JP2016118626A - 音響パラメータ変更装置および音響パラメータ変更プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】音響機器に設定される音響パラメータを容易に変更することが可能な音響パラメータ変更装置および音響パラメータ変更プログラムを提供する。【解決手段】記憶部11は、キットデータ毎に変更対象パラメータを記憶する。選択部12は、変更すべき変更対象パラメータを含むキットデータを選択する。操作検出部13は、選択部12により選択されたキットデータに含まれる変更対象パラメータを変更すべき指示を検出する。接続判定部15は、音響パラメータ変更装置1と電子楽器とが接続されているか否かを判定する。音響パラメータ変更装置1が電子楽器に接続されている状態で、受信部16は、電子楽器から送信される音響パラメータを受信し、送信部17は、変更後の変更対象パラメータを電子楽器に送信する。要求部18は、電子楽器に対して、特定のキットデータに含まれる音響パラメータの送信を要求する。【選択図】図5
Description
本発明は、音響パラメータを変更するための音響パラメータ変更装置および音響パラメータ変更プログラムに関する。
電子楽器等の音響機器においては、ロータリエンコーダおよびスイッチ等の種々の操作子を操作することにより、音色およびエフェクト等の音響パラメータを調整することができる。また、特許文献1には、汎用パーソナルコンピュータシステムにより、音色の選択および他の種々のパラメータの調整を行う技術が開示されている。
多種多様な音響パラメータを調整可能な音響機器がある。しかしながら、音響機器についての知識が乏しいユーザにとって、そのような多種多様な音響パラメータを理解することは難しい。また、通常の音響機器に設けられる表示部は比較的小さいので、同時に表示可能な情報量が限られる。そのため、簡単な調整を行う場合でも、調整すべき音響パラメータを見つけることが難しい。一方、特許文献1に記載されるように、パーソナルコンピュータ等が用いられる場合には、比較的大きいディスプレイに多くの情報を同時に表示することができるが、与えられる多くの情報の中から、調整すべき音響パラメータを特定し、所望の調整を行うことは、容易でない。
本発明の目的は、音響機器に設定される音響パラメータを容易に変更することが可能な音響パラメータ変更装置および音響パラメータ変更プログラムを提供することである。
本発明に係る音響パラメータ変更装置は、音響機器に設定される音響パラメータを変更するための音響パラメータ変更装置であって、音響パラメータは、音響パラメータ変更装置および音響機器の各々において変更可能な第1の音響パラメータと、音響パラメータ変更装置において変更不能でかつ音響機器において変更可能な第2の音響パラメータとを含み、複数の第1の音響パラメータおよび複数の第2の音響パラメータをそれぞれ含む少なくとも1つの音楽コンテンツデータが音響機器に記憶され、音響パラメータ変更装置は、音楽コンテンツデータ毎に複数の第1の音響パラメータを記憶する記憶手段と、音楽コンテンツデータを選択する選択手段と、選択された音楽コンテンツデータに含まれるいずれかの第1の音響パラメータを変更すべき指示が検出された場合、記憶手段に記憶された該当する第1の音響パラメータを変更する変更手段と、音響パラメータ変更装置と音響機器とが接続されているか否かを判定する接続判定手段と、音響パラメータ変更装置と音響機器とが接続されていると判定された場合、変更後の第1の音響パラメータを音響機器に送信する送信手段とを備える。
本発明に係る音響パラメータ変更プログラムは、音響機器に設定される音響パラメータを変更するための音響パラメータ変更装置に用いられる音響パラメータ変更プログラムであって、音響パラメータは、音響パラメータ変更装置および音響機器の各々において変更可能な第1の音響パラメータと、音響パラメータ変更装置において変更不能でかつ音響機器において変更可能な第2の音響パラメータとを含み、複数の第1の音響パラメータおよび複数の第2の音響パラメータをそれぞれ含む少なくとも1つの音楽コンテンツデータが音響機器に記憶され、音響パラメータ変更プログラムは、音楽コンテンツデータ毎に複数の第1の音響パラメータを記憶するステップと、音楽コンテンツデータを選択するステップと、選択された音楽コンテンツデータに含まれるいずれかの第1の音響パラメータを変更すべき指示が検出された場合、記憶された該当する第1の音響パラメータを変更するステップと、音響パラメータ変更装置と音響機器とが接続されているか否かを判定するステップと、音響パラメータ変更装置と音響機器とが接続されていると判定された場合、変更後の第1の音響パラメータを音響機器に送信するステップとを、コンピュータに実行させる。
音響パラメータ変更装置においては、選択された音楽コンテンツデータに含まれるいずれかの第1の音響パラメータを変更すべき指示が検出されると、記憶手段に記憶された該当する第1の音響パラメータが変更される。また、音響パラメータ変更装置と音響機器とが接続されている場合に、変更後の第1の音響パラメータが音響機器に送信される。それにより、変更後の第1の音響パラメータに基づいて、音響機器に記憶される音楽コンテンツデータの第1の音響パラメータを変更することができる。したがって、ユーザは、音響パラメータ変更装置を用いて、音響機器に記憶される各音楽コンテンツデータの第1の音響パラメータを変更することができる。
また、音響パラメータ変更装置においては、音響機器において変更可能な第1および第2の音響パラメータのうち、第1の音響パラメータのみが変更可能である。この場合、ユーザは、第2の音響パラメータを意識する必要がないので、音響パラメータに関する種々の知識および煩雑な操作を要することなく、音響機器に設定される音響パラメータを容易に変更することができる。
少なくとも1つの音楽コンテンツデータに含まれる複数の第1の音響パラメータが音響機器から送信され、音響パラメータ変更装置は、接続判定手段により音響パラメータ変更装置と音響機器とが接続されていると判定された場合、音響機器から送信される複数の第1の音響パラメータを受信する受信手段をさらに備え、記憶手段は、受信される複数の第1の音響パラメータを記憶してもよい。この場合、音響機器に記憶される音楽コンテンツデータの第1の音響パラメータを音響パラメータ変更装置に容易に記憶させることができる。
