JPWO2018185879A1 - 固定子コア片及び回転電機 - Google Patents

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Abstract

環状の固定子コアを構成する複数の固定子コア片(11a)は、バックヨーク(11a1)と、バックヨーク(11a1)の内周側に設けられるティース(11a2)と、で構成され、ティース(11a2)は、バックヨーク(11a1)の周方向中心から中心軸方向に伸びる基部(11a22)と、基部(11a22)の内周側に設けられる先端部(11a21)と、を備え、先端部(11a21)の内周部には、周方向における幅が固定子コアの径方向の外側に向かって段階的に変化する形状の溝(3)が形成され、第1の交点(IP1)から第2の交点(IP2)までの動径方向の幅を、第1の幅とし、第1の交点(IP1)から第3の交点(IP3)までの動径方向の幅を、第2の幅としたとき、第2の幅は、前記第1の幅よりも狭いことを特徴とする。

Description

本発明はバックヨークとバックヨークの内周側に設けられる複数のティースとで構成される固定子コア片及び回転電機に関する。
特許文献1に開示される回転電機の固定子鉄心は、ヨークとヨークに設けられる複数のティースとを備え、トルク脈動による振動低減のためにティースの径方向内側には、固定子鉄心の中心に向かって開口する切欠きが形成されている。回転電機の径方向における切欠きの幅は、回転電機の中心軸の周方向における切欠きの幅よりも広い。
特許第4114372号公報
しかしながら、特許文献1に開示される固定子鉄心では、磁極数及びスロット数の組合せに起因して生じるコギングトルクと、磁石の磁力のばらつきに起因して生じるコギングトルクとの一方しか低減できないという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、磁極数及びスロット数の組合せに起因して生じるコギングトルクと、磁石の磁力のばらつきに起因して生じるコギングトルクとの双方を低減できる固定子コア片を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の固定子コア片は、環状の固定子コアを構成する複数の固定子コア片であって、固定子コア片は、バックヨークと、バックヨークの内周側に設けられるティースと、で構成され、ティースは、バックヨークの周方向中心から中心軸方向に伸びる基部と、基部の内周側に設けられる先端部と、を備え、先端部の内周部には、周方向における幅が固定子コアの径方向の外側に向かって段階的に変化する形状の溝が形成され、中心軸方向に垂直な断面内において先端部の内周面の曲線を溝まで伸ばした仮想曲線と先端部を周方向に二等分する二等分線との第1の交点から、基部及び先端部の境界と二等分線との第2の交点までの動径方向の幅を、第1の幅とし、第1の交点から、溝の底面と二等分線との第3の交点までの動径方向の幅を、第2の幅としたとき、第2の幅は、第1の幅よりも狭いことを特徴とする。
本発明に係る固定子コア片は、磁極数及びスロット数の組合せに起因して生じるコギングトルクと、磁石の磁力のばらつきに起因して生じるコギングトルクとの双方を低減できるという効果を奏する。
実施の形態1に係る固定子コアを備えた回転電機の中心軸の軸線方向と直交する方向の断面図 図1に示す固定子コア片の斜視図 図1に示す固定子コア片を回転電機の中心軸の軸線方向における固定子コアの端面側から見た図 図1に示す固定子コア片の第1の変形例を示す図 図1に示す固定子コア片の第2の変形例を示す図 図1に示す固定子コア片の第3の変形例を示す図 図1に示す固定子コア片の第4の変形例を示す図 図1に示す固定子コア片の第5の変形例を示す図 図1に示す固定子コア片の第6の変形例を示す図 図1に示す固定子コア片の第7の変形例を示す図 図1に示す固定子コア片の第8の変形例を示す図 実施の形態2に係る固定子コアの斜視図 実施の形態1,2に係る回転子で生じるコギングトルクと溝の幅との関係を示す第1の図 実施の形態1,2に係る回転子で生じるコギングトルクと溝の幅との関係を示す第2の図
以下に、本発明の実施の形態に係る固定子コア片及び回転電機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係る固定子コアを備えた回転電機の中心軸の軸線方向と直交する方向の断面図である。図2は図1に示す固定子コア片の斜視図である。図3は図1に示す固定子コア片を回転電機の中心軸の軸線方向における固定子コアの端面側から見た図である。
図1に示す回転電機100は、固定子1と固定子1の内側に設けられる回転子2とを備える。回転電機100は10極12スロットの電動機である。
回転子2は、回転子コア21と回転子コア21に設けられるシャフト22と複数の永久磁石23とを備える。回転子2は、永久磁石23による磁極24の数が10である。
回転子コア21は、不図示の電磁鋼板母材から環状に打ち抜かれた複数の薄板を、環状の固定子コア11の中心軸AXの軸線方向に積層して構成される。固定子コア11の中心軸AXの軸線方向は、図2中に矢印D1で示される方向であり、回転電機100の中心軸の軸線方向と等しい。複数の薄板は、かしめ、溶接又は接着で相互に固定される。回転子コア21と固定子1との間には隙間が確保されている。複数の永久磁石23は、回転子コア21に埋め込まれたものでもよいし、回転子コア21の外周面に設けられたものでもよい。シャフト22は、回転子コア21の軸心部に、焼嵌め、冷嵌め又は圧入されることにより固定される。
固定子1は、複数の固定子コア片11aを環状に連結して構成される固定子コア11と、回転磁界を発生させるコイルを固定子コア11に巻付けて形成される巻線12とを備える。固定子コア片11aは、不図示の電磁鋼板母材からT字状に打ち抜かれた複数枚の薄板を軸線方向D1に積層して構成される。複数の薄板は、かしめ、溶接又は接着で相互に固定される。固定子コア片11aは、軸線方向D1に対して垂直な断面形状が、当該断面形状の二等分線CP10に対して対称である。二等分線CP10は、先端部11a21を周方向D2に二等分する線である。バックヨーク11a1の周方向中心11a111から中心軸AX方向に伸びる線である。周方向中心11a111は、周方向D2におけるバックヨーク11a1の外周部11a11の幅を二等分する線8上に位置する。
複数の固定子コア片11aのそれぞれは、バックヨーク11a1と、バックヨーク11a1の内周側11a1aに設けられるティース11a2とを備える。ティース11a2は、バックヨーク11a1から中心軸AXに向かって伸びる。ティース11a2は、バックヨーク11a1の周方向中心11a111から中心軸AX方向に伸びる基部11a22と、基部11a22の内周側に設けられる先端部11a21とを備える。符号11a22aで示す線は、基部11a22と先端部11a21との間の境界を表す。複数のティース11a2のそれぞれは、固定子1の周方向D2に離間して放射状に配列される。周方向D2は固定子コア11の周方向に等しい。固定子1には、隣り合うティース11a2の間の領域にスロット11a3が形成されている。
