JPWO2018116342A1 - 部品装着機 - Google Patents

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Abstract

部品装着機(1)は、部品(P)が配列されたトレイが載置されるトレイ載置部と、トレイ載置部から移送されたトレイを部品供給位置に搬送すると共に、部品供給位置から搬送したトレイをトレイ載置部へ移送するトレイ搬送装置(50)と、トレイ搬送装置(50)に関する制御を行う制御装置(100)と、を備える。トレイ搬送装置(50)は、トレイ載置部から移送されたトレイが上面に載置される無端状の搬送ベルト(53)と、搬送ベルト(53)の内側に配置され、搬送ベルト(53)を回転可能に支持する複数の搬送ローラ(52)と、搬送ベルト(53)を駆動するベルト駆動装置(54)と、を備える。制御装置(100)は、通常動作において、トレイがトレイ載置部から部品供給位置へ搬送されなかった場合に、リカバリ動作として、トレイ載置部の上面に対する搬送ベルト(53)の上面の相対高さ位置を通常動作時よりも高くする。

Description

本発明は、部品装着機に関する。
特許文献1には、複数のトレイが収容されたストッカから、ストッカの外部に設けられた供給位置へトレイを搬送するトレイ移動装置が開示されている。
特開2006−86483号公報
上記した特許文献1に記載の技術では、ストッカの内部と外部とに設けられたベルトコンベアにより、トレイをストッカの外部へ搬送するため、製造コストが嵩む。一方、ストッカの外部に設けたベルトコンベアのみでトレイをストッカの内部から外部へ搬送しようとした場合、トレイが載置される部位とトレイとの摩擦により、トレイが供給位置まで搬送できずにトレイの搬送が滞るおそれがあり、トレイの搬送効率が低下する。
本発明は、トレイの搬送を効率よく行うことができる部品装着機を提供することを目的とする。
本明細書で開示する部品装着機は、部品が配列されたトレイが載置されるトレイ載置部と、前記トレイ載置部から移送された前記トレイを部品供給位置に搬送すると共に、前記部品供給位置から搬送した前記トレイを前記トレイ載置部へ移送するトレイ搬送装置と、前記トレイ搬送装置に関する制御を行う制御装置と、を備えた部品装着機である。前記トレイ搬送装置は、前記トレイ載置部から移送された前記トレイが上面に載置される無端状の搬送ベルトと、前記搬送ベルトの内側に配置され、前記搬送ベルトを回転可能に支持する複数の搬送ローラと、前記搬送ベルトを駆動するベルト駆動装置と、を備える。前記制御装置は、通常動作において、前記トレイが前記トレイ載置部から前記部品供給位置へ搬送されなかった場合に、リカバリ動作として、前記トレイ載置部の上面に対する前記搬送ベルトの上面の相対高さ位置を前記通常動作時よりも高くする。
本明細書で開示する部品装着機によれば、トレイがトレイ載置部から部品供給位置へ搬送されなかった場合に、制御装置がリカバリ動作を行うことにより、トレイ載置部から部品供給位置へのトレイの搬送が促される。よって、部品装着機は、トレイの搬送を効率的に行うことができる。
本発明の一実施形態における部品装着機の概略図である。 トレイ昇降装置の概略構成を示す図である。 供給トレイ(空トレイ)の斜視図である。 トレイ搬送装置の平面図である。 トレイ搬送装置を正面から見た概略図であり、被旋回ローラが旋回軸ローラと同じ高さ位置にある状態を示す。 制御装置を示すブロック図である。 トレイ搬送装置を正面から見た概略図であり、被旋回ローラが旋回軸ローラの下方にある状態を示す。 正面から見たトレイ搬送装置の一部を拡大した概略図であり、被旋回ローラが旋回軸ローラと同じ高さ位置にある状態を示す。 正面から見たトレイ搬送装置の一部を拡大した概略図であり、被旋回ローラが旋回軸ローラよりも高い位置にある状態を示す。
(1.部品装着機1の構成)
以下、本明細書に開示する部品装着機を適用した各実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、図1を参照して、部品装着機1の概要について説明する。図1に示すように、部品装着機1は、基板搬送装置10と、部品移載装置20と、トレイ昇降装置30と、トレイ搬送装置50と、制御装置100と、を主に備える。なお、各図面において、トレイの搬送方向をY軸方向(図1左右方向)、Y軸方向と水平方向に直角な方向(図1紙面垂直方向)をX軸方向、X軸方向及びY軸方向に直交する鉛直方向(図1上下方向)をZ軸方向とする。
基板搬送装置10は、部品装着機1の機内に基板Kを搬入し、所定位置において基板Kを位置決めする。また、基板搬送装置10は、基板Kに対する部品Pの装着が終了した後に、基板Kを部品装着機1の機外へ搬出する。
基板搬送装置10は、一対のガイドレール11と、一対のベルトコンベア12と、クランプ装置13と、を主に備える。一対のガイドレール11は、基板Kの幅と略同一の距離を隔てつつ、X軸方向に対して平行に配置される。一対のベルトコンベア12は、一対のガイドレール11の直下に並設される。一対のガイドレール11は、基板KをX軸方向へ案内し、一対のベルトコンベア12は、基板Kを所定位置に搬送する。クランプ装置13は、一対のガイドレール11の間に設けられる装置である。クランプ装置13は、所定位置まで搬送された基板Kをクランプし、位置決め固定する。
