JPWO2018135576A1 - パート表示装置、電子音楽装置およびパート表示方法 - Google Patents
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Abstract
パート表示装置が提供される。前記パート表示装置は、複数のパート群にそれぞれ対応する複数のタブを表示するタブ表示手段と、前記複数のタブの各々の中に、対応するパート群の各パートのダイジェスト情報を表示するダイジェスト情報表示手段と、前記複数のタブのうちいずれか1つのタブの選択を受け付けるタブ選択受付手段と、選択されたタブに対応するパート群の詳細情報を含むパート詳細画面を表示する詳細情報表示手段とを備える。
Description
本発明は、パート表示装置、電子音楽装置およびパート表示方法に関する。
電子楽器およびミキサ等の電子音楽装置においては、複数のパートに関する情報がディスプレイ上に表示される。特許文献1に記載されるDJ(ディスクジョッキー)システムは、DJコントローラーおよびパーソナルコンピュータを含む。DJコントローラーは、ミキサの機能を有し、4つのチャンネル(パート)にアサインされた音声信号の操作が可能である。パーソナルコンピュータには、DJアプリケーションがインストールされている。DJアプリケーションの表示画面は、上記4つのチャンネルに対応する4つのチャンネル別表示領域を有する。各チャンネル別表示領域には、チャンネル名および各種設定内容等が表示される。
上記特許文献1のDJシステムにおいては、全てのパートに対応する表示領域が表示画面に確保される。しかしながら、パートの数が増えると、表示画面に全てのパートに対応する表示領域を確保することは難しい。そこで、一部のパートに対応する表示領域のみを選択的に設けることが考えられる。しかしながら、その場合には、選択されていないパートの情報を確認するために表示の切替が必要となるので、利便性に欠ける。
本発明の目的は、パート数が多い場合でも利便性が低下することなく各パートの情報を容易に確認可能なパート表示装置およびこれを備えた電子音楽装置を提供することである。
本発明のある観点に係るパート表示装置は、複数のパート群にそれぞれ対応する複数のタブを表示するタブ表示手段と、複数のタブの各々の中に、対応するパート群の各パートのダイジェスト情報を表示するダイジェスト情報表示手段と、複数のタブのうちいずれか1つのタブの選択を受け付けるタブ選択受付手段と、選択されたタブに対応するパート群の詳細情報を含むパート詳細画面を表示する詳細情報表示手段とを備える。
このパート表示装置においては、表示された複数のタブのうちいずれか1つのタブが選択されると、選択されたタブに対応するパート群の詳細情報を含むパート詳細画面が表示される。それにより、限られたスペースに所望のパート群の詳細情報を表示することができる。また、各タブには対応するパート群の各パートのダイジェスト情報が表示される。これにより、ユーザは、選択されていないタブを見て、そのタブに対応する各パートのダイジェスト情報を確認することができる。したがって、パート数が多い場合でも、利便性が低下することなく各パートの情報を容易に確認することが可能となる。
ダイジェスト情報は、当該ダイジェスト情報に対応するパート群の各パートが使用状態であるか否かを示してもよい。この場合、ユーザは、選択されていないタブに対応する各パートが使用状態であるか非使用状態であるかを容易に確認することができる。
パート表示装置は、複数のパート群の各パートを使用状態または非使用状態に設定する使用状態設定手段をさらに備えてもよい。
パート詳細画面は、選択されたタブに対応するパート群の複数のパートにそれぞれ対応する複数のパート表示領域を含み、各パート表示領域には、対応するパートに関する第1の情報が詳細情報として表示されてもよい。この場合、ユーザは、選択されたタブに対応する各パートの第1の情報を容易に確認することができる。
パート詳細画面は、付加表示領域をさらに含み、付加表示領域には、複数のパート群のうち少なくとも1つのパートに関する第2の情報が表示されてもよい。この場合、ユーザは、選択されたタブに対応する各パートの第1の情報と、少なくとも1つのパートに関する第2の情報とを共通のパート詳細画面において確認することができる。
パート表示装置は、複数のパート群のうちいずれか1つのパートの指定を受け付けるパート指定受付手段をさらに備え、付加表示領域には、指定されたパートに関する情報が第2の情報として表示されてもよい。この場合、ユーザは、所望のパートの第2の情報を付加表示領域上で容易に確認することができる。
第1の情報は、対応するパートに対して設定された複数の設定情報を含み、パート表示装置は、指定されたパートに対応するパート表示領域において複数の設定情報のうちいずれか1つの指定を受け付ける情報指定受付手段をさらに備え、付加表示領域には、指定された設定情報に対応する情報が第2の情報として表示されてもよい。この場合、ユーザは、簡単な操作で所望の設定情報に対応する第2の情報を付加表示領域に表示させることができる。
複数の設定情報のうち少なくとも1つはパラメータを示すパラメータ情報であり、複数の設定情報のうちパラメータ情報が指定された場合、付加表示領域には、第2の情報として、指定されたパラメータ情報が示すパラメータを調整するためのパラメータ調整子が表示され、パート表示装置は、付加表示領域におけるパラメータ調整子の操作を受け付ける操作受付手段をさらに備え、付加表示領域におけるパラメータ調整子の操作に追従するように、パート表示領域において、指定されたパラメータ情報の表示が変化してもよい。
この場合、ユーザは、付加表示領域に表示されるパラメータ調整子を操作することにより、指定のパートのパラメータを容易に調整することができる。また、パラメータ調整子の操作によるパラメータの変更がパート表示領域の表示にも反映されるので、ユーザは、パート表示領域および付加表示領域のいずれにおいても、調整後のパラメータを確認することができる。
パートには、1または複数の音色が割り当てられてもよいし、音響機器が割り当てられてもよい。
本発明のある観点に係る電子音楽装置は、以上のようなパート表示装置を備えていてもよい。
本発明のある観点に係る電子音楽装置は、以上のような付加表示領域を表示可能なパート表示装置と、複数の音高指定子と、パート毎に音高範囲を設定する音高範囲設定手段と、設定された音高範囲と複数の音高指定子との対応関係を設定する対応関係設定手段とをさらに備え、付加表示領域には、設定された対応関係が表示されてもよい。この場合、ユーザは、各パートの音高範囲と複数の音高操作子との対応関係を容易に確認することができる。
本発明のある観点に係る制御端末装置は、以上のようなパート表示装置を備えていてもよい。
本発明のある観点に係るパート表示方法は、複数のパート群にそれぞれ対応する複数のタブを表示するステップと、複数のタブの各々に、対応するパート群の各パートのダイジェスト情報を重畳して表示するステップと、複数のタブのうちいずれか1つのタブの選択を受け付けるステップと、選択されたタブに対応するパート群の詳細情報を含むパート詳細画面を表示するステップとを含む。
本発明のある観点に係るパート表示プログラムは、複数のパート群にそれぞれ対応する複数のタブを表示するステップと、複数のタブの各々に、対応するパート群の各パートのダイジェスト情報を重畳して表示するステップと、複数のタブのうちいずれか1つのタブの選択を受け付けるステップと、選択されたタブに対応するパート群の詳細情報を含むパート詳細画面を表示するステップとをコンピュータに実行させる。
この方法およびプログラムによれば、パート数が多い場合でも利便性が低下することなく各パートの情報を容易に確認することが可能となる。
本発明によれば、パート数が多い場合でも利便性が低下することなく各パートの情報を容易に確認することが可能となる。
以下、本発明の幾つかの実施の形態に係るパート表示装置およびパート表示方法について図面を用いて詳細に説明する。
(1)第1実施の形態
(1−1)電子音楽装置の構成
図1は、本実施の形態に係るパート表示装置を備えた電子音楽装置の構成を示すブロック図である。図1の電子音楽装置1は、楽曲の演奏および製作が可能な電子鍵盤楽器である。電子音楽装置1は、演奏操作部2、検出回路3、設定操作子4、検出回路5、ディスプレイ6および表示回路7を備える。
(1−1)電子音楽装置の構成
図1は、本実施の形態に係るパート表示装置を備えた電子音楽装置の構成を示すブロック図である。図1の電子音楽装置1は、楽曲の演奏および製作が可能な電子鍵盤楽器である。電子音楽装置1は、演奏操作部2、検出回路3、設定操作子4、検出回路5、ディスプレイ6および表示回路7を備える。
本例において、演奏操作部2は、複数の鍵からなる鍵盤である。各鍵は、音高指定子の例である。演奏操作部2は、検出回路3を介してバス19に接続され、使用者の演奏動作に基づく演奏データが演奏操作部2により入力される。演奏データは、音高情報およびベロシティ情報を含む。設定操作子4は、オンオフ操作されるスイッチ、回転操作またはスライド操作される可変抵抗器(ボリューム)等を含み、検出回路5を介してバス19に接続される。設定操作子4は、音色の切り替え、音量の調整、電源のオンオフおよび各種設定を行うために用いられる。
ディスプレイ6は、表示回路7を介してバス19に接続される。ディスプレイ6には、演奏または設定等に関する各種情報が表示される。ディスプレイ6および設定操作子4の少なくとも一部がタッチパネルディスプレイにより構成されてもよい。
電子音楽装置1は、RAM(ランダムアクセスメモリ)9、ROM(リードオンリメモリ)10、CPU(中央演算処理装置)11、タイマ12、記憶装置13および通信I/F(インタフェース)14をさらに備える。RAM9、ROM10、CPU11、記憶装置13および通信I/F14はバス19に接続され、タイマ12はCPU11に接続される。外部記憶装置15等の外部機器が通信I/F14を介してバス19に接続されてもよい。RAM9、ROM10およびCPU11がコンピュータを構成する。
RAM9は、例えば揮発性メモリからなり、CPU11の作業領域として用いられるとともに、各種データを一時的に記憶する。ROM10は、例えば不揮発性メモリからなり、システムプログラムおよびパート表示プログラム等のコンピュータプログラムを記憶する。CPU11は、ROM10に記憶されたパート表示プログラムをRAM9上で実行することによりパート表示装置として動作し、後述するパート表示処理を行う。タイマ12は、現在時刻等の時間情報をCPU11に与える。
記憶装置13は、ハードディスク、光学ディスク、磁気ディスクまたはメモリカード等の記憶媒体を含む。上記のパート表示プログラムが記憶装置13に記憶されてもよい。外部記憶装置15は、記憶装置13と同様に、ハードディスク、光学ディスク、磁気ディスクまたはメモリカード等の記憶媒体を含む。上記のパート表示プログラムが外部記憶装置15に記憶されてもよい。
