JPWO2018167977A1 - 車両用荷室構造 - Google Patents

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Abstract

本発明の車両用荷室構造は、車両(1)の荷室(2)を覆い上下に回動可能に配置されたカバー部材(3)と、カバー部材(3)の裏面側に設けられて、車両前後方向に延びる第1照明装置(41)と、カバー部材(3)の裏面側の後部に設けられた第2照明装置(42)と、を備えている。カバー部材(3)が荷室(2)を覆っている場合は、第1照明装置(41)が点灯するように構成されている。カバー部材(3)が持ち上げられた場合は、第2照明装置(42)が点灯するように構成されている。

Description

本発明は、車両の荷室を覆うカバー部材を備えた車両用荷室構造に関する。
従来、ステーションワゴンやハッチバック等の自動車の荷室には、荷物を覆い隠すためのトノボードや、トノカバーや、フロアボード等のカバー部材が設けられている。また、夜間において、荷室内に収容した荷物の出し入れ作業の作業性を向上させたものとしては、荷室の床面に凹設された収納凹部を閉塞するフロアボードに、収納凹部内を照明する照明装置を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
その照明装置は、フロアボードを開閉する操作ハンドルの把持部の表面に、光源を点灯するためのタッチセンサを有する取手ユニットを備えている。その照明装置は、タッチセンサに人体が接近、または、接触したときに、光源(発光ダイオード)を点灯させる構成となっている。
特開2007−320422号公報(図9〜図10)
しかし、特許文献1に記載の照明装置は、荷室の床面下の収納凹部内を照明するものであるため、床面上や、フロアボード上や、荷室を覆うカバー部材の下方に載置した荷物を照明することができないという問題点があった。
この問題点を解消するものとしては、荷室の側壁や、バックドアに光源を設けて荷室内を照明するラゲッジランプを備えた照明装置が知られている。しかし、この場合は、荷室内に荷物を出し入れする際に、乗員や作業者等(以下「乗員」という)がいる方向を照明するので、乗員が影になって荷物を効果的に照明することができないという問題点があった。
そこで、本発明は、カバー材で覆った荷室内を効果的に照明することができる車両用荷室構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明の車両用荷室構造は、車両の荷室を覆い上下に回動可能に配置されたカバー部材と、前記カバー部材の裏面側に設けられて、車両前後方向に延びる第1照明装置と、前記カバー部材の裏面側の後部に設けられた第2照明装置と、を備え、前記カバー部材が前記荷室を覆っている場合は、前記第1照明装置が点灯し、前記カバー部材が持ち上げられた場合は、前記第2照明装置が点灯する。
本発明に係る車両用荷室構造は、カバー材で覆った荷室内を第1照明装置及び第2照明装置からの直接光による眩しさを低減して効果的に照明することができる。
本発明の実施形態に係る車両用荷室構造の一例を示す要部概略斜視図である。 カバー部材で荷室を覆ったときの状態と、カバー部材を開放状態にしたときの状態を示す説明図である。 カバー部材の裏面を示す概略斜視図である。 第1照明装置に設置状態を示す要部拡大概略縦断面図である。 第2照明装置に設置状態を示す要部拡大概略縦断面図である。 本発明の実施形態に係る車両用荷室構造の変形例を示す図であり、カバー部材の軸部を示す要部拡大分解斜視図である。
以下、図1〜図5に基づいて本発明の実施形態に係る車両用荷室構造の一例を説明する。
なお、図1に示す車両1の進行方向を「F」、後退方向を「B」、「鉛直上方側を「U」、鉛直下方側を「D」、左側を「L」、右側を「R」として適宜説明する。
≪車両≫
車両1は、車体後部1aに形成されたドア開口部1bと、ドア開口部1bを開閉する扉5(図2参照)と、車体後部1aに設けられた荷室2と、荷室2を覆い上下に回動可能なカバー部材3と、カバー部材3の下方を照明する照明装置4と、を備えている。