部品移載装置20は、部品供給位置Ppに配置された部品Pを採取し、位置決めされた基板Kに部品Pを装着する。部品移載装置20は、ヘッド駆動装置21と、移動台22と、装着ヘッド23と、複数の吸着ノズル24と、基板カメラ25と、を備える。ヘッド駆動装置21は、直動機構により移動台22をX軸方向及びY軸方向に移動可能に構成される。装着ヘッド23は、移動台22に対して着脱可能に設けられる。
吸着ノズル24は、部品Pを吸着により保持可能なノズルであり、複数の吸着ノズル24は、装着ヘッド23に着脱可能に装着される。各々の吸着ノズル24は、装着ヘッド23に対し、Z軸に平行な軸線まわりに回転可能に支持されると共に、Z軸方向に昇降可能に支持される。
また、部品移載装置20とトレイ搬送装置50との間には、吸着ノズル24に吸着保持された部品Pを下方から撮像する部品カメラ26が設けられる。制御装置100は、部品カメラ26により撮像された撮像結果に基づき、必要に応じて吸着ノズル24を回転させることにより、吸着ノズル24に吸着された部品Pの向きを調整する。
基板カメラ25は、移動台22に設けられる撮像装置である。基板カメラ25は、位置決め固定された基板Kを撮像し、制御装置100は、基板カメラ25による撮像結果に基づいて、基板Kにおける部品Pの装着位置を認識する。
トレイ昇降装置30は、上筐体31と、下筐体32と、4本の支柱33と、供給トレイ載置部34と、空トレイテーブル35とを主に備える。上筐体31には、部品Pが配列された供給トレイTpが段積みで配置可能に構成され、下筐体32には、部品Pを採取した後の空トレイTeが段積みで配置可能に構成される。下筐体32は、上筐体31の下方に配置され、4つの支柱33は、上下に配置される上筐体31及び下筐体32の内側の四隅に立設される。
供給トレイ載置部34は、上筐体31から取り出された1の供給トレイTpが載置される矩形板状の部位であり、上筐体31の内部において支柱33に沿ってZ軸方向へ移動可能に設けられる。なお、供給トレイTpは、一部分が供給トレイ載置部34からトレイ搬送装置50側(図1右側)へ張り出した状態で、供給トレイ載置部34の上面に載置される。
空トレイテーブル35は、トレイ搬送装置50から搬送された空トレイTeが載置される矩形板状の部位であり、下筐体32の内部において、支柱33に沿ってZ軸方向へ移動可能に設けられる。
図2に示すように、トレイ昇降装置30は、4つの供給トレイ保持部36と、4つの回転規制部37と、4つの回転規制解除部38と、6つの空トレイ保持部39と、4つの供給トレイ保持解除部40と、6つの空トレイ保持解除部41とを更に備える。
4つの供給トレイ保持部36は、4本の支柱33の各々に対し、同じ高さ位置においてX軸方向に平行な軸線まわりに回転可能に取り付けられる。供給トレイTpのX軸方向に平行な両側面には、下方へ向けて開口する凹部dが2つずつ形成され(図3参照)、供給トレイ保持部36には、凹部dに差し込み可能な爪部36aが形成される。供給トレイ保持部36は、各々の凹部dに爪部36aを差し込むことにより、上筐体31内で段積みされた供給トレイTpを保持する。
4つの回転規制部37は、各々の供給トレイ保持部36の上方に位置する部材であり、支柱33に沿ってZ軸方向へ移動可能に設けられる。回転規制部37は、供給トレイ保持部36に対して上方から接触することにより、供給トレイ保持部36の回転を規制する。
4つの回転規制解除部38は、供給トレイ載置部34のX軸方向に平行な両側面に対して2つずつ固定される。回転規制解除部38は、供給トレイ載置部34の上昇に伴って上昇し、上昇する回転規制解除部38が回転規制部37に対して下方から接触することにより、回転規制部37を押し上げる。これにより、回転規制部37と供給トレイ保持部36との接触状態が解除され、回転規制部37による供給トレイ保持部36の回転規制が解除される。
6つの空トレイ保持部39は、供給トレイ載置部34の下面側に設けられ、供給トレイ載置部34の昇降に伴って昇降する。空トレイ保持部39は、Y軸方向に平行な両側面に対し、Y軸方向に平行な軸線まわりに回転可能に取り付けられる。また、各々の空トレイ保持部39には、空トレイTeを保持可能な爪部39aが形成される。空トレイ保持部39は、空トレイTeのY軸方向に平行な側面を、6つの爪部39aにより下方から支持することで、空トレイTeを保持する。
供給トレイ保持解除部40は、供給トレイ保持部36の下方に位置する部材である。供給トレイ保持解除部40は、支柱33に沿ってZ軸方向へ移動可能に設けられると共に、供給トレイ保持解除部40の下方に配置された圧縮バネ40aにより上方へ付勢される。一方、供給トレイ保持解除部40には、Y軸方向へ突出するピン40bが圧縮バネ40aの上方に設けられる。このピン40bは、供給トレイ載置部34に固定された回転規制解除部38の下面に当接し、圧縮バネ40aに付勢される供給トレイ保持解除部40の上昇を規制する。