音響パラメータ変更装置は、接続判定手段により音響パラメータ変更装置と音響機器とが接続されていると判定された場合、音響機器に対して、特定の音楽コンテンツデータに含まれる複数の第1の音響パラメータの送信を要求する要求手段をさらに備え、受信手段は、要求に応答して音響機器から送信される複数の第1の音響パラメータを受信してもよい。この場合、音響機器に記憶される特定の音楽コンテンツデータの第1の音響パラメータを任意の時点で音響パラメータ装置に記憶させることができる。
送信手段は、接続判定手段により音響パラメータ変更装置と音響機器とが接続されていると判定された場合、いずれかの音楽コンテンツデータに含まれる第1の音響パラメータが変更手段により変更されたときに、変更後の第1の音響パラメータを該当する音楽コンテンツデータの識別情報とともに音響機器に送信してもよい。この場合、音響パラメータ変更装置において第1の音響パラメータが変更されたときに、リアルタイムで音響機器に記憶される第1のパラメータを変更することができる。また、第1の音響パラメータとともに音楽コンテンツデータの識別情報が音響パラメータ変更装置から送信されるので、音響機器において該当の音楽コンテンツデータを容易に特定することができる。
音響機器は、複数の操作子を有する電子楽器であり、第1の音響パラメータは、複数の操作子の各々に対して設定される。
本発明によれば、音響機器に設定される音響パラメータを容易に変更することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に係る音響パラメータ変更装置および音響パラメータ変更プログラムについて図面を用いて詳細に説明する。
(1)音響パラメータ変更装置および電子楽器
図1は、音響パラメータ変更装置および電子楽器の模式図である。図1に示すように、音響パラメータ変更装置1は、電子楽器2と接続可能に設けられる。音響パラメータ変更装置1は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォンまたはタブレット端末である。電子楽器2は、音響装置の一例である。図1の電子楽器2は電子ドラムであり、複数(本例では、12個)のパッドPDを含む。ユーザは、スティックまたは手で複数のパッドPDを叩いて演奏を行う。また、電子楽器2は、設定操作子202および表示部203を含む。設定操作子202および表示部203については後述する。
図1は、音響パラメータ変更装置および電子楽器の模式図である。図1に示すように、音響パラメータ変更装置1は、電子楽器2と接続可能に設けられる。音響パラメータ変更装置1は、例えば、パーソナルコンピュータ、スマートフォンまたはタブレット端末である。電子楽器2は、音響装置の一例である。図1の電子楽器2は電子ドラムであり、複数(本例では、12個)のパッドPDを含む。ユーザは、スティックまたは手で複数のパッドPDを叩いて演奏を行う。また、電子楽器2は、設定操作子202および表示部203を含む。設定操作子202および表示部203については後述する。
音響パラメータ変更装置1は、電子楽器2に設定される音響パラメータを変更するために用いられる。音響パラメータは、音に関する種々のパラメータであり、音響パラメータ変更装置1および電子楽器2の各々により変更可能な変更対象パラメータ、および音響パラメータ変更装置1により変更不能でかつ電子楽器2により変更可能な変更対象外パラメータを含む。変更対象パラメータは、例えば、音色を表すパラメータ(以下、音色パラメータと呼ぶ。)、音量を表すパラメータ(以下、音量パラメータと呼ぶ。)、またはパン(音が発せられる位置)を表すパラメータ(以下、パンパラメータと呼ぶ。)を含む。変更対象外パラメータは、例えば、ディストーション、リバーブまたはフィルター等の音のエフェクトに関する種々のパラメータ(以下、エフェクトパラメータと呼ぶ。)を含む。
図2は、音響パラメータ変更装置1および電子楽器2のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。図2の音響パラメータ変更装置1は、スマートフォンまたはタブレット端末等のスマートデバイス(smart device)であり、タッチパネルディスプレイ101、検出回路102および表示回路103を備える。タッチパネルディスプレイ101は、検出回路102および表示回路103を介してバス100に接続される。タッチパネルディスプレイ101に種々の情報が表示される。ユーザは、タッチパネルディスプレイ101を操作することにより種々の動作を指示することができる。
音響パラメータ変更装置1は、RAM(ランダムアクセスメモリ)111、ROM(リードオンリメモリ)112、CPU(中央演算処理装置)113、記憶装置114および通信I/F(インターフェース)115をさらに備える。RAM111、ROM112、CPU113、記憶装置114および通信I/F115はそれぞれバス100に接続される。RAM111は、例えば揮発性メモリからなり、CPU113の作業領域として用いられるとともに、種々のデータを一時的に記憶する。ROM112は、例えば不揮発性メモリからなり、システムプログラムおよび音響パラメータ変更プログラム等のコンピュータプログラムを記憶する。CPU113は、ROM112に記憶された音響パラメータ変更プログラムをRAM111上で実行することにより後述する音響パラメータ変更処理を行う。
記憶装置114は、ハードディスク、光学ディスク、磁気ディスクまたはメモリカード等の記憶媒体を含む。この記憶装置114には、電子楽器2に設定される音響パラメータが記憶される。また、上記の音響パラメータ変更プログラムが記憶装置114に記憶されてもよい。通信I/F115は、電子楽器2に接続される。通信I/F115を介して、電子楽器2に対する種々のデータの送受信が行われる。また、通信I/Fが通信網に接続されてもよい。
