JPWO2018193629A1 - バッテリー装着システム、バッテリー装着方法、及びプログラム - Google Patents

バッテリー装着システム、バッテリー装着方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

無人航空機が荷物を運ぶ場合に、無駄なエネルギーを消費しない最適なバッテリーを選択する。バッテリー装着システム(1)の残量取得手段(101)は、無人航空機に装着可能な複数のバッテリーの各々の残量に関する残量情報を取得する。バッテリー重量取得手段(102)は、各バッテリーの重量に関するバッテリー重量情報を取得する。場所取得手段(104)は、前記無人航空機の移動先に関する場所情報を取得する。選択手段(105)は、前記残量情報と、前記バッテリー重量情報と、前記場所情報とに基づいて、前記複数のバッテリーの中から、前記移動先に移動するためのバッテリー消費量以上の残量を有するバッテリーを選択する。処理実行手段(106)は、選択手段(105)により選択されたバッテリーを無人航空機に装着するための処理を実行する。

Description

本発明は、バッテリー装着システム、バッテリー装着方法、及びプログラムに関する。
近年、無人航空機を所定の移動先に移動させる技術が検討されている。例えば、特許文献1には、無人航空機に装着されたバッテリーの残量と、無人航空機の位置座標と、をリアルタイムで取得し、所定の位置まで帰還するための残量がない場合に、無人航空機を現在の位置に着陸させたり、無人航空機に搭載された安全装置を開かせたりする技術が記載されている。
特表2016−531042号公報
上記のような技術では、無人航空機が移動先に移動して帰還すると、無人航空機からバッテリーが取り外され、次の移動に備えてバッテリーが充電される。その後、無人航空機が次の移動先に移動する場合に、充電済みのバッテリーが装着される。この場合、十分な残量がないバッテリーが装着されると、途中で電力が足りなくなってしまい、無人航空機は移動先に移動できない。
しかしながら、特許文献1は、あくまで飛行中のバッテリーの残量を管理する技術であり、飛行前のバッテリーの残量を管理する技術ではないので、十分な残量がないバッテリーの装着を防止することはできない。この点、大容量のバッテリーばかりを揃えればバッテリーの残量に余裕が出るため、移動先に移動する確実性を高めることができるが、容量が大きくなるほど重量がかさむので、エネルギー消費の効率が悪くなってしまう。例えば、無人航空機が近所に移動する場合は小型軽量のバッテリーで十分だが、わざわざ大容量のバッテリーを使用すると、バッテリーの重量分だけ無駄なエネルギーを消費してしまう。このため、種々のタイプのバッテリーを用意しておき、無駄なエネルギーを消費しないバッテリーを選択することが望ましい。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、無人航空機が移動先に移動する場合に、無駄なエネルギー消費を生じさせないようにすることである。
上記課題を解決するために、本発明に係るバッテリー装着システムは、無人航空機に装着可能な複数のバッテリーの各々の残量に関する残量情報を取得する残量取得手段と、各バッテリーの重量に関するバッテリー重量情報を取得するバッテリー重量取得手段と、前記無人航空機の移動先に関する場所情報を取得する場所取得手段と、前記残量情報と、前記バッテリー重量情報と、前記場所情報とに基づいて、前記複数のバッテリーの中から、前記移動先に移動するためのバッテリー消費量以上の残量を有するバッテリーを選択する選択手段と、前記選択手段により選択されたバッテリーを前記無人航空機に装着するための処理を実行する処理実行手段と、を含むことを特徴とする。
本発明に係るバッテリー装着方法は、無人航空機に装着可能な複数のバッテリーの各々の残量に関する残量情報を取得する残量取得ステップと、各バッテリーの重量に関するバッテリー重量情報を取得するバッテリー重量取得ステップと、荷物の配送先又は集荷先に関する場所情報を取得する場所取得ステップと、前記残量情報と、前記バッテリー重量情報と、前記場所情報とに基づいて、前記複数のバッテリーの中から、前記荷物を運ぶための残量を有するバッテリーを選択する選択ステップと、前記選択手段により選択されたバッテリーを前記無人航空機に装着するための処理を実行する処理実行ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係るプログラムは、無人航空機に装着可能な複数のバッテリーの各々の残量に関する残量情報を取得する残量取得手段、各バッテリーの重量に関するバッテリー重量情報を取得するバッテリー重量取得手段、前記無人航空機の移動先に関する場所情報を取得する場所取得手段、前記残量情報と、前記バッテリー重量情報と、前記場所情報とに基づいて、前記複数のバッテリーの中から、前記移動先に移動するためのバッテリー消費量以上の残量を有するバッテリーを選択する選択手段、前記選択手段により選択されたバッテリーを前記無人航空機に装着するための処理を実行する処理実行手段、としてコンピュータを機能させる。
また、本発明に係る情報記憶媒体は、上記のプログラムが記憶された、コンピュータが読み取り可能な情報記憶媒体である。
また、本発明の一態様では、前記場所情報は、前記無人航空機が運ぶ荷物の配送先と集荷先の少なくとも一方に関する情報であり、前記バッテリー装着システムは、前記荷物の重量に関する荷物重量情報を取得する荷物重量取得手段を更に含み、前記選択手段は、前記荷物重量情報に更に基づいて、バッテリーを選択する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記選択手段は、前記バッテリー消費量以上の残量を有するバッテリーが複数存在する場合は、最も重量の軽いバッテリーを選択する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記選択手段は、前記バッテリー重量情報と前記場所情報とに基づいて、前記バッテリー消費量に関する消費量情報を取得し、前記残量情報と前記消費量情報とに基づいて、バッテリーを選択する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記場所情報は、前記無人航空機が運ぶ荷物の配送先と集荷先の少なくとも一方に関する情報であり、前記バッテリー装着システムは、前記無人航空機が前記荷物を載せた場合の重心に関する重心情報を取得する重心取得手段を更に含み、前記選択手段は、前記重心情報に更に基づいて、バッテリーを選択する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記バッテリー装着システムは、前記荷物の運搬方法に関する運搬方法情報を取得する運搬方法取得手段を更に含み、前記選択手段は、前記運搬方法情報に更に基づいて、バッテリーを選択する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記バッテリー装着システムは、前記無人航空機の飛行ルートにおける風に関する風情報を取得する風取得手段を更に含み、前記選択手段は、前記風情報に更に基づいて、バッテリーを選択する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記バッテリー装着システムは、前記無人航空機の飛行ルートにおける温度に関する温度情報を取得する温度取得手段を更に含み、前記選択手段は、前記温度情報に更に基づいて、バッテリーを選択する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記バッテリー装着システムは、充電中のバッテリーの残量予測に関する残量予測情報を取得する残量予測取得手段を更に含み、前記選択手段は、前記残量予測情報に更に基づいて、バッテリーを選択する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記バッテリー装着システムは、前記移動先に指定された時刻に関する時刻情報を取得する時刻取得手段を更に含み、前記残量予測取得手段は、前記時刻情報に基づいて、前記残量予測情報を取得する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記場所情報は、前記無人航空機が運ぶ荷物の配送先と集荷先の少なくとも一方に関する情報であり、前記バッテリー装着システムは、前記荷物のサイズに関する荷物サイズ情報を取得する荷物サイズ取得手段を更に含み、前記選択手段は、前記荷物サイズ情報に更に基づいて、バッテリーを選択する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記処理は、前記選択手段により選択されたバッテリーの識別情報と、前記荷物の識別情報と、を関連付けて出力する処理である、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記場所情報は、前記無人航空機が運ぶ荷物の配送先に関する情報であり、前記無人航空機は、出発地点で荷物が載せられ、前記配送先に飛行して前記荷物を配送し、帰還地点に戻り、前記選択手段は、前記無人航空機が前記荷物を載せた状態で、前記出発地点から前記配送先に飛行する分のバッテリー消費量に関する第1消費量情報を取得し、前記無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記配送先から前記帰還地点に飛行する分のバッテリー消費量に関する第2消費量情報を取得し、前記残量情報と前記第1消費量情報と前記第2消費量情報とに基づいて、バッテリーを選択する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記場所情報は、前記無人航空機が運ぶ荷物の集荷先に関する情報であり、前記無人航空機は、出発地点から前記集荷先に飛行して前記荷物を集荷し、帰還地点に戻り、前記選択手段は、前記無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記出発地点から前記集荷先に飛行する分のバッテリー消費量に関する第3消費量情報を取得し、前記無人航空機が前記荷物を載せた状態で、前記集荷先から前記帰還地点に飛行する分のバッテリー消費量に関する第4消費量情報を取得し、前記残量情報と前記第3消費量情報と前記第4消費量情報とに基づいて、バッテリーを選択する、ことを特徴とする。
また、本発明の一態様では、前記場所情報は、前記無人航空機が運ぶ荷物の配送先と集荷先の各々に関する情報であり、前記無人航空機は、出発地点から前記集荷先に飛行して前記荷物を集荷し、前記配送先に飛行して前記荷物を配送し、帰還地点に戻り、前記選択手段は、前記無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記出発地点から前記集荷先に飛行する分のバッテリー消費量に関する第5消費量情報を取得し、前記無人航空機が前記荷物を載せた状態で、前記集荷先から前記配送先に飛行する分のバッテリー消費量に関する第6消費量情報を取得し、前記無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記配送先から前記帰還地点に飛行する分のバッテリー消費量に関する第7消費量情報を取得し、前記残量情報と前記第5消費量情報と前記第6消費量情報と前記第7消費量情報とに基づいて、バッテリーを選択する、ことを特徴とする。