パート表示プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納された形態で提供され、ROM10または記憶装置13にインストールされてもよい。また、通信I/F14が通信網に接続されている場合、通信網に接続されたサーバから配信されたパート表示プログラムがROM10または記憶装置13にインストールされてもよい。
電子音楽装置1は、音源16およびサウンドシステム17をさらに備える。音源16はバス19に接続され、サウンドシステム17は音源16およびバス19に接続される。音源16は、演奏操作部2から入力される演奏データまたは記憶装置13から与えられる楽曲データ等に基づいて音響信号を生成するとともにその音響信号に音響効果を付与する。
サウンドシステム17は、デジタルアナログ(D/A)変換回路、増幅器およびスピーカを含む。サウンドシステム17は、音源16から与えられる音響信号に基づく楽音を発生する。アナログ式の外部スピーカが電子音楽装置1に接続されてもよい。その場合、音源16によって生成された音響信号がアナログ信号に変換され、そのアナログ信号が外部スピーカに出力される。また、音源16によって生成された音響信号が、アナログ信号に変換されることなく、USB(Universal Serial Bus)ケーブル等を介して外部装置に出力されてもよい。その場合、サウンドシステム17は設けられなくてもよい。
(1−2)パートの構成
ユーザは、電子音楽装置1の動作モードを選択することができる。本実施の形態では、電子音楽装置1の動作モードとして、パフォーマンスモードを選択することができる。この場合、1または複数のパフォーマンスデータが図1の記憶装置13に記憶される。パフォーマンスデータは複数のパートから構成されており、それら複数のパートに対して設定された種々のパラメータを表す。各パートには、パラメータとして1または複数の音色を割り当て可能である。各パートに割り当てられる音色は、予め定められていてもよく、あるいはユーザが指定可能であってもよい。なお、本実施の形態でいうパートとは、1つの音楽を構成するように同一の又は異なる音色のストリームが時間軸方向に並列に重ねられるときの、各ストリームに相当する。例えば、ヴォーカルのストリームに、これの伴奏となるピアノ、ギター、打楽器等の楽器音のストリームを重ね合わせて1つの音楽を構成するとき、これらの各ストリームがパートに相当する。1つのパートを、複数の音色のストリームを重ね合わせたものとすることができ、例えば、ピアノのストリームとギターのストリームとを重ねたストリームを、本実施の形態でいう1つのパートとすることができる。
ユーザは、電子音楽装置1の動作モードを選択することができる。本実施の形態では、電子音楽装置1の動作モードとして、パフォーマンスモードを選択することができる。この場合、1または複数のパフォーマンスデータが図1の記憶装置13に記憶される。パフォーマンスデータは複数のパートから構成されており、それら複数のパートに対して設定された種々のパラメータを表す。各パートには、パラメータとして1または複数の音色を割り当て可能である。各パートに割り当てられる音色は、予め定められていてもよく、あるいはユーザが指定可能であってもよい。なお、本実施の形態でいうパートとは、1つの音楽を構成するように同一の又は異なる音色のストリームが時間軸方向に並列に重ねられるときの、各ストリームに相当する。例えば、ヴォーカルのストリームに、これの伴奏となるピアノ、ギター、打楽器等の楽器音のストリームを重ね合わせて1つの音楽を構成するとき、これらの各ストリームがパートに相当する。1つのパートを、複数の音色のストリームを重ね合わせたものとすることができ、例えば、ピアノのストリームとギターのストリームとを重ねたストリームを、本実施の形態でいう1つのパートとすることができる。
本実施の形態では、1つのパフォーマンスデータを構成する複数のパートが複数のパート群に区分される。図2は、パートの構成例について説明するための図である。図2の例においては、1つのパフォーマンスデータが16のパートP1〜P16から構成されており、それらのパートP1〜P16が4つのパート群G1〜G4に区分される。パート群G1はパートP1〜P4を含み、パート群G2はパートP5〜P8を含み、パート群G3はパートP9〜P12を含み、パート群G4はパートP13〜P16を含む。
パフォーマンスモードでは、ユーザが例えば図1の設定操作子4を操作して1つのパフォーマンスデータを選択する。ユーザが演奏操作部2を操作すると、選択されたパフォーマンスデータに基づいて複数の音色を含む音響信号が生成される。
(1−3)パフォーマンス画面
動作モードとしてパフォーマンスモードが選択されている場合、図1のディスプレイ6にパフォーマンス画面が表示される。パフォーマンス画面は、パフォーマンスデータの各パートの情報を含む。
動作モードとしてパフォーマンスモードが選択されている場合、図1のディスプレイ6にパフォーマンス画面が表示される。パフォーマンス画面は、パフォーマンスデータの各パートの情報を含む。
図3は、ディスプレイ6に表示されるパフォーマンス画面の例を示す図である。図3のパフォーマンス画面200は、ネーム表示領域201、表示切替ボタン("view"ボタン)203、タブ211a〜211d、パート表示領域212a〜212d、および付加表示領域213を含む。
ネーム表示領域201は、パフォーマンス画面200の上部に配置される。ネーム表示領域201には、選択されているパフォーマンスデータの名称(パフォーマンスネーム)が表示される。ユーザは、ネーム表示領域201に表示されるパフォーマンスネームを任意に切り替えることができる。表示切替ボタン203は、ネーム表示領域201の左側に配置される。表示切替ボタン203は、後述のようにパフォーマンス画面200を切り替えるために操作される。
タブ211a〜211dは、ネーム表示領域201の下側で左右に並ぶように配置される。タブ211a〜211dは、図2のパート群G1〜G4にそれぞれ対応する。タブ211a〜211dの各々には、対応するパート群の各パートに関するダイジェスト情報が重畳して表示される。本例では、各パートが使用状態であるか非使用状態であるかを示す識別マークd1〜d16が、ダイジェスト情報としてタブ211a〜211dに重畳表示される。識別マークd1〜d4はタブ211a上に表示され、識別マークd5〜d8はタブ211b上に表示され、識別マークd9〜d12はタブ211c上に表示され、識別マークd13〜d16はタブ211d上に表示される。
識別マークd1〜d16は、図2のパートP1〜P16にそれぞれ対応する。識別マークd1〜d16の各々は、対応するパートが使用状態であるか非使用状態であるかを色の違いによって表す。例えば、識別マークd1〜d16の各々は、対応するパートが使用状態である場合に比較的明るい色で表示され、対応するパートが非使用状態である場合に比較的暗い色で表示される。より具体的には、例えば、識別マークd1〜d16の各々が、緑色のランプが点灯または消灯している表示であってもよい。通常、使用状態のパートには音色が割り当てられており、図1の演奏操作部2が操作されると、使用状態のパートの音が発生される。
図3においては、使用状態のパートに対応する識別マークにハッチングが付される。本例では、識別マークd1〜d5にハッチングが付されている。したがって、パートP1〜P5が使用状態である。一方、パートP6〜パートP16は、非使用状態である。
ユーザは、タブ211a〜211dのうちいずれかを選択することができる。選択されているタブは、視覚的に認識しやすいように、例えばハイライト表示される。図3の例では、タブ211aが選択されている。
パート表示領域212a〜212dは、タブ211a〜211dの下側にそれぞれ配置される。付加表示領域213は、タブ211a〜211dおよびパート表示領域212a〜212dの右側に配置される。パート表示領域212a〜212dおよび付加表示領域213により、パート詳細画面PDが構成される。
なお、パフォーマンス画面200のレイアウトは、図3の例に限定されない。例えば、パート表示領域212a〜212dが上下に並ぶように設けられてもよく、あるいはタイル状に上下左右に並ぶように設けられてもよい。また、パート表示領域212a〜212dと付加表示領域213との左右の位置関係が逆でもよい。
(1−4)パート表示領域における表示例
図3のパート表示領域212a〜212dの各々には、選択されているタブに対応するパート群の各パートの情報が表示される。例えば、タブ211aが選択されている場合、パート表示領域212aにパートP1の情報が表示され、パート表示領域212bにパートP2の情報が表示され、パート表示領域212cにパートP3の情報が表示され、パート表示領域212dにパートP4の情報が表示される。同様に、タブ211bが選択されている場合、パート表示領域212a〜212dにパートP5〜P8の情報がそれぞれ表示され、タブ211cが選択されている場合、パート表示領域212a〜212dにパートP9〜P12の情報がそれぞれ表示される。タブ211dが選択されている場合、パート表示領域212a〜212dにパートP13〜P16の情報がそれぞれ表示される。
図3のパート表示領域212a〜212dの各々には、選択されているタブに対応するパート群の各パートの情報が表示される。例えば、タブ211aが選択されている場合、パート表示領域212aにパートP1の情報が表示され、パート表示領域212bにパートP2の情報が表示され、パート表示領域212cにパートP3の情報が表示され、パート表示領域212dにパートP4の情報が表示される。同様に、タブ211bが選択されている場合、パート表示領域212a〜212dにパートP5〜P8の情報がそれぞれ表示され、タブ211cが選択されている場合、パート表示領域212a〜212dにパートP9〜P12の情報がそれぞれ表示される。タブ211dが選択されている場合、パート表示領域212a〜212dにパートP13〜P16の情報がそれぞれ表示される。
以下、パート表示領域212a〜212dにおける表示について、タブ211aが選択されている場合のパート表示領域212aにおける表示を例に説明する。図4は、パート表示領域212aにおける表示例を示す図である。パート表示領域212aは、パートネーム表示部221、アルペジオボタン222、ノートリミット表示部223、ベロシティリミット表示部224、キーボードコントロールボタン225、ミュートボタン226、ソロボタン227およびボリューム調整部228を含む。
