以下、発明を実施するための形態について説明する。尚、以下の説明において、同一の又は類似する構成について共通の符号を付して説明を省略することがある。
特許請求の範囲、明細書、図面、及び要約書には、著作権による保護の対象となる事項が含まれる。著作権者は、これらの書類の何人による複製に対しても、特許庁のファイルまたはレコードに表示される通りであれば異議を唱えない。ただし、それ以外の場合、一切の著作権を留保する。
本発明の様々な実施形態は、フローチャート及びブロック図を参照して記載されてよく、ここにおいてブロックは、(1)操作が実行されるプロセスの段階又は(2)操作を実行する役割を持つ装置の「部」を表わしてよい。特定の段階及び「部」が、プログラマブル回路、及び/又はプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよい。集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。再構成可能なハードウェア回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、及び他の論理操作、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含んでよい。
コンピュータ可読媒体(「記録媒体」とも称する。)は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよい。その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読媒体は、フローチャート又はブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく実行され得る命令を含む、製品を備えることになる。コンピュータ可読媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(RTM)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードの何れかを含んでよい。ソースコード又はオブジェクトコードは、従来の手続型プログラミング言語を含む。従来の手続型プログラミング言語は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語でよい。コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ又はプログラマブル回路に対し、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供されてよい。プロセッサ又はプログラマブル回路は、フローチャート又はブロック図で指定された操作を実行するための手段を作成すべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
図1Aは、UAV10(UAV: Unmanned Aerial vehicle)を前方(+x方向)から眺めた図である。UAV10は、マルチコプタ(クアッドコプタ)であって、本体フレーム11、飛行制御装置12(フライトコントローラ)、推力発生機構13、及び蓄電装置の一例であるバッテリ14を備える。尚、飛行制御装置12、推力発生機構13、及びバッテリ14は、実際には種々の配線(信号線、電力供給線)によって電気的に接続されているが、図面ではこれらの配線は省略してある。
本体フレーム11は、機材が搭載される上下2段構造の平板状のプレート111a,111b、プレート111bから略水平方向に延出する4つのアーム112、プレート111bの下方に延出する脚部113等を有する。アーム112の端部には、推力発生機構13の構成要素であるモータ132及びプロペラ133が設けられている。
同図に示すように、上段のプレート111aには、飛行制御装置12や推力発生機構13の構成要素であるESC131(モータ制御装置(ESC:Electronic Speed Controller))、及びGPSアンテナ1221が搭載されている。下段のプレート111bには、バッテリ14が搭載されている。プレート111bと脚部113とで囲まれた空間(以下、積載スペース15と称する。)には、積載物2(荷物や輸送物等)が搭載される積載構造20が設けられている。
積載構造20は、内部に積載物2の収容空間を有する外観略直方体状の荷台21、及びプレート111bの下面側と荷台21とを接続する接続機構22を有する。接続機構22には、荷台21に載置された積載物2の重量を示す値(以下、重量計測値と称する。)を出力する重量センサ23(ロードセル、歪みセンサ等)が設けられている。尚、UAV10に備えられる積載物2の重量を計測するための構造は、情報処理装置に対して電子的に積載物2の重量を示す値を提供できるものであればよく、必ずしも同図に示した構成に限定されない。例えば、積載物2の重量を計測するための構造は、バネ等を用いて機械式に計測された値をA/Dコンバータでデジタルデータに変換して情報処理装置に入力するといったものでもよい。
図1Bは、UAV10を無線通信により遠隔操作するための送信設備3の一例である。同図に示すように、送信設備3は、端末30(プロポ)、端末30に取り付けられた外部装置40(スマートフォン、タブレット等)等を含む。外部装置40は表示部41を備える。表示部41には、例えば、UAV10のリアルタイムな操舵量、UAV10の状態を示す情報(UAV10の現在位置、現在高度、速度、移動方向、姿勢、バッテリ14の残容量(電池残量)等)が表示される。また表示部41には、UAV10に搭載されているカメラ(FPV(First Person View)カメラ等)から送られてくる映像や、UAV10に搭載されているテレメトリ装置から無線で送られてくる情報等が表示される。尚、外部装置40は、端末30として機能するものであってもよい。
図2は、UAV10の主な構成を説明するブロック図である。飛行制御装置12は、制御回路121、センサ群122、入出力インタフェース(以下、入出力I/F123と称する。)、及び通信装置124を備える。
制御回路121は、情報処理装置としての機能を有し、プロセッサ(CPU(Central Processing Unit),MPU(Micro Processing Unit))及びメモリ(RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、NVRAM(Non-Volatile RAM)等)を含む。センサ群122は、GPSセンサ(GPS:Global Positioning System)、ジャイロセンサ(角速度センサ)、加速度センサ、気圧センサ、磁気センサ、超音波センサ等を含む。
入出力I/F123は、制御回路121が、センサ群122や重量センサ23と通信するためのインタフェース(SPI(Serial Peripheral Interface)、I2C(Inter-Integrated Circuit)等)である。通信装置124は、端末30や外部装置40と通信(無線又は有線通信)する。
制御回路121は、センサ群122や通信装置124から入力される信号に応じてESC131を制御し、モータ132の回転を制御する。
バッテリ14は、飛行制御装置12及び推力発生機構13を駆動させるための電力を供給する。バッテリ14は、例えば、リチウムイオンポリマー二次電池やリチウムイオン二次電池である。バッテリ14は、例えば、UAV10に脱着可能な状態で設けられる。