本発明によれば、無人航空機が荷物を運ぶ場合に、無駄なエネルギー消費を生じさせないようにすることが可能になる。
バッテリー装着システムの全体構成を示す図である。 無人航空機が荷物を配送する様子を示す図である。 バッテリー装着システムにおける全体の流れを示す図である。 選択結果画面の一例を示す図である。 バッテリー装着システムで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。 バッテリーデータの一例を示す図である。 配送データの一例を示す図である。 無人航空機の燃費を示す図である。 バッテリー装着システムにおいて実行される処理の一例を示すフロー図である。 変形例の機能ブロック図である。 重心と中心の距離と燃費との関係を示す図である。 運搬方法情報と燃費との関係を示す図である。 風情報と燃費との関係を示す図である。 温度情報と燃費との関係を示す図である。 無人航空機が荷物を集荷する様子を示す図である。 無人航空機が荷物を集荷して配送する様子を示す図である。
[1.バッテリー装着システムの全体構成]
以下、本発明に関わるバッテリー装着システムの実施形態の例を説明する。本実施形態では、無人航空機が荷物を運ぶ場面を例に挙げて、バッテリー装着システムで実行される処理を説明する。
図1は、バッテリー装着システムの全体構成を示す図である。図1に示すように、バッテリー装着システム1は、配送管理装置10、無人航空機20、バッテリー30A〜30Z、及び充電器40A〜40Zを含む。配送管理装置10、無人航空機20、及び充電器40A〜40Zの各々は、インターネットやイントラネットなどのネットワークを介してデータ送受信可能に接続される。以降、個々のバッテリー30A〜30Z及び充電器40A〜40Zを特に区別する必要のない場合は、バッテリー30及び充電器40と記載する。
配送管理装置10は、管理者が操作するコンピュータであり、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯型端末(タブレット型端末やスマートフォンを含む)、又はサーバコンピュータである。管理者としては、バッテリー30の装着を管理する者であればよく、例えば、配送業者の従業員であってもよいし、インターネットショッピングモールにおける店舗の店員であってもよい。配送管理装置10は、制御部11、記憶部12、通信部13、操作部14、及び表示部15を含む。
制御部11は、例えば、少なくとも1つのマイクロプロセッサを含む。制御部11は、記憶部12に記憶されたプログラムやデータに従って処理を実行する。記憶部12は、主記憶部及び補助記憶部を含む。例えば、主記憶部はRAMなどの揮発性メモリであり、補助記憶部は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリである。通信部13は、有線通信又は無線通信用の通信インタフェースを含む。通信部13は、ネットワークを介してデータ通信を行う。操作部14は、入力デバイスであり、例えば、タッチパネルやマウス等のポインティングデバイスやキーボード等である。操作部14は、操作内容を制御部11に伝達する。表示部15は、例えば、液晶表示部又は有機EL表示部等である。表示部15は、制御部11の指示に従って画面を表示する。
無人航空機20は、人が搭乗しない航空機(いわゆるドローン)である。無人航空機20は、制御部21、記憶部22、通信部23、及びセンサ部24を含む。なお、制御部21、記憶部22、及び通信部23のハードウェア構成は、それぞれ制御部11、記憶部12、及び通信部13と同様であるので説明を省略する。また、無人航空機20は、プロペラ・モータ・バッテリーのコネクタ(着脱機構)・荷物のキャッチャ(剛体保持機構)などの物理的構成も含むが、ここでは説明を省略する。センサ部24は、種々のセンサを含んでよく、例えば、カメラ、GPSセンサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、赤外線センサ、音声センサ、輝度センサ、風向風速センサ、地磁気センサ、高度センサ、変位センサ、温度センサ、熱検知センサ、又は感圧センサ等を含んでよい。
なお、記憶部12,22に記憶されるものとして説明するプログラム及びデータは、ネットワークを介して供給されるようにしてもよい。また、配送管理装置10及び無人航空機20のハードウェア構成は、上記の例に限られず、種々のコンピュータのハードウェアを適用可能である。例えば、配送管理装置10及び無人航空機20の各々は、コンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体を読み取る読取部(例えば、光ディスクドライブやメモリカードスロット)や入出力部(例えば、USBポート)を含んでもよい。この場合、情報記憶媒体に記憶されたプログラムやデータが読取部又は入出力部を介して供給されるようにしてもよい。また、図1では、配送管理装置10及び無人航空機20を1台ずつ記載しているが、これらは複数台あってもよい。
バッテリー30は、充電可能な二次電池である。バッテリー30は、無人航空機20に着脱可能であり、無人航空機20に対して電力を供給する。バッテリー30としては、種々の種類の二次電池を適用可能であり、例えば、ニッケル水素バッテリー、リチウムポリマーバッテリー、リチウムイオンバッテリー、又はリチウムフェライトバッテリーであってよい。
充電器40は、二次電池を充電する機器である。充電器40は、電源ケーブルを介して電源に接続され、バッテリー30に電力を供給する。バッテリー30は、充電器40により供給された電力によって逆反応が起こることで充電される。充電器としては、種々の種類を適用可能であり、例えば、ニッケル水素バッテリー専用充電器、リチウムポリマーバッテリー専用充電器、リチウムイオンバッテリー専用充電器、又はリチウムフェライトバッテリー専用充電器であってよい。
本実施形態では、充電器40は、通信部41と残量検出部42を含む。通信部41のハードウェア構成は、通信部13と同様であるので説明を省略する。残量検出部42は、バッテリー30の残量を検出可能な残量計であり、例えば、電池残量計ICを含む。電池残量計ICとしては、種々の方式を適用可能であり、例えば、電圧測定方式、クーロン・カウンタ方式、電池セル・モデリング方式、又はインピーダンス・トラック方式であってよい。充電器40は、充電中のバッテリー30の残量を残量検出部42で検出し、通信部41を介して定期的に外部機器(ここでは、配送管理装置10)に送信可能である。
なお、バッテリー30及び充電器40は、種々のハードウェアを適用可能である。例えば、残量検出部42は、バッテリー30内に組み込まれていてもよい。また例えば、バッテリー30及び充電器40は、残量検出部42を有さず、残量検出部42が配送管理装置10や他のコンピュータに備えられていてもよい。また例えば、バッテリー30は、自身の識別情報(例えば、シリアル番号)を記憶するメモリ領域を備えており、充電器40と接続された場合に、充電器40がバッテリー30の識別情報を取得できるようにしてもよい。同様に、充電器40は、自身の識別情報を記憶するメモリ領域を備えてもよい。
[2.バッテリー装着システムにおける処理の概要]
次に、バッテリー装着システム1における処理の概要を説明する。本実施形態では、無人航空機20は、出発地点で荷物が載せられ、配送先に飛行して荷物を配送し、帰還地点に戻る場合を荷物の運搬方法の一例として説明する。また、オンラインショッピングモールで顧客が注文した商品を梱包する箱が荷物に相当する場合を一例として説明する。
図2は、無人航空機20が荷物を配送する様子を示す図である。図2に示す出発地点Aは、管理者の管理下に置かれた場所であり、例えば、配送管理装置10、無人航空機20、バッテリー30、及び充電器40は、出発地点A内に存在する。例えば、出発地点Aは、荷物の配送センターや荷物を出荷する店舗などである。配送先Bは、無人航空機20が荷物を届けるべき場所であり、例えば、受取人の自宅や会社などである。帰還地点Cは、管理者の管理下に置かれた場所であり、無人航空機20が戻るべき場所である。帰還地点Cは、出発地点Aと同じであってもよいし異なってもよい。図2の例では、出発地点Aと帰還地点Cが同じとする。
図3は、バッテリー装着システム1における全体の流れを示す図である。図3に示すように、まず、配送管理装置10は、顧客の注文内容を表示部15に表示させる(S1)。顧客の注文内容を示すデータは、予め記憶部12に記憶されていてもよいし、顧客の端末又はオンラインショッピングモールのサーバなどから配送管理装置10が受信してもよい。なお、顧客の注文内容は、表示部15に表示されるのではなく、プリンタによって印刷されてもよい。
管理者は、顧客の注文内容を確認し、商品をピックアップして梱包する(S2)。例えば、無人航空機20の出発地点A付近に倉庫があり、管理者は、顧客が注文した商品を倉庫から持ち出して、商品が動かないように固定しつつ、専用の箱に詰める。商品を詰める箱は、無人航空機20に搭載可能なものであればよく、形状とサイズが予め定められているものとする。なお、後述する変形例のように、管理者ではなく、ロボットが商品を箱に詰めたり無人航空機20に搭載したりしてもよい。
管理者は、荷物(ここでは、商品が詰められた箱)の重量を重量計で計測し、操作部14を操作して荷物の重量を入力する(S3)。重量計は、デジタルスケールを利用してもよいし、アナログスケールを利用してもよい。なお、配送管理装置10と重量計とがデータ送受信可能に接続されることで、管理者による重量の入力を不要としてもよい。
配送管理装置10は、十分な残量を有するバッテリー30を選択し、選択結果を示す選択結果画面を表示部15に表示させる(S4)。詳細は後述するが、S4においては、配送管理装置10は、各バッテリー30の重量を考慮して配送に必要なバッテリー消費量を計算し、それ以上の残量を有するバッテリー30を選択して選択結果画面を表示させる。
図4は、選択結果画面Gの一例を示す図である。図4に示すように、選択結果画面Gには、配送対象の荷物に関する情報と、選択されたバッテリー30に関する情報と、が関連付けられて表示される。即ち、選択結果画面Gでは、配送対象の荷物を運ぶ無人航空機20に装着すべきバッテリー30に関する情報が表示される。本実施形態では、配送に必要なバッテリー消費量以上の残量を有するバッテリー30が複数存在する場合、エネルギー効率の観点から、バッテリー重量が最も軽いバッテリー30が表示される。なお、選択結果画面Gが表示部15に表示されるのではなく、選択結果画面Gと同様の内容がプリンタによって印刷されてもよい。
