変位板7は重なっている。
本実施形態においては、支持部材5、第1の変位板6及び第2の変位板7は一体である。なお、支持部材5とは別体の第1の変位板6及び第2の変位板7が、支持部材5に接続されていてもよい。もっとも、本実施形態のように、支持部材5、第1の変位板6及び第2の変位板7が一体であることにより、異種材料内での伝達ではなく、同一材料内での振動伝達をすることができるので、振動の伝搬効率を高めることができる。加えて、異種材料のつなぎ目が無いため、第1の変位板6が支持部材5に支持されている部分及び第2の変位板7が支持部材5に支持されている部分の繰り返し曲げ応力などからくる疲労破壊などの破損が生じ難い。
一般には、平板を屈曲挙動などさせる振動装置の場合、自由端と固定端が必要となる。本実施形態では、ケーシング材と接続する側を固定端とし、支持部材と変位板とが一体で構成されている。従って、支持部材と変位板とを接続する部材などの異種材料の配置を要しない。これにより、支持部材及び変位板の接続に必要な構造空間を、支持部材と変位板との間や支持部材とケーシング材との間に設けなくてよい。つまり、振動装置1を小型にすることができる。
第1の変位板6は、対向し合う第1の主面6a及び第2の主面6bを有する。第1の主面6aは第1のケーシング材2側に位置しており、第2の主面6bは第2のケーシング材3側に位置している。第2の主面6b上には、第1の圧電振動素子8Aが設けられている。第1の変位板6及び第1の圧電振動素子8Aにより、ユニモルフ型の振動子が構成されている。
同様に、第2の変位板7も、第1のケーシング材2側に位置する第1の主面7a及び第2のケーシング材3側に位置する第2の主面7bを有する。第2の主面7b上には第2の圧電振動素子8Bが設けられている。第2の変位板7及び第2の圧電振動素子8Bにより、ユニモルフ型の振動子が構成されている。第1の圧電振動素子8A及び第2の圧電振動素子8Bの形状は、特に限定されないが、本実施形態においては、第1の圧電振動素子8A及び第2の圧電振動素子8Bは矩形板状である。
図4は、第1の実施形態における第1の圧電振動素子8Aの斜視図である。図5は、第1の実施形態における第1の圧電振動素子8Aの平面断面図である。図6は、第1の実施形態における第1の圧電振動素子8Aの、図5とは異なる部分を示す平面断面図である。
図4に示すように、第1の圧電振動素子8Aは、複数の圧電体層が積層された圧電積層体12を有する。圧電積層体12は、上記第1の変位板側に位置する第1の主面12a及び第1の主面12aに対向する第2の主面12bを有する。圧電積層体12は、第1の主面12a及び第2の主面12bを接続する側面12cを有する。圧電積層体12は、特に限定されないが、本実施形態ではPZT系セラミックスからなる。
圧電積層体12の第1の主面12a上には第1の外部電極17が設けられている。第2の主面12b上には第2の外部電極18が設けられている。第1の外部電極17及び第2の外部電極18は、それぞれ異なる電位に接続される。
圧電積層体12内においては、圧電体層を介して複数の内部電極が積層されている。より具体的には、本実施形態では、図5に示す第1の内部電極13と、図6に示す第2の内部電極14とが交互に積層されている。第1の圧電振動素子8Aは、第1の内部電極13及び第2の内部電極14をそれぞれ複数有する。第1の内部電極13及び第2の内部電極14は、圧電積層体12の側面12cに、平面視において互いに重ならないように引き出されている。
図4に示すように、圧電積層体12の側面12cには、第1の接続電極15及び第2の接続電極16が、互いに接触しないように設けられている。第1の接続電極15には、複数の第1の内部電極が接続されている。複数の第1の内部電極は、第1の接続電極15により、第1の外部電極17に電気的に接続されている。第2の接続電極16には、複数の第2の内部電極が接続されている。複数の第2の内部電極は、第2の接続電極16により、第2の外部電極18に電気的に接続されている。圧電積層体12の第1の主面12aは、接着剤により第1の変位板に接合されている。
なお、図4に示す形態は一例で有り、第1の圧電振動素子8Aの構成は上記に限定されない。例えば、本実施形態では、第1の圧電振動素子8Aは圧電体として圧電積層体12を有するが、第1の圧電振動素子8Aの圧電体は単層であってもよい。もっとも、第1の圧電振動素子8Aの圧電体は圧電積層体12であることが好ましい。それによって、低い電圧を印加した場合においても、振動装置1を駆動することができる。図3に示す第2の圧電振動素子8Bも第1の圧電振動素子8Aと同様の構成を有し、接着剤により第2の変位板7に接合されている。
図2及び図3に戻り、第1の圧電振動素子8Aに交流電界を印加することにより、第1の圧電振動素子8Aが面内方向に伸縮する。それに伴い、第1の変位板6は屈曲モードにより振動する。同様に、第2の圧電振動素子8Bの面内方向の振動に伴い、第2の変位板7は屈曲モードにより振動する。本実施形態においては、第1の変位板6及び第2の変位板7の振動は同一である。なお、本明細書において振動が同一であるとは、振動装置の特性を大きく劣化させない程度に振動が略同一であることを含む。
支持部材5、第1の変位板6及び第2の変位板7は適宜の金属もしくは合成樹脂からなる。支持部材5、第1の変位板6及び第2の変位板7は、剛性および防錆性も優れるステンレス鋼からなることが好ましい。それによって、第1の変位板6及び第2の変位板7における振動の強度が低下し難い。
第1の変位板6の第1の主面6a側及び第2の変位板7の第1の主面7a側には、質量付加部材9が接続されている。より具体的には、第1の変位板6の自由端及び第2の変位板7の自由端が質量付加部材9に接続されている。なお、質量付加部材9は第1の変位板6の自由端側の部分及び第2の変位板7の自由端側の部分に接続されていればよく、必ずしも第1の変位板6及び第2の変位板7の自由端に接続されていなくともよい。もっとも、質量付加部材9は、第1の変位板6及び第2の変位板7の自由端に接続されていることが望ましい。
