JPWO2018216053A1 - 表示制御装置及び表示制御方法 - Google Patents

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Abstract

画像の表示に消費される電力を抑制可能な技術を提供することを目的とする。表示制御装置は、車両の運転席から視認される画像であって、車両外の景色に重ねられる画像を表示可能な表示部を制御する。表示制御装置は、車両の現在位置と、地図情報が示す地図上に予め設定された案内点と、車両の方向指示器に対する操作の有無とを取得する取得部と、取得部で取得された現在位置、案内点、及び、操作の有無に基づいて、車両が進むべき方向を示す画像であるマーカーの表示を制御する制御部とを備える。

Description

本発明は、表示部を制御可能な表示制御装置及び表示制御方法に関する。
近年、車両のフロントガラスなどに、画像を投影表示することが可能なヘッドアップディスプレイ(以下「HUD」と記す)及びコンバイナについて様々な技術が提案されている。例えば特許文献1には、車両の速度を示すテキスト、次の案内交差点までの距離を示すテキスト、次の案内交差点における進行方向を示す矢印シンボルなどを表示するHUDなどが提案されている。
また、例えば特許文献2には、虚像表示と大きな表示範囲とを用いることによって、矢印などの画像を、フロントガラス越しに見える現実世界にあたかも実在するように表示するAugmented Reality HUD(以下「AR−HUD」と記す)が提案されている。なお、以下では、HUDは、AR−HUDと、AR−HUD以外のHUDとを含むものとして説明する。
国際公開第2005/124431号 特開平10−176928号公報
従来のHUDは、車両が進むべき方向を示す矢印シンボルなどの画像を常に表示する。このようなHUDでは、車両が進むべき方向を示す画像を常に投影するので、消費電力が比較的大きくなるという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点を鑑みてなされたものであり、画像表示による消費電力を抑制可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る表示制御装置は、表示部を制御する表示制御装置であって、表示部は、車両の運転席から視認される画像であって、車両外の景色に重ねられる画像を表示可能であり、表示制御装置は、車両の現在位置と、地図情報が示す地図上に予め設定された案内点と、車両の方向指示器に対する操作の有無とを取得する取得部と、取得部で取得された現在位置、案内点、及び、操作の有無に基づいて、車両が進むべき方向を示す画像であるマーカーの表示を制御する制御部とを備える。
本発明によれば、現在位置、案内点及び指示器操作の有無に基づいてマーカーの表示を制御するので、マーカーの表示に消費される電力を抑制することができる。
本発明の目的、特徴、態様及び利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
実施の形態1に係る表示制御装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る表示制御装置の制御による表示例を示す図である。 実施の形態2に係る制御ユニットの構成を示すブロック図である。 実施の形態2に係る制御ユニットの配置関係を示す図である。 実施の形態2に係る制御ユニットの動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る制御ユニットの動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る制御ユニットの動作を説明するための図である。 実施の形態2に係る制御ユニットの動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る制御ユニットの動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る制御ユニットの動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る制御ユニットの動作を説明するための図である。 実施の形態3に係る制御ユニットの動作を説明するための図である。 実施の形態3に係る制御ユニットの動作を説明するための図である。 実施の形態3に係る制御ユニットの動作を説明するための図である。 変形例1に係る制御ユニットの制御による表示例を示す図である。 変形例2に係る制御ユニットの動作を示すフローチャートである。 その他の変形例に係る表示制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係る表示制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係るサーバの構成を示すブロック図である。 その他の変形例に係る通信端末の構成を示すブロック図である。
<実施の形態1>
以下、本発明の実施の形態1に係る表示制御装置が、車両に搭載されているものとして説明する。そして、当該表示制御装置が搭載され、着目の対象となる車両を「自車両」と記して説明する。
図1は、本実施の形態1に係る表示制御装置1の構成を示すブロック図である。図1の表示制御装置1は、表示部21を制御する装置である。表示部21は、自車両の運転席から視認される画像であって、自車両外の景色に重ねられる画像を表示可能となっている。表示部21は、例えばAR−HUDであるが、これに限ったものではない。このような表示部21によれば、自車両の運転者にとって、あたかも現実世界の3次元空間に実在するように見える仮想的な画像を表示することが可能となっている。
図1の表示制御装置1は、取得部11と制御部12とを備える。