供給トレイ載置部34が上昇すると、それに伴って回転規制解除部38及び供給トレイ保持解除部40が上昇する。そして、上昇する供給トレイ保持解除部40が供給トレイ保持部36に対して下方から当接すると、供給トレイ保持部36は、上筐体31の外側へ向けて回転する。これにより、爪部36aが供給トレイTpの凹部dに差し込まれた状態が解除され、供給トレイ保持部36による供給トレイTpの保持が解除される。これに伴い、供給トレイ保持部36に保持されていた最下段の供給トレイTpが、供給トレイ載置部34に載置される。その後、供給トレイ保持解除部40が下降すると、最下段で保持されていた供給トレイTpの上にあった供給トレイTpの凹部dに爪部36aが差し込まれ、供給トレイ保持部36により供給トレイTpが保持された状態に復帰する。
空トレイ保持解除部41は、下筐体32に固定される。空トレイ保持解除部41の上面には傾斜面41aが形成される。供給トレイ載置部34の下降に伴って空トレイ保持部39が下降し、空トレイ保持部39の爪部39aが傾斜面41aに当接すると、空トレイ保持部39が下筐体32の外側に向けて回転する。これにより、空トレイ保持部39による空トレイTeの保持が解除され、空トレイTeが空トレイテーブル35に載置される。
図4及び図5に示すように、トレイ搬送装置50は、トレイ昇降装置30内の供給トレイTpを部品供給位置Ppへ搬送する。また、トレイ搬送装置50は、空トレイTeを部品供給位置Ppからトレイ昇降装置30内の空トレイ保持部39へ搬送する。トレイ搬送装置50は、装置本体51と、複数の搬送ローラ52と、一対の搬送ベルト53と、ベルト駆動装置54と、回転モータ55と、旋回連結部56とを主に備える。
装置本体51は、部品移載装置20とトレイ昇降装置30との間に配置される(図1参照)。複数の搬送ローラ52は、装置本体51に対し、X軸方向に平行な回転軸線まわりに回転可能に支持される。一対の搬送ベルト53は、複数の搬送ローラ52に巻回される無端状のベルトである。ベルト駆動装置54は、搬送ベルト53を回転させるための駆動力を付与するモータである。ベルト駆動装置54は、複数の搬送ローラ52のうちの1つであって搬送ベルト53の内側に配置される駆動ローラ52aに対し、一体回転可能に連結される。搬送ベルト53は、ベルト駆動装置54に駆動されて回転する駆動ローラ52aにより、回転動力を付与される。
回転モータ55は、複数の搬送ローラ52のうちの1つであって搬送ベルト53の内側に配置される旋回軸ローラ52bの回転軸部材52b1に対し、一体回転可能に連結される。旋回連結部56は、複数の搬送ローラ52のうち、搬送ベルト53の内側に2つの搬送ローラ52を連結する長尺の部材である。旋回連結部56の一端は、旋回軸ローラ52bの回転軸部材52b1に連結される。旋回連結部56の他端は、搬送ベルト53の内側において旋回軸ローラ52bから離間した位置に配置される被旋回ローラ52cの回転軸部材52c1に連結される。よって、旋回軸ローラ52bが回転モータ55に駆動されて回転すると、旋回連結部56及び被旋回ローラ52cが旋回軸ローラ52bまわりを旋回する。
図6に示すように、制御装置100は、基板搬送装置10、部品移載装置20、トレイ昇降装置30及びトレイ搬送装置50の動作に関する全般的な制御を行う。制御装置100は、ベルト駆動制御部110と、旋回制御部120と、トレイ搬送判定部130と、リカバリ動作実行部140とを備える。
ベルト駆動制御部110は、ベルト駆動装置54の駆動制御を行うことにより、搬送ベルト53の搬送方向及び搬送速度の設定等を行う。旋回制御部120は、回転モータ55の駆動制御を行うことにより、被旋回ローラ52cの位置制御を行う。
なお、被旋回ローラ52cの回転軸部材52c1が旋回軸ローラ52bの回転軸部材52b1と同じ高さとなるまで被旋回ローラ52cを旋回させたとき、被旋回ローラ52cは、最もトレイ昇降装置30に近づく(図4参照)。このとき、被旋回ローラ52cは、供給トレイ載置部34の下降に伴って供給トレイTpが移動する領域へ進入し、搬送ベルト53のうち被旋回ローラ52cに支持される部位が、下降する供給トレイTpの下面に接触可能な状態となる。
一方、被旋回ローラ52cの回転軸部材52c1が旋回軸ローラ52bの回転軸部材52b1の下方に配置されるように被旋回ローラ52cを旋回させたときに、被旋回ローラ52cは、供給トレイ載置部34の下降に伴って供給トレイTpが移動する領域、及び、空トレイ保持部39の下降に伴って空トレイTeが移動する領域から外れた位置に退避する(図7参照)。
トレイ搬送判定部130は、トレイ昇降装置30内から搬送された供給トレイTpが、部品供給位置Ppまで搬送されたか否かの判定を行う。また、トレイ搬送判定部130は、部品供給位置Ppから搬送された空トレイTeが、トレイ昇降装置30内まで搬送されたか否かの判定を行う。