図3に飛行制御装置12の主な機能を示している。飛行制御装置12は、飛行制御部311、重量計測部312、及び送信部313を備える。
飛行制御部311は、センサ群122や通信装置124から入力される情報に基づきESC131を制御し、UAV10の動作(移動や回転等)や姿勢を制御する。
重量計測部312は、重量センサ23から出力される重量計測値を取得する。
送信部313は、取得した重量計測値を外部装置40に送信する。
図4は、外部装置40の主な構成を説明するブロック図である。外部装置40は、情報処理装置として機能し、プロセッサ411(CPU,MPU等)、メモリ412(ROM、RAM、NVRAM等)、記憶装置413(ハードディスク、SSD等)、入力装置414(キーボード、マウス、タッチパネル等)、出力装置415(表示装置(液晶ディスプレイ等)、音声出力装置(スピーカ等)等)、及び通信装置416を備える。外部装置40はクラウドサーバのように仮想的に実現されるものであってもよい。
図5に外部装置40の主な機能を示している。外部装置40は、受信部511、算出部512、算出部513、算出部514、出力部515、取得部540、及び記憶部550を備える。
上記機能のうち、受信部511は、UAV10から送られてくる重量計測値を受信する。
算出部512は、積載物2の重量(重量計測値)に応じたUAV10の飛行可能距離を算出する。飛行可能距離の算出方法については後述する。
算出部513は、UAV10を飛行ルート(輸送ルート)に沿って飛行させる際に輸送可能な積載物2の最大重量(以下、積載可能量と称する。)を算出する。積載可能量の算出方法については後述する。尚、以下の説明において、飛行ルートとは、第1地点(例えば、出発地)から第2地点(例えば、目的地)までのUAV10の飛行経路(ルート)のことである。またUAV10が第1地点と第2地点の間を往復する場合、その飛行距離は片道の場合の、例えば、2倍になるものとする。
算出部514は、重量計測値とUAV10の飛行ルートとに基づき、飛行ルートに沿ってUAV10を飛行させた場合に必要なバッテリ容量(以下、必要バッテリ容量と称する。)を算出する。必要バッテリ容量の算出方法については後述する。
出力部515は、算出部512により算出された飛行可能距離、算出部513により算出された積載可能量、算出部514により算出された必要バッテリ容量等の情報を出力装置415に出力する。
取得部540は、入力装置414や通信装置416を介して情報を取得する。
記憶部550は、取得部540が取得した情報(ユーザが入力装置414を介して入力した情報やUAV10から受信した情報(重量計測値等)等)、飛行可能距離、積載可能量、必要バッテリ容量等の算出に際して外部装置40が参照する情報(以下、参照情報551と称する。)、地図情報等を記憶する。参照情報551は、例えば、ユーザが入力装置414を介して外部装置40に入力してもよいし、外部装置40が通信装置416を介してインターネット上のサーバ装置やクラウド等から取得してもよい。
続いて、前述した算出部512による飛行可能距離の算出方法について説明する。算出部512は、重量計測値と、参照情報551として記憶部550が記憶するグラフ600とに基づき、飛行可能距離を算出する。
図6にグラフ600の一例を示す。尚、このグラフ600では、重量計測値を横軸としているが、例えば、重量計測値にUAV10の機体重量をオフセットとして加算した値(UAV10の総重量)を横軸としてもよい。グラフ600は、例えば、機種毎(機種はUAV10の仕様や性能を特定する。)、バッテリ14の容量毎に用意される。グラフ600は、例えば、実際にUAV10を飛行させて実測値として取得したものでもよいし、例えば、UAV10の飛行を情報処理装置によりシミュレーションすることにより取得したものであってもよい。またグラフ600は、数式として用意されたものであってもよい。
同図において、「積載限界」は、UAV10を安全に飛行させることが可能な積載物2の最大積載可能量である。「積載限界」は、例えば、UAV10に搭載されるバッテリ14の重量に左右され、バッテリ14の重量が増すほど「積載限界」は小さくなる。
図7は、算出部512が、飛行可能距離を算出する際の条件(以下、飛行可能距離算出条件と称する。)をユーザから受け付ける際に出力装置415に出力する画面(以下、条件指定画面700と称する。)である。
同図に示すように、条件指定画面700の上部には、受信部511が受信した重量計測値711が表示される。ユーザは、条件指定画面700に、UAV10の機種712、UAV10に搭載するバッテリの容量(以下、バッテリ容量713と称する。)、UAV10を片道飛行させるか往復飛行させるかの別(以下、片道/往復714と称する。)を指定する。記憶部550は、条件指定画面700を介して取得した情報を記憶する。
ユーザは、バッテリ容量713に必ずしもバッテリ14の放電容量(電池容量、充電可能最大容量)を指定しなくてもよい。ユーザは、バッテリ容量713に、例えば、バッテリ14の残容量を指定してもよい。バッテリ容量713に残容量が指定された場合、算出部512は、指定された残容量に基づき飛行可能距離を算出する。
片道/往復714に「往復」が指定された場合、算出部512は、例えば、飛行可能距離(出発地からUAV10が到達可能な範囲)を「片道」と指定した場合の1/2として算出する。また往路と復路とで積載物2の重量が変化するような場合(例えば、復路では積載物2を搭載しない場合等)、算出部512は、例えば、往路と復路の夫々について個別に飛行可能距離を求め、両者を総合して飛行可能距離を求める。その場合の飛行可能距離の算出方法としては、例えば、両者の平均値を飛行可能距離とする、両者のうち距離の短い方を飛行可能距離とする、といった方法が考えられる。往路の積載物2の重量と復路の積載物2の重量とをユーザが任意に指定できるようにしてもよい。算出結果として実際にユーザに提示する飛行可能距離は、算出された飛行可能距離に安全率(60〜80%等)を乗じた距離としてもよい。上記安全率は、例えば、算出部512が入力装置414を介してユーザが指定できるようにしてもよい。
図8は、算出部512が、飛行可能距離の算出結果をユーザに提示する際に出力装置415に出力するユーザインタフェース(以下、表示画面800と称する。)である。
同図に示すように、表示画面800の上部には、受信部511が受信した重量計測値711が表示される。表示画面800には地図811がオーバーレイ表示されている。例えば、ユーザが上記地図811上の一点を出発地812として指定すると、算出部512は、指定された出発地812を中心とし、算出した飛行可能距離を半径とする円813を表示する。これによりユーザはUAV10が飛行可能な範囲を視覚的に容易に把握することができる。
ユーザは表示画面800を操作して出発地を変更することもできる。出発地812が変更されると、算出部512は、変更後の出発地812を中心として上記円813を描画し直す。
ユーザは、機種712、バッテリ容量713、片道/往復714を変更することもできる。これらが変更されると、算出部512は、変更後の条件で飛行可能距離を再計算し、上記円813を描画し直す。
外部装置40がGPS等の現在位置取得機能を備えている場合、算出部512が上記現在位置取得機能により取得した現在位置を自動的に出発地とするようにしてもよい。また算出部512が、UAV10の現在位置をUAV10から取得し、取得した現在位置を自動的に出発地とするようにしてもよい。
続いて、前述した算出部513による積載可能量の算出方法について説明する。算出部513は、ユーザが指定した飛行ルートに沿ってUAV10が飛行する場合の積載可能量を算出する。