なお、車両1は、後部に荷室2、扉5、および、照明装置4を備えている自動車であればよく、形式・種類は特に限定されない。以下、その一例として、バックドアタイプの扉5を有する自動車を例に挙げて説明する。
図1に示すように、ドア開口部1bは、荷室2内から荷物を取り出したり、収納したりするための開口部である。
≪荷室≫
荷室2は、車両1において、荷物を収納したり、積載したりする空間である。この荷室2は、ドア開口部1bと後部座席6との間に形成されている。荷室2には、左右の荷室側壁2bに着脱可能に架設されたカバー部材3が備えられている。図2に示すように、荷室2は、扉5を閉めている場合に、カバー部材3で荷室2を覆った状態になる。荷室2は、扉5を開放した場合に、扉5に連結した連結部材7にカバー部材3が引き上げられて、荷室2の上部が開放されるようになっている。
図1に示すように、床面2aは、例えば、車室(キャビン)の床面2aに連続して形成されている。床面2aは、フロアパネル、フロアボード等によって形成されている。床面2aとカバー部材3との間には、荷物を収容する荷室空間が形成されている。
荷室側壁2bは、荷室2の左右の内壁面を構成するリヤサイドトリムによって形成されている。左右の荷室側壁2bには、カバー部材3が載置される段差面2cと、段差面2cの前端側に形成されたガイド部2dと、ガイド部2dの前端に形成された軸支部2eと、がそれぞれ形成されている。
段差面2cは、荷室側壁2bから荷室2側方向に向けて段差状に突出して形成された水平な面である。段差面2cは、後部座席6のシートバック61の上部後方からドア開口部1b方向(後方向)に向けて延設されている。左右の段差面2cの一方には、照明装置4を点灯・消灯するための照明スイッチ43が設けられている。
ガイド部2dは、後記する軸部3fを、略鉤状の軸支部2eに回動自在に係合させるときに、段差面2c上から軸支部2e内に導くためのガイド面である。
軸支部2eは、カバー部材3の側面前端部から外側方向に突設された軸ピン状の軸部3fを回動自在に係合・離脱可能に軸支する部位である。軸支部2eは、ガイド部2dの前端から上方向に向けて突出形成された略鉤状(略逆J字状)の突起から成る。
軸部3fは、車体側に対して着脱可能なカバー部材3の側面前端部に突設された円柱状の突起から成る。
なお、図2に示す扉5は、ドア開口部1bを開閉するものであれば、どのようなタイプのドアでも構わない。以下、扉5の一例として、跳ね上げタイプのヒンジ式ドアを例に挙げて説明する。
≪カバー部材≫
図3に示すように、カバー部材3は、荷室2(図2参照)の上方を覆って遮蔽するための遮蔽部材である。カバー部材3は、パーシェルカバー、シェルフボード、あるいは、トノボードともいわれている樹脂製の部材から成る。カバー部材3は、荷室2(図2参照)を覆って荷物を隠す役目と、小物の荷物を載置する棚の役目と、を果す。カバー部材3は、矩形のカバー本体部3aと、カバー本体部3aの四辺から下方向に向けて立設された立壁3b〜3eと、左右の立壁3d,3eの前端部寄りの位置に設けられた軸部3fと、連結部材固定部3gと、を有している。
このようにカバー部材3は、前後左右の外周部に立壁3b〜3eを有した浅い箱状の蓋部材から成る。カバー部材3には、カバー部材3の下面(裏面)側の側部に設けられた第1照明装置41と、カバー部材3の下面(裏面)側の後部に設けられた第2照明装置42と、照明装置4を照明スイッチ43等に接続する電線(図示省略)と、カバー部材3と扉5とを連結する連結部材7と、が設けられている(図2参照)。
図1に示すように、カバー本体部3aは、平面視して略四角形の厚板部材によって形成されている。カバー本体部3aは、車幅方向の一方の段差面2c上と、車幅方向の他方の段差面2c上とに載置することが可能な大きさに形成される。つまり、カバー本体部3aは、荷室2の上方を覆うことが可能の大きさに形成されている。カバー本体部3aの外周部には、細長い平板状の立壁3b〜3eが一体形成されている。カバー本体部3aの後端部および後側の立壁3bは、車体後部の形状に合わせて、下面視してやや曲線状に形成されている。図3に示すように、カバー本体部3aの後側寄りの左右には、連結部材7の下端が固定されている。
