JPWO2018220788A1 - 検査結果報知方法、検査結果報知装置および部品実装システム - Google Patents

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Abstract

この検査結果報知方法は、部品実装基板(P)に基板作業を行う生産装置(1)と、部品実装基板を検査する検査装置(2)とを備える部品実装システム(100)における検査結果報知方法であって、部品実装基板の検査画像(4)を取得し、生産装置において生じた事象を時系列で示す生産時系列情報(5)を取得し、検査画像と生産時系列情報とを同時に表示する。

Description

この発明は、検査結果報知方法、検査結果報知装置および部品実装システムに関し、特に、検査装置による部品実装基板の検査結果を報知する検査結果報知方法、検査結果報知装置および部品実装システムに関する。
従来、検査装置による部品実装基板の検査結果を報知する検査結果報知装置が知られている。このような検査結果報知装置は、特開2006−228799号公報に開示されている。
特開2006−228799号公報には、基板に部品を実装する部品実装装置などの処理装置と、処理装置により処理が行われた基板(部品実装基板)を検査する実装検査装置などの検査装置とを備える部品実装ラインが開示されている。この部品実装ラインでは、実装検査装置が、基板の検査結果を報知する検査結果報知装置として機能する。この検査結果報知装置(実装検査装置)は、検査画像などの検査関連情報と、実装処理の各種条件(ノズルや、ヘッド、フィーダなどの識別情報)などの処理関連情報とをLCDモニタの同一表示画面内に表示するように構成されている。作業者は、LCDモニタに表示された検査関連情報と処理関連情報とを確認して、部品の位置ずれなどの不良の発生要因を解析する。
特開2006−228799号公報
ここで、実装処理の各種条件だけでなく、処理装置において生じた部品の吸着エラーなどの事象も、不良の発生要因となり得る。しかしながら、上記特開2006−228799号公報に記載された検査結果報知装置では、検査画像などの検査関連情報と実装処理の各種条件などの処理関連情報とが表示されるだけであるため、処理装置において生じた事象は分からない。このため、不良の発生要因となり得る処理装置において生じた事象を特定して、不良の発生要因の改善を実行することが困難である。この点において、上記特開2006−228799号公報に記載された検査結果報知装置には、改善の余地がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、不良の発生要因となり得る生産装置の事象を特定して、不良の発生要因の改善を実行することが可能な検査結果報知方法、検査結果報知装置および部品実装システムを提供することである。
この発明の第1の局面による検査結果報知方法は、部品実装基板に基板作業を行う生産装置と、生産装置よりも下流側に配置され、生産装置により基板作業が行われた部品実装基板を検査する検査装置とを備える部品実装システムにおける検査結果報知方法であって、検査装置において取得された部品実装基板の検査画像を取得し、生産装置において生じた事象を時系列で示す生産時系列情報を取得し、検査画像と生産時系列情報とを同時に表示する。
この発明の第1の局面による検査結果報知方法では、上記のように、部品実装基板の検査画像と生産装置において生じた事象を時系列で示す生産時系列情報とを同時に表示する。これにより、検査画像により部品の位置ずれなどの不良状態を確認しつつ、生産時系列情報によりこの不良の発生要因となり得る生産装置の事象が有るかどうかを確認して解析することができる。その結果、不良の発生要因となり得る生産装置の事象を特定して、不良の発生要因の改善を実行することができる。また、生産装置において生じた事象を単に示すのではなく、時系列で示すことにより、生産装置において生じた事象の前後関係や、事象が生じた時間、事象同士の時間間隔などを把握することができる。その結果、把握された事象の前後関係や、事象が生じた時間、事象同士の時間間隔などに基づいて、不良の発生要因となり得る生産装置の事象をより容易に特定することができる。
上記第1の局面による検査結果報知方法において、好ましくは、検査画像と生産時系列情報とを同時に表示することは、部品実装基板の検査箇所の検査画像と、検査箇所に配置される部品に関連する事象を時系列で示す生産時系列情報とを同時に表示することを含む。このように構成すれば、検査箇所の検査画像を表示することにより、検査箇所の不良状態を迅速に確認することができる。また、検査箇所に配置される部品に関連する事象を時系列で示す生産時系列情報を表示することにより、生産装置において生じた事象のうち検査箇所の不良と関連が大きい事象が表示されるので、不良の発生要因となり得る生産装置の事象が有るかどうかをより容易に確認して解析することができる。
上記検査箇所に配置される部品に関連する事象を時系列で示す生産時系列情報を表示する構成において、好ましくは、生産時系列情報は、生産装置における部品実装基板の生産開始から、生産装置における部品実装基板の生産完了までの間に生じた、検査箇所に配置される部品に関連する事象を示す情報を含む。このように構成すれば、部品実装基板の生産時間内に生産装置において生じたエラーなどの事象を、生産時系列情報により確認して解析することができる。
この場合、好ましくは、生産時系列情報は、生産装置における部品実装基板の生産開始の前に生じた、検査箇所に配置される部品に関連する事象と、生産装置における部品実装基板の生産完了の後に生じた、検査箇所に配置される部品に関連する事象とを示す情報をさらに含む。このように構成すれば、部品実装基板の生産時間内に生産装置において生じた事象だけでなく、部品実装基板の生産時間外に生産装置において生じた部品の交換などの段取りに関する事象も、生産時系列情報により確認して解析することができる。
上記検査箇所に配置される部品に関連する事象を時系列で示す生産時系列情報を表示する構成において、好ましくは、検査箇所だけでなく、検査箇所に隣接して配置される隣接検査箇所についても、隣接検査箇所に配置される隣接部品に関連する事象を時系列で示す生産時系列情報を表示する。このように構成すれば、隣接部品に関連する事象を時系列で示す生産時系列情報により、隣接部品に関連する事象の中に、検査箇所の不良の発生要因となり得る生産装置の事象が有るかどうかを確認して解析することができる。その結果、不良の発生要因となり得る生産装置の事象をより確実に特定することができる。
上記検査箇所に配置される部品に関連する事象を時系列で示す生産時系列情報を表示する構成において、好ましくは、生産装置において取得された、検査箇所に配置される部品に関連する画像を表示する。このように構成すれば、検査箇所に配置される部品に関連する画像により、生産時系列情報の事象が不良の発生要因であるかどうかを解析することができる。その結果、不良の発生要因となり得る生産装置の事象が有るかどうかをより確実に解析することができる。
上記第1の局面による検査結果報知方法において、好ましくは、生産装置において取得された特定種類の値について、数値範囲を設定して検索するとともに、検索により抽出された部品実装基板の検査画像をリスト化して表示する。ここで、生産時系列情報を確認しても、不良の発生要因となり得る生産装置の事象が無い場合には、生産装置の事象以外の不良の発生要因を特定する必要がある。そこで、上記のように検査画像をリスト化して表示するように構成すれば、リスト化された検査画像を確認することにより、不良と相関があると推測される生産装置の特定種類の値と不良との実際の相関性を確認することができる。その結果、生産時系列情報に不良の発生要因となり得る生産装置の事象が無い場合にも、不良と相関がある生産装置の特定種類の値を特定して、不良の発生要因の改善を実行することができる。また、生産時系列情報に不良の発生要因となり得る生産装置の事象が有る場合に、この事象に対応する生産装置の特定種類の値を用いて検査画像をリスト化しても良い。この場合、不良の発生要因となり得る生産装置の事象に対応する生産装置の特定種類の値と不良との実際の相関性を確認することができるので、生産装置の事象が不良の発生要因であるかどうかをより確実に解析することができる。
上記第1の局面による検査結果報知方法において、好ましくは、生産装置において取得された特定種類の値について、数値範囲を設定して検索するとともに、検索により抽出された特定種類の検査値をグラフ化して表示する。このように構成すれば、グラフ化された特定種類の検査値を確認することにより、不良と相関があると推測される生産装置の特定種類の値と不良との実際の相関性を確認することができる。その結果、生産時系列情報に不良の発生要因となり得る生産装置の事象が無い場合にも、不良と相関がある生産装置の特定種類の値を特定して、不良の発生要因の改善を実行することができる。また、生産時系列情報に不良の発生要因となり得る生産装置の事象が有る場合に、この事象に対応する生産装置の特定種類の値を用いて特定種類の検査値をグラフ化しても良い。
