JPWO2018168852A1 - 電波時計 - Google Patents
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Abstract
高感度の電波時計を提供する。電波時計は、風防(31)と、前記風防がはめ込まれるケース(32,38,9)と、前記ケース内に配置されるムーブメント(59)と、前記風防と前記ムーブメントとの間かつ前記ケースの内周に沿って配置されるアンテナ体(36)と、を含む。前記アンテナ体は、アンテナ電極(10)と、表面に前記アンテナ電極が配置されるアンテナ基材と、を含み、前記アンテナ基材の誘電率は前記アンテナ体の周囲にある他の部材の誘電率より大きい。
Description
本発明は、衛星等から信号を受信する電波時計に関する。
GPS(Global Positioning System)を構成する衛星等からの送信信号に含まれる時刻情報を受信して時刻を修正する携帯型の電波時計が実用に供されている。電波の受信のためのアンテナの種類および配置は、時計の機能を損なわずかつ必要な受信感度が得られるように決定されている。
一般的にはアンテナの大きさは適切な周波数特性が得られるように波長に応じて定められるが、電波時計のように部品の配置に制約がある場合には、適切なアンテナ長を確保することが難しい場合がある。このようなケースでは、誘電体の表面にアンテナ電極を配置している。誘電体により生じる波長短縮効果により、小さなアンテナでも所望の周波数特性が得られる。
特許文献1には、誘電体基材113とアンテナ電極114とからなるGPSアンテナ11と、そのGPSアンテナ11を収容するダイヤルリング110とを有する無線機能付腕時計が開示されている。アンテナ電極114は、誘電体基材113の表面に配置される。
特許文献2には、セラミック等で形成された外装ケース80と、非導電性材料で形成された地板38およびダイヤルリング83と、アンテナ体40とを有する電子時計が開示されている。アンテナ体40は、環状の誘電体401と、誘電体の表面に設けられたアンテナパターン402,403とを有し、アンテナ体40は、地板38およびダイヤルリング83と、外装ケース80とに囲まれたドーナツ状の空間に収容されている。
近年、電波時計の薄型化などの理由により、アンテナとその周囲の誘電部材との間隔を広くとることが困難になっている。一方、アンテナと周囲の部材との間隔が狭くなると、アンテナと周囲の誘電部材との間隔の変位に起因するアンテナの特性のばらつきが生じやすくなる。例えば外力により変形した場合や、製造誤差が大きかった場合などに、電波時計が設計した通りの受信感度で動作しなくなる。
本発明は上記事情を考慮してなされたものであって、その目的は、電波時計の受信感度のばらつきを抑える技術を提供することである。
(1)風防と、前記風防がはめ込まれるケースと、前記ケース内に配置されるムーブメントと、前記風防と前記ムーブメントとの間かつ前記ケースの内周に沿って少なくとも一部が配置されるアンテナ体と、を含み、前記アンテナ体は、アンテナ電極と、表面に前記アンテナ電極が配置されるアンテナ基材と、を含み、前記アンテナ基材の誘電率は前記アンテナ体の周囲にある他の部材の誘電率より大きい電波時計。
(2)(1)において、前記アンテナ基材の誘電率は、前記アンテナ体との距離が受信波長の20分の1以内である他の部材の誘電率より大きい、電波時計。
(3)(1)または(2)において、前記アンテナ基材の誘電率は、前記他の部材の誘電率の2倍より大きい、電波時計。
(4)(1)から(3)のいずれかにおいて、前記アンテナ基材の誘電率は、前記風防と前記ムーブメントの間に配置される他の部材の誘電率より大きい、電波時計。
(5)(1)から(4)のいずれかにおいて、前記アンテナ基材の誘電率は、前記アンテナ体に隣接する他の部材の誘電率より高い、電波時計。
(6)(1)から(5)のいずれかにおいて、前記他の部材のいずれかは、前記アンテナ電極の少なくとも一部と対向する、電波時計。
(7)(1)から(6)のいずれかにおいて、前記アンテナ基材は、前記アンテナ電極より前記他の部材に近い部分を有する、電波時計。
(8)(7)において、前記アンテナ基材は凹部または複数の凸部を有し、前記アンテナ電極は前記凹部の内部に配置され、または、前記複数の凸部に隣接して配置されている、電波時計。
(9)(7)において、前記アンテナ基材の表面かつ前記アンテナ電極の周囲に配置される保護部材をさらに含む、電波時計。
(10)(7)において、前記他の部材は、前記アンテナ電極の形状に応じた凹部、または、前記アンテナ基材の表面のうち前記アンテナ電極の周辺領域と対向する凸部を有する、電波時計。