パートネーム表示部221には、パートP1に割り当てられた音色のタイプ(パートタイプ)および名称(パートネーム)が表示される。図4の例では、パートタイプとして"Piano"が表示され、パートネームとして"Acoustic"が表示される。アルペジオボタン222は、アルペジオ機能のオンオフを切り替えるために操作される。アルペジオ機能がオンされると、パートP1が予め設定されたアルペジオパターンに従って発音される。アルペジオボタン222には、現時点でのアルペジオ機能のオンオフが表示される。現時点でのアルペジオ機能のオンオフがアルペジオボタン222の色の違いで表されてもよい。
ノートリミット表示部223には、ノートリミットが表示される。ノートリミットは、パラメータ情報の例であり、発音可能な音高の範囲を定める。具体的には、演奏操作部2により入力された音高が、ノートリミットとして定められた範囲外である場合、該当のパートが発音されない。本例では、ノートリミットの下限となる音高および上限となる音高がアルファベットおよび数値で表示されるとともに、ノートリミットを視覚的に表すメータM1が表示される。
ベロシティリミット表示部224には、ベロシティリミットが表示される。ベロシティリミットは、パラメータ情報の例であり、発音可能なベロシティの範囲を定める。具体的には、演奏操作部2により入力されたベロシティが、ベロシティリミットとして定められた範囲外である場合には、該当のパートが発音されない。本例では、ベロシティリミットの下限値および上限値が表示されるとともに、ベロシティリミットを視覚的に表すメータM2が表示される。
キーボードコントロールボタン225は、キーボードコントロール機能のオンオフを切り替えるために操作される。キーボードコントロール機能がオンされると、図1の演奏操作部2の操作により該当のパートが発音可能となる。ミュートボタン226は、ミュート機能のオンオフを切り替えるために操作される。ミュート機能がオンされると、該当のパートは発音されない。ソロボタン227は、ソロ機能のオンオフを切り替えるために操作される。ソロ機能がオンされると、該当のパートのみが発音され、他のパートが発音されない。現時点での各機能のオンオフがキーボードコントロールボタン225、ミュートボタン226およびソロボタン227の各々に表示されてもよく、または現時点での各機能のオンオフがキーボードコントロールボタン225、ミュートボタン226およびソロボタン227の各々の色の違いで表されてもよい。
以下、パート表示領域212a〜212dの各々に表示されるパートネーム、アルペジオ機能のオンオフ、ノートリミット、ベロシティリミット、キーボードコントロール機能のオンオフ、ミュート機能のオンオフ、ソロ機能のオンオフ、およびボリュームを設定情報と呼ぶ。これらの設定情報は、ユーザが設定可能である。
図3に示すように、パート表示領域212a〜212dには、1つの設定情報を指定するためのカーソルCSが表示される。ユーザは、カーソルCSをパート表示領域212a〜212dの任意の位置に移動させることができ、所望のパートの所望の設定情報を指定することができる。図3の例では、パート表示領域212aにおけるノートリミット表示部223にカーソルCSが配置されている。この場合、パートP1のノートリミットが指定されている。
(1−5)付加表示領域における表示例
図3の付加表示領域213には、選択されているパート群のうち少なくとも1つのパートに関する情報が表示される。以下、付加表示領域213に表示される情報を付加情報と呼ぶ。本例では、カーソルCSによって指定される設定情報に対応する付加情報が、付加表示領域213に表示される。
図3の付加表示領域213には、選択されているパート群のうち少なくとも1つのパートに関する情報が表示される。以下、付加表示領域213に表示される情報を付加情報と呼ぶ。本例では、カーソルCSによって指定される設定情報に対応する付加情報が、付加表示領域213に表示される。
図5〜図9は、付加表示領域213における表示例を示す図である。図5には、各パートのノートリミットを表すノートリミット画面D1の例が示される。図5のノートリミット画面D1は、いずれかのパート表示領域においてカーソルCSによりノートリミットが指定されている場合に、付加情報として付加表示領域213に表示される。
図5に示すように、ノートリミット画面D1は、各パートのノートリミットを鍵盤と対応付けて表す。具体的には、ノートリミット画面D1の下部に鍵盤画像KIが表示され、鍵盤画像KIの上側にノートリミット表示領域R1が設けられる。ノートリミット表示領域R1の横軸は鍵盤画像KIの各鍵と対応した音高を表す。ノートリミット表示領域R1に、音色が割り当てられているパートのノートリミットを表す矩形のノートリミット調整子が表示される。ノートリミット表示領域R1の左部には、各ノートリミット調整子に対応するパートを表す数字が表示される。本例では、パートP1〜P5のノートリミットを表すノートリミット調整子NA1〜NA5が表示されている。ノートリミット調整子NA1〜NA5は、パラメータ調整子の例である。なお、ユーザがノートリミット領域R1の左部(パートを表す数字が表示される部分)を上または下にドラッグすることにより、ノートリミット領域R1に表示されるパートが変更されてもよい。例えば、図5のノートリミット画面D1において、ユーザがノートリミット領域R1の左部を下にドラッグした場合、ノートリミット領域R1にパートP9〜P16の情報が表示される。
ノートリミット調整子NA1〜NA5により表されるノートリミットは、パート表示領域212a〜212dのノートリミット表示部223(図4)に表示される各パートのノートリミットと一致している。ユーザは、ノートリミット調整子NA1〜NA5の各々を左右に移動させることができるとともに、ノートリミット調整子NA1〜NA5の各々の左右の幅を調整することができる。それにより、各パートのノートリミットが調整される。ノートリミット調整子NA1〜NA5の位置または幅が変更されると、それに追従するように、パート表示領域212a〜212dのノートリミット表示部223に表示されるノートリミットが変更される。
パート毎に鍵盤の各鍵に対応する音高を変更可能であってもよい。例えば、2つのパートのノートリミットが同じである場合に、これらの2つのパートについて各鍵に対応する音高が互いに同じであると、一方のパートのノートリミットに対応する鍵盤の範囲と他方のパートのノートリミットに対応する鍵盤の範囲とは互いに同じである。そのため、これらの2つのパートに同一のチャンネルが割り当てられている場合には、一方のパートと他方のパートとで異なる旋律を奏することはできない。そこで、一方のパートのノートリミットに対応する鍵盤の範囲と、他方のパートのノートリミットに対応する鍵盤の範囲とが互いに異なるように、これらの2つのパートについて各鍵に対応する音高が変更される。これにより、これらの2つのパートに同一のチャンネルが割り当てられている場合でも、一方のパートの演奏と他方のパートの演奏とをそれぞれ独立に行うことが可能となり、一方のパートと他方のパートとで異なる旋律を奏することができる。
いずれかのパートについて各鍵に対応する音高が変更された場合、図5のノートリミット画面D1において、該当のパートに対応するノートリミット調整子と鍵盤画像KIとの位置関係が変更されてもよい。具体的には、該当のパートのノートリミットに対応する鍵盤の範囲と、該当のパートに対応するノートリミット調整子の直下に位置する鍵盤画像KIの範囲とが一致するように、ノートリミット調整子と鍵盤画像KIとの位置関係が調整される。この場合、ユーザは、ノートリミット画面D1を見て、該当のパートのノートリミットに対応する鍵盤の範囲を容易に認識することができる。
図6には、いずれかのパートのベロシティリミットを表すベロシティリミット画面D2の例が示される。図6のベロシティリミット画面D2は、いずれかのパート表示領域においてカーソルCSによりベロシティリミットが指定されている場合に、付加情報として付加表示領域213に表示される。例えば、図3のタブ211aが選択されている場合であって、パート表示領域212aにおいてベロシティリミットが指定されている場合、付加表示領域213にベロシティリミット画面D2が表示され、そのベロシティリミット画面D2にパートP1のベロシティリミットが示される。
図6に示すように、ベロシティリミット画面D2は、該当のパートのベロシティリミットを鍵盤と対応付けて表す。具体的には、ベロシティリミット画面D2の下部に鍵盤画像KIが表示されており、鍵盤画像KIの上側にベロシティリミット表示領域R2が設けられる。ベロシティリミット表示領域R2の横軸は鍵盤画像KIの各鍵と対応した音高を表し、縦軸はベロシティを表す。ベロシティリミット表示領域R2に、該当のパートのベロシティリミットを表す矩形のベロシティリミット調整子VAが表示される。ベロシティリミット調整子VAは、パラメータ調整子の例である。
ベロシティリミット調整子VAにより表されるベロシティリミットは、該当のパート表示領域のベロシティリミット表示部224(図4)に表示されるベロシティリミットと一致している。ユーザは、ベロシティリミット調整子VAを上下方向に移動させることができるとともに、ベロシティリミット調整子VAの上下の幅を調整することができる。それにより、該当のパートのベロシティリミットが調整される。ベロシティリミット調整子VAの位置および上下の幅が変更されると、それに追従するように、該当のパート表示領域のベロシティリミット表示部224に表示されるベロシティリミットが変更される。
ベロシティリミット調整子VAを左右に移動させることが可能であってもよい。また、ベロシティリミット調整子VAの左右の幅を調整可能であってもよい。この場合、図5のノートリミット画面D1上でのノートリミット調整子の操作と同様に、該当のパートのノートリミットを調整することができる。また、図6の例では、ベロシティリミット表示領域R2に1つのベロシティリミット調整子VAのみが表示されるが、複数のパートのベロシティリミットを表す複数のベロシティリミット調整子VAがベロシティリミット表示領域R2に表示されてもよい。その場合、各パートに対応するベロシティリミット調整子VAの識別のため、複数のベロシティリミット調整子VAが互いに異なる色で表示されてもよい。
図7には、音色としてドラムが割り当てられたパート(ドラムパート)の出力レベルを表すドラム画面D3の例が示される。図7のドラム画面D3は、ドラムパートに対応するパート表示領域において、カーソルCSにより例えばパートネームが指定されている場合に、付加情報として付加表示領域213に表示される。
ドラムパートに関しては、鍵盤の複数の鍵に互いに異なる打楽器音が割り当てられており、各鍵が押下されると、その鍵に対応する打楽器音が発生される。この場合、押下される鍵と発生される打楽器音の音高とは互いに対応しない。
図7のドラム画面D3は、複数のドラムキーレベル調整子LAを含む。複数のドラムキーレベル調整子LAは、複数の鍵に割り当てられた複数の打楽器音の出力レベル(ボリューム)をそれぞれ表す。各ドラムキーレベル調整子LAの上側に、対応する打楽器名を表すアルファベットが表示されている。例えば、"BD"は、バスドラムを表し、"SD"は、スネアドラムを表す。ユーザは、各ドラムキーレベル調整子LAを操作することにより、対応する打楽器音の出力レベルを調整することができる。