ここで、トレイ搬送装置50には、装置本体51のうち搬送ベルト53よりも部品移載装置20に近い位置(図5右側)に、供給トレイTpを検出可能な第一センサ57が設けられる。この第一センサ57は、供給トレイTpが部品供給位置Ppまで搬送されたときに、供給トレイTpのY軸方向における端部のうちトレイ搬送装置50側(図5右側)を向く端部であるトレイ前端部T1を検出する。トレイ搬送判定部130は、第一センサ57が供給トレイTpを検出した場合に、供給トレイTpが部品供給位置Ppへ搬送されたと判定する。
また、トレイ昇降装置30には、空トレイTeを検出可能な第二センサ58が設けられる。この第二センサ58は、トレイ搬送装置50からトレイ昇降装置30内の空トレイ保持部39に空トレイTeが搬送されたときに、供給トレイTpのY軸方向における端部のうちトレイ昇降装置30側(図5左側)を向く端部であるトレイ後端部T2を検出する。トレイ搬送判定部130は、第二センサ58が空トレイTeを検出した場合に、空トレイTeがトレイ昇降装置30内の空トレイ保持部39に搬送されたと判定する。
リカバリ動作実行部140は、トレイ昇降装置30内から部品供給位置Ppまで供給トレイTpを搬送する際に、ベルト駆動装置54の駆動を開始してから所定時間内に供給トレイTpが部品供給位置Ppまで搬送されたとトレイ搬送判定部130が判定しない場合(供給トレイTpが第一センサ57により検出されなかった場合)に、リカバリ動作を実行する。さらに、リカバリ動作実行部140は、部品供給位置Ppからトレイ昇降装置30内へ空トレイTeを搬送する際に、ベルト駆動装置54の駆動を開始してから所定時間内に空トレイTeがトレイ昇降装置30に搬送されたとトレイ搬送判定部130が判定しない場合(空トレイTeが第二センサ58により検出されなかった場合)に、リカバリ動作を実行する。なお、リカバリ動作の詳細については、後述する。
(2.トレイ搬送装置50の動作)
(2−1.供給トレイTpを部品供給位置Ppへ搬送する際の動作)
次に、トレイ搬送装置50の動作について説明する。最初に、トレイ昇降装置30内の供給トレイTpをトレイ搬送装置50へ移送する際のトレイ搬送装置50の動作を説明する。図5に示すように、供給トレイTpを部品供給位置Ppに搬送するにあたり、旋回制御部120は、旋回軸ローラ52bの回転軸部材52b1と被旋回ローラ52cの回転軸部材52c1とが同じ高さとなるまで被旋回ローラ52cを旋回させる。そして、トレイ昇降装置30は、供給トレイ載置部34を下限位置へ移動させる。
ここで、供給トレイ載置部34が下限位置まで移動したとき、供給トレイ載置部34の上面は、搬送ベルト53のうち旋回軸ローラ52bに支持される部位の上面よりも下方に位置する。そして、旋回制御部120は、被旋回ローラ52cの回転軸部材52c1と旋回軸ローラ52bの回転軸部材52b1とが同じ高さ位置となるように、回転モータ55を駆動制御する。これにより、搬送ベルト53は、被旋回ローラ52cに支持される部位(以下「ベルト旋回部53a」と称す)の上面と旋回軸ローラ52bに支持される部位の上面とが水平となり、ベルト旋回部53aの上面は、供給トレイ載置部34の上面よりも上方に位置する。
このように、供給トレイ載置部34が下限位置まで移動したとき、供給トレイTpは、ベルト旋回部53aによりトレイ前端部T1が持ち上げられた状態となる。これにより、供給トレイTpの下面の一部が供給トレイ載置部34から浮き上がり、供給トレイTpと供給トレイ載置部34との接触面積が小さくなるので、供給トレイTpと供給トレイ載置部34との間に生ずる摩擦を小さくすることができる。よって、部品装着機1は、供給トレイTpをトレイ昇降装置30内からトレイ搬送装置50へ移送しやすくすることができる。
この状態で、ベルト駆動制御部110は、ベルト駆動装置54を駆動制御し、搬送ベルト53が図5に示す時計回り方向へ回転するように、駆動ローラ52aを回転させる。これにより、供給トレイ載置部34に載置された供給トレイTpは、搬送ベルト53により手繰り寄せられてトレイ搬送装置50に移送される。
トレイ搬送装置50に移送された供給トレイTpは、回転する搬送ベルト53により搬送される。そして、供給トレイTpのトレイ前端部T1が第一センサ57により検出されると、トレイ搬送判定部130は、供給トレイTpが部品供給位置Ppまで搬送されたと判断し、ベルト駆動制御部110は、ベルト駆動装置54の駆動を停止する。
(2−2.空トレイTeをトレイ昇降装置30内へ搬送する際の動作)
続いて、空トレイTeを部品供給位置Ppからトレイ昇降装置30内へ移送する際のトレイ搬送装置50の動作を説明する。空トレイTeをトレイ昇降装置30内へ移送するにあたり、トレイ昇降装置30は、供給トレイTpの搬送時における供給トレイTpと同じ高さ位置で空トレイTeを載置可能な位置に空トレイ保持部39を移動させる。
トレイ搬送装置50は、搬送ベルト53が図5に示す反時計まわり方向へ回転するように、ベルト駆動装置54の駆動制御を行い、空トレイTeを部品供給位置Ppからトレイ昇降装置30側へ搬送する。供給トレイTpの搬送時と同様に、ベルト旋回部53aの上面は、供給トレイ載置部34の上面よりも上方に位置するので、空トレイTeのトレイ後端部T2が空トレイ保持部39に載置されたときに、トレイ前端部T1がトレイ後端部T2よりも上方へ持ち上げられた状態となる。これにより、空トレイTeと空トレイ保持部39との接触面積を小さくすることができるので、供給トレイTpと供給トレイ載置部34との間に生ずる摩擦を小さくすることができる。従って、トレイ搬送装置50は、空トレイTeをトレイ搬送装置50からトレイ昇降装置30内へ移送しやすくすることができる。
