JPWO2020170938A1 - 振動装置 - Google Patents

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Abstract

構造の複雑さを招くことなく、端子と振動板との接合の信頼性及び電気的接続の信頼性を高めることができる、振動装置を提供する。
長さ方向を有し、長さ方向一端側の第1の端部6aと他端側の第2の端部6bとを有する第1の振動板6と、第1の振動板6に設けられた第1の圧電素子11と、長さ方向において、第1の振動板6の中央よりも第1の端部6a側において、第1の圧電素子11に接合された第1の導体配線13と、第1の導体配線13に接続された第1の固定部材17と、第1の固定部材17が固定されているケース部材4と、を備え、第2の端部6bが自由端とされており、第1の導体配線13が屈曲部を有する、振動装置1。

Description

本発明は、振動装置に関する。
従来、圧電素子を用いた振動子をケース内で振動させる振動装置が種々提案されている。例えば、下記の特許文献1では、ケース内に、圧電素子を有する振動子が配置されている。圧電素子と、給電部材とをはんだ付けにより接続すると、はんだ剥がれ等の問題が存在する。特許文献1に記載の振動装置では、給電部材に挟持接続部が設けられている。挟持接続部は、振動子を挟持するとともに、圧電素子に電気的に接続されている。
特開平9−201080号公報
特許文献1に記載されているように、給電部材が圧電素子にはんだ付けにより固定されていると、振動子の振動によって、接合部に剥がれ等が生じるおそれがあった。そこで、特許文献1では、圧電素子を挟持する挟持接続部が、給電部材に設けられている。ここでは、挟持接続部により振動子が挟持されるため、すなわち、はんだ付けによる接合部を有しないため、はんだ剥がれ等が生じ難い。
しかしながら、特許文献1に記載のような挟持接続部を用いた構成では、挟持される振動子の形状に制約があり、かつ圧電素子を含む振動子を挟持する構造が複雑になるという問題があった。加えて、振動子の振動状況によっては、挟持接続部と圧電素子との電気的接続が不十分になるおそれもあった。
本発明の目的は構造が複雑になることなく、かつ振動体と振動体に電気的に接続される端子との接続の信頼性に優れており、さらに接合部の剥がれ等が生じ難い、振動装置を提供することにある。
本発明は、長さ方向を有し、前記長さ方向一端側の第1の端部と他端側の第2の端部とを有する第1の振動板と、前記第1の振動板に設けられた第1の圧電素子と、前記長さ方向において、前記第1の振動板の中央よりも前記第1の端部側において、前記第1の圧電素子に接合された第1の導体配線と、前記第1の導体配線に接続された第1の固定部材と、前記第1の固定部材が固定されているケース部材と、を備え、前記第2の端部が自由端とされており、前記第1の導体配線が屈曲部を有する、振動装置である。
本発明に係る振動装置によれば、構造の複雑化を招くことなく、振動板と端子との接続の信頼性を高めることができ、接合部の剥がれ等が生じ難い、振動装置を提供することが可能となる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る振動装置の外観を示す斜視図である。 図2は、本発明の第1の実施形態に係る振動装置の分解斜視図である。 図3は、第1の実施形態に係る振動装置の第1,第2の振動板と、第1,第2の振動板に接続された支持枠と、第1または第2の振動板に接続された固定端子部とを示す斜視図である。 図4は、本発明の第1の実施形態の振動装置の要部を示す平面図である。 図5は、第1の実施形態で用いられている第1の圧電素子の正面断面図である。 図6(a)は、第1の実施形態の振動装置において、質量付加部材が上頂点に達した場合の振動装置の要部を説明するための模式的正面断面図であり、図6(b)は、上頂点に達した場合の端子の模式的平面図である。 図7(a)は、第1の実施形態の振動装置において、質量付加部材が中性点にある場合の振動装置の要部を説明するための模式的正面断面図であり、図7(b)は、中性点にある場合の端子の模式的平面図である。 図8(a)は、第1の実施形態の振動装置において、質量付加部材が下頂点に達した場合の振動装置の要部を説明するための模式的正面断面図であり、図8(b)は、下頂点に達した場合の端子の模式的平面図である。 図9は、端子のミアンダ形状の変形例を説明するための模式的平面図である。 図10は、端子のミアンダ形状の第2の変形例を説明するための模式的平面図である。 図11は、端子の平面形状の第3の変形例を説明するための模式的平面図である。 図12は、本発明の第2の実施形態の振動装置の要部を説明するための模式的平面図である。 図13(a)は、本発明の第3の実施形態の振動装置における端子と圧電素子の電極との接合部を説明するための模式的平面図であり、図13(b)はその正面断面図である。 図14は、本発明の第3の実施形態の第1の変形例を説明するための模式的平面図である。 図15は、本発明の第3の実施形態の第2の変形例を説明するための模式的平面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