取得部11は、自車両の現在位置を取得する。取得部11は、例えば、車両の現在位置を検出可能なGPS(Global Positioning System)受信機などのGNSS(Global Navigation Satellite System)受信機のインターフェースを含んでもよいし、GNSS受信機そのものを含んでもよい。
取得部11は、地図情報が示す地図上に予め設定された案内点をさらに取得する。案内点は、例えば、予め設定された経路に沿って案内すべき地点である。当該地点は、例えば、自車両の運転者に側道などへの車線変更を案内すべき分岐点である案内分岐点、または、自車両の運転者に右折もしくは左折することを案内すべき交差点である案内交差点などである。
取得部11は、自車両の方向指示器に対する操作(以下「指示器操作」と記す)の有無をさらに取得する。方向指示器は、ウィンカーとも呼ばれる機器であり、車両が進む予定の方向を、指示器操作に応じて車両の周囲の者に知らせる機器である。取得部11は、例えば、方向指示器のインターフェースなどを含む。
制御部12は、表示部21の表示を制御する。図2は、制御部12によって制御された表示部21の表示例を示す図である。図2の例では、自車両の室内から自車両のフロントガラス41を介して、道路42,43,44,45が見えている状態が示されている。このうち道路42は、自車両が走行している道路であり、道路43,44,45のそれぞれは、道路42上の互いに異なる交差点から右側に分岐された道路である。なお、図2には、表示部21によって画像を表示可能な表示範囲46も示されている。図2の例では、表示範囲46は、自車両のフロントガラス41の一部に対応している。
ここで、制御部12は、現在位置、案内点及び指示器操作の有無に基づいて、表示部21の画像であり、自車両が進むべき方向を示す画像であるマーカー46a(図2)の表示を制御する。つまり、制御部12は、取得部11で取得された内容に基づいて、表示部21にマーカー46aを表示させる制御をしたり、表示させない制御をしたりする。なお、図2の例では、マーカー46aは、自車両が道路44の方向に進むべきであることを示すために、道路44の入口の近くに表示されている。
<実施の形態1のまとめ>
以上のような本実施の形態1に係る表示制御装置1によれば、現在位置、案内点及び指示器操作の有無に基づいてマーカー46aの表示を制御する。このような構成によれば、方向指示器への操作をトリガーとして、マーカー46aを表示したり表示しなかったりすることができる。つまり、マーカー46aを常に表示するように構成されていないので、マーカー46aの表示に消費される電力を抑制することができる。また、このような表示を行うことによって、運転者が自車両周囲の状況を確認する際に、運転者の視界がマーカー46aによって妨げられることを抑制することができる。このことは、HUDの表示範囲について規制が制定されている国において特に有効である。
<実施の形態2>
本発明の実施の形態2に係る制御ユニットは、実施の形態1で説明した表示制御装置1の機能と、ナビゲーション装置の機能とを有している。図3は、本実施の形態2に係る制御ユニット2の構成を示すブロック図である。以下、本実施の形態2で説明する構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。
図3の制御ユニット2は、ステアリング25、方向指示器スイッチ26、フロントカメラ27、運転者監視カメラ28、センサ29、操作部30、記憶部31、センターディスプレイ32、スピーカ33、メーターディスプレイ34及びHUD35と、有線または無線によって通信可能に接続されている。なお、HUD35は、実施の形態1で説明した表示部21に相当する。
ステアリング25は、自車両のステアリングである。方向指示器スイッチ26は、自車両の方向指示器への操作を受け付ける。フロントカメラ27は、自車両前方の画像である前方画像を撮像する。運転者監視カメラ28は、例えばステレオカメラであり、自車両の運転者の画像である運転者画像を撮像する。
センサ29は、例えば、自車両の速度を検出する速度センサ、自車両のワイパーに対する操作を検出するワイパースイッチ、自車両のヘッドランプにおける点灯を検出する灯火スイッチ、自車両周辺の温度を検出する温度センサなどの、自車両の各種センサを含む。
操作部30は、自車両の搭乗者から制御ユニット2に対する各種操作を受け付ける。操作部30は、例えば、ユーザの手動操作に応じた信号を出力するボタン及びタッチパネル、並びに、ユーザの音声操作に応じた信号を出力する音声入力装置などの少なくともいずれか1つを含む。
記憶部31は、地図情報を記憶している。地図情報は、例えば、地図を表示するための情報、地図から目的地を検索するための検索情報、地図から所望の経路を探索するためのリンク情報などを含む。なお、図3では、記憶部31は、制御ユニット2外部に設けられているが、制御ユニット2内部に設けられてもよい。また、制御ユニット2が、外部と通信可能に構成されている場合には、制御ユニット2は、外部から地図情報を取得してもよい。
センターディスプレイ32は、制御ユニット2の制御によって、制御ユニット2のナビゲーション機能に伴う内容、例えば探索結果及び案内などを表示する。音声出力部であるスピーカ33は、制御ユニット2の制御によって、例えば探索結果及び案内などの音声を出力する。メーターディスプレイ34は、制御ユニット2の制御によって、センサ29で検出された車速などの検出結果を表示する。HUD35は、制御ユニット2の制御によって、実施の形態1で説明したマーカー46a(図2)などを表示する。なお以下の説明では、HUD35が示す画像を「HUD画像」と記すこともある。
図4は、自車両の室内における制御ユニットなどの配設関係を示す図である。図4に示すように、フロントカメラ27及び運転者監視カメラ28は、例えばフロントガラス41上部側に配設されている。センターディスプレイ32は、例えば自車両室内の前側かつ中央に配設されている。メーターディスプレイ34は、例えば自車両室内の前側かつ運転座席側に配設されている。HUD35の表示範囲46は、例えばフロントガラス41の運転座席側に設定されている。