管理者は、選択結果画面Gを確認し、バッテリー30を無人航空機20に装着して荷物を載せ、無人航空機20に対して出発を指示する(S5)。出発の指示は、操作部14から行われてもよいし、無人航空機20を操縦するコントローラなどから行われてもよい。出発が指示されると、配送管理装置10は、無人航空機20に対し、配送先Bの情報を含む出発指示通知を送信する。なお、出発地点Aの情報と帰還地点Cの情報は、出発指示通知に含まれていてもよいし、無人航空機20の記憶部22に記憶されていてもよい。
無人航空機20は、出発指示通知を受信すると、荷物の配送を開始する(S6)。S6においては、無人航空機20は、センサ部24のGPSセンサに基づいて現在位置を特定し、出発地点Aから配送先Bへの飛行ルートを決定する。飛行ルートは、種々の経路探索アルゴリズムを利用すればよく、例えば、ダイクストラ法やエースター法などを利用してよいし、障害物を最低限回避可能な最短距離を飛行ルートとしてもよい。無人航空機20は、飛行ルートを決定すると、配送先Bに向けて出発する。なお、飛行ルートは、配送管理装置10が決定してもよい。
飛行中においては、無人航空機20は、センサ部24のGPSセンサにより特定した現在位置に基づいて、飛行ルート上を飛行するように、プロペラの回転を制御する。無人航空機20の自動飛行制御自体は、公知の種々の手法を適用可能である。例えば、無人航空機20は、現在位置の緯度経度と飛行ルート上の緯度経度とのずれが閾値以内となるように、移動方向を制御する。飛行中において、無人航空機20は、現在位置の緯度経度と配送先Bの緯度経度とを比較して、配送先Bに到着したかを判定する。配送先Bに到着した場合、無人航空機20は降下を開始する。無人航空機20は、センサ部24の感圧センサなどを利用して着陸したことを確認すると、キャッチャを開いて荷物を地面などに載置する。
その後、無人航空機20は、帰還地点Cに向けて飛行を開始する。配送先Bから帰還地点Cへの飛行ルートと、出発地点Aから配送先Bへの飛行ルートと、は同じであってもよいし異なってもよい。無人航空機20は、現在位置の緯度経度と帰還地点Cの緯度経度とを比較して、帰還地点Cに到着したかを判定する。帰還地点Cに到着した場合、無人航空機20は降下を開始して着陸する。無人航空機20が帰還地点Cに帰還すると、管理者は、無人航空機20からバッテリー30を取り外して充電器に装着し、次の配送に備えてバッテリー30を充電する。
このように、バッテリー装着システム1は、各バッテリー30のバッテリー重量を考慮して、配送に必要なバッテリー消費量以上の残量を有するバッテリー30のうち、無駄なエネルギー消費を生じさせない最適なバッテリー30を選択するようになっている。以降、当該技術の詳細(特に、S4の処理の詳細)について説明する。
[3.バッテリー装着システムにおいて実現される機能]
図5は、バッテリー装着システム1で実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。図5に示すように、バッテリー装着システム1では、データ記憶部100、残量取得部101、バッテリー重量取得部102、荷物重量取得部103、場所取得部104、選択部105、及び処理実行部106が実現される。本実施形態では、これら各機能が、配送管理装置10において実現される場合を説明する。
[3−1.データ記憶部]
データ記憶部100は、記憶部12を主として実現される。データ記憶部100は、最適なバッテリー30を選択するためのデータを記憶する。ここでは、データ記憶部100が記憶するデータとして、バッテリー30に関する各種情報が格納されたバッテリーデータと、荷物の配送に関する各種情報が格納された配送データと、を説明する。
図6は、バッテリーデータの一例を示す図である。図6に示すように、バッテリーデータは、バッテリー30の基本情報や現在の状態を示す。例えば、バッテリーデータには、バッテリー30を一意に識別するバッテリーIDに関連付けて、バッテリー名称、バッテリー容量(例えば、バッテリー30が劣化している場合は容量が低下する)、バッテリー残量に関する残量情報、バッテリー重量に関するバッテリー重量情報、及び現在の状態が格納される。なお、残量情報とバッテリー重量情報の詳細は後述する。
バッテリー名称は、バッテリーIDよりもバッテリー30を識別しやすくするために文字列で表された名称であり、例えば、バッテリー30の表面に貼り付けられたラベルに印字されるようにしてもよいし、RFIDによる読み取りが可能であってもよい。バッテリー容量は、充電率が100%(いわゆるフル充電)の場合に使用可能な総電力に関する情報であり、例えば、バッテリー30の仕様(メーカの公表値)が予め入力されているものとする。バッテリー容量は、例えばmAh又はAhの単位で表され、一定値の電流をどの程度の時間流し続けることができるかを示す数値ということもできる。なお、バッテリー30が劣化している可能性があるので、バッテリー容量としては、メーカの公表値を劣化分だけ減少させた数値が格納されていてもよい。更に、当該数値としては、管理者が入力した値が格納されてもよい。
現在の状態は、バッテリー30を使用可能であるかを特定するための情報であり、例えば、使用中又は充電中の何れかを示す情報が格納される。現在の状態は、例えば、充電器40からバッテリー30が取り外された場合に使用中になり、バッテリー30が充電器40に装着された場合に充電中になるようにしてよい。
図7は、配送データの一例を示す図である。図7に示すように、配送データは、荷物の基本情報や配送内容を示す。例えば、配送データには、荷物を一意に識別する荷物IDに関連付けて、顧客の注文を一意に識別する注文ID、注文者情報、荷物の中身(注文内容)、配送先に関する場所情報、荷物の重量に関する荷物重量情報、及びバッテリーIDが格納される。なお、場所情報と荷物重量情報の詳細は後述する。
注文者情報は、商品を注文した顧客に関する情報である。注文者情報は、荷物に貼り付けられるラベルに印刷されてよい。荷物の中身は、顧客が注文した商品である。バッテリーIDは、無人航空機20に装着されるバッテリー30のバッテリーIDである。バッテリーIDが格納されていない荷物は、装着されるバッテリー30がまだ決まっていない荷物である。
なお、データ記憶部100に記憶されるデータは上記の例に限られない。例えば、データ記憶部100は、顧客の注文内容を示す注文データを記憶してもよいし、地球上の地図を示す地図データを記憶してもよい。また例えば、データ記憶部100は、住所と緯度経度情報との対応表を記憶してもよいし、飛行ルートの計算のための経路探索アルゴリズムを記憶してもよい。
[3−2.残量取得部]
残量取得部101は、制御部11を主として実現される。残量取得部101は、無人航空機に装着可能な複数のバッテリー30の各々の残量に関する残量情報を取得する。残量情報は、バッテリー30の残量を特定可能な情報であればよく、本実施形態では、現在の充電率(例えば、単位は%)である場合を説明する。充電率は、バッテリー30の容量全体に対する現在の充電量である。なお、残量情報は、現在の充電量そのものを示す数値(例えば、単位はmAh。即ち、容量に充電率を乗じた値。)であってもよい。
本実施形態では、配送管理装置10は、各充電器40から定期的に残量情報を取得して、バッテリーデータに格納された残量情報を更新する。このため、バッテリーデータに格納された残量情報は、各バッテリー30の最新の残量を示す。残量取得部101は、バッテリーデータを参照することによって残量情報を取得することになる。なお、残量情報を特にバッテリーデータに格納しない場合には、残量取得部101は、充電器40から直接的に残量情報を取得してもよい。
[3−3.バッテリー重量取得部]
バッテリー重量取得部102は、制御部11を主として実現される。バッテリー重量取得部102は、各バッテリーの重量に関するバッテリー重量情報を取得する。バッテリー重量情報は、バッテリー30の重量を特定可能な情報であればよく、本実施形態では、バッテリー30の重量を示す数値である場合を説明する。なお、バッテリー重量情報は、数値に限られず、バッテリー30の重量ランクを示す文字であってもよい。
本実施形態では、バッテリー重量情報は、予めバッテリーデータに格納されているので、バッテリー重量取得部102は、バッテリーデータを参照することによってバッテリー重量情報を取得する。なお、バッテリー重量情報を特にバッテリーデータに格納しない場合には、バッテリー重量取得部102は、重量計からバッテリー重量情報を取得してもよいし、管理者の入力によってバッテリー重量情報を取得してもよい。
[3−4.荷物重量取得部]
荷物重量取得部103は、制御部11を主として実現される。荷物重量取得部103は、荷物の重量に関する荷物重量情報を取得する。荷物重量情報は、荷物の重量を特定可能な情報であればよく、本実施形態では、荷物の重量そのものを示す数値である場合を説明する。なお、荷物重量情報は、数値に限られず、荷物の重量ランクを示す文字であってもよい。なお、本実施形態のように、商品が箱に詰められる場合には、荷物重量情報は、箱詰め前の重量を示してもよいし、箱詰め後の重量を示してもよい。
本実施形態では、荷物重量情報は、予め配送データに格納されているので、荷物重量取得部103は、配送データを参照することによって荷物重量情報を取得する。なお、荷物重量情報を特に配送データに格納しない場合には、荷物重量取得部103は、重量計から荷物重量情報を取得してもよいし、管理者の入力によって荷物重量情報を取得してもよい。また例えば、荷物重量取得部103は、商品の品目ごとに標準的な重量をデータ記憶部100に記憶させておき、商品に対応付けられた標準的な重量から推定される荷物重量情報を取得してもよい。
[3−5.場所取得部]
場所取得部104は、制御部11を主として実現される。場所取得部104は、無人航空機20の移動先に関する場所情報を取得する。移動先は、無人航空機20が移動すべき場所であり、目的地といえる。本実施形態では、移動先の一例として荷物の配送先を説明するので、以降の説明で「荷物の配送先」又は「配送先」と記載した箇所については、「移動先」と読み替えることができる。場所取得部104は、無人航空機20が運ぶ荷物の配送先Bに関する場所情報を取得する。
本実施形態の場所情報は、荷物の配送先Bを特定可能な情報であればよく、例えば、住所であってもよいし、緯度経度情報であってもよい。本実施形態では、場所情報は、予め配送データに格納されているので、場所取得部104は、配送データを参照することによって場所情報を取得する。なお、場所情報を特に配送データに格納しない場合には、場所取得部104は、配送管理装置10以外のコンピュータから場所情報を取得してもよいし、管理者の入力によって場所情報を取得してもよい。
[3−6.選択部]
選択部105は、制御部11を主として実現される。選択部105は、残量情報と、バッテリー重量情報と、場所情報とに基づいて、複数のバッテリー30の中から、配送先Bに移動するためのバッテリー消費量以上の残量を有するバッテリー30を選択する。選択部105は、少なくとも1つのバッテリー30を選択すればよく、1つだけ選択してもよいし、複数のバッテリー30を選択してもよい。なお、荷物を運ぶための残量を有するバッテリー30が存在しない場合には、どのバッテリー30も選択されないことになる。