なお、音響パラメータ変更プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に格納された形態で提供され、ROM112または記憶装置114にインストールされてもよい。また、通信I/F115が通信網に接続されている場合、通信網に接続されたサーバから配信された音響パラメータ変更プログラムがROM112または記憶装置114にインストールされてもよい。
電子楽器2は、演奏操作子201、設定操作子202、表示部203、検出回路204,205および表示回路206を備える。演奏操作子201は、図1の複数のパッドPDを含み、検出回路204を介してバス200に接続される。設定操作子202は、オンオフ操作されるスイッチ、回転操作されるロータリエンコーダ、またはスライド操作されるリニアエンコーダ等を含み、検出回路205を介してバス200に接続される。この設定操作子202は、電源のオンオフおよび音響パラメータの変更等を行うために用いられる。表示部203は、表示回路206を介してバス200に接続される。表示部203には、種々の音響パラメータが表示される。
電子楽器2は、RAM211、ROM212、CPU213、記憶装置214および通信I/F215をさらに備える。RAM211、ROM212、CPU213、記憶装置214および通信I/F215はそれぞれバス200に接続される。RAM211は、例えば揮発性メモリからなり、CPU213の作業領域として用いられるとともに、種々のデータを一時的に記憶する。ROM212は、例えば不揮発性メモリからなり、システムプログラムおよび音響パラメータ更新プログラム等のコンピュータプログラムを記憶する。CPU213は、ROM212に記憶された音響パラメータ更新プログラムをRAM211上で実行することにより後述する音響パラメータ更新処理を行う。
記憶装置214は、ハードディスク、光学ディスク、磁気ディスクまたはメモリカード等の記憶媒体を含む。この記憶装置214には、種々の音響パラメータが記憶される。上記の音響パラメータ更新プログラムが記憶装置214に記憶されてもよい。通信I/F215は、音響パラメータ変更装置1に接続される。通信I/F215を介して、音響パラメータ変更装置1に対する音響パラメータの送受信が行われる。また、通信I/F215が通信網に接続されてもよい。
電子楽器2は、音源221、効果回路222およびサウンドシステム223をさらに備える。音源221および効果回路222はバス200に接続され、サウンドシステム223は効果回路222に接続される。音源221は、演奏操作子201の操作および記憶装置214に記憶される音響パラメータ(主に、音色パラメータ)に基づいて楽音信号を生成する。効果回路222は、記憶装置214に記憶される音響パラメータ(主に、エフェクトパラメータ)に基づいて、音源221により生成される楽音信号に音響効果を付与する。なお、効果回路222が、音響パラメータを記憶する複数のレジスタを含んでもよい。サウンドシステム223は、デジタルアナログ(D/A)変換回路、増幅器およびスピーカを含む。このサウンドシステム223は、音源221から効果回路222を通して与えられる楽音信号をアナログ音信号に変換し、アナログ音信号に基づく音を発生する。
(2)変更対象パラメータの変更
電子楽器2の各パッドPDには、種々の音響パラメータが設定される。各パッドPDが操作される(叩かれる)と、そのパッドPDに設定された種々の音響パラメータに基づいて、サウンドシステム223から音が発生される。以下、複数のパッドPDに対して設定される種々の音響パラメータの組み合わせをキットデータと呼ぶ。各キットデータは、複数の変更対象パラメータおよび複数の変更対象外パラメータを含む音楽コンテンツデータである。また、各キットデータは、他のキットデータとの識別のための識別情報を含む。電子楽器2の記憶装置214には複数のキットデータが記憶され、ユーザは、複数のキットデータから1つのキットデータを選択することにより、複数のパッドPDに音響パラメータを容易に設定することができる。
電子楽器2の各パッドPDには、種々の音響パラメータが設定される。各パッドPDが操作される(叩かれる)と、そのパッドPDに設定された種々の音響パラメータに基づいて、サウンドシステム223から音が発生される。以下、複数のパッドPDに対して設定される種々の音響パラメータの組み合わせをキットデータと呼ぶ。各キットデータは、複数の変更対象パラメータおよび複数の変更対象外パラメータを含む音楽コンテンツデータである。また、各キットデータは、他のキットデータとの識別のための識別情報を含む。電子楽器2の記憶装置214には複数のキットデータが記憶され、ユーザは、複数のキットデータから1つのキットデータを選択することにより、複数のパッドPDに音響パラメータを容易に設定することができる。
音響パラメータ変更装置1の記憶装置114には、少なくとも1つのキットデータに含まれる音響パラメータおよび識別情報が記憶される。この場合、音響パラメータとして、変更対象パラメータのみが記憶されてもよく、変更対象パラメータおよび変更対象外パラメータの両方が記憶されてもよい。ユーザは、記憶装置114に記憶される変更対象パラメータを変更することによって各キットデータを編集することができる。音響パラメータ変更装置1におけるキットデータの編集は、音響パラメータ変更装置1が電子楽器2に接続されている場合および接続されていない場合のいずれにおいても行うことができる。
図3は、キットデータに含まれる変更対象パラメータの一例を示す図である。図3のキットデータは、識別情報として、番号“010”および名称“HardRock”を含む。電子楽器2の複数のパッドPDには、“1”〜“12”の番号が付される。各パッドPDには、変更対象パラメータとして、音色パラメータ、音量パラメータおよびパンパラメータが設定される。各音色パラメータは、カテゴリー、そのカテゴリー内で設定される番号、および名称を含む。音量パラメータは、“0”〜“127”の数値を含む。パンパラメータは、“L63〜C〜R63”で表され、“C”、“L”および“R”は中心、左および右をそれぞれ意味し、数値は中心からのずれの程度を表す。図3の例では、1つのパッドPDに1つの音色パラメータが設定されるが、1つのパッドPDに複数の音色パラメータが設定され、その各々に対応するように音量パラメータおよびパンパラメータが設定されてもよい。また、音色パラメータは、数値のみで表されてもよい。