後側の立壁3bの内側側面には、左右にそれぞれ第2照明装置42が設けられている。
後側の立壁3bは、後部座席6のシートバック61の裏面上部に対向配置されている。
左右の立壁3d,3eには、前端部に車幅方向外側に向かって軸部3fがそれぞれ突設されている。左右の立壁3d,3eの基端部と、カバー本体部3aの外周部と、の連結部位(角部)には、車両前後方向に延設された第1照明装置41がそれぞれ設けられている。
カバー部材3の前端部に設けられた軸部3fは、カバー部材3を車体側に対して回動可能に支持するための軸支部材である。軸部3fは、例えば、立壁3d,3eの前端部の外面に一体形成された円柱形状の突起、あるいは、立壁3d,3eの前端部に装着した金属製の軸支ピン等から成る。このため、カバー部材3は、前端部の軸部3fが軸支部2eに回動自在に軸支され、左右の立壁3d,3eが荷室側壁2bの段差面2c上に載置されて荷室2を閉塞可能に配置され、カバー本体部3aが連結部材7によって扉5に吊支されている(図1および図2参照)。
図3に示すように、連結部材固定部3gは、連結部材7の下端が固定される部位である。連結部材固定部3gは、例えば、カバー本体部3aに形成されて連結部材7を挿通する貫通孔と、連結部材7の下端を固定する板状固定部と、から成る。
≪照明装置≫
図1に示すように、照明装置4は、カバー部材3の開閉動作に応じて点灯・消灯して荷室2(図1および図2参照)内を照明する装置である。照明装置4は、左右の立壁3d,3eに設けられた第1照明装置41と、後側の立壁3bに設けられた第2照明装置42と、荷室側壁2bの段差面2cに設けられた照明スイッチ43と、不図示の制御部および電線と、を備えている。図2に示すように、照明装置4は、カバー部材3が荷室2を覆っている場合に、第1照明装置41が点灯し、カバー部材3が持ち上げられた場合に、第2照明装置42が点灯して切り換わるように構成されている。
<第1照明装置>
第1照明装置41は、荷室2内を薄暗く照明する照度の低い光源から成る。第1照明装置41は、例えば、細長いバータイプのLEDから成る。第1照明装置41(図4参照)は、左右の立壁3d,3eとカバー本体部3aとの角部に固定されている。第1照明装置41に接続されている電線は、制御部(図示省略)および照明スイッチ43を介して電源に接続されている。
第1照明装置41は、扉5を開けて連結部材7を介してカバー部材3が段差面2cから上方に離間しているときに、照明スイッチ43がOFFして消灯するように、制御部(図示省略)によって制御される。また、第1照明装置41は、扉5を閉めて連結部材7を介してカバー部材3が段差面2c上に載置されているときに、照明スイッチ43がONして点灯するように、制御部(図示省略)によって制御される。
<第2照明装置>
第2照明装置42は、荷室2内を明るく照明する光源から成る。第2照明装置42は、例えば、平板状のLEDから成る。第2照明装置42は、後側の立壁3bの前面(裏面)に固定されている。第2照明装置42に接続されている電線は、制御部(図示省略)および照明スイッチ43を介して電源に接続されている。
第2照明装置42は、扉5を閉めて連結部材7を介してカバー部材3が段差面2c上に下がっているときに、照明スイッチ43がOFFして消灯するように、制御部(図示省略)によって制御される。また、第2照明装置42は、扉5を開けて連結部材7を介してカバー部材3が段差面2cから上昇しているときに、照明スイッチ43がONして点灯するように、制御部(図示省略)によって制御される。
<照明スイッチ>
図1に示すように、照明スイッチ43は、軸部3fを中心にしてカバー部材3を持ち上げたときに、第1照明装置41と第2照明装置42との少なくとも一方を点灯させる作動スイッチである。照明スイッチ43は、例えば、ノブ43aを段差面2cから突出した状態に配置した自動復帰式のブッシュスイッチから成る。照明スイッチ43は、ノブ43aがカバー部材3の立壁3dの下端に押圧されると、第1照明装置41を点灯させて、第2照明装置42を消灯させるように構成されている。また、照明スイッチ43は、カバー部材3の縦壁3dがノブ43aから離れると、ノブ43aおよび可動接点が接点ばね(図示省略)によって、第1照明装置41を消灯させて、第2照明装置42を点灯させる接点位置状態に自動復帰するように構成されている。