バッテリー消費量とは、無人航空機20が移動先に移動して所定の動作をするために必要な電力(エネルギー消費量)であり、例えば、無人航空機20が配送先Bに移動し、所定の動作を完了して帰還地点Cに戻って来るまでに消費する電力である。所定の動作とは、無人航空機20が移動先に移動する目的となる動作であり、無人航空機20が提供するサービス(本実施形態では、荷物の配送サービス)ということもできる。本実施形態では、荷物の配送が所定の動作に相当する場合を説明するので、バッテリー消費量は、荷物を運び終えるまでに消費する電力ということができる。
バッテリー消費量以上の残量とは、残量情報が示す数値がバッテリー消費量以上となることである。別の言い方をすれば、バッテリー消費量以上の残量とは、往路(出発地点Aから配送先Bまでの経路)と復路(配送先Bから帰還地点Cまでの経路)の飛行を可能にするバッテリー残量である。本実施形態では、選択部105は、無人航空機20が、出発地点Aを出発して配送先Bで荷物を配送し、帰還地点Cに戻るまでの飛行が可能な残量を有するバッテリー30を選択する。
例えば、選択部105は、少なくとも場所情報に基づいて、バッテリー消費量に関する消費量情報を取得すればよく、バッテリー重量情報を利用せずに消費量情報を取得してもよいが、本実施形態では、選択部105は、バッテリー重量情報と場所情報とに基づいて、無人航空機20が荷物を運ぶためのバッテリー消費量に関する消費量情報を取得する場合を説明する。消費量情報は、バッテリー消費量を特定可能な情報であればよく、例えば、消費する電力量を示す数値であってもよいし、消費する電力量のランクを示す文字であってもよい。
消費量情報を求めるための関数(計算式)は、データ記憶部100に数式として記憶されていてもよいし、プログラムコードの一部として記述されていてもよい。例えば、この関数は、バッテリー30が重いほどバッテリー消費量が多くなり、バッテリー30が軽いほどバッテリー消費量が少なくなるように定められている。また例えば、この関数は、飛行距離が長いほどバッテリー消費量が多くなり、飛行距離が短いほどバッテリー消費量が少なくなるように定められている。
本実施形態では、バッテリー重量情報と場所情報だけでなく、選択部105は、荷物重量情報に更に基づいて、バッテリー30を選択する場合を説明する。このため、消費量情報が示すバッテリー消費量は、荷物重量情報も影響する。例えば、消費量情報を求めるための関数は、荷物が重いほどバッテリー消費量が多くなり、荷物が軽いほどバッテリー消費量が少なくなるように定められている。
例えば、選択部105は、場所情報に基づいて、無人航空機20の総飛行距離を取得し、バッテリー重量情報と荷物重量情報とに基づいて、単位バッテリー消費量あたりの標準的な飛行距離(以降、燃費と記載し、本実施形態では、単位を「m/KJ」とする。)を取得する。そして、選択部105は、総飛行距離を燃費で割った値をバッテリー消費量とするようにしてよい。なお、選択部105は、飛行ルート上の距離の合計値を取ることで、総飛行距離を取得すればよい。
図8は、無人航空機20の燃費を示す図である。図8の総重量とは、無人航空機20の機体以外の総重量である。例えば、荷物を載せて飛行する場合は(本実施形態では往路)、バッテリー重量と荷物重量の合計であり、荷物を載せずに飛行する場合は(本実施形態では復路)、バッテリー重量だけである。図8に示すように、総重量が重いほど燃費が悪くなり、総重量が軽いほど燃費が良くなる。燃費の良し悪しは、単位バッテリー消費量あたりの飛行距離が長いか短いかである。
先述したように、本実施形態では、無人航空機20は、図2のように飛行する。このため、例えば、選択部105は、無人航空機20が荷物を載せた状態で、出発地点Aから配送先Bに飛行する分のバッテリー消費量に関する第1消費量情報を取得する。第1消費量情報は、往路におけるバッテリー消費量である。往路では、バッテリー重量だけでなく、荷物重量もバッテリー消費量に影響する。例えば、選択部105は、バッテリー重量と荷物重量の合計値(往路における総重量)に関連付けられた燃費を取得し、往路の飛行距離を当該燃費で割った値を第1消費量情報として取得する。
一方、復路は、無人航空機20に荷物が載っていないので、選択部105は、無人航空機が荷物を載せない状態で、配送先Bから帰還地点Cに飛行する分のバッテリー消費量に関する第2消費量情報を取得する。第2消費量情報は、復路におけるバッテリー消費量である。復路では、荷物が配送済みなので、荷物重量はバッテリー消費量に影響しない。例えば、選択部105は、バッテリー重量(復路における総重量)に関連付けられた燃費を取得し、総飛行距離を当該燃費で割った値を第2消費量情報として取得する。
選択部105は、残量情報と消費量情報とに基づいて、バッテリー30を選択する。本実施形態では、選択部105は、残量情報と第1消費量情報と第2消費量情報とに基づいて、バッテリー30を選択することになる。例えば、選択部105は、第1消費量情報と第2消費量情報に基づいて、エネルギーの総消費量を取得する。そして、選択部105は、エネルギーの総消費量以上の残量を有するバッテリー30を選択してもよいし、多少の余裕を持ち、エネルギーの総消費量を所定値だけ増加させた値以上の残量を有するバッテリー30を選択してもよい。
なお、以上説明したバッテリー消費量の計算方法は、一例に過ぎず、バッテリー消費量を取得するための関数としては、他の関数が用いられてもよい。例えば、飛行高度をバッテリー消費量に加味する関数が用いられてもよい。この場合、飛行高度が高いほど、風が強く姿勢を維持するのにエネルギーを消費するため、バッテリー消費量が多くなるようにしてもよい。また例えば、後述する変形例で説明するように、低温の場合は、バッテリー30のエネルギーを全部は利用できなくなるので、便宜的にバッテリー消費量が多くなったと仮定してバッテリー消費量を計算してもよい。また例えば、燃費ではなく、単位距離あたりの標準的なバッテリー消費量(例えば、1kmあたりの消費電力量)が用いられる場合には、無人航空機20の総飛行距離に当該標準的なバッテリー消費量を乗じることによって、バッテリー消費量を求める関数であってもよい。
また、選択部105は、荷物を運ぶための残量を有するバッテリー30が複数存在する場合は、これらの全部又は一部を選択すればよく、例えば、最も重量の軽いバッテリー30を選択するようにしてもよい。即ち、選択部105は、選択条件を満たすバッテリー30が複数存在する場合には、バッテリー重量情報に基づいて、最も重量の軽いバッテリー30を特定し、無人航空機20に装着すべきバッテリー30として選択するようにしてよい。なお、選択部105が複数のバッテリー30を選択する場合には、無人航空機20に装着するバッテリー30は、管理者が最終的に決めるようにしてよい。
[3−7.処理実行部]
処理実行部106は、制御部11を主として実現される。処理実行部106は、選択部105により選択されたバッテリー30を無人航空機20に装着するための処理を実行する。本実施形態では、当該処理は、選択部105により選択されたバッテリー30の識別情報と、荷物の識別情報と、を関連付けて出力する処理である場合を一例として説明する。例えば、処理実行部106は、図4に示す選択結果画面Gを表示部15に表示させる。
バッテリー30の識別情報は、バッテリーIDでもよいし、バッテリー名称であってもよい。荷物の識別情報は、荷物IDでもよいし、注文IDでもよいし、配送先に関する場所情報であってもよい。出力とは、例えば、画像の表示、データ出力、又は印刷を意味する。例えば、画像上若しくは紙面上でバッテリー30と荷物の対応関係を識別可能に表示すること、又は、バッテリー30の識別情報と荷物の識別情報とを互いに検索可能なようにデータ上で紐付けることが関連付けて出力することに相当する。
[4.バッテリー装着システムにおいて実行される処理]
図9は、バッテリー装着システム1において実行される処理の一例を示すフロー図である。図9に示す処理は、制御部11が、記憶部12に記憶されたプログラムに従って動作することによって実行される。本実施形態では、下記に説明する処理が実行されることにより、図5に示す機能ブロックが実現される。図9の処理は、図3に示すS4の処理の詳細である。
図9に示すように、まず、制御部11は、記憶部12に記憶された配送データを参照し、配送対象の荷物に対応する場所情報及び荷物重量情報を取得する(S41)。配送対象の荷物の荷物IDは、管理者が操作部14から入力してもよいし、荷物のラベルに貼り付けられたコード情報内に荷物IDを含めておき、コードリーダでコード情報を読み取ることで取得されてもよい。また例えば、制御部11は、未配送の荷物の中から、任意の荷物を選択してもよい。S41においては、制御部11は、配送データのうち、配送対象の荷物の荷物IDが格納されたレコードの場所情報と荷物重量情報を取得する。
制御部11は、記憶部12に記憶されたバッテリーデータを参照し、使用可能なバッテリー30のバッテリー重量情報及び残量情報を取得する(S42)。S42においては、制御部11は、バッテリーデータに格納された現在の状態が「充電中」を示すレコードを特定し、当該レコードに格納されたバッテリー重量情報と残量情報を取得する。なお、S42〜S45の処理は、「充電中」のバッテリー30ごとに実行される。
制御部11は、荷物重量情報、バッテリー重量情報、及び場所情報に基づいて、消費量情報を取得する(S43)。S43においては、制御部11は、場所情報に基づいて飛行ルートを計算し、飛行ルート上の往路の飛行距離と復路の飛行距離を取得する。なお、出発地点Aと帰還地点Cの場所に関する情報は、予め記憶部12に記憶されているものとする。制御部11は、荷物重量とバッテリー重量の合計値に対応する燃費(往路の燃費)で往路の飛行距離を割ることで第1消費量情報を取得する。また、制御部11は、バッテリー重量に対応する燃費(復路の燃費)で復路の飛行距離を割ることで第2消費量情報を取得する。
制御部11は、残量情報と消費量情報とに基づいて、判定対象のバッテリー30を候補リストに追加するかを判定する(S44)。候補リストは、無人航空機20に装着するバッテリー30の候補が格納されるリストである。S44においては、制御部11は、第1消費量情報と第2消費量情報とに基づいて、エネルギーの総消費量を取得し、当該総消費量以上の残量を有する場合に、判定対象のバッテリー30を候補リストに追加すると判定する。
候補リストに追加すると判定された場合(S44;Y)、制御部11は、判定対象のバッテリーのバッテリーIDを候補リストに追加する(S45)。なお、候補リストに追加しないと判定された場合(S44;N)、S45の処理は実行されない。制御部11は、バッテリーデータに基づいて、使用可能な全てのバッテリー30をチェックしたかを判定する(S46)。まだチェックしていないバッテリー30がある場合(S46;N)、S42の処理に戻り、次の判定対象のバッテリー30の判定処理が行われる。
一方、全てのバッテリー30をチェックした場合(S46;Y)、制御部11は、バッテリーデータに基づいて、候補リストの中からバッテリー重量が最も軽いバッテリー30を選択する(S47)。なお、候補リストにあるバッテリー30が1つだけの場合はS47の処理は省略してよい。また、候補リストに何もない場合には、エラーメッセージが表示されるようにしてよい。