上記第1の局面による検査結果報知方法において、好ましくは、生産装置において取得された特定種類の値と、検査装置において取得された特定種類の検査値とをグラフ化して表示する。このように構成すれば、不良と相関があると推測される生産装置の特定種類の値と、不良に対応する検査装置の特定種類の検査値とをグラフ化して確認することにより、不良と相関があると推測される生産装置の特定種類の値と不良との間の実際の相関性を確認することができる。その結果、生産時系列情報に不良の発生要因となり得る生産装置の事象が無い場合にも、不良と相関がある生産装置の特定種類の値を特定して、不良の発生要因の改善を実行することができる。また、生産時系列情報に不良の発生要因となり得る生産装置の事象が有る場合に、この事象に対応する生産装置の特定種類の値と特定種類の検査値とをグラフ化しても良い。
上記第1の局面による検査結果報知方法において、好ましくは、検査装置は、複数設けられており、一の検査装置において取得された特定種類の検査値と、他の検査装置において取得された特定種類の検査値とをグラフ化して表示する。このように構成すれば、検査装置の特定種類の検査値同士をグラフ化して確認することにより、検査装置の特定種類の検査値同士の相関性を確認することができる。その結果、検査装置の特定種類の検査値の規格値(不良と判断するための値)が適切であるかどうかを確認することができる。たとえば、上流側の検査装置において良と判断された一方、下流側の検査装置において不良と判断された場合に、上流側の検査装置においてどの程度特定種類の検査値の規格値を調整すればよいかを解析することができる。
上記グラフ化する構成において、好ましくは、生産装置において取得された特定種類の値と、検査装置において取得された特定種類の検査値とグラフ化情報か、または、一の検査装置において取得された特定種類の検査値と、他の検査装置において取得された特定種類の検査値とのグラフ化情報において相関が認められる場合には、不良を低減するために所定の値を調整することを促す情報を表示する。このように構成すれば、熟練した作業者でなくても、値同士に相関があるかどうかを認識することができるとともに、いずれの値を調整すればよいかを認識することができる。その結果、不良の発生要因の改善を容易に実行することができる。
この発明の第2の局面による検査結果報知装置は、部品実装基板に基板作業を行う生産装置と、生産装置よりも下流側に配置され、生産装置により基板作業が行われた部品実装基板を検査する検査装置とを備える部品実装システムにおいて用いられる検査結果報知装置であって、表示部と、検査装置において取得された部品実装基板の検査画像を取得し、生産装置において生じた事象を時系列で示す生産時系列情報を取得し、検査画像と生産時系列情報とを表示部に同時に表示する制御を行う制御部と、を備える。
この発明の第2の局面による検査結果報知装置では、上記のように、検査装置において取得された部品実装基板の検査画像を取得し、生産装置において生じた事象を時系列で示す生産時系列情報を取得し、検査画像と生産時系列情報とを表示部に同時に表示する制御を行う制御部を設ける。これにより、検査画像により部品の位置ずれなどの不良状態を確認しつつ、生産時系列情報によりこの不良の発生要因となり得る生産装置の事象が有るかどうかを確認して解析することができる。その結果、不良の発生要因となり得る生産装置の事象を特定して、不良の発生要因の改善を実行することができる。また、生産装置において生じた事象を単に示すのではなく、時系列で示すことにより、生産装置において生じた事象の前後関係や、事象が生じた時間、事象同士の時間間隔などを把握することができる。その結果、把握された事象の前後関係や、事象が生じた時間、事象同士の時間間隔などに基づいて、不良の発生要因となり得る生産装置の事象をより容易に特定することができる。
この発明の第3の局面による部品実装システムは、部品実装基板に基板作業を行う生産装置と、生産装置よりも下流側に配置され、生産装置により基板作業が行われた部品実装基板を検査する検査装置と、検査装置による検査結果を報知する検査結果報知装置と、を備え、検査結果報知装置は、表示部と、検査装置において取得された部品実装基板の検査画像を取得し、生産装置において生じた事象を時系列で示す生産時系列情報を取得し、検査画像と生産時系列情報とを表示部に同時に表示する制御を行う制御部と、を含む。
この発明の第3の局面による部品実装システムでは、上記のように、検査結果報知装置に、検査装置において取得された部品実装基板の検査画像を取得し、生産装置において生じた事象を時系列で示す生産時系列情報を取得し、検査画像と生産時系列情報とを表示部に同時に表示する制御を行う制御部を設ける。これにより、検査画像により部品の位置ずれなどの不良状態を確認しつつ、生産時系列情報によりこの不良の発生要因となり得る生産装置の事象が有るかどうかを確認して解析することができる。その結果、不良の発生要因となり得る生産装置の事象を特定して、不良の発生要因の改善を実行することができる。また、生産装置において生じた事象を単に示すのではなく、時系列で示すことにより、生産装置において生じた事象の前後関係や、事象が生じた時間、事象同士の時間間隔などを把握することができる。その結果、把握された事象の前後関係や、事象が生じた時間、事象同士の時間間隔などに基づいて、不良の発生要因となり得る生産装置の事象をより容易に特定することができる。
本発明によれば、上記のように、不良の発生要因となり得る生産装置の事象を特定して、不良の発生要因の改善を実行することが可能な検査結果報知方法、検査結果報知装置および部品実装システムを提供することができる。
一実施形態の部品実装システムの全体構成を示す図である。 一実施形態の検査結果報知装置を示すブロック図である。 一実施形態の検査結果報知装置に表示される画像の一例を示す図である。 一実施形態の検査結果報知装置に表示される画像の一例を示す図である。 一実施形態の検査結果報知装置に表示される画像の一例を示す図である。 一実施形態の検査結果報知装置に表示される画像の一例を示す図である。 一実施形態の検査結果報知装置に表示される画像の一例を示す図である。 一実施形態の検査結果報知装置に表示される画像の一例を示す図である。 一実施形態の検査結果報知装置に表示される画像の一例を示す図である。 一実施形態の検査結果報知装置に表示される画像の一例を示す図である。 一実施形態の検査結果報知装置に表示される画像の一例を示す図である。 一実施形態の検査結果報知装置に表示される画像の一例を示す図である。 一実施形態の検査結果報知装置に表示される画像の一例を示す図である。 一実施形態の検査結果報知装置に表示される画像の一例を示す図である。 一実施形態の検査結果報知装置を用いた不良発生要因特定作業の一例を示すフローチャートである。 図15のフローチャートの続きを示すフローチャートである。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(部品実装システムの構成)
図1を参照して、一実施形態による部品実装システム100の構成について説明する。以下の説明では、単に「上流側」という場合、基板搬送方向の上流側を意味し、単に「下流側」という場合、基板搬送方向の下流側を意味する。
図1に示すように、部品実装システム100は、IC、トランジスタ、コンデンサおよび抵抗などの部品E(電子部品)を、プリント基板などの部品実装基板Pに実装して、部品Eが実装された部品実装基板Pを生産するシステムである。
部品実装システム100は、生産装置1と、検査装置2と、検査結果報知装置3とを備えている。
生産装置1は、部品実装基板Pを生産するために、部品実装基板Pに基板作業を行う装置である。生産装置1は、印刷装置1aと、部品実装装置1bと、リフロー炉1cとを含んでいる。
印刷装置1aは、基板作業として、部品実装基板Pにはんだなどの接合材をスクリーン印刷する印刷作業を行う装置である。印刷装置1aは、部品実装基板Pに接合材をスクリーン印刷するためのスキージおよびマスクと、印刷作業を撮像する撮像部とを有している。
部品実装装置1bは、基板作業として、接合材が印刷された部品実装基板Pに部品Eを実装する実装作業を行う装置である。部品実装装置1bは、部品Eを保持する部品供給テープを保持するリールと、リールから部品供給テープを送り出すテープフィーダと、テープフィーダから供給された部品Eを先端に装着されたノズルに吸着して、部品実装基板Pに実装するヘッドと、実装作業を撮像する撮像部とを有している。