そして、空トレイTeが第二センサ58により検出されると、トレイ搬送判定部130は、空トレイTeがトレイ昇降装置30内に搬送されたと判断し、ベルト駆動制御部110は、ベルト駆動装置54の駆動を停止する。
(2−3:空トレイ保持部39を下降させる際の動作)
次に、空トレイ保持部39を下降させる際におけるトレイ搬送装置50の動作を説明する。制御装置100は、空トレイTeがトレイ昇降装置30内に搬送されたとトレイ搬送判定部130が判定した場合に、空トレイTeが空トレイ保持部39により保持されたと判断する。そして、制御装置100は、空トレイ保持部39を下降させることにより、空トレイTeを空トレイテーブル35へ移動させる。
ここで、トレイ搬送装置50からトレイ昇降装置30への空トレイTeの移送が終了した時点で、ベルト旋回部53aは、空トレイTeの下面に接触している(図5参照)。従って、この状態で空トレイ保持部39を下降させたとしても、空トレイTeがベルト旋回部53aに干渉し、空トレイTeを空トレイテーブル35へ移動させる際の妨げとなる。
そこで、図7に示すように、旋回制御部120は、空トレイTeがトレイ昇降装置30内の空トレイ保持部39に搬送されたとトレイ搬送判定部130が判定した場合に、回転モータ55を駆動制御し、被旋回ローラ52cを旋回軸ローラ52bの下方へ移動させる。これにより、被旋回ローラ52cは、空トレイTeとの干渉を回避可能な位置に退避するので、空トレイTeを下降させることができる。
(2−4.リカバリ動作)
次に、リカバリ動作実行部140が実行するリカバリ動作について説明する。上記したように、供給トレイ載置部34からトレイ搬送装置50に供給トレイTpを搬送する際の通常動作として、旋回制御部120は、被旋回ローラ52cの回転軸部材52c1が旋回軸ローラ52bの回転軸部材52b1と同じ高さとなるように被旋回ローラ52cを旋回させる。このとき、ベルト旋回部53aを供給トレイ載置部34の上面よりも高くすることにより、供給トレイTpと供給トレイ載置部34との接触面積を小さくし、供給トレイTpと供給トレイ載置部34との間に発生する摩擦の低減を図っている。
しかしながら、図8に示すように、下面側へ向けて凸となるような変形が供給トレイTpに生じていると、平坦面である供給トレイ載置部34の上面に対し、供給トレイTpを浮き上がらせることができない場合がある。この場合、供給トレイTpと供給トレイ載置部34との接触面積を十分に小さくすることができず、供給トレイ載置部34との摩擦に起因して供給トレイTpの移送が滞るおそれがある。そこで、制御装置100は、ベルト駆動装置54による駆動ローラ52aの回転を開始してから所定時間内に供給トレイTpが部品供給位置まで搬送されなかった場合に、リカバリ動作を実行する。
つまり、旋回制御部120は、リカバリ動作として、被旋回ローラ52cの回転軸部材52c1を通常動作時よりも図8に示す時計回り方向へ旋回させる。これにより、図9に示すように、ベルト旋回部53aの上面は、搬送ベルト53の旋回軸ローラ52bに支持される部位の上面よりも高くなる。その結果、トレイ搬送装置50は、供給トレイ載置部34の上面とベルト旋回部53aの上面との高低差を通常動作時よりも大きくすることができるので、下面側へ向けて凸となるような変形が供給トレイTpに生じている場合であっても、供給トレイTpが供給トレイ載置部34から浮き上がった状態を作り出しやすくすることができる。
このように、リカバリ動作実行部140は、供給トレイTpの移送が滞っていると判断した場合に、リカバリ動作を実行することにより、供給トレイ載置部34からトレイ搬送装置50への供給トレイTpの移送を促すことができる。よって、部品装着機1は、トレイ搬送装置50による供給トレイTpの搬送を効率よく行うことができる。
同様に、制御装置100は、ベルト駆動装置54による駆動ローラ52aの回転を開始してから所定時間内に空トレイTeがトレイ昇降装置30内まで搬送されなかった場合に、動揺のリカバリ動作を実行する。このように、トレイ搬送装置50は、トレイ搬送装置50からトレイ昇降装置30内への空トレイTeの移送が滞った場合に.リカバリ動作が実行されるので、トレイ搬送装置50からトレイ昇降装置30内への空トレイTeの移送を促すことができる。
ここで、供給トレイ載置部34からトレイ搬送装置50へ供給トレイTpを移送する過程で、搬送ベルト53に手繰り寄せられた供給トレイTpのトレイ後端部T2が供給トレイ載置部34から浮き上がる。そのため、被旋回ローラ52cと旋回軸ローラ52bとの高低差を大きくしすぎると、その分、供給トレイTpのトレイ後端部T2が大きく跳ね上がるため、供給トレイTpに配列された部品Pが跳ねやすくなる。