制御部11は、S47の選択結果に基づいて、選択結果画面Gを表示部15に表示させ(S48)、本処理は終了する。S48においては、制御部11は、バッテリーデータと配送データに基づいて、S47で選択したバッテリー30のバッテリーIDやバッテリー名称などを取得し、配送対象の荷物の荷物IDなどと関連付けて選択結果画面Gを表示させることになる。以降、管理者がバッテリー30を無人航空機20に装着するのは、図3を参照して説明した通りである。
以上説明したバッテリー装着システム1によれば、バッテリー重量情報を考慮して十分な残量を有するバッテリー30が選択されるので、配送完了の確実性を高めつつ、不必要なほど大容量のバッテリー30が装着されることを防止でき、無駄なエネルギー消費を生じさせないようにすることができる。即ち、荷物の配送で消費するエネルギー量を低下させ、配送における省電力化を実現することができる。
また、バッテリー装着システム1は、荷物重量情報を考慮してバッテリー30を選択するので、荷物の重量に応じた最適なバッテリー30を選択することができる。このため、荷物の配送を完了する確実性をより高めることができる。
また、バッテリー装着システム1は、荷物を運ぶための残量を有するバッテリーが複数存在する場合に最も重量の軽いバッテリーを選択することで、バッテリー消費量を最低限に抑えることができるので、配送時の省電力化をより効果的に実現することができる。
また、バッテリー装着システム1は、消費量情報を取得してバッテリー30を選択するので、十分な残量を有するバッテリー30をより正確に選択することができる。このため、荷物の配送を完了する確実性をより高めることができる。
また、バッテリー装着システム1は、選択されたバッテリー30の識別情報と、荷物の識別情報と、が関連付けられて出力されるので、管理者は、どの荷物を配送するために、どのバッテリー30を装着すべきかを容易に把握することができる。このため、バッテリー30の誤装着を防止することができる。
また、バッテリー装着システム1は、無人航空機20が、出発地点Aで荷物を載せて配送先Bに飛行して荷物を配送し、帰還地点Cに戻る場合に、無駄なエネルギーを消費しない最適なバッテリー30を選択することができる。
[5.変形例]
なお、本発明は、以上に説明した実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更可能である。
図10は、変形例の機能ブロック図である。図10に示すように、下記に説明する変形例では、実施形態の機能に加えて、重心取得部107、運搬方法取得部108、風取得部109、温度取得部110、残量予測取得部111、時刻取得部112、及び荷物サイズ取得部113が実現される。ここでは、これら各機能が配送管理装置10により実現される場合を説明する。
(1)例えば、荷物を載せたときの飛行時の重心の位置が変わると、旋回性能やモータの出力バランスが変わるため、無人航空機20の燃費も変わる場合がある。例えば、重心が中心(無人航空機20又は荷物の中心)付近にあれば機体が安定し、姿勢を維持するための制御が単純で済むため、燃費が良くなる場合がある。一方、重心が中心から離れていれば機体が不安定なり、姿勢を維持するための制御が複雑になり、燃費に影響する場合がある。このため、このような場合には、重心も考慮したうえでバッテリー30が選択されるようにしてもよい。
変形例(1)のバッテリー装着システム1は、重心取得部107を含む。重心取得部107は、制御部11を主として実現される。重心取得部107は、無人航空機20が荷物を載せた場合の重心に関する重心情報を取得する。重心情報は、平面上における重心を示す2次元的な情報であってもよいし、垂直方向の重心も考慮した3次元的な情報であってもよい。重心の計測方法自体は、種々の計測法により計測されてよく、例えば、圧力分布センサを利用してもよいし、物体を糸やワイヤーなどで吊るすことで重心を特定する方法でもよい。なお、重心情報は、荷物だけの重心を示してもよいし、荷物を載せた無人航空機20全体の重心を示してもよい。
例えば、重心情報は、荷物ごとに計測され、予め配送データに格納されていてもよい。この場合、重心取得部107は、配送データを参照することによって、重心情報を取得する。また例えば、重心取得部107は、重心を計測するセンサから重心情報を取得してもよいし、重心を確認した管理者の入力によって重心情報を取得してもよい。
本変形例では、残量情報、バッテリー重量情報、及び場所情報だけでなく、選択部105は、重心情報に更に基づいて、バッテリー30を選択する。例えば、選択部105は、重心情報に基づいて消費量情報を取得する。この場合、消費量情報を求めるための関数は、重心が中心に近いほどバッテリー消費量が小さくなり、重心が中心から遠いほどバッテリー消費量が大きくなるように定められていてよい。例えば、選択部105は、重心と中心の距離に対応する燃費を取得し、当該燃費に基づいて消費量情報を取得する。なお、中心の位置は、予めデータ記憶部100に記憶されていてよく、重心情報が2次元的な情報であれば、中心も2次元的な情報で表され、重心情報が3次元的な情報であれば、中心も3次元的な情報で表される。
図11は、重心と中心の距離と燃費との関係を示す図である。図11に示す関係は、数式形式又はテーブル形式でデータ記憶部100に記憶されていてもよいし、プログラムコードの一部として記述されていてもよい。図11に示すように、重心と中心の距離が近いほど燃費が良くなり、重心と中心の距離が遠いほど燃費が悪くなる。選択部105は、重心と中心の距離に対応する燃費に基づいて、消費量情報を取得する。ここでは、燃費の係数を示しているので、選択部105は、実施形態で説明した方法で取得した燃費に、図11の係数を乗じることで燃費を補正する。選択部105は、補正した燃費に基づいて消費量情報を取得する。消費量情報の計算方法は、実施形態で説明した通りである。
変形例(1)によれば、重心情報を考慮してバッテリー30が選択されるので、より効果的に、配送を完了する確実性を高めるとともに、無駄なエネルギー消費を生じさせないようにすることができる。即ち、配送における省電力化をより効果的に実現することができる。
(2)また例えば、荷物の中身に応じて運搬方法が変わることがある。例えば、食器のように振動に弱い荷物であれば、運搬中の振動を減らすために、燃費があまり良くない低速及び低加速で運搬する必要がある。一方、書籍のように振動に強い荷物であれば、運搬中の振動をそこまで考慮せず、最も燃費の良い速度で運搬してもよい。このように、荷物の運搬方法によってバッテリー消費量が変わるため、荷物の運搬方法も考慮したうえでバッテリー30が選択されるようにしてもよい。
変形例(2)のバッテリー装着システム1は、運搬方法取得部108を含む。運搬方法取得部108は、制御部11を主として実現される。運搬方法取得部108は、荷物の運搬方法に関する運搬方法情報を取得する。運搬方法は、荷物の運び方を識別可能な情報であればよく、例えば、飛行速度、加速度、飛行高度、許容される振動量などである。
例えば、運搬方法情報は、予め配送データに格納されていてもよい。この場合、運搬方法取得部108は、配送データを参照することによって、運搬方法情報を取得する。運搬方法情報が特に配送データに格納されていない場合には、運搬方法取得部108は、管理者が操作部14から入力した運搬方法情報を取得してもよいし、荷物の中身と運搬方法とを対応付けたデータを予めデータ記憶部100に記憶させておき、配送データが示す荷物の中身に対応する運搬方法を特定してもよい。
本変形例では、残量情報、バッテリー重量情報、及び場所情報だけでなく、選択部105は、運搬方法情報に更に基づいて、バッテリーを選択する。例えば、選択部105は、運搬方法情報に基づいて、消費量情報を取得する。この場合、消費量情報を求めるための関数は、燃費の良い運搬方法であるほどバッテリー消費量が小さくなり、燃費の悪い運搬方法であるほどバッテリー消費量が大きくなるように定められていてよい。例えば、選択部105は、運搬方法情報に対応する燃費を取得し、当該燃費に基づいて消費量情報を取得する。
なお、燃費が良い運搬方法情報とは、例えば、最も燃費が良いとされる基準速度と飛行速度との差が小さいこと、加速度が極端に低かったり極端に高かったりしないこと、飛行高度が低いこと、又は許容される振動量が多いことである。基準速度は、例えば、無人航空機20のメーカが定めた速度であってもよいし、管理者による実測で求まる速度であってもよい。
図12は、運搬方法情報と燃費との関係を示す図である。図12に示す関係は、数式形式又はテーブル形式でデータ記憶部100に記憶されていてもよいし、プログラムコードの一部として記述されていてもよい。図12に示すように、例えば、基準速度と飛行速度との差が小さいほど燃費が良くなり、当該差が大きいほど燃費が悪くなる。また例えば、飛行高度が低いほど燃費が良くなり、飛行高度が高いほど燃費が悪くなる。また例えば、許容される振動量が多いほど燃費が良くなり、許容される振動量が少ないほど燃費が悪くなる。変形例(1)と同様、図12では、燃費の係数を示しているので、選択部105は、実施形態で説明した方法で取得した燃費に、図12の係数を乗じることで燃費を補正する。選択部105は、補正した燃費に基づいて消費量情報を取得する。消費量情報の計算方法は、実施形態で説明した通りである。
変形例(2)によれば、運搬方法情報を考慮してバッテリー30が選択されるので、より効果的に、配送を完了する確実性を高めるとともに、無駄なエネルギー消費を生じさせないようにすることができる。即ち、配送における省電力化をより効果的に実現することができる。
(3)また例えば、飛行ルート付近の風によって、バッテリー消費量が変わることがある。このため、飛行ルートにおける風も考慮したうえでバッテリー30が選択されるようにしてもよい。なお、飛行ルートの全ての風を考慮する必要はなく、一部分の領域だけの風を考慮してもよい。
変形例(3)のバッテリー装着システム1は、風取得部109を含む。風取得部109は、制御部11を主として実現される。風取得部109は、無人航空機20の飛行ルートにおける風に関する風情報を取得する。風情報は、風速及び風向の少なくとも一方を示す情報であればよく、これらの両方を示してもよいし、何れか一方のみを示してもよい。また、飛行ルートにおける風とは、飛行ルート及びその付近(飛行ルートから数m〜数十kmの範囲内)の風のことである。
例えば、無人航空機20のセンサ部24が風センサを含む場合には、風取得部109は、風センサが検出した風情報を取得してよい。また例えば、風取得部109は、地上の風速計が検出した風情報又は気象庁などのサーバが配信する風情報をネットワーク経由で取得してもよいし、荷物の配送を受け持つ無人航空機20以外の無人航空機が検出した風情報を取得してもよい。また例えば、風取得部109は、管理者の入力によって風情報を取得してもよい。