次に、図3の制御ユニット2の構成要素について説明する。図3の制御ユニット2は、ナビゲーション処理部15と、アイポイント検出部16と、メーター処理部17と、HUD制御部18とを備える。
ナビゲーション処理部15は、自車位置取得部15aと、経路探索部15bと、案内点情報取得部15cと、出力制御部15dと、指示器操作取得部15eと、画像取得部15fと、マーカー制御部15gとを備え、ナビゲーション機能を有する。HUD制御部18は、マーカー描画部18aと、メーター情報描画部18bと、表示補正部18cと、ワーピング部18dとを備え、HUD35を制御する機能を有する。
なお、自車位置取得部15a、経路探索部15b、案内点情報取得部15c、指示器操作取得部15e、及び、画像取得部15fは、実施の形態1で説明した取得部11の概念に含まれる。一方、出力制御部15d、マーカー制御部15g及びHUD制御部18は、実施の形態1で説明した制御部12の概念に含まれる。
次に、図3の制御ユニット2の各構成要素について詳細に説明する。
自車位置取得部15aは、実施の形態1の取得部11と同様に、自車両の現在位置を取得する。そして、自車位置取得部15aは、取得した現在位置を経路探索部15b及びマーカー制御部15gのそれぞれに出力する。なお、自車位置取得部15aは、ステアリング25の操作及びセンサ29の検出結果に基づいて、自車両の現在位置を適宜補正してもよい。
経路探索部15bは、記憶部31に記憶された地図情報と、出発地と、操作部30で受け付けた目的地とに基づいて、出発地から目的地までの経路を探索する。なお、出発地は、自車位置取得部15aで取得された現在位置であってもよい。経路探索部15bは、現在位置と、探索した経路(以下「探索経路」と記す)とを案内点情報取得部15cに出力する。
案内点情報取得部15cは、現在位置及び探索経路に基づいて、実施の形態1で説明した案内点を求め、当該案内点を示す案内点情報を生成する。案内点情報取得部15cは、案内点情報をマーカー制御部15gに出力し、現在位置、探索経路及び案内点情報を出力制御部15dに出力する。
出力制御部15dは、現在位置、探索経路及び案内点情報に基づいて、経路探索、及び、自車両の運転者に対する案内をセンターディスプレイ32に表示させる制御をする。また、出力制御部15dは、現在位置及び案内点情報に基づいて、自車両の運転者に対する案内、及び、指示器操作を促す音声をスピーカ33に出力させる。指示器操作を促す音声は、例えば、「案内点前で案内音声が出力された場合には、適切に方向指示器スイッチを操作して下さい。」という案内開始時の音声などを含む。
指示器操作取得部15eは、方向指示器スイッチ26が操作を受け付けたか否かを、指示器操作の有無として取得する。
画像取得部15fは、フロントカメラ27で撮像された前方画像を取得する。そして、画像取得部15fは、前方画像を解析することによって、前方画像に含まれる道路の中心線を示す道路線を抽出する。この道路線は道路リンクと対応している。
マーカー制御部15gは、自車位置取得部15aで取得された現在位置と、記憶部31に記憶された地図情報の道路線と、画像取得部15fで抽出された道路線とに基づいて、地図情報の道路線と画像取得部15fで抽出された道路線とを対応付けるマッピングを行う。このマッピングについては、後で詳細に説明する。
また、マーカー制御部15gは、HUD制御部18を介してHUD35を制御することが可能となっている。具体的には、マーカー制御部15gは、実施の形態1で説明した制御部12と同様にマーカーの表示制御を行う。つまり、マーカー制御部15gは、自車位置取得部15aで取得された現在位置と、案内点情報取得部15cで求めた案内点と、指示器操作取得部15eで取得した指示器操作の有無とに基づいて、HUD35におけるマーカーの表示を制御する。
本実施の形態2では、マーカー制御部15gは、現在位置と案内点との間の距離が予め定められた閾値以下であり、かつ、指示器操作有りであった場合には、マーカーをHUD35に表示させる制御をする。一方、マーカー制御部15gは、現在位置と案内点との間の距離が予め定められた閾値よりも大きい場合、または、指示器操作無しであった場合には、マーカーをHUD35に表示させない制御をする。
アイポイント検出部16は、運転者監視カメラ28で撮像された運転者画像を取得する。そして、アイポイント検出部16は、当該運転者画像を解析することによって、運転者の目の位置を検出する。
メーター処理部17は、ナビゲーション処理部15で用いられている地図情報と、センサ29の検出結果とを取得する。そして、メーター処理部17は、地図情報とセンサ29の検出結果とに基づいて、メーターディスプレイ34で表示すべき情報を生成し、当該情報をメーターディスプレイ34に出力する。これにより、メーターディスプレイ34において、地図の一部を表示したり、センサ29の検出結果を表示したりすることが可能となっている。
また、メーター処理部17は、地図情報とセンサ29の検出結果とに基づいて、HUD35で表示すべき情報を生成し、HUD制御部18を介して、当該情報をHUD35に出力する。これにより、HUD35において、地図の一部を表示したり、センサ29の検出結果を表示したりすることが可能となっている。
マーカー描画部18aは、マーカー制御部15gからの制御情報に基づいて、マーカーをHUD画像として表示するための描画データを生成する。メーター情報描画部18bは、メーター処理部17で生成された情報に基づいて、地図及びメーターをHUD画像として表示するための描画データを生成する。
表示補正部18cは、アイポイント検出部16で検出された運転者の目の位置に基づき、マーカー描画部18a及びメーター情報描画部18bで生成された描画データに対してHUD画像の表示位置を補正する。
ワーピング部18dは、表示補正部18cで補正された描画データに、自車両のフロントガラスの曲面を考慮した画像変換処理であるワーピング処理を実施し、それによって得られた描画データの画像をHUD35に表示させる制御をする。これにより、制御ユニット2は、フロントガラスの曲面に起因する歪みが補正されたHUD画像を表示することが可能となっている。