なお、本明細書に記載の各実施形態は、例示的なものであり、異なる実施形態間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることを指摘しておく。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る振動装置の外観を示す斜視図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係る振動装置の分解斜視図である。図3は、第1の実施形態に係る振動装置の第1,第2の振動板と、第1,第2の振動板に接続された支持枠と、第1または第2の振動板に接続された固定端子部とを示す斜視図である。図4は、本発明の第1の実施形態の振動装置の要部を示す平面図である。図5は、第1の実施形態で用いられている第1の圧電素子の正面断面図である。
振動装置1は、ケース2を有する。ケース2は、ベース部材3と、矩形枠状のケース部材4と、蓋材5とを有する。図2に示すように、ケース部材4の上方の開口内に第1の振動板6と、第2の振動板7とが配置されている。第1の振動板6及び第2の振動板7は、ステンレスなどの金属からなる。
振動装置1のベース部材3の底部は、外部の実装基板などに接合される。それによって、ベース部材3の底部から外部に振動装置1の振動が伝搬する。
図3に示すように、第1,第2の振動板6,7は、矩形枠状の支持部10に接続されている。支持部10は、複数の辺部分により構成されている。支持部10は、平行する第1の辺部分10a及び第2の辺部分10bを有する。第1の辺部分10aから第2の辺部分10b側に、第1の振動板6が延びている。
第1の振動板6は長さ方向を有する。第1の辺部分10aから第2の辺部分10b側に向かう方向が第1の振動板6の長さ方向である。平面視して、第1の振動板6の長さ方向と直交する方向が第1の振動板6の幅方向である。以下、長さ方向及び幅方向とは、第1の振動板6の長さ方向及び幅方向をいうものとする。第1の振動板6は、長さ方向において一端側に第1の端部6a及び屈曲連結部6cを有し、他端側に第2の端部6bを有する。第1の端部6aが、屈曲連結部6cを介して支持部10の第1の辺部分10aに接続されている。第2の端部6bが自由端とされている。第1の振動板6は、第1の辺部分10aによって支持されており、この支持構造は、片持ち梁構造である。なお、第1の端部6aが屈曲連結部6cを介さずに第1の辺部分10aに接続されていてもよい。
第2の辺部分10bから第1の辺部分10a側に、第2の振動板7が延びている。第2の振動板7は、長さ方向において一端側に第1の端部7a及び屈曲連結部7cを有し、他端側に第2の端部7bを有する。第1の端部7aが、屈曲連結部7cを介して支持部10の第2の辺部分10bに接続されている。第2の端部7bが自由端とされている。第2の振動板7は、第2の辺部分10bによって支持されており、この支持構造は、片持ち梁構造である。なお、第1の端部7aも、屈曲連結部7cを介さずに第2の辺部分10bに接続されていてもよい。
平面視において、第1の振動板6及び第2の振動板7は、支持部10の枠の形状の中心に対して点対称に配置されている。
さらに、矩形枠状の支持部10に、固定端子部10A〜10Dが一体に設けられている。
上記支持部10、第1の振動板6、第2の振動板7及び固定端子部10A〜10Dは金属板を用いて一体に構成されている。
図2に示すように、第1,第2の振動板6,7上に、第1,第2の圧電素子11,12が設けられている。第1の圧電素子11を図5に正面断面図で示す。第1の圧電素子11は、圧電板11aと、第1の電極11bと、第2の電極11cとを有する。第1の圧電素子11では、圧電板11aの上面に第1の電極11bが設けられており、下面に第2の電極11cが設けられている。圧電板11aは、圧電セラミックスからなり、厚み方向に分極されている。第2の電極11cは、第1の振動板6に接合され、第1の振動板6と電気的に接続されている。