図2及び図3には図1に示す複数の固定子コア片11aの内の1つが示される。ティース11a2は、バックヨーク11a1から中心軸AXに向かって伸びる基部11a22と先端部11a21とを備える。先端部11a21は、径方向D3におけるティース11a2の固定子コア中心側に形成される。基部11a22と先端部11a21との間には付け根部11a23が形成される。付け根部11a23は、基部11a22と先端部11a21との境界11a22aに位置する。先端部11a21は、周方向D2に伸びる形状である。先端部11a21の内周部4は、図1に示す回転子2と対向する。
先端部11a21の内周部4には溝3が形成されている。溝3は、先端部11a21の周方向D2における中心部に形成される。溝3は、第1の溝31及び第2の溝32により構成され、周方向D2における幅が径方向D3の外側に向かって段階的に狭くなる形状である。
第1の溝31及び第2の溝32のそれぞれは、図1に示す中心軸AXからバックヨーク11a1の外周部11a11に向かって窪む形状である。第1の溝31は、固定子コア11の中心軸AXの軸線方向D1におけるティース11a2の一端面から他端面まで伸びる。第2の溝32は、第1の溝31の周方向D2における中心部に形成されると共に第1の溝31の径方向D3の外側に形成される。第2の溝32は、固定子コア11の中心軸AXの軸線方向D1におけるティース11a2の一端面から他端面まで伸びる。
先端部11a21には角部5が形成される。角部5は、先端部11a21の内周部4と第1の溝31との間に形成される。
図3に示すように、第1の溝31の周方向D2における幅をW1とし、ティース11a2の基部11a22の周方向D2における幅をW2とし、第2の溝32の周方向D2における幅をW3としたとき、幅W1は、幅W2よりも狭くかつ幅W3よりも広い。
径方向D3における第2の溝32の底面32aから角部5までの幅をW4とし、径方向D3における付け根部11a23から第1の交点IP1までの幅をW5としたとき、幅W4は、幅W5よりも狭い。幅W4は、溝3の最大深さに等しい。幅W5は、先端部11a21の内周部4から先端部11a21と基部11a22との境界11a22aまでの先端部11a21の径方向最小厚さに等しい。すなわち溝3の最大深さは先端部11a21の径方向最小厚さよりも浅い。第1の交点IP1は、二等分線CP10と仮想曲線11a4との交点である。仮想曲線11a4は、中心軸AX方向に垂直な断面内において先端部11a21の内周面の曲線を溝3まで伸ばした線である。
第1の交点IP1から、境界11a22aと二等分線CP10との第2の交点IP2までの動径方向の幅を、第1の幅(W5)とし、第1の交点IP1から第3の交点IP3までの動径方向の幅を、第2の幅(W4)としたとき、第2の幅は、第1の幅よりも狭い。第3の交点IP3は、溝3の底面32aと二等分線CP10との交点である。
実施の形態1に係る固定子コア11によれば、溝3の周方向D2における幅を径方向D3の外側に向かって段階的に狭くすることにより、磁極数及びスロット数の組合せに起因して生じるコギングトルクと、永久磁石23の磁力のばらつきに起因して生じるコギングトルクとの両方を低減することができる。磁極数及びスロット数の組合せに起因して生じるコギングトルクは、第1の溝31の幅W1を調節することにより低減され、永久磁石23の磁力のばらつきに起因して生じるコギングトルクは、第2の溝32の幅W3を調節することにより低減される。
具体的には、10極12スロットの回転電機の場合、磁極数及びスロット数の組合せに起因して生じるコギングトルクは、図1に示す回転子2が1回転する際、60次及び120次といった次数で発生する。60次は10及び12の最小公倍数である。また10極12スロットの回転電機の場合、永久磁石23の磁力のばらつきに起因して生じるコギングトルクは、図1に示す回転子2が1回転する際、12次及び24次といった次数で発生する。12次及び24次はスロット数の整数倍である。
実施の形態1に係る固定子コア11によれば、第1の溝31の幅W1を調節することで、60次及び120次といった次数で発生するコギングトルクが低減され、第2の溝32の幅W3を調節することで12次のコギングトルクが低減される。また実施の形態1に係る固定子コア11では、第2の溝32を設けることにより、24次のパーミアンスが増加して24次のコギングトルクは増加するが、溝3の周方向D2における幅を径方向D3に向かって段階的に変化させることにより、パーミアンスの変化がなだらかになるため、24次のコギングトルクが減少する。
また図1に示す固定子コア11では、径方向D3における第2の溝32の底面32aから角部5までの幅W4を、径方向D3における付け根部11a23から第1の交点IP1までの幅W5よりも狭くすることにより、ギャップ磁束密度の低下によるトルクの低下を防止できる。また図1に示す固定子コア11では、第1の溝31の底面に第2の溝32が形成されているため、先端部11a21の内周部4に第1の溝31及び第2の溝32が個別に形成されている場合に比べて、金型による打ち抜きが容易になる。また図1に示す固定子コア11には、W1>W3の関係が成り立つ形状の溝3が形成されているため、ギャップ磁束密度の低下が抑制され、トルクの低下が抑制される。
また固定子コア片11aの溝3は、W1>W3×2の関係が成り立つ形状に形成したものでもよい。このように構成することにより、W1>W3の関係が成り立つ形状の溝3が形成されている場合に比べて、ギャップ磁束密度の低下がより一層抑制され、トルクの低下がより一層抑制される。
図4は図1に示す固定子コア片の第1の変形例を示す図である。図4に示す固定子コア片11Aのティース11a2には、図3に示す溝3の代わりに溝3Aが形成されている。溝3Aは、先端部11a21の内周部4において、先端部11a21の周方向D2における中心部に形成される。溝3Aは、第1の溝31、第2の溝32及び第3の溝33により構成される。溝3Aは、周方向D2における幅が径方向D3の外側に向かって段階的に狭くなる形状であり、周方向D2における幅が3段階に変化する。
第3の溝33は、第2の溝32の周方向D2における中心部に形成される。第3の溝33は、図1に示す固定子コア11の中心軸AXの軸線方向D1におけるティース11a2の一端面から他端面まで伸びる。