その点において、リカバリ動作として、供給トレイ載置部34の上面に対して搬送ベルト53の高さ位置を高くする際の高さ寸法は、供給トレイTpの厚さ寸法以下とすることが望ましい。これにより、トレイ搬送装置50は、供給トレイTpのトレイ後端部T2が供給トレイ載置部34から浮き上がる際に供給トレイTp上に配列された部品Pが跳ねることを防止しつつ、供給トレイTpの搬送を促すことができる。
さらに、旋回制御部120は、通常動作時において、ベルト旋回部53aの上面が、旋回軸ローラ52bに支持される部位の上面と水平となるように被旋回ローラ52cを配置する。これにより、部品装着機1は、通常動作時において、供給トレイ載置部34から部品供給位置Ppへトレイを移送する過程において供給トレイTpのトレイ後端部T2が供給トレイ載置部34から浮き上がる際に、供給トレイTpに配列された部品Pが跳ねることを防止できる。
また、リカバリ動作は、搬送ベルト53と空トレイTeとの干渉を回避する際に行う搬送ベルト53の旋回動作を利用して行われる。よって、リカバリ動作を行うための部品等を別に設ける必要がないので、部品装着機1は、トレイ搬送装置50の製造コストを抑制できる。
また、リカバリ動作を行う際、ベルト駆動装置54は、搬送ベルト53の搬送速度を通常動作時よりも低速にする。これにより、供給トレイ載置部34からトレイ搬送装置50へ供給トレイTpを移送し、部品供給位置Ppへ搬送する過程において供給トレイTpのトレイ後端部T2が供給トレイ載置部34から勢いよく浮き上がることを防止できる。よって、トレイ搬送装置50は、リカバリ動作時において、供給トレイTpに配列された部品Pが跳ねることを抑制できる。
そして、制御装置100は、所定時間内に供給トレイTpが部品供給位置まで搬送されなかった場合のリカバリ動作として、搬送ベルト53の搬送速度を低速にする。よって、搬送ベルト53の搬送速度が、通常動作時においてリカバリ動作と同じ速度(低速)に設定される場合と比べて、通常動作時において供給トレイTpを部品供給位置Ppまで搬送するのに要する時間の短縮を図ることができる。
(3.その他)
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記実施形態では、供給トレイTpが供給トレイ載置部34からトレイ搬送装置50側へ張り出した状態で供給トレイ載置部34に載置され、その張り出した部位の下面に対し、ベルト旋回部53aを接触させる場合を例に挙げて説明した。しかしながらこれに限られるものではなく、例えば、供給トレイ載置部34に対し、ベルト旋回部53aの上面との干渉を回避するための切欠を設け、その切欠が設けられた位置において、ベルト旋回部53aが供給トレイTp及び空トレイTeの下面に接触するようにしてもよい。
上記実施形態では、制御装置100は、リカバリ動作として、ベルト旋回部53aの高さ位置を通常動作時よりも高くすることにより、ベルト旋回部53aと供給トレイ載置部34の上面との高低差を大きくする場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、部品装着機1は、供給トレイ載置部34を下降させることにより、供給トレイ載置部34の上面に対するベルト旋回部53aの相対高さ位置を高くしてもよい。
(4.効果)
以上説明したように、本明細書に開示する部品装着機1は、部品Pが配列されたトレイとしての供給トレイTpが載置されるトレイ載置部としての供給トレイ載置部34と、トレイ載置部から移送されたトレイを部品供給位置に搬送すると共に、部品供給位置から搬送したトレイをトレイ載置部へ移送するトレイ搬送装置50と、トレイ搬送装置50に関する制御を行う制御装置100と、を備えた部品装着機1である。トレイ搬送装置50は、トレイ載置部から移送されたトレイが上面に載置される無端状の搬送ベルト53と、搬送ベルト53の内側に配置され、搬送ベルト53を回転可能に支持する複数の搬送ローラ52と、搬送ベルト53を駆動するベルト駆動装置54と、を備える。制御装置100は、通常動作において、トレイがトレイ載置部から部品供給位置へ搬送されなかった場合に、リカバリ動作として、トレイ載置部の上面に対する搬送ベルト53の上面の相対高さ位置を通常動作時よりも高くする。
この部品装着機1によれば、トレイがトレイ載置部から部品供給位置へ搬送されなかった場合に、制御装置100がリカバリ動作を行うことにより、トレイ載置部から部品供給位置へのトレイの搬送が促される。よって、部品装着機1は、トレイの搬送を効率的に行うことができる。
上記した部品装着機1において、リカバリ動作として、トレイ載置部に対して搬送ベルト53の相対高さ位置を高くする際の高さ寸法は、トレイの厚さ寸法以下である。この部品装着機1によれば、リカバリ動作を行う際に、トレイ載置部の上面に対する搬送ベルト53の上面の相対高さ位置が大きくなりすぎることを防止できる。その結果、トレイ載置部から部品供給位置へトレイを移送する際に、トレイに配列された部品Pが跳ねることを防止できる。