本変形例では、残量情報、バッテリー重量情報、及び場所情報だけでなく、選択部105は、風情報に更に基づいて、バッテリーを選択する。例えば、選択部105は、風情報に基づいて、消費量情報を取得する。この場合、消費量情報を求めるための関数は、例えば、順風が強いほどバッテリー消費量が小さくなり、逆風が強いほどバッテリー消費量が大きくなるように定められていてよい。例えば、選択部105は、風情報に対応する燃費を取得し、当該燃費に基づいて消費量情報を取得する。なお、飛行ルート上の全ての領域において、同じ方向に同じ強さの風が吹いているものとみなしてもよいし、飛行ルート上の複数地点の各々の風情報を取得可能な場合には、計測地点ごとに風が考慮されてもよい。
図13は、風情報と燃費との関係を示す図である。図13に示す関係は、数式形式又はテーブル形式でデータ記憶部100に記憶されていてもよいし、プログラムコードの一部として記述されていてもよい。図13に示すように、順風が強いほど燃費が良くなり、逆風や横風が強いほど燃費が悪くなる。選択部105は、風情報に対応する燃費に基づいて、消費量情報を取得する。変形例(1)−(2)と同様、図13では、燃費の係数を示しているので、選択部105は、実施形態で説明した方法で取得した燃費に、図13の係数を乗じることで燃費を補正する。選択部105は、補正した燃費に基づいて消費量情報を取得する。消費量情報の計算方法は、実施形態で説明した通りである。
変形例(3)によれば、風情報を考慮してバッテリー30が選択されるので、より効果的に、配送を完了する確実性を高めるとともに、無駄なエネルギー消費を生じさせないようにすることができる。即ち、配送における省電力化をより効果的に実現することができる。
(4)また例えば、バッテリー30の放電特性は、使用環境下の温度によって異なることがある。例えば、一般的な放電温度特性曲線によれば、温度が高いほどバッテリー30の持ちが良く、温度が低いほどバッテリー30の持ちが悪い。このため、飛行ルートにおける温度も考慮したうえでバッテリー30が選択されるようにしてもよい。なお、飛行ルートの全ての温度を考慮する必要はなく、一部分の領域だけの温度を考慮してもよい。
変形例(4)のバッテリー装着システム1は、温度取得部110を含む。温度取得部110は、制御部11を主として実現される。温度取得部110は、無人航空機20の飛行ルートにおける温度に関する温度情報を取得する。温度情報は、大気中の温度を示す数値であり、例えば、摂氏又は華氏の任意の単位で表されてよい。また、飛行ルートにおける温度とは、飛行ルート及びその付近の温度(飛行ルートから数m〜数十kmの範囲内の温度であってもよいし、高度別の温度であってもよい)のことである。
例えば、無人航空機20のセンサ部24が温度センサを含む場合には、風取得部109は、温度センサが検出した温度情報を取得してよい。また例えば、風取得部109は、地上の温度計が検出した温度情報又は気象庁などのサーバが配信する温度情報をネットワーク経由で取得してもよいし、荷物の配送を受け持つ無人航空機20以外の無人航空機が検出した温度情報を取得してもよい。また例えば、温度取得部110は、管理者の入力によって温度情報を取得してもよい。
本変形例では、残量情報、バッテリー重量情報、及び場所情報だけでなく、選択部105は、温度情報に更に基づいて、バッテリー30を選択する。例えば、選択部105は、放電特性曲線に基づいて、残量情報を補正する。
図14は、温度情報と実質的な残量との関係を示す図である。図14に示す関係は、放電温度特性曲線として、数式形式又はテーブル形式でデータ記憶部100に記憶されていてもよいし、プログラムコードの一部として記述されていてもよい。図14に示すように、温度が高いほど実質的な残量が多くなり、温度が低いほど実質的な残量が小さくなるようにしてもよい。ここでは、残量情報の補正係数を示しているので、選択部105は、残量情報に、図14の係数を乗じることで残量情報を補正する。選択部105は、補正した残量情報と消費量情報を比較することによって、バッテリー30を選択することになる。
変形例(4)によれば、温度情報を考慮してバッテリー30が選択されるので、より効果的に、配送を完了する確実性を高めるとともに、無駄なエネルギー消費を生じさせないようにすることができる。即ち、配送における省電力化をより効果的に実現することができる。
(5)また例えば、無人航空機20にバッテリー30を装着するまでに時間的な余裕がある場合は、充電中のバッテリー30が充電され、残量が増える。このため、将来的な残量を予測したうえでバッテリー30が選択されるようにしてもよい。
変形例(5)のバッテリー装着システム1は、残量予測取得部111を含む。残量予測取得部111は、制御部11を主として実現される。残量予測取得部111は、充電中のバッテリー30の残量予測に関する残量予測情報を取得する。なお、充電中のバッテリー30とは、充電率が100%未満であり、かつ、充電器40に接続されたバッテリー30を意味する。残量予測情報は、将来における残量の予測値を示せばよい。将来とは、残量予測取得部111が処理を実行する時点よりも後の時点であればよく、例えば、無人航空機20にバッテリー30を装着すると予想される日時である。
例えば、残量予測情報を求めるための関数が予め定められており、残量予測取得部111は、現在の残量情報と当該関数とに基づいて、残量予測情報を取得してよい。この関数は、残量予測情報の判定基準となる将来の時点が現時点よりも後であるほど残量の増加量が多くなり、将来の時点が現時点に近いほど残量の増加量が少なくなるように定められていてよい。例えば、この関数には、単位時間あたりの残量の増加量が定められていてよく、残量予測取得部111は、単位時間あたりの残量の増加量に、現時点から将来の時点までの時間を乗じることによって、残量の増加量を取得してよい。なお、将来の時点は、管理者の入力によって定まってもよいし、現時点から所定時間だけ後の時点であってもよいし、後述する変形例(6)のように、荷物に指定された配送時刻であってもよい。
本変形例では、残量情報、バッテリー重量情報、及び場所情報だけでなく、選択部105は、残量予測情報に更に基づいて、バッテリー30を選択する。例えば、選択部105は、消費量情報が示すバッテリー消費量が、残量予測情報が示す残量以上のバッテリー30を選択する。なお、残量情報が示す充電率が100%のバッテリー30は、それ以上充電量が増えることがないので、残量予測情報ではなく、選択部105は、残量情報に基づいてバッテリー30を選択すればよい。
変形例(5)によれば、残量予測情報を考慮してバッテリー30が選択されるので、現在の充電量ではバッテリー消費量に満たない場合であっても、無人航空機20の出発までにバッテリー消費量を満たすバッテリー30を選択することができるようになり、使用可能なバッテリー30の幅を広げることができる。その結果、よりエネルギー消費の少ないバッテリー30を選択することができ、配送における省電力化をより効果的に実現することができる。
(6)また例えば、変形例(5)で説明した残量予測情報の基準となる時点は、無人航空機20の移動先に指定された時刻であってもよい。この時刻は、無人航空機20が所定のサービス(例えば、荷物の配送サービスや集荷サービス)を提供する時刻ということもできる。ここでは、無人航空機20が荷物を配送するので、荷物を配送先Bに届けるべき時刻(配送先Bへの到着時刻)であってもよいし、出発地点Aを出発すべき時刻(出発地点Aの出発時刻)であってもよいし、これらの間の時刻であってもよい。
変形例(6)のバッテリー装着システム1は、時刻取得部112を含む。時刻取得部112は、制御部11を主として実現される。時刻取得部112は、移動先に指定された時刻に関する時刻情報を取得する。時刻情報は、日付と時刻の両方を含んでいてもよいし、時刻だけの情報であってもよい。時刻情報は、予め配送データに格納されていてもよい。ここでは、無人航空機20が荷物を配送する場合を説明するので、時刻情報が示す時刻は、荷物に指定された配送時刻といえる。例えば、時刻取得部112は、配送データを参照することによって、時刻情報を取得する。他にも例えば、時刻取得部112は、管理者の入力によって時刻情報を取得してもよいし、受取人の入力によって時刻情報を取得してもよい。
変形例(6)の残量予測取得部111は、時刻情報に基づいて、残量予測情報を取得する。即ち、時刻情報が示す時刻を、残量予測情報の基準となる将来の時点とする。残量予測情報の取得方法自体は、変形例(5)で説明した通りである。
変形例(6)によれば、時刻情報を考慮して残量予測情報が取得されるので、残量予測情報の精度を上げることができ、現在の充電量ではバッテリー消費量に満たない場合であっても、無人航空機20の出発までにバッテリー消費量を満たすバッテリー30を選択することができるようになり、使用可能なバッテリー30の幅をより効果的に広げることができる。その結果、よりエネルギー消費の少ないバッテリー30を選択することができ、配送における省電力化をより効果的に実現することができる。
(7)また例えば、荷物のサイズが大きくなるほど、空気抵抗が大きくなり、風の影響も受けやすくなる。このため、荷物のサイズも考慮したうえでバッテリー30が選択されるようにしてもよい。
変形例(7)のバッテリー装着システム1は、荷物サイズ取得部113を含む。荷物サイズ取得部113は、制御部11を主として実現される。荷物サイズ取得部113は、荷物のサイズに関する荷物サイズ情報を取得する。荷物サイズ情報は、荷物のサイズを特定可能な情報であればよく、例えば、荷物の縦・横・高さの合計値を示してもよいし、最も広い平面の面積を示してもよいし、荷物の体積を示してもよい。
例えば、サイズ情報は、荷物ごとに計測され、予め配送データに格納されていてもよい。この場合、荷物サイズ取得部113は、配送データを参照することによって、荷物サイズ情報を取得する。また例えば、荷物サイズ取得部113は、荷物の写真を画像解析することで荷物サイズ情報を取得してもよいし、荷物を確認した管理者の入力によって荷物サイズ情報を取得してもよい。
本変形例では、残量情報、バッテリー重量情報、及び場所情報だけでなく、選択部105は、荷物サイズ情報に更に基づいて、バッテリー30を選択する。例えば、選択部105は、荷物サイズ情報に基づいて消費量情報を取得する。この場合、消費量情報を求めるための関数は、荷物のサイズが小さいほどバッテリー消費量が小さくなり、荷物のサイズが大きいほどバッテリー消費量が大きくなるように定められていてよい。
例えば、荷物のサイズと燃費との関係は、数式形式又はテーブル形式でデータ記憶部100に記憶されていてもよいし、プログラムコードの一部として記述されていてもよい。例えば、荷物のサイズが小さいほど燃費が良くなり、荷物のサイズが大きいほど燃費が悪くなる。選択部105は、荷物のサイズに対応する燃費に基づいて、消費量情報を取得する。例えば、選択部105は、実施形態で説明した方法で取得した燃費に、荷物のサイズに応じた係数を乗じることで燃費を補正する。選択部105は、補正した燃費に基づいて消費量情報を取得する。消費量情報の計算方法は、実施形態で説明した通りである。
変形例(7)によれば、荷物サイズ情報を考慮してバッテリー30が選択されるので、より効果的に、配送を完了する確実性を高めるとともに、無駄なエネルギー消費を生じさせないようにすることができる。即ち、配送における省電力化をより効果的に実現することができる。