図9は、算出部513が積載可能量を算出する際の条件(以下、積載可能量算出条件と称する。)をユーザに指定させる際に出力装置415に出力する画面(以下、条件指定画面900と称する。)である。ユーザは、条件指定画面900に、UAV10の機種911、搭載するバッテリ14の容量(以下、バッテリ容量912と称する。)を指定する。ユーザは、バッテリ容量912に必ずしもバッテリ14の放電容量を指定しなくてもよく、例えば、バッテリ14の残容量を指定してもよい。記憶部550は、条件指定画面900を介して取得した情報を記憶する。
図10は、算出部513が、第1地点と第2地点をユーザに指定させる際に出力装置415に出力する画面(以下、指定画面1000と称する。)である。指定画面1000には、地図1010がオーバーレイ表示されている。ユーザは、入力装置414を操作することで、地図1010上の任意の地点を飛行ルートの第1地点1011や第2地点1012として指定することができる。記憶部550は、指定画面1000を介して取得した情報を記憶する。
算出部513は、指定画面1000を介して指定された第1地点1011と第2地点1012との間の飛行ルート1013を自動生成し、生成した飛行ルート1013と条件指定画面900を介して指定された条件とに基づき積載可能量を算出する。
算出部513は、例えば、地理情報や地勢情報を利用して行われる公知の飛行ルート生成アルゴリズムに基づき、第1地点1011から第2地点1012までの飛行ルート1013を自動生成する。
図11A及び図11Bに、自動生成される三次元的な飛行ルート1013の一例を示す。尚、飛行ルート1013は、例えば、ユーザが入力装置414を介して(例えば、ウェイポイントや高度情報を指定する等して)全部又は一部を設定するようにしてもよい。生成する飛行ルート1013は二次元的なものでもよい。
続いて、算出部513は、UAV10を飛行ルート1013に沿って飛行させたときのバッテリ14の消費電力を求める。上記消費電力は、例えば、シミュレーションにより求めてもよいし、UAV10を実際に飛行させることにより取得した、バッテリ14の消費電力の実績値を用いてもよい。例えば、後者の場合、あるウェイポイントから次のウェイポイントまでの飛行パターンに類似する飛行パターンでUAV10を実際に飛行させたときの消費電力の実績値を飛行ルート1013の全体について合算することにより消費電力を求める。
算出部513は、例えば、UAV10を飛行ルート1013に沿って飛行させたときの消費電力をUAV10の積載物2の重量を増大させつつ繰り返し求め、消費電力がUAV10に搭載されるバッテリ14について設定された所定の閾値である消費限界(例えば、放電容量の90%等)を超えたときの積載物2の重量に基づき積載可能量を決定する。例えば、算出部513は、消費電力がバッテリ14の消費限界を超えない範囲で積載可能量を決定し、例えば、算出部513は、消費電力がバッテリ14の消費限界を超えない最大の重量を積載可能量として決定する。
図12は、算出部513が、積載可能量の算出結果をユーザに提示する際に出力装置415に出力するユーザインタフェース(以下、表示画面1200と称する。)である。表示画面1200には、条件指定画面900で指定された機種911とバッテリ容量912、指定画面1000で指定された第1地点1011及び第2地点1012とそれらに基づき生成された飛行ルート1013、飛行ルート1013の周辺の地図1010、及び算出部513が算出した積載可能量1211がオーバーレイ表示される。ユーザは、表示画面1200を参照することで、UAV10を第1地点1011から第2地点1012まで飛行させたときの積載可能量1211を容易に把握することができる。
ユーザは表示画面1200を操作することで第1地点1011や第2地点1012を変更することもできる。ユーザが第1地点1011や第2地点1012を変更すると、算出部513は、変更後の第1地点1011又は第2地点1012について積載可能量を再計算し、再計算した結果に基づく内容に表示画面1200を描画し直す。
ユーザは、表示画面1200を操作することで機種911やバッテリ容量912を変更することができる。ユーザが機種911やバッテリ容量912を変更すると、算出部513は、変更後の条件で積載可能量を再計算し、再計算した結果に基づく内容に表示画面1200を描画し直す。
外部装置40がGPS等の現在位置取得機能を備えている場合、算出部513が現在位置取得機能により取得した現在位置を自動的に第1地点1011とするようにしてもよい。また算出部513がUAV10と通信することによりUAV10からUAV10の現在位置を取得し、これを自動的に第1地点1011とするようにしてもよい。
続いて、前述した算出部514による必要バッテリ容量の算出方法について説明する。図13は、算出部514が、必要バッテリ容量を算出する際の条件(以下、必要バッテリ容量算出条件と称する。)をユーザに指定させる際に出力装置415に出力する画面(以下、条件指定画面1300と称する。)である。同図に示すように、条件指定画面1300の上部には、受信部511が受信した重量計測値1311が表示される。ユーザは、条件指定画面1300に、UAV10の機種1312、UAV10を片道飛行させるか往復飛行させるかの別(以下、片道/往復1313と称する。)を指定する。記憶部550は、条件指定画面1300を介して取得した情報を記憶する。
図14は、算出部514が、第1地点1411と第2地点1412をユーザに指定させる際に出力装置415に出力する画面(以下、指定画面1400と称する。)である。指定画面1400には、地図1420がオーバーレイ表示されている。指定画面1400の内容、ユーザによる第1地点1411及び第2地点1412の指定方法、指定された第1地点1411及び第2地点1412に基づく飛行ルート1413の生成方法については、前述した積載可能量の算出の場合と同様であるのでここでは説明を省略する。
続いて、算出部514は、重量計測値1311と、生成した飛行ルート1413と、参照情報551として記憶部550が記憶するグラフ1500とに基づき、必要バッテリ容量を算出する。
図15A及び図15Bは、グラフ1500の例である。グラフ1500は、UAV10の機種毎、バッテリ14の容量毎に用意される。グラフ1500は、例えば、実際にUAV10を飛行させて実測値として取得したものでもよいし、例えば、情報処理装置を用いてUAV10の飛行をシミュレーションすることにより取得したものであってもよい。またグラフ1500は数式として用意されるものであってもよい。
算出部514は、グラフ1500の中から、重量計測値に対応する飛行可能距離が、飛行ルート1413に沿った飛行距離を超えるものを特定する。そして、グラフ1500は、例えば、特定したグラフ1500のうち、バッテリ容量が最小のものを特定し、特定したグラフ1500のバッテリ容量を必要バッテリ容量として求める。
図16Aは、算出部514が、必要バッテリ容量を求めた結果をユーザに提示する際に出力装置415に出力するユーザインタフェース(以下、表示画面1600と称する。)である。同図に示すように、表示画面1600の上部には、受信部511が受信した重量計測値1613、条件指定画面1300で指定された機種1312、及び第1地点と第2地点の間を片道飛行させるか往復飛行させるかの別(以下、片道/往復1313と称する。)が表示されている。また表示画面1600の下部には、算出部514が算出した必要バッテリ容量1614が表示される。
