JPWO2018181273A1 - プローブ、プローブユニット、およびプローブユニットを備える半導体検査装置 - Google Patents

プローブ、プローブユニット、およびプローブユニットを備える半導体検査装置 Download PDF

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Abstract

本発明の一実施形態に係るプローブは、第1のプランジャ、第1のプランジャを嵌合する第1の切り欠きを有する第1の端部、第1の螺旋状の溝を有する第1の螺旋部、および第1の円筒部を有する第1のパイプを備える。

Description

本発明はプローブに関する。例えば、半導体集積回路などの半導体を用いた回路を有する電子部品、あるいは、電子部品を備える電子機器などの検査対象物を検査するためのプローブ、プローブユニット、およびプローブユニットを備える半導体検査装置に関する。
半導体集積回路は、様々な電子部品に用いられている。また、液晶表示装置、EL(Electroluminescence)表示装置などに代表される表示装置などの電子機器にも、半導体集積回路を有する電子部品が用いられている。以下では、これらの電子部品や電子機器を纏めて電子部品と記す。
電子部品は、例えば、半導体素子、抵抗素子および容量素子などの素子、または、それらの複数の素子などを含む回路から構成される。これらの素子は、例えば、シリコンウエハーやガラス基板などの基板上に、電極、配線及び配線を電気的に接続するための穴などのパターンを形成することで作製される。電子部品は、以上のような複数の素子を作製する数百以上の製造工程を経て製造される。電子部品の製造は、以上のように複数の素子を作製するための複数の製造工程を含む。そのため、異物の混入を高度に規制する環境下で行われるものの、基板や回路の損傷、パターニング不良の発生などを完全に抑制することは困難である。よって、基板や回路の損傷、パターニング不良の発生などを調査し、不良品の混入を防止するため、電子部品の種々な特性を検査する必要がある。
電子部品の特性の検査は、一般的に、半導体検査装置と呼ばれる検査装置を用いて行われる。これらの検査では、例えば、半導体集積回路上に形成された複数の電極や複数の配線のそれぞれに、プローブ(導電性接触子とも呼ぶ)と呼ばれる細い針状電極の先端を電気的に接続させ、種々の電気的な情報を取得する。
近年、半導体集積回路や表示装置の高集積化、微細化が進展し、半導体集積回路などの電子部品に形成された複数の電極や複数の配線も縮小化されている。電子部品によっては、電極や配線の寸法が、百数十μm以下である電子部品もある。よって、半導体検査装置が有するプローブにおいても、例えば、プローブの外径を縮小すること、プローブとプローブとの間隔を狭小化することなどが求められる。そして、プローブのサイズが縮小されると、プローブと、電子部品に形成された電極や配線との電気的な接続や、プローブの耐久性が問題になる。そこで、半導体検査装置が有するプローブの構造や、プローブの端部の形状を工夫する試みがなされている。
特開2016−080657号公報 特開2010−281583号公報
本発明の課題の一つは、検査対象である半導体集積回路、あるいはこれを含む電子部品の電極あるいは配線との電気的な接続を確実に達成できるプローブを提供することである。本発明の課題の一つは、耐久性、例えば電極あるいは配線と接触する端部の耐久性に優れたプローブを提供することである。本発明の課題の一つは、上記プローブを一つ、あるいは二つ以上備えるプローブユニット、またはこれを備える半導体検査装置を提供することである。
本発明の一実施形態に係るプローブは、第1のプランジャ、第1のプランジャを嵌合する第1の切り欠きを有する第1の端部、第1の螺旋状の溝を有する第1の螺旋部、および第1の円筒部を有する第1のパイプを備える。
本発明の一実施形態に係るプローブは、第2のプランジャを備え、第1のパイプは、第2のプランジャを嵌合する第2の切り欠きを有する第2の端部を備えていてもよい。
本発明の一実施形態に係るプローブが有する第1のプランジャは、さらに第1の摺動部を有し、第1の摺動部は、第1の円筒部と接していてもよい。
本発明の一実施形態に係るプローブが有する第1のパイプは、第2の螺旋状の溝を有する第2の螺旋部を備えていてもよい。
本発明の一実施形態に係るプローブが有する第2のプランジャは、さらに第2の摺動部を有し、第2の摺動部は、第1の円筒部と接していてもよい。
本発明の一実施形態に係るプローブは、さらに、第1のパイプの内側に配置され、第1の円筒部に接する第2のパイプを備えていてもよい。
本発明の一実施形態に係るプローブが有する第2のパイプは、第3の螺旋状の溝を有していてもよい。
本発明の一実施形態に係るプローブが有する第2のパイプが有する二つの端部のうち、少なくとも一方の端部に切り欠きを有し、第2のパイプが有する切り欠きは第1のプランジャまたは第2のプランジャを嵌合していてもよい。