リフロー炉1cは、基板作業として、部品実装基板Pに印刷された接合材を溶融させて固化させることにより部品Eを部品実装基板Pに接合するリフロー作業を行う装置である。リフロー炉1cは、部品実装基板Pに印刷された接合材を加熱して溶融させるための加熱装置と、加熱された接合材を冷却して固化させるための冷却ファンとを有している。
検査装置2は、生産装置1の直後(生産装置1よりも下流側)に配置されており、直前(上流側)に配置された生産装置1により基板作業が行われた部品実装基板Pを検査するように構成されている。検査装置2は、印刷検査装置2aと、第1外観検査装置2bと、第2外観検査装置2cとを含んでいる。なお、部品実装システム100では、基板搬送方向の上流側から下流側に向かって、印刷装置1a、印刷検査装置2a、部品実装装置1b、第1外観検査装置2b、リフロー炉1cおよび第2外観検査装置2cが、この順に並んで配置されている。
印刷検査装置2aは、印刷装置1aと部品実装装置1bとの間に配置されており、印刷装置1aにより印刷作業が行われた部品実装基板Pを検査する装置である。具体的には、印刷検査装置2aは、部品実装基板Pを撮像する撮像部を有し、撮像部による部品実装基板Pの撮像結果に基づいて、部品実装基板P上の接合材の状態の良否を検査するように構成されている。たとえば、印刷検査装置2aは、接合材の位置ずれ、接合材の高さ、接合材の面積、接合材の量などについて検査する。
第1外観検査装置2bは、部品実装装置1bとリフロー炉1cとの間に配置されており、部品実装装置1bにより実装作業が行われた部品実装基板Pを検査する装置である。具体的には、第1外観検査装置2bは、部品実装基板Pを撮像する撮像部を有し、撮像部による部品実装基板Pの撮像結果に基づいて、リフロー前における、部品実装基板P上の部品Eの状態の良否を検査するように構成されている。たとえば、第1外観検査装置2bは、リフロー前における、部品Eの位置ずれ、部品Eの浮き、部品Eの欠品、部品Eの極性逆などについて検査する。
第2外観検査装置2cは、リフロー炉1cよりも下流側に配置されており、リフロー炉1cによりリフロー作業が行われた部品実装基板Pを検査する装置である。具体的には、第2外観検査装置2cは、部品実装基板Pを撮像する撮像部を有し、撮像部による部品実装基板Pの撮像結果に基づいて、リフロー後における、部品実装基板P上の部品Eの状態の良否を検査するように構成されている。たとえば、第2外観検査装置2cは、リフロー後における、部品Eの位置ずれ、部品Eの浮き、部品Eの欠品、部品Eの極性逆などについて検査する。
検査結果報知装置3は、検査装置2による部品実装基板Pの検査結果を報知する装置である。たとえば、検査結果報知装置3は、検査装置2により不良と判断された場合に、検査装置2による部品実装基板Pの検査結果を報知する。
また、検査結果報知装置3は、生産装置1および検査装置2と互いに通信可能に接続されている。つまり、検査結果報知装置3は、印刷装置1a、印刷検査装置2a、部品実装装置1b、第1外観検査装置2b、リフロー炉1cおよび第2外観検査装置2cと互いに通信可能に接続されている。
図2に示すように、検査結果報知装置3は、表示部3aと、制御部3bと、記憶部3cとを含んでいる。
表示部3aは、情報を表示可能に構成されている。たとえば、表示部3aは、液晶モニタにより構成されている。
制御部3bは、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)などを含み、検査結果報知装置3の動作を制御する制御回路である。
記憶部3cは、ハードディスクやフラッシュメモリなどを含み、情報を記憶するように構成されている。記憶部3cには、生産装置用データベース3dと、検査装置用データベース3eとが記憶されている。
生産装置用データベース3dは、生産装置1において取得された情報により構成されている。
具体的には、生産装置用データベース3dは、生産装置1に関する各種の識別情報と、生産装置1において取得された基板作業に関する各種の値とを含む基板作業基本情報を含んでいる。たとえば、基板作業基本情報は、部品実装装置1bの各種の識別情報として、装置ID、フィーダID(テープフィーダID)、リールID、ノズルIDなどを含み、部品実装装置1bの各種の値として、認識補正量(撮像部による認識結果に基づく補正量)、吸着リトライ回数、吸着時負圧、実装時荷重などを含んでいる。同様に、基板作業基本情報は、印刷装置1aおよびリフロー炉1cについての各種の識別情報および各種の値も含んでいる。
また、生産装置用データベース3dは、生産装置1において生じた事象情報を含んでいる。事象情報は、作業者による段取り作業に関する事象を示す段取り情報と、生産装置1におけるエラーに関する事象を示すエラー情報と、段取り情報およびエラー情報以外の生産に関する事象を示す通常生産情報とを含んでいる。たとえば、事象情報は、部品実装装置1bの段取り情報として、スプライシング作業、リールID切替、部品交換実施などを含み、部品実装装置1bのエラー情報として、吸着リトライ発生、認識エラー発生などを含み、部品実装装置1bの通常生産情報として、部品実装基板Pの生産開始、該当部品吸着、該当部品実装完了、部品実装基板Pの生産完了などを含んでいる。同様に、事象情報は、印刷装置1aおよびリフロー炉1cについての段取り情報、エラー情報および通常生産情報も含んでいる。生産装置用データベース3dでは、個々の事象情報は、その事象が生じた時間(時刻)と関連付けられて記憶部3cに記憶されている。
また、生産装置用データベース3dは、生産装置1において取得された基板作業画像を含んでいる。基板作業画像は、静止画および動画を含んでいる。たとえば、基板作業画像は、部品実装装置1bの画像として、ノズルに吸着された部品Eの静止画、部品Eの吸着時動画、部品Eの実装時動画などを含んでいる。同様に、基板作業基本情報は、印刷装置1aおよびリフロー炉1cについての基板作業画像も含んでいる。
検査装置用データベース3eは、検査装置2において取得された情報により構成されている。
具体的には、検査装置用データベース3eは、検査装置2において取得された部品実装基板Pの検査画像と、検査装置2において取得された各種の検査値とを含む検査情報を含んでいる。たとえば、検査情報は、検査画像として、印刷検査装置2a、第1外観検査装置2bおよび第2外観検査装置2cのそれぞれにおいて取得された部品実装基板Pの検査画像を含んでいる。また、たとえば、検査情報は、各種の検査値として、印刷検査装置2aにおいて取得された接合材の位置ずれ量、接合材の高さ、接合材の面積、接合材の量や、第1外観検査装置2bにおいて取得された部品Eの位置ずれ量、部品Eの浮き量、第2外観検査装置2cにおいて取得された部品Eの位置ずれ量、部品Eの浮き量などを含んでいる。
(検査結果報知装置による検査結果の報知)
ここで、本実施形態では、図3および図4に示すように、制御部3bは、部品実装基板Pの検査画像4と、生産装置1において生じた事象を時系列で示す生産時系列情報5とを表示部3aに同時に表示する制御を行うように構成されている。具体的には、制御部3bは、検査装置2により不良と判断された場合に、部品実装基板Pの不良個所としての検査箇所4aの検査画像4と、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する事象を時系列で示す生産時系列情報5とを表示部3aに同時に表示する制御を行うように構成されている。
たとえば、制御部3bは、リフロー炉1cよりも下流側に配置された第2外観検査装置2cにより不良と判断された場合に、検査画像4としてのリフロー後の検査箇所4aの検査画像4bおよびリフロー前の検査箇所4aの検査画像4cと、部品実装装置1bにおいて生じた検査箇所4aに配置される部品E1に関連する事象を時系列で示す生産時系列情報5を表示部3aに同時に表示する制御を行う。
この場合、たとえば、制御部3bは、生産時系列情報5として、生産開始、該当部品吸着、該当部品実装完了など通常生産に関する事象、部品交換実施、スプライシング作業、リールID切替などの段取り作業に関する事象、および、吸着リトライ発生、認識エラー発生などのエラーに関する事象を含む情報を表示部3aに表示する制御を行う。ここで、段取り作業に関する事象や、エラーに関する事象は、生産装置1において不良の発生要因となり得る事象である。したがって、作業者は、生産時系列情報5として段取り作業に関する事象やエラーに関する事象が表示されているかどうかを確認することにより、不良の発生要因となり得る生産装置1の事象が有るかどうかを確認して解析することが可能である。