図2のタッチパネルディスプレイ101には、記憶装置114に記憶される変更対象パラメータおよび識別情報に基づいて、パラメータ変更画面が表示される。図4は、パラメータ変更画面の一例を示す図である。図4のパラメータ変更画面30は、複数のパッドPDをそれぞれ表す複数のパッド画像31A〜31Lを含む。各パッドPDに設定される音色パラメータ(本例では、音色の名称)が、対応するパッド画像上に表示される。また、対応するキットデータの識別情報(本例では、番号および名称)が画面上部に表示される。図4のパラメータ変更画面30は、図3のキットデータに対応する。
ユーザは、タッチパネルディスプレイ101を操作することにより、表示される音色パラメータを変更することができる。例えば、ユーザがパッド画像31A〜31Lのいずれかをタップすると、音色の一覧が表示され、ユーザは、その一覧から1つの音色を選択してタップする。これにより、タップされたパッド画像上の音色パラメータ、および記憶装置114に記憶される該当のパッドに設定された音色パラメータが、選択された音色パラメータに変更される。音色の一覧の代わりに、音色切替ボタン等の操作子がタッチパネルディスプレイ101に表示されてもよい。
音色パラメータと同様に、音量パラメータまたはパンパラメータ等の他の変更対象パラメータが変更可能であってもよい。また、音色および音量等の複数種類の変更対象パラメータが共通のパラメータ変更画面上で変更可能であってもよく、変更対象パラメータの種類毎にパラメータ変更画面が表示されてもよい。あるいは、複数のキットデータを選択可能であり、選択された複数のキットデータに含まれる変更対象パラメータを変更可能なパラメータ変更画面が表示されてもよい。
また、音響パラメータ変更装置1が、ソフトウェア音源を搭載する等によって単独で音を再生可能である場合、電子楽器2から離れた位置においても、ユーザは、簡易的に再生音を確認しながら音響パラメータ変更装置1によりキットデータを編集することができる。
なお、図3および図4の例では、各パッドPDに対して音色が割り当てられるが、音色の代わりに、リズムパターンまたはソングデータ等が割り当てられてもよい。この場合、変更対象パラメータが、リズムパターンまたはソングデータを表すパラメータを含む。
音響パラメータ変更装置1が有線または無線で電子楽器2に接続されている場合、少なくとも1つのキットデータに含まれる音響パラメータおよび識別データが、電子楽器2から音響パラメータ変更装置1に編集データとして送信される。編集データは、音響パラメータとして変更対象パラメータを含むが、さらに変更対象外パラメータを含んでもよい。例えば、図2の電子楽器2において、設定操作子202の操作によりキットデータが選択されると、選択されたキットデータに含まれる音響パラメータおよび識別情報が編集データとして電子楽器2から音響パラメータ変更装置1に送信される。また、音響パラメータ変更装置1から電子楽器2に、音響パラメータの送信を要求するための要求信号が送信されてもよい。電子楽器2は、音響パラメータ変更装置1からの要求信号を受信すると、その時点で選択されているキットデータに含まれる音響パラメータおよび識別情報を編集データとして音響パラメータ変更装置1に送信する。
また、音響パラメータ変更装置1が電子楽器2に接続されている場合、少なくとも1つのキットデータに含まれる音響パラメータおよび識別データが、音響パラメータ変更装置1から電子楽器2に更新データとして送信される。例えば、図2の音響パラメータ変更装置1において音響パラメータが変更された場合、変更後の音響パラメータおよびその音響パラメータを含むキットデータの識別情報が、更新データとして音響パラメータ変更装置1から電子楽器2に送信される。この場合、電子楽器2の記憶装置214に記憶される該当のキットデータに含まれる音響パラメータが、更新データに含まれる音響パラメータに変更される。
電子楽器2がMIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格に準拠する場合、音響パラメータ変更装置1と電子楽器2との間において、音色パラメータは、例えば“プログラム・チェンジ”メッセージで送受信され、音量パラメータおよびパンパラメータ等は、例えば“コントロール・チェンジ”メッセージで送受信される。また、音響パラメータ変更装置1と電子楽器2との間において、1または複数のキットデータに含まれる全ての音響パラメータがバルクダンプとして一括で送受信されてもよく、各音響パラメータが個別に送受信されてもよい。
(3)音響パラメータ変更装置の機能的な構成
図5は、音響パラメータ変更装置1の機能的な構成を示すブロック図である。図5に示すように、音響パラメータ変更装置1は、記憶部11、選択部12、操作検出部13、変更部14、接続判定部15、受信部16、送信部17および要求部18を含む。図2のCPU113がコンピュータプログラムを実行することにより、図5の各構成要素の機能が実現される。
図5は、音響パラメータ変更装置1の機能的な構成を示すブロック図である。図5に示すように、音響パラメータ変更装置1は、記憶部11、選択部12、操作検出部13、変更部14、接続判定部15、受信部16、送信部17および要求部18を含む。図2のCPU113がコンピュータプログラムを実行することにより、図5の各構成要素の機能が実現される。
記憶部11は、キットデータ毎に変更対象パラメータを記憶する。選択部12は、変更すべき変更対象パラメータを含むキットデータを選択する。操作検出部13は、選択部12により選択されたキットデータに含まれる変更対象パラメータを変更すべき指示を検出する。本例では、タッチパネルディスプレイ101上におけるパラメータ変更画面の操作が操作検出部13により検出される。変更部14は、操作検出部13により変更対象パラメータを変更すべき指示が検出された場合、記憶部11に記憶された該当の変更対象パラメータを変更する。