本発明の一実施形態に係るプローブが有する第1のパイプおよび第2のパイプの両方に嵌合されている第1のプランジャまたは第2のプランジャの何れか一方において、第1のパイプに嵌合されている第1のボス部と、第2のパイプに嵌合されている第2のボス部とを有し、第1のボス部の径は第2のボス部の径と比して大きく、第2のボス部は第1のボス部よりも突出していてもよい。
本発明の一実施形態に係るプローブにおいて、第1のパイプの内側に配置され、第1の円筒部に接し、第3の螺旋状の溝を有する第2のパイプを備え、第2のパイプは、第2のパイプが有する二つの端部のうち、少なくとも一方の端部に切り欠きを有し、第1のパイプと第2のパイプとにおいて、第1の螺旋部は第1の摺動部と重なり、第2の螺旋部は全長に渡り、第2のパイプが有する第2の円筒部、または第2のパイプが有する切り欠きと重なり、前記第3の螺旋状の溝は全長に渡り、第1の円筒部または第2のパイプが有する切り欠きと重なってもよい。
本発明の一実施形態は、プローブを有するプローブユニットである。
本発明の一実施形態は、プローブユニットを有する半導体検査装置である。
本発明の一実施形態の半導体検査装置の模式図である。 本発明の一実施形態のプローブユニットの模式図である。 本発明の一実施形態のプローブの模式図である。 本発明の一実施形態のプローブの模式図である。 本発明の一実施形態のプローブの模式図である。 本発明の一実施形態の第1のパイプの模式図である。 本発明の一実施形態の第1のパイプの模式図である。 本発明の一実施形態の第1のパイプの模式図である。 本発明の一実施形態の第1のパイプの模式図である。 本発明の一実施形態の第1のパイプの模式図である。 本発明の一実施形態の第2のパイプの模式図である。 本発明の一実施形態のプローブの模式図である。 本発明の一実施形態のプローブの模式図である。 本発明の一実施形態のプローブの模式図である。 本発明の一実施形態の第1のパイプの模式図である。 本発明の一実施形態のプローブユニットの模式図である。 本発明の一実施形態の第1のパイプの模式図である。 本発明の一実施形態の第1のパイプの模式図である。 本発明の一実施形態のプローブが有する先端部の模式図である。 本発明の一実施形態のプローブが有する先端部の模式図である。 本発明の一実施形態のプローブが有する先端部の模式図である。
以下、本出願で開示される発明の各実施形態について、図面を参照しつつ説明する。但し、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施することができ、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
また、図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して説明したものと同様の機能を備えた要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略することがある。
<第1実施形態>
本実施形態では、本発明の一実施形態に係る半導体検査装置の構成を説明する。また、半導体検査装置が有するプローブユニットおよびプローブの構成を説明する。
図1は第1実施形態に係る本発明の半導体検査装置の構成を示す模式図である。半導体検査装置100は、プローブユニット120と、それに備えられたプローブ110を有する。プローブ110は1つ以上であればよく、通常複数(例えば数十から数千)のプローブ110が設置される。プローブ110は回路基板140との間で電気信号の授受を行う。なお、図1では、回路基板140はテスタ150と接続される。テスタ150には計測電源152やLCR測定器154、パルス発生器156などのユニットが含まれる。
図2Aは図1で示したプローブ110、およびプローブユニット120の断面模式図である。なお、第1のパイプ10の具体的な例は図3Aにて後述する。図2Aに示すように、プローブ110はプローブユニット120に収納されており、第1のプランジャ14の一部が露出している。第1の先端部12が検査対象170の電極や配線と接触し、電気特性が測定される。検査対象170は、例えば、シリコンウエハー上に形成されたICパッケージなどが挙げられる。なお、第1の先端部12および第1のプランジャ14に対向する部分が、第2の先端部22および第2のプランジャ24である。
プローブユニット120は、例えば、第1のプローブホルダ部材72、及び第2のプローブホルダ部材74を有するプローブホルダ70から構成されてもよい。第1のプローブホルダ部材72、及び第2のプローブホルダ部材74は、樹脂やセラミックなどの絶縁物を用いて形成されてもよい。複数のプローブ110は、高さが揃うように配置されている。また、検査対象の電極や配線パターンに応じてその配置を決定してもよい。プローブ110は導電性材料を含み、例えば、金、銅、ニッケル、パラジウム、タングステンなどの金属、あるいは上記金属の合金を含んでいてもよい。あるいは、プローブ110は導電性材料を含み、かつ表面を金などを用いてめっき加工してもよい。