<マッピング>
図5〜図7は、本実施の形態2に係る制御ユニット2が備えるマーカー制御部15gのマッピングを説明するための模式図である。図5〜図7のそれぞれには、フロントカメラ27で撮像された前方画像に含まれる道路48と、自車両の現在位置49と、地図情報のうち現在位置49周辺の道路を示す道路線50と、案内交差点の位置51とが図示されている。
まず、図5に示すように、画像取得部15fは、フロントカメラ27で撮像された前方画像を解析することによって、当該前方画像に含まれる道路48のエッジ及び領域52を抽出する。
次に図6に示すように、画像取得部15fは、抽出した領域52の中心線を道路線53として抽出する。
また、マーカー制御部15gは、地図情報と自車両の現在位置とに基づいて現在位置49周辺の地図を検索する。図6の例では、当該検索の結果として、道路線50及び案内交差点の位置51が取得される。そして、マーカー制御部15gは、道路線50及び案内交差点の位置51の座標を、運転者の視点から見た鳥瞰座標(2次元座標)に変換し、変換後の道路線50と、画像取得部15fで抽出された道路線53とを対応付ける。これによりマッピングが行われる。
その後、図7に示すように、マーカー制御部15gは、マッピングの結果と、変換後の案内交差点の位置51とに基づいて、前方画像における案内交差点の位置54を求める。
以上のマッピングを行なえば、例えば、複数の交差点が前方画像に含まれる場合に、当該複数の交差点のうちのどの交差点が案内交差点であるかを判定することができる。また、前方画像の位置とHUD画像の位置とが予め対応付けられた構成において、以上のマッピングを行なえば、図2のように、自車両が案内交差点を経由して進むべき道路の入口に対応させてマーカー46aを表示することができる。
なお、マッピングを行わずに、地図情報と自車両の現在位置とに基づいてHUD画像を表示しても、HUD画像の表示位置を現実世界の景色に対してある程度合わせることは可能である。しかしながら、マッピングを行えば、現実世界の景色に対してHUD画像の表示位置を合わせる精度を高めることができる。
また、地図情報と前方画像とを用いるだけでも、ある程度のマッピングを行うことは可能である。しかしながら、上述のように自車両の現在位置をマッピングに用いる構成によれば、マッピングの処理効率を高めることができる。また、自車両の現在位置に加えて自車両の進行方向をマッピングにさらに用いる構成によれば、マッピングの処理効率をさらに高めることができる。
<動作>
図8は、本実施の形態2に係る制御ユニット2のマーカー表示制御を示すフローチャートである。
まずステップS1にて、自車位置取得部15aは自車両の現在位置を取得し、案内点情報取得部15cは案内点情報を取得する。
ステップS2にて、出力制御部15dは、自車両の現在位置と案内点情報とに基づいて、現在位置と、現在位置に最も近い案内点との間の距離が予め定められた閾値以下であるか否かを判定する。この判定で用いる閾値は予め定められているが、固定値ではなく、例えば自車両が走行している道路の種類に基づいて可変である。例えば、自車両が一般道路を走行している場合には、上記閾値は100mである。現在位置と案内点との間の距離が予め定められた閾値以下であると判定された場合には処理がステップS3に進み、現在位置と案内点との間の距離が予め定められた閾値よりも大きいと判定された場合には図8の処理が終了する。
ステップS3にて、出力制御部15dは、案内交差点などの案内点が近づいている旨の音声をスピーカ33に出力させる。
ステップS4にて、マーカー制御部15gは、指示器操作取得部15eで適宜取得される指示器操作の有無に基づいて、指示器操作有りか否かを判定する。指示器操作有りと判定された場合には処理がステップS5に進み、指示器操作無しと判定された場合にはステップS4の処理が再度行われる。
ステップS5にて、自車位置取得部15aは自車両の現在位置を取得する。
ステップS6にて、マーカー制御部15gは、自車両の現在位置と案内点情報とに基づいて、現在位置と、現在位置に最も近い案内点との間の距離が予め定められた閾値以下であるか否かを判定する。この判定で用いる閾値は予め定められているが、固定値ではなく、例えば自車両が走行している道路の種類に基づいて可変である。例えば、自車両が一般道路を走行している場合には、上記閾値は20mである。現在位置と案内点との間の距離が予め定められた閾値以下であると判定された場合には処理がステップS7に進み、現在位置と案内点との間の距離が予め定められた閾値よりも大きいと判定された場合には処理がステップS5に戻る。
ステップS7にて、マーカー制御部15gは、マーカーをHUD35に表示させる制御をする。
ステップS8にて、自車位置取得部15aは自車両の現在位置を取得する。
ステップS9にて、マーカー制御部15gは、指示器操作取得部15eで適宜取得される指示器操作の有無に基づいて、指示器操作有りか否かを判定する。また、マーカー制御部15gは、自車両の現在位置と案内点情報とに基づいて、現在位置に最も近い案内点を自車両が通過したか否かを判定する。指示器操作無しと判定された場合、または、自車両が案内点を通過したと判定された場合には処理がステップS10に進み、指示器操作有りと判定され、かつ、自車両が案内点を通過していないと判定された場合には処理がステップS8に戻る。
ステップS10にて、マーカー制御部15gは、マーカーをHUD35に表示させない制御をする。その後、図8の処理が終了する。
<実施の形態2のまとめ>
以上のような本実施の形態2に係る制御ユニット2によれば、指示器操作無しであった場合に、マーカーをHUD35に表示させない制御をする。このような構成によれば、マーカーを常に表示しないので、消費電力の抑制、及び、運転者の視界の確保が可能になる。
<実施の形態3>