接続判定部15は、音響パラメータ変更装置1と電子楽器2とが接続されているか否かを判定する。受信部16は、音響パラメータ変更装置1が電子楽器2に接続されている場合に、電子楽器2から送信される音響パラメータを識別情報とともに受信し、かつ所定の時間間隔(例えば、200ms間隔)で電子楽器2からのアクティブセンシングを受信する。送信部17は、音響パラメータ変更装置1が電子楽器2に接続されている場合に、変更後の音響パラメータを識別情報とともに電子楽器2に送信する。要求部18は、電子楽器2に対して、特定のキットデータに含まれる音響パラメータの送信を要求する。
(4)音響パラメータ更新処理
図2の電子楽器2において、CPU213がROM212または記憶装置214に記憶される音響パラメータ更新プログラムを実行することにより音響パラメータ更新処理が行われる。図6は、パラメータ更新処理を示すフローチャートである。まず、CPU213は、電子楽器2の電源がオフされているいか否かを判定する(ステップS1)。電源がオフされていない場合、CPU213は、キットデータを選択するための操作が検出回路205によって検出されたか否かを判定する(ステップS2)。キットデータを選択するための操作が検出されない場合、CPU213は、ステップS6に進む。キットデータを選択するための操作が検出された場合、CPU213は、選択されたキットデータに含まれる音響パラメータを記憶装置214から読み出す(ステップS3)。この場合、読み出された音響パラメータが表示部203に表示されてもよい。
図2の電子楽器2において、CPU213がROM212または記憶装置214に記憶される音響パラメータ更新プログラムを実行することにより音響パラメータ更新処理が行われる。図6は、パラメータ更新処理を示すフローチャートである。まず、CPU213は、電子楽器2の電源がオフされているいか否かを判定する(ステップS1)。電源がオフされていない場合、CPU213は、キットデータを選択するための操作が検出回路205によって検出されたか否かを判定する(ステップS2)。キットデータを選択するための操作が検出されない場合、CPU213は、ステップS6に進む。キットデータを選択するための操作が検出された場合、CPU213は、選択されたキットデータに含まれる音響パラメータを記憶装置214から読み出す(ステップS3)。この場合、読み出された音響パラメータが表示部203に表示されてもよい。
次に、CPU213は、通信I/F215が音響パラメータ変更装置1に接続されているか否かを判定する(ステップS4)。具体的には、接続ポートでの挿抜チェックや、アクティブセンシングの受信状態により接続状態が判定される。通信I/F215が音響パラメータ変更装置1に接続されていない場合、CPU213は、ステップS6に進む。通信I/F215が音響パラメータ変更装置1に接続されている場合、CPU213は、ステップS2で選択されたキットデータの音響パラメータおよび識別情報を含む編集データを生成し、生成された編集データを通信I/F215を介して音響パラメータ変更装置1に送信し(ステップS5)、ステップS6に進む。ステップS5において、編集データの音響パラメータおよび識別情報は、同時に送信されてもよいし、順に送信されてもよい。例えば、キットデータの番号等の識別情報がプログラム・チェンジで送信された後に、音響パラメータがバルクダンプで送信されてもよい。
ステップS6において、CPU213は、音響パラメータを変更するための操作が検出回路205によって検出されたか否かを判定する。音響パラメータを変更するための操作が検出されない場合、CPU213は、ステップS8に進む。音響パラメータを変更するための操作が検出された場合、CPU213は、検出された操作に基づいて、表示部203に表示される該当の音響パラメータを変更し、かつ記憶装置214に記憶される該当の音響パラメータを変更し(ステップS7)、ステップS8に進む。
ステップS8において、CPU213は、ステップS2,S6での操作を除く他の操作が検出回路204,205によって検出されたか否かを判定する。他の操作が検出されない場合、CPU213は、図7のステップS10に進む。他の操作が検出された場合、CPU213は、ステップS8で検出された操作に対応する処理を行い(ステップS9)、図7のステップS10に進む。
図7のステップS10において、CPU213は、通信I/F215が音響パラメータ変更装置1に接続されているか否かを判定する。通信I/F215が音響パラメータ変更装置1に接続されていない場合、CPU213は、図6のステップS1に戻る。通信I/F215が音響パラメータ変更装置1に接続されている場合、CPU213は、音響パラメータ変更装置1からの要求信号が受信されたか否かを判定する(ステップS11)。要求信号が受信されていない場合、CPU213は、ステップS13に進む。要求信号が受信された場合、CPU213は、電子楽器2においてその時点で選択されているキットデータの音響パラメータおよび識別情報を含む編集データを生成し、生成された編集データを通信I/F215を介して音響パラメータ変更装置1に送信し(ステップS12)、ステップS13に進む。上記のステップ5と同様に、ステップS12において、編集データの音響パラメータおよび識別情報は、同時に送信されてもよいし、順に送信されてもよい。
ステップS13において、CPU213は、音響パラメータ変更装置1からの更新データが受信されたか否かを判定する。更新データが受信されていない場合、CPU213は、ステップS1に戻る。更新データが受信された場合、CPU213は、受信された更新データに基づいて、記憶装置214に記憶された該当の音響パラメータを変更する(ステップS14)。この場合、更新データに含まれる識別情報に基づいて、記憶装置214に記憶される複数のキットデータのうち、更新データと対応するキットデータが特定される。そのキットデータに含まれる音響パラメータのうち、更新データに含まれる変更対象パラメータのみが変更され、他の音響パラメータは変更されない。
次に、CPU213は、受信された更新データに含まれる識別情報が、その時点で表示部203に表示されているキットデータの識別情報と一致するか否かを判定する(ステップS15)。識別情報が一致しない場合、CPU213は、ステップS1に戻る。識別情報が一致する場合、CPU213は、ステップS14における変更後の音響パラメータに基づいて、表示部203に表示される音響パラメータを変更し(ステップS16)、ステップS1に戻る。ステップS1において、電源がオフされると、CPU213は処理を終了する。