ユーザは、表示画面1600を操作することで第1地点1411や第2地点1412を変更することもできる。ユーザが第1地点1411や第2地点1412を変更すると、算出部514は変更後の第1地点1411から第2地点1412への飛行ルート1413について必要バッテリ容量を再計算し、再計算した結果に基づく内容から表示画面1600を描画し直す。またユーザは、表示画面1600を操作することで機種1312や片道/往復1313を変更することができる。ユーザが機種1312や片道/往復1313を変更すると、算出部514は変更後の条件で必要バッテリ容量を再計算し、再計算した結果に基づく内容に表示画面1600を描画し直す。
外部装置40がGPS等の現在位置取得機能を備えている場合、算出部514が現在位置取得機能により取得した現在位置を自動的に第1地点1411とするようにしてもよい。また算出部514がUAV10と通信することによりUAV10からUAV10の現在位置を取得し、これを自動的に第1地点1411とするようにしてもよい。
図16Bは、算出部514が、必要バッテリ容量の算出結果に基づき表示する画面(以下、表示画面1650と称する。)である。表示画面1650には、バッテリ14の放電容量毎に、合計容量が必要バッテリ容量を超えるために最低限必要なバッテリの数(以下、必要バッテリ数と称する。)が表示される。ユーザは、表示画面1650を参照することで必要バッテリ数を知ることができる。また例えば、重量制限や積載スペース等の関係でUAV10に搭載可能なバッテリ14の数が限られている場合、ユーザはどの程度の放電容量のバッテリ14をUAV10にいくつ搭載すればよいのかを容易に把握することができる。
続いて、外部装置40が行う主な処理について説明する。図17Aは、外部装置40が、飛行可能距離又は積載可能量を算出する際に行う処理(以下、メイン処理S1700と称する。)を説明するフローチャートである。
まず外部装置40は、入力装置414を介して、ユーザから実行する処理の指定(要求)を受け付ける(S1701)。ユーザが前述した飛行可能距離の算出処理を指定した場合(S1701:飛行可能距離)、外部装置40は、算出処理S1710を実行する。ユーザが前述した積載可能量の算出処理を指定した場合(S1701:積載可能量)、外部装置40は、算出処理S1750を実行する。ユーザが前述した必要バッテリ容量の算出処理を指定した場合(S1701:必要バッテリ容量)、外部装置40は、算出処理S1770を実行する。
図17Bは、図17Aの算出処理S1710を説明するフローチャートである。
まず外部装置40の算出部512は、受信部511がUAV10から受信した重量計測値を取得する(S1711)。
続いて、算出部512は、入力装置414を介して、ユーザから飛行可能距離算出条件、及び出発地を受け付ける(S1712,S1713)。
続いて、算出部512は、受け付けた飛行可能距離算出条件に基づき飛行可能距離を算出し(S1714)、飛行可能距離や出発地から飛行可能な範囲を示す円813等を表示した表示画面800を出力装置415に出力する(S1715)。
続いて、算出部512は、ユーザが終了操作を行ったか否かを判定する(S1716)。ユーザが終了操作を行っていなければ(S1716:NO)、処理はS1711に戻る。尚、このときにS1711に戻るのではなく、S1712又はS1713に戻るようにし、既にUAV10から受信している同じ重量計測値について算出条件や出発地を再度受け付けるようにしてもよい。一方、ユーザが終了操作を行った場合(S1716:YES)、算出部512は算出処理S1710を終了する。その後、処理は図17AのS1701に戻る。
図17Cは、図17Aの算出処理S1750を説明するフローチャートである。
まず外部装置40の算出部513は、入力装置414を介して,ユーザから積載可能量算出条件を受け付ける(S1751)。
続いて、算出部513は、入力装置414を介して、ユーザから第1地点及び第2地点を受け付け(S1752)、受け付けた第1地点から第2地点までの飛行ルートを生成する(S1753)。
続いて、算出部513は、後続の処理で変化させる変数(以下、積載量と称する。)の初期値を設定し(S1754)、UAV10がS1753で生成した飛行ルートを飛行したときの消費電力を算出する(S1755)。
続いて、算出部513は、消費電力がUAV10に搭載されるバッテリ14の消費限界を超えているか否かを判定する(S1756)。
消費電力が消費限界を超えていない場合(S1756:NO)、算出部513は、積載量を所定微小量増大させ(S1757)、再度消費電力を求める(S1755)。
消費電力が消費限界を超えている場合(S1756:YES)、算出部513は、現在設定中の積載量を基準として積載可能量を決定する(S1758)。算出部513は、例えば、現在設定中の積載量から上記所定微小量を減じた値を積載可能量として決定する。
続いて、算出部513は、決定した上記積載可能量1211を表示した表示画面1200を出力装置415に出力する(S1759)。
続いて、算出部513は、ユーザが終了操作を行ったか否かを判定する(S1760)。ユーザが終了操作を行っていなければ(S1760:NO)、処理はS1751に戻る。一方、ユーザが終了操作を行った場合(S1760:YES)、算出部513は算出処理S1750を終了する。その後、処理は図17AのS1701に戻る。
図17Dは、図17Aの算出処理S1770を説明するフローチャートである。
まず外部装置40の算出部514は、受信部511がUAV10から受信した重量計測値を取得する(S1771)。
続いて、算出部514は、入力装置414を介して、ユーザから必要バッテリ容量算出条件、及び第1地点及び第2地点を受け付ける(S1772,S1773)。
続いて、算出部514は、S1773で受け付けた第1地点から第2地点までの飛行ルートを生成する(S1774)。
続いて、算出部514は、参照情報551として記憶しているグラフ1500の中から、S1772で受け付けた機種1312に合致するものを選出し、更にその中から、重量計測値に対応する飛行可能距離が、飛行ルートに沿った飛行距離を超えるものがあるか否かを判定する(S1775)。
飛行ルートに沿った飛行距離を超えるものが存在する場合(S1775:YES)、算出部514は、そのうちバッテリ容量が最小のグラフ1500を特定し(S1776)、特定したグラフ1500のバッテリ容量を必要バッテリ容量として表示した表示画面1600を生成して出力する(S1777)。また算出部514は、上記必要バッテリ容量に基づき表示画面1650を生成して出力する(S1778)。
一方、飛行ルートに沿った飛行距離を超えるものが存在しない場合(S1775:NO)、算出部514は、飛行ルートに沿って飛行できない旨を出力する(S1780)。
以上のように、UAV10とは独立した外部装置40(スマートフォン、タブレット、端末30等)が、飛行可能距離、積載可能量、必要バッテリ容量、及び必要バッテリ数等のUAV10の飛行に関する情報を算出する。そのため、例えば、UAV10に装備されている情報処理装置の処理能力に余裕がない場合でも、UAV10の飛行に関する情報をユーザに提供することができる。
またユーザは、UAV10に積載物2を載せるだけで、容易かつ迅速にUAV10の飛行に関する情報を得ることができる。またユーザは、算出条件(飛行可能距離算出条件、積載可能量算出条件、必要バッテリ容量算出条件)を指定した上で、必要とするUAV10の飛行に関する情報を容易かつ迅速に得ることができる。