本発明の実施の形態3に係る制御ユニットのブロック構成は、実施の形態2に係る制御ユニットのブロック構成(図3)と同様である。以下、本実施の形態3で説明する構成要素のうち、上述の構成要素と同じまたは類似する構成要素については同じ参照符号を付し、異なる構成要素について主に説明する。なお、以下の説明では道路線を道路と記すこともある。
マーカー制御部15gは、自車両が案内点を経由して進むべき第1道路に対して予め定められた関係にある第2道路があるかを判定する。以下では、第1道路は探索経路に対応する道路であるものとし、第1道路を「進出道路」と記して説明する。また以下では、第2道路は進出道路と間違えやすい関係にある道路であるものとし、第2道路を「誤り道路」と記して説明する。
本実施の形態3では、マーカー制御部15gは、地図情報に基づいて、進出道路からの距離が予め定められた閾値以下である道路があるか否かを判定し、当該道路があると判定した場合に誤り道路があると判定する。この判定で用いる閾値は予め定められているが、固定値ではなく、例えば自車両が走行している道路の種類に基づいて可変である。例えば、自車両が一般道路を走行している場合、上記閾値は30mである。
また本実施の形態3では、マーカー制御部15gは、上述したマッピング、つまり地図情報と前方画像との対応付けによって、進出道路以外の道路が前方画像に含まれるか否かを判定し、当該道路が前方画像に含まれると判定した場合に誤り道路があると判定する。
そして、マーカー制御部15gは、誤り道路があると判定した場合にはマーカーをHUD35に表示させる制御をし、誤り道路がないと判定した場合にはマーカーをHUD35に表示させない制御をする。
またマーカー制御部15gは、地図情報と自車位置取得部15aで取得された現在位置とに基づいて、現在位置と案内点との間の距離が予め定められた閾値以下であるか否かについての第1判定を行い、かつ、マッピングによって当該案内点が前方画像に含まれるか否かについての第2判定を行う。以下の説明では、第1判定で上記距離が閾値以下であると判定された案内点を「第1判定の案内点」と記すこともある。
マーカー制御部15gは、第1判定及び第2判定の結果にも基づいてマーカーの表示を制御する。本実施の形態3では、マーカー制御部15gは、第2判定において、第1判定の案内点が前方画像に含まれないと判定した場合にはマーカーをHUD35に表示させる制御をし、第1判定の案内点が前方画像に含まれると判定した場合にはマーカーをHUD35に表示させない制御をする。
<動作>
図9は、本実施の形態3に係る制御ユニット2のマーカー表示制御を示すフローチャートである。なお、図9の本実施の形態3に係る動作は、図8の実施の形態2に係る動作にステップS21,S22,S23,S24を追加したものと同様である。
本実施の形態3では、まず、実施の形態2と同様にステップS1からステップS6の処理が行われ、ステップS6の処理の後、ステップS21及びステップS23の処理が並列的に行われる。なお本実施の形態3では、ステップS6の判定は上述した第1判定として行われる。
以下、ステップS21側の処理について説明する。ステップS21にて、制御ユニット2は誤り道路の検出処理を行う。図10は、図9のステップS21で行われる誤り道路の検出処理を示すフローチャートである。
ステップS31にて、マーカー制御部15gは、現在位置周辺の道路リンクを地図情報から取得する。
ステップS32にて、マーカー制御部15gは、取得した道路リンクに基づいて、進出道路からの距離が予め定められた閾値以下である道路があるか否かを判定する。道路があると判定された場合には処理がステップS35に進み、道路がないと判定された場合には処理がステップS33に進む。
ステップS33にて、画像取得部15fは、フロントカメラ27で撮像された前方画像を取得する。
ステップS34にて、マーカー制御部15gは、マッピングを行うことによって、進出道路以外の道路が前方画像に含まれるか否かを判定する。進出道路以外の道路が前方画像に含まれると判定された場合には処理がステップS35に進み、進出道路以外の道路が前方画像に含まれないと判定された場合には処理がステップS36に進む。
ステップS35にて、マーカー制御部15gは誤り道路有りと判定し、その後、図10の処理が終了する。
ステップS36にて、マーカー制御部15gは誤り道路無しと判定し、その後、図10の処理が終了する。
図11は、以上のような誤り道路の検出処理の結果の一例を示す図である。図11には、自車両の現在位置56と、地図情報の道路線57と、道路線57に対応する現実世界の道路58a,58b,58cとが図示されている。なお、道路58aは自車両が走行している道路であり、道路58bは進出道路であり、道路58cは誤り道路である。
地図情報の道路線57だけを用いて誤り道路の検出処理を行う場合、比較的簡単な処理で誤り道路を検出することができる。しかしながら、データ量を抑制する観点から、例えば図11に示すように、地図情報の道路線57の形状には、現実世界の道路58a,58b,58cの形状を簡略化した形状が用いられることが多い。この簡略化の結果、地図情報の道路線57だけを用いた誤り道路の検出処理では、現実世界に存在する誤り道路58cを検出することができない場合がある。
これに対して本実施の形態3に係る誤り道路の検出処理では、マッピングによって進出道路以外の道路が前方画像に含まれるか否かを判定する。これにより、処理は多少複雑になるが、誤り道路の検出精度を高めることができる。なお、以上の検出は、道路そのものの検出だけでなく、広義の意味での道路に含まれる車線の検出にも有効である。
説明を図9に戻す。ステップS21の次のステップS22にて、マーカー制御部15gは、ステップS21での誤り道路の検出処理の結果に基づいて誤り道路有りであったか否かを判定する。誤り道路有りであったと判定された場合には処理がステップS7に進み、実施の形態2と同様にステップS7以降の処理が行われる。誤り道路無しであったと判定された場合には図9の処理が終了する。
次に、ステップS23側の処理について説明する。ステップS23にて、画像取得部15fは、フロントカメラ27で撮像された前方画像を取得する。