(5)音響パラメータ変更処理
図2の音響パラメータ変更装置1において、CPU113がROM112または記憶装置114に記憶される音響パラメータ変更プログラムを実行することにより音響パラメータ変更処理が行われる。音響パラメータ変更処理は、記憶処理および編集処理を含む。図8は、記憶処理を示すフローチャートであり、図9は、編集処理を示すフローチャートである。
図2の音響パラメータ変更装置1において、CPU113がROM112または記憶装置114に記憶される音響パラメータ変更プログラムを実行することにより音響パラメータ変更処理が行われる。音響パラメータ変更処理は、記憶処理および編集処理を含む。図8は、記憶処理を示すフローチャートであり、図9は、編集処理を示すフローチャートである。
図8の記憶処理において、まず、CPU113は、通信I/F115が電子楽器2と接続されているか否かを判定する(ステップS21)。接続状態の判定には、例えばアクティブセンシングの受信状態を確認するとよい。通信I/F115が電子楽器2と接続されていない場合、CPU113は記憶処理を終了する。通信I/F115が電子楽器2と接続されている場合、CPU113は、電子楽器2からの編集データが受信されたか否かを判定する(ステップS22)。編集データが受信されていない場合、CPU113は、記憶処理を終了する。
編集データが受信された場合、CPU113は、受信された編集データと同一の識別情報を有する編集データが記憶装置114に記憶されているか否かを判定する(ステップS23)。ステップS22で受信された編集データと、過去に受信された編集データとが同じキットデータに対応する場合、ステップS23において、受信された編集データと同一の識別情報を有する編集データが記憶装置114に記憶されていると判定される。同一の識別情報を有する編集データが記憶装置114に記憶されている場合、CPU113は、ステップS25に進む。同一の識別情報を有する編集データが記憶装置114に記憶されていない場合、CPU113は、受信された編集データを記憶するための領域を記憶装置114に確保し(ステップS24)、ステップS25に進む。
ステップS25において、CPU113は、受信された編集データを記憶装置114の該当の領域に記憶し、記憶処理を終了する。具体的には、ステップS23で同一の識別情報を有する編集データが記憶されている場合、その編集データに含まれる音響パラメータが更新される。一方、ステップS23で同一の識別情報を有する編集データが記憶されていない場合、ステップS24で確保された記憶装置214の領域に受信された編集データが記憶される。
図9の編集処理において、まず、CPU113は、編集すべきキットデータを選択するための操作が検出回路102によって検出されたか否かを判定する(ステップS31)。例えば、記憶装置114に記憶される編集データ内の識別情報に基づいて、編集可能なキットデータの一覧がタッチパネルディスプレイ101に表示される。ユーザは、タッチパネルディスプレイ101を操作することにより、表示された一覧から編集すべきキットデータを選択する。
キットデータを選択するための操作が検出されない場合、CPU113は、ステップS31を繰り返す。キットデータを選択するための操作が検出された場合、CPU113は、記憶装置114に記憶される編集データに基づいて、選択されたキットデータに対応するパラメータ変更画面をタッチパネルディスプレイ101に表示する(ステップS32)。
次に、CPU113は、変更対象パラメータを変更するための操作が検出回路102によって検出されたか否かを判定する(ステップS33)。変更対象パラメータを変更するための操作は、パラメータ変更画面上で行われる。変更対象パラメータを変更するための操作が検出されない場合、CPU113は、ステップS33を繰り返す。変更対象パラメータを変更するための操作が検出された場合、CPU113は、通信I/F115が電子楽器2に接続されているか否かを判定する(ステップS34)。通信I/F115が電子楽器2に接続されていない場合、CPU113は、ステップS37に進む。通信I/F115が電子楽器2に接続されている場合、CPU113は、変更後の変更対象パラメータを含む更新データを電子楽器2に送信するか否かを判定する(ステップS35)。例えば、更新データを送信すべきか否かを指定するためのボタンがタッチパネルディスプレイ101に表示され、そのボタンの操作に基づいて、ステップS35の判定が行われる。
更新データを電子楽器2に送信しない場合、CPU113は、ステップS37に進む。更新データを電子楽器2に送信する場合、CPU113は、ステップS33で検出された操作、および記憶装置114に記憶される編集データ内の識別情報に基づいて、変更後の変更対象パラメータおよび識別情報を含む更新データを生成し、生成された更新データを通信I/F215を介して電子楽器2に送信し(ステップS36)、ステップS37に進む。ステップS36において、更新データの変更対象パラメータおよび識別情報は、同時に送信されてもよいし、順に送信されてもよい。例えば、識別情報がプログラム・チェンジで送信された後に、変更対象パラメータがバルクダンプで送信されてもよい。
ステップS37において、CPU113は、変更後の変更対象パラメータを保存するか否かを判定する。例えば、変更対象パラメータを保存すべきか否かを指定するためのボタンがタッチパネルディスプレイ101に表示され、そのボタンの操作に基づいて、ステップS37の判定が行われる。変更対象パラメータを保存しない場合、CPU113は、ステップS39に進む。変更後の変更対象パラメータを保存する場合、CPU113は、ステップS33で検出された操作に基づいて、記憶装置114に記憶される該当の変更対象パラメータを変更する(ステップS38)。
次に、CPU113は、他のキットデータを編集するか否かを判定する(ステップS39)。例えば、他のキットデータを編集するか否かを指定するためのボタンがタッチパネルディスプレイ101に表示され、そのボタンの操作に基づいて、ステップS39の判定が行われる。他のキットデータを編集する場合、CPU113は、ステップS31に戻る。他のキットデータを編集しない場合、CPU113は、編集処理を終了する。