プローブ110は、第1のプランジャ14、第2のプランジャ24、および第1のパイプを有する。第1のプランジャ14は、第1の先端部12と、第1のプランジャボス部16と、第1の摺動部18とを有する。第2のプランジャ24は、第2の先端部22と、第2のプランジャボス部26と、第2の摺動部28とを有する。第1のパイプ10は、第1の切り欠き20を有する第1の端部30と、第1の螺旋状の溝41を有する第1の螺旋部40と、第2の切り欠き21を有する第2の端部31と、第2の螺旋状の溝61とを有する第2の螺旋部60と、第1の円筒部50とを有する。第1の切り欠き20は第1の螺旋状の溝41と連続している。また、第2の切り欠き21は第2の螺旋状の溝61と連続している。第1の切り欠き20には第1のプランジャボス部16が嵌合されている。また、第2の切り欠き21には第2のプランジャボス部26が嵌合されている。第1のプランジャ14は、第1の先端部12において検査対象170の電極や配線と電気的な接続を行う。第1のプランジャ14と第2のプランジャ24は円柱形状を有することが好ましく、本実施形態でも円柱状の形状として説明を行う。なお、第1の螺旋部40と、第2の螺旋部60に含まれる溝と溝の間隔は、図面に示した場合に限定されない。溝の数は、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、変更が可能である。また、各部分の長さや太さも同様に、図面に示した場合に限定されず、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、変更が可能であることはいうまでもない。
プローブ110を作製する際、第1のプランジャ14が、第1のパイプ10に圧入され、第1の切り欠き20には第1のプランジャボス部16が嵌合される。また、第2のプランジャ24も、第1のパイプ10に圧入され、第2の切り欠き21には第2のプランジャボス部26が嵌合される。切り欠きがあることにより、第1のパイプ10の径が広がりやすくなるため、プランジャをパイプへ圧入する負荷を減らすことができる。また、プランジャおよびパイプの径に多少バラつきが生じても許容することができる。
第1の摺動部18は、第1のプランジャボス部16の径よりも相対的に細い。なお、図2Aに示すように、第1の摺動部18の細い部分は、異なる2つの径を含んでいてもよい。また、第2の摺動部28は、第2のプランジャボス部26の径よりも相対的に細い。なお、図2Aに示すように、第2の摺動部28の細い部分は、異なる2つの径を含んでいてもよい。第1の摺動部18において、第1のプランジャボス部16よりも若干細い先端部は、検査対象の電極または配線から荷重を受けた時に生じる第1のパイプ10の撓みにより第1の円筒部50と接する。同様に、第2の摺動部28において、第2のプランジャボス部26よりも若干細い先端部は、第1の円筒部50と接する。このような構成のプローブ110は、検査対象170の電極や配線と電気的に接続した時の導通経路を、第1のプランジャ14と第1の円筒部50と第2のプランジャ24とすることができる。よって、螺旋部を介さずに、電極や配線とプローブとを導通させることができるため、プローブの抵抗値およびインダクタンス小さくすることができる。なお、螺旋部を介さない導通経路は検査対象170の電極や配線と電気的に接続した時に確保されていればよく、接続前にはこの導通経路が確保されていなくてもよい。
また、このような構成のプローブ110は、プローブ110の第1の先端部12が検査対象170の電極や配線と接触する際、第1のパイプ10が軸方向に伸縮することによって検査対象への衝撃を和らげることができる。
図2Aでは、第1のパイプ10の各々の端部が有する切り欠きが1つ(1箇所ともいう)の場合を例に説明したが、切り欠きは2つ以上(2箇所以上ともいう)であってもよい。また、切り欠きの長さも、本発明に記載された趣旨を逸脱しない範囲において、図示した長さよりも長くてもよいし、短くてもよい。切り欠きが2つ以上あることによって、第1のパイプ10の径がより広がりやすくなるため、プランジャをパイプへ圧入する負荷をさらに減らすことができる。
さらに、図2Aでは、切り欠きが螺旋状の溝と連続している場合を例に説明したが、切り欠きと螺旋状の溝とは、連続していなくてもよい。切り欠きと螺旋状の溝とが連続していないことで、パイプの強度を増すことができる。また、切り欠きおよび螺旋状の溝の長さは、図2Aに示した長さに限定されない。
図2Bは、図2Aの構成に対して、第2のパイプ32を有し、第2のプランジャ24の構造が異なる。第2のパイプ32は、第1のパイプ10と接している。なお、第2のパイプ32の一方の端部は切り欠きを有している。なお、第2のパイプ32の具体的な例は図3Fにて後述する。第2のプランジャ24が有する第3のプランジャボス部29は、第2のプランジャボス部26よりも相対的に径が細く、かつ突出している。第2のプランジャボス部26は第2の切り欠き21に嵌合され、第3のプランジャボス部29は第3の切り欠き23に嵌合されている。なお、第1のプランジャ14は第2のプランジャ24と同様の構成を有し、第2のパイプと同様の螺旋状の溝が無いパイプが嵌合されていてもいてよい。その場合、第1のプランジャ14は摺動部を設ける必要がないため、製造が簡素化できる。また、検査対象170の電極や配線と電気的に接続した時、第1の摺動部18と、第2のパイプ32とが第1の螺旋部40および第2の螺旋部60を介さず、第1の円筒部50を介して電気的に接続されるため、プローブの抵抗値を低くすることができる。