上記した部品装着機1において、トレイ搬送装置50は、記複数の搬送ローラ52のうちの1つであって、トレイ載置部に載置されたトレイに対し、下面から接触可能な位置に配置される被旋回ローラ52cと、被旋回ローラ52cから離間した位置に設けられ、被旋回ローラ52cの回転軸線と平行な回転軸線まわりの回転駆動力を付与する回転モータ55と、被旋回ローラ52cと回転モータ55とを連結する旋回連結部56と、を備える。制御装置100は、リカバリ動作を行う際に、回転モータ55を駆動して被旋回ローラ52cを旋回させることにより、搬送ベルト53のうち被旋回ローラ52cに支持される部位の高さ位置を、通常動作時よりも高くする。
この部品装着機1によれば、トレイ搬送装置50は、リカバリ動作を実行する際に、搬送ベルト53のうち被旋回ローラ52cに支持される部位の高さ位置を、通常動作時よりも高くする。よって、トレイ載置部から部品供給位置へのトレイの搬送が促されるので、部品装着機1は、トレイの搬送を効率的に行うことができる。
上記した部品装着機1において、部品装着機1は、トレイ載置部を昇降させるトレイ昇降装置30を備える。トレイ搬送装置50は、複数の搬送ローラ52のうちの1つであって、回転モータ55の回転軸線と同軸に配置される旋回軸ローラ52bを備える。制御装置100は、トレイ載置部の昇降時に被旋回ローラ52cを旋回させて旋回軸ローラ52bよりも下方に配置することにより、トレイとの干渉を回避可能な位置へ被旋回ローラ52cを退避させる。
この部品装着機1によれば、制御装置100は、旋回軸ローラ52bよりも下方に配置することにより、トレイ載置部の昇降時において被旋回ローラ52cがトレイに干渉することを回避できる。また、リカバリ動作は、搬送ベルト53と空トレイTeとの干渉を回避する際に行う搬送ベルト53の旋回動作を利用して行われる。よって、リカバリ動作を行うための部品等を別に設ける必要がないので、部品装着機1は、トレイ搬送装置50の製造コストを抑制できる。
上記した部品装着機1において、旋回軸ローラ52bは、搬送ベルト53のうち旋回軸ローラ52bに支持される部位の上面が、トレイ載置部の上面よりも高くなるように設けられる。制御装置100は、通常動作時において、搬送ベルト53のうち被旋回ローラ52cに支持される部位の上面が、旋回軸ローラ52bに支持される部位の上面と水平となるように被旋回ローラ52cを配置する。この部品装着機1によれば、通常動作時において、トレイ載置部から部品供給位置へトレイを移送する際に、トレイに配列された部品Pが跳ねることを防止できる。
上記した部品装着機1において、制御装置100は、リカバリ動作を行う際、ベルト駆動装置54による搬送ベルト53の搬送速度を通常動作時よりも低速にする。よって、リカバリ動作において、トレイ載置部から部品供給位置へトレイを移送する際に、トレイに配列された部品Pが跳ねることを防止できる。また、制御装置100は、所定時間内に供給トレイTpが部品供給位置まで搬送されなかった場合のリカバリ動作として、搬送ベルト53の搬送速度を低速にする。よって、通常動作時における搬送ベルト53の搬送速度が、リカバリ動作と同じ速度(低速)に設定される場合と比べて、通常動作時において供給トレイTpを部品供給位置まで搬送するのに要する時間の短縮を図ることができる。
上記した部品装着機1は、トレイ載置部から部品供給位置へトレイが搬送されたことを検知する第一センサ57を備える。制御装置100は、トレイ載置部から部品供給位置への搬送を開始してから、所定時間内にトレイが部品供給位置に搬送されたことが第一センサ57により検知されなかった場合に、リカバリ動作を実行する。
この部品装着機1によれば、制御装置100は、トレイが部品供給位置に搬送されたか否かを判断することができ、所定時間内にトレイが部品供給位置に搬送されなかった場合に、リカバリ動作を実行する。よって、部品装着機1は、トレイの搬送を効率的に行うことができる。
上記した部品装着機1において、制御装置100は、通常動作において、トレイとしての空トレイTeが部品供給位置からトレイ載置部としての空トレイ保持部39へ搬送されなかった場合に、リカバリ動作として、トレイ載置部としての空トレイ保持部39の上面に対する搬送ベルト53の上面の相対高さ位置を通常動作時よりも高くする。
この部品装着機1によれば、トレイが部品供給位置からトレイ載置部へ搬送されなかった場合に、制御装置100がリカバリ動作を行うことにより、部品供給位置からトレイ載置部へのトレイの搬送が促される。よって、部品装着機1は、トレイの搬送を効率的に行うことができる。
上記した部品装着機1は、部品供給位置からトレイ載置部へトレイが搬送されたことを検知する第二センサ58を備える。制御装置100は、部品供給位置からトレイ載置部への搬送を開始してから、所定時間内にトレイがトレイ載置部に搬送されたことが第二センサにより検知されなかった場合に、リカバリ動作を実行する。
この部品装着機1によれば、制御装置100は、トレイがトレイ載置部に搬送されたか否かを判断することができ、所定時間内にトレイがトレイ載置部に搬送されなかった場合に、リカバリ動作を実行する。よって、部品装着機1は、トレイの搬送を効率的に行うことができる。