第2の溝32の周方向D2における幅をW3とし、第3の溝33の周方向D2における幅をW6としたとき、幅W6は、幅W3よりも狭い。また径方向D3における第3の溝33の底面33aから角部5までの幅をW4とし、径方向D3における付け根部11a23から第1の交点IP1までの幅をW5としたとき、幅W4は、幅W5よりも狭い。幅W4は、溝3Aの最大深さに等しい。幅W5は、先端部11a21の内周部4から先端部11a21と基部11a22との境界11a22aまでの先端部11a21の径方向最小厚さに等しい。すなわち溝3Aの最大深さは先端部11a21の径方向最小厚さよりも浅い。
第1の交点IP1から、境界11a22aと二等分線CP10との第2の交点IP2までの動径方向の幅を、第1の幅(W5)とし、第1の交点IP1から第3の交点IP3までの動径方向の幅を、第2の幅(W4)としたとき、第2の幅は、第1の幅よりも狭い。第3の交点IP3は、溝3Aの底面33aと二等分線CP10との交点である。
図4に示す固定子コア片11Aを用いた固定子コア11によれば、永久磁石23の磁力のばらつきに起因して、12次、24次及び60次といったスロット数の整数倍の次数で発生するコギングトルクが低減されると共に、スロット数の整数倍以外の次数で発生するコギングトルクも低減される。
図5は図1に示す固定子コア片の第2の変形例を示す図である。図5に示す固定子コア片11Bのティース11a2には、図3に示す溝3の代わりに溝3Bが形成されている。溝3Bは、先端部11a21の内周部4において、先端部11a21の周方向D2における中心部に形成される。溝3Bは、周方向D2における幅が径方向D3の外側に向かって段階的に広くなる形状である。言い換えると溝3Bは、周方向D2における幅が径方向D3の内側に向かって段階的に狭くなる形状である。
溝3Bのバックヨーク11a1側の周方向D2における幅をW1とし、ティース11a2の基部11a22の周方向D2における幅をW2とし、溝3Bのバックヨーク11a1とは反対側の周方向D2における幅をW3としたとき、幅W1は、幅W2よりも狭くかつ幅W3よりも広い。
先端部11a21には角部5が形成される。角部5は、先端部11a21の内周部4と溝3Bとの間に形成される。径方向D3における溝3Bの底面3B1から角部5までの幅をW4とし、径方向D3における付け根部11a23から第1の交点IP1までの幅をW5としたとき、幅W4は、幅W5よりも狭い。幅W4は、溝3Bの最大深さに等しい。幅W5は、先端部11a21の内周部4から先端部11a21と基部11a22との境界11a22aまでの先端部11a21の径方向最小厚さに等しい。すなわち溝3Bの最大深さは先端部11a21の径方向最小厚さよりも浅い。
第1の交点IP1から、境界11a22aと二等分線CP10との第2の交点IP2までの動径方向の幅を、第1の幅(W5)とし、第1の交点IP1から第3の交点IP3までの動径方向の幅を、第2の幅(W4)としたとき、第2の幅は、第1の幅よりも狭い。第3の交点IP3は、溝3Bの底面3B1と二等分線CP10との交点である。
図5に示す固定子コア片11Bを用いた固定子コア11によれば、永久磁石23の磁力のばらつきに起因して、12次、24次及び60次といったスロット数の整数倍の次数で発生するコギングトルクが低減されると共に、スロット数の整数倍以外の次数で発生するコギングトルクも低減される。また固定子コア片11Bを用いた固定子コア11によれば、幅W1が幅W3よりも広いため、スロット間の漏れ磁束が低減され、高負荷時のトルクの低下が抑制される。具体的に説明すると、高負荷時の回転電機100では、先端部11a21を通って隣接するティース11a2に流れる漏れ磁束が大きくなる。そのためスロット開口幅が大きい回転電機100ではトルクの低下が大きくなる。幅W1が幅W3よりも広い場合、先端部11a21を通って隣接するティース11a2に流れる漏れ磁束がスロット上段部分で抑制されるため、漏れ磁束が小さくなり、トルクの低下が小さくなる。スロット上段部分とは、図2に示すスロット11a3の内、先端部11a21よりも付け根部11a23側の領域に相当する部分である。
図6は図1に示す固定子コア片の第3の変形例を示す図である。図6に示す固定子コア片11Cのティース11a2には、図3に示す溝3の代わりに溝群3Cが形成されている。溝群3Cは、先端部11a21の内周部4において、先端部11a21の周方向D2における中心部に形成される。溝群3Cは、先端部11a21の内周部4に形成される2つの第1の溝31と、先端部11a21の内周部4に形成される第2の溝32とにより構成される。
第2の溝32は2つの第1の溝31の間に設けられ、2つの第1の溝31と第2の溝32とは、周方向D2において、第1の溝31、第2の溝32及び第1の溝31の順で配列される。第1の溝31と第2の溝32とは、周方向D2において互いに離間して配列される。第1の溝31と第2の溝32との間には突起41が形成される。
先端部11a21の内周部4と第1の溝31との間には、角部51が形成される。先端部11a21の内周部4と第2の溝32との間には、角部52が形成される。
径方向D3における第1の溝31の底面31aから角部51までの幅をW41とし、径方向D3における第2の溝32の底面32aから角部52までの幅をW42とし、径方向D3における付け根部11a23から第1の交点IP1までの幅をW5としたとき、幅W42は、幅W5よりも狭くかつ幅W41よりも広い。幅W42は、第2の溝32の最大深さに等しい。幅W5は、先端部11a21の内周部4から先端部11a21と基部11a22との境界11a22aまでの先端部11a21の径方向最小厚さに等しい。すなわち第2の溝32の最大深さは先端部11a21の径方向最小厚さよりも浅い。
第1の交点IP1から、境界11a22aと二等分線CP10との第2の交点IP2までの動径方向の幅を、第1の幅(W5)とし、第1の交点IP1から第3の交点IP3までの動径方向の幅を、第2の幅(W4)としたとき、第2の幅は、第1の幅よりも狭い。第3の交点IP3は、第2の溝32の底面32aと二等分線CP10との交点である。
周方向D2における一方の角部51から他方の角部51までの幅をW1とし、第1の溝31の周方向D2における幅をW11とし、ティース11a2の基部11a22の周方向D2における幅をW2とし、第2の溝32の周方向D2における幅をW3としたとき、幅W1は、幅W2よりも狭く、幅W11は、幅W2よりも狭くかつ幅W3よりも広い。