また、制御部3bは、生産時系列情報5が段取り作業に関する事象およびエラーに関する事象を含む場合、段取り作業に関する事象およびエラーに関する事象を示す情報と、通常生産に関する事象を示す情報とを視覚的に識別可能なように表示部3aに表示する制御を行うように構成されている。また、制御部3bは、段取り作業に関する事象を示す情報と、エラーに関する事象を示す情報とを視覚的に識別可能なように表示部3aに表示する制御を行うように構成されている。たとえば、制御部3bは、マークを付したり、互いに異なる色で示したりすることにより、3種類の情報を視覚的に識別可能なように表示部3aに表示する制御を行う。
検査画像4(4bおよび4c)は、検査箇所4aの画像と、検査箇所4aに隣接して配置される隣接検査箇所4dの画像とを少なくとも含む画像である。制御部3bは、部品実装基板Pの検査箇所4aの位置情報に基づいて、検査装置用データベース3eから、部品実装基板Pの検査箇所4aの位置情報に関連付けて記憶されている、部品実装基板Pの検査箇所4aの検査画像4を取得するように構成されている。
生産時系列情報5は、生産装置1において生じた事象と、この事象が生じた時間とを関連付けた状態で、生産装置1において生じた事象を時系列で示す情報である。制御部3bは、部品実装基板Pの検査箇所4aの位置情報に基づいて、生産装置用データベース3dから、部品実装基板Pの検査箇所4aの位置情報に関連付けて記憶されている、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する事象を取得するように構成されている。また、制御部3bは、取得された検査箇所4aに配置される部品E1に関連する事象を時系列で並べることにより、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する事象を時系列で示す生産時系列情報5を取得するように構成されている。
また、本実施形態では、図3に示すように、生産時系列情報5は、生産装置1における部品実装基板Pの生産開始から、生産装置1における部品実装基板Pの生産完了までの間に生じた、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する事象を示す情報を含んでいる。なお、部品実装基板Pの生産開始とは、ロット毎の部品実装基板Pの生産開始ではなく、検査箇所4aを含む特定の部品実装基板Pの生産開始を意味している。同様に、部品実装基板Pの生産完了とは、ロット毎の部品実装基板Pの生産完了ではなく、検査箇所4aを含む特定の部品実装基板Pの生産完了を意味している。
また、図4に示すように、生産時系列情報5は、部品実装基板Pの生産開始から生産完了までの間に生じた、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する事象を示す情報に加えて、生産装置1における部品実装基板Pの生産開始の前に生じた、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する事象と、生産装置1における部品実装基板Pの生産完了の後に生じた、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する事象とを示す情報をさらに含んでいる。なお、検査結果報知装置3では、後述する「基板単位」および「部品単位」のいずれが選択されている場合にも、基本的には、図4に示す生産時系列情報5が表示される。表示される事象の数が多すぎる場合などに、作業者により所定の操作が行われた場合に、制御部3bは、図3に示す生産時系列情報5を表示部3aに表示する制御を行うように構成されている。
また、制御部3bは、検査画像4および生産時系列情報5に加えて、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する生産装置1の各種の識別情報を示す基板作業情報6も表示部3aに同時に表示する制御を行うように構成されている。たとえば、制御部3bは、基板作業情報6として、装置ID、テープフィーダID、リールID、ノズルIDなどの部品実装装置1bの識別情報を表示部3aに表示する制御を行う。制御部3bは、部品実装基板Pの検査箇所4aの位置情報に基づいて、生産装置用データベース3dから、部品実装基板Pの検査箇所4aの位置情報に関連付けて記憶されている、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する生産装置1の各種の識別情報を取得するように構成されている。
また、本実施形態では、制御部3bは、特定の部品実装基板Pの検査箇所4aだけでなく、特定の部品実装基板Pと同じ種類の部品実装基板Pにおける、検査箇所4aと同じ箇所についても、この同じ箇所の検査画像(たとえば、リフロー前およびリフロー後の検査画像)と、この同じ個所に配置される部品Eに関連する事象を時系列で示す生産時系列情報とを表示部3aに同時に表示する制御を行うように構成されている。これにより、同じ種類の部品実装基板Pの同じ箇所において、特定の部品実装基板Pの検査箇所4aにおいて生じた不良と同様の不良の傾向が有るかどうかを確認することが可能である。なお、この同じ個所の検査画像は、検査装置用データベース3eに、部品実装基板Pの検査箇所4aの位置情報に関連付けて記憶されている。
具体的には、図3に示すように、「基板単位」が選択されている場合に、制御部3bは、特定の部品実装基板Pと同じ種類の部品実装基板Pであって、検査箇所4aと同じ箇所の検査画像および生産時系列情報を表示可能な部品実装基板Pをリスト化して表示部3aに表示する制御を行う。そして、リスト化して表示された部品実装基板Pを示す番号が選択された場合、制御部3bは、選択された番号に対応する検査画像および生産時系列情報を表示部3aに表示する制御を行う。この場合、制御部3bは、現在表示されている検査画像および生産時系列情報から、選択された番号に対応する検査画像および生産時系列情報に、表示を切り替える制御を行う。
また、制御部3bは、現在表示部3aに表示されている部品実装基板Pを示す番号と、他の部品実装基板Pを示す番号とを視覚的に識別可能に表示する制御を行う。たとえば、制御部3bは、マークを付したり、互いに異なる色で示したりすることにより、現在表示部3aに表示されている部品実装基板Pを示す番号と、他の部品実装基板Pを示す番号と視覚的に識別可能なように表示部3aに表示する制御を行う。
また、本実施形態では、制御部3bは、特定の部品実装基板Pの検査箇所4aだけでなく、特定の部品実装基板P内において、検査箇所4aに配置される部品E1と同じ種類の部品Eが配置される所定の箇所(複数の箇所)についても、この所定の箇所の検査画像(たとえば、リフロー前およびリフロー後の検査画像)と、この所定の個所に配置される部品Eに関連する事象を時系列で示す生産時系列情報を表示部3aに同時に表示する制御を行うように構成されている。これにより、特定の部品実装基板P内の同じ種類の部品Eが配置される所定の箇所において、特定の部品実装基板Pの検査箇所4aにおいて生じた不良と同様の不良の傾向が有るかどうかを確認することが可能である。
具体的には、図4に示すように、「部品単位」が選択されている場合に、制御部3bは、検査画像および生産時系列情報を表示可能な、特定の部品実装基板Pの所定の箇所をリスト化して表示部3aに表示する制御を行う。そして、リスト化して表示された所定の箇所を示す番号が選択された場合、制御部3bは、選択された番号に対応する検査画像および生産時系列情報を表示部3aに表示する制御を行う。この場合、制御部3bは、現在表示されている検査画像および生産時系列情報から、選択された番号に対応する検査画像および生産時系列情報に、表示を切り替える制御を行う。また、制御部3bは、図3に示す場合と同様に、現在表示部3aに表示されている部品実装基板Pを示す番号と、他の部品実装基板Pを示す番号とを視覚的に識別可能に表示する制御を行う。
また、本実施形態では、図5に示すように、制御部3bは、検査箇所4aだけでなく、検査箇所4aに隣接して配置される隣接検査箇所4dについても、隣接検査箇所4dに配置される隣接部品E2に関連する事象を時系列で示す生産時系列情報7を表示部3aに表示する制御を行うように構成されている。たとえば、制御部3bは、カーソル8aにより検査画像4における隣接検査箇所4dが選択された場合、選択された隣接検査箇所4dに配置される隣接部品E2に関連する事象を時系列で示す生産時系列情報7を表示部3aに表示する制御を行う。また、制御部3bは、隣接部品E2を吸着したノズルの位置およびノズルの径を示す画像8b(破線により示す)を、隣接部品E2(隣接検査箇所4d)に重ねて表示部3aに表示する制御を行うように構成されている。これにより、隣接部品E2を吸着したノズルと、検査箇所4aにおける不良との間に相関が有るかどうかを確認することが可能である。