(11)(1)から(10)のいずれかにおいて、前記アンテナ体の前記ムーブメントの側に配置され、弾力性を有する保護部材をさらに含む、電波時計。
(12)(1)から(11)のいずれかにおいて、前記風防と前記ムーブメントとの間に配置される見返しリングをさらに含み、前記アンテナ体は、前記見返しリングと前記風防との間に配置される、電波時計。
(13)(12)において、前記見返しリングの前記風防側の面は凹部を有し、前記アンテナ体は、前記凹部に配置される、電波時計。
(14)(1)から(13)のいずれかにおいて、前記他の部材は、前記風防と前記ムーブメントとの間に配置される見返しリング、前記風防、前記風防と前記ムーブメントの間に配置される文字板、前記ケース、および前記ムーブメントであり、前記見返しリングは前記アンテナ体より前記風防に近い、電波時計。
本発明によれば、電波時計の受信感度のばらつきを抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。以下では本発明の実施形態にかかる衛星電波腕時計1について説明する。本実施形態に係る衛星電波腕時計1は、時刻情報を含んだ衛星電波を受信し、当該受信された衛星電波に含まれる時刻情報を用いて自身が計時している時刻の修正や測位を行う。
図1は、本発明の実施形態にかかる衛星電波腕時計1の一例を示す平面図であり、図2は、図1に示される衛星電波腕時計1のII−II切断線における断面図である。これらの図に示されるように、衛星電波腕時計1は、風防ガラス31と、風防ガラス31を保持するベゼル32と、円筒状の胴38と、胴38の下に設けられる裏蓋39とを含む。これらは衛星電波腕時計1の外形を構成している。胴38およびベゼル32は、風防ガラス31および裏蓋39に挟まれている。胴38、ベゼル32、裏蓋39は、衛星電波腕時計1の外装ケースを構成している。以下では、衛星電波腕時計1の裏蓋39から風防ガラス31へ向かう向きを上、風防ガラス31から裏蓋39へ向かう向きを下と表記する。
胴38は金属からなり、上下方向に貫かれる穴を有する。ベゼル32は胴38の穴の上部の形状に応じたリング状の部材である。ベゼル32は、金属またはセラミックスからなる。ベゼル32はその胴38の穴の上部にはめ込まれることで胴38に接続されている。また裏蓋39は金属からなり胴38の穴の下部の形状に応じた平面を有し、裏蓋39はその穴の下部にはめ込まれている。風防ガラス31は、例えばサファイアガラスであり誘電率は10程度である。風防ガラス31は、ベゼル32の開口の上部の形状に応じた平面形状を有し、ベゼル32のその開口にはめ込まれている。風防ガラス31とベゼル32とはパッキン33を介して接しており、パッキン33により風防ガラス31が固定されている。またベゼル32と胴38とはパッキン37を介して接しており、パッキン37によりベゼル32が固定されている。また、耐衝撃性と防水性が劣るものの、パッキン33の代わりにカシメや接着などでベゼル32に風防ガラス31を固定してもよい。
また、衛星電波腕時計1は、アンテナ体11、リング状の見返しリング34、文字板51、時針52a、分針52b及び秒針52c、図示しないソーラーセル、ムーブメント59を含む。これらは、風防ガラス31、ベゼル32、胴38、裏蓋39に囲まれた空間に配置されている。見返しリング34の材質はプラスチックである。ムーブメント59は、外装ケース内に配置されており、日板や、地板、回路基板、駆動回路などを含む。アンテナ体11は、アンテナ電極10および高誘電部材36を含む。高誘電部材36は、例えばジルコニアなどのセラミックスを含む高誘電体である。高誘電体は、周りの材料より誘電率が高い材料であり、例えば風防ガラス31が誘電率10のサファイアガラスである場合には、高誘電体の誘電率はその2倍である20以上であることが望ましい。
見返しリング34は風防ガラス31とムーブメント59との間、図2の例では特に文字板51と風防ガラス31との間に配置されている。また図2の例では、アンテナ体11はリング状の部材であり、外装ケースを構成するベゼル32の内周面32cと、見返しリング34との間に配置され、平面視で、外装ケースを構成するベゼル32の内周面32cに沿って配置されている。また、ベゼル32は、内周面32cの下部から径方向内側に向けて張り出す張出部32eを有し、高誘電部材36はベゼル32の張出部32eと風防ガラス31との間に配置されている。高誘電部材36と見返しリング34との間には緩衝材63が、高誘電部材36と張出部32eとの間には緩衝材64が設けられている。