図2Cは、図2Bの構成に対して、第2のパイプ32が螺旋状の溝を有する例を示す。なお、第2のパイプ32において、螺旋状の溝および切り欠きのない部分を第2の円筒部と定義する。螺旋状の溝を有する第2のパイプ32を用いることで、プローブ110の耐荷重を増すことができる。また、可動域を広げることができる。また、第2のパイプ32が有する螺旋状の溝と、第1の螺旋部40、および第2の螺旋部60とは、重なっていない例を示している。すなわち、第1のパイプ10と第2のパイプ32とは、少なくともいずれか一方の螺旋状の溝が無い部分において重なることができ、螺旋状の溝を導通経路としなくてよいため、プローブの抵抗値をさらに低くすることができる。なお、第2のパイプ32が有する螺旋状の溝と、第1の螺旋状の溝41、および第2の螺旋状の溝61は、重なっていてもよい。その場合は、プローブ110の可動域をさらに広げることができる。なお、第1の摺動部18は、第2のパイプ32に接している例を示しているが、この例に限定されない。電気信号の授受を行う時に第1の摺動部18が第2のパイプ32に接していればよく、図2Cの状態では第1の摺動部18が第2のパイプ32に接していなくてもよい。
図2Dは、図2Cの構成に対して、第1のプランジャ14が第2のパイプに挿入されている例を示す。なお、第1のプランジャ14も第2のパイプに圧入されていてもよい。その場合、第1のプランジャ14が有する第1のプランジャボス部16が第1の切り欠き20に嵌合され、第4のプランジャボス部19が第2のパイプ32の他方の端部に嵌合される。プローブ110が検査対象の電極または配線から荷重を受けていない状態においても、第2のパイプ32が第1のプランジャ14および第2のプランジャ24に接触している。よって、導通経路が常に確保されており、プローブの抵抗値はおおよそ低い状態を保つことができる。
図3Aから図3Eに、プローブ110が有する第1のパイプ10の模式的な平面図を示す。図3Fに第2のパイプ32の模式的な平面図を示す。
図3Aは図2Aが有する第1のパイプ10と同様の構成であり、ここでの説明を省略する。
図3Bは図3Aに対して、第1の切り欠き20が第1の端部30の端面に対して角度を有し、第2の切り欠き21は第2の端部31の端面に対して角度を有している例を示す。第2の切り欠き21が第2の端部31の端面に対して角度を有していても、第2の端部31の端面はおおよそ水平である。よって、第2のプランジャ24を第1のパイプ10に圧入する際に、第2の端部31の径が広がることで、第2のプランジャ24が第1のパイプ10の伸縮方向に対して、おおよそまっすぐに、無理の無い圧入が可能となる。したがって、破損などが少ない、信頼性の高いプローブを提供することができる。
図3Cは図3Bに対して、第1の切り欠き20が第1の螺旋状の溝41と連続していない、また、第2の切り欠き21も第2の螺旋状の溝61と連続していない例を示す。第1の切り欠き20が、第1の螺旋状の溝41と連続していなくても、第1の端部30の端面はおおよそ水平であるから、第1のプランジャ14が有する第1のプランジャボス部16は、第1のパイプ10の伸縮方向に対して、おおよそまっすぐに圧入される。したがって、第1のパイプ10と第1のプランジャ14とがおおよそ水平に接続され、電気的な接続を確実にできる。第2のプランジャ24についても同様である。また、図3Cは図3Aや図3Bと比較して、溝が少ないことによって、パイプの表面積が大きくなるため、さらに耐久性が高いプローブを実現することができる。したがって、破損などが少ない、信頼性の高いプローブを提供することができる。
図3D及び図3Eは、図3A及び図3Cのそれぞれに対して、第1の切り欠き20が1個所、螺旋状の溝42が1条、第2の切り欠き21が1個所、および螺旋状の溝62が1条増えた例を示している。それ以外は同じ構成であり、詳細な説明は省略する。螺旋状の溝が1条増えて2条になることで、第1のパイプのばね定数が小さくなり、第1のパイプが軸方向にさらに伸縮しやすくなるため、プローブが検査対象の電極または配線に接触した際の衝撃をさらに緩和させることができる。
図3Fに、プローブ110が有する第2のパイプ32の模式的な平面図を示す。図3Fは図2Bに示す第2のパイプ32の平面図である。第2のパイプ32の一方の端部は第3の切り欠き23を有している。パイプが切り欠きを有することで、プランジャをパイプの伸縮方向に対して、おおよそまっすぐに圧入することができる。したがって、パイプとプランジャとの電気的な接続を確実にできる。このような構成を有するプローブ110は、第1のパイプ10が軸方向に伸縮することによって検査対象への衝撃を和らげることができる。なお、第2のパイプ32においても、図2C及び図2Dに示すような、螺旋状の溝を有していてもよい。また、第3の切り欠き23は、図3Bに示すように第2のパイプ32の端面に対して角度を有していてもよい。また、螺旋状の溝と第3の切り欠き23は図3Aに示すように連続していてもよいし、図3Cに示すように連続していなくてもよい。また、螺旋状の溝は、図3D及び図3Eに示すように2条であってもよい。