第1の電極11bと第2の電極11cとの間に交流電界を印加することにより、第1の圧電素子11は面内方向に伸縮する。それに伴い、第1の振動板6は屈曲モードにより振動する。その結果、第1の振動板6の第2の端部6bすなわち自由端側が上下に変位する。第2の圧電素子12を駆動した場合にも同様に、第2の圧電素子12は面内方向に伸縮して、第2の振動板7は屈曲モードにより振動し、第2の振動板7の第2の端部7bすなわち自由端側が上下に変位する。
第1の振動板6及び第2の振動板7の下面に質量付加部材9が接合されている。質量付加部材9は、適宜の金属や金属及び樹脂の合成材料、あるいはセラミックスなどからなる。質量付加部材9は、質量付加作用が高いタングステンなどの、密度が高い金属からなることが好ましい。それによって、振動装置1の小型化を容易に進めることができる。質量付加部材9の上面9aには、傾斜部9b及び9cが設けられている。
傾斜部9bは、長さ方向において第1の振動板6の中央よりも第2の端部6b側において、第1の振動板6と接合されている。
傾斜部9cは、長さ方向において第2の振動板7の中央よりも第2の端部7b側において、第2の振動板7と接合されている。
従って、質量付加部材9は、第1の振動板6及び第2の振動板7の自由端側に固定されて、第1の振動板6及び第2の振動板7により支持されている。
第1の圧電素子11の下面側の電極である第2の電極11c(図5参照)は、第1の振動板6に接合されている。第1の振動板6は金属からなるため、第2の電極11cは第1の振動板6と電気的に接続されている。第2の圧電素子12の下面側の電極は、第2の振動板7に接合されている。第2の振動板7は金属からなるため、第2の圧電素子12の下面側の電極は第2の振動板7と電気的に接続されている。
他方、図2及び図4に示すように、第1の圧電素子11の上面側の電極である第1の電極11bには、第1の導体配線13が接合されている。第1の導体配線13は、導電性材料からなる。好ましくは、第1の導体配線13は金属からなる。第1の導体配線13の一方の端部が第1の圧電素子11の第1の電極11bに接合されている。第1の導体配線13は、複数の屈曲部を有し、ミアンダ形状を有している。
第1の導体配線13の他方の端部は、ベース部材3及びケース部材4に固定された第1の固定部材17に接続されている。第1の固定部材17は、ケース部材4の側面一部を覆うように固定されている。第1の導体配線13は、第1の圧電素子11の第1の電極11bと第1の固定部材17を電気的に接続している。
第2の圧電素子12の上面側の電極には、第2の導体配線14が接合されている。第2の導体配線14は、導電性材料からなる。好ましくは、第2の導体配線14は金属からなる。第2の導体配線14の一方の端部が第2の圧電素子12の上面側の電極に接合されている。第2の導体配線14は、複数の屈曲部を有し、ミアンダ形状を有している。第2の導体配線14の他方の端部は、ベース部材3及びケース部材4に固定された第2の固定部材17Aに接続されている。第2の固定部材17Aは、ケース部材4の側面一部を覆うように固定されている。第2の導体配線14は、第2の圧電素子12の上面の電極と第2の固定部材17Aを電気的に接続している。
従って、第1,第2の振動板6,7の自由端側の下面に固定されている質量付加部材9は、第1,第2の振動板6,7が振動すると、上下方向に変位することとなる。
なお、第1,第2の固定部材17,17Aはケース部材4に固定されている固定電極である。
図6(a)は、第1の実施形態の振動装置において、質量付加部材が上頂点に達した場合の振動装置の要部を説明するための模式的正面断面図である。図7(a)は、第1の実施形態の振動装置において、質量付加部材が中性点にある場合の振動装置の要部を説明するための模式的正面断面図である。図8(a)は、第1の実施形態の振動装置において、質量付加部材が下頂点に達した場合の振動装置の要部を説明するための模式的正面断面図である。
ここで、上頂点とは、第1の振動板6が上下方向に振動した場合に、第1の振動板6の第2の端部6bが最も上方に位置した状態を示す。下頂点とは、第1の振動板6が上下方向に振動した場合に、第1の振動板6の第2の端部6bが最も下方に位置している状態を示す。
従って、図6(a)に示す状態と、図8(a)に示す状態の間を繰り返すように、第1の振動板6が振動し、質量付加部材9が上下方向に変位する。
図6(b)は、第1の実施形態の振動装置において、質量付加部材が上頂点に達した場合の端子の模式的平面図である。図7(b)は、第1の実施形態の振動装置において、質量付加部材が中性点にある場合の端子の模式的平面図である。図8(b)は、第1の実施形態の振動装置において、質量付加部材が下頂点に達した場合の端子の模式的平面図である。