アンテナ電極10は弧状の電極であり、高誘電部材36の上面36aに、風防ガラス31の周縁や文字板51の外周に沿って延びるように配置されている。高誘電部材36の上のアンテナ電極10は、金属エレメントを高誘電部材36にはりつけることで形成されてもよいし、蒸着やLDS(Laser Direct Structuring)により形成されてもよい。なお、アンテナ電極10は、必ずしも高誘電部材36の上面36aに配置されなくてもよい。例えば、高誘電部材36の下面や側面に配置されてもよい。また、高誘電部材36が文字板51に対して傾斜する傾斜面を有する場合には、その傾斜面にアンテナ電極10が配置されてもよい。また、アンテナ電極10はフラットな面に配置されなくてもよい。例えば、アンテナ電極10が、高誘電部材36の表面に形成された凹部に沿って屈曲しかつその凹部を覆うように形成されてもよい。アンテナ電極10は、風防ガラス31と隣接している。なお、アンテナ電極10は、線状の電極を用いた線状アンテナであってよい。
図3は、衛星電波腕時計1の回路構成の概略を示すブロック図である。衛星電波腕時計1は、受信回路22、制御回路26、駆動機構28も含んでいる。アンテナ電極10により受信された信号は、信号線を介して受信回路22に入力される。
受信回路22は、アンテナ電極10が受信した信号を復号し、復号の結果得られる衛星信号の内容を示すビット列(受信データ)を出力する。より具体的には、受信回路22は高周波回路(RF回路)及びデコード回路を含んでいる。高周波回路は、高周波数で動作し、アンテナ電極10が受信したアナログ信号に対して増幅、検波を行って、ベースバンド信号に変換する。デコード回路は、高周波回路が出力するベースバンド信号を復号してGPS衛星から受信したデータの内容を示すビット列を生成し、制御回路26に対して出力する。
制御回路26は、衛星電波腕時計1に含まれる各種回路や機構を制御する回路であり、例えば、マイクロコントローラと、モータ駆動回路と、RTC(Real Time Clock)とを含む。制御回路26は、受信データやRTCが出力するクロックに基づいて時刻を取得し、取得された時刻にあわせて駆動機構28に含まれるモーターを駆動する。駆動機構28は、ステップモータであるモーターと、輪列と、を含んで構成される。モーターの回転を輪列が伝達することによって、例えば時針52a、分針52b、及び秒針52cのうちいずれかを回転させる。これにより現在時刻が表示される。
なお、アンテナ電極10が平衡な特性を有する場合には、アンテナ電極10と受信回路22との間にバラン回路を設けてもよい。
図4は、アンテナ電極10と導電ピン41との接続の一例を概略的に示す部分断面図である。高誘電部材36は、アンテナ電極10の端部の直下を上下に貫くスルーホール36tを有する。アンテナ電極10と受信回路22とを電気的に接続する信号線は、導電ピン41と、アンテナ電極10と導電ピン41とを電気的に接続する接続配線14とを含む。図4の例では、接続配線14はスルーホール36tの内部に埋め込まれた金属であり、接続配線14の上端はアンテナ電極10と接触しており、接続配線14の下端は導電ピン41の上端と接触している。なお、ベゼル32の張出部32eのうち、スルーホール36tの下側には導電ピン41が通る貫通孔または切欠きが設けられている。
ここで、接続配線14は必ずしもスルーホール36tに設けられなくてもよい。図5は、アンテナ電極10と導電ピン41との接続の他の一例を概略的に示す部分断面図である。図5の例では、接続配線14は、高誘電部材36の上面36a、側面、下面36dに配置されており、上面36aにあるアンテナ電極10と下面36dに接触する導電ピン41とを電気的に接続している。
以下では、アンテナ電極10の周囲にある部材によるアンテナの受信特性の変化について説明する。
図6および図7は、アンテナ電極10と高誘電部材36との距離変化を説明する図である。図6は風防ガラス31に外力がかかっていない状態の図であり、図7は、風防ガラス31に外力がかかっている状態の図である。風防ガラス31に下向きの外力がかかると、パッキン33等の変形により、アンテナ電極10と風防ガラス31との距離が接近し、接触してしまう可能性がある。
風防ガラス31も誘電率を有するため、アンテナ電極10と風防ガラス31との接近により受信する波長がさらに短縮される。これにより、アンテナの周波数特性が変化する。風防ガラス31だけでなく、アンテナ電極10との距離が受信波長の20分の1以内である誘電体については波長短縮効果に大きく寄与するため、これらの誘電体についても微小な距離の変化によりアンテナの周波数特性が変化する。影響を与えうる誘電体としては、見返しリング34、文字板51、外装ケースを構成するベゼル32、ムーブメント59が挙げられる。