質量付加部材9の形状は、特に限定されないが、本実施形態では直方体である。質量付加部材9は、適宜の金属や金属及び樹脂の合成材料、あるいはセラミックスなどからなる。好ましくは、質量付加部材9は、質量付加作用が高いタングステンなどの、密度が高い金属からなることが望ましい。それによって、振動装置1の小型化を容易に進めることができる。
第1の変位板6は、平面視において質量付加部材9と重なっている第1の領域Aを有する。第1の領域Aは、第1の変位板6の質量付加部材9に接続されている部分よりも第1の辺部分5a側に位置する部分を含む。同様に、第2の変位板7は、平面視において質量付加部材9と重なっている第2の領域Bを有する。第2の領域Bは、第2の変位板7の質量付加部材9に接続されている部分よりも第2の辺部分5b側に位置する部分を含む。平面視において、支持部材5の中心と質量付加部材9の重心とは重なっている。
本実施形態においては、質量付加部材9上には複数の接続部材4が設けられている。質量付加部材9は、各接続部材4により、第1の変位板6及び第2の変位板7に接続されている。
本実施形態では、第1の変位板6及び第2の変位板7の両方に質量付加部材9が接続されており、かつ第1の変位板6が第1の領域Aを有し、第2の変位板7が第2の領域Bを有している。以下に、本実施形態と比較例とを比較することにより、振動装置1の小型化を効果的に進めることができる理由を説明する。
図7は、比較例の振動装置が振動する様子を示す模式的側面断面図である。
比較例の振動装置101は、略U字状に屈曲した弾性板106を有する。弾性板106は、平板状の第1の弾性板部106a及び第2の弾性板部106bを有する。第1の弾性板部106aと第2の弾性板部106bとは、屈曲連結部106cにより接続されている。第1の弾性板部106aの先端部には、質量付加部材109が接続されている。弾性板106はパッケージ材103に収納されている。第2の弾性板部106bはパッケージ材103に固定されている。
振動装置101が駆動すると、図7中の破線により示すように、質量付加部材109は、第1の弾性板部106aが屈曲連結部106cに接続された部分付近を中心とする円弧の軌道上を往復するように振動する。しかしながら、比較例の振動装置101は、振動にほぼ寄与しない領域C及び領域Dを有する。そのため、単位体積当たりの振動効率が低く、十分に小型化することは困難である。
図8、図9は、第1の実施形態に係る振動装置が振動する様子を示す、図2に示す断面に相当する模式的断面図である。
図8においては、第1の変位板6及び第2の変位板7が第1のケーシング材2側に変位している。図9においては、第1の変位板6及び第2の変位板7が第2のケーシング材3側に変位している。比較例と異なり、本実施形態では、第1の変位板6及び第2の変位板7の両方が質量付加部材9に接続されている。これにより、質量付加部材9が、第1のケーシング材2と第2のケーシング材3とを結ぶ方向において、直線の軌道上を往復するように振動する。よって、振動装置1では、ケース内におけるほぼ全体の領域において、第1の変位板6、第2の変位板7及び質量付加部材9が振動する。従って、振動強度を大きくすることができ、かつ振動装置1の小型化を効果的に進めることができる。
ところで、振動装置1が、例えば落下して地面に衝突した際、質量付加部材9は振動する。質量付加部材9が第2のケーシング材3側に変位したときに、第1の変位板6の第1の領域A及び第2の変位板7の第2の領域Bに衝突し、振動が緩和される。このように、第1の変位板6及び第2の変位板7がストッパーとして作用し、過度な振動を抑制することができる。よって、振動装置1が破損し難い。
図2及び図3に示すように、平面視において、第1の変位板6及び第2の変位板7が、支持部材5の中心に対して点対称に配置されていることが好ましい。平面視において、支持部材5の中心と質量付加部材9の重心とが重なっていることがより好ましい。もしくは、平面視において、第1の変位板6及び第2の変位板7が、質量付加部材9の重心を対称点として点対称に配置されていることが好ましい。それによって、質量付加部材9の振動の挙動を容易に制御することができ、質量付加部材9をより一層確実に上記直線の軌道上において振動させることができる。加えて、振動装置から発生した加振力を外部に、より一層効率的に伝達させることができる。
本実施形態のように、支持部材5の第1の辺部分5aが延びる方向に平行な方向から見たときに、第1の変位板6及び第2の変位板7が重なっていることが好ましい。なお、上記方向から見て、第1の変位板6及び第2の変位板7の両方が支持部材5の中心に重なっていることが好ましい。この場合には、第1の変位板6及び第2の変位板7が十分に長い。よって、振動の強度を大きくすることができ、振動装置1の小型化を効果的に進めることができる。
質量付加部材9は、第1の変位板6の自由端側の部分及び第2の変位板7の自由端側の部分の両方に接続されていればよく、必ずしも上記各自由端に接続されていなくともよい。もっとも、質量付加部材9が第1の変位板6の自由端及び第2の変位板7の自由端に接続されていることにより、振動効率を高めることができ、振動装置1の小型化を効果的に進めることができる。
参考までに、従来の片持ち梁構造を有する振動装置における質量付加部材の変位量と、本実施形態における質量付加部材の変位量との関係を説明する。図10は、従来の片持ち梁構造を有する振動装置における質量付加部材の変位量を説明するための模式的側面図である。この振動装置では、変位板111が片持ち梁で支持されている。この変位板111の下面に質量付加部材112が固定されている。図10において、●及び破線の○は、重心の位置を示す。いま実線の状態から破線で示す状態まで変位板111が変位したとする。その場合、質量付加部材の変位は、d0であり、変位板111及び質量付加部材112の重心の上下方向の変位量はL1となる。
これに対して、本実施形態の振動装置では、図11に模式的側面図で示すように、質量付加部材9が変位する。この場合、質量付加部材9の重心の上下方向の変位をd0とした場合、上下方向の変位量はL2となる。