<連結部材>
図2に示すように、連結部材7は、ドア開口部1bを開閉する扉5の開閉動作に応じてカバー部材3を連動させるための線状部材である。連結部材7は、カバー部材3および扉5の左右端部に対称に配置された二つの部材から成る。連結部材7の下端には、カバー部材3の後側寄りの左右端部に設けられた連結部材固定部3gに連結するための連結部7aが設けられている。その連結部材7の上端には、扉5の窓枠部に設けられたフック51に係止される掛止部7bが設けられている。連結部材7は、カバー部材3を引っ張ることが可能な引張力を有する細長い部材であればよい。連結部材7は、例えば、連結部材7は、例えば、ナイロン等の化繊で構成された可撓性を有する細いロープ状の部材から成る。
連結部7aは、端部を連結部材固定部3gに固定して、カバー本体部3aに形成した貫通孔からカバー部材3の上側(表面)側に引き出されている。
掛止部7bは、連結部材7の上端部に形成された環状部位である。掛止部7bは、フック51に着脱可能に係止されている。
≪車両用荷室構造の作用≫
次に、図1〜図5を参照して本発明の実施形態に係る車両用荷室構造の作用を説明する。
図1に示すように、カバー部材3は、外周部に立壁3b〜3eを有しているので、カバー部材3の強度を向上させて補強することができる。このため、比較的重い荷物であっても、カバー部材3上に載置することができる。
また、第1照明装置41および第2照明装置42は、カバー部材3の立壁3b,3d,3eに設けることにより、他の部材に接触したり、他の部材を設置する際に規制を受けたりすることが無いので、取り付け易い。また、カバー部材3は、照明装置4に接続する電線や、照明装置4を固定するための部材を立壁3b,3d,3eによって見えないように、カバー部材3の下面(裏面)側に配置することができるので、見栄えを悪くすることが無い。
カバー部材3の前端部には、このカバー部材3を車体側に対して回動可能に支持する軸部3fを備えている。そのカバー部材3の後側寄りの位置には、カバー部材3と、扉5とを連結する連結部材7が設けられている。このため、カバー部材3は、扉5を上方向に持ち上げると、連結部材7によって引き上げられて、軸部3fを中心として上方向に回動して、荷室2を開放させる。
荷室2には、軸部3fを中心にしてカバー部材3を持ち上げた状態にしたときに、第1照明装置41と第2照明装置42との少なくとも一方を点灯させる照明スイッチ43が設けられている。このため、照明スイッチ43は、カバー部材3の開閉に応じて、第1照明装置41および第2照明装置42のON・OFF状態を切り換えるので、カバー部材3の開閉に合わせて、第1照明装置41と第2照明装置42とを自動的に点灯・消灯させることができる。
図2に二点鎖線で示すように、扉5でドア開口部1bを閉めている場合、カバー部材3は、水平な状態に下降されて荷室2を覆って閉塞している。この場合、車室側からカバー部材3上に荷物を載置することが可能になっている。
このとき、カバー部材3は、左右の前側両端部の軸部3fが軸支部2eに支軸され、左右下端部が段差面2c上に載置されて支持されている。このため、照明スイッチ43(図1参照)は、カバー部材3の立壁3dに下端に押されてノブ43aが下降状態になっている。照明スイッチ43のノブ43aが下降状態の場合、第1照明装置41が暗い状態で点灯し、第2照明装置42が消灯している。その第1照明装置41からの暗い光は、荷室2とカバー部材3との隙間から漏れて、薄く暗く照明して、荷室2およびカバー部材3の位置が判るようにしている。