ここで、周波数特性の変化量は、高誘電部材36と、その周囲にある誘電体の誘電率とに応じて定まる。図8は、誘電率3の誘電体上のアンテナ電極10についての周波数特性の変化を示すグラフである。図8は、高誘電部材36に相当するアンテナ基材は例えばリング状のプラスチックであり、アンテナ基材の上面にアンテナ電極10が配置され、アンテナ電極10の上にサファイア製の風防ガラス31が存在するケースについて実測された周波数特性を示している。図8では、サファイアの誘電率は10としている。
ここで、図8の破線はアンテナ電極10およびアンテナ基材と風防ガラス31との距離が1mmの場合の周波数に応じた反射係数S11を示し、その最小値が最も効率よく受信できる周波数を示す。図8の実線は、アンテナ電極10およびアンテナ基材と、風防ガラス31とが接触している場合の周波数に応じた反射係数S11を示し、その最小値が最も効率よく受信できる周波数(以下、受信周波数という)を示す。
図9は誘電率10の誘電体上のアンテナ電極10についての周波数特性の変化を示すグラフである。図10は誘電率33の誘電体上のアンテナ電極10についての周波数特性の変化を示すグラフである。図11は、誘電率90程度の高誘電率の誘電体上のアンテナ電極10についての周波数特性の変化を示すグラフである。誘電率33の誘電体は、例えばジルコニアである。図9から11は、それぞれアンテナ基材の上面にアンテナ電極10が配置され、アンテナ電極10の上にサファイア製の風防ガラス31が存在するケースについて実測された周波数特性を示している。実線および破線の意味は、図8と同様である。なお、図11の例では誘電率は93であるが、誘電率が80から100程度であっても同様の結果が得られる。
また、アンテナ基材の誘電率と、アンテナ基材に対する風防ガラス31の距離と、による受信周波数の変化を表1に示す。
図8から11や表1によると、アンテナ基材の誘電率が大きい方が、距離の変化に伴う受信周波数の変化が少なくなる傾向がある。図12は、誘電率と受信周波数の周波数変化率fdとの関係を示す図である。横軸はアンテナ電極10が配置されるアンテナ基材の誘電率であり、縦軸は受信周波数の周波数変化率fdを示す。受信周波数の周波数変化率fdは、アンテナ体11と風防ガラス31との距離が1mmの場合の受信周波数と、アンテナ体11と風防ガラス31とが接触している場合の受信周波数との差を、間隔1mmの場合の周波数で割った値である。
図12からわかるように、受信周波数の周波数変化率fdは、アンテナ電極10が配置されるアンテナ基材の誘電率が、アンテナ電極10に隣接する他の部材の誘電率より小さいと大きい。また受信周波数の周波数変化率fdは、高誘電部材36の誘電率が大きくなると小さくなる。特に、アンテナ基材の誘電率が隣接する他の部材の誘電率の約2倍を超えると受信周波数の周波数変化率fdの変化が無視できる程度になっている。
このことから、高誘電部材36の誘電率を、その周囲、特にアンテナ電極10(アンテナ体11でもよい)からの距離が受信波長の20分の1以内となる範囲にある他の部材の誘電率の2倍以上になるようにすることで、変形や製造時の工作精度に起因する周波数特性の変動による影響を抑えることが可能になる。より具体的には、高誘電部材36の材質をジルコニアまたはそれよりも誘電率の高い物質にし、さらに見返しリング34、文字板51、外装ケースを構成するベゼル32、ムーブメント59の誘電率が、その半分以下であることにより、周波数特性の変動による影響を抑えることができる。また、上記部材に限らず高誘電部材36の誘電率が、その周囲にあるすべての他の部材より高くてもよい。高誘電基材36の誘電率が、風防ガラス31とムーブメント59との間に配置される他の部材(例えばアンテナ電極10に隣接する部材)の誘電率より大きくてもよい。これらの場合も周波数特性の変動による影響を抑えることができる。
なお、高誘電部材36の配置が、図2に示されるものと異なっていてもよい。図13は、衛星電波腕時計1の他の一例を示す部分断面図である。図13の例では、図2の例と異なり、ベゼル32は、風防ガラス31の外側にある内周面32bと、高誘電部材36の外側にある内周面32cとを有する。平面視で、内周面32bより内周面32cの方が内側に存在する。また、文字板51は、見返しリング34だけでなくベゼル32の張出部32eの下にも存在する。図2の例では高誘電部材36がパッキン33を介して風防ガラス31を支えているが、図13の例では高誘電部材36は風防ガラス31を支えていない。高誘電部材36がセラミックスの場合、図2の例では風防ガラス31からの衝撃や、風防ガラス31のはめ込み時の圧力により高誘電部材36に割れや欠けが発生する可能性がある。一方、図13の例では例えば金属製のベゼル32が風防ガラス31を保持するので、上記問題の発生を抑えることができる。