溝群3Cは、図3に示す溝3と同様に、周方向D2における幅が径方向D3の外側に向かって段階的に狭くなる形状である。図6に示す固定子コア片11Cを用いた固定子コア11によれば、第1の溝31の幅W11を調節することで、磁極数及びスロット数の組合せに起因して生じるコギングトルクが低減され、第2の溝32の幅W3を調節することで、永久磁石23の磁力のばらつきに起因して生じるコギングトルクが低減される。また第1の溝31及び第2の溝32の形状が円形及び長方形といった単純な形状ではなく、星形及びV字形状といった複雑な形状である場合、電磁鋼板母材を打ち抜く金型の形状が複雑になり、金型の製作が困難になると共に電磁鋼板母材打ち抜きが困難になる場合がある。図6に示す固定子コア片11Cを用いた固定子コア11によれば、溝群3Cを構成する第1の溝31及び第2の溝32の形状を単純な長方形にできるため、金型の製作が容易であり、また固定子コア11の製作が容易である。
図3から図6では、周方向D2における幅が径方向D3の外側又は内側に向かって段階的に狭くなる形状の溝部が形成されている例を説明した。以下では、周方向D2における幅が径方向D3の外側に向かって段階的に狭くなる形状の貫通孔が形成されている例を説明する。
図7は図1に示す固定子コア片の第4の変形例を示す図である。図7に示す固定子コア片11Dのティース11a2には、図3に示す溝3の代わりに貫通孔6が形成されている。貫通孔6は、先端部11a21の周方向D2における中心部に形成される。貫通孔6は、図1に示す軸線方向D1におけるティース11a2の一端面及び他端面を貫通する。
貫通孔6は、周方向D2における幅W1が基部11a22の幅W2よりも狭い第1の領域6aと、周方向D2における幅W3が幅W1よりも狭い第2の領域6bとにより構成される。第2の領域6bは、第1の領域6aと連通して、第1の領域6aの周方向D2における中心部に形成される。第2の領域6bは、第1の領域6aよりも基部11a22側に形成される。
径方向D3における第2の領域6bの端面6dから、径方向D3における第1の領域6aのティース11a2とは反対側の端面6cまでの幅をW4とし、径方向D3における付け根部11a23から第1の交点IP1までの幅をW5としたとき、幅W4は幅W5よりも狭い。幅W4は、先端部11a21の内周部4から径方向の外側に向かう貫通孔6の最大深さに等しい。幅W5は、先端部11a21の内周部4から先端部11a21と基部11a22との境界11a22aまでの先端部11a21の径方向最小厚さに等しい。すなわち貫通孔6の最大深さは先端部11a21の径方向最小厚さよりも浅い。第1の交点IP1は、二等分線CP10と、先端部11a21の内周面との交点である。
第1の交点IP1から、境界11a22aと二等分線CP10との第2の交点IP2までの動径方向の幅を、第1の幅(W5)とし、第1の交点IP1から第3の交点IP3までの動径方向の幅を、第2の幅(W4)としたとき、第2の幅は、第1の幅よりも狭い。第3の交点IP3は、貫通孔6の径方向外側の端面と二等分線CP10との交点である。
このように貫通孔6は、周方向D2における幅が径方向D3の外側に向かって段階的に狭くなる形状である。図7に示す固定子コア片11Dを用いた固定子コア11によれば、磁極数及びスロット数の組合せに起因して生じるコギングトルクは、第1の領域6aの幅W1を調節することにより低減され、永久磁石23の磁力のばらつきに起因して生じるコギングトルクは、第2の領域6bの幅W3を調節することにより低減される。また図7に示す固定子コア片11Dを用いた固定子コア11によれば、1つのティース11a2に複数の貫通孔を設けることなく、1つの貫通孔6のみ形成すればよいため、金型による打ち抜きが容易になる。また図7に示す固定子コア片11Dを用いた固定子コア11では、図3から図6に示される溝3,3A,3B及び溝群3Cが設けられていないため、溝3,3A,3B及び溝群3Cが設けられている場合に比べて、貫通孔6の製造ばらつきに起因する固定子内径の真円度が低下することがなく、固定子コア11の真円度が向上するという効果を奏する。
図8は図1に示す固定子コア片の第5の変形例を示す図である。図8に示す固定子コア片11Eのティース11a2には、図3に示す溝3の代わりに、貫通孔群6Aが形成されている。貫通孔群6Aは、先端部11a21の周方向D2における中心部に形成される。貫通孔群6Aは、2つの第1の貫通孔61と第2の貫通孔62とにより構成される。第2の貫通孔62は2つの第1の貫通孔61の間に設けられ、2つの第1の貫通孔61と第2の貫通孔62とは、周方向D2において、第1の貫通孔61、第2の貫通孔62及び第1の貫通孔61の順で配列される。第1の貫通孔61と第2の貫通孔62とは、周方向D2において互いに離間して配列される。
図8では、径方向D3における第1の貫通孔61のバックヨーク11a1とは反対側の端面の位置は、第2の貫通孔62に最も近い部分が、径方向D3における第2の貫通孔62のバックヨーク11a1とは反対側の端面の位置と同じである。
径方向D3における第1の貫通孔61のバックヨーク11a1側の端面から、径方向D3における第1の貫通孔61のバックヨーク11a1とは反対側の端面までの幅をW41とし、径方向D3における第2の貫通孔62のバックヨーク11a1側の端面から、径方向D3における第2の貫通孔62のバックヨーク11a1とは反対側の端面までの幅をW42とし、径方向D3における付け根部11a23から第1の交点IP1までの幅をW5としたとき、幅W42は幅W5よりも狭くかつ幅W41よりも広い。幅W42は、先端部11a21の内周部4から径方向の外側に向かう第2の貫通孔62の最大深さに等しい。幅W5は、先端部11a21の内周部4から先端部11a21と基部11a22との境界11a22aまでの先端部11a21の径方向最小厚さに等しい。すなわち第2の貫通孔62の最大深さは先端部11a21の径方向最小厚さよりも浅い。第1の交点IP1は、二等分線CP10と、先端部11a21の内周面との交点である。
第1の交点IP1から、境界11a22aと二等分線CP10との第2の交点IP2までの動径方向の幅を、第1の幅(W5)とし、第1の交点IP1から第3の交点IP3までの動径方向の幅を、第2の幅(W4)としたとき、第2の幅は、第1の幅よりも狭い。第3の交点IP3は、第2の貫通孔62の径方向外側の端面と二等分線CP10との交点である。
周方向D2における一方の第1の貫通孔61の一端面から、周方向D2における他方の第1の貫通孔61の他端面までの幅をW1とし、第1の貫通孔61の周方向D2における幅をW11とし、ティース11a2の基部11a22の周方向D2における幅をW2とし、第2の貫通孔62の周方向D2における幅をW3としたとき、幅W1は、幅W2よりも狭く、幅W11は、幅W2よりも狭くかつ幅W3よりも広い。
このように貫通孔群6Aは、周方向D2における幅が径方向D3の外側に向かって段階的に狭くなる形状である。図8に示す固定子コア片11Eを用いた固定子コア11によれば、磁極数及びスロット数の組合せに起因して生じるコギングトルクは、第1の貫通孔61の幅W11を調節することにより低減され、永久磁石23の磁力のばらつきに起因して生じるコギングトルクは、第2の貫通孔62の幅W3を調節することにより低減される。