なお、図10及び図11では、上下方向の駆動力を得る場合の説明である。駆動力は、質量付加部材の質量と、質量付加部材の重心の変位量とに比例する。図10と図11とを比較すれば明らかなように、L2<L1である。従って、本実施形態によれば、小さな空間を利用してより大きな駆動力を得ることができる。
また、第1,第2の変位板のそれぞれに個別の質量付加部材が設けられている構造では、それぞれの質量付加部材の振動のタイミングがずれるおそれがある。その場合には、駆動力が部分的に相殺され、大きな駆動力を得ることができない。これに対して、本実施形態では、1つの質量付加部材9が、第1の変位板6及び第2の変位板7に接続されているため、このような駆動力の相殺も生じ難い。
質量付加部材9の第1の変位板6及び第2の変位板7に接続されている面は、支持部材5の第1の辺部分5a側に位置する第1の端部9a及び第2の辺部分5b側に位置する第2の端部9bを有する。振動装置1においては、第1の変位板6は第2の端部9bを含む部分に接続されており、第2の変位板7が第1の端部9aを含む部分に接続されている。それによって、平面視において、質量付加部材9における、質量付加部材9が第1の変位板6及び第2の変位板7に重なっている部分の割合を大きくすることができる。従って、振動装置1の小型化をより一層進めることができる。なお、質量付加部材9が第1の変位板6及び第2の変位板7に接続されている部分の位置は上記に限定されない。
第1の圧電振動素子8Aは、第1の変位板6の第2の主面6b上に設けられていることが好ましい。それによって、第1の変位板6及び質量付加部材9が第2のケーシング材3側に変位したときに、第1の変位板6と第1の圧電振動素子8Aとが衝突し難い。従って、第1の圧電振動素子8Aが破損し難い。なお、第1の圧電振動素子8Aは第1の主面6a上に設けられることによって、第1の変位板6及び第1の圧電振動素子8Aによりユニモルフ型の振動子が構成されていてもよい。第2の圧電振動素子8Bが設けられる位置も同様である。
第1の変位板6の第1の主面6a及び第2の主面6bの両面に圧電振動素子が設けられており、バイモルフ型の振動子が構成されていてもよい。同様に、第2の変位板7の第1の主面7a及び第2の主面7bの両面に圧電振動素子が設けられており、バイモルフ型の振動子が構成されていてもよい。
本実施形態においては、上述したように、質量付加部材9は複数の接続部材4により、第1の変位板6及び第2の変位板7に接続されている。これにより、第1の変位板6及び第2の変位板7は、質量付加部材9とギャップGを介して対向している部分を有する。より具体的には、第1の変位板6は、第1の領域Aにおける、質量付加部材9に接続されている部分以外において質量付加部材9に対向している。第2の変位板7は、第2の領域Bにおける、質量付加部材9に接続されている部分以外において質量付加部材9に対向している。それによって、質量付加部材9の第2のケーシング材3側の変位を大きくすることができる。従って、振動の強度を効果的に大きくすることができる。
なお、質量付加部材9上に接続部材4は設けられていなくともよく、質量付加部材9は接着剤などにより第1の変位板6及び第2の変位板7に接続されていてもよい。
振動装置1は、本実施形態のように、支持部材5、第1のケーシング材2及び第2のケーシング材3により構成されたケースを有し、該ケース内に第1の変位板6、第2の変位板7及び質量付加部材9が収納されていることが好ましい。それによって、第1の変位板6や第2の変位板7が破損し難い。
本実施形態の振動装置1は、複数の変位板として第1の変位板6及び第2の変位板7を有する。なお、振動装置1は、第1の変位板6及び第2の変位板7以外の質量付加部材9に接続された変位板を有していてもよく、3枚以上の変位板を有していてもよい。
図12は、第2の実施形態に係る振動装置が振動する様子を示す、図2に示す断面に相当する模式的断面図である。図13は、第2の実施形態における質量付加部材の斜視図である。
図12に示すように、本実施形態は、接続部材が設けられていない点及び質量付加部材29の、第1の変位板6及び第2の変位板7側の面の形状が、第1の実施形態と異なる。上記の点以外においては、本実施形態の振動装置は第1の実施形態の振動装置1と同様の構成を有する。
質量付加部材29の第1の変位板6に対向する部分には、第1の傾斜部29aが設けられている。質量付加部材29の第2の変位板7に対向する部分には、図13に示す第2の傾斜部29bが設けられている。
ここで、第1の変位板6及び第2の変位板7の自由端の部分が第2のケーシング材3側に変位するとき、質量付加部材29は第1の変位板6及び第2の変位板7側に変位する。この方向に第1の変位板6が最も変位したときの、第1の変位板6の質量付加部材29に対向している部分の形状と、第1の傾斜部29aの形状とは同じである。同様に第2のケーシング材3側に第2の変位板7が最も変位したときの、第2の変位板7の質量付加部材29に対向している部分の形状と、第2の傾斜部29bの形状とは同じである。それによって、質量付加部材29の第2のケーシング材3側の変位をより一層大きくすることができる。従って、振動の強度をより一層大きくすることができる。
質量付加部材29は、第1の変位板6及び第2の変位板7に接着剤により接続されている。なお、質量付加部材29は、第1の変位板及び第2の変位板に、第1の実施形態と同様の接続部材より接続されていてもよい。
本実施形態においても、ケース内におけるほぼ全体の領域において、第1の変位板6、第2の変位板7及び質量付加部材29が振動する。従って、振動装置の小型化を効果的に進めることができる。
図14は、本発明の第3の実施形態の振動装置で用いられる質量付加部材の斜視図であり、図15は、該質量付加部材の側面図である。
質量付加部材29Aは、第1の変位板6及び第2の変位板7側の面の形状が、前述した第2の実施形態で用いられている質量付加部材29と類似した構造を有する。