また、本実施形態では、図6に示すように、制御部3bは、生産装置1において取得された、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する画像9を表示部3aに表示する制御を行うように構成されている。画像9は、基板作業時における基板作業画像であり、静止画および動画を含んでいる。制御部3bは、作業者により所定の操作が行われた場合、生産装置用データベース3dから、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する画像9(静止画または動画)を取得するとともに、取得された画像9を表示部3aに表示する制御を行うように構成されている。たとえば、制御部3bは、画像9として、部品実装装置1bにおける、ノズルに吸着された部品E1の下面静止画(図6の左上)、ノズルに吸着された部品E1の側面静止画(図6の右上)、部品E1の吸着時動画、部品E1の実装時動画を表示部3aに表示する制御を行う。
また、本実施形態では、図7に示すように、制御部3bは、生産装置1において取得された特定種類の値について、数値範囲を設定して検索するとともに、検索により抽出された部品実装基板Pの検査画像をリスト化して表示部3aに表示する制御を行うように構成されている。
具体的には、制御部3bは、検索可能な特定種類の値の候補を示す候補情報10aを表示部3aに表示する制御を行う。たとえば、制御部3bは、検索可能な部品実装装置1bの特定種類の値の候補として、認識補正量、吸着リトライ回数、吸着時負圧および実装時荷重を表示部3aに表示する制御を行う。そして、作業者が、候補情報10aとして表示された特定種類の値の候補の中から、検索する特定種類の値を選択するとともに、選択された特定種類の値について、検索する数値範囲を設定する。図7では、特定種類の値として認識補正量が選択され、検索する数値範囲として+0.05〜+0.1が設定されている。
そして、制御部3bは、生産装置用データベース3dから、選択された特定種類の値について、設定された数値範囲で基板作業が行われた部品実装基板Pの検査画像を検索する。そして、制御部3bは、検索により抽出された部品実装基板Pの複数の検査画像をリスト化して、リスト化情報10bを表示部3aに表示する制御を行う。そして、リスト化情報10bとして表示された検査画像を示す番号が選択された場合、制御部3bは、選択された番号に対応する検査画像を表示部3aに表示する制御を行う。
また、本実施形態では、図7および図8に示すように、制御部3bは、生産装置1において取得された特定種類の値について、数値範囲を設定して検索するとともに、検索により抽出された特定種類の検査値をグラフ化して表示部3aに表示する制御を行うように構成されている。
具体的には、まず、作業者が、候補情報10aとして表示された特定種類の値の候補の中から、検索する特定種類の値を選択し、選択された特定種類の値について、検索する数値範囲を設定し、検索する特定種類の検査値が設定する。図7では、特定種類の値として認識補正量が選択され、検索する数値範囲として+0.05〜+0.1が設定され、検索する特定種類の検査値として位置ずれ量(リフロー後)が設定されている。
そして、制御部3bは、生産装置用データベース3dから、選択された特定種類の値について設定された数値範囲で基板作業が行われた部品実装基板Pについて、設定された特定種類の検査値を検索する。そして、図8に示すように、制御部3bは、検索により抽出された複数の特定種類の検査値をグラフ化して、グラフ化情報10cを表示部3aに表示する制御を行う。たとえば、制御部3bは、縦軸を検索した特定種類の検査値とし、横軸を部品実装基板Pの数(時系列順に並べた数)としたグラフ化情報10cを表示部3aに表示する制御を行う。図8に示すグラフ化情報10cを確認すると、認識補正量が+0.05〜+0.1である場合、位置ずれ量(リフロー後)が負側(マイナス側)になる傾向があることが分かる。このことから、認識補正量と位置ずれ不良との間に相関性が有ると解析される。
なお、検索を行う場合、特定種類の値についての数値範囲だけでなく、日付などの検索する時間範囲、検索する検査装置2、検索する部品実装基板Pの種類などをさらに設定して検索を行ってもよい。
また、本実施形態では、図9および図10に示すように、制御部3bは、一の検査装置2において取得された特定種類の検査値と、他の検査装置2において取得された特定種類の検査値とをグラフ化して表示部3aに表示する制御を行うように構成されている。つまり、制御部3bは、互いに異なる工程を行う検査装置2において取得された2つの検査値をグラフ化して、表示部3aに表示する制御を行うように構成されている。
具体的には、図9に示すように、まず、作業者が、グラフ化する2つの検査値の組み合わせを設定する。図9では、一の検査装置2(第2外観検査装置2c)の特定種類の検査値として位置ずれ量(リフロー後)が設定され、他の検査装置2(第1外観検査装置2b)の特定種類の検査値として位置ずれ量(リフロー前)が設定されている。なお、図9では、グラフ化する2つの検査値として、同種類の検査値が設定されているが、これに限られず、グラフ化する2つの検査値として、互いに異なる種類の検査値が設定されてもよい。たとえば、グラフ化する2つの検査値として、位置ずれ量と浮き量が設定されてもよい。
そして、制御部3bは、検査装置用データベース3eから、グラフ化する2つの検査値について、部品実装基板Pの検査箇所11a毎の情報を取得するとともに、取得された検査箇所11a毎の情報をグラフ化して、グラフ化情報11bを表示部3aに表示する制御を行う。たとえば、制御部3bは、縦軸を一の特定種類の検査値とし、横軸を他の特定種類の検査値とし、各検査箇所11aに対応する要素(点)をプロットしたグラフ化情報11bを表示部3aに表示する制御を行う。また、制御部3bは、ロット単位または複数ロット単位で、検査箇所11a毎の情報をグラフ化して、グラフ化情報11bを表示部3aに表示する制御を行うように構成されている。
また、制御部3bは、グラフ化情報11bとして表示された検査箇所11aに対応する要素(点)がカーソル8aにより選択された場合、選択された検査箇所11aの検査画像11cを表示部3aに表示する制御を行うように構成されている。これにより、グラフ化情報11bを確認中に、確認を所望する検査箇所11aの状態を迅速に確認することが可能である。
図10に示すグラフ化情報11bを確認すると、リフロー前の位置ずれ量よりも、リフロー後の位置ずれ量の方が、小さくなっていることが分かる。これは、はんだなどの接合材によるセルフアライメント現象により、リフロー後に部品Eの位置ずれが矯正されるためである。しかしながら、図10に示すグラフ化情報11bを確認すると、リフロー前の位置ずれ量が所定値(±0.3)を超えると、セルフアライメント現象による部品Eの位置ずれの矯正が生じにくく、検査値がリフロー後の規格値(±0.2)に収まらないことが分かる。このことから、下流側の検査装置2(第2外観検査装置2c)において不良と判断されることを防止するためには、上流側の検査装置2(第1外観検査装置2b)において、規格値を、現在の規格値である±0.4から±0.3に調整すればよいことが分かる。
また、本実施形態では、図11および図12に示すように、制御部3bは、生産装置1において取得された特定種類の値と、検査装置2において取得された特定種類の検査値とをグラフ化して表示部3aに表示する制御を行うように構成されている。
具体的には、まず、作業者が、グラフ化する特定種類の値と、特定種類の検査値との組み合わせを設定する。図11では、生産装置1において取得された特定種類の値として吸着リトライ回数が設定され、検査装置2において取得された特定種類の検査値として位置ずれ量(リフロー後)が設定されている。また、図12では、生産装置1において取得された特定種類の値として認識補正量が設定され、検査装置2において取得された特定種類の検査値として位置ずれ量(リフロー後)が設定されている。
そして、制御部3bは、生産装置用データベース3dおよび検査装置用データベース3eから、グラフ化する特定種類の値と特定種類の検査値とについて、部品実装基板Pの検査箇所11a毎の情報を取得するとともに、取得された検査箇所11a毎の情報をグラフ化して、グラフ化情報11dを表示部3aに表示する制御を行う。たとえば、制御部3bは、縦軸を特定種類の値とし、横軸を特定種類の検査値とし、各検査箇所11aに対応する要素(点)をプロットしたグラフ化情報11dを表示部3aに表示する制御を行う。また、制御部3bは、ロット単位または複数ロット単位で、検査箇所11a毎の情報をグラフ化して、グラフ化情報11dを表示部3aに表示する制御を行うように構成されている。