また固定子コア片11Eを用いた固定子コア11によれば、図6に示す第1の溝31及び第2の溝32と同様に、貫通孔群6Aを構成する第1の貫通孔61及び第2の貫通孔62の形状を単純な長方形にできるため、金型の製作が容易であり、また固定子コア11の製作が容易である。また図8に示す固定子コア片11Eを用いた固定子コア11では、図3から図6に示される溝3,3A,3B及び溝群3Cが設けられていないため、溝3,3A,3B及び溝群3Cが設けられている場合に比べて、貫通孔群6Aの製造ばらつきに起因する固定子内径の真円度が低下することがなく、固定子コア11の真円度が向上するという効果を奏する。
図9は図1に示す固定子コア片の第6の変形例を示す図である。図9に示す固定子コア片11Fのティース11a2には、図3に示す溝3の代わりに貫通孔群6Bが形成されている。貫通孔群6Bは、先端部11a21の周方向D2における中心部に形成される。貫通孔群6Bは、径方向D3に配列される第1の貫通孔61及び第2の貫通孔62により構成される。第1の貫通孔61と第2の貫通孔62とは、径方向D3において互いに離間して配列される。第1の貫通孔61は、先端部11a21の内周部4寄りに設けられ、第2の貫通孔62は、第1の貫通孔61のバックヨーク11a1側に設けられると共に、第1の貫通孔61の周方向D2における中心部に設けられている。
径方向D3における第2の貫通孔62のバックヨーク11a1側の端面から、径方向D3における第1の貫通孔61のバックヨーク11a1とは反対側の端面までの幅をW4とし、径方向D3における付け根部11a23から第1の交点IP1までの幅をW5としたとき、幅W4は、幅W5よりも狭い。幅W4は、第1の貫通孔61の径方向の内側から第2の貫通孔62の径方向の外側までの最大幅に等しい。幅W5は、先端部11a21の内周部4から先端部11a21と基部11a22との境界11a22aまでの先端部11a21の径方向最小厚さに等しい。すなわち第1の貫通孔61の径方向の内側から第2の貫通孔62の径方向の外側までの最大幅は、先端部11a21の径方向最小厚さよりも狭い。第1の交点IP1は、二等分線CP10と、先端部11a21の内周面との交点である。
第1の交点IP1から、境界11a22aと二等分線CP10との第2の交点IP2までの動径方向の幅を、第1の幅(W5)とし、第1の交点IP1から第3の交点IP3までの動径方向の幅を、第2の幅(W4)としたとき、第2の幅は、第1の幅よりも狭い。第3の交点IP3は、第2の貫通孔62の径方向外側の端面と二等分線CP10との交点である。
第1の貫通孔61の周方向D2における幅をW1とし、ティース11a2の基部11a22の周方向D2における幅をW2とし、第2の貫通孔62の周方向D2における幅をW3としたとき、幅W1は、幅W2よりも狭くかつ幅W3よりも広い。
このように貫通孔群6Bは、周方向D2における幅が径方向D3の外側に向かって段階的に狭くなる形状である。図9に示す固定子コア片11Fを用いた固定子コア11によれば、磁極数及びスロット数の組合せに起因して生じるコギングトルクは、第1の貫通孔61の幅W1を調節することにより低減され、永久磁石23の磁力のばらつきに起因して生じるコギングトルクは、第2の貫通孔62の幅W3を調節することにより低減される。また固定子コア片11Fを用いた固定子コア11によれば、図6に示す第1の溝31及び第2の溝32と同様に、貫通孔群6Bを構成する第1の貫通孔61及び第2の貫通孔62の形状を単純な長方形にできるため、金型の製作が容易であり、また固定子コア11の製作が容易である。また図8に示される固定子コア片11Eではティース11a2に設けられる貫通孔が3つであるのに対して、図9に示される固定子コア片11Fではティース11a2に設けられる貫通孔が2つであるため、貫通孔の数を低減できる。従って、図9に示される固定子コア片11Fを用いた固定子コア11は固定子コア11の製作が容易である。
図10は図1に示す固定子コア片の第7の変形例を示す図である。図10に示す固定子コア片11Gのティース11a2には、図3に示す溝3の代わりに、溝3D及び貫通孔6Cが形成されている。溝3Dは、先端部11a21の内周部4において、先端部11a21の周方向D2における中心部に形成される。貫通孔6Cは、先端部11a21の周方向D2における中心部に形成される。貫通孔6Cは、径方向D3における溝3Dのバックヨーク11a1側に形成される。
先端部11a21には角部5が形成される。角部5は、先端部11a21の内周部4と溝3Dとの間に形成される。
径方向D3における貫通孔6Cのバックヨーク11a1側の端面から角部5までの幅をW4とし、径方向D3における付け根部11a23から第1の交点IP1までの幅をW5としたとき、幅W4は、幅W5よりも狭い。幅W4は、先端部11a21の内周面と溝3Dとの間の角部5から貫通孔6Cの径方向の外側までの最大幅に等しい。幅W5は、先端部11a21の内周部4から先端部11a21と基部11a22との境界11a22aまでの先端部11a21の径方向最小厚さに等しい。第1の交点IP1は、二等分線CP10と仮想曲線11a4との交点である。
第1の交点IP1から、境界11a22aと二等分線CP10との第2の交点IP2までの動径方向の幅を、第1の幅(W5)とし、第1の交点IP1から第3の交点IP3までの動径方向の幅を、第2の幅(W4)としたとき、第2の幅は、第1の幅よりも狭い。第3の交点IP3は、貫通孔6Cの径方向外側の端面と二等分線CP10との交点である。
溝3Dの周方向D2における幅をW1とし、ティース11a2の基部11a22の周方向D2における幅をW2とし、貫通孔6Cの周方向D2における幅をW3としたとき、幅W1は、幅W2よりも狭くかつ幅W3よりも広い。
図10に示す固定子コア片11Gを用いた固定子コア11によれば、溝3Dの幅W1を調節することで、磁極数及びスロット数の組合せに起因して生じるコギングトルクが低減され、貫通孔6Cの幅W3を調節することで、永久磁石23の磁力のばらつきに起因して生じるコギングトルクが低減される。また固定子コア片11Gを用いた固定子コア11によれば、図6に示す第1の溝31及び第2の溝32と同様に、貫通孔6C及び溝3Dの形状を単純な長方形にできるため、金型の製作が容易であり、また固定子コア11の製作が容易である。また固定子コア片11Gを用いた固定子コア11によれば、貫通孔6Cの幅W3よりも溝3Dの幅W1を大きくすることで、ギャップ磁束密度の低下が抑制され、トルクの低下を最小限に抑えることができる。
なお図10では、溝3Dの幅W1が貫通孔6Cの幅W3よりも広い場合の例を説明したが、溝3Dの幅W1は貫通孔6Cの幅W3よりも狭くした場合でも、同様の効果が得られる。