すなわち、質量付加部材29Aは、第1の変位板6及び第2の変位板7に対向する側の面に、傾斜部29c,29dを有する。傾斜部29cは、質量付加部材29Aの第1の変位板6と対向する領域において、第1の辺部分5aと第2の辺部分5bとを結ぶ方向中央側から、第2の辺部分5b側にいくにつれて、第1の変位板6側に傾くように傾斜されている。同様に、第2の傾斜部29dは、質量付加部材29Aが第2の変位板7と対向する領域において、第1の辺部分5aと第2の辺部分5bとを結ぶ方向中央側から、第1の辺部分5a側に向かうにつれて、第2の変位板7に近づくように傾斜されている。このような第1,第2の傾斜部29c,29dを質量付加部材29Aの平坦な主面から上方に突出するように設けてもよい。この場合、第1の傾斜部29c及び第2の傾斜部29d以外の主面部分は平坦な面とされている。従って、質量付加部材29Aは、質量付加部材29に比べて容易に製造することができる。
次に、図17〜図19を参照して、狭幅部を有する第4〜第6の実施形態の振動装置を説明する。
図16は、第1の実施形態の振動装置の模式的平面図である。第1の実施形態の振動装置を駆動した場合、図16の矢印a〜dで示す部分において、図16の±x方向及び±y方向に応力が加わるおそれがある。第4〜第6の実施形態では、この応力による影響を狭幅部により緩和し、振動効率をより一層高めることができる。
なお、図16のx方向とは、第1,第2の辺部分5a,5bの延びる方向であり、y方向の第1,第2の変位板6,7が延びる方向である。
また、z方向は、図16の紙表−紙背方向である。
図17に示す第4の実施形態の振動装置では、第1の辺部分5aと、第1の変位板6との間に、狭幅部31が接続されている。第2の辺部分5bと第2の変位板7との間にも狭幅部31が接続されている。
狭幅部31は、第1の部分31aと、第2の部分31bと、第3の部分31cとを有する。狭幅部31の幅方向寸法は、第1の変位板6の幅よりも小さい。ここで、第1の変位板6及び第2の変位板7の幅とは、上記x方向に沿う寸法すなわち第1,第2の辺部分5a,5bの延びる方向に沿う寸法である。他方、狭幅部31の幅とは、狭幅部31が延びる方向と直交する方向の寸法である。第1の部分31a及び第3の部分31cは、y方向に延びている。従って、x方向に沿う寸法が幅方向寸法である。他方、第2の部分31bはx方向に延びている。従って、第2の部分31bの幅方向寸法はy方向に沿う寸法である。
狭幅部31の幅方向寸法とは、第1の部分31a、第2の部分31b及び第3の部分31cの各幅方向寸法であり、いずれもが、第1の変位板6の幅よりも小さい。狭幅部31の幅方向寸法は、同様に、第2の変位板7の幅よりも小さい。
第4の実施形態では、狭幅部31が、第1,第2の変位板6,7の幅よりも幅方向寸法が小さいため、図16において矢印a〜dで示した部分に加わる応力を緩和することができる。すなわち、狭幅部31は、ばねのような応力緩和作用を発揮する。従って、第1の変位板6及び第2の変位板7がより効率よく振動することができる。従って、振動装置において振動効率を効果的に高めることができる。逆に、同じ振動の出力を得る場合には、振動装置の小型化を図ることができる。
加えて、振動装置が落下した、外部から機械的衝撃が加わった場合であっても、上記狭幅部31がばねとして作用し、加わった応力を緩和することもできる。従って、振動装置の耐衝撃性を高めることもできる。
狭幅部31では、第1の部分31aは、第1,第2の変位板6,7のx方向すなわち幅方向端部を含む位置に得られている。そして、第2の部分31bは、第1の部分31aと連なっている部分からx方向すなわち、第1,第2の辺部分5a,5bが延びる方向に平行に、かつx方向において、第1の部分31aとは反対側に延ばされている。そして、第2の部分31bと、第3の部分31cとが連なっている部分は、y方向に見たときに、第1の変位板6または第2の変位板7のx方向に沿う端部を含んでいる。従って、狭幅部31では、y方向に沿う寸法の増大を招くことなく、応力の緩和作用を十分に発現する。
図18は第5の実施形態の振動装置における第1の変位板6と、第1の辺部分5aと、狭幅部32とを説明するための部分切欠き平面図である。狭幅部32は、第1の部分32aと、第2の部分32bと、複数の第3の部分32cとを有する。第1の部分32aは、第1の変位板6に接続されている部分から、第1の辺部分5a側に向かって延ばされている。第1の部分32aの幅は、すなわち第1の辺部分5aに延びる方向に沿う寸法は、第1の変位板6の幅よりも小さい。第1の部分32aは、第1の変位板6の第1の辺部分5a側の端部において第1の変位板6の幅方向中央に連ねられている。
他方、第2の部分32bは、第1の部分32aの第1の変位板6に連なっている部分とは反対側の端部に連なっている。第2の部分32bは、第1の辺部分5aが延びる方向に延ばされている。第2の部分32bの第1の辺部分5aが延びる方向の一端に一方の第3の部分32cが他方にもう一つの第3の部分32cが連ねられている。第3の部分32c,32cが、第1の変位板6が延びる方向に延ばされており、かつ第1の辺部分5aに接続されている。
第5の実施形態のように、狭幅部32は第1の辺部分5aに接続される部分を複数有していてもよい。
なお、第5の実施形態では、第3の部分が複数設けられていたが、第1の部分32aと第3の部分32cとを逆転し、複数の第1の部分32aが第1の変位板6に接続されて複数の接続部分が設けられていてもよく、第3の部分32cが単一であり、第3の部分32cが一つ接続部分で第1の辺部分5aに接続されていてもよい。いずれにしても、狭幅部32と、第1の変位板6との接続部分及び狭幅部32と第1の辺部分5aとの接続部分の一方が複数であり、いずれの接続部分も第1の変位板6が延びる方向において重なってなければよい。その場合には、振動効率を効果的に高めることができる。
なお、図18では第1の変位板6につき説明したが、第2の変位板側においても同様の構造が設けられている。