ステップS24にて、マーカー制御部15gは、ステップS6で距離が閾値以下と判定された案内点、つまり第1判定の案内点が前方画像に含まれるか否かについての判定をマッピングによって行う。つまりステップS24にて、マーカー制御部15gは第2判定を行う。第1判定の案内点が前方画像に含まれると判定された場合には図9の処理が終了する。第1判定の案内点が前方画像に含まれないと判定された場合には処理がステップS7に進み、実施の形態2と同様にステップS7以降の処理が行われる。
図12〜図14は、ステップS24に係る処理を説明するための図である。図12には、自車両の現在位置60、地図情報の道路61a,61b,案内交差点62が図示されている。図13には、自車両の現在位置60、前方画像から抽出された道路64a,64bが図示されている。図14には、自車両の現在位置60、前方画像から抽出された道路64aが図示されている。
通常であれば、図13のように、前方画像から道路64a,64bひいては案内交差点が抽出され、前方画像から抽出される内容と、図12に示す地図情報の内容とはほぼ一致する。しかしながら、自車両が濃霧の中を走行している場合や、自車両が夜間に街灯光が少ない場所を走行している場合などには、自車両前方の見通しが悪くなり、図13のように前方画像から道路64bひいては案内交差点が抽出されない。
そこで本実施の形態3では、このように案内交差点などの案内点が前方画像に含まれない場合に、処理がステップS24からステップS7に進んで、マーカー制御部15gは、マーカーをHUD35に表示させる制御をする。この際のマーカーの位置は、マッピングによって設定されず、地図情報と自車両の現在位置とに基づいて設定される。
以上のような構成によれば、運転者は、自車両前方の見通しが悪くて案内点を視認できない場合でも、マーカーの表示を手掛かりにして案内点の位置を把握することができる。なお、マーカー制御部15gは、ワイパースイッチがオンであるか、灯火スイッチがオンであるかなどを考慮して、自車両前方の見通しが悪いか否かの判定を行ってもよい。
<実施の形態3のまとめ>
本実施の形態3に係る制御ユニット2によれば、誤り道路がないと判定した場合にはマーカーをHUD35に表示させない制御をする。このような構成によれば、運転者が進出方向を間違えないような場合にマーカーを表示しないので、消費電力の抑制、及び、運転者の視界の確保を適切に行うことが可能になる。
また本実施の形態3によれば、第1判定の案内点が前方画像に含まれないと第2判定にて判定した場合にはマーカーをHUD35に表示させる制御をし、当該案内点が前方画像に含まれると第2判定にて判定した場合にはマーカーをHUD35に表示させない制御をする。このような構成によれば、自車両前方の見通しが悪くて案内点を視認できない場合などにマーカーを表示するので、運転者は当該マーカーの表示を手掛かりにして案内点の位置を把握することができる。
<変形例1>
図15は、本変形例1に係る制御ユニット2によって制御されたHUD35の表示例を示す図である。図15の例において道路43は進出道路であり、破線矢印は探索経路を示している。
図15に示すように、マーカー制御部15gは、上述したマッピング、つまり地図情報と前方画像との対応付けによって、進出道路である道路43がHUD35の表示範囲46の外側にあると判定した場合に、マーカー46aの形状を変更してもよい。図15の例では、マーカー46aの形状は、直線状から曲線状に変更されているが、マーカー46aの形状の変更はこれに限ったものではない。
また図15の例では、マーカー46aの形状を変更したが、これに限ったものではなく、例えばマーカー46aの形状及び色の両方を変更してもよいし、マーカー46aの形状を変更せずにマーカー46aの色を変更してもよい。
以上のような本変形例1によれば、運転者は、マーカー46aがHUD35の表示範囲46外の道路を示していることを認識することができる。
<変形例2>
一般的なナビゲーション装置では、予告案内(Preparation)、案内点接近案内(Approach)、最終案内(Action)という3段階の音声案内が行われる。案内点接近案内から最終案内までの予め定められた時点で、図3の出力制御部15dは、指示器操作を促す振動をステアリング25に発生させてもよい。なお、上記時点は予め定められているが、固定値ではなく、例えば、現在位置と案内点との間の距離、自車両が走行している道路の種類、自車両の速度の少なくともいずれか1つに基づいて可変である。
図16は、本変形例2に係る制御ユニット2のステアリング振動制御を示すフローチャートである。
ステップS41にて、出力制御部15dは、現時点が上述の予め定められた時点であるか否かを判定する。現時点が予め定められた時点であると判定された場合には処理がステップS42に進み、現時点が予め定められた時点でないと判定された場合には図16の処理が終了する。
ステップS42にて、出力制御部15dは、指示器操作取得部15eで適宜取得される指示器操作の有無に基づいて、指示器操作有りか否かを判定する。指示器操作有りと判定された場合には図16の処理が終了し、指示器操作無しと判定された場合には処理がステップS43に進む。
ステップS43にて、出力制御部15dは、指示器操作を促す振動をステアリング25に発生させる。その後、図16の処理が終了する。
以上のような本変形例2によれば、運転者は、スピーカ33からの音声案内を聞き逃した場合であっても、ステアリング25の振動によって指示器操作を行うべきであることに気付くことができる。
<その他の変形例>