(8)また例えば、実施形態では、無人航空機20が荷物を配送する場面を例に挙げて説明したが、無人航空機20が荷物を集荷する場面でも、実施形態と同様の処理によって、最適なバッテリー30が選択されるようにしてもよい。即ち、場所情報は、無人航空機20が運ぶ荷物の配送先と集荷先の少なくとも一方の情報であればよく、本変形例では、場所情報は、荷物の集荷先に関する情報となる。配送先と同様、集荷先は、住所で示されてもよいし、緯度経度で示されてもよい。
図15は、無人航空機20が荷物を集荷する様子を示す図である。図15に示すように、本変形例では、無人航空機20は、出発地点Aから集荷先Dに飛行して荷物を集荷し、帰還地点Cに戻るといった荷物の運搬方法をとる。この場合、実施形態のように荷物を配送する場合とは異なり、往路では、無人航空機20に荷物が載せられず、復路において、無人航空機20に荷物が載せられる。なお、集荷の場合、配送データに格納される各情報は、予め管理者又は集荷の依頼者により入力されるようにしてよい。
例えば、集荷の依頼者は、無人航空機20が集荷先Dに到着して着陸したことを確認すると、集荷対象の荷物をキャッチャに固定する。そして、依頼者の端末(例えば、パーソナルコンピュータやスマートフフォンなど)において所定の操作が行われると、無人航空機20は、帰還地点Cへの帰還を開始する。なお、帰還の指示は、依頼者の端末ではなく、無人航空機20に設けられたボタンなどの操作部から入力されてもよいし、所定の音声又は所定の画像をセンサ部24が検出することで行われるようにしてもよい。あるいは、無人航空機20は、着陸した後、所定時間が経過した場合に、自動的に帰還を開始してもよい。
選択部105は、無人航空機20が荷物を載せない状態で、出発地点Aから集荷先Dに飛行する分のバッテリー消費量に関する第3消費量情報を取得する。第3消費量情報は、往路におけるバッテリー消費量である。往路では、荷物の集荷前なので、荷物重量はバッテリー消費量に影響しない。例えば、選択部105は、バッテリー重量に関連付けられた燃費を取得し、総飛行距離を当該燃費で割った値を第3消費量情報として取得する。
また、選択部105は、無人航空機20が荷物を載せた状態で、集荷先Dから帰還地点Cに飛行する分のバッテリー消費量に関する第4消費量情報を取得する。第4消費量情報は、復路におけるバッテリー消費量である。復路では、荷物を集荷済みなので、バッテリー重量だけでなく、荷物重量もバッテリー消費量に影響する。例えば、選択部105は、バッテリー重量と荷物重量の合計値に関連付けられた燃費を取得し、総飛行距離を当該燃費で割った値を第4消費量情報として取得する。
選択部105は、残量情報と第3消費量情報と第4消費量情報とに基づいて、バッテリー30を選択する。選択部105は、バッテリー消費量以上の残量を有するバッテリー30を選択してもよいし、多少の余裕を持つ場合には、バッテリー消費量を所定値だけ増加させた値以上の残量を有するバッテリー30を選択してもよい。
変形例(8)によれば、無人航空機20が、出発地点Aから集荷先Dに飛行して荷物を集荷し、帰還地点Cに戻る場合に、無駄なエネルギーを消費しない最適なバッテリー30を選択することができる。
なお、変形例(8)を変形例(6)と組み合わせる場合には、時間情報は、荷物に指定された集荷時刻に関する情報となる。配送時刻と同様、集荷時刻は、集荷先Dに到着する時刻であってもよいし、集荷先Dに到着するために出発地点Aを出発すべき時刻であってもよいし、これらの間の時刻であってもよい。
(9)また例えば、無人航空機20が、出発地点Aを出発してから帰還地点Cに戻るまでの間に、荷物の集荷と配送の両方を行うといった荷物の運搬方法でも、実施形態と同様の処理によって、最適なバッテリー30が選択されるようにしてもよい。
図16は、無人航空機20が荷物を集荷して配送する様子を示す図である。図16に示すように、本変形例では、無人航空機20は、出発地点Aから集荷先Dに飛行して荷物を集荷し、配送先Bに飛行して荷物を配送し、帰還地点Cに戻る。この場合、出発地点Aから集荷先Dまでと、配送先Bから帰還地点Cまでと、は、無人航空機20に荷物が載せられず、集荷先Dから配送先Bまでは、荷物が載せられる。
選択部105は、無人航空機20が荷物を載せない状態で、出発地点Aから集荷先Dに飛行する分のバッテリー消費量に関する第5消費量情報を取得する。第5消費量情報は、出発地点Aから集荷先Dまでの第1経路におけるバッテリー消費量である。第1経路では、荷物の集荷前なので、荷物重量はバッテリー消費量に影響しない。例えば、選択部105は、バッテリー重量に関連付けられた燃費を取得し、総飛行距離を当該燃費で割った値を第5消費量情報として取得する。
選択部105は、無人航空機20が荷物を載せた状態で、集荷先Dから配送先Bに飛行する分のバッテリー消費量に関する第6消費量情報を取得する。第6消費量情報は、集荷先Dから配送先Bまでの第2経路におけるバッテリー消費量である。第2経路では、荷物を集荷済みなので、バッテリー重量だけでなく、荷物重量もバッテリー消費量に影響する。例えば、選択部105は、バッテリー重量と荷物重量の合計値に関連付けられた燃費を取得し、総飛行距離を当該燃費で割った値を第6消費量情報として取得する。
選択部105は、無人航空機20が荷物を載せない状態で、配送先Bから帰還地点Cに飛行する分のバッテリー消費量に関する第7消費量情報を取得する。第7消費量情報は、出発地点Aから集荷先Dまでの第3経路におけるバッテリー消費量である。第3経路では、荷物の配送後なので、荷物重量はバッテリー消費量に影響しない。例えば、選択部105は、バッテリー重量に関連付けられた燃費を取得し、総飛行距離を当該燃費で割った値を第7消費量情報として取得する。
選択部105は、残量情報と第5消費量情報と第6消費量情報と第7消費量情報とに基づいて、バッテリーを選択する。選択部105は、バッテリー消費量以上の残量を有するバッテリー30を選択してもよいし、多少の余裕を持つ場合には、バッテリー消費量を所定値だけ増加させた値以上の残量を有するバッテリー30を選択してもよい。
変形例(9)によれば、無人航空機20が、出発地点Aから集荷先Dに飛行して荷物を集荷し、配送先Bに飛行して荷物を配送し、帰還地点Cに戻る場合に、無駄なエネルギーを消費しない最適なバッテリー30を選択することができる。
(10)また例えば、上記変形例(1)〜(9)の何れか2つ以上を組み合わせるようにしてもよい。
また例えば、バッテリー装着システム1は、選択部105が選択したバッテリー30を無人航空機20に自動搭載するバッテリー自動搭載機を含んでもよい。例えば、バッテリー自動搭載機は、ロボットアームを有し、バッテリー30を把持して無人航空機20に装着するようにしてよい。また例えば、バッテリー自動搭載機は、ベルトコンベアを有し、バッテリー30を無人航空機20まで運搬して装着するようにしてもよい。この場合、処理実行部106は、バッテリー自動搭載機に対し、選択部105が選択したバッテリー30を無人航空機20に装着するように指示する。バッテリー自動搭載機は、当該指示に応じてロボットアームを制御したり、ベルトコンベアの回転を制御したりする。
また例えば、バッテリー装着システム1は、荷物を自動搭載する荷物自動搭載機を含んでもよい。例えば、荷物自動搭載機は、ロボットアームを有し、荷物を把持して無人航空機20のキャッチャに格納するようにしてよい。また例えば、荷物自動搭載機は、ベルトコンベアを有し、荷物を無人航空機20まで運搬してキャッチャに格納するようにしてもよい。この場合、制御部11は、荷物自動搭載機に対し、荷物の運搬を指示する。荷物自動搭載機は、当該指示に応じてロボットアームを制御したり、ベルトコンベアの回転を制御したりする。
また例えば、バッテリー装着システム1は、選択部105が選択したバッテリー30を管理者に通知するためのアラームを含んでもよい。アラームは、どのバッテリー30が選択されたかを視覚的又は聴覚的に識別できるものであればよい。例えば、バッテリー装着システム1は、バッテリー30ごとに用意された発光部(例えば、LEDライト)を含み、処理実行部106は、選択部105が選択したバッテリー30に対応する発光部を発光させるようにしてもよい。また例えば、バッテリー装着システム1は、バッテリー30ごとにブザーを用意しておき、処理実行部106は、選択部105が選択したバッテリー30に対応するブザーを鳴らすようにしてもよい。
また例えば、インターネットショッピングモールで注文された商品を梱包した箱が荷物に相当する場合を説明したが、荷物はこれに限られない。無人航空機20は、物流における種々の荷物を運ぶことができるようにしてよい。例えば、インターネットオークションやフリーマーケットのように個人間で交換される物が荷物であってもよいし、コンビニエンスストアなどの実在の店舗で売買される商品が荷物であってもよい。また例えば、飲食店で作られた飲食物がデリバリーされる場面に本発明を適用し、飲食物が荷物に相当してもよい。
また例えば、バッテリー装着システム1は、荷物を配送する場面以外の場面で利用されてもよく、例えば、ある地点の情報を提供する情報提供サービスに利用してもよい。例えば、無人航空機20が、場所情報が示す移動先に飛行して、当該移動先の様子をカメラで撮影するといった場面にバッテリー装着システム1を利用してもよい。他にも例えば、無人航空機20は、移動先の温度や風など情報をセンサ部24で検出するといった場面にバッテリー装着システム1を利用してもよい。この場合、無人航空機20は、荷物を積まないので、消費量情報は、無人航空機20が荷物を積まずに移動先に移動するためのバッテリー消費量を示すことになる。即ち、消費量情報は、無人航空機20が移動先の様子をカメラで撮影するためのバッテリー消費量や、無人航空機20が移動先の温度や風などの情報をセンサ部24で検出するためのバッテリー消費量を示すことになる。
また例えば、複数種類の無人航空機20を利用可能にする場合には、無人航空機20ごとに、バッテリー消費量を取得するための関数が定められていてよい。また例えば、バッテリー消費量の計算のためにバッテリー重量情報が用いられなくてもよい。例えば、選択部105は、バッテリー重量情報を用いずに、荷物重量情報と場所情報だけでバッテリー消費量を計算してバッテリー30を候補リストに入れ、その中からバッテリー重量に基づいてバッテリー30を選択してもよい。また例えば、選択部105は、バッテリー重量情報と荷物重量情報を用いずに、場所情報だけでバッテリー消費量を計算し、当該バッテリー消費量以上の残量を有するバッテリー30の中から、重量が最も軽いものを選択してもよい。また例えば、選択部105は、十分な残量を有するバッテリー30が複数存在する場合に、バッテリー重量ではなく、バッテリー消費量が最も少ないバッテリー30を選択してもよい。また例えば、地図上のエリアごとに推定バッテリー消費量をデータ記憶部100に記憶させておき、選択部105は、場所情報が含まれるエリアに関連付けられた推定バッテリー消費量に基づいて、バッテリー30を選択してもよい。この場合、バッテリー重量情報や荷物情報に応じて、推定バッテリー消費量を補正してもよい。