第4及び第5の実施形態では、狭幅部31,32の第1の変位板6の接続部分と、狭幅部31,32の第1の辺部分5aとの接続部が、図17のy方向すなわち第1の変位板6とが延びる方向において重なっていない。同様に、狭幅部31,32と第2の変位板7との接続部分と、狭幅部31,32と、第2の辺部分5bとの接続部分が、y方向において重なっていない。従って、振動効率を効果的に高めることができる。
さらに、第4,第5の実施形態では、狭幅部31,32が、第1,第2の辺部分5a,5bと平行に延びる第2の部分31b,32bを有しているため、それによっても、振動効率を効果的に高めることができる。
図19は、第6の実施形態に係る振動装置における第1の変位板と、第1の辺部分と、狭幅部を示す部分切欠き平面図である。
狭幅部33は、第1の変位板6が延びる方向に延ばされており、一端が第1の変位板6に、他端が第1の辺部分5aに接続されている。狭幅部33は、その幅が、すなわち第1の辺部分5aが延びる方向に沿う寸法が、第1の変位板6の幅よりも小さい。このように、Y型の狭幅部33を用いてもよい。この場合においても、図16に示した矢印a〜dで示す部分に加わる応力を緩和することができ、振動効率を高めることができる。
図20は、第7の実施形態の振動装置の要部を説明するための模式的平面図である。第7の実施形態では、第1の辺部分5aと第1の変位板6との間に、狭幅部41が接続されている。第2の辺部分5bと第2の変位板7との間にも狭幅部41が接続されている。狭幅部41は、第1の部分41a〜第5の部分41eを有する。狭幅部41の幅方向寸法は、狭幅部31と同様に、第1の変位板6の幅や第2の変位板7の幅よりも小さい。
なお、第1の変位板6及び第2の変位板7の幅は、前述したx方向に沿う寸法、すなわち第1、第2の辺部分5a,5bの延びる方向に沿う寸法である。また、狭幅部41の幅は、狭幅部41が延びる方向と直交する方向の寸法である。
狭幅部41の第1の部分41a〜第5の部分41eの幅方向寸法は、前述した狭幅部31と同様に、第1の変位板6や第2の変位板7の幅よりも小さい。
第1の変位板6と第1の辺部分5aとの間では、第1の辺部分5aに第1の部分41aが連ねられている。第1の部分41aの先端側に、第2の部分41bが連ねられている。第2の部分41bは、第1の辺部分5aが延びる方向と平行に延ばされている。同様に、第4の部分41dも、第1の辺部分5aと平行に延ばされている。第2の部分41bと第4の部分41dとが、第1,第2の辺部分5a,5bを結ぶ方向に延びている第3の部分41cにより連ねられている。
第4の部分41dの先端が、第1の変位板6に対して第5の部分41eにより連結されている。第5の部分41eは、第1の辺部分5aと第2の辺部分5bとを結ぶ方向に延びている。
第7の実施形態から明らかなように狭幅部を設ける場合、第1,第2の辺部分5a,5b間を結ぶ方向に沿う部分と第1の辺部分5aと直交する方向に延びる部分とを複数回繰り返した形状であってもよい。
図21は、第8の実施形態に係る振動装置の要部を示す模式的平面図である。本実施形態では、狭幅部51が、図21のy方向に沿う第1の部分51aと、x方向に延びる第2の部分51bと、y方向に延びる第3の部分51cと、x方向に延びる第4の部分51dと、y方向に延びる第5の部分51eとを有する。そして、第3の部分51cは、y方向において、第1の変位板6から第1の辺部分5a側に戻るように延ばされている。第2の変位板7側においても、第3の部分51cが、第2の変位板7側から第2の辺部分5b側に向かって延ばされている。このようにy方向に延びる部分は、第1,第2の変位板6,7から遠ざかる方向y方向に延ばされていてもよい。
図22は、参考例に係る振動装置の要部を説明するための模式的平面図である。支持部材5は、第1の辺部分5a及び第2の辺部分5bを結んでいる、第3の辺部分5c及び第4の辺部分5dを有する。第1の変位板6は、第3の辺部分5cの一部である連結部5c1に狭幅部61を介して連結されている。従って、第1の変位板6は、狭幅部61及び連結部51c1を介して第1の辺部分5aに連結されている。第2の変位板7も、狭幅部61及び第4の辺部分5dの一部である連結部5d1を介して、第2の辺部分5bに連結されている。このように第1の変位板6及び第2の変位板7は、第1の辺部分5a及び第2の辺部分5bに間接的に連結されていてもよい。
図23は、第9の実施形態に係る振動装置の要部を説明するための模式的平面図である。第1の変位板6及び第2の変位板7に、それぞれ、切欠き71が設けられている。第1の変位板6及び第2の変位板7は、それぞれ、一対の側面6c,6d,7c,7dを有している。側面6c,6dは、第1の辺部分5aと第2の辺部分5bとを結ぶ方向に延びている。側面7c,7dも、第1の辺部分5aと第2の辺部分5bとを結ぶ方向に延びている。切欠き71は、第1の変位板6では、側面6cに向かって開くように設けられている。第2の変位板7では、切欠き71は、側面7cに開くように設けられている。このように、第1の変位板6及び第2の変位板7の一部に、一方の側面に開いた切欠き71を設けてもよい。
上記切欠き71は、第1の変位板6及び第2の変位板7において、それぞれ複数設けられてもよい。また、切欠き71は、側面6c及び6dのうちいずれ側に設けられてもよく、双方の側面6c,6dに切欠きが設けられてもよい。第2の変位板7においても、切欠き71は、側面7c及び側面7dの双方に設けられてもよい。
本発明に係る振動装置では、好ましくは、前記第1の変位板における、前記質量付加部材に接続されている部分よりも前記第1の辺部分側に位置する部分の少なくとも一部が、平面視において前記質量付加部材と重なっており、前記第2の変位板における、前記質量付加部材に接続されている部分よりも前記第2の辺部分側に位置する部分の少なくとも一部が、平面視において前記質量付加部材と重なっている。
本発明では、好ましくは、前記支持部材の前記第1の辺部分が延びる方向に平行な方向から見たときに、前記第1の変位板及び前記第2の変位板が重なっている。この場合には、第1の変位板及び第2の変位板が十分に長い。よって、圧電振動素子による第1の変位板及び第2の変位板の屈曲挙動を大きくすることができ、すなわち振動装置の発生振動強度を大きくでき、振動装置の小型化をより一層進めることができる。