図3Aから図3Fでは、本発明の一実施形態にかかるプローブの例を示したが、プローブはこれらの例に限定されない。第1のパイプ及び第2のパイプにおいて、例えば、切り欠きはパイプが伸縮する方向に対して、平行でもよいし、角度を有していてもよい。また、切り欠きの長さも、本発明に記載された趣旨を逸脱しない範囲において、図示した長さよりも長くてもよいし、短くてもよい。また、第1の端部30と第2の端部31の両方の端部が切り欠きを有する場合、それぞれの端部の形状は異なっていてもよい。また、第1の端部30と第2の端部31の両方の端部が切り欠きを有する場合、それぞれの端部が有する切り欠きの数は異なっていてもよい。また、螺旋状の溝は2条である例を示したが、螺旋状の溝は3条以上であってもよい。さらに、螺旋状の溝の長さも、本発明に記載された趣旨を逸脱しない範囲において、図示した長さよりも長くてもよいし、短くてもよい。
また、第1のパイプ10は、例えば、螺旋状の溝が2条以上である場合、切り欠きの数は少なくとも1つあればよい。また、切り欠きは螺旋状の溝と連続していてもよい。第1の端部30と第2の端部31の両方の端部が切り欠きを有する場合、切り欠きと螺旋状の溝とは、連続していなくてもよいし、連続していてもよいし、一方が連続していて、他方が連続していなくてもよい。
以上のような構成を有する本発明の一実施形態に係るプローブ110は、第1のプランジャ14を第1のパイプ10に圧入する際、第1の切り欠き20があることで、第1の切り欠き20が無い場合と比較して、第1のパイプ10の径が広がり、プランジャをパイプへ圧入する負荷を減らすことができる。また、プローブ110において、第1の端部30はおおよそ水平に保たれている。そのため、第1のプランジャ14は、第1のパイプ10の伸縮方向に対して、おおよそまっすぐに圧入される。第2のプランジャ24が有する第2のプランジャボス部26と第2の端部31との圧入も同様である。したがって、第1のパイプ10と第1のプランジャ14および第2のプランジャ24とがおおよそ水平に嵌合されるため、電気的な接続を確実にできる。また、プローブの先端に、圧力をおおよそまっすぐにかけることができるため、半導体集積回路の電極や配線との接触を繰り返しても、プローブの先端が折れること、すぐに摩耗することなどを防ぎ、耐久性が高いプローブを実現することができる。また、プローブの先端の位置精度を高めることができる。そして、これらのプローブを備えたプローブユニット、またはこれを備える半導体検査装置を提供することができる。
<第2実施形態>
本実施形態では、本発明の一実施形態に係るプローブの他の構成を説明する。なお、第1実施形態と同様の構成に関しては説明を省略することがある。
図4にプローブ112の模式的な断面図、及びプローブ112が有する第1のパイプ80の模式的な平面図を示す。なお、プローブ112は、図2Aに示されるプローブユニット120に収納されて、使用される。図4Aから図4Cは、図2Bから図2Dのプローブ110に対して、第2の螺旋状の溝61を有さない例を示している。図4において、図2と同様の構成は説明を省略することがある。
図4Aは、図2Aの構成に対して、第1のパイプ80が螺旋状の溝を1つのみ有し、第2のプランジャ24の構造が異なる。図2Aと同様の構成は、ここでの説明を省略する。プローブ112が有する第2のプランジャ24は、第2の先端部22と、第2のプランジャボス部26とを有する。なお、図4Dに示すように、第1のパイプ80は、第1の切り欠き20を有する第1の端部30と、第1の螺旋状の溝41を有する第1の螺旋部40と、第1の円筒部50と、第2の切り欠き21を有する第2の端部31とを有する。第2の切り欠き21には第2のプランジャボス部26が嵌合されている。なお、第1の螺旋部40に含まれる溝と溝との間隔は、図面に示した場合に限定されない。溝の数は、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、変更が可能である。また、各部分の長さや太さも同様に、図面に示した場合に限定されず、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、変更が可能である。また、各部分の長さや太さも同様に、図面に示した場合に限定されず、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、変更が可能であることはいうまでもない。