また、制御部3bは、グラフ化情報11dとして表示された検査箇所11aに対応する要素(点)がカーソル8aにより選択された場合、選択された検査箇所11aの検査画像11cと、選択された検査箇所11aに配置される部品E3に関連する生産装置1の各種の識別情報を示す基板作業情報11eとを表示部3aに表示する制御を行うように構成されている。これにより、グラフ化情報11dを確認中に、確認を所望する検査箇所11aの状態と、検査箇所11aに関連する基板作業情報11eとを迅速に確認することが可能である。
図11に示すグラフ化情報11dを確認すると、吸着リトライ回数が2回以上である場合、位置ずれ量が規格値に収まらず、位置ずれ不良が発生する可能性があることが分かる。このことから、吸着リトライ回数と位置ずれ不良との間に相関性が有ると解析される。
また、図12に示すグラフ化情報11dを確認すると、認識補正量が正側に大きくなる程、位置ずれが大きくなる傾向が有ることが分かる。また、認識補正量が正側に過度に大きくなると、位置ずれ量が規格値に収まらず、位置ずれ不良が発生する可能性があることが分かる。このことから、認識補正量と位置ずれ不良との間に相関性が有ると解析される。
また、本実施形態では、図13および図14に示すように、制御部3bは、一の検査装置2において取得された特定種類の検査値と、他の検査装置2において取得された特定種類の検査値とのグラフ化情報11b(図10参照)か、または、生産装置1において取得された特定種類の値と、検査装置2において取得された特定種類の検査値とのグラフ化情報11d(図11、図12参照)において相関が認められる場合には、不良を低減するために所定の値を調整することを促す情報を表示部3aに表示する制御を行うように構成されている。
たとえば、図13に示すように、制御部3bは、図11に示すグラフ化情報11dにおいて、吸着リトライ回数と位置ずれ不良との間に相関が認められる場合に、不良を低減するために吸着リトライ回数を調整することを促す情報を表示部3aに表示する制御を行う。作業者は、この情報を確認して、吸着リトライ回数などの所定の値を調整する。
また、たとえば、図14に示すように、制御部3bは、図12に示すグラフ化情報11dにおいて、認識補正量と位置ずれ不良との間に相関が認められる場合に、不良を低減するために、部品実装装置1bのテープフィーダに配置される部品Eの吸着位置を調整することを促す情報を表示部3aに表示する制御を行う。作業者は、この情報を確認して、吸着位置などの所定の値を調整する。
(不良発生要因特定作業)
次に、図15および図16を参照して、一実施形態の検査結果報知装置3を用いた不良発生要因特定作業の一例をフローチャートに基づいて説明する。
図15に示すように、まず、ステップS1において、作業者により、検査装置2において不良が発覚したか否かが判断される。検査装置2において不良が発覚したと判断されない場合には、不良発生要因特定作業を行う必要が無いため、不良発生要因特定作業が終了される。また、検査装置2において不良が発覚したと判断される場合には、ステップS2に進む。また、本実施形態では、検査装置2において不良が発覚した場合には、検査画像4および生産時系列情報5が検査結果報知装置3の表示部3aに同時に表示される。
そして、ステップS2において、作業者により、検査画像4および生産時系列情報5が確認される。
そして、ステップS3において、作業者により、生産時系列情報5に、吸着リトライ発生、認識エラー発生などのエラーに関する事象が含まれているか否かが判断される。生産時系列情報5に、エラーに関する事象が含まれていると判断される場合には、ステップS4に進む。
そして、ステップS4において、作業者により、エラーに関する事象と不良との間に相関が有るか否かが判断される。たとえば、作業者は、確認されたエラーに対応する特定種類の値や、確認された不良に対応する特定種類の検査値を設定して、図7、図8、図11または図12に示すような情報を確認して、エラーに関する事象と不良との間に相関が有るか否かを確認する。また、図11または図12に示すようなグラフ化情報11dを作業者が確認する場合であって、検査結果報知装置3の制御部3bによりグラフ化情報11dにおいて相関が認められる場合には、不良を低減するために所定の値を調整することを促す情報が表示部3aに表示される。
ステップS4において、エラーに関する事象と不良との間に相関が有ると判断される場合には、ステップS5に進む。そして、ステップS5において、作業者により、不良を低減するために所定の値を調整するなどの改善が実行される。
また、ステップS3において、生産時系列情報5に、エラーに関する事象が含まれていないと判断される場合、および、ステップS4において、エラーに関する事象と不良との間に相関が無いと判断される場合には、ステップS6に進む。
そして、ステップS6において、作業者により、生産時系列情報5に、部品交換実施、スプライシング作業、リールID切替などの段取り作業に関する事象が含まれているか否かが判断される。生産時系列情報5に、段取り作業に関する事象が含まれていると判断される場合には、ステップS7に進む。
そして、ステップS7において、ステップS4と同様に、作業者により、段取り作業に関する事象と不良との間に相関が有るか否かが判断される。ステップS7において、段取り作業に関する事象と不良との間に相関が有ると判断される場合には、ステップS5に進む。そして、ステップS5において、作業者により、不良を低減するために所定の値を調整するなどの改善が実行される。
また、ステップS6において、生産時系列情報5に、段取り作業に関する事象が含まれていないと判断される場合、および、ステップS7において、段取り作業に関する事象と不良との間に相関が無いと判断される場合には、ステップS8に進む。つまり、生産時系列情報5を確認しても、エラーに関する事象や段取り作業に関する事象などの不良の発生要因となり得る生産装置1の事象が無い場合に、ステップS8に進む。
そして、ステップS8において、作業者により、不良個所としての検査箇所4aに配置される部品E1に関連する基板作業に関する値(認識補正量、吸着リトライ回数、吸着時負圧、実装時荷重など)に、警告レベルの値が有るか否かが判断される。基板作業に関する値が警告レベルである場合、不良の発生要因となり得るためである。
ステップS8において、警告レベルの値が有ると判断される場合には、ステップS9に進む。そして、ステップS9において、ステップS4およびS7と同様に、作業者により、警告レベルの値と不良との間に相関が有るか否かが判断される。ステップS9において、警告レベルの値と不良との間に相関が有ると判断される場合には、ステップS5に進む。そして、ステップS5において、作業者により、不良を低減するために所定の値を調整するなどの改善が実行される。
また、ステップS8において、警告レベルの値が無いと判断される場合、および、ステップS9において、警告レベルの値と不良との間に相関が無いと判断される場合には、生産条件のばらつきにより不良が発生しただけであり、特定の不良発生要因が無いと考えられるため、不良発生要因特定作業が終了される。
また、図15および図16に示すように、ステップS2において、作業者により、検査画像4および生産時系列情報5が確認されると、ステップS3だけでなく、ステップS10に進む。
そして、ステップS10において、不良が発覚した検査装置2における検査値と、この検査装置2よりも前工程の検査装置2における検査値との間に相関が有るか否かが判断される。たとえば、作業者は、確認された不良に対応する特定種類の検査値を設定して、図10に示すようなグラフ化情報11bを確認して、検査値同士の間に相関が有るか否かを確認する。また、図10に示すようなグラフ化情報11bを作業者が確認する場合であって、検査結果報知装置3の制御部3bによりグラフ化情報11dにおいて相関が認められる場合には、不良を低減するために所定の値を調整することを促す情報が表示部3aに表示される。