図8には、ノーマルパートにおける各エレメントの出力レベルを表すエレメント画面D4の例が示される。音色としてピアノ音またはギター音等が割り当てられているパートにおいては、鍵盤のいずれかの鍵が押下されると、その鍵に応じた高さの音が発生される。ドラムパートと区別して、押下された鍵に応じた高さの音が発生されるパートをノーマルパートという。PCM(Pulse Code Modulation)方式による音色が割り当てられたノーマルパートは、複数のエレメントにより構成される。各エレメントは、音の素材である波形にパラメータを適用して生成される。図8のエレメント画面D4は、PCM方式による音色が割り当てられたノーマルパートに対応するパート表示領域において、カーソルCSにより例えばパートネームが指定されている場合に、付加情報として付加表示領域213に表示される。
図8のエレメント画面D4は、該当のノーマルパートを構成する8個のエレメントにそれぞれ対応する8個のオンオフボタンEBおよび8個のエレメントレベル調整子ELを含む。各オンオフボタンEBの上側には、対応するエレメントを表す数字が表示される。ユーザは、各オンオフボタンEBを操作することにより、各エレメントのオンオフを切り替えることができる。複数のエレメントレベル調整子ELは、複数のエレメントの出力レベルをそれぞれ表す。ユーザは、エレメントレベル調整子ELを操作することにより、各エレメントの出力レベルを調整することができる。
図9には、ノーマルパートにおけるアルゴリズムを表すアルゴリズム画面D5の例が示される。FM(Frequency modulation)方式による音色は、複数のオペレータ(FM合成器)の並べ方に依存する。そのような複数のオペレータの並べ方をアルゴリズムという。図9のアルゴリズム画面D5は、FM方式による音色が割り当てられたノーマルパートに対応するパート表示領域において、カーソルCSにより例えばパートネームが指定されている場合に、付加情報として付加表示領域213に表示される。
図9のアルゴリズム画面D5は、アルゴリズム表示領域R3、アルゴリズムナンバー表示領域R4、フィードバックレベル表示領域R5、および複数のオペレータレベル調整子OAを含む。ユーザは、予め記憶された複数のアルゴリズムから任意のアルゴリズムを選択することができる。アルゴリズム表示領域R3には、選択されているアルゴリズムを表す模式図が表示される。アルゴリズムナンバー表示領域R4には、選択されているアルゴリズムの識別番号であるアルゴリズムナンバーが表示される。フィードバックレベル表示領域R5には、フィードバックの度合を示すフィードバックレベルが表示される。フィードバックとは、モジュレータで変調したキャリアの出力波形を用いてモジュレータ自身を変調させることを意味する。オペレータレベル調整子OAは、各オペレータの出力レベルを表す。ユーザは、オペレータレベル調整子OAを操作することにより、各オペレータの出力レベルを調整することができる。
(1−5)パフォーマンス画面の切替
図10は、パフォーマンス画面200の切替例を示す図である。図3のパフォーマンス画面200において、表示切替ボタン203が操作されると、例えば、図10のパフォーマンス画面200が表示される。図10のパフォーマンス画面200について、図3のパフォーマンス画面200と異なる点を説明する。
図10は、パフォーマンス画面200の切替例を示す図である。図3のパフォーマンス画面200において、表示切替ボタン203が操作されると、例えば、図10のパフォーマンス画面200が表示される。図10のパフォーマンス画面200について、図3のパフォーマンス画面200と異なる点を説明する。
図10のパフォーマンス画面200は、タブ211a〜211d、パート表示領域212a〜212dおよび付加表示領域213の代わりに、ノブ表示領域221a〜221hおよびパート表示領域222a〜222hを含む。
図1の設定操作子4は、8つのノブ(図示せず)を含む。ノブ表示領域221a〜221hは、それら8つのノブにそれぞれ対応する。ノブ表示領域221a〜221hの各々には、対応するノブに割り当てられたパラメータの種類が表示されるとともに、ノブを模したパラメータ画像PIが表示される。パラメータ画像PIは、対応するノブに割り当てられたパラメータの値を表す。ユーザは、ノブ表示領域221a〜221hにおいて、パラメータ画像PIを操作することにより、各ノブに割り当てられるパラメータの値を変更することができる。
パート表示領域222a〜222hの各々は、ノートリミット表示部223(図4)およびベロシティリミット表示部224(図4)の一方を含まない点を除いて、図3のパート表示領域212a〜212dの各々と同じ構成を有する。図10の例では、パート表示領域222a〜222hに、パートP1〜P8に関する情報がそれぞれ表示されている。なお、パートP6〜P8には音色が割り当てられていないので、パート表示領域222f〜222hは、ブランク表示とされる。
図1の設定操作子4、またはパフォーマンス画面200内に表示される切替ボタン(図示せず)が操作されることにより、パートP1〜P8に関する情報に代えて、パートP9〜P12に関する情報がパート表示領域202a〜202hに表示される。図10のパフォーマンス画面200において、表示切替ボタン203が操作されると、図3のパフォーマンス画面が再度表示される。
図3のパフォーマンス画面200と異なり、図10のパフォーマンス画面200においては、ユーザが5つ以上のパートの設定情報を同時に確認することができる。ユーザは、パフォーマンス画面200を適宜切り替えることにより、多様な態様でパフォーマンスモードの各種設定を行うことができる。
(1−6)電子音楽装置の機能的構成
図11は、図1の電子音楽装置1の機能的な構成を示すブロック図である。図11に示すように、電子音楽装置1は、パフォーマンスデータ取得部51、タブ表示部52、ダイジェスト情報表示部53、タブ選択受付部54、詳細情報表示部55、使用状態設定部56、パート指定受付部57、情報指定受付部58、操作受付部59、音高範囲設定部60および対応関係設定部61を含む。図1のCPU11がROM10または記憶装置13に記憶されたパート表示プログラムを実行することにより図11における電子音楽装置1の各部の機能が実現される。
図11は、図1の電子音楽装置1の機能的な構成を示すブロック図である。図11に示すように、電子音楽装置1は、パフォーマンスデータ取得部51、タブ表示部52、ダイジェスト情報表示部53、タブ選択受付部54、詳細情報表示部55、使用状態設定部56、パート指定受付部57、情報指定受付部58、操作受付部59、音高範囲設定部60および対応関係設定部61を含む。図1のCPU11がROM10または記憶装置13に記憶されたパート表示プログラムを実行することにより図11における電子音楽装置1の各部の機能が実現される。
パフォーマンスデータ取得部51は、図1の記憶装置13から、選択されているパフォーマンスデータを取得する。タブ表示部52は、表示回路7を制御することにより、複数のパート群G1〜G4にそれぞれ対応する複数のタブ211a〜211dを表示する。タブ表示部52は、取得されたパフォーマンスデータを構成するパートの数等に基づいて、表示するタブの数を適宜調整してもよい。ダイジェスト情報表示部53は、表示回路7を制御することにより、表示された複数のタブ211a〜211dの各々に、対応するパート群の各パートのダイジェスト情報を重畳して表示する。ダイジェスト情報は、パフォーマンスデータ取得部51によって取得されたパフォーマンスデータから得られる。
タブ選択受付部54は、表示された複数のタブ211a〜211dのうちいずれか1つのタブの選択を受け付ける。例えば、ユーザが図1の設定操作子4を操作して1つのタブを選択することにより、タブの選択が受け付けられる。あるいは、ディスプレイ6および設定操作子4の少なくとも一部がタッチパネルディスプレイにより構成される場合、ユーザがタッチパネルディスプレイ上で1つのタブをタッチすることにより、タブの選択が受け付けられる。
詳細情報表示部55は、表示回路7を制御することにより、選択されたタブに対応するパート群の詳細情報を含むパート詳細画面PDを表示する。上記のように、パート詳細画面PDは、パート表示領域212a〜212dおよび付加表示領域213を含む。また、詳細情報は、パート表示領域212a〜212dの各々に表示される複数の設定情報、および付加表示領域213に表示される付加情報を含む。詳細情報は、パフォーマンスデータ取得部51によって取得されたパフォーマンスデータから得られる。
使用状態設定部56は、複数のパート群G1〜G4の各パートを使用状態または非使用状態に設定する。パート指定受付部57は、複数のパート群G1〜G4のうちいずれか1つのパートの指定を受け付ける。例えば、ユーザが図3のパフォーマンス画面200上でカーソルCSをパート表示領域212a〜212dのいずれかに移動させることにより、パートの指定が受け付けられる。また、図1の設定操作子4として、パートの指定が可能な指定操作子が設けられ、その指定操作子に操作により、パートの指定が受け付けられてもよい。その場合、選択されていないタブに対応するパートの指定も可能である。選択されていないタブに対応するパートが指定操作子によって指定された場合、選択されていたタブに代えて、指定されたパートに対応するタブの選択がタブ選択受付部54により受け付けられてもよい。
情報指定受付部58は、指定されたパートに対応するパート表示領域において複数の設定情報のうちいずれか1つの指定を受け付ける。例えば、ユーザが図3のカーソルCSをいずれかの設定情報に対応する位置に移動させることにより、設定情報の指定が受け付けられる。操作受付部59は、付加表示領域213におけるパラメータ調整子の操作を受け付ける。
音高範囲設定部60は、パート毎に音高範囲(ノートリミット)を設定する。例えば、ユーザが、図5のノートリミット画面D1において、ノートリミット調整子を操作することにより、パート毎に音高範囲が設定される。対応関係設定部61は、設定された音高範囲と複数の音高操作子(鍵)との対応関係を設定する。上記のように、鍵盤の各鍵と音高との対応関係が変更された場合、それに伴って、音高範囲と複数の鍵との対応関係も変更される。
(1−7)パート表示処理
図12は、図1の電子音楽装置1におけるパート表示処理の一例を示すフローチャートである。図12のパート表示処理は、図1のCPU11がROM10または記憶装置13に記憶されたパート表示プログラムを実行することにより行われる。
図12は、図1の電子音楽装置1におけるパート表示処理の一例を示すフローチャートである。図12のパート表示処理は、図1のCPU11がROM10または記憶装置13に記憶されたパート表示プログラムを実行することにより行われる。