図7(b)に示すように、第1の導体配線13は、複数の平行な直線部と複数の屈曲部A〜Fからなり、ミアンダ形状を有している。第1の導体配線13は、前述した長さ方向と直交する方向に延びる部分間において複数回屈曲している。従って、第1の固定部材17と、第1の導体配線13が第1の圧電素子11に接合されている部分との間の距離よりも、第1の導体配線13の長さが長い。よって、図6(b)及び図8(b)に示すように、ミアンダ形状の第1の導体配線13が変形し、それによって、第1の導体配線13における第1の圧電素子11の第1の電極11bとの接合部に加わる応力を吸収することができる。特に、第1の導体配線13における第1の圧電素子11の第1の電極11bとの接合部に、長さ方向に加わる応力を吸収することができる。よって、上記のように第1の振動板6が振動したとしても、第1の導体配線13における第1の圧電素子11の第1の電極11bとの接合部における剥がれが生じ難い。しかも、第1の導体配線13は、第1の電極11bに接合されているため、電気的接続の信頼性も十分である。加えて、圧電素子を挟持する複雑な構造の挟持部を必要としない。
よって、振動装置1によれば、構造の複雑化を招くことなく、端子と振動板との快適な接合の信頼性を高めることができ、かつ電気的接続の信頼性も高め得る。
図9は、端子のミアンダ形状の変形例を説明するための模式的平面図である。図9に示す第1の導体配線13の第1の変形例では、第1の導体配線13の先端部と、第1の固定部材17との間を結ぶ方向において、すなわち前述した長さ方向において、第1の導体配線13が複数回屈曲している。それによって、第1の導体配線13は、複数の平行な直線部と複数の屈曲部A〜Dからなる。このように、長さ方向において複数回折り曲げられるようなミアンダ形状としてもよい。この場合には、第1の振動板6の長さ方向における長さを長くすることができる。よって、上下方向の応力の影響をより小さくすることができる。
図10は、端子のミアンダ形状の第2の変形例を説明するための模式的平面図である。図10に示す第1の導体配線13の第2の変形例では、第1の導体配線13は、第1の固定部材17と先端部との間において、長さ方向において複数回屈曲した第1の部分13aと、長さ方向と直交する幅方向において屈曲した第2の部分13bとを有する。第1の部分13aは、複数の屈曲部A〜Dを有し、第2の部分13bは、複数の屈曲部E〜Hを有する。この場合には、上下方向及び長さ方向の双方において応力の影響を小さくすることができる。
図11は、端子の平面形状の第3の変形例を説明するための模式的平面図である。図11に示す第1の導体配線13の第3の変形例では、第1の導体配線13Aは、平面視において、複数の屈曲部A〜Eを有する、ジグザグ形状を有している。このように、第1の導体配線13Aは、ジグザグ形状であってもよい。また、第1の導体配線13Aにおいて応力を吸収する効果は、少なくとも1つの屈曲部を有しておれば得られる。従って、屈曲部は1つであってもよい。もっとも、好ましくは、複数の屈曲部が設けられ、それによって、上記応力の影響をより一層効果的に軽減することができる。
図12は、本発明の第2の実施形態の振動装置の要部を説明するための模式的平面図である。第2の実施形態の振動装置21では、第1の導体配線13における第1の圧電素子11の第1の電極11bとの接合部13xが、第1の振動板6の幅方向において、第2の振動板7側に位置している。第2の導体配線14における第2の圧電素子12の上面側の電極との接合部14xも、第2の振動板7の幅方向において、第1の振動板6側に位置している。このように、接合部13x,14xは、第1の振動板6と第2の振動板7とが隣り合う部分側に位置していてもよい。この場合には、上記接合部13x,14xへの応力の影響をより小さくすることができる。
なお、上記接合部13x,14xは、幅方向において、第1,第2の振動板6,7の中央側に位置していてもよい。
図13(a)は、本発明の第3の実施形態の振動装置における端子と圧電素子の電極との接合部を説明するための模式的平面図であり、図13(b)はその正面断面図である。
第1の導体配線13は、接合部において、はんだ31により、第1の圧電素子11の第1の電極11bに接合されている。ここでは、第1の導体配線13の接合部において、第1の導体配線13の延びる方向と交差する方向に複数の突出部13c,13dが設けられている。突出部13c,13dは、第1の導体配線13の延びる方向と直交する方向両側に設けられている。従って、第1の導体配線13において、第1の導体配線13の延びる方向、すなわち前述した長さ方向に応力が加わったとしても、突出部13c,13dのアンカー効果により、応力による剥離等をより効果的に防止することができる。