ステップS10において、検査値同士の間に相関が有ると判断される場合には、ステップS5に進む。そして、ステップS5において、作業者により、不良を低減するために所定の値を調整するなどの改善が実行される。また、ステップS10において、検査値同士の間に相関が無いと判断される場合には、不良発生要因特定作業が終了される。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、部品実装基板Pの検査画像4と生産装置1において生じた事象を時系列で示す生産時系列情報5とを同時に表示する。これにより、検査画像4により部品E1の位置ずれなどの不良状態を確認しつつ、生産時系列情報5によりこの不良の発生要因となり得る生産装置1の事象が有るかどうかを確認して解析することができる。その結果、不良の発生要因となり得る生産装置1の事象を特定して、不良の発生要因の改善を実行することができる。また、生産装置1において生じた事象を単に示すのではなく、時系列で示すことにより、生産装置1において生じた事象の前後関係や、事象が生じた時間、事象同士の時間間隔などを把握することができる。その結果、把握された事象の前後関係や、事象が生じた時間、事象同士の時間間隔などに基づいて、不良の発生要因となり得る生産装置1の事象をより容易に特定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、検査画像4と生産時系列情報5とを同時に表示することは、部品実装基板Pの検査箇所4aの検査画像4と、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する事象を時系列で示す生産時系列情報5とを同時に表示することを含む。これにより、検査箇所4aの検査画像4を表示することにより、検査箇所4aの不良状態を迅速に確認することができる。また、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する事象を時系列で示す生産時系列情報5を表示することにより、生産装置1において生じた事象のうち検査箇所4aの不良と関連が大きい事象が表示されるので、不良の発生要因となり得る生産装置1の事象が有るかどうかをより容易に確認して解析することができる。
また、本実施形態では、上記のように、生産時系列情報5は、生産装置1における部品実装基板Pの生産開始から、生産装置1における部品実装基板Pの生産完了までの間に生じた、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する事象を示す情報を含む。これにより、部品実装基板Pの生産時間内に生産装置1において生じたエラーなどの事象を、生産時系列情報5により確認して解析することができる。
また、本実施形態では、上記のように、生産時系列情報5は、生産装置1における部品実装基板Pの生産開始の前に生じた、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する事象と、生産装置1における部品実装基板Pの生産完了の後に生じた、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する事象とを示す情報をさらに含む。これにより、部品実装基板Pの生産時間内に生産装置1において生じた事象だけでなく、部品実装基板Pの生産時間外に生産装置1において生じた部品E1の交換などの段取りに関する事象も、生産時系列情報5により確認して解析することができる。
また、本実施形態では、上記のように、検査箇所4aだけでなく、検査箇所4aに隣接して配置される隣接検査箇所4dについても、隣接検査箇所4dに配置される隣接部品E2に関連する事象を時系列で示す生産時系列情報7を表示する。これにより、隣接部品E2に関連する事象を時系列で示す生産時系列情報7により、隣接部品E2に関連する事象の中に、検査箇所4aの不良の発生要因となり得る生産装置1の事象が有るかどうかを確認して解析することができる。その結果、不良の発生要因となり得る生産装置1の事象をより確実に特定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、生産装置1において取得された、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する画像を表示する。これにより、検査箇所4aに配置される部品E1に関連する画像により、生産時系列情報5の事象が不良の発生要因であるかどうかを解析することができる。その結果、不良の発生要因となり得る生産装置1の事象が有るかどうかをより確実に解析することができる。
また、本実施形態では、上記のように、生産装置1において取得された特定種類の値について、数値範囲を設定して検索するとともに、検索により抽出された部品実装基板Pの検査画像をリスト化して表示する。ここで、生産時系列情報5を確認しても、不良の発生要因となり得る生産装置1の事象が無い場合には、生産装置1の事象以外の不良の発生要因を特定する必要がある。そこで、上記のように検査画像をリスト化して表示するように構成することにより、リスト化された検査画像を確認することにより、不良と相関があると推測される生産装置1の特定種類の値と不良との実際の相関性を確認することができる。その結果、生産時系列情報5に不良の発生要因となり得る生産装置1の事象が無い場合にも、不良と相関がある生産装置1の特定種類の値を特定して、不良の発生要因の改善を実行することができる。また、生産時系列情報5に不良の発生要因となり得る生産装置1の事象が有る場合に、この事象に対応する生産装置1の特定種類の値を用いて検査画像をリスト化しても良い。この場合、不良の発生要因となり得る生産装置1の事象に対応する生産装置1の特定種類の値と不良との実際の相関性を確認することができるので、生産装置1の事象が不良の発生要因であるかどうかをより確実に解析することができる。
また、本実施形態では、上記のように、生産装置1において取得された特定種類の値について、数値範囲を設定して検索するとともに、検索により抽出された特定種類の検査値をグラフ化して表示する。これにより、グラフ化された特定種類の検査値を確認することにより、不良と相関があると推測される生産装置1の特定種類の値と不良との実際の相関性を確認することができる。その結果、生産時系列情報5に不良の発生要因となり得る生産装置1の事象が無い場合にも、不良と相関がある生産装置1の特定種類の値を特定して、不良の発生要因の改善を実行することができる。また、生産時系列情報5に不良の発生要因となり得る生産装置1の事象が有る場合に、この事象に対応する生産装置1の特定種類の値を用いて特定種類の検査値をグラフ化しても良い。
また、本実施形態では、上記のように、生産装置1において取得された特定種類の値と、検査装置2において取得された特定種類の検査値とをグラフ化して表示する。これにより、不良と相関があると推測される生産装置1の特定種類の値と、不良に対応する検査装置2の特定種類の検査値とをグラフ化して確認することにより、不良と相関があると推測される生産装置1の特定種類の値と不良との間の実際の相関性を確認することができる。その結果、生産時系列情報5に不良の発生要因となり得る生産装置1の事象が無い場合にも、不良と相関がある生産装置1の特定種類の値を特定して、不良の発生要因の改善を実行することができる。また、生産時系列情報5に不良の発生要因となり得る生産装置1の事象が有る場合に、この事象に対応する生産装置1の特定種類の値と特定種類の検査値とをグラフ化しても良い。
また、本実施形態では、上記のように、一の検査装置2において取得された特定種類の検査値と、他の検査装置2において取得された特定種類の検査値とをグラフ化して表示する。これにより、検査装置2の特定種類の検査値同士をグラフ化して確認することにより、検査装置2の特定種類の検査値同士の相関性を確認することができる。その結果、検査装置2の特定種類の検査値の規格値(不良と判断するための値)が適切であるかどうかを確認することができる。たとえば、上流側の検査装置2において良と判断された一方、下流側の検査装置2において不良と判断された場合に、上流側の検査装置2においてどの程度特定種類の検査値の規格値を調整すればよいかを解析することができる。
また、本実施形態では、上記のように、生産装置1において取得された特定種類の値と、検査装置2において取得された特定種類の検査値とグラフ化情報11dか、または、一の検査装置2において取得された特定種類の検査値と、他の検査装置2において取得された特定種類の検査値とのグラフ化情報11bにおいて相関が認められる場合には、不良を低減するために所定の値を調整することを促す情報を表示する。これにより、熟練した作業者でなくても、値同士に相関があるかどうかを認識することができるとともに、いずれの値を調整すればよいかを認識することができる。その結果、不良の発生要因の改善を容易に実行することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、部品実装システムが、生産装置として、印刷装置、部品実装装置およびリフロー炉を備え、検査装置として、印刷検査装置および2つの外観検査装置を含んでいる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、部品実装システムが、印刷装置、部品実装装置およびリフロー炉以外の生産装置を備えていてもよい。また、部品実装システムが、印刷検査装置および外観検査装置以外の検査装置を備えていても良い。