ところで、UAV10の飛行は気象(風向、風速等)の影響を受けやすく、バッテリ14の消費電力も気象状況に影響される。そこで例えば、UAV10の飛行に関する情報(飛行可能距離、積載可能量、必要バッテリ容量、及び必要バッテリ数)の算出精度を高めるべく、上記飛行に関する情報の算出に際し、例えば、インターネット等から取得される気象情報の影響を反映するようにしてもよい。
UAV10の飛行中に積載物2の重量が時間とともに変化することがある。例えば、UAV10を農薬散布に用いた場合は積載物2である薬剤の重量が徐々に減少する。そこでこのような場合はUAV10の飛行中に積載物2の重量をリアルタイムに監視し、飛行に関する情報を随時算出し直すようにしてもよい。
以上のようにして算出されたUAV10の飛行に関する情報を、例えば、複数のUAV10の監視や制御を統括的に行っている組織(物流監視センター、配送管理センター等)の情報処理システムに提供し、UAV10の効率的な管理に役立てるようにしてもよい。
以上では、UAV10の一例としてクアッドコプタを示したが、UAV10は、他の種類のマルチコプタ(バイコプタ、トリコプタ、ヘキサコプタ、オクトコプタ等)や、ヘリコプタ(回転翼航空機)、飛行機(固定翼航空機)、飛行ロボット等であってもよい。またUAV10は、無線方式で遠隔操縦されるタイプのものであってもよいし、自律制御機構を備えて自律飛行するタイプのものであってもよい。尚、UAV10は、本発明の適用対象となる、積載物2を輸送する移動体の一例に過ぎない。移動体は、例えば、航空機、車両、船舶等であってもよい。
以上に示した、各構成、機能部、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。以上の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、またはICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
図面において、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、必ずしも実装上の全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。例えば、実際にはほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
以上の態様では、UAV10と通信可能に接続する外部装置40が、UAV10の飛行に関する情報(飛行可能距離、積載可能量、必要バッテリ容量、及び必要バッテリ数)を算出するが、続いて、UAV10の飛行制御装置12が、UAV10の飛行に関する情報を算出する態様について説明する。
図18は、UAV10(クアッドコプタ)を前方(+x方向)から眺めた図である。本体フレーム11及び推力発生機構13については前述と同様であるので説明を省略する。
図19は、UAV10の主な構成を説明するブロック図である。UAV10の飛行制御装置12は、前述のUAV10の飛行制御装置12の構成に加えて、更に出力装置125(表示装置(液晶ディスプレイ等)、音声出力装置(スピーカ等)等)、及び入力装置126(プッシュボタン、タッチパネル等)を備える。
図20に飛行制御装置12の主な機能を示す。飛行制御装置12は、飛行制御部2011、重量計測部2012、通信処理部2013、算出部2014、算出部2015、算出部2016、出力部2017、及び記憶部2050を備える。これらの機能は、UAV10に搭載されている、飛行制御装置12以外の他の情報処理装置により実現してもよい。
上記機能のうち、飛行制御部2011、及び重量計測部2012については、夫々、図3の飛行制御部311、及び重量計測部312と同様である。また算出部2014、算出部2015、算出部2016、取得部2040、及び記憶部2050については、夫々、図5の算出部512、算出部513、算出部514、取得部540、及び記憶部550と同様である。
通信処理部2013は、通信装置124を介して、外部装置40から、図7の条件指定画面700、図8の表示画面800、図9の条件指定画面900、図10の指定画面1000、図12の表示画面1200、図13の条件指定画面1300、図14の指定画面1400、及び図16Aの表示画面1600の夫々を介して取得された情報を受信する。更に通信処理部2013が外部装置40から参照情報2051を受信してもよい。またこれらの情報は入力装置126を介してユーザから受け付けるようにしてもよい。
出力部2017は、算出部2014により算出された飛行可能距離、算出部2015により算出された積載可能量、算出部2016により算出された必要バッテリ容量等の情報を、出力装置125や通信装置124(外部装置40)に出力する。
記憶部2050は、図5に示した参照情報551と同様の参照情報2051を記憶する。
続いて、飛行制御装置12が行う主な処理について説明する。図21Aは、飛行制御装置12が、飛行可能距離又は積載可能量を算出する際に行う処理(以下、メイン処理S2100と称する。)を説明するフローチャートである。メイン処理S2100の内容は、実行主体がUAV10の飛行制御装置12である点以外は図17Aに示したメイン処理S1700の内容と同様である。尚、S2101における処理要求の受け付けについては、例えば、UAV10が通信装置124を介して外部装置40と通信することにより、外部装置40がその処理の全部又は一部を行うようにしてもよい。
図21Bは、図21Aの算出処理S2110を説明するフローチャートである。算出処理S2110の内容は、実行主体が飛行制御装置12の算出部2014である点、S2111において、飛行制御装置12が、重量計測値を重量センサ23から直接取得する点、飛行制御装置12が飛行可能距離を出力装置125に出力する点以外は、図17Bに示した算出処理S1710の内容と同様である。尚、S2112,S2113の飛行可能距離や出発地のユーザからの入力受付や、S2115の飛行可能距離の出力については、例えば、UAV10が通信装置124を介して外部装置40と通信することにより、外部装置40がその処理の全部又は一部を行うようにしてもよい。
図22に、飛行可能距離を提示する際に飛行制御装置12が出力装置125(表示装置)に表示する画面(以下、表示画面2200と称する。)の一例を示す。同図に示すように、出力装置125にプッシュボタンやタッチパネル等の入力装置126を設け、例えば、片道の場合と往復の場合のいずれの飛行可能距離を出力装置125に表示するかをユーザが選択できるようにしてもよい。また飛行制御装置12が、積載物2の重量や飛行可能距離を出力装置125から音声で出力するようにしてもよい。
また飛行制御装置12が飛行可能距離を示す情報をそのまま出力装置125に出力する以外に、例えば、飛行制御装置12に予めユーザが希望する飛行距離を設定(記憶)しておき、飛行制御装置12が、積載物2を搭載したときの飛行可能距離が予め飛行制御装置12に設定しておいた飛行距離に達しているか否かを示す情報を出力装置125に出力するようにしてもよい。具体的には、例えば、出力装置125としてLEDを設け、飛行可能距離がユーザが希望する飛行距離に達している場合と達していない場合とでLEDの発光状態を変えるようにする(点滅させる、発光色を変える等)といった事が考えられる。そのようにすれば、ユーザは、出力装置125の状態を確認するだけでUAV10が積載物2を目的地に送り届けることが可能か否かを迅速かつ容易に知ることができる。