荷室2内に荷物を出し入れするために、扉5を上方向に持ち上げてドア開口部1bを開放した場合、図1および図2に示すように、荷室2を閉塞していたカバー部材3は、連結部材7を介して扉5によって引き上げられる。この場合、カバー部材3は、軸部3fを中心として後側が上方向に回動して持ち上げられる。このため、カバー部材3の下端に押されてノブ43aが下降状態だった照明スイッチ43は、カバー部材3が離れたことでノブ43aが上昇状態になる。すると、照明スイッチ43の接点信号(ON・OFF信号)が制御部(図示省略)に送られる。制御部(図示省略)は、カバー部材3を開放したときに、第1照明装置41を消灯させて、第2照明装置42を明るく点灯させて、点灯する照明装置4を切り替える。
その第2照明装置42は、カバー部材3の外周部の後部に形成された立壁3bの前側側面(裏面側)に設けられている。このため、第2照明装置42の光源から放された光は、立壁3b〜3eと、カバー本体部3aの下面(裏面)とによって、カバー部材3の下方の荷室2方向に指向されて、荷室2内を明るく照明する。
また、第2照明装置42は、荷室2に荷物を出し入れする乗員がカバー部材3の下方を覗き込まなければ見えない場所に設置されている。このため、乗員は、荷物を出し入れしている際に、第2照明装置42の照明光(直接光)が当たって眩しくなることが無い。
このように、第2照明装置42から放された光(直接光)は、カバー部材3の立壁3bによって、車両1の後方にいる乗員側を照明することが規制されている。第2照明装置42が、荷室2内に荷物を出し入れする乗員を眩しく照らすのを抑制することができる。このため、第2照明装置42は、乗員が荷室2内に荷物を出し入れする際に、照明すべき箇所(荷室2内および荷物)のみを有効的に照明するので、乗員が眩しくない適宜な照明状態で作業を行うことができる。
従来、夜間において、街灯が無い暗い場所で荷室2に出し入れする場合、荷室2の後端がどこにあるのか判り難いという問題がある。本発明は、照明装置4をカバー部材3の後端部に設けたことによって、特に、荷室2の後端部を明るく照明するので、荷物の出し入れ作業を行い易くすることができる。
このように、本発明の車両用荷室構造は、暗い場所で荷室2の荷物を出し入れする際に、カバー部材3で覆った荷室2内を、照明装置2からの直接光による眩しさを低減して効果的に照明することができるので、容易に荷物を出し入れすることができる。
[第1変形例]
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造及び変更が可能であり、本発明はこれら改造及び変更された発明にも及ぶことは勿論である。なお、既に説明した構成は同じ符号を付してその説明を省略する。
図6は、発明の実施形態に係る車両用荷室構造の変形例を示すであり、カバー部材の軸部を示す要部拡大分解斜視図である。
前記実施形態では、図1に示すように、カバー部材3を回動自在に軸支する構造の一例として、カバー部材3に突設した軸部3fと、荷室側壁2bに形成した軸支部2eとによる場合を説明したが、これに限定されない。カバー部材3は、車体側に対して回動自在に軸支されていればよく、適宜変更してもよい。
例えば、図6に示すように、軸部3Afは、カバー部材3Aの左右の立壁3Adの前端部に形成した軸孔であってもよく、適宜変更しても構わない。
また、その軸部3Afには、軸部3Afに軸入される軸ピン形状の軸支部2Aeを挿通させることが可能な切欠溝3Ahを形成してもよい。その場合、軸支部2Aeは、荷室側壁2b(図1参照)から荷室2側に突出した状態に設けたピン、あるいは、突起等から成る。このようにしても、軸部3Afを軸支部2Aeに着脱自在に軸合することができる。
[第2変形例]
前記実施形態では、第1照明装置41の一例として、カバー部材3を持ち上げた状態(照明スイッチ43のノブ43aが下降状態)のときに、消灯する場合を説明したが、カバー部材3を開放状態にした際にも、点灯させてもよい。
このようにすれば、カバー部材3を持ち上げた状態にして、荷室2内の荷物を出し入れする場合に、第1照明装置41と第2照明装置42とで、荷室2内を明るく照明することができる。
[その他の変形例]