図14は、衛星電波腕時計1の他の一例を示す部分断面図である。図14の例では、図13の例と異なり、ベゼル32の張出部32eが存在せず、文字板51の直上に高誘電部材36が配置されている。図14の例では、張出部32eが存在しないため、ベゼル32が金属製の場合には、アンテナ電極10への金属の影響を低減することができ、受信感度を向上させることができる。なお、図14の例では、ムーブメント59を保持するために、胴38の内周側に突起が設けられている。
図15は、衛星電波腕時計1の他の一例を示す部分断面図である。図15の例は、図2の例と異なり、見返しリング34がベゼル32の内周面32cに隣接し、また見返しリング34と風防ガラス31との間にアンテナ体11が配置されている。より具体的には、アンテナ体11は、見返しリング34の上面(風防ガラス31側の面)に設けられた凹部34rに配置されている。アンテナ体11に含まれる高誘電部材36と見返しリング34との間には緩衝材63,64が設けられている。緩衝材63は高誘電部材36の径方向内側に、緩衝材64は高誘電部材36の下側に配置されている。図15の例では、見返しリング34がパッキン33を介して風防ガラス31を保持している。例えばベゼル32が金属の場合には、高誘電部材36とベゼル32の内周面32cとの間の見返しリング34によりベゼル32とアンテナ電極10との間隔が大きくなり、金属によるアンテナ電極10の受信感度への影響を抑えることができる。一方、ベゼル32がセラミックスである場合は、見返しリング34をプラスチックにすることにより、衝撃によるベゼル32の割れや欠けの発生を抑制できる。
図16は、衛星電波腕時計1の他の一例を示す部分断面図である。図16の例は、図15の例と異なり、ベゼル32の張出部32eが存在しない。
ここで、高誘電部材36に凹部36rが設けられ、その凹部36rの内部にアンテナ電極10が配置されてもよい。図17は、アンテナ体11および風防ガラス31の他の一例を概略的に示す部分断面図である。図17の例では、高誘電部材36の上面36aに凹部36rが設けられており、その凹部36rの内側にアンテナ電極10が配置されている。これにより、アンテナ電極10よりも高誘電部材36の方が風防ガラス31などの他の部材に近くなっている。
図18は、図17に示されるアンテナ体11と風防ガラス31とが接近する例を示す部分断面図である。図18の例では、風防ガラス31に力が加わることにより風防ガラス31とアンテナ体11とが近接する例を示している。図18の例では風防ガラス31と高誘電部材36とが接触しているが、アンテナ電極10と風防ガラス31は接触せず、いくらかの距離を保っている。誘電体による波長短縮効果は、アンテナ電極10と他の部材とが近くなるほど大きく変動する。凹部36rによりアンテナ電極10と他の部材との最低限の距離を保つことにより、周波数特性の変動による影響をさらに抑えることができる。
図19は、アンテナ体11と導電ピン41との接続の一例を概略的に示す図である。高誘電部材36は、アンテナ電極10の端部の直下にスルーホール36tを有する。スルーホール36tは、凹部36rの底部から高誘電部材36の下面36dへと延びている。スルーホール36tの内部には、金属製の接続配線14が設けられており、接続配線14の上端はアンテナ電極10と接触しており、接続配線14の下端は導電ピン41の上端と接触している。スルーホール36tを用いずに高誘電部材36の外側の面に配線を設けると、配線の屈曲する箇所の強度不足や、配線と風防ガラス31との接触などにより、断線の可能性がある。スルーホール36tを用いることにより、接続配線14の断線の可能性を下げることができる。
凹部36rの代わりに、高誘電部材36に突起36pが設けられてもよい。図20は、アンテナ体11の他の一例を示す部分断面図である。図20の例では、高誘電部材36の表面のうち、アンテナ電極10に隣接して突起36pが設けられている。図20の例では、アンテナ電極10は、突起36pの間に配置されている。突起36pの上端は、アンテナ電極10の上端より高く、突起36pは、アンテナ電極10より高誘電部材36の上面36aに対向する部材に近い。突起36pによっても、アンテナ電極10と他の部材との最低限の距離を保つことにより、周波数特性の変動による影響をさらに抑えることができる。