本発明に係る振動装置では、前記第1の変位板の前記自由端及び前記第2の変位板の前記自由端に前記質量付加部材が接続されていてもよい。この場合には、振動効率を高めることができ、小型化をより一層進めることができる。
本発明に係る振動装置では、好ましくは、前記質量付加部材の前記第1の変位板及び前記第2の変位板に接続されている面が、前記支持部材の前記第1の辺部分側に位置する第1の端部及び前記第2の辺部分側に位置する第2の端部を有し、前記第1の変位板が前記第2の端部の一部を含む部分に接続されており、前記第2の変位板が前記第1の端部の一部を含む部分に接続されている。この場合には、平面視において、質量付加部材における、質量付加部材が第1の変位板及び第2の変位板に重なっている部分の割合を大きくすることができる。従って、振動装置の小型化をより一層進めることができる。
本発明に係る振動装置では、平面視において、前記第1の変位板及び前記第2の変位板が、前記質量付加部材の重心を対称点として点対称に配置されていてもよい。この場合には、振動装置から発生した加振力を外部へ効率的に伝達させることができる。
本発明に係る振動装置では、好ましくは、前記第1,第2の変位板において、前記第1の辺部分及び前記第2の辺部分の延びる方向の寸法を幅としたときに、前記第1の変位板と前記第1の辺部分の間に、及び前記第2の変位板と前記第2の辺部分との間に、第1,第2の変位板の幅よりも幅が狭い狭幅部が接続されている。この場合には、振動効率をより一層高めることができる。
本発明に係る振動装置では、好ましくは、前記第1の辺部分の延びる方向と直交する方向から見たときに、前記狭幅部と、前記第1の変位板とが接続されている部分と、前記狭幅部と、前記第2の辺部分とが接続されている部分とが、重なっておらず、前記狭幅部と、前記第2の変位板とが接続されている部分と、前記狭幅部と、前記第1の辺部分とが接続されている部分とが、重なっていない。この場合には、振動効率をさらに効果的に高めることができる。
本発明に係る振動装置では、好ましくは、前記狭幅部と前記第1の変位板とが接続されている部分、及び前記狭幅部と前記第1の辺部分とが接続されている部分のうち一方が複数の接続部分を有し、前記狭幅部と前記第2の変位板とが接続されている部分、及び前記狭幅部と前記第2の辺部分とが接続されている部分のうち一方が複数の接続部分を有し、前記第1,第2の辺部分が延びる方向と直交する方向であって、前記第1,第2の変位板が延びる方向に見たときに、いずれの接続部分も重なっていない。この場合には、振動効率をより一層効果的に高めることができる。
本発明に係る振動装置では、前記狭幅部が、前記第1の辺部分及び前記第2の辺部分と平行に延びる部分を有していてもよい。この場合には、振動効率をさらに高めることができる。
本発明に係る振動装置では、前記狭幅部と前記第1の変位板との接続部が、前記第1の変位板の第1の辺部分が延びる方向における端部を含み、前記狭幅部と前記第2の変位板との接続部が、前記第2の変位板の第2の辺部分が延びる方向における端部を含んでいてもよい。この場合には、振動効率をより一層効果的に高めることができる。
本発明に係る振動装置では、好ましくは、前記狭幅部が、前記第1,第2の変位板の幅方向端部に連なっており、前記第1,第2の変位板の延びる方向に延ばされた第1の部分と、前記第1の部分の前記第1,第2の変位板に接続されている部分とは反対側の端部に連なっており、前記第1,第2の辺部分の延びる方向に延ばされた第2の部分と、前記第2の部分の前記第1の部分と連なっている側とは反対側の端部において、前記第2の部分に連なっており、前記第1または前記第2の変位板の延びる方向に延ばされており、前記第1の辺部分または前記第2の辺部分に連なっている第3の部分とを有する。この場合には、振動効率をさらに効果的に高めることができる。
本発明に係る振動装置では、好ましくは、前記第1,第2の変位板が、それぞれ、前記第1の辺部分及び前記第2の辺部分が延びる方向に直交する方向に延ばされた一対の側面を有し、前記第1,第2の変位板の一方の側面に開いた切欠きが前記第1,第2の変位板に設けられている。
本発明に係る振動装置では、前記第1の変位板、前記第2の変位板及び前記支持部材が一体であることが好ましい。この場合には、異種材料内での伝達ではなく、同一材料内での振動伝達をすることができるので、振動の伝搬効率を高めることができる。加えて、第1の変位板が支持部材に支持されている部分及び第2の変位板が支持部材に支持されている部分の疲労破壊などの破損が生じ難い。
本発明に係る振動装置では、前記第1の変位板、前記第2の変位板、前記狭幅部及び前記支持部材が一体であってもよい。
本発明に係る振動装置では、好ましくは、前記第1の変位板及び前記第2の変位板が対向し合う第1の主面及び第2の主面をそれぞれ有し、前記第1の変位板の前記第1の主面側及び前記第2の変位板の前記第1の主面側に前記質量付加部材が接続されており、前記第1の変位板の前記第2の主面上及び前記第2の変位板の前記第2の主面上に、前記第1,第2の圧電振動素子がそれぞれ設けられている。この場合には、第1の変位板及び第2の変位板と各圧電振動素子とが衝突し難い。よって、圧電振動素子が破損し難い。
本発明に係る振動装置では、好ましくは、前記質量付加部材上に複数の接続部材が設けられており、前記複数の接続部材により前記質量付加部材が前記第1の変位板及び前記第2の変位板に接続されており、前記第1の変位板及び前記第2の変位板が、前記質量付加部材とギャップを介して対向している部分を有する。この場合には、質量付加部材の変位を大きくすることができ、振動効率を効果的に高めることができる。