また例えば、選択部105が複数のバッテリー30を選択した場合に、選択結果画面Gにおいて、これら複数のバッテリー30が表示されるようにしてもよい。この場合、バッテリー重量の軽い順にソートされてもよい。また例えば、選択部105が複数のバッテリー30を選択した場合に、2番目にバッテリー重量が軽い物を選択してもよい。また例えば、荷物重量情報が特に考慮されず、重量としてはバッテリー重量情報だけが考慮されるようにしてもよい。また例えば、処理実行部106が実行する処理としては、実施形態で説明した例に限られず、例えば、バッテリー30を識別する情報だけを出力してもよいし、バッテリー30を示す音声をスピーカーから出力してもよい。
また例えば、配送管理装置10、無人航空機20、バッテリー30、及び充電器40がバッテリー装着システム1に含まれる場合を説明したが、バッテリー装着システム1は、1つ以上のコンピュータが含まれていればよく、サーバコンピュータなどの他のコンピュータが含まれていてもよい。また例えば、上記説明した各機能は、バッテリー装着システム1の何れかのコンピュータで実現されるようにすればよく、配送管理装置10で実現されるものとして説明した機能は、無人航空機20で実現されてもよい。この場合、各機能は、無人航空機20の制御部21を主として実現される。更に、データ記憶部100に記憶されるものとして説明したデータは、バッテリー装着システム1の外にあるデータベースサーバに記憶されていてもよい。

Claims (17)

  1. 無人航空機に装着可能な複数のバッテリーの各々の残量に関する残量情報を取得する残量取得手段と、
    各バッテリーの重量に関するバッテリー重量情報を取得するバッテリー重量取得手段と、
    前記無人航空機の移動先に関する場所情報を取得する場所取得手段と、
    前記残量情報と、前記バッテリー重量情報と、前記場所情報とに基づいて、前記複数のバッテリーの中から、前記移動先に移動するためのバッテリー消費量以上の残量を有するバッテリーを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択されたバッテリーを前記無人航空機に装着するための処理を実行する処理実行手段と、
    を含むことを特徴とするバッテリー装着システム。
  2. 前記場所情報は、前記無人航空機が運ぶ荷物の配送先と集荷先の少なくとも一方に関する情報であり、
    前記バッテリー装着システムは、前記荷物の重量に関する荷物重量情報を取得する荷物重量取得手段を更に含み、
    前記選択手段は、前記荷物重量情報に更に基づいて、バッテリーを選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリー装着システム。
  3. 前記選択手段は、前記バッテリー消費量以上の残量を有するバッテリーが複数存在する場合は、最も重量の軽いバッテリーを選択する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のバッテリー装着システム。
  4. 前記選択手段は、
    前記バッテリー重量情報と前記場所情報とに基づいて、前記バッテリー消費量に関する消費量情報を取得し、
    前記残量情報と前記消費量情報とに基づいて、バッテリーを選択する、
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のバッテリー装着システム。
  5. 前記場所情報は、前記無人航空機が運ぶ荷物の配送先と集荷先の少なくとも一方に関する情報であり、
    前記バッテリー装着システムは、前記無人航空機が前記荷物を載せた場合の重心に関する重心情報を取得する重心取得手段を更に含み、
    前記選択手段は、前記重心情報に更に基づいて、バッテリーを選択する、
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のバッテリー装着システム。
  6. 前記バッテリー装着システムは、前記荷物の運搬方法に関する運搬方法情報を取得する運搬方法取得手段を更に含み、
    前記選択手段は、前記運搬方法情報に更に基づいて、バッテリーを選択する、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のバッテリー装着システム。
  7. 前記バッテリー装着システムは、前記無人航空機の飛行ルートにおける風に関する風情報を取得する風取得手段を更に含み、
    前記選択手段は、前記風情報に更に基づいて、バッテリーを選択する、
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載のバッテリー装着システム。
  8. 前記バッテリー装着システムは、前記無人航空機の飛行ルートにおける温度に関する温度情報を取得する温度取得手段を更に含み、
    前記選択手段は、前記温度情報に更に基づいて、バッテリーを選択する、
    ことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載のバッテリー装着システム。
  9. 前記バッテリー装着システムは、充電中のバッテリーの残量予測に関する残量予測情報を取得する残量予測取得手段を更に含み、
    前記選択手段は、前記残量予測情報に更に基づいて、バッテリーを選択する、
    ことを特徴とする請求項1〜8の何れかに記載のバッテリー装着システム。
  10. 前記バッテリー装着システムは、前記移動先に指定された時刻に関する時刻情報を取得する時刻取得手段を更に含み、
    前記残量予測取得手段は、前記時刻情報に基づいて、前記残量予測情報を取得する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のバッテリー装着システム。
  11. 前記場所情報は、前記無人航空機が運ぶ荷物の配送先と集荷先の少なくとも一方に関する情報であり、
    前記バッテリー装着システムは、前記荷物のサイズに関する荷物サイズ情報を取得する荷物サイズ取得手段を更に含み、
    前記選択手段は、前記荷物サイズ情報に更に基づいて、バッテリーを選択する、
    ことを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載のバッテリー装着システム。
  12. 前記処理は、前記選択手段により選択されたバッテリーの識別情報と、前記荷物の識別情報と、を関連付けて出力する処理である、
    ことを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載のバッテリー装着システム。
  13. 前記場所情報は、前記無人航空機が運ぶ荷物の配送先に関する情報であり、
    前記無人航空機は、出発地点で荷物が載せられ、前記配送先に飛行して前記荷物を配送し、帰還地点に戻り、
    前記選択手段は、
    前記無人航空機が前記荷物を載せた状態で、前記出発地点から前記配送先に飛行する分のバッテリー消費量に関する第1消費量情報を取得し、
    前記無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記配送先から前記帰還地点に飛行する分のバッテリー消費量に関する第2消費量情報を取得し、
    前記残量情報と前記第1消費量情報と前記第2消費量情報とに基づいて、バッテリーを選択する、
    ことを特徴とする請求項1〜12の何れかに記載のバッテリー装着システム。
  14. 前記場所情報は、前記無人航空機が運ぶ荷物の集荷先に関する情報であり、
    前記無人航空機は、出発地点から前記集荷先に飛行して前記荷物を集荷し、帰還地点に戻り、
    前記選択手段は、
    前記無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記出発地点から前記集荷先に飛行する分のバッテリー消費量に関する第3消費量情報を取得し、
    前記無人航空機が前記荷物を載せた状態で、前記集荷先から前記帰還地点に飛行する分のバッテリー消費量に関する第4消費量情報を取得し、
    前記残量情報と前記第3消費量情報と前記第4消費量情報とに基づいて、バッテリーを選択する、
    ことを特徴とする請求項1〜12の何れかに記載のバッテリー装着システム。
  15. 前記場所情報は、前記無人航空機が運ぶ荷物の配送先と集荷先の各々に関する情報であり、
    前記無人航空機は、出発地点から前記集荷先に飛行して前記荷物を集荷し、前記配送先に飛行して前記荷物を配送し、帰還地点に戻り、
    前記選択手段は、
    前記無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記出発地点から前記集荷先に飛行する分のバッテリー消費量に関する第5消費量情報を取得し、
    前記無人航空機が前記荷物を載せた状態で、前記集荷先から前記配送先に飛行する分のバッテリー消費量に関する第6消費量情報を取得し、
    前記無人航空機が前記荷物を載せない状態で、前記配送先から前記帰還地点に飛行する分のバッテリー消費量に関する第7消費量情報を取得し、
    前記残量情報と前記第5消費量情報と前記第6消費量情報と前記第7消費量情報とに基づいて、バッテリーを選択する、
    ことを特徴とする請求項1〜12の何れかに記載のバッテリー装着システム。
  16. 無人航空機に装着可能な複数のバッテリーの各々の残量に関する残量情報を取得する残量取得ステップと、
    各バッテリーの重量に関するバッテリー重量情報を取得するバッテリー重量取得ステップと、
    前記無人航空機の移動先に関する場所情報を取得する場所取得ステップと、
    前記残量情報と、前記バッテリー重量情報と、前記場所情報とに基づいて、前記複数のバッテリーの中から、前記移動先に移動するためのバッテリー消費量以上の残量を有するバッテリーを選択する選択ステップと、
    前記選択ステップにより選択されたバッテリーを前記無人航空機に装着するための処理を実行する処理実行ステップと、
    を含むことを特徴とするバッテリー装着方法。
  17. 無人航空機に装着可能な複数のバッテリーの各々の残量に関する残量情報を取得する残量取得手段、
    各バッテリーの重量に関するバッテリー重量情報を取得するバッテリー重量取得手段、
    前記無人航空機の移動先に関する場所情報を取得する場所取得手段、
    前記残量情報と、前記バッテリー重量情報と、前記場所情報とに基づいて、前記複数のバッテリーの中から、前記移動先に移動するためのバッテリー消費量以上の残量を有するバッテリーを選択する選択手段、
    前記選択手段により選択されたバッテリーを前記無人航空機に装着するための処理を実行する処理実行手段、
    としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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