図11は図1に示す固定子コア片の第8の変形例を示す図である。図11に示す固定子コア片11Hのティース11a2には、図3に示す溝3の代わりに、2つの溝3E及び貫通孔6Dが形成されている。2つの溝3E及び貫通孔6Dは、先端部11a21の内周部4において、先端部11a21の周方向D2における中心部に形成される。貫通孔6Dは、2つの溝3Eの間に設けられ、2つの溝3Eと貫通孔6Dとは、周方向D2において、溝3E、貫通孔6D及び溝3Eの順で配列される。
先端部11a21の内周部4と溝3Eとの間には角部5が形成される。径方向D3における貫通孔6Dのバックヨーク11a1側の端面から角部5までの幅をW41とし、径方向D3における溝3Eの底面3E1から角部5までの幅をW42とし、径方向D3における付け根部11a23から第1の交点IP1までの幅をW5としたとき、幅W41は、幅W5よりも狭くかつ幅W42よりも広い。また幅W42は、径方向D3における貫通孔6Dの幅よりも狭い。幅W4は、先端部11a21の内周面と溝3Eとの間の角部5から貫通孔6Dの径方向の外側までの最大幅に等しい。幅W5は、先端部11a21の内周部4から先端部11a21と基部11a22との境界11a22aまでの先端部11a21の径方向最小厚さに等しい。第1の交点IP1は、二等分線CP10と、先端部11a21の内周面との交点である。
第1の交点IP1から、境界11a22aと二等分線CP10との第2の交点IP2までの動径方向の幅を、第1の幅(W5)とし、第1の交点IP1から第3の交点IP3までの動径方向の幅を、第2の幅(W4)としたとき、第2の幅は、第1の幅よりも狭い。第3の交点IP3は、貫通孔6Dの径方向外側の端面と二等分線CP10との交点である。
周方向D2における一方の溝3Eの一端面から、周方向D2における他方の溝3Eの他端面までの幅をW1とし、溝3Eの周方向D2における幅をW11とし、ティース11a2の基部11a22の周方向D2における幅をW2とし、貫通孔6Dの周方向D2における幅をW3としたとき、幅W1は、幅W2よりも狭く、幅W3は、幅W1より狭くかつ幅W11と等しい。
図11に示す固定子コア片11Hを用いた固定子コア11によれば、2つの溝3Eを含む幅W1を調節することで、磁極数及びスロット数の組合せに起因して生じるコギングトルクが低減され、貫通孔6Dの幅W3を調節することで、永久磁石23の磁力のばらつきに起因して生じるコギングトルクが低減される。また固定子コア片11Hを用いた固定子コア11によれば、図6に示す第1の溝31及び第2の溝32と同様に、貫通孔6D及び溝3Eの形状を単純な長方形にできるため、金型の製作が容易であり、また固定子コア11の製作が容易である。また固定子コア片11Hを用いた固定子コア11によれば、複数の溝3Eを設けることで、磁極数及びスロット数の組合せに起因して生じるコギングトルクがより一層低減される。
実施の形態2.
図12は実施の形態2に係る固定子コアの斜視図である。固定子コア1Aは、図1に示す複数の固定子コア片11aに代えて、複数の固定子コア片11Jにより構成される。固定子コア片11Jのティース11a2の先端部11a21には、図3に示す溝3が複数箇所に形成されている。複数の溝3のそれぞれは、軸線方向D1において互いに離間して配列される。固定子コア片11Jは、溝3が形成された複数の薄板により構成される第1の鋼板群7aと、当該溝が形成されていない複数の薄板により構成される第2の鋼板群7bとが軸線方向D1に交互に積層されたものである。
固定子コア1Aでは、第1の鋼板群7aで生じるコギングトルクと第2の鋼板群7bで生じるコギングトルクとのそれぞれの位相が反転するように、図3に示す第1の溝31及び第2の溝32のそれぞれの周方向D2における幅が調節される。磁極数及びスロット数の組合せに起因して生じるコギングトルクの位相及び振幅は、第1の溝31の幅W1により調節され、永久磁石23の磁力のばらつきに起因して生じるコギングトルクの位相及び振幅は、第2の溝32の幅W3により調節される。
なお第1の鋼板群7a及び第2の鋼板群7bの軸線方向D1における積厚を調節することにより、各ティースにおいて位相が反転したコギングトルクの振幅が調節され、各ティースで発生するコギングトルクを足し合わせることで固定子全体のコギングトルクが低減される。また先端部11a21に溝3が部分的に形成されることにより、先端部11a21の軸線方向D1における一端から他端まで全体に渡って溝3が形成されている場合に比べて、ギャップ磁束密度の低下が抑制され、トルクが向上するという効果を奏する。
なお実施の形態2では、軸線方向D1における先端部11a21の一端から他端までに3つの溝3が形成されているが、溝3の数は2つ以上であれば図示例に限定されるものではない。
また実施の形態2では、溝3が形成されている例を説明したが、溝3に代えて、図4から図6に示される溝、又は図7から図9に示される貫通孔を、軸線方向D1における先端部11a21の一端から他端までに2つ以上形成した場合でも同様の効果が得られる。
また実施の形態2では溝3が形成されている例を説明したが、溝3に代えて、図10又は図11に示される溝及び貫通孔の組を、軸線方向D1における先端部11a21の一端から他端までに2つ以上形成した場合でも同様の効果が得られる。
なお実施の形態1,2では、回転電機の固定子コアに設けられたティースに溝又は貫通孔を形成した例を説明したが、実施の形態1,2で説明した溝又は貫通孔は、リニアモータの固定子に適用しても同様の効果が得られる。
また実施の形態1,2では、溝又は貫通孔がティース先端部の周方向D2における中心部に形成されているが、溝又は貫通孔はティース先端部の周方向D2における端部寄りの位置に形成されている場合でも、溝又は貫通孔の周方向D2における幅が径方向D3の外側又は内側に向かって段階的に狭くなる形状であれば、同様の効果が得られる。
また実施の形態1,2では、溝又は貫通孔をティース先端部の周方向D2における中心部に対して周方向D2に対称に形成されているが、溝又は貫通孔の周方向D2における幅が径方向D3の外側又は内側に向かって段階的に狭くなる形状であれば、非対称であっても同様の効果が得られる。
また実施の形態1,2では、複数の固定子コア片を環状に連結して構成される固定子コアを説明したが、複数の固定子コア片で構成された固定子コアの代わりに、環状に打ち抜かれた固定子コア片を積層して構成される固定子鉄心と、固定子鉄心の一部がつながっているジョイントラップ鉄心と、固定子鉄心が部分的に重なっているジョイントラップ鉄心と、コアバック及びティースが分離する固定子内外分割鉄心との何れでも、溝又は貫通孔の周方向D2における幅が径方向D3の外側又は内側に向かって段階的に狭くなる形状の溝又は貫通孔を形成することにより、同様の効果が得られる。