なお、突出部13c,13dは、第1の導体配線13の延びる方向と直交する必要は必ずしもなく、第1の導体配線13の延びる方向と90度以外の角度で交差する方向に延ばされていてもよい。
図14は、本発明の第3の実施形態の第1の変形例を説明するための模式的平面図である。ここでは、第1の導体配線13の一方の端部である、第1の導体配線13の接合部において、第1の導体配線13の延びる方向と直交する幅方向において、突出部13c,13dが設けられている。
図15は、本発明の第3の実施形態の第2の変形例を説明するための模式的平面図である。第1の導体配線13の接合部13eは、第1の導体配線13の残りの部分よりも幅方向の寸法が大きい矩形とされている。この接合部13eにおいては、矩形の中央に貫通孔13fが設けられている。
幅方向に延びる辺部分を有する矩形の接合部13eが設けられているため、上記アンカー効果により、接合部13eにおける剥離が生じ難い。貫通孔13fが設けられている部分においてもアンカー効果が発揮される。従って、より一層接合部における剥離が生じ難い。なお、貫通孔13fは設けられずともよい。
図13〜図15に示したように、第1の導体配線13の接合部において、長さ方向と交差する方向に延びる部分を設けることにより、上記アンカー効果により、上下方向及び長さ方向に加わる引っ張り荷重に対して接合部をより強くすることができる。
なお、第1の実施形態では、複数の振動板として第1の振動板6及び第2の振動板7が設けられていたが、本発明は、単一の振動板のみが設けられている振動装置にも適用することができる。また、3以上の振動板を有する振動装置にも本発明を適用することができる。
1…振動装置
2…ケース
3…ベース部材
4…ケース部材
5…蓋材
6…第1の振動板
6a…第1の端部
6b…第2の端部
6c…屈曲連結部
7…第2の振動板
7a…第1の端部
7b…第2の端部
7c…屈曲連結部
9…質量付加部材
9a…上面
9b,9c…傾斜部
10…支持部
10A〜10D…固定端子部
10a…第1の辺部分
10b…第2の辺部分
11,12…第1,第2の圧電素子
11a…圧電板
11b…第1の電極
11c…第2の電極
13…第1の導体配線
13A…第1の導体配線
13a…第1の部分
13b…第2の部分
13c,13d…突出部
13e…接合部
13f…貫通孔
13x,14x…接合部
14…第2の導体配線
17…第1の固定部材
17A…第2の固定部材
21…振動装置
31…はんだ
A〜H…屈曲部

Claims (6)

  1. 長さ方向を有し、前記長さ方向一端側の第1の端部と他端側の第2の端部とを有する第1の振動板と、
    前記第1の振動板に設けられた第1の圧電素子と、
    前記長さ方向において、前記第1の振動板の中央よりも前記第1の端部側において、前記第1の圧電素子に接合された第1の導体配線と、
    前記第1の導体配線に接続された第1の固定部材と、
    前記第1の固定部材が固定されているケース部材と、
    を備え、
    前記第2の端部が自由端とされており、
    前記第1の導体配線が屈曲部を有する、振動装置。
  2. 前記第1の導体配線が、複数の前記屈曲部を有する、請求項1に記載の振動装置。
  3. 前記第1の導体配線が、ミアンダ形状である、請求項1または2に記載の振動装置。
  4. 前記第1の導体配線が、ジグザグ形状である、請求項1または2に記載の振動装置。
  5. 前記長さ方向において、前記第1の振動板の中央よりも前記第2の端部側において、前記第1の振動板に接合された質量付加部材をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の振動装置。
  6. 前記長さ方向一端側の第1の端部と他端側の第2の端部とを有する第2の振動板と、
    前記第2の振動板に設けられた第2の圧電素子と、
    前記長さ方向において、前記第2の振動板の中央よりも前記第1の端部側において、前記第2の圧電素子に接合された第2の導体配線と、
    前記第2の導体配線に接続されており、前記ケース部材に固定されている第2の固定部材とをさらに備え、
    前記ケース部材が対向し合う第1,第2の辺部分を有し、前記第1の振動板が前記第1の辺部分に接続されており、前記第2の振動板が前記第2の辺部分に接続されており、
    前記質量付加部材が前記第2の振動板と接合されている、請求項5に記載の振動装置。
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