(6)実施の形態の効果
本実施の形態に係る音響パラメータ変更装置1においては、キットデータに含まれる変更対象パラメータを変更するための操作が検出されると、記憶装置114に記憶された該当の変更対象パラメータが変更される。変更後の変更対象パラメータが音響パラメータ変更装置1から電子楽器2に送信されると、電子楽器2の記憶装置214に記憶される該当の変更対象パラメータが変更される。それにより、ユーザは、音響パラメータ変更装置1を用いて、電子楽器2に記憶される各キットデータの変更対象パラメータを変更することができる。
本実施の形態に係る音響パラメータ変更装置1においては、キットデータに含まれる変更対象パラメータを変更するための操作が検出されると、記憶装置114に記憶された該当の変更対象パラメータが変更される。変更後の変更対象パラメータが音響パラメータ変更装置1から電子楽器2に送信されると、電子楽器2の記憶装置214に記憶される該当の変更対象パラメータが変更される。それにより、ユーザは、音響パラメータ変更装置1を用いて、電子楽器2に記憶される各キットデータの変更対象パラメータを変更することができる。
また、音響パラメータ変更装置1においては、電子楽器2において変更可能な音響パラメータのうち変更対象パラメータのみが変更可能である。そのため、ユーザは、変更対象外パラメータを意識する必要がないので、音響パラメータに関する種々の知識および煩雑な操作を要することなく、電子楽器2に設定される音響パラメータを容易に変更することができる。変更対象外パラメータに関しては、音響パラメータ変更装置1によって変更されることなく、電子楽器2での調整が維持される。
また、電子楽器2においてキットデータが選択されると、選択されたキットデータに含まれる音響パラメータおよび識別情報が編集データとして電子楽器2から音響パラメータ変更装置1に送信される。さらに、音響パラメータ変更装置1から電子楽器2に要求信号が送信されると、電子楽器2においてその時点で選択されているキットデータに含まれる音響パラメータおよび識別情報が編集データとして音響パラメータ変更装置1に送信される。これにより、電子楽器2に記憶される各キットデータの変更対象パラメータを記憶装置114に容易に記憶させることができる。
また、音響パラメータ変更装置1と電子楽器2とが接続されている場合には、音響パラメータ変更装置1において変更対象パラメータを変更した際に、変更後の変更対象パラメータを識別情報とともに電子楽器2に送信することができる。これにより、リアルタイムで電子楽器2に記憶される変更対象パラメータを変更することができる。
(7)他の実施の形態
上記実施の形態では、電子楽器2のキットデータに含まれる変更対象パラメータが音響パラメータ変更装置1により変更可能であるが、本発明はこれに限らない。他の音楽コンテンツデータに含まれる変更対象パラメータが音響パラメータ変更装置1により変更可能であってもよい。
上記実施の形態では、電子楽器2のキットデータに含まれる変更対象パラメータが音響パラメータ変更装置1により変更可能であるが、本発明はこれに限らない。他の音楽コンテンツデータに含まれる変更対象パラメータが音響パラメータ変更装置1により変更可能であってもよい。
電子楽器2がキーボード型のシンセサイザーである場合、例えば、複数のパートについての音色、アルペジオパターンデータ、およびアルペジオ演奏のオンオフ切替情報を表すパフォーマンスデータと呼ばれる音楽コンテンツデータが電子楽器2の記憶装置214に記憶され、そのパフォーマンスデータに含まれる変更対象パラメータが音響パラメータ変更装置1により変更可能であってもよい。パフォーマンスデータは、変更対象パラメータとして、例えば音色パラメータおよびオンオフ切替情報を表すパラメータ(以下、演奏切替パラメータと呼ぶ)を含み、変更対象外パラメータとして、例えば各パートまたは音色に対応付けられたアルペジオパターンデータに関するパラメータおよびエフェクトに関するパラメータ等を含む。
図2のタッチパネルディスプレイ101には、図10のようなパフォーマンスデータに含まれる変更対象パラメータを変更するためのパラメータ変更画面が表示される。図10のパラメータ変更画面30aには、4つのパートについて、音色パラメータおよび演奏切替パラメータが表示される。演奏切替パラメータとして、アルペジオ演奏がオンである場合には、電子楽器2の演奏操作子201(本例では、鍵盤)の操作時に、対応する音色のアルペジオパターンが発せられる。ユーザは、タッチパネルディスプレイ101を操作し、電子楽器2に記憶される各パフォーマンスデータの音色パラメータおよび演奏切替パラメータを変更することができる。
また、電子楽器2が電子ピアノである場合、伴奏スタイルデータと呼ばれる音楽コンテンツデータが電子楽器2の記憶装置214に記憶され、その伴奏スタイルデータに含まれる変更対象パラメータが音響パラメータ変更装置1により変更可能であってもよい。伴奏スタイルデータは、変更対象パラメータとして、例えば複数の伴奏パートについての音色パラメータを含み、変更対象外パラメータとして、例えば各伴奏パートの伴奏パターンに関するパラメータ、およびエフェクトに関するパラメータ等を含む。
また、他の音響機器の音響パラメータが音響パラメータ変更装置1により変更可能であってもよい。例えば、音楽プレーヤーに音楽コンテンツデータである楽曲データが記憶され、その楽曲データに含まれる変更対象パラメータ(例えば、音量、テンポまたはリピート回数等)が音響パラメータ変更装置1により変更可能であってもよい。
音響パラメータ変更装置1においては、タッチパネルディスプレイ101の代わりに、液晶表示装置等の表示部、およびマウスおよびキーボード等の操作部が別個に設けられてもよい。また、タッチパネルディスプレイ101または他の表示部が設けられることなく、スイッチ、ロータリエンコーダまたはリニアエンコーダ等の操作子の操作によって音響パラメータを変更可能に音響パラメータ変更装置1が構成されてもよい。
(8)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることができる。