図4Bは、図4Aの構成に対して、第2のパイプ32が螺旋状の溝を有し、第2のプランジャ24の構造が異なる例を示す。図4Aと同様の構成は、ここでの説明を省略する。第2のパイプ32は、第1のパイプ80と接している。螺旋状の溝を有する第2のパイプ32を用いることで、プローブ112の耐荷重を増すことができる。また、プローブ112の可動域を広げることができる。また、第2のパイプ32が有する螺旋状の溝と、第1の螺旋状の溝41とは、重なっていない例を示している。すなわち、螺旋状の溝を導通経路としなくてよいため、プローブの抵抗値をさらに低くすることができる。また、図4Bの構成は、螺旋状の溝が第1のパイプの片側に1箇所、摺動部の接点が1箇所である。また、第2のパイプに螺旋状の溝が1箇所ある。よって、プローブの可動域を広くすることができる。また、第3のプランジャボス部29の形状は円柱状である例を示しているが、この例に限定されない。例えば、円錐状のように先が尖った形状にすることで、第3のプランジャボス部29が第2のパイプ32へ圧入されるときのガイドの役割を担い、圧入しやすくすることができる。
図4Cは、図4Bの構成に対して、第1のプランジャ14も第2のパイプに挿入されている例を示す。図4Bと同様の構成は、ここでの説明を省略する。プローブ112が検査対象の電極または配線から荷重を受けていない状態においても、第2のパイプ32が第1のプランジャ14および第2のプランジャ24に接触している。よって、導通経路が常に確保されており、プローブの抵抗値はおおよそ低い状態を保つことができる。
なお、図4に示した第1のパイプ80、及び第2のパイプ32において、螺旋状の溝は、図3D及び図3Eに示すように2条であってもよい。また、螺旋状の溝は3条以上であってもよい(図示せず)。
図4では、第1の端部30が有する切り欠きが1つ(1箇所ともいう)の場合を例に説明したが、切り欠きは2つ以上(2箇所以上ともいう)であってもよい。また、第1の円筒部50が有する切り欠きも1つ(1箇所ともいう)の場合を例に説明したが、切り欠きは2つ以上(2箇所以上ともいう)であってもよい。なお、切り欠きの長さも、本発明に記載された趣旨を逸脱しない範囲において、図示した長さよりも長くてもよいし、短くてもよい。切り欠きが2つ以上であることによって、第1のパイプ80の径がより広がりやすくなるため、プランジャをパイプへ圧入する負荷をさらに減らすことができる。さらに、螺旋状の溝の長さも、本発明に記載された趣旨を逸脱しない範囲において、図示した長さよりも長くてもよいし、短くてもよい。
図4Aから図4Dでは、本発明の一実施形態にかかるプローブの例を示したが、プローブはこれらの例に限定されない。第1のパイプ80及び第2のパイプ32は、例えば、切り欠きはパイプが伸縮する方向に対して、平行でもよいし、角度を有していてもよい。また、切り欠きの長さも、本発明に記載された趣旨を逸脱しない範囲において、図示した長さよりも長くてもよいし、短くてもよい。また、第1の端部30と第2の端部31の両方の端部が切り欠きを有する場合、それぞれの端部の形状は異なっていてもよい。また、第1の端部30と第2の端部31の両方の端部が切り欠きを有する場合、それぞれの端部が有する切り欠きの数は異なっていてもよい。さらに、螺旋状の溝の長さも、本発明に記載された趣旨を逸脱しない範囲において、図示した長さよりも長くてもよいし、短くてもよい。
また、第1のパイプ80は、例えば、螺旋状の溝が2条以上である場合、切り欠きの数は少なくとも1つあればよい。また、切り欠きは螺旋状の溝と連続していてもよい。第1の端部30と第2の端部31の両方の端部が切り欠きを有する場合、切り欠きと螺旋状の溝とは、連続していなくてもよいし、連続していてもよいし、一方が連続していて、他方が連続していなくてもよい。
以上のような構成とすることで、検査対象である半導体集積回路、あるいはこれを含む電子部品の電極あるいは配線と電気的に接続した際に、抵抗値が小さい導通経路を確保することができることから、電気的な接続を確実に達成できるプローブを提供することができる。また、電極あるいは配線と接触する端部の耐久性に優れたプローブを提供することができる。さらに、これらのプローブを備えたプローブユニット、またはこれを備える半導体検査装置を提供することができる。
<第3実施形態>
本実施形態では、本発明の一実施形態に係るプローブのさらに別の構成を説明する。なお、第1実施形態または第2実施形態と同様の構成に関しては説明を省略することがある。
図5にプローブ113、プローブユニット120の模式的な断面図、及び、プローブ112が有する第1のパイプ90の模式的な平面図を示す。