突起36pの代わりに、高誘電部材36の表面に保護部材65が設けられてもよい。図21は、アンテナ体11の他の一例を示す部分断面図である。保護部材65は、高誘電部材36の上面36aに配置されており、アンテナ電極10の周囲に配置されている。保護部材65の上端はアンテナ電極10の上端より高く、保護部材65は、アンテナ電極10より高誘電部材36の上面36aに対向する部材に近い。保護部材65は非導電性の部材であり、かつ保護部材65の誘電率が高誘電部材36の誘電率より小さく、変形しにくい素材になっている。図21の例においても、アンテナ電極10と他の部材との最低限の距離を保つことにより、変形等による周波数特性の変動を抑えることができる。
高誘電部材36ではなく、風防ガラス31などの対向する部材に凹部31rや突起31pなどを設けてもよい。図22は、アンテナ体11およびアンテナ体11に対向する部材の他の一例を示す部分断面図である。図22の例では、高誘電部材36の上面36aに凹部36r、突起36pは存在せず、保護部材65も配置されていない。代わりに、高誘電部材36およびアンテナ電極10に対向する風防ガラス31には、アンテナ電極10の形状に応じた凹部31rが形成されている。凹部31rはアンテナ電極10に対向する領域に設けられ、凹部31rの深さはアンテナ電極10の厚みより大きい。これにより、風防ガラス31と高誘電部材36とが接触しても、アンテナ電極10と風防ガラス31とが最低限の距離を保ち、変形等による周波数特性の変動を抑えることができる。
図23は、アンテナ体11およびアンテナ体11に対向する部材の他の一例を示す部分断面図である。図23の例では、高誘電部材36およびアンテナ電極10に対向する風防ガラス31には、風防ガラス31の表面のうちアンテナ電極10の周辺領域に対向する突起31pを有する。突起31pはアンテナ電極10に対向しておらず、突起31pの長さは、アンテナ電極10の厚みより大きい。これにより、風防ガラス31と高誘電部材36とが接触しても、アンテナ電極10と風防ガラス31とが最低限の距離を保ち、変形等による周波数特性の変動を抑えることができる。
以下では、アンテナ電極10に対向する部材が見返しリング34である場合について説明する。図24は、衛星電波腕時計1の他の一例を示す部分断面図である。図24の例では、図2の例と異なり、見返しリング34はアンテナ体11の上側も覆っており、アンテナ体11は見返しリング34とベゼル32とに囲まれた空間に配置されている。見返しリング34はアンテナ電極10に対向している。見返しリング34は例えば樹脂であり、誘電率は2〜5程度である。本図の例においても、高誘電部材36の誘電率がベゼル32、見返しリング34、風防ガラス31といった周囲の他の部材の2倍より大きいことにより、周波数特性の変動を抑えることができる。
図25は、衛星電波腕時計1の他の一例を示す部分断面図である。図25の例では、図24の例と異なり、平面視で文字板51の外周がベゼル32の内周面32cに隣接するように配置されており、文字板51の外周部の下にベゼル32の張出部32eが存在し、外周部の上に高誘電部材36が配置されている。図25の例においても周波数特性の変動を抑えることができる。
図26は、衛星電波腕時計1の他の一例を示す部分断面図である。図26の例では、図24の例と異なり、見返しリング34は上側張出部34uと下側張出部34vを有し、上側張出部34u、下側張出部34vはベゼル32の内周面32cに隣接している。また、アンテナ体11は上側張出部34uおよび下側張出部34vに挟まれている。図26の例においても周波数特性の変動を抑えることができる。
図27は、衛星電波腕時計1の他の一例を示す部分断面図である。図27の例では、図24の例と異なり、見返しリング34のうちアンテナ電極10に対向する面に凹部34rが設けられている。凹部34rはアンテナ電極10の形状に応じた形状を有する。凹部34rはアンテナ電極10に対向する領域に設けられ、凹部34rの深さはアンテナ電極10の厚みより大きい。これにより、見返しリング34と高誘電部材36とが接触しても、アンテナ電極10と見返しリング34とが最低限の距離を保ち、変形等による周波数特性の変動を抑えることができる。なお、見返しリング34には、凹部34rの代わりにアンテナ電極10の周辺領域に対向する突起が設けられてもよい。
また、高誘電部材36は、文字板51より下に配置されてもよいし、ベゼル32の張出部32eの上に直接配置されてもよい。また、高誘電部材36の下に文字板51や張出部32eが存在せず、高誘電部材36がムーブメント59に含まれる地板の上に直接配置されてもよい。高誘電部材36が地板の上に直接配置される場合には、ムーブメント59に含まれる回路基板からの配線を地板上に配置し、その配線と高誘電部材36に設けられた接続配線14とを直接接触させてもよい。さらに、回路基板からの配線と接続配線14とをハンダなどで導電接着させてもよい。