上述した表示制御装置1における図1の取得部11及び制御部12を、以下「取得部11等」と記す。取得部11等は、図17に示す処理回路81により実現される。すなわち、処理回路81は、自車両の現在位置と、地図情報が示す地図上に予め設定された案内点と、自車両の方向指示器に対する操作の有無とを取得する取得部11と、取得部11で取得された現在位置、案内点、及び、操作の有無に基づいて、自車両が進むべき方向を示す画像であるマーカーの表示を制御する制御部12と、を備える。処理回路81には、専用のハードウェアが適用されてもよいし、メモリに格納されるプログラムを実行するプロセッサが適用されてもよい。プロセッサには、例えば、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)などが該当する。
処理回路81が専用のハードウェアである場合、処理回路81は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。取得部11等の各部の機能それぞれは、処理回路を分散させた回路で実現されてもよいし、各部の機能をまとめて一つの処理回路で実現されてもよい。
処理回路81がプロセッサである場合、取得部11等の機能は、ソフトウェア等との組み合わせにより実現される。なお、ソフトウェア等には、例えば、ソフトウェア、ファームウェア、または、ソフトウェア及びファームウェアが該当する。ソフトウェア等はプログラムとして記述され、メモリ83に格納される。図18に示すように、処理回路81に適用されるプロセッサ82は、メモリ83に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各部の機能を実現する。すなわち、表示制御装置1は、処理回路81により実行されるときに、自車両の現在位置と、地図情報が示す地図上に予め設定された案内点と、自車両の方向指示器に対する操作の有無とを取得するステップと、取得部11で取得された現在位置、案内点、及び、操作の有無に基づいて、自車両が進むべき方向を示す画像であるマーカーの表示を制御するステップと、が結果的に実行されることになるプログラムを格納するためのメモリ83を備える。換言すれば、このプログラムは、取得部11等の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるともいえる。ここで、メモリ83は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、そのドライブ装置等、または、今後使用されるあらゆる記憶媒体であってもよい。
以上、取得部11等の各機能が、ハードウェア及びソフトウェア等のいずれか一方で実現される構成について説明した。しかしこれに限ったものではなく、取得部11等の一部を専用のハードウェアで実現し、別の一部をソフトウェア等で実現する構成であってもよい。例えば、取得部11については専用のハードウェアとしての処理回路81及びレシーバなどでその機能を実現し、それ以外についてはプロセッサ82としての処理回路81がメモリ83に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
以上のように、処理回路81は、ハードウェア、ソフトウェア等、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
また、以上で説明した表示制御装置1は、PND(Portable Navigation Device)などのナビゲーション装置と、携帯電話、スマートフォン及びタブレットなどの携帯端末を含む通信端末と、ナビゲーション装置及び通信端末の少なくともいずれか1つにインストールされるアプリケーションの機能と、サーバとを適宜に組み合わせてシステムとして構築される表示制御システムにも適用することができる。この場合、以上で説明した表示制御装置1の各機能あるいは各構成要素は、前記システムを構築する各機器に分散して配置されてもよいし、いずれかの機器に集中して配置されてもよい。例えば、サーバがナビゲーション機能を備え、ナビゲーション装置が表示機能及び位置検出機能だけを備える構成であってもよい。
図19は、本変形例に係るサーバ91の構成を示すブロック図である。図19のサーバ91は、通信部91aと制御部91bとを備えており、自車両92のナビゲーション装置93と無線通信を行うことが可能となっている。
取得部である通信部91aは、ナビゲーション装置93と無線通信を行うことにより、自車両の現在位置と、地図情報が示す地図上に予め設定された案内点と、自車両の方向指示器に対する操作の有無とを受信する。
制御部91bは、サーバ91の図示しないプロセッサなどが、サーバ91の図示しないメモリに記憶されたプログラムを実行することにより、図1の制御部12と同様の機能を有している。つまり、制御部91bは、通信部91aで受信された現在位置、案内点、及び、操作の有無に基づいて、自車両が進むべき方向を示す画像であるマーカーの表示を制御するための制御信号を生成する。そして、通信部91aは、制御部91bで生成された制御信号をナビゲーション装置93に送信する。
このように構成されたサーバ91によれば、例えば、ナビゲーション装置93が、表示機能と、サーバ91との通信機能としか有さなくても、実施の形態1で説明した表示制御装置1と同様の効果を得ることができる。
図20は、本変形例に係る通信端末96の構成を示すブロック図である。図20の通信端末96は、通信部91aと同様の通信部96aと、制御部91bと同様の制御部96bとを備えており、自車両97のナビゲーション装置98と無線通信を行うことが可能となっている。なお、通信端末96には、例えば自車両97の運転者が携帯する携帯電話、スマートフォン、及びタブレットなどの携帯端末が適用される。このように構成された通信端末96によれば、例えば、ナビゲーション装置98が、表示機能と、通信端末96との通信機能としか有さなくても、実施の形態1で説明した表示制御装置1と同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態及び各変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態及び各変形例を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、本発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、本発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