図5Aに示されるプローブ113は、図4Aのプローブ112の構成に対して、第2のプランジャ24を有さず、第1のパイプ90が第2の切り欠き21を有さない例を示している。それ以外の構成は図4Aと同様であり、ここでの説明を省略する。図5Bに示すように、第1のパイプ90は、第1の切り欠き20を有する第1の端部30と、第1の螺旋状の溝41を有する第1の螺旋部40と、第1の円筒部50と、切り欠きを有さない第2の端部31とを有する。半導体集積回路の電極や配線と接触する第1のプランジャ14が圧入される第1の端部30は第1の切り欠き20を有することで、第1のプランジャ14が第1のパイプ90の伸縮方向に対して、おおよそまっすぐに圧入される。したがって、第1のパイプ90と第1のプランジャ14とがおおよそ水平に接続され、電気的な接続を確実にできる。また、プローブの先端が半導体集積回路の電極や配線の面に対して斜めでなく、おおよそ垂直に接触できるため、プローブの先端が折れること、すぐに摩耗することなどを防ぎ、耐久性が高いプローブを実現することができる。また、第1のパイプ90が第2の切り欠き21を有さないことによって、プローブの製造を簡略化することができる。なお、第1の螺旋部40に含まれる溝と溝との間隔は、図面に示した場合に限定されない。溝の数は、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、変更が可能である。また、各部分の長さや太さも同様に、図面に示した場合に限定されず、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、変更が可能である。また、各部分の長さや太さも同様に、図面に示した場合に限定されず、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において、変更が可能であることはいうまでもない。
プローブホルダ70は第1のプローブホルダ部材72のみで形成できる。したがって、図2Aと比較して、製造コストを下げることができる。
図5Cは、第1のパイプ90の一例を示す。図5Cは、図5Bの構成に、第2の端部31に複数の先細りした爪を設けて王冠のような形状(クラウン型ともいう)の先端部180が形成された例を示す。このような構成とすることで、プローブ113は回路基板140上の電極または配線と、より確実な電気的接続を行うことができる。
なお、図5に示した第1のパイプ90において、螺旋状の溝は、図3D及び図3Eに示すように2条であってもよい。また、螺旋状の溝は3条以上であってもよい。
図5では、第1のパイプが有する切り欠きが1つ(1箇所ともいう)の場合を例に説明したが、切り欠きは2つ以上(2箇所以上ともいう)であってもよい。また、切り欠きの長さも、本発明に記載された趣旨を逸脱しない範囲において、図示した長さよりも長くてもよいし、短くてもよい。切り欠きが2つ以上であることによって、第1のパイプ90の径がより広がりやすくなるため、プランジャをパイプへ圧入する負荷をさらに減らすことができる。さらに、螺旋状の溝の長さも、本発明に記載された趣旨を逸脱しない範囲において、図示した長さよりも長くてもよいし、短くてもよい。
図5では、本発明の一実施形態にかかるプローブの例を示したが、これらの例に限定されない。第1のパイプ90は、例えば、切り欠きはパイプが伸縮する方向に対して、平行でもよいし、角度を有していてもよい。また、切り欠きの長さも、本発明に記載された趣旨を逸脱しない範囲において、図示した長さよりも長くてもよいし、短くてもよい。また、第1の端部30が複数の切り欠きを有する場合、切り欠きのそれぞれが、パイプが伸縮する方向に対して、平行でもよいし、角度を有していてもよいし、平行である切り欠きと角度を有する切り欠きが混在していてもよい。さらに、螺旋状の溝の長さも、本発明に記載された趣旨を逸脱しない範囲において、図示した長さよりも長くてもよいし、短くてもよい。
また、第1のパイプ90は、例えば、螺旋状の溝が2条以上である場合、切り欠きの数は少なくとも1つあればよい。また、切り欠きは螺旋状の溝と連続していてもよいし、連続していなくてもよい。切り欠きが二つある場合、一方が連続していて、他方が連続していなくてもよい。
以上のような構成とすることで、検査対象である半導体集積回路、あるいはこれを含む電子部品の電極あるいは配線と電気的に接続した際に、抵抗値が小さい導通経路を確保することができることから、電気的な接続を確実に達成できるプローブを提供することができる。また、電極あるいは配線と接触する端部の耐久性に優れたプローブを提供することができる。さらに、これらのプローブを備えたプローブユニット、またはこれを備える半導体検査装置を提供することができる。
<第4実施形態>
本実施形態では、本発明の一実施形態に係るプローブの先端部の構成を説明する。なお、第1実施形態乃至第3実施形態と同様の構成に関しては説明を省略することがある。
図6に本発明の一実施形態のプローブが有する第1の先端部12または第2の先端部22の模式的な平面図を示す。
図6Aは、王冠のような形状の先端部を示す。このような形状は、例えば、クラウン型とも呼ばれる。図6Aに示す形状は、例えば、第1の先端部12に用いられる。第1の先端部12をクラウン型とすることで、検査対象である半導体集積回路、あるいはこれを含む電子部品の電極あるいは配線との接触を、王冠の複数の頂点で行うことができる。したがって、検査対象の電極や配線とより確実な電気的な接続が可能となる。
図6Bは、円錐のような形状の先端部を示す。図6Bに示す形状は、例えば、第1の先端部12に用いられる。このような形状とすることで、検査対象である半導体集積回路、あるいはこれを含む電子部品の電極あるいは配線との接触を、点で行うことができるため、局所的な接触が可能となる。また、クラウン型のように、複数個の爪が接触する場合と比較して、より大きな荷重で接触できる。また、検査対象の電極や配線と確実な電気的接続が可能となる。