1:部品装着機、 30:トレイ昇降装置、 34:供給トレイ載置部(トレイ載置部)、 39:空トレイ保持部(トレイ載置部)、 50:トレイ搬送装置、 52:搬送ローラ、 52b:旋回軸ローラ、 52c:被旋回ローラ、 53:搬送ベルト、 53a:ベルト旋回部(搬送ベルトのうち被旋回ローラに支持される部位)、 54:ベルト駆動装置、 55:回転モータ、 56:旋回連結部、 57:第一センサ、 58:第二センサ、 100:制御装置、 P:部品、 Pp:部品供給位置、 Te:空トレイ(トレイ)、 Tp:供給トレイ(トレイ)

Claims (9)

  1. 部品が配列されたトレイが載置されるトレイ載置部と、
    前記トレイ載置部から移送された前記トレイを部品供給位置に搬送すると共に、前記部品供給位置から搬送した前記トレイを前記トレイ載置部へ移送するトレイ搬送装置と、
    前記トレイ搬送装置に関する制御を行う制御装置と、
    を備えた部品装着機であって、
    前記トレイ搬送装置は、
    前記トレイ載置部から移送された前記トレイが上面に載置される無端状の搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトの内側に配置され、前記搬送ベルトを回転可能に支持する複数の搬送ローラと、
    前記搬送ベルトを駆動するベルト駆動装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、通常動作において、前記トレイが前記トレイ載置部から前記部品供給位置へ搬送されなかった場合に、リカバリ動作として、前記トレイ載置部の上面に対する前記搬送ベルトの上面の相対高さ位置を前記通常動作時よりも高くする、部品装着機。
  2. 前記リカバリ動作として、前記トレイ載置部に対して前記搬送ベルトの相対高さ位置を高くする際の高さ寸法は、前記トレイの厚さ寸法以下である、請求項1に記載の部品装着機。
  3. 前記トレイ搬送装置は、
    前記複数の搬送ローラのうちの1つであって、前記トレイ載置部に載置された前記トレイに対し、下面から接触可能な位置に配置される被旋回ローラと、
    前記被旋回ローラから離間した位置に設けられ、前記被旋回ローラの回転軸線と平行な回転軸線まわりの回転駆動力を付与する回転モータと、
    前記被旋回ローラと前記回転モータとを連結する旋回連結部と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記リカバリ動作を行う際に、前記回転モータを駆動して前記被旋回ローラを旋回させることにより、前記搬送ベルトのうち前記被旋回ローラに支持される部位の高さ位置を、前記通常動作時よりも高くする、請求項1又は2に記載の部品装着機。
  4. 前記部品装着機は、前記トレイ載置部を昇降させるトレイ昇降装置を備え、
    前記トレイ搬送装置は、
    前記複数の搬送ローラのうちの1つであって、前記回転モータの回転軸線と同軸に配置される旋回軸ローラを備え、
    前記制御装置は、前記トレイ載置部の昇降時に前記被旋回ローラを旋回させて前記旋回軸ローラよりも下方に配置することにより、前記トレイとの干渉を回避可能な位置へ前記被旋回ローラを退避させる、請求項3に記載の部品装着機。
  5. 前記旋回軸ローラは、前記搬送ベルトのうち前記旋回軸ローラに支持される部位の上面が、前記トレイ載置部の上面よりも高くなるように設けられ、
    前記制御装置は、前記通常動作時において、前記搬送ベルトのうち前記被旋回ローラに支持される部位の上面が、前記旋回軸ローラに支持される部位の上面と水平となるように前記被旋回ローラを配置する、請求項4に記載の部品装着機。
  6. 前記制御装置は、前記リカバリ動作を行う際、前記ベルト駆動装置による前記搬送ベルトの搬送速度を前記通常動作時よりも低速にする、請求項1−5の何れか一項に記載の部品装着機。
  7. 前記部品装着機は、
    前記トレイ載置部から前記部品供給位置へ前記トレイが搬送されたことを検知する第一センサを備え、
    前記制御装置は、前記トレイ載置部から前記部品供給位置への搬送を開始してから、所定時間内に前記トレイが前記部品供給位置に搬送されたことが前記第一センサにより検知されなかった場合に、前記リカバリ動作を実行する、請求項1−6の何れか一項に記載の部品装着機。
  8. 前記制御装置は、通常動作において、前記トレイが前記部品供給位置から前記トレイ載置部へ搬送されなかった場合に、前記リカバリ動作として、前記トレイ載置部の上面に対する前記搬送ベルトの上面の相対高さ位置を前記通常動作時よりも高くする、請求項1−7の何れか一項に記載の部品装着機。
  9. 前記部品装着機は、
    前記部品供給位置から前記トレイ載置部へ前記トレイが搬送されたことを検知する第二センサを備え、
    前記制御装置は、前記部品供給位置から前記トレイ載置部への搬送を開始してから、所定時間内に前記トレイが前記トレイ載置部に搬送されたことが前記第二センサにより検知されなかった場合に、前記リカバリ動作を実行する、請求項8に記載の部品装着機。
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