また、これまでに説明した例において、アンテナ電極10が外装ケースを構成するベゼル32の内周面32cに対向する位置に配置されてもよい。この場合、特に、高誘電部材36の誘電率がベゼル32の誘電率の2倍以上にすることにより、周波数特性の変動を抑えることができる。
以下では、アンテナ電極10がベゼル32の表面に設けられる場合について、主に他の例との相違点について説明する。以下の例ではベゼル32はセラミックスからなり、誘電率は32前後である。
図28は、衛星電波腕時計1の他の一例を示す部分断面図である。ベゼル32は、内周面32cの下部から径方向内側に向けて張り出す張出部32fを有する。内周面32cは、風防ガラス31の側面に対向している。張出部32fはリング状であり、その下側の面にアンテナ電極10が配置されている。アンテナ電極10の給電点に対応する部分は、上下方向に延びる給電ピン41と接触している。
また、文字板51の周縁は見返しリング34の下にあり、また文字板51の外周縁とベゼル32の張出部32fの下側にある内周との間には、ソーラーセル押さえ部材56が配置されている。文字板51およびソーラーセル押さえ部材56の下側には、ソーラーセル55が配置される。ソーラーセル55は、ムーブメント59と、文字板51との間に配置されている。ソーラーセル押さえ部材56は、ソーラーセル55の位置を固定し、かつ回転を抑制する。また、ソーラーセル押さえ部材56は、文字板51の位置を固定し、かつ回転を抑制してもよい。ソーラーセル押さえ部材56はアンテナ電極10に隣接している。
ソーラーセル押さえ部材56は非導電性部材で形成されており、誘電率は、アンテナ電極10が配置されるベゼル32の誘電率より低い。ソーラーセル押さえ部材56にはアンテナ電極10の形状に応じた凹部が形成されており、アンテナ電極10は凹部の中に配置される。アンテナ電極10は、隣接する部材(ここではソーラーセル押さえ部材56)と接触していてもよいし、アンテナ電極10とそれに隣接する部材との間に空隙があってもよい。後者の場合には、アンテナ電極10と、それに隣接する部材との間の距離を一定に保つ構造を有する。例えば、ソーラーセル押さえ部材56は、ベゼル32に応じた形状を有し、ベゼル32と接触することにより、その位置が固定されている。
図28の例では、ベゼル32の表面にアンテナ電極10が配置される。そして、アンテナ電極10の周囲、具体的にはアンテナ電極からの距離が受信波長の20分の1以内となる範囲にある部材の中で、そのベゼル32の誘電率が最も大きい。また、ベゼル32は、ムーブメント59と風防31の間にある部材(ムーブメント59より風防側にある部材であってもよい)の中で、最も誘電率の大きい部材である。これにより、衛星電波腕時計1における周波数特性の変動を抑えることができる。
なお、見返しリング34がソーラーセル押さえ部材56と一体化し、ソーラーセル押さえ部材56としても用いられてもよいし、ムーブメント59の上面が、ソーラーセル押さえ部材56の機能を有していてもよい。
図29は、衛星電波腕時計1の他の一例を示す部分断面図である。図29の例では、図28の例と異なり、アンテナ電極10はベゼル32の張出部32fの上面に設けられている。また、アンテナ電極10は、張出部32fの上面から内周面を経て下面に至る配線状の部分も有する。アンテナ電極10のうち張出部32fの下面にある部分は、上下方向に延びる導電ピン41と接触している。見返しリング34は、アンテナ電極10のうち張出部32fの上面および内周面の上にある部分と対向しており、またその部分に応じた凹部を有する。
図29の例においても、ベゼル32の表面にアンテナ電極10が配置される。そして、アンテナ電極10の周囲にある部材の中、またはムーブメント59と風防31の間にある部材の中で、そのベゼル32の誘電率が最も大きい。また、胴38が金属製であっても、その胴38とアンテナ電極10との距離を図28の例より大きくすることができる。そのため、感度をより向上させることができる。なお、見返し34によりアンテナ電極10は使用者から視認されないようにできるため、審美性も損なわれない。
図30は、衛星電波腕時計1の他の一例を示す部分断面図である。図30の例では、図29の例と異なり、アンテナ電極10はベゼル32の張出部32fの上面のみに設けられている。また、アンテナ電極10の上面のうち給電点に対応する部分は、接続電極42のうち板バネの構造を有する端部と接している。接続電極42のその端部の上には見返しリング34が接しており、その端部は見返しリング34とアンテナ電極10とに挟まれている。接続電極42と、受信回路等が設けられる回路基板とは、ネジ43によって接続されている。見返しリング34は、アンテナ電極10および接続電極42の形状に応じた凹部を有する。