図6Cは、図6Bに対して、先端が丸みを帯びた形状の先端部を示す。図6Cに示す形状は、例えば、第1の先端部12または第2の先端部22に用いられる。このような形状とすることで、検査対象である半導体集積回路、あるいはこれを含む電子部品の電極あるいは配線と電気的に接続する面積を大きくすることができる。したがって、検査対象の電極や配線とプローブとの面圧を低くすることが可能となる。
本発明の実施形態として上述した各実施形態は、相互に矛盾しない限りにおいて、適宜組み合わせて実施することができる。また、各実施形態を基にして、当業者が適宜構成要素の追加、削除もしくは設計変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
また、上述した各実施形態によりもたらされる作用効果とは異なる他の作用効果であっても、本明細書の記載から明らかなもの、又は、当業者において容易に予測し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと理解される。
10、80、90:第1のパイプ、12:第1の先端部、14:第1のプランジャ、16:第1のプランジャボス部、18:第1の摺動部、19:第4のプランジャボス部、20:第1の切り欠き、21:第2の切り欠き、22:第2の先端部、23:第3の切り欠き、24:第2のプランジャ、26:第2のプランジャボス部、28:第2の摺動部、29:第3のプランジャボス部、30:第1の端部、31:第2の端部、32:第2のパイプ、40:第1の螺旋部、41:第1の螺旋状の溝、42、62:螺旋状の溝、50:第1の円筒部、60:第2の螺旋部、61:第2の螺旋状の溝、70:プローブホルダ、72:第1のプローブホルダ部材、74:第2のプローブホルダ部材、100:半導体検査装置、110、112、113:プローブ、120:プローブユニット、140:回路基板、150:テスタ、152:計測電源、154:LCR測定器、156:パルス発生器、170:検査対象、180:先端部

Claims (13)

  1. 第1のプランジャ、前記第1のプランジャを嵌合する第1の切り欠きを有する第1の端部、第1の螺旋状の溝を有する第1の螺旋部、および第1の円筒部を有する第1のパイプを備えるプローブ。
  2. さらに、第2のプランジャを備え、前記第1のパイプは、前記第2のプランジャを嵌合する第2の切り欠きを有する第2の端部を備える請求項1に記載のプローブ。
  3. 前記第1のプランジャはさらに第1の摺動部を有し、前記第1の摺動部は、前記第1の円筒部と接する請求項2に記載のプローブ。
  4. 前記第1のパイプは、第2の螺旋状の溝を有する第2の螺旋部を備える、請求項3に記載のプローブ。
  5. 前記第2のプランジャはさらに第2の摺動部を有し、前記第2の摺動部は、前記第1の円筒部と接する請求項4に記載のプローブ。
  6. 前記第1のプランジャはさらに第1の摺動部を有し、前記第1の摺動部は、前記第1の円筒部と接する請求項1に記載のプローブ。
  7. さらに前記第1のパイプの内側に配置され、前記第1の円筒部に接する第2のパイプを備える、請求項2に記載のプローブ。
  8. 前記第2のパイプは、第3の螺旋状の溝を有する請求項7に記載のプローブ。
  9. 前記第2のパイプが有する二つの端部のうち、少なくとも一方の端部に切り欠きを有し、前記第2のパイプが有する切り欠きは前記第1のプランジャまたは前記第2のプランジャを嵌合する請求項7に記載のプローブ。
  10. 前記第1のパイプおよび前記第2のパイプの両方に嵌合されている前記第1のプランジャまたは前記第2のプランジャの何れか一方において、
    前記第1のパイプに嵌合されている第1のボス部と、前記第2のパイプに嵌合されている第2のボス部とを有し、
    前記第1のボス部の径は前記第2のボス部の径と比して大きく、
    前記第2のボス部は前記第1のボス部よりも突出している、
    請求項9に記載のプローブ。
  11. さらに前記第1のパイプの内側に配置され、前記第1の円筒部に接し、第3の螺旋状の溝を有する第2のパイプを備え、
    前記第2のパイプは、前記第2のパイプが有する二つの端部のうち、少なくとも一方の端部に切り欠きを有し、
    前記第1のパイプと前記第2のパイプとにおいて、
    前記第1の螺旋部は前記第1の摺動部と重なり、
    前記第2の螺旋部は全長に渡り、前記第2のパイプが有する第2の円筒部または前記第2のパイプが有する切り欠きと重なり、
    前記第3の螺旋状の溝は全長に渡り、前記第1の円筒部または前記第2の切り欠きと重なる請求項4に記載のプローブ。
  12. 請求項1に記載の前記プローブを有するプローブユニット。
  13. 請求項12に記載の前記プローブユニットを有する半導体検査装置。
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