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることができる。
上記実施の形態では、変更対象パラメータが第1のパラメータの例であり、変更対象外パラメータが第2のパラメータの例であり、記憶部11が記憶手段の例であり、選択部12が選択手段の例であり、変更部14が変更手段の例であり、接続判定部15が接続判定手段の例であり、受信部16が受信手段の例であり、送信部17が送信手段の例であり、要求部18が要求手段の例である。
本発明は、音響機器の音響パラメータを変更するために利用することができる。
1…音響パラメータ変更装置、2…電子楽器、11…記憶部、12…選択部、13…操作検出部、14…変更部、15…接続判定部、16…受信部、17…送信部、18…要求部、101…タッチパネルディスプレイ、102,204,205…検出回路、103,206…表示回路、111,211…RAM、112,212…ROM、113,213…CPU、114,214…記憶装置、115,215…通信I/F、201…演奏操作子、202…設定操作子、203…表示部、221…音源、222…効果回路、223…サウンドシステム、PD…パッド
Claims (5)
- 音響機器に設定される音響パラメータを変更するための音響パラメータ変更装置であって、
前記音響パラメータは、当該音響パラメータ変更装置および前記音響機器の各々において変更可能な第1の音響パラメータと、当該音響パラメータ変更装置において変更不能でかつ前記音響機器において変更可能な第2の音響パラメータとを含み、
複数の第1の音響パラメータおよび複数の第2の音響パラメータをそれぞれ含む少なくとも1つの音楽コンテンツデータが前記音響機器に記憶され、
音楽コンテンツデータ毎に複数の第1の音響パラメータを記憶する記憶手段と、
音楽コンテンツデータを選択する選択手段と、
選択された音楽コンテンツデータに含まれるいずれかの第1の音響パラメータを変更すべき指示が検出された場合、前記記憶手段に記憶された該当する第1の音響パラメータを変更する変更手段と、
当該音響パラメータ変更装置と前記音響機器とが接続されているか否かを判定する接続判定手段と、
当該音響パラメータ変更装置と前記音響機器とが接続されていると判定された場合、変更後の第1の音響パラメータを前記音響機器に送信する送信手段とを備える、音響パラメータ変更装置。 - 少なくとも1つの音楽コンテンツデータに含まれる複数の第1の音響パラメータが前記音響機器から送信され、
当該音響パラメータ変更装置は、
前記接続判定手段により当該音響パラメータ変更装置と前記音響機器とが接続されていると判定された場合、前記音響機器から送信される複数の第1の音響パラメータを受信する受信手段をさらに備え、
前記記憶手段は、受信される複数の第1の音響パラメータを記憶する、請求項1記載の音響パラメータ変更装置。 - 前記接続判定手段により当該音響パラメータ変更装置と前記音響機器とが接続されていると判定された場合、前記音響機器に対して、特定の音楽コンテンツデータに含まれる複数の第1の音響パラメータの送信を要求する要求手段をさらに備え、
前記受信手段は、前記要求に応答して前記音響機器から送信される複数の第1の音響パラメータを受信する、請求項2記載の音響パラメータ変更装置。 - 前記送信手段は、前記接続判定手段により当該音響パラメータ変更装置と前記音響機器とが接続されていると判定された場合、いずれかの音楽コンテンツデータに含まれる第1の音響パラメータが前記変更手段により変更されたときに、変更後の第1の音響パラメータを該当する音楽コンテンツデータの識別情報とともに前記音響機器に送信する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の音響パラメータ変更装置。
- 音響機器に設定される音響パラメータを変更するための音響パラメータ変更装置に用いられる音響パラメータ変更プログラムであって、
前記音響パラメータは、前記音響パラメータ変更装置および前記音響機器の各々において変更可能な第1の音響パラメータと、前記音響パラメータ変更装置において変更不能でかつ前記音響機器において変更可能な第2の音響パラメータとを含み、
複数の第1の音響パラメータおよび複数の第2の音響パラメータをそれぞれ含む少なくとも1つの音楽コンテンツデータが前記音響機器に記憶され、
音楽コンテンツデータ毎に複数の第1の音響パラメータを記憶するステップと、
音楽コンテンツデータを選択するステップと、
選択された音楽コンテンツデータに含まれるいずれかの第1の音響パラメータを変更すべき指示が検出された場合、記憶された該当する第1の音響パラメータを変更するステップと、
前記音響パラメータ変更装置と前記音響機器とが接続されているか否かを判定するステップと、
当該音響パラメータ変更装置と前記音響機器とが接続されていると判定された場合、変更後の第1の音響パラメータを前記音響機器に送信するステップとを、コンピュータに実行させる、音響パラメータ変更プログラム。
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JP2014257593A JP2016118626A (ja) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | 音響パラメータ変更装置および音響パラメータ変更プログラム |
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JP2014257593A JP2016118626A (ja) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | 音響パラメータ変更装置および音響パラメータ変更プログラム |
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JP2014257593A Pending JP2016118626A (ja) | 2014-12-19 | 2014-12-19 | 音響パラメータ変更装置および音響パラメータ変更プログラム |
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