図21Cは、図21Aの算出処理S2150を説明するフローチャートである。この算出処理S2150の内容は、実行主体が飛行制御装置12の算出部2015である点、飛行制御装置12が積載可能量を出力装置125に出力する点以外は、図17Cに示した算出処理S1750と同様である。尚、S2151,S2152の積載可能量算出条件や第1地点及び第2地点のユーザからの入力受付や、S2159の積載可能量の出力については、例えば、UAV10が通信装置124を介して外部装置40と通信することにより、外部装置40がその処理の全部又は一部を行うようにしてもよい。
図21Dは、図21Aの算出処理S2170を説明するフローチャートである。算出処理S2170の内容は、実行主体が飛行制御装置12の算出部2016である点、S2171において、飛行制御装置12が、重量計測値を重量センサ23から直接取得する点、飛行制御装置12が必要バッテリ容量や必要バッテリ数を出力装置125に出力する点以外は図17Dに示した算出処理S1770と同様である。尚、S2172,S2173の必要バッテリ容量算出条件や第1地点及び第2地点のユーザからの入力受付や、S2177の必要バッテリ容量の出力、S2178の必要バッテリ数の出力については、例えば、UAV10が通信装置124を介して外部装置40と通信することにより、外部装置40がその処理の全部又は一部を行うようにしてもよい。
以上のように、UAV10の飛行制御装置12が、UAV10の飛行に関する情報(飛行可能距離、積載可能量、必要バッテリ容量、及び必要バッテリ数)を算出する。そのため、UAV10単体で(外部装置40を用いることなく)、UAV10の飛行に関する情報をユーザに提供することができる。
またユーザは、UAV10に積載物2を搭載するだけで、迅速かつ容易にUAV10の飛行に関する情報をUAV10から得ることができる。またユーザは、算出条件(飛行可能距離算出条件、積載可能量算出条件、必要バッテリ容量算出条件)を指定した上で、UAV10の飛行に関する情報(自身のニーズに即した情報)を容易かつ迅速に得ることができる。
尚、UAV10の飛行に関する情報の算出精度を高めるべく、飛行に関する情報の算出に際し、例えば、インターネット等から取得される気象情報の影響を反映するようにしてもよい。またUAV10の飛行中に積載物2の重量が時間とともに変化する場合には、UAV10の飛行中に積載物2の重量をリアルタイムに監視し、飛行に関する情報を随時算出し直すようにしてもよい。また算出されたUAV10の飛行に関する情報を、例えば、複数のUAV10の監視や制御を統括的に行っている組織(物流監視センター、配送管理センター等)の情報処理システムに提供し、UAV10の効率的な管理に役立てるようにしてもよい。
UAV10は、他の種類のマルチコプタ、ヘリコプタ(回転翼航空機)、飛行機(固定翼航空機)、飛行ロボット等であってもよい。またUAV10は、無線方式で遠隔操縦されるタイプのものであってもよいし、自律制御機構を備えて自律飛行するタイプのものであってもよい。またUAV10は、本発明の適用対象となる、積載物2を輸送する移動体の一例に過ぎない。移動体は、例えば、航空機、車両、船舶等であってもよい。
各構成、機能部、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。以上の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD等の記録装置、またはICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
前述した態様では、UAV10とは通信可能に接続する外部装置40が、もしくは、UAV10の飛行制御装置12が、夫々、UAV10の飛行制御装置12がUAV10の飛行に関する情報(飛行可能距離、積載可能量、必要バッテリ容量、及び必要バッテリ数)を算出するが、以下の態様では、UAV10とは独立した情報処理装置がUAV10の飛行に関する情報を算出する。情報処理装置は、例えば、ユーザの操作入力により、UAV10に搭載される積載物2の重量を取得する。
図23は、情報処理装置2300の主な構成を説明するブロック図である。情報処理装置2300の構成は図4に示した外部装置40の構成と同様であるので説明を省略する。
図24に情報処理装置2300の主な機能を示す。情報処理装置2300は、積載物重量取得部2351、算出部2352、算出部2353、算出部2354、出力部2355、取得部2360、及び記憶部2370を備える。また情報処理装置2300は、図5の参照情報551と同様の参照情報2371を記憶する。
積載物重量取得部2351は、例えば、入力装置2314を介して積載物2の重量を取得し記憶する。算出部2352、算出部2353、算出部2354、出力部2355、取得部2360、及び記憶部2370については、夫々、図5の算出部512、算出部513、算出部514、出力部515、取得部540、及び記憶部550と同様である。
記憶部2370は、図5に示した参照情報551と同様の参照情報2371を記憶する。
図25Aは、情報処理装置2300が、飛行可能距離又は積載可能量を算出する際に行う処理(以下、メイン処理S2500と称する。)を説明するフローチャートである。メイン処理S2500は、実行主体が情報処理装置2300である点以外は図17Aに示したメイン処理S1700と同様である。
図25Bは、図25Aの算出処理S2510を説明するフローチャートである。算出処理S2510は、実行主体が情報処理装置2300の算出部2352である点、S2511において積載物2の重量(重量計測値)を、例えば、入力装置2314を介してユーザから取得する点以外は図17Bに示した算出処理S1710と同様である。
図25Cは、図25Aの算出処理S2550の詳細を説明するフローチャートである。算出処理S2550は、実行主体が情報処理装置2300の算出部2353である点以外は図17Cに示した算出処理S1750と同様である。
図25Dは、図25Aの算出処理S2570を説明するフローチャートである。算出処理S2570は、実行主体が情報処理装置2300の算出部2354である点、S2571において、飛行制御装置12が、ユーザの入力等により積載物2の重量を取得する点以外は図17Dに示した算出処理S1770と同様である。
以上のように、UAV10とは独立した情報処理装置が、UAV10の飛行に関する情報を算出するので、UAV10や外部装置40を用いることなく、UAV10の飛行に関する情報(飛行可能距離、積載可能量、必要バッテリ容量、及び必要バッテリ数)をユーザに提供することができる。
尚、UAV10の飛行に関する情報の算出精度を高めるべく、飛行に関する情報の算出に際し、例えば、インターネット等から取得される気象情報の影響を反映するようにしてもよい。またUAV10の飛行中に積載物2の重量が時間とともに変化する場合には、UAV10の飛行中に積載物2の重量をリアルタイムに監視し、飛行に関する情報を随時算出し直すようにしてもよい。また算出されたUAV10の飛行に関する情報を、例えば、複数のUAV10の監視や制御を統括的に行っている組織(物流監視センター、配送管理センター等)の情報処理システムに提供し、UAV10の効率的な管理に役立てるようにしてもよい。
UAV10は、他の種類のマルチコプタ、ヘリコプタ(回転翼航空機)、飛行機(固定翼航空機)、飛行ロボット等であってもよい。またUAV10は、無線方式で遠隔操縦されるタイプのものであってもよいし、自律制御機構を備えて自律飛行するタイプのものであってもよい。またUAV10は、本発明の適用対象となる、積載物2を輸送する移動体の一例に過ぎない。移動体は、例えば、航空機、車両、船舶等であってもよい。