本発明に係る振動装置では、好ましくは、前記質量付加部材が前記第1の変位板側及び前記第2の変位板側に変位するように前記第1の変位板が最も変位したときの、前記第1の変位板の前記質量付加部材に対向している部分の形状と、前記質量付加部材の前記第1の変位板に対向している部分の形状とが同じであり、前記質量付加部材が前記第1の変位板側及び前記第2の変位板側に変位するように前記第2の変位板が最も変位したときの、前記第2の変位板の前記質量付加部材に対向している部分の形状と、前記質量付加部材の前記第2の変位板に対向している部分の形状とが同じである。この場合には、質量付加部材の変位を大きくすることができ、振動効率を効果的に高めることができる。
本発明に係る振動装置では、好ましくは、前記質量付加部材の前記第1,第2の変位板側の主面において、前記第1の変位板に対向する領域において、前記第1の辺部分と前記第2の辺部分とを結ぶ方向中央側から、前記第2の辺部分側にいくにつれて、前記第1の変位板側に向かうように傾斜された第1の傾斜部が設けられており、前記第2の変位板と対向する領域において、前記第1の辺部分と前記第2の辺部分とを結ぶ方向中央側から、前記第1の辺部分側に向かうにつれて、前記第2の変位板側に近づくように傾斜されている第2の傾斜部とが設けられている。
本発明に係る振動装置では、好ましくは、第1のケーシング材及び第2のケーシング材がさらに備えられており、前記第1のケーシング材と前記第2のケーシング材との間に前記支持部材が配置されており、前記第1のケーシング材、前記第2のケーシング材及び前記支持部材により構成されたケース内に、前記第1の変位板、前記第2の変位板及び前記質量付加部材が収納されている。この場合には、第1の変位板や第2の変位板などが破損し難い。
1…振動装置
2,3…第1,第2のケーシング材
4…接続部材
5…支持部材
5a,5b…第1,第2の辺部分
6…第1の変位板
6a,6b…第1,第2の主面
7…第2の変位板
7a,7b…第1,第2の主面
8A,8B…第1,第2の圧電振動素子
9…質量付加部材
9a,9b…第1,第2の端部
12…圧電積層体
12a,12b…第1,第2の主面
12c…側面
13,14…第1,第2の内部電極
15,16…第1,第2の接続電極
17,18…第1,第2の外部電極
29,29A…質量付加部材
29a,29b…第1,第2の傾斜部
29c,29d…傾斜部
31,32,33…狭幅部
31a,32a…第1の部分
31b,32b…第2の部分
31c,32c…第3の部分
41,51,61…狭幅部
41a〜41e,51a〜51e…第1の部分〜第5の部分
71…切欠き
101…振動装置
103…パッケージ材
106…弾性板
106a,106b…第1,第2の弾性板部
106c…屈曲連結部
109…質量付加部材
111…変位板
112…質量付加部材
図23は、第9の実施形態に係る振動装置の要部を説明するための模式的平面図である。第1の変位板6及び第2の変位板7に、それぞれ、切欠き71が設けられている。第1の変位板6及び第2の変位板7は、それぞれ、一対の側面6c,6d,7c,7dを有している。側面6c,6dは、第1の辺部分5aと第2の辺部分5bとを結ぶ方向に延びている。側面7c,7dも、第1の辺部分5aと第2の辺部分5bとを結ぶ方向に延びている。切欠き71は、第1の変位板6では、側面6cに向かって開くように設けられている。第2の変位板7では、切欠き71は、側面7に開くように設けられている。このように、第1の変位板6及び第2の変位板7の一部に、一方の側面に開いた切欠き71を設けてもよい。
本発明に係る振動装置では、好ましくは、前記第1の辺部分の延びる方向と直交する方向から見たときに、前記狭幅部と、前記第1の変位板とが接続されている部分と、前記狭幅部と、前記第の辺部分とが接続されている部分とが、重なっておらず、前記狭幅部と、前記第2の変位板とが接続されている部分と、前記狭幅部と、前記第の辺部分とが接続されている部分とが、重なっていない。この場合には、振動効率をさらに効果的に高めることができる。

Claims (20)

  1. 対向し合う第1の辺部分及び第2の辺部分を有する支持部材と、
    自由端を有するように、前記支持部材の前記第1の辺部分に支持されており、前記第2の辺部分側に延びている第1の変位板と、
    自由端を有するように、前記支持部材の前記第2の辺部分に支持されており、前記第1の辺部分側に延びている第2の変位板と、
    前記第1の変位板上及び前記第2の変位板上にそれぞれ設けられている第1,第2の圧電振動素子と、
    前記第1の変位板における前記自由端側の部分及び前記第2の変位板における前記自由端側の部分の両方に接続されている質量付加部材と、
    を備える、振動装置。
  2. 前記第1の変位板における、前記質量付加部材に接続されている部分よりも前記第1の辺部分側に位置する部分の少なくとも一部が、平面視において前記質量付加部材と重なっており、
    前記第2の変位板における、前記質量付加部材に接続されている部分よりも前記第2の辺部分側に位置する部分の少なくとも一部が、平面視において前記質量付加部材と重なっている、請求項1に記載の振動装置。
  3. 前記支持部材の前記第1の辺部分が延びる方向に平行な方向から見たときに、前記第1の変位板及び前記第2の変位板が重なっている、請求項1または2に記載の振動装置。
  4. 前記第1の変位板の前記自由端及び前記第2の変位板の前記自由端に前記質量付加部材が接続されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の振動装置。
  5. 前記質量付加部材の前記第1の変位板及び前記第2の変位板に接続されている面が、前記支持部材の前記第1の辺部分側に位置する第1の端部及び前記第2の辺部分側に位置する第2の端部を有し、
    前記第1の変位板が前記第2の端部の一部を含む部分に接続されており、前記第2の変位板が前記第1の端部の一部を含む部分に接続されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の振動装置。