まず、パフォーマンスデータ取得部51が、選択されているパフォーマンスデータを図1の記憶装置13から取得する(ステップS1)。次に、タブ表示部52は、複数のパート群G1〜G4にそれぞれ対応する複数のタブ211a〜211dを表示する(ステップS2)。次に、ダイジェスト情報表示部53は、取得されたパフォーマンスデータに基づいて、各パートのダイジェスト情報(図3の識別マークd1〜d16)を複数のタブに重畳して表示する(ステップS3)。次に、詳細情報表示部55は、取得されたパフォーマンスデータに基づいて、デフォルトのパート群の設定情報を複数のパート表示領域に表示する(ステップS4)。図3の例において、デフォルトのパート群は、例えばパート群G1である。
次に、タブ選択受付部54は、ユーザによりいずれかのタブが選択されたか否かを判定する(ステップS5)。タブが選択された場合、詳細情報表示部55は、選択されたタブに対応するパート群の設定情報を複数のパート表示領域に表示する(ステップS6)。タブが選択されていない場合、ステップS6がスキップされる。
次に、パート指定受付部57および情報指定受付部58は、ユーザによりいずれかのパートおよびいずれかの設定情報が指定されたか否かを判定する(ステップS7)。パートおよび設定情報が指定されると、詳細情報表示部55は、指定されたパートおよび指定された設定情報に関する付加情報を付加表示領域に表示する(ステップS8)。パートおよび設定情報が指定されていない場合、ステップS8がスキップされる。
次に、操作受付部59は、付加表示領域213に表示されるパラメータ調整子の操作によりいずれかの設定情報のパラメータが変更されたか否かを判定する(ステップS9)。パラメータ調整子が操作された場合、詳細情報表示部55は、パラメータ調整子の操作によるパラメータの変更に追従するように、パート表示領域212a〜212dに表示される該当の設定情報のパラメータを変更する(ステップ10)。パラメータ調整子が操作されていない場合、ステップS10がスキップされる。
次に、対応関係設定部61は、いずれかのパートについてノートリミットと複数の音高指定子(鍵)との対応関係が変更されたか否かを判定する(ステップS11)。対応関係が変更された場合、詳細情報表示部55は、付加表示領域213にノートリミット画面D1が表示されているか否かを判定する(ステップS12)。ノートリミット画面D1が表示されている場合、詳細情報表示部55は、対応関係の変更に追従するように、ノートリミット画面D1においてノートリミット調整子と鍵盤画像KIとの位置関係を調整する。その後、タブ選択受付部がステップS5に戻る。ステップS11において対応関係が変更されていない場合、またはステップS12においてノートリミット画面D1が表示されていない場合、ステップS10がスキップされ、タブ選択受付部がステップS5に戻る。
このような一例の処理により、ディスプレイ6に図3のパフォーマンス画面200が表示されるとともに、表示されたパフォーマンス画面200上での種々の操作が可能となる。
(1−8)実施の形態の効果
本実施の形態に係る電子音楽装置1においては、複数のタブ211a〜211dのうちいずれか1つのタブが選択されると、選択されたタブに対応するパート群の各種情報がパフォーマンス画面200に表示される。それにより、限られたスペースにおいて所望のパート群の情報を表示することができる。また、タブ211a〜211dの各々には、対応するパート群の各パートのダイジェスト情報が重畳表示される。これにより、ユーザは、選択されていないタブを見て、そのタブに対応する各パートのダイジェスト情報を確認することができる。したがって、パフォーマンスデータを構成するパート数が多い場合でも、利便性が低下することなく各パートの情報を容易に確認することが可能となる。
本実施の形態に係る電子音楽装置1においては、複数のタブ211a〜211dのうちいずれか1つのタブが選択されると、選択されたタブに対応するパート群の各種情報がパフォーマンス画面200に表示される。それにより、限られたスペースにおいて所望のパート群の情報を表示することができる。また、タブ211a〜211dの各々には、対応するパート群の各パートのダイジェスト情報が重畳表示される。これにより、ユーザは、選択されていないタブを見て、そのタブに対応する各パートのダイジェスト情報を確認することができる。したがって、パフォーマンスデータを構成するパート数が多い場合でも、利便性が低下することなく各パートの情報を容易に確認することが可能となる。
また、本実施の形態では、ダイジェスト情報として、各タブに対応するパート群の各パートが使用状態であるか否かが表示される。これにより、ユーザは、選択されていないタブに対応する各パートが使用状態であるか非使用状態であるかを容易に確認することができる。
また、本実施の形態では、パフォーマンス画面200のパート表示領域212a〜212dに、選択されたタブに対応するパート群の設定情報がそれぞれ表示される。これにより、ユーザは、選択されたタブに対応する各パートの設定情報を容易に確認することができる。
また、本実施の形態では、パフォーマンス画面200の付加表示領域213に、少なくとも1つのパートに関する付加情報が表示される。これにより、ユーザは、選択されたタブに対応する各パートの設定情報と少なくとも1つのパートに関する付加情報とを共通の画面上で効率良く確認することができる。
また、本実施の形態では、パート表示領域212a〜212dにおいてカーソルCSにより所望のパートおよび所望の設定情報が指定され、指定されたパートおよび設定情報に対応する付加情報が付加表示領域213に表示される。これにより、ユーザは、煩雑な操作を行うことなく、所望のパートの所望の設定情報に対応する付加情報を付加表示領域213に表示させることができる。
また、本実施の形態では、付加表示領域213においてパラメータ調整子が操作されると、その操作に追従するように、パート表示領域212a〜212dにおける設定情報のパラメータが変更される。これにより、ユーザは、パート表示領域212a〜212dおよび付加表示領域213のいずれにおいても、調整後のパラメータを誤りなく確認することができる。
(2)第2実施の形態
(2−1)音響システムの全体構成
図13は、本実施の形態に係るパート表示装置を備えた音響システム1000の構成を示すブロック図である。図13の音響システム1000は、複数の音響機器a〜hと、これらの音響機器a〜hに接続されるコントローラ1001とを備える。音響機器a〜hは、通信機能を有しており、同じく通信機能を有するコントローラ1001等の他機器と通信可能である。コントローラ1001は、音響機器a〜hの設定情報を設定し、これに従って音響機器a〜hの動作を制御する。ここでいう設定情報とは、例えば、機器の名称、機種名、オンオフ、イコライザー、ボリューム等に関する。これらの設定情報は、ユーザがコントローラ1001を操作することにより、適宜設定可能である。また、音響システム1000は、音響機器a〜hに楽曲データを配信する配信サーバ1002をさらに備える。音響機器a〜hおよびコントローラ1001は、配信サーバ1002から楽曲データの提供を受けることができる。また、音響機器a〜hは、コントローラ1001から楽曲データの提供を受けることもできる。配信サーバ1002と、コントローラ1001および音響機器a〜hとの接続方法は特に限定されないが、本実施形態ではインターネット接続される。
(2−1)音響システムの全体構成
図13は、本実施の形態に係るパート表示装置を備えた音響システム1000の構成を示すブロック図である。図13の音響システム1000は、複数の音響機器a〜hと、これらの音響機器a〜hに接続されるコントローラ1001とを備える。音響機器a〜hは、通信機能を有しており、同じく通信機能を有するコントローラ1001等の他機器と通信可能である。コントローラ1001は、音響機器a〜hの設定情報を設定し、これに従って音響機器a〜hの動作を制御する。ここでいう設定情報とは、例えば、機器の名称、機種名、オンオフ、イコライザー、ボリューム等に関する。これらの設定情報は、ユーザがコントローラ1001を操作することにより、適宜設定可能である。また、音響システム1000は、音響機器a〜hに楽曲データを配信する配信サーバ1002をさらに備える。音響機器a〜hおよびコントローラ1001は、配信サーバ1002から楽曲データの提供を受けることができる。また、音響機器a〜hは、コントローラ1001から楽曲データの提供を受けることもできる。配信サーバ1002と、コントローラ1001および音響機器a〜hとの接続方法は特に限定されないが、本実施形態ではインターネット接続される。
音響機器a〜hは、同一の建物内の様々なルーム(エリア)内に分かれて配置される。本実施形態では、1つの建物内に3つのルームA〜Cがあり、ルームA内に音響機器a〜cが配置され、ルームB内に音響機器d〜fが配置され、ルームC内に音響機器g,hが配置される。ただし、音響機器a〜hは、複数の建物に分かれて配置されてもよいし、1つのルーム(エリア)内に配置される音響機器は1台であってもよい。
(2−2)コントローラの構成
本実施形態に係るコントローラ1001は、所定のアプリケーションプログラム(本実施形態に係るパート表示プログラムを含む)がインストールされた携帯電話機(スマートフォン)である。ただし、コントローラ1001のハードウェア構成はこの例に限られず、例えば、タブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ等の任意の態様のコンピュータとして実現することができる。図14に示すように、コントローラ1001は、設定操作子4、検出回路5、ディスプレイ6、表示回路7、RAM9、ROM10、CPU11、タイマ12、記憶装置13、通信I/F14およびバス19を備える。これらの要素4〜7、9〜14および19は、第1実施の形態において同じ参照符号が付された要素と同様の役割を果たす。
本実施形態に係るコントローラ1001は、所定のアプリケーションプログラム(本実施形態に係るパート表示プログラムを含む)がインストールされた携帯電話機(スマートフォン)である。ただし、コントローラ1001のハードウェア構成はこの例に限られず、例えば、タブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ等の任意の態様のコンピュータとして実現することができる。図14に示すように、コントローラ1001は、設定操作子4、検出回路5、ディスプレイ6、表示回路7、RAM9、ROM10、CPU11、タイマ12、記憶装置13、通信I/F14およびバス19を備える。これらの要素4〜7、9〜14および19は、第1実施の形態において同じ参照符号が付された要素と同様の役割を果たす。