以上における、各構成、機能部、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば、集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。以上の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD等の記録装置、またはICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
ところで、例えば、積載物2の保護や物流効率の向上等を図るためにUAV10への積載物2の搭載に定型のコンテナ(収容体)を用いることも想定される。その場合、以下に示すように、積載物2の重量を計測する仕組みをコンテナに設けてもよい。
図26A及び図26Bに、積載物2の重量を計測する仕組みを設けたコンテナ220の構成例を示す。図26Aは、荷台21にコンテナ220が搭載されたUAV10を前方(+x方向)から眺めた図であり、図26Bは、単体のコンテナ220を前方(+x方向(UAV10の前進方向側))から眺めた図である。
図26Bに示すように、コンテナ220は略直方体状の外形を呈し、機械式のロック機構等によりUAV10の荷台21に脱着可能に固定される。コンテナ220は積載物2が収容される内部空間221を有し、その前面には、内部空間221に収容物たる積載物2を出し入れするための取手2221付きの扉222が設けられている。内部空間221の底面近傍には板材223が設けられている。板材223は、支持部224を介してコンテナ220の底面から浮かせた状態で支持されている。支持部224には、板材223の上に載置された積載物2の重量を計測する重量センサ225が組み込まれている。
コンテナ220には通信機能を備えた情報処理装置として機能する通信モジュール226が設けられている。通信モジュール226は、重量センサ225によって計測された重量計測値を、例えば、前述した外部装置40や飛行制御装置12等の情報処理装置に無線方式や有線方式の通信により通知する。尚、コンテナ220には更に積載物2の重量等の情報を表示する表示装置を設けてもよい。
このようにコンテナ220に重量センサ225を設けることで、ユーザは、例えば、コンテナ220への積載物2の詰め込み作業の段階でUAV10の飛行可能距離を把握することができ、例えば、コンテナ220に詰め込む積載物2の選択や、コンテナ220に詰め込む積載物2の重量調節といった作業を効率よく進めることができる。
図27は、本発明の複数の態様が全体的又は部分的に具現化されてよいコンピュータ2700(情報処理装置)の例を示す。コンピュータ2700にインストールされたプログラムは、コンピュータ2700に、本発明の実施形態に係る装置に関連付けられる操作又は当該装置の1又は複数の「部」として機能させることができる。又は、当該プログラムは、コンピュータ2700に当該操作又は当該1又は複数の「部」を実行させることができる。当該プログラムは、コンピュータ2700に、本発明の実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ2700に、本明細書に記載のフローチャート及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定の操作を実行させるべく、CPU2712によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ2700は、CPU2712、及びRAM2714を含み、それらはホストコントローラ2710によって相互に接続されている。コンピュータ2700はまた、通信インタフェース2722、入力/出力ユニットを含み、それらは入力/出力コントローラ1220を介してホストコントローラ2710に接続されている。コンピュータ2700はまた、ROM2730を含む。CPU2712は、ROM2730及びRAM2714内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。
通信インタフェース2722は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ2724は、コンピュータ2700内のCPU2712によって使用されるプログラム及びデータを格納する。ROM2730はその中に、アクティブ化時にコンピュータ2700によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ2700のハードウェアに依存するプログラムを格納する。プログラムが、CR−ROM、USBメモリ又はICカードのようなコンピュータ可読記録媒体又はネットワークを介して提供される。プログラムは、コンピュータ可読記録媒体の例でもあるRAM2714、又はROM2730にインストールされ、CPU2712によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ2700に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ2700の使用に従い情報の操作又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、通信がコンピュータ2700及び外部デバイス間で実行される場合、CPU2712は、RAM2714にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース2722に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース2722は、CPU2712の制御下、RAM2714、又はUSBメモリのような記録媒体内に提供される送信バッファ処理領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、又はネットワークから受信された受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ処理領域等に書き込む。
また、CPU2712は、USBメモリ等のような外部記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM2714に読み取られるようにし、RAM2714上のデータに対し様々なタイプの処理を実行してよい。CPU2712は次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックする。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理を受けてよい。CPU2712は、RAM2714から読み取られたデータに対し、本開示の随所に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプの操作、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよく、結果をRAM2714に対しライトバックする。また、CPU2712は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU2712は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現可能である。請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
付記