  6. 平面視において、前記第1の変位板及び前記第2の変位板が、前記質量付加部材の重心を対称点として点対称に配置されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の振動装置。
  7. 前記第1,第2の変位板において、前記第1の辺部分及び前記第2の辺部分の延びる方向の寸法を幅としたときに、
    前記第1の変位板と前記第1の辺部分の間に、及び前記第2の変位板と前記第2の辺部分との間に、第1,第2の変位板の幅よりも幅が狭い狭幅部が接続されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の振動装置。
  8. 前記第1の辺部分の延びる方向と直交する方向から見たときに、前記狭幅部と、前記第1の変位板とが接続されている部分と、前記狭幅部と、前記第2の辺部分とが接続されている部分とが、重なっておらず、
    前記狭幅部と、前記第2の変位板とが接続されている部分と、前記狭幅部と、前記第1の辺部分とが接続されている部分とが、重なっていない、請求項7に記載の振動装置。
  9. 前記狭幅部と前記第1の変位板とが接続されている部分、及び前記狭幅部と前記第1の辺部分とが接続されている部分のうち一方が複数の接続部分を有し、
    前記狭幅部と前記第2の変位板とが接続されている部分、及び前記狭幅部と前記第2の変位板とが接続されている部分のうち一方が複数の接続部分を有し、前記第1,第2の辺部分が延びる方向と直交する方向であって、前記第1,第2の変位板が延びる方向に見たときに、いずれの接続部分も重なっていない、請求項8に記載の振動装置。
  10. 前記狭幅部が、前記第1の辺部分及び前記第2の辺部分と平行に延びる部分を有する、請求項7〜9のいずれか1項に記載の振動装置。
  11. 前記狭幅部と前記第1の変位板との接続部が、前記第1の変位板の第1の辺部分が延びる方向における端部を含み、
    前記狭幅部と前記第2の変位板との接続部が、前記第2の変位板の第2の辺部分が延びる方向における端部を含んでいる、請求項7〜10のいずれか1項に記載の振動装置。
  12. 前記狭幅部が、前記第1,第2の変位板の幅方向端部に連なっており、前記第1,第2の変位板の延びる方向に延ばされた第1の部分と、前記第1の部分の前記第1,第2の変位板に接続されている部分とは反対側の端部に連なっており、前記第1,第2の辺部分の延びる方向に延ばされた第2の部分と、
    前記第2の部分の前記第1の部分と連なっている側とは反対側の端部において、前記第2の部分に連なっており、前記第1または前記第2の変位板の延びる方向に延ばされており、前記第1の辺部分または前記第2の辺部分に連なっている第3の部分とを有する、請求項7に記載の振動装置。
  13. 前記第1,第2の変位板が、それぞれ、前記第1の辺部分及び前記第2の辺部分が延びる方向に直交する方向に延ばされた一対の側面を有し、前記第1,第2の変位板の一方の側面に開いた切欠きが前記第1,第2の変位板に設けられている、請求項1〜12のいずれか1項に記載の振動装置。
  14. 前記第1の変位板、前記第2の変位板及び前記支持部材が一体である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の振動装置。
  15. 前記第1の変位板、前記第2の変位板、前記狭幅部及び前記支持部材が一体である、請求項7〜12のいずれか1項に記載の振動装置。
  16. 前記第1の変位板及び前記第2の変位板が対向し合う第1の主面及び第2の主面をそれぞれ有し、
    前記第1の変位板の前記第1の主面側及び前記第2の変位板の前記第1の主面側に前記質量付加部材が接続されており、
    前記第1の変位板の前記第2の主面上及び前記第2の変位板の前記第2の主面上に、前記第1,第2の圧電振動素子がそれぞれ設けられている、請求項1〜15のいずれか1項に記載の振動装置。
  17. 前記質量付加部材上に複数の接続部材が設けられており、
    前記複数の接続部材により前記質量付加部材が前記第1の変位板及び前記第2の変位板に接続されており、
    前記第1の変位板及び前記第2の変位板が、前記質量付加部材とギャップを介して対向している部分を有する、請求項1〜16のいずれか1項に記載の振動装置。
  18. 前記質量付加部材が前記第1の変位板側及び前記第2の変位板側に変位するように前記第1の変位板が最も変位したときの、前記第1の変位板の前記質量付加部材に対向している部分の形状と、前記質量付加部材の前記第1の変位板に対向している部分の形状とが同じであり、
    前記質量付加部材が前記第1の変位板側及び前記第2の変位板側に変位するように前記第2の変位板が最も変位したときの、前記第2の変位板の前記質量付加部材に対向している部分の形状と、前記質量付加部材の前記第2の変位板に対向している部分の形状とが同じである、請求項1〜17のいずれか1項に記載の振動装置。
  19. 前記質量付加部材の前記第1,第2の変位板側の主面において、前記第1の変位板に対向する領域において、前記第1の辺部分と前記第2の辺部分とを結ぶ方向中央側から、前記第2の辺部分側にいくにつれて、前記第1の変位板側に向かうように傾斜された第1の傾斜部が設けられており、
    前記第2の変位板と対向する領域において、前記第1の辺部分と前記第2の辺部分とを結ぶ方向中央側から、前記第1の辺部分側に向かうにつれて、前記第2の変位板側に近づくように傾斜されている第2の傾斜部とが設けられている、請求項1〜18のいずれか1項に記載の振動装置。
  20. 第1のケーシング材及び第2のケーシング材をさらに備え、
    前記第1のケーシング材と前記第2のケーシング材との間に前記支持部材が配置されており、
    前記第1のケーシング材、前記第2のケーシング材及び前記支持部材により構成されたケース内に、前記第1の変位板、前記第2の変位板及び前記質量付加部材が収納されている、請求項1〜19のいずれか1項に記載の振動装置。
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