1 表示制御装置、11 取得部、12 制御部、21 表示部、25 ステアリング、33 スピーカ、46 表示範囲、46a マーカー。
本発明に係る表示制御装置は、表示部を制御する表示制御装置であって、表示部は、車両の運転席から視認される画像であって、車両外の景色に重ねられる画像を表示可能であり、表示制御装置は、車両の現在位置と、地図情報が示す地図上に予め設定された案内点と、車両の方向指示器に対する操作の有無とを取得する取得部と、取得部で取得された現在位置、案内点、及び、操作の有無に基づいて、車両が進むべき方向を示す画像であるマーカーの表示を制御する制御部とを備える。制御部は、取得部で取得された操作の有無が操作無しであった場合に、マーカーを表示部に表示させない制御をする。

Claims (12)

  1. 表示部を制御する表示制御装置であって、
    前記表示部は、
    車両の運転席から視認される画像であって、前記車両外の景色に重ねられる画像を表示可能であり、
    前記表示制御装置は、
    前記車両の現在位置と、地図情報が示す地図上に予め設定された案内点と、前記車両の方向指示器に対する操作の有無とを取得する取得部と、
    前記取得部で取得された前記現在位置、前記案内点、及び、前記操作の有無に基づいて、前記車両が進むべき方向を示す前記画像であるマーカーの表示を制御する制御部と
    を備える、表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記取得部で取得された前記操作の有無が操作無しであった場合に、前記マーカーを前記表示部に表示させない制御をする、表示制御装置。
  3. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記車両が前記案内点を経由して進むべき第1道路に対して予め定められた関係にある第2道路があるかを判定し、当該判定の結果にも基づいて前記マーカーの表示を制御する、表示制御装置。
  4. 請求項3に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記地図情報に基づいて、前記第1道路からの距離が予め定められた閾値以下である道路があるか否かを判定し、当該道路があると判定した場合に前記第2道路があると判定する、表示制御装置。
  5. 請求項3に記載の表示制御装置であって、
    前記取得部は、前記車両前方の画像である前方画像をさらに取得し、
    前記制御部は、
    前記地図情報と前記前方画像との対応付けによって前記第1道路以外の道路が前記前方画像に含まれるか否かを判定し、当該道路が前記前方画像に含まれると判定した場合に前記第2道路があると判定する、表示制御装置。
  6. 請求項3に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記第2道路がないと判定した場合に、前記マーカーを前記表示部に表示させない制御をする、表示制御装置。
  7. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記取得部は、前記車両前方の画像である前方画像をさらに取得し、
    前記制御部は、
    前記地図情報と前記取得部で取得された前記現在位置とに基づいて、前記現在位置と前記案内点との間の距離が予め定められた閾値以下であるか否かについての第1判定を行い、かつ、前記地図情報と前記前方画像との対応付けによって当該案内点が前記前方画像に含まれるか否かについての第2判定を行い、前記第1判定及び前記第2判定の結果にも基づいて前記マーカーの表示を制御する、表示制御装置。
  8. 請求項7に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記第2判定において、前記第1判定の前記案内点が前記前方画像に含まれないと判定した場合には前記マーカーを前記表示部に表示させる制御をし、前記第1判定の前記案内点が前記前方画像に含まれると判定した場合には前記マーカーを前記表示部に表示させない制御をする、表示制御装置。
  9. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記表示部の表示範囲は、前記車両のフロントガラスの一部に対応する範囲であり、
    前記取得部は、前記車両前方の画像である前方画像をさらに取得し、
    前記制御部は、
    前記地図情報と前記前方画像との対応付けによって、前記車両が前記案内点を経由して進むべき道路が前記表示範囲外にあると判定した場合に、前記マーカーの形状及び色の少なくともいずれか1つを変更する、表示制御装置。
  10. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記操作を促す振動を前記車両のステアリングに発生させる、表示制御装置。
  11. 請求項1に記載の表示制御装置であって、
    前記表示制御装置は音声出力部も制御し、
    前記制御部は、
    前記操作を促す音声を前記音声出力部に出力させる、表示制御装置。
  12. 表示部を制御する表示制御方法であって、
    前記表示部は、
    車両の運転席から視認される画像であって、前記車両外の景色に重ねられる画像を表示可能であり、
    前記表示制御方法は、
    前記車両の現在位置と、地図情報が示す地図上に予め設定された案内点と、前記車両の方向指示器に対する操作の有無とを取得し、
    取得された前記現在位置、前記案内点、及び、前記操作の有無に基づいて、前記車両が進むべき方向を示す前記画像であるマーカーの表示を制御する、表示制御方法。
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