[項目1]積載物の重量を計測する計測部、及び前記計測部が計測した前記重量の計測値を送信する送信部、を備えた無人飛行体と、
前記計測値を受信する受信部、及び受信した前記重量に基づき前記無人飛行体の飛行可能距離を求める算出部、を備えた情報処理装置と、
を含む情報処理システム。
[項目2]項目1に記載の情報処理システムであって、
前記無人飛行体は、蓄電装置を備えており、
前記情報処理装置は、
前記蓄電装置の容量を取得する取得部と、
無人飛行体に搭載される蓄電装置の容量、積載物の重量、及び飛行可能距離の関係を示す情報を記憶する記憶部と、
を備え、
前記算出部は、前記取得部が取得した前記蓄電装置の容量及び前記記憶部が記憶している前記重量を、前記情報と対照することにより、前記無人飛行体の飛行可能距離を求める、
情報処理システム。
[項目3]項目1に記載の情報処理システムであって、
前記無人飛行体は、蓄電装置を備えており、
前記情報処理装置は、
前記無人飛行体に搭載される前記蓄電装置の容量及び前記無人飛行体の機種を取得する取得部と、
無人飛行体に搭載される蓄電装置の容量、無人飛行体の機種、積載物の重量、及び飛行可能距離の関係を示す情報を記憶する記憶部と、
を備え、
前記算出部は、前記取得部が取得した前記蓄電装置の容量、前記取得部が取得した前記機種、及び前記記憶部が記憶している前記重量を、前記情報と対照することにより、前記飛行可能距離を求める、
情報処理システム。
[項目4]項目1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、前記算出部が求めた前記飛行可能距離を出力する出力部を備える、
情報処理システム。
[項目5]項目1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
前記無人飛行体の出発地を取得する取得部と、
前記算出部が求めた前記飛行可能距離に基づき、前記取得部が取得した前記出発地から到達可能な範囲を示す情報を出力する出力部と、
を備える情報処理システム。
[項目6]項目1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
前記無人飛行体は、前記積載物の重量を計測するコンテナを備えており、
前記情報処理装置は、
前記コンテナから前記積載物の重量の計測値を受信する受信部を備え、
前記記憶部は、前記受信部が受信した前記計測値を前記重量として記憶する、
情報処理システム。
[項目7]情報処理装置が、
無人飛行体に搭載される積載物の重量を記憶する処理と、
前記重量に基づき前記無人飛行体の飛行可能距離を求める処理と、
を実行する情報処理方法。
[項目8]項目7に記載の情報処理方法であって、
前記無人飛行体は蓄電装置を備えており、
前記情報処理装置は、
前記無人飛行体に搭載される前記蓄電装置の容量を取得する処理と、
無人飛行体に搭載される蓄電装置の容量、積載物の重量、及び飛行可能距離の関係を示す情報を記憶する処理と、
取得した前記蓄電装置の容量及び記憶している前記重量を、前記情報と対照することにより、前記無人飛行体の飛行可能距離を求める処理と、
を実行する情報処理方法。
[項目9]項目7に記載の情報処理方法であって、
前記無人飛行体は、蓄電装置を備えており、
前記情報処理装置は、
前記無人飛行体に搭載される前記蓄電装置の容量及び前記無人飛行体の機種を取得する処理と、
無人飛行体に搭載される蓄電装置の容量、無人飛行体の機種、積載物の重量、及び飛行可能距離の関係を示す情報を記憶する処理と、
取得した前記蓄電装置の容量、取得した前記機種、及び記憶している前記重量を、前記情報と対照することにより、前記飛行可能距離を求める処理と、
を実行する情報処理方法。
[項目10]項目7乃至9のいずれか一項に記載の情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、求めた前記飛行可能距離を出力する処理
を実行する情報処理方法。
[項目11]項目7乃至9のいずれか一項に記載の情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、
前記無人飛行体の出発地を取得する処理と、
求めた前記飛行可能距離に基づき、取得した前記出発地から到達可能な範囲を示す情報を出力する処理と、
を実行する情報処理方法。
[項目12]項目7乃至9のいずれか一項に記載の情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、
前記積載物の重量の計測値を受信する処理と、
受信した前記計測値を前記重量として記憶する処理と、
を実行する情報処理方法。
[項目13]項目7乃至9のいずれか一項に記載の情報処理方法であって、
前記無人飛行体は、前記積載物の重量を計測するコンテナを備えており、
前記情報処理装置が、
前記コンテナから前記積載物の重量の計測値を受信する処理と、
受信した前記計測値を前記重量として記憶する処理と、
を実行する情報処理方法。
[項目14]情報処理装置が、
無人飛行体の飛行ルートを記憶する処理と、
前記飛行ルートに沿って前記無人飛行体を飛行させたときの、前記無人飛行体に搭載される蓄電装置の消費電力を求め、前記消費電力が前記蓄電装置の所定の閾値を超えない範囲で前記積載物の重量を積載可能量として求める処理と、
を実行する情報処理方法。
[項目15]項目14に記載の情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、前記飛行ルートに沿って前記無人飛行体を飛行させたときの、前記無人飛行体に搭載される蓄電装置の消費電力を求め、前記消費電力が前記蓄電装置の所定の閾値を超えない最大の前記積載物の重量を積載可能量として求める処理
を実行する情報処理方法。
[項目16]項目14又は15に記載の情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、前記無人飛行体に搭載される前記蓄電装置の容量を取得する処理と、
取得した前記蓄電装置の容量に基づき前記所定の閾値を設定する処理と、
を実行する情報処理方法。
[項目17]項目14又は15に記載の情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、
前記無人飛行体の第1地点及び第2地点を取得する処理と、
地図情報を記憶する処理と、
取得した前記第1地点及び前記第2地点と、記憶している前記地図情報とに基づき、前記飛行ルートを生成する処理と、
を実行する情報処理方法。
[項目18]項目14又は15に記載の情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、求めた前記積載可能量を出力する処理
を実行する情報処理方法。
[項目19]情報処理装置が、
無人飛行体に搭載される積載物の重量と、前記無人飛行体の飛行ルートと、前記無人飛行体に搭載される蓄電装置の容量、積載物の重量、及び前記無人飛行体の飛行可能距離の関係を示す情報と、を記憶する処理と、
前記情報に基づき、前記無人飛行体が前記飛行ルートに沿って飛行するために必要な蓄電装置の容量を求める処理と、
を実行する情報処理方法。
[項目20]項目19に記載の情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、求めた前記蓄電装置の容量を出力する処理
を実行する情報処理方法。
[項目21]項目19に記載の情報処理方法であって、
前記情報処理装置が、求めた前記蓄電装置の容量に相当する蓄電装置の数を示す情報を出力する処理
を実行する情報処理方法。