図13は実施の形態1,2に係る回転子で生じるコギングトルクと溝の幅との関係を示す第1の図である。図13の縦軸は、磁石の磁力のばらつきに起因して生じるコギングトルクT1を表し、図13の横軸は、基準値を1として図3などに示す第2の溝32の幅W3を比率で表したものである。図14は実施の形態1,2に係る回転子で生じるコギングトルクと溝の幅との関係を示す第2の図である。図14の縦軸は、磁極数及びスロット数の組合せに起因して生じるコギングトルクT2を表し、図14の横軸は、基準値を1として図3などに示す第1の溝31の幅W1を比率で表したものである。
第2の溝32の幅W3を変化させることにより、ギャップのパーミアンス分布が変化し、パーミアンスが原因で生じるコギングトルクの振幅と位相が変化する。第2の溝32の幅W3が0.4[p.u]よりも小さい領域でのコギングトルクの傾きと、第2の溝32の幅W3が0.4[p.u]よりも大きい領域でのコギングトルクの傾きとが異なることが分かる。また、第1の溝31の幅W1が0.4[p.u]よりも小さい領域でのコギングトルクの傾きと、第1の溝31の幅W1が0.7[p.u]よりも大きい領域でのコギングトルクの傾きとが異なることが分かる。また第1の溝31の幅W1が0.4[p.u]から0.7[p.u]までのコギングトルクの傾きが変化することが分かる。本実施の形態に係る固定子コアでは、このようなコギングトルクと溝幅との関係が考慮され、溝又は貫通孔の幅が設定されている。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 固定子、2 回転子、3,3A,3B,3D,3E 溝、3B1,3E1,31a,32a,33a 底面、3C 溝群、4 内周部、5,51,52 角部、6,6C,6D 貫通孔、6A,6B 貫通孔群、6a 第1の領域、6b 第2の領域、6c,6d 端面、7a 第1の鋼板群、7b 第2の鋼板群、8 線、11 固定子コア、11a,11A,11B,11C,11D,11E,11F,11G,11H,11J 固定子コア片、11a1 バックヨーク、11a1a 内周側、11a22a 境界、11a11 外周部、11a111 周方向中心、11a2 ティース、11a21 先端部、11a22 基部、11a23 付け根部、11a3 スロット、11a4 仮想曲線、12 巻線、21 回転子コア、22 シャフト、23 永久磁石、24 磁極、31 第1の溝、32 第2の溝、33 第3の溝、41 突起、61 第1の貫通孔、62 第2の貫通孔、100 回転電機、IP1 第1の交点、IP2 第2の交点、IP3 第3の交点。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の固定子コア片は、環状の固定子コアを構成する複数の固定子コア片であって、固定子コア片は、バックヨークと、バックヨークの内周側に設けられるティースと、で構成され、ティースは、バックヨークの周方向中心から中心軸方向に伸びる基部と、基部の内周側に設けられる先端部と、を備え、先端部の内周部には、周方向における幅が固定子コアの径方向の外側に向かって段階的に変化する形状の溝が形成され、溝の幅は非連続的に変化し、中心軸方向に垂直な断面内において先端部の内周面の曲線を溝まで伸ばした仮想曲線と先端部を周方向に二等分する二等分線との第1の交点から、基部及び先端部の境界と二等分線との第2の交点までの動径方向の幅を、第1の幅とし、第1の交点から、溝の底面と二等分線との第3の交点までの動径方向の幅を、第2の幅としたとき、第2の幅は、第1の幅よりも狭いことを特徴とする。

Claims (17)

  1. 環状の固定子コアを構成する複数の固定子コア片であって、
    前記固定子コア片は、バックヨークと、前記バックヨークの内周側に設けられるティースと、で構成され、
    前記ティースは、前記バックヨークの周方向中心から中心軸方向に伸びる基部と、前記基部の内周側に設けられる先端部と、を備え、
    前記先端部の内周部には、周方向における幅が前記固定子コアの径方向の外側に向かって段階的に変化する形状の溝が形成され、
    前記中心軸方向に垂直な断面内において前記先端部の内周面の曲線を前記溝まで伸ばした仮想曲線と前記先端部を周方向に二等分する二等分線との第1の交点から、前記基部及び前記先端部の境界と前記二等分線との第2の交点までの動径方向の幅を、第1の幅とし、
    前記第1の交点から、前記溝の底面と前記二等分線との第3の交点までの動径方向の幅を、第2の幅としたとき、
    前記第2の幅は、前記第1の幅よりも狭いことを特徴とする固定子コア片。
  2. 前記周方向における幅が前記径方向の外側に向かって段階的に狭くなる形状の前記溝は、第1の溝と、前記第1の溝の前記周方向における中心部に形成されると共に前記第1の溝の前記径方向の外側に形成される第2の溝とにより構成され、
    前記第1の溝の前記周方向における幅は、前記第2の溝の前記周方向における幅よりも広いことを特徴とする請求項1に記載の固定子コア片。
  3. 前記第1の溝の前記周方向における幅は、前記第2の溝の前記周方向における幅の2倍よりも広いことを特徴とする請求項2に記載の固定子コア片。
  4. 環状の固定子コアを構成する複数の固定子コア片であって、
    前記固定子コア片は、バックヨークと、前記バックヨークの内周側に設けられるティースと、で構成され、
    前記ティースは、前記バックヨークの周方向中心から中心軸方向に伸びる基部と、前記基部の内周側に設けられる先端部と、を備え、
    前記先端部の内周部には、周方向に離間して配列される複数の第1の溝と、複数の前記第1の溝のそれぞれの間に設けられる第2の溝とが形成され、
    前記固定子コアの径方向における前記第2の溝の幅は、前記径方向における前記第1の溝の幅よりも広く、
    前記中心軸方向に垂直な断面内において前記先端部の内周面の曲線を前記第2の溝まで伸ばした仮想曲線と前記先端部を周方向に二等分する二等分線との第1の交点から、前記基部及び前記先端部の境界と前記二等分線との第2の交点までの動径方向の幅を、第1の幅とし、
    前記第1の交点から、前記先端部の内周部から前記径方向の外側に向かう前記第2の溝の底面と前記二等分線との第3の交点までの動径方向の幅を、第2の幅としたとき、
    前記第2の幅は、前記第1の幅よりも狭いことを特徴とする固定子コア片。
  5. 環状の固定子コアを構成する複数の固定子コア片であって、
    前記固定子コア片は、バックヨークと、前記バックヨークの内周側に設けられるティースと、で構成され、
    前記ティースは、前記バックヨークの周方向中心から中心軸方向に伸びる基部と、前記基部の内周側に設けられる先端部と、を備え、
    前記先端部の内周部には、周方向における幅が前記固定子コアの径方向の外側に向かって段階的に変化する形状の貫通孔が形成され、