本例において、設定操作子4は、操作キーや、ディスプレイ6上に重ねられたタッチパネル等として実現され、検出回路5を介してバス19に接続される。設定操作子4は、音響機器a〜hの各種設定を行うために用いられる。ディスプレイ6は、表示回路7を介してバス19に接続される。ディスプレイ6には、音響機器a〜hの各種設定に関する情報が表示される。
RAM9、ROM10、CPU11、タイマ12および記憶装置13の物理的構成は、第1実施の形態と同様であり、これらの要素9〜13はバス19に接続される。CPU11は、ROM10または記憶装置13に記憶されたパート表示プログラムをRAM9上で実行することによりパート表示装置として動作し、パート表示処理を実行する。通信I/F14も、バス19に接続され、Wi-fi、Bluetooth(登録商標)、3G/4G回線等の無線通信回線または有線通信回線に接続される。
記憶装置13には、音響機器a〜hおよびこれらが配置されるルームに関する管理情報(以下、パート管理情報という)が格納されている。パート管理情報としては、音響機器のID番号、名称、機種名、設置場所となるルームのID番号等の属性情報が音響機器毎に関連付けて格納されている。パート管理情報は、ユーザが設定操作子4を操作することにより、適宜設定される。また、記憶装置13には、音響機器a〜hに提供可能な楽曲データ等も格納されている。
(2−3)音響機器の構成
本実施形態の音響機器a〜hは、AV(オーディオビジュアル)機器であり、このうち、音響機器aは、モノラルスピーカであり、音響機器bは、ステレオスピーカであり、音響機器cは、AVレシーバーである。すなわち、音響システム1000は、様々な種類の音響機器を含むことができる。なお、音響機器として、PA(パブリックアドレス)機器が用いられてもよい。
本実施形態の音響機器a〜hは、AV(オーディオビジュアル)機器であり、このうち、音響機器aは、モノラルスピーカであり、音響機器bは、ステレオスピーカであり、音響機器cは、AVレシーバーである。すなわち、音響システム1000は、様々な種類の音響機器を含むことができる。なお、音響機器として、PA(パブリックアドレス)機器が用いられてもよい。
以下、図15を参照しつつ、音響機器aを例として音響機器の構成について説明するが、音響機器b〜hについても同様であるものとする。本実施形態に係る音響機器aは、楽曲データの再生機能を有しており、オーディオ処理部1101、スピーカ1102、制御部1103および通信I/F1104を備え、さらにこれらを接続するバス1105を備える。
オーディオ処理部1101は、チューナ、オーディオ回路およびパワーアンプを有している。チューナは、FM放送から、あるいは通信I/F1104を介して配信サーバ1002やコントローラ1101等の外部機器から楽曲データや音響信号を受信してオーディオ回路に入力する。なお、コントローラ1101は、配信サーバ1002から提供されるまたは記憶装置13に記憶されている楽曲データを音響信号に変換し、これを音響機器a〜hに提供することができる。また、オーディオ回路に入力される音響信号は、配信サーバ1002やコントローラ1101等の外部機器から通信I/F1104を介して入力される楽曲データ、あるいは音響機器aに内蔵または外付けされるUSBメモリやCD等の記録媒体に記憶されている楽曲データ等に基づいて、制御部1103により生成されてもよい。オーディオ回路は、このようにして取得される音響信号に対してイコライズ、音量調整などのエフェクト処理を行ったのち、このエフェクト処理された音響信号をパワーアンプに出力する。パワーアンプは入力された音響信号を増幅し、スピーカ1102に出力する。スピーカ1102は、入力された音響信号を音響として放音する。
通信I/F1104は、コントローラ1001と通信可能なように、Wi-fi、Bluetooth(登録商標)等の無線通信回線または有線通信回線に接続される。制御部1103は、CPU、ROMおよびRAMを含み、CPUは、ROMまたは図示されない記憶装置に格納されているプログラムを実行することにより、音響機器aに各種動作を実行させる。制御部1103は、コントローラ1001から各種命令を受信し、これに従って音響機器aの動作を制御する。
音響システム1000は、音響機器a〜hのうちグループ設定された音響機器において同一コンテンツの同期再生が可能である。グループは、コントローラ1001を操作するユーザからの命令に従って、コントローラ1001により設定される。コンテンツは、例えば、楽曲であり、様々な方法で取得される楽曲データがソースとなる。楽曲データのファイル形式は、例えば、MP3、WAV、SoundVQ(登録商標)、WMA(登録商標)、AACなどである。
(2−4)配信サーバの構成
配信サーバ1002は、多種多様な楽曲データを保持するデータベースを備え、自身にアクセスしてくるコントローラ1001や音響機器a〜hのようなクライアント端末の求めに応じて、データベース内の楽曲データを配信するサーバである。配信サーバ1002は、ハードウェアとしては汎用のコンピュータであり、所定のプログラムを実行することにより各種動作を実行する。
配信サーバ1002は、多種多様な楽曲データを保持するデータベースを備え、自身にアクセスしてくるコントローラ1001や音響機器a〜hのようなクライアント端末の求めに応じて、データベース内の楽曲データを配信するサーバである。配信サーバ1002は、ハードウェアとしては汎用のコンピュータであり、所定のプログラムを実行することにより各種動作を実行する。
(2−5)パートの構成
ユーザは、コントローラ1001を介して音響機器a〜hの動作を制御することができる。コントローラ1001内では、上述したパート管理情報により、音響機器a〜hが各々、パートとして管理される。言い換えると、コントローラ1001は、管理単位となるパートに1対1で音響機器a〜hを割り当てる。各パートに割り当てられる音響機器は、ユーザが指定可能である。
ユーザは、コントローラ1001を介して音響機器a〜hの動作を制御することができる。コントローラ1001内では、上述したパート管理情報により、音響機器a〜hが各々、パートとして管理される。言い換えると、コントローラ1001は、管理単位となるパートに1対1で音響機器a〜hを割り当てる。各パートに割り当てられる音響機器は、ユーザが指定可能である。
また、コントローラ1001により管理される複数のパートは、複数のパート群に区分される。パート群は、1または複数のパートをまとめるグループとしてユーザが任意に設定可能である。典型的な設定例を挙げると、パート群は、ある特定のルームに配置される1または複数の音響機器に対応する1または複数のパートから構成される。すなわち、パート群には、1対1でルームが割り当てられ、これにより、ルームを管理単位として音響機器を管理することができる。以下では、このような例を前提として説明を行う。図16に示すように、本実施形態では、8つの音響機器a〜hにそれぞれ対応する8つのパートP1〜P8が存在し、それらのパートP1〜P8が3つのパート群G1〜G3に区分される。パート群G1はパートP1〜P3を含み、パート群G2はパートP4〜P6を含み、パート群G3はパートP7およびP8を含む。パート群G1はルームAに対応し、パート群G2はルームBに対応し、パート群G3はルームCに対応する。コントローラ1001内では、パート群を構成するパートの情報は、パート管理情報に含まれる設置場所となるルームのID番号に基づいて管理される。
(2−6)管理画面
ユーザがコントローラ1001の操作設定子4に対し所定の操作を加えると、コントローラ1001のディスプレイ6上には管理画面が表示される。管理画面は、各パートの情報を含む。図17は、ディスプレイ6に表示される管理画面の例を示す図である。図17の管理画面1200は、タブ1211a〜1211c、パート表示領域1212a〜1212c、および付加表示領域1213を含む。
ユーザがコントローラ1001の操作設定子4に対し所定の操作を加えると、コントローラ1001のディスプレイ6上には管理画面が表示される。管理画面は、各パートの情報を含む。図17は、ディスプレイ6に表示される管理画面の例を示す図である。図17の管理画面1200は、タブ1211a〜1211c、パート表示領域1212a〜1212c、および付加表示領域1213を含む。
タブ1211a〜1211cは、左右に並ぶように配置される。タブ1211a〜1211cは、図16のパート群G1〜G3にそれぞれ対応する。タブ1211a〜1211cの各々には、対応するパート群の各パートに関するダイジェスト情報が重畳して表示される。本例では、各パートに割り当てられた音響機器が使用状態であるか非使用状態であるかを示すとともに、各パートに割り当てられた音響機器の名称を示す識別マークd21〜d28が、ダイジェスト情報としてタブ1211a〜1211cに重畳表示される。識別マークd21〜d23はタブ1211a上に表示され、識別マークd24〜d26はタブ1211b上に表示され、識別マークd27〜d28はタブ1211c上に表示される。
識別マークd21〜d28は、図16のパートP1〜P8にそれぞれ対応する。識別マークd21〜d28の各々は、対応するパートが使用状態であるか非使用状態であるかを色の違いによって表す。例えば、識別マークd21〜d28の各々は、対応するパートが使用状態である場合に比較的明るい色で表示され、対応するパートが非使用状態である場合に比較的暗い色で表示される。図17においては、使用状態のパートに対応する識別マークがより薄い色が付されている。本例では、識別マークd21〜d24、d26およびd27に薄い色が付されている。したがって、パートP1〜P4、P6およびP7が使用状態であり、パートPP5およびP8が非使用状態である。また、識別マークd21〜d28の各々は、対応するパートに割り当てられた音響機器の名称を文字情報として表す。
ユーザは、タブ1211a〜1211cのうちいずれかを選択することができる。選択されているタブは、視覚的に認識しやすいように、例えばハイライト表示される。図17の例では、タブ1211aが選択されている。
パート表示領域1212a〜1212cは、タブ1211a〜1211cの下側にそれぞれ配置される。付加表示領域1213は、タブ1211a〜1211cおよびパート表示領域1212a〜1212cの右側に配置される。パート表示領域1212a〜1212cおよび付加表示領域1213により、パート詳細画面PD1が構成される。
なお、管理画面1200のレイアウトは、図17の例に限定されない。例えば、パート表示領域1212a〜1212cが上下に並ぶように設けられてもよく、あるいはタイル状に上下左右に並ぶように設けられてもよい。また、パート表示領域1212a〜1212cと付加表示領域1213との左右の位置関係が逆でもよい。
(2−7)パート表示領域における表示例