図30の例では、図29の例と異なり、アンテナ電極10を張出部32fの複数の面に形成する必要がなく、また板バネを用いるために、給電ピン41を用いる必要もない。これらにより、衛星電波腕時計1の製造コストをより低減することができる。
図31は、衛星電波腕時計1の他の一例を示す部分断面図である。図31の例は、図28の例と異なり、文字板51およびソーラーセル55は、アンテナ電極10よりも上側にある。また、ソーラー押さえ部材56は存在せず、ソーラーセル55はムーブメント59と文字板51との間に挟まれており、アンテナ電極10の下面はムーブメント59の上面のうち外周側の部分に隣接している。図31の例においても、アンテナ電極10の周囲、具体的にはアンテナ電極からの距離が受信波長の20分の1以内となる範囲にある部材の中で、そのベゼル32の誘電率が最も大きく、また、ベゼル32は、ムーブメント59と風防31の間にある部材の中で、最も誘電率の大きい部材であれば、図28の例などと同様の効果を得ることができる。
これまでに、衛星電波腕時計1に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は例えば腕時計と異なる携帯用の小型の時計にも適用できる。
Claims (14)
- 風防と、
前記風防がはめ込まれるケースと、
前記ケース内に配置されるムーブメントと、
前記風防と前記ムーブメントとの間かつ前記ケースの内周に沿って少なくとも一部が配置されるアンテナ体と、
を含み、
前記アンテナ体は、
アンテナ電極と、
表面に前記アンテナ電極が配置されるアンテナ基材と、
を含み、
前記アンテナ基材の誘電率は前記アンテナ体の周囲にある他の部材の誘電率より大きい、
電波時計。 - 請求項1に記載の電波時計において、
前記アンテナ基材の誘電率は、前記アンテナ体との距離が受信波長の20分の1以内である他の部材の誘電率より大きい、
電波時計。 - 請求項1または2に記載の電波時計において、
前記アンテナ基材の誘電率は、前記他の部材の誘電率の2倍より大きい、
電波時計。 - 請求項1から3のいずれかに記載の電波時計において、
前記アンテナ基材の誘電率は、前記風防と前記ムーブメントの間に配置される他の部材の誘電率より大きい、
電波時計。 - 請求項1から4に記載の電波時計において、
前記アンテナ基材の誘電率は、前記アンテナ体に隣接する他の部材の誘電率より高い、
電波時計。 - 請求項1から5のいずれかに記載の電波時計において、
前記他の部材のいずれかは、前記アンテナ電極の少なくとも一部と対向する、
電波時計。 - 請求項1から6のいずれかに記載の電波時計において、
前記アンテナ基材は、前記アンテナ電極より前記他の部材に近い部分を有する、
電波時計。 - 請求項7に記載の電波時計において、
前記アンテナ基材は凹部または複数の凸部を有し、
前記アンテナ電極は前記凹部の内部に配置され、または、前記複数の凸部に隣接して配置されている、
電波時計。 - 請求項7に記載の電波時計において、
前記アンテナ基材の表面かつ前記アンテナ電極の周囲に配置される保護部材をさらに含む、
電波時計。 - 請求項7に記載の電波時計において、
前記他の部材は、前記アンテナ電極の形状に応じた凹部、または、前記アンテナ基材の表面のうち前記アンテナ電極の周辺領域と対向する凸部を有する、
電波時計。 - 請求項1から10のいずれかに記載の電波時計において、
前記アンテナ体の前記ムーブメントの側に配置され、弾力性を有する保護部材をさらに含む、
電波時計。 - 請求項1から11のいずれかに記載の電波時計において、
前記風防と前記ムーブメントとの間に配置される見返しリングをさらに含み、
前記アンテナ体は、前記見返しリングと前記風防との間に配置される、
電波時計。 - 請求項12に記載の電波時計において、
前記見返しリングの前記風防側の面は凹部を有し、
前記アンテナ体は、前記凹部に配置される、
電波時計。 - 請求項1から13のいずれかに記載の電波時計において、
前記他の部材は、前記風防と前記ムーブメントとの間に配置される見返しリング、前記風防、前記風防と前記ムーブメントの間に配置される文字板、前記ケース、および前記ムーブメントであり、
前記見返しリングは前記アンテナ体より前記風防に近い、
電波時計。
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