    前記中心軸方向に垂直な断面内において前記先端部の内周面と前記先端部を周方向に二等分する二等分線との第1の交点から、前記基部及び前記先端部の境界と前記二等分線との第2の交点までの動径方向の幅を、第1の幅とし、
    前記第1の交点から、前記貫通孔の径方向外側の端面と前記二等分線との第3の交点までの動径方向の幅を、第2の幅としたとき、
    前記第2の幅は、前記第1の幅よりも狭いことを特徴とする固定子コア片。
  6. 環状の固定子コアを構成する複数の固定子コア片であって、
    前記固定子コア片は、バックヨークと、前記バックヨークの内周側に設けられるティースと、で構成され、
    前記ティースは、前記バックヨークの周方向中心から中心軸方向に伸びる基部と、前記基部の内周側に設けられる先端部と、を備え、
    前記先端部の内周部には、周方向に離間して配列される複数の第1の貫通孔と、複数の前記第1の貫通孔のそれぞれの間に設けられる第2の貫通孔とが形成され、
    前記固定子コアの径方向における前記第2の貫通孔の幅は、前記第1の貫通孔の前記径方向における幅よりも広く、
    前記中心軸方向に垂直な断面内において前記先端部の内周面と前記先端部を周方向に二等分する二等分線との第1の交点から、前記基部及び前記先端部の境界と前記二等分線との第2の交点までの動径方向の幅を、第1の幅とし、
    前記第1の交点から、前記第2の貫通孔の径方向外側の端面と前記二等分線との第3の交点までの動径方向の幅を、第2の幅としたとき、
    前記第2の幅は、前記第1の幅よりも狭いことを特徴とする固定子コア片。
  7. 環状の固定子コアを構成する複数の固定子コア片であって、
    前記固定子コア片は、バックヨークと、前記バックヨークの内周側に設けられるティースと、で構成され、
    前記ティースは、前記バックヨークの周方向中心から中心軸方向に伸びる基部と、前記基部の内周側に設けられる先端部と、を備え、
    前記先端部の内周部には、第1の貫通孔と、前記第1の貫通孔と前記バックヨークとの間に設けられる第2の貫通孔とが形成され、
    前記第2の貫通孔の周方向における幅は、前記第1の貫通孔の周方向における幅よりも狭く、
    前記中心軸方向に垂直な断面内において前記先端部の内周面と前記先端部を周方向に二等分する二等分線との第1の交点から、前記基部及び前記先端部の境界と前記二等分線との第2の交点までの動径方向の幅を、第1の幅とし、
    前記第1の交点から、前記第2の貫通孔の径方向外側の端面と前記二等分線との第3の交点までの動径方向の幅を、第2の幅としたとき、
    前記第2の幅は、前記第1の幅よりも狭いことを特徴とする固定子コア片。
  8. 環状の固定子コアを構成する複数の固定子コア片であって、
    前記固定子コア片は、バックヨークと、前記バックヨークの内周側に設けられるティースと、で構成され、
    前記ティースは、前記バックヨークの周方向中心から中心軸方向に伸びる基部と、前記基部の内周側に設けられる先端部と、を備え、
    前記先端部の内周部には、溝が形成されると共に、前記溝と離間して前記溝と前記バックヨークとの間に設けられる貫通孔が形成され、
    前記溝の周方向における幅は、前記貫通孔の前記周方向における幅よりも広く、又は前記貫通孔の前記周方向における幅よりも狭く、
    前記中心軸方向に垂直な断面内において前記先端部の内周面の曲線を前記溝まで伸ばした仮想曲線と前記先端部を周方向に二等分する二等分線との第1の交点から、前記基部及び前記先端部の境界と前記二等分線との第2の交点までの動径方向の幅を、第1の幅とし、
    前記第1の交点から、前記貫通孔の径方向外側の端面と前記二等分線との第3の交点までの動径方向の幅を、第2の幅としたとき、
    前記第2の幅は、前記第1の幅よりも狭いことを特徴とする固定子コア片。
  9. 環状の固定子コアを構成する複数の固定子コア片であって、
    前記固定子コア片は、バックヨークと、前記バックヨークの内周側に設けられるティースと、で構成され、
    前記ティースは、前記バックヨークの周方向中心から中心軸方向に伸びる基部と、前記基部の内周側に設けられる先端部と、を備え、
    前記先端部の内周部には、周方向に離間して配列される複数の溝が形成されると共に、複数の前記溝のそれぞれの間に設けられる貫通孔が形成され、
    前記中心軸方向に垂直な断面内において前記先端部の内周面と前記先端部を周方向に二等分する二等分線との第1の交点から、前記基部及び前記先端部の境界と前記二等分線との第2の交点までの動径方向の幅を、第1の幅とし、
    前記第1の交点から、前記貫通孔の径方向外側の端面と前記二等分線との第3の交点までの動径方向の幅を、第2の幅としたとき、
    前記第2の幅は、前記第1の幅よりも狭いことを特徴とする固定子コア片。
  10. 前記先端部には、前記固定子コアの軸線方向における前記先端部の一端から他端までに、前記溝が2以上形成されていることを特徴とする請求項1に記載の固定子コア片。
  11. 前記先端部には、前記固定子コアの軸線方向における前記先端部の一端から他端までに、複数の前記第1の溝と前記第2の溝との組が2以上形成されていることを特徴とする請求項4に記載の固定子コア片。
  12. 前記先端部には、前記固定子コアの軸線方向における前記先端部の一端から他端までに、前記貫通孔が2以上形成されていることを特徴とする請求項5に記載の固定子コア片。
  13. 前記先端部には、前記固定子コアの軸線方向における前記先端部の一端から他端までに、複数の前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔との組が2以上形成されていることを特徴とする請求項6に記載の固定子コア片。
  14. 前記先端部には、前記固定子コアの軸線方向における前記先端部の一端から他端までに、前記第1の貫通孔と前記第2の貫通孔との組が2以上形成されていることを特徴とする請求項7に記載の固定子コア片。
  15. 前記先端部には、前記固定子コアの軸線方向における前記先端部の一端から他端までに、前記溝と前記貫通孔との組が2以上形成されていることを特徴とする請求項8に記載の固定子コア片。
  16. 前記先端部には、前記固定子コアの軸線方向における前記先端部の一端から他端までに、複数の前記溝と前記貫通孔との組が2以上形成されていることを特徴とする請求項9に記載の固定子コア片。
  17. 請求項1から16の何れか一項に記載の複数の固定子コア片を環状に連ねて構成される固定子コアを備えたことを特徴とする回転電機。
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