パート表示領域1212a〜1212cの各々には、選択されているタブに対応するパート群の各パートの情報が表示される。例えば、図17の例のようにタブ1211aが選択されている場合、パート表示領域1212aにパートP1の情報が表示され、パート表示領域1212bにパートP2の情報が表示され、パート表示領域1212cにパートP3の情報が表示される。同様に、タブ1211bが選択されている場合、パート表示領域1212a〜1212cにパートP4〜P6の情報がそれぞれ表示され、タブ1211cが選択されている場合、パート表示領域1212a〜1212bにパートP7〜P18の情報がそれぞれ表示される。
パート表示領域1212a〜1212cの各々には、選択されているタブに対応するパート群の各パートの情報が表示される。例えば、図17の例のようにタブ1211aが選択されている場合、パート表示領域1212aにパートP1の情報が表示され、パート表示領域1212bにパートP2の情報が表示され、パート表示領域1212cにパートP3の情報が表示される。同様に、タブ1211bが選択されている場合、パート表示領域1212a〜1212cにパートP4〜P6の情報がそれぞれ表示され、タブ1211cが選択されている場合、パート表示領域1212a〜1212bにパートP7〜P18の情報がそれぞれ表示される。
以下、パート表示領域1212a〜1212cにおける表示について、タブ1211aが選択されている場合のパート表示領域1212aにおける表示を例に説明する。図17に示すように、パート表示領域1212aは、パートネーム表示部1221、イコライザー表示部1222、ボリューム表示部1223を含む。
パートネーム表示部221には、パートP1に割り当てられた音響機器の機種名(パートタイプ)および名称(パートネーム)が表示される。図17の例では、パートタイプとして"monaural speaker"が表示され、パートネームとして"Device a"が表示される。
イコライザー表示部1222には、イコライザー設定が表示される。イコライザー設定は、パラメータ情報の例であり、音のイコライザーの設定を定める。音響機器aからは、イコライザー設定に従ってエフェクトが適用された音が発生する。ボリューム表示部1223には、ボリューム設定が表示される。ボリューム設定は、パラメータ情報の例であり、音の出力レベル(ボリューム)を定める。音響機器aからは、ボリューム設定に従う音量の音が発生する。なお、図17に示すように、音響機器がステレオスピーカである場合には、イコライザー設定及びボリューム設定は、LとRの2つ分が表示される。ただし、イコライザー設定およびボリューム設定の一方または両方について、LとRの平均値が表示されてもよい。
パート表示領域1212a〜1212cの各々に表示されるパートネーム、パートタイプ、イコライザー設定およびボリューム設定に関する設定情報は、ユーザが適宜設定可能である。図17に示すように、パート表示領域1212a〜1212cには、1つの設定情報を指定するためのカーソルCSが表示される。ユーザは、カーソルCSをパート表示領域1212a〜1212cの任意の位置に移動させることができ、所望のパートの所望の設定情報を指定することができる。図17の例では、パート表示領域1212aにおけるイコライザー表示部1222にカーソルCSが配置されている。この場合、パートP1のイコライザー設定が指定されている。
(2−8)付加表示領域における表示例
図17の付加表示領域1213には、選択されているパート群のうち少なくとも1つのパートに関する情報が表示される。以下、付加表示領域1213に表示される情報を付加情報と呼ぶ。本例では、カーソルCSによって指定される設定情報に対応する付加情報が、付加表示領域1213に表示される。
図17の付加表示領域1213には、選択されているパート群のうち少なくとも1つのパートに関する情報が表示される。以下、付加表示領域1213に表示される情報を付加情報と呼ぶ。本例では、カーソルCSによって指定される設定情報に対応する付加情報が、付加表示領域1213に表示される。
図18および図19は、付加表示領域1213における表示例を示す図である。図18には、各パートのボリューム設定を表すボリューム設定画面D6の例が示される。図18のボリューム設定画面D6は、いずれかのパート表示領域においてカーソルCSによりボリューム設定が指定されている場合に、付加情報として付加表示領域1213に表示される。
図18に示すように、ボリューム設定画面D6は、各パートのボリューム設定を該当のパートに対応付けて表す。具体的には、ボリューム設定画面D6の下部に、複数のパートにそれぞれ対応する複数の音響機器の名称が左右方向に配列されて表示されており、これらの名称の上側に、ボリューム表示領域R6が設けられる。ボリューム表示領域R6の横軸は音響機器すなわちパートを表し、縦軸はボリューム設定を表す。ボリューム表示領域R6には、該当のパートのボリューム設定を表すボリューム調整子VoAが表示される。ボリューム調整子VoAは、パラメータ調整子の例である。
ボリューム調整子VoAにより表されるボリューム設定は、該当のパート表示領域のボリューム表示部1223(図17)に表示されるボリューム設定と一致している。ユーザは、ボリューム調整子VoAの上端を上下方向に移動させることができる。それにより、該当のパートのボリューム設定が調整される。ボリューム調整子VoAの上端の位置が変更されると、それに追従するように、該当のパート表示領域のボリューム表示部1223に表示されるボリューム設定の表示が変更される。ボリューム調整子VoAの長さの変更方向は、上下方向に限らず、例えば、左右であってもよい。この場合も、同様に、該当のパートのボリューム設定を調整することができる。また、各ボリューム表示領域R6の上側には、該当のパートに対し設定されたボリューム設定が数値で表示される。
図19に示すように、イコライザー設定画面D7は、各パートのイコライザー設定を該当のパートに対応付けて表す。具体的には、イコライザー設定画面D7の左側に、複数のパートにそれぞれ対応する複数の音響機器の名称が上下方向に配列されて表示されており、これらの各名称の右側にイコライザー表示領域R7が設けられる。イコライザー表示領域R7は、イコライザー設定画面D7に名称が表示される音響機器に対応するパートの数だけ、上下方向に配列されて表示される。各イコライザー表示領域R7の横軸は、調整される周波数を表し、縦軸は、調整される周波数の音の強さのレベルを表す。イコライザー表示領域R7には、該当のパートの該当の周波数の音の強さのレベルを表すイコライザー調整子EAが表示される。イコライザー調整子EAは、パラメータ調整子の例である。
イコライザー調整子EAにより表されるイコライザー設定は、該当のパート表示領域のイコライザー表示部1222(図17)に表示されるイコライザー設定と一致している。ユーザは、イコライザー調整子EAのつまみを上下方向の軸に沿って移動させることができる。それにより、該当のパートの該当の周波数の音の強さのレベルが調整される。イコライザー調整子EAのつまみの位置が変更されると、それに追従するように、該当のパート表示領域のイコライザー表示部1222に表示されるイコライザー設定の表示が変更される。イコライザー調整子EAのつまみの移動方向は、上下方向に限らず、例えば、左右であってもよい。この場合も、同様に、該当のパートのイコライザー設定を調整することができる。
(2−9)コントローラの機能的構成
図20は、コントローラ1001の機能的な構成を示すブロック図である。図20に示すように、コントローラ1001は、第1実施の形態の電子音楽装置1と同様に、タブ表示部52、ダイジェスト情報表示部53、タブ選択受付部54、詳細情報表示部55、使用状態設定部56、パート指定受付部57、情報指定受付部58および操作受付部59を含む。これらの部52〜59の動作は、第1実施の形態の電子音楽装置1と同様である。また、コントローラ1001は、パフォーマンスデータ取得部51に変えて、管理情報取得部1051をさらに含む。管理情報取得部1051は、記憶装置13からパート管理情報を取得し、タブ表示部52、ダイジェスト情報表示部53および詳細情報表示部55は、取得されパート管理情報に基づいて各種表示を制御する。
図20は、コントローラ1001の機能的な構成を示すブロック図である。図20に示すように、コントローラ1001は、第1実施の形態の電子音楽装置1と同様に、タブ表示部52、ダイジェスト情報表示部53、タブ選択受付部54、詳細情報表示部55、使用状態設定部56、パート指定受付部57、情報指定受付部58および操作受付部59を含む。これらの部52〜59の動作は、第1実施の形態の電子音楽装置1と同様である。また、コントローラ1001は、パフォーマンスデータ取得部51に変えて、管理情報取得部1051をさらに含む。管理情報取得部1051は、記憶装置13からパート管理情報を取得し、タブ表示部52、ダイジェスト情報表示部53および詳細情報表示部55は、取得されパート管理情報に基づいて各種表示を制御する。
CPU11がROM10または記憶装置13に記憶されたパート表示プログラムを実行することにより、図20におけるコントローラ1001の各部の機能が実現される。これらの部52〜59および1051は、図12と同様のパート表示処理を実行する。ただし、本実施の形態では、ステップS1では、管理情報取得部1051がパート管理情報を取得し、ステップS11〜S13が省略される。
(3)他の実施の形態
(a)第1実施の形態は、本発明が電子鍵盤楽器に適用された例であるが、複数のパートに関する情報を表示可能な他の電子音楽装置に本発明が適用されてもよい。例えば、電子ギターおよび電子ドラム等の他の電子楽器に本発明が適用されてもよい。その場合、楽器本体とディスプレイとが別体であってもよい。また、他の電子音楽装置として、ミキサ、シーケンサ装置(ハードウェアシーケンサ)、ソフトウェアシーケンサまたはソフトウェアミキサーがインストールされたパーソナルコンピュータ等に本発明が適用されてもよい。上述のパート表示処理を行うパート表示装置は、電子音楽装置またはこれに接続される任意のコンピュータ(制御端末装置)上で好ましく実装することができる。
(a)第1実施の形態は、本発明が電子鍵盤楽器に適用された例であるが、複数のパートに関する情報を表示可能な他の電子音楽装置に本発明が適用されてもよい。例えば、電子ギターおよび電子ドラム等の他の電子楽器に本発明が適用されてもよい。その場合、楽器本体とディスプレイとが別体であってもよい。また、他の電子音楽装置として、ミキサ、シーケンサ装置(ハードウェアシーケンサ)、ソフトウェアシーケンサまたはソフトウェアミキサーがインストールされたパーソナルコンピュータ等に本発明が適用されてもよい。上述のパート表示処理を行うパート表示装置は、電子音楽装置またはこれに接続される任意のコンピュータ(制御端末装置)上で好ましく実装することができる。