照明スイッチ43は、カバー部材3に連動してON・OFFすればよく、荷室側壁2bの段差面2c以外の場所に設置してもよい。例えば、照明スイッチ43は、カバー部材3の軸部3f,3Afに設置してもよい。この場合、照明スイッチ43は、例えば、可動接点をカバー部材3の軸部3f,3Af側に設け、車体側に可動接点に接触・離間する固定接点を設ける。
また、その場合、第1照明装置41を点灯・消灯させる照明スイッチ43は、可動接点を軸部3f,3Afの基端の周部に扇形状の接点板で形成して、カバー部材3が水平のときにOFF、カバー部材3を僅かに上方向に回動させて半開させたときから全開しているときに点灯するようにしてもよい。
このようにすれば、扉5を僅かに開けて、カバー部材3が僅かに上方向に回動すれば、第1照明装置41が間接照明のように薄明るく点灯し、さらに、カバー部材3が上方向に回動すれば、第2照明装置42も点灯して明るく荷室2内を照明する。
また、不図示の制御部には、扉5を閉めたことを照明スイッチ43で検出してから所定時間後に自動的に照明装置4を消灯させるタイマーを設けてもよい。また、第1照明装置41及び第2照明装置41は、照明スイッチ43がOFFになってから所定時間後に自動的に消灯するタイマー機能付きのLEDを使用してもよい。
このようにすることによって、照明装置4は、扉5を閉めた際に、しばらくの間点灯してから所定時間後に消灯するようにすることができる。
また、第1照明装置41と、第2照明装置42とは、カバー部材3、あるいは、扉5の開閉に合わせて点灯・消灯するようにしてもよい。その場合、第1照明装置41および第2照明装置42は、カバー部材3、あるいは、扉5が閉じているときに消灯し、カバー部材3、あるいは、扉5が開いているときに点灯するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、第1照明装置41の一例として車両前後方向に延設されたものを例に挙げて説明したが、発光体をカバー部材3に前後方向に適宜な間隔で複数設けたものでもよい。
また、第1照明装置41は、カバー部材3を上方向に上げた際に、左右の立壁3d,3eによって隠れる部位であればよく、左右の立壁3d,3eの近傍のカバー本体部3aに設けてもよい。
また、前記実施形態では、照明装置4の一例として発光ダイオードから成る場合を説明したが、発光するものであればよく、小型の白熱電球等であってもよい。
また、カバー部材3は、樹脂材料で形成したものに限定されるものではなく、例えば、金属や、木材や、それらを組み合わせて作製したものであっても構わない。
また、連結部材7は、細い長い部材であればよく、線状、紐状、ワイヤー状、あるいは、金属製鎖等の部材であってもよい。
また、照明装置4の電源は、車載用バッテリに限定されるものではなく、カバー部材3内に設けた乾電池等の電池であってもよい。このようにすることによって、照明装置4と電源とを接続する配線を簡略化することができる。
1 車両
2 荷室
3 カバー部材
3a 立壁
3b 軸部
4 照明装置
41 第1照明装置
42 第2照明装置
43 照明スイッチ

Claims (3)

  1. 車両の荷室を覆い上下に回動可能に配置されたカバー部材と、
    前記カバー部材の裏面側に設けられて、車両前後方向に延びる第1照明装置と、
    前記カバー部材の裏面側の後部に設けられた第2照明装置と、を備え、
    前記カバー部材が前記荷室を覆っている場合は、前記第1照明装置が点灯し、
    前記カバー部材が持ち上げられた場合は、前記第2照明装置が点灯する車両用荷室構造。
  2. 前記カバー部材は、後端部に立壁を有し、
    この立壁には、前記第2照明装置が設けられている請求項1に記載の車両用荷室構造。
  3. 前記カバー部材の前端部には、このカバー部材を車体側に対して回動可能に支持する軸部を備え、
    この軸部を中心にして前記カバー部材が持ち上げられたときに、前記第1照明装置と前記第2照明装置との少なくとも一方を点灯させる照明スイッチを設けた請求項1または請求項2に記載の車両用荷室構造。
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