また、上記実施形態では、検査結果報知装置が、生産装置および検査装置とは独立して別個に設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、生産装置または検査装置が検査結果報知装置として機能してもよい。
また、上記実施形態では、検査結果報知装置が、生産装置用データベースおよび検査装置用データベースが記憶された記憶部を含む例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、生産装置用データベースおよび検査装置用データベースが記憶された記憶装置が、検査結果報知装置とは独立して別個に設けられていてもよい。
また、上記実施形態では、生産時系列情報が、検査箇所に配置される部品に関連する事象を時系列で示す情報である例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、生産装置において生じた事象を時系列で示す情報であれば、生産時系列情報が、検査箇所に配置される部品に関連する事象を時系列で示す情報でなくてもよい。
また、上記実施形態では、検査画像と生産時系列情報と基板作業情報とが、検査結果報知装置の表示部に同時に表示される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、検査画像と生産時系列情報が検査結果報知装置の表示部に同時に表示されれば、基板作業情報が同時に表示されなくてもよい。
また、上記実施形態では、基板作業情報として、検査箇所に配置される部品に関連する生産装置の各種の識別情報が、検査結果報知装置の表示部に表示される例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、基板作業情報として、検査箇所に配置される部品に関連する値であって、生産装置において取得された基板作業に関する各種の値(たとえば、認識補正量、吸着リトライ回数、吸着時負圧、実装時荷重など)が、検査結果報知装置の表示部に表示されてもよい。また、基板作業情報として、上記した各種の識別情報と各種の値との両方が、検査結果報知装置の表示部に表示されてもよい。
また、上記実施形態では、検査装置により不良と判断された場合に、検査画像と生産時系列情報とが、検査結果報知装置の表示部に同時に表示される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、検査装置により不良と判断された場合以外の場合に、検査画像と生産時系列情報とが、検査結果報知装置の表示部に同時に表示されてもよい。たとえば、検査装置により不良と判断されたか否かに関わらず、生産装置においてエラーに関する事象が生じている場合や、生産装置において警告レベルの値が取得されている場合に、検査画像と生産時系列情報とが、検査結果報知装置の表示部に同時に表示されてもよい。また、たとえば、作業者により所定の操作が行われた場合に、検査画像と生産時系列情報とが、検査結果報知装置の表示部に同時に表示されてもよい。
また、上記実施形態では、グラフ化情報において相関が認められる場合に、不良を低減するために所定の値を調整することを促す情報が、表示部に表示される例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、検査結果報知装置の制御部が、グラフ化情報において相関が認められる場合に、不良を低減するために所定の値を調整することを示す情報を表示部に表示するとともに、不良を低減するために所定の値を調整する制御を行ってもよい。
1 生産装置
2 検査装置
3 検査結果報知装置
3a 表示部
3b 制御部
4 検査画像
4a、11a 検査箇所
5、7 生産時系列情報
11b、11d グラフ化情報
100 部品実装システム
E、E1、E3 部品
E2 隣接部品
P 部品実装基板

Claims (13)

  1. 部品実装基板に基板作業を行う生産装置と、前記生産装置よりも下流側に配置され、前記生産装置により基板作業が行われた前記部品実装基板を検査する検査装置とを備える部品実装システムにおける検査結果報知方法であって、
    前記検査装置において取得された前記部品実装基板の検査画像を取得し、
    前記生産装置において生じた事象を時系列で示す生産時系列情報を取得し、
    前記検査画像と前記生産時系列情報とを同時に表示する、検査結果報知方法。
  2. 前記検査画像と前記生産時系列情報とを同時に表示することは、前記部品実装基板の検査箇所の前記検査画像と、前記検査箇所に配置される部品に関連する前記事象を時系列で示す前記生産時系列情報とを同時に表示することを含む、請求項1に記載の検査結果報知方法。
  3. 前記生産時系列情報は、前記生産装置における前記部品実装基板の生産開始から、前記生産装置における前記部品実装基板の生産完了までの間に生じた、前記検査箇所に配置される前記部品に関連する前記事象を示す情報を含む、請求項2に記載の検査結果報知方法。
  4. 前記生産時系列情報は、前記生産装置における前記部品実装基板の生産開始の前に生じた、前記検査箇所に配置される前記部品に関連する前記事象と、前記生産装置における前記部品実装基板の生産完了の後に生じた、前記検査箇所に配置される前記部品に関連する前記事象とを示す情報をさらに含む、請求項3に記載の検査結果報知方法。
  5. 前記検査箇所だけでなく、前記検査箇所に隣接して配置される隣接検査箇所についても、前記隣接検査箇所に配置される隣接部品に関連する前記事象を時系列で示す生産時系列情報を表示する、請求項2〜4のいずれか1項に記載の検査結果報知方法。
  6. 前記生産装置において取得された、前記検査箇所に配置される前記部品に関連する画像を表示する、請求項2〜5のいずれか1項に記載の検査結果報知方法。
  7. 前記生産装置において取得された特定種類の値について、数値範囲を設定して検索するとともに、検索により抽出された前記部品実装基板の検査画像をリスト化して表示する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の検査結果報知方法。
  8. 前記生産装置において取得された特定種類の値について、数値範囲を設定して検索するとともに、検索により抽出された特定種類の検査値をグラフ化して表示する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の検査結果報知方法。
  9. 前記生産装置において取得された特定種類の値と、前記検査装置において取得された特定種類の検査値とをグラフ化して表示する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の検査結果報知方法。
  10. 前記検査装置は、複数設けられており、
    一の前記検査装置において取得された特定種類の検査値と、他の前記検査装置において取得された特定種類の検査値とをグラフ化して表示する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の検査結果報知方法。
  11. 前記生産装置において取得された特定種類の値と、前記検査装置において取得された特定種類の検査値とグラフ化情報か、または、一の前記検査装置において取得された特定種類の検査値と、他の前記検査装置において取得された特定種類の検査値とのグラフ化情報において相関が認められる場合には、不良を低減するために所定の値を調整することを促す情報を表示する、請求項9または10に記載の検査結果報知方法。
  12. 部品実装基板に基板作業を行う生産装置と、前記生産装置よりも下流側に配置され、前記生産装置により基板作業が行われた前記部品実装基板を検査する検査装置とを備える部品実装システムにおいて用いられる検査結果報知装置であって、
    表示部と、
    前記検査装置において取得された前記部品実装基板の検査画像を取得し、前記生産装置において生じた事象を時系列で示す生産時系列情報を取得し、前記検査画像と前記生産時系列情報とを前記表示部に同時に表示する制御を行う制御部と、を備える、検査結果報知装置。
  13. 部品実装基板に基板作業を行う生産装置と、
    前記生産装置よりも下流側に配置され、前記生産装置により基板作業が行われた前記部品実装基板を検査する検査装置と、
    前記検査装置による検査結果を報知する検査結果報知装置と、を備え、
    前記検査結果報知装置は、
    表示部と、
    前記検査装置において取得された前記部品実装基板の検査画像を取得し、前記生産装置において生じた事象を時系列で示す生産時系列情報を取得し、前記検査画像と前記生産時系列情報とを前記表示部に同時に表示する制御を行う制御部と、
    を含む、部品実装システム。
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