(b)第1実施の形態では、パートに音色が割り当てられるが、音色に代えて他の音楽データがパートに割り当てられてもよい。例えば、本発明がミキサに適用される場合、複数のパートにオーディオデータが割り当てられてもよい。また、一部のパートには音色が割り当てられ、他の一部のパートにはオーディオデータが割り当てられてもよい。
(c)上記実施の形態では、ダイジェスト情報として、パートが使用状態であるか非使用状態であるかが表示されるが、ダイジェスト情報として他の情報が表示されてもよい。例えば、第1実施の形態を例にとると、パートタイプまたはパートネームがダイジェスト情報として表示されてもよい。また、複数種類の音源が用いられる場合に、パートに割り当てられた音色に対応する音源の種類がダイジェスト情報として表示されてもよい。あるいは、音源として電子音楽装置1の内部で音響信号を生成する内部音源と電子音楽装置1の外部で音響信号を供給する外部音源とが用いられる場合に、パートに割り当てられた音色が内部音源および外部音源のいずれに対応するかがダイジェスト情報として表示されてもよい。
さらに、例えばミキサにおいて、パートのボリュームがしきい値よりも高いか否かがダイジェスト情報として表示されてもよい。例えば、識別マークによって使用状態か非使用状態かが示されるとともに、識別マークの点滅または識別マークの色のさらなる変化により、パートのボリュームがしきい値よりも高いかが示されてもよい。また、パートに対応する音データの瞬時音量が所定値よりも高いか否かによって、識別マークの点滅または識別マークの色のさらなる変化が生じるようにしてもよい。また、例えば、識別マークによって使用状態か非使用状態かが示されるとともに、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)メッセージの発生に応じて、識別マークの点滅または識別マークの色のさらなる変化が生じるようにしてもよい。これらのダイジェスト情報は、上記実施の形態と同様にマークとして各タブに表示されてもよく、記号または文字等として各タブに表示されてもよい。
また、上記実施の形態では、全てのタブにダイジェスト情報が表示されるが、少なくとも1つのタブにダイジェスト情報が表示されなくてもよい。
(d)各タブに対応するパート群は、予め定められていてもよく、あるいはユーザが任意に指定可能であってもよい。例えば、第1実施の形態を例にとると、図3のタブ211aに対応するパート群として、パートP1,P4,P9,P10を指定し、タブ211bに対応するパート群として、パートP2,P7,P13,P16を指定すること等が可能であってもよい。また、各パート群におけるパートの順列を適宜変更可能であってもよい。例えば、第1実施の形態を例にとると、図2のパート群G1の順列をパートP3,P2,P4,P1の順に変更すること等が可能であってもよい。その場合、ダイジェスト情報の表示の並び、および各パート表示領域に対応付けられるパートが、変更後の順列に応じて変更される。
(e)上記実施の形態では、図11および図20の各機能部がCPU11等のハードウエアおよびパート表示プログラム等のソフトウエアにより実現されるが、これらの機能部が電子回路等のハードウエアにより実現されてもよい。
(f)第2実施の形態では、パートに音響機器が割り当てられ、パート群がルームを基準に設定されたが、パートにルームを割り当て、複数のルームをパート群としてまとめてもよい。
(4)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応
以下、請求項の各構成要素と第1および第2実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。上記実施の形態におけるCPU11がパート表示装置の例であり、タブ表示部52がタブ表示手段の例であり、ダイジェスト情報表示部53がダイジェスト情報表示手段の例であり、タブ選択受付部54がタブ選択受付手段の例であり、詳細情報表示部55が詳細情報表示手段の例であり、使用状態設定部56が使用状態設定手段の例であり、パート指定受付部57がパート指定受付手段の例であり、情報指定受付部58が情報指定受付手段の例であり、操作受付部59が操作受付手段の例であり、音高範囲設定部60が音高範囲設定手段の例であり、対応関係設定部61が対応関係設定手段の例である。また、各種設定情報が第1の情報の例であり、各種付加情報が第2の情報の例である。請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることができる。
以下、請求項の各構成要素と第1および第2実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。上記実施の形態におけるCPU11がパート表示装置の例であり、タブ表示部52がタブ表示手段の例であり、ダイジェスト情報表示部53がダイジェスト情報表示手段の例であり、タブ選択受付部54がタブ選択受付手段の例であり、詳細情報表示部55が詳細情報表示手段の例であり、使用状態設定部56が使用状態設定手段の例であり、パート指定受付部57がパート指定受付手段の例であり、情報指定受付部58が情報指定受付手段の例であり、操作受付部59が操作受付手段の例であり、音高範囲設定部60が音高範囲設定手段の例であり、対応関係設定部61が対応関係設定手段の例である。また、各種設定情報が第1の情報の例であり、各種付加情報が第2の情報の例である。請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることができる。
本発明は、種々の電子音楽装置や、種々の音響機器の制御端末装置等に利用可能である。
1…電子音楽装置,2…演奏操作部,3…検出回路,4…設定操作子,5…検出回路,6…ディスプレイ,7…表示回路,9…RAM,10…ROM,11…CPU(パート表示装置),12…タイマ,13…記憶装置,14…通信I/F,15…外部記憶装置,16…音源,17…サウンドシステム,19…バス,51…パフォーマンスデータ取得部,52…タブ表示部,53…ダイジェスト情報表示部,54…タブ選択受付部,55…詳細情報表示部,56…使用状態設定部,57…パート指定受付部,58…情報指定受付部,59…操作受付部,60…音高範囲設定部,61…対応関係設定部,200…パフォーマンス画面,201…ネーム表示領域,203…表示切替ボタン,211a〜211d,1211a〜1211c…タブ,212a〜212d,1212a〜1212c…パート表示領域,213,1213…付加表示領域,1000…音響システム,1002…配信サーバ,1001…コントローラ(制御端末装置),a〜h…音響機器
Claims (15)
- 複数のパート群にそれぞれ対応する複数のタブを表示するタブ表示手段と、
前記複数のタブの各々の中に、対応するパート群の各パートのダイジェスト情報を表示するダイジェスト情報表示手段と、
前記複数のタブのうちいずれか1つのタブの選択を受け付けるタブ選択受付手段と、
選択されたタブに対応するパート群の詳細情報を含むパート詳細画面を表示する詳細情報表示手段と
を備えた、パート表示装置。 - 前記ダイジェスト情報は、当該ダイジェスト情報に対応するパート群の各パートが使用状態であるか否かを示す、請求項1記載のパート表示装置。
- 前記複数のパート群の各パートを使用状態または非使用状態に設定する使用状態設定手段をさらに備える、請求項1または2記載のパート表示装置。
- 前記パート詳細画面は、前記選択されたタブに対応するパート群の複数のパートにそれぞれ対応する複数のパート表示領域を含み、
各パート表示領域には、対応するパートに関する第1の情報が前記詳細情報として表示される、請求項1から3のいずれか一項に記載のパート表示装置。 - 前記パート詳細画面は、付加表示領域をさらに含み、
前記付加表示領域には、前記複数のパート群のうち少なくとも1つのパートに関する第2の情報が表示される、請求項4記載のパート表示装置。 - 前記複数のパート群のうちいずれか1つのパートの指定を受け付けるパート指定受付手段をさらに備え、
前記付加表示領域には、指定されたパートに関する情報が前記第2の情報として表示される、請求項5記載のパート表示装置。 - 前記第1の情報は、対応するパートに対して設定された複数の設定情報を含み、
前記指定されたパートに対応するパート表示領域において前記複数の設定情報のうちいずれか1つの指定を受け付ける情報指定受付手段をさらに備え、
前記付加表示領域には、指定された設定情報に対応する情報が前記第2の情報として表示される、請求項6記載のパート表示装置。 - 前記複数の設定情報のうち少なくとも1つはパラメータを示すパラメータ情報であり、
前記複数の設定情報のうち前記パラメータ情報が指定された場合、前記付加表示領域には、前記第2の情報として、指定されたパラメータ情報が示すパラメータを調整するためのパラメータ調整子が表示され、
前記付加表示領域における前記パラメータ調整子の操作を受け付ける操作受付手段をさらに備え、
前記付加表示領域における前記パラメータ調整子の操作に追従するように、前記パート表示領域において、前記指定されたパラメータ情報の表示が変化する、請求項7記載のパート表示装置。 - 前記パートには、1または複数の音色が割り当てられる、請求項1から8のいずれか一項に記載のパート表示装置。
- 前記パートには、音響機器が割り当てられる、請求項1から8のいずれか一項に記載のパート表示装置。
- 請求項1から9のいずれか一項に記載のパート表示装置を備える、電子音楽装置。
- 請求項5から7のいずれか一項に記載のパート表示装置と、
複数の音高指定子と、
パート毎に音高範囲を設定する音高範囲設定手段と、
設定された音高範囲と前記複数の音高指定子との対応関係を設定する対応関係設定手段とをさらに備え、
前記付加表示領域には、設定された対応関係が表示される、電子音楽装置。 - 請求項1から10のいずれか一項に記載のパート表示装置を備える、制御端末装置。
- 複数のパート群にそれぞれ対応する複数のタブを表示するステップと、
前記複数のタブの各々の中に、対応するパート群の各パートのダイジェスト情報を表示するステップと、
前記複数のタブのうちいずれか1つのタブの選択を受け付けるステップと、
選択されたタブに対応するパート群の詳細情報を含むパート詳細画面を表示するステップとを含む、パート表示方法。 - 複数のパート群にそれぞれ対応する複数のタブを表示するステップと、
前記複数のタブの各々の中に、対応するパート群の各パートのダイジェスト情報を表示するステップと、
前記複数のタブのうちいずれか1つのタブの選択を受け付けるステップと、
選択されたタブに対応するパート群の詳細情報を含むパート詳細画面を表示するステップとをコンピュータに実行させる、パート表示プログラム。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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